JP2008037639A - シート材給送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な作業で分離手段の交換を行う事が可能なシート材給送装置またはシート材給送装置を備える画像形成装置を提供する。
【解決手段】シート材を積載するシート材積載手段と、前記シート材積載手段に積載されたシート材を給送する給送ローラ4と、前記給送ローラから重送されたシート材を1枚ずつに分離する分離ローラ5と、を備えたシート材給送装置において、分離ローラ5と、分離ローラ5を保持する保持手段と、をユニット化した分離ローラユニット20が、装置本体に対して着脱自在に構成されることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、積載された複数シート材から1枚ずつシート材を給送するシート材給送装置またはシート材給送装置を備えた画像形成装置に関する。
従来、プリンタ等の画像形成装置に装着されるシート材給送装置には、シート材の積載手段から重送されたシート材を1枚ずつに分離する分離手段が備えられている。その中でも装置の小型化、分離性能の安定性を目的としたものとして、モータ等からの駆動力を使わない分離ローラ方式による分離手段が用いられている(特許文献1参照)。
分離ローラ方式による分離手段は、シート材を搬送経路下流側へ搬送する向きに回転する給送ローラと、トルクリミッタが設けられた分離ローラと、を備えている。そして、該分離ローラが該給送ローラに当接することで形成されるニップにおいて、重なって送られてきた(以下、この状態を重送と称する)シート材を分離する。
分離ローラは、トルクリミッタから制動トルクを受ける一方で、シート材が分離ローラと給送ローラのニップを通過する際は、該シート材から摩擦トルクをも受ける。制動トルクは、シート材を搬送経路下流側へ移動させないように分離ローラを停止させるトルクであり、一方、摩擦トルクは、シート材を搬送経路下流側へ搬送する向きに分離ローラを回転させるトルクである。
つまりシート材搬送時は、分離ローラに対して、互いに異なる向きに分離ローラを回転させる2つのトルク(制動トルクと摩擦トルク)が同時にはたらいている。よって、シート材を搬送する際にこれら2つのトルクが分離ローラに同時にはたらく際は、これら2つのトルクの大小関係で分離ローラの回転が決まる。
すなわちシート材が重送されてきた場合は、給送ローラが及ぼす摩擦トルクは重送されてきたシート材同士の滑りにより減少するので、制動トルクの方が摩擦トルクよりも相対的に大きくなる。その結果、分離ローラは制動トルクにより停止して分離ローラ側のシート材を停止させるので、重送されてきたシート材を分離することが可能となる。
一方、シート材が1枚だけ給送される場合は、給送ローラが及ぼす摩擦トルクが制動トルクよりも相対的に大きくなる。その結果、分離ローラは給送ローラと連れ回りして、シート材を搬送方向下流側に搬送する向きに回転する。よってシート材はそのまま搬送方向下流側へ搬送されることになる。
特開平08−277046号公報
しかしながら、上記従来のシート材給送装置、及びシート材給送装置を備えた画像形成装置には以下のような問題があった。
重送されたシート材を1枚ずつに分離する為に、分離ローラの表面部材にはゴム等の摩擦係数が大きな材質が用いられている。しかし、シート材を多量に分離、搬送すると、シート材との摩擦によって分離ローラの表面部材が磨耗し、そのため分離ローラの分離性能が低下してしまう。
よって装置の分離性能を一定に保つためには、表面部材が磨耗した分離ローラを交換する必要がある。しかしながら、従来の画像形成装置においては装置本体の構成上、分離ローラを交換する際に給送ローラ、画像形成部等の部品も取り外す必要があり、その為に分離ローラの交換は非常に労力を要するといった問題点があった。
また、一般的に分離ローラを用いる分離方式の方が、分離パッドを用いる分離方式よりも分離性能の点において優れている。一方で、分離ローラを用いる分離方式は、分離ローラにトルクリミッタが設けられているのでより多くの部品を必要とし、コストの点においては、分離パッドを用いた分離方式の方が、分離ローラを用いる分離方式よりも低コストでユーザーに提供することができる。
ユーザーの中には、装置本体の価格よりも分離性能を重視するユーザー、もしくは分離性能よりも装置本体の価格を重視するユーザー等、様々なニーズが存在する。このようなニーズに対応する為に、従来は分離パッド方式、または分離ローラ方式のそれぞれの分離方式を備えた装置を提供していた。
しかしながら、分離方式が異なるこれらの装置は、分離手段以外の部品形状も異なっているので、ユーザーのニーズに応じるためには、部品形状の異なる2種類の画像形成装置を生産する必要があった。その結果、それぞれの分離方式を備えた装置に対する生産要求数に変動が生じた場合に、その対応に時間がかかるといった問題点があった。
また、より安価な分離パッド形式の分離方式を設けた画像形成装置を提供し、ユーザーが装置の使用途中で更に高い分離性能を求めた場合でも、従来の装置の構成では分離手段のみを交換することが出来なかった。その為、ユーザーの要求に応じる為には、分離ローラ方式など、分離性能の優れた分離手段を備えた画像形成装置を新たに用意する必要があり、結果として多くのコストを生じさせるといった問題点があった。
本発明はこのような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、分離手段の交換を行う際に、他の部品を取り外すことなく簡易な作業で分離手段の交換が行えるシート材給送装置、及びシート材給送装置を備える画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明にあっては、シート材を積載するシート材積載手段と、前記シート材積載手段に積載されたシート材を給送する給送ローラと、前記給送ローラから重送されたシート材を1枚ずつに分離する分離ローラと、を備えたシート材給送装置において、前記分離ローラと、該分離ローラを保持する保持手段と、をユニット化した分離ローラユニットが、装置本体に対して着脱自在に構成されることを特徴とする。
本発明によれば、分離ローラと該分離ローラを支持する部材をユニット化して分離ローラユニットとするとともに、該分離ローラユニットを装置本体に対して着脱可能な構成とした。それにより、簡易な作業で分離手段の交換を行う事が可能なシート材給送装置またはシート材給送装置を備える画像形成装置を提供することができる。
以下、図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれのみに趣旨するものではない。
(第1の実施の形態)
図1、図2及び図3を用いて、本発明に係るシート材給送装置及びシート材給送装置を備える画像形成装置の第1の実施の形態について説明する。図1はシート材の積載手段からシート材を給送する際の装置の概略構成図であり、図2はシート材が給送待機状態の際の装置の概略構成図である。図3は装置本体から分離ローラユニットを着脱する際の状態を示したものである。
第1の実施の形態においては、画像形成装置としてレーザービームプリンタを用いている。レーザービームプリンタは像担持体としての感光体にレーザー光を照射し、感光体表面を走査する電子写真方式を用いた画像形成装置である。
以下、レーザービームプリンタの構成について説明する。
装置本体内部には、シート材Pのシート材積載手段として給送トレイ1と給送圧板3が備えられている。またシート材Pの搬送方向に対して直交する方向で、かつシート材搬送面に対して垂直な方向は、シート材幅規制板2によってガイドされる。なお、給送トレイ1は装置本体に折りたたみ収納が可能な構成となっている。
またシート材Pを積載している給送圧板3は、その下面側を圧板付勢手段としての圧板付勢ばね3aによって支持され、圧板付勢ばね3aから受ける力によって、給送ローラ4の方向に揺動する構成となっている。
シート材Pを給送トレイ1及び給送圧板3の上に積載した後、プリント開始信号が入力されると、装置本体に設けられたモータ16が稼動する。そしてモータ16の稼動により、シート材がシート材搬送方向に搬送されるように、かつ画像形成動作が行われるように、給送ローラ4、搬送ローラ8、トナーカートリッジ10、定着加圧ローラ13、排出ローラ14が駆動される。
給送ローラ4が図1に示す矢印B方向に回転を開始すると、それと共に、給送ローラ4の回転軸上に設けられた不図示の給送カムも回転する。そして、給送カムと連動して給送圧板3が図2に示す矢印A方向に上昇して、図2に示す状態から図1に示す状態になる。なお、給送ローラ4によりシート材を一枚送る毎に給送カムの動作により給送圧板3が昇降する。
一方、給送圧板3の上昇に伴い、給送圧板3に積載されている複数枚のシート材(以下、シート束と称する)のうち、最上位にあるシート材が給送ローラ4に当接し、順次給送される。そしてシート束の最上位のシート材が給送されると、給送圧板3は圧板付勢ばね3aによって、さらに給送ローラ4の方向へ押し上げられ、再びシート束の最上位のシート材が給送ローラ4に当接される状態になる。
この際、給送ローラ4が当接するシート束の最上位のシート材に対して給送ローラ4から摩擦力が働き、該摩擦力によって最上位のシート材が給送される。しかしながらこの時に複数のシート材が重送される場合があるので、シート材給送装置には重送されたシート材を1枚ずつに分離する為の分離手段が備えられている。
次に第1の実施の形態に係るシート材給送装置における分離手段の構成、動作について説明する。
第1の実施の形態に係るシート給送装置においては、分離ローラユニット20を用いた分離ローラ方式の分離手段が備えられている。分離ローラユニット20は、分離ローラ5と、分離ローラホルダ6と、分離ローラホルダ6を支持するフレーム部材18と、分離ロ
ーラ加圧ばね7と、を備えている。なお、この分離ローラ方式は、モータ等からの駆動力を使わないで後述するトルクリミッタの制動トルクを用いてシート材を分離するものである。
分離ローラ5の表面部材にはゴムが用いられ、重送されてきた複数のシート材のうち、給送ローラ4に当接していないシート材を給送ローラ4に当接しているシート材から分離する。分離ローラ5の内部にはトルクリミッタが設けられている。
分離ローラホルダ6は、分離ローラ5を軸支するもので、リブ6aと回動中心6bが設けられている。リブ6aは、シート材を給送しない給送待機時(図2参照)は、給送圧板3の下面側と当接し、シート材を給送する際は、給送圧板3から離間する(図1参照)。また回動中心6bを中心として、分離ローラホルダ6は回動可能な構成となっている。また、分離ローラホルダ6はフレーム部材18によって支持される。
また、分離ローラ加圧ばね7は、分離ローラホルダ6とフレーム部材18との間に設けられ、回動中心6bを回動中心として、分離ローラホルダ6を給送ローラ4の方向に付勢させる為の弾性部材である。
このように分離ローラホルダ6が回動可能な構成であると共に、分離ローラ加圧ばね7が分離ローラホルダ6を給送ローラ4の方へ付勢するので、分離ローラホルダ6に軸支された分離ローラ5が給送ローラ4に当接可能な構成となっている。
そして、これらの部材(分離ローラ5、分離ローラホルダ6、分離ローラ加圧ばね7、フレーム部材18)によって分離ローラユニット20が構成されている。分離ローラユニット20は、フレーム部材18に設けられたビス19によって装置本体に着脱可能に設けられる。ここで、フレーム部材18を装置本体に締結する手段として、本実施の形態ではビス19を用いたが、スナップフィット等を用いてより安価にフレーム部材18を装置本体に装着することも可能である。
給送開始信号が入力されると、不図示の1回転制御手段により給送ローラ4が1回転してシート材を給送する。そして、給送ローラ4の回転軸と同軸上に設けられた給送カムと連動して給送圧板3が図2に示す矢印A方向に上昇し、分離ローラ5を保持する分離ローラホルダ6のリブ6aが給送圧板3から離間する。そして分離ローラホルダ6は分離ローラ加圧ばね7によって、給送ローラ4の方向へ揺動し、分離ローラホルダ6に軸支される分離ローラ5が給送ローラ4に当接する。
そして、給送圧板3に積載されているシート材が給送ローラ4で給送され、給送ローラ4と分離ローラ5のニップで分離が行われ、分離されたシート材は搬送経路下流側へ搬送される。このように重送されてくるシート材に対しては、分離ローラ5を停止させてシート材を分離する必要があるが、給送されてくるシート材が1枚の場合は分離を行う必要はなく、分離ローラ5と給送ローラ4によってそのまま搬送経路下流側へ搬送すればよい。
つまりシート材が重送されてくる場合は、重送されてくるシート材のうち、分離ローラ5に当接する側のシート材を停止させるために分離ローラ5が停止すればよい。一方、給送されてくるシート材が1枚の場合は、分離ローラ5はシート材を搬送方向下流側に搬送する向きに回転すればよい。
本実施の形態では、分離ローラ5の内部に設けられているトルクリミッタの作用により、このような分離ローラ5の回転の切り替えを行っている。
本実施の形態で用いられるトルクリミッタは、分離ローラ5が、シート材を搬送方向下流側へ送る方向へ回転するのを規制して分離ローラ5を停止させておくための制動トルクを、所定の大きさに設定するものである。分離ローラ5には、トルクリミッタから加わる制動トルクと、シート材を介して給送ローラ4側から作用する摩擦トルクが作用している。
シート材が1枚又はシート材が無い場合は、シート材又は給送ローラ4と分離ローラ5間の摩擦トルクが、トルクリミッタを介して分離ローラ5に伝達される制動トルクと比較して相対的に大きくなるため、分離ローラ5が給送ローラ4に連れ回りする。よってシート材は搬送方向下流側へ搬送される。
一方、シート材が重送される場合は、シート同士のすべりにより、給送ローラ4から分離ローラ5に伝達される摩擦トルクが減少する。よって、分離ローラ5に加わっている制動トルクが摩擦トルクよりも相対的に大きくなる。その結果、分離ローラ5が停止して、分離ローラ5に当接する側のシート材が搬送方向下流側へ送られるのを阻止されて、重送されたシート材が分離される。
以上の構成で、給送ローラ4と分離ローラ5によって1枚ずつに分離されたシート材Pは、搬送ローラ8によって、転写ローラ11とトナーカートリッジ10とで構成される画像形成部へ搬送される。
トナーカートリッジ10には感光ドラム10aと、トナー容器10bと、帯電ローラ10cと、現像スリーブ10d、クリーニングブレード10eと、廃トナー容器10fと、が備えられている。画像形成時には、像担持体としての感光ドラム10aに当接しつつ不図示の高圧電源から給電される帯電ローラ10cによって、感光ドラム10aの表面上が一様に帯電される。
そして、レーザー露光装置17から感光ドラム10aにレーザー光が照射され、感光ドラム10aの表面上をレーザー光が走査し、感光ドラム10aの表面上に静電潜像を形成する。ここで、レーザー露光装置17からレーザー光が照射されるタイミングは、シート材先端検知フラグ9に設けられた不図示のフォトセンサによって決定される。
すなわち、搬送ローラ8によってシート材が画像形成部に搬送される際に、シート材がシート材先端検知フラグ9を倒し(図1参照)、シート材先端検知フラグ9が回動することにより、前記フォトセンサがシート材Pの先端位置を検知する。そしてシート材Pの先端位置を検知するとともに、タイミングを計ってレーザー露光装置17からレーザー光が照射される。
上記構成により感光ドラム10aの表面上に形成された静電潜像に対し、トナー容器10bから供給されたトナーが付着し、これにより静電潜像がトナー像として可視化される。そして可視化されたトナー像は、転写ローラ11によって、給送トレイ1から給送されたシート材P上に転写される。転写されずに感光ドラム10a上に残った残トナーは、クリーニングブレード10eにより廃トナー容器10fに収納され、表面をクリーニングされた感光ドラム10aは、再び次の画像形成プロセスに入る。
トナー像が転写されたシート材Pは定着加熱部材12と定着加圧ローラ13で加熱、加圧される事で、シート材Pの表面上にトナー像が永久定着する。その後トナー像が定着したシート材Pは、排出ローラ14により装置外部へ排出され(図1矢印D方向)、排出トレイ15上に積載される。
一方、給送ローラ4はシート材の給送が終わると、給送ローラ4の回転が終了する前に、給送ローラ4の同軸上に設けられた不図示の給送カムが給送圧板3を押し下げ、図2に示す給送待機状態に戻す。この時、給送圧板3は分離ローラホルダ6に設けられたリブ6aを押し下げる。これにより給送ローラ4に当接していた分離ローラ5は離間し、給送待機状態になる(図2参照)。
また本実施の形態では、分離ローラ5の表面部材の材質としてゴムを用いたが、本実施の形態に係るシート給送装置は、これに限定されるものではない。分離ローラ5と給送ローラ4のニップに送られてくるシート材が1枚の場合には、分離ローラ5に作用する摩擦トルクよりも、制動トルクの方が小さくなるような材質であればよい。一方、シート材が重送されてくる場合は、制動トルクが摩擦トルクよりも大きくなるような材質を分離ローラ5の表面部材に用いればよい。
また本実施の形態においては、分離ローラホルダ6とフレーム部材18の間に分離パッドホルダ加圧ばね7を設けた。しかし、給送圧板3と分離ホルダ6のリブ6aとの間に引っ張りばねを設けて、給送圧板3の動作に連動させて分離ローラ6を給送ローラ4に対して揺動可能な構成としてもよい。
以上述べたように本実施の形態では、分離ローラ5を給送ローラ4に対して当接または離間させる動作を、別途設けられた駆動手段によって行わず、分離ローラホルダ6を給送圧板3に連動させることで行った。
このような構成で給送ローラ4に対し分離ローラ5を当接、離間可能にしたので、分離ローラ5を給送ローラ4に当接、または離間させるための駆動源を装置本体内部に設ける必要がない。よって図3に示すように、本実施の形態に係るシート給送装置においては、分離手段の交換の際に装置のトナーカートリッジ10、給送ローラ4、給送圧板3等の部品を取り外す必要がない。その結果、分離ローラ5の交換性に優れたシート給送装置、及びシート給送装置を備えた画像形成装置を提供することができる。
(第2の実施の形態)
図4及び図5を用いて、本発明に係るシート給送装置の第2の実施の形態について説明する。図4は分離パッドユニット30が取り付けられた画像形成装置の断面の概略構成図である。図5は画像形成装置から分離パッドユニット30と分離ローラユニット20を交換する際の断面の概略構成図である。
なお、画像形成手段の構成、シート材の積載手段の構成は第1の実施の形態と異なるものではないので、それについての説明は省略する。ここでは、第2の実施の形態の特徴である、シート材の分離手段の構成についてのみ説明する。
第1の実施の形態に係るシート材給送装置では、分離手段として分離ローラユニット20を装置本体内部に備えることで、重送されたシート材に対して分離を行う構成とした。しかし、本発明に係るシート材給送装置、及びシート材給送装置を備える画像形成装置の分離手段は、これに限定されるものではない。
第2の実施の形態に係るシート材給送装置、及びシート材給送装置を備える画像形成装置においては、シート材の分離手段として分離パッドユニット30を備える構成とした。さらに、分離パッドユニット30は分離ローラユニット20と交換可能な構成とした。
分離パッドユニット30は、分離パッド24と、分離パッドホルダ21と、分離パッド加圧ばね23と、フレーム部材22を備えている。
分離パッドホルダ21は分離パッド24を保持するもので、分離パッドホルダ21に設けられた回動中心21bを回動の中心として、回動可能に構成されるとともに、フレーム部材22に支持されている。分離パッド加圧ばね23は、フレーム部材22に支持され、分離パッドホルダ21を給送ローラ4の方向へ揺動させるための弾性部材である。
そして、これらの部材(分離パッド24、分離パッドホルダ21、フレーム部材22、分離パッド加圧ばね23)によって分離パッドユニット30が構成される。そして分離パッドユニット30は、フレーム部材22に設けられたビス19によって装置本体に着脱可能に設けられる。
以下、分離パッドユニット30によるシート材の分離動作について説明する。
給送開始信号が入力されると、不図示の1回転制御手段により給送ローラ4が1回転してシート材を給送する。そして、給送ローラ4の回転軸と同軸上に設けられた給送カムと連動して給送圧板3が矢印A方向に上昇すると、分離パッド24を保持する分離パッドホルダ21のリブ21aが給送圧板3から離間する。そして分離パッドホルダ21は分離パッド加圧ばね23によって、給送ローラ4の方向へ揺動し、分離パッドホルダ21に保持される分離パッド24が給送ローラ4に圧接する。
給送圧板3に積載されているシート材が給送ローラ4で給送されてきたシート材は、給送ローラ4と分離パッド24の圧接部で分離が行われ、分離されたシート材は搬送方向下流へ搬送される。
以上の構成で、分離パッドユニット30によって1枚ずつに分離されたシート材Pは、搬送ローラ8によって、転写ローラ11とトナーカートリッジ10とで構成される画像形成部へ搬送される。
また、第2の実施の形態に係るシート材給送装置、及びシート材給送装置を備える画像形成装置においては、シート材の分離手段として分離パッドユニット30を用いたが、ユーザーのニーズに応じて、分離ローラユニット20と交換する構成であってもよい。
分離パッドユニット30を分離ローラユニット20と交換する際は、分離パッドユニット30を装置本体から取り外し、分離ローラユニット20を分離部に設置する作業のみでよい(図5参照)。この構成によれば、従来のように分離手段の交換の際に、分離ユニット以外の部品を取り外す必要がないので、性能や価格の異なる分離手段を容易に交換してユーザーに提供することが可能となる。
このように、異なる分離手段を装置本体に対して交換可能な構成とすることで、それぞれの分離手段を備えるシート材給送装置に対する生産要求数に変動が生じた場合でも、迅速にかつ簡単に対応することが可能となる。また、ユーザーが分離手段の変更を希望した場合も、分離手段の交換の際に分離手段以外の部材を取り外す必要がないので、簡易な作業で分離手段の変更を行うことができる。
本発明の第1の実施の形態に係るシート材給送装置の、シート材給送時における断面の概略構成図 本発明の第1の実施の形態に係るシート材給送装置の、シート材給送待機時における断面の概略構成図 本発明の第1の実施の形態に係るシート材給送装置から分離ローラユニットを取り外した状態における断面の概略構成図 本発明の第2の実施の形態に係るシート材給送装置において、分離パッドユニットを取り付けた状態を示す断面の概略構成図 本発明の第2の実施の形態に係るシート材給送装置において、分離手段の交換時の断面における概略構成図
符号の説明
1 給送トレイ
2 シート材幅規制板
3 給送圧板
4 給送ローラ
5 分離ローラ
6 分離ローラホルダ
7 分離ローラ加圧ばね
8 搬送ローラ
9 シート材先端検知フラグ
10 トナーカートリッジ
10a 感光ドラム
10b トナー容器
10c 帯電ローラ
10d 現像スリーブ
10e クリーニングブレード
10f 廃トナー容器
11 転写ローラ
12 定着加熱部材
13 定着加圧ローラ
14 排出ローラ
15 排出トレイ
16 モータ
17 レーザー露光装置
18 フレーム部材
19 ビス
20 分離ローラユニット
21 分離パッドホルダ
23 分離パッド加圧ばね
24 分離パッド
30 分離パッドユニット

Claims (6)

  1. シート材を積載するシート材積載手段と、
    前記シート材積載手段に積載されたシート材を給送する給送ローラと、
    前記給送ローラから重送されたシート材を1枚ずつに分離する分離ローラと、
    を備えたシート材給送装置において、
    前記分離ローラと該分離ローラを保持する保持手段とをユニット化した分離ローラユニットが、装置本体に対して着脱自在に構成されることを特徴とするシート材給送装置。
  2. 前記分離ローラユニットは、
    前記分離ローラを軸支する分離ローラホルダと該分離ローラホルダを支持するフレーム部材とを有する前記保持手段と、
    前記フレーム部材に支持され、前記分離ローラホルダを前記給送ローラ側に付勢する分離ローラ加圧ばねと、
    分離ローラに制動トルクを加えるトルクリミッタと、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のシート材給送装置。
  3. 前記シート材積載手段は、昇降可能に設けられた給送中板を備え、前記分離ローラは、前記給送中板の昇降に連動して前記給送ローラに圧接する方向に付勢される位置と、前記給送ローラから離間する位置との間で移動することを特徴とする請求項1または2に記載のシート材給送装置。
  4. 前記給送ローラに対して接離可能に設けられ、重送されたシート材を1枚ずつに分離する分離パッドを備えた分離パッドユニットが、
    前記分離ローラユニットと交換可能に装置本体に装着できることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート材給送装置。
  5. 前記分離パッドユニットは、
    前記分離パッドを保持する分離パッドホルダと、
    前記分離パッドホルダを前記給送ローラ側に付勢する分離パッド加圧ばねと、
    前記分離パッドホルダ及び前記分離パッド加圧ばねを支持するフレーム部材と、
    を備えること特徴とする請求項4に記載のシート材給送装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート材給送装置と、
    該シート材給送装置によって給送されたシート材に対して画像を形成する画像形成手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
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