JP5493273B2 - 撮像装置、撮影方法及びプログラム - Google Patents

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本発明は、自動露出(AE)処理を行う撮像装置、撮影方法及びプログラムに関する。
従来、撮像装置には、被写体の撮像の際の露出条件を設定する自動露出(AE)処理を行うものがある。
自動露出処理における測光方式には、画面を複数の領域に分割して測光する分割測光方式、画面の一部分に露出を合わせるスポット測光方式、画面中央部の被写体に特に露出を合わせる中央重点測光方式などがある。
分割測光方式にあっては、画面の広範囲にわたって測光するので、被写体に極端な明暗差がない限り適正な露出を得ることができる。また、スポット測光方式では、画面の狭い範囲で測光するので、逆光などで被写体に極端な明暗差がある場合でも所望の被写体に露出を合わせることができる。また、中央重点測光方式では、画面の中央部に重点をおくが、画面の周辺部も考慮した測光を行うので、バランスの良い露出調整を行うことができる。
そして、これら複数の測光方式を撮影状況に応じて切り換えたり、中央重点測光方式における重み付けテーブルを切り換える技術も開発されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−31250号公報
ところで、画面の一部分の重み付け値が高く、そこから周辺部に行くに従って徐々に重み付け値が低くなるような重点測光においては、重点をおく部分の位置、数、大きさ、局所性、重み量などのパラメータを撮影状況に応じて最適化するのが望ましい。
しかしながら、特許文献1にあっては、これら複数のパラメータの一部分だけしか考慮していなかったり、撮影状況を複数の観点から判断してこれら複数のパラメータを決定するようなことをしていなかったり、これら複数のパラメータが異なる重み付けテーブルを撮影状況に応じて生成する処理の効率が悪いといった問題があった。
そこで、本発明の課題は、撮影状況に応じて重点測光方式における重み付けテーブルの値をより適正に効率良く設定することができる撮像装置、撮影方法及びプログラムを提供することである。
本発明の撮像装置は、被写体を撮像して画像フレームを生成する撮像手段と、画像フレームのうち、重点測光領域の重み値に対して当該重点測光領域の周辺の周辺測光領域の重み値が低い重み付けテーブルを用いて、前記撮像手段による被写体の撮像の際の露出条件を調整する露出調整手段と、複数の観点について各観点毎に前記撮像手段による被写体の撮影状況を逐次特定する撮影状況特定手段と、前記撮影状況特定手段により逐次特定される前記撮影状況に基づいて、前記重み付けテーブルの重み付けに係る重み付けパラメータであって、前記重点測光領域または前記周辺測光領域の大きさに係る重み付けパラメータを含む複数種類の重み付けパラメータのうち、二種類以上を逐次変更するテーブル設定手段と、前記撮影状況特定手段により各観点毎に特定可能な複数の撮影状況の各々に対して、前記テーブル設定手段により変更可能な前記複数種類の重み付けパラメータの各々に対する変更量を関連付けて予め記憶するパラメータ関連付け手段と、を備え、前記テーブル設定手段は、前記撮影状況特定手段により前記観点毎の撮影状況が特定された後に、この特定された観点毎の撮影状況に関連付けて前記パラメータ関連付け手段に記憶されている前記複数種類の重み付けパラメータの変更量を取得し、この取得した複数種類の重み付けパラメータの変更量を複数の観点について複合して前記重み付けテーブルの重み値を生成することを特徴とする。
また、上記撮像装置において更に、前記テーブル設定手段は、前記取得した複数種類の重み付けパラメータの変更量を複数の観点について乗算または加算して前記重み付けテーブルの重み値を生成するようにしてもよい。
また、上記撮像装置において更に、前記撮像手段による被写体の撮像の際の焦点距離を取得する焦点距離取得手段と、前記撮像手段による被写体の撮像が逆光状態で行われているか否かを判定する逆光状態判定手段と、前記撮像手段により生成された前記画像フレームから前記被写体内の顔を検出する顔検出手段と、を備え、前記複数の観点は、前記焦点距離取得手段により取得された焦点距離、前記逆光状態判定手段により判定された逆光状態、前記顔検出手段により検出された顔検出の有無のうち、少なくとも何れか一としてもよい。
また、上記撮像装置において更に、前記パラメータ関連付け手段は、前記撮影状況特定手段により各観点毎に特定可能な複数の撮影状況の各々に対して、前記重点測光領域または前記周辺測光領域の位置、数、大きさ、局所性、重み量のうちの少なくとも2つを含む複数種類の重み付けパラメータの各々に対する変更量を関連付けて予め記憶するようにしてもよい。
また、上記撮像装置において更に、前記撮影状況特定手段により各観点毎に特定可能な複数の撮影状況の各々に対して、前記重み付けテーブルの重み値を生成する際に複数種類の重み付けパラメータの変更量を乗算するか加算するかを示す組み合わせ条件を関連付けて予め記憶する条件記憶手段と、前記テーブル設定手段は、前記取得した複数種類の重み付けパラメータの変更量を、前記条件記憶手段に記憶された組み合わせ条件に従い、複数の観点について乗算または加算して前記重み付けテーブルの重み値を生成するようにしてもよい。
また、上記撮像装置において更に、前記撮像手段による被写体の撮像の際の手ぶれ量を検出する手ぶれ量検出手段を備え、前記テーブル設定手段は、前記手ぶれ量検出手段により検出された前記手ぶれ量に基づいて、前記重点測光領域の前記重み付けパラメータを変更するようにしてもよい。
また、上記撮像装置において更に、前記複数種類の重み付けパラメータは、前記重点測光領域または前記周辺測光領域の重み値に係る重み付けパラメータを含むようにしてもよい。
本発明のプログラムは、被写体を撮像して画像フレームを生成する撮像手段を備える撮像装置のコンピュータを、画像フレームのうち、重点測光領域の重み値に対して当該重点測光領域の周辺の周辺測光領域の重み値が低い重み付けテーブルを用いて、前記撮像手段による被写体の撮像の際の露出条件を調整する露出調整手段と、複数の観点について各観点毎に前記撮像手段による被写体の撮影状況を逐次特定する撮影状況特定手段と、前記撮影状況特定手段により逐次特定される前記撮影状況に基づいて、前記重み付けテーブルの重み付けに係る重み付けパラメータであって、前記重点測光領域または前記周辺測光領域の大きさに係る重み付けパラメータを含む複数種類の重み付けパラメータのうち、二種類以上を逐次変更するテーブル設定手段と、前記撮影状況特定手段により各観点毎に特定可能な複数の撮影状況の各々に対して、前記テーブル設定手段により変更可能な前記複数種類の重み付けパラメータの各々に対する変更量を関連付けて予め記憶するパラメータ関連付け手段と、として機能させるプログラムであって、前記テーブル設定手段は、前記撮影状況特定手段により前記観点毎の撮影状況が特定された後に、この特定された観点毎の撮影状況に関連付けて前記パラメータ関連付け手段に記憶されている前記複数種類の重み付けパラメータの変更量を取得し、この取得した複数種類の重み付けパラメータの変更量を複数の観点について複合して前記重み付けテーブルの重み値を生成することを特徴とする。
本発明の撮影方法は、被写体を撮像して画像フレームを生成する撮像処理と、画像フレームのうち、重点測光領域の重み値に対して当該重点測光領域の周辺の周辺測光領域の重み値が低い重み付けテーブルを用いて、撮像手段による被写体の撮像の際の露出条件を調整する露出調整処理と、複数の観点について各観点毎に前記撮像手段による被写体の撮影状況を逐次特定する撮影状況特定処理と、前記撮影状況特定処理により逐次特定される前記撮影状況に基づいて、前記重み付けテーブルの重み付けに係る重み付けパラメータであって、前記重点測光領域または前記周辺測光領域の大きさに係る重み付けパラメータを含む複数種類の重み付けパラメータのうち、二種類以上を逐次変更するテーブル設定処理と、を含み、前記テーブル設定処理は、前記撮影状況特定処理により前記観点毎の撮影状況が特定された後に、各観点毎に特定可能な複数の撮影状況の各々に対して、前記テーブル設定処理により変更可能な前記複数種類の重み付けパラメータの各々に対する変更量を関連付けて予め記憶したパラメータ関連付け手段から、前記撮影状況特定処理により特定された前記観点毎の撮影状況に関連付けて記憶されている前記複数種類の重み付けパラメータの変更量を取得し、この取得した複数種類の重み付けパラメータの変更量を複数の観点について複合して前記重み付けテーブルの重み値を生成することを特徴とする。
本発明によれば、撮影状況に応じて重点測光方式における重み付けテーブルの重み値をより適正に効率良く設定することができる。
以下に、本発明について、図面を用いて具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
[実施形態1]
図1は、本発明を適用した実施形態1の撮像装置100の概略構成を示すブロック図である。
実施形態1の撮像装置100は、複数の観点毎に撮影状況を特定し、各観点と関連付けられている生成用テーブルT2を組み合わせることで複数種類の重み付けパラメータのうち、二種類以上を変更して、重点測光方式にて測光に用いられる重み付けテーブルを生成する。
具体的には、図1に示すように、撮像装置100は、撮像部1と、撮像補助部2と、表示部3、操作部4と、記録媒体5と、USB端子6と、制御部7等を備えて構成されている。
撮像部1は、撮像手段として、被写体を連続して撮像して複数の画像フレームを生成する。具体的には、撮像部1は、撮像レンズ11と、電子撮像部12と、映像信号処理部13と、画像メモリ14と、撮影制御部15等を備えている。
撮像レンズ11は、複数のレンズから構成されている。
電子撮像部12は、撮像レンズ11を通過した被写体像を二次元の画像信号に変換するCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-oxide Semiconductor)等から構成されている。
映像信号処理部13は、電子撮像部12から出力される画像信号に対して所定の画像処理を施すものである。
画像メモリ14は、画像処理後の画像信号を一時的に記憶する。
撮影制御部15は、CPU71の制御下にて、電子撮像部12及び映像信号処理部13を制御する。具体的には、撮影制御部15は、電子撮像部12に所定の露出時間で被写体を撮像させ、当該電子撮像部12の撮像領域から画像信号(画像フレーム)を所定のフレームレートで読み出す処理の実行を制御する。
撮像補助部2は、撮像部1による被写体の撮像の際に駆動するものである。具体的には、撮像補助部2は、フォーカス駆動部21と、ズーム駆動部22等を備えている。
フォーカス駆動部21は、撮像レンズ11に接続されたフォーカス機構部(図示略)を駆動させる。
ズーム駆動部22は、撮像レンズ11に接続されたズーム機構部(図示略)を駆動させる。
なお、フォーカス駆動部21、ズーム駆動部22は、撮影制御部15に接続され、撮影制御部15の制御下にて駆動する。
表示部3は、表示手段として、撮像部1により撮像された被写体画像を表示する。また、表示部3は、表示制御部31と、画像表示部32を備えている。
表示制御部31は、CPU71から適宜出力される表示データを一時的に保存するビデオメモリ(図示略)を備えている。
画像表示部32は、表示制御部31からの出力信号に基づいて撮像部1により撮像された画像等を表示画面に表示する。具体的には、画像表示部32は、電子撮像部12による被写体の撮像により生成された複数の画像フレームに基づいてスルー画像表示する。
操作部4は、当該撮像装置100の所定操作を行うためのものであり、操作入力部41と、入力回路42等を備えている。
操作入力部41は、シャッターボタン41a、モード設定ボタン41b、逆光ボタン41c等を備えている。
シャッターボタン41aは、撮像部1による被写体の撮像を指示する。また、シャッターボタン41aは、例えば、半押し操作及び全押し操作の2段階の押圧操作が可能に構成され、各操作段階に応じた所定の操作信号を出力する。
具体的には、シャッターボタン41aは、ユーザにより半押し操作された場合に、自動合焦処理(AF)等の実行指示を出力する。また、シャッターボタン41aは、記録指示手段として、ユーザにより全押し操作された場合に、撮像部1による被写体の静止画像(記録画像)の記録指示を出力する。
モード設定ボタン41bは、例えば、当該撮像装置100のボディ背面に設けられ、撮像装置100の複数の動作モードの中で所定の動作モードの選択設定を指示する。
ここで、動作モードとしては、例えば、所定サイズの静止画像を撮影する静止画撮影モードや、所定のフレームレートで動画像を撮影する動画撮影モード、撮像された画像を再生表示する再生モード等が挙げられる。
そして、ユーザによりモード設定ボタン41bが操作されて所定の動作モード(例えば、静止画撮影モード)が選択されると、当該動作モードの設定指示を入力回路42を介してCPU71に出力する。CPU71は、設定指示が入力されると、各部を制御して当該動作モードに応じた設定を行う。
逆光ボタン41cは、被写体の撮影状況が逆光状態であるか否かを指示する。
入力回路42は、操作入力部41から入力された操作信号をCPU71に入力するためのものである。
記録媒体5は、例えば、カード型の不揮発性メモリ(フラッシュメモリ)やハードディスク等により構成され、撮像部1により撮像された被写体画像の画像データを複数記憶する。
USB端子6は、外部機器との接続用の端子であり、USBケーブル(図示略)等を介してデータの送受信を行う。
制御部7は、撮像装置100の各部を制御するものであり、例えば、CPU71と、プログラムメモリと、データメモリ73等を備えている。
CPU71は、プログラムメモリ72に記憶された撮像装置100用の各種処理プログラムに従って各種の制御動作を行うものである。
データメモリ73は、例えば、フラッシュメモリ等により構成され、CPU71によって処理されるデータ等を一時記憶する。
プログラムメモリ72は、CPU71の動作に必要な各種プログラムやデータを記憶するものである。具体的には、プログラムメモリ72は、焦点距離取得プログラム72a、逆光状態判定プログラム72b、顔検出プログラム72c、テーブル設定プログラム72d、露出調整プログラム72e、露出条件補正プログラム72f等を記憶している。
焦点距離取得プログラム72aは、CPU71を焦点距離取得手段として機能させるものである。即ち、焦点距離取得プログラム72aは、撮像部1による被写体の撮像の際の焦点距離を取得する焦点距離取得処理に係る機能をCPU71に実現させるためのプログラムである。
具体的には、CPU71が焦点距離取得プログラム72aを実行することで、撮像部1による被写体の撮像の際に、フォーカス駆動部21やズーム駆動部22により光軸方向に移動した撮像レンズの焦点距離を取得する。
逆光状態判定プログラム72bは、CPU71を逆光状態判定手段として機能させるものである。即ち、逆光状態判定プログラム72bは、撮像部1による被写体の撮像が逆光状態で行われているか否かを判定する逆光状態判定処理に係る機能をCPU71に実現させるためのプログラムである。
具体的には、CPU71が逆光状態判定プログラム72bを実行することで、ユーザによる逆光ボタン41cの操作の有無に基づいて、逆光状態であるか否かを判定する。
なお、CPU71は、撮像部1により生成された複数の画像フレームの画素値のヒストグラムを算出して、そのヒストグラムの画素値の分布に基づいて、逆光状態であるか否かを判定しても良い。
顔検出プログラム72cは、CPU71を顔検出手段として機能させるものである。即ち、顔検出プログラム72cは、撮像部1により生成された複数の画像フレームの各々から人物の顔を逐次検出する顔検出処理の実行に係る機能をCPU71に実現させるためのプログラムである。
具体的には、CPU71による顔検出プログラム72cの実行に基づいて、複数の画像フレームのうち、一の画像フレームについて顔画像探索範囲を画像全体として顔画像探索枠を所定方向に走査して、顔パーツ(特徴部分)を特定して各顔パーツの位置関係から顔であるか否かを判定し、所定の判定値(閾値)よりも大きく顔であると判定されると当該探索枠領域を顔とみなす。また、所定の画像フレームにて顔が検出されると、次の画像フレームにて、検出された顔の近傍の所定領域を顔画像探索範囲として顔検出する。
そして、顔が検出されると、画像表示部32は、当該顔に重畳させて顔検出枠(図示略)を表示する。
このように、上記の焦点距離取得プログラム72a、逆光状態判定プログラム72b及び顔検出プログラム72cは、CPU71を撮像部1による被写体の撮影状況を特定する撮影状況特定手段として機能させるものである。
即ち、CPU71が焦点距離取得プログラム72a、逆光状態判定プログラム72b及び顔検出プログラム72cの各々を実行することで、焦点距離、逆光状態、顔検出状態等の複数の観点について各観点毎に撮影状況を特定する撮影状況特定処理を行う。
テーブル設定プログラム72dは、CPU71をテーブル設定手段として機能させるものである。即ち、テーブル設定プログラム72dは、撮影状況特定処理にて特定された被写体の撮影状況に基づいて、重み付けテーブルにおける重点測光領域Mの複数種類の重み付けパラメータのうち、二種類以上を変更して重み付けテーブルを設定するテーブル設定処理に係る機能をCPU71に実現させるためのプログラムである。
具体的には、CPU71がテーブル設定プログラム72dを実行することで、焦点距離取得処理、逆光状態判定処理、顔検出処理(撮影状況特定処理)にて特定された焦点距離、逆光状態、顔検出状態等の撮影状況に基づいて、重点測光領域Mの位置、数、大きさ、局所性、重み量等の複数種類の重み付けパラメータのうち、少なくとも一が異なる複数の複数の生成用テーブルT2(図3〜図5参照)を乗算により組み合わせて重み付けテーブルを生成する。即ち、CPU71は、撮影状況特定処理にて特定された撮影状況に係る焦点距離、逆光状態、顔検出状態に基づいて、これら焦点距離、逆光状態、顔検出状態の各々と関連付けて記憶されている各生成用テーブルT2を組み合わせるか否かを判定する。
ここで、図6〜図10を参照して重点測光領域Mの位置、数、大きさ、局所性、重み量等の複数種類の重み付けパラメータについて説明する。
重点測光領域Mの位置としては、図6(a)〜図6(d)に示すように、画像フレームの中央(図6(a)参照)、下部(図6(b)参照)、AF位置(図6(c)参照)、顔検出位置(図6(d)参照)等が挙げられる。
重点測光領域Mの数としては、図7(a)〜図7(d)に示すように、画像フレーム内に一つ(図7(a)参照)、二つ(図7(b)参照)、三つ(図7(c)参照)、四つ(図7(d)参照)等が挙げられる。
重点測光領域Mの大きさとしては、図8(a)及び図8(b)に示すように、画像フレーム全体に対する大きさが小さいもの(図8(a)参照)と、大きいもの(図8(b)参照)等が挙げられる。
重点測光領域Mの局所性としては、図9(a)及び図9(b)に示すように、画像フレーム内で一部分のみが他の部分に対して重み量が大きくなっている(スポット測光に近い)局所性が高いもの(図9(a)参照)と、重点測光領域Mの重み量が周辺に対して次第に大きくなっているもの(図9(b)参照)等が挙げられる。
重点測光領域Mの重み量としては、図10(a)及び図10(b)に示すように、画像フレーム内で重点測光領域Mの他の部分に対する重み量が大きくなっているもの(図10(a)参照)と、それほど大きくなっていない(小さい)もの(図10(b)参照)等が挙げられる。
そして、例えば、CPU71が、焦点距離取得処理にて取得された焦点距離に基づいて、使用テーブル判定用テーブルT1(図2参照)を参照して、焦点距離に応じて使用テーブル(焦点距離別生成用テーブルT21)を決定する。具体的には、例えば、焦点距離取得処理にて取得された焦点距離(mm)が35〜137の場合には、使用テーブルとして重点測光領域Mの位置が中央で、数が一つ、大きさが小さく、局所性が低く、重み量が大きいワイドテーブルT21a(図3(a)参照)を選択する。また、焦点距離(mm)が138〜252の場合には、使用テーブルとして重点測光領域Mの位置が中央で、数が一つ、大きさが小さく、局所性が低く、重み量がワイドテーブルT21aよりもわずかに小さいミドルテーブルT21b(図3(b)参照)を決定し、焦点距離(mm)が253〜420の場合には、使用テーブルとして重点測光領域Mの位置が中央で、数が一つ、大きさが大きく、局所性が低く、重み量が中程度のテレテーブルT21c(図3(c)参照)を決定する。
なお、使用テーブル判定用テーブルT1における焦点距離(mm)の数値は、一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更することができる。
また、逆光状態判定処理にて逆光状態であると判定されると、CPU71は、重み付けテーブルの生成のために組み合わせる生成用テーブルT2として重点測光領域Mの位置がAF位置で、数が一つ、大きさが小さく、局所性が高く、重み量が小程度の逆光状態生成用テーブルT22(図4参照)を取得する。
また、顔検出処理にて顔検出状態であると判定されると、CPU71が、重み付けテーブルの生成のために組み合わせる生成用テーブルT2として重点測光領域Mの位置が顔検出位置で、数が一つ、大きさが小さく、局所性が高く、重み量が中程度の顔検出状態生成用テーブルT23(図5参照)を取得する。
そして、上記のテーブル設定処理にて、画像フレームのうち、重点測光領域Mの重み値に対して当該重点測光領域Mの周辺の周辺測光領域の重み値が低くされた重み付けテーブルを生成する。
露出調整プログラム72eは、CPU71を露出調整手段として機能させるものである。即ち、露出調整プログラム72eは、テーブル設定処理にて設定された重み付けテーブルを用いて、撮像部1による被写体の撮像の際の露出条件を調整する自動露出(AE)処理に係る機能をCPU71に実現させるためのプログラムである。
具体的には、CPU71が露出調整プログラム72eを実行することで、重み付けテーブルを用いて撮像部1によるスルー画像の撮像により生成された画像フレームの明るさを判定して、当該画像フレームの明るさに基づいて、例えば、シャッター速度や絞り、または増幅率(ゲイン)等の露出条件を設定する。
露出条件補正プログラム72fは、CPU71を露出条件補正手段として機能させるものである。即ち、露出条件補正プログラム72fは、自動露出処理にて設定された露出条件をEVシフト等により補正する露出条件補正処理に係る機能をCPU71に実現させるためのプログラムである。
具体的には、CPU71が露出条件補正プログラム72fを実行することで、自動露出処理にて設定された露出条件を撮像部1により被写体をさらに明るく撮像するように予め定められた固定のシフト量でEVシフトを行う。
また、プログラムメモリ72には、重み付けテーブルの生成に係る複数の生成用テーブルT2が記憶されている。
生成用テーブルT2としては、焦点距離に応じて規定された焦点距離別生成用テーブルT21(図3(a)〜図3(c)参照)、逆光状態にて用いられる逆光状態生成用テーブルT22(図4参照)、顔検出状態にて用いられる顔検出状態生成用テーブルT23(図5参照)等が挙げられる。
図3(a)〜図3(c)に示すように、焦点距離別生成用テーブルT21は、略中央部の重み値が最も大きい重点測光領域Mが規定されるとともに、周辺になるにつれて重み値が次第に小さくされたワイドテーブルT21a(図3(a)参照)と、略中央部の重み量がワイドテーブルT21aよりもわずかに小さくされた重点測光領域Mが規定されるとともに、周辺の重み量はワイドテーブルT21aのものと略同等とされたミドルテーブルT21b(図3(b)参照)と、ワイドテーブルT21aやミドルテーブルT21bに比べて中央部の重み量が小さくされ、且つ、面積(大きさ)が大きくされた重点測光領域Mが規定されたテレテーブルT21c(図3(c)参照)を具備している。
図4に示すように、逆光状態生成用テーブルT22は、AF位置(例えば、顔検出位置等)のみ重み値が大きくされた重点測光領域Mが規定されている。
図5に示すように、顔検出状態生成用テーブルT23は、顔検出位置のみ重み値が大きく、より具体的には、逆光状態生成用テーブルT22のものに比して大きくされた重点測光領域Mが規定されている。なお、図5にあっては、画像フレームの略中央部に重点測光領域Mが規定されたものを例示したが、重点測光領域Mの位置はこれに限られるものではなく、適宜任意に変更することができる。
次に、撮像装置100による露出調整処理について図11及び図12を参照して説明する。
図11は、露出調整処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。また、図12は、重み付けテーブル設定処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
なお、以下に説明する露出調整処理は、撮像装置100の動作モードが静止画像を撮影する静止画撮影モードに設定されている場合について説明する。
図11に示すように、撮像部1により撮像されたスルー画像が画像表示部32に表示された状態で、ユーザによりシャッターボタン41aが半押し操作されると(ステップS1;YES)、CPU71は、重み付けテーブルを設定する重み付けテーブル設定処理を行う(ステップS2)。
以下に、重み付けテーブル設定処理について図12を参照して詳細に説明する。
図12に示すように、先ず、CPU71は、プログラムメモリ72内の焦点距離取得プログラム72aを実行して、撮像部1による被写体の撮像の際の焦点距離を取得する(ステップS21)。続けて、CPU71は、取得した焦点距離に応じた分岐を行う(ステップS22)。
ここで、焦点距離(mm)が35〜137の場合には、焦点距離別生成用テーブルT21としてワイドテーブルT21aを選択し(ステップS23)、焦点距離(mm)が138〜252の場合には、焦点距離別生成用テーブルT21としてミドルテーブルT21bを選択し(ステップS24)、焦点距離(mm)が253〜420の場合には、焦点距離別生成用テーブルT21としてテレテーブルT21cを選択する(ステップS25)。
その後、CPU71は、プログラムメモリ72内のテーブル設定プログラム72dを実行して、重み付けテーブルの生成のために組み合わせる生成用テーブルT2として、焦点距離に応じて選択された焦点距離別生成用テーブルT21を設定する(ステップS26)。
次に、CPU71は、プログラムメモリ72内の逆光状態判定プログラム72bを実行して、ユーザによる逆光ボタン41cの操作の有無に基づいて、逆光状態であるか否かを判定する(ステップS27)。
ここで、逆光状態であると判定されると(ステップS27;YES)、CPU71は、プログラムメモリ72内のテーブル設定プログラム72dを実行して、焦点距離別生成用テーブルT21に逆光状態生成用テーブルT22を乗算して重み付けテーブルを生成する(ステップS28)。
その後、CPU71は、プログラムメモリ72内の顔検出プログラム72cを実行して、撮像部1により生成された画像データに基づいて被写体画像内の人物の顔を検出する顔検出処理を実行して、顔が検出されたか否か判定する(ステップS29)。
なお、ステップS27にて、逆光状態ではないと判定された場合にも(ステップS27;NO)、ステップS29に移行する。
ここで、顔が検出された(顔検出状態)と判定されると(ステップS29;YES)、CPU71は、プログラムメモリ72内のテーブル設定プログラム72dを実行して、焦点距離別生成用テーブルT21(若しくは、焦点距離別生成用テーブルT21に逆光状態生成用テーブルT22が乗算されたテーブル)に顔検出状態生成用テーブルT23を乗算して重み付けテーブルを生成する(ステップS30)。
これにより、重み付けテーブル設定処理を終了する。
なお、ステップS29にて、顔が検出されていないと判定された場合にも(ステップS29;NO)、重み付けテーブル設定処理を終了する。
次に、図11に示すように、CPU71は、プログラムメモリ72内の露出調整プログラム72eを実行して、テーブル設定処理にて設定された重み付けテーブルを用いて撮像部1によるスルー画像の撮像により生成された画像フレームの明るさを判定して(ステップS3)、当該画像フレームの明るさに基づいて、例えば、シャッター速度や絞り、または増幅率(ゲイン)等の露出条件を設定する(ステップS4)。
続けて、ユーザによる操作部4の所定操作に基づいて露出条件の補正の実行が指示されているか否かを判定する(ステップS5)。ここで、露出条件の補正の実行が指示されていると判定されると(ステップS5;YES)、CPU71は、プログラムメモリ72内の露出条件補正プログラム72fを実行して、自動露出処理にて設定された露出条件の補正に係るEVシフト量(露出補正量)を決定して(ステップS6)、当該EVシフトにより露出条件を補正する(ステップS7)。
その後、CPU71は、ユーザによりシャッターボタン41aが全押し操作されたか否かを判定する(ステップS8)
なお、ステップS5にて、露出条件の補正の実行が指示されていないと判定された場合にも(ステップS5;NO)、ステップS8に移行する。
ここで、シャッターボタン41aが全押し操作されたと判定されると(ステップS8;YES)、CPU71は、露出調整処理にて設定された露出条件で被写体の本撮像を行う(ステップS9)。
これにより、露出調整処理を終了する。
以上のように、実施形態1の撮像装置100によれば、撮影状況特定処理にて特定された撮影状況に基づいて、自動露出処理に係る重み付けテーブルにおける重点測光領域Mの位置、数、大きさ、局所性、重み量等の複数種類の重み付けパラメータのうち、二種類以上を変更する。即ち、焦点距離、逆光状態、顔検出の有無の複数の観点について各観点毎に撮影状況を特定し、各観点毎の撮影状況に基づいて、各観点と関連付けられている焦点距離別生成用テーブルT21、逆光状態生成用テーブルT22、顔検出状態生成用テーブルT23等の複数の生成用テーブルT2を乗算により組み合わせて重み付けテーブルを生成することができる。
従って、撮影状況に応じて重点測光方式における重み付けテーブルの重み値をより適正に効率良く設定することができる。
また、焦点距離取得処理にて取得された被写体の撮像の際の焦点距離に基づいて、焦点距離別生成用テーブルのワイドテーブルT21a、ミドルテーブルT21b、テレテーブルT21cを用いて重点測光領域Mの重み付けパラメータを変更するので、重み付けテーブルの重み値をより適正に設定することができる。
また、手振れによる撮影フレーム内の被写体の位置変化が大きい望遠撮影の場合には、重点測光領域を大きくしたり、重み量を小さくすることで手振れの影響が少ない測光を行うことができ、手振れによる撮影フレーム内の被写体の位置変化が小さい広角撮影の場合には、重点測光領域を小さくしたり、重み量を大きくすることでより正確な測光を行うことができ、その中間の焦点距離の場合であっても、手振れによる影響と精度とのバランスのとれた測光を行うことができる。
また、逆光状態が検出された場合に、完全にスポット測光に切り換えるのではなく、重点測光領域の大きさが小さい(または、局所性が高い)重み付けテーブルを、逆光以外の他の観点で判断される撮影状況に対応する重み付けテーブルと演算して新たな重み付けテーブルを生成するので、逆光状態であるか否かを含む様々な撮影状況においてバランスのとれた測光を行うことができる。
また、顔が検出された場合に、完全にスポット測光に切り換えるのではなく、重点測光領域の大きさが小さい(または、局所性が高い)重み付けテーブルを、顔検出以外の他の観点で判断される撮影状況に対応する重み付けテーブルと演算して新たな重み付けテーブルを生成するので、人の顔以外にも重要な被写体を含む可能性のある撮影状況においてバランスのとれた測光を行うことができる。
なお、上記実施形態1における露出調整処理にあっては、動作モードが静止画撮影モードに設定されている場合について説明したが、動作モードが動画像を撮影する動画撮影モードに設定されている場合であっても良い。
即ち、動画撮影モードにあっては、重み付けテーブル設定処理にて、動画撮影モードにおいてのみ用いられ、重み付けテーブルの生成のために組み合わされる動画撮影生成用テーブル(図示略)を乗算等により組み合わせるようにしても良い。或いは、焦点距離別生成用テーブルT21、逆光状態生成用テーブルT22、顔検出状態生成用テーブルT23の各々を静止画撮影モードと動画撮影モードとで別々に用意しておき、動作モードに応じて組み合わせる生成用テーブルT2を変更するようにしても良い。
また、上記実施形態1にあっては、被写体の撮像の際の手ぶれ量に応じて重点測光領域の重み付けパラメータを変更するようにしても良い。
即ち、変形例1の撮像装置200にあっては、図13に示すように、手ぶれ量検出部8が搭載されている。
なお、変形例1の撮像装置200は、手ぶれ量検出部8を備える以外の点では、実施形態1の撮像装置100と略同様の構成をなし、その詳細な説明は省略するものとする。
手ぶれ量検出部8は、例えば、角速度センサ等により構成され、手ぶれ量検出手段として、撮像部1による被写体の撮像の際の手ぶれ量を検出する。そして、手ぶれ量検出部8は、検出した手ぶれ量に係る手ぶれ量データをCPU71に出力する。
なお、手ぶれ量検出手段として、角速度センサを例示したが、これに限られるものではなく、被写体の撮像の際の手ぶれ量を検出できる構成であれば如何なるものであっても良い。
CPU71は、テーブル設定プログラム72dを実行して、手ぶれ量検出部8により検出された手ぶれ量に基づいて、重点測光領域Mの重み付けパラメータを変更する処理を行う。即ち、CPU71は、手ぶれ量検出部8により検出された手ぶれ量に基づいて、手ぶれ量と関連付けて記憶されている所定の手ぶれ生成用テーブルT2(図示略)を取得して、当該手ぶれ生成用テーブルT2を乗算等により組み合わせて重み付けテーブルを設定する。
なお、手ぶれ生成用テーブルT2は、手ぶれ量が大きくなるほど、重点測光領域Mの大きさが大きくなったり、局所性が低くなるようになっている。
従って、変形例1の撮像装置200によれば、手ぶれ量検出部8により検出された手ぶれ量に基づいて、重点測光領域Mの重み付けパラメータを変更するので、被写体の撮像の際の手ぶれ量を考慮して重み付けテーブルを設定することができることとなって、撮影状況に応じて重み付けテーブルの重み値をより適正に設定することができる。
さらに、上記変形例1にあっては、三脚モードにて被写体の撮影を行う場合には、手ぶれの影響を無視することができるので、この場合には、重点測光領域Mの大きさを小さくしたり、局所性を高くするようにしても良い。
また、上記変形例1にあっては、手ぶれ量に応じて選択された重み付けテーブルを、焦点距離に応じて選択された重み付けテーブルを含む他の重み付けテーブルと乗算しているが、手ぶれ量と焦点距離とは関連性が強いため、手ぶれ量と焦点距離の両方で1つの重み付けテーブルを選択するようにしてもよい。
また、上記実施形態1及び変形例1にあっては、重み付けテーブルの設定にて各生成用テーブルT2を乗算により組み合わせるようにしたので、背景部分の重みを1とし、メイン被写体部分の重みを背景部分に対する比率で設定することができ、複数のテーブルを乗算した場合でも背景部分の重みを常に1とすることが可能なので、他の観点に基づくテーブルの追加が容易となる。しかしながら、組み合わせの方法はこれに限られるものではなく、例えば、加算により組み合わせるようにしても良く、このようにすれば、背景部分を含めた全体の重みを制御することができる。また、テーブル毎に乗算するか加算するかを決定するようにしてもよく、このようにすれば、撮影状況に応じた重み付けの制御に加えて、撮影状況に応じた補出補正量の制御が可能になる。
このとき、重み付けテーブルの設定に係る生成用テーブルT2の組み合わせの方法を乗算か加算の何れか一方に設定するための所定の設定キー等を備えるようにしても良い。
[実施形態2]
以下に、実施形態2の撮像装置300について図14〜図16を参照して説明する。
ここで、図14は、本発明を適用した実施形態2の撮像装置300の概略構成を示すブロック図である。
実施形態2の撮像装置300は、焦点距離、逆光状態、顔検出状態等の複数の観点について各観点毎に撮影状況を特定して、関連付けテーブルT3にて当該観点毎の撮影状況と関連付けられている重点測光領域Mの変更量をこれら複数の観点について複合して重み付けテーブルを設定する。
なお、実施形態2の撮像装置300にあっては、以下に説明する重み付けテーブル設定処理に係る以外の点では実施形態1と同様であるので、その説明は省略する。
図14に示すように、プログラムメモリ72には、焦点距離取得プログラム72a、逆光状態判定プログラム72b、顔検出プログラム72c、テーブル設定プログラム72d、露出調整プログラム72e、露出条件補正プログラム72fに加えて、関連付けテーブルT3が記憶されている。
関連付けテーブルT3は、図15に示すように、撮影状況に係る複数の観点と、重点測光領域Mの位置、数、大きさ、局所性、重み量等の重み付けパラメータの変更量と、組み合わせの条件(方法)とを関連付けて規定する。
即ち、撮影状況として焦点距離を例示すると、焦点距離がワイドに設定されている撮影状況では、重点測光領域Mの位置は中央、数は一つ、大きさは小さく、局所性は低く、重み量は大きく、組合せの条件は乗算が関連付けられている。同様に、焦点距離がミドルに設定されている撮影状況では、重点測光領域Mの位置は中央、数は一つ、大きさは小さく、局所性は低く、重み量は大きく、組合せの条件は乗算が関連付けられ、焦点距離がテレに設定されている撮影状況では、重点測光領域Mの位置は中央、数は一つ、大きさは大きく、局所性は低く、重み量は中程度、組合せの条件は乗算が関連付けられている。
また、撮影状況として逆光状態を例示すると、逆光時では、重点測光領域Mの位置はAF位置、数は一つ、大きさは小さく、局所性は高く、重み量は小さく、組合せの条件は乗算が関連付けられ、非逆光時では、重み付けテーブルの変更量はなしが関連付けられている。
また、撮影状況として顔検出状態を例示すると、顔検出時では、重点測光領域Mの位置は顔検出位置、数は一つ、大きさは小さく、局所性は高く、重み量は中程度、組合せの条件は乗算が関連付けられ、顔非検出時では、重み付けテーブルの変更量はなしが関連付けられている。
なお、ここでは、重点測光領域Mの大きさなどのパラメータを、大きい小さいなどの表現で示しているが、実際には具体的な数値情報が設定されるものである。
そして、CPU71がプログラムメモリ72内のテーブル設定プログラム72dを実行することで、撮影状況特定処理にて特定された焦点距離、逆光状態、顔検出状態等の観点毎の撮影状況と関連付けテーブルT3により関連付けられている位置、数、大きさ、局所性、重み量等の複数種類の重み付けパラメータの変更量を複数の観点について複合して重み付けテーブルの重み値を生成する。
次に、露出調整処理における重み付けテーブル設定処理について図16を参照して説明する。
以下に説明する重み付けテーブル設定処理は、実施形態1における重み付けテーブル設定処理に代えて行われる処理であり、露出調整処理の他の処理は実施形態1と略同様であり、その説明は省略するものとする。
図16に示すように、先ず、CPU71は、測光用の重み付けテーブルを初期化した後(ステップS31)、撮影状況の特定に係る複数の観点のうち、何れか一(例えば、焦点距離等)を選択する(ステップS32)。
続けて、CPU71は、選択された観点について撮影状況を特定(例えば、焦点距離取得処理にて焦点距離を取得)した後(ステップS33)、特定した撮影状況と関連付けて関連付けテーブルT3に記憶されている重点測光領域Mの位置、数、大きさ、局所性、重み量等の複数種類の重み付けパラメータの変更量を取得する(ステップS34)。
そして、CPU71は、取得した重み付けパラメータの変更量に基づいて演算用の重み付けテーブルを生成する(ステップS35)。
次に、CPU71は、関連付けテーブルT3に撮影状況と関連付けて記憶されている組み合わせ条件を取得して、組み合わせ条件を決定する(ステップS36)。その後、CPU71は、決定された組み合わせ条件で測光用の重み付けテーブルと演算用の重み付けテーブルを演算する(ステップS37)。
その後、CPU71は、撮影状況の特定に係る複数の観点のうち、他の観点(例えば、逆光状態等)を考慮するか否かを判定する(ステップS38)。
ここで、他の観点を考慮すると判定されると(ステップS38;YES)、ステップS32に移行して、複数の観点のうち、未だ選択されていない観点(例えば、逆光状態等)を選択して、それ以降の処理を行う。
上記の処理をステップS38にて他の観点を考慮しないと判定されるまで(ステップS38;NO)、繰り返し、これにより、重み付けテーブル設定処理を終了する。
以上のように、実施形態2の撮像装置300によれば、撮影状況特定処理にて特定された観点毎の撮影状況と関連付けられている重点測光領域Mの複数種類の重み付けパラメータの変更量を複数の観点について複合して重み付けテーブルの重み値を生成する。即ち、焦点距離、逆光状態、顔検出の有無の観点から撮影状況を特定して、各撮影状況毎に観点と関連付けられている重点測光領域Mの位置、数、大きさ、局所性、重み量等の複数種類の重み付けパラメータの変更量を取得して、これらを複数の観点について複合して重み付けテーブルの重み値を生成することができる。これにより、メモリには重み付けパラメータの変更量を記憶すれば良くなるため、複数の生成用テーブルT2を記憶する実施形態1に比べて記憶容量の少ないメモリを使用することができることとなって、撮像装置200の低コスト化を図ることができる。
従って、撮影状況に応じて重点測光方式における重み付けテーブルの重み値をより適正に効率良く設定することができる。
なお、上記実施形態1及び2にあっては、撮影状況を複数の観点から特定するようにしたが、これに限られるものではなく、複数の観点のうち、何れか一の観点に係る撮影状況を特定するようにしても良い。さらに、撮影状況の特定に係る複数の観点として、焦点距離、逆光状態、顔検出状態を例示したが、これに限られるものではなく、撮影状況を特定することができる観点であれば如何なるものであっても良い。
また、重み付けテーブルの設定に係る重み付けパラメータとして、重点測光領域Mの位置、数、大きさ、局所性、重み値等を例示したが、これに限られるものではなく、重点測光領域Mの重み値を規定するためのパラメータであれば如何なるものであっても良い。
[実施形態3]
以下に、実施形態3の撮像装置400について図17及び図18を参照して説明する。
ここで、図17は、本発明を適用した実施形態3の撮像装置400の概略構成を示すブロック図である。
実施形態3の撮像装置400は、撮影状況が逆光状態である場合に、重み付けテーブルの重み付けパラメータの変更度合いと、露出補正処理におけるEVシフト量の変更度合いを関連付けて変更する逆光露出調整処理を行う。
なお、実施形態3の撮像装置400にあっては、逆光露出調整処理を行う以外の点では実施形態1と同様であるので、その説明は省略する。
図17に示すように、プログラムメモリ72には、焦点距離取得プログラム72a、逆光状態判定プログラム72b、顔検出プログラム72c、テーブル設定プログラム72d、露出調整プログラム72e、露出条件補正プログラム72fに加えて、関連制御プログラム72gが記憶されている。
関連制御プログラム72gは、CPU71を関連制御手段として機能させるものである。即ち、関連制御プログラム72gは、撮影状況特定処理にて特定された被写体の撮影状況に基づいて、テーブル設定処理における重み付けテーブルの重み付けパラメータの変更度合いと、露出補正処理における露出条件の補正度合いを関連付けて制御する処理に係る機能をCPU71に実現させるためのプログラムである。
具体的には、CPU71が関連制御プログラム72gを実行することで、逆光状態判定処理にて撮影状況が逆光であると特定された場合に、テーブル設定処理における逆光に対応する重み付けテーブルを用いた重み付けパラメータの変更と、露出補正処理における逆光に対応した露出条件のEVシフトによる補正との割合を制御する。
なお、プログラムメモリ72には、図示は省略するが、撮影状況が逆光である場合の重み付けテーブルと、非逆光である場合の重み付けテーブルが記憶されている。
ここで、逆光に対応した重み付けテーブルは、例えば、重点測光領域MがAF位置とされ、数は一つで、大きさも小さく、局所性も高く、重み量が小さくなっている。
また、逆光に対応した露出条件のEVシフト量は、予め固定値として定められてデータメモリ73等に記憶されているものとする。
次に、図18を参照して逆光露出調整処理について詳細に説明する。
図18は、逆光露出調整処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
図18に示すように、先ず、CPU71は、プログラムメモリ72内の逆光状態判定プログラム72bを実行して、ユーザによる逆光ボタン41cの操作の有無に基づいて、逆光状態であるか否かを判定する(ステップS41)。
ここで、逆光状態であると判定されると(ステップS41;YES)、CPU71は、プログラムメモリ72内のテーブル設定プログラム72dを実行して、逆光に対応した重み付けテーブルを取得する(ステップS42)。
続けて、CPU71は、データメモリ73内の逆光に対応した露出補正処理における固定値としてのEVシフト量を取得する(ステップS43)。
次に、CPU71は、プログラムメモリ72内の関連制御プログラム72gを実行して、ユーザによる操作部4の所定操作に基づいて設定された割合に応じて、テーブル設定処理における逆光に対応する重み付けテーブルを用いた重み付けパラメータの変更と、露出補正処理における逆光に対応した露出条件のEVシフト量(補正量)との割合を決定する(ステップS44)。
次に、CPU71は、テーブル設定処理にて取得した逆光に対応する重み付けテーブルの重み値に対して、決定した割合に応じた値を乗算して重み付けテーブルを算出する(ステップS45)。続けて、CPU71は、プログラムメモリ72内の露出調整プログラム72eを実行して、テーブル設定処理にて算出された重み付けテーブルを用いて撮像部1によるスルー画像の撮像により生成された画像フレームの明るさを判定して(ステップS46)、当該画像フレームの明るさに基づいて、例えば、シャッター速度や絞り、または増幅率(ゲイン)等の露出条件を設定する(ステップS47)。
次に、CPU71は、逆光に対応した露出条件のEVシフト量(固定値)に対して、決定した割合に応じた値を乗算してEVシフト量を算出する(ステップS48)。続けて、CPU71は、プログラムメモリ72内の露出条件補正プログラム72fを実行して、算出されたEVシフトにより露出条件を補正する露出条件補正処理を行う(ステップS49)。
一方、ステップS41にて、逆光状態ではないと判定されると(ステップS41;NO)、CPU71は、実施形態1における露出調整処理を行う(ステップS50)。
以上のように、実施形態3の撮像装置400によれば、撮影状況特定処理にて特定された撮影状況に基づいて、テーブル設定処理における重み付けテーブルの重み付けパラメータの変更度合いと、露出補正処理における露出条件の補正度合いを関連付けて制御する。即ち、撮影状況が逆光であると特定された場合に、当該逆光である撮影状況に対応する重み付けテーブルの重み付けパラメータの変更と、当該逆光である撮影状況に対応するEVシフトによる露出条件の補正との割合を制御する。
従って、逆光状態にてEVシフトを固定値として露出条件を補正する場合に比べて、EVシフトによる補正度合いと重み付けテーブルの重み付けパラメータの変更度合いを撮影状況に応じて関連付けて制御することで、撮影状況に応じて自動露出処理をより適正に行うことができる。また、撮影状況の自動判断が難しい状況であっても、ユーザの指示操作に応じて逆光状態を判断して露出補正を行うことができ、自動露出調整と手動露出補正とのバランスのとれた露出調整を行うことができる。
なお、上記実施形態3にあっては、逆光露出調整処理のステップS44における、テーブル設定処理における逆光に対応する重み付けテーブルを用いた重み付けパラメータの変更と、露出補正処理における逆光に対応した露出条件のEVシフトによる補正との割合をユーザによる操作部4の所定操作に基づいて予め設定された値に従って決定するようにしたが、これに限られるものではなく、当該割合を自動的に決定するようにしても良い。例えば、撮像部1により生成された複数の画像フレームの画素値のヒストグラムを算出し、そのヒストグラムの画素値の分布に基づいて、重み付けテーブルを用いた重み付けパラメータの変更とEVシフトによる補正との割合を決定するようにしても良い。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
また、撮像装置100、200、300、400の構成は、上記実施形態に例示したものは一例であり、これに限られるものではない。
加えて、上記実施形態にあっては、露出調整手段、撮影状況特定手段、テーブル設定手段、焦点距離取得手段、逆光状態判定手段、顔検出手段、露出条件補正手段、関連制御手段としての機能を、CPU71によって所定のプログラム等が実行されることにより実現される構成としたが、これに限られるものではなく、例えば、各種機能を実現するためのロジック回路等から構成しても良い。
本発明を適用した実施形態1の撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 図1の撮像装置による重み付けテーブル設定処理に係る使用テーブル判定用テーブルの一例を模式的に示す図である。 図2の重み付けテーブル設定処理に係る焦点距離別生成用テーブルの一例を模式的に示す図である。 図2の重み付けテーブル設定処理に係る逆光状態生成用テーブルの一例を模式的に示す図である。 図2の重み付けテーブル設定処理に係る顔検出状態生成用テーブルの一例を模式的に示す図である。 図2の重み付けテーブル設定処理に係る重点測光領域の重み付けパラメータの一例を模式的に示す図である。 図2の重み付けテーブル設定処理に係る重点測光領域の重み付けパラメータの一例を模式的に示す図である。 図2の重み付けテーブル設定処理に係る重点測光領域の重み付けパラメータの一例を模式的に示す図である。 図2の重み付けテーブル設定処理に係る重点測光領域の重み付けパラメータの一例を模式的に示す図である。 図2の重み付けテーブル設定処理に係る重点測光領域の重み付けパラメータの一例を模式的に示す図である。 図1の撮像装置による露出調整処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 図11の露出調整処理の重み付けテーブル設定処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 変形例1の撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明を適用した実施形態2の撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 図14の撮像装置による重み付けテーブル設定処理に係る関連付けテーブルの一例を模式的に示す図である。 図14の撮像装置による重み付けテーブル設定処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 本発明を適用した実施形態3の撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 図17の撮像装置による逆光露出調整処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
100、200、300、400 撮像装置(コンピュータ)
1 撮像部(撮像手段)
41c 逆光ボタン
71 CPU(露出調整手段、撮影状況特定手段、テーブル設定手段、焦点距離取得手段、逆光状態判定手段、顔検出手段、露出条件補正手段、関連制御手段)
8 手ぶれ量検出部(手ぶれ量検出手段)
72 プログラムメモリ(テーブル記憶手段)
T3 関連付けテーブル(パラメータ関連付け手段)
M 重点測光領域

Claims (9)

  1. 被写体を撮像して画像フレームを生成する撮像手段と、
    画像フレームのうち、重点測光領域の重み値に対して当該重点測光領域の周辺の周辺測光領域の重み値が低い重み付けテーブルを用いて、前記撮像手段による被写体の撮像の際の露出条件を調整する露出調整手段と、
    複数の観点について各観点毎に前記撮像手段による被写体の撮影状況を逐次特定する撮影状況特定手段と、
    前記撮影状況特定手段により逐次特定される前記撮影状況に基づいて、前記重み付けテーブルの重み付けに係る重み付けパラメータであって、前記重点測光領域または前記周辺測光領域の大きさに係る重み付けパラメータを含む複数種類の重み付けパラメータのうち、二種類以上を逐次変更するテーブル設定手段と、
    前記撮影状況特定手段により各観点毎に特定可能な複数の撮影状況の各々に対して、前記テーブル設定手段により変更可能な前記複数種類の重み付けパラメータの各々に対する変更量を関連付けて予め記憶するパラメータ関連付け手段と、
    を備え、
    前記テーブル設定手段は、前記撮影状況特定手段により前記観点毎の撮影状況が特定された後に、この特定された観点毎の撮影状況に関連付けて前記パラメータ関連付け手段に記憶されている前記複数種類の重み付けパラメータの変更量を取得し、この取得した複数種類の重み付けパラメータの変更量を複数の観点について複合して前記重み付けテーブルの重み値を生成することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記テーブル設定手段は、前記取得した複数種類の重み付けパラメータの変更量を複数の観点について乗算または加算して前記重み付けテーブルの重み値を生成することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記撮像手段による被写体の撮像の際の焦点距離を取得する焦点距離取得手段と、
    前記撮像手段による被写体の撮像が逆光状態で行われているか否かを判定する逆光状態判定手段と、
    前記撮像手段により生成された前記画像フレームから前記被写体内の顔を検出する顔検出手段と、を備え、
    前記複数の観点は、前記焦点距離取得手段により取得された焦点距離、前記逆光状態判定手段により判定された逆光状態、前記顔検出手段により検出された顔検出の有無のうち、少なくとも何れか一であることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記パラメータ関連付け手段は、前記撮影状況特定手段により各観点毎に特定可能な複数の撮影状況の各々に対して、前記重点測光領域または前記周辺測光領域の位置、数、大きさ、局所性、重み量のうちの少なくとも2つを含む複数種類の重み付けパラメータの各々に対する変更量を関連付けて予め記憶することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の撮像装置。
  5. 前記撮影状況特定手段により各観点毎に特定可能な複数の撮影状況の各々に対して、前記重み付けテーブルの重み値を生成する際に複数種類の重み付けパラメータの変更量を乗算するか加算するかを示す組み合わせ条件を関連付けて予め記憶する条件記憶手段と、
    前記テーブル設定手段は、前記取得した複数種類の重み付けパラメータの変更量を、前記条件記憶手段に記憶された組み合わせ条件に従い、複数の観点について乗算または加算して前記重み付けテーブルの重み値を生成することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  6. 前記撮像手段による被写体の撮像の際の手ぶれ量を検出する手ぶれ量検出手段を備え、
    前記テーブル設定手段は、前記手ぶれ量検出手段により検出された前記手ぶれ量に基づいて、前記重点測光領域の前記重み付けパラメータを変更することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の撮像装置。
  7. 前記複数種類の重み付けパラメータは、前記重点測光領域または前記周辺測光領域の重み値に係る重み付けパラメータを含むことを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の撮像装置。
  8. 被写体を撮像して画像フレームを生成する撮像手段を備える撮像装置のコンピュータを、
    画像フレームのうち、重点測光領域の重み値に対して当該重点測光領域の周辺の周辺測光領域の重み値が低い重み付けテーブルを用いて、前記撮像手段による被写体の撮像の際の露出条件を調整する露出調整手段と、
    複数の観点について各観点毎に前記撮像手段による被写体の撮影状況を逐次特定する撮影状況特定手段と、
    前記撮影状況特定手段により逐次特定される前記撮影状況に基づいて、前記重み付けテーブルの重み付けに係る重み付けパラメータであって、前記重点測光領域または前記周辺測光領域の大きさに係る重み付けパラメータを含む複数種類の重み付けパラメータのうち、二種類以上を逐次変更するテーブル設定手段と、
    前記撮影状況特定手段により各観点毎に特定可能な複数の撮影状況の各々に対して、前記テーブル設定手段により変更可能な前記複数種類の重み付けパラメータの各々に対する変更量を関連付けて予め記憶するパラメータ関連付け手段と、
    として機能させるプログラムであって、
    前記テーブル設定手段は、前記撮影状況特定手段により前記観点毎の撮影状況が特定された後に、この特定された観点毎の撮影状況に関連付けて前記パラメータ関連付け手段に記憶されている前記複数種類の重み付けパラメータの変更量を取得し、この取得した複数種類の重み付けパラメータの変更量を複数の観点について複合して前記重み付けテーブルの重み値を生成することを特徴とするプログラム。
  9. 被写体を撮像して画像フレームを生成する撮像処理と、
    画像フレームのうち、重点測光領域の重み値に対して当該重点測光領域の周辺の周辺測光領域の重み値が低い重み付けテーブルを用いて、撮像手段による被写体の撮像の際の露出条件を調整する露出調整処理と、
    複数の観点について各観点毎に前記撮像手段による被写体の撮影状況を逐次特定する撮影状況特定処理と、
    前記撮影状況特定処理により逐次特定される前記撮影状況に基づいて、前記重み付けテーブルの重み付けに係る重み付けパラメータであって、前記重点測光領域または前記周辺測光領域の大きさに係る重み付けパラメータを含む複数種類の重み付けパラメータのうち、二種類以上を逐次変更するテーブル設定処理と、
    を含み、
    前記テーブル設定処理は、前記撮影状況特定処理により前記観点毎の撮影状況が特定された後に、各観点毎に特定可能な複数の撮影状況の各々に対して、前記テーブル設定処理により変更可能な前記複数種類の重み付けパラメータの各々に対する変更量を関連付けて予め記憶したパラメータ関連付け手段から、前記撮影状況特定処理により特定された前記観点毎の撮影状況に関連付けて記憶されている前記複数種類の重み付けパラメータの変更量を取得し、この取得した複数種類の重み付けパラメータの変更量を複数の観点について複合して前記重み付けテーブルの重み値を生成することを特徴とする撮影方法。
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