JP5623088B2 - 半導体装置及びそのテスト方法並びにシステム - Google Patents

半導体装置及びそのテスト方法並びにシステム Download PDF

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Description

本発明は半導体装置及びそのテスト方法並びにその半導体装置を含むシステムに関する。
記憶機能を含む半導体装置、例えば半導体記憶装置は高集積化、大容量化が進んでいる。高集積化、大容量化を実現する技術の一手法として、複数のチップ(メモリチップ)をI/Oチップ上に積層しI/Oチップに対して積層された複数のチップを貫通する(それぞれのチップの厚さ方向を貫通する)貫通電極(TSV:Through Silicon Via)によって接続する技術(特許文献1)や、一つのパッケージ内に同一の構造を有する2つのチップ(つまり、2メモリダイ)を積層したデュアルダイパッケージ(DDP:Dual Die Package)技術(特許文献2)が知られている。
ところで、半導体記憶装置はチップをモールディング等で封止するパッケージング(アセンブリ工程)後、出荷の前に全ての記憶セルが正常に動作するかをテストする動作テストが必要であるが、動作テストに要する時間は容量が大きくなるほど長くなる。このため動作テスト時間(試験時間)を短縮する技術が要求される。
ここで、動作テスト時間の短縮のみならず、半導体装置を試験する機器であるテスター装置(または、半導体装置を制御するマザーボードに搭載されるコントローラ)が有するドライバとコンパレータの数を少なくするため、単一チップに搭載されるI/O圧縮テスト機能も知られている。ドライバは動作テストに際して例えば半導体装置が有するTSVを介してテスター装置から半導体装置内のメモリセルへデータ書き込みを行なう手段であり、コンパレータは動作テストに際してメモリセルから読み出されてTSVを介して半導体装置の外へ送出された信号出力(信号の論理)がテスター装置の有する期待値と一致するか否かを判定する手段である。またI/O圧縮テスト機能というのは、半導体装置が有する複数のI/O端子のうちの特定のI/O端子から、それぞれのチップが有するその内部の複数のI/O線(内部データバス)へ同時にデータを入力し(書き込み)、前記複数のI/O線のデータのAND論理の結果を前記特定のI/O端子へ出力する機能である。
特許文献3には、この種の動作テスト短縮技術として、読み出しデータを圧縮して出力するデータ圧縮テストモードをチップが備えることが示されている。
特開2004−327474号公報 特開2006−172700号公報 特開平9−259600号公報
上記のTSVやDDP等の技術により複数のチップが積層され、パッケージングされた半導体装置において、半導体装置が有するI/O端子と各チップが有するI/O端子(チップ端子)は同一に接続され、例えば、その半導体装置の外部端子に接続される。よって、それぞれのチップに同時にI/O圧縮テストを行うことは出来ない。言い換えれば、テスター装置(又はコントローラ)は、半導体装置の一つの外部端子(I/O端子)から前記同一に接続された複数のチップのそれぞれのチップ端子を介して複数のチップ内のI/O圧縮テストを同時に行なうことはできない。これは、異なるチップのI/O圧縮テスト結果がパッケージ内で共通接続されているからである。詳細には、例えば、それぞれの複数のチップがI/O圧縮テスト機能を使用してそれぞれ対応するチップ端子へテスト結果を出力すると、それらチップ端子はTSVによって電気的に共通にされているため、複数のI/O圧縮テスト結果が同一時間においてバスファイトする。よって、これら複数のチップは、それぞれのチップを時系列にI/O圧縮テストするしか手段がなく、試験時間が複数のチップの数だけ増加していた。更に、I/O端子の数が増大することにより、テスター装置(又はコントローラ)のドライバとコンパレータの数が増大していた。
本発明の第1の態様によれば、第1のチップと第2のチップを含み、前記第1のチップが有する複数のI/O端子と前記第2のチップが有する複数のI/O端子が、それぞれ共通に接続し、前記第1、第2のチップには、それぞれ、テストモード時、複数の内部データバスのそれぞれのデータを圧縮して得られた一つの圧縮結果を、前記複数のI/O端子のうちの一つの第1のI/O端子へ出力するI/O圧縮回路と、前記第1のチップの第1のI/O端子の番号と前記第2のチップの第1のI/O端子の番号とが互いに異なる番号となるように、前記複数のI/O端子の中から前記一つの第1のI/O端子の番号を設定する番号設定レジスタを含み、前記I/O圧縮回路を制御するテスト制御回路と、を備え、前記第1、第2のチップのそれぞれは、前記テストモード時に前記テスト制御回路によって活性化された前記I/O圧縮回路によって、前記チップ毎に異なる前記一つの第1のI/O端子を介して、それぞれ対応するデータを半導体装置の外部と同時に並列に入力または出力する、ことを特徴とする半導体装置が提供される。
前記I/O圧縮回路は、前記複数のI/O端子を複数のグループに分割した複数のグループにそれぞれ対応する複数の第1のI/O圧縮回路を含む。この場合、前記複数の第1のI/O圧縮回路は、それぞれが、前記複数のグループにそれぞれ対応する前記複数の内部データバスの複数の信号を受け、前記テストモード時且つ読み出しモード時に前記複数のグループにそれぞれ対応する前記一つの圧縮結果を出力する第1の論理回路と、前記複数のグループにそれぞれ対応する前記複数のI/O端子と前記第1の論理回路の一つの出力ノードとの間に接続し、前記テストモード時に前記一つの出力ノードを前記複数のグループにそれぞれ対応する前記複数のI/O端子のいずれか一つに電気的に接続する第1のスイッチ回路と、を含む。また前記第1のI/O圧縮回路は、前記第1の論理回路の一つの出力ノードと前記第1の論理回路の複数の入力ノードとを、前記テストモード時且つ書き込みモード時に電気的にそれぞれ接続する、第2のスイッチ回路を含んでも良い。
前記テスト制御回路は、更に、前記データの圧縮率を異ならせる圧縮率設定レジスタを含む。この場合、前記I/O圧縮回路は、前記圧縮率設定レジスタによっていずれか一方が選択される、前記複数のI/O端子に対する第1の前記圧縮率である第2のI/O圧縮回路と、それぞれが前記第1の圧縮率よりも低い第2の圧縮率であり、前記複数のグループにそれぞれ対応する前記複数の第1のI/O圧縮回路、を含む。前記第2のI/O圧縮回路は、前記複数の内部データバスの複数の信号を受け、前記テストモード時且つ読み出しモード時に前記一つの圧縮結果を出力する第2の論理回路と、前記複数のI/O端子と前記第2の論理回路の一つの出力ノードとの間に接続し、前記テストモード時に前記第2の論理回路の一つの出力ノードを前記複数のI/O端子のいずれか一つに電気的に接続する第3のスイッチ回路と、を含む。
本発明の第2の態様によれば、第1のチップと第2のチップを含み、前記第1のチップが有する複数のI/O端子と前記第2のチップが有する複数のI/O端子とがそれぞれ共通に接続され、それぞれ対応する外部と通信する半導体装置の複数の外部I/O端子に接続する半導体装置のI/O圧縮テスト方法であって、半導体装置への電源の供給後、前記第1、第2のチップが互いに異なる第1と第2の情報を認識し、または設定され、非テストモード時に互いに排他制御でアクセスされる前記第1と第2のチップを、テストモード時に同時にアクセスし、前記第1のチップが前記第1の情報によって選択した一つの第1の前記I/O端子へ出力する第1の試験結果を、対応する前記複数の外部I/O端子のうちの一つの第1の前記外部I/O端子を介して、半導体装置の外部で期待値と第1の比較をし、前記第2のチップが前記第2の情報によって選択した一つの第2の前記I/O端子へ出力する第2の試験結果を、対応する前記複数の外部I/O端子のうちの前記一つの第1の外部I/O端子とは異なる一つの第2の前記外部I/O端子を介して、半導体装置の外部で期待値と第2の比較をし、前記第1と第2の比較を、同時に且つ並列に行なう、ことを特徴とする半導体装置のI/O圧縮テスト方法が提供される。
本発明によれば更に上記の半導体装置と、該半導体装置とコマンドバス、I/Oバスを介して接続され、当該半導体装置を制御するコントローラと、を含むシステムが提供される。
1.第1、第2のチップを含む複数のチップに対するI/O圧縮テストを同時並行的に行なうことができるのでI/O圧縮テストの時間を短縮することができる。
2.例えば、I/O圧縮テストを最高の圧縮率(32I/O端子で1端子のみ使用)で行うことにより、テスター装置のドライバとコンパレータはその圧縮分のみで済むので、テスター装置におけるドライバとコンパレータ数の削減によるコストダウンを実現することができる。
本発明の実施例による半導体装置のうちの1つのメモリチップにおいてI/O圧縮テストに必要な構成要素を模式的に示した図である。 本発明の実施例による半導体装置に対する32I/O圧縮テストについて説明するための図である。 本発明の実施例による半導体装置に対する8I/O圧縮テストについて説明するための図である。 本発明の実施例による半導体装置に対する32I/O圧縮テストにおいて書き込み動作に際して使用されるI/O端子及び読み出し動作に際して使用されるI/O端子と半導体装置の外部端子及びテスター装置の端子番号の関係を説明するための図である。 本発明の実施例による半導体装置に対する8I/O圧縮テストにおいて書き込み動作に際して使用されるI/O端子及び読み出し動作に際して使用されるI/O端子と半導体装置の外部端子及びテスター装置の端子番号の関係を説明するための図である。 本発明の実施例による半導体装置に対する32I/O圧縮テストにおいて書き込み動作に際して使用されるI/O端子と読み出し動作に際して使用されるI/O端子との関係を説明するための図である。 本発明の実施例による半導体装置に対する8I/O圧縮テストにおいて書き込み動作に際して使用されるI/O端子と読み出し動作に際して使用されるI/O端子との関係を説明するための図である。 本発明の実施例による半導体装置に対する32I/O圧縮テストにおいて書き込み動作に際して使用されるI/O端子と、読み出し動作に際して使用されるI/O端子を説明するための図である。 本発明によるシステムの実施例の概略構成を示したブロック図である。 本発明が適用され得る半導体装置の一例として、平面配列型の半導体装置の概略構成を示した関連図である。 本発明が適用され得る半導体装置の別の例として、積層型の半導体装置の概略構成を示した関連図である。 本発明が適用され得る積層型の半導体装置の一例として、8個のメモリチップの積層による半導体装置の概略構成を示した関連図である。 本発明が適用され得る半導体装置におけるメモリチップの概略構成を示した図である。
本発明の課題を解決する技術思想の代表的な例を、以下に示す。但し、本願の請求内容はこの技術思想に限られず、本願の請求項に記載の内容であることは言うまでもない。
本発明は、複数のメモリチップからなる半導体装置であって、且つ各メモリチップは複数のI/O端子が共通に接続されている半導体装置であり、複数のメモリチップの各々が、半導体装置としてパッケージング後のI/O圧縮テスト機能を有するI/O圧縮回路部と、I/O圧縮テスト機能を複数のI/O端子の1つ以上に割り付けるレジスタ群を含む制御回路部とを含む。各メモリチップのレジスタ群には、メモリチップ毎に異なる1つ以上のI/O端子を割り付ける情報を設定することにより、各メモリチップが異なる1つ以上のI/O端子を介してI/O圧縮テスト機能を同時並行して実施できるようにしたことを特徴とする。
要は、I/O圧縮技術を使って、I/O圧縮テスト時に圧縮データの入出力のために使用するI/O端子を、メモリチップ毎に異ならせるようにしている。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施例について詳細に説明する。
[実施例]
本発明の実施例を説明する前に、本発明を理解し易くするために、図10、図11、図12を参照して、本発明が適用され得る半導体装置1000、3000の例を説明する。図10、図11、図12に示す例は特許文献1に開示されており、いずれの例もあくまでも本発明を理解し易くするための例であって、本発明の権利範囲に制約を加えるものでないことは言うまでも無い。
図10を参照して、本発明の対象となり得る第1の例として、メモリサブシステム、すなわち、メモリモジュール(半導体装置)について概略的に説明する。まず、図10に示されたメモリモジュールは、モジュール基板200、モジュール基板200上に、平面的に並列に配置された複数のDRAM(Dynamic Random Access Memory)チップ(図では9個)201、モジュール基板200の中央部に配置されたレジスタ202、PLL(Phase Locked Loop)回路203、及びSPD(Serial Presence Detect)204を備える。モジュール基板200は図示しないコネクタによりマザーボード(図示せず)上に取り付けられる。ここで、マザーボード上には、図示されたメモリモジュールのほかに、他のメモリモジュールもチップセット(メモリコントローラ)と共に搭載され、これら複数のメモリモジュールとチップセットにより、メモリシステムが構成される。
各DRAM201から図の下方に、すなわち、モジュール基板200の短辺方向にモジュールデータ配線が施され、他方、レジスタ202から図の下方にモジュールコマンド・アドレス配線が施される。更に、PLL203から図の下方にモジュールクロック配線が延び、これらモジュールコマンド・アドレス配線及びモジュールクロック配線はモジュール基板200の長辺方向に配列されたコネクタに接続される。また、SPD204はモジュール基板200に搭載されているDRAMチップ201の動作条件を定めるメモリであり、通常、ROMによって構成されている。
更に、レジスタ202からは、モジュール基板200の長辺方向に、すなわち、横方向にモジュールコマンド・アドレス分配配線が各DRAMチップ201に対して施されると共に、PLL回路203からも同様にモジュールクロック分配配線が各DRAMチップ201に施される。
この構成のメモリモジュールでは、メモリアクセスデータバスのバス幅に応じたビット数のデータをモジュールデータとして入出力することができる。
図11を参照して、半導体装置3000の第2の例であるメモリモジュール(半導体装置)について説明する。図11に示されたメモリモジュールは図10に示されたメモリモジュールと同様に、メモリデータバス幅として複数のDRAMチップのデータ幅に相当するデータ信号を入出力できる。このように、複数、ここでは8個のDRAMチップを積層構造にすることによって、メモリシステム全体として、複数のメモリサブシステムを含み、増設によってメモリ容量を大きくできると共に実装面積を縮小できるメモリシステムを構成できる。
図11において、メモリモジュールは、インターポーザ基板210、インターポーザ基板210上に搭載されたI/Oチップ211、及び、I/Oチップ211上に積層された8個のDRAMチップ201を備えている。以降では、I/Oチップ211に隣接した最下層のDRAMチップから上方にレイヤー0乃至レイヤー7と呼ぶことがある。レイヤー0は第1のチップであり、レイヤー1乃至レイヤー7のいずれか一つは第2のチップである。
次に、メモリモジュールを構成する各部分について説明すると、I/Oチップ211と各層のDRAMチップ201とは貫通電極、すなわちTSV215によって接続され、当該TSV215を介して、データ信号がI/Oチップ211との間で送受される。ここで、TSV215は各DRAMチップ201の一方の面から他方の面へ貫通するチップ間接続電極であり、図11では便宜上、1個のみ示しているが、例えば銅又はアルミニウムによって形成された72×4(=288)個のTSVが設けられる。
更に、インターポーザ基板210はシリコンによって形成され、1チャネルのメモリサブシステムの機能を構成するのに必要な全てのシステムデータ信号、システムアドレス信号、システム制御信号、システムクロック信号のボード上実装ピッチに対応するBGA(Ball Grid Array)端子を有し、各信号BGA端子とシリコンチップで形成されるI/Oチップ上の各信号パッドとを基板配線及びバンプにより結線することを可能にする機能を備えている。
I/Oチップ211は、チップセットから入力された信号を、DRAMチップ201を動作させるために再構成する機能と、TSV215による端子からDRAMチップ201に送信する機能、DRAMチップ201からの信号をTSV215による端子より受信する機能、及び、DRAMチップ201から受信したデータ信号を再構成してシステムデータ信号として送信する機能を有している。
インターポーザ基板210のBGA端子は、I/Oチップ211上のそれぞれの入出力回路(I/O回路)の入出力用パッド及び入力用パッドに結線され、I/Oチップ211上に積層された複数のDRAMチップ201とI/Oチップ211のデータ信号端子、アドレス信号端子、制御信号端子がTSV215により接合され、チップ間のデータ信号、アドレス信号、制御信号はTSV215を介して受送信される。また、電源及びGNDはインターポーザ基板210のBGA端子よりI/Oチップ211上のパッドに供給され、TSV215を介して各DRAMチップ201の電源、GND端子に供給される構成を有している。
各DRAMチップ201のデータ信号端子はTSV215を介してI/Oチップ211のデータ信号端子に接続される。この場合、データ信号線としてのTSV215は各DRAMチップ201により共有される。また、各DRAMチップ201のアドレス信号端子はTSV215をアドレス信号線として共有し、I/Oチップ211のアドレス信号端子に接続される。更に、各DRAMチップ201の制御信号端子はTSV215を制御信号線として共有し、I/Oチップ211の制御信号端子に接続される。
半導体装置3000を異なる視点(機能的)から表現した図12を参照して、I/Oチップ211上に8個のDRAMチップ201が積層され、斜線で示されているように、積層されたDRAMチップ201のうちの1つのDRAMチップが選択される。このように、本発明が適用され得るメモリモジュールは、I/Oチップ211に積層されるDRAMチップ201の数を変更できるから、I/Oチップ211はDRAMチップ201の積層数を判定できるように構成される。
図12に示された例では、各DRAMチップ201が単一のバンク(Bank)を構成し、更に、各DRAMチップ201は×256個のデータ端子を備え、他方、I/Oチップ211は×64のシステムデータ線を備える。
本願の技術思想が適用された半導体装置(DRAMチップ201)の一例が、図13に開示される。DRAMチップの概略構成について説明する。ここでは、レイヤー0のDRAMチップの構成を示し、他のレイヤーのDRAMチップも同様の構成を有する。
DRAMチップ201には、本願の特徴部分であるテスト回路300を含む。テスト回路300内の詳細な構成については、図1で後述する。最初に、DRAMチップ201の全体について説明する。図示しないコントローラからのアドレス信号A0〜A13が、アドレスバッファ305に与えられる。アドレスバッファ305は、Xデコーダ307及びYデコーダ309に対して、アドレス信号AX0〜13及びAY0〜9をそれぞれ出力する。図示されたDRAMアレイ301は、X及びYデコーダ307及び309にアドレス信号AX0〜13及びAY0〜9が与えられると、パラレル−シリアル変換回路313との間で、128ビット(すなわち、×128)のデータ信号をパラレルに入出力する。128ビットのデータ信号の入出力動作は、チップ選択信号CS、クロック信号CK0を受けるコマンドデコーダ303からのコマンド及びDLL回路311からのクロックの制御の下に行われる。コマンドデコーダ303はまた、コントローラからローアドレスストローブ信号/RAS、カラムアドレスストローブ信号/CAS、ライトイネーブル信号/WE等を受ける。
パラレル−シリアル変換回路313はDRAMアレイ301との間で、×128ビットパラレルのデータ信号を送受すると共に、コントローラとの間で、32ビットパラレルのデータ信号(×32)を送受する。すなわち、パラレル−シリアル変換回路313は×128ビットのデータ信号を×32ビットのデータ信号に変換すると共に、×32ビットのデータ信号を×128ビットのデータ信号に変換する機能を備えている。
図1は、半導体装置3000に含まれる8層の半導体チップ(メモリチップ)(レイヤー0〜レイヤー7)のうちの、1つのメモリチップ(1レイヤー)内の構成を模式的に示す。他のメモリチップもまったく同様の構成であることは言うまでも無い。図1は、主に、後述されるI/O圧縮テストに必要な構成要素を示し、メモリチップ本来の構成要素、例えば図13で説明したコマンドデコーダ、アドレスバッファ、Xデコーダ、Yデコーダ、DLL回路、パラレル−シリアル変換回路や、これらの各構成要素において送受される各種信号については、図示を省略している。それゆえ、各種信号の送受のために必要なTSVも後述されるI/O圧縮テストに必要な32個のTSV(ここでは、I/O端子DQ0〜DQ31として使用される)のみを示している。
但し、図1の右上には、図示しないコントローラからクロック信号Clocksを受けるための複数のTSVや、制御系の回路要素(テスト制御回路、特に第1のテスト制御回路)として、これら複数のTSVを通して受けたクロック信号に基づいて書き込みモード(Write mode)信号、読み出しモード(Read mode)信号、テストモード(Test mode)信号を生成すると共に、第1のレジスタReg.1(圧縮率設定レジスタ)を介して32I/O圧縮テスト時の第1の制御信号Reg.S1、第2のレジスタReg.2(圧縮率設定レジスタ)を介して8I/O圧縮テスト時の第2の制御信号Reg.S2、第3のレジスタReg.3(番号設定レジスタ)を介してI/O端子を選択するための第3の制御信号Reg.S3をそれぞれ生成する制御回路Cntl.cir.を示している。この制御回路Cntl.cir.はメモリセルアレイに対してアレイ制御信号Array cont signalsも出力する。第1のレジスタReg.1と第2のレジスタReg.2をいずれか一方を一つとして、いずれか他方を前記いずれか一方のレジスタの出力信号を反転させた反転信号としてもよい。
一方、図1の右下には、制御系の別の回路要素(テスト制御回路、特に第2のテスト制御回路)として、テストモード信号、書き込みモード信号、読み出しモード信号、第1の制御信号Reg.S1、第2の制御信号Reg.S2に基づいてデータ入出力の形式(非圧縮又は圧縮)、テストモード(32I/O圧縮又は8I/O圧縮)を規定するCase1−R(第2のテスト条件信号)、Case1−W(第1のテスト条件信号)、Case2−R(第4のテスト条件信号)、Case2−W(第3のテスト条件信号)を生成する試験制御回路Test.cir.を示している。
試験制御回路Test.cir.は、テストモード(Test mode)信号を受けてノーマルモード(Normal mode)信号を発生するインバータ回路INVと、テストモード(Test mode)信号と第1の制御信号Reg.S1を入力とする2入力アンド回路A1と、テストモード(Test mode)信号と第2の制御信号Reg.S2を入力とする2入力アンド回路A2と、読み出しモード(Read mode)信号とアンド回路A1の出力を入力とする2入力アンド回路A3と、書き込みモード(Write mode)信号とアンド回路A1の出力を入力とする2入力アンド回路A4と、読み出しモード(Read mode)信号とアンド回路A2の出力を入力とする2入力アンド回路A5と、書き込みモード(Write mode)信号とアンド回路A2の出力を入力とする2入力アンド回路A6とを含む。アンド回路A3〜A6はそれぞれ、Case1−R(第2のテスト条件信号)、Case1−W(第1のテスト条件信号)、Case2−R(第4のテスト条件信号)、Case2−W(第3のテスト条件信号)を出力する。
第1〜第3のレジスタReg.1〜Reg.3はまとめてレジスタ群と呼ばれても良く、レジスタ群と制御回路Cntl.cir.、試験制御回路Test.cir.はまとめて制御回路部と呼ばれても良い。
メモリチップ201が外部と通信する複数のTSVによってそれぞれ構成する複数のI/O端子DQ0〜DQ31(複数の第1のノード)は、周知のI/O回路部IOCに接続される。尚、図10においては、チップ201の外部端子である。図1及び図10において、半導体装置1000、3000の外部端子とは異なることに注意が必要である。
図1の説明に戻り、I/O回路部IOCは後述する様々なテスト回路300の要素に接続される。ここでは、I/O回路部IOCは4つのI/O回路IO group 0〜IO group 3にグルーピングされている。このグルーピングは、後述するI/O圧縮テストに際して、8圧縮×4グループを構成する(故に、32I/O/1チップ)ものであり、1グループを8I/O端子で構成するのは、8メモリチップ(レイヤー0〜レイヤー7)でそれぞれ異なるI/O回路(I/O端子)にスイッチングするからである。IO group 0はI/O端子DQ0、DQ4、DQ8、DQ12、DQ16、DQ20、DQ24、DQ28のそれぞれに接続された複数のI/O回路I/O0、I/O4、I/O8、I/O12、I/O16、I/O20、I/O24、I/O28からなり、IO group 1はI/O端子DQ1、DQ5、DQ9、DQ13、DQ17、DQ21、DQ25、DQ29のそれぞれに接続された複数のI/O回路I/O1、I/O5、I/O9、I/O13、I/O17、I/O21、I/O25、I/O29からなる。同様にして、IO group 2はI/O端子DQ2、DQ6、DQ10、DQ14、DQ18、DQ22、DQ26、DQ30のそれぞれに接続された複数のI/O回路I/O2、I/O6、I/O10、I/O14、I/O18、I/O22、I/O26、I/O30からなり、IO group 3はI/O端子DQ3、DQ7、DQ11、DQ15、DQ19、DQ23、DQ27、DQ31のそれぞれに接続された複数のI/O回路I/O3、I/O7、I/O11、I/O15、I/O19、I/O23、I/O27、I/O31からなる。
ここでは、パッケージング後のテスト回路の要素として、32I/O圧縮テスト関連(第1の前記圧縮率)の1つの圧縮32回路(32I/O圧縮回路)C32(第2のI/O圧縮回路)、4つの8I/O圧縮テスト関連(第2の前記圧縮率)の8I/O圧縮回路C8−0、C8−1、C8−2、C8−3(4つの第1のI/O圧縮回路)を備える。32I/O圧縮回路と8I/O圧縮回路はまとめてI/O圧縮回路部と呼ぶことがある。本実施例の特徴として、圧縮32回路C32は32I/O圧縮テストに際して非圧縮書き込みデータを1つ以上の特定のI/O回路(ここではすべてのI/O端子DQ0〜DQ31)に接続するスイッチ回路TSW32−Wと、圧縮結果を1つ以上の特定のI/O回路(ここでは1つのI/O端子)に接続するスイッチ回路TSW32−Rを有する。圧縮32とは、32個のデータを受け、その演算結果を一つの演算結果信号として出力することを意味する。後述する圧縮8とは、8つのデータを受け、その演算結果を一つの演算結果信号として出力することを意味する。
一方、8I/O圧縮テストに際して圧縮書き込みデータ又は圧縮結果を1つ以上の特定のI/O回路(ここでは4つのI/O端子)に接続する。このために、8I/O圧縮回路は、直列接続する圧縮8回路C8−i(iは0〜3)とそれぞれ対応するスイッチ回路TSW8−iとの組み合わせをグループ毎に備える。すなわち、8I/O圧縮回路は、圧縮8回路C8−0とスイッチ回路TSW8−0の組合せと、圧縮8回路C8−1とスイッチ回路TSW8−1の組合せと、圧縮8回路C8−2とスイッチ回路TSW8−2の組合せと、圧縮8回路C8−3とスイッチ回路TSW8−3の組合せとを含む。
メモリチップは更に、ノーマルモードでの動作のために、4組の圧縮8回路C8−0〜C8−3とスイッチ回路TSW8−0〜TSW8−3との直列回路のそれぞれに並列に接続された4つのノーマルスイッチ回路NSW8−0〜NSW8−3を有する。
本実施例で用いられる第1〜第3のレジスタReg.1〜Reg.3は、以下の機能を備える。
テストモードの種類を決定するレジスタA(Reg.1):データ入力は非圧縮で動作、データ出力は圧縮で動作、を個別に選択可能である。
データ圧縮率を決定するレジスタB(Reg.2):32I/O圧縮で動作、8I/O圧縮で動作、を個別に選択可能である。
I/O端子を決定するレジスタC(Reg.3):I/O端子は、1つのI/O端子に設定、複数のI/O端子に設定、を個別に選択可能である。
後で詳しく説明するように、I/O圧縮テストは、以下のケース1、2で行われる。
ケース1(Case1):
A.データ入力(書き込み)は非圧縮で動作、データ出力(読み出し)は圧縮で動作、
B.圧縮率は32I/O圧縮で動作、
C.I/O端子はメモリチップ毎に異なる1つのI/O端子に設定。
ケース2(Case2):
A.データ入力(書き込み)、出力(読み出し)共に圧縮で動作、
B.圧縮率は8I/O圧縮で動作、
C.I/O端子はメモリチップ毎に異なる複数のI/O端子に設定。
以下では、Case1−W、Case1−Rをそれぞれケース1の書き込み、ケース1の読み出しと呼ぶ。Case2−W、Case2−Rをそれぞれケース2の書き込み、ケース2の読み出しと呼ぶこともある。
次に、圧縮32回路C32について説明する。
圧縮32回路C32におけるスイッチ回路TSW32−Rは32I/O圧縮テストにおける読み出し動作(Case1−R)時に使用されるものであり、アンド回路AND2(論理回路;第2の論理回路)とその出力(出力ノード:試験結果)に接続されたスイッチ回路TSW32(第1のスイッチ回路:第3のスイッチ回路)からなる。アンド回路AND2は、第2のテスト条件信号Case1−Rで活性化され、32I/O圧縮テストでの読み出し動作によるメモリセルアレイからの32個の読み出しデータ(内部データバス)をアンド回路AND2のそれぞれの入力ノードへ出力し、32個の読み出しデータがすべて同一論理であればアンド回路AND2の出力(ノード10;一つの圧縮結果)をハイ(High)レベルとする。スイッチ回路TSW32は、1入力−8出力(出力a〜h)の形式の回路であり、制御回路Cntl.cir.からの第3の制御信号Reg.S3により出力a〜hのいずれか一つにスイッチングし、アンド回路AND2の出力を対応するI/O回路(I/O端子)に転送する。
一方、圧縮32回路C32におけるスイッチ回路TSW32−W(第2のスイッチ回路)は、32I/O圧縮テストにおける書き込み動作(Case1−W)時に使用される1入力−1出力の形式の回路であり、32個のI/O回路(I/O端子)からのそれぞれの書き込みデータをパラレルに32本の内部データバスに転送する。
4組の圧縮8回路C8、スイッチ回路TSW8、ノーマルスイッチ回路NSW8は互いにすべて同じ構成であるので、以下では1番目の圧縮8回路C8−0、スイッチ回路TSW8−0、ノーマルスイッチ回路NSW8−0について説明する。
圧縮8回路C8−0は、8入力−1出力の形式のアンド回路AND1(論理回路;第1の論理回路)とその出力(出力ノード:試験結果)に接続された1入力−8出力の形式のスイッチ回路TSW8−0(第1のスイッチ回路)を含む。アンド回路AND1は、8I/O圧縮テストにおける読み出し動作(Case2−R)時に使用されるものであり、第4のテスト条件信号Case2−Rで活性化され、メモリセルアレイからの8個の読み出しデータ(内部データバス)をアンド回路AND1のそれぞれの入力ノードへ出力し、8個の読み出しデータすべてが同一論理であれば出力(ノード01;一つの圧縮結果)をハイ(High)レベルとする。
一方、圧縮8回路C8−0におけるスイッチ回路TSW8−0(第2のスイッチ回路)は、8I/O圧縮テストにおける書き込み動作(Case2−W)時に使用されるものであり、その出力を8つの内部データバスに接続して、ノード01の信号を8つの内部データバスに転送する。
次に、スイッチ回路TSW8−0(第1のスイッチ回路)は、8I/O圧縮テストにおける読み出し動作時と書き込み動作時の両方で使用され、読み出し動作時には1入力(ノード01側)−8出力(a〜h側)の形式の回路として作用し、書き込み動作時には8入力(a〜h側)−1出力(ノード01側)の形式の回路として作用する。つまり、スイッチ回路TSW8−0は、読み出し動作時には第3の制御信号Reg.S3により出力a〜hのいずれか一つにスイッチングし、アンド回路AND1の出力を、対応する1つのI/O回路(I/O端子)に転送する。スイッチ回路TSW8−0は、書き込み動作時には第3の制御信号Reg.S3により入力a〜hのいずれか一つにスイッチングし、対応するI/O回路(I/O端子)からの入力を第3のテスト条件信号「Case2−W」で制御されるスイッチ回路TSW8−0に転送する。
上記のように、スイッチ回路TSW8−0は、8I/O圧縮テストにおける読み出し動作時と書き込み動作時の両方で使用されることから、スイッチ回路TSW8−0とスイッチ回路TSW8−0の組み合わせは第一次スイッチ回路と呼ばれ、スイッチ回路TSW8−0とアンド回路AND1の組み合わせは第二次スイッチ回路と呼ばれても良い。
前述したように、I/O回路と内部データバス間には、テスト以外の回路要素(通常動作時に使用する回路要素)である4つのノーマルスイッチ回路NSW8−0〜NSW8−3がある。これらのノーマルスイッチ回路は1入力−1出力の形式の回路であり、例えば、ノーマルスイッチ回路NSW8−0は、通常動作時にI/O回路と内部データバス間を接続し、それぞれ対応するデータ(書き込みデータ、読み出しデータ)を転送する。
次に、制御系の回路要素について詳しく説明する。
メモリチップは、前述したように、制御系の回路要素として、メモリチップを制御する複数のクロック信号が入力される複数のTSV、それらの信号を受ける制御回路Cntl.cir.、第1〜第3のレジスタReg.1〜Reg.3、複数種類のテスト条件信号Case1−R、Case1−W、Case2−R、Case2−Wを生成する試験制御回路Test.cir.を有する。
制御用の複数の制御信号をそれぞれ入力する複数のTSVも(I/O圧縮テスト関連のTSVが共通接続されるのと同様に)8層のメモリチップ間で共通接続されている。
制御回路Cntl.cir.は、複数のTSV経由で受け取った複数のクロック等の信号から以下の複数の制御信号を生成する。
書き込みモード(Write mode)信号は、メモリチップに書き込み動作を指示する基本信号である。
読み出しモード(Read mode)信号は、メモリチップに読み出し動作を指示する基本信号である。
テストモード(Test mode)信号は、メモリチップにテストモード動作を指示する基本信号である。
制御回路Cntl.cir.は、第1のレジスタReg.1、第2のレジスタReg.2へ、テスト時のI/O圧縮の度合い(ここでは、32I/O圧縮、8I/O圧縮)を設定情報として登録する。32I/O圧縮テストを行う場合、制御用のTSVを介してメモリチップの外部(コントローラ)から第1のレジスタReg.1へハイ(High)レベルを登録する。一方、8I/O圧縮テストを行う場合、制御用のTSVを介してメモリチップの外部から第2のレジスタReg.2へハイ(High)レベルを登録する。第1、第2のレジスタReg.1、Reg.2の両者がハイ(High)レベルである場合、不図示のアービターによって、いずれか一方の圧縮モードが選択される。
制御回路Cntl.cir.は、第3のレジスタReg.3へも登録を行なう。第3のレジスタReg.3は、複数のメモリチップのレイヤー番号の情報を記憶する機能を持つ。制御用のTSVを介してメモリチップの外部から第3のレジスタReg.3へコードを登録する。このコードは、テスト時に設定しても良いし、このチップがダイシングされる前のウェハ状態で設定しても良い、更にこの複数のチップを組み立てて一つの半導体装置とした後に設定しても良い。他方、第3のレジスタReg.3は、半導体装置1000に電源が供給された時に(後に)、各メモリチップがそれぞれ自動的にレイヤー番号を認識する各メモリチップがそれぞれ有する揮発性のレイヤー認識回路と兼用しても良い。コードは、積層されるメモリチップが8層で、且つバイナリで登録する例では、3ビットの2進数コードで表記される。これについては後述するが、例えばレイヤー0のレイヤー番号情報は”000”、レイヤー1のレイヤー番号情報は”001”、以下、同様にして、レイヤー7のレイヤー番号情報は”111”で表される。尚、第3のレジスタReg.3は、不揮発性(例えばROM)であっても良い。
第3のレジスタReg.3は、前述の各種スイッチ回路(TSW32、TSW8−0〜TSW8−3等)を制御して、テスト時の読み出しモードにおいては、複数のチップがそれぞれ有する複数のテスト結果が、共通なTSVで接続された複数のI/O回路(I/O端子)でバスファイトしない様に、言い換えれば半導体装置内でバスファイトしない様に、それぞれのメモリチップ毎に異なるI/O回路(I/O端子)へスイッチングする情報を複数のスイッチ回路へ提供する。8I/O圧縮テスト時の書き込みモードにおいても同様であり、異なる論理の書き込みデータ(異なるTSVラインのデータ)を取り込まないように、それぞれのメモリチップにおいて異なるI/O回路(I/O端子)へスイッチングする。
これらの各メモリチップレイヤとスイッチングの例は、後述する。
試験制御回路Test.cir.は、32I/O圧縮テストを指示するCase1信号と、8I/O圧縮テストを指示するCase2信号を生成する。前述したように、Case1、Case2に続く”−R”は、テスト時で且つ読み出し動作時に活性化する信号、Case1、Case2に続く”−W”は、テスト時で且つ書き込み動作時に活性化する信号であり、それらは、第1のレジスタReg.1、第2のレジスタReg.2によって活性選択される。その他、試験制御回路Test.cir.は、テスト時以外の状態を示すノーマルモード(Normal mode)信号も生成する。
メモリセルアレイは、一つのコマンド(リードコマンド、ライトコマンド)に対応して32個のデータを入出力する。
図2は、複数のTSVによって32個のI/O端子(データ端子)DQ0〜DQ31が、それぞれ共通に接続(同一接続)された8層の積層構造を有する半導体装置、テスター装置の複数のドライバDV(データ駆動器)及び複数のドライバ・コンパレータCP(それぞれ対応するI/O端子からの出力と期待値との比較器)を一つで表現した模式図である。尚、IOチップ211は省略している。メモリチップ(1レイヤー)内の構成は前述した通りである。特に、図2は、ケース1の32I/O圧縮テストを説明するための図である。
8個のメモリチップは、それぞれレイヤー番号0〜7のいずれかで示され、図2の左側にはテスター装置とその内部にあるドライバDV及びドライバ・コンパレータCPの一例を示す。図2の右側には、各レイヤーのメモリチップで一つのI/O端子DQが各レイヤーにおいて対応し合う複数(ここでは8個)のTSVで共通に接続され、各チップのI/O回路に接続されていることを示す。それぞれのTSV(I/O端子)は、各メモリチップ間で共通接続され、且つテスター装置側のドライバDV又はドライバ・コンパレータCPと接続される。
なお、レイヤー番号は、前述したように、第3のレジスタReg.3の情報と対応している。
半導体装置の複数の外部端子(PKG外部端子群;32個のI/O端子;外部I/O端子)は、例えば周知の半田ボール等で構成され、テスト時にはテスター装置のドライバDVのピン若しくはドライバ・コンパレータCPのピンが、テスト治具(ソケット等)を介して半導体装置の外部端子(半田ボール)に接触する。ここでは、32個のI/O端子DQ0〜DQ31に対応する32個のTSVと32個の外部端子(半田ボール)がそれぞれ接続されている。32個のTSVに対応する32個のI/O回路が4グループにグルーピングされていることから、本実施例では、テスター装置は32本の出力ピンを備え、これら32本のピンが、4つのグループに分けられて、各グループにおけるテスター装置のカード番号(ピン番号)が32個のI/O端子の番号に対応するように番号付けされている。本実施例(ケース1)では、テスター装置は、各グループの第1番目と第2番目、すなわち合計8個がドライバ・コンパレータCPとして機能し、残りの24個はドライバDVとして機能する。
図2を参照して、ケース1(A:データ入力は非圧縮、データ出力は圧縮、B:圧縮率は32I/O圧縮、C:I/O端子はチップ毎に異なる一つのI/O端子)について説明する。
半導体装置への電源の供給後、第1、第2のチップがそれぞれ有する第3のレジスタReg.3には、それぞれ異なる情報が設定される。それら異なる情報は、第1、第2のチップがそれぞれ有するレイヤー認識回路により認識するか、または半導体装置の外部から設定される。テスト時の書き込み動作時には、図4によるケース1の試験テーブルの[ライト時]に示す様に、テスター装置は8個のドライバ・コンパレータCP、24個のドライバDVから半導体装置のPKG外部端子に書き込みデータをそれぞれ出力する。半導体装置は、8層のメモリチップのそれぞれが、8個の共通するTSV(それらは、積層方向に縦続接続される)によって共通接続された32個のI/O端子DQ0〜DQ31を有する。よって、テスター装置からの32個の書き込みデータ(並列データ)は、8層のメモリチップのそれぞれのメモリセルアレイに同時に書き込まれる。すなわち、各メモリチップは32個のI/O端子DQ0〜DQ31(32個のTSV)それぞれから対応する内部データバス(メモリセルアレイに接続する32本)へスイッチ回路TSW32−W(図1参照)を介してデータが書き込まれる。
テスト時の読み出し動作時には、図4によるケース1の試験テーブルの[リード時]に示す様に、半導体装置は、各メモリチップがそれぞれ有する(生成した)1つのテスト結果(半導体装置では合計8つのテスト結果)の情報を、それぞれ8つのメモリチップで異なるTSV、すなわちそれぞれ異なる1つのI/O端子、を介して半導体装置の8つのPKG外部端子へ出力する。テスター装置では、前記8つのPKG外部端子にそれぞれ接続したカード番号0〜7までの8つのドライバ・コンパレータCPにおいて8つのテスト結果を受け、それぞれのテスト結果を対応する8つの期待値と比較して検証を行なう。テスター装置は、8つのテスト結果がすべて期待値と同一の論理であれば正常と判定する。
このようにして、テスター装置では、ドライバDVよりも値段が高いコンパレータCPの数を8つのみに抑制することができる。すなわち、テスター装置側のドライバDV及びコンパレータCPのチャネル数は、I/O圧縮するDQ0〜DQ7のみに対応する8チャネルで済む。一方、I/O圧縮しない(書き込みデータのみを送出する)テスター装置側のドライバのチャネル数は、24チャネル(=32−8)で済む。
つまり、1つの半導体装置(ここでは、8個のメモリチップで構成)当たりに使用するコンパレータ数を削減できる。他方、その分を、その他のデバイス(半導体装置)に割り当てることができるので、複数の半導体装置を同時(並列)に測定する同時測定において、被測定デバイス数が増加する。両者のいずれにおいても試験コストを大幅に削減できる。
各メモリチップそれぞれの内部データバス(32本)は、前述した32I/O圧縮を介して読み出しデータが圧縮(アンド回路AND2による検証)され、その結果がスイッチ回路TSW32の1つの端子を介していずれか1つのI/O端子(半導体装置の1つのPKG外部端子)へ出力される。そして、前記いずれか1つのI/O端子の選択は、メモリチップ毎の第3のレジスタReg.3によってメモリチップ毎に異なるようにされている。具体的には、図4から明らかなように、レイヤー0のメモリチップにおけるスイッチ回路TSW32は出力aを選択し、レイヤー1のメモリチップにおけるスイッチ回路TSW32は出力bを選択し、以下同様にして、レイヤー3、4、5、6、7のメモリチップにおけるスイッチ回路TSW32は、それぞれ出力c、d、e、f、g、hを選択する。
ケース1において、8つのメモリチップは、非テスト時である通常動作時には、互いに排他制御であるのに対して、このテスト時には、8つのメモリチップに同時にアクセスしていることに注意が必要である。前記排他制御は、8つのメモリチップがそれぞれ有する複数のI/O端子が共通に接続されているから、バスファイト抑止の為に当然のことである。例えば、通常動作時には、システム空間(論理)上で異なるアドレス空間にマッピングされる8つのメモリチップから一つを選択する3本のアドレス信号(不図示)によって、認識される。半導体装置は、テスト信号により、これら3本のアドレスをドントケア(Inhibit)とする。3本のアドレスに替えて3本の制御信号(例えば、3本のCS信号、または3本のWE信号)としてもよい。
次に、図3を参照して、ケース2(A:データ入力、出力共に圧縮、B:圧縮率は8I/O圧縮、C:I/O端子はメモリチップ毎に異なる複数のI/O端子)について説明する。図2の説明と主に異なる点について述べる。半導体装置内の構造は、図2の説明と同一である。本実施例(ケース2)では、テスター装置は、各グループのすべてがドライバ・コンパレータCPとして機能する。
テスト時の書き込み動作時には、図5によるケース2の試験テーブルの[ライト時]に示す様に、テスター装置は32個のドライバ・コンパレータCPから半導体装置のPKG外部端子群に書き込みデータをそれぞれ出力する。半導体装置は、1つのI/O端子DQに関連して有する8個のTSVによって共通接続される。つまり、半導体装置は、32個のI/O端子DQを有する8層の半導体チップで構成され、テスター装置からの32個の書き込みデータは、1層のメモリチップ当たり4つの書き込みデータで割り当てられる。但し、後述するように4つの書き込みデータは、それぞれのメモリチップ毎に異なるI/O端子DQに関連付けされている。1層のメモリチップにおいて、1つの書き込みデータは8つの内部データバス(メモリセルアレイに接続する8本)へ同時に書き込まれる。具体的には、各メモリチップはグループ毎に各々いずれかのI/O端子から対応するスイッチ回路TSW8−i(iは0〜3のいずれか)と圧縮8回路C8−i(テスト条件信号Case2−Wで制御されるスイッチ)を介して、対応する内部データバス(8本)へデータが書き込まれる。これが4つの書き込みデータに対応する4系統(4つのスイッチ回路TSW8−iと4つの圧縮8回路C8−i)によって、8層のメモリチップのそれぞれのメモリセルアレイに同時に書き込まれる。
テスト時の読み出し動作時には、図5によるケース2の試験テーブルの[リード時]に示す様に、各メモリチップがそれぞれ有する(生成した)4つのテスト結果(合計32個のテスト結果)の情報を、それぞれ8つのメモリチップで異なるTSV、すなわちそれぞれ異なるI/O端子、を介して半導体装置の32個のPKG外部端子へ出力する。テスター装置では、32個のドライバ・コンパレータCPにおいて、32個のテスト結果をそれぞれ対応する32個の期待値と比較して検証を行なう。テスター装置は、32個のテスト結果がすべて期待値と同一の論理であれば正常と判定する。
このようにして、テスター装置では、各層のメモリチップ毎に、及び/又は各8I/O圧縮グループで異なるデータパターンを組み合わせることができるので、高度なテストスクリーニングを実施できる。特に、複数のTSV間のデータ干渉をもテストに含めることができる。それぞれが積層方向に従属接続された複数のTSV列は、それらの間隔が半導体装置の外部の信号線の間隔よりも10倍以上小さい。複数のTSV列間のカップリング干渉による弊害をチェックできる。また、積層された複数のメモリチップ間のギャップも非常に小さい。これらの特徴ある構造においては、例えば、DQセット/レイヤー毎に書き込みデータをI/O端子DQ0〜DQ3(レイヤー0の場合)を「High」データ、I/O端子DQ4〜DQ7(レイヤー1の場合)を「Low」データ、・・・、というように変えることで、レイヤー間のデータ違いによる影響を見ることができる。例えば、レイヤー4のI/O端子DQ16〜DQ19のみ他レイヤーのI/O端子とは異なるデータとする。この場合、レイヤー3とレイヤー5のメモリチップに挟まれたレイヤー4は、レイヤー3、レイヤー5のメモリチップの平行板のカップリング容量によりレイヤー4のデータを処理するメモリチップが、当該データを処理するレイヤー3、5のメモリチップの干渉を受けるかどうかを見ることができる。
各メモリチップそれぞれの内部データバス(8本)は、圧縮8回路C8−iを介してデータが圧縮(アンド回路AND1による検証)され、その結果がスイッチ回路TSW8−iを介して前記いずれか1つのI/O端子(半導体装置の1つのPKG外部端子)へ出力される。前記いずれか1つのI/O端子の選択は、第3のレジスタReg.3によって各メモリチップで異なる。1層のメモリチップは、4系統の圧縮8回路C8−0〜C8−3を備えるので、4つの圧縮結果を出力することになる。また、4つの圧縮8回路C8−0〜C8−3がそれぞれ出力する4つのI/O端子の選択は、第3のレジスタReg.3によって統一して制御される。
ケース2において、前述の通り、8つのメモリチップは、非テスト時である通常動作時には、互いに排他制御であるのに対して、このテスト時には、8つのメモリチップに同時にアクセスしていることに注意が必要である。
図6〜図8はそれぞれ、上記の32I/O圧縮テスト、8I/O圧縮テスト、ノーマルモードにおける層別(8層の場合)の入力ピン(書き込み動作時に使用されるI/O端子)と出力ピン(読み出し動作時に使用されるI/O端子)の関係を示した図である。
図6を参照して、32I/O圧縮テストにおける書き込み動作は同一データの全層一括書き込みであり、第0層〜第7層の全層のメモリチップを選択して32個のI/O端子DQ0〜DQ31すべてを用いて全層一括書き込みを行なう。一方、読み出し動作も全層一括読み出しであるが、I/O端子は各層について1個、例えば、第0層のメモリチップはI/O端子DQ0、第1層のメモリチップはI/O端子DQ1、第2層のメモリチップはI/O端子DQ2、第3層のメモリチップはI/O端子DQ3、第4層のメモリチップはI/O端子DQ4、第5層のメモリチップはI/O端子DQ5、第6層のメモリチップはI/O端子DQ6、第7層のメモリチップはI/O端子DQ7を用いた読み出し動作となる。
図7を参照して、8I/O圧縮テストにおける書き込み動作は全層一括書き込みであるが、用いられるI/O端子は1層当たり4個、例えば、第0層のメモリチップについては4個のI/O端子DQ0〜DQ3(IO group 0のI/O端子DQ0、IO group 1のI/O端子DQ1、IO group 2のI/O端子DQ2、IO group 3のI/O端子DQ3)を用いて同一データを書き込み、第1層のメモリチップについては4個のI/O端子DQ4〜DQ7を用いて同一データを書き込む。以下同様にして、第2層については4個のI/O端子DQ8〜DQ11を用いて、第3層については4個のI/O端子DQ12〜DQ15を用いて、第4層については4個のI/O端子DQ16〜DQ19を用いて、第5層については4個のI/O端子DQ20〜DQ23を用いて、第6層については4個のI/O端子DQ24〜DQ27を用いて、第7層については4個のI/O端子DQ28〜DQ31を用いてそれぞれ同一データを書き込む。なお、書き込みデータは層内で同じであれば良く、層毎に別データが書き込まれても良い。
一方、読み出し動作も全層一括読み出しで、用いられるI/O端子も各層について4個であり、例えば、第0層のメモリチップについては4個のI/O端子DQ0〜DQ3を用いて読み出しを行い、第1層のメモリチップについては4個のI/O端子DQ4〜DQ7を用いて読み出しを行なう。以下同様にして、第2層については4個のI/O端子DQ8〜DQ11を用いて、第3層については4個のI/O端子DQ12〜DQ15を用いて、第4層については4個のI/O端子DQ16〜DQ19を用いて、第5層については4個のI/O端子DQ20〜DQ23を用いて、第6層については4個のI/O端子DQ24〜DQ27を用いて、第7層については4個のI/O端子DQ28〜DQ31を用いてそれぞれ読み出しを行なう。
図8を参照して、ノーマルモードでの書き込み、読み出しは層毎に行なうことは言うまでもない。つまり、いずれの層においても、書き込みに際しては、層(メモリチップ)を選択したうえで32個のI/O端子DQ0〜DQ31を用いて書き込み動作を行なう。一方、読み出しに際しても、層を選択したうえで32個のI/O端子DQ0〜DQ31を用いて読み出し動作を行なう。
[実施例の効果]
1.複数のメモリチップに対するI/O圧縮テストを同時並行的に行なうことができるのでI/O圧縮テストの時間を短縮することができる。
2.I/O圧縮テストを最高の圧縮率(32I/O端子で1端子のみ使用)で行うことにより、テスター装置のドライバとコンパレータはその圧縮分のみで済むので、テスター装置におけるドライバとコンパレータ数の削減によるコストダウンを実現することができる。
3.複数の積層チップの場合であれば、前述したケース2においてレイヤー間を異なる(圧縮)データでテストすることにより、レイヤー間の干渉(チップ(基板)毎にデータによってノイズが異なる。チップ間が寄生容量で互いにカップリングしているモデルで考えることが前提)テストが可能となる。また、半導体装置の外部よりも互いの信号線のピッチが10倍以上小さなそれぞれが積層方向に従属接続された複数のTSV列間の信号のカップリングノイズを含めてスクリーニングが可能な試験を実現できる。
次に、図9を参照して、本発明に係るメモリシステムについて説明する。
このメモリシステムは、図1、図2で説明した半導体装置に即して説明すると、8個(レイヤー0〜レイヤー7)の積層メモリチップからなる半導体装置1000(又は3000)と、この半導体装置1000の各メモリチップとコマンドバス、I/Oバスを介して接続したコントローラ2000を含む。
図1に示したメモリチップ(1レイヤ)内のブロックダイアグラムにおけるグルーピングされた4つのI/O回路(IO group 0〜IO group 3)と、テスト関連の回路要素(4つのグループのそれぞれに対応したスイッチ回路TSW8−0〜TSW8−3と圧縮8回路C8−0〜C8−3、すべてのグループに共通する圧縮32回路C32、第1のレジスタReg.1〜第3のReg.3等)は、各メモリチップのフロントエンド・インタフェース1003に含まれる。フロントエンド・インタフェース1003はまた、コントローラ2000と通信するための、前記テスト回路以外の回路要素をも含む。
テスト対象となるメモリセル1001をアクセスする書き込み回路、電荷転送制御回路、センスアンプ等はバックエンド・インタフェース1002に含まれる。
コントローラ2000は、メモリシステム外とのインタフェースを備え、システム全体を制御し、半導体装置1000をも制御する。制御信号発行回路2001は、周知の半導体装置1000へのコマンド命令、アドレス信号等の発行に加えて、第1のレジスタReg.1〜第3のReg.3にそれぞれ情報を設定する機能も有する。なお、前述のテスター装置は、コントローラ2000が兼用(すなわち、コントローラ2000が図2で説明したようなドライバDVとドライバ・コンパレータCPを備える)しても良い。この場合、コントローラ2000は、周知のBIST(ビルトインセルフテスト)回路機能を備え、BIST回路内のコンパレータ数の削減によるコストダウン(BIST回路の面積削減)が図れる。他方、前述のテスター装置は、このメモリシステムの外部に接続されても良い。この場合、システム内のI/Oバスは、コントローラ2000内のデータ処理回路2002をそのままスルーして外部のテスター装置に接続される、若しくは、システム内のI/Oバスは、不図示の外部端子を介して直接システム外のテスター装置に接続される。システム内のコマンドバスも同様である。
このシステムは、パーソナルコンピュータ、通信電子機器、自動車等の移動体の電子機器、その他産業で使用される電子機器、民生で使用される電子機器に搭載される。
以上、本発明をその実施例や変形例について説明したが、本願の基本的技術思想は上記の例に限られず、例えば、実施例ではI/O圧縮テスト機能を含む半導体メモリについて説明したが、本願の基本的技術思想はこれに限られない。例えば、本発明は、メモリ機能を含むCPU(Central Processing Unit)、MCU(Micro Control Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、ASSP(Application Specific Standard Circuit)等の半導体製品全般に適用できる。例えば、図9において、CPU、MCU、DSP、ASSP等は、半導体装置1000(又は3000)に置き換えることができる。これらの機能デバイスも記憶機能を有するからである。よって、本願の技術思想は、単一な機能製品としてのメモリシステムに限られず、多くのI/Oを有する電子機器一般のシステムにおいても有効であることは、容易に理解できる。即ち、実施例で述べたメモリチップは、CPUチップ、MCUチップ、DSPチップ、ASSPチップに置き換えることができる。また本発明を適用したデバイスは、SOC(システムオンチップ)、MCP(マルチチップパッケージ)やPOP(パッケージオンパッケージ)等の半導体装置に適用できる。また、トランジスタは、電界効果トランジスタ(Field Effect Transistor; FET)であってもバイポーラ型トランジスタであっても良い。MOS(Metal Oxide Semiconductor)以外にもMIS(Metal-Insulator Semiconductor)、TFT(Thin Film Transistor)等の様々なFETに適用できる。FET以外のトランジスタであっても良い。バイポーラ型トランジスタを一部含んでいても良い。また、Pチャンネル型のトランジスタまたはPMOSトランジスタは、第1導電型のトランジスタ、Nチャンネル型のトランジスタまたはNMOSトランジスタは、第2導電型のトランジスタの代表例である。更に、P型の半導体基板に限らず、N型の半導体基板であっても良いし、SOI(Silicon on Insulator)構造の半導体基板であっても、それ以外の半導体基板であっても良い。
また、半導体装置は、図11のように複数のメモリチップが積層されたものでなく、図10で説明したように複数のメモリチップが平面的に並列に配置されたものであっても良い。
更に、スイッチ回路TSW8−0〜TSW8−3、圧縮8回路C8−0〜C8−3、圧縮32回路C32等の回路形式は、前述した実施例による回路形式に限られない。
また、本発明の特許請求の範囲の枠内において種々の開示要素の多様な組み合わせ乃至選択が可能である。すなわち、本発明は、特許請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
1000,3000 半導体装置
201 メモリチップ
300 テスト回路
IOC I/O回路群
NSW8−0〜NSW8−3 ノーマルモードスイッチ回路
TSW8−0〜TSW8−3 スイッチ回路
TSW8−0 スイッチ回路
C32 32I/O圧縮回路(圧縮32回路)
TSW32 スイッチ回路
TSW32−W スイッチ回路
C8−0〜C8−3 圧縮8回路
Cntl.cir. 制御回路
Test.cir. 試験制御回路

Claims (11)

  1. 第1のチップと第2のチップを含み、
    前記第1のチップが有する複数のI/O端子と前記第2のチップが有する複数のI/O端子が、それぞれ共通に接続し、
    前記第1、第2のチップには、それぞれ、
    テストモード時、複数の内部データバスのそれぞれのデータを圧縮して得られた一つの圧縮結果を、前記複数のI/O端子のうちの一つの第1のI/O端子へ出力するI/O圧縮回路と、
    前記第1のチップの第1のI/O端子の番号と前記第2のチップの第1のI/O端子の番号とが互いに異なる番号となるように、前記複数のI/O端子の中から前記一つの第1のI/O端子の番号を設定する番号設定レジスタを含み、前記I/O圧縮回路を制御するテスト制御回路と、を備え、
    前記第1、第2のチップのそれぞれは、前記テストモード時に前記テスト制御回路によって活性化された前記I/O圧縮回路によって、前記チップ毎に異なる前記一つの第1のI/O端子を介して、それぞれ対応するデータを半導体装置の外部と同時に並列に入力または出力する、ことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第1のチップと前記第2のチップは互いに積層構造であり、前記第1のチップの複数のI/O端子と前記第2のチップの複数のI/O端子が、それぞれが有する貫通電極を介して共通に接続する、ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記I/O圧縮回路は、前記複数の内部データバスの複数の信号を受け、前記テストモード時且つ読み出しモード時に前記圧縮結果を出力する論理回路と、前記テストモード時に電気的に導通する第1のスイッチ回路と、を含み、
    前記第1のスイッチ回路は、前記複数のI/O端子と前記論理回路の一つの出力ノードとの間に接続する、ことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 前記I/O圧縮回路は、前記論理回路の一つの出力ノードと前記論理回路の複数の入力ノードとを、前記テストモード時且つ書き込みモード時に電気的にそれぞれ接続する、第2のスイッチ回路を含む、ことを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記I/O圧縮回路は、前記複数のI/O端子を複数のグループに分割した複数のグループにそれぞれ対応する複数の第1のI/O圧縮回路であり、
    前記複数の第1のI/O圧縮回路は、それぞれが、前記複数のグループにそれぞれ対応する前記複数の内部データバスの複数の信号を受け、前記テストモード時且つ読み出しモード時に前記複数のグループにそれぞれ対応する前記一つの圧縮結果を出力する第1の論理回路と、前記複数のグループにそれぞれ対応する前記複数のI/O端子と前記第1の論理回路の一つの出力ノードとの間に接続し、前記テストモード時に前記一つの出力ノードを前記複数のグループにそれぞれ対応する前記複数のI/O端子のいずれか一つに電気的に接続する第1のスイッチ回路と、を含む、ことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  6. 前記第1のI/O圧縮回路は、前記第1の論理回路の一つの出力ノードと前記第1の論理回路の複数の入力ノードとを、前記テストモード時且つ書き込みモード時に電気的にそれぞれ接続する、第2のスイッチ回路を含む、ことを特徴とする請求項5に記載の半導体装置。
  7. 前記テスト制御回路は、更に、前記データの圧縮率を異ならせる圧縮率設定レジスタを含み、
    前記I/O圧縮回路は、前記圧縮率設定レジスタによっていずれか一方が選択される、前記複数のI/O端子に対する第1の前記圧縮率である第2のI/O圧縮回路と、それぞれが前記第1の圧縮率よりも低い第2の圧縮率であり、前記複数のグループにそれぞれ対応する前記複数の第1のI/O圧縮回路、を含み、
    前記第2のI/O圧縮回路は、前記複数の内部データバスの複数の信号を受け、前記テストモード時且つ読み出しモード時に前記一つの圧縮結果を出力する第2の論理回路と、前記複数のI/O端子と前記第2の論理回路の一つの出力ノードとの間に接続し、前記テストモード時に前記第2の論理回路の一つの出力ノードを前記複数のI/O端子のいずれか一つに電気的に接続する第3のスイッチ回路と、を含む、ことを特徴とする請求項5または6に記載の半導体装置。
  8. 第1のチップと第2のチップを含み、前記第1のチップが有する複数のI/O端子と前記第2のチップが有する複数のI/O端子とがそれぞれ共通に接続され、それぞれ対応する外部と通信する半導体装置の複数の外部I/O端子に接続する半導体装置のI/O圧縮テスト方法であって、
    半導体装置への電源の供給後、前記第1、第2のチップが互いに異なる第1と第2の情報を認識し、または設定され、
    非テストモード時に互いに排他制御でアクセスされる前記第1と第2のチップを、テストモード時に同時にアクセスし、
    前記第1のチップが前記第1の情報によって選択した一つの第1の前記I/O端子へ出力する第1の試験結果を、対応する前記複数の外部I/O端子のうちの一つの第1の前記外部I/O端子を介して、半導体装置の外部で期待値と第1の比較をし、
    前記第2のチップが前記第2の情報によって選択した一つの第2の前記I/O端子へ出力する第2の試験結果を、対応する前記複数の外部I/O端子のうちの前記一つの第1の外部I/O端子とは異なる一つの第2の前記外部I/O端子を介して、半導体装置の外部で期待値と第2の比較をし、
    前記第1と第2の比較を、同時に且つ並列に行なう、ことを特徴とする半導体装置のI/O圧縮テスト方法。
  9. 複数の前記第1の比較及び複数の前記第2の比較を、それぞれ対応する第1と第2の情報によって、互いに異なる複数の前記第1の外部I/O端子及び互いに異なる複数の前記第2の外部I/O端子、並びに互いに異なる前記複数の第1の外部I/O端子と前記複数の第2の外部I/O端子とを介して行う、ことを特徴とする請求項8に記載の半導体装置のI/O圧縮テスト方法。
  10. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の半導体装置と、該半導体装置とコマンドバス、I/Oバスを介して接続され、当該半導体装置を制御するコントローラと、を含むシステム。
  11. 前記コントローラは、前記半導体装置の番号設定レジスタを設定する機能を有する、ことを特徴とする請求項10に記載のシステム。
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