JP7333013B2 - 収納容器、及び、画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、廃トナー回収容器などの収納容器と、それを備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置と、に関するものである。
従来から、複写機、プリンタ等の画像形成装置において、廃トナー回収容器などの収納容器を設けたものが広く知られている(例えば、特許文献1参照。)。
そして、このような収納容器において、搬送スクリュなどの回転部材が軸受を介して回転可能に支持されているものが多く用いられている。
一方、特許文献1には、搬送スクリュが熱などにより寸法変化することを想定して、軸受と搬送スクリュの回転軸との間に予めガタを設ける技術が開示されている。
従来の収納容器は、製造工程において回転部材を容器に組み付けるときに、容器に形成した穴部から回転部材を容器内に挿入して、その穴部に軸受を嵌合させていた。そのため、回転部材の外径を、軸受の外径よりも小さくする必要があった。すなわち、使用する軸受の外径によって、回転部材の外径が制約されてしまっていた。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、使用する軸受によって回転部材の外径が制約されてしまう不具合が生じにくい、収納容器、及び、画像形成装置を提供することにある。
この発明における収納容器は、軸部を中心にして回転可能な回転部材と、前記回転部材における前記軸部の一端側と他端側とをそれぞれ回転可能に支持する一対の軸受と、収納容器の外部から内部に貫通して、前記回転部材の外径よりも大きな穴径となるように当該収納容器の前記一端側に形成された穴部と、前記一対の軸受のうち前記一端側の軸受を保持して、前記穴部を埋めるように当該収納容器の前記一端側に取付け可能に設置された保持部材と、を備え、前記一対の軸受は、前記回転部材の外径よりも小さな外径となるように形成された同一形状の軸受である。
本発明によれば、使用する軸受によって回転部材の外径が制約されてしまう不具合が生じにくい、収納容器、及び、画像形成装置を提供することができる。
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。 プロセスカートリッジとその近傍とを示す図である。 廃トナー回収容器が画像形成装置本体に設置された状態を幅方向に示す断面図である。 廃トナー回収容器の要部を示す拡大図である。 廃トナー回収容器に搬送スクリュが組み付けられる状態を示す図である。 比較例としての、廃トナー回収容器の要部を示す拡大図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、図1及び図2にて、画像形成装置100における全体の構成・動作について説明する。
図1に示すように、画像形成装置本体100の中央には、中間転写ベルト装置15が設置されている。また、中間転写ベルト装置15の中間転写ベルト8に対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応したプロセスカートリッジ6Y、6M、6C、6Kが並設されている。
中間転写ベルト装置15の下方には、収納容器としての廃トナー回収容器30が設置されている。廃トナー回収容器30は、画像形成動作においてクリーニング装置2Y、2M、2C、2K、16に回収された未転写トナーが、廃トナー搬送部40(図2参照)を経由して廃トナーとして回収されるものである。
図2を参照して、イエローに対応したプロセスカートリッジ6Yは、像担持体としての感光体ドラム1Yと、感光体ドラム1Yの周囲に配設された帯電装置4Y(帯電ローラ)、現像装置5Y、クリーニング装置2Yと、が1つのユニットとして画像形成装置本体100に対して着脱可能(交換可能)に構成されている。そして、感光体ドラム1Y上で、作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、クリーニング工程)がおこなわれて、感光体ドラム1Y上にイエロー画像が形成されることになる。すなわち、プロセスカートリッジ6Yは、1次転写ローラ9Y(1次転写装置)などとともに、作像部を構成している。
なお、他の3つのプロセスカートリッジ6M、6C、6K(作像部)も、使用されるトナーの色が異なる以外は、イエローに対応したプロセスカートリッジ6Y(作像部)とほぼ同様に構成されていて、それぞれのトナー色に対応した画像が形成される。以下、他の3つのプロセスカートリッジ6M、6C、6K(作像部)の説明を適宜に省略して、イエローに対応したプロセスカートリッジ6Y(作像部)のみの説明をおこなうことにする。
図2を参照して、感光体ドラム1Yは、メインモータによって時計方向に回転駆動される。そして、帯電装置4Y(帯電ローラ)の位置で、感光体ドラム1Yの表面が一様に帯電される(帯電工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、露光部7Y(光書込ヘッド)から発せられた露光光の照射位置に達して、この位置での露光走査によってイエローに対応した静電潜像が形成される(露光工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、現像装置5Yとの対向位置に達して、この位置で静電潜像が現像されて、イエローのトナー像が形成される(現像工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、中間転写ベルト8及び1次転写ローラ9Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上のトナー像が中間転写ベルト8上に転写される(1次転写工程である。)。このとき、感光体ドラム1Y上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、クリーニング装置2Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上に残存した未転写トナーがクリーニングブレード2aによってクリーニング装置2Y内に回収される(クリーニング工程である。)。なお、クリーニング装置2Yの内部に回収された未転写トナーは、搬送コイル2Yaによって図1、図2の紙面垂直方向手前側に搬送されて、その後に廃トナー搬送部40(搬送経路)を経由して収納容器としての廃トナー回収容器30(図3参照)の内部に廃トナーとして収納(回収)されることになる。
最後に、感光体ドラム1Yの表面は、除電装置との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1上の残留電位が除去される。
こうして、感光体ドラム1Y上でおこなわれる、一連の作像プロセスが終了する。
なお、上述した作像プロセスは、他のプロセスカートリッジ6M、6C、6K(作像部)でも、イエロー用のプロセスカートリッジ6Y(作像部)と同様におこなわれる。すなわち、作像部の上方に配設された露光部から、画像情報に基いた露光光が、各プロセスカートリッジ6M、6C、6Kの感光体ドラム上に向けて照射される。
その後、現像工程を経て各感光体ドラム上に形成した各色のトナー像を、中間転写ベルト8上に重ねて転写する。こうして、中間転写ベルト8上にカラー画像が形成される。
ここで、中間転写ベルト装置15は、図1を参照して、中間転写ベルト8、4つの1次転写ローラ9Y(図2参照)、駆動ローラ、従動ローラ、等で構成される。中間転写ベルト8は、駆動ローラと従動ローラと1次転写ローラとによって張架・支持されるとともに、駆動ローラの回転駆動によって図1の矢印方向(反時計方向)に無端移動される。
1次転写ローラ9Yは、中間転写ベルト8を感光体ドラム1Yとの間に挟み込んで1次転写ニップを形成している。そして、1次転写ローラ9Yに、トナーの極性とは逆の転写電圧(転写バイアス)が印加される。
そして、中間転写ベルト8は、矢印方向に走行して、各1次転写ローラ(9Y)の1次転写ニップを順次通過する。こうして、各感光体ドラム(1Y)上の各色のトナー像が、中間転写ベルト8上に重ねて1次転写される。
その後、各色のトナー像が重ねて転写された中間転写ベルト8は、2次転写ローラ19(2次転写装置)との対向位置に達する。この位置では、駆動ローラ(2次転写対向ローラ)が、2次転写ローラ19との間に中間転写ベルト8を挟み込んで2次転写ニップを形成している。そして、中間転写ベルト8上に形成された4色のトナー像は、この2次転写ニップの位置に搬送された用紙等のシートP上に転写される(2次転写工程である。)。このとき、中間転写ベルト8には、シートPに転写されなかった未転写トナーが残存する。
その後、中間転写ベルト8は、中間転写ベルト用のクリーニング装置16の位置に達する。そして、この位置で、中間転写ベルト8上の未転写トナーが、中間転写ベルト8に圧接する中間転写クリーニングブレードによって機械的に除去される。ここで、中間転写クリーニングブレードは、ウレタンゴム等の弾性材料で形成された略板状部材であって、中間転写ベルト8に対して所定の当接圧及び当接角で当接している。なお、中間転写ベルト用のクリーニング装置16の内部に回収された未転写トナーも、感光体ドラム用のクリーニング装置2Y、2M、2C、2Kの内部に回収された未転写トナーと同様に、搬送コイルによって図1、図2の紙面垂直方向手前側に搬送されて、その後に廃トナー搬送部40を経由して廃トナー回収容器30(図3参照)の内部に廃トナーとして回収されることになる。廃トナー回収容器30(収納容器)については、後で図3、図4等を用いて詳しく説明する。
こうして、中間転写ベルト8上でおこなわれる、一連の転写プロセスが終了する。
ここで、図1を参照して、2次転写ニップの位置に搬送されるシートPは、装置本体100の下方に配設された給紙装置26から、給紙ローラ27やレジストローラ対28(タイミングローラ対)等を経由して搬送されるものである。
詳しくは、給紙装置26には、用紙等のシートPが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ27が図1中の反時計方向に回転駆動されると、一番上のシートPがレジストローラ対28のローラ間に向けて給送される。
レジストローラ対28に搬送されたシートPは、回転駆動を停止したレジストローラ対28のローラニップの位置で一旦停止する。そして、中間転写ベルト8上のカラー画像にタイミングを合わせて、レジストローラ対28が回転駆動されて、シートPが2次転写ニップに向けて搬送される。こうして、シートP上に、所望のカラー画像が転写される。
その後、2次転写ニップの位置でカラー画像が転写されたシートPは、定着装置20の位置(定着ニップ)に搬送される。そして、この位置で、定着ベルト21(定着部材)及び加圧ローラ22(加圧部材)による熱と圧力とにより、表面に転写されたカラー画像(トナー像)がシートP上に定着される(定着工程である。)。
その後、シートPは、排紙ローラ対によって装置外へと排出される。排紙ローラ対によって装置外に排出されたシートPは、出力画像として、スタック部(本体カバー110)上に順次スタックされる。
こうして、画像形成装置における、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2にて、画像形成装置における作像部について詳述する。
図2に示すように、プロセスカートリッジ6Yは、感光体ドラム1Y(像担持体)、帯電装置4Y(帯電ローラ)、現像装置5Y、クリーニング装置2Y、等で構成される。
像担持体としての感光体ドラム1Yは、負帯電の有機感光体であって、装置本体100側に設置されたメインモータから駆動力を受けて図2の時計方向に回転駆動される。
帯電装置4Y(帯電ローラ)は、芯金上に、ウレタン樹脂、導電性粒子としてのカーボンブラック、硫化剤、発泡剤等を処方した中抵抗の発泡ウレタン層を形成した弾性を有するローラ部材である。
クリーニング装置2Yは、感光体ドラム1Yに摺接するクリーニングブレード2aが設置されていて、感光体ドラム1Y上の未転写トナーを機械的に除去・回収する。クリーニングブレード2aは、ウレタンゴム等の弾性材料で形成された略板状部材であって、感光体ドラム1Yに対して所定の当接圧及び当接角で当接している。
現像装置5Yは、現像剤担持体としての現像ローラ51が感光体ドラム1Yに対して接触するように配置されていて、双方の部材1Y、51の間(接触位置)には現像領域が形成される。現像装置5Y内には、現像剤としてのトナー(非磁性又は磁性の1成分現像剤)が収容されている。そして、現像装置5Yは、感光体ドラム1Y上に形成される静電潜像を現像する(トナー像を形成する。)。
現像装置5Yは、現像ローラ51、供給ローラ53、ドクターブレード52、現像搬送スクリュ54、55、等で構成されている。また、現像装置5Yの上部には、現像装置5Yに向けて新しいトナーを適宜に補給するためのトナー容器60が着脱可能に設置されている。
以下、本実施の形態における収納容器としての廃トナー回収容器30の、特徴的な構成・動作について詳述する。
図1を参照して、本実施の形態において、収納容器としての廃トナー回収容器30は、画像形成装置本体100において中間転写ベルト装置15の下方であって、画像形成装置本体100の正面側(図1の紙面垂直方向手前側である。)に着脱可能に設置されている。廃トナー回収容器30は、廃トナーを回収可能な収納容器である。
本実施の形態において、廃トナー回収容器30は、画像形成装置本体100(又は、図3に示す廃トナー搬送部40)に対して着脱可能に構成されていて、廃トナー回収容器30の内部が廃トナーで満杯になったとき(図3等に示す満杯検知センサ35が、その位置に廃トナーがある状態を検知したときである。)に、新品(空)のものに交換される。詳しくは、本実施の形態において、廃トナー回収容器30は、画像形成装置本体100の本体ドア(図1において右方に設置されている。)の開閉をおこなうことにより、幅方向(図1、図3の左右方向である。)の着脱操作によって交換されることになる。
ここで、図3等を参照して、廃トナー回収容器30(収納容器)は、幅方向(図3、図4の左右方向であって、後述する搬送スクリュ32の回転軸方向である。)が長手方向となって延在するように形成された箱状の容器である。
図3に示すように、廃トナー回収容器30における筐体としての容器本体31は、ブロー成形などによってボトル状に成型されたものであって、その内部に略長方体の空間が形成されている。そして、容器本体31の天井面には、挿入口31c(開口)が形成されている。この挿入口31cは、画像形成装置本体100への廃トナー回収容器30の着脱動作に連動して、画像形成装置本体100に固設された搬送経路としての廃トナー搬送部40が挿通・非挿通されることになる。
図3を参照して、廃トナー搬送部40は、複数のクリーニング装置に回収された未転写トナー(未転写の現像剤)が廃トナーとして廃トナー回収容器30に向けて搬送される搬送経路であって、その内部には所定方向に回転して廃トナーを図3の左方から右方に搬送する廃トナー搬送スクリュ41が設置されている。廃トナー搬送部40において、最上流側にはブラック用のクリーニング装置2Kで回収された未転写トナーが排出される排出口が形成され、その下流側にはシアン用のクリーニング装置2Cで回収された未転写トナーが排出される排出口が形成され、その下流側にはマゼンタ用のクリーニング装置2Mで回収された未転写トナーが排出される排出口が形成され、その下流側にはイエロー用のクリーニング装置2Yで回収された未転写トナーが排出される排出口が形成され、最下流側には中間転写ベルト用のクリーニング装置16で回収された未転写トナーが排出される排出口が形成されている。
そして、挿入口31cを介して廃トナー搬送部40(搬送経路)の一部が廃トナー回収容器30に挿通された状態(図3の状態である。)で、5つのクリーニング装置2Y、2M、2C、2K、16でそれぞれ回収されたトナー(未転写トナー、廃トナー)が、廃トナー搬送部40の排出口40aから排出されて廃トナー回収容器30に収納(回収)されることになる。
詳しくは、5つのクリーニング装置2Y、2M、2C、2K、16でそれぞれ回収された未転写トナーは、それぞれの排出口から廃トナー搬送部40に排出された後に廃トナー搬送スクリュ41によって排出口40aの位置まで搬送されて、排出口40aから黒矢印方向に自重落下して廃トナー回収容器30(容器本体31)の内部に廃トナーTとして回収される。
一方、図3を参照して、廃トナー回収容器30には、所定方向に回転して廃トナー回収容器30(収納容器)内に流入された廃トナーを搬送する回転部材としての搬送スクリュ32(スクリュ部材)が設置されている。回転部材としての搬送スクリュ32は、軸部32aと、軸部32aに螺旋状に巻装されたスクリュ部32bと、で構成されていて、金属材料又は樹脂材料で形成されたスクリュ部材である。搬送スクリュ32は、装着方向奥側(図3の左向である。)に従動カップリング36が設置されていて、この従動カップリング36がモータ50(装置本体100に固設されている。)のモータ軸に設置された駆動カップリングに嵌合することになる。そして、モータ50から駆動力を受けて搬送スクリュ32が回転駆動されて、容器本体31内に流入された廃トナーが図3中の白矢印方向に適宜に撹拌されながら搬送されることになる。
さらに詳しくは、まず、空の状態の廃トナー回収容器30内において、排出口40aから排出されて廃トナーは、排出口40aの下方の底部に堆積されていく。そして、そのように堆積された廃トナーの高さが搬送スクリュ32の位置に達すると、搬送スクリュ32によって廃トナーが白矢印方向(幅方向の両方向である。)に搬送されることになる。そして、廃トナーの回収が進んで、幅方向端部に設置された満杯検知センサ35(例えば、圧電センサである。)によって廃トナーTが検知されると、容器本体31内に回収された廃トナーTが満杯状態であるものとして、画像形成装置本体100の操作表示パネル95(図1参照)に、廃トナー回収容器30の交換を促す旨の表示がおこなわれる。
ここで、搬送スクリュ32は、上述したように、軸部32aを中心にして回転可能な回転部材である。本実施の形態における搬送スクリュ32は、そのスクリュ部32bのスクリュ径N(外径)が大きく形成されているため、廃トナーに対する搬送速度(搬送力)が高くて、容器本体31内における廃トナーの停滞を生じにくくすることができる。
そして、本実施の形態における廃トナー回収容器30(収納容器)には、図3、図4に示すように、搬送スクリュ32(回転部材)の軸部32aを回転可能に支持する軸受33が設けられている。この軸受33は、耐摩耗性などに優れた汎用性(共通性)のある機能部品であって、他の部材(例えば、廃トナー搬送スクリュ41などである。)の軸受としても用いられている。
そして、廃トナー回収容器30(収納容器)の容器本体31には、廃トナー回収容器30の外部から内部に貫通する穴部31a(図5参照)が形成されている。この穴部31aは、搬送スクリュ32(回転部材)の外径Nよりも大きな穴径Mになるように形成されている(M>N)。具体的に、穴部31aは、その断面が略円形状の穴部であって、容器本体31の側面(搬送スクリュ32の回転軸方向の一端側に相当する側面である。)に形成されている。また、本実施の形態において、穴部31aは、搬送スクリュ32の非駆動側(従動カップリング36が設置されていない側である。)に相当する容器本体31の側面に形成されている。
そして、廃トナー回収容器30には、軸受33を保持する保持部材34が、
穴部31aを埋めるように廃トナー回収容器30に取付け可能に設置されている。
詳しくは、図5等を参照して、容器本体31(廃トナー回収容器30)には、略円形状の穴部31aの周りを囲む縁部31bが、廃トナー回収容器30の外部(図5の右方である。)に向けて突出するように形成されている。
そして、保持部材34は、容器本体31の縁部31bに嵌合するように略円形状に形成されたキャップ部材である。具体的に、保持部材34は、縁部31bを外側から覆うように、縁部31bに嵌合されることになる。なお、保持部材34は、非回転で容器本体31に設置されることが好ましいため、縁部31bの外周面と保持部材34の内周面とに非回転用の嵌合部(凹凸部)などを設けることができる。また、保持部材34が容器本体31から脱落しないように、保持部材34をネジ締結などによって容器本体31に固定することが好ましい。
また、保持部材34は、その円中心部に形成された貫通穴34a(図5参照)に軸受33が保持されている。保持部材34は、軸受33に対しても縁部31bに対しても非回転で嵌合するものであり、軸受33のように高い耐摩耗性などは必要ないため、安価な材料で形成することが可能である。なお、軸受33は、保持部材34に非回転で脱落しないように保持されることが好ましいため、保持部材34の貫通穴34aに対して軸受33を締まりバメにて嵌合させたり、保持部材34を樹脂成型するときに軸受33を一体成型したりすることもできる。
そして、本実施の形態では、図4に示すように、スクリュ部32bのスクリュ径N(搬送スクリュ32の外径である。)が、穴部31aの穴径Mよりも小さく、軸受33の外径Qよりも大きくなっている(Q<N<M)。
すなわち、スクリュ部32bのスクリュ径Nは、形状変更の自由度が少ない汎用部品である軸受33の外径Qよりも大きく設定されていて、形状変更の自由度が多い穴部31aの外径Mよりも小さく設定されている。
したがって、図5に示すように、スクリュ径Nが大きな搬送スクリュ32を用いた場合であっても、軸受33の外径Qに関わらず、容器本体31に形成した穴部31aから搬送スクリュ32を挿入して組み付けることが可能になる。
具体的に、図5を用いて、廃トナー回収容器30の製造工程(組付け手順)について説明する。
まず、軸受33などの部品が設置されておらず、単体の状態の容器本体31に対して、搬送スクリュ32が穴部31aから容器内に矢印方向に挿入される。このとき、搬送スクリュ32のスクリュ径Nは穴部31aの穴径Mよりも小さいため、搬送スクリュ32が穴部31aに引っ掛かることなく挿入することができる。そして、容器本体31の一端側側面(図5の左方の側面である。)に形成された穴部に、搬送スクリュ32の一端側の軸部32aが挿入されて、その一端側の軸部32aに軸受33と従動カップリング36とが設置される。また、容器本体31の他端側側面(図5の右方の側面である。)に形成された穴部31aの縁部31bに保持部材34(軸受33が一体化されたものである。)が嵌合されるとともに、保持部材34に保持された軸受33が搬送スクリュ32の他端側の軸部32aに挿入される。そして、最後に、搬送スクリュ32の回転軸方向の位置決めのために、軸部32aに止め輪37(図4参照)が設置される。
こうして、廃トナー回収容器30の組付けが完了する(図3に示す廃トナー回収容器30の状態である。)。
なお、上述した組み付け手順において、搬送スクリュ32に保持部材34(軸受33が一体化されたものである。)が設置された状態のものを、穴部31aから容器本体31内に挿入して、縁部31bに保持部材34嵌合させても良い。
このように、本実施の形態における廃トナー回収容器30は、軸受33を保持する保持部材34が、搬送スクリュ32のスクリュ径Nよりも大きな穴径Mを有する穴部31aを埋めるように廃トナー回収容器30に取付け可能に設置されるため、使用する軸受33によって搬送スクリュ32のスクリュ径N(外径)が制約されてしまう不具合が生じにくくなる。
詳しくは、図6(A)に比較例として示すように、軸受33を容器本体131の穴部に直接的に嵌合させるように構成する場合には、製造工程において搬送スクリュ132を穴部から容器内に挿入するために、搬送スクリュ132の外径Rを、軸受33の外径Qよりも小さくする必要がある。したがって、使用する軸受33の外径Qによって、搬送スクリュ132の外径Rが制約されてしまい、外径の大きな搬送スクリュを設置しようとしてもできない。これに対して、本実施の形態では、使用する軸受33の外径Qに関わらず、外径Nの大きな搬送スクリュ32を設置することが可能になる。
また、図6(B)に比較例として示すように、外径Nの大きな搬送スクリュ3に合わせて、その外径Nよりも大きな穴径Mを有する穴部31aを容器本体231に形成して、その穴部31aに軸受233を直接的に嵌合させるように構成する場合には、汎用部品ではない外径Mの大きな軸受233を専用部品として製造する必要がある。したがって、軸受233が高価なものになってしまうことになる。これに対して、本実施の形態では、外径Nの大きな搬送スクリュ32を設置する場合であっても、その外径Nに関わらず、汎用部品としての軸受33を使用することができるため、廃トナー回収容器30が高コスト化する不具合を軽減することができる。
ここで、本実施の形態において、保持部材34を、廃トナー回収容器30(収納容器)に対して着脱可能に設置することもできる。
すなわち、保持部材34を容器本体31の縁部31bに取付け可能に構成するだけではなく、保持部材34を容器本体31の縁部31bから取り外し可能に構成することもできる。
そのように保持部材34を着脱可能に構成することで、廃トナー回収容器30をリサイクルするときに、容器本体31から搬送スクリュ32を容易に分解することができるため、その作業性が向上することになる。
以上説明したように、本実施の形態における廃トナー回収容器30(収納容器)には、軸部32aを中心にして回転可能な搬送スクリュ32(回転部材)と、搬送スクリュ32の軸部32aを回転可能に支持する軸受33と、が設けられている。また、廃トナー回収容器30の外部から内部に貫通して、搬送スクリュ32の外径Nよりも大きな穴径Mとなるように、穴部31aが廃トナー回収容器30に形成されている。そして、軸受33を保持する保持部材34が、穴部31aを埋めるように廃トナー回収容器30に取付け可能に設置されている。
これにより、使用する軸受33によって搬送スクリュ32の外径Nが制約されてしまう不具合が生じにくくなる。
なお、本実施の形態では、複数のクリーニング装置2Y、2M、2C、2K、16にそれぞれ回収された未転写トナーが廃トナー搬送部40(搬送経路)を介して廃トナー回収容器30に向けて搬送されるように構成された画像形成装置100に対して、本発明を適用したが、本発明の適用はこれに限定されることなく、単数のクリーニング装置に回収された未転写トナーが搬送経路を介して廃トナー回収容器に向けて搬送されるように構成された画像形成装置に対しても、当然に本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、廃トナーが収納される収納容器としての廃トナー回収容器30に対して、本発明を適用したが、本発明の適用はこれに限定されることなく、回転部材が設置された収納容器(例えば、現像装置5Yやトナー容器60やクリーニング装置2Yなどである。)のすべてに対して、本発明を適用することもできる。
また、本実施の形態では、廃トナー回収容器30に設置される回転部材として搬送スクリュ32を用いたが、回転部材はこれに限定されることなく、例えば、回転部材として搬送コイル(コイル部材)を用いることもできる。
また、本実施の形態では、軸受33と保持部材34とが一体化されたものを回転軸方向一端側のみに設置したが、回転軸方向他端側にも軸受33と保持部材34とが一体化されたものを設置することができる。
そして、それらのような場合にも、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
2Y、2M、2C、2K クリーニング装置、
16 クリーニング装置(中間転写体ベルト用のクリーニング装置)、
30 廃トナー回収容器(収納容器)、
31 容器本体(ケース)、
31a 穴部、
31b 縁部、
32 搬送スクリュ(回転部材)、
32a 軸部、 32b スクリュ部、
33 軸受、
34 保持部材(キャップ部材)、
34a 貫通穴、
100 画像形成装置(画像形成装置本体)。
特開2009-63765号公報

Claims (7)

  1. 軸部を中心にして回転可能な回転部材と、
    前記回転部材における前記軸部の一端側と他端側とをそれぞれ回転可能に支持する一対の軸受と、
    収納容器の外部から内部に貫通して、前記回転部材の外径よりも大きな穴径となるように当該収納容器の前記一端側に形成された穴部と、
    前記一対の軸受のうち前記一端側の軸受を保持して、前記穴部を埋めるように当該収納容器の前記一端側に取付け可能に設置された保持部材と、
    を備え、
    前記一対の軸受は、前記回転部材の外径よりも小さな外径となるように形成された同一形状の軸受であることを特徴とする収納容器。
  2. 前記回転部材は、前記他端側が駆動側となって、前記一端側が非駆動側となることを特徴とする請求項1に記載の収納容器。
  3. 前記保持部材は、当該収納容器に対して着脱可能に設置されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の収納容器。
  4. 前記穴部は、略円形状の穴部であって、
    前記穴部の周りを囲んで、当該収納容器の外部に向けて突出する縁部を備え、
    前記保持部材は、前記縁部に嵌合するように略円形状に形成されたキャップ部材であって、その円中心部に形成された貫通穴に前記一端側の軸受が保持されたことを特徴とする請求項1~請求項3のいずれかに記載の収納容器。
  5. 前記回転部材は、前記軸部にスクリュ部が巻装されたスクリュ部材であって、
    前記スクリュ部のスクリュ径が、前記穴部の穴径よりも小さく、前記一対の軸受の外径よりも大きいことを特徴とする請求項1~請求項4のいずれかに記載の収納容器。
  6. 当該収納容器は、廃トナーを回収可能な廃トナー回収容器であることを特徴とする請求項1~請求項5のいずれかに記載の収納容器。
  7. 請求項1~請求項6のいずれかに記載の収納容器を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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