JP5640861B2 - 電子部品の製造方法と配線基板 - Google Patents
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Description
図20(a)に示すように、まず、配線基板110を用意する。この配線基板110は、ベース基板101と、ベース基板101の表面101aに設けられた第1の配線111と、第2の配線115とを有する。第1の配線111の先端には第1のランド112が設けられており、第2の配線115の先端には第2のランド116が設けられている。第1のランド112と第2のランド116は、例えば平面視によるX軸方向において、離れた状態で隣り合っている。
しかしながら、配線基板110と素子150との間にあるはんだ層120´については、これを薄く形成することが難しいという課題があった。例えば、はんだ層120´はクリームはんだを塗布し、これをリフローすることにより形成されるが、クリームはんだは厚めに塗布される傾向がある。このため、電子部品のさらなる低背化が困難となっていた。
そこで、この発明の幾つかの態様は、このような事情に鑑みてなされたものであって、はんだ層を薄く形成することができるようにした電子部品の製造方法と、配線基板の提供を目的の一つとする。
(1)第1実施形態
図1(a)〜図3(b)は本発明の第1実施形態に係る電子部品の製造方法を示す図であり、各図の(a)は平面図、各図の(b)は(a)をX1−X´1線〜X3−X´3線で切断した断面図である。
図1(a)及び(b)に示すように、まず始めに、配線基板10を用意する。この配線基板10は、ベース基板1と、ベース基板1の表面1aに設けられた第1の配線11と、第2の配線15と、を有する。第1の配線11の先端には第1のランド12が設けられており、第2の配線15の先端には第2のランド16が設けられている。
なお、上記の第1実施形態では、複数のはんだ部20の各々の平面形状が長方形である場合について説明した。しかしながら、本発明において、これらの平面形状は長方形に限定されるものではない。
このように、複数のはんだ部20の各々の形状及びその配置が、図5(a)〜図8等に示す何れの形態であったとしても、溶融はんだの逃げ道(即ち、濡れ広がる経路)が一様に確保される。このため、長方形の場合と同様の効果を奏することができる。
上記の第1実施形態では、第1のランドと第2のランドにそれぞれ複数のはんだ部を設ける場合について説明した。しかしながら、本発明では、ランドに複数のはんだ部を設けるのではなく、ランドそのものに複数の開口部を設けるようにしてもよい。
図9(a)〜図11(b)は、本発明の第2実施形態に係る電子部品の製造方法を示す図であり、各図の(a)は平面図、各図の(b)は(a)をX9−X´9線〜X11−X´11線で切断した断面図である。図9(a)に示すように、まず始めに、配線基板60を用意する。この配線基板60は、ベース基板1と、ベース基板1の表面1aに設けられた第1の配線61と、第2の配線65と、を有する。第1の配線61の先端には第1のランド62が設けられており、第2の配線65の先端には第2のランド66が設けられている。
次に、図11(a)及び(b)に示すように、この配線基板60に素子50を実装する。この素子50の実装工程では、第1のランド62に設けられたはんだ部70と第1の電極51とが重なり、且つ、第2のランド66に設けられたはんだ部70と第2の電極52とが重なるように、ベース基板1の表面1a上に素子50を配置する。そして、この状態で、配線基板60及び素子50をリフロー炉に通す。これにより、第1のランド62上及び第2のランド66上において、はんだ部70がそれぞれ溶融して、はんだ層70´が形成される。
このように、複数の開口部63、67の各々の形状及びその配置が、図14(a)〜図16(b)等に示す何れの形態であったとしても、溶融はんだの逃げ道(即ち、濡れ広がる経路)が一様に確保される。このため、長方形の場合と同様の効果を奏することができる。
また、本発明では、上記の第1実施形態と第2実施形態とを組み合わせてもよい。即ち、ランドの電極と重なり合う予定領域に複数の開口部を設けておき、この複数の開口部の各々と平面視で重なるように複数のはんだ部を設けてもよい。
図17〜図19は、本発明の第3実施形態に係る配線基板80の構成例を示す平面図である。例えば、図17に示すように、第1のランド62に設けられた複数の開口部63の各々と平面視で直交するように、これら複数の開口部63の上に複数のはんだ部20を設けてもよい。同様に、第2のランド66に設けられた複数の開口部67の各々と平面視で直交するように、これら複数の開口部67の上に複数のはんだ部20を設けてもよい。この例では、複数の開口部63、66の各々の平面形状はX軸方向に長く延びる長方形であり、複数のはんだ部20の各々の平面形状はY軸方向に長く延びる長方形である。
なお、本発明において、ベース基板1はフレキシブル基板に限定されるものではなく、リジッド基板であってもよい。また、ベース基板1の材料は、ポリイミドに限定されるものではなく、フェノール、エポキシ、ガラスエポキシ、テフロン(登録商標)、アルミナ、PET(ポリエチレンテレフタラート)、PEN(ポリエチレンナフタレート)などの各絶縁材を用いることができる。
また、本発明において、素子50はコンデンサに限定されるものではない。素子50は、例えば抵抗素子などでもよく、その場合は第1の電極51と第2の電極52との間に抵抗体が配置される。
Claims (4)
- 基板に設けられたランドに複数のはんだ部を設ける工程と、
前記複数のはんだ部と素子の電極とが接するように前記素子を配置する工程と、
前記複数のはんだ部を加熱し溶融させてはんだ層を形成し、前記はんだ層を介して前記
電極と前記ランドとを接続する工程と、を含み、
前記ランドの前記電極と重なり合う予定領域に複数の開口部が設けられており、
前記複数の開口部の各々の平面視による形状を第1の形状とし、前記複数のはんだ部の
各々の平面視による形状を第2の形状としたとき、前記第1の形状と前記第2の形状は相
似であり、且つ、前記第1の形状よりも前記第2の形状の方が大きく、
前記複数のはんだ部を設ける工程では、前記複数の開口部の各々を前記複数のはんだ部
の各々で覆い、
前記電極と前記ランドとを接続する工程では、前記複数のはんだ部の溶融した一部を前
記複数の開口部内に入り込ませることを特徴とする電子部品の製造方法。 - 前記複数のはんだ部を設ける工程では、
前記複数のはんだ部の各々を平面視で同一の形状で同一の大きさに形成し、等間隔に配
置することを特徴とする請求項1に記載の電子部品の製造方法。 - 電極を有する素子が取り付けられる配線基板であって、
基板と、
前記基板に設けられたランドと、
前記ランドの前記電極と重なり合う予定領域に設けられた複数の開口部と、
前記ランドの前記電極と重なり合う予定領域に設けられた複数のはんだ部と、
前記複数の開口部の各々の平面視による形状を第1の形状とし、前記複数のはんだ部の
各々の平面視による形状を第2の形状としたとき、前記第1の形状と前記第2の形状は相
似であり、且つ、前記第1の形状よりも前記第2の形状の方が大きく、
前記複数の開口部の各々が前記複数のはんだ部の各々で覆われていることを特徴とする配線基板。 - 前記複数のはんだ部の各々は平面視で同一の形状で同一の大きさであり、等間隔に配
置されていることを特徴とする請求項3に記載の配線基板。
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JP2011073573A JP5640861B2 (ja) | 2011-03-29 | 2011-03-29 | 電子部品の製造方法と配線基板 |
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