JP5621325B2 - 焦点制御装置、焦点制御方法、レンズ装置、フォーカスレンズ駆動方法、および、プログラム - Google Patents

焦点制御装置、焦点制御方法、レンズ装置、フォーカスレンズ駆動方法、および、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、焦点制御装置に関し、特に、コントラスト方式により自動焦点制御を行う焦点制御装置、および、その方法ならびに当該方法を焦点制御装置に実行させるプログラムに関する。また、このような焦点制御装置に対応するレンズ装置、および、このレンズ装置におけるフォーカスレンズ駆動方法ならびに当該方法をレンズ装置に実行させるプログラムに関する。
自動焦点制御(オートフォーカス制御)としてコントラスト方式が知られている。撮像画像のコントラストが高いということは撮像画像のボケがそれだけ少ないということであり、この状態は、合焦状態に対応するものとして捉えられる。コントラスト方式は、このような考え方に基づいたオートフォーカス制御方式である。
具体的に、コントラスト方式においては、フォーカスレンズを移動させながら撮像画像信号のコントラストを測定(検波)する。そして、測定されたコントラストが最大となる位置にフォーカスレンズを移動させることで被写体に焦点が合う状態(合焦状態)を得ようというものである。
実際のコントラスト方式では、フォーカスレンズを移動させる検波範囲に対して連続的にコントラストを検波するのではなく、ある間隔を隔てた複数の検波位置にて検波を行って複数の検波値を得る。そして、これらの検波値からコントラストが最大となるフォーカスレンズ位置を求めることとしている。
上記のようにして、コントラスト方式においては、検波範囲における検波位置ごとに所定の間隔(検波間隔)を有することになる。この検波間隔が広くなるほど、検波範囲における検波位置の数が少なくなるので、検波範囲全体の検波に要する時間は短くなる。ただし、検波間隔が広くなることで、検波位置ごとのコントラストの変化量は粗くなるために、コントラストが最大となる位置を検出する精度は低くなる。これに対して、検波間隔が狭くなれば検波位置ごとのコントラストの変化量は細かくなってコントラストが最大となる位置を検出する精度は高くなる。しかし、検波範囲全体の検波に要する時間が長くなり、結果として、合焦状態が得られるまでの時間も長くなってしまう。
そこで、従来技術として、ユーザがレリーズボタンを半押ししたことに応じてオートフォーカス制御を開始すべきタイミングになったときの被写界深度に応じて検波間隔を切り替えるようにした構成が知られている。すなわち、例えば被写体が近距離にあって被写界深度が浅い場合には、検波間隔を狭く設定するようにして切り替えるというものである(例えば、特許文献1参照。)。これにより、被写界深度が浅いために合焦させることが難しい状況であっても合焦精度を高めることができる。一方、被写界深度が深い場合には広い検波間隔を設定することにより、合焦状態に至るまでに要する時間を短くすることができる。
特開2009−48126号公報(図15)
上記の従来技術では、検波間隔を広く設定した場合と狭く設定した場合との何れにおいても、検波間隔に対応するフォーカスレンズの移動量が一定となるようにして設定している。しかし、フォーカスレンズ移動量が一定となるようにして検波間隔を設定したとしても、この検波間隔ごとにおける画像のコントラストの変化量はフォーカス感度などの影響で一定にはならずに変化する。このことが、合焦位置の検出精度を低下させる要因となる。
具体的に、実際の検波時における移動方向などによっては、フォーカスレンズが検波間隔ごとに順次移動していくのに応じてコントラストの変化量が大きくなっていくようにして変化してしまう場合がある。このようにして検波位置ごとの検波値の差が大きくなることにより、例えばコントラストが最大となる位置を求めるための補間演算を高い精度で行うことが難しくなる。そして、この結果、良好な合焦状態が得られにくくなる。なお、このような問題は、検波間隔を切り替える構成を採った場合において、広い検波間隔に切り替えられているときに起こりやすい。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、検波範囲における検波間隔を設定するにあたり、各検波間隔のコントラストの変化量が一定となるようにすることを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その第1の側面は、撮像画像信号のコントラストの検波のためにフォーカスレンズが移動される検波範囲について、上記フォーカスレンズの位置に応じて決まる焦点深度を区分単位として区分した数である検波範囲焦点深度数を算出する検波範囲焦点深度数算出部と、上記検波範囲における検波間隔として、上記区分単位としての上記焦点深度の数を示す検波間隔焦点深度数を、算出された上記検波範囲焦点深度数に応じて決定する検波間隔決定部と、上記検波範囲と、上記検波間隔として決定された上記検波間隔焦点深度数とを指定して上記フォーカスレンズを移動させるフォーカスサーチをレンズ部に対して指示するフォーカスレンズ移動指示部とを具備する焦点制御装置である。これにより、検波範囲の区分単位である焦点深度の数に基づいて検波間隔を設定するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記検波範囲焦点深度数算出部は、上記レンズ部から入力した絞り値と、上記レンズ部から入力した焦点距離と、当該焦点制御装置が記憶する許容錯乱円径と、上記検波範囲に対応する主点からの最遠距離および最至近距離とを利用して上記検波範囲焦点深度数を算出してもよい。これにより、絞り値、焦点距離、許容錯乱円径、最遠距離および最至近距離としての各値から検波範囲焦点深度数を算出するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、1回の上記フォーカスサーチの動作が完了したことに応じて、次回のフォーカスサーチのための上記検波範囲を新たに決定する検波範囲決定部をさらに具備し、上記検波間隔決定部は、決定された上記検波範囲に応じて、上記検波範囲に対応させる上記検波間隔焦点深度数を決定してもよい。これにより、新たに決定される検波範囲ごとに応じて検波間隔焦点深度数を決定するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記フォーカスレンズ移動指示部は、上記検波間隔として決定された上記検波間隔焦点深度数が予め定められた最小値である場合には、この最小値の上記検波間隔焦点深度数を指定して最後のフォーカスサーチを上記レンズ部に対して指示し、さらに、上記最後のフォーカスサーチによって検波されたコントラストに基づいて求められた合焦位置に上記フォーカスレンズを移動させるように上記レンズ部に対して指示してもよい。これにより、最小値として規定された検波間隔焦点深度数によるフォーカスサーチの実行後において合焦のためのフォーカスレンズ移動を実行させるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記検波間隔決定部は、検波範囲焦点深度数と検波間隔焦点深度数とを対応付けた検波間隔情報から、上記算出された上記検波範囲焦点深度数に対応付けられた検波間隔焦点深度数を選択することにより、上記検波間隔が対応する検波間隔焦点深度数を決定してもよい。これにより、検波間隔情報から算出された検波範囲焦点深度数に対応付けられた検波間隔焦点深度数を選択することにより、検波間隔としての検波間隔焦点深度数を決定するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、当該焦点制御装置の本体に対して着脱可能な上記レンズ部が装着されている状態で、上記レンズ部と通信する通信部をさらに具備してもよい。これにより、装着されるレンズ部ごとに対応してフォーカスレンズの移動指示を行うという作用をもたらす。
また、本発明の第2の側面は、撮像装置本体に対して装着された状態で上記撮像装置本体と通信する通信部と、撮像画像信号のコントラストの検波のためにフォーカスレンズが移動される検波範囲と、上記検波範囲の区分単位であるとともに上記フォーカスレンズの位置に応じて決まる焦点深度の数により示される検波間隔とを指定して上記フォーカスレンズを移動させる指示を上記撮像装置本体から受信したことに応じて、上記検波間隔を示す上記焦点深度の数をフォーカスレンズ移動量として算出するフォーカスレンズ移動量算出部と、算出した上記フォーカスレンズ移動量により上記フォーカスレンズを移動させるフォーカスレンズ駆動制御部とを具備するレンズ装置である。これにより、検波範囲において、検波間隔として指定された焦点深度の数に応じてフォーカスレンズを移動させるという作用をもたらす。
また、この第2の側面において、前記フォーカスレンズ移動量算出部は、フォーカスレンズ位置、絞り値および焦点距離に基づいて特定されるフォーカス感度と、前記撮像装置本体から入力した許容錯乱円径と、指定された前記検波間隔を示す前記焦点深度の数とに基づいて前記フォーカスレンズ移動量を算出してもよい。これにより、フォーカス感度、許容錯乱円径、および、検波間隔としての焦点深度の数を示す各値によりフォーカスレンズ移動量を算出するという作用をもたらす。
また、この第2の側面において、フォーカスレンズ移動量算出部は、上記算出した上記フォーカスレンズ移動量により上記フォーカスレンズが新たな位置に移動されるごとに、この新たな位置に応じた上記フォーカスレンズ移動量を算出してもよい。これにより、フォーカスレンズ位置により変化する焦点深度を反映したフォーカスレンズ移動量を算出するという作用をもたらす。
本発明によれば、コントラスト方式によるオートフォーカス制御のもとで、1回のフォーカスサーチに対応して設定される検波間隔ごとのコントラストの変化量を一定とすることができるという優れた効果を奏し得る。
本発明の実施の形態における撮像システム10の構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における撮像システム10の外観例を示す図である。 本発明の実施の形態に適用されるコントラスト方式のオートフォーカス制御の動作概要を説明するための図である。 撮像システム10の機能構成例を示す図である。 検波範囲焦点深度数の概念を示す図である。 検波範囲焦点深度数の算出手法例を説明するための図である。 検波間隔テーブル182の構造例を示す図である。 フォーカスサーチコマンド400および400Aの構造例を示す図である。 フォーカス感度テーブル310の構造例を示す図である。 撮像装置100が実行するオートフォーカス制御のための処理手順例を示す図である。 撮像装置100が実行する検波間隔決定処理のための手順例を示す図である。 交換レンズ200がフォーカスサーチコマンド400の受信に対応して実行する処理手順例を示す図である。 交換レンズ200が実行する検波間隔対応レンズ移動量算出処理の手順例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施の形態と称する)について説明する。説明は以下の順序により行う。
1.第1の実施の形態(焦点深度数に基づく検波間隔設定)
2.変形例
<1.第1の実施の形態>
[撮像システムの内部構成例]
図1は、本発明の第1の実施の形態における撮像システム10の内部構成例を示すブロック図である。撮像システム10は、撮像装置100および交換レンズ200を備える。撮像システム10は、例えば、レンズを交換することが可能なデジタルスチルカメラ(例えば、デジタル一眼カメラ)により実現される。なお、撮像装置100により本願発明の焦点制御装置が具現化される。また、交換レンズ200により、本願発明のレンズ部またはレンズ装置が具現化される。
撮像装置100は、被写体を撮像して画像データ(撮像画像)を生成し、生成された画像データを画像コンテンツ(静止画コンテンツまたは動画コンテンツ)として記録する撮像装置である。また、撮像装置100は、レンズマウントの機構(図示せず)を備えることにより、交換レンズ200を装着したり取り外したりすることができる。これにより、ユーザは、例えば撮影状況や目的などに応じて、撮像装置100に対して複数の交換レンズ200を交換するようにして取り付けることができる。
交換レンズ200は、上記レンズマウントの機構(図示せず)を介して撮像装置100に取り付けられる交換レンズユニットである。交換レンズ200は、ズームレンズ211、ズーム位置検出部212、フォーカスレンズ221、フォーカスレンズ駆動モータ222、絞り機構231、絞り駆動モータ232、モータドライバ240、レンズ制御部250を備える。また、ROM260(Read Only Memory)、および、RAM(Random Access Memory)270を備える。また、インターフェース部201を備える。
ズームレンズ211は、電動または手動の何れかの駆動により光軸方向に移動して焦点距離を調整するレンズである。すなわち、ズームレンズ211は、撮像画像に含まれる被写体を拡大または縮小させるため、被写体に対して前後に駆動するレンズである。また、ズームレンズ211により、ズーム機能が実現される。なお、本発明の第1の実施の形態では、ユーザによる手動操作により、ズームレンズ211を駆動させる例を示す。
ズーム位置検出部212は、ユーザによるズーム操作に駆動されたズームレンズ211の位置を検出するものであり、検出結果をレンズ制御部250に出力する。
フォーカスレンズ221は、フォーカスレンズ駆動モータ222の駆動により光軸方向に移動してフォーカスを調整するレンズである。すなわち、フォーカスレンズ221は、被写体に焦点を合わせる(合焦させる)ために使用されるレンズである。また、フォーカスレンズ221により、オートフォーカス機能が実現される。
フォーカスレンズ駆動モータ222は、モータドライバ240の制御に基づいて、フォーカスレンズ221を駆動するものである。
絞り機構231は、ズームレンズ211およびフォーカスレンズ221を通過する入射光の光量を調整するものであり、その調整後の光が撮像素子111に供給される。絞り機構231は、絞り駆動モータ232により駆動され、絞りの開度が調節される。
絞り駆動モータ232は、モータドライバ240の制御に基づいて、絞り機構231を駆動するものである。
すなわち、ズームレンズ211およびフォーカスレンズ221は、被写体からの入射光を集光するレンズ群であり、これらのレンズ群により集光された光が絞り機構231を介して撮像素子111に入射される。
モータドライバ240は、レンズ制御部250の制御に基づいて、フォーカスレンズ駆動モータ222および絞り駆動モータ232を駆動するドライバである。
レンズ制御部250は、交換レンズ200を構成する各部(フォーカスレンズ221、絞り機構231等)を制御するものである。レンズ制御部250は、例えばCPU(Central Processing Unit)により構成される。
ROM260は、交換レンズ200を構成する各部材に関する固有の情報、および、レンズ制御部250としてのCPUに実行させるべきプログラムなどが記憶される部位である。RAM270は、レンズ制御部250が演算処理を実行する際の作業領域として利用される部位である。インターフェース部201は、撮像装置100と通信を行うための部位である。
次に、撮像装置100は、システムバス101、撮像素子111、アナログ信号処理部112、および、A/D(Analog/Digital)変換部113を備える。また、撮像装置100は、デジタル信号処理部114、表示部115、および、記録デバイス116を備える。また、撮像装置100は、垂直ドライバ117、タイミングジェネレータ118、操作部120、および、制御部130を備える。また、撮像装置100は、メモリ(EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory))140、メモリ(ROM(Read Only Memory))150、および、メモリ(RAM(Random Access Memory))160を備える。また、撮像装置100は、インターフェース部119を備える。また、撮像装置100は、検波部170を備える。
なお、デジタル信号処理部114、垂直ドライバ117、タイミングジェネレータ118、操作部120、および、検波部170は、システムバス101を介して、例えば制御部130等と通信可能となるように接続されている。また、メモリ(EEPROM)140、メモリ(ROM)150およびメモリ160(RAM)もシステムバス101を介して制御部130等と通信可能となるように接続されている。
撮像素子111は、ズームレンズ211、フォーカスレンズ221および絞り機構231を介して供給される光(入射光)を受光し、この入射光を電気信号に変換させる光電変換素子であり、変換された電気信号をアナログ信号処理部112に供給する。また、撮像素子111は、垂直ドライバ117により駆動される。なお、撮像素子111として、例えば、CCD(Charge Coupled Device)センサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ等を用いることができる。
アナログ信号処理部112は、タイミングジェネレータ118により指示されるタイミングにしたがって、撮像素子111から供給される電気信号についてノイズ除去処理等のアナログ信号処理を施すものである。アナログ信号処理部112にてアナログ信号処理が施されたアナログ信号は、A/D変換部113に供給する。
A/D変換部113は、タイミングジェネレータ118により指示されるタイミングにしたがって、アナログ信号処理部112から供給されたアナログ信号をデジタル信号に変換するものであり、変換されたデジタル信号をデジタル信号処理部114に供給する。
デジタル信号処理部114は、制御部130の制御に基づいて、A/D変換部113から供給されるデジタル信号について、黒レベル補正、ホワイトバランス調節、γ補正等の画像処理を行うものである。そして、デジタル信号処理部114は、画像処理が施された画像データを、表示部115および記録デバイス116に供給する。例えば、デジタル信号処理部114は、画像処理が施された画像データについて圧縮処理を施し、この圧縮処理が施された画像データ(圧縮画像データ)を記録デバイス116に供給する。なお、圧縮方式として、例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)方式を採用することができる。また、圧縮処理を施さないRAWデータ形式の画像データを記録デバイス116に供給することも可能である。また、デジタル信号処理部114は、記録デバイス116に記録されている圧縮画像データについて伸張処理を施し、この伸張処理が施された画像データを表示部115に供給する。なお、デジタル信号処理部114は、DSP(Digital Signal Processor)としての信号処理デバイスにより実現することができる。
表示部115は、デジタル信号処理部114から供給される画像データを表示する表示装置である。表示部115は、例えば、デジタル信号処理部114により画像処理が施された画像データをスルー画として表示する。また、例えば、表示部115は、記録デバイス116に記録されている画像データを一覧画像として表示する。表示部115として、例えば、有機EL(Electro Luminescence)パネル、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示パネルを用いることができる。
記録デバイス116は、デジタル信号処理部114により画像処理が施された画像データが記録される部位である。また、記録デバイス116に記録されている画像データはデジタル信号処理部114に供給される。なお、記録デバイス116は、撮像装置100に内蔵するようにしてもよく、撮像装置100から着脱可能とするようにしてもよい。また、記録デバイス116として、半導体メモリ、光記録媒体、磁気ディスク、HDD(Hard Disk Drive)等の種々のものを用いることができる。なお、光記録媒体として、例えば、記録可能なDVD(Digital Versatile Disc)、記録可能なCD(Compact Disc)、ブルーレイディスク(BlurayDisc(登録商標))等を用いることができる。
垂直ドライバ117は、制御部130の制御に基づいて、撮像素子111を駆動する部位である。タイミングジェネレータ118は、制御部130から供給される基準クロックに基づいて、アナログ信号処理部112およびA/D変換部113のそれぞれにおける動作タイミングを指示する部位である。具体的に、この動作タイミングの指示は、例えば上記基準クロックに基づいて生成したタイミング信号をアナログ信号処理部112およびA/D変換部113に出力することで行われる。
操作部120は、各種操作を行うためのボタン、スイッチ等の操作部材を備え、ユーザからの操作入力を受け付ける操作部であり、受け付けられた操作入力の内容をシステムバス101を介して制御部130に出力する。なお、撮像装置100の外面に配置されるボタン等の操作部材以外に、表示部115上にタッチパネルを設け、ユーザからの操作入力をタッチパネルにおいて受け付けるようにしてもよい。
メモリ(ROM)150は、制御部130に実行させるプログラムや各種データを記憶する不揮発性メモリである。
メモリ(RAM)160は、制御部130が動作する際に一時的に保持すべきデータや書き換え可能なデータを保持する揮発性メモリであり、例えば、制御部130が動作する際に作業用のメモリとして用いられる。メモリ(EEPROM)140は、撮像装置100が電源オフの間もデータを保持するメモリであり、各種設定条件等が記録される。インターフェース部119は、撮像装置100に装着されている交換レンズ200側のインターフェース部201と接続されることで、交換レンズ200との通信を実行する部位である。インターフェース部119およびインターフェース部201は、特許請求の範囲に記載の通信部の一例である。
制御部130は、例えばメモリ(ROM)150に記憶されるプログラムを実行するCPUなどから成り、メモリ150に記憶されている各情報に基づいて、撮像装置100の各部を制御する部位である。制御部130は、例えば、露出、ホワイトバランス、フォーカス、閃光発光等を制御する。また、例えば、制御部130は、撮像時には、操作部120からのユーザの操作入力、デジタル信号処理部114からの画像情報に基づいて、制御信号を生成する。そして、生成された制御信号をモータドライバ240、垂直ドライバ117およびタイミングジェネレータ118等に出力し、フォーカスレンズ221や絞り機構231等を動作させることにより、露出、ホワイトバランス、フォーカス、閃光等の制御を行う。
また、制御部130は、デジタル信号処理部114により画像処理が施された画像データを記録する場合には、操作部120からのユーザの操作入力に基づいて、デジタル信号処理部114に制御信号を出力する。そして、デジタル信号処理部114により圧縮処理が施された画像データを静止画像ファイルとして記録デバイス116に記録させる。また、制御部130は、記録デバイス116に記録されている静止画像ファイルを表示する場合には、操作部120からのユーザの操作入力に基づいて、デジタル信号処理部114に制御信号を出力する。そして、記録デバイス116に記録されている静止画像ファイルに対応する画像を表示部115に表示させる。
検波部170は、撮像装置100が採用するコントラスト方式によるオートフォーカス制御に対応して、画像信号からコントラスト成分を抽出する検波を行い、コントラストについての評価値を求める部位である。制御部130は、検波部170により生成された評価値に基づいて合焦状態となるようにしてフォーカスレンズ221を移動させるためのオートフォーカス制御を実行する。なお、実際において、検波部170は、例えばデジタル信号処理部114が実行する1つの機能として構成されてもよい。または、その信号処理機能の少なくとも一部を制御部130が実行するようにして構成されてもよい。
[撮像システムの外観構成例]
図2は、本発明の実施の第1の形態における撮像システム10の外観構成例を示す図である。図2(a)は、撮像システム10の外観を示す正面図であり、図2(b)は、撮像システム10の外観を示す背面図であり、図2(c)は、撮像システム10の外観を示す上面図である。
撮像装置100は、閃光発光部102、撮像素子111、表示部115、シャッターボタン121、モードダイヤル122、上下左右操作ボタン123、決定ボタン124、キャンセルボタン125および電源スイッチ126を備える。また、交換レンズ200は、ズームレンズ211、フォーカスレンズ221および絞り機構231を備える。なお、シャッターボタン121、モードダイヤル122、上下左右操作ボタン123、決定ボタン124、キャンセルボタン125および電源スイッチ126は、図1に示す操作部120に対応する。また、撮像素子111、表示部115、ズームレンズ211、フォーカスレンズ221および絞り機構231は、図1に示す同一名称の各部に対応するため、ここでの詳細な説明を省略する。なお、ズームレンズ211、フォーカスレンズ221、絞り機構231は、交換レンズ200に内蔵されているものであり、撮像素子111は、撮像装置100に内蔵されているものであるため、これらを図2では点線で示す。
閃光発光部102は、制御部130(図1に示す)の制御に基づいて、被写体への光線を照射させ、被写体からの光(反射光)を増加させるものである。これにより、周囲の照度が低い状況においても撮像を可能とする。
シャッターボタン121は、シャッター操作を行うための操作部材であり、ユーザにより全押しまたは半押し操作が行われる。例えば、シャッターボタン121が半押しされた場合には、撮像に最適なオートフォーカス制御およびオート制御が行われる。また、シャッターボタン121が全押しされた場合には、撮像に最適なオートフォーカス制御やオート制御が行われ、この全押しの際に撮像されていた画像データが記録デバイス116に記録される。
モードダイヤル122は、各モードを設定するためのダイヤルである。例えば、ブラケット撮像モード、記録デバイス116に記録されている画像を表示させるための画像表示モード等がモードダイヤル122の操作により設定される。
上下左右操作ボタン123は、表示部115に表示されるボタンや画像等の項目を選択する場合に用いられる操作ボタンであり、押下された部分に応じて現在選択されている項目が上下左右に移動する。
決定ボタン124は、表示部115に表示されている各項目の選択状態を確定する場合に用いられるボタンである。キャンセルボタン125は、表示部115に表示されている各項目の選択状態が確定されている場合に、この確定を解除するために用いられるボタンである。
電源スイッチ126は、撮像装置100の電源のON/OFFを切り替えるスイッチである。
また、撮像システム10においては、ユーザの手動操作によりズーム操作が行われる。このズーム操作は、例えば、交換レンズ200の所定部分をユーザが手で握った状態で行われる。例えば、ユーザの手動操作によりズーム操作が行われると、この手動操作に応じてズーム機能が制御され、撮像画像に含まれる被写体を拡大または縮小させることができる。
[コントラスト方式によるオートフォーカス制御]
本発明の実施の形態の撮像システム10は自動的に合焦状態を得るためのオートフォーカス制御(自動焦点制御)として、コントラスト方式を採用する。
本発明の実施の形態が対応するコントラスト方式によるオートフォーカス制御の基本的な動作としては、例えば次のようになる。まず、フォーカス制御に対応して設定されたフォーカスレンズの移動範囲(検波範囲)における複数の検波位置に対して、順次、フォーカスレンズを移動させる。この動作は、合焦状態となるフォーカス位置(合焦位置)を探索するものとして捉えられることから、ここではフォーカスサーチとも称することとする。そして、検波位置ごとにおいて撮像された画像のコントラストについての評価値を求める。
検波位置ごとに評価値を求めるには、まず、撮像画像信号における輝度信号成分を所定の特性のハイパスフィルタ(HPF:High Pass Filter)に通過させる。これにより、輝度信号の高周波成分に応じた振幅の絶対値(微分絶対値)を検出する。すなわち、撮像画像信号を検波してコントラスト成分を抽出する。そして、検出された微分絶対値を積分して求められた値が評価値となる。この評価値は、映像信号の輝度信号の高周波成分に基づいて得られるものであり、したがって、画像のコントラストの強度を示すものとなる。
図3には、評価値とフォーカスレンズのレンズ位置(フォーカスレンズ位置)との関係が示されている。この図においては、主点に対して近い(Near)側から遠くなる(Far)側にかけてフォーカスレンズを移動させていきながら、それぞれ異なる10のフォーカスレンズ位置にて評価値V1乃至V10を取得するというフォーカスサーチの動作が示されている。評価値V1乃至V10を取得したフォーカスレンズ位置がすなわち検波位置であり、評価値V1を取得した検波位置から評価値V10を取得した検波位置までの範囲が検波範囲となる。
上記のようにして検波範囲における全ての評価値を取得した後は、例えばこれらの評価値を利用した補間演算によりピーク評価値Vpeakが得られるフォーカスレンズ位置を算出する。ピーク評価値Vpeakが得られるフォーカスレンズ位置をここでは合焦位置とも称する。そして、この合焦位置にフォーカスレンズを移動させるようにして駆動する。これにより、被写体に対して合焦した状態が自動的に得られる。
なお、この図においては、取得すべき評価値の数、すなわち検波範囲における検波位置の数を10としているが、これはあくまでも説明の便宜上のことであり、実際とは異なってよい。また、本発明の実施の形態においては、後述するようにして、検波範囲における検波位置数は変化し得る。また、本発明の実施の形態においては、最終的な合焦位置を求めるまでに、検波範囲を変更しながらフォーカスサーチを繰り返し実行する。
さらに、本発明の実施の形態における検波間隔Iの各々は、後述するようにして、焦点深度dを1単位として、この焦点深度dの数が一定となるようにして設定される。このようにして検波間隔Iが設定されることで、検波範囲において検波間隔Iごとにフォーカスレンズ221が移動した際におけるコントラストの変化量も一定となる。
[撮像システムの機能構成例]
図4は、本発明の実施の形態の撮像システム10の機能構成例を示している。なお、この図において、図1と同一となる部分については同一符号を付している。この図に示される撮像装置100は、検波部170、合焦位置算出部131、検波範囲決定部132、検波範囲焦点深度数算出部133、検波間隔決定部134およびフォーカスレンズ移動指示部135を備える。また、撮像装置100は、検波間隔テーブル182および許容錯乱円径情報181を記憶している。なお、合焦位置算出部131、検波範囲決定部132、検波範囲焦点深度数算出部133、検波間隔決定部134およびフォーカスレンズ移動指示部135としての各機能は、図1の構成との対応では制御部130に相当する。すなわち、上記の各機能は、制御部(CPU)130にプログラムを実行させることにより実現される。
検波部170は、図1にて説明したように、デジタル信号処理部114から撮像画像信号を入力して検波を行うことでコントラストについての評価値を求める部位である。
合焦位置算出部131は、検波部170から入力した評価値を利用して例えば補間演算を実行することによって合焦位置を算出する部位である。
検波範囲決定部132は、1回のフォーカスサーチごとに対応して検波範囲を決定する部位である。なお、検波範囲決定部132は、2回目以降のフォーカスサーチにおける検波範囲の決定に際しては、前回のフォーカスサーチに対応して合焦位置算出部131にて算出された合焦位置の情報を利用する。
検波範囲焦点深度数算出部133は、検波範囲決定部132により決定された検波範囲に対応する焦点深度数(検波範囲焦点深度数)を算出する部位である。検波範囲焦点深度数は、焦点深度dを1単位として扱うこととしたうえで、検波範囲が、この焦点深度dの幾つ分に相当するのかを示すものとなる。例えば、ある検波範囲が、焦点深度dの10個分に相当するのであれば、検波範囲焦点深度数は「10」となる。検波範囲焦点深度数算出部133は、検波範囲焦点深度数を算出するにあたり、許容錯乱円径情報181を利用する。また、交換レンズ200から入力した焦点距離f、最至近合焦距離、最遠合焦距離および絞り値Fの情報を利用する。なお、検波範囲焦点深度数の算出の仕方については後述する。
なお、焦点距離f、最至近合焦距離、最遠合焦距離および絞り値Fの情報の各々については、例えば、そのときの現在値が一定時間ごとに交換レンズ200側から送信されてくるものとする。これらの情報の送受信は、図1との対応では、交換レンズ200側のインターフェース部201と撮像装置100のインターフェース部119とを経由して行われる。
許容錯乱円径情報181は、許容錯乱円径δの値を示す情報である。この許容錯乱円径δは図1に示した撮像素子111の画素サイズなどに応じて一義的に決まる撮像装置100に固有の値となる。撮像装置100には、例えば製造時においてこの許容錯乱円径情報181が予め記憶される。許容錯乱円径情報181は、図1との対応では、例えばメモリ(EEPROM)140またはメモリ(ROM)150に記憶させておくことができる。
検波間隔決定部134は、検波範囲焦点深度数Nと検波間隔テーブル182とを利用して、決定された検波範囲における検波間隔を決定する部位である。検波間隔テーブル182の具体例については後述するが、予め区分された検波範囲焦点深度数の範囲ごとに検波間隔に対応する焦点深度数が対応付けられた構造を有する。すなわち、検波間隔決定部134は、検波間隔を焦点深度数により決定する。検波間隔テーブル182は、図1との対応では、メモリ140またはメモリ150に記憶させておくことができる。なお、検波間隔テーブル182は、特許請求の範囲に記載の検波間隔情報の一例である。
フォーカスレンズ移動指示部135は、コントラスト方式によるオートフォーカス制御に対応してフォーカスレンズを移動させるための指示を交換レンズ200側に対して実行する部位である。フォーカスレンズ移動指示部135は、検波範囲と検波間隔を指定してフォーカスサーチの実行を指示する。また、フォーカスサーチをある回数繰り返して実行させたことに応じて最終的な合焦位置が求められたことに応じては、この合焦位置としてのフォーカスレンズ位置を指定してフォーカスレンズを移動させる指示も実行する。
次に、交換レンズ200は、フォーカスレンズ移動量算出部251、フォーカスレンズ駆動制御部252およびテーブル参照部253を備える。これらの各機能部は、図1のレンズ制御部(CPU)250にプログラムを実行させることにより実現される。また、交換レンズ200は、フォーカス感度テーブル310、合焦距離テーブル320および焦点距離テーブル330を記憶している。これらのテーブルは、図1との対応では、例えば製造時においてROM260に記憶されるものとなる。また、交換レンズ200は、ズーム位置情報341、フォーカスレンズ位置情報342および絞り値情報343を保持する。これらの情報は、それぞれ、実際の使用時におけるズームレンズ211、フォーカスレンズ221および絞り機構231の位置または状態に応じて更新されるものであり、図1との対応では、RAM270に保持されるものとなる。
フォーカスレンズ移動量算出部251は、撮像装置100(フォーカスレンズ移動指示部135)により指示された検波間隔に対応する物理的なフォーカスレンズ移動量を算出する部位である。本発明の実施の形態において、撮像装置100が指示する検波間隔は焦点深度数により示されている。フォーカスレンズ移動量算出部251は、この焦点深度数による検波間隔を物理的な移動量に換算する。
このために、フォーカスレンズ移動量算出部251は、フォーカス感度テーブル310から焦点距離f、絞り値Fおよびフォーカスレンズ位置Pの組合せに対応する1つのフォーカス感度εを特定して選択する。焦点距離fは、後述するテーブル参照部253が焦点距離テーブル330から選択したものを取得する。また、絞り値Fは、絞り値情報343を読み込むことで取得する。フォーカスレンズ位置Pは、フォーカスレンズ位置情報342を読み込むことで取得する。なお、フォーカス感度テーブル310の構造例については後述する。
次に、フォーカスレンズ移動量算出部251は、選択したフォーカス感度εの値と、撮像装置100側から入力した許容錯乱円径情報181が示す許容錯乱円径δと絞り値Fの値とを利用して、後述するようにしてレンズ移動量Mvを算出する。レンズ移動量Mvは、検波間隔に対応するフォーカスレンズの物理的移動量を示す。
フォーカスレンズ駆動制御部252は、フォーカスレンズ221を駆動制御する部位であり、オートフォーカス制御に際しては、フォーカスサーチなどに応じたフォーカスレンズ221の駆動制御を実行する。例えばフォーカスレンズ駆動制御部252は、検波間隔に対応するレンズ移動量Mvに基づいてフォーカスレンズ221を移動させるようにして駆動する。また、合焦位置が指定された場合には、この合焦位置までフォーカスレンズ221を移動させるようにして駆動する。
また、フォーカスレンズ駆動制御部252は、ユーザ操作や露出制御に応じて絞り値が設定されることに応じて絞り機構231を駆動して設定された絞り値に対応した絞りの開口度を設定する。
また、フォーカスレンズ駆動制御部252は、フォーカスレンズ221を駆動するごとにフォーカスレンズ位置を検出してフォーカスレンズ位置情報342を更新する。
本発明の実施の形態の場合、ズームレンズ211は手動によりズーム位置が変更されるものとしている。ズーム位置情報341は、このようにして手動によりズーム位置が変更されるごとに更新されるものとなる。前述したように、ズーム位置の検出は、図1のズーム位置検出部212が行う。
合焦距離テーブル320は、合焦距離(最至近合焦距離および最遠合焦距離)の組合せをズーム位置Zに対応付けた構造を有するテーブルである。合焦距離は、フォーカスレンズに関する特性の1つであり、最至近合焦距離は、合焦が可能な被写体距離の範囲において最も近い距離をいう。また、最遠合焦距離は、合焦させることが可能な被写体距離の範囲において最も遠い距離をいう。これらの最至近合焦距離および最遠合焦距離は、ズーム位置に応じて変化することから、上記のようにして、合焦距離テーブル320は、ズーム位置Zに対して合焦距離が対応付けられたものとなる。
焦点距離fも、ズーム位置Zに応じて変化する。焦点距離テーブル330は、交換レンズ200における光学系の焦点距離をズーム位置Zに対応付けた構造を有するテーブルである。
テーブル参照部253は、合焦距離テーブル320および焦点距離テーブル330を参照する部位である。すなわち、テーブル参照部253は、合焦距離テーブル320から、ズーム位置情報341が示すズーム位置Zに対応付けられている合焦距離(最至近合焦距離および最遠合焦距離)を選択して出力する。また、テーブル参照部253は、焦点距離テーブル330から、ズーム位置情報341が示すズーム位置Zに対応付けられている焦点距離fを選択して出力する。
[検波範囲焦点深度数の算出例]
まず、図5により、本発明の実施の形態における検波範囲焦点深度数の概念について説明する。図5においては、あるフォーカスレンズ位置P0からP5までによる検波範囲が示されている。ここで、フォーカスレンズ位置P0においては焦点深度dであるとする。そこで、このフォーカスレンズ位置P0から、焦点深度dだけ離れたフォーカスレンズ位置P1にフォーカスレンズを移動させたとする。焦点深度は、フォーカスレンズ位置に応じて変化する。ここでは、フォーカスレンズ位置P1においては、焦点深度dよりも大きな焦点深度dであるものとしている。そこで、フォーカスレンズ位置P1から焦点深度dだけ離れたフォーカスレンズ位置P2にフォーカスレンズを移動させる。以降、同様にして、フォーカスレンズ位置P2乃至P4ごとに、順次、焦点深度d乃至dずつフォーカスレンズを移動させていく。この結果、図5においては、検波範囲が、フォーカスレンズ位置P0乃至P1、P1乃至P2、P2乃至P3、P3乃至P4、P4乃至P5の5つの区間に区分されることになる。すなわち、図5に示す検波範囲は、焦点深度を区分単位として5つに区分されるものであり、焦点深度として5つ分に相当することになる。そして、この図5における検波範囲焦点深度数Nは「5」であることになる。
続いて、図4に示した検波範囲焦点深度数算出部133による検波範囲焦点深度数の算出手法例について、図6を参照して説明する。まず、図6(a)においては、焦点距離fが示されている。また、検波範囲最遠距離Aおよび検波範囲最至近距離Aが示されている。また、検波範囲最遠距離Aおよび検波範囲最至近距離Aのそれぞれに対応する像面距離BおよびBが示されている。
焦点距離fは、前側主点Hfから前側焦点Ffまでの距離、また、後側主点Hrから後側焦点Frまでの距離となる。
検波範囲最遠距離Aは、前側主点Hfから被写体位置Yfまでの距離として示される。検波範囲最至近距離Aは被写体位置Yfからさらに前側主点Hfに対して近くなる。検波範囲最遠距離Aに対応する像面距離Bは、後側主点Hrから結像面Yrまでの距離として示されている。検波範囲最至近距離Aに対応する像面距離B は、結像面Yrからさらに後側主点Hrに対して遠くなる。
図6(b)には、許容錯乱円径δが示されている。レンズを通過した点光源は、結像面Yrにて合焦して点として結像するが、像面が結像面Yrに対して離れると光は円となる。この円が錯乱円であるが、人間の目で見て合焦状態にあるとみなすことのできる最大の錯乱円を許容錯乱円という。この許容錯乱円の直径が許容錯乱円径δである。
像面Yrから許容錯乱円までに対応する距離を焦点深度dという。なお、図においては、後側主点Hrに対して像面Yrに対して後側となる後側焦点深度が示されているが、実際には、像面Yrを基準にして前側に対しても前側焦点深度が存在する。一般に、前側焦点深度と後側焦点深度の距離を合わせて焦点深度という場合もあるが、本発明の実施の形態においては、例えば前側または後側の焦点深度の片側のみを焦点深度dとして扱う。
そして、本発明の実施の形態においては、まず、検波範囲を数量化するにあたり、この図6(b)に示される焦点深度dとしての距離を1単位として扱うこととする。そのうえで、検波範囲については焦点深度dが幾つ分に相当するのかにより表すものとする。すなわち、検波範囲が相当する焦点深度dの数である、検波範囲焦点深度数Nにより表現する。検波範囲焦点深度数算出部133は、前述もしたように、この検波範囲焦点深度数Nを算出する。
本発明の実施の形態において、この検波範囲焦点深度数Nは、次のようにして求めることができる。図6(b)においては後側主点Hrから結像面Yrまでの距離をxとして示している。このxについての微少変分Δxについて、これが焦点深度dのいくつ分に相当するのかを求めることとする。すなわち、微少変分Δxに相当する焦点深度である微少焦点深度Δdを求める。この微少焦点深度Δdは、レンズ径Dおよび許容錯乱円径δを用いて次式により求めることができる。
Figure 0005621325
すなわち、微少焦点深度Δdは、微少変分Δxを1焦点深度により除算することにより求められる。
そして、検波範囲焦点深度数Nは、次式により求めることができる。なお、次式においてfは焦点距離を示し、εは許容錯乱円径を示す。
Figure 0005621325
すなわち、検波範囲焦点深度数Nは、像面距離B に対応する位置から像面距離B に対応する位置までにわたって、微少焦点深度Δdを積分することによって求められる。
また、上式については、最遠距離Aと最至近距離Aのそれぞれの逆数をC、Cとして定義することで次式のようにして変形できる。
Figure 0005621325
上式からも分かるように、検波範囲焦点深度数Nは、許容錯乱円径δ、焦点距離f、レンズ径D、および検波範囲に対応する最遠距離Aおよび最至近距離Aにより求めることができる。
ここで、許容錯乱円径δは、撮像装置100が記憶している許容錯乱円径情報181を読み出して取得すればよい。焦点距離fについては、現在のズーム位置に応じて焦点距離テーブル330から選択された値を、交換レンズ200から入力して取得することができる。また、レンズ径Dは、焦点距離fおよび絞り値Fを利用して(D=f/F)により求めることができる。したがって、レンズ径Dの算出には、上記焦点距離fとともに現在の絞り値Fの情報が必要であるが、この絞り値Fも、交換レンズ200が絞り値情報343として保持している値を入力して取得できる。
なお、後述するようにして、本発明の実施の形態において1回目のフォーカスサーチに対応して決定される検波範囲は、最遠合焦距離に対応する位置から最至近合焦距離に対応する位置までの範囲となる。したがって、1回目のフォーカスサーチに対応して設定される検波範囲最遠距離Aおよび検波範囲最至近距離Aの初期値は、それぞれ最遠合焦距離および最至近合焦距離となる。
[検波間隔決定処理例]
次に、図4の検波間隔決定部134が実行する検波間隔決定処理の一例について説明する。検波間隔は、先にも述べたように、検波範囲における検波位置ごとの間隔であり、検波間隔が決定されることに伴い、各検波位置も設定されることになる。そして、検波間隔決定部134により決定される検波間隔は、物理的なフォーカスレンズ221の位置間隔により表されるのではなく、焦点深度数により表されるものとなる。
検波間隔決定部134は、検波間隔を決定するにあたり、検波間隔テーブル182を参照する。検波間隔テーブル182の一具体例を図7に示す。この図に示される検波間隔テーブル182においては、検波範囲焦点深度数Nについて、(0≦N<20)、(20≦N<100)、および、(N≦100)の範囲に区分されている。そして、これらの検波範囲焦点深度数の範囲ごとに対応して、それぞれ、検波間隔焦点深度数nとして「5」、「15」、および、「25」が対応付けられている。
検波間隔決定部134は、検波間隔テーブル182から、検波範囲焦点深度数算出部133が算出した検波範囲焦点深度数Nに対応付けられている検波間隔焦点深度数nを選択する。例えば、「50」の検波範囲焦点深度数Nは、(20≦N<100)の範囲に含まれるので、検波間隔焦点深度数nとしては、上記の範囲に対応付けられている「15」を選択することになる。このようにして検波間隔焦点深度数nを選択することにより、検波間隔が決定されたことになる。このようにして、検波間隔決定部134は、算出された検波範囲焦点深度数Nに応じて、すなわち、検波範囲に応じて検波間隔を変更設定するようにしている。これにより、検波範囲が広い場合には、広い検波間隔が設定されることで、フォーカスサーチに要する時間を短縮することができる。また、検波範囲が狭くなることに応じては、検波間隔も狭くなるようにして設定されることで、高い精度の評価値を求めることができる。
[フォーカスサーチに対応したフォーカスレンズ移動指示]
次に、フォーカスレンズ移動指示部135がフォーカスサーチに対応して実行するフォーカスレンズ移動指示のための動作例について説明する。フォーカスレンズ移動指示部135は、検波間隔決定部134により決定された検波間隔、すなわち検波間隔焦点深度数を入力すると、例えば図8(a)に示すフォーカスサーチコマンド400を生成して、交換レンズ200に送信する。
なお、図8(b)に示すフォーカスサーチコマンド400Aについては、変形例として後述する、
フォーカスサーチコマンド400は、例えばヘッダ401に続けて、検波範囲最遠距離402、検波範囲最至近距離403、検波間隔焦点深度数404、および、検波方向405を格納して形成される。
検波範囲最遠距離402および検波範囲最至近距離403は、それぞれ、検波範囲決定部132により決定された検波範囲に対応する検波範囲最遠距離A、検波範囲最至近距離Aの値が格納される。検波範囲最遠距離402および検波範囲最至近距離403により検波範囲が指定されることになる。
検波間隔焦点深度数404は、検波間隔決定部134により決定された検波間隔焦点深度数nを示す値が格納される。検波方向405は、フォーカスサーチにおけるフォーカスレンズの移動方向を示す値が格納される。
フォーカスレンズ移動指示部135は、上記構造によるフォーカスサーチコマンド400を送信することにより、交換レンズ200に対してフォーカスサーチ動作の実行を指示することができる。
[検波間隔対応レンズ移動量の算出処理例]
次に、交換レンズ200におけるフォーカスレンズ移動量算出部251が実行する、検波間隔に対応するフォーカスレンズ221のレンズ移動量Mvの算出処理例について説明する。
交換レンズ200において、フォーカスサーチコマンド400はフォーカスレンズ移動量算出部251が入力することとしている。フォーカスレンズ移動量算出部251は、レンズ移動量Mvの算出にあたり、フォーカス感度テーブル310から現在の光学系の状態に対応するフォーカス感度εを取得する。
図9は、フォーカス感度テーブル310の構造例を示している。この図に示すようにして、フォーカス感度テーブル310は、焦点距離f、絞り値Fおよびフォーカスレンズ位置Pの組合せごとに対応して1つのフォーカス感度εを格納した3次元テーブルとしての構造を有している。
フォーカス感度εは、ピント敏感度とも称されるもので、フォーカスレンズの物理的な移動量に対する結像面(結像位置)の移動量の比率を示す。具体例として、あるレンズ位置から光軸方向に沿って、10μmだけフォーカスレンズを移動させたときの結像面の移動量が1μmであったとする。この場合、フォーカス感度εは「0.1」となる。すなわち、(ε=結像面の移動量/フォーカスレンズの移動量)により表される。
このフォーカス感度εは、焦点距離fに応じて変化する。また、絞り値Fに応じて変化する。さらに、フォーカスレンズ位置Pに応じて変化する。すなわち、フォーカス感度εは、現在の光学系の状態として、焦点距離f、絞り値Fおよびフォーカスレンズ位置Pの組合せにより1つの値が定まるものとなる。このことに基づいて、フォーカス感度テーブル310は、図9に示される3次元テーブルの構造を有するものとなる。
そこで、フォーカスレンズ移動量算出部251は、フォーカス感度εを求めるために、焦点距離fを入力する。この焦点距離fは、テーブル参照部253が焦点距離テーブル330からズーム位置情報341が示すズーム位置Zに基づいて選択した値となる。また、絞り値情報343として保持されている値を絞り値Fとして入力する。また、フォーカスレンズ位置情報342として保持されている値をフォーカスレンズ位置Pとして入力する。そして、フォーカス感度テーブル310から、これらの入力した焦点距離f、絞り値Fおよびフォーカスレンズ位置Pの組合せに該当する1つのフォーカス感度εの値を選択する。
次に、フォーカスレンズ移動量算出部251は、検波間隔焦点深度数nに対応する物理的なフォーカスレンズ221のレンズ移動量Mvを求める。レンズ移動量Mvは、実効絞り値Fe、許容錯乱円径δ、フォーカス感度ε、および検波間隔焦点深度数nを利用して次式により求められる。
Mv=((Fe・δ)/ε)n
許容錯乱円径δは、前述したように、許容錯乱円径情報181として記憶されている値を撮像装置100から受信して取得する。また、実効絞り値Feは、物体が有限遠に位置する場合に対応する絞り値であり、例えばフォーカスレンズ位置Pに応じて変化する。このフォーカスレンズ位置Pに応じた実効絞り値Feは演算によって求めることができる。
そして、レンズ移動量Mvを算出する上式において、(Fe・δ)は、現在の結像位置にて得られている焦点深度dを表す。そして、((Fe・δ)/ε)は、焦点深度d(1焦点深度分)だけ像面を移動させるのに必要なフォーカスレンズの物理的な移動量を示す。したがって、レンズ移動量Mvは、現在の結像位置から焦点深度数n分だけ像面を移動させるために必要となるフォーカスレンズの物理的な移動量を示すものとなる。このようにして、フォーカスレンズ移動量算出部251によっては、検波間隔焦点深度数nがフォーカスレンズの物理的な移動量に換算される。
フォーカスレンズ移動量算出部251は、上記のようにして算出したレンズ移動量Mvをフォーカスレンズ駆動制御部252に対して出力する。フォーカスレンズ駆動制御部252は、指定された検波方向に対してレンズ移動量Mvだけフォーカスレンズ221を移動させるための制御を実行する。これにより、フォーカスレンズ221は現在の検波位置から焦点深度数n分に相当する距離だけ離れた次の検波位置に移動することになる。
フォーカスレンズ駆動制御部252は、上記のようにして新たに算出されたレンズ移動量Mvだけフォーカスレンズ221を移動させる。これにより、フォーカスレンズ221は、これまでのフォーカスレンズ位置(検波位置)から、検波間隔焦点深度数n分に応じた距離を隔てた次のフォーカスレンズ位置(検波位置)にまで移動されることになる。
なお、レンズ移動量Mvについてはより厳密に求めることも可能である。すなわち、まず、現在のフォーカスレンズ位置P0に対応して焦点深度dだけ像面を移動させるのに必要なフォーカスレンズの移動量Mv1を求める。次に、フォーカスレンズ位置P0から移動量Mv1だけ移動させたフォーカスレンズ位置P1における移動量Mv2を求める。以降、同様にして、1焦点深度分ずつフォーカスレンズを移動させた位置での焦点深度dだけ像面を移動させるのに必要なフォーカスレンズの移動量Mvnを求めていき、このような演算を、検波間隔焦点深度数nに対応する回数だけ繰り返す。これにより、検波間隔焦点深度数nに対応するn個の移動量Mv1乃至Mvnが得られる。そして、これらの移動量Mv1乃至Mvnを加算して検波間隔焦点深度数nに対応するレンズ移動量Mvを求めるというものである。ただし、このようなレンズ移動量Mvの算出手法は計算量が多くなり処理負担が増加する。そこで、本発明の実施の形態においては、実用上十分なレンズ移動量Mvの算出精度と適切な演算量を両立させることを考慮して、先に説明した式に基づいてレンズ移動量Mvを求めることとしているものである。
[撮像装置における処理手順例]
図10のフローチャートは、図4に示した撮像装置100が実行するオートフォーカス制御のための処理手順例を示している。この図に示す各ステップの処理は、図4の撮像装置100において示される機能部位の何れかが適宜実行する。
コントラスト方式によるオートフォーカス制御を開始するにあたり、例えば検波範囲焦点深度数算出部133は、フォーカスサーチ動作の実行回数を示す変数mに対して初期値0を代入する(ステップS901)。次に、検波範囲焦点深度数算出部133は、交換レンズ200からレンズ情報を取得する。ここでのレンズ情報とは、検波範囲焦点深度数Nの算出に用いる情報であり、前述したように、焦点距離f、合焦距離(最遠合焦距離および最至近合焦距離)、および、絞り値Fである。
続いては、検波範囲決定部132により検波範囲を決定する処理が実行される(ステップS903)。ここで、1回目のフォーカスサーチに対応したステップS903においては、ステップS902にて取得した最遠合焦距離および最至近合焦距離に対応する範囲を検波範囲として決定する。
次に検波範囲焦点深度数算出部133は、上記ステップS903により決定された検波範囲に対応させた検波範囲焦点深度数Nを算出する処理を実行する(ステップS904)。次に、検波間隔決定部134は、上記ステップS904により算出された検波範囲焦点深度数Nに対応する検波間隔を決定する(ステップS920)。このステップS920としての検波間隔の決定処理については図13により後述するが、決定される検波間隔は、検波間隔焦点深度数nとして表されるものとなる。例えば、この段階にて、検波範囲焦点深度数算出部133は、変数mについてインクリメントする(ステップS905)。
次に、フォーカスレンズ移動指示部135は、例えば図8(a)に示したフォーカスサーチコマンド400を生成し、交換レンズ200に対して送信する(ステップS906)。フォーカスレンズ移動指示部135は、フォーカスサーチコマンド400の生成に際して、検波間隔焦点深度数404については、上記ステップS920により決定された検波間隔焦点深度数nの値を格納する。また、検波範囲最遠距離402および検波範囲最至近距離403については、それぞれ、ステップS903において決定(更新)された検波範囲に対応する検波範囲最遠距離と検波範囲最至近距離の値が格納される。
上記フォーカスサーチコマンド400の送信に応じて、交換レンズ200は、後述するようにして、1回のフォーカスサーチに対応してフォーカスレンズ221を移動させる動作を実行する。すなわち、検波範囲における検波位置を順次移動させていくようにしてフォーカスレンズ221を移動させる。そこで、検波部170は、これらの検波位置ごとに対応して入力される画像信号から評価値を求めていく(ステップS907)。そして、フォーカスレンズ221が検波終了位置まで到達した後、これまでにおいて検波位置ごと求められた評価値を利用して合焦位置を算出する(ステップS908)。
次に、例えばフォーカスレンズ移動指示部135は、今回のフォーカスサーチの動作が、最小検波間隔によるものであったか否かについて判定する(ステップS909)。最小検波間隔は、決定可能な検波間隔焦点深度数nのうちで最小なものに対応する。具体的に、図7に示す検波間隔テーブル182との対応であれば、最小検波間隔に対応する検波間隔焦点深度数nは「15」となる。
まず、ステップS909において最小検波間隔よりも大きな検波間隔によるフォーカスサーチを実行していると判定された場合には、ステップS903以降の処理を再度実行する。すなわち、フォーカスサーチを再度実行させる。ただし、2回目以降のフォーカスサーチに対応しては、検波範囲決定部132は、ステップS903として、以下の処理を実行する。すなわち、前回のフォーカスサーチに対応してステップS908により算出された合焦位置を検波範囲の基準(中心)とする。そのうえで、前回よりも狭い検波範囲を設定する。これに応じて、ステップS920の検波間隔決定処理によって決定される検波間隔についても、フォーカスサーチを繰り返して行くのにしたがって、段階的に狭くしていくことができる。
そして、ステップS909において最小検波間隔によりフォーカスサーチを実行したとの判定結果が得られた場合には、最も細かい精度によって合焦位置が算出されていることになる。したがって、これ以上フォーカスサーチを実行する必要はない。そこで、この場合には、最後の合焦位置算出処理(ステップS908)により算出された合焦位置にフォーカスレンズを移動させるように、交換レンズ200に対して指示を行う(ステップS910)。この指示に応じて交換レンズ200においてはフォーカスレンズ221を指定された合焦位置に対して移動させるためのレンズ駆動を実行する。この結果、被写体に合焦した状態が得られることになる。
図11のフローチャートは、図10のステップS920として示した検波間隔決定処理についての手順例を示している。なお、この図に示す処理の説明にあたっては、検波間隔テーブル182が図7に示す内容を有していることを前提とする。
まず、検波間隔決定部134は、現在の変数mが最大値であるか否かについて判定する(ステップS921)。先に述べたように、本発明の実施の形態では、フォーカスサーチを繰り返し実行することで、最終的には、最小検波間隔により最後のフォーカスサーチが実行される。しかし、なんらかの原因によって、本来であれば最小検波間隔が設定されるだけの一定回数以上のフォーカスサーチを実行しても最小検波間隔が設定されない動作状態に陥る可能性がある。そこで、本発明の実施の形態としては、このような誤動作への対策として、次のようにしてフォーカスサーチの実行回数に制限を与えることとしている。
ステップS921において現在の変数mが最大値であると判定された場合は、一定回数以上のフォーカスサーチを実行しても未だ最小検波間隔が設定されていない状態であることになる。そこで、この場合には、検波間隔決定部134は、検波間隔決定処理として、検波間隔焦点深度数nについて「5」を設定する(ステップS926)。これにより、今回実行されるフォーカスサーチの終了段階においては、図10のステップS909において、最小検波間隔によりフォーカスサーチが実行されたものとして判定される。すなわち、今回のフォーカスサーチを、最後のフォーカスサーチとすることができる。このようにして、本発明の実施の形態においては、フォーカスサーチの実行回数が制限される。これにより、フォーカスサーチが一定回数以上にわたって無駄に繰り返し実行されることがなくなり、フォーカス制御に要する最大時間を一定以内とすることができる。
これに対して、ステップS921において、変数mが最大値ではないとして判定された場合には、通常の検波間隔決定処理を実行する。このために、検波間隔決定部134は、検波間隔テーブル182を参照する(ステップS922)。そして、図10のステップS904にて参照された検波範囲焦点深度数Nについて、検波間隔テーブル182における範囲区分の何れに該当するかを判断する(ステップS923)。この判定結果として、(N≦100)の範囲区分に該当する場合には、検波間隔焦点深度数を示す変数nに対して「25」を設定する(ステップS924)。また、(20≦N<100)の範囲区分に該当する場合には、検波間隔焦点深度数nに「15」を設定する(ステップS925)。また、(0≦N<20)の範囲区分に該当する場合には、検波間隔焦点深度数nに「5」を設定する。このようにして、本発明の実施の形態においては、焦点深度数により表現される検波範囲に基づいて、焦点深度数により表現される検波間隔を設定する(ステップS925)。これらステップS924乃至S926としての処理により、検波間隔が設定されることになる。
[交換レンズにおける処理手順例]
図12のフローチャートは、フォーカスサーチコマンド400の受信に対応して交換レンズ200が実行する処理手順例を示している。なお、この図に示す処理は、図4の交換レンズ200において示される機能部位の何れかが適宜実行するものとなる。
撮像装置100のフォーカスレンズ移動指示部135から送信されたフォーカスサーチコマンド400は、交換レンズ200においてフォーカスレンズ移動量算出部251が受信する(ステップS931)。
上記フォーカスサーチコマンド400の受信に応じて、まず、フォーカスレンズ221を検波開始位置に対して移動させるための制御が実行される(ステップS932)。このために、フォーカスレンズ移動量算出部251はフォーカスサーチコマンド400に格納されていた情報を参照する。すなわち、検波方向405が検波範囲最遠距離から検波範囲最至近距離の方向を示している場合には、検波範囲最遠距離402を検波開始位置として判定する。一方、検波方向405が検波範囲最至近距離から検波範囲最遠距離の方向を示している場合には、検波範囲最至近距離403を検波開始位置として判定する。そして、判定した検波開始位置に対するフォーカスレンズ駆動をフォーカスレンズ駆動制御部252に対して指示する。この指示に応じてフォーカスレンズ駆動制御部252が駆動制御を実行することで、フォーカスレンズ221は検波開始位置まで移動する。
次に、フォーカスレンズ移動量算出部251は、検波間隔に対応するフォーカスレンズの移動量算出処理を実行する(ステップS940)。このステップS940としてのレンズ移動量算出処理については後述する。
次に、ステップS940にて算出されたレンズ移動量Mvによりフォーカスレンズを移動させるための制御が実行される(ステップS933)。このために、フォーカスレンズ移動量算出部251は、ステップS940により算出されたレンズ移動量Mvによるフォーカスレンズ221の移動をフォーカスレンズ駆動制御部252に対して指示する。この指示に応じて、フォーカスレンズ221は、これまでの検波位置からレンズ移動量Mvだけ離れた検波位置に移動する。
次に、フォーカスレンズ移動量算出部251は、上記ステップS933によりフォーカスレンズ221を移動させた結果として、フォーカスレンズ位置が検波終了位置まで到達したか否かについて判定する(ステップS934)。検波終了位置は、フォーカスサーチコマンド400における検波範囲最遠距離402と検波範囲最至近距離403のうち、検波開始位置として判定されなかった側となる。フォーカスレンズ移動量算出部251は、この検波終了位置と現在のフォーカスレンズ位置とを比較する。そして、現在のフォーカスレンズ位置が検波終了位置と同じ、または、検波終了位置を越えているとの比較結果が得られた場合には、検波終了位置に到達したものと判定する。これに対して、現在のフォーカスレンズ位置が検波終了位置を越えていないとの比較結果が得られた場合には、検波終了位置に到達していないものと判定する。
ステップS934において、検波終了位置に到達していないものとして判定された場合には、新たに、現在のフォーカスレンズ位置Pに対応するレンズ移動量Mvを算出する(ステップS940)。次に、この算出したレンズ移動量Mvによるフォーカスレンズ移動制御が実行される(ステップS933)。このようにして、ステップS940およびステップS933による処理を繰り返し実行した結果、ステップS934にて検波終了位置に到達したことが判定されると、フォーカスサーチコマンド400の受信に応じたこれまでのフォーカスレンズ移動制御を終了させる。
図13のフローチャートは、上記図12においてステップS940として示される検波間隔対応レンズ移動量算出処理の手順例を示している。フォーカスレンズ移動量算出部251は、フォーカスレンズ位置P、絞り値Fおよび焦点距離fを入力する(ステップS941)。次に、フォーカスレンズ移動量算出部251は、フォーカス感度テーブル310から、上記ステップS941により入力したフォーカスレンズ位置P、絞り値Fおよび焦点距離fの組合せに対応するフォーカス感度εを選択する(ステップS942)。
また、フォーカスレンズ移動量算出部251は、検波間隔焦点深度数nと許容錯乱円径δの値を入力する(ステップS943)。検波間隔焦点深度数nは、受信したフォーカスサーチコマンド400における検波間隔焦点深度数404に格納されていた値を入力する。また、許容錯乱円径δは、撮像装置100において許容錯乱円径情報181として記憶されている値を入力する。なお、例えば所定のタイミングで最初に撮像装置100から送信されてきた許容錯乱円径δの値を交換レンズ200側で保持しておくこととして、ステップS943においては、この保持している値を入力するようにしてもよい。
また、ステップS943において入力するフォーカスレンズ位置P、絞り値Fおよび焦点距離fのうち、絞り値Fおよび焦点距離fについては、1回のフォーカスサーチ動作においては固定となる。そこで、1回のフォーカスサーチにおいて、最初の1回目のステップS943において、フォーカスレンズ位置P、絞り値Fおよび焦点距離fを入力し、2回目以降においては、フォーカスレンズ位置Pのみを新たに入力することとしてもよい。
そして、フォーカスレンズ移動量算出部251は、上記のようにして入力した許容錯乱円径δおよびフォーカス感度εと、フォーカスレンズ位置Pに対応する有効絞り値Feとに基づいて、前述のようにしてレンズ移動量Mvを算出する(ステップS944)。
先に図12に示された手順によれば、1回のフォーカスサーチにおいて、検波間隔ごとにフォーカスレンズ221を移動させるごとにステップS940を実行することで、新たなレンズ移動量Mvを求めることとしている。これは、フォーカスレンズ221の位置に応じて、焦点深度d(実効絞り値Fe)およびフォーカス感度εが変化することによる。先に述べたように、レンズ移動量Mvは、焦点深度d(Fe・δ)、フォーカス感度ε、および検波間隔焦点深度数nとを利用して算出される。そこで、図12のステップS940によっては、フォーカスレンズ221が移動されるごとに、移動後の新たなフォーカスレンズ位置Pに対応する新たな焦点深度dを算出し、また、新たなフォーカス感度εを取得する。そして、これらの新たな焦点深度dおよびフォーカス感度εを利用して、新たなフォーカスレンズ位置Pに対応したレンズ移動量Mvを算出することとしている。このような手順とすることで、本発明の実施の形態においては、フォーカスレンズ位置の移動に係わらず、焦点深度数nに対応した一定のコントラストの変化量が保たれるようにして、検波間隔ごとにフォーカスレンズを移動させていくことが可能になる。
また、一般的なこととして、フォーカスレンズの駆動に際しては、撮像装置が物理的な移動量を指定してフォーカスレンズの駆動を指示する。図1に示した撮像システム10のもとでこの構成に従った場合、まず、撮像装置100においてレンズ移動量Mvまでを算出することになる。そして、このレンズ移動量Mvを指定して交換レンズ200に対してフォーカスレンズ221の移動を指示することになる。
ただし、上記のような構成では、フォーカスレンズ221のレンズ移動量Mvを算出するために、撮像装置100側においてフォーカス感度テーブル310のデータを必要とすることになる。または、フォーカス感度テーブル310の代替となる情報として、例えばフォーカス移動範囲全体におけるフォーカス位置ごとの焦点深度を示す情報など必要とする。これらの情報はレンズユニットごとに固有となる値を有する。したがって、交換レンズ200側において記憶させておくことが妥当であり、レンズの交換が前提となっている撮像装置100側に記憶させておくことは現実的ではない。したがって、撮像装置100が、検波間隔焦点深度数nから物理的なレンズ移動量を算出しようとすれば、交換レンズ200からフォーカス感度テーブル310を入力するための通信を行うことになる。フォーカス感度テーブル310は、図9に示したように3次元テーブルの構造を有するものであり、そのデータサイズは相当に大きい。このために、通信処理の負荷が増大してオートフォーカス制御の速度低下などを招くことになる。
そこで、本発明の実施の形態においては、撮像装置100側からは、検波間隔焦点深度数nによりフォーカスレンズ221の移動を指示し、交換レンズ200側において検波間隔焦点深度数nに対応するレンズ移動量Mvを求めることとしている。これにより、撮像装置100と交換レンズ200との間で、フォーカス感度テーブル310またはこれに代替するデータサイズの大きな情報を送受信する必要がなくなる。例えば先に述べたように、本発明の実施の形態においてオートフォーカス制御のために撮像装置100が交換レンズ200から入力する情報は、焦点距離f、最至近合焦距離、最遠合焦距離、および、絞り値Fである。この程度の情報の送受信であれば通信負荷は非常に軽くすることができる。
[変形例]
続いては,本発明の実施の形態の変形例について説明する。上記第1の実施の形態においては、2回目以降のフォーカスサーチに対応して図10のステップS903により更新する検波範囲について、検波範囲最遠距離と検波範囲最至近距離により表すこととしていた。すなわち、レンズ(主点)に対する物理的な距離に基づいて検波範囲を決定することとしていた。
これに対して変形例においては、ステップS903により更新する検波範囲を、焦点深度数Nにより示すこととする。この場合、2回目以降のフォーカスサーチに対応するステップS903は、次のような処理となる。すなわち、前回のフォーカスサーチのときに設定されていた検波範囲を示す検波範囲焦点深度数Nに対して、これよりも小さい検波範囲焦点深度数Nの値を、例えば予め定められたアルゴリズムにしたがって設定するというものになる。このようにして、2回目以降のステップS903においては、検波範囲の更新によって新たな検波範囲焦点深度数Nが求められることとなるため、ステップS904の処理は省略することができる。なお、ステップS920による検波間隔決定処理については、新たに更新された検波範囲に相当する検波範囲焦点深度数Nに基づいて、第1の実施の形態と同様にして図11に示す手順により実行すればよい。
この変形例に対応して図10のステップS906により送信されるフォーカスサーチコマンド400Aは、図8(b)に示すものとなる。この図に示されるフォーカスサーチコマンド400Aは、図8(a)のフォーカスサーチコマンド400が格納する検波範囲最遠距離402および検波範囲最至近距離403に代えて、検波基準位置402Aおよび検波範囲焦点深度数(N)を格納している。
検波基準位置402Aは、更新された検波範囲において基準となる位置が示されているこの基準位置は、例えば検波開始位置とすることが考えられる。または、検波範囲における中央の位置(ステップS908により算出された合焦位置)とすることが考えられる。検波範囲焦点深度数403Aは、今回のフォーカスサーチに応じて更新された検波範囲を焦点深度数により示した値(N)が格納される。
上記フォーカスサーチコマンド400Aを受信した交換レンズ200においては、図12および図13により説明したのと同様の処理手順によってフォーカスレンズ221の駆動制御を実行する。ただし、ステップS932においては、例えばフォーカスサーチコマンド400Aにおける検波基準位置402Aが示す位置を検波開始位置としてフォーカスレンズ221を移動させることになる。また、ステップS934における検波終了位置に到達したか否かについいての判定は、実際のフォーカスレンズの位置に基づくのではなく、次のようにして判定することができる。すなわち、レンズ移動量Mvによるフォーカスレンズ221の移動を、必要回数を繰り返したか否かに基づいて判定することができる。上記の必要回数は、例えば検波範囲焦点深度数Nと、検波間隔焦点深度数nとを利用して(N/n)により求めることができる。このようにして、変形例においては、検波範囲について、検波範囲焦点深度数Nの値を変更するようにして更新を行うようにされている。そして、先にも述べたように、2回目以降のフォーカスサーチにおいては、更新した検波範囲ごとに対応して検波範囲焦点深度数Nを算出する処理を省略することができる。これにより、撮像装置100側の処理負荷を軽減させることができる。
なお、本発明の実施の形態としての構成は、例えばレンズと本体とが一体となった撮像装置にも適用することができる。この場合には、撮像装置内部においてレンズユニット側と本体側とでフォーカス感度テーブル310相当のデータを送受信させなくともよいことになり、オートフォーカス制御における処理負荷を軽減することができる。
また、本発明の実施の形態は本発明を具現化するための一例を示したものであり、本発明の実施の形態において明示したように、本発明の実施の形態における事項と、特許請求の範囲における発明特定事項とはそれぞれ対応関係を有する。同様に、特許請求の範囲における発明特定事項と、これと同一名称を付した本発明の実施の形態における事項とはそれぞれ対応関係を有する。ただし、本発明は実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において実施の形態に種々の変形を施すことにより具現化することができる。
また、本発明の実施の形態において説明した処理手順は、これら一連の手順を有する方法として捉えてもよく、また、これら一連の手順をコンピュータに実行させるためのプログラム乃至そのプログラムを記憶する記録媒体として捉えてもよい。この記録媒体として、例えば、CD(Compact Disc)、MD(MiniDisc)、DVD(Digital Versatile Disk)、メモリカード、ブルーレイディスク(Blu-ray Disc(登録商標))等を用いることができる。
10 撮像システム
100 撮像装置
111 撮像素子
114 デジタル信号処理部
130 制御部
131 合焦位置算出部
132 検波範囲決定部
133 検波範囲焦点深度数算出部
134 検波間隔決定部
135 フォーカスレンズ移動指示部
170 検波部
181 許容錯乱円径情報
182 検波間隔テーブル
200 交換レンズ
201 インターフェース部
211 ズームレンズ
212 ズーム位置検出部
221 フォーカスレンズ
250 レンズ制御部
251 フォーカスレンズ移動量算出部
252 フォーカスレンズ駆動制御部
253 テーブル参照部
310 フォーカス感度テーブル
320 合焦距離テーブル
330 焦点距離テーブル
341 ズーム位置情報
342 フォーカスレンズ位置情報
343 絞り値情報
400、400A フォーカスサーチコマンド

Claims (13)

  1. 撮像画像信号のコントラストの検波のためにフォーカスレンズが移動される検波範囲について、前記フォーカスレンズの位置に応じて決まる焦点深度を区分単位として区分した数である検波範囲焦点深度数を算出する検波範囲焦点深度数算出部と、
    前記検波範囲における検波間隔として、前記区分単位としての前記焦点深度の数を示す検波間隔焦点深度数を、算出された前記検波範囲焦点深度数に応じて決定する検波間隔決定部と、
    前記検波範囲と、前記検波間隔として決定された前記検波間隔焦点深度数とを指定して前記フォーカスレンズを移動させるフォーカスサーチをレンズ部に対して指示するフォーカスレンズ移動指示部と
    を具備する焦点制御装置。
  2. 前記検波範囲焦点深度数算出部は、前記レンズ部から入力した絞り値と、前記レンズ部から入力した焦点距離と、当該焦点制御装置が記憶する許容錯乱円径と、前記検波範囲に対応する主点からの最遠距離および最至近距離とを利用して前記検波範囲焦点深度数を算出する
    請求項1記載の焦点制御装置。
  3. 1回の前記フォーカスサーチの動作が完了したことに応じて、次回のフォーカスサーチのための前記検波範囲を新たに決定する検波範囲決定部をさらに具備し、
    前記検波間隔決定部は、決定された前記検波範囲に応じて、前記検波範囲に対応させる前記検波間隔焦点深度数を決定する
    請求項1記載の焦点制御装置。
  4. 前記フォーカスレンズ移動指示部は、前記検波間隔として決定された前記検波間隔焦点深度数が予め定められた最小値である場合には、この最小値の前記検波間隔焦点深度数を指定して最後のフォーカスサーチを前記レンズ部に対して指示し、さらに、前記最後のフォーカスサーチによって検波されたコントラストに基づいて求められた合焦位置に前記フォーカスレンズを移動させるように前記レンズ部に対して指示する請求項1記載の焦点制御装置。
  5. 前記検波間隔決定部は、前記検波範囲焦点深度数と前記検波間隔焦点深度数とを対応付けた検波間隔情報から、前記算出された前記検波範囲焦点深度数に対応付けられた検波間隔焦点深度数を選択することにより、前記検波間隔が対応する検波間隔焦点深度数を決定する請求項1記載の焦点制御装置。
  6. 当該焦点制御装置の本体に対して着脱可能な前記レンズ部が装着されている状態で、前記レンズ部と通信する通信部をさらに具備する請求項1記載の焦点制御装置。
  7. 撮像装置本体に対して装着された状態で前記撮像装置本体と通信する通信部と、
    撮像画像信号のコントラストの検波のためにフォーカスレンズが移動される検波範囲と、前記検波範囲の区分単位であるとともに前記フォーカスレンズの位置に応じて決まる焦点深度の数により示される検波間隔とを指定して前記フォーカスレンズを移動させる指示を前記撮像装置本体から受信したことに応じて、前記検波間隔を示す前記焦点深度の数をフォーカスレンズ移動量として算出するフォーカスレンズ移動量算出部と、
    算出した前記フォーカスレンズ移動量により前記フォーカスレンズを移動させるフォーカスレンズ駆動制御部と
    を具備するレンズ装置。
  8. 前記フォーカスレンズ移動量算出部は、
    フォーカスレンズ位置、絞り値および焦点距離に基づいて特定されるフォーカス感度と、前記撮像装置本体から入力した許容錯乱円径と、指定された前記検波間隔を示す前記焦点深度の数とに基づいて前記フォーカスレンズ移動量を算出する
    請求項7記載のレンズ装置
  9. 前記フォーカスレンズ移動量算出部は、前記算出した前記フォーカスレンズ移動量により前記フォーカスレンズが新たな位置に移動されるごとに、この新たな位置に応じた前記フォーカスレンズ移動量を算出する
    請求項8記載のレンズ装置。
  10. 撮像画像信号のコントラストの検波のためにフォーカスレンズが移動される検波範囲について、前記フォーカスレンズの位置に応じて決まる焦点深度を区分単位として区分した数である検波範囲焦点深度数を算出する検波範囲焦点深度数算出手順と、
    前記検波範囲における検波間隔として、前記区分単位としての前記焦点深度の数を示す検波間隔焦点深度数を、算出された前記検波範囲焦点深度数に応じて決定する検波間隔決定手順と、
    前記検波範囲と、前記検波間隔として決定された前記検波間隔焦点深度数とを指定して前記フォーカスレンズを移動させるフォーカスサーチをレンズ部に対して指示するフォーカスレンズ移動指示手順と
    を具備する焦点制御方法。
  11. 撮像装置本体に対して装着された状態で前記撮像装置本体と通信する通信手順と、
    撮像画像信号のコントラストの検波のためにフォーカスレンズが移動される検波範囲と、前記検波範囲の区分単位であるとともに前記フォーカスレンズの位置に応じて決まる焦点深度の数により示される検波間隔とを指定して前記フォーカスレンズを移動させる指示を前記撮像装置本体から受信したことに応じて、前記検波間隔を示す前記焦点深度の数をフォーカスレンズ移動量として算出するフォーカスレンズ移動量算出手順と、
    算出した前記フォーカスレンズ移動量により前記フォーカスレンズを移動させるフォーカスレンズ駆動制御手順と
    を具備するフォーカスレンズ駆動方法
  12. 撮像画像信号のコントラストの検波のためにフォーカスレンズが移動される検波範囲について、前記フォーカスレンズの位置に応じて決まる焦点深度を区分単位として区分した数である検波範囲焦点深度数を算出する検波範囲焦点深度数算出手順と、
    前記検波範囲における検波間隔として、前記区分単位としての前記焦点深度の数を示す検波間隔焦点深度数を、算出された前記検波範囲焦点深度数に応じて決定する検波間隔決定手順と、
    前記検波範囲と、前記検波間隔として決定された前記検波間隔焦点深度数とを指定して前記フォーカスレンズを移動させるフォーカスサーチをレンズ部に対して指示するフォーカスレンズ移動指示手順と
    を焦点制御装置に実行させるプログラム。
  13. 撮像装置本体に対して装着された状態で前記撮像装置本体と通信する通信手順と、
    撮像画像信号のコントラストの検波のためにフォーカスレンズが移動される検波範囲と、前記検波範囲の区分単位であるとともに前記フォーカスレンズの位置に応じて決まる焦点深度の数により示される検波間隔とを指定して前記フォーカスレンズを移動させる指示を前記撮像装置本体から受信したことに応じて、前記検波間隔を示す前記焦点深度の数をフォーカスレンズ移動量として算出するフォーカスレンズ移動量算出手順と、
    算出した前記フォーカスレンズ移動量により前記フォーカスレンズを移動させるフォーカスレンズ駆動制御手順と
    をレンズ装置に実行させるプログラム。
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