JP2006324760A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】低輝度な被写体にも精度良く焦点を合わせることができる撮影装置を提供することを目的とする。
【解決手段】被写体光が当たる受光面に並んだ複数の画素を有し、各画素で被写体光に応じた受光信号を生成して所定の画素数ごとに受光信号を加算する、その画素数の変更機構を有する撮像部と、受光面に被写体光の像を結像させる、像の合焦位置の移動機構を有する撮影光学系と、被写体光の明るさを求める測光部と、撮像部によって受光信号が加算される画素数を変更機構によって、測光部で求められた明るさに応じた、明るさが暗いほど多い画素数に調整する加算画素調整部と、撮像部で加算された受光信号に基づいて前記受光面における被写体光のコントラストを求め、前記合焦位置を前記移動機構によって、そのコントラストに基づいて調整する合焦調整部とを備えた。
【選択図】 図7

Description

本発明は、被写体を結像させて画像信号を生成する撮像装置に関する。
従来から、被写体を撮影する撮影装置には、被写体に自動的にピントを合わせるオートフォーカス(以下、AFと称する)機能が広く搭載されている。AF機能の一般的な実現方法は、撮影レンズを通ってきた被写体光をCCD等で受光するTTL(Through The Lens)方式を用いた方法で、撮影レンズを光軸方向に移動させながら被写体光のコントラストを繰り返し検出し、そのコントラストが最も大きくなるときのレンズ位置を合焦位置と決定する方法である。撮影装置にAF機能を搭載することによって、初心者でも手軽に、被写体に焦点が合った高画質な撮影画像を取得することができる。
ここで、暗い場所で被写体を撮影する場合などには、被写体光の光量が不十分なためにコントラストを検出することができず、AF機能の精度が劣化してしまうという問題がある。このような問題を解決する技術として、特許文献1および特許文献2には、被写体の輝度が小さいときには、合焦位置を検出するときの露光時間を増加させる技術について記載されている。露光時間が延びることによって、被写体光の受光量が増加するため、暗い場所で被写体を撮影する場合などであっても、被写体に焦点を合わせることができる。
特開平8−75548号公報 特開2000−50147号公報
しかし、特許文献1および特許文献2に記載された技術によると、AF時の露光時間が長くなるため、撮影全体にかかる時間が増加してしまううえ、その露光中に、撮影者が撮影装置を動かしてしまう手ブレが生じる可能性が高くなり、結局は高精度なコントラストが取得できなくなってしまうという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑み、低輝度な被写体にも精度良く焦点を合わせることができる撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の撮像装置は、被写体光が当たる受光面に並んだ複数の画素を有し、各画素で被写体光に応じた受光信号を生成して所定の画素数ごとに受光信号を加算する、その画素数の変更機構を有する撮像部と、
受光面に被写体光の像を結像させる、像の合焦位置の移動機構を有する撮影光学系と、
被写体光の明るさを求める測光部と、
撮像部によって受光信号が加算される画素数を変更機構によって、測光部で求められた明るさに応じた、明るさが暗いほど多い画素数に調整する加算画素調整部と、
撮像部で加算された受光信号に基づいて受光面における被写体光のコントラストを求め、合焦位置を移動機構によって、そのコントラストに基づいて調整する合焦調整部とを備えたことを特徴とする。
被写体光が暗いときには、その被写体光が結像されて生成される受光信号の信号量が小さいが、本発明の撮像装置によると、被写体光が暗いほど多く画素数ごとに受光信号が1まとめに加算されて、信号量が増加された受光信号に基づいてコントラストが求められる。したがって、被写体光が暗い場合であっても、高精度にコントラストを検出して、被写体に焦点を合わせることができる。
また、本発明の撮像装置において、上記撮像部が、各画素で所定の受光時間だけ被写体光を受けて受光信号を生成する、受光時間の変更機構も有するものであり、
撮像部によって受光信号が加算される画素数が加算画素調整部によって最大の画素数に調整されている場合に、撮像部における受光時間を受光時間の変更機構によって、測光部で求められた明るさに応じた、明るさが暗いほど長い受光時間に調整する受光時間調整部を備えたことが好ましい。
受光信号が加算される画素数が最大の画素数に調整されており、これ以上は受光信号の信号量を増加させることができない場合であっても、撮像部における受光時間を延ばして被写体光の受光量を増加させることによって、さらに受光信号の信号量を増加させることができる。
また、本発明の撮像装置において、上記合焦調整部が、受光面内の第1方向における被写体光のコントラストを求めるものであり、
撮像部が、受光信号を加算する画素数を第1方向に交わる第2方向について変更する変更機構を有するものであることが好ましい。
通常、CCDなどといった受光アレイは、主走査方向および副走査方向それぞれに画素が複数並べられて構成されており、合焦位置を決定する際には、主走査方向におけるコントラストが検出されることが一般的である。本発明の好適な形態の撮影装置によると、例えば、主走査方向を第1方向とし、副走査方向を第2方向とすると、コントラストが検出される第1方向ではなく、第2方向に画素数が加算されるため、分解能を低下させずに高精度にAF機能を実現することができる。
本発明によると、低輝度な被写体にも精度良く焦点を合わせることができる撮像装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態が適用されたカメラシステムの分解図である。
図1に示すカメラシステム1には、撮影レンズやCCDが内蔵された複数種類のカメラヘッド1_a,2_a,…,n_aが用意されており、それら複数種類のカメラヘッドのうちいずれかの種類のカメラヘッドが選択されて使用される。以下の説明においては、複数種類のカメラヘッド1_a,2_a,…,n_aのうち1番目のカメラヘッド1_aが選択されたものとして説明を行う。
カメラシステム1は、カメラヘッド1_aと、カメラヘッド1_aが着脱自在に装着されるカメラ本体1_bとで構成されている。カメラ本体1_bの前面側にはマウント10bが設けられており、このマウント10bに、カメラヘッドに設けられたマウントコネクタ10aが着脱自在に嵌合する。
また、カメラ本体1_bの上面には、静止画を撮影するためのレリーズボタン21bと、処理モード(後述する)を設定するためのモード設定ダイヤル22bとが設けられている。
図2は、図1に示すカメラ本体1_bの上面図である。
本実施形態では、モード設定ダイヤル22bを使って、処理モードを、撮影画像を表示する再生モード(Play)、静止画を撮影する静止画モード(Cam)、動画を撮影する動画モード(Mov)、パーソナルコンピュータなどといった外部装置と接続するための接続モード(Pc)、カメラ本体1_bに内蔵された時計の時刻などを合わせるセットアップモード(Set up)のいずれかに設定することができる。
図3は、図1に示すカメラ本体1_bの背面図である。
カメラ本体1_bの背面には、カメラシステム1の電源を入れるための電源スイッチ23b、画像やメニュー画面などが表示されるLCD(Liquid Crystal Display)28b、LCD28bに表示されたメニュー画面中の項目等を選択するための十字キー24b、LCD28bにメニュー画面を表示するためのメニューボタン25b、設定内容を決定するための実行ボタン26b、設定内容を中止するための取消ボタン27bが設けられており、カメラ本体1_bの側面には、パーソナルコンピュータなどといった外部装置と接続するためのUSBコネクタ29bが設けられている。
図4は、図1に示すカメラシステム1の内部構成図である。
まずは、カメラヘッド1_aについて説明する。
カメラヘッド1_aには、フォーカスレンズやズームレンズなどといった各種レンズや、それら各種レンズを駆動するためのモータなどが配備された撮影光学系11a、撮影光学系11a中のモータを制御して、フォーカスレンズやズームレンズのレンズ位置や、絞り量などを制御する絞り/フォーカスズーム制御部17a、撮影光学系11aを通って結像された被写体光を受光して、被写体光を表わす被写体信号を生成するCCD12a、被写体信号の増幅やゲイン調整などを行うアナログ信号処理部13a、アナログ信号である被写体信号をデジタルの画像データに変換するA/D部14a、CCD12a,アナログ信号処理部13a,A/D部14aに向けてタイミング信号を発するTG(タイミングジェネレータ)18a、被写体の輝度(AE検出)やコントラスト(AF検出)を検出する積算回路16a、CCD12aにおける受光時間の調整など、カメラヘッド1_aの各種要素を制御するとともに、積算回路16aでの検出結果に基づいて、レンズ位置や絞り量を算出するヘッドCPU19a、ヘッドCPU19aでの算出処理時などに一時的なメモリとして使用されるシステムメモリ190a、CCD12aの画素数やレンズの開口径などで構成されるレンズパラメータが記録された不揮発性メモリ191a、カメラヘッド1_aの各種要素に供給される電力を制御する電源制御部100a、電力を調整するDC/DCコンバータ101aなどが備えられている。撮影光学系11aと絞り/フォーカスズーム制御部17aとを合わせたものは、本発明にいう撮影光学系の一例にあたり、積算回路16aは、本発明にいう測光部の一例に相当する。また、ヘッドCPU19aは、本発明にいう加算画素調整部、および受光時間調整部それぞれの一例にあたり、ヘッドCPU19aと積算回路16aとを合わせたものは、本発明にいう合焦調整部の一例に相当する。
図5は、CCD12aの受光面に並べられた画素の配置図である。
CCD12aは、被写体光をR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)それぞれの色成分ごとに受光して受光信号を生成する複数の画素210R,210B,210Gが、垂直方向(図5の上下方向)および水平方向(図5の左右方向)にハニカム状に並べられて構成されている。本実施形態においては、人の目に強く感じやすいG色の画素210GがR色やB色の画素210R,210Bよりも多く配置されており、総合的な像性能の向上が図られている。また、CCD12aには、ヘッドCPU19aからの指示に従って、画素210R,210B,210Gで生成された受光信号を間引いて出力したり、あるいは、それらの受光信号を加算して出力するための出力回路(図示しない)が設けられている。画素210R,210B,210Gは、本発明にいう画素の一例にあたり、CCD12aは、本発明にいう撮像部の一例に相当する。
図4に戻って説明する。
カメラヘッド1_aでは、CCD12aで被写体光が受光されることによって、撮影画角内に現時点で存在する被写体像を捉えた、カメラ本体1_bのLCD28bに表示されるスルー画像用のスルー画像データ、水平方向(図5の左右方向)におけるコントラストを検出するためのAF用データ(後述する)、レリーズボタン13bが押下されたときの静止画像を表わす静止画像データ、および動画を表わす動画像データの3種類の画像データが生成される。スルー画像データおよびAF用データは、複数の画素210R,210B,210Gそれぞれで生成された受光信号が間引かれて出力された、解像度が低い一時的なデータである。また、静止画像データおよび動画像データは、複数の画素210R,210B,210Gそれぞれで生成された受光信号が間引かれずに出力された高解像度なデータである。
また、カメラヘッド1_aには、カメラ本体1_bにも同様に設けられた3線シリアルドライバ151aと高速シリアルドライバ150aとが備えられている。3線シリアルドライバ151aは、上述したレンズパラメータや各種要求などをカメラ本体1_bとの間で送受信するためのものであり、高速シリアルドライバ150aは、カメラ本体1_bとの間で、スルー画像データ、静止画像データ、および動画像データなどを送受信するためのものである。
カメラヘッド1_aのマウントコネクタ10aは、カメラ本体1_bのマウント10bに着脱自在に嵌合する。これらカメラヘッド1_aとカメラ本体1_bとの間では、マウントコネクタ10aとマウント10bに設けられた電気的接点を介して通信が行われる。
続いて、カメラ本体1_bについて説明する。
カメラ本体1_bの動作は、本体CPU100bにより統括的に制御される。カメラ本体1_bには、プログラムが格納されたシステムメモリ101b、カメラヘッド1_aとの間で各種要求や情報を送受信するための3線シリアルドライバ151b、カメラヘッド1_aから送信された画像データを受信するための高速シリアルドライバ150b、3線シリアルドライバ151bで受信された各種パラメータなどを記録する不揮発メモリ102b、タイマ撮影用のタイマ110b、LCD28bに表示されるカレンダ時計を制御するためのカレンダ時計部111b、USBコネクタ29bを介してパーソナルコンピュータなどが接続されるUSBドライバ131b、図3に示すモード設定ダイヤル22b、十字キー24b、メニューボタン25b、実行ボタン26b、および取消ボタン27bなどが含まれ、I/O133bを介して本体CPU100bに制御されて動作するスイッチ/LED132b、閃光を発する閃光発光部121b、閃光発光部121bでの発光量を制御する閃光発光制御部120b、このカメラシステム1の電源を投入する電源SW23b、このカメラシステム1に電力を供給するバッテリ142b、バッテリ142からカメラ本体1_bの各要素に供給される電力を制御する電源制御部140b、電力を調整するDC/DCコンバータ143b、高速シリアルドライバ150bで受信された画像データに圧縮処理などといった各種処理を施すデジタル信号処理部109b、デジタル信号処理部109bを制御するデジタル信号処理制御部103b、高速シリアルドライバ150bで受信されたスルー画像データが一旦記録されるフレームメモリ104b、LCD28bでの表示を制御するLCD制御部105b、各種メニュー画面や、スルー画像データに基づいたスルー画像などが表示されるLCD28b、カメラヘッド1_aとの間における画面情報の送受信を制御するU/I情報制御部160b、本撮影時に生成された画像データがデジタル信号処理部109bで圧縮され、圧縮画像データがカードI/F106bを介して記録されるメモリカード108bが装填されるメモリカードスロット107bなどが備えられている。
本実施形態のカメラシステム1は、基本的には以上のように構成されている。
ここで、暗い場所で撮影が行われる場合などには、撮影光学系11aを通過してCCD12aで受光される被写体光の光量が少ないため、生成される受光信号の信号量が小さく、ノイズの影響を大きく受けてしまって、コントラストを取得して合焦位置を検出することが困難である。本実施形態のカメラシステム1においては、図5に示す複数の画素それぞれで生成された受光信号が、被写体光の輝度に応じた数ごとに加算されて出力され、出力された加算信号に基づいてAF検出が行われる。以下では、被写体光の輝度を検出するAE処理、および被写体光のコントラストを検出するAF処理について詳しく説明する。
図6は、AE/AF検出処理の一連の流れを示すフローチャート図である。
図6に示すAE/AF検出処理は、実際には図4に示すカメラシステム1の各種要素において処理が実行される。したがって、図6のフローチャートの説明にあたっては、図4の各種要素については、図番号を省いて説明する。
撮影者が、カメラシステム1の撮影光学系11aを被写体に向けて、レリーズボタン21bを半押しすると、露出を調整するAE処理、および被写体に焦点を合わせるAF処理が開始される。
まず、ヘッドCPU19aからの指示に従って、撮影光学系11a内の絞りの絞り量が、予め決められたAE用の絞り量に調整される。絞り量が調整されると、撮影光学系11aを通過してきた被写体光が、予め決められた露光時間の間だけ、図5に示す画素210R,210G,210Bそれぞれで受光される。本実施形態においては、AE/AF検出処理時には、G色の画素210Gそれぞれで生成された受光信号のみが出力されて、アナログ信号処理部13a、およびA/D部14aにおいて低解像度なAE用データが生成される。生成されたAE用データは積算回路16aに伝えられて、積算回路16aでは、AE用データに基づいて、被写体の輝度が算出される(図6のステップS11)。算出された被写体の輝度は、ヘッドCPU19aに伝えられる。
ヘッドCPU19aでは、算出された被写体の輝度に基づいて、AF処理時の露光条件や、上述した画素の加算数が決定される(図6のステップS12)。本実施形態においては、予め用意されているプログラム線図に従って、露光条件や加算数が決定される。
ここで、一旦図6の説明を中断し、プログラム線図に従った露光条件や加算数の決定方法ついて説明する。
図7は、プログラム線図の一例を示す図である。
図7に示すプログラム線図は、縦軸が絞り量を示し(下ほど受光量が増加する)、横軸がシャッタスピードを示している(左ほどシャッタスピードが遅くなり、受光量が増加する)。ここでいう絞り量とは、単に撮影光学系11aに含まれる絞りの絞り値を表すのではなく、絞りの絞り値(F値)、上述した加算数(画素混合数)、およびゲインによって調整される受光能力のレベルを表す。
また、図7に示すプログラム線図の斜め線は、被写体輝度が等しい線であり、右斜め上にいくほど被写体の輝度は高い。被写体輝度は、11段階(レンジ0からレンジ10)の輝度レベルに分類されており、プログラム線図には、各レンジの被写体輝度の範囲を規定するグラフが記されている。
積算回路16aで算出された被写体輝度に対応する斜め線とプログラム線図上のグラフとが交わる点における絞り量とシャッタスピードとによって適正露出が得られる。プログラム線図の左下に近づくほど、暗い被写体光を受光するための適正露出を表し、右上に近づくほど、明るい被写体光を受光するための適正露出を表している。また、本実施形態においては、絞り量が複数の要素によって多重的に決定されるため、予め、被写体輝度の輝度レベルと、絞り量を決定する各種要素の設定値とが対応付けられている。図7には、各輝度レベルと、その輝度レベルと対応付けられたレンズ絞り値(F値)、画素加算数、ゲイン、CCD12aの読み取り周期(フレームレート)も示されている。レンズ絞り値は小さいほどレンズが開放されて受光量が増加し、画素加算数は増加するほど出力される信号の信号量が増加し、ゲインは増加するほど信号量が増加する。
同じ輝度レベル内で被写体輝度が減少するときには、輝度レベルがレンジ1の場合を除いては、シャッタスピードが延ばされることによって、被写体光の受光量が増加される。
また、輝度レベルが変化して、被写体輝度の輝度レベルがレンジ10からレンジ9まで減少すると、ゲインが増加されることによって、受光信号の信号量が増加される。
続いて、輝度レベルがレンジ9から、レンズ8、レンジ7、レンジ6と減少するときには、レンズの絞り値がF8からF5.6、F4、F2.8と開放されることによって、被写体光の受光量が増加される。
以上のように、シャッタスピードやレンズの絞り値によって、被写体光の受光量を調整する方法は、従来から広く行われている。
ここで、レンジ6の状態では、絞りが最大に開放されているため、輝度レベルがレンジ6からさらに減少するときには、絞りだけでは被写体光の受光量を増加させることができない。輝度レベルがレンジ6からレンジ5に減少するときには、画素混合数を4つから8つに増加させる。
図8は、画素混合数が4の場合に加算される画素を示す概念図である。
上述したように、AF処理時には、図5に示す3色の画素210R,210G,210BのうちG色の画素210Gで生成された受光信号のみ出力されるため、図8では、G色の画素210Gのみ太線で示している。また、AF処理中にもスルー画像データを生成するために、G色に対応するR,G色の画素混色を防止するため、AF処理用には、画素210Gが垂直方向(図8の上下方向)に1つおきで出力される。図8では、AF処理用に使用される有効画素211Gには数字が付されており、AF処理用には使用されない無効画素212Gには×印が付されている。
画素混合数が4の場合には、水平方向(図8の左右方向)、および垂直方向(図8の上下方向)にそれぞれ2つ、計4つずつ有効画素211Gで生成された受光信号が加算されて、加算信号がアナログ信号処理部13aに出力される。図8では、同じ符号が付された4つの有効画素211Gごとに1つの加算信号が生成される。
図9は、画素混合数が8の場合に加算される画素を示す概念図である。
画素混合数が8の場合には、水平方向(図9の左右方向)に2つ、および垂直方向(図9の上下方向)に4つ、計8つずつ有効画素211Gで生成された受光信号が加算される。この画素混合数8が設定されるレンジ5では、図8に示す画素混合数4が設定されるレンジ6からレンジ10と比較して被写体輝度が小さく、有効画素211Gそれぞれで生成される受光信号の信号量も小さいが、それらの受光信号が8つずつ加算されて1つの加算信号として出力されることによって、信号量が増加され、精度良くコントラストを検出することができる。また、本実施形態においては、水平方向(図9の左右方向)におけるコントラストが検出されるが、画素混合数が4つから8つに増加される際には垂直方向(図9の上下方向)に画素が増加されているため、分解能を低下させずにコントラストを検出することができる。
図7のプログラム線図では、輝度レベルがレンジ5からレンジ4に減少すると、さらに画素混合数が8つから16つに増加される。本実施形態においては、画素混合数16は、垂直方向に画素を加算したときに、その加算によって水平方向のコントラスト検出に与える影響を無視できる最大の加算数である。
図10は、画素混合数が8の場合に加算される画素を示す概念図である。
画素混合数が8の場合には、水平方向(図10の左右方向)に2つ、および垂直方向(図10の上下方向)に8つ、計16個ずつ有効画素211Gで生成された受光信号が加算される。画素混合数が16の場合には、図9に示す画素混合数が8の場合よりもさらに加算信号の信号量を増加させることができる。
また、輝度レベルがレンジ4からさらに減少する場合、加算画素を垂直方向にこれ以上増加させると、コントラスト検出の精度に影響を与えてしまい、加算画素を垂直方向に増加させようとすると、コントラストの分解能が低下してしまう。図7のプログラム線図では、このように、画素混合数が最大に設定されている状態で輝度レベルがさらに減少すると、CCD12aの露光時間を増加させる。輝度レベルがレンジ4からレンジ3、レンジ2と順次に減少するのに伴って、CCD12aの読み取り周期(露光時間)が16.7ms、22ms、67msと増加される。
さらに、輝度レベルがレンジ1よりも小さい場合、露光時間をさらに増加させると手ブレなどが生じる可能性が上昇するため、ゲインを増加させて信号量を増加させる。
図4のヘッドCPU19aでは、以上、説明したように、積算回路16aで算出された被写体輝度に対応するレンズ絞り値、画素加算数、ゲイン、CCD12aの読み取り周期、シャッタスピードが取得される。
図6に戻って説明する。
ヘッドCPU19aにおいて、プログラム線図に基づいて露光条件や画素混合数が取得されると(図6のステップS12)、AF処理が開始される(図6のステップS13)。
まず、ヘッドCPU19aからの指示に従って、撮影光学系11a内の絞りモータが駆動され、撮影光学系11a内の絞りの絞り値が、ステップS12で取得された絞り値に調整される。
続いて、ヘッドCPU19aからの指示に従って、撮影光学系11a内のフォーカスモータが駆動され、撮影光学系11a内のフォーカスレンズが所定の初期レンズ位置に移動される。
レンズ位置が調整されると、撮影光学系11aを通過してきた被写体光が、ステップS12で取得された読み取り周期でCCD12aで受光される。CCD12aでは、図8に示す有効画素211Gで生成された受光信号が、ステップS12で取得された画素混合数ごとに加算されて、加算信号がアナログ信号処理部13aに出力されて、低解像度なAF用データが生成される。生成されたAF用データは、積算回路16aに伝えられる。
積算回路16aでは、AF用データに基づいて、水平方向(図8の左右方向)における被写体光のコントラストが算出される。算出されたコントラスト値は、ヘッドCPU19aに伝えられる。
ヘッドCPU19aは、撮影光学系11a内のフォーカスモータを駆動して、フォーカスレンズを1ステップ分だけ移動させる。
以上のような一連の処理が、フォーカスレンズが駆動可能範囲内で移動されながら繰り返し実行される。
ヘッドCPU19aに、積算回路16aから各ステップにおけるコントラスト値が伝えられると、ヘッドCPU19aでは、それらのコントラスト値の最大値(ピーク)を検出したか否かが判定される。
コントラスト値の最大値が検出されると(図6のステップS14:Yes)、ヘッドCPU19aは、撮影光学系11a内のフォーカスモータを駆動して、フォーカスレンズを、コントラスト値の最大値におけるレンズ位置(合焦位置)に移動させる(図6のステップS15)。
さらに、ヘッドCPU19aは、図7に示すプログラム線図とは別に用意された、本露光用のプログラム線図と、ステップS11で取得された被写体輝度に従って、本露光用の露光条件を取得し、絞りなどをその露光条件に従って調整する(図6のステップS16)。
また、上記のような処理を行ってもコントラストのピークを取得できなかったときには(図6のステップS14:No)、ヘッドCPU19aから本体CPU100bにAF処理の失敗が通知される。通知を受け取った本体CPU100bは、LCD28bに「AF処理エラー」というメッセージを表示する。また、ヘッドCPU19aは、撮影光学系11a内のフォーカスモータを駆動して、フォーカスレンズを予め決められた固定位置(パンフォーカス位置)に移動させる(図6のステップS17)。さらに、ステップS16と同様にして、本露光用の露光条件が取得され、絞りなどが調整される(図6のステップS18)。
以上のように、本発明によると、低輝度な被写体であっても、AF機能を実現して、高画質な撮影画像を取得することができる。
ここで、近年では、容器に収容された液体に電圧を印加し、その液面の形状等を変化させることによって光の屈折率を調節する液体レンズが開発されている。上記では、本発明にいう撮像光学系として通常のレンズを用いる例について説明したが、本発明にいう撮像光学系は、液体レンズなどであってもよい。この場合、「撮像光学系の駆動」とは、通常のレンズを光軸方向に移動させるのと等価な作用を行わせるように、液体に電圧を印加する作業などをいう。
本発明の一実施形態が適用されたカメラシステムの分解図である。 図1に示すカメラ本体1_bの上面図である。 図1に示すカメラ本体1_bの背面図である。 図1に示すカメラシステム1の内部構成図である。 CCD12aの概略構成図である。 AE/AF検出処理の一連の流れを示すフローチャート図である。 プログラム線図の一例を示す図である。 画素混合数が4の場合に加算される画素を示す概念図である。 画素混合数が8の場合に加算される画素を示す概念図である。 画素混合数が16の場合に加算される画素を示す概念図である。
符号の説明
1 カメラシステム
1_a,2_a,…,n_a カメラヘッド
10a マウントコネクタ
11a 撮影光学系
100a 電源制御部
101a DC/DCコンバータ
12a CCD
13a アナログ信号処理部
14a A/D部
150a 高速シリアルドライバ
151a 3線シリアルドライバ
16a 積算回路
17a 絞り/フォーカスズーム制御部
18a TG
19a ヘッドCPU
190a システムメモリ
191a 不揮発性メモリ
1_b カメラ本体
10b マウント
21b レリーズボタン
22b モード設定ダイヤル
24b 十字キー
25b メニューボタン
26b 実行ボタン
27b 取消ボタン
28b LCD
29b USBコネクタ
23b 電源SW
102b 不揮発メモリ
103b デジタル信号処理制御部
104b フレームメモリ
105b LCD制御部
106b カードI/F
107b メモリカードスロット
108b メモリカード
109b デジタル信号処理部
110b タイマ
111b カレンダ時計部
120b 閃光発光制御部
121b 閃光発光部
131b USBドライバ
132b スイッチ/LED
133b I/O
140b 電源制御部
141b I/O
142b バッテリ
143b DC/DCコンバータ
150b 高速シリアルドライバ
151b 3線シリアルドライバ

Claims (3)

  1. 被写体光が当たる受光面に並んだ複数の画素を有し、各画素で被写体光に応じた受光信号を生成して所定の画素数ごとに受光信号を加算する、その画素数の変更機構を有する撮像部と、
    前記受光面に被写体光の像を結像させる、像の合焦位置の移動機構を有する撮影光学系と、
    前記被写体光の明るさを求める測光部と、
    前記撮像部によって受光信号が加算される画素数を前記変更機構によって、前記測光部で求められた明るさに応じた、明るさが暗いほど多い画素数に調整する加算画素調整部と、
    前記撮像部で加算された受光信号に基づいて前記受光面における被写体光のコントラストを求め、前記合焦位置を前記移動機構によって、そのコントラストに基づいて調整する合焦調整部とを備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記撮像部が、各画素で所定の受光時間だけ被写体光を受けて前記受光信号を生成する、受光時間の変更機構も有するものであり、
    前記撮像部によって受光信号が加算される画素数が前記加算画素調整部によって最大の画素数に調整されている場合に、前記撮像部における受光時間を該受光時間の変更機構によって、前記測光部で求められた明るさに応じた、明るさが暗いほど長い受光時間に調整する受光時間調整部を備えたことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記合焦調整部が、前記受光面内の第1方向における被写体光のコントラストを求めるものであり、
    前記撮像部が、前記受光信号を加算する画素数を前記第1方向に交わる第2方向について変更する変更機構を有するものであることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
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