JP2015094925A - 焦点調節装置、焦点調節方法およびプログラム、並びに焦点調節装置を有する撮像装置 - Google Patents

焦点調節装置、焦点調節方法およびプログラム、並びに焦点調節装置を有する撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015094925A
JP2015094925A JP2013236000A JP2013236000A JP2015094925A JP 2015094925 A JP2015094925 A JP 2015094925A JP 2013236000 A JP2013236000 A JP 2013236000A JP 2013236000 A JP2013236000 A JP 2013236000A JP 2015094925 A JP2015094925 A JP 2015094925A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
focus
evaluation value
imaging
focus evaluation
determination
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013236000A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015094925A5 (ja
Inventor
正晃 上西
Masaaki Uenishi
正晃 上西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2013236000A priority Critical patent/JP2015094925A/ja
Priority to US14/539,100 priority patent/US9398206B2/en
Publication of JP2015094925A publication Critical patent/JP2015094925A/ja
Publication of JP2015094925A5 publication Critical patent/JP2015094925A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/67Focus control based on electronic image sensor signals
    • H04N23/673Focus control based on electronic image sensor signals based on contrast or high frequency components of image signals, e.g. hill climbing method
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/50Control of the SSIS exposure
    • H04N25/53Control of the integration time
    • H04N25/531Control of the integration time by controlling rolling shutters in CMOS SSIS
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/76Addressed sensors, e.g. MOS or CMOS sensors
    • H04N25/77Pixel circuitry, e.g. memories, A/D converters, pixel amplifiers, shared circuits or shared components

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Focusing (AREA)

Abstract

【課題】全画素の信号から生成した焦点評価値と間引き加算信号から生成した焦点評価値を使い分けることでAF精度を保ったまま高速にAFを行う。
【解決手段】フォーカスレンズを含む撮影光学系で形成された被写体の光学像を撮像して得られた撮像信号に基づいて、フォーカスレンズの位置を調節する焦点調節装置は、画素加算及び間引きを行って読み出した第1の撮像信号と画素加算及び間引きを行わずに読み出した第2の撮像信号を取得し、第1および第2の撮像信号から、それぞれ画像のコントラストを表わす第1および第2の焦点評価値を生成し、第1および第2の焦点評価値の少なくとも一つに基づいて、被写体の光学像のピント状態を判定し、第1の焦点評価値に基づくピント状態の判定に従った焦点調節と、第2の焦点評価値に基づくピント状態の判定に従った焦点調節を行ってフォーカスレンズのピント位置を決定する。
【選択図】図6

Description

本発明は、撮像光学系により結像された被写体像を撮像素子により光電変換して得られた画像信号を使用して焦点調整を行う焦点調節装置および当該焦点調節装置を有する撮像装置に関する。
従来より、電子スチルカメラなどにおいて、フォーカスレンズを動かして被写体に焦点を合わせる方法として、CCDやCMOSなどの撮像素子から得られる画像信号に基づいて自動的に合焦動作を行うオートフォーカス(AF)方式が用いられている。このAF方式において、撮像素子から得られる全画素の信号を用いて焦点評価値を生成すると読み出しに時間がかかってしまう。そこで、画像領域の所定の方向に所定の画素数ずつ加算して所定の画素数の間隔で間引いた画像信号(以下、「間引き加算信号」と記す)を用いることで読み出し時間を短縮し、AFを高速化させる技術がある。しかし、画素信号の加算、間引きが画像信号の周波数特性に影響を与え、図12に示すように全画素から得られた画像信号(「非加算信号」と記す)から算出した焦点評価値のピーク位置と、間引き加算信号から算出した焦点評価値のピーク位置が異なってしまう。これにより撮影画像が全画素の信号から形成される場合、間引き加算信号を用いて算出した焦点評価値を用いてAFを行って高速化しても、撮影画像にピントを合わせることができない。
また、2つの撮像素子を備え、2つの撮像素子からの画像データを交互に出力し、一方を動画の撮像制御、他方をAF制御に用い、AF制御ではAFに適した露出制御や画素加算により高速化を図る技術がある。(特許文献1)
特開2007−097033号公報
特許文献1の方法は、撮像素子が2つ必要であるため装置が大きくなりコストも高くなってしまう。また、2つの撮像素子から画像データを交互に出力する方法では2つの画像データを同時に使用することができない。さらには、特許文献1では、上述したような画素加算した信号を用いてAF制御を行った場合のピントずれについては何も考慮されていない。
そこで、本発明の目的は、非加算信号を用いて生成した焦点評価値と間引き加算信号を用いて生成した焦点評価値を一つの撮像素子から同時に出力してAF制御を行うことで、AF精度を保ったまま高速にAFを行うことが可能な焦点調節装置を提供することである。
本発明によれば、フォーカスレンズを含む撮影光学系で形成された被写体の光学像を撮像手段で撮像して得られた撮像信号に基づいて、フォーカスレンズの位置を調整する焦点調節装置は、画素配列の所定方向に所定の間隔で画素加算及び間引きを行って撮像手段から読み出した第1の撮像信号と、画素加算及び間引き行わずに撮像手段から読み出した第2の撮像信号を取得する取得手段と、第1の撮像信号を用いて画像のコントラストを表わす第1の焦点評価値を生成し、第2の撮像信号を用いて画像のコントラストを表わす第2の焦点評価値を生成する評価値生成手段と、第1の焦点評価値および第2の焦点評価値の少なくとも一つに基づいて、被写体の光学像のピント状態を判定する判定手段と、第1の焦点評価値に基づく被写体の光学像のピント状態の判定に従ってフォーカスレンズの位置を調整する焦点調節と、第2の焦点評価値に基づく被写体の光学像のピント状態の判定に従ってフォーカスレンズの位置を調節する焦点調節を行ってフォーカスレンズのピント位置を決定する制御手段とを備える。
本発明によれば、AF精度を保ったまま高速にAFを可能とする焦点調節装置を提供することが可能となる。
本発明の実施例に係る焦点調節装置を適用した撮像装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例に係る焦点調節装置を適用した撮像装置で用いられる撮像素子107の構成を説明するための図である。 本発明の実施例に係る焦点調節装置を適用した撮像装置において通常画像を取得する際のタイミングチャートを示す図である。 図2の撮像素子において通常画像を取得する際の駆動回路206で生成される信号のタイミングチャートを示す図である。 図1の撮像装置の撮影動作のフローチャートを示す図である。 本発明の実施例に係る焦点調節装置によるAF動作のフローチャートを示す図である。 図6のAF動作における初期フォーカス駆動のフローチャートを示す図である。 図7の初期フォーカス駆動におけるピーク検出チェック動作のフローチャートを示す図である。 図6のAF動作におけるフォーカス速度の設定動作のフローチャートを示す図である。 図6のAF動作における焦点評価値の勾配検出動作のフローチャートを示す図である。 図6のAF動作における焦点評価値の勾配閾値SlopeThrの算出動作のフローチャートを示す図である。 非加算信号を用いて算出した焦点評価値のピーク位置と、間引き加算信号を用いて算出した焦点評価値のピーク位置の差を説明するための図である。
[実施例]
以下、図1〜図11を参照しながら本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は本発明の実施例に係る焦点調節装置を適用した撮像装置の構成を示すブロック図である。なお、当該撮像装置は、例えばデジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、携帯電話に用いられる撮像装置であるが、AF機能を実現可能な光学系と制御系を有していれば、上記以外に用いられる場合でも本発明の焦点調節装置は適用可能である。
図1において、101はズーム機構を含む撮影レンズ、102は光量を制御する絞り及びシャッター、103はAE処理部、104は後述する撮像素子上に焦点をあわせるためのフォーカスレンズ、105はフォーカスレンズを駆動するモータである。106はAF処理部、107は被写体からの光学像を電気信号に変換する光電変換手段(撮像手段)としての撮像素子、108は撮像素子107の出力ノイズを除去するCDS回路やA/D変換前に行う非線形増幅回路を含むA/D変換部である。また、109は画像処理部、110はフォーマット変換部、111は高速な内蔵メモリ(例えばランダムアクセスメモリなど、以下「DRAM」と記す)、112はメモリーカードなどの記録媒体とそのインターフェースからなる画像記録部である。113は撮影シーケンスなどを行うために撮像装置のシステム全体を制御するシステム制御部(以下、CPUと記す)、114は所定のタイミング信号を発生するタイミングジェネレータ(以下TG)、115はセンサドライバーである。システム制御部113は、図示しないメモリに記憶されているプログラムをCPU内のメモリに展開して実行することで、焦点検出装置を含む撮像装置の各部を制御して各種の動作を実現する。116は画像表示用メモリ(以下「VRAM」と記す)、117は画像表示の他、操作補助のための表示やカメラ状態の表示の他、撮影時には撮影画面と、測距領域を表示する画像表示部、118はカメラを外部から操作するための操作部である。119は、マクロモード、遠景モードなどの撮影モードを選択するための撮影モードスイッチ、120はシステムに電源を投入するためのメインスイッチ、121はAFやAE等の撮影スタンバイ動作を行うためのスイッチ(以下「SW1」と記す)である。また、122は、SW1の操作後、撮影を行う撮影スイッチ(以下「SW2」と記す)である。123は手ぶれやパンなどのよるカメラの動きを検知するための角速度センサ部、124は画面内の輝度情報より動体を検出する動体検出部である。TG114からは、所定のタイミング信号がCPU113、センサドライバー115へ出力されており、CPU113はこのタイミング信号に同期させて各種の動作の制御を行う。また、センサドライバー115は、TG114のタイミング信号を受け、これに同期して撮像素子107を駆動する。DRAM111は、一時的な画像記憶手段としての高速バッファとして、あるいは画像の圧縮伸張における作業用メモリなどに使用される。操作部118は、例えば次のようなスイッチ等を含む。撮像装置の撮影機能や画像再生時の設定、各撮影モードの詳細設定などの各種設定を行うメニュースイッチ、撮影レンズのズーム動作を指示するズームレバー、撮影モードと再生モードの動作モード切換えスイッチなどである。撮影モードスイッチ119は、ユーザーが選択した撮影モードに応じて測距距離範囲やAF動作などを変更するよう構成されている。
次に、図1に示す撮像素子107の受光面に二次元に配列した複数の画素を有する画素部の構成を図2に示す。なお、図においては、説明を簡単にするため、4行1列の画素およびその駆動構成のみを示しているが、実際には多数の行及び列を構成する画素が駆動構成とともに配列されている。
同図において、201は、撮影レンズ101、絞りおよびシャッター102、フォーカスレンズ104で構成される撮影光学系で形成される被写体の光学像を受光する画素であり、当該画素201が二次元に配列されて画素部を構成している。各画素は、入射した光を光電変換して電気信号(撮像信号)として出力し、フォトダイオード202、転送トランジスタ203、信号増幅アンプ204、信号リセット用トランジスタ205から構成されている。転送トランジスタ203及び、リセット用トランジスタ205は、撮像素子107に接続された駆動回路206からの信号によって動作する。ここで、駆動回路206にはシフトレジスタや、各画素201の転送トランジスタ203等を駆動させる信号生成回路等が含まれる。そして、生成されたタイミング信号(TX1〜4、RS1〜4等)により転送トランジスタ203及びリセット用トランジスタ205を制御することによって、フォトダイオードの電荷をリセットし、又は読み出す。これにより露光時間が制御される。画素201は、上述のように二次元に多数配置されている。
また、209は水平走査回路であり、シフトレジスタ、列アンプ回路210、信号出力選択スイッチ211及び外部への出力回路(図示せず)等を含む。ここで、列アンプ回路210の設定を、センサドライバー115からの信号によって変化させることで、画素から読み出された信号を増幅することができる。また、設定により一方(例えばRS1〜RS4等)は、全ての画素信号を読み出し、もう一方(例えばTX1〜TX4等)は、画素配列の水平方向に所定の画素数の間隔で加算して間引くような読み出し制御も行い、同時に出力することもできる。本実施例に係る焦点調節装置はこの同時に読み出された非加算信号と間引き加算信号を取得して適宜用いることにより精度のよい高速な焦点調節(フォーカスレンズの位置の調整)を可能とする。
次に、図1の撮像装置において通常の画像を撮影する動作を説明する。
図3は、本実施例における撮像装置において通常画像を取得する際のタイミングチャートを示す。図示するように、TG114及びセンサドライバー115が生成する垂直同期信号に従って、露光及び画素信号の読み出しがCPU113による制御の下で行われる。
図4は、本実施例における撮像装置において通常画像を撮影する際の駆動回路206から生成されるTX信号およびRS信号のタイミングチャートを示す。TX信号およびRS信号が立ち上がることによって、フォトダイオード202の電荷がリセットされると露光が開始される。この動作は、TG114によって設定された条件で、配列された画素201に対し所定の順番で順次行われる。その後所定の露光時間の経過後に、TX信号が再度立ち上がり、フォトダイオード202の電荷を信号増幅アンプ204に読み出す。信号増幅アンプ204から読み出された撮像信号は、水平走査用回路209を通して出力され、その後、適宜処理されて画像データとなる。この動作も、TG114によって設定された条件で行われる。
本実施例における撮像装置に搭載されている撮像素子107は、CMOS型の撮像素子である。そのため、駆動回路206のシフトレジスタの設定よって、どのような順序でどの行の転送トランジスタ203を駆動させるかを選択することができ、同一行を繰り返し選択して信号を読み出すこともできる。また、水平走査回路209のシフトレジスタの設定に従って列の選択スイッチ211を動作させることで同一行において、どの列から信号を出力するかを選択することができる。これによって、画素部のどの画素からどのような順番で撮像信号を読み出すかを指定することができる。
以下、本実施例に係る焦点調節装置の動作について図5〜図11を用いて詳細に説明する。本動作は、CPU113が前述したプログラムを実行して撮像装置の各部を制御することで実現され、特に本実施例に係る焦点調節装置のAF動作は、主としてCPU113による画像データを用いた処理動作で達成される。この場合、AF動作用に、CPUを含む処理部をCPU113とは別途に設けてもよい。また、以下の動作の説明において、明記されている場合を除き、特に断わりの無い限り、動作の主体はCPU113とする。
図5は、本実施例の撮像装置における撮影動作のフローチャートを示す。まず、S501では、AE処理部103が画像処理部109の出力に基づいてAE処理を行ってS502へと進む。S502では、SW1の状態を調べ、ONであればS503へ進み、そうでなければS501へ進む。S503では、後述するAF動作を行ったあとS504へ進む。S504では、SW1の状態を調べ、ONであればS505へ進み、そうでなければS501へ進む。S505では、SW2の状態を調べ、ONであればS506へ進み、そうでなければS504へ進む。S506では、撮影動作を行ったあと、S501へ進み、次の撮影を行う。
図6は、図5のS503で実行されるAF動作のフローチャートを示す。本動作においては、S606〜S613の一連の動作を、後述する全画素焦点評価値と加算焦点評価値それぞれについて、現在のフレームレートの1フレーム分の時間で行われるようにする。他方、S615でのピーク位置の算出に使用する焦点評価値は、全画素焦点評価値とする。
まず、S601では、画面内の所定の領域に測距領域を設定してS602へ進む。S602では、撮影モードや焦点距離に応じてフォーカスレンズ104のスキャン範囲を設定してS603へ進む。S603では、後述する初期フォーカス駆動を行ってS604へ進む。この初期フォーカス駆動は、S604のフォーカスレンズの駆動速度(以下、「フォーカス速度)と記す)の設定の判定条件を与えるとともに、加算信号に基づくピーク位置の検出を高速に行い、S605のAFスキャンの開始位置へフォーカスレンズ104を駆動する。S604では、初期フォーカス駆動で設定されたFASTAF判定に基づいて、後述するフォーカス速度の設定を行ったあと、S605へ進む。S605では、AF処理部を106を介してモータ105を制御し、S604で設定したフォーカス速度で所定方向にフォーカスレンズ104の駆動を開始してS606へ進む。なお、ここで設定する所定方向は、S603の初期フォーカス駆動とは反対方向にする。S606では、S601で設定した測距領域内の焦点評価値を取得してS607へ進む。
ここで、取得する焦点評価値(評価値生成)について説明する。図4で説明した手法を用いて、撮像素子107の有効画素領域の全画素から読み出した撮像信号と所定方向(例えば水平方向)に所定の間隔(例えば3画素ずつ)で画素加算して読み出すことで間引きを行った撮像信号を同時に取得する。次いで、取得したそれぞれの撮像信号(第1の撮像信号、第2の撮像信号)にバンドパスフィルタ(以下、BPFと呼ぶ)処理を行い、焦点評価値を算出する。全画素から読み出した撮像信号から算出した焦点評価値を、以下、「全画素焦点評価値」と記し、間引きして読み出した撮像信号から算出した焦点評価値を、「加算焦点評価値」と記す。これらの焦点評価値は、それぞれのフレームレートで並行して取得される(第1の焦点評価値、第2の焦点評価値)。このとき、加算焦点評価値は、加算して間引いた分だけ全画素焦点評価値よりも画素信号の読み出す量が少ない。そのため、加算焦点評価値の取得のためのフレームレート(例えば180fps)は、全画素焦点評価値の取得のためのフレームレート(例えば30fps)よりも高くすることができる。なお、本実施例では、加算焦点評価値と全画素焦点評価値の2系統を用いるが、さらに別な読み出し方(第3の撮像信号)を追加して(例えば、さらに多い加算画素数による間引き)、3系統以上の焦点評価値(第3の焦点評価値)を並行して算出して使用してもよい。
S607では、現在のフォーカスレンズ104の位置を取得してS608へ進む。フォーカスレンズの位置の取得方法は、周知の技術であり、本発明の要旨ではないので、その説明は省略する。また、S606で取得した焦点評価値とS607で取得したレンズ位置を対応付けて記憶すれば、S608の焦点評価値の勾配検出や、後述するS615の焦点評価値のピーク位置算出で用いることができる。その際、焦点評価値を取得中にフォーカスレンズ104は駆動しているため、露光時間の中心のタイミングでのフォーカスレンズ位置を算出して焦点評価値と対応付ける。
S608では、焦点評価値の変化の勾配の検出(詳細は後述する)を行い、S609へ進む。S609では、後述する焦点評価値の勾配からその変化曲線(例えば図12)上での位置を判定する閾値であるSlopeThrの算出を行ったあとステップS610へ進む。S610では、S608で検出した勾配がS609で算出したSlopeThr以上で、かつS604または後述するS611で設定されるフォーカス設定速度が高速に設定されているかどうかを調べる。そのように設定されていればS611へ進み、そうでなければS613へ進む。S611では、フォーカス設定速度を低速に更新してS612へ進む。S612では、S611で更新したフォーカス設定速度でフォーカス駆動させてS613へ進む。これにより、AFスキャン開始時に高速でフォーカス駆動を開始している場合に、ピント位置の近傍が判断できた時点でフォーカスレンズの減速制御をすることができる。S613では、S607で取得した現在のフォーカスレンズ104の位置がS602で設定したスキャン範囲内にあるかどうかを調べ、スキャン範囲内にあればS606へ進み、そうでなければS614へ進む。S614では、フォーカスレンズ104の駆動を停止してS615へ進む。S615では、S606で取得した焦点評価値と、それに対応するフォーカスレンズ104の位置(S607で取得)を用いて、焦点評価値のピーク位置を算出してS616へ進む。前述のように、ここでピーク位置を算出するために使用する焦点評価値は、全画素焦点評価値である。S616では、合焦判定を行って、S617へ進む。S617では、S615で求めた焦点評価値のピーク位置へフォーカスレンズ104を駆動して、AF動作を終了し、本AF動作ルーチンを呼び出したメインルーチンに戻る。
上述したAF動作により、ピント位置から離れたフォーカスレンズ位置では、高いフレームレートで高速にAF制御を行うことができる。また、ピント位置近傍では低いフレームレートで低速なAF制御となるが、全画素焦点評価値を用いることで撮影画像に対して適切なピント位置を検出することができる。また、本実施例のAF動作では、フォーカスレンズ104の駆動速度も、判定されたピント位置に応じて設定することで、より高速化と高精度化を達成することが可能となる。
なお、S615において加算焦点評価値のピーク位置も算出して、全画素焦点評価値のピーク位置との差分を算出し、この差分情報を現在の撮影条件と対応付けてCPU113に記憶しておいてもよい。ここで、撮影条件とは、例えば輝度、ズーム位置、加算焦点評価値のピーク位置や絞り、シャッター速度などの露出条件などである。そのようにすることで、次回の撮影の撮影条件が記憶している撮影条件と同じであった場合に、撮影条件と対応したピーク位置の差分だけ加算焦点評価値のピークを補正すれば、全画素焦点評価値のピーク位置を合焦位置とすることが可能となる。また、その場合には、フォーカス速度を常に高速設定とすることができるため、AF動作をさらに高速化することができ、AF精度も保つことができる。
次に、図6のAF動作で行われるS603の初期フォーカス駆動を、図7のフローチャートを用いて説明する。なお、本初期フォーカス駆動では、S703においては、前述したS606と同様に、全画素焦点評価値と加算焦点評価値を並行して取得する。しかし、S705のピーク検出チェックにおいては、フレームレートを高くして検出速度を上げることを可能にするために、加算焦点評価値を使用する。
まず、S701では、フォーカス設定速度を低速にしてS702へ進む。ここで、初期フォーカス駆動における低速設定時のフォーカス速度は、例えば、後述する焦点評価値の勾配を判断できる最低速に設定する。この場合の焦点評価値は加算焦点評価値とし、加算焦点評価値の取得時のフレームレートに基づいて速度を設定する。S702では、S701で設定したフォーカス設定速度で所定方向にフォーカス駆動を開始してS703へ進む。ここで、所定方向は、例えば被写体の存在確率が高いと考えられる方向や、現在のフォーカスレンズ位置に対して遠端と近端のいずれか近い側への方向などに設定する。S703では、S601で設定した測距領域内の焦点評価値を取得してS704へ進む。上述のように、全画素焦点評価値と加算焦点評価値を並行して取得する。S704では、S607と同様に、現在のフォーカスレンズ104の位置を取得してS705へ進む。S705では、後述するピーク検出チェックを行ってS706へ進む。このピーク検出チェックにより、現在のピント状態を高速に判定して、S615の最終的なピーク位置検出の高速化を図ることが可能となる。S706では、S705でチェックしたピーク検出チェックの結果がOKかどうかを調べ、そうであればS709へ進み、そうでなければS707へ進む。S707では、S705でチェックしたピーク検出結果が減少で、かつ減少回数が減少回数閾値よりも多いかどうかを調べ、そうであればS709へ進み、そうでなければS708へ進む。S708では、現在のフォーカスレンズ104の位置が進行方向の端まで到達したかどうかを調べ、そうであればS709へ進み、そうでなければS703へ進む。S709では、後述する焦点評価値の勾配閾値であるSlopeThrの算出を行ったあとステップS710へ進む。S710では、S702の焦点評価値の勾配検出(詳細は後述する)において検出した焦点評価値の勾配がS709で算出した閾値SlopeThr以上かどうかを調べ、そうであればS711へ進み、そうでなければS712へ進む。S711では、FASTAF判定をNGに設定してS713へ進む。ここで、FASTAF判定は、S604のフォーカス速度の設定(詳細は後述する)で用いる。FASTAF判定は、フォーカスレンズ104の現在位置がピント位置の近傍かどうかの判断に基づいて設定されているので、AFスキャン動作開始タイミングであるS605において高速にフォーカス駆動を開始するかを決定する指標の一つとなる。S712では、FASTAF判定をOKとしてS713へ進む。S713では、フォーカスレンズ104を停止し、本ルーチンを呼び出した初期フォーカス駆動ルーチンに戻り、S604へ進む。
図8は、図7におけるS705のピーク検出チェックの詳細なフローチャートを示す。本ルーチンは、現在のピント状態が焦点評価値のピーク付近かどうかを高速に判定する。なお、S802乃至S825で使用する焦点評価値は、フレームレートを高くして検出速度を上げるために加算焦点評価値とする。
まず、S801では、現在までにS703で取得した焦点評価値の最大値、最小値を求めて記憶し、S802へ進む。S802では、焦点評価値の勾配閾値であるSlopeThrの算出(詳細は後述する)を行ったあとステップS803へ進む。S803では、焦点評価値の勾配検出(詳細は後述)を行ない、S804へ進む。S804では、今回取得した焦点評価値が、前回取得した焦点評価値に対して所定量以上増加しているかどうかを調べ、そうであればS805へ進み、そうでなければS814へ進む。S805では、減少回数を0にクリアしてS806へ進む。減少回数は、焦点評価値の増加が検出されるたびにクリアされる。S806では、増加回数をインクリメントしてS807へ進む。これにより焦点評価値の増加が継続していることが認識される。S807では、増加回数が加減速判定閾値よりも多いかどうかを調べ、そうであればS808へ進み、そうでなければS811へ進む。S808では、焦点評価値の勾配がS802で算出したSlopeThr以上かどうかを調べ、そうであればS809へ進み、そうでなければS810へ進む。S809では、ピント状態がピーク位置により近づいていると判断してフォーカス速度の設定を低速に更新し、S812へ進む。S810では、フォーカス設定速度を高速に更新してS812へ進む。S811では、FASTAF判定をOKにして、S813へ進む。S813では、ピーク検出結果を増加に設定してS825へ進む。S814では、今回の焦点評価値が、前回の焦点評価値に対して所定量減少しているかどうかを調べ、そうであればS815へ進み、そうでなければS821へ進む。S815では、次の4つの条件がすべて満たされているかどうかを判定し、ピント状態がピーク位置を過ぎてその付近にあるかどうかを判定する。(1)増加回数が1以上であるかどうか。(2)今回の焦点評価値がS801で記憶している焦点評価値の最大値よりも所定割合以上減少しているかどうか。(3)S801で記憶している最大値と最小値の差が所定量以上かどうか。(4)ピーク位置が今回までに取得している焦点評価値データの端ではないかどうか。以上4つの条件が全て満たしていればS820へ進み、そうでなければS816へ進む。S816では、増加回数を0にクリアしてS817へ進む。S817では、減少回数をインクリメントしてS818へ進む。S518では、FASTAF判定をOKにしてS819へ進む。S819では、ピーク検出結果を減少としてS825へ進む。S820では、ピーク検出結果をOKにしてS825へ進む。S821では、焦点評価値の変化がない回数が加減速判定閾値よりも多いかどうかを調べ、そうであればS822へ進み、そうでなければS823へ進む。S822では、フォーカス速度の設定を高速に更新してS823へ進む。S823では、FASTAF判定をOKとしてS824へ進む。S824では、ピーク検出結果を変化なしに設定してS825へ進む。S825では、設定されているフォーカス速度でフォーカスを駆動し、本ルーチンの呼び出した初期フォーカス駆動ルーチンに戻り、S706へ進む。
本ピーク検出チェックルーチンにより、AFスキャン開始位置までフォーカスレンズ104を駆動するまでの加算焦点評価値の変化形状に基づき、ピント位置が近傍にあるかどうかをより高速に判断することができる。また、近傍以外でピント位置から離れている場合は、フォーカスレンズを高速に駆動し、ピント位置近傍では、低速に駆動することで、無駄なフォーカス駆動時間を短縮することが可能となる。
図9は、図6におけるS604で実行されるフォーカス速度の設定動作のフローチャートを示す。
まずS901では、初期フォーカス駆動動作で設定されたFSATAF判定がOKかどうかを調べ、そうであればS902へ進み、そうでなければS908へ進む。S902では、加速度センサ部123で検出したカメラの動き量が所定量以下かどうかを調べ、そうであればS903へ進み、そうでなければS908へ進む。これにより、後述するS608の焦点評価値の勾配検出において、手ぶれにより焦点評価値が変動したことによる誤検出の影響を低減することができる。S903では、動体検出部124で検出した画角の変動が所定よりも小さいかどうかを調べ、そうであればS904へ進み、そうでなければS908へ進む。S905では、現在のカメラ設定において焦点距離が所定長よりも長いかどうかを調べ、そうであればS906へ進み、そうでなければS908へ進む。S906では、現在のカメラ設定において測距距離範囲が所定長よりも長いかどうかを調べ、そうであればS907へ進み、そうでなければS908へ進む。S907では、フォーカス速度の設定を高速に更新し、本ルーチンを呼び出したAF動作ルーチンに戻り、S605へ進む。ここで、高速設定時のフォーカス速度は、例えば、S608での焦点評価値の勾配を検出できる最高速で設定する。この場合の焦点評価値は加算焦点評価値とし、加算焦点評価値の取得時のフレームレートに基づいて速度に設定する。S908では、フォーカス設定速度を低速に更新し、本ルーチンを呼び出したルーチンに戻り、S605へ進む。ここで、低速設定時のフォーカス速度は、サンプリングした焦点評価値を用いてピーク位置算出をした場合にAF精度を確保できる最大の速度に設定する。また、この場合の焦点評価値は全画素焦点評価値とし、全画素焦点評価値の取得時のフレームレートに基づいて速度を設定する。
図10は、S608及びS802で実行される焦点評価値の勾配検出動作のフローチャートを示す図である。
まずS1001では、S607またはS704で取得した今回のレンズ位置をPos1としてS1002へ進む。S1002では、S606またはS703で取得した今回の焦点評価値をT1としてS1003へ進む。S1003では、S607またはS704で取得した前回のレンズ位置をPos2としてS1004へ進む。S1004では、S606またはS703で取得した前回の焦点評価値をT2としてS1005へ進む。S1005では、(T1−T2)/(Pos1−Pos2)により焦点評価値の勾配を算出し、本ルーチインが呼び出したルーチンに戻り、S609またはS803へ進む。
図11は、S609S709およびS803における焦点評価値の勾配閾値SlopeThrの算出動作のフローチャートを示す。
まず、S1101では、現在の絞り及びシャッター102の状態を調べて現在の絞り値を取得してS1102へ進む。S1102では、S601で設定した測距領域のサイズを取得してS1103へ進む。S1103では、S601で設定した測距領域内のコントラスト値を取得してS1104へ進む。ここで、測距領域内のコントラスト値は、S601で設定した測距領域内の輝度値の最大値と最小値の差分とする。これにより、被写体にピントが合っていなくても測距領域内の被写体のコントラストをある程度把握することができる。S1104では、S601で設定した測距領域内の周波数を取得してS1105へ進む。ここで、測距領域内の周波数の取得のしかたについては、本発明の主眼点ではないため詳細な説明は省略する。S1105では、現在のレンズ速度を取得してS1106へ進む。S1106では、S1107でSlopeThrを算出するための基準となるSlopeThr0を決定してS1107へ進む。ここで、SlopeThr0は、基準となる被写体やカメラの設定において決定する。また、用途によってSlopeThr0の決定の仕方を変えてもよい。例えば、図6のS603における初期フォーカス駆動では、後に行うAFスキャン動作時に被写体ピークを検出できるように、被写体ピークを越えた位置で減速されればよい。これに対して、AFスキャン動作時には、被写体ピーク位置を越える前にAF精度を確保するために必要なフォーカスレンズ速度まで減速しなければならない。よって、AFスキャン前の初期フォーカス駆動中であるS709またはS802と、AFスキャン動作中のS609でSlopeThr0を変えるようにする。S1107では、焦点評価値の勾配閾値であるSlopeThrを下記の式に従って算出し、本ルーチンを呼び出したルーチンに戻り、S610、S709またはS803へ進む。ここで、SlopeThrは、例えば以下の計算式によって算出する。
SlopeThr = SlopeThr0 × MMP × WinSize × Freq / Speed / FNum
FNum:絞り値によって決まる係数
MMP:測距領域内のコントラストによって決まる係数
Freq:測距領域内の周波数によって決まる係数
WinSize:測距領域サイズによって決まる係数
Speed:フォーカスレンズ速度によって決まる係数
これにより、被写体やカメラの設定によって焦点評価値の形状が異なっていた場合でも、被写体ピーク位置の判断を適切に行うことができる。
上述した本発明の実施例によれば、全画素焦点評価値と加算焦点評価値を一つの撮像素子から同時に出力してAF制御を行うことで、AF精度を保ったまま高速にAFを行うことができる焦点調節装置およびそれを有する撮像装置を提供することが可能となる。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。また、上述の実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、記憶媒体から直接、或いは有線/無線通信を用いて、プログラムを実行可能なコンピュータを有するシステム又は装置に供給し、そのプログラムを実行する場合も本発明に含む。従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータに供給、インストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も本発明に含まれる。その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。プログラムを供給するためのコンピュータが読み取り可能な記憶媒体としては、例えば、ハードディスク、磁気テープ等の磁気記録媒体、光/光磁気記憶媒体、不揮発性の半導体メモリでもよい。また、プログラムの供給方法としては、コンピュータネットワーク上のサーバに本発明を形成するコンピュータプログラムを記憶し、接続のあったクライアントコンピュータはがコンピュータプログラムをダウンロードしてプログラムするような方法も考えられる。

Claims (15)

  1. フォーカスレンズを含む撮影光学系で形成された被写体の光学像を撮像手段で撮像して得られた撮像信号に基づいて、前記フォーカスレンズの位置を調整する焦点調節装置において、
    画素配列の所定方向に所定の間隔で画素加算及び間引きを行って前記撮像手段から読み出した第1の撮像信号と、画素加算及び間引きを行わずに前記撮像手段から読み出した第2の撮像信号を取得する取得手段と、
    前記第1の撮像信号を用いて画像のコントラストを表わす第1の焦点評価値を生成し、前記第2の撮像信号を用いて画像のコントラストを表わす第2の焦点評価値を生成する評価値生成手段と、
    前記第1の焦点評価値および第2の焦点評価値の少なくとも一つに基づいて、前記被写体の光学像のピント状態を判定する判定手段と、
    前記第1の焦点評価値に基づく前記被写体の光学像のピント状態の判定に従って前記フォーカスレンズの位置を調整する焦点調節と、前記第2の焦点評価値に基づく前記被写体の光学像のピント状態の判定に従って前記フォーカスレンズの位置を調節する焦点調節を行って前記フォーカスレンズのピント位置を決定する制御手段とを備えることを特徴とする焦点調節装置。
  2. 前記判定手段は、前記第1焦点評価値および第2の焦点評価値の変化およびその勾配を検出し、前記第1の焦点評価値から検出した変化およびその勾配に基づいて前記被写体の光学像のピント状態が、ピント位置の近傍か、ピント位置の前か、あるいは前記ピンと位置の後かを判定し、前記第2の焦点評価値から検出した勾配に基づいて前記被写体の光学像のピント状態がピント位置の近傍であるかどうかを判定することを特徴とする請求項1に記載の焦点調節装置。
  3. 少なくとも前記判定手段の判定の結果に従って、前記フォーカスレンズの駆動速度を設定する設定手段を更に備え、前記設定手段は、前記判定手段が前記被写体の光学像のピント状態がピント位置の近傍であると判定した場合は、前記フォーカスレンズの駆動速度を遅くなるように設定し、前記被写体の光学像のピンと状態が前記ピント位置の近傍以外の状態と判定した場合は、前記フォーカスレンズの駆動速度を早くなるように設定することを特徴とする請求項2に記載の焦点調節装置。
  4. 前記設定手段は、前記判定手段が前記第1の焦点評価値に基づいて前記被写体の光学像のピント状態を判定した場合は、前記第1の焦点評価値に基づく判定と前記被写体の撮影条件に従って前記フォーカスレンズの駆動速度を設定し、前記第1の焦点評価値に基づく判定が前記ピント位置の近傍でない場合に前記撮影条件に従って前記フォーカスレンズの駆動速度を設定することを特徴とする請求項3に記載の焦点調節装置。
  5. 前記制御手段は、前記第1の焦点評価値と前記第2の焦点評価値の差分情報を前記被写体の撮影条件とともに記憶手段に記憶することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の焦点調節装置。
  6. 前記制御手段は、前記被写体の撮影条件が前記記憶手段に記憶されている撮影条件と同じ場合は、前記第1の焦点評価値に基づく前記被写体の光学像のピント状態の判定に従って前記フォーカスレンズの位置を調整する焦点調節においてピント位置を決定し、前記第1の焦点評価値に基づく焦点調節で決定されたピント位置と前記撮影条件とともに記憶されている前記差分情報に基づいて、前記第2の焦点評価値に基づく前記被写体の光学像のピント状態の判定に従って前記フォーカスレンズの位置を調節する焦点調節を行って決定される前記ピント位置を決定することを特徴とする請求項5に記載の焦点調節装置。
  7. 前記取得手段は、前記第1の撮像信号とは異なる画素加算および間引きを行って前記撮像手段から読み出される第3の撮像信号をさらに取得し、前記判定手段は、前記第3の撮像信号を用いて、第3の焦点評価値をさらに生成することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の焦点調節装置。
  8. フォーカスレンズを含む撮影光学系と、
    前記撮影光学系で形成された被写体の光学像を撮像して撮像信号を出力する画素の配列を有する撮像手段と、
    前記画素の配列の所定方向に所定の間隔で画素加算及び間引きを行って読み出される第1の撮像信号と画素加算及び間引きを行わずに読み出される第2の撮像信号を同時に前記撮像手段から出力する読み出し手段と、
    前記第1の撮像信号および第2の撮像信号を用いて、画像のコントラストを表わす第1の焦点評価値と第2の焦点評価値をそれぞれ生成する評価値生成手段と、
    前記第1の焦点評価値および第2の焦点評価値の少なくとも一つに基づいて、前記被写体の光学像のピント状態を判定する判定手段と、
    前記前記第1の焦点評価値に基づく前記被写体の光学像のピント状態の判定に従って前記フォーカスレンズの位置を調整する焦点調節と、前記第2の焦点評価値に基づく前記被写体の光学像のピント状態の判定に従って前記フォーカスレンズの位置を調節する焦点調節を行って前記フォーカスレンズのピント位置を決定する制御手段と、
    前記制御手段が決定する前記ピント位置に従って前記フォーカスレンズを駆動する駆動手段と
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  9. 少なくとも前記判定手段の判定の結果に従って、前記フォーカスレンズの駆動速度を設定する設定手段を更に備え、前記駆動手段は、前記設定手段が設定した駆動速度で前記フォーカスレンズを駆動することを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
  10. 前記読み出し手段は、前記第1の撮像信号とは異なる画素加算および間引きを行って読み出される第3の撮像信号を、前記第1の撮像信号および第2の撮像信号と同時に前記撮像手段から出力し、前記判定手段は、前記第3の撮像信号を用いて、第3の焦点評価値をさらに生成することを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
  11. フォーカスレンズを含む撮影光学系で形成された被写体の光学像を撮像手段で撮像して得られた撮像信号に基づいて、前記フォーカスレンズの位置を調整する焦点調節方法において、
    画素配列の所定方向に所定の間隔で画素加算及び間引きを行って前記撮像手段から読み出した第1の撮像信号と、画素加算及び間引き処理をせずに前記撮像手段から読み出した第2の撮像信号を取得する取得ステップと、
    前記第1の撮像信号および第2の撮像信号を用いて、画像のコントラストを表わす第1の焦点評価値と第2の焦点評価値をそれぞれ生成する評価値生成ステップと、
    前記第1の焦点評価値および第2の焦点評価値の少なくとも一つに基づいて、前記被写体の光学像のピント状態を判定する判定ステップと、
    前記前記第1の焦点評価値に基づく前記被写体の光学像のピント状態の判定に従って前記フォーカスレンズの位置を調整する焦点調節と、前記第2の焦点評価値に基づく前記被写体の光学像のピント状態の判定に従って前記フォーカスレンズの位置を調節する焦点調節を行って前記フォーカスレンズのピント位置を決定する制御ステップとを備えることを特徴とする焦点調節方法。
  12. 請求項11に記載の焦点調節方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  13. 請求項11に記載の焦点調節方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
  14. フォーカスレンズを含む撮影光学系で形成された被写体の光学像を撮像手段で撮像して得られた撮像信号に基づいて、前記フォーカスレンズの位置を調整する焦点調節装置を制御するプログラムにおいて、
    コンピュータを、
    画素配列の所定方向に所定の間隔で画素加算及び間引きを行って前記撮像手段から読み出した第1の撮像信号と、画素加算及び間引きを行わずに前記撮像手段から読み出した第2の撮像信号を取得する取得手段、
    前記第1の撮像信号および第2の撮像信号を用いて、画像のコントラストを表わす第1の焦点評価値と第2の焦点評価値をそれぞれ生成する評価値生成手段、
    前記第1の焦点評価値および第2の焦点評価値の少なくとも一つに基づいて、前記被写体の光学像のピント状態を判定する判定手段、
    前記前記第1の焦点評価値に基づく前記被写体の光学像のピント状態の判定に従って前記フォーカスレンズの位置を調整する焦点調節と、前記第2の焦点評価値に基づく前記被写体の光学像のピント状態の判定に従って前記フォーカスレンズの位置を調節する焦点調節を行って前記フォーカスレンズのピント位置を決定する制御手段と
    として機能させるプログラム。
  15. 請求項14に記載のプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
JP2013236000A 2013-11-14 2013-11-14 焦点調節装置、焦点調節方法およびプログラム、並びに焦点調節装置を有する撮像装置 Pending JP2015094925A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013236000A JP2015094925A (ja) 2013-11-14 2013-11-14 焦点調節装置、焦点調節方法およびプログラム、並びに焦点調節装置を有する撮像装置
US14/539,100 US9398206B2 (en) 2013-11-14 2014-11-12 Focus adjustment apparatus, focus adjustment method and program, and imaging apparatus including focus adjustment apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013236000A JP2015094925A (ja) 2013-11-14 2013-11-14 焦点調節装置、焦点調節方法およびプログラム、並びに焦点調節装置を有する撮像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015094925A true JP2015094925A (ja) 2015-05-18
JP2015094925A5 JP2015094925A5 (ja) 2016-12-28

Family

ID=53043520

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013236000A Pending JP2015094925A (ja) 2013-11-14 2013-11-14 焦点調節装置、焦点調節方法およびプログラム、並びに焦点調節装置を有する撮像装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9398206B2 (ja)
JP (1) JP2015094925A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016218232A (ja) * 2015-05-19 2016-12-22 キヤノン株式会社 撮像装置およびその制御方法

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6000520B2 (ja) * 2011-07-25 2016-09-28 キヤノン株式会社 撮像装置およびその制御方法およびプログラム
JP6116277B2 (ja) * 2012-06-07 2017-04-19 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法
JP2015129846A (ja) * 2014-01-07 2015-07-16 キヤノン株式会社 撮像装置およびその制御方法
US9288379B2 (en) * 2014-03-12 2016-03-15 Omnivision Technologies, Inc. System and method for continuous auto focus within camera module
JP6381266B2 (ja) * 2014-04-15 2018-08-29 キヤノン株式会社 撮像装置、制御装置、制御方法、プログラム、および、記憶媒体
TWI554098B (zh) * 2014-10-07 2016-10-11 緯創資通股份有限公司 錄影裝置與錄影方法
JP6436816B2 (ja) * 2015-02-26 2018-12-12 キヤノン株式会社 撮像装置及びその駆動方法
JP6706819B2 (ja) * 2016-02-15 2020-06-10 パナソニックIpマネジメント株式会社 ズーム機構を備えた撮像装置及び交換レンズ
US10542202B2 (en) 2016-08-24 2020-01-21 Canon Kabushiki Kaisha Control apparatus that performs focusing by imaging-plane phase difference AF, image capturing apparatus, control method, and non-transitory computer-readable storage medium
CN107040733B (zh) * 2017-04-18 2020-10-20 中国科学院半导体研究所 Cmos图像传感器
CN110392200B (zh) 2018-04-20 2021-01-26 杭州海康威视数字技术股份有限公司 自动聚焦的方法和装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1791344A2 (en) * 2005-11-28 2007-05-30 Sony Corporation Solid-state image-pickup device, method of driving solid-state image-pickup device and image pickup-apparatus
JP2008199477A (ja) * 2007-02-15 2008-08-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 撮像装置
JP2010021846A (ja) * 2008-07-11 2010-01-28 Olympus Imaging Corp 撮像装置およびプログラム
JP2013130683A (ja) * 2011-12-21 2013-07-04 Canon Inc 撮像装置、撮像装置の制御方法、プログラム

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4742242B2 (ja) 2005-09-30 2011-08-10 カシオ計算機株式会社 撮像装置及びそのプログラム
JP2008009341A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Sony Corp オートフォーカス装置、撮像装置及びオートフォーカス方法
JP5089154B2 (ja) * 2006-12-11 2012-12-05 富士フイルム株式会社 オートフォーカスシステム
WO2013058275A1 (ja) * 2011-10-17 2013-04-25 キヤノン株式会社 撮像装置、およびその制御方法
JP2015022290A (ja) * 2013-07-23 2015-02-02 オリンパス株式会社 撮像装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1791344A2 (en) * 2005-11-28 2007-05-30 Sony Corporation Solid-state image-pickup device, method of driving solid-state image-pickup device and image pickup-apparatus
JP2007150643A (ja) * 2005-11-28 2007-06-14 Sony Corp 固体撮像素子、固体撮像素子の駆動方法および撮像装置
JP2008199477A (ja) * 2007-02-15 2008-08-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 撮像装置
JP2010021846A (ja) * 2008-07-11 2010-01-28 Olympus Imaging Corp 撮像装置およびプログラム
JP2013130683A (ja) * 2011-12-21 2013-07-04 Canon Inc 撮像装置、撮像装置の制御方法、プログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016218232A (ja) * 2015-05-19 2016-12-22 キヤノン株式会社 撮像装置およびその制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20150130988A1 (en) 2015-05-14
US9398206B2 (en) 2016-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2015094925A (ja) 焦点調節装置、焦点調節方法およびプログラム、並びに焦点調節装置を有する撮像装置
JP5789098B2 (ja) 焦点検出装置およびその制御方法
JP6518452B2 (ja) 撮像装置及び撮像方法
JP5213813B2 (ja) 撮像装置及び撮像装置の制御方法
CN109474781B (zh) 摄像装置、摄像装置的控制方法、记录介质
US20150244931A1 (en) Imaging device and imaging method
JP2012023497A (ja) 撮像装置、撮像制御方法、およびプログラム
US8547454B2 (en) Digital image photographing apparatuses and methods of controlling the same to provide location information
US8681235B2 (en) Apparatus for processing digital image signal that obtains still image at desired point in time and method of controlling the apparatus
US8897617B2 (en) Digital image capturing apparatus and method of controlling the same
JP2018033013A (ja) 制御装置、撮像装置、制御方法、プログラム、および、記憶媒体
JP6234016B2 (ja) 焦点調節装置、撮像装置及びその制御方法
JP2013121173A (ja) 撮像装置
JP6362310B2 (ja) 撮像装置、撮像システム、撮像装置の制御方法、プログラム、および、記憶媒体
KR102333346B1 (ko) 촬상 소자 및 촬상 장치
JP6032884B2 (ja) 撮像装置、撮像装置の制御方法、プログラム
JP5868163B2 (ja) 撮像装置、撮像装置の制御方法、プログラム
JP6257186B2 (ja) 撮像装置、撮像方法およびプログラム
JP6387080B2 (ja) 焦点調節装置、撮像装置、焦点調節装置の制御方法
JP5904781B2 (ja) 自動焦点調節装置、その制御方法及びプログラム
JP2020017851A (ja) 撮像装置、撮像装置の制御方法およびプログラム
JP2015064500A (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP2014021262A (ja) 焦点調節装置、撮像装置、焦点調節装置の制御方法
JP2008306684A (ja) 撮像装置
JP2015081941A (ja) 焦点調節装置、焦点調節方法およびプログラム、並びに撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161111

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161111

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170830

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170905

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171026

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20171214

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20180126

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180322