JP2009084021A - 給紙装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品精度のバラツキによる動作不良を解消し、用紙を常に確実に給紙することができる給紙装置を提供すること。
【解決手段】給紙ローラを回転駆動する駆動ギヤに選択的に噛合する欠歯ギヤと、該欠歯ギヤを一回転方向に付勢するスプリング(付勢手段)31と、前記欠歯ギヤに選択的に噛合して前記スプリング31の付勢力に抗して欠歯ギヤを初期位置に戻す入力ギヤと、前記欠歯ギヤを初期位置に保持/保持解除する接離手段(ソレノイド)と、前記欠歯ギヤと共に回転する回転カム30と、前記給紙ローラに選択的に押圧されるリフト板とこれに取り付けられた押上げカム34と、前記回転カム30によって揺動して前記押下げカム34に選択的に係合するレバー35を備えた給紙装置において、前記回転カム30が動作した後、一定時間だけ前記レバー35と前記押下げカム34の間に隙間δが確保されるよう構成する。
【選択図】図8

Description

本発明は、特に手差しトレイから用紙を画像形成部に向けて給送するための給紙装置及びこれを備えた画像形成装置に関するものである。
電子写真方式を採用する複写機やプリンタ等の画像形成装置においては、用紙を画像形成部に給送し、画像形成部において像担持体上に形成されたトナー像を用紙上に転写した後、該トナー像を用紙に定着するプロセスを経て画像が形成されるが、用紙を画像形成部へと給送する方式として、複数枚の用紙を給紙カセットに予め積層収容しておき、給紙カセットから用紙を1枚ずつピックアップして画像形成部へと給送するカセット給紙と、手差しトレイに積載された複数枚の用紙を1枚ずつ画像形成部へと給送する手差し給紙の何れかの方式を選択することができる。
ところで、手差し給紙を行うための従来の給紙装置においては、リフト板を押さえている押上げカムを回転カムによって押し上げることによってリフト板を押し上げ、該リフト板を給紙ローラに押圧して用紙を装置本体内の画像形成部へと搬送する構成が採用されていた(例えば、特許文献1参照)。
ところが、上述のように回転カムによってリフト板を直接押し上げる構成を採用すると回転カムが大きくなってしまい、該回転カムの周辺に大きなスペースが必要となるために給紙装置が大型化するという問題があった。
そこで、近年、回転カムと押上げカムの間にレバーを介在させることによって省スペース化を図った給紙装置が主流となっている。このような給紙装置を図11〜図15に基づいて以下に説明する。
図11は従来の給紙装置の駆動系の正面側斜視図、図12は駆動系の裏面側斜視図、図13は同駆動系要部の裏面側斜視図、図14及び図15は回転カムとレバー及び押上げカムの動作を示す駆動系要部の裏面図である。
図11及び図12において、26は給紙ローラ軸であって、この給紙ローラ軸26の一端には手差し用の前記給紙ローラ5が結着され、他端には駆動ギヤ27が結着されている。そして、駆動ギヤ27の下方には、駆動軸28が前記給紙ローラ軸26と平行に配されており、この駆動軸28には欠歯ギヤ29と回転カム30が結着されている。又、回転カム30の裏面には、図12〜図15に示すように、付勢手段であるスプリング31が張設されており、回転カム30と欠歯ギヤ29は、スプリング31によって図14及び図15の矢印A方向(反時計方向)に付勢されている。
ここで、前記欠歯ギヤ29の外周部には欠歯部が部分的に形成されており、該欠歯ギヤ29には前記駆動ギヤ27と不図示の入力ギヤが選択的に噛合する。
又、図11に示すように、給紙ローラ5の下方にはリフト板32が軸33を中心として上下に揺動可能に支持されて設けられており、このリフト板32の幅方向一端(駆動ギヤ27が設けられた側の端部(図11の右端))には押上げカム34が取り付けられている。そして、この押上げカム34と前記回転カム30の間にはレバー35が介設されており、このレバー35は、後述のように回転カム30に係合して上下に揺動することによって前記押上げカム34を押し上げる。ここで、回転カム30の外周には、図14及び図15に示すように、レバー35を押し上げるための平坦なカム面30aと、レバー35を押し上げた状態に保持するための円弧状のカム面30bと、レバー35を押し下げるための平坦なカム面30cが形成されている。
而して、手差し給紙部6からの給紙が行われる前においては、欠歯ギヤ29と回転カム30及びレバー35は図14に示す初期位置にある。即ち、欠歯ギヤ29と回転カム30は図12に示すソレノイド37によって図14に示す初期位置に固定されており、このとき、スプリング31は伸張されて欠歯ギヤ29と回転カム30を図14及び図15の矢印A方向に付勢している。又、図14に示す初期位置においては、レバー35は、回転カム30のカム面30aに係合して押上げカム34から離間しているため、リフト板32は図11に示すように給紙ローラ5から離間しており、従って、この状態では用紙の給紙はなされない。尚、このとき、不図示の入力ギヤは常時回転(空転)しているが、該入力ギヤは欠歯ギヤ29に噛合していないため、その回転が欠歯ギヤ29に伝達されることはなく、該欠歯ギヤ29と回転カム30は初期位置で静止している。
上記状態からユーザーが用紙を手差し給紙部6から給紙する場合には、不図示の手差しトレイ上に用紙がセットされてプリント開始信号が入力されると、ソレノイド37に通電がなされて欠歯ギヤ29と回転カム30の固定が解除される。すると、スプリング31に蓄積されていた回転エネルギーが開放されるため、この回転エネルギーによって欠歯ギヤ29と回転カム30が一体的に図15の矢印A方向に回転する。
上述のように回転カム30が図15の矢印A方向に回転すると、これのカム面30aに係合するレバー35が押上げカム34とリフト板32を押し上げるため、該リフト板32が給紙ローラ5に押圧されるとともに、欠歯ギヤ29が駆動ギヤ27に噛合する。すると、欠歯ギヤ29の回転は駆動ギヤ27を経て給紙ローラ軸26へと伝達され、該給紙ローラ軸26とこれに結着された給紙ローラ5が回転し、リフト板32上の用紙が該リフト板32と給紙ローラ5によって挟持されて不図示の画像形成部へと搬送される。
以上のようにして1枚の用紙の手差し給紙部6からの給紙が終了すると、欠歯ギヤ29が入力ギヤに噛合するため、該欠歯ギヤ29が回転カム30と共にスプリング31の付勢力に抗して反矢印A方向(図14及び図15の時計方向)に回転して図14に示す初期位置に戻され、ソレノイド37によって欠歯ギヤ29と回転カム30が図14に示す初期位置に固定され、スプリング31には回転エネルギーが再び蓄積される。以後、同様の作用が繰り返されて手差し給紙部6からの給紙が連続的になされる。
特許第3337978号公報
しかしながら、上記従来の給紙装置においては、部品精度のバラツキのために初期位置におけるレバー35と押上げカム34との隙間が小さくなる場合があり、このような場合には、図15に示すようにソレノイドによる欠歯ギヤ29と回転カム30の固定が解除されたときに欠歯ギヤ29が駆動ギヤ27に噛合する以前にレバー35が押上げカム34に接触し、欠歯ギヤ29のそれ以上の回転が阻止されるために該欠歯ギヤ29が駆動ギヤ27に噛合せず、欠歯ギヤの29回転が駆動ギヤ27に伝達されないために給紙ローラ5が回転せず、用紙が正常に給紙されないという問題が発生する。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、部品精度のバラツキによる動作不良を解消し、用紙を常に確実に給紙することができる給紙装置とこれを備えた画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、給紙ローラを回転駆動する駆動ギヤに選択的に噛合する欠歯ギヤと、該欠歯ギヤを一回転方向に付勢する付勢手段と、前記欠歯ギヤに選択的に噛合して前記付勢手段の付勢力に抗して欠歯ギヤを初期位置に戻す入力ギヤと、前記欠歯ギヤを初期位置に保持/保持解除する接離手段と、前記欠歯ギヤと共に回転する回転カムと、前記給紙ローラに選択的に押圧されるリフト板とこれに取り付けられた押上げカムと、前記回転カムによって揺動して前記押上げカムに選択的に係合するレバーを備え、前記接離手段によって前記欠歯ギヤの初期位置での保持が解除され、該欠歯ギヤが前記付勢手段による付勢力によって回転して前記駆動ギヤに噛合すると前記給紙ローラが回転するとともに、欠歯ギヤと共に回転する回転カムによって前記レバーが動作して前記押上げカムを前記リフト板と共に押し上げてリフト板を前記給紙ローラに押圧することによって用紙を給紙する給紙装置において、
前記回転カムが動作した後、一定時間だけ前記レバーと前記押上げカムの間に隙間が確保されるよう構成したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記回転カムが動作した後一定時間は、前記レバーが前記回転カムの該レバーを押し下げるカム面に係合するよう構成したことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、給紙手段によって用紙を画像形成部に給送し、画像形成部において像担持体上に形成されたトナー像を用紙上に転写した後、該トナー像を用紙に定着する画像形成装置において、前記給紙手段を請求項1又は2記載の給紙装置で構成したことを特徴とする。
本発明によれば、給紙に際して回転カムが動作した後、一定時間だけレバーと押上げカムの間に隙間が確保されるよう構成したため、欠歯ギヤが駆動ギヤに噛合する以前にレバーが押上げカムに接触して欠歯ギヤのそれ以上の回転が阻止されるという不具合の発生が防がれ、回転カムが一定時間だけ回転した後には欠歯ギヤが駆動ギヤに常に確実に噛合する。このため、欠歯ギヤの回転が駆動ギヤに伝達されて給紙ローラが常に確実に回転し、該給紙ローラの回転によって用紙が正常に給紙され、部品精度のバラツキによる動作不良の問題が解消される。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
[画像形成装置]
図1は本発明に係る画像形成装置の一形態としてのレーザビームプリンタの側断面図である。
図示のレーザビームプリンタ1においては、箱状の本体(筐体)2の上面の中央部に、傾斜した凹状の排紙トレイ3が設けられている。そして、本体2の前面(図1の右側が前方)上部には開閉可能な手差しトレイ4が設けられており、この手差しトレイ4とその奥の本体2内に回転可能に設けられた手差し用の給紙ローラ5は手差し給紙部6を構成している。尚、手差し給紙部6の詳細は後述する。
而して、レーザビームプリンタ1は、本体2内に設けられた搬送路Lに沿って記録材である用紙を搬送しながら、不図示の端末等から送信される画像データに基づいて用紙に画像を形成するものであって、前記搬送路Lは、側面視略L字状を成して前記排紙トレイ3へと延びている。
又、レーザビームプリンタ1は、本体2の下部に設けられたカセット給紙部7と、該カセット給紙部7上方の本体2内の略中央部に設けられた画像形成部8と、該画像形成部8の後方に配された定着部9と、該定着部9上方の本体2上面に設けられた凹状の排紙部10を備えている。
上記カセット給紙部7は、上面が開放された矩形箱状の給紙カセット11内に複数枚の用紙を積層収容するとともに、給紙カセット11内の用紙を1枚ずつ取り出すピックローラ12と、取り出された用紙を1枚ずつ分離して搬送路Lへと送り出す給紙ローラ13aと分離ローラ13bを備えており、搬送路Lには、送り出された用紙を一時待機させた後に所定のタイミングで画像形成部8へと供給するレジストローラ対14が設けられている。
前記画像形成部8は、手差し給紙部6又はカセット給紙部7から供給された用紙に画像を形成するものであって、本体2内の略中央部に回転可能に配された像担持体としての感光ドラム15と、その周囲に配置された帯電器16、現像手段である現像装置17、転写手段である転写ローラ18及びクリーニング装置19と、これらの上方に配置されたレーザスキャナユニット(LSU)20、トナーホッパー21等を備えている。
又、前記定着部9は、画像形成部8において用紙に転写されたトナー像を当該用紙に定着させるためのものであって、互いに圧接されて回転する定着ローラ22と加圧ローラ23を備えている。
更に、前記排紙部10は、定着部9においてトナー像が定着された用紙を本体2外へと排出するためのものであって、搬送路Lの末端に設けられた排紙ローラ対24と、搬送路Lを搬送される用紙を前記排紙ローラ対24へと案内する縦リブ状の複数の搬送ガイドリブ25及び本体2外へと排出される用紙を積載するための前記排紙トレイ3を備えている。
次に、以上の構成を有するレーザビームプリンタ1の画像形成動作について説明する。
例えばパーソナルコンピュータ(パソコン)等の端末から当該レーザビームプリンタ1にプリント開始信号が送信されると、画像形成部8においては、感光ドラム15が不図示の駆動手段によって図1の矢印方向(時計方向)に回転駆動され、その表面が帯電器16によって所定の電位に一様に帯電される。そして、端末から送信された画像データに基づくレーザ光がレーザスキャナユニット20から出力されて感光ドラム15上に照射されると、該感光ドラム15上には静電潜像が形成される。そして、この感光ドラム15上に形成された静電潜像は、現像装置17によって現像剤であるトナーを用いて現像されてトナー像として可視像化される。
ところで、カセット給紙を行う場合、カセット給紙部7の給紙カセット11内に収容された用紙は、ピックローラ12によって最上位のものから1枚ずつピックアップされ、180°方向が反転されつつ給紙ローラ13aによってレジストローラ対14へと搬送される。
レジストローラ対14においては、用紙は、一時待機状態とされた後、感光ドラム15上のトナー像に同期する所定のタイミングで画像形成部8へと供給される。
画像形成部8においては、感光ドラム15と転写ローラ18との間の転写ニップへと供給された用紙は、転写ローラ18によって感光ドラム15に押し付けられながら搬送されることによって、その表面(転写面)に感光ドラム15上のトナー像が転写される。そして、トナー像が転写された用紙は、定着部9へと搬送され、この定着部9において定着ローラ22と加圧ローラ23によって挟み込まれて搬送される過程で加熱及び加圧されてトナー像の定着を受ける。尚、用紙へのトナー像の転写後に感光ドラム15の表面に残留するトナー(転写残トナー)はクリーニング装置19によって除去される。
而して、定着部9にて表面にトナー像が定着された用紙は、搬送路Lを上方へと搬送され、搬送ガイドリブ25に沿って排紙ローラ対24へと導かれ、排紙ローラ対24によって本体2上部の排紙トレイ3に排出されて積載され、一連の画像形成動作が完了する。
尚、ユーザーが手差しで給紙する場合には、手差し給紙部6の手差しトレイ4上にセットされた用紙が給紙ローラ5によってレジストローラ対14へと供給され、以後は前述と同様のプロセスを経て用紙に画像が形成される。
[給紙装置]
次に、本発明に係る給紙装置を構成する手差し給紙部6の構成について説明する。
図2は本発明に係る給紙装置の駆動系の斜視図、図3は同駆動系要部の裏面側斜視図、図4は同駆動系要部の正面側斜視図、図5は同駆動系要部の正面図、図6は同駆動系要部の裏面図、図7は同駆動系要部の正面図、図8は同駆動系要部の裏面図、図9及び図10は回転カムとレバー及び押上げカムの動作を示す駆動系要部の裏面図である。
本実施の形態に係る手差し給紙部6の基本構成は図11〜図15に示した従来の給紙装置と同じであるため、図2〜図10においては図11〜図15に示したものと同一要素には同一符号を付しており、以下、本発明の特徴的な構成についてのみ説明する。
図4、図5及び図7に示すように、駆動軸28の正面側の一端(欠歯ギヤ29が設けられた側の端部)には制御筒36が結着されており、該制御筒36の外周の一部には係止爪36aが突設されている。
又、前記制御筒36の近傍には接離手段であるソレノイド37が配設されており、該ソレノイド37の作動子38のL字状に屈曲した先端部は前記制御筒36の係止爪36aに対して係脱する。ここで、作動子38は不図示のスプリングによって付勢され、ソレノイド37に通電されない非通電時(手差し給紙がなされない初期状態)には、作動子38の先端部は、図4及び図5に示すように、制御筒36の係止爪36aに係合して制御筒36と欠歯ギヤ29及び回転カム30を図5及び図6に示す初期位置に固定する。
而して、ユーザーが用紙を手差し給紙する場合には、図1に示す手差しトレイ4上に用紙がセットされてプリント開始信号が入力されると、ソレノイド37に通電がなされて作動子38が不図示のスプリングの付勢力に抗して図7の矢印B方向に動作し、その先端部が制御筒36の係止爪36aから離脱する。すると、スプリング31に蓄積されていた回転エネルギーが開放されるため、この回転エネルギーによって欠歯ギヤ29と制御筒36及び回転カム30が一体的に図7の矢印A方向に回転する。
ここで、ソレノイド37に通電されて回転カム30が回転を開始した直後の状態を図8に示すが、本実施の形態は、回転カム30が回転を開始した後、一定時間だけレバー35と押上げカム34の間に所定の隙間δが確保されるよう構成したことを特徴とする。具体的には、図8に示すように、回転カム30が回転を開始した後一定時間は、レバー35が回転カム30のカム面30c(レバー35を押し下げるためのカム面)に係合するよう構成したことを特徴とする。
従って、本実施の形態によれば、欠歯ギヤ29が駆動ギヤ27に噛合する以前にレバー35が押上げカム34に接触することがなく、欠歯ギヤ29のそれ以上の回転が阻止されるという不具合の発生が防がれ、回転カム30が一定時間だけ回転した後には欠歯ギヤ29が駆動ギヤ27に常に確実に噛合する。
その後、回転カム30が更に回転すると、図9に示すように回転カム30によってレバー35が押し上げられて該レバー35の先端部が押上げカム34に当接し、押上げカム34と図2に示すリフト板32がレバー35によって押し上げられ、リフト板32が給紙ローラ5に押圧され、欠歯ギヤ29の回転が駆動ギヤ27及び給紙ローラ軸26を経て給紙ローラ5に伝達されて該給紙ローラ5が回転駆動されるため、図1に示す手差しトレイ4上にセットされた用紙が給紙ローラ5とリフト板32によって挟持されながら図1に示すレジストローラ対14に向かって搬送されて画像形成に供される。そして、レバー35が回転カム30のカム面30bに係合している間は押上げカム34の押し上げが保持され、リフト板32の給紙ローラ5への押圧も保持される。
以上のようにして1枚の用紙の手差し給紙が終了すると、レバー35は回転カム30のカム面30cに係合して押し下げられるため、その先端が押上げカム34から離脱するとともに、欠歯ギヤ29が図5及び図7に示す入力ギヤ39に噛合するため、該欠歯ギヤ29が制御筒36及び回転カム30と共にスプリング31の付勢力に抗して反矢印A方向(図9及び図10の時計方向)に回転して図5及び図6に示す初期位置に戻され、制御筒36の係止爪36aにソレノイド37の作動子38の先端部が係合して欠歯ギヤ29と制御筒36及び回転カム30の回転停止され、スプリング31には回転エネルギーが再び蓄積される。以後、同様の作用が繰り返されて手差し給紙部6から用紙が給紙される。
而して、本実施の形態によれば、給紙に際して回転カム30が動作した後、一定時間だけレバー35と押上げカム34の間に隙間δ(図8参照)が確保されるよう構成したため、欠歯ギヤ29が駆動ギヤ27に噛合する以前にレバー35が押上げカム34に接触して欠歯ギヤ29のそれ以上の回転が阻止されるという不具合の発生が防がれ、回転カム30が一定時間だけ回転した後には欠歯ギヤ29が駆動ギヤ27に常に確実に噛合する。このため、欠歯ギヤ29の回転が駆動ギヤ27に伝達されて給紙ローラ5が常に確実に回転し、該給紙ローラの回転によって用紙が正常に給紙され、部品精度のバラツキによる動作不良の問題が解消される。
尚、以上は本発明を特にレーザビームプリンタ及びこれに備えられた給紙装置に適用した形態について説明したが、本発明は、プリンタの他、複写機やファクシミリ装置等、他の任意の画像形成装置及びこれに備えられた給紙装置に対しても同様に適用可能であることは勿論である。
本発明に係る画像形成装置(レーザビームプリンタ)の側断面図である。 本発明に係る給紙装置の駆動系の斜視図である。 本発明に係る給紙装置の駆動系要部の裏面側斜視図である。 本発明に係る給紙装置の駆動系要部の正面側斜視図である。 本発明に係る給紙装置の駆動系要部の正面図である。 本発明に係る給紙装置の駆動系要部の裏面図である。 本発明に係る給紙装置の駆動系要部の正面図である。 本発明に係る給紙装置の駆動系要部の裏面図である。 本発明に係る給紙装置の回転カムとレバー及び押上げカムの動作を示す駆動系要部の裏面図である。 本発明に係る給紙装置の回転カムとレバー及び押上げカムの動作を示す駆動系要部の裏面図である。 従来の給紙装置の駆動系の正面側斜視図である。 従来の給紙装置の駆動系の裏面側斜視図である。 従来の給紙装置の駆動系要部の裏面側斜視図である。 従来の給紙装置の回転カムとレバー及び押上げカムの動作を示す駆動系要部の裏面図である。 従来の給紙装置の回転カムとレバー及び押上げカムの動作を示す駆動系要部の裏面図である。
符号の説明
1 レーザビームプリンタ(画像形成装置)
2 プリンタ本体
3 排紙トレイ
4 手差しトレイ
5 給紙ローラ
6 手差し給紙部
7 カセット給紙部
8 画像形成部
9 定着部
10 排紙部
11 給紙カセット
12 ピックローラ
13a 給紙ローラ
13b 分離ローラ
14 レジストローラ対
15 感光ドラム
16 帯電器
17 現像装置
18 転写ローラ
19 クリーニング装置
20 レーザスキャナユニット(LSU)
11 トナーホッパー
22 定着ローラ
23 加圧ローラ
24 排紙ローラ対
25 搬送ガイドリブ
26 給紙ローラ軸
27 駆動ギヤ
28 駆動軸
29 欠歯ギヤ
30 回転カム
30a〜30c 回転カムのカム面
31 スプリング(付勢手段)
32 リフト板
33 軸
34 押上げカム
35 レバー
36 制御筒
36a 制御筒の係止爪
37 ソレノイド(接離手段)
38 ソレノイドの作動子
39 入力ギヤ
L 搬送路
δ 隙間

Claims (3)

  1. 給紙ローラを回転駆動する駆動ギヤに選択的に噛合する欠歯ギヤと、該欠歯ギヤを一回転方向に付勢する付勢手段と、前記欠歯ギヤに選択的に噛合して前記付勢手段の付勢力に抗して欠歯ギヤを初期位置に戻す入力ギヤと、前記欠歯ギヤを初期位置に保持/保持解除する接離手段と、前記欠歯ギヤと共に回転する回転カムと、前記給紙ローラに選択的に押圧されるリフト板とこれに取り付けられた押上げカムと、前記回転カムによって揺動して前記押上げカムに選択的に係合するレバーを備え、前記接離手段によって前記欠歯ギヤの初期位置での保持が解除され、該欠歯ギヤが前記付勢手段による付勢力によって回転して前記駆動ギヤに噛合すると前記給紙ローラが回転するとともに、欠歯ギヤと共に回転する回転カムによって前記レバーが動作して前記押上げカムを前記リフト板と共に押し上げてリフト板を前記給紙ローラに押圧することによって用紙を給紙する給紙装置において、
    前記回転カムが動作した後、一定時間だけ前記レバーと前記押上げカムの間に隙間が確保されるよう構成したことを特徴とする給紙装置。
  2. 前記回転カムが動作した後一定時間は、前記レバーが前記回転カムの該レバーを押し下げるカム面に係合するよう構成したことを特徴とする請求項1記載の給紙装置。
  3. 給紙手段によって用紙を画像形成部に給送し、前記画像形成部において像担持体上に形成されたトナー像を用紙上に転写した後、該トナー像を用紙に定着させる画像形成装置において、
    前記給紙手段を請求項1又は2記載の給紙装置で構成したことを特徴とする画像形成装置。
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