JP2019127390A - シート搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】トルクリミッタを用いるリタードローラを設けた構成において、シートの分離性能の向上とシートの搬送抵抗の軽減とを両立したシート搬送装置を提供する。【解決手段】シート搬送装置は負荷手段を備える。負荷手段は、モータ4と、モータ4からの駆動力を搬送方向Dと反対方向の駆動力としてリタードローラ23に入力する複数のギアを有する第1駆動列20Aと、第1駆動列20A中に配置され、第1負荷を発生する第1トルクリミッタ32と、第1駆動列20A中における第1トルクリミッタ32の駆動上流側に配置され、モータ4からの駆動力の接離を切り替えるクラッチ28と、第1駆動列20Aとは独立し、リタードローラ23に第2負荷を与える第2トルクリミッタ37と、シートSの搬送中において、クラッチ28を所定時間接続させ、所定時間後に切断するように制御するCPU91とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、シート搬送装置及びそれを備えた画像形成装置に関する。
従来から画像読取装置、画像形成装置、複写機等に搭載されるシート搬送装置は、複数枚重なったシートを1枚ずつ分離して供給する機構を備えている。この機構の一つとして、シートの分離性能を向上させるためにトルクリミッタを用いるリタードローラを設けた構成がある。
例えば、特許文献1には、搬送経路に沿ってシートを搬送する給送ローラと、給送ローラとニップを形成するリタードローラと、給送ローラを駆動する第1モータと、リタードローラを駆動する第2モータとを備えた画像読取装置が開示されている。リタードローラはトルクリミッタを介して軸部材に接続されている。
そして、シートを給送する際には、給送ローラを搬送方向に回転させ、リタードローラを搬送方向と反対側に回転させることにより、複数枚のシートが供給された場合に、リタードローラが重なったシートを分離して搬送方向上流側へ戻すようにしている。シートの分離が終了すると、リタードローラへの駆動を切断することにより、リタードローラは1枚のシートを介して給送ローラの駆動を受け、トルクが作用した状態で搬送方向に回転し、1枚のシートを搬送方向へ搬送する。
特開2016−159989号公報
特許文献1の構成によれば、シートの分離後、1枚のシートを搬送しているときに、リタードローラにトルクリミッタのトルクが作用した状態でシートを搬送するため、そのトルクがシートを搬送する抵抗となる。このように、トルクリミッタを用いるリタードローラを設けた構成においては、シートの分離性能は向上するが、シートの搬送抵抗は大きくなるという課題がある。
本発明は、トルクリミッタを用いるリタードローラを設けた構成において、シートの分離性能の向上とシートの搬送抵抗の軽減とを両立したシート搬送装置を提供することを目的とする。また、そのシート搬送装置を備えた画像形成装置を提供することも目的とする。
本発明のシート搬送装置は、搬送方向に給送されてくるシート(S)を分離する分離ローラ(22)と、分離ローラ(22)とニップを形成するリタードローラ(23)と、リタードローラ(23)にシート(S)の搬送方向(D)と反対方向に回転負荷を与える負荷手段と、を備え、負荷手段は、モータ(4)と、モータ(4)からの駆動力を搬送方向(D)と反対方向の駆動力としてリタードローラ(23)に入力する複数のギアを有する第1駆動列(20A)と、第1駆動列(20A)中に配置され、第1負荷を発生する第1トルクリミッタ(32)と、第1駆動列(20A)中における第1トルクリミッタ(32)の駆動上流側に配置され、モータ(4)からの駆動力の接離を切り替えるクラッチ(28)と、第1駆動列(20A)とは独立し、リタードローラ(23)に第2負荷を与える第2トルクリミッタ(37)と、シート(S)の搬送中において、クラッチ(28)を所定時間接続させ、所定時間後に切断するように制御する制御部(91)と、を備えることを特徴とする。
上記の構成によれば、シート(S)の搬送中において所定時間はクラッチ(28)が接続された状態となるため、第1トルクリミッタ(32)の第1負荷及び第2トルクリミッタ(37)の第2負荷がリタードローラ(23)に与えられる。一方、所定時間経過後にクラッチ(28)が切断されると、リタードローラ(23)に第1トルクリミッタ(32)の第1負荷が掛からなくなり、第2トルクリミッタ(37)の第2負荷のみが掛かる。
本発明によれば、第1負荷>第2負荷であれば、クラッチが接続された状態においてリタードローラはアクティブリタードローラとして機能し、第1負荷<第2負荷であれば、クラッチが接続された状態においてリタードローラはパッシブリタードローラとして機能する。よって、何れの場合でもシート先端部の分離性能が向上する。
また、所定時間経過後にクラッチが切断されると、リタードローラはパッシブリタードローラとして機能する。よって、シート先端部の分離後、シートの搬送中にクラッチを切断することにより、搬送中のシートに掛かる負荷は第2負荷のみとなり、シートの搬送抵抗を軽減することができる。また、クラッチを切断することにより、モータに第1負荷及び第2負荷が掛からなくなるため、モータの負荷が軽減され、省電力化できる。
一実施形態の画像形成装置の中央断面図である。 一実施形態の給送機構の斜視図である。 一実施形態の給送機構の斜視図である。 一実施形態の給送機構の正面図である。 図4のA−A断面図である。 図4のB−B断面図である。 図4のC−C断面図である。 図4のC−C断面図である。 図4のC−C断面図である。 図4のB−B断面図である。 図4のA−A断面図である。 図4のC−C断面図である。
以下の説明では、図1及び図2に示すように画像形成装置1が使用可能に設置された状態を基準とし、シートトレイ10が引き出される側を前、その反対側を後とし、画像形成装置1を前側から見て左右方向を規定し、さらに画像形成装置1の排出トレイ82側を上、その反対を下とし、各方向を定める。
[画像形成装置の全体構成]
図1に示す画像形成装置1は、本発明に係る画像形成装置の一実施形態であり、筐体2と、供給ユニット3と、モータ4と、画像形成部の一例としての画像形成ユニット5と、排出ユニット8と、制御ユニット9とを備えている。
供給ユニット3は、画像形成装置1の下部に配置され、供給ユニット3に保持されるシートSを画像形成ユニット5に搬送するものである。画像形成ユニット5は、供給ユニット3よりもシートSの搬送方向下流側に配置され、供給ユニット3から搬送されてきたシートSに画像を形成するものである。排出ユニット8は、画像形成ユニット5よりもシートSの搬送方向下流側に配置され、画像形成ユニット5により画像が形成されたシートSを画像形成装置1の外部へ排出するものである。
供給ユニット3は、シートトレイ10と、シート搬送装置を構成する部材の一例としての給送機構20と、搬送ローラ24と、レジストローラ26とを備えている。
シートトレイ10は筐体2の下部に形成されるシートトレイ装着部2Aに着脱可能に装着されている。シートトレイ10は、シートトレイ装着部2Aに対して、前方から後方へ向けて挿入することによりシートトレイ装着部2Aに装着され、装着位置に位置することとなる。また、シートトレイ10は、シートトレイ装着部2Aに対して、後方から前方へ向けて引き出すことにより、装着位置から引出位置に位置することとなる。
シートトレイ10は、複数枚のシートSを支持可能なトレイ本体11と、トレイ本体11に配置されシートSが積載されるとともにシートSを上下方向に変位可能な圧板12と、圧板12を上昇させるための圧板上昇部材13とを有する。
圧板12は回動支点12Aで回動可能に支持されており、上下方向に変位することが可能となっている。圧板上昇部材13はモータ4により駆動されることで先端部が上昇する。圧板上昇部材13の上昇によって圧板12が持ち上げられ、圧板12上に積載されているシートSが図1に示すような給送可能位置まで上昇させられる。
給送機構20はシートトレイ10に積載されるシートSを一枚ずつ分離して取り出し、搬送ローラ24へ向けて搬送する機構である。給送機構20は、給送ローラ21と、分離ローラ22と、リタードローラ23とを備えている。
給送ローラ21は圧板12により給送可能位置まで上昇されたシートSを搬送方向Dに給送するローラであり、圧板12の上方に配置されている。分離ローラ22は給送ローラ21よりもシートSの搬送方向下流側に配置されている。リタードローラ23は、分離ローラ22に対向配置されるとともに分離ローラ22に向けて付勢され、分離ローラ22とニップを形成している。
給送ローラ21により取り出されたシートSは分離ローラ22側へ送り出され、分離ローラ22とリタードローラ23との間で1枚ずつに分離され、搬送ローラ24に向けて搬送される。
搬送ローラ24はシートSに搬送力を付与するローラであり、給送機構20よりもシートSの搬送方向下流側に配置されている。搬送ローラ24の対向位置には、紙粉取りローラ25が配置されている。給送機構20から搬送ローラ24に向けて搬送されてきたシートSは搬送ローラ24と紙粉取りローラ25とで挟持され、レジストローラ26へ向けて搬送される。
レジストローラ26は搬送ローラ24よりもシートSの搬送方向下流側に配置されている。レジストローラ26は対向配置されるレジストコロ27との間で搬送されるシートSの先端の移動を規制して一旦停止させた後、所定のタイミングにて転写位置に向けて搬送する。
画像形成ユニット5は、供給ユニット3から搬送されてきたシートSの表面に画像を転写するプロセスカートリッジ50と、プロセスカートリッジ50の感光体ドラム54の表面を露光する露光ユニット60と、プロセスカートリッジ50によりシートSに転写された画像を定着させる定着ユニット70とを備えている。
プロセスカートリッジ50は筐体2におけるシートトレイ装着部2Aよりも上方に配置されている。プロセスカートリッジ50は、現像剤収容室51と、供給ローラ52と、現像ローラ53と、感光体ドラム54と、転写ローラ55とを備えている。
現像剤収容室51には現像剤となるトナーが収容されている。現像剤収容室51に収容されたトナーは、図示しない撹拌部材により撹拌されながら供給ローラ52に送られる。供給ローラ52は現像剤収容室51から送られてくるトナーをさらに現像ローラ53へ供給する。
現像ローラ53は供給ローラ52に密着して配置されており、供給ローラ52から供給されるとともに図示しない摺接部材により正帯電されたトナーを担持する。また、現像ローラ53には、図示しないバイアス印加手段により正の現像バイアスが印加される。
感光体ドラム54は現像ローラ53に隣接して配置されている。感光体ドラム54の表面は図示しない帯電器により一様に正帯電された後、露光ユニット60により露光される。感光体ドラム54の露光された部分は他の部分よりも電位が低くなり、感光体ドラム54に画像データに基づく静電潜像が形成される。そして、静電潜像が形成された感光体ドラム54の表面に、正に帯電されたトナーが現像ローラ53から供給されることにより、静電潜像が顕像化されて現像剤像となる。
転写ローラ55は感光体ドラム54に対向配置され、図示しないバイアス印加手段により負の転写バイアスが印加される。転写ローラ55の表面に転写バイアスがされている状態で、現像剤像が形成された感光体ドラム54と転写ローラ55との間(転写位置)でシートSを挟持しなから搬送することにより、感光体ドラム54の表面に形成された現像剤像がシートSの表面に転写される。
露光ユニット60は、レーザダイオードと、ポリゴンミラーと、レンズと、反射鏡とを備えており、画像形成装置1に入力された画像データに基づいてレーザ光を感光体ドラム54へ向けて照射することにより、感光体ドラム54の表面を露光する。
定着ユニット70は、加熱ローラ71と、押圧ローラ72とを備えている。加熱ローラ71はモータ4からの駆動力により回転駆動され、加熱ローラ71は図示しない電源から電力を供給することで加熱される。押圧ローラ72は加熱ローラ71に対向配置されており、加熱ローラ71に密着して従動回転する。現像剤像が転写されたシートSが定着ユニット70に搬送されてくると、加熱ローラ71と押圧ローラ72との間でシートSを挟持しながら搬送し、シートSに現像剤像を定着させる。
排出ユニット8は、排出ローラ81と、排出トレイ82とを備えている。排出ローラ81は一対のローラであり、定着ユニット70から搬送されてくるシートSを筐体2の外部へ向けて排出する。排出トレイ82は筐体2の上面に形成されており、排出トレイ82には排出ローラ81により筐体2の外部に排出されたシートSが堆積される。
制御ユニット9は、画像形成装置1全体を制御する部材であり、制御部として機能するCPU(Central Processing Unit)91と、メモリ92とを備える。メモリ92は、図示しないシートセンサ等の検知結果を記憶する。CPU91は、図示しないROM(Read Only Memory)に記憶されたプログラムに基づいて、モータ4、給送機構20、画像形成ユニット5等を制御する。例えば、CPU91は、シートSの搬送中において、給送機構20のクラッチ28を所定時間接続させ、所定時間後に切断するように制御する。
[給送機構の構成]
図2及び図3は給送機構20の斜視図であり、図4は給送機構20の正面図である。給送機構20は、上述した給送ローラ21と、分離ローラ22と、リタードローラ23とに加え、クラッチ28と、第1ギア29と、第2ギア30と、第3ギア31と、第1トルクリミッタ32と、第1軸部33とを備えている。また給送機構20は、第4ギア34と、第5ギア35と、第6ギア36と、第2トルクリミッタ37と、ワンウェイクラッチ38と、第1ホルダ39とを備えている。また給送機構20は、第2軸部40と、第7ギア41と、第8ギア42と、第9ギア43と、第2ホルダ44とを備えている。
クラッチ28と、第2軸部40と、第1ギア29と、第2ギア30と、第3ギア31と、第1トルクリミッタ32と、第1軸部33と、第4ギア34と、第5ギア35と、第6ギア36とは、第1駆動列20Aに含まれる構成要素の一例である。第1駆動列20Aは、モータ4からの駆動力をシートSの搬送方向Dと反対方向の駆動力としてリタードローラ23に入力する複数のギアを有する駆動列である。
クラッチ28と、第2軸部40と、第1ギア29と、第7ギア41と、第8ギア42と、第9ギア43とは、第2駆動列20Bに含まれる構成要素の一例である。第2駆動列20Bは、モータ4からの駆動力をシートSの搬送方向Dの駆動力として給送ローラ21に入力する複数のギアを有する駆動列である。
モータ4と、第1駆動列20Aと、第1トルクリミッタ32と、クラッチ28と、第2トルクリミッタ37と、CPU91とは、負荷手段に含まれる構成要素の一例である。負荷手段は、リタードローラ23にシートSの搬送方向Dと反対方向に回転負荷を与える手段である。
クラッチ28は、モータ4からの駆動力の接離を切り替える電磁クラッチである。クラッチ28は、複数のギアを有する駆動列を介してモータ4に繋がっている。またクラッチ28は、電気的にCPU91に接続されている。クラッチ28は、第1駆動列20A中における第1トルクリミッタ32の駆動上流側に配置され、かつ第2駆動列20B中における第1ギア29の駆動上流側に配置される。
本実施形態においてクラッチ28は、第2軸部40の左端部に設けられ、第1ギア29の駆動上流側に配置される。そして、CPU28の制御によりクラッチ28が接続されると、モータ4からの駆動力が第2軸部40に伝達され、第2軸部40及び第1ギア29が回転する。一方、CPU28の制御によりクラッチ28が切断されると、モータ4からの駆動力が第2軸部40に伝達されない。
第1ギア29は、クラッチ28の右側の第2軸部40上に設けられたギアであり、第2軸部40と一体的に回転する。第2ギア30は、第1ギア29に噛み合うギアである。第3ギア31は、第1トルクリミッタ32の外周に設けられ、第2ギア30に噛み合うギアである。
第1トルクリミッタ32は、第3ギア31の内周に設けられ、第1軸部33の左端部に設けられた第1負荷を発生するトルクリミッタである。モータ4からの駆動力により第3ギア31が回転すると、第1トルクリミッタ32は第3ギア31と同方向に回転し、第1トルクリミッタ32から第1軸部33に最大で第3ギア31の回転方向と同方向の第1負荷が加えられる。
第1軸部33は、左右方向に延びる第1回転軸線R1を中心に回転する軸部である。第1軸部33の左端部には第1トルクリミッタ32が設けられ、右端部には第4ギア34が設けられる。また第1軸部33には、第1ホルダ39の左側部39Aに形成された貫通孔39Eが挿通されている。これにより、第1軸部33は、第1ホルダ39を第1回転軸線R1を中心に揺動可能に支持する。
第4ギア34は、第1ホルダ39の左側部39Aの内側に貫通した第1軸部33の右端部に設けられたギアであり、第1軸部33と一体的に回転する。第5ギア35は、第1ホルダ39の左側部39Aの内側に設けられ、第4ギア34に噛み合うギアである。第6ギア36は、第1ホルダ39の左側部39Aの内側に設けられ、第5ギア35に噛み合うギアである。第6ギア36は、リタードローラ23の回転軸部23Aに設けられ、リタードローラ23と一体的に回転する。
リタードローラ23は、左右方向に延びる回転軸部23Aを有する。回転軸部23Aの左端部付近には第6ギア36が設けられる。回転軸部23Aの左端部は第1ホルダ39の左側部39Aに回転可能に支持され、回転軸部23Aの右端部は第1ホルダ39の右側部39Bに回転可能に支持される。これにより、リタードローラ23は第1ホルダ39に回転可能に支持される。
第2トルクリミッタ37は、第1駆動列20Aとは独立し、リタードローラ23に第2負荷を与えるトルクリミッタである。第2トルクリミッタ37は、リタードローラ23の回転軸上であってワンウェイクラッチ38の右側面に設けられる。第2トルクリミッタ37は、ワンウェイクラッチ38の右側面と第1ホルダ39の右側部39Bとの間に配置され、第1ホルダ39の右側部39Bに連結されることで固定される。
ワンウェイクラッチ38は、リタードローラ23と第2トルクリミッタ37との間に配置される。本実施形態においてワンウェイクラッチ38は、リタードローラ23の内部に組み込まれている。
ワンウェイクラッチ38は、リタードローラ23が搬送方向Dと反対方向に回転することを許容する部材である。つまり、リタードローラ23が搬送方向Dと反対方向に回転する際にはワンウェイクラッチ38が回転力を伝達しないため第2トルクリミッタ37は第2負荷を発生せず、リタードローラ23に第2トルクリミッタ37の第2負荷は掛からない。一方、リタードローラ23が搬送方向Dに回転する際にはワンウェイクラッチ38がリタードローラ23の回転力を第2トルクリミッタ37に伝達するため、第2トルクリミッタ37は第2負荷を発生し、リタードローラ23に第2トルクリミッタ37の第2負荷が掛かる。
第1ホルダ39は、リタードローラ23を分離ローラ22に対して揺動可能に保持するとともに、第2トルクリミッタ37を連結するホルダである。第1ホルダ39は、リタードローラ23の左側に配置される左側部39Aと、第2トルクリミッタ37の右側に配置される右側部39Bと、左側部39Aの上端部と右側部39Bの上端部とを繋ぐ上側部39Cと、左側部39Aの下端部と右側部39Bの下端部とを繋ぐ下側部39Dとを有する。
そして、左側部39Aの第1回転軸線R1との交点には、第1軸部33に挿通される貫通孔39Eが形成されている。また、右側部39Bの第1回転軸線R1との交点には、シートトレイ10の突起に挿通される貫通孔39Fが形成されている。これにより、第1ホルダ39は第1回転軸線R1を中心に揺動可能に支持される。このように、リタードローラ23を第1ホルダ39を介してシートトレイ10に取り付けることにより、リタードローラ23を直接シートトレイ10に取り付ける場合よりも簡単な構成で揺動可能とすることができる。
第1ホルダ39は、図示しないバネ等の付勢部材によって分離ローラ22へ向かって付勢されている。これにより、分離ローラ22とリタードローラ23との間でニップが形成される。
第2軸部40は、左右方向に延びる第2回転軸線R2を中心に回転する軸部である。第2軸部40の左端部にはクラッチ28及び第1ギア29が設けられ、右端部には第7ギア41及び分離ローラ22が設けられる。また第2軸部40には、第2ホルダ44の左側部44Aに形成された貫通孔44D及び右側部44Bに形成された貫通孔44Eが挿通されている。これにより、第2軸部40は、第2ホルダ44を第2回転軸線R2を中心に揺動可能に支持する。
第7ギア41は、第2ホルダ44の左側部44Aの内側に貫通した第2軸部40に設けられたギアであり、第2軸部40と一体的に回転する。
分離ローラ22には、図示しないワンウェイクラッチが組み込まれている。これにより第2軸部40が停止しているときに分離ローラ22が第2軸部40に対して搬送方向Dに空転可能となる。第2軸部40は、矢印F1方向に回転するときに分離ローラ22へ駆動を伝達し分離ローラ22を矢印F1方向と同じ方向に回転させる。
第8ギア42は、第2ホルダ44の左側部44Aの内側に設けられ、第7ギア41に噛み合うギアである。第9ギア43は、第2ホルダ44の左側部44Aの内側に設けられ、第8ギア42に噛み合うギアである。第9ギア43は、給送ローラ21の回転軸部21Aに設けられる。
給送ローラ21は、左右方向に延びる回転軸部21Aを有する。回転軸部21Aの左端部付近には第9ギア43が設けられる。回転軸部21Aの左端部は第2ホルダ44の左側部44Aに回転可能に支持され、回転軸部21Aの右端部は第2ホルダ44の右側部44Bに回転可能に支持される。これにより、給送ローラ21は第2ホルダ44に回転可能に支持される。
給送ローラ21には、図示しないワンウェイクラッチが組み込まれている。これにより回転軸部21Aが停止しているときに給送ローラ21が回転軸部21Aに対して搬送方向Dに空転可能となる。第9ギア43が回転すると回転軸部21Aが回転しワンウェイクラッチが回転力を伝達するため、給送ローラ21と第9ギア43との間で回転力が伝達される。
第2ホルダ44は、給送ローラ21及び分離ローラ22を保持するとともに、第2回転軸線R2を中心に給送ローラ21をシートトレイ10に支持されるシートSに対して揺動可能とするホルダである。第2ホルダ44は、給送ローラ21及び分離ローラ22の左側に配置される左側部44Aと、給送ローラ21及び分離ローラ22の右側に配置される右側部44Bと、左側部44Aの上端部と右側部44Bの上端部とを繋ぐ上側部44Cとを有する。
そして、左側部44Aの第2回転軸線R2との交点には、第2軸部40に挿通される貫通孔44Dが形成されている。また、右側部44Bの第2回転軸線R2との交点には、第2軸部40に挿通される貫通孔44Eが形成されている。これにより、第2ホルダ44は第2軸部40に第2回転軸線R2を中心に揺動可能に支持される。第2ホルダ44は、図示しないバネ等の付勢部材によってシートトレイ10に支持されるシートSへ向かって付勢されている。これにより、給送ローラ21はシートトレイ10に支持されるシートSに押し付けられる。
上記の給送機構20によれば、モータ4の駆動力を、第1駆動列20Aを介してリタードローラ23に入力するとともに、第2駆動列20Bを介して分離ローラ22及び給送ローラ21に入力することにより、リタードローラ23と分離ローラ22と給送ローラ21とを駆動するモータ4を兼用することができ、コストを削減することができる。
また上記の給送機構20によれば、1つのクラッチ28が第1駆動列20A及び第2駆動列20Bの両方に配置されため、クラッチ28を兼用することができ、コストを削減することができる。
また上記の給送機構20によれば、第1回転軸線R1方向に沿って左から順に、第1トルクリミッタ32、リタードローラ23、第2トルクリミッタ37が配置されている。このように、第2トルクリミッタ37を第1駆動列20Aの外側に配置することにより、第2トルクリミッタ37を第1駆動列20Aと独立した位置に配置しやすくなる。
[給送機構の動作]
次に、シートSの搬送時の給送機構20の動作について説明する。以下では、シートSがシートトレイ10から給送開始されてシートSの先端部がリタードローラ23により分離されるまでの給送・分離動作と、給送・分離動作に続いてシートSの後端部がリタードローラ23を通過するまでの搬送動作とに分けて説明する。
<給送・分離動作>
まず、給送・分離動作について図5から図8を参照して説明する。図5は図4のA−A断面図であり、図6は図4のB−B断面図であり、図7及び図8は図4のC−C断面図である。
給送・分離動作は、CPU91が、クラッチ28を所定時間接続させるように制御することによって実行される。クラッチ28が接続されると、モータ4からの駆動力がクラッチ28を介して第2軸部40に伝達され、図5に示すように、第2軸部40が矢印F1方向に回転する。これにより、第1ギア29も矢印F1方向に回転し、第2ギア30は矢印F2方向に回転し、第3ギア31は矢印F3方向に回転する。
一方、図6に示すように、第2軸部40の矢印F1方向への回転により、分離ローラ22及び第7ギア41も矢印F1方向に回転する。分離ローラ22の矢印F1方向への回転はシートSを搬送方向Dに搬送する搬送力となる。また、第7ギア41の矢印F1方向への回転により、第8ギア42はF4方向に回転し、第9ギア43及び給送ローラ21は矢印F5方向に回転する。給送ローラ21の矢印F5方向への回転はシートSを搬送方向Dに搬送する搬送力となる。
また、分離ローラ22の矢印F1方向への回転により、分離ローラ22とニップを形成しているリタードローラ23は矢印F6方向に回転する。このとき、ワンウェイクラッチ38がリタードローラ23の矢印F6方向の回転力を第2トルクリミッタ37に伝達するため、第2トルクリミッタ37は第2負荷を発生し、リタードローラ23に第2トルクリミッタ37の第2負荷が掛かる。
リタードローラ23の矢印F6方向への回転により、第6ギア36も矢印F6方向に回転し、第5ギア35は矢印F7方向に回転し、第4ギア34及び第1軸部33は矢印F8方向に回転する。ここで、矢印F8方向に回転する第1軸部33と、矢印F3方向へ回転する第3ギア31とは、回転方向が逆であるため、第1トルクリミッタ32は第1負荷を発生する。
第1トルクリミッタ32で発生した第1負荷は、第1軸部33、第4ギア34、第5ギア35、第6ギア36を介してリタードローラ23に伝達される。よって、分離ローラ22は、第1負荷と第2負荷を足し合わせた負荷でリタードローラ23を搬送方向Dに回転させることになる。したがって、モータ4にも第1負荷と第2負荷を足し合わせた負荷が掛かることになる。
この状態において、シートトレイ10のシートSは、給送ローラ21によって搬送方向Dに給送される。このとき、1枚のシートSが給送された場合、シートSは分離ローラ22及びリタードローラ23でニップされて搬送方向Dへ正常に搬送される。一方、複数枚、例えば2枚のシートSが重なって給送された場合、2枚のシートSの前端部がほぼ重なった状態で分離ローラ22及びリタードローラ23のニップ部分に到達する。
図8に示すように、2枚のシートSが分離ローラ22及びリタードローラ23でニップされた状態では、2枚のシートS間の摩擦力が上側のシートSと分離ローラ22との摩擦力及び下側のシートSとリタードローラ23との摩擦力よりも小さくなる。よって、2枚のシートS間で滑りが生じ、分離ローラ22からリタードローラ23へ駆動力はほとんど伝達されなくなる。その結果、上側のシートSはモータ4の駆動力で矢印F1方向に回転している分離ローラ22によって搬送方向Dに搬送される。
一方、分離ローラ22からリタードローラ23に伝達される搬送方向Dの駆動力が第1トルクリミッタ32の第1負荷と第2トルクリミッタ37の第2負荷の和より小さくなる場合、リタードローラ23は搬送方向Dである矢印F6方向に回転しなくなる。他方、リタードローラ23におけるシートSから受ける搬送方向Dの駆動力が第1トルクリミッタ32の第1負荷より小さいと、リタードローラ23は第1駆動列20Aを通じて搬送方向Dと反対方向の駆動力が伝達され逆転する。
具体的には、モータ4からの駆動力により第1軸部33及び第4ギア34が矢印F9方向に回転し、第5ギア35が矢印F10方向に回転し、第6ギア36が矢印F11方向に回転する。そして、矢印F11方向に回転するワンウェイクラッチ38により第2トルクリミッタ37の第2負荷は発生せず、リタードローラ23は第1トルクリミッタ32で発生した第1負荷で搬送方向Dと反対方向である矢印F11方向に回転する。
その結果、下側のシートSはリタードローラ23によって搬送方向Dと反対方向に搬送される。このように、リタードローラ23はアクティブリタードローラとして機能するため、シートSの先端部の分離性能が向上する。
<搬送動作>
次に、搬送動作について図9から図12を参照して説明する。図9は図4のC−C断面図であり、図10は図4のB−B断面図であり、図11は図4のA−A断面図であり、図12は図4のC−C断面図である。
搬送動作は、CPU91が、クラッチ28を所定時間接続させた給送・分離動作に続いてクラッチ28を切断するように制御することによって実行される。クラッチ28が切断されると、モータ4からの駆動力が第2軸部40、つまり給送機構20に伝達されなくなる。これにより、給送機構20は、搬送ローラ24等の駆動力によって搬送されているシートSの移動によって駆動される。
すなわち、図9又は図10に示すように、シートSに接触している給送ローラ21と分離ローラ22とリタードローラ23とが搬送方向Dに回転する。つまり、給送ローラ21が矢印F5方向に回転し、分離ローラ22が矢印F1方向に回転し、リタードローラ23が矢印F6方向に回転する。
給送ローラ21及び分離ローラ22にはワンウェイクラッチが組み込まれているため、給送ローラ21及び分離ローラ22は空転する。一方、リタードローラ23が矢印F6方向に回転すると、ワンウェイクラッチ38がリタードローラ23の矢印F6方向の回転力を第2トルクリミッタ37に伝達するため、第2トルクリミッタ37は第2負荷を発生し、リタードローラ23に第2トルクリミッタ37の第2負荷が掛かる。
リタードローラ23の矢印F6方向への回転により、第6ギア36も矢印F6方向に回転し、第5ギア35は矢印F7方向に回転し、第4ギア34及び第1軸部33は矢印F8方向に回転する。第1軸部33の矢印F8方向への回転により、図11に示すように、第1トルクリミッタ32及び第3ギア31も矢印F8方向に回転し、第2ギア30は矢印F12方向に回転し、第1ギア29及び第2軸部40は矢印F13方向に回転する。このとき、第1トルクリミッタ32には第3ギア31から負荷が掛かっていないため第1負荷は発生しない。したがって、リタードローラ23に第1トルクリミッタ32の第1負荷は掛からない。
第2軸部40の矢印F13方向への回転により、図10に示すように、第7ギア41も矢印F13方向に回転し、第8ギア42は矢印F14方向に回転し、第9ギア43は矢印F15方向に回転する。このとき、給送ローラ21及び分離ローラ22にはワンウェイクラッチが組み込まれているため、第2軸部40から分離ローラ22へ回転力は伝達されず、第9ギア43から給送ローラ21へ回転力は伝達されない。よって、給送ローラ21は矢印F5方向、分離ローラ22は矢印F1方向への回転を維持する。
このように、クラッチ28が切断されると、リタードローラ23に第1トルクリミッタ32の第1負荷が掛からなくなり、第2トルクリミッタ37の第2負荷のみが掛かる。よって、搬送中のシートSに掛かる負荷は第2負荷のみとなり、シートSの搬送抵抗を軽減することができる。また、クラッチ28を切断することにより、モータ4に第1負荷及び第2負荷が掛からなくなるため、モータ4の負荷が軽減され、省電力化できる。
上記の搬送動作中に次のシートSが重なって給送された場合、図12に示すように、次のシートSの前端部は前のシートSの下に重なった状態で分離ローラ22及びリタードローラ23のニップ部分に到達する。この状態において上側のシートSは搬送ローラ24等の駆動力によってそのまま搬送方向Dに搬送される。
一方、下側のシートSは、上側のシートSとの摩擦力よりもリタードローラ23との摩擦力の方が大きくなるため、上側のシートSとの間で滑りが生じる。これにより、リタードローラ23には搬送中の上側のシートSを介して搬送ローラ24等の駆動力がほとんど伝達されなくなり、その駆動力は第2トルクリミッタ37の第2負荷より小さくなるため、リタードローラ23は搬送方向Dである矢印F6方向に回転しなくなる。そして、クラッチ28が切断されリタードローラ23にモータ4の駆動力は入力されていないため、リタードローラ23の回転は停止する。
その結果、下側のシートSはリタードローラ23によってせき止められる。このように、リタードローラ23はパッシブリタードローラとして機能するため、搬送動作中に次のシートSが重なって給送された場合でもシートSの分離性能が向上する。
[変形例]
上記の給送機構20において、リタードローラ23と第2トルクリミッタ37との間のワンウェイクラッチ38をなくした構成とすることもできる。この構成においてクラッチ28が接続されると、第1負荷>第2負荷である場合、上記の実施形態と同様にリタードローラ23はアクティブリタードローラとして機能する。一方、第1負荷<第2負荷である場合、リタードローラ23はパッシブリタードローラとして機能する。よって、何れの場合でもシート先端部の分離性能が向上する。
上記の給送機構20では、給送ローラ21と分離ローラ22とを別々に設けた構成としたが、給送ローラ21を省略し、分離ローラ22を大径にした構成とすることもできる。この構成によると、分離ローラ22がシートトレイ10上のシートSの上面にも接触可能となり、分離ローラ22がシートSの給送機能も備えることになる。
[実施形態の効果]
上記の実施形態である画像形成装置1に搭載されるシート搬送装置は、搬送方向Dに給送されてくるシートSを分離する分離ローラ22を備える。またシート搬送装置は、分離ローラ22とニップを形成するリタードローラ23と、リタードローラ23にシートSの搬送方向Dと反対方向に回転負荷を与える負荷手段とを備える。負荷手段は、モータ4と、モータ4からの駆動力を搬送方向Dと反対方向の駆動力としてリタードローラ23に入力する複数のギアを有する第1駆動列20Aと、第1駆動列20A中に配置され、第1負荷を発生する第1トルクリミッタ32とを備える。また負荷手段は、第1駆動列20A中における第1トルクリミッタ32の駆動上流側に配置され、モータ4からの駆動力の接離を切り替えるクラッチ28と、第1駆動列20Aとは独立し、リタードローラ23に第2負荷を与える第2トルクリミッタ37とを備える。また負荷手段は、シートSの搬送中において、クラッチ28を所定時間接続させ、所定時間後に切断するように制御するCPU91を備える。
この構成によれば、シートSの搬送中において所定時間はクラッチ28が接続された状態となるため、第1トルクリミッタ32の第1負荷及び第2トルクリミッタ37の第2負荷がリタードローラ23に与えられる。このとき、第1負荷>第2負荷であれば、リタードローラ23はアクティブリタードローラ23として機能し、第1負荷<第2負荷であればパッシブリタードローラ23として機能する。よって、何れの場合でもシートS先端部の分離性能が向上する。
一方、所定時間経過後にクラッチ28が切断されると、リタードローラ23に第1トルクリミッタ32の第1負荷が掛からなくなり、第2トルクリミッタ37の第2負荷のみが掛かる。したがって、クラッチ28が切断された状態では、リタードローラ23はパッシブリタードローラ23として機能する。よって、シートS先端部の分離後、シートSの搬送中にクラッチ28を切断することにより、搬送中のシートSに掛かる負荷は第2負荷のみとなり、シートSの搬送抵抗を軽減することができる。また、クラッチ28を切断することにより、モータ4に第1負荷及び第2負荷が掛からなくなるため、モータ4の負荷が軽減され、省電力化できる。
また上記のシート搬送装置では、リタードローラ23と第2トルクリミッタ37との間に、リタードローラ23が搬送方向Dと反対方向に回転することを許容するワンウェイクラッチ38が配置されている。
この構成によれば、クラッチ28が接続されている状態において、リタードローラ23には第1トルクリミッタ32の第1負荷のみが与えられる。よって、リタードローラ23は、パッシブリタードローラ23より分離性能の高いアクティブリタードローラ23として機能する。
また上記の変形例のシート搬送装置では、第1トルクリミッタ32は、第2負荷より大きい第1負荷を発生する。
この構成によれば、リタードローラ23にワンウェイクラッチ38が配置されているか否かに関わらず、クラッチ28が接続されている状態において、リタードローラ23は、パッシブリタードローラ23より分離性能の高いアクティブリタードローラ23として機能する。
また上記の実施形態のシート搬送装置は、分離ローラ22よりも搬送方向上流側に設けられ、分離ローラ22にシートSを給送する給送ローラ21と、モータ4からの駆動力を搬送方向Dの駆動力として給送ローラ21に入力する複数のギアを有する第2駆動列20Bとを備える。
この構成によれば、モータ4を兼用することができ、コストを削減することができる。
また上記の実施形態のシート搬送装置では、クラッチ28は、第2駆動列20B中に配置される。
この構成によれば、クラッチ28を第1駆動列20Aと第2駆動列20Bとに兼用することができ、コストを削減することができる。
また上記の実施形態のシート搬送装置では、分離ローラ22は、第2駆動列20B中におけるクラッチ28の駆動下流側かつ給送ローラ21の駆動上流側に配置される。
この構成によれば、モータ4を分離ローラ22のモータ4として兼用でき、クラッチ28を分離ローラ22のクラッチ28として兼用でき、コストを削減することができる。
また上記の実施形態のシート搬送装置では、リタードローラ23の回転軸線方向に沿って順に、第1トルクリミッタ32、リタードローラ23、第2トルクリミッタ37が配置される。
この構成によれば、第2トルクリミッタ37を第1駆動列20Aの外側に配置することにより、第2トルクリミッタ37を第1駆動列20Aと独立した位置に配置しやすくなる。
また上記の実施形態のシート搬送装置では、リタードローラ23を分離ローラ22に対して揺動可能に保持するとともに、第2トルクリミッタ37を連結する第1ホルダ39を備える。
この構成によれば、リタードローラ23を第1ホルダ39を介してシートトレイ10に取り付けることにより、リタードローラ23を直接シートトレイ10に取り付ける場合よりも簡単な構成で揺動可能とすることができる。
1 画像形成装置
4 モータ
5 画像形成ユニット(画像形成部)
21 給送ローラ
22 分離ローラ
23 リタードローラ
20A 第1駆動列
20B 第2駆動列
28 クラッチ
32 第1トルクリミッタ
37 第2トルクリミッタ
38 ワンウェイクラッチ
39 第1ホルダ
91 CPU(制御部)
D 搬送方向
S シート

Claims (9)

  1. 搬送方向に給送されてくるシートを分離する分離ローラと、
    前記分離ローラとニップを形成するリタードローラと、
    前記リタードローラに前記シートの搬送方向と反対方向に回転負荷を与える負荷手段と、を備え、
    前記負荷手段は、
    モータと、
    前記モータからの駆動力を前記搬送方向と反対方向の駆動力として前記リタードローラに入力する複数のギアを有する第1駆動列と、
    前記第1駆動列中に配置され、第1負荷を発生する第1トルクリミッタと、
    前記第1駆動列中における前記第1トルクリミッタの駆動上流側に配置され、前記モータからの駆動力の接離を切り替えるクラッチと、
    前記第1駆動列とは独立し、前記リタードローラに第2負荷を与える第2トルクリミッタと、
    前記シートの搬送中において、前記クラッチを所定時間接続させ、前記所定時間後に切断するように制御する制御部と、を備えることを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記リタードローラと前記第2トルクリミッタとの間に、前記リタードローラが前記搬送方向と反対方向に回転することを許容するワンウェイクラッチが配置されていることを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記第1トルクリミッタは、前記第2負荷より大きい前記第1負荷を発生することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート搬送装置。
  4. 前記分離ローラよりも前記搬送方向上流側に設けられ、前記分離ローラにシートを給送する給送ローラと、
    前記モータからの駆動力を前記搬送方向の駆動力として前記給送ローラに入力する複数のギアを有する第2駆動列とを備えることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載のシート搬送装置。
  5. 前記クラッチは、前記第2駆動列中に配置されることを特徴とする請求項4に記載のシート搬送装置。
  6. 前記分離ローラは、前記第2駆動列中における前記クラッチの駆動下流側かつ前記給送ローラの駆動上流側に配置されることを特徴とする請求項5に記載のシート搬送装置。
  7. 前記リタードローラの回転軸線方向に沿って順に、前記第1トルクリミッタ、前記リタードローラ、前記第2トルクリミッタが配置されることを特徴とする請求項1から請求項6の何れか一項に記載のシート搬送装置。
  8. 前記リタードローラを前記分離ローラに対して揺動可能に保持するとともに、前記第2トルクリミッタを連結するホルダを備えることを特徴とする請求項1から請求項6の何れか一項に記載のシート搬送装置。
  9. 請求項1から請求項8の何れか一項に記載のシート搬送装置と、
    前記シート搬送装置により搬送される前記シートに画像を形成する画像形成部と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
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