JP2020121840A - シート給送装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】シート積載手段が装置本体から引出される際におけるシートの回転を規制しつつ、メンテナンス性を向上する。【解決手段】シート給送装置1は、装置本体に対して装着及び引出し方向に引出し可能な給送カセット10と、シートに当接可能な当接面32bを有して、当接面32bがリタードローラ6のニップ部を挟んで上下に延在するように配置される第1位置と、回転軸方向に視て当接面32bが第1位置よりもニップ部から離れた第2位置と、に移動可能に装置本体に対して支持されるストッパ部材32と、を備える。ストッパ部材32は、給送カセット10が装置本体から引出された第1引出し位置に位置している状態で第1位置に位置し、給送カセット10が装置本体から第1引出し位置よりも引出された第2引出し位置に位置している状態で第2位置に位置する。【選択図】図8
Description
本発明は、シートを給送するシート給送装置及びこれを備える画像形成装置に関する。
一般に、プリンタ等の画像形成装置は、画像を形成するためのシートを積載して収納し、装置本体に対して引出し可能なシートトレイ等のシート積載手段を備えている。このような画像形成装置は、シートを搬送する給紙コロや給紙コロと共にニップ部を形成する分離コロにより、シートトレイに積載されたシートを1枚ずつ分離して搬送し、搬送したシートに対して画像形成する。また一般に、上述したような画像形成装置においては、シートが当該ニップ部に乗り上げたり挟持されたりした状態でシートトレイを引出すと、シートがニップ部を中心とする回転力を受けて回転し、シートが破損したり装置本体に残留したりする場合がある。
従来、給送されたシートを分離するニップ部の近傍でシート搬送路に出没可能なストッパを備える画像形成装置が開示されている(特許文献1参照)。この画像形成装置は、シートトレイに積載されたシートに当接してシートを給送するピックアップコロを備え、給送されたシートを給送コロと分離コロとにより形成されるニップ部により分離する。また、このシート搬送装置は、ストッパが、当該ニップ部よりもシートトレイの引出し方向における下流に配置されており、ピックアップコロがシートに当接するとシート搬送路から退避し、ピックアップコロがシートから離間するとシート搬送路に突出する。
特許文献1に記載の画像形成装置では、上記ニップ部にシートの先端が挟持された状態でシートトレイが引出され、シートがニップ部を中心とする回転力を受けた場合、シート搬送路に突出したストッパがシートの前縁部に当接し、シートの回転を規制する。これにより、特許文献1に記載の画像形成装置は、シートトレイが引出された際に、シートが破損したり装置本体の内部に残留したりすることを防止している。
特許文献1に記載の画像形成装置は、シートトレイが引出された状態でシート搬送路に突出したストッパが、ニップ部よりもシートトレイの引出し方向における下流でかつ給送コロの軸方向視においてニップ部に近接する位置に配置される。これにより、特許文献1に記載の画像形成装置は、給紙コロや分離コロ等のメンテナンス性が低いという問題があった。
そこで、本発明は、シート積載手段が装置本体から引出される際におけるシートの回転を規制しつつ、メンテナンス性を向上することができるシート給送装置及びこれを備える画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、シート給送装置において、装置本体と、シートが積載されると共に、前記装置本体に対して装着及び引出し方向に引出し可能なシート積載手段と、前記シート積載手段に積載されたシートの前記引出し方向における上流端の位置を規制する第1規制部材と、前記シート積載手段に積載されたシートの前記引出し方向における下流端の位置を規制する規制面を有する第2規制部材と、前記装置本体に設けられ、シートを前記引出し方向と交差する搬送方向に搬送する搬送回転体と、前記搬送回転体の下方において前記装置本体に設けられ、前記搬送回転体と共に形成するニップ部においてシートを1枚ずつ分離する分離手段と、シートに当接可能な当接面を有すると共に前記引出し方向において前記規制面と前記ニップ部との間に配置され、前記当接面が前記ニップ部を挟んで上下に延在するように配置される第1位置と、前記搬送回転体の回転軸方向に視て前記当接面が前記第1位置よりも前記ニップ部から離れた第2位置と、に移動可能に前記装置本体に対して支持されるストッパ部材と、を備え、前記ストッパ部材は、前記シート積載手段が前記装置本体から引出された第1引出し位置に位置している状態で前記第1位置に位置し、前記シート積載手段が前記装置本体から前記第1引出し位置よりも引出された第2引出し位置に位置している状態で前記第2位置に位置する、ことを特徴とする。
本発明によると、シート積載手段が装置本体から引出される際におけるシートの回転を規制しつつ、メンテナンス性を向上することができる。
[全体構成]
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本開示に係る画像形成装置201を示す概略図である。例えばプリンタからなる画像形成装置201の画像形成装置本体(以下、装置本体とする)201Aには、シートに画像を形成する画像形成部201Bが搭載され、装置本体201Aの上方には画像読取装置202が略水平に設置されている。画像読取装置202と装置本体201Aとの間には、シート排出用の排出空間Sが形成されている。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本開示に係る画像形成装置201を示す概略図である。例えばプリンタからなる画像形成装置201の画像形成装置本体(以下、装置本体とする)201Aには、シートに画像を形成する画像形成部201Bが搭載され、装置本体201Aの上方には画像読取装置202が略水平に設置されている。画像読取装置202と装置本体201Aとの間には、シート排出用の排出空間Sが形成されている。
装置本体201Aの下部には、シートPを積載して収納する給送カセット10と、給送カセット10からシートPを給送する給送ユニット20と、を有するシート給送装置1が複数配置されている。記録媒体として用いられるシートPには、普通紙及び厚紙等の紙の他、コート紙等の特殊紙、オーバーヘッドプロジェクタ用のプラスチックフィルム、布、及び封筒等が含まれる。各給送ユニット20は、給送カセット10からシートPを送り出すピックアップローラ4と、ピックアップローラ4から送り出されたシートPを分離しながら搬送するフィードローラ5及びリタードローラ6と、を備える。
画像形成手段としての画像形成部201Bは、4ドラムフルカラー方式の電子写真ユニットである。即ち、画像形成部201Bは、レーザスキャナ210と、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の4色のトナー画像を形成する4個のプロセスカートリッジPY,PM,PC,PKを備える。各プロセスカートリッジPY〜PKは、感光体である感光ドラム212、帯電手段である帯電器213、現像手段である現像器214を備えている。また、画像形成部201Bは、プロセスカートリッジPY〜PKの上方に配された中間転写ユニット201Cと、定着部220と、を備えている。中間転写ユニット201Cの上方には、現像器214にトナーを供給するためのトナーカートリッジ215が装着されている。
中間転写ユニット201Cは、駆動ローラ216a及びテンションローラ216bに巻き掛けられた中間転写ベルト216を備えている。中間転写ベルト216の内側には、各感光ドラム212に対向した位置で中間転写ベルト216に当接する一次転写ローラ219が設けられている。中間転写ベルト216は、不図示の駆動部により駆動される駆動ローラ216aによって図中反時計回り方向に回転し、感光ドラム212に担持された負極性のトナー像は一次転写ローラ219により順次中間転写ベルト216に多重転写される。
中間転写ユニット201Cの駆動ローラ216aと対向する位置には、中間転写ベルト216に担持されたカラー画像をシートPに転写する二次転写ローラ217が設けられている。二次転写ローラ217の上方に定着部220が配置され、定着部220の上方には第1排出ローラ対225a、第2排出ローラ対225b及び両面反転部201Dが配置されている。両面反転部201Dは、正逆転可能な反転ローラ対222及び一面に画像が形成されたシートを再度、画像形成部201Bに搬送する再搬送通路R等が設けられている。また、画像形成装置201には、画像形成動作及びシート給送動作等を制御する制御手段として、制御部260が搭載されている。
次に、画像形成装置201の画像形成動作について説明する。原稿の画像情報は画像読取装置202によって読み取られ、制御部260によって画像処理された後、電気信号に変換されて画像形成部201Bのレーザスキャナ210に伝送される。画像形成部201Bでは、帯電器213によって表面が所定の極性・電位に一様に帯電させられた感光ドラム212にレーザスキャナ210からのレーザ光が照射され、ドラムの回転に伴ってドラム表面が露光される。これにより、各プロセスカートリッジPY〜PKの感光ドラム212の表面に、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの単色画像に対応する静電潜像が形成される。これら静電潜像は、現像器214から供給される各色トナーにより現像されて可視化された後、一次転写ローラ219に印加される一次転写バイアスにより、感光ドラム212から中間転写ベルト216へと互いに重ね合わせて一次転写される。一次転写後、中間転写ベルト216上に残った僅かな残トナーは、転写クリーナ116によって除去されて、次の画像形成に備える。
このようなトナー像形成動作に並行して、いずれかのシート給送装置1からレジストレーションローラ対240へ向けて1枚ずつシートPが給送される。レジストレーションローラ対240は、シートPの斜行を補正した後、画像形成部201Bによるトナー像形成の進捗に合わせてシートPを二次転写ローラ217へ向けて送り出す。二次転写ローラ217と中間転写ベルト216との間に形成される転写部において、二次転写ローラ217に印加される二次転写バイアスにより、シートPに対してフルカラーのトナー像が一括して二次転写される。トナー像が転写されたシートPは、定着部220に搬送され、定着部220において付与される熱及び圧力によって各色のトナーが溶融混色することで、トナー像はシートPにカラー画像として定着する。
この後、シートPは、定着部220の下流に設けられた第1排出ローラ対225a又は第2排出ローラ対225bによって排出空間Sに排出され、排出空間Sの底部に配置された積載部223に積載される。シートPの両面に画像を形成する際は、第1面に画像が形成されたシートPが反転ローラ対222により反転した状態で再搬送通路Rに搬送され、再度、画像形成部201Bに搬送される。そして、画像形成部201Bによって第2面に画像を形成されたシートPは、第1排出ローラ対225a又は第2排出ローラ対225bによって積載部223に排出される。
なお、以上の画像形成部201Bはシートに画像を形成する画像形成部の一例であり、感光体に形成したトナー像をシートに直接転写する直接転写方式の電子写真ユニットを用いてもよく、インクジェット方式やオフセット印刷方式の画像形成部を用いてもよい。
[給送カセット]
次に、シート積載手段としての給送カセット10について詳述する。図2に示すように、給送カセット10は、カセットフレーム11と、1対のサイド規制板12,13と、後端規制板15と、を有している。また、給送カセット10は装置本体201Aに設けられた不図示のレールに沿って移動して、装置本体201Aに対して、シートの幅方向の一方である引出し方向としての矢印A方向、即ち手前方向への引出し及び矢印Aとは反対方向への装着が可能となっている。なお、矢印A方向は、シートが搬送される搬送方向である矢印B方向に交差する、具体的には直交するシートの幅方向である。
次に、シート積載手段としての給送カセット10について詳述する。図2に示すように、給送カセット10は、カセットフレーム11と、1対のサイド規制板12,13と、後端規制板15と、を有している。また、給送カセット10は装置本体201Aに設けられた不図示のレールに沿って移動して、装置本体201Aに対して、シートの幅方向の一方である引出し方向としての矢印A方向、即ち手前方向への引出し及び矢印Aとは反対方向への装着が可能となっている。なお、矢印A方向は、シートが搬送される搬送方向である矢印B方向に交差する、具体的には直交するシートの幅方向である。
シート給送装置1は、給送カセット10が装置本体201Aに装着された装着位置に位置している状態で、シートを搬送可能な状態となる。また、シート給送装置1は、給送カセット10が装置本体201Aから引出されると、ユーザ等が給送カセット10へのシートの補給や給送ユニット20へアクセス可能な状態となる。
カセットフレーム11の底板11aには、給送カセット10内に積載されたシートを支持する積載トレイ16が設けられている。積載トレイ16の下方には、積載トレイ16と連結された不図示の昇降アームと、昇降アームを作動させる不図示のモータと、が設けられている。積載トレイ16は、モータの駆動力により作動する昇降アームによって昇降する。給送カセット10の上方には、不図示の紙面位置検知センサが設けられており、積載トレイ16は、紙面位置検知センサの検知に基づいて、積載トレイ16に支持されている最上位シートを給送ユニット20によって給送可能な給送位置に移動する。
カセットフレーム11の底板11aには、案内溝11b,11cが形成されている。後端規制板15は、案内溝11cに沿って矢印A方向とは直交する方向に移動可能に底板11aに取付けられており、給送カセット10に積載されたシートの後端の位置を規制する。サイド規制板12,13は、カセットフレーム11に対して、案内溝11bに沿って矢印A方向及び矢印Aとは反対方向に、互いに相対移動可能に底板11aに取付けられている。第1規制部材としてのサイド規制板13は、矢印A方向におけるシートの上流端に当接可能で、給送カセット10に積載されたシートの上流端の位置を規制する規制面13aを有する。第2規制部材としてのサイド規制板12は、矢印A方向におけるシートの下流端に当接可能で、給送カセット10に積載されたシートの下流端の位置を規制する規制面としての規制面12a(図7参照)を有する。このように、給送カセット10内に積載されたシートは、サイド規制板12及びサイド規制板13により、幅方向が規制され、給送される際の斜走が抑制される。
給送カセット10は、サイド規制板13,12と後端規制板15とを案内溝11b,11cに沿って移動させることによって、積載されるシートのサイズに応じた規制範囲を任意に設定することができるように構成されている。これにより、給送カセット10は、任意のサイズのシートを、シートのサイズに応じた位置に積載し、斜送を抑えた状態で、安定してシートを給送ユニット20に給送させることができる。
また、サイド規制板13は、規制面13aの上端部から矢印A方向に延出して、庇状に形成された複数の突起部13bを有している。突起部13bは、装置本体201Aから給送カセット10を引出す際に、給送カセット10に積載されたシートの最上位シートがサイド規制板13の上端を乗り越えて、シートが破損したり装置本体201Aの内部に残留したりすることを防いでいる。
また、カセットフレーム11は、後述する分離ニップN(図4参照)より矢印A方向の下流に配置されて、矢印A方向に延びるようにカセットフレーム11と一体的に形成されている搬送ガイド11dを有している(図3参照)。搬送ガイド11dは、給送カセット10に積載されてピックアップローラ4により給送されたシートを、分離ニップNに案内する。
[給送ユニット]
次に、給送ユニット20について詳述する。図3及び図4に示すように、給送ユニット20は、給送カセット10に対して搬送方向である矢印B方向の下流上方に配置されて、装置本体201Aに取付けられている。給送ユニット20は、ピックアップローラ4と、搬送回転体としてのフィードローラ5と、リタードローラ6と、装置本体201Aに取付けられる給送フレーム21と、を有している。
次に、給送ユニット20について詳述する。図3及び図4に示すように、給送ユニット20は、給送カセット10に対して搬送方向である矢印B方向の下流上方に配置されて、装置本体201Aに取付けられている。給送ユニット20は、ピックアップローラ4と、搬送回転体としてのフィードローラ5と、リタードローラ6と、装置本体201Aに取付けられる給送フレーム21と、を有している。
ピックアップローラ4は、給送カセット10の引出し方向である矢印A方向に延びて給送フレーム21に回転可能に支持されている支持軸4aに取付けられている。ピックアップローラ4は、積載トレイ16が給送位置に位置している状態で不図示のモータからの駆動力を受け、給送カセット10に積載されたシートの最上位シートに当接して回転することにより、最上位シートを矢印B方向に送り出す。
フィードローラ5は、ピックアップローラ4に対して矢印B方向の下流に配置され、矢印A方向に延びて給送フレーム21に回転可能に支持されている回転軸としての支持軸5aに取付けられている。フィードローラ5は、不図示のモータからの駆動力を受けて回転し、シートを矢印B方向へ搬送する。
分離手段及び回転体としてのリタードローラ6は、フィードローラ5の下方に配置され、矢印A方向に延びて給送フレーム21に回転可能に支持されている支持軸6aに取付けられている。このように、支持軸4a,5a,6aは、それぞれ互いに平行となるように配置されている。支持軸6aは、給送フレーム21に対して平行移動可能に、ローラホルダ22を介して支持されている。リタードローラ6は、給送フレーム21に対して支持軸6aが平行移動することにより、フィードローラ5に当接するニップ位置と、リタードローラ6がフィードローラ5から離間する離間位置と、の間で移動する。リタードローラ6は、支持軸6aがニップ位置に位置してフィードローラ5と当接している状態で、ピックアップローラ4に送り出されたシートをフィードローラ5と共にシートを搬送する分離ニップNを形成する。
このように、ピックアップローラ4、フィードローラ5及びリタードローラ6は、支持軸4a,支持軸5a,支持軸6a及びローラホルダ22並びに給送フレーム21を介して、装置本体201Aに設けられている。
給送ユニット20は、リタードローラ6がニップ位置と離間位置とのいずれかに位置するようにローラホルダ22を保持する離間機構23を有する。離間機構23は、給送フレーム21に揺動可能に支持された圧解除レバー25と、圧解除レバー25と給送フレーム21との間に配置された圧解除バネ26と、支持軸6aと給送フレーム21との間に配置されたニップ加圧バネ27と、を有する。圧解除レバー25は、揺動して、リタードローラ6がニップ位置と離間位置との間で移動するようにローラホルダ22を移動させる。圧解除バネ26は、圧解除レバー25を、リタードローラ6が離間位置となる方向へ付勢する。ニップ加圧バネ27は、ローラホルダ22を、リタードローラ6が離間位置からニップ位置へ向かう方向に付勢する。
給送カセット10の側面には、圧解除レバー25と係合可能な突起部3aが形成されている。給送カセット10が装着位置に位置している状態では、突起部3aと圧解除レバー25とが係合し、圧解除バネ26の付勢力に抗してリタードローラ6が当接位置となる位置に圧解除レバー25が保持される。リタードローラ6は、当接位置に位置している状態で、ニップ加圧バネ27によりフィードローラ5に押圧される。
給送カセット10が装置本体201Aから引出されると、突起部3aと圧解除レバー25との係合が解除され、圧解除バネ26の付勢力によりリタードローラ6が離間位置となる位置に圧解除レバー25が移動する。このとき、ローラホルダ22は、ニップ加圧バネ27の付勢力に抗して移動し、リタードローラ6がニップ位置から離間位置へ移動する。このように、離間機構23は、給送カセット10が装置本体201Aに装着されている状態でリタードローラ6をフィードローラ5に当接させ、給送カセット10が装置本体201Aから引出されるとリタードローラ6をフィードローラ5から離間させる。
また、リタードローラ6は、不図示のモータの駆動力を受けて回転する支持軸6aに対し、トルクリミッタ29を介して取付けられている。積載トレイ16上にシートが無い場合及び分離ニップNに1枚のシートが進入した場合、トルクリミッタ29が空転することによりリタードローラ6にモータの駆動力が伝達されず、リタードローラ6は、フィードローラ5に対して従動回転する。複数枚重なったシートが分離ニップNに進入した場合、重なったシート同士が滑ることによりリタードローラ6に不図示のモータからの駆動力が伝達されて、リタードローラ6は、シートを矢印B方向へ搬送する方向とは逆方向に回転する。リタードローラ6がシートを矢印B方向へ搬送する方向とは逆方向に回転すると、フィードローラ5に接するシートは矢印B方向に搬送され、リタードローラ6に接するシートは矢印Bとは反対方向へ搬送されて給送カセット10へ戻される。
また、給送ユニット20は、分離ニップNより矢印A方向の上流に配置されて、矢印A方向に延びて給送フレーム21と一体的に形成された搬送ガイド21aと、分離ニップNと近接して配置され、給送フレーム21に固定されたガイド板30と、を有している。ガイド板30は、例えば、ステンレス鋼板や樹脂シート等の薄板材で形成されている。搬送ガイド21a及びガイド板30は、給送カセット10に積載されてピックアップローラ4により給送されたシートを、分離ニップNに案内する。
なお、装置を小型化するためにフィードローラ5及びリタードローラ6を小径化すると、シートを高い位置精度で分離ニップNに案内することが求められる。ガイド板30は、分離ニップNを形成するフィードローラ5及びリタードローラ6と同じ給送フレーム21に固定されているため、分離ニップNに対して移動可能な給送カセット10に配設される場合と比較して、分離ニップNに対する位置精度を向上できる。このため、ガイド板30は、分離ニップNに近接して配置できるので、シートを高い位置精度で分離ニップNに案内することが可能となり、装置の小型化を図ることができる。
このように給送ユニット20は給送カセット10の最上位シートをピックアップローラ4により送り出し、搬送ガイド11d、搬送ガイド21a及びガイド板30で分離ニップNに案内して、分離ニップNで1枚ずつ分離して搬送することができる。分離ニップNで1枚ずつ分離して搬送されたシートは、矢印B方向における分離ニップNの下流に配置された搬送ガイド31に案内され、レジストレーションローラ対240(図1参照)へ向けて搬送される。
ピックアップローラ4、フィードローラ5及びリタードローラ6は、シートの搬送に最適な状態を保つため、画像形成装置201の使用状況等に応じて検査や、掃除、交換等のメンテナンスが必要となる。ピックアップローラ4、フィードローラ5及びリタードローラ6は、支持軸4a,5a,6aに対してそれぞれ単独での着脱が可能に取付けられている。具体的には、各ローラ4,5,6は、それぞれの支持軸4a,5a,6aの矢印A方向の端部に差し込まれて片持ち支持されている。支持軸4a,5a,6aには、各ローラ4,5,6に設けられた係止爪4b,5b,6bに係合する溝部が形成されている。作業者により係止爪4b,5b,6bが操作されると、各ローラ4,5,6は、支持軸4a,5a,6aに対して着脱自在な状態と、係止爪4b,5b,6bと各溝部とが係合して着脱不能な状態と、が切替わる。
図4に示すように、各ローラ4,5,6を交換する際、まず、作業者は、給送カセット10を装置本体201Aから矢印A方向に移動させる。これにより、フィードローラ5とリタードローラ6が離間すると共に、各ローラ4,5,6の矢印A方向の端部が露出する。この状態で、作業者は、係止爪4b,5b,6bを操作して各溝部との係合を解除した後、各ローラ4,5,6の矢印A方向に形成されている仮想空間501,502,503へ各ローラ4,5,6を移動させ、支持軸4a,5a,6aから取外す。作業者は、各ローラ4,5,6を取外す際とは逆の工程で新たなローラ4,5,6を取付けて、各ローラ4,5,6の交換を終了する。このように、ピックアップローラ4、フィードローラ5及びリタードローラ6は、支持軸5aの軸方向へ移動することにより装置本体201Aから着脱可能に設けられている。
[ストッパ部材]
図5に示すように、本実施の形態の給送ユニット20には、給送カセット10の移動に連動して揺動するストッパ部材32が設けられている。
図5に示すように、本実施の形態の給送ユニット20には、給送カセット10の移動に連動して揺動するストッパ部材32が設けられている。
図6(a)及び(b)は、支持軸5a方向に視た給送ユニット20の断面図である。図6(a)に示すように、ストッパ部材32は、支持軸5a方向に平行に延びるストッパ軸32aを中心として、給送フレーム21に回動可能に支持されている。また、ストッパ部材32は、図6(a)において実線で示す第1位置としての作動位置と、作動位置よりも分離ニップNから離れた2点鎖線で示す第2位置としての退避位置と、にストッパ軸32aを中心として揺動する。
ストッパ部材32はストッパ軸32aに対し上方及び下方に延びて形成され、ストッパ軸32aよりも上方に配置されて分離ニップNに進入したシートと当接可能な上当接面32bと、ストッパ軸32aよりも下方に配置された下当接面32cと、を有している。ストッパ部材32は、付勢部材としてのバネ33により、作動位置から退避位置に向けて付勢されている。ストッパ部材32は、作動位置に位置している場合、支持軸5a方向に視て上部が分離ニップNの近傍に位置している。具体的には、ストッパ部材32は、作動位置に位置している場合、当接面としての上当接面32bが、支持軸5a方向に視て、分離ニップNを挟んで上下に延在して、分離ニップNによって搬送されるシートが通過する搬送路に対して重なるように位置している。即ち、ストッパ部材32は、作動位置に位置している場合、支持軸5a方向に視てフィードローラ5及びリタードローラ6と重なる位置に位置している。
また、図6(b)に示すように、ストッパ部材32は、作動位置から退避位置へ移動することで、上当接面32bがシートが搬送される搬送方向(図2の矢印B方向)の下流に移動する。ストッパ部材32は、退避位置に位置している場合、支持軸5a方向に視て、各ローラ4,5,6及び分離ニップNによって搬送されるシートが通過する搬送路に対して重ならない位置に位置している。また、ストッパ部材32は、退避位置に位置している場合、各ローラ4,5,6を交換する際に各ローラ4,5,6が移動する仮想空間501,502,503と重ならない位置に位置する。これにより、ストッパ部材32が退避位置に位置する場合、作業者は、各ローラ4,5,6の交換作業を容易に行うことができる。
図7に示すようにストッパ部材32は、作動位置に位置する場合、上当接面32bが、分離ニップNと、給送フレーム21の矢印A方向下流かつ矢印B方向上流の端部Xと、を結ぶ仮想直線Lより搬送方向である矢印B方向上流に位置するように配置される。さらに、ストッパ部材32は、給送カセット10の引出し方向である矢印A方向において規制面12aと分離ニップNとの間に配置される。
図8(a)〜(c)は、給送カセット10を引出す際におけるストッパ部材32の動作を示す斜視図である。図8(a)に示すように、ストッパ部材32は、給送カセット10が装着位置に位置している場合、バネ33(図6(a)参照)により退避位置に保持されている。カセットフレーム11には、給送カセット10が移動する際、ストッパ部材32の下当接面32cと当接可能な押圧部としての押圧面11eが一体的に形成されている。押圧面11eは、給送カセット10が装着位置に位置している状態で、ストッパ部材32よりも給送カセット10の引出し方向である矢印A方向上流側に位置するように形成されている。
図8(b)は、給送カセット10を所定距離引出した状態のシート給送装置1を示す斜視図である。給送カセット10が矢印A方向に移動すると、給送カセット10の移動に伴い押圧面11eも矢印A方向に移動する。給送カセット10が装着位置から矢印A方向に移動して図8(b)に示す第1引出し位置に達すると、押圧面11eは、バネ33の付勢力に抗してストッパ部材32の下当接面32cを押圧し、ストッパ部材32が退避位置から作動位置に回動する。このように、給送カセット10は、前記ストッパ部材を押圧可能な押圧面11eを有している。
図8(c)は図8(b)よりもさらに給送カセット10を引出した状態のシート給送装置1を示す斜視図である。給送カセット10が第1引出し位置から矢印A方向に移動して図8(c)に示す第2引出し位置に達すると、押圧面11eと下当接面32cとの係合が解除されて、ストッパ部材32が作動位置から退避位置に回動する。
このように、押圧面11eは、給送カセット10が装着位置から矢印A方向へ引出される際、ストッパ部材32が退避位置から作動位置を介して再び退避位置へ回動する形状及び長さに形成されている。具体的には、押圧面11eの矢印A方向における上流端は、給送カセット10が装着位置に位置している状態で、ストッパ部材32の下当接面32cに近接する位置に配置されている。また、押圧面11eの矢印A方向における下流端は、給送カセット10が装着位置から矢印A方向へ引出される際、少なくともリタードローラ6が離間位置へ移動するまで、ストッパ部材32を作動位置に保持する位置に配置されている。好ましくは、押圧面11eは、給送カセット10が装着位置から矢印A方向へ引出される際、規制面12aが端部X(図7参照)よりも矢印A方向下流に位置するまで、ストッパ部材32を作動位置に保持する形状及び長さに形成されている。より好ましくは、押圧面11eは、給送カセット10が装着位置から矢印A方向へ引出される際、規制面13aが分離ニップNより矢印A方向下流に位置するまで、ストッパ部材32を作動位置に保持する形状及び長さに形成されている。
図9(a)〜(c)は、給送カセット10を引出す際の動作を示す平面図である。図9(a)は給送カセット10内に積載されたシートが給送ユニット20により給送された後、積載されたシートの最上位シートP1の搬送方向である矢印B方向の下流端がリタードローラ6に乗り上げて、分離ニップNに保持されている状態を示している。
この状態で給送カセット10が装着位置から矢印A方向へ移動を開始すると、最上位シートP1の矢印A方向における上流端は、給送カセット10と共に移動する規制面13aによって矢印A方向に押圧される。このとき、最上位シートP1の矢印B方向における下流端が分離ニップNに保持されており、規制面13aが分離ニップNよりも矢印B方向における上流に配置されているため、最上位シートP1は、分離ニップNを中心とする回転力を受ける。特に、分離ニップNによる保持力は、最上位シートP1の矢印B方向における下流端の厚みが大きい場合、例えばシートが封筒等である場合に大きくなる。
図9(b)は、給送カセット10が第1引出し位置に位置している状態を示している。給送カセット10が装着位置から矢印A方向へ移動して第1引出し位置に達すると、ストッパ部材32が押圧面11eに押圧されて退避位置から作動位置へ回動し、最上位シートP1の矢印B方向下流端と当接して、最上位シートP1の回転を規制する。これにより、最上位シートP1は、分離ニップNに保持された状態で給送カセット10が引出された場合でも、回転が規制された状態で規制面13aに押圧されて給送カセット10と共に引出される。
図9(c)は、給送カセット10が第2引出し位置に位置している状態を示している。給送カセット10が第1引出し位置から矢印A方向へ移動して第2引出し位置に達すると、ストッパ部材32は、押圧面11eと下当接面32cとの係合が解除されて退避位置に戻る。これにより、作業者は、各ローラ4,5,6の清掃や交換等のメンテナンスを行う際に、ストッパ部材32が作業の邪魔とならず、各ローラ4,5,6のメンテナンス等を容易に行うことができる。
以上のように、シート給送装置1は、ストッパ部材32が給送カセット10の引出しを開始する際に作動位置に位置し、各ローラ4,5,6のメンテナンスを行う際に退避位置に位置するので、各ローラ4,5,6のメンテナンス性を向上することができる。
より具体的には、シート給送装置1は、給送カセット10が装置本体201Aから第1引出し位置まで引出されるとシートの回転を規制するストッパ部材32がシートと当接可能な作動位置へ移動する。これにより、給送カセット10が装置本体201Aから引出された際に、シートが破損したり装置本体201Aの内部に残留したりすることを防止する。また、シート給送装置1は、給送カセット10が装置本体201Aから第1引出し位置よりも引出された第2引出し位置まで引出されるとストッパ部材32が支持軸5a方向に視て上当接面32bが作動位置よりも分離ニップNから離れた退避位置へ移動する。即ち、シート給送装置1は、給送カセット10を第2引出し位置よりも引出した状態において、ストッパ部材32が作動位置に位置している場合よりも各ローラ4,5,6のメンテナンスの作業が容易となる。これにより、シート給送装置1は、給送カセット10が装置本体201Aから引出される際のシートの回転を規制しつつメンテナンス性を向上することができる。
なお、上述した実施の形態では、ストッパ部材32は退避位置に位置している状態で、支持軸5aの軸方向、すなわちフィードローラ5の回転軸方向に視て各ローラ4,5,6と重ならない位置となるように構成されているが、これに限定されない。ストッパ部材は、退避位置に位置している状態で、支持軸5a方向に視て作動位置よりも分離ニップNから離れた位置に位置していればよく、例えば、退避位置に位置している状態で支持軸5a方向に視て各ローラの一部と重なるように構成されていてもよい。
また、上述した実施の形態では、ストッパ部材32は給送カセット10の押圧面11eに押圧されて移動するように構成されているが、これに限定されない。例えば、ストッパ部材は、給送カセットの移動を検知するセンサ等の検知手段による検知結果に応じて、ソレノイドやモータ等により移動するように構成されていてもよい。
また、上述した実施の形態では、離間機構23によりリタードローラ6がフィードローラ5に対して移動するように構成されているが、これに限定されない。離間機構23は、給送カセットが装置本体から引出される際、フィードローラ及びリタードローラの一方を他方から離間させるように構成されていればよく、フィードローラをリタードローラに対して移動するように構成されていてもよい。
1:シート給送装置/5:搬送回転体(フィードローラ)/5a:回転軸(支持軸)/6:分離手段(リタードローラ、回転体)/10:シート積載手段(給送カセット)/11e:押圧部(押圧面)/12:第2規制部材(サイド規制板)/13:第1規制部材(サイド規制板)/13a:規制面/13b:突起部/23:離間機構/32:ストッパ部材/32b:当接面(上当接面)/33:付勢部材(バネ)/201A:装置本体/201B:画像形成部/A:引出し方向(矢印)/B:搬送方向(矢印)/N:ニップ部(分離ニップ)/P:シート/P1:シート(最上位シート)
Claims (11)
- 装置本体と、
シートが積載されると共に、前記装置本体に対して装着及び引出し方向に引出し可能なシート積載手段と、
前記シート積載手段に積載されたシートの前記引出し方向における上流端の位置を規制する第1規制部材と、
前記シート積載手段に積載されたシートの前記引出し方向における下流端の位置を規制する規制面を有する第2規制部材と、
前記装置本体に設けられ、シートを前記引出し方向と交差する搬送方向に搬送する搬送回転体と、
前記搬送回転体の下方において前記装置本体に設けられ、前記搬送回転体と共に形成するニップ部においてシートを1枚ずつ分離する分離手段と、
シートに当接可能な当接面を有すると共に前記引出し方向において前記規制面と前記ニップ部との間に配置され、前記当接面が前記ニップ部を挟んで上下に延在するように配置される第1位置と、前記搬送回転体の回転軸方向に視て前記当接面が前記第1位置よりも前記ニップ部から離れた第2位置と、に移動可能に前記装置本体に対して支持されるストッパ部材と、を備え、
前記ストッパ部材は、前記シート積載手段が前記装置本体から引出された第1引出し位置に位置している状態で前記第1位置に位置し、前記シート積載手段が前記装置本体から前記第1引出し位置よりも引出された第2引出し位置に位置している状態で前記第2位置に位置する、
ことを特徴とするシート給送装置。 - 前記シート積載手段は、前記ストッパ部材を押圧可能な押圧部を有し、
前記ストッパ部材は、前記シート積載手段が前記装置本体に装着された装着位置から前記第1引出し位置へ移動する際、前記押圧部に押圧されることで前記第2位置から前記第1位置へ移動し、前記シート積載手段が前記第1引出し位置から前記第2引出し位置へ移動する際、前記押圧部と前記ストッパ部材との係合が解除されて前記第1位置から前記第2位置へ移動する、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。 - 前記搬送回転体は、前記回転軸方向へ移動することにより前記装置本体から着脱可能であり、
前記ストッパ部材は、前記第2位置に位置する際に、前記回転軸方向に視て前記搬送回転体と重ならない、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のシート給送装置。 - 前記分離手段は、前記回転軸方向へ移動することにより前記装置本体から着脱可能な回転体であり、
前記ストッパ部材は、前記第2位置に位置する際に、前記回転軸方向に視て前記分離手段と重ならない、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート給送装置。 - 前記ストッパ部材は、前記第2位置に位置する際に、前記回転軸方向に視て前記ニップ部によって搬送されるシートが通過する搬送路に対して重ならない、
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート給送装置。 - 前記ストッパ部材は、前記回転軸方向に平行に延びる軸を中心に回動可能に支持され、
前記当接面は、前記ストッパ部材が前記第1位置から前記第2位置に移動することで、前記搬送方向における下流に移動する、
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート給送装置。 - 前記ストッパ部材を前記第1位置から前記第2位置へ向けて付勢する付勢部材を備える、
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のシート給送装置。 - 前記当接面は、前記ストッパ部材が前記第1位置に位置する際に、前記シート積載手段と共に前記装置本体から引出される前記第1規制部材に押圧されるシートに当接することでシートの回転を規制する、
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシート給送装置。 - 前記第1規制部材は、上端部から前記引出し方向に向けて延出する突起部を有する、
ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のシート給送装置。 - 前記シート積載手段が前記装置本体から引出される際、前記搬送回転体及び前記分離手段の一方を他方から離間させる離間機構を備える、
ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のシート給送装置。 - 請求項1乃至10のいずれか1項に記載されたシート給送装置と、
前記シート給送装置により給送されたシートに画像を形成する画像形成部と、を備える、
ことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019014162A JP2020121840A (ja) | 2019-01-30 | 2019-01-30 | シート給送装置及び画像形成装置 |
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ID=71992124
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JP2019014162A Pending JP2020121840A (ja) | 2019-01-30 | 2019-01-30 | シート給送装置及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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2019
- 2019-01-30 JP JP2019014162A patent/JP2020121840A/ja active Pending
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