JP5645549B2 - シャフト保持構造およびシャフト保持用軸受 - Google Patents
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Description
(画像形成装置)
図2は第1の参考例を示す画像形成装置の断面図であり、同図に示すように、画像形成装置本体900には原稿載置台906、光源907、読み取り素子(CIS:コンタクトイメージセンサー)908、給紙部909、画像形成部902等が備えられている。給紙部909は、記録紙Sを収納して装置本体900に着脱自在なカセット(収納容器)を有しており、各カセットには給紙ローラ(給紙手段)がそれぞれ配設されている。又、前記画像形成部902には、円筒状の感光ドラム914、現像器915、転写帯電器916、分離帯電器917、クリーナ918、一次帯電器919等がそれぞれ配設されている。そして、画像形成部902の下流側には、搬送ガイド920、定着装置904、排出ローラ905等が配設されている。
本参考例において、模式図を図1(a)、全体斜視図を図1(b)に示すシャフト保持用軸受(以下、軸受という)は、シャフトPの軸方向で第1領域Z1を挟んで両端側に第2領域Z2、第3領域Z3を備える。第2領域Z2には、U字状の溝U2を有する第1軸受部11g1が備わる。また、第3領域Z3には、U字状の溝U3を有する第2軸受部11g2が備わる。そして、第1領域Z1には側方部よりシャフトと軸受が相対的に分離可能となるように第1軸受部および第2軸受部の軸方向に交差する方向に開口の長さがシャフトの直径以上となるU字状の溝部U1を備える。図1(a)では、嵌合時の軸方向に対して垂直方向にU字状の溝部U1が形成されている。
に対して垂直方向(紙面垂直方向)の軸を有するシャフトPOとして、側方よりU字状の溝部U1へ挿入する。そして、軸を紙面内へ90度回転させてU字状の溝U2、U3と嵌合させる。
Δ>2R(1−cosα)/sinαが必要な条件となり、Δ>0とされている。即ち、Δ=0の場合には、傾いた状態での挿入を行うことができない。
図6乃至図8は第2の参考例を示す図面である。シャフトPの軸方向に軸受1を位置決めする部材として円筒状のボス8更にはつまみ7をフランジ側に設けている。ボス8の裏面にはつまみ7を押し下げ可能にする逃げ6が設けられている。位置規制用手段としてのボス8が係合する係合部としては、枠体としての側板に装着される際に係合するスナップフィット穴が設けられている。
図9乃至図12は、本発明の第1の実施形態を示す図面である。軸受1を軸方向に位置決めするためにシャフト20に溝21を備えた本実施形態の構成を示すと共に、図9から順を追って軸受1を装着する手順を示す。取り外しの際は図12より逆に図9に順を追って手順を進めることとなる。
図13乃至図15は軸受1と側板とを固定する第3の参考例を示す。図13において、軸受1には第1のU字溝2と、第2のU字溝3、第3のU字溝4とがの設けられ、第2のU字溝側にはフランジ5が設けられている。第2のU字溝3と、第3のU字溝4とは対向して合わせると円形を構築し、ここにシャフト20が中間バメによって勘合され、回転するようになっている。
シャフトの軸方向から見た軸受1の断面図を示す。図16(a)(b)(c)(d)は、夫々シャフトの軸方向から見た軸受全体図、第1軸受部11g1、第2軸受部11g2、接続部11g5を示す断面図である。図16(b)で、シャフトの斜めからの侵入を許容するように、軸受の中心軸を含む所定平面Mに関し、一方側に第1軸受部11g1、他方側に第1逃げ部11g3が設けられている。また、前記所定平面Mに関し、第2軸受部11g2の反対側には第2逃げ部11g4が設けられている。本変形例では、第1逃げ部11g3は切り欠き部、第2逃げ部11g4は段差部で構成されるが、逃げ部という点で共通となっている。
図17に示す本変形例は、第1変形例と比較して、軸受開口部が全て円周状ではなく一部においてストレート開口部Tを備えている点だけが異なる。図17(a)(b)(c)(d)は、夫々シャフトの軸方向から見た軸受部全体図、第1軸受部11g1、第2軸受部11g2、接続部11g5を示す断面図である。ストレート開口部Tは前述の所定平面Mに対して互いに垂直な二つの平行部となっており、その間隔Hはシャフトの外径と係合する寸法となっている。ストレート開口部Tによって、これに垂直な方向が規制されるため、斜めからの挿入が行ない易くなる。本変形例では、第1軸受部11g1に関し、図17(b)に示すように下側領域における一部円周部と、所定平面Mとの交差位置により、円周方向の支持がなされる。また、第2逃げ部11g4に関し、図17(c)に示すように上側領域における一部円周部と、所定平面Mとの交差位置により、円周方向の支持がなされる。
図18に示す本変形例は、第2の変形例と比較して、所定平面Mに対し軸受部の一部領域Q(図18(b))が逃げ部が存在する方の空間に入り込んでいる点だけが異なる。即ち、図18(b)に示す突出した領域Qを備え、シャフトは突出した領域Qに対し変位可能である。
Claims (6)
- 一対の側板と、
前記一対の側板の各々に設けられた挿入孔に挿入嵌合される一対の軸受と、
前記一対の軸受に回転可能に支持されるシャフトと、を備えたシャフト保持構造であって、前記一対の軸受は、
前記シャフトに対し、円周方向の支持をする第1軸受部と、
前記シャフトに対し、円周方向の支持をし、前記第1軸受部の中心軸を含む面に対して、前記第1軸受部とは反対側に設けられ、前記第1軸受部に近い側の端面が前記第1軸受部における端面から軸方向に離間している第2軸受部と、
前記シャフトと前記第1軸受部および前記第2軸受部を嵌合させて前記シャフトを前記側板に取り付ける際に、前記シャフトの侵入を許容し、前記面に対して前記第1軸受部と反対側の位置にある第1逃げ部と、
前記シャフトと前記第1軸受部および前記第2軸受部を嵌合させて前記シャフトを前記側板に取り付ける際に、前記シャフトの侵入を許容し、前記面に対して前記第2軸受部と反対側の位置にある第2逃げ部と、
前記第1軸受部と前記第2軸受部の間にあって、側方部より前記シャフトと前記軸受を相対的に分離可能とする前記第1軸受部および前記第2軸受部の軸方向に交差する方向に開口を備えた溝部と、をそれぞれ備え、
前記一対の軸受は、軸線方向において、前記挿入孔よりも挿入方向上流側で前記シャフトに設けられた溝部と係合することで前記軸受と前記シャフトの軸線方向の位置決めを行う係合部と、前記挿入孔よりも挿入方向上流側で前記側板に突き当たることで前記軸受の長手方向の位置を規制するフランジ部と、
を有することを特徴とするシャフト保持構造。 - 前記フランジ部は、前記側板に設けられた位置決めリブと係合することで、前記シャフトの軸周りの回転止めを兼ねていることを特徴とする請求項1に記載のシャフト保持構造。
- 前記係合部は、前記シャフトの法線方向に向かって突出し、円弧状のリブであることを特徴とする請求項1または2に記載のシャフト保持構造。
- 側板に設けられた挿入孔に挿入嵌合され、回転可能なシャフトを支持するためのシャフト保持用軸受であって、前記シャフトに対し、円周方向の支持をする第1軸受部と、
前記シャフトに対し、円周方向の支持をし、前記第1軸受部の中心軸を含む面に対して、前記第1軸受部とは反対側に設けられ、前記第1軸受部に近い側の端面が前記第1軸受部における端面から軸方向に離間している第2軸受部と、
前記シャフトと前記第1軸受部および前記第2軸受部を嵌合させて前記シャフトを前記側板に取り付ける際に、前記シャフトの侵入を許容し、前記面に対して前記第1軸受部と反対側の位置にある第1逃げ部と、
前記シャフトと前記第1軸受部および前記第2軸受部を嵌合させて前記シャフトを前記側板に取り付ける際に、前記シャフトの侵入を許容し、前記面に対して前記第2軸受部と反対側の位置にある第2逃げ部と、
前記第1軸受部と前記第2軸受部の間にあって、側方部より前記シャフトと前記軸受を相対的に分離可能とする前記第1軸受部および前記第2軸受部の軸方向に交差する方向に開口を備えた溝部と、
前記軸受は、軸線方向において、前記挿入孔よりも挿入方向上流側で前記シャフトに設けられた溝部と係合することで前記軸受と前記シャフトの軸線方向の位置決めを行う係合部と、前記挿入孔よりも挿入方向上流側で前記側板に突き当たることで前記軸受の軸線方向の位置を規制するフランジ部と、
を有することを特徴とするシャフト保持用軸受。 - 前記フランジ部は、前記側板に設けられた位置決めリブと係合することで、前記シャフトの軸周りの回転止めを兼ねていることを特徴とする請求項4に記載のシャフト保持用軸受。
- 前記係合部は、前記シャフトの法線方向に向かって突出し、円弧状のリブであることを特徴とする請求項4または5に記載のシャフト保持用軸受。
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