JP5095519B2 - 撮像装置及び撮像方法 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置及び撮像方法に関する。
デジタルスチルカメラ(撮像装置)には、例えば、クイックリターンミラーを備えて、撮影前は結像光学系からの光をファインダー側に導く一眼レフカメラと、クイックリターンミラーを備えず、撮影前も結像光学系から撮像素子(光電変換素子)に光を導くコンパクトカメラなどがある。
デジタルスチルカメラは、被写体が撮像面でフォーカス(合焦)するようにフォーカス制御する。デジタルスチルカメラのフォーカス制御には、例えば、位相差検出方式やコントラスト検出方式などがある。位相差検出方式は、被写体の2つの像の位相差から合焦位置を検出して、その合焦位置にフォーカスレンズを駆動する。コントラスト検出方式は、フォーカスレンズを移動しながら画像信号を取得し、コントラスト値が最も高くなる位置(画像中に最もエッジを多く検出した位置)を検出して、そのときのフォーカスレンズの位置を合焦位置として決定する。
例えば、特許文献1には、位相差検出方式においてCMOS(complementary metal oxide semiconductor)センサーを使用した技術が開示されている。また、特許文献2には、コントラスト検出方式において被写体が低輝度であるとき複数の画素値を加算して精度良く合焦する技術が開示されている。
特開2004−12815号公報 特開2006−324760号公報
位相差検出方式は、被写体からの光束を2つに分離して、光の分布の出現距離に基づいて、カメラと被写体と間の距離を算出する。従来、位相差検出方式では、光の検出にラインセンサーが用いられてきた。ラインセンサーは複数の光電変換素子が1次元方向に配置されたセンサーである。図12は、従来の撮像装置のファインダー10及び測距枠12との関係を示す説明図である。ファインダー10内に測距枠12があるとき、測距枠12に対応するように撮像装置内部にはラインセンサー14が配置されている。
なお、特許文献1では、ラインセンサーではなく、複数の光電変換素子が2次元方向に配置されたCMOSセンサーを使用する場合について記載されている。しかし、特許文献1の技術は、CMOSセンサーを構成する複数の素子からラインセンサーのように1つの直線上の素子を抽出して走査する技術である。そのため、特許文献1は、被写体像の走査及び距離の算出について従来のラインセンサーとほぼ同一の構成を有している。
位相差検出方式では、被写体からの光束が、例えば左右方向に2つに分離されてラインセンサー14に照射される。図12に示すように測距枠12に被写体5がある場合、ラインセンサー14では左右でそれぞれ図13に示すような出力値の分布が得られる。図13は、従来の撮像装置のラインセンサー14の出力値分布を示すグラフである。左右の出力ピーク値の波形間距離Aは、撮像装置と被写体との間の距離に応じて変化する。例えば、撮影距離が長くなるにつれて波形間距離Aは短くなり、撮影距離が短くなると波形間距離Aは長くなる。波形間距離Aを算出するためには、左右2つの波形の相関が最も強くなるところを検出する必要がある。
相関検出としては、例えば、一方の波形データを画素単位でシフトしながら他方の波形データとの差分の総和をとり、総和が最小となるときの距離を相関が最も強い波形間距離Aであると判断する方法がある。
このとき相関値は、例えば次の式(数式1)で表わすことができ、図13に示す出力値分布では図14に示すような相関値と波形間距離の関係を示すグラフが得られる。図14は、相関値と波形間距離の関係を示すグラフである。相関値が最小min1となるときと図13の波形間距離Aとが対応する。
Figure 0005095519
ここで、n:Area画素数、j:相対画素位置である。
ところで、図15に示すように測距枠12内に異なる距離の被写体5及び7が存在する場合、ラインセンサー14では左右でそれぞれ図16に示すような出力値の分布が得られる。図15は、従来の撮像装置のファインダー10及び測距枠12との関係を示す説明図である。図16は、従来の撮像装置のラインセンサー14の出力値分布を示すグラフである。
図16に示すように複数の出力ピーク値が検出されるとき、2つの出力値分布による距離算出において誤差が生じやすい、又は距離の算出が不可能になるという問題がある。即ち、図16に示すような波形が得られたとき相関検出をすると、図17に示すような相関値と波形間距離の関係を示すグラフが得られる。図17は、相関値と波形間距離の関係を示すグラフである。図17に示すように2つの波形間距離A、B共に相関値が等しく最小の相関値min2となるとき、撮像装置と被写体との間の距離を決定することが出ない。また、複数の出力ピーク値が検出されると相関値も高くなるため、距離検出の精度も低くなる。
従来、このように距離決定ができないとき、撮像装置と被写体間との距離を最終決定するため、とりあえず相関値の間の値をとったり、予め決められた所定の距離で代用したりしているが、いずれも信頼性が低いという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、精度良く被写体との距離を算出することが可能な、新規かつ改良された撮像装置及び撮像方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、被写体から受光面に照射された被写体像を電気信号に変換する2次元方向に配置された複数の光電変換素子を有する撮像素子と、1つの仮想線分上に配置された複数の光電変換素子からなる素子ラインから電気信号を光電変換素子毎に順次読み出す読み出し部と、撮像素子のうちの一部の領域である測距枠内に含まれる互いに平行な複数の素子ラインからなる第1の素子ラインセットと、該第1の素子ラインセットの長手方向の延長線上に配置された、測距枠内に含まれる互いに平行な複数の素子ラインからなる第2の素子ラインセットとの電気信号の強度分布差に基づいて被写体との距離を算出する距離算出部とを備える撮像装置が提供される。
かかる構成により、撮像素子は、被写体から受光面に照射された被写体像を電気信号に変換する2次元方向に配置された複数の光電変換素子を有し、読み出し部は、撮像素子のうちの一部の1つの仮想線分上に配置された複数の光電変換素子からなる素子ラインから電気信号を光電変換素子毎に順次読み出す。そして、距離算出部は、撮像素子のうちの一部の領域である測距枠内に含まれる互いに平行な複数の素子ラインからなる第1の素子ラインセットと、該第1の素子ラインセットの長手方向の延長線上に配置された、同一測距枠内に含まれる互いに平行な複数の素子ラインからなる第2の素子ラインセットとの電気信号の強度分布差に基づいて被写体との距離を算出する。
上記距離算出部は、第1の素子ラインセットのうちの1つの素子ラインである第1の素子ラインの強度分布と、第1の素子ラインと同一直線上に配置された第2の素子ラインセットのうちの1つの素子ラインである第2の素子ラインの強度分布とを比較して、距離を算出してもよい。かかる構成により、第1の素子ラインと第2の素子ラインが同一直線上に配置されており、第1の素子ラインの強度分布と第2の素子ラインの強度分布とが比較されて、被写体との距離が算出される。
上記距離算出部は、素子ラインの長手方向と異なる方向に配置された光電変換素子から出力された電気信号の強度を加算して得られた加算値に基づいて、第1の素子ラインセットの強度分布と第2の素子ラインセットの強度分布とを比較して、距離を算出してもよい。かかる構成により、電気信号の強度の加算値が、素子ラインの長手方向と異なる方向に配置された複数の光電変換素子から出力されたそれぞれの電気信号の強度を加算して得られ、この加算値に基づいて、第1の素子ラインセットの強度分布と第2の素子ラインセットの強度分布とが比較されて、被写体との距離が算出される。
上記距離算出部が加算する素子ラインの長手方向と異なる方向に配置された光電変換素子の数は、被写体像の輝度レベルに応じて可変であってもよい。かかる構成により、被写体像の輝度レベルに応じて、距離算出部が加算する素子ラインの長手方向と異なる方向に配置された光電変換素子の数が異なるようにできる。そのため、被写体像の輝度レベルに応じて、感度を向上させることができる。
上記距離算出部が、素子ラインの長手方向と異なる方向に配置された光電変換素子の電気信号の強度を加算するとき、光電変換素子は互いに重複しないように加算されてもよい。かかる構成により、素子ラインの長手方向と異なる方向に配置された光電変換素子の電気信号の強度が加算されるとき、光電変換素子が互いに重複しないように抽出される。そのため、精度の良い加算された信号強度を得ることができる。
上記距離算出部が、素子ラインの長手方向と異なる方向に配置された光電変換素子の電気信号の強度を加算するとき、素子ラインの長手方向と異なる方向に配置された複数の光電変換素子は1つの仮想直線上に配置されてもよい。かかる構成により、素子ラインの長手方向と異なる方向に配置された光電変換素子の電気信号の強度が加算されるとき、素子ラインの長手方向と異なる方向の1つの仮想直線上に配置された光電変換素子が抽出される。
上記複数の光電変換素子は、マトリクス状又はハニカム状に配置されてもよい。かかる構成により、マトリクス状又はハニカム状に配置された複数の光電変換素子からなる撮像素子を適用することができる。
上記第1の素子ラインセット及び第2の素子ラインセットは、ユーザーによる選択によって全ての光学変換素子の中から選択可能であってもよい。かかる構成により、第1の素子ラインセット及び第2の素子ラインセットが、ユーザーによる選択によって全ての光学変換素子の中から選択される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、被写体から受光面に照射された被写体像を電気信号に変換する2次元方向に配置された複数の光電変換素子を有する撮像素子のうち、1つの仮想線分上に配置された複数の光電変換素子からなる素子ラインから電気信号を光電変換素子毎に順次読み出すステップと、撮像素子のうちの一部の領域である測距枠内に含まれる互いに平行な複数の素子ラインからなる第1の素子ラインセットと、該第1の素子ラインセットの長手方向の延長線上に配置された、測距枠内に含まれる互いに平行な複数の素子ラインからなる第2の素子ラインセットとの電気信号の強度分布差に基づいて被写体との距離を算出するステップとを有する撮像方法が提供される。
かかる構成により、撮像素子は、被写体から受光面に照射された被写体像を電気信号に変換する2次元方向に配置された複数の光電変換素子を有し、撮像素子のうちの一部の1つの仮想線分上に配置された複数の光電変換素子からなる素子ラインから電気信号が光電変換素子毎に順次読み出され、撮像素子のうちの一部の領域である測距枠内に含まれる互いに平行な複数の素子ラインからなる第1の素子ラインセットと、該第1の素子ラインセットの長手方向の延長線上に配置された、同一測距枠内に含まれる互いに平行な複数の素子ラインからなる第2の素子ラインセットとの電気信号の強度分布差に基づいて、被写体との距離が算出される。
本発明によれば、精度良く被写体との距離を算出することができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1の実施形態の構成)
まず、本発明の第1の実施形態に係る撮像装置100の構成について説明する。図1は、本実施形態に係る撮像装置100を示すブロック図である。撮像装置100は、例えば、デジタル一眼レフカメラであるが、本発明の撮像装置は、これに限定されず、コンパクトデジタルカメラなどであってもよい。
撮像装置100は、例えば、結像光学系101と、クイックリターンミラー105と、シャッター106と、CMOSセンサー107と、画像入力コントローラ110と、AFセンサー111と、DSP/CPU120と、CPU130と、操作部材135と、ドライバ141、143、145と、モータ142、144、146と、画像信号処理回路152と、圧縮処理回路154と、LCDドライバ156と、LCD158と、VRAM162と、SDRAM164と、メディアコントローラ166と、記録メディア168などからなる。
結像光学系101は、例えば、ズームレンズ102、絞り103、フォーカスレンズ104などからなる。結像光学系101は、外部の光情報をCMOSセンサー107に結像させる光学系システムであり、被写体からの光をCMOSセンサー107まで透過させる。ズームレンズ102は、焦点距離を変化させて画角を変えるレンズである。ズームレンズは、ユーザーによって画角が調節されてもよいし、図示しないモータ及びドライバによって制御されてもよい。絞り103は、透過する光量を調節する機構であり、モータ142によって駆動される。フォーカスレンズ104は、光軸方向に移動することでCMOSセンサー107の撮像面に被写体像を合焦させる。フォーカスレンズ104は、モータ144によって駆動される。モータ142、144は、それぞれドライバ141、143から駆動信号を受けて駆動する。
クイックリターンミラー105は、入射光を反射し、かつ入射光の一部を透過させるハーフミラー部材と、ハーフミラー部材の背面(CMOSセンサー107)側に設けられたサブミラーなどからなる。クイックリターンミラー105は、本撮影前、いわゆるミラーダウン状態にあり、結像光学系101とCMOSセンサー107とを結ぶ光路上に配置されて、光路を遮断している。また、クイックリターンミラー105のハーフミラー部材は、本撮影前、結像光学系101からの光をファインダー側に反射する。さらに、クイックリターンミラー105のサブミラーは、本撮影前、ハーフミラー部材を透過した光をAFセンサー111側に反射する。
クイックリターンミラー105は、本撮影時、いわゆるミラーアップして、結像光学系101とCMOSセンサー107とを結ぶ光路を開放し、被写体からの光をCMOSセンサー107に到達させる。
シャッター106は、メカニカルシャッターであり、本撮影時はCMOSセンサー107に光が当たるように結像光学系101とCMOSセンサー107とを結ぶ光路を開放し、非撮影時は光を遮断する。シャッター106は、CMOSセンサー107の露光時間を制御する。クイックリターンミラー105及びシャッター106は、モータ146によって駆動され連動する。モータ146は、ドライバ145から駆動信号を受けて駆動する。
CMOS(complementary metal oxide semiconductor)センサー107は、撮像素子の一例であり、結像光学系101を透過して入射した光情報を電気信号に光電変換する複数の光電変換素子から構成される。各光電変換素子は光量に応じた電気信号を生成する。なお、撮像素子は、CMOSセンサーに限定されず、CCD(charge coupled device)センサー等を適用することができる。このとき、シャッター106でなく、電子シャッター(図示せず。)を適用してもよい。なお、シャッター106又は電子シャッターの動作は、DSP/CPU120に接続されたシャッターボタン(操作部材135)のスイッチによって行われる。
CMOSセンサー107は、更にCDS/AMP部108、A/D変換部109を有する。CDS/AMP部(相関二重サンプリング回路(correlated double sampling)/増幅器(amplifier))108は、CMOSセンサー107から出力された電気信号に含まれる低周波ノイズを除去すると共に、電気信号を任意のレベルまで増幅する。A/D変換部109は、CDS/AMP部108から出力された電気信号をデジタル変換してデジタル信号を生成する。A/D変換部109は、生成したデジタル信号を画像入力コントローラ110に出力する。
画像入力コントローラ110は、A/D変換部109から出力されたデジタル信号に対して処理を施し、画像処理が可能となる画像信号を生成する。画像入力コントローラ110は、生成した画像信号を例えば画像信号処理回路152に出力する。また、画像入力コントローラ110は、SDRAM164への画像データの読み書きを制御する。
AFセンサー111は、複数の光電変換素子が2次元方向に配置されたCMOSセンサーである。AFセンサー111は、本撮影前にクイックリターンミラー105のサブミラーから光を受けて、光量に応じた電気信号を生成する。AFセンサー111は、生成した電気信号をCPU130に出力する。AFセンサー111は、更にCDS/AMP部112、A/D変換部113を有する。
AFセンサー111は、読み出し部の一例であり、AFセンサー111の光電変換素子のうち、1つの仮想線分上に配置された複数の光電変換素子からなる素子ラインから電気信号を光電変換素子毎に順次読み出す。
AEセンサー114は、例えば光電変換素子である。AEセンサー114は、本撮影前に被写体から光を受けて、光量に応じた電気信号を生成する。AEセンサー114は、生成した電気信号をCPU130に出力する。
DSP/CPU120、CPU130は、プログラムによって演算処理装置及び制御装置として機能し、撮像装置100内に設けられた各構成要素の処理を制御する。CPU130は本撮影前及び本撮影時に主に動作し、DSP/CPU120は、撮影後に主に動作する。
CPU130は、例えば、フォーカス制御や露出制御に基づいてドライバ141、143、145に信号を出力して結像光学系101、クイックリターンミラー105、シャッター106を駆動させる。また、CPU130は、操作部材135からの信号に基づいて撮像装置100の各構成要素を制御する。DSP/CPU120は、撮影によって取得された画像信号に対する画像処理などを制御する。
なお、本実施形態においては、DSP/CPU120、CPU130がそれぞれ1つだけからなる構成であるが、信号系の命令と操作系の命令とを別々のCPUで行うなど複数のCPUから構成されてもよい。
DSP/CPU120は、図1に示すように、例えば、タイミングジェネレータ121と、適正AWB算出部122と、画像処理選択部123、SIO124などを有する。CPU130は、例えば、画像入力コントローラ131と、AF演算制御部132と、AE演算制御部133と、GUI管理部134と、SIO136などを有する。
タイミングジェネレータ121は、CMOSセンサー107やCDS/AMP部108にタイミング信号を出力し、CMOSセンサー107を構成している各光電変換素子の電荷の読み出し制御を行う。
適正AWB算出部122は、CMOSセンサー107で受光した被写体像に応じた画像信号の色情報に基づいて、WB制御値を算出する。適正AWB算出部122は、例えば、被写体に応じた適正なホワイトバランス(WB)が得られるようにWB制御値を算出する。適正AWB算出部122は、算出したWB制御値を画像信号処理回路152に送る。
画像処理選択部123は、画像信号に対するガンマ補正、輪郭強調処理などの画像処理を行うか否かを選択したり、各画像処理に必要なパラメータを設定したりする。画像処理選択部123は、選択結果や設定したパラメータを画像信号処理回路152に送る。
画像入力コントローラ131は、A/D変換部113から出力されたデジタル信号に対して処理を施し、フォーカス制御が可能となる信号を生成する。画像入力コントローラ131は、生成した信号を例えばAF演算制御部132に出力する。
AF演算制御部132は、フォーカス制御開始の操作信号を受けると、フォーカスレンズ104を一方向に移動する制御信号を生成して、生成した制御信号をドライバ143に出力する。
AF演算制御部132は、AF(auto focus:自動焦点)評価値を算出し、更にAF評価値に基づいてフォーカスレンズ104の合焦位置を算出する。なお、AF評価値は、AFセンサー111から出力された信号の輝度値に基づいて算出する。
AF演算制御部132は、距離算出部の一例であり、互いに平行な複数の素子ラインからなる第1の素子ラインセットと、該第1の素子ラインセットの長手方向の延長線上に配置された、互いに平行な複数の素子ラインからなる第2の素子ラインセットとの電気信号の強度分布差に基づいて被写体と撮像装置100との間の距離を算出する。
AF演算制御部132は、算出の結果得られた合焦位置を制御信号としてドライバ143に出力する。ドライバ143は、AF演算制御部132から受けた制御信号に基づいて駆動信号を生成する。ドライバ143は、生成した駆動信号をモータ144に送る。
AE演算制御部133は、AE(auto exposure:自動露光)評価値を算出し、算出したAE評価値に基づいて、絞り103の絞り量やシャッター106のシャッター速度を算出する。なお、AE評価値は、AEセンサー114の輝度値に基づいて算出する。AE演算制御部133は、算出した絞り量やシャッター速度をそれぞれ制御信号としてドライバ141、145に出力する。ドライバ141、145は、AE演算制御部133から受けた制御信号に基づいて駆動信号を生成する。ドライバ141、145は、生成した駆動信号をモータ142、146に送る。
また、本実施形態では、AE演算制御部133は、AE評価値に基づいて、AFセンサー111を制御する。例えば、被写体が低輝度であるときは、素子ラインの長手方向と異なる方向に配置された光電変換素子の出力値を加算できるように、通常輝度に比べて多い数の素子ラインから電気信号が出力されるようにする。
GUI管理部134は、LCD158に表示される画像のサムネイル画面や、撮像装置100の操作のためのメニュー画面などのGUI(graphic user interface)を管理する。GUI管理部134は、例えば、操作部材135からの操作信号を受けて、操作信号に基づいた制御信号をLCDドライバ156に送る。
SIO124、136は、相互に信号の入出力を行う入出力インターフェースである。
操作部材135は、例えば、撮像装置100に設けられた上下左右キー、電源スイッチ、モードダイアル、シャッターボタンなどである。操作部材135は、ユーザーによる操作に基づいて操作信号をCPU130等に送る。例えば、シャッターボタンは、ユーザーによる半押し、全押し、解除が可能である。シャッターボタンは、半押しされたときフォーカス制御開始の操作信号を出力し、半押し解除でフォーカス制御が終了する。また、フォーカスボタンは、全押しされたとき、撮影開始の操作信号を出力する。
画像信号処理回路152は、画像入力コントローラ110から画像信号を受け、WB制御値、γ値、輪郭強調制御値などに基づいて、画像処理された画像信号を生成する。圧縮処理回路154は、圧縮処理前の画像信号を受けて、例えばJPEG圧縮形式、又はLZW圧縮形式などの圧縮形式で画像信号を圧縮処理する。圧縮処理回路154は、圧縮処理で生成した画像データを例えばメディアコントローラ166に送る。
LCDドライバ156は、例えばVRAM162から画像データを受けて、LCD(liquid crystal display:液晶画面)158に画像を表示する。LCD158は、撮像装置100本体に設けられる。LCD158が表示する画像は、例えば、VRAM162から読み出された撮影前の画像(ライブビュー表示)、撮像装置100の各種設定画面や、撮像して記録された画像などである。なお、本実施形態では、表示部としてLCD158、表示駆動部としてLCDドライバ156としたが、本発明はかかる例に限定されず、例えば有機ELディスプレイ、その表示駆動部などであってもよい。
VRAM(video RAM)162は、画像表示用のメモリであり、複数のチャネルを有する。VRAM162は、SDRAM164からの画像表示用の画像データの入力と、LCDドライバ156への画像データの出力を同時に実行できる。LCD158の解像度や最大発色数はVRAM162の容量に依存する。
SDRAM(synchronous DRAM)164は、記憶部の一例であり、撮影した画像の画像データを一時的に保存する。SDRAM164は、複数の画像の画像データを記憶できる記憶容量を有している。また、SDRAM164は、DSP/CPU120の動作プログラムを保存する。SDRAM164への画像の読み書きは、画像入力コントローラ110によって制御される。
メディアコントローラ166は、記録メディア168への画像データの書き込み、又は記録メディア168に記録された画像データや設定情報などの読み出しを制御する。記録メディア168は、例えば、光ディスク(CD、DVD、ブルーレイディスク等)、光磁気ディスク、磁気ディスク、半導体記憶媒体などであり、撮影された画像データを記録する。メディアコントローラ166、記録メディア168は、撮像装置100から着脱可能に構成されてもよい。
なお、撮像装置100における一連の処理は、ハードウェアで処理してもよいし、コンピュータ上のプログラムによるソフトウェア処理で実現してもよい。
次に、フォーカスレンズ104等の光学系とAFセンサー111について詳細に説明する。図2は、フォーカスレンズ104、CMOSセンサー107、コンデンサーレンズ172、セパレーターレンズ174及びAFセンサー111の関係及び構成を示す模式図である。図2上のCMOSセンサー107は、撮像面を示す。光軸上の被写体A点とフォーカスレンズ104の関係は合焦状態であり、光軸上の被写体B点とフォーカスレンズ104の関係は被写体が前ピン状態であり、光軸上の被写体C点とフォーカスレンズ104の関係は被写体が後ピン状態である。
光軸上の被写体A点からフォーカスレンズ104を通過する光の一部(図2の網かけ部分)は、撮像面で合焦した後、AFセンサー111のコンデンサーレンズ172でセパレーターレンズ174のほうに折り曲げられる。折り曲げられた光は、セパレーターレンズ174によって分割され、分割された光束がAFセンサーの受光面176上に再び結像する。図3は、分割される光束182をフォーカスレンズ位置で示した模式図である。
コンデンサーレンズ172に対してセパレーターレンズ174の光軸は偏芯している。そのため、焦点状態(合焦、又は前ピン、後ピンであるかの状態)に応じて、被写体像がAFセンサー114の受光面上で結像する位置が、セパレーターレンズ174の光軸の偏芯方向にずれる。このずれ量は、焦点状態に対応しているので、分割された1対の光束がAFセンサー114の受光面上で結像したときの1対の被写体像の間隔を算出することで、焦点状態を検出することができる。
AFセンサー114に配置された複数の光電変換素子は、上記偏芯方向と平行に素子ラインとして選択される。これにより、AFセンサー114に結像した被写体像の間隔を算出することができる。
次に、本実施形態の位相差検出方式について説明する。図4は、本実施形態の撮像装置100のファインダー10及び測距枠12との関係を示す説明図である。
位相差検出方式は、被写体からの光束を2つに分離して、光の分布の出現距離に基づいて、撮像装置100と被写体と間の距離を算出する。本実施形態の位相差検出方式では、光の検出にCMOSセンサーを適用したAFセンサー111を用いる。そして、AFセンサー111の2次元方向に配置された光電変換素子のうち、線分上に配置された複数の光電変換素子からなる複数の水平ライン184、186、188を用いる。水平ライン184、186、188は互いに平行である。水平ライン184、186、188は、それぞれ複数の光電変換素子が1次元方向に配置されている。ファインダー10内に測距枠12があるとき、測距枠12に対応するように撮像装置内部には3つの水平ライン184、186、188が配置されている。
なお、本実施形態では、CMOSセンサーから1つの水平ラインを抽出する特許文献1の技術と異なり、AFセンサー111のCMOSセンサーから複数の平行な水平ラインをセンサーとして使用する。複数の平行な水平ラインは、同一の測距枠に含まれる。測距枠は、CMOSセンサー107の一部の領域であり、本実施形態のCMOSセンサー107に適用する測距枠は、測距演算を行う際の最小単位(最小領域)となる。そして、この測距枠は、例えばLCD158に表示される最小単位の測距枠(合焦を確認するための枠)と対等の関係にある。なお、本実施形態の1つの測距枠とは、複数の測距最小単位で構成された1つのマルチAFシステムを指すものではなく、測距演算を行う際の1つの最小単位をいう。
本実施形態の位相差検出方式では、被写体からの光束が、例えば左右方向に2つに分離されて水平ライン184、186、188それぞれに照射される。図4に示す測距枠12に被写体5及び7がある場合、上側又は下側に位置する水平ライン186、188では左右で図5上段に示すような出力値の分布が得られる。水平ライン186、188上には被写体5のみ結像されるからである。一方、中央の水平ライン184では左右で図5下段に示すような出力値の分布が得られる。水平ライン186、188上には被写体5及び7が結像されるからである。
図5は、本実施形態の撮像装置100の水平ライン184、186、188の出力値分布を示すグラフである。左右の出力ピーク値の波形間距離は、撮像装置と被写体との間の距離に応じて変化する。例えば、撮影距離が長くなるにつれて波形間距離は短くなり、撮影距離が短くなると波形間距離は長くなる。
図5では、左右の出力ピーク値の波形間距離Aは、撮像装置100と被写体5との間の距離に対応し、波形間距離Bは、撮像装置100と被写体7との間の距離に対応する。波形間距離A、Bを算出するためには、左右2つの波形の相関が最も強くなるところを検出する必要がある。
相関検出としては、例えば、一方の波形データを画素単位でシフトしながら他方の波形データとの差分の総和をとり、総和が最小となるときの距離を相関が最も強い波形間距離であると判断する方法がある。
このとき相関値は、例えば次の式(数式2)で表わすことができる。図5上段に示す出力値分布では、図14と同様の相関値と波形間距離の関係が得られ、図5下段に示す出力値分布では、図17と同様の相関値と波形間距離の関係が得られる。図14と同様に相関最小値min1が、図5上段の波形間距離Aと対応する。また、図17と同様に相関最小値min2が、図5下段の波形間距離A及びBと対応する。
Figure 0005095519
ここで、n:Area画素数、j:相対画素位置である。
本実施形態では、中央の水平ライン184から検出された出力値分布だけでなく、上側又は下側に位置する水平ライン186、188から検出された出力値分布を使用する。複数のデータを使用するため、より正確に撮像装置100と被写体との間の距離を算出することができる。また、複数の出力値ピーク値が検出される場合でも、1つの水平ライン又は従来のラインセンサーを用いる場合と異なり、誤差が生じたり、距離算出が不可能となる問題が発生したりすることはない。その結果、撮像装置100と被写体との間の距離をより精度良く算出することができる。
次に、AFセンサー111上の素子ラインについて説明する。図6及び図7は、本実施形態に係るAFセンサー111の光電変換素子の配置を示す平面図である。AFセンサー111に適用するCMOSセンサーの各光電変換素子は、図6に示すようにマトリクスパターンで構成されてもよいし、図7に示すようにハニカムパターンで構成されてもよい。マトリクスパターンとは、水平方向、及び水平方向に対して垂直方向に複数の光電変換素子が配置されたパターンである。ハニカムパターンとは、水平方向、及び水平方向に対して90°以外の角度を有する方向に複数の光電変換素子が配置されたパターンである。
図6に示すAFセンサー111では、フォーカス制御において位相差検出をするとき、AFセンサー111は、1つの仮想線分上に配置された複数の光電変換素子からなる素子ラインL11、L12、L13、R11、R12、R13から電気信号を光電変換素子毎に順次読み出す。図6上において網掛け部分で示した光電変換素子がそれぞれの素子ラインを示す。そして、L11とR11を結ぶラインが、図6に示した水平ライン186に対応し、L12とR12を結ぶラインが、水平ライン184に対応し、L13とR13を結ぶラインが、水平ライン188に対応する。
なお、一側に配置された素子ラインL11、L12、L13の組合せ、他側に配置された素子ラインR11、R12、R13の組合せを素子ラインセット(第1の素子ラインセット、第2の素子ラインセット)ともいう。素子ラインセットは、CMOSセンサー107のうちの一部の領域である測距枠内に含まれる。
また、AF演算制御部132は、素子ラインL11の出力値の強度分布と素子ラインR11の出力値の強度分布の相関を算出し、被写体との距離を算出する。また、本実施形態では、複数のラインについて相関を算出するため、素子ラインL12とR12の相関、素子ラインL13とR13の相関を算出する。
図7に示すAFセンサー111でも図6の場合と同様に、1つの仮想線分上に配置された複数の光電変換素子からなる素子ラインL21、L22、L23、R21、R22、R23から電気信号を光電変換素子毎に順次読み出す。そして、AF演算制御部132は、素子ラインL21とR21の相関、素子ラインL22とR22の相関、素子ラインL23とR23の相関を算出する。
(第1の実施形態の動作)
次に、図8を参照して、本実施形態に係る撮像装置のフォーカス制御における撮影距離算出動作について説明する。図8は、本実施形態に係る撮像装置のフォーカス制御における撮影距離算出動作を示すフローチャートである。
まず、AFセンサー111は、水平ライン(例えば、水平ライン184、186、188など)毎に各光電変換素子が出力する出力値(画素値)を取得する(読み出す)(ステップS101)。そして、AFセンサー111における左右の素子ラインの出力値の強度分布を比較して相関を計算する(ステップS102)。例えば、素子ラインL11とR11の相関、素子ラインL12とR12の相関、素子ラインL13とR13の相関を算出する。
次に、算出した相関値のうち最小値を水平ライン毎に保持する(ステップS103)。そして、保持した相関値の最小値が所定値より低いか否かを判断する(ステップS104)。即ち、相関値が低いほど素子ライン同士の相関は高くなるため、信頼性が高い。従って、相関値の最小値が所定値より低い場合は、特に処理を行わず、ステップS106へ進む。一方、相関値の最小値が所定値より高い場合は、その水平ラインについては信頼性が低いと判断して、距離算出対象から除外する(ステップS105)。これにより、より信頼性の高い距離算出を行うことができる。
次に、相関値と波形間距離の関係を示すグラフ(例えば、図14や図17に示すグラフ)がどのような形状であるかについてグラフの尖度を評価する(ステップS106)。相関値と波形間距離の関係を示すグラフの形状が1山分布の形になっていれば、被写体は1つであると判断できる。一方、グラフの形状が1山分布の形になっていない場合は、被写体は距離の異なる複数存在すると判断できる(ステップS107)。そして、グラフの形状が1山分布の形になっていない場合、その水平ラインについては、距離算出対象から除外する(ステップS108)。一方、グラフの形状が1山分布になっているときは、ステップS109へ進む。これにより、距離を算出するべき被写体を限定することができる。
次に、上記各処理の結果、残った水平ラインの出力値は信頼性が高い値であるとして、その水平ラインの出力値に基づいて、波形間距離を算出し、更に撮像装置100と被写体との間の撮影距離を算出する。また、残った水平ラインが複数ある場合は、撮影距離が最も近距離であったライン(波形間距離が最も長かったライン)を優先して、撮影距離を決定する(ステップS109)。以上の各処理によって、撮像装置100のフォーカス制御における撮影距離を決定することができる。
なお、上記実施形態では、1つの測距枠に対応する部分に水平ラインを3つ設ける場合について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。撮像装置100は、複数の測距枠が設けられてもよく、それぞれの測距枠に対応する部分に水平ラインが複数設けられる。そして、測距枠毎に上記ステップS101〜ステップS109の処理をして、撮影距離を算出する。その後、測距枠毎に得られた距離を比較して、最適の撮影距離を決定する。
本実施形態によれば、1つの測距枠内に距離の異なる複数の被写体が混在したとき、距離算出において、誤差が生じにくくなり、更に算出結果の精度を向上させることができる。また、2次元方向に光電変換素子が配置されたCMOSセンサーをAFセンサー111に使用しているため、複数のラインセンサーを平行に配置する場合に比べて被写体像の検出範囲に自由度がある。即ち、ラインセンサーを平行に並べた場合、各ラインセンサーは厚みのあるパッケージを有するため、ラインセンサー相互間に隙間が発生してしまう。その結果、被写体像の検出範囲に制限ができてしまう。一方、本実施形態のように、CMOSセンサーであれば、光電変換素子単位で読み出し位置が指定できるため、検出範囲の自由度が高い。
更に、本実施形態のようにCMOSセンサーでは、複数の光電変換素子が2次元方向に近接して配置しているため、AFセンサー111の装置本体への取り付け誤差が発生した場合でも、読み出し位置を変更すればよく、調整が簡単である。一方、ラインセンサーは光電変換素子が1次元方向のみに配列されているため、取り付け精度が高く、製造工程が困難であった。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る撮像装置100について説明する。図9及び図10は、本実施形態に係るAFセンサー111の光電変換素子の配置を示す平面図である。図9は、AFセンサー111に適用するCMOSセンサーの各光電変換素子がマトリクスパターンで構成される場合を示す。図10は、各光電変換素子がハニカムパターンで構成される場合を示す。
第2の実施形態は、第1の実施形態と比べて各光電変換素子の読み出し範囲が異なる。以下では、読み出し範囲について説明する。第1の実施形態では、図11(A)に示すように1つの水平ラインに含まれる2つの素子ラインL30、R30の相関を計算していた。このとき、太線で囲った1つずつの光電変換素子の単位で出力値を取得していた。
一方、本実施形態は、一側の互いに平行な複数の素子ラインL31、L32、L33、L34を1つの組として第1の素子ラインセットとし、他側の互いに平行な複数の素子ラインR31、R32、R33、R34を1つの組として第2の素子ラインセットとする。そして、走査方向(素子ラインの長手方向)と異なる方向(例えば垂直方向)の光電変換素子の出力値を加算する。例えば、図11(B)に示す例では、太線で囲った4つの光電変換素子の出力値の加算値を取得する。そして、太線で囲った4つの光電変換素子を1つの画素として扱い、走査方向の画素の出力値(加算値)の強度分布を比較して、相関を算出する。
図10に示すハニカムパターンの例も同様である。第1の実施形態では、図10(A)に示すように、素子ラインL40、R40において、太線で囲った1つずつの光電変換素子の単位で出力値を取得していた。一方、本実施形態によれば、図10(B)に示すように、素子ラインL41〜L44からなる第1の素子ラインセット、素子ラインR41〜R44からなる第2の素子ラインセットにおいて、太線で囲った4つの光電変換素子を1つの画素として扱い、走査方向の画素の出力値(加算値)の強度分布を比較して、相関を算出する。なお、図10(B)に示すように、例えば1ラインおきに素子ラインを抽出して、加算対象とする光電変換素子が走査方向に対して垂直方向に配列されるようにしてもよいし、図10(C)に示すように、互いに隣接するように素子ラインを抽出してもよい。このとき、図10(C)に示すように、素子ラインL45〜L48からなる第1の素子ラインセット、素子ラインR45〜R48からなる第2の素子ラインセットにおいて、太線で囲った4つの光電変換素子を1つの画素として扱う。加算対象とする光電変換素子は、走査方向に対してほぼ垂直方向にジグザグに配列される。
AFセンサー111において1つずつの光電変換素子の単位では、十分なダイナミックレンジが得られない場合でも、本実施形態によれば、複数の光電変換素子の出力値を加算するため、各光電変換素子のダイナミックレンジの狭さを補うことができ、感度を高めることができる。また、走査方向に対して垂直方向の画素を加算する場合、走査方向の成分が含まれないため、素性のよいデータを得ることができる。更に、本実施形態によれば、通常のCMOSセンサーで感度のよいAFセンサーを実現することができる。そのため、別途高感度の光電変換素子の開発、製造が不要となりコスト上昇を抑制することができる。
また、第1の実施形態では、互いに平行な複数の素子ラインを読み出して、測距枠に複数の被写体が含まれるときの距離算出の精度を向上させている。
本実施形態では、互いに平行な複数の素子ラインからなる素子ラインセットを複数読み出すことで、高感度、かつ測距枠に複数の被写体が含まれるときの距離算出の精度の向上を図ることができる。図11は、本実施形態に係るAFセンサー111の光電変換素子の配置を示す平面図である。
図11(A)は、素子ラインL50、L60、L70、R50、R60、R70において、太線で囲った1つずつの光電変換素子の単位で出力値を取得する場合である。本実施形態では、図11(B)に示すように、太線で囲った4つの光電変換素子を1つの画素として扱い、走査方向の画素の出力値(加算値)の強度分布を比較して、相関を算出する。図11(B)の素子ラインセットは、素子ラインL51、L52、L53、L54からなる素子ラインセット、素子ラインR51、R52、R53、R54からなる素子ラインセット、素子ラインL61、L62、L63、L64からなる素子ラインセット、素子ラインR61、R62、R63、R64からなる素子ラインセット、素子ラインL71、L72、L73、L74からなる素子ラインセット、素子ラインR71、R72、R73、R74からなる素子ラインセットがある。
このとき、素子ラインセットは互いに重複しないように、走査方向に対して垂直方向の光電変換素子を加算する。これにより、AFセンサー111は、精度良く被写体像を検出することができる。
また、加算する素子ラインの長手方向と異なる方向(例えば垂直方向)に配置された光電変換素子の数(加算数)は、被写体像の輝度レベルに応じて可変とすることができる。例えば、AE演算制御部132がAEセンサー114の出力値を受けて、輝度レベルを把握する。そして、AE演算制御部132が加算の必要性や加算数を決定して、結果をAFセンサー111に送る。これにより、被写体の輝度に応じた感度を有するAFセンサーを実現することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明の第1の実施形態に係る撮像装置を示すブロック図である。 フォーカスレンズ、CMOSセンサー、コンデンサーレンズ、セパレーターレンズ及びAFセンサーの関係及び構成を示す模式図である。 分割される光束をフォーカスレンズ位置で示した模式図である。 同実施形態の撮像装置のファインダー10及び測距枠12との関係を示す説明図である。 同実施形態の撮像装置の水平ラインの出力値分布を示すグラフである。 同実施形態に係るAFセンサーの光電変換素子の配置を示す平面図である。 同実施形態に係るAFセンサーの光電変換素子の配置を示す平面図である。 同実施形態に係る撮像装置のフォーカス制御における撮影距離算出動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るAFセンサーの光電変換素子の配置を示す平面図である。 同実施形態に係るAFセンサーの光電変換素子の配置を示す平面図である。 同実施形態に係るAFセンサーの光電変換素子の配置を示す平面図である。 従来の撮像装置のファインダー及び測距枠との関係を示す説明図である。 従来の撮像装置のラインセンサーの出力値分布を示すグラフである。 相関値と波形間距離の関係を示すグラフである。 従来の撮像装置のファインダー及び測距枠との関係を示す説明図である。 従来の撮像装置のラインセンサーの出力値分布を示すグラフである。 相関値と波形間距離の関係を示すグラフである。
符号の説明
100 撮像装置
101 結像光学系
102 ズームレンズ
103 絞り
104 フォーカスレンズ
105 クイックリターンミラー
106 シャッター
107 CMOSセンサー
108、112 CDS/AMP部
109、113 A/D変換部
110、131 画像入力コントローラ
120 DSP/CPU
121 タイミングジェネレータ
130 CPU
135 操作部材
141、143、145 ドライバ
142、144、146 モータ
152 画像信号処理回路
154 圧縮処理回路
156 LCDドライバ
158 LCD
162 VRAM
164 SDRAM
166 メディアコントローラ
168 記録メディア

Claims (3)

  1. 被写体から受光面に照射された被写体像を電気信号に変換する2次元方向に配置された複数の光電変換素子を有する撮像素子と、
    1つの仮想線分上に配置された複数の前記光電変換素子からなる素子ラインから前記電気信号を前記光電変換素子毎に順次読み出す読み出し部と、
    前記撮像素子のうちの一部の領域である測距枠内に含まれる互いに平行な複数の第1の素子ラインそれぞれについて、前記第1の素子ラインの電気信号の強度分布と、当該第1の素子ラインの同一直線上に配置された第2の素子ラインの電気信号の強度分布とを比較して、当該第1の素子ラインと当該第2の素子ラインとの相関値を算出し、
    前記第1の素子ラインと、前記第2の素子ラインとの前記電気信号の強度分布差に基づいて前記被写体との距離を算出する距離算出部とを備え、
    前記複数の光電変換素子は、マトリクス状又はハニカム状に配置され、
    複数の前記第1の素子ラインからなる第1の素子ラインセット及び複数の前記第2の素子ラインからなる第2の素子ラインセットは、ユーザーによる選択によって全ての前記光電変換素子の中から選択可能で、
    前記距離算出部は、 複数の前記素子ラインのうち相関値と波形間距離の関係を示すグラフの形状が1山分布の形になっていない前記素子ラインについては距離算出対象から除外して、前記距離を算出する、撮像装置。
  2. 前記距離算出部は、相関が高い前記第1の素子ラインと、前記第2の素子ラインとの前記電気信号の強度分布差に基づいて算出された前記被写体との距離のうち、短い距離を選択する、
    請求項1に記載の撮像装置。
  3. 被写体から受光面に照射された被写体像を電気信号に変換する2次元方向に配置された複数の光電変換素子を有する撮像素子のうち、1つの仮想線分上に配置された複数の前記光電変換素子からなる素子ラインから前記電気信号を前記光電変換素子毎に順次読み出すステップと、
    前記撮像素子のうちの一部の領域である測距枠内に含まれる互いに平行な複数の素子ラインである第1の素子ラインの強度分布と、前記第1の素子ラインと同一直線上に配置された複数の第2の素子ラインの強度分布とを比較して、前記第1の素子ライン及び前記第2の素子ラインの相関値を算出するステップと、
    複数の前記素子ラインのうち相関値と波形間距離の関係を示すグラフの形状が1山分布の形になっていない前記素子ラインについては距離算出対象から除外して、
    前記第1の素子ラインと、前記第2の素子ラインとの前記電気信号の強度分布差に基づいて前記被写体との距離を算出するステップと、
    を有し、
    前記複数の光電変換素子は、マトリクス状又はハニカム状に配置され、
    複数の前記第1の素子ラインからなる第1の素子ラインセット及び複数の前記第2の素子ラインからなる第2の素子ラインセットは、ユーザーによる選択によって全ての前記光電変換素子の中から選択可能である、
    撮像方法。
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