JP2004264454A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】転写搬送ユニットの剛性に頼らずに転写搬送ユニットを高精度に位置決めすることが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】転写搬送ユニット33は、中間転写ベルトユニット31に対して係合・解除可能であり、転写搬送ユニット33に設けたフック19により転写搬送ユニット33が中間転写ベルトユニット31に支持され、フック19は中間転写ベルト30の幅方向外側両端部にそれぞれ配置され、それぞれ一端が二次転写対向ローラ軸17に位置決めされることを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば複写機やプリンタなどの電子写真方式あるいは静電記録方式の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置においては、装置全体を小型化するため、例えば電子写真方式を用いて像担持体上に形成したトナー像を中間転写体に転写した後、この中間転写体に転写されたトナー像を転写材に転写する方式を採用したカラー画像形成装置が知られている。
【0003】
一般的には、中間転写体としてベルトを使用し、像担持体で形成したトナー像を回転する中間転写ベルトに一次転写し、これを所定色分繰り返して重畳転写することでカラー画像を形成する。そして、前記画像形成と同期して中間転写ベルトと二次転写ローラとのニップ部で形成される二次転写部へ転写材を搬送し、二次転写ローラにバイアス印加することで前記中間転写ベルト上のカラー画像を転写材に転写してカラー画像を得るものである。
【0004】
ここで、前記中間転写方式の画像形成装置にあっては、二次転写部において転写材がジャム(紙詰まり)した場合や、二次転写ローラを交換可能とするために、二次転写ローラを中間転写ベルトから離間可能に構成している。例えば、図7に示すように、中間転写ベルト200と二次転写ローラ201とをニップさせて二次転写部を形成する中間転写方式の画像形成装置において、前記二次転写ローラ201をローラ保持部材202で保持し、このローラ保持部材202を揺動軸203を中心に回動可能に取り付ける。そして、ローラ保持部材202に支持軸204を中心に回動可能なフック205を設け、このフック205を装置本体側に設けた係止軸206に係止すると、中間転写ベルト200と二次転写ローラ201とがニップ形成するように構成している。
【0005】
上記構成にあっては、ジャム処理等する場合に前記フック205を係止軸206から外すと、ローラ保持部材202が揺動軸203を中心に図7の反時計回り方向へ回転可能であるため、二次転写ローラ201が中間転写ベルト200から離間し、ジャム処理等を容易に行うことができる。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−117465号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例では、図7をみるとわかるように、係止軸206とフック支持軸204とを結んだ軸線が、二次転写ローラ201の加圧方向と一致していない。
【0008】
このため二次転写ローラ201の当接圧の反力によって、ローラ保持部材202がフック支持軸204回りに回転モーメントを受ける(図中矢印M)。この結果、ローラ保持部材202が揺動軸203によって装置本体に支持されているので、ローラ保持部材202の筐体が変形することになる。つまり、ローラ保持部材202が完全な剛体ではないために、本来の設計通りの加圧力が得られない上に、二次転写ローラ201の当接位置、更にはローラ保持部材202に形成され、搬送される転写材をガイドするガイド部207等の位置精度が悪くなるため、転写不良画像が発生するおそれがあった。
【0009】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、転写搬送手段の剛性に頼らずに転写搬送手段を高精度に位置決めすることが可能な画像形成装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明に係る代表的な構成は、トナー像が形成される像担持体と、前記像担持体上のトナー像が一次転写される中間転写体を有する中間転写手段と、前記中間転写体から転写材にトナー像を転写するための二次転写手段と、前記二次転写手段を保持する転写搬送手段を有する画像形成装置において、前記転写搬送手段は、前記中間転写手段に対して係合・解除可能であり、前記中間転写手段又は前記転写搬送手段に設けた支持手段により前記転写搬送手段が前記中間転写手段に支持され、前記支持手段は中間転写体の幅方向外側両端部にそれぞれ配置され、前記支持手段はそれぞれ一端が、前記中間転写体の回転軸あるいは前記中間転写手段内で二次転写手段に対向配置された搬送手段の回転軸と同軸上に位置決めされることを特徴とする。
【0011】
上記手段にあっては、転写搬送手段は二次転写手段の当接圧の反力を受けても回転モーメントを生じないために転写搬送手段が変形することがない。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明を適用した画像形成装置の実施の形態について詳しく説明する。
【0013】
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の一例である中間転写ベルトを用いた4ドラムフルカラー画像形成装置の概略構成を示す図である。
【0014】
{画像形成装置全体構成}
図1において、1は4ドラムフルカラー画像形成装置、2は4ドラムフルカラー画像形成装置本体(以下、「装置本体」という)、P(PY,PM,PC,PBk)は装置本体2に着脱自在に設けられたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の4色のプロセスカートリッジ、31は中間転写体である中間転写ベルト30を有する中間転写体ユニット、25は定着器である。
【0015】
ここで、このプロセスカートリッジPは、それぞれ像担持体である感光体ドラム26(26Y,26M,26C,26Bk)と、感光体ドラム26の外周表面上に配置され、それぞれ感光体ドラム表面を一様に帯電する一次帯電器50と、レーザ露光器28(28Y,28M,28C,28Bk)による露光により形成された感光体ドラム表面上の各色の静電潜像を、対応する色のイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナーを用いて現像する現像器51を備えると共に、中間転写ベルト30に沿って並列配置されている。
【0016】
さらに、感光体ドラム26と共に中間転写ベルト30を挟持する位置には、感光体ドラム26と共に一次転写部を形成する一次転写ローラ52が対向設置されている。
【0017】
一方、中間転写手段としての中間転写ベルトユニット31は、中間転写ベルト30と、中間転写ベルト30を張架する駆動ローラ100、テンションローラ105、二次転写対向ローラ108の3本のローラを備えている。
【0018】
また、27は二次転写対向ローラ108の中間転写ベルト30を挟んだ位置に配置された二次転写ローラであり、33は二次転写ローラ27を保持している転写搬送ユニットである。
【0019】
また、3は二次転写ローラ27と、中間転写ベルト30を挟んだ二次転写対向ローラ108との当接部により構成される二次転写部へ転写材Sを給送する給送部であり、この給送部3は複数枚の転写材Sを収納したカセット20、給送ローラ21、搬送ローラ23、重送防止のリタードローラ対22、レジストユニット32(レジストローラ対24を保持している)等を備えている。
【0020】
なお、中間転写ベルトユニット31は、装置本体2に着脱自在に設けられており、取り出す際は装置本体2の側壁面に取り付けられたユニット交換扉206を開放した後、矢印a方向に引き出すようにしている。このとき、転写搬送ユニット33、レジストユニット32は、中間転写ベルトユニット31が引き出せるように、図示しない位置に退避させることができるように構成されている。また、ユニット交換扉206は、単に中間転写ベルトユニット交換時のみ開閉するのではなく、ジャム紙を機外へ取り除くためにも使用される。
【0021】
{画像形成動作}
次に、このように構成された4ドラムフルカラー画像形成装置1の画像形成動作について説明する。
【0022】
画像形成動作が開始されると、まずカセット20内の転写材Sは、給送ローラ21により給送された後、リタードローラ対22により一枚ずつに分離され、ついで搬送ローラ23等を経てレジストローラ対24に搬送される。ここで、このときレジストローラ対24は、回転を停止しており、このレジストローラ対24のニップに転写材Sが突き当てられることにより、転写材Sの斜行が矯正される。
【0023】
一方、この転写材Sの搬送動作に並行して例えばイエローのプロセスカートリッジPYにおいては、まず感光体ドラム26Yの表面が一次帯電器50によって一様にマイナス帯電され、次にレーザ露光器28Yにより画像露光が行われることにより、感光体ドラム26Yの表面には原稿のイエロー画像成分と対応した静電潜像が形成される。
【0024】
次に、この静電潜像は、現像器51によりマイナス帯電したイエロートナーを用いて現像され、イエロートナー像として可視化される。そして、このようにして得られたイエロートナー像は、一次転写ローラ52により、中間転写ベルト30上に一次転写される。なお、トナー像が転写された後、感光体ドラム26Yは、表面に付着している転写残りトナーがクリーナ53によって除去され、次の画像形成に供される。
【0025】
そして、このようなトナー画像形成動作を、他のプロセスカートリッジPにおいて所定のタイミングを持って行い、各感光体ドラム26上に形成された各色トナー像をそれぞれの一次転写部で中間転写ベルト30上に順次重ねて一次転写する。
【0026】
次に、このように中間転写ベルト30上に転写された4色のトナー像は、中間転写ベルト30の矢印方向の回転に伴い、二次転写部に移動される。さらに、レジストローラ対24で斜行を矯正された転写材Sは、中間転写ベルト30上の画像とタイミングをとって二次転写部に送り出される。
【0027】
この後、転写材Sを挟んで中間転写ベルト30に当接した二次転写ローラ27により、中間転写ベルト30上の4色のトナー像が転写材S上へ二次転写される。そして、このようにしてトナー像が転写された転写材Sは、転写後搬送ユニット34を経て、定着器25に搬送されてトナー像が定着された後、下排出ローラ対29a、上排出ローラ対29bにより、装置本体上面に排出、積載される。なお、二次転写を終了した中間転写ベルト30は、不図示のベルトクリーナによって表面に残留した転写残りトナーが除去される。
【0028】
{二次転写部周りの構成}
ここで、二次転写部周りの構成について図2を用いて詳細に説明する。
【0029】
図2に示すように、レジストローラ対24、レジ前センサフラグ41、フォトインタラプタ40によりレジストユニット32が構成されている。レジ前センサフラグ41は、図示しないバネにより、図中時計回り方向に付勢されており、レジストローラ対24の直前に転写材Sが存在するときには、フォトインタラプタ40を遮る位置に移動できる(図中矢印方向に倒れる)。したがって、転写材Sの有無や転写材Sの先端・後端が通過するタイミングを検知できる。
【0030】
また、転写後搬送ユニット34にも同様に、図示しないバネにより図中時計回り方向に付勢された転写後センサフラグ43とフォトインタラプタ40が備えられており、二次転写後の転写材Sが中間転写ベルト30に貼りつくことなく所定のタイミングで定着器へと搬送されていることを検知できる。
【0031】
{転写搬送ユニット}
次に、転写搬送ユニット33について説明する。
【0032】
図2に示すように、転写搬送手段としての転写搬送ユニット33は、二次転写ローラ保持手段としての二次転写ローラユニット61と、転写前下ガイド45(中間転写ベルトユニット31に備えられた転写前上ガイド44とで転写前搬送路を構成している)とを有し、転写搬送ユニット揺動軸46を中心に揺動可能に構成されている。
【0033】
なお、図2において、49は二次転写後のシートを除電する除電針である。
【0034】
図2の状態は、転写搬送ユニット33に設けられたユニット支持フック19によって、転写搬送ユニット33が中間転写ベルトユニット31に保持された状態を示しており、転写搬送ユニット33の支持手段であるユニット支持フック19は、中間転写ベルトユニット31に設けられた該ベルト搬送手段である二次転写対向ローラ108の回転軸である二次転写対向ローラ軸17に対して位置決めされている。したがって、二次転写対向ローラ108の回転軸に直接位置決めできるため、転写搬送ユニット33の位置決め精度が向上する。
【0035】
なお、ユニット支持フック19は、中間転写ベルトユニット31を挟んで反対側にも同様に設けられており、フック19の位置決め軸としてのDカットの設けられたフック支持軸16により2つのユニット支持フック19が一体となって回動するように構成されている。
【0036】
前記二次転写ローラユニット61は、二次転写ローラ27を有しており、これらによって二次転写手段を構成される。そして、前記二次転写ローラユニット61は、ローラ加圧バネ47の付勢により二次転写ローラ27を中間転写ベルト30方向に加圧した状態で保持している。
【0037】
また本実施形態では、二次転写ローラ27の回転軸27aと二次転写対向ローラ軸17は平行に構成され、両者の軸により構成される平面上に、フック支持軸16の軸線が存在し、この平面に対して、二次転写ローラ27の加圧方向も平行に構成されている。
【0038】
一方、二次転写ローラユニット61は、二次転写ローラ27を保持しており、後述する構成により二次転写ローラ27を中間転写ベルト方向に加圧した状態で保持している。
【0039】
さらに、二次転写ローラユニット61は、転写搬送ユニット33に対して着脱可能に構成されており、図2において手前方向(紙面に垂直な方向)に引き出すことが可能に構成されている。なお、転写搬送ユニット33を装着した状態で二次転写ローラユニット61が転写搬送ユニット33から引き出せてしまうと、中間転写ベルト30、二次転写ローラ27の表面を傷つけてしまうことになる。しかし、本実施形態では、図2に示すように、転写搬送ユニット33を装着した状態ではユニット支持フック19が二次転写ローラユニット61にオーバーラップしているので、二次転写ローラユニット61を引き出すことは出来ない。
【0040】
次に、図3を用いて転写搬送ユニット33を中間転写ベルトユニット31から解除位置に移動させた状態の説明をする。
【0041】
図2の状態から、ユニット支持フック19を二次転写対向ローラ軸17から解除する(時計回り方向に退避させる)と転写搬送ユニット33はその自重により転写搬送ユニット揺動軸46を中心に揺動して図3の状態になる。このとき、ユニット支持フック19は図示しない捻りコイルバネにより時計回り方向に付勢されているので図3の状態となる。但し、この捻りコイルバネの荷重は、図2の状態でユニット支持フック19を二次転写対向ローラ軸17へ位置決めすることを妨げない程度の荷重としている。
【0042】
この図3の状態に於いては、ユニット支持フック19が二次転写ローラユニット61にオーバーラップしていないので、転写搬送ユニット33から二次転写ローラユニット61を引き出すことができる。
【0043】
二次転写ローラユニット61を転写搬送ユニット33から引き出した状態の二次転写部周りの構成を図4に示す。
【0044】
また、転写搬送ユニット33から引き出した二次転写ローラユニット61の斜視図を図5に示し、その正面図と断面図を図6(a)、(b)に示す。
【0045】
図5及び図6に示すように、二次転写ローラユニット61は、二次転写ローラ27と、二次転写ローラ27を支持する二次転写ローラ軸受48と、ローラ加圧バネ47と、ローラギア63とで構成され、二次転写ローラユニット61ごと交換することで、ユーザは手を汚すことなく消耗品である二次転写ローラ27の交換作業を行うことができる。
【0046】
また図4に示すように、転写搬送ユニット33の二次転写ローラユニット61装着部は、二次転写ローラユニット61が装着されたときの位置決めをするとともに、二次転写ローラユニット61装着時のガイド部を構成しているため、ユーザは押し込む操作だけで二次転写ローラユニット61を装着可能となっている。
【0047】
ここで、仮にユーザが二次転写ローラユニット61を最後まで押し込まずに転写搬送ユニット33を中間転写ベルトユニット31にセットしようとした場合、図2からわかるように、ユニット支持フック19が二次転写ローラユニット61と干渉して、二次転写対向ローラ軸17にユニット支持フック19を掛けることができない。よって、ユーザは二次転写ローラユニット61の装着不良に気が付くことになる。
【0048】
また、転写搬送ユニット33が中間転写ベルトユニット31にセットされた図2の状態では、図5に示す転写ローラ27に設置されたローラギア63と、転写搬送ユニット33側に回転自在に支持された駆動ギア64とが噛合う。ここで、ローラギア63、駆動ギア64共にハスバギアであり、駆動ギア64から駆動力が伝わり二次転写ローラ27が図示する方向に回転すると、駆動負荷(二次転写ローラ27の軸と二次転写ローラ軸受47との摺動摩擦力や、「中間転写ベルト30の周速度」≦「二次転写ローラ27の周速度」に設定された周速度差によって生じる反力)によって、図5の矢印B方向に推力が発生する。このため、図2をみてわかるように、二次転写ローラユニット61はユニット支持フック19側に付勢され突き当たることで位置決めがされる。なお、図2の状態では図5に示す二次転写ローラユニット61を着脱する際にユーザが掴む把手62は、ユニット支持フック19に干渉しないようにユニット支持フック19側に逃げが設けられている。
【0049】
以上に説明したように、二次転写ローラ27の回転軸と二次転写対向ローラ軸17を平行に構成し、双方の軸により構成される平面上に、フック支持軸16の軸線を存在させ、さらに、この平面に対して二次転写ローラの加圧方向も平行に構成したことで、従来例で問題になっていた二次転写ローラ27の当接反力によって発生するフック支持軸16回りの回転モーメントMが転写搬送ユニット33に働かない。したがって、転写搬送ユニット33の変形が防止されるため、本来の設計通りの加圧力が得られ、二次転写ローラ27の当接位置や、転写前下ガイド45の位置、除電針49の位置も高精度に位置決めすることが可能となる。
【0050】
また、従来例に比較して転写搬送ユニット33自体の剛性を下げることも可能になるため、ユニット重量の低減によるコストダウン効果や、ユーザの操作力低減による操作性の向上も図られる。
【0051】
さらに、転写搬送ユニット33を中間転写ベルトユニット31にセットした状態(図2)において、図5に示す二次転写ローラユニット61の把手62部を、ユニット支持フック19が覆い隠したことにより、二次転写ローラユニットの交換は、転写搬送ユニット33を中間転写ベルトユニット31から退避させた図3の状態で行うということをユーザに意識付けできる構成となっている。
【0052】
尚、本実施形態においては、支持手段としてのユニット支持フック19が転写搬送手段としての転写搬送ユニット33に設置されている場合を取り上げたが、本発明はこれに限定されるものではなく、このユニット支持フック19が中間転写手段としての中間転写ベルトユニット31側に設置されていても、同様の効果が得られる。
【0053】
また、本実施形態においては、中間転写手段として中間転写ベルトを用いた画像形成装置について詳述したが、中間転写ドラムを用いた構成においても、ユニット支持フック19が中間転写ドラムの回転軸中心に位置決めされるように構成することで同様な効果が得られる。
【0054】
〔実施態様〕
次に本発明を適用し得る好ましい実施態様を以下に列挙する。
【0055】
[実施態様1] トナー像が形成される像担持体と、前記像担持体上のトナー像が一次転写される中間転写体を有する中間転写手段と、前記中間転写体から転写材にトナー像を転写するための二次転写手段と、前記二次転写手段を保持する転写搬送手段を有する画像形成装置において、
前記転写搬送手段は、前記中間転写手段に対して係合・解除可能であり、前記中間転写手段又は前記転写搬送手段に設けた支持手段により前記転写搬送手段が前記中間転写手段に支持され、
前記支持手段は中間転写体の幅方向外側両端部にそれぞれ配置され、
前記支持手段はそれぞれ一端が、前記中間転写体の回転軸あるいは前記中間転写手段内で二次転写手段に対向配置された搬送手段の回転軸と同軸上に位置決めされることを特徴とする画像形成装置。
【0056】
[実施態様2] 前記二次転写手段の回転軸と、前記中間転写体の回転軸あるいは前記中間転写手段内で二次転写手段に対向配置された搬送手段の回転軸とが平行であり、これらの回転軸によって構成される平面上に、前記転写搬送手段上における前記支持手段の位置決め軸が存在することを特徴とする実施態様1に記載の画像形成装置。
【0057】
[実施態様3] 前記中間転写体の回転軸あるいは前記中間転写手段内で二次転写手段に対向配置された搬送手段の回転軸と、前記転写搬送手段上における前記支持手段の位置決め軸とが平行であり、これらの軸で構成される平面に対して、前記二次転写手段の加圧方向が平行であることを特徴とする実施態様1又は実施態様2に記載の画像形成装置。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、転写搬送手段の変形を防いで中間転写手段に対して転写搬送手段を高精度に位置決めすることで転写不良を防止し、高画質・高品質な画像形成が実現される。
【0059】
また、従来に比較して転写搬送手段の剛性を下げることも可能になるため、重量の低減によるコストダウンやユーザの操作性向上も実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の一例である中間転写ベルトを用いた4ドラムフルカラー画像形成装置の概略構成を示す図である。
【図2】中間転写ベルトを用いた4ドラムフルカラー画像形成装置の転写搬送ユニット周辺の構成を示す図(転写搬送ユニットを中間転写ベルトユニットに懸架させた状態)である。
【図3】中間転写ベルトを用いた4ドラムフルカラー画像形成装置の転写搬送ユニット周辺の構成を示す図(転写搬送ユニットを中間転写ベルトユニットから退避させた状態)である。
【図4】中間転写ベルトを用いた4ドラムフルカラー画像形成装置の転写搬送ユニット周辺の構成を示す図(転写搬送ユニットから二次転写ローラユニットを取り外した状態)である。
【図5】二次転写ローラユニットの斜視図である。
【図6】(a)は二次転写ローラユニットの正面図、(b)は二次転写ローラユニットの断面図である。
【図7】従来のカラー画像形成装置の転写搬送ユニット周辺の構成を示す図である。
【符号の説明】
PY,PM,PC,PBk …プロセスカートリッジ
S …転写材
1 …画像形成装置
2 …装置本体
3 …給送部
16 …フック支持軸
17 …二次転写対向ローラ軸
19 …ユニット支持フック
20 …カセット
21 …給送ローラ
22 …リタードローラ対
23 …搬送ローラ
24 …レジストローラ対
25 …定着器
26Y,26M,26C,26Bk …感光体ドラム
27 …二次転写ローラ
27a …回転軸
28Y,28M,28C,28Bk …レーザ露光器
29a …下排出ローラ対
29b …上排出ローラ対
30 …中間転写ベルト
31 …中間転写ベルトユニット
32 …レジストユニット
33 …転写搬送ユニット
34 …転写後搬送ユニット
40 …フォトインタラプタ
41 …レジ前センサフラグ
43 …転写後センサフラグ
44 …転写前上ガイド
45 …転写前下ガイド
46 …転写搬送ユニット揺動軸
47 …ローラ加圧バネ
48 …二次転写ローラ軸受
49 …除電針
50 …一次帯電器
51 …現像器
52 …一次転写ローラ
60 …揺動カム
61 …二次転写ローラユニット
62 …把手部
63 …ローラギア
64 …駆動ギア
100 …駆動ローラ
105 …テンションローラ
108 …二次転写対向ローラ
206 …ユニット交換扉

Claims (1)

  1. トナー像が形成される像担持体と、前記像担持体上のトナー像が一次転写される中間転写体を有する中間転写手段と、前記中間転写体から転写材にトナー像を転写するための二次転写手段と、前記二次転写手段を保持する転写搬送手段を有する画像形成装置において、
    前記転写搬送手段は、前記中間転写手段に対して係合・解除可能であり、前記中間転写手段又は前記転写搬送手段に設けた支持手段により前記転写搬送手段が前記中間転写手段に支持され、
    前記支持手段は中間転写体の幅方向外側両端部にそれぞれ配置され、
    前記支持手段はそれぞれ一端が、前記中間転写体の回転軸あるいは前記中間転写手段内で二次転写手段に対向配置された搬送手段の回転軸と同軸上に位置決めされることを特徴とする画像形成装置。
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JP2009042530A (ja) * 2007-08-09 2009-02-26 Ricoh Co Ltd 転写装置及び画像形成装置
JP2011008290A (ja) * 2010-09-10 2011-01-13 Casio Electronics Co Ltd 画像形成装置
JP2012194589A (ja) * 2012-07-12 2012-10-11 Canon Inc 画像形成装置
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