JP4441752B2 - シャッターカーテンの持ち上げ防止装置 - Google Patents

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Description

本発明は、建物開口部全閉時におけるシャッターカーテンの持ち上げを防止する機構に関するものである。
建物開口部を開閉するシャッター装置は、本来、建物開口部を全閉することで外部から室内側への侵入を防止するという防犯の役割を有するものであるが、最近は、シャッター装置をこじ開けて室内に侵入しようとする犯罪が起きている。
特に、軽量シャッター装置では、シャッターカーテン下端の座板をこじ開けたり、座板と床面の間に手を入れたりしてシャッターカーテンを持ち上げようとすると、建物開口部上方に設置したシャッターケース内でシャッターカーテンが撓んで、床面と座板との間に侵入可能な隙間が形成されてしまう恐れがある。尚、実開平4−84699号には、シャッターカーテンを巻取ホイールに吊支する吊板を、全閉時シャッターカーテンの持ち上げによって巻取ホイールの外方へ変位させ、吊板の変位に連動してシャッターカーテンの最上部が係合されるフック金具を設けたものが開示されている。このものにおいて、フック金具はシャッターカーテンの最上部のみに係合するものであり、シャッターカーテンの最上部にフック金具が係合できなかった場合には、もはやシャッターカーテンの持ち上げを防止することができず信頼性の点で問題がある。また、吊板の存在が、通常のシャッターの開閉操作に影響を与えるおそれがある。また、既設のシャッター装置に適用することは困難である。
実開平4−84699号
本発明は、通常のシャッター開閉操作を妨げることなく、インターロック部を有するスラットを上下に連設して形成したシャッターカーテンにおいて、建物開口部全閉時におけるシャッターカーテンの持ち上げを防止することを目的とするものである。本発明の他の目的は、既設のシャッターに容易に設置することができるシャッターカーテンの持ち上げ防止機構を提供することにある。本発明の他の目的は、スラットの正巻き・逆巻きの双方に適用可能なシャッターカーテンの持ち上げ防止機構を提供することにある。
かかる課題を達成するために本発明が採用したシャッターカーテン持ち上げ防止装置は、インターロック部を有するスラットを上下に連設して形成したシャッターカーテンを建物開口部上方に設けた巻取シャフトに連結し、該シャッターカーテンは該巻取シャフトに巻装された開口部全開状態から該開口部両側に立設したガイドレールに案内されて降下して開口部全閉状態となるように構成され、開口部全閉状態の吊元側のスラットを挟んで、内まぐさ部には第1持ち上げ防止部材が、外まぐさ部の上方部位には第2持ち上げ防止部材が、それぞれ設けてあり、該第1、第2持ち上げ防止部材はそれぞれスラットに係止するための係止部を有すると共に、該係止部は開口部全開状態において巻取シャフトに巻装されて最大巻にあるスラットから離間しており、開口部全閉状態においてシャッターカーテンが持ち上げられると、該吊元側のスラットが室内側あるいは室外側へみ、該吊元側のスラットが室内側へ撓んだ時には上下のスラット同士を連結しているインターロック部あるいは面部が該第1持ち上げ防止部材の係止部に係止してシャッターカーテンの持ち上げを防止し、該吊元側のスラットが室外側へ撓んだ時には上下のスラット同士を連結しているインターロック部あるいは面部が該第2持ち上げ防止部材の係止部に係止してシャッターカーテンの持ち上げを防止するようにしたものである。
吊元側のスラットを挟んで両側にそれぞれ持ち上げ防止部材を設け、いずれの側にスラットが撓んでもいずれかの持ち上げ防止部材の係止部にスラットのインターロック部あるいは面部が係止することでシャッターカーテンの持ち上げを防止する。同じシャッター装置であっても、開口部全閉時にシャッターカーテンが持ち上げられた場合に、吊元側のスラットが必ず同じ方向に撓むとは限らないので、両側に持ち上げ防止部材を設けることで、より確実にシャッターカーテンの持ち上げを防止することができる。
内まぐさ部に設けた持ち上げ防止部材は、スラットに向って斜め上方に延出する傾斜部を有しており、該傾斜部の先端に係止部が形成されている。好ましくは、該係止部は互いに異なる方向に突出する2つの係止片から構成されている。一つの好ましい態様では、2つの係止片は、該傾斜部の先端部が形成する第1係止片(スラットに向って斜め上方に延出する)と、第1係止片に対して略直角にスラットに向って斜め下方に突出する第2係止片とから構成される。2つの係止片を設けることは、特に、インターロック部に係止する場合に有利である。上記の第1係止片と第2係止片の例で説明すると、インターロック部は下方側の係止片である第2係止片のみに係止することもできるし、第1係止片と第2係止片との間に挟み込まれるように係止することもできる。
外まぐさ部の上方部位に設けた持ち上げ防止部材は、下方に向う延出片を有しており、該延出片の先端に係止部が形成されている。下方に向う延出片は、一つの態様では、鉛直方向に延出する片であり、他の態様では、スラットに向って斜め上方に延出する傾斜片である。外まぐさ部の上方部位に設けた持ち上げ防止部材を、上下方向に複数配設してもよい。また、上下方向の位置調節可能に設けてもよい。
好ましい態様では、持ち上げ防止部材の係止部には防滑部材が被覆されている。防滑部材は、好ましい例では、ゴム部材である。持ち上げ防止部材の係止部に防滑部材を被覆することで、係止部がスラットに係止した時に、スラットが滑って係止が解除されてしまうことを可及的に防止する。
持ち上げ防止部材の係止部がスラットのインターロック部に係止するか、あるいはスラット面部に係止するかは、スラットの巻方および吊元側のスラットの撓む方向に依存する。後述の実施例に示すように、正巻きの場合は、内まぐさ部の持ち上げ防止部材の係止部にインターロック部が係止、外まぐさ部上方の持ち上げ防止部材の係止部にスラット面部が係止する。逆巻きの場合は、内まぐさ部の持ち上げ防止部材の係止部にスラット面部が係止、外まぐさ部上方の持ち上げ防止部材の係止部にインターロック部が係止する。
本発明では、開口部全閉時において、シャッターカーテンを持ち上げようとすると、吊元側スラットが撓んで、スラットのインターロック部あるいは面部が持ち上げ防止部材の係止部に係止することでシャッターカーテンの持ち上げを防止する。また、持ち上げ防止部材は、通常のシャッター開閉操作の妨げとなることがない。本発明に係る持ち上げ防止部材は、既設のシャッター装置に取り付けることが可能であり、また、スラットの巻き(正巻、逆巻)に関係なく取り付け可能である。
図1は建物開口部に設置される軽量電動シャッター装置の概略正面図であり、シャッター装置は、複数枚のスラット1を上下に連設して形成したシャッターカーテン2と、開口部左右に立設した左右のガイドレール3と、開口部上方部位に設けたシャッターケース4と、シャッターケース4内に設けた巻取シャフト5と、巻取シャフト5を回転させるシャッター開閉機(図示せず)とから構成されている。開口部全開時には、シャッターカーテン2は巻取シャフトに巻装された状態であり、開口部全閉時には、シャッターカーテン2は巻取シャフト5から繰り出されてガイドレール3に案内されながら降下し、シャッターカーテン2下端の座板6が着床することで開口部を閉鎖する。
スラット1は開口部の幅方向に延出する長尺状の板材であり、断面視において略台形状あるいは皿状の形状を有している。スラット1の高さ方向上下端部にはそれぞれインターロック部7が形成されている。より詳しくは、スラット1の本体は、平面部10と平面部10の上下端部よりそれぞれ傾斜状に延出する傾斜部11とから構成されており(平面部10と傾斜部11を併せてスラット面部という)、傾斜部11の端部にインターロック部7が一体形成されている。上下隣位のスラット1は、上側のスラット1の下側のインターロック部7と下側のスラット1の上側のインターロック部7とを係合することで、インターロック係合部を介して互いに回動自在に連結されている。
図2は、開口部上方のシャッターケース4内のまぐさ部を示す部分内観側面図である。まぐさ部には、ガイドレール3の上端に位置して漏斗状ないし上方に向って拡開状のスラット呑み込み口8が形成されている。まぐさ部は、スラット呑み込み口8(言い換えると、開口部全閉時にシャッターカーテン2の面が形成するシャッター芯9)の外方側の領域の外まぐさ部12、内側の領域の内まぐさ部13とから構成される。図示のものでは、内まぐさ部13には、内まぐさ部材14が設けてある。内まぐさ部材14はシャッターケース4の側面を構成するブラケット40間を連結する長尺部材である。スラット呑み込み口8はシャッターケース4の側面を構成する左右のブラケット40に形成しても、あるいは、ガイドレール3の上端部位に形成してもよい。
内まぐさ部13には、シャッターカーテン2の持ち上がりを防止する第1持ち上げ防止部材15が設けてある。第1持ち上げ防止部材15は、鉛直状に延出する立ち上がり部150と、立ち上がり部150の上端から室外側(スラット側)へ向って斜め上方に傾斜状に延出する傾斜部151とから形成されており、傾斜部151の先端部位が第1係止部152を形成している。さらに、傾斜部151の先端には室外側へ向って斜め下方に傾斜状に突出する第2係止部153が形成されている。
実施例のものでは、特に図3に示すように、傾斜部151の先端部位の幅方向の中央部位(第1係止部152)を残して両側を折曲することで第2係止部153が形成されている。すなわち、第1持ち上げ防止部材15は、傾斜部151の先端の中央部位に形成した第1係止部152と、第1係止部152の両側に形成した第2係止部153とを有している。第1係止部152と第2係止部153との形状や構成は図示のものに限定されず、互いに異なる方向に突出する(図示のものでは、一つの好ましい態様として互いに直交する方向に突出している)第1係止部152、第2係止部153が形成されており、第1係止部152、第2係止部153の間にインターロック部7を挟み込むように受入可能に形成されていればよく、例えば、第1係止部152と第2係止部153が同じ幅を有していてもよい。第1持ち上げ防止部材15の係止部を第1係止部152、あるいは第2係止部153のいずれか一方のみから構成することも可能であり、一つの係止部であっても、持ち上げ防止効果を有するものと考えられるが、後述するように、2つの係止部を設けることが望ましい。
第1係止部152、第2係止部153を被覆するように防滑部材154が設けてある。防滑部材154は、一つの好ましい例では、滑り止め用ゴムである。防滑部材154としては、ゴム部材の他、例えば、樹脂部材を採用することも可能である。係止部に防滑部材154を被覆したことで、係止部にスラットが係止した時に、スラットが滑って係止部から外れてしまうことを可及的に防止する。
第1持ち上げ防止部材15の係止部152,153は、拡開状の呑み込み口8の室内側部位よりも室内側の斜め上方に位置している。呑み込み口8の室内側部位の拡開状の先端は、係止部152,153の下方部位にまで延出しており、呑み込み口8に妨げられることなく、室内側へ撓んだスラットが係止部152,153に係止できるようになっている。図5乃至図7において、巻取シャフト5の外側の大円はシャッターカーテン2を巻取シャフト5に巻き取った際の最大巻を示している。第1持ち上げ防止部材15の傾斜部151は、最大巻に対して間隔を存して延出しており、第1持ち上げ防止部材15は、通常のシャッターの開閉には支障がないようになっている。
第1持ち上げ防止部材15は、図示のものでは、内まぐさ部13に設けた内まぐさ部材14に立ち上がり部150を螺子止めすることで設けてある。第1持ち上げ防止部材15を設ける手段は、一つの好ましい態様では図示のように内まぐさ部材14を利用して設けるものであるが、第1持ち上げ防止部材15を他の部材に取り付けることで内まぐさ部13に設けるものでもよい。第1持ち上げ防止部材15の形状は、室内側へ撓んだスラットが係止する係止部を有するものであれば、図示のものに限定されない。第1持ち上げ防止部材15は、一つの好ましい態様では、左右のガイドレール3の上方のまぐさ部にそれぞれ設けられるが、これに加えて、あるいは代えて、他の部位(例えば、開口部幅方向中央部位)に第1持ち上げ防止部材15を設けても良い。
外まぐさ部12の上方部位には第2持ち上げ防止部材16が設けてある。第2持ち上げ防止部材16は、下方あるいは斜め下方に向って延出する片を有し、その片の先端部位が係止部を形成している。図2、図4のものでは、第2係止部材は、鉛直状の取付部160と、鉛直状の取付部160の下端から室内側に水平状に延出する水平部161と、水平部161の先端から下方に向って鉛直状に延出する延出部162を有し、延出部162の先端が係止部163を形成しており、係止部163を被覆するように防滑部材164が設けてある。防滑部材164は、一つの好ましい例では、滑り止め用ゴムである。防滑部材164としては、ゴム部材の他、例えば、樹脂部材を採用することも可能である。
図5乃至図7に示すものでは、第2持ち上げ防止部材16は、鉛直状の取付部160と、鉛直状の取付部60の上端から室内側(スラット側)に斜め下方に延出する傾斜部165を有し、傾斜部165の先端が係止部163を形成しており、係止部163を被覆するように防滑部164材が設けてある。防滑部材164は、一つの好ましい例では、滑り止め用ゴムである。防滑部材164としては、ゴム部材の他、例えば、樹脂部材を採用することも可能である。
図示のものでは、一つの第2持ち上げ防止部材16を示したが、第2持ち上げ防止部材16は、高さ方向に間隔を存して複数設けてもよい。例えば、第2持ち上げ防止部材を上下に2つ設けることで、下方の第2持ち上げ防止部材とスラットの係止が外れた場合に、上方の第2持ち上げ防止部材がスラットに係止することができる。
また、第2係止部材の取付位置は高さ方向に調節可能に構成してもよい。そうすることで、最適な位置(より確実にスラットに係止できる位置)に第2係止部材を設けることができる。
第2係止部材は、図示のものでは、シャッターケース4の室外側面部41に設けてあるが、第2係止部材が取り付けられる部材は限定されない。第2係止部材は、シャッターケース4の室外側部位にシャッターケースとは別部材として設けた取付板等に螺子等を用いて固定してもよい。第2持ち上げ防止部材16の先端の係止部163は、第1持ち上げ防止部材15と同様、最大巻に対して間隔を存しており、第2持ち上げ防止部材16は、通常のシャッターの開閉には支障がないようになっている。
巻取シャフト5の軸心はシャッター芯9に対して室内側に偏倚しており、巻取シャフト5の巻取面もシャッター芯9に対して室内側に偏倚して位置している。したがって、開口部全閉時には、吊元側のスラットは、巻取シャフト5と呑み込み口8との間で傾斜状の姿勢で延出している。第1持ち上げ防止部材15、第2持ち上げ防止部材16は、傾斜姿勢のスラットを挟んで、それぞれ室内側、室外側に位置して配設されており、また、通常では、第1持ち上げ防止部材15、第2持ち上げ防止部材16の係止部がスラットに当接することがない。開口部全閉時において、シャッターカーテン2を下方から持ち上げる力が作用すると、吊元側のスラットが、上記傾斜姿勢から、室内側あるいは室外側へ撓み、第1持ち上げ防止部材15の係止部152,153、あるいは、第2持ち上げ防止部材16の係止部163にスラットが係止して、それ以上のシャッターカーテン2の持ち上げを防止する。
係止部によるシャッターの持ち上げ防止について説明する。図5、図6はそれぞれ正巻のシャッターカーテンにおいて、開口部全閉時において、シャッターカーテン2が持ち上げられた場合の、シャッターケース4内におけるスラット1の動きを示す図である。シャッターカーテン2の上方部位のスラット1(吊元側のスラット1)がシャッターケース4内で撓む方向は、室外側と室内側の2つの方向があり、同じシャッター装置であっても、諸条件によって、いずれの方向にも撓む可能性がある。
図5は、シャッターカーテン2の上方部位のスラット1が室外側へ撓んだ状態を示している。正巻きの場合、スラット1が室外側へ撓むと、スラット1の面部の表面側に第2持ち上げ防止部材16の係止部163が当接することになる。スラット1と係止部163との当接の仕方にもよるが、図5に示すように、シャッターカーテンを持ち上げる力が加わった場合には、上下のスラット1同士を連結するインターロック部7に近接した部位に係止部163が係止すると考えられる。最初に、スラット1の平面部10に係止部163が係止した場合でも、下方からの力が作用することで、スラット1が移動してスラット1の傾斜部11に係止部163が係止する可能性が高い。この状態において、第2持ち上げ防止部材16の係止部163は、上側のスラット1の下方側の傾斜部11と下側のスラット1の上方側の傾斜部11とで形成される窪みに落ち込んで係止した状態であり、下方からシャッターカーテン2を持ち上げる力が作用しても、それ以上スラット1が撓むことを防止する。
図6は、シャッターカーテン2の上方部位のスラット1が室内側へ撓んだ状態を示している。スラット1が室内側へ撓むと、上下のスラット1同士を連結するインターロック部7に第1持ち上げ防止部材15の係止部152,153が係止する。図示の状態では、第1係止部152と第2係止部153の両方に上下から挟まれるようにしてスラット1のインターロック部7が係止している。下方からシャッターカーテン2を持ち上げる力が作用しても、それ以上スラット1が撓むことを防止する。
図7は逆巻のシャッターカーテンにおいて、開口部全閉時において、シャッターカーテン2が持ち上げられた場合の、シャッターケース4内におけるスラット1の動きを示す図である。図7は、シャッターカーテン2の上方部位(吊元側)のスラット1が室外側へ撓んだ状態を示している。スラット1が室外側へ撓んで、スラット1の裏面に第2持ち上げ防止部材の係止部163が当接した状態を示している。この状態において、下方からシャッターカーテン2を持ち上げる力が作用すると、スラット1が移動し、第2持ち上げ防止部材の係止部163が上下のスラット1同士を連結するインターロック部7に係止する。下方からシャッターカーテン2を持ち上げる力が作用しても、それ以上スラットが撓むことを防止する。尚、逆巻きのシャッターカーテンでは室外側に撓む場合のみを示したが、逆巻きのシャッターカーテンにおいても、スラットが室内側に撓む場合もある。この場合、スラット1の面部の表面側が第1持ち上げ防止部材15の係止部152,153に係止することになる。
図8、図9は、正巻きスラットに基づいて、第1持ち上げ防止部材15の作用をさらに説明する図である。図8では、第1持ち上げ防止部材15の第2係止部153のみにインターロック部7が係止した状態を示している。図9では、第1持ち上げ防止部材15の第1係止部152と第2係止部153の両方にインターロック部7が係止した状態を示している。このように、第1持ち上げ防止部材15
は、2つの箇所でインターロック部7に係止することができる。シャッターカーテン2が持ち上げられた場合のシャッターケース4内におけるスラット1の挙動は一定ではなく、複数箇所においてスラット1のインターロック部7に係止できるということは、それだけ確実に係止部がスラット1に係止できることを意味する。さらに、仮に、図8に示す状態で第2係止部153とスラット1のインターロック部7の係止が外れても、第2係止部153と第1係止部152との間でインターロック部7を係止され得る。
本発明は、シャッターの防犯装置として用いられる。
シャッター装置の概略正面図である。 シャッター装置のまぐさ部を示す側面図である。 第1係止部材の側面図及び斜視図である。 第2係止部材の側面図である。 正巻のシャッターカーテンにおいて、スラットが第2係止部材に係止する状態を示す図である。 正巻のシャッターカーテンにおいて、スラットが第1係止部材に係止する状態を示す図である。 逆巻のシャッターカーテンにおいて、スラットが第2係止部材に係止する状態を示す図である。 正巻のシャッターカーテンにおいて、スラットが第1係止部材の第2係止部に係止する状態を示す図である。 正巻のシャッターカーテンにおいて、スラットが第1係止部材の第1係止部及び第2係止部に係止する状態を示す図である。
符号の説明
1 スラット
2 シャッターカーテン
3 ガイドレール
4 シャッターケース
5 巻取シャフト
6 座板
7 インターロック部
10 平面部
11 傾斜部
12 外まぐさ部
13 内まぐさ部
15 第1持ち上げ防止部材
151 傾斜部
152 第1係止部
153 第2係止部
154 防滑部材
16 第2持ち上げ防止部材
162 延出片
163 係止部
164 防滑部材
165 延出片

Claims (5)

  1. インターロック部を有するスラットを上下に連設して形成したシャッターカーテンを建物開口部上方に設けた巻取シャフトに連結し、該シャッターカーテンは該巻取シャフトに巻装された開口部全開状態から該開口部両側に立設したガイドレールに案内されて降下して開口部全閉状態となるように構成され、
    開口部全閉状態の吊元側のスラットを挟んで、内まぐさ部には第1持ち上げ防止部材が、外まぐさ部の上方部位には第2持ち上げ防止部材が、それぞれ設けてあり、該第1、第2持ち上げ防止部材はそれぞれスラットに係止するための係止部を有すると共に、該係止部は開口部全開状態において巻取シャフトに巻装されて最大巻にあるスラットから離間しており、
    開口部全閉状態においてシャッターカーテンが持ち上げられると、該吊元側のスラットが室内側あるいは室外側へみ、該吊元側のスラットが室内側へ撓んだ時には上下のスラット同士を連結しているインターロック部あるいは面部が該第1持ち上げ防止部材の係止部に係止してシャッターカーテンの持ち上げを防止し、該吊元側のスラットが室外側へ撓んだ時には上下のスラット同士を連結しているインターロック部あるいは面部が該第2持ち上げ防止部材の係止部に係止してシャッターカーテンの持ち上げを防止するようにしたことを特徴とするシャッターカーテン持ち上げ防止装置。
  2. 請求項において、内まぐさ部に設けた持ち上げ防止部材は、スラットに向って斜め上方に延出する傾斜部を有しており、該傾斜部の先端に係止部が形成されていることを特徴とするシャッターカーテンの持ち上げ防止装置。
  3. 請求項において、該係止部は互いに異なる方向に突出する2つの係止片を有していることを特徴とするシャッターカーテンの持ち上げ防止装置。
  4. 請求項乃至いずれかにおいて、外まぐさ部の上方部位に設けた持ち上げ防止部材は、下方に向う延出部を有しており、該延出部の先端に係止部が形成されていることを特徴とするシャッターカーテンの持ち上げ防止装置。
  5. 請求項1乃至いずれかにおいて、持ち上げ防止部材の係止部には防滑部材が被覆されていることを特徴とするシャッターカーテンの持ち上げ防止装置。
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