JP5638120B2 - ロックアップクラッチの制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンおよびトランスミッション間に配置されたトルクコンバータのロックアップクラッチと、前記エンジンの水温を検出する第1の温度センサと、前記トランスミッションの油温を検出する第2の温度センサと、前記第1の温度センサで検出した前記エンジンの水温が第1設定温度以上である第1の場合、または前記水温が前記第1設定温度未満で且つ該第1設定温度よりも低い第2設定温度以上であり、且つまた前記第2の温度センサで検出した前記トランスミッションの油温が前記第2設定温度よりも低い第3設定温度以上である第2の場合に、前記ロックアップクラッチの係合を許可する係合許可手段とを備えるロックアップクラッチの制御装置に関する。
トランスミッションの作動油の油温が低くて粘度が高いときにロックアップクラッチを係合すると、係合ショックにより振動が発生する等の問題があるため、本来はエンジンの冷却水の水温が80°C以上のときにロックアップクラッチの係合を許可するところを、水温が80°C未満60°C以上であって油温が50°C以上のときにロックアップクラッチの係合を許可することで、ロックアップクラッチの係合頻度を高めて燃費の向上を図るものが、下記特許文献1により公知である。
日本特開2005−16616号公報
上記特許文献1の発明によれば、ロックアップクラッチの係合頻度を高めて燃費の向上を図ることが可能であるが、燃費の更なる向上を実現するためには、ロックアップクラッチの機能に影響を及ぼさない範囲で係合頻度を更に高める必要がある。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、ロックアップクラッチの機能に影響を及ぼさない範囲で係合頻度を高めることで燃費の更なる向上を図ることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によれば、エンジンおよびトランスミッション間に配置されたトルクコンバータのロックアップクラッチと、前記エンジンの水温を検出する第1の温度センサと、前記トランスミッションの油温を検出する第2の温度センサと、前記第1の温度センサで検出した前記エンジンの水温が第1設定温度以上である第1の場合、または前記水温が前記第1設定温度未満で且つ該第1設定温度よりも低い第2設定温度以上であり、且つまた前記第2の温度センサで検出した前記トランスミッションの油温が前記第2設定温度よりも低い第3設定温度以上である第2の場合に、前記ロックアップクラッチの係合を許可する係合許可手段とを備えるロックアップクラッチの制御装置において、車速を検出する車速検出手段と、車両の運転状態が、前記ロックアップクラッチを完全に係合させる該ロックアップクラッチのタイト領域にあるか否かを判定する制御領域判定手段を備え、前記係合許可手段は、前記第1,第2の場合でなくても、前記車速検出手段で検出した車速が所定値以上であって前記制御領域判定手段が前記タイト領域を判定したときには、前記ロックアップクラッチの完全な係合を許可することを第1の特徴とするロックアップクラッチの制御装置が提案される。
また本発明によれば、前記第1の特徴に加えて、前記車両の運転状態が車速およびアクセルペダル開度であり、前記制御領域判定手段は、車速が所定値以上かつアクセルペダル開度が所定値以上のときに前記タイト領域を判定することを第2の特徴とするロックアップクラッチの制御装置が提案される。
また本発明によれば、前記第1或いは第2の特徴に加えて、前記係合許可手段は、前記第1の温度センサで検出したエンジンの水温が前記第2設定温度より低く、該第2設定温度よりも低い第4設定温度以上の状態で前記制御領域判定手段が前記タイト領域を判定したときに、前記ロックアップクラッチの係合を許可することを第3の特徴とするロックアップクラッチの制御装置が提案される。
尚、実施の形態の水温センサSaは本発明の第1の温度センサに対応し、実施の形態の油温センサSbは本発明の第2の温度センサに対応する。
本発明の第1の特徴によれば、第1の温度センサで検出したエンジンの水温が第1設定温度以上である第1の場合、または前記水温が第1設定温度未満で且つ該第1設定温度よりも低い第2設定温度以上であり、且つまた第2の温度センサで検出したトランスミッションの油温が第2設定温度よりも低い第3設定温度以上である第2の場合なくても、車速検出手段で検出した車速が所定値以上であって制御領域判定手段により車両の運転状態がロックアップクラッチのタイト領域にあると判定されたときには係合許可手段はロックアップクラッチの完全な係合を許可するので、ロックアップクラッチが係合する頻度を高めて燃費の向上に寄与することができる。なぜならば、ロックアップクラッチが完全に係合するタイト領域では係合応答性はあまり問題にならないので、作動油の油温が低くて粘度が高い状態でロックアップクラッチを係合しても支障はないからである。
また本発明の第2の特徴によれば、制御領域判定手段は、車速が所定値以上かつアクセルペダル開度が所定値以上のときにタイト領域を判定するので、タイト領域を精度良く判定することができる。
図1はトルクコンバータの構造を示す図である。(第1の実施の形態) 図2は制御系のブロック図である。(第1の実施の形態) 図3はメインルーチンのフローチャートである。(第1の実施の形態) 図4はメインルーチンのステップSのサブルーチンのフローチャートである。(第1の実施の形態) 図5はロックアップクラッチのON領域およびタイト領域を検索するマップを示す図である。(第1の実施の形態)
TC トルクコンバータ
LC ロックアップクラッチ
Tw エンジンの水温
To トランスミッションの油温
T1 第1設定温度
T2 第2設定温度
T3 第3設定温度
Sa 水温センサ(第1の温度センサ)
Sb 油温センサ(第2の温度センサ)
M2 係合許可手段
M3 制御領域判定手段
V 車速
V0 下限車速(車速の所定値)
θ アクセルペダル開度
以下、図1〜図5に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
第1の実施の形態
図1に示すように、自動車のオートマチックトランスミッションに設けられるトルクコンバータTCは、トルクコンバータカバー11を介してエンジンのクランクシャフト(図示せず)に接続されたインペラ12と、インペラ12に対向するように配置されてトランスミッションの入力軸(図示せず)に接続されたタービン13と、インペラ12およびタービン13間に配置されてワンウエイクラッチ14を介して固定部に支持されたステータ15とを備える。インペラ12をタービン13に結合するロックアップクラッチLCは、タービン13の背面およびトルクコンバータカバー11間の空間に配置されたロックアップピストン16を備えており、前記空間はロックアップピストン16によってトルクコンバータカバー11側のロックアップ解放室17と、タービン13側のロックアップ締結室18とに区画される。ロックアップピストン16は、トルクコンバータTCの軸方向に摺動可能であり、かつタービン13と一体に回転可能である。
トルクコンバータTCの内部は、ロックアップ解放室入口19およびロックアップ締結室入口20から供給される作動油で満たされており、エンジンのクランクシャフトによってトルクコンバータカバー11を介してインペラ12が回転して作動油が循環すると、その動圧を受けてタービン13が駆動されてトランスミッションの入力軸が回転する。このとき、インペラ12、タービン13およびステータ15の羽根の作用により、インペラ12のトルクが増幅されてタービン13に伝達されるが、インペラ12およびタービン13が同一速度で回転するような運転状態でも、作動油を介しての動力伝達であるために、ある程度の動力伝達ロスが発生することが避けられない。そこで、ロックアップクラッチLCを係合してインペラ12およびタービン13を一体に結合し、前記動力伝達ロスの発生を回避するようになっている。
ロックアップクラッチLCの係脱は、ロックアップ解放室17とロックアップ締結室18とに選択的に油圧を供給することで行われる。すなわち、ロックアップ締結室入口20からロックアップ締結室18に油圧を供給すると、ロックアップピストン16の摩擦材21がトルクコンバータカバー11に当接してロックアップクラッチLCが係合し、クランクシャフトの回転はトルクコンバータカバー11およびロックアップピストン16を介して入力軸に直接伝達されるようになる。逆にロックアップ解放室入口19からロックアップ解放室17に油圧を供給すると、ロックアップピストン16の摩擦材21がトルクコンバータカバー11から離反してロックアップクラッチLCが係合解除し、クランクシャフトの回転はトルクコンバータカバー11、インペラ12、作動油およびタービン13を介して入力軸に伝達されるようになる。
ロックアップクラッチLCの係脱を制御するロックアップクラッチ制御装置は、作動油タンク22内の作動油を供給する油圧ポンプ23と、油圧ポンプ23から供給される作動油を調圧する供給圧調整手段24と、調圧された油圧をロックアップ解放室17およびロックアップ締結室18に選択的に供給する油圧回路切換手段25と、ロックアップ解放室17に供給される油圧を制御する締結力調整手段26と、締結力制御手段26を制御する信号圧を発生する信号圧発生手段27とを備える。よって、ロックアップ解放室17の油圧を締結力調整手段26により制御し、ロックアップ締結室18の油圧を供給圧調整手段24により制御し、かつ油圧回路切換手段25により供給油圧を切換制御することで、ロックアップクラッチLCの締結力を任意に制御することができる。
ところで、トランスミッションの作動油の油温Toが低い状態では作動油の粘度が高くなってロックアップクラッチLCの作動が不安定になるため、ロックアップクラッチLCの係合を規制する必要がある。また暖機完了前のエンジンの冷却水の水温Twが低い状態ではアイドリング回転数が高く設定されるため、ロックアップクラッチLCの係合を規制する必要がある。このとき、ロックアップクラッチLCの係合を無闇に規制すると燃費が悪化する原因となるため、ロックアップクラッチLCの係合の規制は最小限に抑えることが望ましい。
このために本実施の形態では、図2に示すように、ロックアップクラッチLCの係脱を制御する電子制御ユニットUが、温度比較手段M1と、係合許可手段M2と、制御領域判定手段M3とを備える。温度比較手段M1には、エンジンの冷却水の水温Twを検出する水温センサSaと、トランスミッションの作動油の油温Toを検出する油温センサSbとが接続され、制御領域判定手段M3には、車速Vを検出する車速センサScと、アクセルペダル開度θを検出するアクセルペダル開度センサSdとが接続される。
温度比較手段M1は水温Twおよび油温Toを所定の閾値と比較し、その結果に基づいて係合許可手段M2がロックアップクラッチLCの係合を許可する。制御領域判定手段M3は、車速Vおよびアクセルペダル開度θに基づいてロックアップクラッチLCを係合制御するときの制御領域、すなわちフィードバック領域、タイト領域および固定領域を判定する。図5に示すように、フィードバック領域は、ロックアップクラッチLCのスリップ率が所定値になるように、ロックアップクラッチLCに供給される油圧をフィードバック制御する領域である。タイト領域は、ロックアップクラッチLCが完全に係合するように、ロックアップクラッチLCに供給される油圧を最大値に固定する領域である。固定領域は、目標とするスリップ率がなく、予め計算された油圧をロックアップクラッチLCに供給するフィードフォワード制御を行う領域である。
次に、上記作用を図2および図3のフローチャートに基づいて更に詳細に説明する。
先ず、図3のメインルーチンのステップS1で水温センサSaによりエンジンの冷却水の水温Twを検出し、ステップS2で水温Twが第1設定温度T1(例えば、80°C)以上であれば、つまりエンジンの暖機が完了するか略完了してアイドリング回転数が低くなり、エンジンの運転状態が安定したと判断し、ステップS3でロックアップクラッチLCの係合を許可する。
前記ステップS1で水温Twが第1設定温度T1未満であり、かつステップS4で油温センサSbが故障していなければ、ステップS5で水温センサSaによりエンジンの冷却水の水温Twを検出するとともに油温センサSbでトランスミッションの作動油の油温Toを検出する。そしてステップS6で水温Twが第1設定温度T1未満で且つ該第1設定温度T1よりも低い第2設定温度T2(例えば、60°C)以上であり、かつ油温Toが第2設定温度T2よりも低い第3設定温度T3(例えば、50°C)以上のとき、前記ステップS3でロックアップクラッチLCの係合を許可する。
第1設定温度T1(=80°C)よりも低温の第2設定温度T2(=60°C)では、エンジンの暖機が未だ完了しておらず、アイドリング回転数がある程度高い状態である。第3設定温度T3(=50°C)はロックアップクラッチLCを安定して係合させるのに必要な作動油の粘度が得られる油温Toの下限値であり、油温Toが第3設定温度T3以上であれば、作動油の粘度が充分に低くなってロックアップクラッチLCの係合時のショックにより振動等が発生するのを防止することができる。
このように、エンジンのアイドリング回転数が暖機完了後の回転数よりも若干高い状態、つまり水温Twが第1設定温度T1未満で第2設定温度T2以上であっても、油温Toが第3設定温度T3以上であって作動油の粘度が充分に低くなっているときにロックアップクラッチLCの係合を許可することで、ロックアップクラッチLCが係合する頻度を増加させて燃費を向上させることができる。
前記ステップS4で油温センサSbが故障している場合には、油温Toが第3設定温度T3以上であるか否かを確認できないため、ステップS9でロックアップクラッチLCの係合を規制する。
前記ステップS6の答えがNOでロックアップクラッチLCの係合が許可されない場合には、ステップS7で車両の運転状態がロックアップクラッチLCのタイト領域であるか否かを判定し、タイト領域でなければ、前記ステップS9でロックアップクラッチLCの係合を規制する。一方、前記ステップS7でタイト領域であり、かつステップS8で水温Twが第2設定温度T2未満で第4設定温度T4(例えば、30°C)以上であれば、前記ステップS3でロックアップクラッチLCの完全な係合を許可し、前記ステップS8の答えがNOであれば、前記ステップS9でロックアップクラッチLCの係合を規制する。
ロックアップクラッチLCのタイト領域は、ロックアップクラッチLCが完全に係合するように供給油圧を最大値に固定する領域であるため、その係合応答性は殆ど問題にならず、よって作動油の油温Toが低くて粘度が高い状態でロックアップクラッチLCを係合しても支障はない。
次に、図4のフローチャートに基づいて、ロックアップクラッチLCの制御領域の判定について説明する。
ロックアップクラッチLCの制御領域の判定は、車両が加速中であるときに行われるもので、先ずステップS11でロックアップクラッチLCが係合するON領域(フィードバック領域、タイト領域および固定領域)でなければ、ステップS12でロックアップクラッチLCを係合解除するOFF領域であると判定する。この判定は、図5に示す車速Vおよびアクセルペダル開度θをパラメータとするマップに基づいて行われる。
前記ステップS11でロックアップクラッチLCのON領域であるとき、ステップS13で図5に示すタイト領域マップを検索する。タイト領域マップは車速Vおよびアクセルペダル開度θをパラメータとするもので、車速Vおよびアクセルペダル開度θが大きいところにタイト領域が設定される。ステップS14で現在のアクセルペダル開度θでのタイト領域の下限車速V0を求め、現在の車速Vが下限車速V0以上であれば、ステップS15でタイト領域であると判定する。
前記ステップS14の答えがNOの場合、ステップS16で固定領域マップを検索し、ステップS17で現在のアクセルペダル度θが上限アクセルペダル開度θ0未満であれば、ステップS22で固定領域であると判定する。前記ステップS17の答えがNOの場合、ステップS18で油温センサSbが故障しておらず、かつステップS19で油温Toが第5設定温度T5(例えば、140°C)以上であれば、ステップS20でOFF領域であると判定し、第5設定温度T5未満であれば、ステップS21でフィードバック領域であると判定する。また前記ステップS18で油温センサSbが故障していて油温Toが不明である場合には、走行頻度が高い通常走行時のフィードバック領域を選択する。油温Toが第5設定温度T5以上のときにOFF領域であると判定するのは、油温Toが第5設定温度T5以上の状態ではトランスミッションの仕様上の理由で油圧を発生できないからである。
以上のように、水温Tが第2設定温度T2(60°C)未満で第4設定温度T4(30°C)以上のとき、従来はロックアップクラッチLCの係合を規制していたが、本実施の形態では、車両の運転状態がタイト領域であってロックアップクラッチLCの係合応答性が問題にならないことを条件にロックアップクラッチLCの係合を許可するので、ロックアップクラッチLCが係合する頻度を高めて燃費の向上に寄与することができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施の形態における第1〜第5設定温度T1〜T5は一例であり、それに限定されるものではない。

Claims (3)

  1. エンジンおよびトランスミッション間に配置されたトルクコンバータ(TC)のロックアップクラッチ(LC)と、
    前記エンジンの水温(Tw)を検出する第1の温度センサ(Sa)と、
    前記トランスミッションの油温(To)を検出する第2の温度センサ(Sb)と、
    前記第1の温度センサ(Sa)で検出した前記エンジンの水温(Tw)が第1設定温度(T1)以上である第1の場合、または前記水温(Tw)が前記第1設定温度(T1)未満で且つ該第1設定温度(T1)よりも低い第2設定温度(T2)以上であり、且つまた前記第2の温度センサ(Sb)で検出した前記トランスミッションの油温(To)が前記第2設定温度(T2)よりも低い第3設定温度(T3)以上である第2の場合に、前記ロックアップクラッチ(LC)の係合を許可する係合許可手段(M2)と、
    を備えるロックアップクラッチの制御装置において、
    車速(V)を検出する車速検出手段(Sc)と、
    車両の運転状態が、前記ロックアップクラッチ(LC)を完全に係合させる該ロックアップクラッチ(LC)のタイト領域にあるか否かを判定する制御領域判定手段(M3)を備え、
    前記係合許可手段(M2)は、前記第1,第2の場合でなくても、前記車速検出手段(Sc)で検出した車速(V)が所定値(VO)以上であって前記制御領域判定手段(M3)が前記タイト領域を判定したときには、前記ロックアップクラッチ(LC)の完全な係合を許可することを特徴とするロックアップクラッチの制御装置。
  2. 前記車両の運転状態が車速(V)およびアクセルペダル開度(θ)であり、前記制御領域判定手段(M3)は、車速(V)が前記所定値(VO)以上かつアクセルペダル開度(θ)が所定値以上のときに前記タイト領域を判定することを特徴とする、請求項1に記載のロックアップクラッチの制御装置。
  3. 前記係合許可手段(M2)は、前記第1の温度センサ(Sa)で検出したエンジンの水温(Tw)が前記第2設定温度(T2)より低く、該第2設定温度(T2)よりも低い第4設定温度(T4)以上の状態で前記制御領域判定手段(M3)が前記タイト領域を判定したときに、前記ロックアップクラッチ(LC)の係合を許可することを特徴とする、請求項1或いは2に記載のロックアップクラッチの制御装置。
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