JP6611551B2 - 転写装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、像担持部と、像担持部を支持する転写フレームと、像担持部をクリーニングするクリーニング部材と、クリーニング部材を固定するクリーナーフレームとを備えた転写装置、及び、それを備えた画像形成装置に関する。
図9及び図10は、従来の中間転写ベルト方式の転写装置の一例を示しており、図9は、転写装置の正面側の左部分を拡大して示す概略斜視図、図10は、図9に示す転写装置から転写フレームを除いた状態を示す概略斜視図である。
従来の転写装置200は、転写ベルト201と、転写ベルト201をクリーニングするクリーニング部材202と、転写ベルト201を挟んでクリーニング部材202と対向して配置される対向ローラ203と、クリーニング部材202を固定するクリーナーフレーム204と、クリーナーフレーム204を固定する転写フレーム205とを備えている。
従来の転写装置200では、クリーナーフレーム204は転写フレーム205に2箇所で固定されている。
具体的に説明すると、1箇所目は、対向ローラ203の回転軸203aの近傍(図では回転軸203aの上部側)において、ビス206によりクリーナーフレーム204が転写フレーム205に直接ねじ止め固定されている。2箇所目は、対向ローラ203の回転軸203a部分であり、クリーナーフレーム204に形成されたC形状の切欠き部204aが対向ローラ203の回転軸203a回りに設けられた嵌合部203bに横方向から嵌合固定されている。この2箇所目は、いわゆるC嵌合構造となっている。
すなわち、1箇所目の固定は、クリーナーフレーム204を転写フレーム205に安定的に固定するためであり、2箇所目の固定は、クリーニング部材202を転写ベルト201の表面に均等に接触させる位置決めを行うための固定である。
このような構造では、クリーナーフレーム204が転写フレーム205に直接ねじ止め固定されているため、転写フレーム205に捩れ等の変形が生じると、その影響をクリーナーフレーム204も受けるため、クリーニング部材(例えばクリーニングブレード等)202と転写ベルト201表面との位置関係(接触距離)が微妙に変化し、転写ベルト201表面の残留トナーを均等に除去することができなくなるクリーニング不良が発生するといった問題があった。
また、2箇所目の固定のようにC嵌合構造で位置決めすると、C嵌合構造には多少のがたつきがある(すなわち、嵌合方向と逆方向への負荷に弱い)ため、クリーニング部材202の位置が完全に決まらず、クリーニング不良を引き起こす一因となっていた。
そこで、このようなクリーナーフレームを転写フレームに直接固定する構造ではなく、クリーナーフレームを転写フレームとは別の可動フレームに固定する構造の画像形成装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の画像形成装置では、可動フレームに取り付けられたベルトクリーニングユニットのクリーニングブレードを、対向ローラであるステアリング・ドライブロールのステアリング動作による姿勢の変化に合わせてその姿勢を変化させることで、ステアリング・ドライブロール(対向ローラ)とクリーニングブレード(クリーニング部材)との間の相対的位置関係を維持する構成とされている。
特開2001−75449号公報
しかし、特許文献1に記載の画像形成装置の構成では、転写フレームとは別の可動フレームを用意し、かつ、可動フレームを可動自在に動作させる必要があり、転写フレームにクリーナーフレームを固定する構造に比べて部品点数が多く、かつ、構造及び動作も複雑になるといった問題があった。
本発明はかかる問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、転写フレームにクリーナーフレームを固定するという従来構造に簡単な改良を加えることによって、クリーナーフレームを安定的に支持することのできる転写装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の転写装置は、像担持部と、前記像担持部を支持する転写フレームと、前記像担持部をクリーニングするクリーニング部材と、前記クリーニング部材を固定するクリーナーフレームと、を備え、前記クリーナーフレームは、前記転写フレームを貫通した、前記像担持部の回転軸部分に段ビスで固定されて位置決めされ、前記段ビスと前記転写フレームとの間にクリアランスが設けられていることを特徴としている。
また、本発明の転写装置によれば、前記像担持部は、転写ベルトと、前記転写ベルトを回転支持する複数の回転ローラとからなり、前記クリーナーフレームは、前記クリーニング部材と対向して配置される前記回転ローラの回転軸部分に固定されて位置決めされる構成としている。
この構成によれば、クリーナーフレームを転写フレームではなく像担持部の回転軸部分に固定することで、位置決めの交差を最小限にすることができる。
また、本発明の転写装置によれば、前記転写フレーム及び前記クリーナーフレームのそれぞれには、前記回転軸の軸線方向に向かって延設された係止片が対向配置されて係止されるとともに、前記両係止片の間には、互いに接近、離隔自在なクリアランスが設けられた構成としてもよい。
上記クリアランス構造によれば、クリーナーフレームが転写フレームの捩れ等の変形の影響を受けない構造とすることができる。
また、本発明の転写装置によれば、前記回転軸は、前記転写フレームに設けられた貫通孔によって位置決めされる構成としてもよい。
これにより、クリーナーフレームの位置と共に転写フレームの位置も決まるので、両フレームの位置が確実に決まることになる。
また、本発明の転写装置によれば、前記回転軸に、前記転写フレームに対する回転を防止するための係合ピンが設けられた構成としてもよい。
また、本発明の転写装置によれば、前記回転軸が異形断面形状に形成されており、前記貫通孔が同じ異形断面形状に形成された構成としてもよい。
上記構成によれば、係合ピンを設ける、または、異形断面の嵌合構造とすることにより、回転ローラを回転自在に支持する回転軸自体の回転を防止することができる。
また、本発明の転写装置によれば、前記クリーナーフレームは、前記転写フレームより剛性の高い材料によって形成された構成としてもよい。
この構成によれば、転写フレームの捩れ等の変形に影響されないクリーナーフレームを実現することができる。
また、本発明の画像形成装置は、上記各構成の転写装置を備えたことを特徴している。
本発明によれば、クリーナーフレームを転写フレームではなく像担持部の回転軸部分に固定することで、位置決めの交差を最小限にすることができる。また、転写フレームの捩れ等による影響を受けることなく、クリーニング部材と転写ベルトとの位置決めを行うことができる。その結果、クリーニング部材の位置を確実に決めることができるので、クリーニング不良を低減させることができる。
本発明の実施の形態に係る転写装置を備えた画像形成装置を正面側より見た概略断面図である。 実施形態1に係る転写ユニットの正面側の左部分を拡大して示す概略斜視図である。 実施形態1に係る転写ユニットの正面側の左部分を拡大して示す概略平面図である。 図3に示す転写ユニットのA−A線概略断面図である。 図3に示す転写ユニットのB−B線概略断面図である。 転写フレームに設けられた係止片とクリーナーフレームに設けられた係止片との係止状態を部分的に拡大して示す正面図である。 実施形態2に係る転写ユニットの概略断面図である。 実施形態3に係る転写ユニットにおける感光体ドラム(像担持部)周辺の一般的な基本配置を示す概略正面図である。 転写装置の正面側の左部分を拡大して示す概略斜視図である。 図9に示す転写装置から転写フレームを除いた状態を示す概略斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
<画像形成装置全体の説明>
最初に、本発明の実施の形態に係る転写装置を備えた画像形成装置について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る転写装置を備えた画像形成装置を正面側より見た概略断面図である。
この画像形成装置100は、画像形成装置本体110と、この画像形成装置本体110の上に設けられた自動原稿処理装置120とで構成されている。
自動原稿処理装置120は、原稿載置台92、及び、照光ユニット90を備えている。原稿載置台92は、透明ガラスで構成され、画像形成装置本体110の上部に設けられている。また、照光ユニット90は、原稿の読み取を行うための光を照射する。
この自動原稿処理装置120は、原稿載置台92の上に自動で原稿を搬送する機能を備えている。また、この原稿処理装置120は、図1中、紙面手前側から奥側に向かって開閉自在に構成され、原稿載置台92の上を開放することにより、原稿を手動で載置することができる。
画像形成装置本体110は、露光ユニット1、現像器2、感光体ドラム3、クリーナユニット4、帯電器5、転写ユニット(転写装置)6、2次転写ユニット10、定着ユニット7、給紙カセット95、及び、排紙トレイ91等で構成されている。
この画像形成装置100で扱われる画像データは、ブラック(B)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像データである。従って、上記の構成要素の内、現像器2、感光体ドラム3、帯電器5、及び、クリーナユニット4は、これらの各色に応じた4種類の潜像を形成するために、それぞれ4個ずつ用いられており、これらにより、ブラック、シアン、マゼンタ、及び、イエローの4つの画像ステーションが構成されている。
感光体ドラム3は、回転ドラムで構成され、その円周表面に静電潜像が形成される。帯電器5は、感光体ドラム3の表面を所定の電位に均一に帯電させる帯電手段である。
露光ユニット1は、レーザ出射部及び反射ミラー等を備えたレーザスキャニングユニット(LSU)として構成され、帯電された感光体ドラム3を入力された画像データに応じて露光することにより、その表面に、画像データに応じた静電潜像を形成する。
現像器2は、それぞれの感光体ドラム3上に形成された静電潜像を、4色(Y、M、C、K)のトナーにより顕像化する。クリーナユニット4は、現像・画像転写後における感光体ドラム3上の表面に残留したトナーを、除去・回収する。
転写ユニット6は、無端の中間転写ベルト(転写ベルト)61、中間転写ベルト駆動ローラ62、中間転写ベルト従動ローラ63、中間転写ローラ64、及び回転ローラ65で構成されている。これらの内、中間転写ベルト駆動ローラ62、中間転写ベルト従動ローラ63、及び、中間転写ローラ64は、中間転写ベルト61を張架して回転駆動させるのに用いられる。また、各中間転写ローラ64は、感光体ドラム3のトナー像を、中間転写ベルト61上に転写するための転写バイアスを与えるものである。
中間転写ベルト61は、各感光体ドラム3に接触するように設けられており、搬送方向Dに搬送されて、感光体ドラム3に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト61に順次的に重ねて転写することによって、中間転写ベルト61上にカラーのトナー像(多色トナー像)を形成する。感光体ドラム3から中間転写ベルト61へのトナー像の転写は、中間転写ベルト61の裏側に接触している中間転写ローラ64によって行われる。
各感光体ドラム3上で各色相に応じて顕像化されて形成されたトナー像は、中間転写ベルト61で積層される。積層されたトナー像は、中間転写ベルト61の回転によって、2次転写ユニット10へ搬送されて、記録用紙上に転写される。
2次転写ユニット10は、転写ローラ10aを備えており、この転写ローラ10aによって、中間転写ベルト61上に形成されたトナー像が記録用紙上に転写される。
中間転写ベルト61上に残存したトナーは、ベルトクリーニングユニット8によって除去・回収される。
ベルトクリーニングユニット8は、中間転写ベルト61に接触して中間転写ベルト61をクリーニングするクリーニング部材を備えている。
クリーニング部材としては、例えば、クリーニングブレードが用いられる。クリーニングブレードは、中間転写ベルト61に接触して、中間転写ベルト61をクリーニングする。また、このクリーニングブレードが接触する中間転写ベルト61の部分の裏側は、回転ローラ65により支持されている。
定着ユニット7は、定着ローラ71、及び、加圧ローラ72を備えている。定着ユニット7は、記録用紙上に形成された未定着トナー像を、加熱溶融して固着させることで、記録用紙上に定着させる。
給紙カセット95は、画像形成に使用する記録用紙を蓄積しておくためのトレイであり、画像形成装置本体110の露光ユニット1の下側に設けられている。また、画像形成装置本体110の上方に設けられている排紙トレイ91は、印刷済みの記録用紙をフェイスダウンで集積するためのトレイである。
また、画像形成装置本体110には、給紙カセット95から給紙された記録用紙を、転写ローラ10aや定着ユニット7を経由して排紙トレイ91に搬送するための、略垂直形状の用紙搬送路Sが設けられている。
また、給紙カセット95から排紙トレイ91までの用紙搬送路Sの近傍には、ピックアップローラ11a、複数の搬送ローラ12a〜12d、レジストローラ13、転写ローラ10a、及び、定着ユニット7等が備えられている。
<実施形態1に係る転写ユニット(転写装置)の説明>
次に、実施形態1に係る転写ユニット(転写装置)6について、図面を参照しつつ説明する。
図2乃至図5は、実施形態1に係る転写ユニットを示しており、図2は、転写ユニットの正面側の左部分を拡大して示す概略斜視図、図3は、同平面図、図4は、図3に示す転写ユニットのA−A線概略断面図、図5は、図3に示す転写ユニットのB−B線概略断面図である。
転写ユニット6は、上述したように、主に、中間転写ベルト61、中間転写ベルト駆動ローラ62、中間転写ベルト従動ローラ63、中間転写ローラ64、及び、回転ローラ65を備えている。
これらの内、中間転写ベルト駆動ローラ62、中間転写ベルト従動ローラ63、中間転写ローラ64、及び、回転ローラ65は、正面側から見て前後一対の転写フレーム31,31によって前後両側から挟持するように支持されており、両転写フレーム31,31は、正面から見て左右方向の両端部で支持フレーム35,35(ただし、図2及び図3では左側のみ図示している。)によって枠体状に支持されている。
各中間転写ローラ64は、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローに対応した4つの感光体ドラム3と中間転写ベルト61を介して対峙するように、左右方向に所定の間隔を存して転写フレーム31,31に支持されている。
また、中間転写ベルト61の上部には、ベルトクリーニングユニット8が配置されている。このベルトクリーニングユニット8は、主に図4に示すように、中間転写ベルト61に接触して中間転写ベルト61をクリーニングするクリーニング部材(この例ではクリーニングブレード)81と、クリーニングブレード81によって中間転写ベルト61の表面から除去された残留トナーや紙粉等を装置奥側(図4では紙面奥側)に向かって搬送するために、螺旋状に形成された羽根を備えた搬送スクリュー82を収納したクリーニング本体部83とを備えており、クリーニング本体部83は、前後一対のクリーナーフレーム84,84によって前後両側から挟持するように支持(若しくは一体形成)されている。
また、一対のクリーナーフレーム84,84の搬送方向Dの上流側には、中間転写ベルト61に上方から軽く接触して、中間転写ベルト61をクリーニングブレード81と回転ローラ65との間に安定的に搬送するための補助ローラ85が支持されている。
また、クリーナーフレーム84は、その下部側が回転ローラ65の回転軸65aまで到達するように延設されている。なお、図2及び図3中の符号86は、手前側のクリーナーフレーム84に支持固定された、搬送スクリュー82を回転駆動するための駆動モータである。
上記構成において、実施形態1に係る転写ユニット6は、一対のクリーナーフレーム84,84が、中間転写ベルト61を介して対向配置されている回転ローラ65の回転軸65a部分に固定されて位置決めされる構成となっている。
すなわち、図5に示すように、クリーナーフレーム84,84は、転写フレーム31,31を外側から挟み込むように配置(ただし、図5では左側部分のみ図示している。)され、転写フレーム31に形成された貫通孔31aを貫通した回転ローラ65の回転軸65aの軸端面65bに、段ビス41を用いてねじ固定される構造としている。
ここで、転写フレーム31に形成された貫通孔31aは、回転ローラ65の回転軸65aがほぼ合致する形状(ただし、図5では、若干の隙間を設けて図示している。)に形成されている。すなわち、回転ローラ65の回転軸65aは、転写フレーム31に設けられた貫通孔31aによって位置決めされる構成としている。これにより、転写フレーム31と回転ローラ65の回転軸65aとの位置(すなわち、中間転写ローラ64によって支持される中間転写ベルト61の位置)が確実に決まることになる。
また、貫通孔31aに貫通された回転軸65aの軸端面65bは、転写フレーム31の外側面とほぼ面一となるように形成されており、転写フレーム31から外側には突出しない構造としている。ただし、図5では、回転軸65aの軸端面65bは、転写フレーム31の外側面から若干奥に入った状態として図示している。
一方、段ビス41は、先端の雄ねじ部41aと、後端の頭部41cと、雄ねじ部41aと頭部41cとの間の胴軸部41bとで構成されており、胴軸部41bは、雄ねじ部41aより1段径が大きくなっている。また、クリーナーフレーム84には、この胴軸部41bが貫通する形状の貫通孔84aが形成されている。
従って、段ビス41の胴軸部41bを、クリーナーフレーム84の外側からクリーナーフレーム84の貫通孔84aに嵌合し、転写フレーム31の貫通孔31aに貫通している回転ローラ65の回転軸65aの軸端面65bに形成された雌ねじ部65cに、段ビス41の雄ねじ部41aをねじ込むことにより、クリーナーフレーム84が回転ローラ65の回転軸65aに直接固定されている。
この場合、クリーナーフレーム84の貫通孔84aは、段ビス41の胴軸部41bがほぼ合致する形状(ただし、図5では、若干の隙間を設けて図示している。)に形成されている。すなわち、クリーナーフレーム84は、段ビス41の胴軸部41bによって位置決めされる構成としている。これにより、クリーナーフレーム84と回転ローラ65の回転軸65aとの位置(すなわち、中間転写ローラ64によって支持される中間転写ベルト61とクリーナーフレーム84によって支持されているクリーニングブレード81との位置)が確実に決まることになる。
すなわち、転写フレーム31の位置と共にクリーナーフレーム84の位置も決まるので、両フレーム31,84の位置が確実に決まることになる。
また、この構成によれば、クリーナーフレーム84を転写フレーム31ではなく回転ローラ65の回転軸65aに直接固定することで、位置決めの交差を最小限にすることができる。また、転写フレームの捩れ等による影響を受けることなく、クリーニングブレード81と中間転写ベルト61との位置決めを行うことができる。その結果、クリーニングブレード81の位置を確実に決めることができるので、クリーニング不良を低減させることができる。
また、回転ローラ65は、回転軸65aに対して円筒状のローラ本体が回転自在に支持された従動ローラであるが、ローラ本体の回転に伴って回転軸65aが回転する可能性がある。そのため、実施形態1では、回転軸65aに、転写フレーム31に対する回転を防止するための平行ピン(係合ピン)65dが設けられている。この平行ピン65dは、回転軸65aの軸芯を通って該軸芯に直交する方向に貫通して設けられており、回転軸65aから突出した部分が、転写フレーム31の貫通孔31aの内周面に放射状に形成された係止溝31bに挿入係止されている。これにより、転写フレーム31に対して回転軸65aの回転が阻止される。
また、実施形態1では、段ビス41の胴軸部14bの端面と転写フレーム31の外側面との間にはクリアランスP1が設けられている。このように、段ビス41と転写フレーム31の対向面間にクリアランスP1を設けることで、例えば転写フレーム31の捩れ等によって貫通孔31aの周辺部が変形したとしても、この変形をクリアランスP1部分で吸収できるので、段ビス41、ひいてはこの段ビス41にて支持されているクリーナーフレーム84が転写フレーム31の変形等の影響を受けることはない。
さらに、実施形態1では、クリーナーフレーム84を転写フレーム31ではなく回転ローラ65の回転軸65aに直接固定しているので、クリーナーフレーム84が回転軸65aに連動して多少揺動する可能性がある。そのため、実施形態1では、回転軸65aとの固定とは別に、回転軸65aの近傍に第2の固定部(正確には揺動自在な係止部)を設けている。
すなわち、図2及び図3に示すように、転写フレーム31には、クリーナーフレーム84の近傍に形成された支柱部32から、回転軸65aの軸線方向に向かって延設された係止片33が設けられる一方、クリーナーフレーム84には、外側面から回転軸65aの軸線方向に沿って延設された係止片87が設けられており、両係止片33,87は上下に対向配置されて係止されている。具体的には、両係止片33,87に貫通孔を形成し、この貫通孔に例えばボルト42を挿通し、ナット43により係止することで、両係止片33,87を係止する。この場合、図6に示すように、両係止片33,87の間には、互いに接近、離隔自在なクリアランスP2が設けられている。このように、転写フレーム31の係止片33とクリーナーフレーム84の係止片87との間にクリアランスP1を設けることで、段ビス41と転写フレーム31の対向面間に設けられたクリアランスP1とも相まって、クリーナーフレーム84が転写フレーム31の捩れ等の変形の影響を受けない構造とすることができる。
また、実施形態1では、クリーナーフレーム84は、転写フレーム31より剛性の高い材料によって形成する。具体的には、転写フレーム31を例えばガラス無しのポリカーボネート樹脂で形成した場合には、クリーナーフレーム84を例えばガラス入りのポリカーボネート樹脂で形成する。ただし、このような材料選択はあくまで一例であり、同じ材料でも、クリーナーフレーム84の厚みを転写フレーム31の厚みより厚くすることによって高い剛性を持たせるようにしてもよい。
これにより、転写フレーム31の捩れ等の変形に影響されにくいクリーナーフレーム84を実現することができる。
なお、実施形態1では、転写フレーム31に対する回転軸65aの回転を防止するために、回転軸65aに平行ピン65dを設けているが、回転を防止する機構としては、このような平行ピンに限定されるものではない。例えば、回転軸65aをDカット等の異形断面形状に形成し、転写フレーム31の貫通孔31aも同じ異形断面形状に形成することで、回転を防止するようにしてもよい。なお、異形断面形状としては、Dカット等に限定されるものではなく、相互の回転を防止できる形状であればどのような形状であってもよい。
<実施形態2に係る転写ユニット(転写装置)の説明>
次に、実施形態2に係る転写ユニット(転写装置)6について、図面を参照しつつ説明する。
図7は、実施形態2に係る転写ユニットの概略断面図である。なお、図7は、図3に示す転写ユニットのB−B線断面に対応している。
上記実施形態1では、クリーナーフレーム84を回転ローラ65の回転軸65aの軸端面65bに固定するのに段ビス41を用いているが、実施形態2では、単なるビス45を用いてねじ固定する構造としている。
そのため、実施形態2では、回転軸65aは、転写フレーム31の貫通孔31aとクリーナーフレーム84の貫通孔84aの両方を貫通し、回転軸65aの軸端面65bが、クリーナーフレーム84の外側面とほぼ面一となるように形成されている。この場合、クリーナーフレーム84に形成された貫通孔84aの径は、転写フレーム31に形成された貫通孔31aの径と同じ径とする。すなわち、両貫通孔31a,84aは、回転ローラ65の回転軸65aがほぼ合致する形状(ただし、図7では、若干の隙間を設けて図示している。)に形成されている。これにより、回転ローラ65の回転軸65aは、転写フレーム31に設けられた貫通孔31aによって位置決めされ、クリーナーフレーム84は、回転軸65aによって位置決めされる。
この後、転写フレーム31の貫通孔31a及びクリーナーフレーム84の貫通孔84aに貫通している回転ローラ65の回転軸65aの軸端面65bに形成された雌ねじ部65cに、ビス45の雄ねじ部45aをねじ込むことにより、クリーナーフレーム84が回転ローラ65の回転軸65aに直接固定されている。
この場合、クリーナーフレーム84と転写フレーム31との間にクリアランスP1を設けることで、例えば転写フレーム31の捩れ等によって貫通孔31aの周辺部が変形したとしても、この変形をクリアランスP1部分で吸収できるので、クリーナーフレーム84が転写フレーム31の変形等の影響を受けることはない。
なお、中間転写ベルト61を用いた転写ユニット6は、使用時間が長くなるにつれて、中間転写ベルト61が汚れる等の経年変化が生じる。そのため、寿命が到来した転写ユニット6が交換可能なように、転写ユニット6は、各感光体ドラム3を含む他の画像形成部に対して、着脱自在に構成されている。
<実施形態3に係る転写ユニット(転写装置)の説明>
次に、実施形態3に係る転写ユニット(転写装置)6について説明する。
上記実施形態1,2では、本発明の転写装置をベルト方式の転写装置に適用しているが、実施形態3では、感光体ドラムの単体機に本発明の転写装置を適用した場合を例示している。
図8は、単体機の画像形成装置における感光体ドラム(像担持部)周辺の一般的な基本配置構成を示す概略正面図である。
感光体ドラム51は、軸線回りを矢印方向に回転駆動自在に設けられたローラ状部材であり、表面に静電潜像及びトナー像が形成される感光膜を有する。帯電器52は、感光体ドラム51の外周面に対向して設けられたメインチャージャである。現像器54は、感光体ドラム51の外周面にトナーTを供給し、静電潜像をトナー像として顕像化する。転写器55は、感光体ドラム51及び転写器55の間を通る記録用紙Mの裏面から転写バイアスを与え、トナー像を記録用紙M上に転写する。クリーニング部57は、クリーニングブレード57aによって、感光体ドラム51の外周面に残留するトナーT、紙粉などを感光体ドラム51の外周面から掻きとって取り除く。除電器58は、クリーニング部57によるクリーニング処理後において感光体ドラム51の外周面上に光を照射し、残留する電荷を光学的に除電する。図中の符号Lは、図示しない露光器から照射される画像データに応じた信号光である。
このような構成において、感光体ドラム51、帯電器52、現像器54、及び、除電器58は、正面側から見て前後一対の転写フレーム(図中、奥側の転写フレームを透視的に示す。)31によって前後両側から挟持するように支持されており、クリーニング部57は、前後一対のクリーナーフレーム(図中、奥側のクリーナーフレームを透視的に示す。)84によって前後両側から挟持するように支持されている。
そして、実施形態3では、一対のクリーナーフレーム84,84が、対向配置されている感光体ドラム51の回転軸51a部分に、転写フレーム31を介して、段ビス41または通常のビス45によって固定されて位置決めされている。その固定構造は、上記実施形態1で説明した図5に示す構造、及び、上記実施形態2で説明した図7に示す構造と同じであり、図5及び図7に示す回転ローラ65の回転軸65aが、実施形態3では感光体ドラム51の回転軸51aに該当する。その他の構成は、上記実施形態1,2と同様であるので、ここでは説明を省略する。
従って、実施形態3においても、上記実施形態1,2と同様の作用効果を奏する。
本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他のいろいろな形で実施することができる。そのため、上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲に示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
1 露光ユニット
2 現像器
3 感光体ドラム(像担持部)
4 クリーナユニット
5 帯電器
6 転写ユニット(転写装置)、
7 定着ユニット
8 ベルトクリーニングユニット
10 2次転写ユニット
31 転写フレーム
31a 貫通孔
41 段ビス
41a 雄ねじ部
41b 胴軸部
41c 頭部
61 中間転写ベルト(転写ベルト)
62 中間転写ベルト駆動ローラ
63 中間転写ベルト従動ローラ
64 中間転写ローラ
65 回転ローラ
65a 回転軸
65b 軸端面
65c 雌ねじ部
65d 平行ピン
81 クリーニングブレード(クリーニング部材)
84 クリーナーフレーム
84a 貫通孔
91 排紙トレイ
95 給紙カセット
100 画像形成装置

Claims (8)

  1. 像担持部と、前記像担持部を支持する転写フレームと、前記像担持部をクリーニングするクリーニング部材と、前記クリーニング部材を固定するクリーナーフレームと、を備え、
    前記クリーナーフレームは、前記転写フレームを貫通した、前記像担持部の回転軸部分に段ビスで固定されて位置決めされ、前記段ビスと前記転写フレームとの間にクリアランスが設けられていることを特徴とする転写装置。
  2. 請求項1に記載の転写装置であって、
    前記像担持部は、転写ベルトと、前記転写ベルトを回転支持する複数の回転ローラとからなり、
    前記クリーナーフレームは、前記クリーニング部材と対向して配置される前記回転ローラの回転軸部分に固定されて位置決めされていることを特徴とする転写装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の転写装置であって、
    前記転写フレーム及び前記クリーナーフレームのそれぞれには、前記回転軸の軸線方向に向かって延設された係止片が対向配置されて係止されるとともに、前記両係止片の間には、互いに接近、離隔自在なクリアランスが設けられていることを特徴とする転写装置。
  4. 請求項から請求項までのいずれか一つに記載の転写装置であって、
    前記回転軸は、前記転写フレームに設けられた貫通孔によって位置決めされることを特徴とする転写装置。
  5. 請求項に記載の転写装置であって、
    前記回転軸に、前記転写フレームに対する回転を防止するための係合ピンが設けられていることを特徴とする転写装置。
  6. 請求項に記載の転写装置であって、
    前記回転軸が異形断面形状に形成されており、前記貫通孔が同じ異形断面形状に形成されていることを特徴とする転写装置。
  7. 請求項1から請求項までのいずれか一つに記載の転写装置であって、
    前記クリーナーフレームは、前記転写フレームより剛性の高い材料によって形成されていることを特徴とする転写装置。
  8. 請求項1から請求項までのいずれか一つに記載の転写装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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