JP5408936B2 - 自動焦点調節装置、自動焦点調節装置の制御方法及び焦点調節制御プログラム - Google Patents

自動焦点調節装置、自動焦点調節装置の制御方法及び焦点調節制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は焦点調節機能を有する電子スチルカメラなどに適用される自動焦点調節装置、撮像装置、自動焦点調節装置の制御方法及び焦点調節制御プログラムに関するものである。
従来から、電子スチルカメラやビデオカメラなどではオートフォーカス(以下、AFという)を行う場合、CCD(電荷結合素子)などを用いた撮像素子から得られる輝度信号の高域周波数成分が最大になるレンズ位置を合焦位置とする方式が用いられている。これには撮像素子から得られる輝度信号の高域周波数成分に基づく評価値(以下、焦点評価値と言う)が増加する方向にレンズを動かし、焦点評価値が最大になる位置を合焦位置とする山登り方式が知られている。また測距範囲の全域に亘ってレンズを駆動しながら焦点評価値をその都度に記憶していき、記憶した値のうち、その最大値に相当するレンズ位置を合焦位置とするスキャン方式が知られている。
この時、測距範囲の全域ではなく一部の範囲をスキャンした方が測距時間を短くすることができる。例えば、特許文献1には測距範囲の一部をスキャンする場合において対象とする範囲の決定の仕方が示されている。この場合、撮像手段とは異なる光電変換手段を設けるとともに、当該手段を使用して撮像装置と被写体との間の距離を検出して合焦位置を検出し、この合焦位置に基づいて、撮像素子から得られる輝度信号による合焦検出手段のサンプリング範囲を設定している。さらに、レンズの焦点距離に応じて、ワイド系の場合には上記範囲を狭く設定し、テレ端側になるに従って上記範囲を広く設定している。
一方、AFを行う際に、撮影準備を指示するためのスイッチ(以下SW1と記す)を押し続けている間は合焦動作を繰り返し行う、いわゆるサーボAFという技術が知られている。すなわち動く被写体に対して繰り返し合焦動作を行うことによって、常にピントが合った状態(合焦状態)を保つことができる。従ってスイッチSW1の押下後から撮影処理指示スイッチ(以下SW2と記す)の押下時点までの間に被写体が動いて該被写体とカメラとの間の距離が変わったとしても、撮影時にはピントの合った画像を得ることができる。
特開2006−293383号公報
ところで上述のようなサーボAFを行う場合、被写体の移動量がほぼ一定であっても、撮影レンズを通過した被写体像の結像位置の移動量は被写体までの距離によって異なる。その理由は撮影レンズの被写界深度によるものである。例えば、被写体の移動量が同じであったとしても、被写体までの距離が遠距離の場合には被写界深度が深いために結像位置の移動量が小さく、被写体までの距離が近距離の場合には被写界深度が狭いために結像位置の移動量が大きいからである。
従って被写体の移動によって合焦状態から被写界深度を外れて実用上ピントがボケる、すなわち非合焦状態となるまでに要する時間についても被写体距離によって異なる。しかしこのことを考慮せずに、合焦動作と次の合焦動作との間の時間間隔、つまりサーボAFにおいて合焦動作を繰り返す際の時間間隔を被写体までの距離によらず一定にしてしまうと、次のような不具合が起こり得る。すなわち、被写体が遠距離にあってかつ被写界深度内にいるにもかかわらず合焦動作を行ったり、あるいは被写体が近距離にあってかつ被写界深度から外れてしまったにもかかわらず合焦動作を行わない、といった不具合が起こり得る。その結果、まだ合焦動作を行わなくてよいにもかかわらず当該動作を不必要に行ったり、これとは逆に合焦動作を行わなくてはならない時に当該動作が行われずに被写体像がボケてしまう、といった不具合が生じることになる。
また同様にサーボAFにおけるスキャン範囲(つまり探索範囲)を、被写体までの距離によらず一定にすると、ピント位置の移動量が少ないにもかかわらず広い範囲をスキャンすることが起こり得る。また、逆に広いにもかかわらず狭い範囲をスキャンしてしまうといったことが起こり得る。その結果、測距時間が無駄に長くなったり、スキャン範囲にピント位置を取り込むことができずに合焦不能になってしまう。
上記課題を解決するために本発明に係る自動焦点調節装置は、被写体像を電気信号に変換する光電変換手段と、前記光電変換手段の出力信号から高周波成分を抽出して焦点信号を生成する抽出手段と、フォーカスレンズを移動させて前記焦点信号を順次取得するスキャン動作を行い、前記取得された焦点信号に基づいて前記フォーカスレンズの移動を制御することにより焦点調節動作を行う制御手段とを有し、前記焦点調節動作の開始が指示されてから撮影動作が指示されるまでの間、前記制御手段が繰り返し行う前記焦点調節動作中に、前記制御手段は、前記焦点信号に基づいて合焦可否を判定し、合焦可能と判定した場合には次の焦点調節動作における前記フォーカスレンズの移動範囲を第1の範囲に設定し、合焦不能と判定した場合には次の焦点調節動作における前記フォーカスレンズの移動範囲を前記第1の範囲よりも広く全域よりも狭い第2の範囲に設定する。
また、本発明の他の一側面としての自動焦点調節装置の制御方法は、被写体像を電気信号に変換した出力信号から高周波成分を抽出して焦点信号を生成する抽出ステップと、フォーカスレンズを移動させて前記焦点信号を順次取得するスキャン動作を行い、前記取得された焦点信号に基づいて前記フォーカスレンズの移動を制御することにより焦点調節動作を行う制御ステップとを有し、前記焦点調節動作の開始が指示されてから撮影動作が指示されるまでの間、前記制御ステップにおいて繰り返し行う前記焦点調節動作中に、前記抽出ステップで生成される前記焦点信号に基づいて合焦可否を判定する判定ステップと、前記判定ステップで合焦可能と判定された場合に次の焦点調節動作における前記フォーカスレンズの移動範囲を第1の範囲に設定するステップと、前記判定ステップで合焦不能と判定された場合に次の焦点調節動作における前記フォーカスレンズの移動範囲を前記第1の範囲よりも広く全域よりも狭い第2の範囲に設定するステップを有する。
また、本発明の他の一側面としての焦点調節制御プログラムは、被写体像を電気信号に変換した出力信号から高周波成分を抽出して焦点信号を生成する抽出ステップと、フォーカスレンズを移動させて前記焦点信号を順次取得するスキャン動作を行い、前記取得された焦点信号に基づいて前記フォーカスレンズの移動を制御することにより焦点調節動作を行う制御ステップとをコンピュータに実行させる焦点調節制御プログラムであって、前記焦点調節動作の開始が指示されてから撮影動作が指示されるまでの間、前記制御ステップにおいて繰り返し行う前記焦点調節動作中に、前記抽出ステップで生成される前記焦点信号に基づいて合焦可否を判定する判定ステップと、前記判定ステップで合焦可能と判定された場合に次の焦点調節動作における前記フォーカスレンズの移動範囲を第1の範囲に設定するステップと、前記判定ステップで合焦不能と判定された場合に次の焦点調節動作における前記フォーカスレンズの移動範囲を前記第1の範囲よりも広く全域よりも狭い第2の範囲に設定するステップを有する。
本発明によれば、合焦可否の判定結果に応じて、焦点調節動作を繰り返す際のフォーカスレンズの移動範囲を変更することで、不必要な合焦動作及びこれに伴う消費電力の無駄を省くことができ、合焦動作時間を短縮し、合焦精度を向上させることができる。
以下、図面を参照しながら本発明の自動合焦装置の一実施形態を説明する。図1は本発明を電子カメラに適用した場合の構成例を示すブロック図である。
本装置では、各種レンズ及び光学部材を含む撮像光学系を備えている。撮像光学系は、後述する光電変換手段である撮像素子上に焦点を合わせるためのフォーカスレンズ101及びその初期位置を検出するフォトインタラプタ102と含む。また、フォーカスレンズ101を駆動するモータ103と、駆動信号を入力してフォーカスレンズ101を動かすフォーカスレンズ駆動回路104が設けられている。撮像光学系はさらに絞り及びシャッタ105などの光量制御部材を備えている。また、光量制御部材を駆動するモータ106と、該モータ106に駆動信号を入力して絞り・シャッタ105を動かす絞り・シャッタ駆動回路107が設けられている。撮像光学系は、撮影レンズの焦点距離を変更するズームレンズ108と、該ズームレンズの初期位置を検出するフォトインタラプタ109を含む。また、ズームレンズ108を駆動するモータ110と、モータに駆動信号を入力してズームレンズ108を動かすズームレンズ駆動回路111が設けられている。
画像処理部は、被写体からの反射光を電気信号に変換する撮像素子112と、該撮像素子から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器113を含む。なお本構成例において、撮像素子112は、結像された被写体像を電気信号に変換する機能を備えている。また、撮像素子112やA/D変換器113を動作させるのに必要なタイミング信号を発生するタイミング信号発生回路114が設けられている。画像処理の中枢部は、A/D変換器113から入力された画像データに所定の処理を施す画像処理プロセッサ115である。画像処理プロセッサ115は、撮像素子112の出力信号から被写体の輝度に関連する特定周波数帯域の信号成分を抽出する機能を有する。
また画像処理プロセッサ115で処理された画像データを一時的に記憶するバッファメモリ116や、後述する記録媒体との接続のためのインターフェース117が設けられている。このインターフェースを介して、メモリカードやハードディスクなどの記録媒体118との間で情報の読み出しや書き込みを行うことができる。
装置全体の動作の制御には、本例では撮影シーケンスなど、システムを制御するためのマイクロコントローラ(以下CPUと略記する)119が用いられる。CPU119は、後述のプログラムメモリから焦点調節制御プログラムを読み出して実行する機能をもつ。CPU119には各種操作部からの信号が入力されるようになっている。例えば、ズーム動作の開始および停止を指示する信号をCPU119に入力するズームSW120と、AF(自動的な焦点調節)やAE(自動露出)等の撮影準備を指示するための撮影準備指示スイッチ(以下SW1と記す)121が設けられている。また、操作部には、該スイッチSW1の操作後に、本露光及び記録動作等の撮影処理を指示するための撮影処理指示スイッチ(以下SW2と記す)122がある。また、システムに電源を投入するためのメインスイッチ123、カメラの動作モードを設定するモードスイッチ124がある。
また、125は、CPU119により解釈されて実行される焦点調節制御プログラムなどを記憶するプログラムメモリである。また、126は、CPU119が、プログラムメモリ125内に記憶されたプログラムに従って処理を行う際に必要な各種データの書き込み及び読み出しを行うワークメモリである。また、カメラの動作状態や各種警告表示を行う操作表示部127や、画像を表示するモニタ128が用いられる。
なお、装置仕様に応じた操作部や検出部、計時部などを設けることができ、例えば129は各種設定を行うための設定スイッチである。130は操作表示部127やモニタ128に表示されたメニュー項目の選択やAF枠位置の移動指示等に使用する十字スイッチ(SW)である。また131は撮像した画像信号について顔の検出を行う顔検出部である。132は時間を計測するタイマである。
次に図2のフローチャートを使って本発明の電子カメラについて説明する。まずS201ではCPU119が、撮影準備を指示するSW1の状態(ON/OFF)を判定し、該状態がON(オン)状態ならばS205へ進むが、OFF(オフ)状態の場合にはS202へ進む。S202ではCPU119からの制御信号に基づき撮像光学系の駆動制御部により、絞り105やシャッタースピードを制御してモニタ128に表示される画像の明るさが適正になるようAE動作を行う。S203では光源の色温度によらずモニタ128に表示される画像が適切な色バランスになるようにCPU119の制御下でオートホワイトバランス(AWB)動作を行う。S204では撮像素子112から読み出した画像信号に対して所定の処理を施してモニタ128上に画像を表示する。またS205では後述する手順に従って撮影処理を行う。
図3は図2におけるS205の撮影処理を説明するフローチャートである。S301ではCPU119が本露光用AE動作を行う。S302では後述する手順に従ってCPU119が本露光用AF動作を行う。S303においてCPU119は撮影処理指示スイッチSW2の状態(ON/OFF)を判定し、該状態がONならばS306へ進むが、OFF状態の場合にはS304へ進む。S304ではCPU119が撮影準備指示スイッチSW1の状態(ON/OFF)を判定し、該状態がONならばS305へ進むが、OFF状態の場合には本処理を終了する。S305では後述する手順に従ってサーボAF動作を行った後でS303に戻る。S306では後述する手順に従って本露光及び記録を行う。
図4は図3におけるS302の本露光用AF動作を説明するフローチャートである。まずS401ではCPU119がフォーカスレンズ駆動回路104に送出する制御信号により、フォーカスレンズ101をスキャン開始位置へと移動させる。このスキャン開始位置は例えば合焦可能領域の無限遠端とする。
S402では撮像素子112から読み出されたアナログ映像信号をA/D変換器113がデジタル信号に変換し、その出力から画像処理プロセッサ115が輝度信号の高周波成分を抽出し、CPU119はこれを焦点評価値としてワークメモリ126に記憶させる。S403ではフォーカスレンズ101の現在位置を取得してCPU119がワークメモリ126に記憶させる。例えばフォーカスレンズ駆動モータ103にステッピングモータを使用する場合には、フォトインタラプタ102によって検出される初期位置からの相対駆動パルス数をもってフォーカスレンズ101の位置とすることができる。また図示しないロータリーエンコーダ等を用いて絶対位置を測定してフォーカスレンズ101の位置情報を得てもよい。S404にてCPU119はフォーカスレンズ101の現在位置がスキャン終了位置と等しいか調べ、両者が等しい場合にS406へ進むが、そうでなければS405へ進む。なお、このスキャン終了位置は例えば合焦可能領域の至近端とする。S405ではCPU119からフォーカスレンズ駆動回路104に送出される制御信号により、フォーカスレンズ101をスキャン終了方向へ向かって所定量だけ移動させた後、S402に戻る。
S406ではCPU119がS402で取得した焦点評価値の中から最大のものを算出する。S407ではS406で算出した焦点評価値の最大値を取得した時のフォーカスレンズ101の位置(以下、これをピーク位置と呼ぶ)をCPU119がワークメモリ126に記憶させる。すなわち、CPU119はフォーカスレンズ101の位置と関連付けて、画像処理プロセッサ115からの出力信号を記憶させる。S408ではCPU119によって実行されるプログラムに従ってS407で記憶したピーク位置を元にカメラから被写体までの距離を算出する。この時、カメラに使用されるレンズの光学特性やAFを行った時のズームレンズ108の焦点距離、製造時の調整データなどを使ってフォーカスレンズ101の位置を、被写体距離(カメラから被写体までの距離)に換算することができる。S409ではCPU119からフォーカスレンズ駆動回路104に送出される制御信号により、S407で記憶したピーク位置へフォーカスレンズ101を移動させる。
図5は図3におけるS305のサーボAF動作を説明するフローチャートである。まずS501においてCPU119は図4のS408で算出した被写体距離を、所定距離、つまり予め決められた閾値(距離基準値)と比較し、被写体距離が閾値より大きい場合にはS502へ進むが、被写体距離が閾値以下の場合にはS505へ進む。S502ではCPU119の制御に従い、サーボAFにおいて合焦動作を繰り返す場合の時間間隔T、すなわち、合焦動作を行った時点から次の合焦動作を行う時点までの時間間隔をT1に設定する。S503では今回の合焦動作におけるスキャン範囲RをR1に設定する。なおスキャン範囲は、ある合焦動作におけるフォーカスレンズの全移動量、すなわち移動範囲に相当する。そしてS504では今回の合焦動作におけるスキャンステップSをS1に設定する。このスキャンステップは、ある合焦動作の期間内にて、輝度信号の高周波成分を表す信号を記憶する度に移動制御されるフォーカスレンズの移動量に相当する。
S505では前記時間間隔TをT2に設定し、S506では前記スキャン範囲RをR2に設定する。S507では前記スキャンステップSをS2に設定する。
S502からS507までの説明において、T1>T2、R1<R2、S1<S2の関係を有するものとする。つまり、CPU119の制御により、以下の条件を満たすように設定を行う。
・時間間隔Tは、被写体までの距離が短い場合に比して当該距離が長い場合に長い。
・スキャン範囲Rは、被写体までの距離が短い場合に比して当該距離が長い場合に狭い。
・スキャンステップSは、被写体までの距離が短い場合に比して当該距離が長い場合に小さい。
S508ではCPU119がフォーカスレンズ駆動回路104に信号を送出してフォーカスレンズ101をスキャン開始位置へ移動させる。このスキャン開始位置は「現在位置−R/2」で求められる位置とする。つまり現在位置から、S503またはS506で設定したスキャン範囲Rの2分の1だけフォーカスレンズ101を移動させた位置をスキャン開始位置とする。
S509では撮像素子112から読み出されたアナログ映像信号を、A/D変換器113を使ってデジタル信号に変換する。そして、その出力を画像処理プロセッサ115に送出することにより、輝度信号の高周波成分を抽出し、CPU119がこれを焦点評価値としてワークメモリ126に記憶させる。S510ではCPU119がフォーカスレンズ101の現在位置を取得してその位置データをワークメモリ126に記憶させる。なおフォーカスレンズ101の駆動にステッピングモータを使用する場合には、フォトインタラプタ102により検出される初期位置からの相対駆動パルス数を位置情報として用いることができるが、ロータリーエンコーダ等を用いて絶対位置を測定してもよい。
S511においてCPU119は、フォーカスレンズ101の現在位置がスキャン終了位置と等しいか否かを調べ、両位置が等しい場合にはS513へ進むが、異なる場合はS512へ進む。このスキャン終了位置は、「スキャン開始位置+R」で求められる位置とする。S512ではフォーカスレンズ101をスキャン終了方向へ向かって所定量だけ移動させてからS509に戻る。この時の所定量についてはS504またはS507で設定したSとする。
S513ではS509で取得した焦点評価値の中から最大のものをCPU119が算出する。S514ではS513で算出した焦点評価値のうち、その最大値を取得した時点におけるフォーカスレンズ101のピーク位置をCPU119がワークメモリ126に記憶させる。S515ではCPU119の制御により、S514で記憶したピーク位置へとフォーカスレンズ101を移動させる。
S516ではCPU119の制御下でタイマ132をリセットして、タイマカウント値を0にする。S517ではタイマ132が計時を開始する。S518ではCPU119が撮影処理指示スイッチSW2の状態を判定し、該状態がONならば本処理は終了するが、そうでなければS519へ進む。S519ではCPU119が、タイマ132の計測時間と、S502またはS505で設定した合焦動作の時間間隔Tとを比較し、タイマ132の計測時間がT以上ならば本処理を終了するが、そうでなければS518に戻る。
図5に示した制御に従うように装置を構成した場合の動作は次のようになる。まず図4の本露光用AF処理において算出された被写体までの距離に応じて、隣り合う合焦動作同士の時間間隔T、スキャン範囲R、スキャンステップSを設定する。この時、同じ時間内における実空間での移動量が同じであっても、被写体が遠方にある時は被写界深度が深いために、レンズを通過した被写体像の結像位置の移動量は小さくなることを利用して、これらの値を以下のように設定する。
まず被写体までの距離が所定距離(距離基準値であり、以下では閾値という)より遠い場合は、被写体までの距離が近い時よりも前記時間間隔Tを長く設定する。図6はこのようにして設定した時間間隔Tを説明するための図である。被写体までの距離が閾値よりも大きい時には結像位置の移動量が小さいためにピントがボケる(非合焦)までの時間が長くなるので、それに応じて時間間隔Tも長くする。一方、被写体距離が閾値より小さい場合には、同様の理由で時間間隔Tを短く設定する。この時の閾値は例えば1mとする。
また被写体までの距離が閾値よりも大きい場合は当該距離が閾値よりも小さい場合に比して、スキャン範囲Rを狭く設定する。図7はこのように設定したスキャン範囲Rを説明する図である。このような設定を行う理由は、被写体までの距離が閾値より大きい時は結像位置の移動量が小さいため、狭い移動範囲内でも十分に合焦位置を含むようにスキャンを行えるからである。これによってスキャン時間を短縮できる。一方、被写体までの距離が閾値より小さい場合は、同様の理由でスキャン範囲Rを広く設定する。これによってスキャン範囲Rから合焦位置が外れないように防止できる。
さらに、被写体までの距離が閾値より大きい場合は、当該距離が近い場合よりも前記スキャンステップSを小さく設定する。スキャン範囲Rと同様に、図7はこのようにして設定したスキャンステップSを説明する図でもある。前述の説明では、被写体までの距離が閾値より大きい場合において、該距離が近い場合よりもスキャン範囲Rを狭く設定したため、それに応じてスキャンステップSも小さく設定する。こうすることで狭く設定したスキャン範囲R内でも、焦点評価値の取得数について必要十分な数を確保でき、従って、取得した焦点評価値を元に補間演算を行ってピーク位置を算出する場合に有効である。
なお被写体像の結像位置の移動量はレンズの焦点距離によっても変わるので、前記時間間隔T、スキャン範囲R、スキャンステップSを設定する際の判定に使用する閾値をズームレンズ108の位置に応じて変えてもよい。さらに、同じ焦点距離であっても閾値を複数個持つように設定してもよい。この場合には前記時間間隔T、スキャン範囲R、スキャンステップSの組を3つ以上持つことになる(つまりN個の場合、[Ti、Ri、Si],i=1,2,・・・,N)。
図8は図3のS306における本露光処理を説明するフローチャートである。まずS801における撮像素子112の露光後に、S802では撮像素子112に蓄積されたデータを読み出す。S803ではA/D変換器113を使って撮像素子112から読み出したアナログ信号をデジタル信号に変換する。S804では画像処理プロセッサ115を使って、A/D変換器113から出力されるデジタル信号に対して各種画像処理を施す。S805ではS804で処理した画像をCPU119の制御下でJPEGなどのフォーマットにしたがって圧縮する。S806ではS805で圧縮したデータを記録媒体インターフェース117に送り、これを介して電子カメラ本体に装着されたメモリカードなどの記録媒体118に記録させるようにCPU119が制御を行う。
前記ステップS801での撮像素子112による処理は、CPU119が、撮像素子112およびA/D変換器113それぞれに対し、タイミング信号発生回路114を介して、該当する処理にかかわる制御を行うことにより実施される。同様に、ステップS802およびステップS803でのA/D変換器113による処理も、CPUにより制御される。CPU119が、撮像素子112およびA/D変換器113それぞれに対し、タイミング信号発生回路114を介して、該当する処理にかかわる制御を行うことにより実施される。また、ステップS804からステップS806での画像処理プロセッサ115による処理は、CPU119が、画像処理プロセッサ115に対し、該当する処理にかかわる制御を行うことにより実施される。
なお、第1実施形態では、ステップ806の処理については、CPU119が、画像処理プロセッサ115から圧縮データを取得し、この取得した圧縮データを、記録媒体インターフェース117を介して記録媒体118へ記録するようにしてもよい。
第1実施形態では、上述した電子カメラの基本的な処理(図2参照)の処理手順に対応するプログラム(メインプログラム)が、プログラムメモリ125に格納されている。
また、撮影処理(図3参照)、本露光用AF処理(図4参照)、サーボAF処理(図5参照)、および本露光処理(図3参照)の各処理手順に対応する各プログラム(サブプログラム)とを含む所定のプログラムもプログラムメモリ125に格納されている。
上記所定のプログラムのうち、本露光用AF処理およびサーボAF処理の各処理手順(図4および図5参照)に対応する各プログラム(サブプログラム)は、上述した焦点調節制御プログラムに対応する。
そして、CPU119が、焦点調節制御プログラムを含む上記所定のプログラムをプログラムメモリ125から読み出して実行することにより、電子カメラの基本的な処理、撮影処理、本露光用AF処理、サーボAF処理を実施する。また、これとともに、本露光処理に係る構成要素(撮像素子112、A/D変換器113、画像処理プロセッサ115)を制御する。

以上説明したように、第1実施形態によれば、被写体までの距離に応じて合焦動作を繰り返す際の時間間隔Tを変えることによって、被写体が遠距離にある場合に無駄な合焦動作を省くことができる。また被写体が近距離にある場合には被写体像が非合焦の状態となる前に合焦動作を行うことができる。さらに被写体までの距離に応じてスキャン範囲Rを変えることによって、被写体が遠距離にある場合にスキャン時間を無駄に長くすることが無くなる。また被写体が近距離にある場合にはスキャン範囲の不足が原因で合焦不能に陥るといったことも無くなる。さらには被写体までの距離に応じてスキャンステップSを変えることによって、スキャン範囲Rに応じた適切な幅のスキャンステップSを設定することができる。こうすることで狭く設定したスキャン範囲内であっても、焦点評価値の取得数を必要な分だけ確保できる。
次に本発明に係る第2の実施形態について詳述する。
前述の説明では、本露光用AFの結果得られた、被写体までの距離に応じて合焦動作の時間間隔、スキャン範囲、スキャンステップを変えたが、これらを合焦可否の判定結果に応じて変えても良い。このように構成した場合の動作を以下に説明する。
図9は第1の実施形態における図4の本露光用AF動作を説明するフローチャートを置き換えたものである。まずS901ではCPU119がフォーカスレンズ駆動回路104に信号を送出してフォーカスレンズ101をスキャン開始位置へと移動させる。このスキャン開始位置は例えば合焦可能領域の無限遠端とする。
S902では撮像素子112から読み出されたアナログ映像信号について、A/D変換器113を使ってデジタル信号に変換する。そして、その出力を画像処理プロセッサ115に送出し、ここで輝度信号の高周波成分を抽出し、CPU119がこれを焦点評価値としてワークメモリ126に記憶させる。S903ではフォーカスレンズ101の現在位置を取得してワークメモリ126に記憶する。なお、フォーカスレンズ101の位置情報の取得については上述の通りである。S904においてCPU119はフォーカスレンズ101の現在位置がスキャン終了位置と等しいか調べ、両位置が等しい場合にはS906へ進むが、そうでなければS905へ進む。このスキャン終了位置としては、例えば合焦可能領域の至近端とする。S905ではCPU119の制御下でフォーカスレンズ101をスキャン終了方向へ向かって所定量だけ移動させる。
S906ではS902で取得した焦点評価値の中から最大のものをCPU119が算出する。S907ではS906で算出した焦点評価値の最大値をCPU119が所定値(評価基準値)と比較し、最大値が所定値より大きい場合にはS908へ進むが、そうでなければS911へ進む。S908ではS906で算出した焦点評価値の最大値を取得した時のフォーカスレンズ101のピーク位置をCPU119がワークメモリ126に記憶させた後、S909では合焦状態をOK(合焦可能)としてワークメモリ126に記憶させる。S910ではCPU119がフォーカスレンズ駆動回路104に信号を送出し、S908で記憶したピーク位置へとフォーカスレンズ101を移動させる。
S911ではCPU119が合焦状態をNG(合焦不能)としてワークメモリ126に記憶させる。S912ではCPU119がフォーカスレンズ駆動回路104に信号を送出し、所定位置へフォーカスレンズ101を移動させる。この時の所定位置については無限遠を被写界深度の遠端に含む、いわゆる過焦点距離に相当する位置に設定する。または所定位置を合焦可能範囲の中央点に設定しても良い。
図10は図3に示したS305のサーボAF動作を説明するフローチャートを置き換えたものである。まずS1001では図9のS909またはS911で記憶した合焦状態、もしくは後述するS1014またはS1016で記憶する合焦状態をCPU119が調べ、該状態がOK(合焦可能)ならばS1002へ進むが、NG(合焦不能)ならばS1004へ進む。
S1002では今回の合焦動作におけるスキャン範囲RをCPU119がR3に設定し、次のS1003では今回の合焦動作におけるスキャンステップSをS3に設定する。
他方、S1004では今回の合焦動作におけるスキャン範囲RをCPU119がR4に設定し、次のS1005では今回の合焦動作におけるスキャンステップSをS4に設定する。
S1002からS1005までの説明において、R3<R4、S3>S4の関係を有するものとする。つまり、CPU119の制御により、以下の条件を満たすように設定を行う。
・スキャン範囲Rは、合焦可否の判定結果がOKとされた場合に比して該判定結果がNGとされた場合に広く設定する。
・スキャンステップSは、合焦可否の判定結果がOKとされた場合に比して該判定結果がNGとされた場合に小さく設定する。
S1006ではCPU119がフォーカスレンズ駆動回路104に信号を送出してフォーカスレンズ101をスキャン開始位置へ移動させる。このスキャン開始位置は、「現在位置−R/2」で求められる位置とする。つまり現在位置から、S1002またはS1004で設定したスキャン範囲Rの2分の1だけフォーカスレンズ101を移動させた位置をスキャン開始位置とする。
S1007では撮像素子112から読み出されたアナログ映像信号を、A/D変換器113を使ってデジタル信号に変換する。そして、その出力を画像処理プロセッサ115に送出することにより、輝度信号の高周波成分を抽出し、CPU119がこれを焦点評価値としてワークメモリ126に記憶させる。S1008ではCPU119がフォーカスレンズ101の現在位置を取得してその位置データをワークメモリ126に記憶させる。なお、フォーカスレンズ101の位置情報の取得については上述の通りである。S1009でCPU119は、フォーカスレンズ101の現在位置がスキャン終了位置と等しいか否かを調べ、両位置が等しい場合にはS1011へ進むが、そうでなければS1010へ進む。このスキャン終了位置は、「スキャン開始位置+R」で求められる位置とする。S1010ではフォーカスレンズ101をスキャン終了方向へ向かって所定量だけ移動させる。この時の所定量についてはS1003またはS1005で設定したSとする。
S1011ではS1007で取得した焦点評価値の中から最大のものをCPU119が算出する。S1012ではS1011で算出した焦点評価値の最大値を所定値(評価基準値)と比較し、最大値が所定値より大きい場合にはS1013へ進むが、そうでなければS1016へ進む。S1013ではS1011で算出した焦点評価値のうち、その最大値を取得した時点におけるフォーカスレンズ101のピーク位置をCPU119がワークメモリ126に記憶させる。S1014では合焦状態をOKとしてこれをCPU119がワークメモリ126に記憶させる。S1015ではCPU119がフォーカスレンズ駆動回路104に信号を送出し、S1013で記憶したピーク位置へとフォーカスレンズ101を移動させる。
S1016ではCPU119が合焦状態をNGとしてワークメモリ126に記憶させる。S1017ではCPU119がフォーカスレンズ駆動回路104に信号を送出し、所定位置へフォーカスレンズ101を移動させる。この時の所定位置については無限遠を被写界深度の遠端に含む、いわゆる過焦点距離に相当する位置に設定する。または所定位置を合焦可能範囲の中央点に設定しても良い。
S1018ではCPU119の制御下でタイマ132をリセットして、タイマカウント値を0にする。S1019ではタイマ132が計時を開始する。S1020ではCPU119が撮影処理指示スイッチSW2の状態を判定し、該状態がONならば本処理は終了するが、そうでなければS1021へ進む。S1021ではCPU119が、タイマ132の計測時間と所定時間(比較基準時間)を比較し、タイマ132の計測時間が所定時間以上ならば本処理を終了するが、そうでなければS1020に戻る。
図10のように構成した場合の動作は次のようになる。まず図9の本露光用AF処理において判定された合焦状態に応じて、CPU119はスキャン範囲R、スキャンステップSを設定する。
この時、スキャン範囲Rは合焦状態がOKである場合の方がNGの場合に比べて狭くなっている。図11はこれを説明する図である。この理由は、合焦状態がOKであれば合焦位置が分かっているので、次のスキャンを行う際に前回の合焦位置の近傍だけをスキャンすれば合焦位置を検出できるからである。これによって合焦動作に無駄な時間をかけずに済む。一方、合焦状態がNGの場合には合焦位置が事前にわからないので、次のスキャンではより広い範囲をスキャンすることによって、合焦位置を検出できる可能性が高くなる。
また、スキャンステップSは合焦状態がNGである場合の方がOKの場合に比べて狭くなっている。この理由は、合焦状態がNGの場合にはOKの場合よりもスキャンステップSを狭くすることで合焦位置の検出精度をより高くすることができ、従って次の合焦動作において合焦状態がOKとなる可能性が高まるからである。
第2実施形態では、上述した電子カメラの基本的な処理(図2参照)の処理手順に対応するプログラム(メインプログラム)がプログラムメモリ125に格納されている。
また、撮影処理(図3参照)、本露光用AF処理(図9参照)、サーボAF処理(図10参照)、および本露光処理(図8参照)の各処理手順に対応する各プログラム(サブプログラム)とを含む所定のプログラムもプログラムメモリ125に格納されている。
上記所定のプログラムのうち、本露光用AF処理およびサーボAF処理の各処理手順(図9および図10参照)に対応する各プログラム(サブプログラム)は、上述した焦点調節制御プログラムに対応する。
そして、CPU119が、焦点調節制御プログラムを含む上記所定のプログラムをプログラムメモリ125から読み出して実行する。これにより、電子カメラの基本的な処理、撮影処理、本露光用AF処理、サーボAF処理を実施するとともに、本露光処理に係る構成要素(撮像素子112、A/D変換器113、画像処理プロセッサ115)を制御する。
この第2実施形態では、合焦状態の判定を行い、その結果の如何に応じてスキャン範囲を変えることによって、合焦動作を効率良く行え、合焦位置を検出できる可能性が高まることになる。また合焦位置の検出精度をより高くすることができる。
本願明細書では、上述した焦点調節制御プログラム(上述した制御機能を実現するためのソフトウェア)などのプログラムを記録媒体としてのプログラムメモリに記録する実施形態として説明した。しかし、少なくとも焦点調節制御プログラムを次のようにして提供することも可能である。
すなわち、少なくとも上記焦点調節制御プログラムをメモリカードなどなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体(例えば着脱可能な記録媒体118に対応)に格納して配布するようにしてもよい。この場合、その記録媒体に記録されたプログラムをCPUがインストールした後、このプログラムをCPUが実行するようにする。このプログラム(少なくとも焦点調節制御プログラム)のインストール先としては、RAM等のメモリなどの記憶装置がある。
また、電子カメラを通信回線(例えばケーブル等の有線通信回線、無線通信回線)を介して、電子カメラ外部のプログラム提供装置例えばコンピュータと接続てもよい。そして、当該電子カメラ(のCPU)が、コンピュータから上記少なくとも焦点調節制御プログラムをダウンロードした後、このプログラムを実行てもよい。このプログラム(少なくとも焦点調節制御プログラム)のダウンロード先としては、RAM等のメモリなどの記憶装置がある。
第1実施形態に係る撮像装置を適用した電子カメラの機能構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る電子カメラの基本的な処理の処理手順を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る撮影処理の処理手順を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る本露光用AF処理の処理手順を示すフローチャートである。 第1実施形態に係るサーボAF処理の処理手順を示すフローチャートである。 第1実施形態に係るサーボAF処理において設定される合焦動作時間間隔を説明する図である。 第1実施形態に係るサーボAF処理において設定されるスキャン範囲およびスキャンステップを説明する図である。 第1実施形態に係る本露光処理の処理手順を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る本露光用AF処理の処理手順を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るサーボAF処理の処理手順を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るサーボAF処理において設定されるスキャン範囲およびスキャンステップを説明する図である。
符号の説明
101 フォーカスレンズ
103、104 駆動部
112 光電変換部(撮像素子)
115、116 抽出部
119、125、126 制御部

Claims (6)

  1. 被写体像を電気信号に変換する光電変換手段と、
    前記光電変換手段の出力信号から高周波成分を抽出して焦点信号を生成する抽出手段と、
    フォーカスレンズを移動させて前記焦点信号を順次取得するスキャン動作を行い、前記取得された焦点信号に基づいて前記フォーカスレンズの移動を制御することにより焦点調節動作を行う制御手段とを有し、
    前記焦点調節動作の開始が指示されてから撮影動作が指示されるまでの間、前記制御手段が繰り返し行う前記焦点調節動作中に、
    前記制御手段は、前記焦点信号に基づいて合焦可否を判定し、合焦可能と判定した場合には次の焦点調節動作における前記フォーカスレンズの移動範囲を第1の範囲に設定し、合焦不能と判定した場合には次の焦点調節動作における前記フォーカスレンズの移動範囲を前記第1の範囲よりも広く全域よりも狭い第2の範囲に設定することを特徴とする自動焦点調節装置。
  2. 前記制御手段は、前記合焦可否の判定結果が合焦可能とされた場合、前記フォーカスレンズを、前記焦点信号の最大値を取得した位置に移動し、前記合焦可否の判定結果が合焦不能とされた場合、前記フォーカスレンズを所定の位置に移動するよう制御することを特徴とする、請求項1に記載の自動焦点調節装置。
  3. 前記制御手段は、次の焦点調節動作において前記焦点信号を取得する度に移動制御される前記フォーカスレンズの移動量を、前記合焦可否の判定結果に基づいて変更することを特徴とする、請求項1又は2に記載の自動焦点調節装置。
  4. 前記制御手段は、次の焦点調節動作において前記焦点信号を取得する度に移動制御される前記フォーカスレンズの移動量であるスキャンステップを、前記合焦可否の判定結果が合焦可能とされた場合に比して該判定結果が合焦不能とされた場合に小さく設定することを特徴とする、請求項3に記載の自動焦点調節装置。
  5. 被写体像を電気信号に変換した出力信号から高周波成分を抽出して焦点信号を生成する抽出ステップと、
    フォーカスレンズを移動させて前記焦点信号を順次取得するスキャン動作を行い、前記取得された焦点信号に基づいて前記フォーカスレンズの移動を制御することにより焦点調節動作を行う制御ステップとを有し、
    前記焦点調節動作の開始が指示されてから撮影動作が指示されるまでの間、前記制御ステップにおいて繰り返し行う前記焦点調節動作中に、前記抽出ステップで生成される前記焦点信号に基づいて合焦可否を判定する判定ステップと、前記判定ステップで合焦可能と判定された場合に次の焦点調節動作における前記フォーカスレンズの移動範囲を第1の範囲に設定するステップと、前記判定ステップで合焦不能と判定された場合に次の焦点調節動作における前記フォーカスレンズの移動範囲を前記第1の範囲よりも広く全域よりも狭い第2の範囲に設定するステップを有することを特徴とする自動焦点調節装置の制御方法。
  6. 被写体像を電気信号に変換した出力信号から高周波成分を抽出して焦点信号を生成する抽出ステップと、フォーカスレンズを移動させて前記焦点信号を順次取得するスキャン動作を行い、前記取得された焦点信号に基づいて前記フォーカスレンズの移動を制御することにより焦点調節動作を行う制御ステップとをコンピュータに実行させる焦点調節制御プログラムであって、
    前記焦点調節動作の開始が指示されてから撮影動作が指示されるまでの間、前記制御ステップにおいて繰り返し行う前記焦点調節動作中に、前記抽出ステップで生成される前記焦点信号に基づいて合焦可否を判定する判定ステップと、前記判定ステップで合焦可能と判定された場合に次の焦点調節動作における前記フォーカスレンズの移動範囲を第1の範囲に設定するステップと、前記判定ステップで合焦不能と判定された場合に次の焦点調節動作における前記フォーカスレンズの移動範囲を前記第1の範囲よりも広く全域よりも狭い第2の範囲に設定するステップを有することを特徴とする焦点調節制御プログラム。
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