JP2010265977A - カップリング及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】製作誤差や摩耗等に起因する噛み合い不良を解消してトルクムラや回転ムラの無い駆動伝達を実現することができるカップリングを提供すること。
【解決手段】同軸上に配された駆動軸と従動軸の相対向する端部にそれぞれ取り付けられた駆動伝達部材31,32の一方に設けられた複数の爪33を他方に形成された同数の孔34に嵌合させることによって前記駆動軸から前記従動軸に回転駆動力を伝達するカップリング30において、前記爪33と前記孔34とを軸心に対して互いに異なる角度傾斜させ、前記爪33を傾斜方向に沿って移動可能に支持するとともに、該爪33を前記孔34側に向かって突出する方向に付勢する圧縮ばね(付勢手段)37を設ける。又、前記孔34の傾斜角度βを前記爪33の傾斜角度αよりも小さく設定する(β<α)。
【選択図】図5
【解決手段】同軸上に配された駆動軸と従動軸の相対向する端部にそれぞれ取り付けられた駆動伝達部材31,32の一方に設けられた複数の爪33を他方に形成された同数の孔34に嵌合させることによって前記駆動軸から前記従動軸に回転駆動力を伝達するカップリング30において、前記爪33と前記孔34とを軸心に対して互いに異なる角度傾斜させ、前記爪33を傾斜方向に沿って移動可能に支持するとともに、該爪33を前記孔34側に向かって突出する方向に付勢する圧縮ばね(付勢手段)37を設ける。又、前記孔34の傾斜角度βを前記爪33の傾斜角度αよりも小さく設定する(β<α)。
【選択図】図5
Description
本発明は、駆動軸から従動軸に回転駆動力を伝達するカップリングとこれを駆動伝達部に用いた画像形成装置に関するものである。
例えば、電子写真方式を採用する複写機やプリンタ等の画像形成装置においては、記録材である用紙を画像形成部に給送し、画像形成部において像担持体上に形成されたトナー像を用紙上に転写した後、該トナー像を用紙に定着し、トナー像が定着された用紙を排紙ローラ対によって装置本体外に排出するという一連のプロセスが実行される。
ところで、像担持体である例えば感光ドラムは、駆動源であるモータから回転駆動力を受けて所定のプロセススピードで回転し、帯電器によってその表面が一様に帯電された後、画像データに応じた露光を受けることによってその表面に静電潜像が形成され、この静電潜像は現像装置によってトナーを用いて現像されてトナー像として可視像化される。ここで、モータの回転駆動力は種々の減速ギヤを経て駆動軸からカップリングを介して従動軸であるドラム軸へと伝達されるが、像ズレ等の無い高品位の画像を形成するためには感光ドラムの回転ムラの無い高精度な回転が要求される。
而して、カップリングは、同軸上に配された駆動軸と従動軸の相対向する端部にそれぞれ取り付けられた駆動伝達部材の一方に設けられた複数の爪を他方に形成された同数の孔に嵌合させることによって駆動軸から従動軸に回転駆動力を伝達するものであるが、感光ドラムの回転ムラを押えるには駆動軸と従動軸の軸心を高精度に一致させる必要がある。
ところが、実際にはカップリングの製作誤差、摩耗、劣化等に起因して爪と孔との噛み合い不良が発生し、安定した駆動伝達を実現して従動軸のトルクムラや回転ムラを解消することは困難であった。例えば、カップリングの爪を周方向に等角度に3つ配置した場合であっても、微視的には回転中に3つの爪の全てが孔に接触している訳ではなく、1つの爪だけが孔に接触してこともあり、このような場合には安定した駆動伝達ができないばかりか、1つの爪が過大なトルクを負担するために耐久性が問題となる。
上記問題を解決するため、特許文献1には、入力軸と出力軸に直角な平面上において少なくとも異なる2方向に入力軸と出力軸を揺動可能に支持する支持手段と、入力軸と出力軸の中心を一致させる調心手段を備えたカップリングが提案されている。
又、特許文献2には、軸とこの軸に連結されてこれと共に回転する回転体との連結装置として、軸に凹部を軸心に対して斜めに形成するとともに、回転体に形成された取付孔の内周面に凸部を形成し、これらの凹部と凸部とを嵌合させる構成が提案されている。
更に、特許文献3には、駆動軸と従動軸にそれぞれ取り付けられたカップリング部の一方に形成された多角形の軸部を他方に形成された多角形の嵌合穴に嵌合させる構成が提案されている。
しかしながら、特許文献1〜3において提案された構成では、カップリングの製作誤差や摩耗等に起因する前記問題を解決することはできない。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、製作誤差や摩耗等に起因する噛み合い不良を解消してトルクムラや回転ムラの無い駆動伝達を実現することができるカップリングと高質画像を安定的に得ることができる画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、同軸上に配された駆動軸と従動軸の相対向する端部にそれぞれ取り付けられた駆動伝達部材の一方に設けられた複数の爪を他方に形成された同数の孔に嵌合させることによって前記駆動軸から前記従動軸に回転駆動力を伝達するカップリングにおいて、前記爪と前記孔とを軸心に対して互いに異なる角度傾斜させ、前記爪を傾斜方向に沿って移動可能に支持するとともに、該爪を前記孔側に向かって突出する方向に付勢する付勢手段を設けたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記孔の傾斜角度を前記爪の傾斜角度よりも小さく設定したことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記付勢手段を圧縮ばね又は永久磁石で構成したことを特徴とする。
請求項4記載の画像形成装置は、請求項1〜3の何れかに記載のカップリングを駆動伝達部に用いたことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、カップリングの一方の駆動伝達部材に斜めに設けられた爪と他方に斜めに形成された孔とを嵌合させ、爪を傾斜方向に沿って移動可能に支持するとともに、該爪を前記孔側に向かって突出する方向に付勢したため、カップリングの製作誤差や摩耗、劣化等に応じて各爪が各々独立に移動して孔に接触する。このため、全ての爪が均等に回転駆動力を伝達し、製作誤差や摩耗等に起因する噛み合い不良を解消してトルクムラや回転ムラの無い駆動伝達を実現することができる。又、各爪に作用する力が小さく抑えられるためにカップリングの耐久性が高められる。
請求項2記載の発明によれば、孔の傾斜角度を爪の傾斜角度よりも小さく設定したため、駆動軸と従動軸の軸心のズレやカップリングの製作誤差、摩耗、劣化等に応じて各爪が各々独立に移動して孔に確実に接触し、全ての爪が均等に回転駆動力を伝達する。
請求項3記載の発明によれば、圧縮ばね又は永久磁石によって各爪を孔側に向かって突出する方向に付勢することができ、製作誤差や摩耗等に応じて各爪を各々独立に移動させて孔に接触させることができる。
請求項4記載の発明によれば、例えば像担持体の回転ムラを解消して像ズレの無い高質画像を安定して得ることができる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
[画像形成装置]
図1は本発明に係る画像形成装置の一形態としてのレーザープリンタの側断面図であり、図示のレーザープリンタ1においては、矩形ボックス状のプリンタ本体(筐体)2の上面の中央部に、傾斜した凹状の排紙トレイ3が設けられている。そして、プリンタ本体2の前面(図1の右側が前方)上部には開閉可能な手差しトレイ4が設けられおり、この手差しトレイ4とその奥のプリンタ本体2内に回転可能に設けられた手差し用の給紙ローラ5は手差し給紙部6を構成している。
図1は本発明に係る画像形成装置の一形態としてのレーザープリンタの側断面図であり、図示のレーザープリンタ1においては、矩形ボックス状のプリンタ本体(筐体)2の上面の中央部に、傾斜した凹状の排紙トレイ3が設けられている。そして、プリンタ本体2の前面(図1の右側が前方)上部には開閉可能な手差しトレイ4が設けられおり、この手差しトレイ4とその奥のプリンタ本体2内に回転可能に設けられた手差し用の給紙ローラ5は手差し給紙部6を構成している。
而して、レーザープリンタ1は、プリンタ本体2内に設けられた搬送路Lに沿って記録材である用紙Pを搬送しながら、不図示の端末等から送信される画像データに基づいて用紙Pに画像を形成するものであって、前記搬送路Lは、側面視略L字状を成して前記排紙トレイ3へと延びている。
又、レーザープリンタ1は、プリンタ本体2の下部に設けられたカセット給紙部7と、該カセット給紙部7上方のプリンタ本体2内の略中央部に設けられた画像形成部8と、該画像形成部8の後方に配された定着装置9と、該定着装置9上方のプリンタ本体2の上面に設けられた凹状の排紙部10を備えている。
上記カセット給紙部7は、上面が開放された矩形トレイ状の給紙カセット11内に複数枚の用紙Pを積層収容するとともに、給紙カセット11内の用紙Pを1枚ずつ取り出すピックローラ12と、取り出された用紙Pを1枚ずつ分離して搬送路Lへと送り出すフィードローラ13とリタードローラ14を備えており、搬送路Lには、送り出された用紙Pを一時待機させた後に所定のタイミングで画像形成部8へと供給するレジストローラ対15が設けられている。
前記画像形成部8は、手差し給紙部6又はカセット給紙部7から1枚ずつ供給された用紙Pに画像データに応じた画像を形成するものであって、プリンタ本体2内の略中央部に回転可能に配された像担持体としての感光ドラム16と、その周囲に配置された帯電器17、現像手段である現像装置18、転写手段である転写ローラ19及びクリーニング装置20と、これらの上方に配置されたレーザースキャナユニットト(LSU)21、補給用のトナーを収容したトナーホッパー22等を備えている。
又、前記定着装置9は、画像形成部8において用紙Pに転写されたトナー像を当該用紙Pに定着させるためのものであって、互いに圧接されて回転する定着ローラ23と加圧ローラ24を備えている。尚、定着ローラ23にはヒータ等の加熱手段が内蔵されており、加圧ローラ24はバネ等の付勢手段によって定着ローラ23に所定圧で加圧されており、両者間には定着ニップが形成されている。
更に、前記排紙部10は、定着装置9においてトナー像が定着された用紙Pをプリンタ本体2外へと排出するためのものであって、搬送路Lの末端に設けられた排紙ローラ対25と、前記定着装置9から搬送路Lに沿って搬送される用紙Pを前記搬送ローラ対25へと案内する縦リブ状の複数の搬送ガイドリブ26及びプリンタ本体2外へと排出される用紙Pを積載するための前記排紙トレイ3を備えている。
次に、以上の構成を有するレーザープリンタ1の画像形成動作について説明する。
例えば、パーソナルコンピュータ(パソコン)等の端末から当該レーザープリンタ1にプリント開始信号が送信されると、画像形成部8においては、感光ドラム16が不図示の駆動手段によって図1の矢印方向(時計方向)に所定のプロセススピードで回転駆動され、その表面が帯電器17によって所定の電位に一様に帯電される。そして、端末から送信された画像データに基づくレーザー光がレーザースキャナユニット21から出力されて感光ドラム16上に照射されると、該感光ドラム16上には画像データに応じた静電潜像が形成される。そして、この感光ドラム16上に形成された静電潜像は、現像装置18によって現像剤であるトナーを用いて現像されてトナー像として可視像化される。
ところで、カセット給紙を行う場合、カセット給紙部7の給紙カセット11内に収容された用紙Pは、ピックローラ12によって最上位のものから1枚ずつピックアップされ、フィードローラ13とリタードローラ14によって1枚ずつ分離されてレジストローラ対15へと搬送される。そして、レジストローラ対15においては、用紙Pは、一時待機状態とされた後、感光ドラム16上のトナー像と同期する所定のタイミングで画像形成部8へと供給される。
画像形成部8においては、感光ドラム16と転写ローラ19との間の転写ニップへと供給された用紙Pは、転写ローラ19によって感光ドラム16に押し付けられながら搬送されることによって、その表面(転写面)に感光ドラム16上のトナー像が転写される。そして、トナー像が転写された用紙Pは、定着装置9へと搬送され、この定着装置9において定着ローラ23と加圧ローラ24の定着ニップに挟み込まれて搬送される過程で加熱及び加圧されてトナー像の定着を受ける。尚、用紙Pへのトナー像の転写後に感光ドラム16の表面に残留するトナー(転写残トナー)はクリーニング装置20によって除去され、表面が清掃された感光ドラム16は次の画像形成動作に備えられる。
而して、定着装置9にて表面にトナー像が定着された用紙Pは、搬送路Lを上方へと排紙部10に向かって搬送され、搬送ガイドリブ26に沿って排紙ローラ対25へと導かれ、排紙ローラ対25によって挟み込まれた状態でプリンタ本体2外へと送り出され、プリンタ本体2の上部に設けられた排紙トレイ3上に積載され、一連の画像形成動作が終了する。
尚、ユーザーが手差しで給紙する場合には、手差し給紙部6の手差しトレイ4上に積載された用紙Pが手差し用の給紙ローラ5によってレジストローラ対15へと供給され、以後は前述と同様のプロセスを経て用紙Pに画像が形成され、画像が形成された用紙Pはプリンタ本体2外の排紙トレイ3上に積載される。
[カップリング]
次に、本発明に係るカップリングの実施の形態を図2〜図5に基づいて説明する。
次に、本発明に係るカップリングの実施の形態を図2〜図5に基づいて説明する。
図2は図1に示したレーサープリンタの感光ドラム駆動系の斜視図、図3は本発明に係るカップリングの分解斜視図、図4(a)は同カップリングの駆動側駆動伝達部材の正面図、図4(b)は同駆動側駆動伝達部材の平面図(図4(a)の矢視A方向の図)、図4(c)は同駆動側駆動伝達部材の側面図(図4(a)の矢視B方向の図)、図5(a)は製作誤差等が無い場合のカップリングの状態を示す断面図、図5(b)は製作誤差等が存在する場合のカップリングの状態を示す断面図である。
図2に示すように、前記感光ドラム16はモータMによって回転駆動されるが、モータMの出力軸27の端部には小径の駆動ギヤG1が結着されており、この駆動ギヤG1は、駆動軸28に結着された大径の従動ギヤG2に噛合している。そして、駆動軸28と感光ドラム16のドラム軸(従動軸)29とは同軸に配されており、両者は本発明に係るカップリング30によって連結されている。
而して、モータMが起動されると、その出力軸27の回転は駆動ギヤG1と従動ギヤG2によって減速されて駆動軸28へと伝達され、駆動軸28の回転はカップリング30を介してドラム軸29へと伝達されて感光ドラム16が所定の速度(プロセススピード)で回転駆動される。
ところで、カップリング30は、図3に示すように、駆動軸28と従動軸であるドラム軸29の相対向する端部に結着された円柱状の駆動伝達部材31,32によって構成されており、駆動側の駆動伝達部材31に設けられた円柱状の3つの爪33を従動側の駆動伝達部材32に形成された3つの孔34に嵌合させることによって駆動軸28からドラム軸29へと回転駆動力を伝達する。
上記駆動側の駆動伝達部材31には、図4に示すように、同一円周上に3つの前記爪33が等角度ピッチ(120°ピッチ)で設けられているが、これらの爪33は軸心に対して所定角度α(図5参照)だけ傾斜し、且つ、その傾斜方向に沿って移動可能に設けられている。具体的には、図5に示すように、駆動側の駆動伝達部材31には、3つの円孔35(図5には1つのみ図示)が軸心に対して図示の角度αだけ傾斜して形成されており、各円孔35の一端は駆動伝達部材31の端面に結着された円板状のプレート36によって閉塞されている。そして、各円孔35には各爪33が移動可能に嵌合保持されており、各爪33は円孔35内に縮装された付勢手段としての圧縮ばね37によって駆動伝達部材31から突出する方向に付勢され、その一部は駆動伝達部材31の端面から外方(従動側の駆動伝達部材32)に向かって突出している。尚、本実施の形態では、爪33の付勢手段として圧縮ばね37を使用したが、これに代えて互いに反発する異極(N.S極)の永久磁石等を使用しても良い。この場合、爪33の脱落を防ぐために例えば図6に示すようなストッパ機構を設ける必要がある。即ち、駆動伝達部材32に大小異径の円孔35a,35bを形成し、これらの円孔35a,35bに挿通する爪33の端部に形成された鍔部33aを円孔35a,35bの段部に係合させることによって爪33の脱落を防ぐことができる。
他方、図3に示すように、従動側の駆動伝達部材32の爪33に対応する箇所には3つの前記孔34が同一円周上に等角度ピッチで形成されているが、図5に示すように、各孔34は軸心に対して爪33と同方向に所定角度βだけ傾斜しており、その傾斜角度βは爪33の傾斜角度αよりも小さく設定されている(β<α)。尚、本実施の形態では、爪33の傾斜角度αを10°、孔34の傾斜角度βを5°に設定している。
而して、前述のようにモータMから駆動ギヤG1と従動ギヤG2を経て駆動軸28に伝達された回転駆動力は、カップリング30において互いに凹凸嵌合する3つの爪33と孔34を経てドラム軸29へと伝達されて感光ドラム16が所定の速度(プロセススピード)で回転駆動されるが、本実施の形態では、カップリング30の駆動側の駆動伝達部材31に斜めに設けられた爪33と従動側の駆動伝達部材32に斜めに形成された孔34とを嵌合させ、爪33を傾斜方向に沿って移動可能に支持するとともに、該爪33を圧縮ばね37によって孔34側に向かって突出する方向に付勢したため、カップリング30の製作誤差や摩耗、劣化等に応じて各爪33が各々独立に移動して孔34に接触する。このため、全ての爪33が均等に回転駆動力を伝達し、製作誤差や摩耗等に起因する噛み合い不良を解消してトルクムラや回転ムラの無い駆動伝達を実現することができ、感光ドラム16のムラの無い高精度な回転が可能となる。
特に、本実施の形態では、孔34の傾斜角度β(=5°)を爪33の傾斜角度α(=10°)よりも小さく設定したため(β<α)、駆動軸28とドラム軸29の軸心のズレや当該カップリング30の製作誤差、摩耗、劣化等に応じて各爪33が各々独立に移動して孔34に確実に接触し、全ての爪33が均等に回転駆動力を伝達する。即ち、製作誤差等が無い場合には、図5(a)に示すように爪33は最大に突出して孔34の全長に亘って挿入されるが、製作誤差等が存在する場合には、図5(b)に示すように爪33は孔34の途中で接触してその位置に保持される。
又、以上のようにカップリング30の全ての爪33が均等に回転駆動力を伝達する結果、各爪33に作用する力が小さく抑えられ、過負荷による爪33の折損等の不具合が発生することがなく、カップリング30の耐久性が高められる。
更に、カップリング30は、その爪33が移動しても全体が移動する訳ではないため、軸方向のストロークが伸びることがなく、又、製作誤差等を吸収することができるために寸法精度に余裕を持つことができる。尚、孔34の形状を周方向に長孔状とすれば、爪33の傾きや長さの変化を吸収して容易に接続を解除することができる。
そして、本発明に係るカップリング30によって例えば感光ドラム16の回転ムラを解消することができるため、像ズレの無い高質画像を安定して得ることができる。
1 レーザープリンタ(画像形成装置)
2 プリンタ本体
3 排紙トレイ
4 手差しトレイ
5 手差し用給紙ローラ
6 手差し給紙部
7 カセット給紙部
8 画像形成部
9 定着装置
10 排紙部
11 給紙カセット
12 ピックローラ
13 フィードローラ
14 リタードローラ
15 レジストローラ対
16 感光ドラム
17 帯電器
18 現像装置
19 転写ローラ
20 クリーニング装置
21 レーザースキャナユニット(LSU)
22 トナーホッパー
23 定着ローラ
24 加圧ローラ
25 排紙ローラ対
26 ガイドリブ
27 モータの出力軸
28 駆動軸
29 ドラム軸(従動軸)
30 カップリング
31,32 駆動伝達部材
33 爪
33a 爪の鍔部
34 孔
35 円孔
36 プレート
37 圧縮ばね(付勢手段)
G1 駆動ギヤ
G2 従動ギヤ
L 搬送路
M モータ
P 用紙(記録材)
α 爪の傾斜角度
β 孔の傾斜角度
2 プリンタ本体
3 排紙トレイ
4 手差しトレイ
5 手差し用給紙ローラ
6 手差し給紙部
7 カセット給紙部
8 画像形成部
9 定着装置
10 排紙部
11 給紙カセット
12 ピックローラ
13 フィードローラ
14 リタードローラ
15 レジストローラ対
16 感光ドラム
17 帯電器
18 現像装置
19 転写ローラ
20 クリーニング装置
21 レーザースキャナユニット(LSU)
22 トナーホッパー
23 定着ローラ
24 加圧ローラ
25 排紙ローラ対
26 ガイドリブ
27 モータの出力軸
28 駆動軸
29 ドラム軸(従動軸)
30 カップリング
31,32 駆動伝達部材
33 爪
33a 爪の鍔部
34 孔
35 円孔
36 プレート
37 圧縮ばね(付勢手段)
G1 駆動ギヤ
G2 従動ギヤ
L 搬送路
M モータ
P 用紙(記録材)
α 爪の傾斜角度
β 孔の傾斜角度
Claims (4)
- 同軸上に配された駆動軸と従動軸の相対向する端部にそれぞれ取り付けられた駆動伝達部材の一方に設けられた複数の爪を他方に形成された同数の孔に嵌合させることによって前記駆動軸から前記従動軸に回転駆動力を伝達するカップリングにおいて、
前記爪と前記孔とを軸心に対して互いに異なる角度傾斜させ、前記爪を傾斜方向に沿って移動可能に支持するとともに、該爪を前記孔側に向かって突出する方向に付勢する付勢手段を設けたことを特徴とするカップリング。 - 前記孔の傾斜角度を前記爪の傾斜角度よりも小さく設定したことを特徴とする請求項1記載のカップリング。
- 前記付勢手段を圧縮ばね又は永久磁石で構成したことを特徴とする請求項1記載のカップリング。
- 請求項1〜3の何れかに記載のカップリングを駆動伝達部に用いたことを特徴とする画像形成装置。
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JP2009117241A JP2010265977A (ja) | 2009-05-14 | 2009-05-14 | カップリング及びこれを備えた画像形成装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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