JP2016091576A - 半導体装置 - Google Patents

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隆之 丸本
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Abstract

【課題】出力段のドライブ能力を確認するテストモードを備えた半導体装置を提供する。【解決手段】半導体装置は、少なくとも1つの第1トランジスタTRP1と少なくとも1つの第2トランジスタTRN1との直列回路を含む出力バッファOBと、第1トランジスタTRP1と第2トランジスタTRN1との接続点に接続されたデータ端子70と、出力バッファOBをテストモードで動作させるテストモード制御回路73とを備える。テストモード制御回路73は、前記テストモードにおいて第1及び第2トランジスタTRP1,TRN1をオンにする。【選択図】図6

Description

本発明は、半導体装置に関し、特に、出力バッファのテスト機能を有する半導体装置に関するものである。
近年、DRAM(Dynamic Random Access Memory)においては、スマートフォンやタブレットPCなどのモバイル機器向けの次世代規格である「WideIO」が注目されている。
WideIOは、16ビットや32ビットといった従来のモバイルDRAMのI/Oビット幅を512ビットまで拡張し、12.8GB/secの高速なデータ転送レートを実現する。従来のモバイルDRAMのパッケージではこのようなI/Oビット幅は実現できないが、WideIOでは、DRAMメモリチップとSoC(System on Chip)と呼ばれるコントローラチップとを重ねてワンパッケージ化し、積層したチップ間の接続にTSV(Through Substrate Via)と呼ばれる貫通電極を採用し、TSV間をマイクロバンプで接続する。これによって、メモリチップとコントローラチップとの間を多数の配線で接続することが可能となり、チップ間をつなぐ入出力インターフェースのI/Oビット幅を拡げることができる。また、多くのメモリチップを積層することにより、大容量化を図ることも可能である。
WideIO DRAMは、コントローラチップに接続される端子の数が通常のDRAMに比べて極めて多いため、各端子はマイクロバンプと呼ばれる微小電極によって構成される。マイクロバンプは非常に狭ピッチで多数配置されることから、テスト動作時においてテスタのプローブをマイクロバンプに直接接触させることは困難である。このため、WideIO DRAMには、ダイレクトアクセス端子と呼ばれるテスト用のパッド電極がマイクロバンプとは別に設けられており、テスト動作時にテスタのプローブをダイレクトアクセス端子に接触させることによって信号の入出力が行われる。
またWideIO DRAMには、マイクロバンプに直接触れることなく、I/O回路のデータ入出力動作が正しく行われているかどうかをチェックするバウンダリスキャン機能が設けられている(例えば特許文献1、2参照)。一般に、バウンダリスキャンは、テスト回路を使ってデータ入出力端子の状態を検査する。バウンダリスキャンでは、外部からテスト信号を送り込み、その結果として得られる出力信号の状態が予期した値か否かを判断することによって信号線のオープン、ショートなどの状態を検査する。バウンダリスキャンを用いればロジックデバイスの動作状態に影響を与えることなくデータ入出力端子の状態を検査することが可能である。特許文献1には、半導体記憶装置において、高速なランダムサイクルのライト動作とバウンダリスキャンテスト動作とを選択的に実行する技術が記載されている。また、特許文献2には、半導体チップ側からリード端子に出力されるテスト電位を測定することでボンディングの良否を判別する機能を内蔵する半導体装置が記載されている。
特開2004−280926号公報 特開平7−225285号公報
しかしながら、上述したバウンダリスキャン機能では出力段の詳細な動作確認を行うことができない。WideIOは高集積化によってデータ端子からIO回路までの距離が極めて短いため、出力段のインピーダンスを補正するためのキャリブレーション機能も省略されている。したがって、出力段のドライブ能力を確認できる新たな機能が望まれている。
上記課題を解決するため、本発明の第1の側面による半導体装置は、少なくとも1つの第1トランジスタと少なくとも1つの第2トランジスタとの直列回路を含む出力バッファと、前記第1トランジスタと前記第2トランジスタの接続点に接続されたデータ端子と、前記出力バッファをテストモードで動作させるテストモード制御回路と、を備え、前記テストモード制御回路は、前記テストモードにおいて前記第1及び第2トランジスタをオンにすることを特徴とする。
また、本発明の第2の側面による半導体装置は、少なくとも1つの第1トランジスタと少なくとも1つの第2トランジスタとの直列回路をそれぞれ含む複数の出力バッファと、前記複数の出力バッファに対応して設けられ、前記第1トランジスタと前記第2トランジスタの接続点にそれぞれ接続された複数のデータ端子と、前記複数の出力バッファの少なくとも一つをテストモードで動作させるテストモード制御回路と、を備え、前記テストモード制御回路は、前記テストモードにおいて前記第1及び第2トランジスタをオンにすることを特徴とする。
本発明によれば、データ入出力回路の出力段のドライブ能力を確認するテストモードを備えた半導体装置を提供することができる。
本発明の好ましい実施形態による半導体装置10の構造を説明するための模式的な断面図である。 半製品10Aの構造を説明するための模式的な断面図である。 メモリチップ20の主面20Fの平面図である。 メモリチップ20の回路構成を説明するためのブロック図である。 本発明の第1の実施形態によるチャネルChAの回路構成を説明するためのブロック図である。 データ入出力回路64の出力段の構成の一例を示す回路図である。 本発明の第2の実施形態であって、データ入出力回路64の出力段の構成の他の例を示す回路図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい実施形態による半導体装置10の構造を説明するための模式的な断面図である。
図1に示すように、本実施形態による半導体装置10は、メモリチップ20とコントロールチップ30が積層された構成を有している。メモリチップ20はいわゆるWideIO DRAMであり、その主面20Fには複数の表面マイクロバンプMFB及び複数のテストパッドTPが設けられている。主面20Fとは、トランジスタなどの回路素子が形成されている側の面であり、図1に示す例ではメモリチップ20の主面20Fは下側を向いている。つまり、本実施形態ではメモリチップ20がコントロールチップ30上にフェイスダウン方式で積層されている。
コントロールチップ30は、メモリチップ20の動作を制御する半導体チップ(SOC)であり、回路基板40上にフェイスダウン方式で搭載されている。つまり、コントロールチップ30は、主面30Fが回路基板40側を向き、裏面30Bがメモリチップ20側を向くように搭載されている。コントロールチップ30の主面30Fには複数の表面マイクロバンプCFBが形成され、コントロールチップ30の裏面30Bには複数の裏面マイクロバンプCBBが形成されている。表面マイクロバンプCFBは回路基板40に設けられた基板電極41に接合され、裏面マイクロバンプCBBはメモリチップ20に設けられた表面マイクロバンプMFBに接合されている。そして、コントロールチップ30に設けられた内部回路は、表面マイクロバンプCFBに接続されるとともに、コントロールチップ30を貫通して設けられた貫通電極TSV(Through Substrate Via)を介して裏面マイクロバンプCBBに接続されている。
回路基板40は、メモリチップ20及びコントロールチップ30が搭載された上面側に基板電極41が設けられ、下面側に外部端子42が設けられた構造を有している。基板電極41と外部端子42は、回路基板40を貫通して設けられた図示しないスルーホール導体を介して相互に接続されている。また、基板電極41の上面には、メモリチップ20及びコントロールチップ30を覆うように封止樹脂50が設けられ、これにより1パッケージの半導体装置10として提供される。
かかる構成により、外部端子42を介して入力される信号(アドレス信号、コマンド信号、クロック信号、ライトデータなど)は、まずコントロールチップ30に入力され、コントロールチップ30による必要な信号処理を経て、メモリチップ20に供給される。一方、メモリチップ20から出力される信号(リードデータなど)は、コントロールチップ30に入力され、コントロールチップ30による必要な信号処理を経て、外部端子42から外部に出力される。
半導体装置10の製造工程においては、回路基板40上にコントロールチップ30及びメモリチップ20を搭載した後、封止樹脂50によってこれらのチップ20,30を封止しても構わないし、図2に示す半製品10Aを用意し、これをコントロールチップ30及び回路基板40に接続しても構わない。図2に示す半製品10Aは、メモリチップ20とその主面20Fを除く各面を覆う封止樹脂50からなる。このような半製品10Aを用いれば、仕様や用途によって異なるコントロールチップ30を適宜接続することができるため、汎用性を高めることが可能となる。
図3は、メモリチップ20の主面20Fの平面図である。
図3に示すように、メモリチップ20の主面20Fには、X方向およびY方向にマトリクス状に配置された4つのチャネルChA〜ChDが設けられる。各チャネルChA〜ChDは、それぞれが単独のDRAMとして動作可能な回路ブロックであり、したがって、メモリチップ20は4つの独立したDRAMが1チップ化された構成を有している。
メモリチップ20の主面20Fには、各チャネルChA〜ChDに対応する複数のマイクロバンプMFBa〜MFBdが設けられている。各チャネルChA〜ChDに割り当てられるデータ用のマイクロバンプMFBa〜MFBdの数は、それぞれ例えば128個と非常に多く、また、電源用のマイクロバンプMFBa〜MFBdなども多数必要であることから、チャネルChA〜ChDごとに例えば300個程度のマイクロバンプMFBa〜MFBdが設けられる。このため、チップ全体で1000個を超えるマイクロバンプMFBが用いられることになる。
これらマイクロバンプMFBの中には、ダイレクトアクセス端子と呼ばれるテスト用の端子が含まれる。但し、マイクロバンプMFBのサイズは非常に微小であることから、テスタのプローブをダイレクトアクセス端子に接触させることは困難である。このため、各ダイレクトアクセス端子には、テスタのプローブを接触させるためのテストパッドTPがそれぞれ割り当てられている。テストパッドTPは、テスタのプローブを容易に接触させられるよう、マイクロバンプMFBよりも大きな平面サイズを有している。かかる構成により、積層前、例えばウェハ状態のメモリチップ20に対しては、テストパッドTPを用いて動作テストを行うことができ、コントロールチップ30に積層した後は、コントロールチップ30を用いてダイレクトアクセス用のマイクロバンプMFBを介して動作テストを行うことができる。
図4は、メモリチップ20の回路構成を説明するためのブロック図である。
図4において二重丸で示しているのはマイクロバンプMFBであり、二重四角で示しているのはテストパッドTPである。また、信号名の先頭に「DA」が付されている信号及びテスト信号TESTは、ダイレクトアクセス端子を介して入力(又は出力)される信号である。図4に示すように、ダイレクトアクセス端子には、それぞれ対応するテストパッドTPが設けられている。また、信号名の末尾に「a」〜「d」が付されている信号は、それぞれチャネルChA〜ChDに対応する信号である。
例えば、図4に示す信号SIGaは、チャネルChAに供給される入力信号であり、アドレス信号ADDa、コマンド信号CMDa、チップセレクト信号CS0a、クロック信号CLKa、クロックイネーブル信号CKE0aなどからなる。チャネルChAは、これらの入力信号SIGaを受け、リード動作やライト動作などを行う。チャネルChAがリード動作を行った場合、読み出されたリードデータDQaがマイクロバンプMFBaを介して出力される。一方、チャネルChAがライト動作を行う場合、マイクロバンプMFBaを介して入力されたリードデータDQaがチャネルChAに供給される。
他のチャネルChB〜ChDも同様であり、それぞれ対応する入力信号SIGb〜SIGdを受け、リードデータDQb〜DQdの出力又はライトデータDQb〜DQdの入力を行う。
一方、ダイレクトアクセス端子を介して入力される信号は、各チャネルChA〜ChDに対して共通に入力される。ダイレクトアクセス端子を介して入力される信号としては、アドレス信号DA_ADD、コマンド信号DA_CMD、チップセレクト信号DA_CS0、クロック信号DA_CLK、クロックイネーブル信号DA_CKE0、テスト信号TESTなどがある。これらの信号はチャネルChA〜ChDに対して共通に割り当てられているため、テスト動作時においてはチャネルChA〜ChDが並列に動作を行い、テスト結果である信号DA_DQa〜DA_DQdをそれぞれ対応するダイレクトアクセス用のマイクロバンプMFB又はテストパッドTPに出力する。
図5は、本発明の第1の実施形態によるチャネルChAの回路構成を説明するためのブロック図である。他のチャネルChB〜ChDも基本的にチャネルChAと同じ回路構成を有していることから、重複する説明は省略する。
図5に示すように、チャネルChAは、メモリセルアレイ60と、メモリセルアレイ60に対するアクセス動作を行うアクセス制御回路61を備えている。アクセス制御回路61は、アドレス信号ADD、コマンド信号CMD、チップセレクト信号CS、クロック信号CLK及びクロックイネーブル信号CKEからなる入力信号SIGに基づいてメモリセルアレイ60に対するアクセス動作を実行する。入力信号SIGは入力切替回路62から供給される。入力切替回路62は、通常動作用の入力信号SIGa及びテスト動作用の入力信号DA_SIGを受け、テスト信号TESTに基づいて選択した一方を入力信号SIGとしてアクセス制御回路61に出力する。これにより、通常動作時においては通常動作用の入力信号SIGaがアクセス制御回路61に供給され、テスト動作時においてはテスト動作用の入力信号DA_SIGがアクセス制御回路61に供給される。
そして、通常動作時及びテスト動作時のいずれにおいても、リード動作が実行されると、メモリセルアレイ60から読み出されたリードデータDQaが切替回路63を介してデータ入出力回路64に供給される。そして、通常動作時においては、データ入出力回路64に含まれる出力バッファOBを介して、リードデータDQaが外部に出力される一方、テスト動作時においては、データ入出力回路64に含まれる出力バッファOBを及び入力バッファIBを介して、テストリードデータtRDがデータ比較回路65に供給される。かかるテスト動作の詳細については追って説明する。
また、通常動作時においてライト動作が実行されると、外部から入力されたライトデータDQaが入力バッファIB及び切替回路63を介してメモリセルアレイ60に供給される。一方、テスト動作時においてライト動作が実行されると、テストデータレジスタ66に保持されているテストライトデータtWDが切替回路63を介してメモリセルアレイ60に供給される。テストデータレジスタ66は、イネーブル信号TPenによって活性化され、アドレス用のダイレクトアクセス端子を介して入力されたテストライトデータtWDを一時的に保持する役割を果たす。
テストデータレジスタ66に保持されたテストライトデータtWDと、メモリセルアレイ60から読み出されたテストリードデータtRDは、データ比較回路65によって比較される。データ比較回路65は、イネーブル信号CMPenに応答してこれらを比較し、その結果に応じて生成したパスフェイル信号P/Fを出力回路67に出力する。
イネーブル信号TPen,CMPenは、テストモード制御回路68によって生成される。テストモード制御回路68は、テスト動作時においてアドレス信号ADD及びコマンド信号CMDに基づいてイネーブル信号TPen,CMPenを生成するとともに、切替回路63を制御する選択信号SWC、データ入出力回路64を制御する選択信号BLCTLなどを生成する。データ入出力回路64には、クロック信号SCLK、バウンダリスキャン信号BSCTL1,2なども供給される。
図6は、データ入出力回路64の出力段の構成の一例を示す回路図である。
図6に示すように、データ入出力回路64は、複数のデータ端子70にそれぞれ接続された複数の出力バッファOBと、一又は複数の出力バッファOBをテストモードで動作させるテストモード制御回路73と、テストモードの出力バッファOBの出力ノードをモニタ用テストパッドTPに接続するための出力回路67とを備えている。複数のデータ端子70は上述のデータ用マイクロバンプMFBaに対応するものである。
各出力バッファOBは、PMOSトランジスタTRP1及びNMOSトランジスタTRN1の直列回路からなり、PMOSトランジスタTRP1(第1トランジスタ)は電圧源VDDQとデータ端子70との間に設けられたプルアップ回路71を構成しており、NMOSトランジスタTRN1(第2トランジスタ)はデータ端子70とグランドとの間に設けられたプルダウン回路72を構成している。すなわち、PMOSトランジスタTRP1のソースは電圧源VDDQに接続されており、PMOSトランジスタTRP1のドレインはNMOSトランジスタTRN1のドレイン及びデータ端子70に接続されており、NMOSトランジスタTRN1のソースはグランドに接続されている。そしてPMOSトランジスタTRP1及びNMOSトランジスタTRN1のドレインは出力バッファOBの出力ノードを構成している。PMOSトランジスタTRP1とNMOSトランジスタTRN1は、互いに実質同一のドライブ能力を有するように設計されている。
テストモード制御回路73は、複数の出力バッファOBに対応して設けられた複数のXNORゲート74を含み、各XNORゲート74の出力ノードは、対応する一つの出力バッファOBのNMOSトランジスタTRN1のゲートにそれぞれ接続されている。また、各XNORゲート74の一方の入力ノードには、NMOSトランジスタTRN1のゲートに入力されるデータ出力制御信号φ〜φが個別に入力され、各XNORゲート74の他方の入力ノードには、各XNORゲート74に共通のテストモード選択信号TSSが入力される。テストモード選択信号TSSが「L」、且つ、データ出力制御信号φ〜φが「L」のとき、各XNORゲート74の出力レベルが「H」となるので、すべての出力バッファOBのNMOSトランジスタTRN1がオン状態となる。なおテストモード制御信号は各XNORゲート74に対して別々に供給される独立の信号であってもよい。
出力回路67は、複数のトランスファゲート76を含み、各トランスファゲート76の一端は対応する一つのデータ端子70(出力バッファOBの出力ノード)に接続されている。また各トランスファゲート76の他端はモニタ用テストパッドTPに対して並列接続されている。テストパッドTPは、すべてのデータ端子70に共通の外部端子であり、テストモードではいずれか一つのデータ端子とテストパッドTPとの間の導通が確保されるように各トランスファゲート76が制御される。
以上の構成において、通常モードではテストモード選択信号TSSに「H」レベルが供給され、各XNORゲート74の出力信号は一方の入力ノードに入力されるデータ出力制御信号φ〜φに応じて変化し、これにより各NMOSトランジスタTRN1のゲートにはデータ出力制御信号φ〜φがそのまま供給される。データ端子70の出力信号を「H」とするときにはPMOSトランジスタTRP1がオン、NMOSトランジスタTRN1がオフとなるように「L」のデータ出力制御信号φ〜φが供給される。またデータ端子70の出力信号を「L」とするときにはPMOSトランジスタTRP1がオフ、NMOSトランジスタTRP1がオンとなるように「H」のデータ出力制御信号φ〜φが供給される。すなわち、通常モードでは、PMOSトランジスタTRP1及びNMOSトランジスタTRN1のどちらか一方のみがオンとなるように制御される。
一方、テストモードではテストモード選択信号TSSに「L」レベルが供給される。したがって、データ出力制御信号φ〜φが「L」になると、PMOSトランジスタTRP1とNMOSトランジスタTRN1の両方が同時にオンになり、PMOSトランジスタTRP1及びNMOSトランジスタTRN1には電圧源VDDQからグランドGNDに向かう電流Idが流れる。
上記のように、本実施形態においてはテストモード選択信号TSSが「L」レベルのときにすべての出力バッファOBのPMOSトランジスタTRP1とNMOSトランジスタTRN1がオンとなるが、テスト対象として選択された一つの出力バッファOBのPMOSトランジスタTRP1とNMOSトランジスタTRN1だけがオンとなるように各XNORゲート74を個別に制御にすることも可能である。
次に、データ端子70に接続された複数のトランスファゲート76のうちの一つをオンにする。これにより、テストパッドTPにはNMOSトランジスタTRN1のドレイン・ソース間電圧Vdsが現れる。このとき、PMOSトランジスタTRP1のドレイン・ソース間電圧VdsはVDDQ−Vdsである。また電流Idは電圧源VDDQに流れる電流であり、当該半導体装置の消費電流から知ることができる。したがって、PMOSトランジスタTRP1とNMOSトランジスタTRN1のドライブ能力(インピーダンス)が分かり、異常がある場合にはそれを検出することが可能となる。
以上により、1つの出力バッファOBのドライブ能力をテストが完了する。その後、オンにするトランスファゲート76を順次切り替えることにより、すべての出力バッファOB全体のドライブ能力をテストすることができる。
以上説明したように、本実施形態による半導体装置10は、出力バッファOBを構成するPMOSトランジスタとNMOSトランジスタの両方を同時にオンにするテストモード制御回路73と、出力バッファOBの出力ノードとテストパッドTPとを接続する出力回路67とを備えるので、出力バッファOBのドライブ能力をテストすることができる。
図7は、本発明の第2の実施形態であって、データ入出力回路64の出力段の構成の他の例を示す回路図である。
図7に示すように、このデータ入出力回路64は、各出力バッファOBのプルアップ回路71が2つのPMOSトランジスタTRP1、TRP2の並列回路からなり、プルダウン回路72が2つのNMOSトランジスタTRN1、TRN2の並列回路からなることを特徴としている。第2のPMOSトランジスタTRP2は、第1のPMOSトランジスタTRP1の2倍のチャネル幅を有しており、第2のNMOSトランジスタTRN2は、第1のNMOSトランジスタTRN1の2倍のチャネル幅を有している。すなわち、各出力バッファOBは、ドライブ能力が異なる複数の出力ドライバの並列回路を備えている。
出力バッファOBの出力インピーダンスは適宜キャリブレーションされるものではなく固定的である。だたし、出力バッファOBのドライブ強度はモードレジスタ(不図示)からの制御により「ノーマル(強)」と「ウィーク(弱)」のどちらかに設定可能である。ドライブ強度「ノーマル」が選択されたときにはドライブ能力が1倍(x1)及び2倍(x2)のすべてのトランジスタ(TRP1、TRP2、TRN1、TRN2)が使用される。また、ドライブ強度「ウィーク」が選択されたときにはドライブ能力が2倍(x2)のトランジスタ(TRP1、TRN1)だけが使用され、ドライブ能力が1倍(x1)のトランジスタ(TRP2、TRN2)は使用されない。
本実施形態において、各出力バッファOBの2つのNMOSトランジスタTRN1、TRN2は2つのXNORゲート74a,74bによって互いに独立に制御される。例えば、第1のテストモード選択信号TSSaだけが「L」、且つ、データ出力制御信号φ〜φが「L」のときには第1のNMOSトランジスタTRN1だけがオンになるため、図6の場合と同様に、PMOSトランジスタTRP1及びNMOSトランジスタTRN1には電圧源VDDQからグランドGNDに向かう電流Idが流れる。
また、第2のテストモード選択信号TSSbだけが「L」、且つ、データ出力制御信号φ〜φが「L」のときには第2のNMOSトランジスタTRN2だけがオンになるため、PMOSトランジスタTRP2及びNMOSトランジスタTRN2には電圧源VDDQからグランドGNDに向かって2倍の電流2Idが流れる。
さらに、第1及び第2のテストモード選択信号TSSa,TSSbの両方が「L」、且つ、データ出力制御信号φ〜φが「L」のときには第1及び第2のNMOSトランジスタTRN1、TRN2の両方がオンになるため、電圧源VDDQからグランドGNDに向かって3倍の電流3Idが流れる。
以上のように、本実施形態においては、出力バッファOBのプルダウン回路72を構成する第1及び第2のNMOSトランジスタTRN1、TRN2の中からオンにするものを選択し、ドライブ能力比を変えることで異なるId、Vdsの特性を確認することができ、出力バッファのドライブ能力のさらに詳細な解析が可能である。本テストは、例えば、パッケージング前のテスタを用いるウエハテストで実施されるものであるが、本テストの結果をモードレジスタに書込むことにより、各出力バッファOBのドライブ能力を「ノーマル」又は「ウィーク」に適切に設定することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態においては、WideIO DRAMのデータ入出力回路を例に挙げたが、本発明はドライブ能力のテストを必要とする種々のデータ入出力回路に適用可能である。また、第2の実施形態においては、プルアップ回路71及びプルダウン回路72が2つのトランジスタでそれぞれ構成されているが、3つ以上のトランジスタを用いて構成されていてもよい。更に、第2の実施の形態では、ドライブ能力が1倍、2倍のトランジスタが設けられていたが、例えば、4倍、8倍及び16倍のトランジスタを更に並列に設けても良い。また、図1の実施形態では、積層されたメモリチップは単層であるが、4層等の多層のメモリチップをコントロールチップ上に積層しても良い。
10 半導体装置
10A 半導体装置の半製品
20 メモリチップ
20F メモリチップの主面
30 コントロールチップ
30B コントロールチップの裏面
30F コントロールチップの主面
40 回路基板
41 基板電極
42 外部端子
50 封止樹脂
60 メモリセルアレイ
61 アクセス制御回路
62 入力切替回路
63 切替回路
64 データ入出力回路
65 データ比較回路
66 テストデータレジスタ
67 出力回路
68 テストモード制御回路
70 データ端子
71 プルアップ回路
71 出力バッファ
71 プルアップ回路
72 プルダウン回路
73 テストモード制御回路
74 XNORゲート
74a,74b XNORゲート
76 モニタ用トランスファゲート
TRP1,TRP2 PMOSトランジスタ
TRN1,TRN2 NMOSトランジスタ

Claims (13)

  1. 少なくとも1つの第1トランジスタと少なくとも1つの第2トランジスタとの直列回路を含む出力バッファと、
    前記第1トランジスタと前記第2トランジスタの接続点に接続されたデータ端子と、
    前記出力バッファをテストモードで動作させるテストモード制御回路と、を備え、
    前記テストモード制御回路は、前記テストモードにおいて前記第1及び第2トランジスタをオンにすることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記データ端子よりも大きな平面サイズを有するテストパッドと、
    前記テストモードで動作する出力バッファの前記接続点を前記テストパッドに接続するトランスファゲートとをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第1トランジスタはPMOSトランジスタであり、
    前記第2トランジスタはNMOSトランジスタであり、
    前記PMOSトランジスタのソースは第1の電圧源に接続されており、
    前記PMOSトランジスタのドレインは前記NMOSトランジスタのドレイン及び前記データ端子に接続されており、
    前記NMOSトランジスタのソースは前記第1の電圧源よりも低い第2の電圧源に接続されている、請求項1又は2に記載の半導体装置。
  4. 前記テストモード制御回路は、前記NMOSトランジスタに対応して設けられたXNORゲートを含み、
    前記XNORゲートは、データ出力制御信号が入力される第1の入力ノードと、テストモード選択信号が入力される第2の入力ノードと、前記NMOSトランジスタのゲートに接続された出力ノードとを有し、前記データ出力制御信号の論理レベルによらず前記テストモード選択信号に従って前記NMOSトランジスタをオンにする、請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記出力バッファは、
    複数の第1トランジスタの並列回路と複数の第2トランジスタの並列回路との直列回路を含み、
    前記テストモード制御回路は、前記テストモードにおいて少なくとも一つの前記第1トランジスタ及び少なくとも一つの前記第2トランジスタをオンにする、請求項1又は2に記載の半導体装置。
  6. 前記複数の第1トランジスタの各々はPMOSトランジスタであり、
    前記複数の第2トランジスタの各々はNMOSトランジスタであり、
    前記複数のPMOSトランジスタの各々のソースは第1の電圧源に接続されており、
    前記複数のPMOSトランジスタの各々のドレインは前記複数のNMOSトランジスタの各々のドレイン及び前記データ端子に接続されており、
    前記複数のNMOSトランジスタの各々のソースは前記第1の電圧源よりも低い第2の電圧源に接続されている、請求項5に記載の半導体装置。
  7. 前記テストモード制御回路は、前記複数のNMOSトランジスタに対応して設けられた複数のXNORゲートを含み、
    前記複数のXNORゲートの各々は、データ出力制御信号が入力される第1の入力ノードと、テストモード選択信号が入力される第2の入力ノードと、前記NMOSトランジスタのゲートに接続された出力ノードとを有し、前記データ出力制御信号の論理レベルによらず前記テストモード選択信号に従って前記NMOSトランジスタをオンにする、請求項6に記載の半導体装置。
  8. 前記複数のPMOSトランジスタの並列回路は、第1のPMOSトランジスタと、前記第1のPMOSトランジスタよりも大きなチャネル幅を有する第2のPMOSトランジスタとを含み、
    前記複数のNMOSトランジスタの並列回路は、第1のNMOSトランジスタと、前記第1のNMOSトランジスタよりも大きなチャネル幅を有する第2のNMOSトランジスタとを含む、請求項6又は7に記載の半導体装置。
  9. 半導体基板と、
    前記半導体基板上に形成された半導体集積回路と、
    前記半導体基板を貫通するように設けられた貫通電極とを備え、
    前記半導体集積回路は、前記出力バッファ、前記テストモード制御回路、及び前記トランスファゲートを含み、
    前記出力バッファの前記出力ノードは、前記貫通電極に接続されており、
    前記データ端子は、前記貫通電極の一端に設けられたマイクロバンプであり、
    前記テストパッドは、前記マイクロバンプと同一平面上に設けられている、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の半導体装置。
  10. 少なくとも1つの第1トランジスタと少なくとも1つの第2トランジスタとの直列回路をそれぞれ含む複数の出力バッファと、
    前記複数の出力バッファに対応して設けられ、前記第1トランジスタと前記第2トランジスタの接続点にそれぞれ接続された複数のデータ端子と、
    前記複数の出力バッファの少なくとも一つをテストモードで動作させるテストモード制御回路と、を備え、
    前記テストモード制御回路は、前記テストモードにおいて前記第1及び第2トランジスタをオンにすることを特徴とする半導体装置。
  11. 前記データ端子よりも大きな平面サイズを有するテストパッドと、
    前記テストモードで動作する一つの出力バッファ又は複数の出力バッファのうちの一つの前記接続点を前記テストパッドに接続する出力回路とをさらに備える、請求項10に記載の半導体装置。
  12. 前記テストモード制御回路は、前記複数の出力バッファのすべてを同時にテストモードで動作させる、請求項10又は11に記載の半導体装置。
  13. 前記複数の出力バッファの各々は、
    複数の第1トランジスタの並列回路と複数の第2トランジスタの並列回路との直列回路を含み、
    前記テストモード制御回路は、前記テストモードにおいて少なくとも一つの前記第1トランジスタ及び少なくとも一つの前記第2トランジスタをオンにする、請求項10乃至12のいずれか一項に記載の半導体装置。
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