JP5642509B2 - 開閉装置 - Google Patents

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本発明は、防犯性が良好な開閉装置に関する。
従来、例えば室外空間(一方側空間)と室内空間(他方側空間)との間に位置する開口部を開閉する開閉装置として、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。
この従来の開閉装置は、互いに離間対向する左右1対の案内体と、これら両案内体にて案内されながら昇降して開口部を開閉する開閉体とを備えている。そして、開閉体を構成する各開閉体構成部材(スラット)には、複数の小孔が形成されている。つまり、この開閉体は、複数の小孔が形成された孔有開閉体構成部材(パンチングスラット)を有している。
実開平1−122194号公報(第1図、第3図)
しかしながら、このような開閉装置において、室内空間から操作される操作部を有する施錠手段を開閉体に設けた場合には、室外空間から施錠手段の操作部が見える可能性があり、防犯性の問題が生じるおそれがある。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、一方側空間から施錠手段の操作部が見えず、防犯性が良好である開閉装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の開閉装置は、一方側空間と他方側空間との間に位置する開口部を開閉する開閉装置であって、複数の小孔が形成された孔有開閉体構成部材を有し、閉方向への移動により前記開口部を閉鎖し、開方向への移動により前記開口部を開口させる開閉体と、前記他方側空間から操作される操作部を有し、前記開閉体の開方向への移動を規制する施錠手段とを備え、前記開閉体は、前記一方側空間から前記操作部を視覚的に遮蔽する防犯手段を有し、前記防犯手段は、前記小孔を覆うように前記孔有開閉体構成部材に取り付けられた左右方向長手状で板状の目隠し部材であり、前記目隠し部材は、前記孔有開閉体構成部材と前記操作部との間に位置してこの操作部を覆い隠すものである。
請求項2記載の開閉装置は、請求項1記載の開閉装置において、目隠し部材は、操作部と近接状に対向して位置するものである。
請求項3記載の開閉装置は、請求項1または2記載の開閉装置において、目隠し部材の左右方向長さ寸法および上下方向長さ寸法は、孔有開閉体構成部材の左右方向長さ寸法および上下方向長さ寸法と略同じであるものである。
請求項4記載の開閉装置は、請求項1ないし3のいずれか一記載の開閉装置において、開閉体は、施錠手段が設けられた幅木部を有し、目隠し部材は、前記幅木部の真上に位置する孔有開閉体構成部材に取り付けられているものである。
請求項5記載の開閉装置は、請求項1ないし4のいずれか一記載の開閉装置において、孔有開閉体構成部材は、取付部を有し、目隠し部材は、その上端部が前記取付部に回動可能に取り付けられ、その下端部が操作部に当接する自由端部となっており、前記目隠し部材と前記孔有開閉体構成部材との間には、一方側空間からの風が流れる風路となる空間部が存在するものである。
請求項6記載の開閉装置は、請求項1ないし4のいずれか一記載の開閉装置において、目隠し部材は、左右方向長手状で板状の本体板部、この本体板部に突設された突設部およびこの突設部に突設された取付用凸部を有し、前記取付用凸部が小孔に挿入されることによって前記目隠し部材が孔有開閉体構成部材に取り付けられており、前記目隠し部材の前記本体板部と前記孔有開閉体構成部材との間には、一方側空間からの風が流れる風路となる空間部が存在するものである。
本発明によれば、開閉体は一方側空間から操作部を視覚的に遮蔽する防犯手段を有するため、一方側空間から施錠手段の操作部が見えず、防犯性が良好である。
本発明の関連技術に係る開閉装置の斜視図である。 同上開閉装置の正面図である。 同上開閉装置の部分断面図である。 同上開閉装置の開閉体の部分背面図である。 同上開閉体の孔有開閉体構成部材および抜止部材の部分拡大図である。 同上開閉装置の案内体の断面図である。 本発明の第の実施の形態に係る開閉装置の正面図である。 同上開閉装置の部分断面図である。 同上開閉装置の開閉体の部分背面図である。 本発明の第の実施の形態に係る開閉装置の部分断面図である。 同上開閉装置の開閉体の部分背面図である。 同上開閉装置の目隠し部材を示す図であり、(a)が平面図で、(b)が正面図である。 同上目隠し部材および孔有開閉体構成部材の断面図である。
本発明の関連技術を図1ないし図6を参照して説明する。
図1ないし図3において、1は開閉装置で、この開閉装置1は、例えば住宅等の建物(図示せず)に形成された窓開口部等の開口部2を開閉する手動式の窓シャッタ装置である。すなわち例えば開閉装置1は、一方側空間である室外空間3と他方側空間である室内空間4との間に位置する略矩形状の開口部2を開閉するものである。
開閉装置1は、開口部2の開口時にその開口部2を介して互いに離間対向する上下方向長手状の左右1対のガイドレール等の案内体6を備えている。
案内体6は、開口部2に向かって開口する平面視で断面略コ字状の案内部7を有している。案内部7は、図6に示されるように、互いに離間対向する対向板8を有し、これら両対向板8の外端部同士が連結板9にて連結されている。対向板8の対向面には、抜止用突部10が突設されている。対向板8の内端部の対向面側に形成された取付部12には、モヘア等の消音部材11が取り付けられている。また、図2に示されるように、案内部7の両連結板9の下端部近傍には、係合受け部13が突設されている。
そして、左右方向長手状の被当接部である下枠体16が両案内体6の下端部間にわたって配設され、下方に向かって開口する左右方向長手状で略箱状のシャッターボックス等の収容体17が両案内体6の上端部間にわたって配設されている。
収容体内17には、左右方向に軸方向を有する略円筒状の巻取シャフト等の巻取体18が左右方向の支軸19を中心として回転可能に配設されている。つまり、巻取体18は、収容体17の左右の支持部であるブラケット(図示せず)によって支軸19を介して回転可能に支持されている。
また、開閉装置1は、収容体内17の巻取体18に上端部が取り付けられ下端部が自由端部となっており巻取体18の回転とともに上下方向(開方向および閉方向)に移動つまり昇降して開口部2を開閉する略板状のシャッターカーテン等の開閉体21を備えている。
開閉体21は、巻取体18に巻き取られながら案内体6にて案内されつつ開方向に移動して開口部2を開口させる。この開口部2の開口時には、開閉体21の略全体が巻取体18に巻き取られることにより略円筒状となって収容体17内に収容される。また、開閉体21は、巻取体18から巻き戻されながら案内体6にて案内されつつ閉方向に移動して略平板状となって開口部2を閉鎖する。その結果、室外空間3と室内空間4とが開閉体21によって仕切られる。なお、開閉体21は、昇降時に案内体6の案内部7内に挿入された状態でこの案内部7に沿って上下方向に案内される挿入端部21aを左右方向両端部に有している。
そして、開閉体21は、開方向先端部である上端部が巻取体18の外周面に吊元部材(図示せず)を介して取り付けられ巻取体18の外周面に巻き戻し可能に巻き取られる開閉体本体部23と、この開閉体本体部23の閉方向先端部である下端部に取り付けられ開口部2の閉鎖時には下枠体16の上面に当接し開口部2の開口時には収容体17の下面に当接する左右方向長手状の当接部である幅木部24とを有している。
ここで、開閉体本体部23は、それぞれが左右方向長手状の板状に形成され互いに上下に隣接するもの同士が回動可能に連結された複数種、すなわち例えば3種類からなる金属製の複数の開閉体構成部材26,27,28にて構成されている。
つまり、開閉体本体部23は、周知の形状の複数の通常開閉体構成部材(例えばスチール製のスラット)26と、これら複数の通常開閉体構成部材26のうち最も下に位置する通常開閉体構成部材26の下端部に回動可能に連結され複数の略円形状の小孔(例えば通風孔)30が略全体にわたって形成された複数、例えば5枚の孔有開閉体構成部材(例えばアルミ製のパンチングスラット)27と、これら複数の孔有開閉体構成部材27のうち最も下に位置する孔有開閉体構成部材27の下端部に回動可能に連結された1つのみの防犯手段である目隠し用の孔無開閉体構成部材(例えばアルミ製のフラッシュスラット)28とによって構成されている。
なお、通常開閉体構成部材26および孔無開閉体構成部材28には、貫通孔である小孔30が形成されていない。孔無開閉体構成部材28の下端部には、例えばアルミ製の幅木部24の上端部が回動可能に連結されている。つまり、幅木部24の上端部の連結部29に目隠し用の孔無開閉体構成部材28が直結されている。
そして、孔有開閉体構成部材27は、開口部2の閉鎖時に鉛直状に位置する平板状の本体板部31と、本体板部31の上端部に折曲げにより一体に設けられた曲板状で断面略C字状の上側連結端部32と、本体板部31の下端部に折曲げにより一体に設けられた曲板状で断面略C字状の下側連結端部33と、本体板部31の上端部近傍から室内空間4に向かって一体に突出する突出板部34とを有している。
本体板部31のうち左右方向両端部以外の部分には、複数の小孔30がその部分全体にわたって分散するように前後面に貫通して形成されている。つまり、図4および図5に示されるように、本体板部31のうち案内体6内に挿入される部分には小孔30は形成されておらず、所定の孔有開閉体構成部材27の本体板部31の左右方向両端部には、抜止用突部10との係合により開閉体21の挿入端部21aが案内体6内から抜け出ることを防止するフック形状の抜止部材36が固定手段37にて固定的に取り付けられている。
抜止部材36は、平面視で略T字状のもので、本体板部31に取り付けられた取付板部38と、本体板部31の側端面よりも外側方に突出する突出板部39と、この突出板部39の先端部に突出板部39に対して直交状に設けられ抜止用突部10と係合する係合板部40とを有している。なお、図4においては、抜止部材36は、複数の孔有開閉体構成部材27のうち、最も下に位置するものおよび最も上に位置するものの左右方向両端部に、それぞれ取り付けられている。
一方、目隠し用の孔無開閉体構成部材28は、小孔30が形成されていない点を除けば、孔有開閉体構成部材27と同一形状である。つまり、孔無開閉体構成部材28は、開口部2の閉鎖時に鉛直状に位置する平板状の本体板部41と、本体板部41の上端部に折曲げにより一体に設けられた曲板状で断面略C字状の上側連結端部42と、本体板部41の下端部に折曲げにより一体に設けられた曲板状で断面略C字状の下側連結端部43と、本体板部41の上端部近傍から室内空間4に向かって一体に突出する突出板部44とを有している。
さらに、開閉装置1は、少なくとも解錠の際に使用者によって室内空間から操作される操作レバー等の操作部50を有し幅木部24に設けられ開口部2の閉鎖時に開閉体21の開方向への移動を規制する施錠手段(ロック手段)51を備えている。
施錠手段51は、幅木部24の左右両側に移動可能、例えば左右方向にスライド可能に設けられスライドにより係合状態(施錠状態)および非係合状態(解錠状態)となる左右1対の係合部52と、係合部52を係合状態となるように付勢するばね等の付勢部(図示せず)と、係合部52に連動手段(図示せず)を介して連結され付勢部の付勢力に抗して係合部52を非係合状態にするための解除用の操作部50とを有している。
係合部52は、開口部2が開閉体21によって閉鎖された場合において、係合状態時には係合受け部13との係合により開閉体21の開方向への移動を規制し、非係合状態時には係合受け部13とは係合せず開閉体21の開方向への移動を許容する。
操作部50は、例えば開閉体21の幅木部24の左右方向略中央部における室内空間4側の部分に移動可能、すなわち例えば前後方向の支軸を中心として左右方向に回動可能に設けられている。例えば使用者が手で室内空間4から操作部50を解錠方向へ回動させると、左右1対の係合部52が一斉に係合状態から非係合状態となる。
そして、開口部2の閉鎖時には操作部50の前方部(室外空間3側)が開閉体21の孔無開閉体構成部材28にて覆い隠されているため、操作部50は室外空間3から見えないようになっている。つまり、開閉体21は、操作部50と近接状に対向して位置して室外空間3から操作部50が見えないようにする防犯手段である板状の孔無開閉体構成部材28を1枚のみ、幅木部24の真上に有している。
次に、開閉装置1の作用等を説明する。
開口部2を閉鎖する場合、例えば使用者は幅木部24に手を掛け、幅木部24が下枠体16に当接するまで開閉体21を閉方向に移動させる。
すると、施錠手段51の施錠が自動的にかかり、この開口部2の閉鎖時において、開閉体21を持ち上げようとしても、係合状態の係合部52が係合受け部13と係合するため、開閉体21の開方向への移動が規制される。
そして、この開口部2の閉鎖時において、室外空間3と室内空間4とが孔有開閉体構成部材27の複数の小孔30によって連通されているため、例えば風や光等を室外空間3から室内空間4に取り入れることが可能であり、また、風圧による開閉体21のがたつき等も抑制可能である。
また、この開口部2の閉鎖時において、例えば不審な人物等は、室外空間3から、室内空間4内の施錠手段51の操作部50を見ることができないため、操作部50の位置を知ることが不可能であり、また、孔有開閉体構成部材27の小孔30から操作部50を操作することも不可能である。
このように、開閉装置1によれば、開閉体21は室外空間3から施錠手段51の操作部50が見えないようにこの操作部50を視覚的に遮蔽する目隠し用の孔無開閉体構成部材28を有するため、室外空間4から施錠手段51の操作部50が見えず、小孔30からの操作部50の操作も不可能であり、よって、室外空間3からの不審な人物等による施錠手段51の解錠を防止でき、防犯性が良好である。
また、孔無開閉体構成部材28を利用することで、従来から用いている幅木部24をそのまま使用できるため、幅木部24の型等を変更して対応する場合等に比べて、加工費等を含む製造コストを削減でき、また、目隠し専用部材が不要で、部品点数の増加もない。
さらに、孔有開閉体構成部材27が有する小孔30は本体板部31のうち案内体6内に挿入される部分には形成されていないため、開閉体21の移動の際に本体板部31の小孔30の周縁で消音部材11を削るようなことがなく、消音部材11の磨耗を防止でき、消音部材11の耐久性を維持できる。なお、この孔有開閉体構成部材(パンチングスラット)27は、例えば、板部材を所定長さに切断した後、この切断した所定長さの板部材の長手方向両端部を除いた部分にパンチング加工を施し、その後、パンチング加工が施されていない両端部に抜止部材36を取り付けて、製作する。
なお、上記関連技術では、開閉体21が孔無開閉体構成部材28を1枚のみ有する構成について説明したが、例えば最下位だけでなく下から2番目まで孔無開閉体構成部材28で構成するようにして、開閉体21が孔無開閉体構成部材28を2枚のみ有する構成でもよい。
また、図7ないし図9には、第の実施の形態が示されている。
この第の実施の形態の開閉体21は、室外空間3から操作部50が見えないようにする防犯手段として、小孔30を覆うように最下位の孔有開閉体構成部材27に脱着可能に取り付けられ操作部50と近接状に対向して位置する左右方向長手状で板状の金属製或いは樹脂製等の目隠し部材61を有している。
つまり、この開閉体21は、目隠し用の孔無開閉体構成部材28を有さず、幅木部24の上端部の連結部29には、複数の小孔30が形成された孔有開閉体構成部材27が直結されている。
そして、この幅木部24の真上に位置する最下位の孔有開閉体構成部材27の突出板部34には下方に向かって開口する断面略C字状の取付部である取付凹部34aが形成され、この取付凹部34aに防犯手段である目隠し部材61の上端部が回動可能に嵌合され、この目隠し部材61の下端部が自由端部62となっている。
そして、開口部2の閉鎖時においては、目隠し部材61は自重に基づいて鉛直状に位置し、操作部50の前方部(室外空間3側)がその目隠し部材61にて覆い隠されているため、操作部50は室外空間3から見えないようになっている。目隠し部材61の前面と孔有開閉体構成部材27の本体板部31の後面との間には、室外空間3からの風が流れる風路となる空間部70が存在する。
なお、目隠し部材61の左右方向長さ寸法および上下方向長さ寸法は孔有開閉体構成部材27の左右方向長さ寸法および上下方向長さ寸法と略同じで、この目隠し部材61によって孔有開閉体構成部材27の複数の小孔30のすべてが覆われるようになっている(図9参照)。
そして、この第の実施の形態によれば、開閉体21は室外空間3から施錠手段51の操作部50が見えないようにこの操作部50を視覚的に遮蔽する目隠し部材61を有するため、室外空間4から施錠手段51の操作部50が見えず、小孔30からの操作部50の操作も不可能であり、よって、小孔30による開口率を減らさずに、室外空間3からの不審な人物等による施錠手段51の解錠を防止でき、防犯性が良好である等、上記関連技術と同様の作用効果を奏することができる。
また、目隠し部材61が幅木部24の真上の孔有開閉体構成部材27に回動可能に取り付けられているため、室外空間3からの風は、小孔30および空間部70を通って、目隠し部材61を室内空間4側に回動させた後、室内空間4にスムーズに流れ込むこととなり、十分な通風性を確保でき、しかも、この際、目隠し部材61の自由端部62が操作部50に当接することにより目隠し部材61が必要以上に回動しないため、目隠し部材61の目隠し機能は維持される。
なお、上記実施の形態では、最下位の孔有開閉体構成部材27のみに目隠し部材61が取り付けられた構成について説明したが、例えば最下位と下から2番目の2つの孔有開閉体構成部材27に目隠し部材61が取り付けられた構成等でもよい。
さらに、図10ないし図13には、第の実施の形態が示されている。
この第の実施の形態の開閉体21は、室外空間3から操作部50が見えないようにする防犯手段として、小孔30を覆うように最下位の孔有開閉体構成部材27に脱着可能に取り付けられ操作部50と近接状に対向して位置する左右方向長手状で板状の金属製或いは樹脂製等の目隠し部材71を有している。
つまり、この開閉体21は、第の実施の形態と同じように、目隠し用の孔無開閉体構成部材28を有さず、幅木部24の上端部の連結部29には、複数の小孔30が形成された孔有開閉体構成部材27が直結されている。
そして、この幅木部24の真上に位置する最下位の孔有開閉体構成部材27に、防犯手段である目隠し部材71が取り付けられている。
この目隠し部材71は、左右方向長手状で板状の本体板部72と、この本体板部72の左右方向両端部前面に一体に突設された突設部73と、この左右の各突設部73の前面に一体に突設された複数(例えば5つ)の取付用凸部74とを有している。
各取付用凸部74は、小孔30と同径の円柱部分75と、この円柱部分75の先端に一体に設けられ小孔30よりも径大な抜止用の径大部分76とにて構成されている。また、小孔30に対する取付用凸部74の挿入の際に取付用凸部74を弾性変形させるための切込み部77が径大部分76から円柱部分75にわたって形成され、この切込み部77によって取付用凸部74が上下に2分割されている。
そして、取付用凸部74が一旦弾性変形して小孔30に挿入されることにより、円柱部分75が小孔30に嵌合するとともに径大部分76が小孔30を通り抜けて本体板部31の小孔30の周縁前面に係合しかつ突設部73の前面のみが本体板部31の後面に接触した状態となって、目隠し部材71が孔有開閉体構成部材27に取り付けられている。
なお、目隠し部材71の本体板部72の前面と孔有開閉体構成部材27の本体板部31の後面との間には、室外空間3からの風が流れる風路となる空間部80が存在する。
そして、開口部2の閉鎖時においては、目隠し部材71は孔有開閉体構成部材27の本体板部31に対して固定され、操作部50の前方部(室外空間3側)がその目隠し部材71にて覆い隠されているため、操作部50は室外空間3から見えないようになっている。
なお、目隠し部材71の左右方向長さ寸法および上下方向長さ寸法は孔有開閉体構成部材27の左右方向長さ寸法および上下方向長さ寸法と略同じで、この目隠し部材71によって孔有開閉体構成部材27の複数の小孔30のすべてが覆われるようになっている(図11参照)。
そして、この第の実施の形態によれば、開閉体21は室外空間3から施錠手段51の操作部50が見えないようにこの操作部50を視覚的に遮蔽する目隠し部材71を有するため、室外空間4から施錠手段51の操作部50が見えず、小孔30からの操作部50の操作も不可能であり、よって、室外空間3からの不審な人物等による施錠手段51の解錠を防止でき、防犯性が良好である等、上記関連技術と同様の作用効果を奏することができる。
また、室外空間3からの風は、小孔30および空間部80を通って、室内空間4にスムーズに流れ込むため、十分な通風性を確保できる。
さらに、目隠し部材71の取付用凸部74を孔有開閉体構成部材27の小孔30に挿入することによって、目隠し部材71を孔有開閉体構成部材27に容易に取り付けることができ、また、目隠し部材71を取り付けるための取付部を孔有開閉体構成部材27に形成する必要もない。
また、目隠し部材71を最下位の孔有開閉体構成部材27だけでなく、例えば目線が合う等の理由から目隠ししたい任意位置の孔有開閉体構成部材27に対しても、目隠し部材71を容易に取り付けることができる。
なお、上記いずれの実施の形態においても、開閉体21が周知形状の通常開閉体構成部材26を有する構成について説明したが、例えば通常開閉体構成部材26を有さず、この通常開閉体構成部材26の代わりに孔有開閉体構成部材27を有する構成等でもよい。
また、施錠手段51の操作部50は、操作レバーには限定されず、例えば押動操作される操作ボタン等でもよい。
また一方、開閉装置1は、窓開口等である開口部2の周囲等に固定された窓シャッタ装置には限定されず、例えば、その他の開口部の周囲に固定された他のシャッタ装置、ブラインド装置等、或いはこれら装置のうちの同種または異種を複数並設したもの等でもよい。
さらに、開閉装置1は、開口部2の閉鎖時に開閉体21の幅木部24が下枠体16に当接する構成には限定されず、例えば下枠体を設けず、幅木部24を床面等の建物の躯体側に直接当接させる構成等でもよい。
また、施錠手段51は、開閉体21の幅木部24に設けられたものには限定されず、例えば開口部中間に位置する開閉体構成部材(スラット)に設けられたものでもよい。この場合、施錠手段51が設けられた当該開閉体構成部材やこれの上下に隣接する開閉体構成部材が孔有開閉体構成部材27になっていて操作部50が室外空間3から見えてしまうおそれがあるときには、例えば施錠手段51が設けられた当該開閉体構成部材やこれの上下に隣接する開閉体構成部材に、室外空間3から操作部50を視覚的に遮蔽する防犯手段を設けるようにしてもよい。
さらに、防犯手段を設けると、施錠手段51の操作部50だけでなく、係合受け部13および係合部52も、室外空間3から見えなくなる効果もある。電動式の開閉装置の場合には、操作部50は必ずしも必要ではないが、施錠手段51が電動ロック式であって係合受け部13および係合部52に相当する部材を有していて当該部材を隠したいときには、手動式の開閉装置の場合と同様の防犯手段を備えるようにすればよい。
また、目隠し部材61,71は、回動や着脱の容易性を考慮すると、案内体(ガイドレール)6内に挿入されていないことが好ましい。孔有開閉体構成部材27の小孔30は、孔有開閉体構成部材27のうち案内体6内に挿入される部分には形成されていないため、小孔30を隠せれば足りる目隠し部材61の左右方向長さ寸法は、案内体6に挿入できるまでの長さに至らない寸法でよく、従って、結果的に案内体6内に挿入されないようにできる。つまり、例えば図9や図11等に示すように、目隠し部材61,71の左右方向端部(長手方向端部)は、案内体6内に挿入されておらず、案内体6の内端近傍に位置している。なお、例えば図示しないが、目隠し部材の端部を案内体6内に挿入するようにしてもよい。
1 開閉装置
2 開口部
3 一方側空間である室外空間
4 他方側空間である室内空
21 開閉体
24 幅木部
27 孔有開閉体構成部
30 小孔
34a 取付部である取付凹部
50 操作部
51 施錠手段
61,71 防犯手段である目隠し部材
62 自由端部
70,80 空間部
72 本体板部
73 突設部
74 取付用凸部

Claims (6)

  1. 一方側空間と他方側空間との間に位置する開口部を開閉する開閉装置であって、
    複数の小孔が形成された孔有開閉体構成部材を有し、閉方向への移動により前記開口部を閉鎖し、開方向への移動により前記開口部を開口させる開閉体と、
    前記他方側空間から操作される操作部を有し、前記開閉体の開方向への移動を規制する施錠手段とを備え、
    前記開閉体は、前記一方側空間から前記操作部を視覚的に遮蔽する防犯手段を有し、
    前記防犯手段は、前記小孔を覆うように前記孔有開閉体構成部材に取り付けられた左右方向長手状で板状の目隠し部材であり、
    前記目隠し部材は、前記孔有開閉体構成部材と前記操作部との間に位置してこの操作部を覆い隠す
    ことを特徴とする開閉装置。
  2. 目隠し部材は、操作部と近接状に対向して位置する
    ことを特徴とする請求項1記載の開閉装置。
  3. 目隠し部材の左右方向長さ寸法および上下方向長さ寸法は、孔有開閉体構成部材の左右方向長さ寸法および上下方向長さ寸法と略同じである
    ことを特徴とする請求項1または2記載の開閉装置。
  4. 開閉体は、施錠手段が設けられた幅木部を有し、
    目隠し部材は、前記幅木部の真上に位置する孔有開閉体構成部材に取り付けられている
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一記載の開閉装置。
  5. 孔有開閉体構成部材は、取付部を有し、
    目隠し部材は、その上端部が前記取付部に回動可能に取り付けられ、その下端部が操作部に当接する自由端部となっており、
    前記目隠し部材と前記孔有開閉体構成部材との間には、一方側空間からの風が流れる風路となる空間部が存在する
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一記載の開閉装置。
  6. 目隠し部材は、左右方向長手状で板状の本体板部、この本体板部に突設された突設部およびこの突設部に突設された取付用凸部を有し、
    前記取付用凸部が小孔に挿入されることによって前記目隠し部材が孔有開閉体構成部材に取り付けられており、
    前記目隠し部材の前記本体板部と前記孔有開閉体構成部材との間には、一方側空間からの風が流れる風路となる空間部が存在する
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一記載の開閉装置。
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