JP6234016B2 - 焦点調節装置、撮像装置及びその制御方法 - Google Patents

焦点調節装置、撮像装置及びその制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、撮像装置が備える焦点調節装置及び撮像装置及びその制御方法に関し、特に、デジタルスチルカメラ及びデジタルビデオカメラ等に利用されるオートフォーカス技術に関する。
デジタルスチルカメラ等の撮像装置では、フォーカスレンズの位置を動かしながら撮像素子から画像信号を順次取得して、この画像信号の鮮鋭度(コントラスト状態)に基づいて、被写体に合焦動作を行うオートフォーカス(AF)方式が用いられている。このAF方式には、無限遠にピントが合うレンズ位置(遠端)から最至近距離の被写体にピントが合うレンズ位置(近端)までの全範囲(以下「スキャン範囲」)で常にフォーカスレンズをスキャンさせると、AF時間が長くなるという問題がある。
この問題を解決するための技術として、図10に示す方法が提案されている。図10は、従来技術に係るAFスキャン動作を模式的に示す図である。この方法では、スキャン範囲を複数のゾーンに分割する。なお、図10には、4つのゾーンに分割した例を示している。ゾーン毎に得られた画像信号から算出した焦点評価値に基づいて、そのゾーン境界まででAFスキャン動作を終了させて焦点評価値がピークとなるフォーカスレンズ位置(以下「ピーク位置」という)へ移動させるか否かを判断することで、AF時間を短縮している(特許文献1参照)。
このとき、背景抜けを防ぐために、画像信号内に複数の距離の被写体が存在する場合には、近端側の被写体にピントを合わせることを優先する場合が多い。しかし、統計的には、遠い被写体の存在する撮影シーンの頻度の方が高いため、遠端側から近端側へAFスキャン動作をさせた方が、トータルとしてAF時間が短くなる傾向がある。
特開2006−343777号公報
そこで、上記従来技術において、フォーカスレンズを最初に遠端のAFスキャン開始位置へ移動させ(以下「初期フォーカス移動」という)、その後、近端側に向かって、図10を参照して上述したAFスキャン動作を行う場合を考える。
図11は、初期フォーカス移動の最中にピーク位置が見つかり、その後、AFスキャン動作を行った場合のAF動作の例を模式的に示す図である。また、図12は、初期フォーカス動作中に見つかったピーク位置にそのまま合焦制御させた場合のAF動作の例を模式的に示す図である。
図11では、初期フォーカス移動中にピーク位置が見つかったにもかかわらず、その後にAFスキャン動作を行っているため、無駄にAF時間が長くなってしまうことになる。しかし、この無駄を省いて初期フォーカス移動中に見つかったピーク位置にそのまま合焦させる場合に、図12に示すようにその合焦位置よりも近端側に被写体が存在していると、背景抜けが生じてしまう。
本発明は、背景抜けを生じさせることなく、AF時間を短縮することができる焦点調節装置、撮像装置、及びその制御方法を提供することを目的とする。
本発明に係る焦点調節装置は、フォーカスレンズを光軸方向に移動させて画像信号から焦点評価値を順次取得するスキャン動作を行い、前記焦点評価値に基づいて前記フォーカスレンズを移動させて焦点を合わせる制御手段を有し、前記制御手段は、予め前記フォーカスレンズの移動可能範囲を複数のゾーンに分割し、前記フォーカスレンズを初期位置から前記スキャン動作の開始位置へ移動させる初期フォーカス移動処理中に、前記初期位置を含むゾーン以外のゾーンにおいて前記焦点評価値がピークとなる前記フォーカスレンズの位置が検出された場合には、前記ピークとなる前記フォーカスレンズの位置に前記フォーカスレンズを移動させ、前記初期位置を含むゾーンにおいて前記焦点評価値がピークとなる前記フォーカスレンズの位置が検出された場合には、前記フォーカスレンズの移動を停止させ、前記スキャン動作を前記初期フォーカス移動処理中の前記フォーカスレンズの移動方向とは反対の方向に実行することを特徴とする。
本発明によれば、背景抜けを生じさせることなく、AF時間を短縮することができる。
本発明の実施形態に係るデジタルカメラの概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るデジタルカメラの動作のフローチャートである。 図2のステップS203の処理(AF動作)の詳細を示すフローチャートである。 図3のステップS305の処理(初期フォーカス移動)の詳細を示すフローチャートである。 図4のステップS407の処理(ピーク検出チェック)の詳細を示すフローチャートである。 図3のステップS306の処理(初期フォーカス移動合焦判定)の詳細を示すフローチャートである。 図3のステップS312の処理(ゾーン更新判定)の詳細を示すフローチャートである。 本実施形態に係るデジタルカメラのAF動作(ステップS203)の例を示す図である。 本実施形態に係るデジタルカメラのAF動作(ステップS203)の別の例を示す図である。 従来技術であるゾーンスキャン方式を用いたAFスキャン動作の例を説明する図である。 図10のAFスキャン動作において、初期フォーカス動作中にピーク位置が見つかり、その後に、AFスキャン動作を行った場合のAF動作の例を模式的に示す図である。 図10のAFスキャン動作において、初期フォーカス動作中に見つかったピーク位置にそのまま合焦させるAF動作の例を模式的に示す図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。ここでは、本発明に係る自動合焦装置を備える撮像装置として、所謂、デジタルカメラを取り上げることとする。但し、本発明はこれに限られるものではなく、画像(映像)から焦点評価値を取得して焦点調節する焦点調節機能を備えた各種の電子機器(例えば、顕微鏡、双眼鏡、望遠鏡など)にも適用することができる。ここで、焦点評価値は、コントラスト評価値とも称され、撮像素子からの出力信号に基づいて生成される画像の鮮鋭度(コントラスト状態)を表す。
<デジタルカメラの概略構成>
図1は、本発明の実施形態に係るデジタルカメラの概略構成を示すブロック図である。デジタルカメラは、撮影レンズ101と、絞り及びシャッタ102と、AE処理部103と、フォーカスレンズ104と、モータ105と、AF処理部106と、撮像素子107を備える。また、デジタルカメラは、A/D変換部108と、画像処理部109と、フォーマット変換部110と、DRAM111と、画像記録部112と、システム制御部113と、VRAM114と、画像表示部115を備える。
撮影レンズ101は、ズーム機構を含む。絞り及びシャッタ102は、AE処理部103からの制御信号に基づき、撮像素子107に照射される入射光(被写体光)の光量を調整する。フォーカスレンズ104は、AF処理部106による制御信号に基づいてモータ105が駆動することで光軸方向に移動し、撮像素子107の受光面に焦点を合わせる。撮像素子107は、被写体からの反射光を電気信号に変換する受光手段であり、且つ、光電変換手段である。なお、本実施形態でも、先に説明した従来技術と同様に、フォーカスレンズ104を光軸方向に移動させながら撮像素子107から順次取得した画像信号に基づいて焦点評価値を求めて、被写体に合焦動作を行うオートフォーカス(AF)方式を用いる。
A/D変換部108は、撮像素子107から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する。なお、A/D変換部108は、撮像素子107からの出力信号からノイズを除去するCDS回路や、A/D変換前に行う非線形増幅処理のための回路を含む。画像処理部109は、A/D変換部108からの画像信号に対し、所定の画素補間やリサイズ処理、色変換処理を行う。また、画像処理部109は撮像した画像信号に所定の演算処理を行い、こうして得られた演算結果に基づいてシステム制御部113がAE(自動露光)制御及びAF制御を行う。また、画像処理部109は、撮像した画像信号に所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてシステム制御部113はTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理を行う。
フォーマット変換部110は、画像処理部109から出力された画像信号を画像記録部112に記録するためのデータフォーマット変換を行う。DRAM111は、一時的な画像記憶手段としての高速バッファとして、或いは、画像信号の圧縮/伸張処理における作業用メモリ等に使用される。画像記録部112は、メモリーカード等の記憶媒体と、そのインタフェースからなる。
システム制御部113は、CPU、ROM、RAMを備え、ROMにはデジタルカメラの動作を制御するための各種のプログラムやデータが格納されている。CPUは、ROMに格納された所定のプログラムをRAMのワークエリアに展開し、実行することにより、デジタルカメラを構成する各部の動作制御を行い、これにより、デジタルカメラの全体的な動作制御が実現される。
画像表示用メモリであるVRAM114は、画像表示部115に表示する画像信号を保持する。画像表示部115には、撮像時(ライブビュー時)には撮像画面(被写体像)と焦点検出領域を示すAF枠等が表示され、撮影後には撮影された画像が再生表示される。また、画像表示部115には、デジタルカメラの現在の状態や設定されている撮影条件や、撮影条件を変更等するためのメニュー画面等が表示される。
デジタルカメラは、操作部116と、撮影モードスイッチ(撮影モードSW)117と、メインスイッチ(メインSW)118と、レリーズボタンに設けられた第1スイッチ(SW1)119及び第2スイッチ(SW2)120とを備える。
操作部116は、ユーザがデジタルカメラを外部から操作するための部材である。操作部116は、例えば、デジタルカメラの撮影条件や画像再生条件等の各種設定を行うメニュースイッチ、撮影レンズ101のズーム動作を指示するズームレバー、撮影モードと再生モードとを切り換える動作モード切換スイッチ等を有する。撮影モードスイッチ117の操作により、例えば、マクロモードや遠景モード、スポーツモード等の各種撮影モードから所望の撮影モードを選択することができ、選択された撮影モードに応じて(撮影モード毎に)測距範囲やAF動作等の条件が変更される。
メインスイッチ118は、デジタルカメラのカメラシステムに電源を投入する電源ボタンである。第1スイッチ(SW1)119はレリーズボタンが半押しされた状態でONする。第1スイッチ(SW1)119がONすると、AF処理やAE処理等の撮影スタンバイ動作が行われる。第2スイッチ(SW2)120はレリーズボタンが全押しされた状態でONする。第2スイッチ(SW2)120がONされると、撮影動作が行われる。
<デジタルカメラの動作>
図2は、本実施形態に係るデジタルカメラの動作のフローチャートである。図2に示す各処理は、システム制御部113のCPUがROMに格納された所定のプログラムをRAMのワークエリアに展開、実行して、デジタルカメラを構成する各部の動作制御を行うことにより実現される。
ステップS201では、システム制御部113は、AE処理部103を制御して、画像処理部109の出力信号に基づいてAE処理を行う。続くステップS202では、システム制御部113は、レリーズボタンの状態を調べ、第1スイッチ(SW1)119がONか否かを判定する。システム制御部113は、第1スイッチ(SW1)119がONの場合(S202でYES)、処理をステップS203へ進め、第1スイッチ(SW1)119がOFFの場合(S202でNO)、処理をステップS201へ戻す。ステップS203では、システム制御部113は、AF処理部106を制御して、AF動作を行う。このAF動作の詳細については後述する。なお、AF動作中の露出条件(シャッタ速度、絞り、感度)は、その直前のステップS201のAE処理で決定される。
ステップS203の後のステップS204では、システム制御部113は、再びレリーズボタンの状態を調べ、第1スイッチ(SW1)119がONか否かを判定する。システム制御部113は、第1スイッチ(SW1)119がONの場合(S204でYES)、処理をステップS205へ進め、第1スイッチ(SW1)119がOFFの場合(S204でNO)、処理をステップS201へ戻す。ステップS205では、システム制御部113は、レリーズボタンの状態を調べ、第2スイッチ(SW2)120がONか否かを判定する。システム制御部113は、第2スイッチ(SW2)120がONの場合(S205でYES)、処理をステップS206へ進め、第2スイッチ(SW2)120がOFFの場合(S205でNO)、処理をステップS204へ戻す。ステップS206では、システム制御部113は、撮影動作を行い、その後、処理をステップS201へ戻す。
<ステップS203(AF動作)の詳細>
図3は、図2のステップS203の処理(AF動作)の詳細を示すフローチャートである。ステップS301では、システム制御部113は、画面(撮像画像)内の所定の領域に焦点検出領域を設定する。続くステップS302では、システム制御部113は、撮影モードや焦点距離に応じて、光軸方向でのフォーカスレンズ104の移動可能範囲、つまり、フォーカスレンズ104をスキャン動作させる範囲(以下「スキャン範囲」という)を設定する。続いて、ステップS303では、システム制御部113は、ステップS302で設定したスキャン範囲を複数のゾーンに分割する。このとき、ゾーンの分割数は、撮影モードや焦点距離に応じて変えるようにしてもよい。
次に、ステップS304では、システム制御部113は、現在のフォーカスレンズ104の位置をレンズ初期位置(FirstPos)に設定する。システム制御部113は、ステップS304の後に、ステップS305において初期フォーカス移動処理を行い、その後、ステップS306において初期フォーカス移動合焦判定を行い合焦Flgを設定する。なお、初期フォーカス移動処理と初期フォーカス移動合焦判定の詳細については後述する。
ステップS306の後、ステップS307では、システム制御部113は、ステップS306で設定した合焦FlgがTRUEか否かを判定する。システム制御部113は、TRUEの場合(S307でYES)、処理をステップS318へ進め、TRUEでない場合(S307でNO)、処理をステップS308へ進める。
ステップS308では、システム制御部113は、所定速度で所定方向にフォーカスレンズ104の移動を開始する。ここでは、所定方向を、例えば、ステップS305での初期フォーカス移動とは反対の方向に設定する。また、所定速度を、例えば、フォーカスレンズ104を移動させたときに撮像素子107から出力される画像信号に基づいて得られる焦点評価値のサンプリング周期や焦点深度に基づいて、AF精度が確保できる範囲でできるだけ速い速度に設定する。
続くステップS309では、システム制御部113は、撮像素子107から出力される画像信号に基づいて、ステップS301で設定した焦点検出領域内の焦点評価値を取得する。次に、ステップS310では、システム制御部113は、現在のフォーカスレンズ104の位置を取得する。そして、ステップS311では、システム制御部113は、ステップS303で設定したゾーンの境界であるか否かを判定する。システム制御部113は、ゾーンの境界である場合(S311でYES)、処理をステップS312へ進め、ゾーンの境界ではない場合(S311でNO)、処理をステップS314へ進める。ここで、ゾーンの境界であるか否かは、例えば、前回のステップS310で取得したフォーカスレンズ104のレンズ位置と今回のステップS310で取得したフォーカスレンズ104のレンズ位置の間にゾーンの境界が位置しているか否かで判定される。
ステップS312では、システム制御部113は、ゾーン更新判定処理を行う。このゾーン更新判定処理の詳細については後述する。続くステップS313では、システム制御部113は、ステップS312でのゾーン更新判定処理でゾーン更新を行うとの判定がなされたか否かを判定する。システム制御部113は、ゾーン更新を行う場合(S313でYES)、処理をステップS314へ進め、ゾーン更新を行わない場合(S313でNO)、処理をステップS315へ進める。
ステップS314では、システム制御部113は、フォーカスレンズ104の現在位置がステップS302で設定したスキャン範囲内であるか否かを判定する。システム制御部113は、フォーカスレンズ104がスキャン範囲内にある場合(S314でYES)、処理をステップS309へ戻し、フォーカスレンズ104がスキャン範囲内にない場合(S314でNO)、処理をステップS315へ進める。
なお、ステップS309〜S314の一連の動作は、現在のフレームレートの1フレーム分の時間で行われ、この間、フォーカスレンズ104は移動を続ける。そして、ステップS315では、システム制御部113は、フォーカスレンズ104を停止させる。また、ステップS309で取得した焦点評価値とステップS310で取得したフォーカスレンズ104のレンズ位置を対応付けておき、後述するステップS316で焦点評価値が最大となるフォーカスレンズ104の位置(ピーク位置)の算出に用いる。その際、焦点評価値の取得中にフォーカスレンズ104は移動しているため、露光時間の中心のタイミングでのフォーカスレンズ104の位置を算出して焦点評価値と対応付ける。
そして、システム制御部113は、ステップS317において合焦判定を行い、その後、ステップS318においてステップS316で求めた焦点評価値のピーク位置へフォーカスレンズ104を移動させる。こうして、AF動作は終了し、その後、処理は図2のステップS204へ進められる。
<ステップS305(初期フォーカス移動)の詳細>
図4は、図3のステップS305の処理(初期フォーカス移動)の詳細を説明するフローチャートである。ステップS401では、システム制御部113は、現在のフォーカスレンズ104の位置が所定位置よりも近側の(デジタルカメラに近い方向にある)被写体にピントが合う位置にあるか否かを判定する。なお、「所定位置」は、撮影シーンや被写体の存在する距離の統計、焦点距離やズーム倍率に基づいてトータルのAF時間が短くなるように決定する。
システム制御部113は、フォーカスレンズ104が所定位置よりも近側にない場合(S401でNO)処理をステップS402へ進め、フォーカスレンズ104が所定位置よりも近側にある場合(S401でYES)、処理をステップS403へ進める。ステップS402では、システム制御部113は、フォーカスレンズ104の初期移動方向を光軸方向の遠側(デジタルカメラから離れた遠方にある被写体にピントが合う方向)に設定する。一方、ステップS403では、システム制御部113は、フォーカスレンズ104の初期移動方向を光軸方向の近側に設定する。
ステップS402,S403の後のステップS404では、システム制御部113は、ステップS402,S403のそれぞれにおいて設定した初期移動方向に所定速度でフォーカスレンズ104を移動させる。なお、「所定速度」は、例えば、ステップS308と同様の方法で決定することができる。また、ステップS404でのフォーカスレンズ104の移動量が少ない場合、移動速度を高速に設定してもよいが、その場合に移動中に取得した焦点評価値を用いるとAF精度が保てないときには、その焦点評価値を用いないようにする。
ステップS405では、システム制御部113は、ステップS301で設定した焦点検出領域内の焦点評価値を取得する。続いて、システム制御部113は、ステップS406において現在のフォーカスレンズ104の位置を取得し、続くステップS407においてピーク検出チェック処理を行う。ステップS407のピーク検出チェック処理の詳細については後述する。
次に、ステップS408では、システム制御部113は、(a)初期移動方向が遠側であること、(b)ステップS407でチェックしたピーク検出結果がOKであること、の2条件が同時に満たされるか否かを判定する。システム制御部113は、(a),(b)の条件が同時には満たされない場合(S408でNO)、処理をステップS409へ進め、(a),(b)の条件が同時に満たされる場合(S408でYES)、処理をステップS411へ進める。
ステップS409では、システム制御部113は、(c)初期移動方向が遠側であること、(d)ステップS407でチェックしたピーク検出結果が減少であること、(e)減少回数が所定の減少回数閾値よりも多いこと、の3条件が同時に満たされるか否かを判定する。システム制御部113は、(c)〜(e)の条件が同時には満たされない場合(S409でNO)、処理をステップS410へ進め、(c)〜(e)の条件が同時に満たされる場合(S409でYES)、処理をステップS411へ進める。
ステップS410では、システム制御部113は、現在のフォーカスレンズ104の位置が進行方向の端まで到達したかどうかを判定する。システム制御部113は、フォーカスレンズ104が初期移動方向の端へ到達した場合(S410でYES)、処理をステップS411へ進め、フォーカスレンズ104が初期移動方向の端へ到達していない場合(S410でNO)、処理をステップS405へ戻す。なお、ステップS405〜S410の一連の動作は、ステップS309〜S314の一連の動作と同様に、現在のフレームレートの1フレーム分の時間で行われる。ステップS411では、システム制御部113は、フォーカスレンズ104の移動を停止させる。これにより、本処理を抜け、処理はステップS306へ進められることになる。
<ステップS407(ピーク検出チェック処理)の詳細>
図5は、図4のステップS407の処理(ピーク検出チェック)の詳細を説明するフローチャートである。ステップS501では、システム制御部113は、その時点までにステップS405で取得した焦点評価値の最大値、最小値を求め、システム制御部113が有するRAM又はDRAM111に記憶する。ステップS502では、今回取得した焦点評価値が、前回取得した焦点評価値に対して所定量以上増加しているか否かを判定する。システム制御部113は、焦点評価値が所定量以上増加している場合(S502でYES)、処理をステップS503へ進め、焦点評価値が所定量以上増加していない場合(S502でNO)、処理をステップS506へ進める。
システム制御部113は、ステップS503においてピーク検出結果の減少回数をゼロ(0)にクリアし、続くステップS504において、ピーク検出結果の増加回数をインクリメント(+1)し、続くステップS505において、ピーク検出結果を増加とする。
ステップS506では、システム制御部113は、今回の焦点評価値が前回の焦点評価値よりも所定量以上に減少しているか否かを判定する。焦点評価値が所定量以上に減少している場合(S506でYES)、処理をステップS507へ進め、焦点評価値が所定量以上には減少していない場合(S506でNO)、システム制御部113は、処理をステップS513へ進める。
ステップS507では、以下の(f)〜(i)の4条件が同時に満たされているか否かを判定する。ここで、
(f)増加回数が1以上であること、
(g)今回の焦点評価値がステップS501で記憶している焦点評価値の最大値よりも所定割合以上に減少していること、
(h)ステップS501で記憶している最大値と最小値の差が所定量以上であること、
(i)ピーク位置が今回までに取得している焦点評価値データの端ではないこと。
システム制御部113は、(f)〜(i)の4条件が同時には満たされていない場合(S507でNO)、処理をステップS508へ進め、(f)〜(i)の4条件が同時に満たされている場合(S507でYES)、処理をステップS511へ進める。
システム制御部113は、ステップS508においてピーク検出結果の増加回数をゼロ(0)にクリアし、続くステップS509においてピーク検出結果の減少回数をインクリメント(+1)し、続いてステップS510において、ピーク検出結果を減少とする。
ステップS511では、システム制御部113は、ステップS405で取得した焦点評価値とそれに対応するフォーカスレンズ104の位置(ステップS406で取得)を用いて焦点評価値のピーク位置を算出する。そして、続くステップS512では、システム制御部113は、ピーク検出結果をOKとする。ステップS513では、システム制御部113は、ピーク検出結果を変化なしとする。
システム制御部113は、ステップS505,S510,512,513が終了すると、本処理を終了させる。これにより、処理はステップS408へ進められることになる。
<ステップS306(初期フォーカス移動合焦判定)の詳細>
図6は、図3のステップS306の処理(初期フォーカス移動合焦判定)の詳細を説明するフローチャートである。ステップS601では、システム制御部113は、ステップS407で設定したピーク検出結果がOKか否かを判定する。システム制御部113は、ピーク検出結果がOKの場合(S601でYES)、処理をステップS602へ進め、ピーク検出結果がOKでない場合(S601でNO)、処理をステップS606へ進める。
システム制御部113は、ステップS602において合焦判定を行い、ステップS603において、ステップS602での合焦判定の結果が合焦可能と判定されたか否かを判定する。合焦可能な場合(S603でYES)、システム制御部113は、処理をステップS604へ進め、合焦可能でない場合(S603でNO)、処理をステップS606へ進める。ここで、焦点評価値は遠近競合などの場合を除けば、横軸にフォーカスレンズ位置、縦軸に焦点評価値をとると、その形は山状になる。そこで焦点評価値の、最大値と最小値の差、一定値(SlopeThr)以上の傾きで傾斜している部分の長さ、傾斜している部分の勾配から、山の形状を判断することにより、合焦判定を行うことができる。合焦判定における判定結果は、以下に示すように○判定(合焦可能)、×判定(合焦可能でない)で出力される。
○判定:被写体のコントラストが十分、かつスキャンした距離範囲内の距離に被写体が存在する
×判定:被写体のコントラストが不十分、もしくはスキャンした距離範囲外の距離に被写体が位置する
ステップS604では、システム制御部113は、初期移動方向が遠側に設定されているか否かを判定する。システム制御部113は、遠側に設定されている場合(S604でYES)、処理をステップS605へ進め、遠側に設定されていない(近側に設定されている)場合(S604でNO)、処理をステップS607へ進める。ステップS605では、システム制御部113は、ステップS304で設定したFirstPosとステップS511で算出した焦点ピーク位置が同ゾーン内にあるか否かを判定する。システム制御部113は、FirstPosと焦点ピーク位置が同ゾーン内にある場合(S605でYES)、処理をステップS606へ進め、FirstPosと焦点ピーク位置が同ゾーン内にない場合(S605でNO)、処理をステップS607へ進める。
ステップS606では、システム制御部113は、合焦可能FlgをFALSEに設定する。一方、ステップS607では、システム制御部113は、合焦可能FlgをTRUEに設定する。システム制御部113は、ステップS606,S607が終了すると、本処理を終了させる。これにより、処理はステップS307へ進められることになる。
<ステップS312(ゾーン更新判定)の詳細>
図7は、図3のステップS312の処理(ゾーン更新判定)の詳細を説明するフローチャートである。ステップS701では、システム制御部113は、それまでに取得した焦点評価値の最大値Afmaxと最小値Afminとの差Afdiff1(=Afmax−Afmin)を計算する。
続くステップS702では、システム制御部113は、ステップS701で計算したAfdiff1が予め定められた所定の閾値TH1よりも大きいか否かを判定する。ここで、閾値TH1は、固定値である必要はなく、それまでにスキャンしたゾーンの数によって変えてもいい。即ち、ゾーンを多く見る(ゾーンの分割数を多くする)につれて、焦点評価値ピーク位置と最も低い位置との差が大きく出やすくなるので、閾値を大きく取ることができる。逆に、ゾーンが少ない場合は、焦点評価値ピークの高低差が出にくいため、閾値を小さく取る方が好ましい場合がある。Afdiff1>閾値TH1である場合(S702でYES)、システム制御部113は、焦点評価値のピークを検出できていると判断し、処理をステップS703へ進める。一方、Afdiff1≦閾値TH1である場合(S702でNO)、システム制御部113は、焦点評価値のピークが検出できていないと判断して、処理をステップS706へ進める。
ステップS703では、システム制御部113は、最至近の焦点評価値Afsikinと1つ前の焦点評価値Afsikin′の差であるAfdiff2(=Afsikin−Afsikin′)を計算する。続くステップS704では、システム制御部113は、ステップS703で計算したAfdiff2が予め定められた所定の閾値TH2よりも大きいか否かを判定する。Afdiff2>閾値TH2である場合(S704でYES)、システム制御部113は、さらに至近側に焦点評価値ピークが存在する可能性がある(被写体が存在する)ため、処理をステップS706へ進める。Afdiff2≦閾値TH2である場合(S704でNO)、システム制御部113は、より至近側に被写体が存在する可能性はあるが、AF時間を優先するために、処理をステップS705へ進める。
システム制御部113は、ステップS705ではゾーン更新を行わないとの判断を行い、一方、ステップS706ではゾーン更新するとの判断を行い、これらステップS705,S706が終了すると、本処理を終了させる。これにより、処理はステップS313へ進められることになる。
<具体例>
上述したデジタルカメラによる撮像動作時のAF動作の具体例について、図8及び図9を参照して説明する。図8は、本実施形態に係るデジタルカメラのAF動作(ステップS203)の例を示す図である。図9は、本実施形態に係るデジタルカメラのAF動作(ステップS203)の例を示す別の図である。ここでは、スキャン範囲は、ゾーン1〜4の4つに分割されており、フォーカスレンズ104の初期位置がゾーン4にあるときに、ステップS401においてフォーカスレンズ104が所定位置よりも近側にあると判定されるものとする。
図8上段の例では、フォーカスレンズ104の初期位置はゾーン2であるため、フォーカスレンズ104の移動は遠側(∞)に向けて開始される。このとき、ピーク位置を検出するが、ピーク位置が初期位置と同じゾーン2内にあるため、検出したピーク位置へのフォーカスレンズ104の移動は行わない。そして、フォーカスレンズ104を停止させた位置をスキャン動作の開始位置として、初期フォーカス移動とは反対(近側)にフォーカスレンズ104を移動させる。ゾーン1とゾーン2の境界までフォーカスレンズ104が移動すると、境界付近で焦点評価値が所定値以上増加しており「ゾーン更新する」と判定されて、次のゾーン2においてもスキャン動作が続行される。そして、再び、ゾーン2においてピーク位置を検出する。本例の場合、フォーカスレンズ104がゾーン2とゾーン3との境界まで移動すると、それ以上はゾーン更新されずにピーク位置へのフォーカスレンズ104の移動の制御が行われる(合焦動作に入る)。したがって、フォーカスレンズ104は、遠側(∞)に向けて移動を開始し、検出したピーク位置で停止する。
これに対して、図8下段の例では、フォーカスレンズ104の初期位置はゾーン3であるため、フォーカスレンズ104の移動は遠側(∞)に向けて開始される。このとき、初期位置のゾーン3とは異なるゾーン2でピーク位置が検出される。そのため、焦点評価値が所定量以上減少した時点(ピーク位置を一定距離だけ過ぎた時点)で、速やかに合焦動作に入り、フォーカスレンズ104は、検出したピーク位置まで戻される。なお、図8下段の例では、フォーカスレンズ104の初期位置を含むゾーン(ゾーン3)の次のゾーン(ゾーン2)に、焦点評価値がピークとなるフォーカスレンズ位置がある場合を示したが、これに限らない。例えば、ゾーン1など、初期位置を含むゾーン以外のゾーンにおいて焦点評価値がピークとなるフォーカスレンズ位置が検出された場合も、フォーカスレンズの移動方向を反転させて、ピーク位置にフォーカスレンズ104を移動させる。
図9上段の例では、フォーカスレンズ104の初期位置はゾーン3であるため、フォーカスレンズ104の移動は遠側(∞)に向けて開始される。このとき、焦点評価値の減少が検出されるため、近側に被写体が存在すると判断して、フォーカスレンズ104の移動方向を反転させ、ゾーン毎のピーク検出を行う。これにより、ゾーン3でピーク位置が検出されると、検出されたピーク位置へフォーカスレンズ104が移動される。
図9下段の例では、フォーカスレンズ104の初期位置はゾーン2であるため、フォーカスレンズ104の移動は遠側(∞)に向けて開始される。このとき、図8上段の例と同様に、ピーク位置が初期位置と同じゾーン2内にあるため、フォーカスレンズ104の移動方向を反転させて、近側へと移動を開始する。ゾーン1とゾーン2の境界までフォーカスレンズ104が移動すると、境界付近で焦点評価値が所定値以上増加しており「ゾーン更新する」と判定されて、次のゾーン2においてもスキャン動作が続行される。そして、図8上段の例と異なり、ゾーン2の後半において、焦点評価値の増加(Afdiff2>閾値TH2)を検出するため、ゾーン2からゾーン3への移行が行われる。そして、ゾーン3でピーク位置を検出すると、図9上段の例と同様に、合焦動作に入り、検出されたピーク位置へフォーカスレンズ104が移動される。
以上の説明の通り、本実施形態では、フォーカスレンズ104を初期位置から移動させるスキャン動作において焦点評価値がピークとなるフォーカスレンズ104の位置が検出された場合、フォーカスレンズ104の初期位置とピーク位置との関係に基づいて、その後のスキャン動作を行わずに検出したピーク位置で合焦制御を行うか否かを決定する。これにより、背景抜けを生じさせることなく、AF時間を短縮することができる。
<その他の実施形態>
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
本発明は以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介して撮像システム或いは撮像装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
101 撮影レンズ
104 フォーカスレンズ
105 モータ
106 AF処理部
107 撮像素子
113 システム制御部
116 操作部
119 第1スイッチ(SW1)
120 第2スイッチ(SW2)

Claims (8)

  1. フォーカスレンズを光軸方向に移動させて画像信号から焦点評価値を順次取得するスキャン動作を行い、前記焦点評価値に基づいて前記フォーカスレンズを移動させて焦点を合わせる制御手段を有し、
    前記制御手段は、予め前記フォーカスレンズの移動可能範囲を複数のゾーンに分割し、前記フォーカスレンズを初期位置から前記スキャン動作の開始位置へ移動させる初期フォーカス移動処理中に、前記初期位置を含むゾーン以外のゾーンにおいて前記焦点評価値がピークとなる前記フォーカスレンズの位置が検出された場合には、前記ピークとなる前記フォーカスレンズの位置に前記フォーカスレンズを移動させ、前記初期位置を含むゾーンにおいて前記焦点評価値がピークとなる前記フォーカスレンズの位置が検出された場合には、前記フォーカスレンズの移動を停止させ、前記スキャン動作を前記初期フォーカス移動処理中の前記フォーカスレンズの移動方向とは反対の方向に実行することを特徴とする焦点調節装置。
  2. 前記制御手段は、前記初期フォーカス移動処理中に前記初期位置を含むゾーンにおいて前記焦点評価値がピークとなるフォーカスレンズの位置を検出した場合、前記スキャン動作を前記フォーカスレンズを停止させた位置から前記複数のゾーンごとに実行し、前記焦点評価値が所定の条件を満たす場合に、前記スキャン動作を行うゾーンを現在のゾーンから次のゾーンに変更することを特徴とする請求項に記載の焦点調節装置。
  3. 前記制御手段は、前記スキャン動作を行うゾーンを変更するための条件は、現在のゾーンと次のゾーンの境界付近の前記スキャン動作において得られた前記焦点評価値が増加した場合に満たされることを特徴とする請求項に記載の焦点調節装置。
  4. 前記制御手段は、前記初期フォーカス移動処理中に、前記焦点評価値の減少を検出した場合、前記フォーカスレンズの移動方向を反転させて、前記スキャン動作を前記ゾーンごとに実行することを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の焦点調節装置。
  5. 前記制御手段は、前記初期フォーカス移動処理中の前記フォーカスレンズの初期位置からの前記光軸方向での移動方向が遠側である場合に、前記初期フォーカス移動処理中に前記初期位置を含むゾーン以外のゾーンにおいて前記焦点評価値がピークとなるフォーカスレンズ位置を検出した場合、当該ピークとなるフォーカスレンズ位置にフォーカスレンズを移動させる制御を行うことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の焦点調節装置。
  6. 前記制御手段は、撮影モードまたは焦点距離に応じて、前記複数のゾーンの分割数を変えることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の焦点調節装置。
  7. 前記フォーカスレンズを介して入射した被写体光を光電変換して画像信号を取得する撮像手段と、
    請求項1乃至のいずれか1項に記載の焦点調節装置と、を備えることを特徴とする撮像装置。
  8. フォーカスレンズを光軸方向に移動させて画像信号から焦点評価値を順次取得するスキャン動作を行い、前記焦点評価値に基づいてフォーカスレンズを移動させて焦点を合わせる制御ステップを有する焦点調節装置の制御方法であって、
    前記制御ステップでは、予め前記フォーカスレンズの移動可能範囲を複数のゾーンに分割し、前記フォーカスレンズを初期位置から前記スキャン動作の開始位置へ移動させる初期フォーカス移動処理中に、前記初期位置を含むゾーン以外のゾーンにおいて前記焦点評価値がピークとなるフォーカスレンズの位置が検出された場合に、当該ピークとなるフォーカスレンズの位置にフォーカスレンズを移動させ、前記初期位置を含むゾーンにおいて前記焦点評価値がピークとなる前記フォーカスレンズの位置が検出された場合には、前記フォーカスレンズの移動を停止させ、前記スキャン動作を前記初期フォーカス移動処理中の前記フォーカスレンズの移動方向とは反対の方向に実行することを特徴とする焦点調節装置の制御方法。
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