JP6514962B2 - 巻取式スクリーン装置 - Google Patents

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本発明は、巻取りボックス内からスクリーンが導出されるように構成された巻取式のスクリーン装置に関するものである。
従来から、例えば、特許文献1に開示された巻取式スクリーン装置が知られている。この種の巻取式スクリーン装置の基本構成としては、巻取軸と、巻取軸を支持する巻取りボックスと、巻取軸に一端が固定されると共に、他端が巻取ボックスの導出口から導出されて可動枠に固定されたスクリーンとを備えている。そして、該スクリーン装置は、可動枠を引張ってスクリーンに対して引張力を作用させることで、巻取軸に巻回されたスクリーンが巻取りボックスの導出口より繰り出され、また、巻取軸に内蔵されたスプリングによって、該巻取軸に自動的に巻取り可能に構成されている。
さらに、このような巻取式のスクリーン装置は、例えば、図12及び図13に示すように、壁材20とそれに蝶番21を介して取り付けられたドア22との間で拡縮する隙間を、スクリーン44によって塞ぐドア用安全装置(スクリーン装置40)としても用いられる。
ところで、上記スクリーン装置40において、巻取りボックス42に対して巻取軸41は、その両端部で回転自在に支持されているに過ぎないのが通常である。そのため、スクリーン44が広幅である等して巻取軸41が軸方向に長尺なものになると、例えば、図12に示すドア22閉鎖位置にある状態からドア22を開放し、当該ドア22の開放に伴ってスクリーン44に対して引張力Fが加わったときに、図13に示すように上記引張力Fが付与された方向に巻取軸41が撓んでしまう場合がある。そうすると、巻取軸41に巻回されたスクリーン44の外周が、巻取りボックス42の双方の側縁部42a,42bに当接して、該巻取軸41との間で挟圧され、スクリーン44の繰出しに不具合を生じさせる虞がある。このような問題は、ドア用安全装置として用いられるスクリーン装置だけではなく、建物開口部に使用されるスクリーン装置でも生じる虞がある。このような問題の対策としては、巻取軸の大径化等により巻取軸に曲げに対する強度を付与することも考えられるが、その場合、製造コストが増大したり、または、巻取りボックスが大型化したりするという新たな問題が発生する。
なお、本発明に関連する先行技術文献としては、例えば特許文献2のようなものが挙げられる。
特開2000−27569号公報 特開平9−279967号公報
そこで、本発明は、たとえ、スクリーンの繰出しにより巻取軸が撓むようなことがあったとしても、スクリーンをスムーズに繰出すことができ、しかも、それを簡単な構造で低コストにて実現することが可能な巻取式スクリーン装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る巻取式スクリーン装置は、可撓性を有するスクリーンと、中空の巻取りボックスと、該巻取りボックス内において、該巻取りボックスに対して両端部が軸心回りに回転自在に支持され、上記スクリーンの一端側が巻回された巻取軸と、上記巻取ボックスの導出口から導出されたスクリーンの他端に取付けられ、上記巻取りボックスに対して可動に設けられた可動枠とを有するスクリーン装置であって、上記巻取りボックスの長手方向に沿って延びる外周は、建物への固定に供される固定壁と、該固定壁における長手方向に沿って延びる両側端部から立設されて、先端縁間に上記導出口を形成する第1及び第2周壁とにより形成され、上記固定壁と直角を成して巻取軸の軸心を通る垂直面が上記導出口を通っており、上記巻取軸に巻回されたスクリーンの、該巻取軸から繰出される繰出し点は、上記垂直面よりも第2周壁側に位置していると共に、該繰出し点からのスクリーンの繰出し方向が、常に上記垂直面側に向けて傾斜しており、上記第1周壁には、該第1周壁の先端縁から上記導出口に突設され、上記巻取軸からスクリーンを繰出した際に、撓んだ巻取軸に巻回されているスクリーンの外周が上記第2周壁に当接するのを阻止するストッパプレートが設けられていることを特徴としている。
このとき、好ましくは、記ストッパプレートの先端縁が、上記導出口において、上記垂直面上か該垂直面よりも第2周壁側に位置している。より好ましくは、上記ストッパプレートの先端縁を含む先端部が、上記垂直面に対して略直角を成している。
また、上記巻取式スクリーン装置においては、上記巻取りボックスの第1周壁に、該巻取りボックスの長手方向に延びる長孔が開設されていると共に、上記ストッパプレートには、鉤形状に先端が屈曲した係合片と、弾性支持された係止爪とがストッパプレートの長手方向に並設されていて、上記長孔が、上記係合片を挿入するための幅広部と、該幅広部よりも幅狭に形成されて該係合片をストッパプレートと係合させるための幅狭部とを、巻取りボックスの長手方向に連設することにより形成されており、上記係合片を長孔の幅広部に挿入した状態で、ストッパプレートを巻取りボックスの長手方向にスライドさせることにより、上記係合片が幅狭部でストッパプレートと係合されると共に、上記係止爪が長孔の幅広部の開口縁と係合されるように構成することができる。
このとき、好ましくは、上記巻取りボックスの第1周壁には、その長手方向に沿って上記長孔が2つ並設され、上記ストッパプレートには、2つの上記係合片がこれら長孔と同じ間隔で形成されると共に、上記係止爪がこれら係合片の中間位置に設けられている。
このように、本発明においては、巻取りボックスの第1周壁に、該第1周壁の先端縁から導出口に突設され、上記巻取軸からスクリーンを繰出した際に、撓んだ巻取軸が上記第2周壁に当接するのを阻止するストッパプレートが設けられている。そのため、たとえ、スクリーンの繰出しにより巻取軸が撓むようなことがあったとしても、該巻取軸に巻回されたスクリーンの外周が、巻取りボックスの導出口を形成する第1及び第2周壁の側縁部に同時に当接して、該巻取軸41との間で挟圧されるのを防止することができ、スクリーンをスムーズに繰出すことが可能となる。しかも、それを簡単な構造で低コストにて実現することができる。
本発明の第1の実施形態に係る巻取式スクリーン装置を示す概略横断面図であり、ドアを閉じた状態を示している。 上記スクリーン装置においてスクリーンを介して巻取軸に引張力が作用した状態を示す概略横断面図であり、ドアを少し開けた状態を示している。 上記スクリーン装置におけるストッパプレートを示す平面図である。 図3の側面図である。 図3の底面図である。 巻取りボックスの第1周壁を示す平面図である。 上記巻取りボックスの長孔にストッパプレートの係合片が挿入された状態を示す概略平面図である。 上記巻取りボックスの長孔の開口縁にストッパプレートの係止爪が係合された状態を示す概略平面図である。 上記巻取りボックスに対するストッパプレートの装着前の状態を示す概略斜視図である。 上記巻取りボックスに対してストッパプレートが装着された状態を示す概略斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る巻取式スクリーン装置を示す概略縦断面図である。 従来の巻取式スクリーン装置を示す概略横断面図である。 図12のスクリーン装置において、スクリーンの繰出しにより巻取軸が撓んだ状態を示す概略横断面図である。
以下に、本発明に係る巻取式スクリーン装置の各実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1−図10は本発明に係る巻取り式スクリーン装置の第1の実施形態を示しており、巻取式スクリーン装置1は、建物内等のドア22を取り付けるべき壁材20と、それに蝶番21を介して取り付けたドア22との間に配設され、ドア22の開閉に伴って壁材20と該ドア22との間で拡縮する隙間に手指等が挟まれるのを防止するドア用安全装置として用いられるものである。
図1又は図2に示すように、本実施形態における巻取式スクリーン装置1の基本構成としては、巻取軸2と、巻取軸2を回転自在に支持する中空の巻取りボックス3と、巻取軸2に一端側が巻回されると共に、他端側が巻取りボックス3の導出口4を通じて外部へと導出された可撓性を有するスクリーン5と、該スクリーン5の他端に取付けられ、上記巻取りボックス3に対して可動な可動枠6とを有している。
そして、この巻取式スクリーン装置1をドア22に取付けるにあたっては、上記巻取りボックスの固定壁3cを、上記壁材20における蝶番21側の近傍に対してねじや釘等により固定すると共に、上記可動枠6を、ドア22の蝶番21側の近傍に同じくねじや釘等により固定する。そうすることにより、ドア22の開操作に伴って上記壁材20とドア22との間に生ずる隙間をスクリーン5で覆って、該隙間で指を挟むのを防止することができるようになっている。
なお、図示は省略するが、巻取軸2内には、スクリーン5の繰出し方向への該巻取軸2の回転により、その逆方向すなわちスクリーン5の巻取り方向の付勢力が蓄積される巻取りバネを備えた自動巻取り機構が収容されており、ドア22を閉じる時に、スクリーン5が自動的に巻取軸2に巻き取られるようになっている。
上記可動枠6は、図1又は図2に示すように、断面が凹溝状でその開口部内側に対向する係止突部が設けられ、スクリーン5の他端の幅全体を含む長さを有している。一方、この可動枠6に係止する固定板7は、接着剤等の適宜の固定手段によりスクリーン5の他端が接着されると共に、上記可動枠6の係止突部の内側に弾性的に係止する突子を有している。
このようにして、本実施形態においては、ドア22の閉方向への回動操作に連動して、巻取り方向にバネ付勢されたスクリーン5が巻取軸2に巻き取られ(図1)、その一方で、図1の状態からのドア22の開方向への回動操作に伴って、巻取軸2に巻回されたスクリーン5に対して、繰出し方向に引張力Fが作用することにより、図2に示すように、巻取りボックス3の導出口4から該スクリーン5が外部に導出されるように構成されている。
ところで、上記中空の巻取りボックス3における長手方向に沿って延びる外周は、建物壁への固定に供される、略平板状(横断面が略直線状)に形成された上記固定壁3cと、該固定壁3cにおける長手方向に沿って延びる両側端部から略垂直に立設されて、先端縁e1,e2間に上記導出口4を形成する第1周壁3a及び第2周壁3bとにより形成されている。本実施形態においては、上記第1周壁3aは略平板状(横断面が略直線状)に形成され、上記第2周壁3bは横断面が上記第1周壁3a側に屈曲する略L字状に形成されている。なお、これら第1周壁3a,第2周壁3b及び固定壁3は、一体に形成されていても良いし、別体に形成されていても良い。
一方、上記巻取軸2は、その長手方向の両端部が、巻取りボックス3の長手方向の端部を閉塞する端壁3d,3dに対して、軸心l2回りには回動自在であるが、上記端壁の面に沿っては移動できないように固定支持されている。そして、上記固定壁3cと直角を成して該軸心l2を通る垂直面Lが、上記第1及び第2周壁3a,3bの先端縁e1,e2の間すなわち上記導出口4を通っている。
そして、上記巻取軸2に巻回されたスクリーン5が該巻取軸2から繰出される繰出し点2a(すなわち、スクリーン5が、巻取軸2に巻回された部分から離間する点)は、上記垂直面Lよりも第2周壁3b側に位置しており、該繰出し点2aからのスクリーン5の繰出し方向が、スクリーン5の巻取軸2からの繰出し量にかかわらず、常時、上記垂直面L側(すなわち第1周壁3a側)に向けて傾斜しているようになっている。すなわち、上記巻取軸2に巻回されたスクリーン5に対して、繰出し方向に引張力Fが作用して、巻取軸2に曲げ力が作用した際に、その曲げ力が上記垂直面Lよりも第1周壁3a側に向くようになっている。
そこで、本実施形態に係る巻取式スクリーン装置1においては、該巻取りボックス3の第1周壁3aに、該第1周壁3aの先端縁e1から上記導出口4に向けて突設されていて、上記巻取軸2からスクリーン5を繰出した際に、上記曲げ力により撓んだ巻取軸2に巻回されているスクリーン5の外周を当接させて支持することにより、該スクリーン5の外周が、上記第2周壁3bの先端縁e2に対して当接するのを阻止するための(すなわち、第1及び第2周壁3a,3bの両先端縁e1,e2に上記スクリーン5の外周が同時に当接するのを阻止するための)ストッパプレート10が固定されている。
そのため、スクリーン5の繰出しに伴って巻取軸2に上記曲げ力が作用して、該曲げ力により巻取軸2が撓んだとしても、スクリーン5における巻取軸2に巻回された部分の外周が、導出口4において上記第1周壁3aの先端縁e1と第2周壁3bの先端縁e2とに同時に当接して巻取軸2との間で挟圧され、スクリーン5の繰出しに不具合が生じるのを防止することができる。
より具体的に説明すると、上記ストッパプレート10は、スクリーン5が滑りやすい(摩擦係数が極めて小さい)材料で形成されていて、上記固定壁3cから略直角に立設された平板状の取付部10aと、該取付部10aの先端から上記垂直面L側に湾曲した曲げ板状のストッパ部10bとを一体に連設することにより形成されている。そして、該ストッパプレート10は、上記曲げ力による巻取軸2の撓みが最も大きくなる巻取りボックス3の長手方向の略中央において、上記垂直面Lと略平行を成す上記第1周壁3aに対して取り付けられている。
このとき、上記取付部10aは、該第1周壁3aの外周面に係止により固定され、その一方で、上記ストッパ部10bは、上記第1周壁3aの先端部を通じて上記導出口4に突出しており、その先端縁e3が、該導出口4において上記垂直面L上に位置していると共に、該上記第2周壁3bの先端縁e2よりも巻取りボックス3の内方(すなわち、上記固定壁3c側)に位置している。また、上記ストッパ部10bにおける上記先端縁e3を含む先端部が、上記垂直面Lに対して略直角を成している。なお、上記ストッパプレート10の先端縁e3は、上記垂直面Lよりも第2周壁3b側に位置していても良い。
このようにストッパプレート10を配置することにより、たとえ、上述のように、スクリーン5の繰出しに伴って巻取軸2に上記曲げ力が作用して、該曲げ力により巻取軸2が撓んだとしても、撓んだ巻取軸2に巻回されたスクリーン5の外周が、ストッパプレート10の滑らかな内面に当接して滑らかに回転可能に支持されることにより、第2周壁3bの先端縁e2に対して当接するのを阻止することができる(すなわち、第1及び第2周壁3a,3bの両先端縁e1,e2に上記スクリーン5の外周が同時に当接するのを阻止することができる)。その結果、スクリーン5の繰出しに不具合が生じるのを防止し、滑らかな繰出しを実現することができる。
次に、上記ストッパプレート10の巻取りボックス3に対する取付構造について具体的に説明する。図3に示すように、上記取付部10aの内面側に上記ストッパプレート10の長手方向に所定の間隔をおいて並ぶ一対の係合片11,11と、一対の係合片11,11の間に形成された係止爪12とが設けられ、係合片11,11及び係止爪12がストッパプレート10の上記長手方向に並設されている。
上記係合片11は、図5に示すように、取付部10aの内面と直交する方向に立設されたガイド部11aと、該ガイド部11aの先端から上記内面と平行を成して折り曲げられた係合部11bとを有する鉤型状の横断面形状を成しており、上記ストッパプレート10の長手方向に沿って延設されている(図3参照)。また、図3及び図5に示すように、上記係合部11bは、その幅寸法がガイド部11aの略倍程度の寸法を有するように、上記ストッパ部10bとは逆方向に折り曲げられている。
そして、上記係止爪12は、後述する巻取りボックス3における長孔13の開口縁に対して、板バネの弾性を利用して係合させるものであって、図3に示すように、上記一対の係合片11,11の中間位置において、取付部10aの板面が、ストッパプレート10の上端側(図3の上方側)が底になるように略コ字状に切り込まれ、この切り込みで区画された部分に板片状の当該係止爪12が設けられている。
この係止爪12は、ストッパプレート10の上端側に位置して、その内面側に向けて突設された略山形状の鉤部12aと、該鉤部12aに一体的に形成され該鉤部12aよりもストッパプレート10の下端側(図3の下方側)に位置する平板状の板バネ部12bとを有しており、該板バネ部12bによりストッパプレート10に弾性支持されている。また、図4又は図5に示すように、鉤部12aは、取付部10aの板面から係合片11のガイド部11aと同程度の高さに突出している。
その一方で、巻取りボックス3の第1周壁3aには、図6又は図9に示すように、該巻取りボックス3の長手方向(上下方向)に延びる長孔13,13が、長手方向に2つ並べて配置されている。これら長孔13,13は、上記2つの係合片11,11が巻取りボックス3の長手方向にスライド可能に係合されるものであって、係合片11の係合部11bを挿入可能な幅広部13aと、該幅広部13aよりも幅狭で上記係合片11のガイド部11aを挿入可能な幅狭部13bとから成っており、互いに巻取りボックス3の長手方向に連設されている。
これら幅広部13aと幅狭部13bとは、互いに略同一で上記係止片11の長さよりも若干長い縦寸法(上下方向長さ)を有している。また、2つの長孔13,13の間隔については、ストッパプレート10側の上下に並ぶ係合片11,11のそれぞれが、上下に並ぶ幅広部13a,13aに同時に挿通できるように、これら係合片11,11の間隔と同じとなっている。本実施形態では、上記巻取りボックス3の上下方向において、上方側に幅狭部13bが配置され、この幅狭部13bの下側に幅広部13aが配置されている。
上記巻取りボックス3にストッパプレート10を取り付ける場合には、巻取りボックス3における第1周壁3aの外面と、ストッパプレート10の内面とを対峙させ、図7及び図9に示すように、上下の長孔13,13における幅広部13aに対し、ストッパプレート10の上下の係合片11,11をそれぞれ挿入する。この状態から、ストッパプレート10を巻取りボックス3の長手方向に沿って上方(長孔13の幅狭部13a方向)にスライドさせると、上記係合片11のガイド部11aが幅狭部13bにガイドされながら挿入される。その結果、係合部11bが幅狭部13bより幅寸法が大きいことから、係合片11,11は長孔13,13に抜け止めされた状態で係合される。
その一方で、上記係止爪12は、上記係合片11を長孔13の幅広部13aに挿入したとき、上記第1周壁3aにおける長孔13,13間の外面と、上記鉤部12aとが当接するので、該係止爪12が板バネ部12bによりストッパプレート10外面側に向けて弾性的に変形する。そして、上記係合片11,11のガイド部11aが、それぞれ長孔13,13の幅狭部13bにスライドにより挿入されると、上記鉤部12aが長孔13の幅広部13aの開口縁に至って、係止爪12の板バネ部12bが弾性的に復元する。その結果、図8及び図10に示すように、この係止爪12の鉤部12aが、上記長孔13の幅広部13aにおける上記幅狭部13bと逆側の開口縁に係合され、ストッパプレート10と巻取りボックス3とがロックされる。
このように、上記巻取軸2の撓みに起因してスクリーン5の繰出しに不具合が生じるのを防止するにあたり、湾曲した板状の上記ストッパプレート10を、巻取りボックス3の外面に対して単なるスライド操作により装着するだけで足り、したがって、そのような不具合の防止を、簡単な構造で低コストにて実現することができる。
次いで、図11に基づき本発明に係る第2の実施形態について説明する。ただし、ここでは説明の重複を避けるため、上記第1の実施形態と同じ構成部分及びそれに基づく作用効果については、同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
本実施形態に係る巻取式スクリーン装置30は、防虫、遮光、目隠し等を目的として設置されるもので、概略的には、建物開口部枠において、サッシ31に装設された窓等の障子32よりも室内側に位置する開口部に取付けられるものである。
本実施形態では、建物開口部の上枠に沿って巻取りボックス3が取り付けられており、スクリーン5の端部が取り付けられた操作框33の上下方向の操作に伴い、スクリーン5が巻取軸2から引き出される(降下する)と閉状態と成り、或いは、該スクリーン5が巻取軸2に巻き取られる(上昇する)と開状態となるように構成されている。なお、下枠には、上記操作框33を係合させるための係合部材34が固定されており、スクリーン5の張設時に上記操作框33を係合部材34に係止させて、該スクリーン5が張設状態に保持される。本実施形態においても、上記巻取軸2内に、図示しない上記自動巻取り機構が収容されている。
この実施形態においても、上記巻取軸2に巻回されたスクリーン5が該巻取軸2から繰出される繰出し点2aは、上記垂直面Lよりも第2周壁3b側に位置しており、該繰出し点2aからのスクリーン5の繰出し方向が、スクリーン5の巻取軸2からの繰出し量にかかわらず、常時、上記垂直面L側に向けて傾斜しているようになっている。すなわち、上記操作框33の引張り操作(すなわち、スクリーン5の閉操作)に伴い、巻取軸2に巻回されたスクリーン5に対して、上記繰出し方向に引張力Fが作用して、巻取軸2に曲げ力が作用した際に、その曲げ力が上記垂直面Lよりも第1周壁3a側に向くようになっている。したがって、上記操作框33の引張り操作(すなわち、スクリーン5の閉操作)に伴い、該巻取軸2の中央部が図示するように撓もうとする。
そこで、本実施形態においても、上記第1の実施形態と同様に、上記巻取りボックス3の第1周壁3aに、上記ストッパプレート10を設けている。そして、上記ストッパプレート10のストッパ部10bを、上記第1周壁3aの先端部を通じて上記導出口4に突出させ、その先端縁e3を、該導出口4において上記垂直面L上に位置させている。また、上記ストッパ部10bにおける上記先端縁e3を含む先端部が、上記垂直面Lに対して略直角を成している。ただし、ここでは、第1周壁3aの先端縁e3が、第2周壁3bの先端縁e2よりも巻取りボックス3の若干外方に位置している。なお、上記ストッパプレート10の先端縁e3は、上記垂直面Lよりも第2周壁3b側に位置していても良く、上記先端縁e3が、先端縁e2よりも巻取りボックス3の内方に位置していても良い。
以上、本発明に係る巻取式スクリーン装置について説明してきたが、本発明は上記の実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない範囲で様々な設計変更が可能であることは言うまでもない。例えば、上記第2の実施形態では、スクリーンが上下に開閉自在な縦引きの巻取式スクリーン装置30を例示したが、上記第1の実施形態と同様に左右に開閉自在な横引きのものであってもよい。
1,30 巻取式スクリーン装置
2 巻取軸
3 巻取りボックス
3a 第1周壁
3b 第2周壁
3c 固定壁
4 導出口
5 スクリーン
10 ストッパプレート
10a 取付部
10b ストッパ部
11 係合片
12 係止爪
13 長孔
13a 幅広部
13b 幅狭部
L 垂直面
l2 軸心

Claims (5)

  1. 可撓性を有するスクリーンと、中空の巻取りボックスと、該巻取りボックス内において、該巻取りボックスに対して両端部が軸心回りに回転自在に支持され、上記スクリーンの一端側が巻回された巻取軸と、上記巻取ボックスの導出口から導出されたスクリーンの他端に取付けられ、上記巻取りボックスに対して可動に設けられた可動枠とを有するスクリーン装置であって、
    上記巻取りボックスの長手方向に沿って延びる外周は、建物への固定に供される固定壁と、該固定壁における長手方向に沿って延びる両側端部から立設されて、先端縁間に上記導出口を形成する第1及び第2周壁とにより形成され、上記固定壁と直角を成して巻取軸の軸心を通る垂直面が上記導出口を通っており、
    上記巻取軸に巻回されたスクリーンの、該巻取軸から繰出される繰出し点は、上記垂直面よりも第2周壁側に位置していると共に、該繰出し点からのスクリーンの繰出し方向が、常に上記垂直面側に向けて傾斜しており、上記第1周壁には、該第1周壁の先端縁から上記導出口に突設され、上記巻取軸からスクリーンを繰出した際に、撓んだ巻取軸に巻回されているスクリーンの外周が上記第2周壁に当接するのを阻止するストッパプレートが設けられている、
    ことを特徴とする巻取式スクリーン装置。
  2. 記ストッパプレートの先端縁が、上記導出口において、上記垂直面上か該垂直面よりも第2周壁側に位置している、
    ことを特徴とする請求項1に記載の巻取式スクリーン装置。
  3. 上記ストッパプレートの先端縁を含む先端部が、上記垂直面に対して略直角を成している、
    ことを特徴とする請求項2に記載の巻取式スクリーン装置。
  4. 上記巻取りボックスの第1周壁に、該巻取りボックスの長手方向に延びる長孔が開設されていると共に、上記ストッパプレートには、鉤形状に先端が屈曲した係合片と、弾性支持された係止爪とがストッパプレートの長手方向に並設されていて、
    上記長孔が、上記係合片を挿入するための幅広部と、該幅広部よりも幅狭に形成されて該係合片をストッパプレートと係合させるための幅狭部とを、巻取りボックスの長手方向に連設することにより形成されており、
    上記係合片を長孔の幅広部に挿入した状態で、ストッパプレートを巻取りボックスの長手方向にスライドさせることにより、上記係合片が幅狭部でストッパプレートと係合されると共に、上記係止爪が長孔の幅広部の開口縁と係合されるように構成されている、
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の巻取式スクリーン装置。
  5. 上記巻取りボックスの第1周壁には、その長手方向に沿って上記長孔が2つ並設され、上記ストッパプレートには、2つの上記係合片がこれら長孔と同じ間隔で形成されると共に、上記係止爪がこれら係合片の中間位置に設けられている、
    ことを特徴とする請求項4に記載の巻取式スクリーン装置。
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