JP5632631B2 - 熱収縮性多層フィルム及び熱収縮性ラベル - Google Patents
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Description
熱収縮性ラベルに用いられる熱収縮性樹脂フィルムとしては、低温収縮性に優れることからポリスチレン系樹脂フィルムが多用されている。しかしながら、ポリスチレン系樹脂フィルムは耐熱性が不充分であることから、例えば、コンビニエンスストア等にあるホットウォーマー内でペットボトルが倒れると、熱収縮性ラベルが収縮して歪んでしまったり破れてしまったりすることがある。また、ポリスチレン系樹脂フィルムは耐溶剤性が不充分であることから、油分を含む品物の容器に用いられる場合に、油分が付着することによって熱収縮性ラベルが収縮したり溶解したりすることもある。
特許文献1に記載の熱収縮性多層フィルムは、ポリスチレン系樹脂を含む中間層が、ポリエステル系樹脂を含む外面層で覆われた構造を有することから、耐熱性、耐油性、ミシン目におけるカット性及び外観に優れる。更に、特許文献1に記載の熱収縮性多層フィルムは、外面層と中間層との間に接着層を有することから、容器の熱収縮性ラベルとして用いられる場合、装着の際に層間剥離が発生することがなく、印刷工程後の層間強度の低下を防止することができる。
以下、本発明を詳述する。
なお、本明細書中、表裏層とは、表面層と裏面層との両方を意味する。従って、本発明の熱収縮性多層フィルムは、中間層が表面層と裏面層とに挟まれた構造を有する。
本発明の熱収縮性多層フィルムにおいては、上記ポリエステル系樹脂に占める、他の共重合成分の含有量の合計が5モル%以上25モル%以下である。
上記他の共重合成分の含有量の合計が25モル%を超えると、得られる熱収縮性多層フィルムの耐磨耗性が低下する。上記他の共重合成分の含有量の合計は20モル%以下であることが好ましく、18モル%以下であることがより好ましい。
例えば、他の共重合成分の含有量の合計が25モル%を超えるポリエステル系樹脂を用いる場合には、他の共重合成分の含有量の合計が25モル%未満のポリエステル系樹脂を必要量ブレンドすることにより、ブレンド物内の他の共重合成分の含有量の合計が5モル%以上25モル%以下となるように調整する必要がある。
上記ポリスチレン系樹脂として、例えば、芳香族ビニル炭化水素−共役ジエン共重合体、芳香族ビニル炭化水素−共役ジエン共重合体と芳香族ビニル炭化水素−脂肪族不飽和カルボン酸エステル共重合体との混合樹脂、ゴム変性耐衝撃性ポリスチレン等が挙げられる。上記ポリスチレン系樹脂を用いることで、得られる熱収縮性多層フィルムは低温から収縮を開始することができ、また、高収縮性を有する。
上記芳香族ビニル炭化水素は特に限定されず、例えば、スチレン、o−メチルスチレン、p−メチルスチレン等が挙げられる。これらは単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。上記共役ジエンは特に限定されず、例えば、1,3−ブタジエン、2−メチル−1,3−ブタジエン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、1,3−ペンタジエン、1,3−ヘキサジエン等が挙げられる。これらは単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
なお、上記芳香族ビニル炭化水素−共役ジエン共重合体は、SBS樹脂、SIS樹脂及びSIBS樹脂のうちのいずれか1つを単独で含有してもよく、複数を組み合わせて含有してもよい。また、SBS樹脂、SIS樹脂及びSIBS樹脂のうちの複数を用いる場合には、各樹脂をドライブレンドしてもよく、各樹脂を特定の組成にて押出機を用いて練り上げペレタイズしたコンパウンド樹脂を用いてもよい。
上記芳香族ビニル炭化水素は特に限定されず、上記芳香族ビニル炭化水素−共役ジエン共重合体において例示した芳香族ビニル炭化水素と同様の芳香族ビニル炭化水素を用いることができる。
上記脂肪族不飽和カルボン酸エステルは特に限定されず、例えば、メチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート等が挙げられる。ここで、(メタ)アクリレートとは、アクリレートとメタクリレートとの両方を示す。
上記接着性樹脂は特に限定されず、例えば、一般的に使用されている接着性樹脂が用いられるが、なかでも、スチレン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー又はこれらの変性物を含有することが好ましい。
上記スチレン系エラストマーの変性物における上記カルボン酸基、酸無水物基、アミノ基、エポキシ基及び水酸基等の官能基の含有量は特に限定されないが、好ましい下限が0.05重量%、好ましい上限が5.0重量%である。上記官能基の含有量が0.05重量%未満であると、得られる接着層は、特に上記表裏層に対する接着性が不充分となることがある。上記官能基の含有量が5.0重量%を超えると、上記官能基を付加する際にスチレン系エラストマーが熱劣化し、ゲル等の異物が発生しやすくなることがある。上記官能基の含有量のより好ましい下限は0.1重量%、より好ましい上限は3.0重量%である。
上記ポリアルキレンエーテルグリコールセグメントを含有する飽和ポリエステル系エラストマーは特に限定されないが、例えば、ハードセグメントとしての芳香族ポリエステルと、ソフトセグメントとしてのポリアルキレンエーテルグリコール又は脂肪族ポリエステルとからなるブロック共重合体が好ましい。なかでも、ソフトセグメントとしてポリアルキレンエーテルグリコールを含有するポリエステルポリエーテルブロック共重合体がより好ましい。
上記芳香族ジカルボン酸のアルキルエステルとして、例えば、上記芳香族ジカルボン酸のジメチルエステル、ジエチルエステル等が挙げられる。なかでも、ジメチルテレフタレート、2,6−ジメチルナフタレンジカルボキシレートが好ましい。
上記脂肪族ジカルボン酸のアルキルエステルとして、ジメチルエステル、ジエチルエステル等が好ましい。
なお、本明細書中、数平均分子量とは、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)で測定された数平均分子量をいう。また、上記GPCのキャリブレーションは、例えば、POLYTETRAHYDROFURANキャリブレーションキット(英国POLYMER LABORATORIES社製)を使用することにより行うことができる。
また、上記ポリエステル系エラストマーは、プロセスオイル等の軟化剤を含有してもよい。上記軟化剤を含有することで、上記ゴム成分の可塑化を促進したり、得られるポリエステル系エラストマーの流動性を向上させたりすることができる。上記軟化剤は、パラフィン系、ナフテン系、芳香族系のいずれであってもよい。
上記フィラーとして、例えば、炭酸カルシウム、タルク、シリカ、カオリン、クレー、ケイソウ土、珪酸カルシウム、雲母、アスベスト、アルミナ、硫酸バリウム、硫酸アルミニウム、硫酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭素繊維、ガラス繊維、ガラス球、硫化モリブデン、グラファイト、シラスバルーン等が挙げられる。
上記添加剤として、例えば、耐熱安定剤、耐候安定剤、着色剤、帯電防止剤、難燃剤、核剤、滑剤、スリップ剤、ブロッキング防止剤等が挙げられる。上記耐熱安定剤として、例えば、フェノール系、リン系、硫黄系等の公知の耐熱安定剤が挙げられる。上記耐候安定剤として、例えば、ヒンダードアミン系、トリアゾール系等の公知の耐候安定剤が挙げられる。上記着色剤として、例えば、カーボンブラック、チタンホワイト、亜鉛華、べんがら、アゾ化合物、ニトロソ化合物、フタロシアニン化合物等が挙げられる。また、上記帯電防止剤、上記難燃剤、上記核剤、上記滑剤、上記スリップ剤、上記ブロッキング防止剤としても、いずれも公知のものを使用することができる。
なお、ポリアルキレンエーテルグリコール成分の含有量は、核磁気共鳴スペクトル法(NMR)を用い、水素原子の化学シフトとその含有量に基づいて算出することができる。
上記α,β−エチレン性不飽和カルボン酸は、変性すべきポリエステル系エラストマー、変性条件等に応じて適宜選択することができ、具体的には、例えば、不飽和カルボン酸、不飽和カルボン酸無水物等が挙げられる。なかでも、反応性が高いことから、不飽和カルボン酸無水物が好ましい。
上記不飽和カルボン酸無水物として、例えば、コハク酸2−オクテン−1−イル無水物、コハク酸2−ドデセン−1−イル無水物、コハク酸2−オクタデセン−1−イル無水物、マレイン酸無水物、2,3−ジメチルマレイン酸無水物、ブロモマレイン酸無水物、ジクロロマレイン酸無水物、シトラコン酸無水物、イタコン酸無水物、1−ブテン−3,4−ジカルボン酸無水物、1−シクロペンテン−1,2−ジカルボン酸無水物、1,2,3,6−テトラヒドロフタル酸無水物、3,4,5,6−テトラヒドロフタル酸無水物、exo−3,6−エポキシ−1,2,3,6−テトラヒドロフタル酸無水物、5−ノルボルネン−2,3−ジカルボン酸無水物、メチル−5−ノルボルネン−2,3−ジカルボン酸無水物、endo−ビシクロ[2.2.2]オクト−5−エン−2,3−ジカルボン酸無水物、ビシクロ[2.2.2]オクト−7−エン−2,3,5,6−テトラカルボン酸無水物等が挙げられる。
これらのα,β−エチレン性不飽和カルボン酸は、単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。また、これらのα,β−エチレン性不飽和カルボン酸は、有機溶剤等に溶解して使用してもよい。
上記ラジカル発生剤は、変性すべきポリエステル系エラストマー、使用するα,β−エチレン性不飽和カルボン酸及び変性条件等に応じて適宜選択することができ、具体的には、例えば、t−ブチルハイドロパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイド、2,5−ジメチルへキサン−2,5−ジハイドロパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブチルオキシ)ヘキサン、3,5,5−トリメチルへキサノイルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシベンゾエート、ベンゾイルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、1,3−ビス(t−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、ジブチルパーオキサイド、メチルエチルケトンパーオキサイド、過酸化カリウム、過酸化水素等の有機及び無機の過酸化物、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス(イソブチルアミド)ジハライド、2,2’−アゾビス[2−メチル−N−(2−ヒドロキシエチル)プロピオンアミド]、アゾジ−t−ブタン等のアゾ化合物、ジクミル等の炭素ラジカル発生剤等が挙げられる。これらのラジカル発生剤は、単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。また、これらのラジカル発生剤は、有機溶剤等に溶解して使用してもよい。
また、上記ポリエステル系エラストマーの変性反応においては、通常、他の反応として、エステル交換反応等も起こるものと考えられ、得られる反応物は、一般的には、未反応原料等を含む組成物となる。このとき、得られる反応物中の上記ポリエステル系エラストマーの変性物の含有率は、好ましい下限が10重量%、より好ましい下限が30重量%であり、100重量%であることが更に好ましい。
上記溶融混練反応法では、上述した各成分を所定の配合比にて均一に混合した後、溶融混練を行う。各成分の混合には、ヘンシェルミキサー、リボンブレンダー、V型ブレンダー等を使用することができ、溶融混練には、バンバリーミキサー、ニーダー、ロール、一軸又は二軸等の多軸混練押出機等を使用することができる。
上記溶融混練反応法における混練温度は、好ましい下限が100℃、好ましい上限が300℃である。上記範囲内とすることで、樹脂の熱劣化を防止することができる。上記混練温度のより好ましい下限は120℃、より好ましい上限は280℃、更に好ましい下限は150℃、更に好ましい上限は250℃である。
グラフト量(重量%)=100×[(C÷3×98)/{(A×148÷4)+(B×72÷4)+(C÷3×98)}] (1)
式(1)中、Aは7.8〜8.4ppmにおける積分値、Bは1.2〜2.2ppmにおける積分値、Cは2.4〜2.9ppmにおける積分値を表す。
なお、上記JIS−D硬度は、JIS K 6253に準拠して方法でデュロメータ タイプDを用いることにより測定することができる。
上記表裏層及び上記中間層の厚さを上記範囲内とすることで、耐熱性、耐衝撃性、耐磨耗性を有し、再資源化が容易であり、保管時の収縮が少ない熱収縮性多層フィルムが得られる。
なお、本発明の熱収縮性多層フィルムが上記接着層を有する場合には、該接着層の厚さ分を差し引いて上記表裏層及び上記中間層を形成することにより、熱収縮性多層フィルム全体の厚さを調整することができる。
本発明の熱収縮性多層フィルムを製造する方法として、具体的には、例えば、上記表裏層を構成する原料、上記中間層を構成する原料、及び、必要に応じて上記接着層を構成する原料をそれぞれ押出機に投入し、多層ダイスによりシート状に押し出し、引き取りロールにて冷却固化した後、1軸又は2軸に延伸する方法が挙げられる。
表1に示す組成のポリエステル系樹脂1〜7を用いた。
各ポリエステル系樹脂に占める、ジカルボン酸に由来する成分100モル%のうちのテレフタル酸以外のジカルボン酸成分の含有量と、ジオールに由来する成分100モル%のうちのエチレングリコール以外のジオール成分の含有量との合計(他の共重合成分の含有量の合計)(モル%)、及び、各ポリエステル系樹脂の固有粘度(dl/g)を表1に示した。
表2に示す組成のポリスチレン系樹脂1〜4を用いた。
各ポリスチレン系樹脂のMFR(g/10分)及びビカット軟化温度(℃)を表2に示した。なお、ビカット軟化温度は、JIS K 7206(1999)に準拠した方法で行い、各ポリスチレン系樹脂から試験片を採取した後、試験片に置いた針状圧子に10Nの荷重を加えながら120℃/hの速度で昇温し、針状圧子が1mm進入したときの温度を確認することにより測定した。
(1)接着性樹脂1
ポリエステル系エラストマー(三菱化学社製、プリマロイA 1600N、融点160℃、MFR5.0g/10分)
(2)接着性樹脂2
変性ポリエステル系エラストマー(三菱化学社製、プリマロイAP IF203、融点180℃、MFR30.0g/10分)
(3)接着性樹脂3
変性スチレン系エラストマー(旭化成ケミカルズ社製、タフテックM1913、スチレン含有量30重量%、MFR4.0g/10分)
表裏層を構成する樹脂としてポリエステル系樹脂1を、中間層を構成する樹脂としてポリスチレン系樹脂1を用いた。
これらの樹脂をバレル温度が160〜250℃の押出機に投入し、250℃の多層ダイスから3層構造のシート状に押出し、30℃の引き取りロールにて冷却固化した。次いで、予熱ゾーン110℃、延伸ゾーン90℃、熱固定ゾーン70℃のテンター延伸機内で延伸倍率6倍にて延伸した後、巻き取り機で巻き取ることにより、熱収縮性多層フィルムを得た。
得られた熱収縮性多層フィルムは、総厚みが40μmであり、表裏層(7μm)/中間層(26μm)/表裏層(7μm)の3層構造であった。
表裏層を構成する樹脂としてポリエステル系樹脂2を、中間層を構成する樹脂としてポリスチレン系樹脂1を、接着層を構成する樹脂として接着性樹脂1を用いた。
これらの樹脂をバレル温度が160〜250℃の押出機に投入し、250℃の多層ダイスから5層構造のシート状に押出し、30℃の引き取りロールにて冷却固化した。次いで、予熱ゾーン110℃、延伸ゾーン90℃、熱固定ゾーン70℃のテンター延伸機内で延伸倍率6倍にて延伸した後、巻き取り機で巻き取ることにより、熱収縮性多層フィルムを得た。
得られた熱収縮性多層フィルムは、総厚みが40μmであり、表裏層(6μm)/接着層(1.5μm)/中間層(25μm)/接着層(1.5μm)/表裏層(6μm)の5層構造であった。
表3に示す組成に従って、3層構造の場合は参考例1と同様に、5層構造の場合は実施例2と同様にして、3層構造又は5層構造の熱収縮性多層フィルムを得た。
実施例、参考例及び比較例で得られた熱収縮性多層フィルムについて、以下の評価を行った。結果を表3に示した。
得られた熱収縮性多層フィルムについて、繰り返し接触による耐磨耗性を以下のように評価した。なお、耐磨耗性の評価方法を図1に示した。
まず、錐状のアルミ製治具1に熱収縮性多層フィルム2を装着し、錐状の頂点3を、熱収縮性多層フィルム2を介してボール紙4に巻きつけた熱収縮性多層フィルム2に接触させた。このとき、使用した錐状のアルミ製治具1は、正面断面で見た角度が120度、横断面で見た角度が60度、先端部形状がR=600μm、L=160μmの蒲鉾型であった。
次に、錐状のアルミ製治具1に100gの重り5を載せて、湿度65%RHの条件下、2700mm/分の速度で移動距離45mmの範囲で摺動させ、ボール紙4に巻きつけた熱収縮性多層フィルム2にピンホールが開くまでの摺動回数を数えた。なお、ピンホールの発生は、ボール紙4に巻きつけた熱収縮性多層フィルム2に錐状のアルミ製治具1の頂点3が当たっていた部位に浸透液を滴下して判定した。
得られた熱収縮性多層フィルムから、100mm×100mmの大きさのサンプルを10枚切り取った。切り取ったサンプルを70℃又は80℃の温水に10秒間浸漬した後、サンプルの大きさを測定し、浸漬前後のサンプルの熱収縮率(%)を求めた。なお、熱収縮率(%)は主収縮方向の熱収縮率とし、10枚のサンプルの平均値として求めた。
2 熱収縮性多層フィルム
3 頂点
4 ボール紙
5 重り
6 固定具
Claims (2)
- ポリエステル系樹脂を含有する表裏層と、ポリスチレン系樹脂を含有する中間層とを有する熱収縮性多層フィルムであって、
前記ポリエステル系樹脂に占める、ジカルボン酸に由来する成分100モル%のうちのテレフタル酸以外のジカルボン酸成分の含有量と、ジオールに由来する成分100モル%のうちのエチレングリコール以外のジオール成分の含有量との合計が6モル%以上25モル%以下であり、
前記ポリエステル系樹脂は、前記テレフタル酸以外のジカルボン酸成分を含有し、前記テレフタル酸以外のジカルボン酸成分は、イソフタル酸及び/又はアジピン酸であり、
前記表裏層と前記中間層との間に、接着性樹脂を含有する接着層を有し、
前記接着性樹脂は、ポリエステル系エラストマー又はポリエステル系エラストマーの変性物を含有する
ことを特徴とする熱収縮性多層フィルム。 - 請求項1記載の熱収縮性多層フィルムを用いてなることを特徴とする熱収縮性ラベル。
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