JP5346785B2 - 帯電装置及び画像形成装置 - Google Patents
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また、本発明は、前記帯電装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
また、本発明の画像形成装置によれば、前記帯電装置を備えた画像形成装置を提供することができる。
図1により、本実施形態における画像形成装置としてのプリンタ1における全体構造を説明する。図1は、本発明の画像形成装置の一実施形態としてのプリンタ1の各構成要素の配置を説明するための正面図である。
装置本体Mにおける外形は、筐体としてのケース体BDにより構成される。
まず、画像形成部GKについて説明する。
画像形成部GKにおいては、感光体ドラム2の表面に沿って順に、上流側から下流側に順に、帯電装置10による帯電、レーザスキャナユニット4による露光、現像器16による現像、転写ローラ8による転写、除電器12による除電、及びドラムクリーニング部11によるクリーニングが行われる。
帯電装置10の詳細については後に詳述する。
図1に示すように、装置本体Mの下部には、用紙Tを収容する1個の給紙カセット52が配置される。給紙カセット52は、装置本体Mの右側(図1における右側)から水平方向に引き出し可能に構成される。給紙カセット52には、用紙Tが載置される載置板60が配置される。給紙カセット52には、用紙Tが載置板60の上に積層された状態で収容される。載置板60に載置された用紙Tは、給紙カセット52における用紙送り出し側の端部(図1において右側の端部)に配置されるカセット給紙部51により搬送路Lに送り出される。カセット給紙部51は、載置板60上の用紙Tを取り出すための前送りコロ61と、用紙Tを1枚ずつ搬送路Lに送り出すための給紙ローラ対63とからなる重送防止機構を備える。
第1合流部P1は、手差し搬送路Laが第1搬送路L1に合流する合流部である。第2合流部P2は、戻り搬送路Lbが第1搬送路L1に合流する合流部である。
第1分岐部Q1は、戻り搬送路Lbが第3搬送路L3から分岐する分岐部で、第1ローラ対54a及び第2ローラ対54bを有する。第1ローラ対54aの一方のローラと第2ローラ対54bの一方のローラとは兼用される。
戻し搬送路Lbによれば、第1分岐部Q1から第1ローラ対54aにより排紙部50側に搬送された用紙Tを表裏反転させて第2ローラ対54bにより第1搬送路L1に戻して、転写ローラ8の上流側に配置されたレジストローラ対80の上流側に搬送させることができる。戻し搬送路Lbにより表裏反転された用紙Tには、転写ニップNにおいて非印刷面に対して所定のトナー画像が転写される。
なお、各搬送路の所定位置には用紙検出用のセンサが配置される。
図4に示すように、帯電ローラ112は、第2回転軸111に固定されている。図2及び図5に示すように、この帯電ローラ112は、第1回転軸21を中心に回転する感光体ドラム2の表面に接触しながら、感光体ドラム2の回転に従って従動回転し、感光体ドラム2の表面を帯電させる。
第3歯車174は、感光体ドラム2の機軸である第1回転軸21に固定されている。第5歯車184は、軸方向が第1回転軸21と平行な第5回転軸181に固定されている。第5歯車184は、不図示の駆動源により回転駆動される。図6に示す歯車列では、第5歯車184から第3歯車174へ、第3歯車174から第2歯車164へ、第2歯車164からクリーニング歯車124へと、順次回転が伝達される。クリーニング歯車124の回転は、クリーニングブラシ122の回転となる。
まず、給紙カセット52に収容された用紙Tに片面印刷を行う場合について説明する。
給紙カセット52に収容された用紙Tは、前送りコロ61及び給紙ローラ対63によって第1搬送路L1に送り出され、その後、第1合流部P1及び第1搬送路L1を介してレジストローラ対80に搬送される。
レジストローラ対80においては、用紙Tのスキュー補正や、トナー画像とのタイミング調整が行われる。
その後、用紙Tは、感光体ドラム2と転写ローラ8との間から排出され、第2搬送路L2を介して、定着部9における加熱回転体9aと加圧回転体9bとの間の定着ニップに導入される。そして、定着ニップにおいてトナーTNが溶融し、トナーTNが用紙Tに定着される。
このようにして、給紙カセット52に収容された用紙Tの片面印刷が完了する。
片面印刷の場合には、前述した通り、片面印刷がされた用紙Tが、排紙部50から排紙集積部M1に排出されて印刷動作が完了する。
これに対し、両面印刷を行う場合には、片面印刷がされた用紙Tが、戻し搬送路Lbを介して、片面印刷時とは表裏反転して、レジストローラ対80に再度搬送されることにより、用紙Tに両面印刷が施される。
帯電装置10においては、帯電ローラ112やクリーニングブラシ122のメンテナンス時、帯電ローラ112やクリーニングブラシ122の消耗による交換時などにおいて、保持体23への着脱が必要になる。
帯電装置10を保持体23から取り外す場合には、図7に示す矢印J2の方向に、帯電装置10を引き出す。引き出す方向は、感光体ドラム2の中心軸である第1回転軸21が延びる方向に沿い、クリーニング歯車124における第3回転軸121が延びる方向及び第2歯車164における第4回転軸が延びる方向と平行である。そのため、帯電装置10を引き出す操作を行うと、それまで噛み合っていたクリーニング歯車124と第2歯車164との噛み合いがスムーズに外れ、小さな操作力で帯電装置10を取り出すことができる。
従って、両歯車の干渉が発生すると、この干渉によって歯側面124aに作用する押圧力は、図4に示す矢印Fの方向(クリーニング歯車124が第2歯車164から離れる方向)に付勢する分力を含むことになる。そして、この分力によって、軸受体141が矢印Fの方向に移動するため、クリーニング歯車124は、歯車の干渉を解消する方向に移動する。
更に、図10に示すように、軸受体141は、クリーニング歯車124の歯先124cが第2歯車164の歯先164cに噛み合わない位置まで移動可能であるため、両歯車の干渉が確実に解消される。従って、帯電装置10を、保持体23に保持される正規の取り付け位置まで挿入することが容易である。
本実施形態の帯電装置10においては、クリーニングブラシ122は、感光体ドラム2を保持する保持体23に対して、第1回転軸21が延びる方向に沿って着脱自在に構成され、第2歯車164は、第2歯車164の中心と第3回転軸121の中心とを結ぶラインK1が軸受体141の移動方向X(図6に示すラインK2の方向)と一致しないように配置され、軸受体141は、クリーニング歯車124の歯先124cが第2歯車164の歯先164cに噛み合わない位置まで移動可能であり、クリーニング歯車124における第2歯車164へ進入する側の歯側面124aは、歯底124bから歯先124cに向けて減肉方向に傾斜している。
そのため、帯電装置10が保持体23へ装着されるときに、クリーニング歯車124の歯側面124aの面取り124eに第2歯車164の歯側面が当たると、面取り124eに作用する力は、両歯車を相対的に回転させる回転力となる。これにより、両歯車における歯の干渉を解消する方向の相対的な回転が、両歯車間に発生する。従って、軸受体141の移動によるクリーニング歯車124の移動量が小さくても、両歯車における歯の干渉を解消することが可能になる。これにより、クリーニング歯車124と第2歯車164の正常な噛み合わせ状態を、一層速やかに実現することができる。
例えば、クリーニング回転体は、ブラシからなるクリーニングブラシに制限されず、ローラからなるクリーニングローラから構成することもできる。
また、本発明の画像形成装置の種類は、特に限定がなく、コピー機、プリンタ、ファクシミリ、又はこれらの複合機などであってもよい。
シート状の被転写材は、用紙に制限されず、例えば、フィルムシートであってもよい。
Claims (4)
- 第1回転軸を中心に回転する像担持体の表面に接触しながら、前記第1回転軸と平行な第2回転軸を中心に前記像担持体の回転に従って従動回転し、該像担持体の表面を帯電させる帯電ローラと、
前記帯電ロ−ラの表面に接触しながら、前記第2回転軸と平行な第3回転軸を中心に回転し、前記帯電ロ−ラの表面をクリーニングするクリーニング回転体と、
前記帯電ローラ及び前記クリーニング回転体を収容する装置ケースと、
前記第2回転軸及び前記第3回転軸を支持し、前記帯電ロ−ラが前記像担持体の表面を押圧する押圧方向に沿って移動可能に前記装置ケースに保持される軸受体と、
前記軸受体を前記押圧方向に沿って前記像担持体の表面に向けて付勢することにより、前記帯電ローラを前記像担持体の表面に押圧させる付勢部材と、
前記第3回転軸に設けられる第1歯車と、
前記第1歯車と噛み合って該第1歯車を回転させる第2歯車と、を備える帯電装置であって、
前記クリーニング回転体は、前記像担持体を保持する保持体に対して、前記第1回転軸が延びる方向に沿って着脱自在に構成され、
前記第2歯車は、該第2歯車の中心と前記第3回転軸の中心とを結ぶラインが前記軸受体の移動方向と一致しないように配置され、
前記軸受体は、前記第1歯車の歯先が前記第2歯車の歯先に噛み合わない位置まで、前記押圧方向に沿って移動可能であり、
前記第1歯車の歯側面であって前記クリーニング回転体に対して前記第3回転軸が延びる方向の外側に位置する歯側面は、歯底から歯先に向けて歯幅が小さくなる方向に傾斜している
帯電装置。 - 前記第1歯車は、前記歯側面に、歯形中心線を対称中心とする一対の面取りを有する
請求項1に記載の帯電装置。 - 前記第2歯車は、前記第1歯車と前記第2歯車との噛み合いによる圧力角の方向が前記軸受体の移動方向と直交する方向になるように配置される
請求項1又は2に記載の帯電装置。 - 表面に静電潜像が形成される像担持体と、
前記像担持体の表面を帯電させる請求項1から3のいずれかに記載の帯電装置と、
前記帯電装置により帯電された前記像担持体に形成される静電潜像にトナーを付着させて該像担持体の表面にトナー画像を形成する現像器と、
前記像担持体に形成されたトナー画像を直接的又は間接的にシート状の被転写材に転写する転写部と、
被転写材に転写されたトナー画像を構成するトナーを被転写材に定着させる定着部と、を備える
画像形成装置。
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