JP4668720B2 - グリルシャッターの持ち上げ防止構造 - Google Patents

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Description

本発明は、グリルシャッターなどのシャッターカーテンを、その閉鎖状態において、外部から持ち上げるのを阻止するためのシャッターカーテンの持ち上げ防止構造に関するものである。
図11に示すようなグリルタイプのシャッターカーテンSを備えたシャッター装置Dでは、シャッターカーテンSが、図12(a)に示すように、多段に横設された棒状或いはパイプ状の長体部材aを、縦方向に配置される多数のリンク部材bで連結した構造とされ、建物開口Aを閉鎖した状態であっても内外方向に透けて見えることから、例えば店舗等において営業時間外でのディスプレイ効果を得ることができ、また、駐車場などの出入口に配置し、排煙、通気性を確保することが可能となるものである。
ところが、このグリルシャッターDのシャッターカーテンSでは、長体部材aに相対回動可能にリンク部材bで連結した構造であることから、この長体部材aの位置で表裏(内外)どちらともリンク部材bが屈曲可能となっているため、すなわち、図12(a)に示すシャッターカーテーンSの閉鎖状態で、床面に接地しているシャッターカーテンSの下端を掴み持ち、持ち上げると図12(b)に示すように、各リンクbが容易にジグザグ状に折れ曲り、床面FLとの間に隙間が生じやすい。勿論シャッターカーテンSの両側縁部はガイドレールRに沿って移動可能に支持されており、この位置での屈曲はガイドレールRの溝幅長に規制されるものの、両ガイドレールR間の略中央部分、すなわち間口幅略中央部分では、ガイドレールRなどの規制もなく、特にシャッターカーテンSの開口高さが十分にあり、かつ間口幅が大きい場合には、長体部材aの撓みも加わって、床面FLとシャッターカーテン下端Saとの間の隙間が大きくあいてしまい、その隙間の大きさによっては、人が匍匐して通過可能な高さの空間が形成されてしまうおそれがあるため、防犯上好ましくないものとなる。
なお、グリル構造であることから、パイプ状の長体部材a間に手が差込める空間が連続する構造であるため、通常のスラットタイプのシャッターカーテンに設けられるような施錠機構は取り付けることができず、専ら収納部分Bでの巻取装置のブレーキ手段によって、すなわちシャッターカーテンSが繰り出された状態を維持しようとする機構で閉鎖状態が維持されているだけであった。
そこで下記特許文献1に示すような、持ち上げ防止装置が開示されている。この特許文献には、閉鎖状態となったシャッターカーテンの収納部内に位置する上端位置に、係止具を設け、シャッターカーテンの収納部内には、係合爪を備えた回転子を配置し、閉鎖状態となっているシャッターカーテンの下部からの上昇時に、長体部材の間隔が小さくなったことを、係止具の回転子方向への傾動によって回転子の係合爪が係止具と係合してシャッターカーテンの上昇を阻止するものである。
特開平11−182164号公報
しかしながら、この構造においては、シャッターカーテン全体の上昇を、その上端部分で阻止するものであり、前述のようにリンク部分の屈曲による局部的な上昇を抑制するまでには至らなかった。すなわち、シャッターカーテン全体としての上端部分は収納部分内方に逆行することが阻止されるが、その上端から床面までの下端部分までは、各リンク部材による屈曲等によって、シャッターカーテン下端の上昇が許容されてしまう欠点を有している。
そこで本発明は、以上の課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、簡素な構造を付加することにより、局部的な持ち上げによるリンク部材の前後方向(内外方向)の屈曲を防止し、シャッターカーテンと床面との隙間を低減させ、防犯性を向上できるようにしたグリルシャッターの持ち上げ防止構造を提供するものである。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
この発明のグリルシャッターの持ち上げ防止構造は、長体よりなるシャッター部材9をリンク部材を介して互いに連結した構造のシャッターカーテン2を、その閉鎖状態において、外部から持ち上げるのを阻止するためのグリルシャッターの持ち上げ防止構造において、
前記シャッターカーテン2の閉鎖状態における少なくとも下部を構成する前記リンク部材5には、前記シャッター部材9を介しての隣接する他方のリンク部材8との相対回動を阻止する規制部材7が設けられていることを特徴とする。
また、この発明のグリルシャッターの持ち上げ防止構造は、長体よりなるシャッター部材をリンク部材を介して互いに連結した構造のシャッターカーテンを、その閉鎖状態において、外部から持ち上げるのを阻止するためのグリルシャッターの持ち上げ防止構造において、
前記シャッターカーテン2は、開放時、巻回状態で収納され、該シャッターカーテン2の閉鎖状態における下部となり、該シャッターカーテン2の収納状態における非巻回部分となる垂下部分hを構成する前記リンク部材5には、前記シャッター部材9を介しての隣接する他方のリンク部材8との相対回動を阻止する規制部材7が設けられていることを特徴とする。
請求項記載のグリルシャッターの持ち上げ防止構造は、長体よりなるシャッター部材をリンク部材を介して互いに連結した構造のシャッターカーテンを、その閉鎖状態において、外部から持ち上げるのを阻止するためのグリルシャッターの持ち上げ防止構造において、
前記シャッターカーテン2は、開放時、巻回状態で収納され、該シャッターカーテン2の閉鎖状態における下部となり、該シャッターカーテン2の収納状態における非巻回部分となる垂下部分h及び巻回収納状態における最外周に位置する前記リンク部材5には、前記シャッター部材9を介しての隣接する他方のリンク部材8との相対回動における一方への回動を阻止する規制部材7が設けられていることを特徴とする。
前記規制部材は、左右のリンク板が中間の背板にて略コ字状に一体化されたリンク部材により形成され、その背板の上下両端には平板状のロック板が一体に延出して形成され、前記相対回動時にロック板が上下に隣接する前記リンク部材の背面に干渉するようになる構成としても良い。
また、前記規制部材は、左右のリンク板が中間の背板にて略コ字状に一体化されたリンク部材により形成され、その背板の一端には平板状のロック板が一体に延出して形成され、前記相対回動時にロック板が上下に隣接する前記リンク部材の背面に干渉するようになる構成としても良い。
さらに、前記規制部材は、左右の側板と背板とで略コ字状に一体形成され、左右の側板の上下端には対向する前記シャッター部材が挿入される溝が形成され、背板の上下に平板状の規制板が一体に延出されたカバー体と、このカバー体に前記シャッター部材を挟んで固定される固定板とよりなり、前記相対回動時に規制板が上下に隣接する前記リンク部材の背面に干渉するようになる構成としても良い。
請求項4記載のグリルシャッターの持ち上げ防止構造は、請求項1,2,3のいずれか1つに記載のグリルシャッターの持ち上げ防止構造であって、前記規制部材7は、前記シャッターカーテン2の間口幅方向中央部分に位置して配設されることを特徴とする。
したがって本発明の持ち上げ防止構造によれば、シャッターカーテンを構成する各リンク部材が、少なくとも下部を構成する部分において、規制部材によってジグザグ状に屈曲することが回避され、防犯上好ましいものとなる。
また、この規制部材が、各リンク部材における相対回動の一方への回動を阻止する構成とすることで、シャッターカーテンを閉鎖した状態でのジグザグ状屈曲を防止し、かつ、シャッターカーテンの収納時の他方への屈曲を可能としており、収納の妨げにならない。
さらに、この規制部材を間口幅方向中央部分に設けることで、グリルシャッターにおける最も撓みやすい部分において、屈曲防止対策が可能となり、シャッターカーテンの下部を掴み持ち、持ち上げる不正行為を阻止することができ、防犯対策となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態につき、図面を参照して詳細に説明する。
図1(a),(b)は本発明が適用されるグリルシャッターの全体構成を示す断面説明図、図2(a),(b)は本発明の第1の実施の形態による持ち上げ防止構造の分解斜視図及び斜視図、図3はシャッターカーテン開放時である最大巻取時の状態を示す側面図である。
図1において、建物内外を仕切る外壁1に形成された所定高さHの開口A上部には、グリルシャッターであるシャッター装置4の電動式巻取装置を内蔵するシャッターケース3が配置され、シャッターカーテン2を巻き取り、繰り出し可能としている。そして、開口部Aの開放状態では巻き取られたシャッターカーテン2はシャッターケース3内で最大径となり、図1(a)に示すように、シャッターカーテン2の下端2aをケース3の下面に開口させたスリットに保持し、図1(b)に示すように、シャッターカーテン2の下端2aを床面FLに着床させた状態でシャッターケース3内で略最小径となる。そして、開放状態での最大径となった状態で鉛直部の高さhに、巻取外周の円周長さを加えた長さとなる床面FLからの所定高さ位置までの範囲Lに本発明の持ち上げ防止構造100が適用される。
図2は第1の実施形態を示すもので、本発明の持ち上げ防止構造100は、一方のリンク部材としての第1のリンク部材5と、他方のリンク部材としての第2のリンク部材と、長体よりなるシャッター部材としてのパイプ部材9とで大略構成される。
第1のリンク部材5は、一対のリンク板6Aが背板6Bにて略コ字状一体化され、かつ背板6B両端を長手方向に延出させた規制部材としての平板状のロック板7を備えたもので、また、リンク板6Aの両端側面にパイプ通し孔6aを穿設したものである。
この第1のリンク部材5に組合わされる第2のリンク部材8は、前記リンク板6A間に配置されるものであり、その両端側面にパイプ通し孔8aを形成しており、これら第1のリンク部材5と、第2のリンク部材8を1つおきに配置し、各パイプ通し孔6a,8aを一致させた状態でパイプ部材9を挿通することにより、図2(b)に示すようにシャッターカーテン2が組み立てられ構成される。
組立状態では各第1のリンク部材5のロック板7が、第2のリンク部材8の背面8bに干渉するため、内側方向となる一方側にはパイプ部材9の箇所で相対回動することでの屈曲が不可能となり、これにより、従来のようにジグザグ状に屈曲することによるシャッターカーテン2の高さ方向の変化、すなわち、シャッターカーテン2の下部2aを掴み持ち、持ち上げるような不正行為が行われても、下部2aの上昇を阻止することができ、床面FLとの間に空間を形成してしまうような不具合を防止することができる。なお、ロック板7が一方側にのみ有することから、外側方向となる他方側には屈曲が可能となり、収納時に妨げになることはない。
図3は上記各リンク部材5,8の組合せ範囲の具体例を示すもので、巻取最大径の周長範囲Mmaxに加え、シャッターカーテン2収納時(巻取時)のシャッターカーテン2の下部である垂下部分hの合計が本発明の構造100の適用範囲となる。
なお、この垂下部分hは巻き取られない部分であり、真直のままでよいため、この範囲hにおいては、前記第1のリンク部材5を連続するように連結して、ロック板7を表裏それぞれに位置するよう構成して、どちらの方向にも相対回動せず屈曲しないようにするようにもできる。
また、上記実施の形態では、1つおきに、ロック板7を備えた第1のリンク部材5で構成したが、シャッターカーテン2の撓み度合に応じて、複数個おきに配置することも可能である。さらには、持ち上げ防止構造はシャッターカーテン2の最も撓みやすい間口方向中央部で実施することが望ましいが、シャッターカーテン2の幅方向の各リンク部分において、これら第1,第2のリンク部材5,8にて構成することとしてもよい。
図4は第2の実施の形態の持ち上げ防止構造200を示す一部分解斜視図である。なお、以降の説明において前記第1の実施の形態と同一箇所には同一符号を付して説明する。
図において、リンク部材10A,10Bは、一対のリンク板11Aの両端にパイプ挿通孔11aを有し、背板11Bの一端に長手方向に延設した平板状のロック板12を一体化したものである。各リンク部材10A,10Bは互いに嵌まり合うように、一方のリンク部材10Aに対して他方のリンク部材10Bが、背板11Bを幅狭に形成されている。
したがってこの第2の実施の形態では、パイプ部材9をそれぞれの挿通孔11aに挿通し、シャッターカーテン2を構成した状態で、各リンク部材10A,10Bのロック板12が、それぞれの背板に当接することで前方への屈曲を防止することになる。
図5は、第3の実施の形態の持ち上げ防止構造300による斜視図である。図において、シャッターカーテン2を構成する各リンク部材は、上記第1の実施の形態のリンク部材5,8と同等である。これらリンク部材5,8を、シャッターカーテン2としての幅方向(間口方向)における隣り合うリンク部材で、第1のリンク部材5をロック板7が交互に位置するよう構成する。そして各リンク部材5,8をパイプ部材9にて連結することにより、表裏両方向に相対回動せずに屈曲することのない部分を構成できる。
図6は第4の実施の形態による概略分解斜視図である。図において、リンク部材20、パイプ部材21で構成されるシャッターカーテン2は、既存のシャッターカーテンであり、リンク部材20の1つおきに持ち上げ防止構造400を構成する規制部材30が取り付けられる。この規制部材は30、側板31Aと背板31Bとで略コ字状に一体形成されるとともに、両側板31Aの両端にパイプ部材21の外径と略同寸法の幅長に形成された溝32を形成され、かつ背板31Bの長手方向に延出する平板状の規制板34を備えたカバー体33と、このカバー体33にビス36等の固定手段にて固定される固定板35とからなっている。この規制部材30では、カバー体33をシャッターカーテン2の一方の面から、各溝32にパイプ部材21を挿入するように取り付け、固定板35にて上下のパイプ部材21を挟み込むように固定される。そして、カバー体33の規制板34が、相対向する他方のリンク部材の背部に当接することとなって、一方側への相対回動を不能とし屈曲を防止することになる。
この第4の実施形態では、屈曲防止が必要となった場合に、シャッターカーテンの分解・再組立作業を要することなく、必要箇所にのみ取り付けることで持ち上げ防止機能を付加することができ、すなわち、既設のグリルシャッター装置に対して、後付け加工にて防犯対策を講ずることが可能となる。なお、カバー体33は、複数のリンク部材20を一体化するように、これら複数のリンク部材20にわたり取り付けられるような構成としてもよく、同図中に示すような、2つの隣り合うリンク部材20,20を真直に保持するように、パイプ部材21が挿入する溝132を備え、長尺に形成されるカバー体133として構成してもよく、さらには、リンク部材同士の相対回動を不能にしたい部分の全てにわたる長さのカバー部材として構成してもよい。このようなカバー部材によれば、リンク部材とパイプ部材とが、格子枠状に構成され、屈曲するようなことがなくなる。
図7は第5の実施の形態による概略分解斜視図である。図において、持ち上げ防止構造500を構成するリンク部材は、第1のリンク部材41と第2のリンク部材42とで構成される。第1のリンク部材41は、リンク板41Aと背板41Bとで略コ字状に形成されており、リンク板41Aの両端が背板41Bより延出して、パイプ通し孔41aが穿設される。第2のリンク部材42は、第1のリンク部材41のリンク板41A間に配置されて、両端にパイプ通し孔42aが形成される。すなわち各パイプ通し孔41a,42aを一致させた状態でパイプ部材43を挿通することでシャッターカーテンが組み立てられる。また第2のリンク部材42には、端部にくさび形状に突出した規制部44が設けられる。この規制部44は、第2のリンク部材の一側縁に沿って延出形成される。そして、この規制部44は、第1のリンク部材41の背板41Bの内面とで規制部材40を構成する。すなわち、各リンク部材41,42がパイプ部材43で連結された状態において、背板41Bの内面に規制部44が干渉し、内側方向となる一方側にはパイプ部材43の箇所で相対回動することでの屈曲が不可能となり、これによりジグザグ状に屈曲することがない。また、外側方向となる他方側には、屈曲が可能である。このようなリンク部材41,42によれば、規制部44の突出形状を一側縁に沿った延出形状としたことから、互いを屈曲した状態では、第1のリンク部材41の幅長よりも突出せず、すなわち、シャッターカーテンの厚さ方向に突出しないので、シャッターカーテンを巻き取るなど収納する際に他のリンク部材等と干渉することがなく、また、このような構造とすることで、シャッターカーテン全域のどこの箇所に適用しても収納時に妨げになることはない。なお、図7においては、第1のリンク部材41の上下に位置する各第2のリンク部材42の各一端にのみ規制部44が形成された図とされているが、各第1のリンク部材41に対して規制部材40が連続するように、第2のリンク部材42の両端に規制部44が設けられることとしてもよい。
図8は第6の実施の形態による概略分解斜視図である。図において、持ち上げ防止構造600を構成するリンク部材51は、短冊板状に形成されて、パイプ部材52を3つ以上、図に示す例では5つのパイプ部材52が挿通されるパイプ通し孔51aが穿設されている。このリンク部材5では、挿通された各パイプ部材52の位置では屈曲が不可能となり、すなわち、これらパイプ部材52とで略格子枠状に構成されることとなる。このことから、ジグザグ状に屈曲することがなくなる。また、この例では、連続した短冊板状の部材であることから、機構部分などを備えず、容易に構成でき、さらには、見栄えの低下がない。
図9は第7の実施の形態による概略分解斜視図である。図において、持ち上げ防止構造700を構成するリンク部材61は、上記した第6の実施の形態と同様に構成され、パイプ通し孔61aを3つ以上備えて構成されるとともに、1つのリンク部材61につき、2つのパイプ通し孔61aを用いてリンク部材61同士を連結する。例えば図示の例では、上記第6の実施の形態と同様にパイプ通し孔61aが5つ穿設されており、各パイプ通し孔61aにはパイプ部材62が挿通され、これら通し孔61のうち2つを別のリンク部材61の通し孔61aと共通させてパイプ部材62を挿通し連結する。このような構成とすることで、パイプ部材62とリンク部材61とは、パイプ部材62の箇所での相対回動することでの屈曲が不可能となり、ジグザグ状に屈曲することがない。
図10は第8の実施の形態による概略分解斜視図である。図において、持ち上げ防止構造を構成するリンク部材71は、上記した第6,第7の実施の形態と同様に、3つ以上のパイプ通し孔71aが穿設されており、これらパイプ通し孔71aにパイプ部材72が挿通される。そして、この実施の形態では、両端の各パイプ通し孔71aにて、他のリンク部材71とパイプ部材72が挿通されることで連結されるとともに、その隣に位置して連結される各リンク部材71の列で、連結位置を変え、すなわちリンク部材71の位置を千鳥状に位置させることで隣り合う位置のリンク部材71同士の連結部分を一致させずに配置構成させる。このような構成とすることで、パイプ部材72の箇所での相対回動することでの屈曲が不可能となり、ジグザグ状に屈曲することがなくなる。
なお、上述した各実施の形態では、シャッターカーテンを建物開口上方の収納部内に巻き取る構造としたが、建物開口の上部にて、シャッターカーテンを巻き取らずに延展状態で収納する構造、例えば建物開口ではシャッターカーテンが略垂直状態であり、収納状態では建物開口の上部にて略水平状態或いはやや傾斜状態とされるような、建物開口上部である中途に変向部分を備えた所謂オーバーヘッドタイプのシャッターカーテンにも適用可能である。
また、収納部を下方に位置させ上方向に閉鎖し下方向に開放するシャッター装置や、横方向を開閉方向とするシャッター装置、或いは斜め方向を開閉方向とするシャッター装置等のシャッターカーテンにおいても、閉鎖性を良好とするため、及び防犯性を向上するために、上記本発明と同様の構造を用いることが可能である。
(a),(b)は本発明が適用されるグリルシャッターの全体構成を示す断面説明図である。 (a),(b)は本発明の第1の実施の形態による持ち上げ防止構造の分解斜視図及び斜視図である。 シャッターカーテン開放時である最大巻取時の状態を示す側面図である。 第2の実施の形態の持ち上げ防止構造を示す一部分解斜視図である。 第3の実施の形態の持ち上げ防止構造による斜視図である。 第4の実施の形態の持ち上げ防止構造による概略分解斜視図である。 第5の実施の形態の持ち上げ防止構造による概略分解斜視図である。 第6の実施の形態の持ち上げ防止構造による概略分解斜視図である。 第7の実施の形態の持ち上げ防止構造による概略分解斜視図である。 第8の実施の形態の持ち上げ防止構造による概略分解斜視図である。 グリルシャッターの全体を示す概略正面図である。 (a),(b)は従来のグリルシャッターカーテンの動作を示す概略斜視図である。
符号の説明
2…シャッターカーテン
4…グリルシャッター(シャッター装置)
5,8,10A,10B,20,41,51,61,71…リンク部材
7,12…規制部材(ロック板)
9,21,43,52,62,72…シャッター部材(パイプ部材)
30,40…規制部材
100,200,300,400,500,600,700,800…持ち上げ防止機構

Claims (5)

  1. 長体よりなるシャッター部材をリンク部材を介して互いに連結した構造のシャッターカーテンを、その閉鎖状態において、外部から持ち上げるのを阻止するためのグリルシャッターの持ち上げ防止構造において、
    前記シャッターカーテンは、開放時、巻回状態で収納され、該シャッターカーテンの閉鎖状態における下部となり、該シャッターカーテンの収納状態における非巻回部分となる垂下部分及び巻回収納状態における最外周に位置する前記リンク部材には、前記シャッター部材を介しての隣接する他方のリンク部材との相対回動における一方への回動を阻止する規制部材が設けられていることを特徴とするグリルシャッターの持ち上げ防止構造。
  2. 前記規制部材は、左右のリンク板が中間の背板にて略コ字状に一体化されたリンク部材により形成され、その背板の上下両端には平板状のロック板が一体に延出して形成され、前記相対回動時にロック板が上下に隣接する前記リンク部材の背面に干渉するようになることを特徴とする請求項1に記載のグリルシャッターの持ち上げ防止構造。
  3. 前記規制部材は、左右のリンク板が中間の背板にて略コ字状に一体化されたリンク部材により形成され、その背板の一端には平板状のロック板が一体に延出して形成され、前記相対回動時にロック板が上下に隣接する前記リンク部材の背面に干渉するようになることを特徴とする請求項1に記載のグリルシャッターの持ち上げ防止構造。
  4. 前記規制部材は、左右の側板と背板とで略コ字状に一体形成され、左右の側板の上下端には対向する前記シャッター部材が挿入される溝が形成され、背板の上下に平板状の規制板が一体に延出されたカバー体と、このカバー体に前記シャッター部材を挟んで固定される固定板とよりなり、前記相対回動時に規制板が上下に隣接する前記リンク部材の背面に干渉するようになることを特徴とする請求項1に記載のグリルシャッターの持ち上げ防止構造。
  5. 前記規制部材は、前記シャッターカーテンの間口幅方向中央部分に位置して配設されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載のグリルシャッターの持ち上げ防止構造。
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