JP6116277B2 - 撮像装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、撮影光学系により結像される被写体像を光電変換する撮像素子により取得される画像信号を使用して、焦点調節を行う撮像装置及びその制御方法に関するものである。
デジタルカメラやビデオカメラにおいては、CCDやCMOS等の撮像素子からの出力信号を利用し、被写体のコントラストに応じた信号を検出して合焦させるオートフォーカス(以下、AF)方法が一般的である。
しかしながら、上記の方法では、フォーカスレンズを所定の移動範囲にわたって光軸方向に移動させながら被写体のコントラストを順次検出する必要がある(スキャン動作)。
そのスキャン動作中に被写体の動きや被写体のボケ状態の変化に伴い焦点検出エリア内に被写体が出たり入ったりすると、AF動作中に被写体が変化してしまうため(被写体出入り)、正確に合焦させることは難しかった。
AF動作中の被写体の変化がある場合に対応するものとして、例えば、特許文献1にあるように、サイズの異なる2個の焦点検出エリア(測距領域)を撮影範囲内に重畳して配し、より大きい焦点検出エリアのみで大きな評価値変化がある場合に、被写体の動きがあったと判定して、焦点検出エリアの位置やサイズを変更するものがある。
特開平09−018768号公報
しかしながら、上述の特許文献1に開示された従来技術では、AF中に被写体の変化があることを検出した後に、焦点検出エリア(測距領域)の変更を行うため、再度、AF動作を行う必要があり、AF時間が長くなってしまう。AF時間が長くなることは、被写体の動きがある場合には、AF評価結果の信頼性も損ねてしまう。
また、上述の特許文献1に開示された従来技術では、少なくとも2つの焦点検出エリア(測距領域)に関して評価を行う必要があるため、演算負荷が大きいという課題があった。
そこで、本発明の目的は、AF動作中の被写体の変化の影響を受けずに、少ない演算負荷で、かつ短時間でAF動作を実行することを可能にした焦点調節装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、フォーカスレンズを有する撮影光学系により結像された被写体像を光電変換する撮像素子と、焦点検出エリアに対応する前記撮像素子の撮像エリアから出力された画像信号から特定周波数成分を抽出して焦点評価値を算出する焦点評価値算出手段と、前記焦点評価値に基づいて前記フォーカスレンズを移動させて合焦動作を行う制御手段と、を有する撮像装置であって、前記フォーカスレンズの位置ごとに対応した前記焦点評価値の変化曲線は、前記変化曲線のピーク値で曲線の傾きの符号が反転する前の第1の斜面部及び前記変化曲線のピーク値で曲線の傾きの符号が反転した後の第2の斜面部を備えており、前記制御手段は、前記第1の斜面部の傾き前記第2の斜面部の傾きとの比較結果に基づいて前記変化曲線のピーク値に対応する焦点評価値を前記合焦動作に用いるか否かを判定することを特徴とする構成とした。また、本発明の別の撮像装置は、フォーカスレンズを有する撮影光学系により結像された被写体像を光電変換する撮像素子と、焦点検出エリアに対応する前記撮像素子の撮像エリアから出力された画像信号から特定周波数成分を抽出して焦点評価値を算出する焦点評価値算出手段と、前記焦点評価値に基づいて前記フォーカスレンズを移動させて合焦動作を行う制御手段と、を有する撮像装置であって、前記フォーカスレンズの位置ごとに対応した前記焦点評価値の変化曲線は、前記変化曲線のピーク値で曲線の傾きの符号が反転する前の第1の斜面部及び前記変化曲線のピーク値で曲線の傾きの符号が反転した後の第2の斜面部を備えており、前記制御手段は、前記第1の斜面部の傾きと前記第2の斜面部の傾きとの非対称性を判定し、前記判定結果に基づいて前記変化曲線のピーク値に対応する焦点評価値を前記合焦動作に用いるか否かを判定することを特徴とする構成とした。
本発明によれば、AF動作中の被写体の変化の影響を受けずに、少ない演算負荷で、かつ短時間でAF動作を実行することを可能にした撮像装置を提供することができる。
本発明の実施例1における焦点調節装置のAF動作手順を示すフローチャートである 本発明の実施例における焦点調節装置を有する撮像装置のブロック図である 本発明の実施例1における焦点検出エリア(測距領域)の設定について示した図である 本発明の実施例における焦点評価値の偽山判定のサブルーチンである 本発明の実施例1におけるAFスキャン中の撮影範囲の変化を、模式的に示した図である 本発明の実施例1における図5の状況における焦点検出エリア(測距領域)の焦点評価値Eを示す図である 本発明の実施例2における焦点調節装置のAF動作手順を示すフローチャートである 本発明の実施例2における焦点検出エリア(測距領域)の設定について示した図である 本発明の実施例2における図8の状況における焦点検出エリア(測距領域)の焦点評価値Eを示す図である
(実施例1)
以下に、本発明の好ましい実施例1を、図1〜図6に基づいて詳細に説明する。図2は、本発明の実施例にかかわる焦点調節装置を有する撮像装置の概略構成例を示すブロック図である。撮像装置は、例えば、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラを含むが、これに限るものではなく、入射する光学像をエリアセンサなどの2次元配列された撮像素子を用いて光電変換により電気的な画像として取得するものであれば、本発明を適用することが可能である。
(撮像装置のブロック図)
図2において、1は撮像装置である。2はズームレンズ群、3はフォーカスレンズ群で、撮影光学系を構成している。4は撮影光学系を通過した光束の量を制御する光量調節手段であり露出手段である絞りである。31はズームレンズ群2、フォーカスレンズ群3、絞り4、等からなるレンズ鏡筒である。
5は撮影光学系を通過した被写体像が結像し、これを光電変換するCCD等の撮像素子(以下CCD)である。被写体像の焦点状態を調節する焦点調節手段を有する撮影光学系5により結像された被写体像を光電変換する撮像素子は、CMOSでも良い。6はCCD5によって光電変換された電気信号を受けて各種の画像処理を施すことにより所定の画像信号を生成する撮像回路を示している。7は撮像回路6により生成されたアナログ画像信号をデジタル画像信号に変化するA/D変換回路である。
8はA/D変換回路7から出力されるデジタル画像信号を一時的に記憶するバッファメモリ等のメモリ(VRAM)である。9はVRAM8に記憶された画像信号を読み出してこれをアナログ信号に変換するとともに再生出力に適する形態の画像信号に変換するD/A変換回路である。
10は画像信号を表示する液晶表示装置(LCD)等の画像表示装置(以下LCD)である。12は半導体メモリ等からなる画像データを記憶する記憶用メモリである。11は復号化処理や伸長処理等を施す伸長回路とからなる圧縮伸長回路である。圧縮伸長回路11は、VRAM8に一時記憶された画像信号を読み出して記憶用メモリ12に対する記憶に適した形態にするために画像データの圧縮処理や符号化処理を施す圧縮回路及び記憶用メモリ12に記憶された画像データの再生表示等をするのに最適な形態とする。
また、13はA/D変換回路7からの出力を受けて自動露出(AE)処理を行うAE処理回路である。14はA/D変換回路7からの出力を受けてオートフォーカス(AF)処理を行うスキャンAF動作回路である。15は撮像装置の制御を行う演算用のメモリを内蔵したCPUである。16は所定のタイミング信号を発生するタイミングジェネレータ(以下TG)である。
CPU15は、焦点検出エリアに対応する撮像素子の撮像エリアから出力された画像信号から特定周波数成分を抽出して焦点評価値を算出する焦点評価値算出手段としての機能がある。
17はCCDドライバである。21は絞り4を駆動する絞り駆動モータである。18は絞り駆動モータ21を駆動制御する第1モータ駆動回路である。22はフォーカスレンズ群3を駆動するフォーカス駆動モータである。フォーカスレンズ群3とフォーカス駆動モータ22は、焦点調節手段に相当する。19はフォーカス駆動モータ22を駆動制御する第2モータ駆動回路である。23はズームレンズ群2を駆動するズーム駆動モータである。20はズーム駆動モータ23を駆動制御する第3モータ駆動回路である。
更に、24は各種のスイッチ群からなる操作スイッチである。25は各種制御等を行うプログラムや各種動作を行わせるために使用するデータ等が予め記憶されている電気的に書き換え可能な読み出し専用メモリであるEEPROMである。26は電池、28はストロボ発光部、27はストロボ発光部28の閃光発光を制御するスイッチング回路、29はAF動作のOK・NGを表示するためのLEDなどの表示素子である。
なお、画像データ等の記憶媒体である記憶用メモリは、フラッシュメモリ等の固定型の半導体メモリで、カード形状やスティック形状から成りたつ。また、装置に対して着脱自在に形成されるカード型フラッシュメモリ等の半導体メモリの他、ハードディスクやフレキシブルディスク等の磁気記憶媒体等、様々な形態のものが適用される。
また、操作スイッチ24としては、主電源スイッチ、レリーズスイッチ、再生スイッチ、ズームスイッチ、AF評価値信号のモニターへの表示をON/OFFするためのスイッチ等を含む。主電源スイッチは、撮像装置1を起動させ、電源供給を行うためのものである。
また、レリーズスイッチは、撮影動作(記憶動作)等を開始させる。再生スイッチは、再生動作を開始させる。ズームスイッチは、撮影光学系のズームレンズ群2を移動させズームを行わせる。
そして、レリーズスイッチは撮影動作に先立って行われるAE処理、AF動作を開始させる指示信号を発生する第1ストローク(以下SW1)と実際の露光動作を開始させる指示信号を発生する第2ストローク(以下SW2)との二段スイッチにより構成される。
(実施例1よる合焦動作)
次に、図1を参照して、上記構成を有する撮像装置1の本発明の実施例による合焦動作(AF動作)について説明する。図1は、実施例1における焦点調節装置のAF動作手順を示すフローチャートである。この動作に関する制御プログラムは、CPU15によって実行される。
CPU15は、焦点検出エリアに対応する撮像素子の撮像エリアから出力された画像信号から特定周波数成分を抽出して焦点評価値を算出する焦点評価値算出手段としての機能がある。
CPU15は、AF動作を開始すると、まず、被写体に対する焦点調節を行うための測距領域を設定する。このステップS1の処理では、画像内に1つの測距領域が設定される。
(焦点検出エリアの設定)
図3は、焦点検出エリアとしての測距領域の設定について示した図である。図3では、撮影画面500の中央に測距領域504が設定されている。焦点検出エリアとしての測距領域504は、後述するAF動作により、焦点調節を行うための画像信号を評価する範囲であり、AF動作の目的は、焦点検出エリアとしての測距領域504内の撮影者が意図する被写体に焦点調節を行うことである。後に、焦点検出エリアとしての測距領域504がAF動作中に被写体の移動の影響を受けているか否かの判別を行う。
図1に戻りフローチャートの説明を続ける。
ステップS2では、ステップS1で設定した各測距領域でAFスキャン(焦点調節動作)を行う。AFスキャンでは、フォーカスレンズ群3をスキャン開始位置からスキャン終了位置まで所定量ずつ移動させながら、スキャンAF動作回路14により各フォーカスレンズ群位置における焦点評価値E[n](但し、n=0,1,2,…,N−1)及び輝度信号差分値C[n](但し、n=0,1,2,…,N−1)をCPU15に記憶していく。
焦点評価値E[n]は、AFスキャン開始位置からn番目のフォーカスレンズ群3の位置での測距領域504の焦点評価値を表す。また、AFスキャン開始から終了までスキャン点数をN点とする。焦点評価値Eは、スキャンAF動作回路14で、入力された画像信号を受けて、測距領域504内の画像信号の高周波成分がハイパスフィルターなどを介して抽出され、更に累積加算などの演算処理を行い算出される。このように算出される焦点評価値Eは、測距領域504内の画像信号において、空間周波数が高域の輪郭成分量に対応し、デフォーカスすると減少し、ピントがあった状態で最大となる評価値となる。
高周波成分を抽出する方向は、行方向、列方向のいずれか、もしくは両方の方向として、焦点評価値Eを算出すればよい。
焦点評価値Eは、焦点検出エリアとしての測距領域内の代表的な1行の高周波成分の値を用いてもよい。代表的な1行としては、例えば、最も高周波成分の値が大きい行の値を用いる。また、焦点評価値Eは、測距領域内の全ての行の高周波成分の積分値を用いてもよい。
輝度信号差分値C[n]は、AFスキャン開始位置からn番目のフォーカスレンズ位置での測距領域504の輝度信号差分値を表す。また、AFスキャン開始から終了までスキャン点数をN点とする。輝度信号差分値C[n]は、測距領域504内の明暗差情報であり、後述する焦点評価値Eに対して設定される閾値を設定する際に用いる評価値である。
例えば、焦点検出エリアとしての測距領域504内の輝度信号差分値は、スキャンAF動作回路14で、入力された画像信号を受けて、下記式で算出される。
Figure 0006116277
max(l)、min(l)は、測距領域504を構成するL行の画素配列の内のl行目の輝度信号の最大値と最小値を示すものである。上記の数式では、各行ごとに、輝度信号の最大値と最小値の差分を算出し、算出された差分を測距領域内の全ての行の総和を算出し、輝度信号差分値C[n]としている。ここで、輝度信号としては、画像信号をそのまま用いてもよいし、画像信号にローパスフィルタ処理を施し、高周波数のノイズを除去してから用いてもよい。
本実施例では、各行の輝度信号の最大値と最小値の差分の積算値を輝度信号差分値Cとしたが、算出方法は、これに限らない。例えば、各行ごとに、輝度信号の最大値と最小値を算出し、各行の差分値の最大値を輝度信号差分値Cとしてもよい。また、焦点評価値Eの高周波成分を抽出する方向に合わせた方向に、輝度信号差分値Cも算出を行う。
式1を用いて算出される輝度信号差分値Cは、被写体の輪郭部の合焦状態の変化による影響は小さいが、焦点評価値Eの大きさと、概ね比例関係の相関を持つ。これは、輝度信号差分値Cは、被写体の明暗差を表しているためで、照明状態の変化などにより被写体の明暗差が倍大きくなるよう変化した場合、輝度信号差分値Cも焦点評価値Eも倍だけ大きくなる性質がある。
なお、焦点評価値E、輝度信号差分値Cの求め方としては、フォーカスレンズ群3を移動しながら求める方法でもよい。
次に、ステップS3で、焦点評価値Eのフォーカスレンズ群3の位置に対する変化曲線の極大値(ピーク値)の信頼性判定を行う。ここでは、焦点評価値がピーク値としての極大値をとるフォーカスレンズ群3の位置を算出する。更に、極大値近傍の焦点評価値の変化曲線の信頼性を評価する。この信頼性評価は、求められた焦点評価値が、被写体の十分な合焦状態を得るために、十分な焦点評価値の変化曲線形状であるか否かを評価する。
信頼性判定の詳細な方法としては、例えば、特開2010−078810号公報の図10から図13で説明されているような方法を用いればよい。
つまり、合焦状態を示す焦点評価値が信頼性の高い山状になっているか否かを、焦点評価値の最大値と最小値の差、一定値(SlopeThr)以上の傾きで傾斜している部分の長さ、および傾斜している部分の勾配から判断する。これにより、信頼性判定を行うことができる。
(焦点評価値の偽山判定)
次に、ステップS4において、焦点評価値の偽山判定を行う。ステップS3で取得した焦点評価値Eのフォーカスレンズ群3の位置に対する変化曲線が有する極大値について、偽山の判定を行う。
ここで行う偽山判定は、様々な外乱の影響により、評価値の変化曲線が、真の合焦位置とは別の位置でピーク形状を持つ、所謂、偽山を合焦位置として選択することを避けるために行う。様々な外乱としては、ステップS2で行ったAFスキャン中の被写体の移動がAFに与える影響や、像倍率変化やボケの変化に伴う測距領域外の被写体のAFに与える影響などが考えられる。なお、焦点評価値の偽山判定の方法の詳細については後述する。
次に、ステップS5では、フォーカスレンズ群の位置に対する焦点評価値Eの偽山を除く極大値の有無の判定を行う。フォーカスレンズ群の位置に対する焦点評価値Eの変化曲線が1つ以上の極大値を持つ場合に、ステップS4において極大値ごとに偽山判定が行われ、偽山ではないと判定されたピーク値としての極大値が存在するか否かを、ステップS5で判定する。
ステップS5において、焦点評価値の変化曲線が、偽山ではないピーク値としての極大値を持つ場合には、ステップS6に進み、CPU15は、焦点評価値Eに基づいてピーク位置を演算し、ピーク位置にフォーカスレンズ群3を駆動する。ステップS6において、信頼性が有り、かつ、偽山ではない焦点評価値の極大値が複数存在する場合には、より至近側のフォーカスレンズ位置を示す極大値を合焦位置として設定し、レンズ駆動を行う。そして、ステップS7で、CPU15は、合焦表示を行い、本AF動作を終了する。
一方、ステップS5で焦点評価値の変化曲線に偽山以外の極大値がない場合には、ステップS8に進む。ステップS8で、CPU15は、あらかじめ設定された定点と呼ばれる被写体の存在確率が高い位置にフォーカスレンズ群3を駆動する。そして、ステップS9で、CPU15は、非合焦表示を行い、本AF動作を終了する。
(ステップS3で行う焦点評価値の偽山判定のサブルーチン)
以下、図4を参照して、上記構成を有する焦点調節装置の本発明の実施例による図1のステップS3で行う焦点評価値の偽山判定のサブルーチンについて説明する。図4は、焦点評価値の偽山判定の処理手順を示すフローチャートである。この動作に関する制御プログラムは、CPU15によって実行される。
ステップS41では、図1のステップS3で行われた焦点評価値のピーク値としての極大値の信頼性判定により、信頼性があると判定された極大値の中から、偽山判定を行う極大値を設定する。
次に、ステップS42で、以降の偽山判定に用いる閾値の設定を行う。ここでは、2種類の閾値の設定を行う。
第1の閾値は、極大値の近傍の焦点評価値の変化量に対する閾値である。上述の通り焦点評価値Eは、非合焦状態から合焦状態に向うにつれて増加する。その増加の程度は、撮影光学系を通過した被写体像の明暗差と空間周波数特性、撮影光学系のデフォーカスによる焦点評価値の変化特性によって、概ね決まる。つまり、これらの情報から、焦点評価値の増加量の上限を算出することができる。
一方で、AFスキャン中の被写体の移動がAFに与える影響や、像倍率変化やボケの変化に伴う測距領域外の被写体のAFに与える影響により、上述の上限を上回る焦点評価値の増加を示す場合がある。第1の閾値は、被写体の合焦状態を検出する上で、あり得ない焦点評価値の増減を検出し、閾値以上の焦点評価値の増減を有する極大値近傍の評価値形状を偽山と判定するために用いる。
第1の閾値は、以下の式2によって算出される。
Figure 0006116277
式2中のEmaxは、撮影光学系の被写界深度が最も浅く、被写体の明暗差がCCD5の露光寛容度と等しい条件における単位フォーカスレンズ駆動量に対する焦点評価値の変化量の最大値である。
露光寛容度とは、写真において像として再現できる露光の範囲を意味する。
言い換えると、Emaxは、焦点評価値Eの変化量が最大となる条件下(撮影光学系の焦点距離が最長、F値が最小や、被写体距離が無限遠、被写体の明暗差が最大)で、デフォーカスした際に得られる焦点評価値の変化曲線の傾きの最大値である。Emaxは、予めEEPROM25に記憶されている。また、Emaxは、被写体の画像信号の高周波成分を抽出する際に用いるハイパスフィルターの周波数特性によっても異なるため、用いるハイパスフィルターごとに、Emaxを記憶しておけばよい。このように、第1の閾値を、被写界深度情報Dや、被写体像の明暗差情報Cにより変更することにより、偽山の検出を、撮影状況に合わせて、より精度よく行うことができる。
また、Cmaxは、被写体の明暗差がCCD5の露光寛容度と等しい条件、言い換えるとCCD5で得られる最大の明暗差で算出される輝度信号差分値Cであり、輝度信号差分値Cとして算出されうる最大値である。式2中のCは、偽山判定の評価を行っている極大値が得られたフォーカスレンズ群3位置における輝度信号差分値Cであり、上述の説明の通り算出される。
また、Dminは、撮影光学系と被写体距離から算出される被写界深度の最小値である。一般に、被写界深度は、被写体の位置に対して前側と後側に異なる距離を有するが、ここでは、前側と後側の平均値を被写界深度として算出し用いる。Dは、偽山判定の評価を行っている極大値が得られたフォーカスレンズ群3の位置における被写界深度である。本実施例の撮像装置は、フォーカスレンズ群3の位置から被写体距離を換算できる換算テーブルを予めEEPROM25に記憶している。被写界深度は、撮影光学系の焦点距離、撮影光学系のF値、被写体の距離、許容錯乱円径により算出される。
よって、本実施例では、撮影光学系の被写界深度情報Dが大きい場合の第1の閾値を撮影光学系の被写界深度情報が小さい場合の第1の閾値よりも小さくする。被写体像の明暗差情報Cが大きい場合の第1の閾値を被写体像の明暗差情報が小さい場合の第1の閾値よりも大きくする。
第2の閾値は、極大値の近傍の焦点評価値の変化曲線の左右の非対称性を判定する閾値である。上述の通り焦点評価値Eは、フォーカスレンズ群3の位置が無限遠側から至近端側に移動すると、増加し減少する。その際に形成される焦点評価値Eの変化曲線は、被写体のブレや撮像装置のブレがない場合には、概ね対称となる。
一方で、AFスキャン中の被写体の移動がAFに与える影響や、像倍率変化やボケの変化に伴う測距領域外の被写体のAFに与える影響により、焦点評価値の変化曲線の左右の対称性が著しく損なわれる場合がある。第2の閾値は、被写体の合焦状態を検出する上で、あり得ない焦点評価値の非対称性を検出し、閾値以上の焦点評価値の非対称性を有する極大値近傍の評価値形状を偽山と判定するために用いる。
第2の閾値は、後述する焦点評価値の極大値近傍の変化曲線の極大値に対して左側(上り側)の傾きと右側(下り側)の傾きの割合の1に対する乖離量を設定し、例えば、10%とする。
AFスキャン中の被写体ブレや撮像装置のブレを検出している場合にはブレ検出量を利用して、ブレが大きさに合わせて、第2の閾値を変更してもよい。例えば、ブレ検出量が大きい場合には、焦点評価値の変化曲線にノイズが多いため、真の合焦位置の焦点評価値の変化曲線も非対称性を有する可能性が高い。そのような場合には、第2の閾値を大きくすることにより、真の合焦位置近傍の焦点評価値の極大値を偽山と判定することを防ぐことができる。
図4に戻りフローチャートの説明を続ける。
ステップS43では、偽山判定を行う極大値近傍の焦点評価値Eから焦点評価値の変化曲線の傾きである評価値変化量を算出する。AFスキャン開始位置からk番目のフォーカスレンズ群3の位置での測距領域504の焦点評価値E[k]が極大値を取り、偽山判定を行う場合には、以下の式3、式4により、第1の評価値変化と第2の評価値変化を算出する。
Figure 0006116277
Figure 0006116277
上記の式によりピーク値としての極大値の近傍3か所のAFスキャン位置における焦点評価値の変化量の平均値が算出される。本実施例では、評価値変化を極大値の近傍3か所の焦点評価値を用いて行ったが、用いる焦点評価値の数はこれに限らない。一般に、AFスキャンを行う際のフォーカスレンズ群の移動間隔が小さくなればなるほど、用いる焦点評価値の数を増やした方が、ノイズが少ない情報を得ることができる。第1の評価値変化を算出するために用いた焦点評価値Eは、第1の斜面部(上り斜面部)と対応し、第1の評価値変化は、第1の斜面部の傾きと対応する。第2の評価値変化を算出するために用いた焦点評価値Eは、第2の斜面部(下り斜面部)と対応し、第2の評価値変化は、第2の斜面部の傾きと対応する。
次に、ステップS44に進み、第1の評価値変化に関して、第1の閾値に対する大小を判定する。第1の閾値より小さい場合(判定がYES)、言い換えると、焦点評価値Eの変化が、合焦状態の変化としてあり得る変化であった場合には、ステップS45に進む。ステップS45では、第2の評価値変化に関して、第1の閾値に対する大小を判定する。第1の閾値より小さい場合(判定がYES)、言い換えると、焦点評価値Eの変化が、合焦状態の変化としてあり得る変化であった場合には、ステップS46に進む。
ステップS44、S45では、被写体像の焦点状態を示す焦点評価値の変化量を示す変化曲線は、変化曲線の極値で曲線の傾きの符号が反転する前の第1の斜面部及び変化曲線の極値で曲線の傾きの符号が反転した後の第2の斜面部を備えており、第1の斜面部の傾き及び第2の斜面部の傾きの少なくとも1つの傾きが第1の閾値以上である変化曲線の極値に対応する焦点評価値を被写体像の合焦動作に用いず、第1の斜面部の傾き及び第2の斜面部の傾きの両方の傾きが第1の閾値よりも小さい変化曲線の極値に対応する焦点評価値を被写体像の合焦動作に用いないように制御した。
次に、ステップS46で、下記の式5により、第1の評価値変化に対する第2の評価値変化の割合の1に対する差分の絶対値が、第2の閾値に対して小さいか否かを判定する。
Figure 0006116277
第1の評価値変化に対する第2の評価値変化の割合の1に対する差分の絶対値が、第2の閾値より小さい場合(判定がYES)、言い換えると、極大値近傍の焦点評価値の変化曲線の対称性が高い場合、ステップS47に進む。
本実施例では、第1の評価値変化と第2の評価値変化の割合を用いて、焦点評価値の変化曲線の極大値近傍の非対称性を判定したが、非対称性の判定方法はこれに限らない。例えば、下記の式6のように、第1の評価値変化と第2の評価値変化の差分の第2の閾値対する大小を設定してもよい。
Figure 0006116277
式6により、焦点評価値の変化曲線の極大値近傍の非対称性を判定する場合には、式5を用いる場合と異なる第2の閾値を設定する。式6を用いる場合には、式2を用いて算出される第1の閾値に対して、ある係数、例えば0.2を乗じたものを第2の閾値として設定する。上述の通り、第1の閾値は、撮影光学系の被写界深度や被写体の明暗差によって変わるため、第2の閾値もそれに応じて変更される。式6を用いて、焦点評価値の変化曲線の極大値近傍の非対称性を判定すると、第1の閾値に係数を乗じるのみのため、判定に用いる第2の閾値を計算する負荷を減らすことができる。
つまり、本実施例の変形例として、1から前記第1の斜面部の傾きと前記第2の斜面部の傾きの比率の絶対値を差し引いた値が第1の閾値以上である変化曲線の極値に対応する焦点評価値を前記被写体像の合焦動作に用いず、1から前記第1の斜面部の傾きと前記第2の斜面部の傾きの比率の絶対値を差し引いた値が前記第1の閾値よりも小さい変化曲線の極値に対応する焦点評価値を前記被写体像の合焦動作に用いる構成とした。
式5を用いたS46では、第1の斜面部の傾きの絶対値と第2の斜面部の傾きの絶対値の差分が第1の閾値以上である変化曲線の極値に対応する焦点評価値を被写体像の合焦動作に用いず、第1の斜面部の傾きと第2の斜面部の傾きの差分が第1の閾値よりも小さい変化曲線の極値に対応する焦点評価値を被写体像の合焦動作に用いる。
また、被写体のブレや撮像装置のブレが大きくなるに従い、第2の閾値を大きくすることで、偽山判定をより正確に行える。
ステップS47では、偽山判定を行った極大値は、極大値近傍の焦点評価値の変化量が妥当であり、左右の対称性も高いと判断されるため、真の合焦位置候補と判定する。一方で、ステップS44、ステップS45で、第1の評価値変化、第2の評価値変化が第1の閾値より大きい場合(判定がNO)に、ステップS49に進み、偽山判定を行った極大値は偽山であると判定する。
また、ステップS46において、第1の評価値変化に対する第2の評価値変化の割合の1に対する差分の絶対値が、第2の閾値より大きい場合(判定がNO)に、同様にステップS49に進み、偽山判定を行った極大値は偽山であると判定する。
ステップS47及びステップS49で、1つの極大値について偽山判定を終えるとステップS48に進み、焦点評価値E[n]中の全ての極大値について偽山判定を終えたか否かを判断する。全ての極大値の偽山判定が終わっていない場合、ステップS41に戻り、偽山判定を続ける。全ての極大値の偽山判定が終わっている場合には、焦点評価値の偽山判定のサブルーチンを終了する。
次に、図5を用いて、AF動作のフローおよび偽山判定のサブルーチン処理の理解を容易にするために、任意の撮影条件で実際にAF動作を行うケースについて説明する。
(主被写体である人物501ピントの変化)
図5は、主被写体である人物501ピントがあった状態を示している図3で示した撮影画面500内のAFスキャン中のフォーカスレンズ群3の移動による変化を模式的に示した図である。
図5(a)は、図5中では、最も遠側にピントがあった状態を示している。主被写体である人物501や、樹木503はボケている。一方、撮像装置から距離が遠い樹木502には、概ねピントがあっている。
図5(b)は、図5(a)より至近側にピントが合った状態を示している。人物501や樹木502がボケているのに対して、樹木503は概ねピントが合った状態を示している。樹木503の輪郭は、概ねピントが合っているため、測距領域504の内部に存在しない。
図5(c)は、図5(b)より至近側にピントが合った状態を示している。主被写体である人物501に概ねピントが合っているのに対して、樹木502、503や人物505はボケた状態を示している。図3と同様のピント状態である。
図5(d)は、図5(c)より至近側にピントが合った状態を示している。被写体によってボケ状態は異なるが、撮影範囲500内の全ての被写体がボケた状態を示している。
また、AFスキャン中のフォーカスレンズ群3が無限側から至近側に移動するにつれて(図5(a)から図5(d))、撮影光学系による像倍率変化が発生し、画面周辺に存在する樹木が、画面中央寄りに若干移動している。そのため、図5(d)では、樹木503の輪郭が像倍率変化とボケにより測距領域504内部に侵入している。
図6は、図5のような状況におけるフォーカスレンズ群3の位置と測距領域の焦点評価値Eを示した図である。図中の曲線は焦点評価値Eの変化を示す曲線である。また、LP1、LP2、LP3、LP4は、それぞれフォーカスレンズ群3の位置を示すもので、図5(a)、図5(b)、図5(c)、図5(d)に示したフォーカスレンズ群3の位置と対応している。
図5の状況では、測距領域504の焦点評価値Eは、3か所のフォーカスレンズ群3の位置で極大値を取る。図6で、LP1、LP3、LP4近傍の極大値をM[1]、M[2]、M[3]とする。LP3近傍で極大値M[2]は、人物501がフォーカスレンズ群3の位置LP3で概ね合焦状態となるため、焦点評価値Eは極大値を取る。また、測距領域504の左側の境界近傍に存在する樹木503の影響を受け、フォーカスレンズ群3の位置LP1近傍とLP4近傍に極大値をもつ変化曲線となっている。
フォーカスレンズ群3の位置LP1近傍の極大値M[1]は、樹木503の輪郭がボケた状態で測距領域504内に侵入し、焦点評価値Eが増加する。しかし、樹木503が合焦近傍のフォーカスレンズ群3の位置LP2に近づくにつれて、樹木503の輪郭は、測距領域504から出るため、焦点評価値Eは減少する。
フォーカスレンズ3群の位置LP4近傍の極大値M[3]は、樹木503の輪郭が像倍率変化と、合焦状態からボケた状態への変化により、測距領域504内に侵入し、焦点評価値Eが増加する。しかし、樹木503の輪郭が大きくボケることにより、焦点評価値Eは減少する。
フォーカスレンズ群の位置LP1近傍の極大値とフォーカスレンズ群の位置LP4近傍の極大値については、樹木503の輪郭のボケの影響が焦点評価値Eに表れている点では類似している。しかし、本実施例の撮影光学系において像倍率変化の影響は、フォーカスレンズ群の位置が至近側に移動するにつれて、周辺の被写体の倍率が小さくなり、周辺の被写体が測距領域504内に侵入しやすくなる。そのため、樹木503の輪郭のボケが大きくなるフォーカスレンズ群3の移動方向と像倍率変化により樹木503の輪郭が測距領域504に近づくフォーカスレンズ3の移動方向が同じ方向である至近側のフォーカスレンズ群3の位置LP4近傍の極大値の方が、値が大きい。
また、LP3近傍で極大値に対して、フォーカスレンズ群3の位置LP4近傍の極大値の大小関係は、人物501と背景の明暗差と背景と樹木503の明暗差によって決まる。図6の状況では、背景と樹木503の明暗差の方が高いため、より大きな焦点評価値Eが、フォーカスレンズ群3の位置LP4近傍の極大値として表されている。
一般的なコントラストAFでは、焦点評価値Eの最大値を示すフォーカスレンズ群3の位置を合焦位置として検出するため、図6の場合には、LP4近傍を合焦位置とし、図5(d)のように全体的にボケた画像を取得することとなる。本実施例では、偽山判定により偽山を排除し、LP3近傍で極大値を真の合焦位置として検出することにより、正しい焦点調節動作を行うことができる。
図5、図6の状況におけるAF動作について、図1、図4のフローにより説明する。まず、ステップS1で測距領域504を設定し、ステップS2で、AFスキャンを行う。ステップS3で焦点評価値Eに対して極大値を3つ検出し、それぞれの極大値を取るフォーカスレンズ群の位置を算出する。図6では、極大値をM[1]、M[2]、M[3]を取るフォーカスレンズ群の位置としてLP1、LP3、LP4の近傍のレンズ位置を算出する。
そして、それぞれの極大値近傍の焦点評価値Eの変化曲線の信頼性を判定する。ここでは、極大値近傍の起伏の小さいM[1]は、焦点評価値の最大値と最小値の差が所定値よりも小さいため、信頼性の低い極大値と判定される。焦点評価値の最大値と最小値の差が所定値よりも大きいため、極大値M[2]、M[3]については、信頼性の高い極大値と判定される。
次に、ステップS4において、焦点評価値の偽山判定のサブルーチンに進むと、ステップS41で、偽山判定を行う極大値としてM[2]を設定する。次に、ステップS42で、上述の方法で、閾値の計算を行う。ステップS43で第1の評価値変化と第2の評価値変化を算出する。
次に、ステップS44からS46で、第1の評価値変化、第2の評価値変化が第1の閾値よりも小さく、第1の評価値変化と第2の評価値変化の割合と1の差分の絶対値が、第2の閾値よりも小さいため、極大値M[2]は、真(信頼性が高い)の合焦位置候補として設定される。
ステップS48で全ての極大値の判定を終了していないと判定され、ステップS41に戻り、極大値M[3]が設定される。ステップS42で算出される閾値については、極大値M[3]をとるフォーカスレンズ群の位置LP4に合わせて、閾値を再度算出する。ステップS43で第1の評価値変化と第2の評価値変化を算出する。
次に、ステップS44で、第1の評価値変化が第1の閾値よりも大きいため、ステップS49に進み、極大値M[3]は偽山と判定される。これは、図6の焦点評価値Eの変化曲線の極大値M[3]近傍において、左側の斜面の傾きは、撮影光学系、被写体の状況を鑑みるとありえない大きさとなっていることを示している。
また、図4において、第1の評価値変化、第2の評価値変化の大小を判定するステップS44、S45がなかったとしても、ステップS46において、第1の評価値変化と第2の評価値変化の割合と1の差分の絶対値が、第2の閾値よりも大きくなり、ステップS49に進む。これは、図6の焦点評価値Eの変化曲線の極大値M[3]近傍において、変化曲線の左右の対称性がないことを示している。
以上の偽山判定方法からわかるとおり、極大値近傍の焦点評価値の大小を判定するステップS44、S45と極大値近傍の焦点評価値の左右の対称性を判定するステップS46は、いずれか一方があれば、偽山判定の効果を得ることができる。本実施例では、より高精度に偽山の判定を行うために、両方の判定を行ったが、実施の形態はこれに限らない。いずれか一方の判定とし、処理を行う負荷の低減を行ってもよい。
そして、再び、ステップS48に進み、全ての極大値の判定を終了していると判定され、図1のステップS5に進む。ステップS5では、偽山以外の極大値として、極大値M[2]が存在するため、ステップS6に進む。図5の状況では、偽山以外の極大値として候補が1つしか存在しなかったため、選択の余地がないが、複数の信頼性の高い極大値がある場合は、より撮影者の意図する被写体が存在する確率の高い至近側の極大値を選択する。ステップS6では、極大値M[2]を示すフォーカスレンズ位置LP3にレンズ駆動を行う。その後、ステップS7で合焦表示を行い、AF動作を終える。
以上のように、本実施例では、被写体像の焦点状態を調節する焦点調節工程と、前記焦点調節手段を有する撮影光学系により結像された被写体像を光電変換する撮像工程と、焦点検出エリアに対応する前記撮像素子の撮像エリアから出力された画像信号から特定周波数成分を抽出して焦点評価値を算出する焦点評価値算出工程と、前記焦点評価値に基づいて前記焦点調節手段を駆動させて合焦動作を行う制御工程と、を有する撮像装置の制御方法であって、
前記被写体像の焦点状態を示す焦点評価値の変化量を示す変化曲線は、前記変化曲線のピーク値で曲線の傾きの符号が反転する前の第1の斜面部及び前記変化曲線のピーク値で曲線の傾きの符号が反転した後の第2の斜面部を備えており、
前記制御工程は、前記第1の斜面部の傾き及び前記第2の斜面部の傾きに基づいて前記変化曲線のピーク値に対応する焦点評価値を前記合焦動作に用いるか否かを判定する構成とした。
以上の説明では、焦点検出エリアとしての測距領域504が1つのみの場合であったが、複数の測距領域がある場合には、各々の測距領域に対して上述のAF動作を行えばよい。
以上の実施例では、被写体の合焦状態の変化を、フォーカスレンズ群3の移動により実現したが、合焦状態の変化を実現する方法についてはこれに限らない。例えば、フォーカスレンズ群ではなく撮像素子を移動させることにより実現してもよい。また、特開2011−113174号公報のように、光線の入射角度情報(ライトフィールド情報)を取得できる撮像装置で、再構成処理により合焦状態の変化を実現してもよい。
以上のような構成により、AF中の被写体の変化の影響を受けずに、少ない演算負荷で、かつ短時間でAF動作を実行することを可能にした焦点調節装置を提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
(実施例2)
以下、図7から図9を参照して、本発明の実施例2について説明する。実施例1との主な違いは、焦点評価値の偽山判定結果から、偽山のみ検出された場合の処理方法の違いである。上述の実施例では、偽山のみ検出された場合には、定点へレンズ移動を行い、非合焦表示を行うため、正確な焦点調節を行えない。実施例2では、こういった場合にも、焦点調節範囲を再度設定し、焦点調節をやりなおすことにより、正確な焦点調節を行える状況を増やすことができる。
なお、実施例1における焦点調節装置を有する撮像装置のブロック図(図2)、AF動作において偽山判定の処理を説明する図(図4)に関しては、実施例2においても同様の構成であり、同様の動作を行うため、説明は省略する。
実施例2で行う処理内容が、実施例1とは異なる図1のAF動作について、図7を用いて説明する。
図7は、実施例2における焦点調節装置のAF動作手順を示すフローチャートである。図中、実施例1と同じ動作をする箇所については、図1と同じステップ番号を記している。この動作に関する制御プログラムは、CPU15によって実行される。
CPU15は、焦点検出エリアに対応する撮像素子の撮像エリアから出力された画像信号から特定周波数成分を抽出して焦点評価値を算出する焦点評価値算出手段としての機能がある。
CPU15は、AF動作を開始すると、まず、ステップS21でAF動作カウンタNをリセットし、0に設定する。その後、ステップS1で、被写体に対する焦点調節を行うための測距領域を設定する。このステップS1の処理では、画像内に1つの測距領域が設定される。
図8は、焦点検出エリアとしての測距領域の設定について示した図である。図8(a)では、撮影画面500の中央に測距領域604が設定されている。焦点検出エリアとしての測距領域604は、後述するAF動作により、焦点調節を行うための画像信号を評価する範囲であり、AF動作の目的は、焦点検出エリアとしての測距領域604内の撮影者が意図する被写体に焦点調節を行うことである。後に、焦点検出エリアとしての測距領域604がAF動作中に被写体の移動の影響を受けているか否かの判別を行う。
その後、ステップS2に進むが、ステップS2からステップS5までの処理内容は、実施例1と同じであるため、説明を省略する。ステップS4で行う焦点評価値の偽山判定に関する説明(図4)に関しても同様の為、説明を省略する。
ステップS5において、焦点評価値の変化曲線が、偽山ではない極大値を持つ場合には、ステップS6に進み、CPU15は、焦点評価値Eに基づいてピーク位置を演算し、ピーク位置にフォーカスレンズ群3を駆動する。ステップS6において、信頼性が有り、かつ、偽山ではない焦点評価値の極大値が複数存在する場合には、より至近側のフォーカスレンズ位置を示す極大値を合焦位置として設定し、レンズ駆動を行う。そして、ステップS7で、CPU15は、合焦表示を行い、本AF動作を終了する。ここで、行うステップS5からステップS7の処理内容も、実施例1と同様である。
一方、ステップS5で焦点評価値の変化曲線に偽山以外の極大値がない場合には、ステップS22に進む。
図9に、焦点評価値の変化曲線に偽山のみ存在する場合を示している。図9では、焦点評価値Eは、2つの極大値M[4]、M[5]を取る。これらの2つの極大値は、測距領域604の左右の境界近傍に存在する樹木の影響を受けて形成された極大値である。
極大値M[4]は、左右の対称性がないために、図4のステップS46で、偽山と判定された極大値である。極大値M[5]は、左側斜面の傾きが大きいために、ステップS44で、偽山と判定された極大値である。
図9において、得られた極大値が偽山のみであるということは、図8の状況では、図5の状況に比べて測距領域604の左右の境界近傍に存在する樹木の影響を大きく受けていることを示している。言い換えると、図8の状況は、図5に比べて、樹木が、測距領域604の中心に近い位置に存在していることを示している。
本実施例では、得られた焦点評価値の変化曲線の形状から、偽山の幅を算出し、その幅から、測距領域604の境界近傍に存在する不要な被写体の影響を推定し、測距領域604の縮小量を算出する。そして、より小さく設定された測距領域604を用いて再度、AF動作を行う。これにより、測距領域の境界近傍の被写体の影響を低減し、正しい焦点調節結果を得ることができる。
ステップS22では、各偽山の幅の算出を行う。ここでは、焦点評価値が一定値以上の傾きで傾斜している部分の幅を算出する。図9では、極大値M[4]、M[5]の幅として、R[4]、R[5]が算出される。
ステップS23では、算出された偽山の幅から、測距領域を狭めて再設定する。再設定前の測距領域の横幅をAFx_OLDとし、再設定後の測距領域の横幅をAFx_NEWとすると、AFx_NEWは下記の式にて、算出される。
(式7)
AFx_NEW=K(MAX(R[4],R[5]))×AFx_OLD
式7で、K(R)は、測距領域の横幅を再設定するための係数で、偽山の幅に関する関数である。
K(R)は、偽山の幅Rが大きければ大きいほど、小さい値を取る。これは、偽山の幅が大きいほど、測距領域の境界近傍の被写体の影響を大きく受けているため、その影響を避けるためには、測距領域をより小さくする必要があるためである。また、MAX(R[4],R[5]))は、偽山が複数存在する場合に、偽山の幅の中で最も大きい値をとる関数である。
図8(b)に、再設定後の測距領域605を示す。このように設定することで、被写体周囲の影響を低減することができる。
次に、ステップS24では、AF動作カウンタNを1増加させる。
ステップS25では、AF動作カウンタNが、閾値Thrより大きいか否かを判定する。AF動作カウンタNが閾値Thrより小さい場合には、ステップS25でNoとなり、ステップS2に戻り、再設定された測距領域を用いたAF処理を再度行う。
このように、実施例2では、焦点評価値の変化曲線で、合焦動作に用いない偽山の凸部の形状の幅が大きければ大きいほど、焦点検出領域(焦点検出エリア)を、より小さく再設定し、再度、焦点調節を行う。
一方、AF動作カウンタNが、閾値Thrより大きい場合には、ステップS25でYesとなり、ステップS8に進む。ステップS8、S9で行われる処理は、実施例1と同様であるので、説明は省略する。
以上のように、構成することにより、当初設定した測距領域内に、不要な被写体が大きく侵入している場合でも、偽山の幅から測距領域の縮小量を算出することができる。これにより、撮影者が意図する被写体に、焦点調節を行うことができる可能性を高めることができる。
本実施例では、焦点評価値の変化曲線に、偽山による極値のみが存在する場合に測距領域をより小さくリサイズしたが、真の合焦位置候補の極値がある場合にも、同様の処理を行ってもよい。これは、真の合焦位置候補が存在する場合でも、その他の真の合焦位置候補が、偽山による極値により検出できていない恐れがあるためである。そのような場合に対して、上述のように、測距領域の再設定を行うことにより、偽山による影響を低減することができる。
1 撮像装置
2 ズームレンズ群
3 フォーカスレンズ群
4 絞り
5 撮像素子(CCD)
14 スキャンAF動作回路
15 CPU

Claims (9)

  1. フォーカスレンズを有する撮影光学系により結像された被写体像を光電変換する撮像素子と、
    焦点検出エリアに対応する前記撮像素子の撮像エリアから出力された画像信号から特定周波数成分を抽出して焦点評価値を算出する焦点評価値算出手段と、
    前記焦点評価値に基づいて前記フォーカスレンズを移動させて合焦動作を行う制御手段と、を有する撮像装置であって、
    前記フォーカスレンズの位置ごとに対応した前記焦点評価値の変化曲線は、前記変化曲線のピーク値で曲線の傾きの符号が反転する前の第1の斜面部及び前記変化曲線のピーク値で曲線の傾きの符号が反転した後の第2の斜面部を備えており、
    前記制御手段は、前記第1の斜面部の傾き前記第2の斜面部の傾きとの比較結果に基づいて前記変化曲線のピーク値に対応する焦点評価値を前記合焦動作に用いるか否かを判定することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第1の斜面部の傾きの絶対値と前記第2の斜面部の傾きの絶対値の差分が第1の閾値以上である変化曲線のピーク値に対応する焦点評価値を前記合焦動作に用いず、前記第1の斜面部の傾きの絶対値と前記第2の斜面部の傾きの絶対値の差分が前記第1の閾値よりも小さい変化曲線のピーク値に対応する焦点評価値を前記合焦動作に用いることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 1から前記第1の斜面部の傾きと前記第2の斜面部の傾きの比率の絶対値を差し引いた値が第の閾値以上である変化曲線のピーク値に対応する焦点評価値を前記合焦動作に用いず、1から前記第1の斜面部の傾きと前記第2の斜面部の傾きの比率の絶対値を差し引いた値が前記第の閾値よりも小さい変化曲線のピーク値に対応する焦点評価値を前記合焦動作に用いることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. ブレ検出量が大きい場合の前記第1の閾値は、前記ブレ検出量が小さい場合の第1の閾値よりも大きいことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  5. ブレ検出量が大きい場合の前記第2の閾値は、前記ブレ検出量が小さい場合の第2の閾値よりも大きいことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  6. 前記合焦動作に用いられる変化曲線がない場合、前記合焦動作に用いられない変化曲線の幅の情報に基づいて前記焦点検出エリアの幅を狭く再設定し、再度、焦点調節を行うことを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の撮像装置。
  7. フォーカスレンズを有する撮影光学系により結像された被写体像を光電変換する撮像素子と、
    焦点検出エリアに対応する前記撮像素子の撮像エリアから出力された画像信号から特定周波数成分を抽出して焦点評価値を算出する焦点評価値算出手段と、
    前記焦点評価値に基づいて前記フォーカスレンズを移動させて合焦動作を行う制御手段と、を有する撮像装置であって、
    前記フォーカスレンズの位置ごとに対応した前記焦点評価値の変化曲線は、前記変化曲線のピーク値で曲線の傾きの符号が反転する前の第1の斜面部及び前記変化曲線のピーク値で曲線の傾きの符号が反転した後の第2の斜面部を備えており、
    前記制御手段は、前記第1の斜面部の傾きと前記第2の斜面部の傾きとの非対称性を判定し、前記判定結果に基づいて前記変化曲線のピーク値に対応する焦点評価値を前記合焦動作に用いるか否かを判定することを特徴とする撮像装置。
  8. フォーカスレンズを有する撮影光学系により結像された被写体像を光電変換する撮像素子を有する撮像装置の制御方法であって、
    焦点検出エリアに対応する前記撮像素子の撮像エリアから出力された画像信号から特定周波数成分を抽出して焦点評価値を算出する焦点評価値算出工程と、
    前記焦点評価値に基づいて前記フォーカスレンズを移動させて合焦動作を行う制御工程と、を有し、
    前記フォーカスレンズの位置ごとに対応した前記焦点評価値の変化曲線は、前記変化曲線のピーク値で曲線の傾きの符号が反転する前の第1の斜面部及び前記変化曲線のピーク値で曲線の傾きの符号が反転した後の第2の斜面部を備えており、
    前記制御工程は、前記第1の斜面部の傾き前記第2の斜面部の傾きとの比較結果に基づいて前記変化曲線のピーク値に対応する焦点評価値を前記合焦動作に用いるか否かを判定することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  9. フォーカスレンズを有する撮影光学系により結像された被写体像を光電変換する撮像素子を有する撮像装置の制御方法であって、
    焦点検出エリアに対応する前記撮像素子の撮像エリアから出力された画像信号から特定周波数成分を抽出して焦点評価値を算出する焦点評価値算出工程と、
    前記焦点評価値に基づいて前記フォーカスレンズを移動させて合焦動作を行う制御工程と、を有し、
    前記フォーカスレンズの位置ごとに対応した前記焦点評価値の変化曲線は、前記変化曲線のピーク値で曲線の傾きの符号が反転する前の第1の斜面部及び前記変化曲線のピーク値で曲線の傾きの符号が反転した後の第2の斜面部を備えており、
    前記制御工程では、前記第1の斜面部の傾きと前記第2の斜面部の傾きとの非対称性を判定し、前記判定結果に基づいて前記変化曲線のピーク値に対応する焦点評価値を前記合焦動作に用いるか否かを判定することを特徴とする撮像装置の制御方法。
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