JP5328701B2 - 給紙ユニットおよびそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、用紙を所定の方向に給送する給紙ユニット、およびそれを備えた画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置は、用紙を貯留する用紙貯留部と、用紙上にトナー像を形成する画像形成部と、用紙貯留部から画像形成部に用紙を給送する給紙ユニットとを含む。
給紙ユニットとして、特許文献1のものが知られている。特許文献1の給紙ユニットは、用紙貯留部から用紙を取り出すピックアップローラと、取り出された用紙を画像形成部に給送する給紙ローラと、給紙ローラに接触した状態で対向配置され、用紙の重送を防止するリタードローラと、給紙ローラを回転駆動するための電動モータと、上記のローラ群を回転可能に支持すると共に、電動モータを保持するハウジングとを含む。
ハウジングには、複数の係止ピンが形成されており、一方、画像形成装置の装置本体に形成された収容凹部には、係止ピンと係合可能な係止孔が形成されている。給紙ユニットは、ハウジングが収容凹部に挿入され、係止ピンが係止孔に係止されることにより、装置本体に対して電動モータの入力軸および入力軸に連結される給紙ローラの駆動軸の軸方向に着脱可能に装着される。
特開2005−126213号公報
しかしながら、特許文献1の給紙ユニットは、電動モータを有しているため、重量が大きくなり、かつ大型化する。一方、給紙ユニットの小型化のために、装置本体に配置されている他の電動モータから給紙ローラに駆動力を伝達させる構成を採用すると、給紙ユニットのハウジングを装置本体に対して位置決めする際に問題が生じる場合がある。
具体的には、そのような構成を採用した場合、位置決め時に装置本体側の電動モータの入力軸と給紙ローラの駆動軸とをギヤやカップリング等を介して連結させる必要がある。電動モータの入力軸と給紙ローラの駆動軸とを正確に連結するためには、ハウジングの係止ピンと駆動連結部の高精度化や、位置決めのための高い熟練度が求められる。そのため、精度が低かったり熟練度が低かったりすると、位置決めに時間がかかり過ぎたり、位置決めを適正に行うことができなかったりする。特に、位置決めが適正に行われなかった場合、電動モータの入力軸と給紙ローラの駆動軸とが正確に連結されず、駆動力の伝達不良、ひいては給紙ローラによる給紙不良が発生する。
そこで、本発明は、上記事情に鑑み、高い熟練度を必要とせず、位置決めが容易であり、かつ給紙不良を抑制することができる給紙ユニット、およびそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る給紙ユニットは、ローラ軸を有し、前記ローラ軸を中心として回転しつつ、用紙を所定の方向に給送する給紙ローラと、前記ローラ軸を回転可能に支持すると共に、所定のフレームに取り付けられるハウジングと、前記ローラ軸の周囲に、前記ローラ軸と軸心が一致する形状で前記ハウジングに設けられ、前記ハウジングを前記所定のフレームに対して位置決めする位置決め部材とを含み、前記位置決め部材は、前記ローラ軸の軸心と略一致する軸心を有する筒体から構成されている。
本発明に係る給紙ユニットによれば、ハウジングを所定のフレームに対して位置決めする位置決め部材は、給紙ローラのローラ軸と軸心が一致する形状を有しているので、ハウジングを所定のフレームに対して位置決めしたとき、ハウジングの位置が決まると共に、同時にローラ軸の位置も自ずと決まる。そのため、ローラ軸の位置ずれを抑制することができる。これにより、給紙ローラは、用紙を適正に給送することができる。また、高い熟練度を必要とせずに位置決めを行うことができる。
また、前記位置決め部材は、前記ローラ軸の軸心と略一致する軸心を有する筒体から構成されている。
この構成によれば、給紙ローラのローラ軸の軸心と略一致する軸心を有する筒体で位置決め部材を構成しているので、簡単な構造で給紙ユニットの所定のフレームに対する位置決めを行うことができる。
本発明の他の好ましい実施形態では、前記筒体は、前記ローラ軸の一端部を受け入れた状態で前記ハウジングに設けられていると共に、前記一端部よりも前記ハウジングの取付け方向に突出している。
この構成によれば、ローラ軸の一端部は筒体によって囲まれているので、給紙ユニットを所定のフレームに対して位置決めするときにローラ軸の一端部が所定のフレーム等と接触することが防止される。これにより、給紙ローラのハウジングに対する位置ずれを防止することができると共に、ローラ軸の損傷を回避できる。
本発明に係る画像形成装置は、装置本体と、前記装置本体内に配置され、トナー像を用紙上に形成する画像形成部と、前記装置本体内に配置され、前記用紙を貯留する用紙貯留部と、前記装置本体内に配置され、前記用紙を前記用紙貯留部から前記画像形成部に給送する給紙ユニットとを含み、前記給紙ユニットとして、上記構成の給紙ユニットが用いれており、前記装置本体は、ユーザが該装置本体の前に位置したときにユーザ側に向く第1フレームと、前記第1フレームと対向配置された第2フレームとを有しており、前記第1フレームは、前記給紙ユニットのハウジングが通過可能な開口を有しており、前記第2フレームは、前記給紙ユニットの位置決め部材と係合する位置決め係合孔を有し、前記給紙ユニットは、前記第1フレームの前記開口を介して前記装置本体に着脱可能に構成されている。
本発明に係る画像形成装置によれば、給紙ユニットを装置本体に装着するときや装置本体から取り外すとき、ユーザは、ユーザ側に向く第1フレームに形成された開口を通して給紙ユニットの着脱を行うことができるので、ユーザにとって使い勝手がよい。また、給紙ユニットを装置本体に装着するとき、給紙ユニットを装置本体内に第1フレームの開口を通して挿入した後、第2フレームに形成された位置決め係合孔に給紙ユニットの位置決め部材を係合させるだけで、給紙ユニットを装置本体に対して容易に位置決めできる。
本発明に係る給紙ユニットおよびそれを備えた画像形成装置によれば、位置決め精度を確保しつつ位置決めが容易であり、かつ給紙不良を抑制することができる。
本実施形態に係る画像形成装置の内部構造を概略的に示す。 画像形成装置に採用されている給紙ユニットの斜視図である。 図2のIII−III線に沿って切断した断面図である。 給紙ユニットが画像形成装置の装置本体に取り付けられた状態を示す斜視図である。 給紙ユニットの装置本体への取付け手順を示す図である。 給紙ユニットの装置本体への取付け手順を示す図である。 給紙ユニットの装置本体への取付け手順を示す図である。 給紙ユニットの装置本体に対する従来の位置決めを示す模式図である。 給紙ユニットの装置本体に対する本実施形態の位置決めを示す模式図である。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置の内部構造を概略的に示す。画像形成装置10は、例えばカラープリンタであり、箱形を呈する装置本体11を有する。装置本体11は、内部に、コンピュータ等の外部機器から伝送された画像情報に基づき画像を形成する画像形成部12と、この画像形成部12によって形成され、用紙Pに転写された画像に定着処理を施す定着部13と、転写用の用紙Pを貯留する用紙貯留部14とを含む。装置本体11の上部には、定着処理後の用紙Pが排出される用紙排出部15が設けられている。
画像形成部12は、用紙貯留部14から給紙された用紙Pにトナー画像を形成するものであって、本実施形態では、上流側(図1の紙面の右方)から下流側へ向けて順次配設された、マゼンタ色のトナー(現像剤)を用いるマゼンタ用ユニット12Mと、シアン色のトナーを用いるシアン用ユニット12Cと、イエロー色のトナーを用いるイエロー用ユニット12Yと、ブラック色のトナーを用いるブラック用ユニット12Kとを含む。
各ユニット12M,12C,12Y,12Kは、感光体ドラム121および現像装置122を含む。感光体ドラム121は、周面に静電潜像およびこの静電潜像に沿ったトナー像(可視像)を形成するものであって、図1において反時計方向に回転しつつ対応する現像装置122からトナーの供給を受ける。各現像装置122は、装置本体11内に配設された図略のトナーカートリッジからトナーの補給を受ける。
各感光体ドラム121の直下位置には、帯電装置123が設けられていると共に、各帯電装置123の下方位置には露光装置124が設けられている。各感光体ドラム121は、帯電装置123によって周面が一様に帯電され、コンピュータ等から入力された画像データに基づく各色に対応したレーザー光が露光装置124から帯電後の感光体ドラム121の周面に照射される。これにより、各感光体ドラム121の周面に静電潜像が形成される。そして、静電潜像に現像装置122からトナーが供給されると、感光体ドラム121の周面にトナー像が形成される。
感光体ドラム121の上方には、駆動ローラ125aと従動ローラ125bとの間に張設された転写ベルト125が配設されている。転写ベルト125は、各感光体ドラム121に対応して設けられた転写ローラ126によってベルト表面が感光体ドラム121の周面に押し付けられた状態で、各感光体ドラム121と同期しながら駆動ローラ125aと従動ローラ125bとの間を周回する。
転写ベルト125の周回と共に、転写ベルト125の表面に対して、まず、マゼンタ用ユニット12Mの感光体ドラム121によるマゼンタのトナー像の転写が行なわれる。ついで、転写ベルト125におけるマゼンタトナー像の転写位置に、シアン用ユニット12Cの感光体ドラム121によるシアンのトナー像の転写が重ね塗り状態で行なわれる。以下同様にして、イエロー用ユニット12Yによるイエローのトナー像の転写、およびブラック用ユニット12Kによるブラックのトナー像の転写が重ね塗り状態で行なわれる。これによって転写ベルト125の表面にカラーのトナー像が形成される。この転写ベルト125の表面に形成されたカラートナー像は、用紙貯留部14から搬送されてきた用紙Pに転写される。
各感光体ドラム121の図1における左方位置には、感光体ドラム121の周面上の残留トナーを除去して清浄化するドラムクリーニング装置127が設けられている。ドラムクリーニング装置127によって清浄化処理された感光体ドラム121の周面は、新たな帯電処理のために帯電装置123へ向かう。
画像形成部12の図1における左方位置には、上下方向に延びる用紙搬送路111が形成されている。用紙搬送路111には、適所に搬送ローラ対112が設けられており、用紙貯留部14からの用紙Pは、搬送ローラ対112の駆動で転写ベルト125へ向けて搬送される。用紙搬送路111には、駆動ローラ125aと対向した位置に転写ベルト125の表面と当接した第2転写ローラ113が設けられている。用紙搬送路111を搬送されつつある用紙Pは、転写ベルト125と第2転写ローラ113とに押圧挟持され、これによって転写ベルト125上のトナー像が当該用紙Pに転写される。
定着部13は、画像形成部12で転写された用紙P上のトナー像に対して定着処理を施す。定着部13は、内部に加熱源である通電発熱体を有する加熱ローラ131と、加熱ローラ131と対向配置された定着ローラ132と、定着ローラ132および加熱ローラ131間に張設された定着ベルト133と、定着ベルト133を介して定着ローラ40と対向配置された加圧ローラ134とを含む。定着部13へ供給された用紙Pは、加圧ローラ134と高温の定着ベルト133との間を通過しながら定着ベルト133からの熱を得て定着処理が施される。
定着処理の完了したカラー印刷済みの用紙Pは、定着部13の上部から延設された排紙搬送路114を通って用紙排出部15の排紙トレイ151へ向けて排出される。
用紙貯留部14は、装置本体11の図1における右側壁に開閉自在に設けられた手差しトレイ141と、装置本体11内における露光装置124より下方位置に挿脱可能に装着された用紙トレイ142とを含む。用紙トレイ142には複数枚の用紙Pが積層されてなる用紙束P1が貯留される。
手差しトレイ141は、用紙Pを1枚ずつ手差し操作で画像形成部12へ給紙するためのものであり、普段は装置本体11の右側壁に収納されているが、手差しで給紙するときのみ、図1に示すように、右側壁から引き出されて手差し給紙に供される。
用紙貯留部14の用紙トレイ142の上方位置には、給紙ユニット20が配設されている。給紙ユニット20は、用紙トレイ142内の用紙Pを用紙搬送路111へ給送するものである。
以下、給紙ユニット20の詳細な構成について、図1に加え、図2を参照しながら説明する。図2は給紙ユニットの斜視図である。給紙ユニット20は、ピックアップローラ21(図1)と、給紙ローラ22と、リタードローラ23(図1)と、それらのローラ21,22,23を収容するハウジング24とを含む。
ピックアップローラ21は、用紙トレイ142に貯留された用紙束P1から用紙Pを一枚ずつピックアップして用紙搬送路111に向けて繰り出すローラである。また、ピックアップローラ21の軸心は、用紙Pが用紙搬送路111に向けて搬送される搬送方向と略直交する方向に延びている。
給紙ローラ22は、用紙Pの搬送方向から見てピックアップローラ21よりも下流側に位置すると共に、その軸心がピックアップローラ21に平行に延びるローラである。
リタードローラ23は、給紙ローラ22の直下位置において給紙ローラ22に接触した状態で対向配置されると共に、その軸心が給紙ローラ22およびピックアップローラ21に平行に延びるローラである。リタードローラ23は、給紙ローラ22の回転に伴って従動回転する。
給紙ローラ22とリタードローラ23との間には、給紙ニップ部NP(図3)が形成されており、ピックアップローラ21によって用紙トレイ142から繰り出された用紙Pは、給紙ニップ部NPにおいて給紙ローラ22とリタードローラ23との間に挟まれつつ、給紙ローラ22の回転によって用紙搬送路111へ搬送される。
また、リタードローラ23は、用紙Pの重送を防止するためのローラであって、給紙ニップ部NPにおいて用紙Pを給紙ローラ22との間で挟んだ状態で用紙Pに対して適度の摩擦力を付与するように構成されている。
具体的には、リタードローラ23の表面は、例えば、ゴムや柔軟な弾性樹脂材料等のエラストマーから形成されている。そのような材料選択により、リタードローラ23と用紙Pとの間に作用する摩擦力を、給紙ローラ22と用紙Pとの間に作用する摩擦力よりも小さくしている。そして、用紙Pと給紙ローラ22との間の摩擦係数をμ1とし、用紙Pとリタードローラ23との間の摩擦係数をμ2とし、重送された用紙P間の摩擦係数をμ3とすると、
μ1>μ2>μ3
の関係となるように設定されている。このように設定することにより、給紙ニップ部NPに用紙Pが重送されてきた場合、摩擦係数の差に従って給紙ローラ22に接触している用紙Pが、給紙ローラ22の回転によってリタードローラ23側の用紙Pから分離される。このようにして、シートの重送防止が図られている。
ハウジング24は、ピックアップローラ21、給紙ローラ22およびリタードローラ23の各回転軸を回転可能に支持するものである。ハウジング24は、ピックアップローラ21、給紙ローラ22およびリタードローラ23の軸方向に延びるハウジング本体部25と、ハウジング本体部25の長手方向において互いに対向する第1側壁26および第2側壁27とを含む。
給紙ローラ22は、図3に示すように、ローラ本体28と、ローラ本体28の周面に取り付けられたローラゴム29と、ローラ本体28の一方の端面から給紙ローラ22の軸方向に延びる支持軸30と、ローラ本体28の他方の端面から給紙ローラ22の軸方向に延びる駆動軸31(ローラ軸)とを有する。
ローラ本体28は、リタードローラ23およびピックアップローラ21に平行に延びている。ローラゴム29は、リタードローラ23と接触した状態でリタードローラ23に対向配置されてリタードローラ23との間で上述した給紙ニップ部NPを形成している。支持軸30は、ハウジング本体部25における適所に配設された軸受け等によって回転可能に支持されている。
駆動軸31は、ハウジング24の第2側壁27に向かって延びる軸部であって、第2側壁27を越えてハウジング24の外部に位置する軸端部32を有する。軸端部32は、図略の駆動源、例えばモータの入力軸と連結されるようにDカット加工されている。
第2側壁27には、ハウジング24を画像形成装置10の装置本体11に位置決めするための位置決め部材33が設けられている。本実施形態では、位置決め部材33は、第2側壁27の外壁面に一体に形成されて該外壁面からハウジング24の長手方向に突出する筒体から構成されている。
筒体33は、第2側壁27を越えてハウジング24の外部に位置する、駆動軸31の軸端部32を囲む形状を有している。そのため、駆動軸31の軸端部32は、筒体33内に受け入れられた状態となっている。そして、筒体33の形状は、筒体33の軸心と駆動軸31の軸心とが一致するように設定されている。これにより、筒体33と駆動軸31とが同軸に設定されている。図2では、位置決め部材33は、筒状に成形する代わりに、断面が略正方形の管体状に成形してもよい。その場合、管体の中心軸と駆動軸31の軸心とを一致させる。
また、筒体33は、図3に示すように、駆動軸31の軸端部32よりもハウジング24の長手方向に突出している。ここで、ハウジング24の長手方向とは、給紙ユニット20が装置本体11に取り付けられる取付け方向と一致している。言い換えれば、給紙ローラ22の駆動軸31および筒体33はハウジング24の取付け方向に延びている。さらに、筒体33の先端部は、ハウジング24の取付け方向に傾斜するテーパ面とされている。
ハウジング24の第2側壁27には、筒体33に加え、第1位置決め突起34が一体に形成されている。第1位置決め突起34は、ハウジング24の長手方向と略直交する方向において筒体33と所定の距離だけ離間した位置に形成されている。
また、ハウジング24の第1側壁26には、図2に示すように、一対の第2位置決め突起35が形成されている。第1側壁26は、ハウジング24の長手方向と略直交する方向に延出した一対の延出部36を有している。各延出部36における第2側壁27側に向いた面に、対応する第2位置決め突起35がそれぞれ一体に形成されている。各第2位置決め突起35は、ハウジング24の長手方向に第2側壁27側に向かって突出している。
また、第1側壁26には、第1側壁26側において給紙ユニット20を装置本体11に対して固定することが可能な固定レバー37を有する。固定レバー37は、給紙ユニット20の位置を、給紙ユニット20が装置本体11に固定されたロック位置と、給紙ユニット20の装置本体11に対する固定が解除された解除位置との間で切り替えることが可能に構成されている。
具体的には、固定レバー37は、図3に示すように、第1側壁26の適所において回動可能に設けられた部材であって、ユーザが把持する取手部38と、回動軸39を挟んで取手部38とは反対側(つまり第2側壁27側)に延びるレバー本体部40とを有する。
レバー本体部40の上面には、ブロック状の固定片41が取り付けられている。固定片41は、第2側壁27側に向く面が傾斜面として構成されている。また、ハウジング24内における適所に配設されたばね部材42により、レバー本体部40は下面側から上方に付勢されている。
レバー本体部40がばね部材42の付勢力に従って上方に付勢されると、固定片41は図2に示すようにハウジング本体部25の上面25aよりも上方に突出する。固定片41が上面25aよりも突出することで給紙ユニット20の位置がロック位置に切り替えられる。一方、取手部38を把持して、レバー本体部40をばね部材42の付勢力に抗して図3では反時計回りに回動させると、固定片41はハウジング本体部25の上面25aよりも下方に潜り込む。固定片41が上面25aよりも下方に潜り込むことで給紙ユニット20の位置が解除位置に切り替えられる。
図4は、上記構成の給紙ユニット20が装置本体11に取り付けられた状態を示す斜視図である。装置本体11は、ユーザが装置本体11の前に位置したときにユーザ側に向く第1フレーム43と、第1フレーム43と対向配置された第2フレーム44とを含む。第1フレーム43および第2フレーム44は、薄板状の金属製フレームである。第1フレーム43と第2フレーム44との間には、用紙貯留部14や画像形成部12を収容することが可能な程度の空間Sが存在している。
第1フレーム43には、給紙ユニット20を空間S内に挿入するための開口45が形成されている。また、第1フレーム43には、給紙ユニット20の第2位置決め突起35が係合可能な係合孔46が形成されている。
一方、第2フレーム44には、給紙ユニット20が空間S内に挿通された状態において給紙ユニット20の筒体33が係合可能な係合孔47が形成されていると共に、第1位置決め突起34が係合可能な係合孔48が形成されている。
図4に示すように、筒体33、第1位置決め突起34および第2位置決め突起35が対応する係合孔46,47,48に係合して給紙ユニット20が装置本体11に取り付けられた状態では、固定レバー37の固定片41がハウジング本体部25の上面25aよりも上方に突出して、第1フレーム43における開口45を画定する縁部45aに当接している。固定片41が縁部45aに当接することで、給紙ユニット20の位置は、該給紙ユニット20が空間Sから抜けない、つまり給紙ユニット20が装置本体11に固定されたロック位置に切り替えられる。逆に、固定レバー37のレバー本体部40を回動させて固定片41を、図4に示す状態から、ハウジング本体部25の上面25aよりも下方に潜り込ませることで、固定片41は縁部45aに当接しなくなる。これにより、給紙ユニット20の位置は、該給紙ユニット20を空間Sから引き抜くことが可能な解除位置に切り替えられる。
次に、図5および図6を参照しながら、給紙ユニット20の装置本体11への取付け手順について説明する。まず、図5に示すように、給紙ユニット20を、第1フレーム43の開口45に対応する位置に保持する。そして、図6に示すように、給紙ユニット20を、開口45を通過させて第1フレーム43と第2フレーム44との間の空間S内に進入させる。このとき、給紙ユニット20の筒体33、第1位置決め突起34および第2位置決め突起35が対応する係合孔46,47,48に向かうように給紙ユニット20の位置を調整する。開口45の形状を、ハウジング24の外形輪郭に相似させることで、筒体33、第1位置決め突起34および第2位置決め突起35と、対応する係合孔46,47,48との位置合わせが容易となる。
そして、図6に示す状態から給紙ユニット20を空間S内にさらに進入させて、図7に示すように、筒体33、第1位置決め突起34および第2位置決め突起35を対応する係合孔46,47,48に係合させる。このとき、筒体33内に位置する駆動軸31の軸端部32は、第2フレーム44の外壁面側に位置する図略の駆動源、例えばモータの入力軸と連結される。本実施形態では、筒体33を係合孔47に係合させるだけで、駆動軸31の軸端部32と前記入力軸との位置合わせが行われるように構成されているので、軸端部32と前記入力軸との連結を容易に行うことができる。なお、筒体33および第1位置決め突起34は、第2フレーム44の内壁面側から対応する係合孔47,48に係合されるのに対し、第2位置決め突起35は、第1フレーム43の外壁面側から対応する係合孔46に係合される。
筒体33、第1位置決め突起34および第2位置決め突起35が対応する係合孔46,47,48に係合する直前、給紙ユニット20の固定レバー37の固定片41が第1フレーム43の外壁面に当接する。固定片41が前記外壁面に当接した状態から給紙ユニット20を空間S内にさらに進入させると、固定片41は開口45の縁部45aに押圧され、ばね部材42の付勢力に抗してハウジング本体部25の上面25aよりも下方に潜り込む。固定片41は、第2フレーム44の開口45を通過した後、ばね部材42の付勢力によってハウジング本体部25の上面25aよりも上方に再び突出する。これにより、筒体33、第1位置決め突起34および第2位置決め突起35が対応する係合孔46,47,48した後、給紙ユニット20の位置を、給紙ユニット20が装置本体11から外れないロック位置に保持することができる。なお、給紙ユニット20の装置本体11への取付けは、固定片41がハウジング本体部25の上面25aから下方に潜り込むように取手部38を把持しつつ行ってもよい。
以上説明した本実施形態に係る給紙ユニット20では、給紙ユニット20のハウジング24を装置本体11に対して位置決めする位置決め部材33は、給紙ローラ22の駆動軸31と同軸となる形状を有する筒体33から構成されているので、筒体33を第1フレーム43の係合孔47に係合させたとき、ハウジング24の装置本体11に対する位置が決まると共に、駆動軸31の位置も自ずと決まる。そのため、駆動軸31の位置ずれを抑制することができる。
具体的には、図8に示すように、駆動軸31の軸端部32を挟んで一対の位置決め突起51,52をハウジング24の第2側壁27に設けた場合、駆動軸31の位置ずれが生じ易い。すなわち、位置決め突起51,52間の距離Rの公差やハウジング24の寸法公差に起因して一方の位置決め突起52が実線で示す所定の位置から破線で示す位置にずれた状態で形成されてしまう場合がある。一方の位置決め突起52がずれた状態で一対の位置決め突起51,52を、装置本体11に形成された対応する係合孔に係合させて、ハウジング24を装置本体11に対して位置決めすると、駆動軸31の軸端部32が実線で示す所定の位置から破線で示す位置にずれてしまう。このように軸端部32が位置ずれしていると、軸端部32とモータ等の入力軸とが適正に連結されない。その結果、用紙Pの給紙不良が発生し得る。
図9に示すように、位置決め部材(筒体)33と駆動軸31の軸端部32とを同軸に設定した本実施形態の場合においても、筒体33と第1位置決め突起34との間の距離Rの公差やハウジング24の寸法公差に起因して第1位置決め突起34が実線で示す所定の位置から破線で示す位置にずれた状態で形成されてしまう場合がある。しかしながら、本実施形態では、第1位置決め突起34が所定の位置からずれた状態で筒体33および第1位置決め突起34を対応する係合孔47,48に係合させて、ハウジング24を装置本体11に対して位置決めしても、駆動軸31の軸端部32は所定の位置からずれることなく位置決めされる。これは、駆動軸31の軸端部32が筒体33によって囲まれていると共に、駆動軸31の軸心と筒体33の軸心とが一致しているからである。そのため、軸端部32とモータ等の入力軸とを連結させることが容易である。これにより、用紙Pの給紙不良が抑制される。
また、本実施形態に係る給紙ユニット20では、位置決め部材33を、簡単な形状を有する筒体33から構成しているので、簡単な構造で給紙ユニット20の装置本体11に対する位置決めを行うことができる。
さらに、本実施形態に係る給紙ユニット20では、筒体33は、駆動軸31の軸端部32を受け入れた状態でハウジング24に一体に形成されていると共に、軸端部32よりもハウジング24の外方に(つまり、ハウジング24の装置本体11に対する取付け方向に)突出している。この構成により、駆動軸31の軸端部32は筒体33によって囲まれた状態となっている。そのため、給紙ユニット20を装置本体11に対して位置決めするために筒体33を係合孔47に係合させるとき、駆動軸31の軸端部32が第1フレーム43等と接触することが防止される。これにより、接触による衝撃に起因する給紙ローラ22のハウジング24に対する位置ずれを防止することができると共に、駆動軸31の損傷を回避できる。また、筒体33は、軸端部32よりも突出しているため、軸端部32が図略の駆動源の入力軸と連結されるときに軸端部32を前記入力軸に案内する部材としても作用する。
さらに、本実施形態に係る給紙ユニット20は、給紙ユニット20を装置本体11に装着するときや装置本体11から取り外すとき、ユーザは、ユーザ側に向く第1フレーム43に形成された開口45を通して給紙ユニット20の着脱を行うことができるので、ユーザにとって使い勝手がよい。また、給紙ユニット20を装置本体11に装着するとき、給紙ユニット20を、第1フレーム43の開口45を通して第1フレーム43および第2フレーム44間の空間S内に進入させた後、第2フレーム44に形成された係合孔47,48に給紙ユニット20の筒体33および第1位置決め突起34を係合させるだけで、給紙ユニット20を装置本体11に対して容易に位置決めできる。
以上の説明から明らかなように、本実施形態に係る給紙ユニット20は、高い熟練度を必要とせず、装置本体11に対する位置決めが容易であり、かつ給紙不良を抑制することができる。また、給紙ユニット20の装置本体11に対する着脱を容易に行うことができる。
10 画像形成装置
11 装置本体(所定のフレーム)
20 給紙ユニット
21 ピックアップローラ
22 給紙ローラ
23 リタードローラ
24 ハウジング
25 ハウジング本体部
26 第1側壁
27 第2側壁
31 駆動軸(ローラ軸)
32 軸端部
33 筒体(位置決め部材)
34 第1位置決め部突起
35 第2位置決め突起
37 固定レバー
43 第1フレーム
44 第2フレーム
45 開口
46,47,48 係合孔
NP 給紙ニップ部
P 用紙
S 空間

Claims (3)

  1. ローラ軸を有し、前記ローラ軸を中心として回転しつつ、用紙を所定の方向に給送する給紙ローラと、
    前記ローラ軸を回転可能に支持すると共に、所定のフレームに取り付けられるハウジングと、
    前記ローラ軸の周囲に、前記ローラ軸と軸心が一致する形状で前記ハウジングに設けられ、前記ハウジングを前記所定のフレームに対して位置決めする位置決め部材と、
    を備え
    前記位置決め部材は、前記ローラ軸の軸心と略一致する軸心を有する筒体から構成されている給紙ユニット。
  2. 請求項1に記載の給紙ユニットにおいて、前記筒体は、前記ローラ軸の一端部を受け入れた状態で前記ハウジングに設けられていると共に、前記一端部よりも前記ハウジングの取付け方向に突出している給紙ユニット。
  3. 装置本体と、
    前記装置本体内に配置され、トナー像を用紙上に形成する画像形成部と、
    前記装置本体内に配置され、前記用紙を貯留する用紙貯留部と、
    前記装置本体内に配置され、前記用紙を前記用紙貯留部から前記画像形成部に給送する給紙ユニットと、
    を備え、
    前記給紙ユニットとして、請求項1又は2に記載の給紙ユニットが用いれており、
    前記装置本体は、ユーザが該装置本体の前に位置したときにユーザ側に向く第1フレームと、前記第1フレームと対向配置された第2フレームとを有しており、
    前記第1フレームは、前記給紙ユニットのハウジングが通過可能な開口を有しており、
    前記第2フレームは、前記給紙ユニットの位置決め部材と係合する位置決め係合孔を有し、
    前記給紙ユニットは、前記第1フレームの前記開口を介して前記装置本体に着脱可能に構成されている画像形成装置。
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