JP3968259B2 - 自動焦点調節装置及びそれを備えた撮像装置 - Google Patents
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【発明の属する技術分野】
この発明は、自動焦点調節装置に係わり、特に、CCDAFを行う自動焦点調節装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタルカメラなどの撮像装置では、結像面に最適な被写体像が結像されるように、例えば、自動的にピントを調整するオートフォーカス(AF)を行っている。一般に、デジタルカメラではCCDAFと言われるオートフォーカス方法が用いられている。これは、無限遠から撮影し近距離までピント状態をずらしながら、CCDから得られる画像データのうちの高周波成分(以下、『評価値』と呼ぶ。)をサンプリングし、評価値のピーク点を合焦位置とする方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年、CCD画素ピッチの細分化に伴って、合焦までの時間が長くなってきた。これは、CCD画素ピッチの細分化に伴って、被写界深度が浅くなり、評価値のサンプリング間隔を細かくしなければならないからである。また、CCD画像ピッチの細分化に伴って、評価値を算出する時間も長くなるからである。
【0004】
そこで、上記問題を解決するために、合焦までの時間の短縮を図った装置が、特開平7−74997号公報や、特開2001−141982号公報に提示されている。特開平7−74997号公報に記載された装置は、2つのCCDからの画像データの差異に基づき、撮影レンズを合焦させるための移動方向を決定し、撮影レンズの現位置から移動方向側のみ撮影レンズを駆動させて合焦位置を検出することによって時間の短縮を図ったものである。
【0005】
また、特開2001−141982号公報に記載された装置は、被写体までの距離を計測する測距手段を設け、測距値に応じた範囲内のみ撮影レンズを駆動させて合焦位置を検出することによって時間の短縮を図ったものである。
【0006】
しかしながら、上記公報に記載された装置では、CCDを2つ設けたり、測距手段を設けたり、何れの場合も部品を追加する必要があるため、コスト的にも、スペース的にも問題があった。
【0007】
そこで、本発明は、上記のような問題点に着目し、安価に、かつ、スペースが大きくなることなく、合焦までの時間の短縮を図りつつ、撮影者が合焦動作がどの程度まで進んでいるのかを知ることができる自動焦点調節装置及びそれを備えた撮像装置を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の発明は、光軸を有し被写体像を結像する撮像光学系と、前記被写体像を画像データに変換する撮像素子と、光軸方向に沿って駆動され前記撮像光学系の焦点位置を調節する焦点調節部材と、前記焦点調節部材を駆動する駆動部と、サンプリング間隔を設定する演算部と、を有する自動焦点調節装置において、前記駆動部が、前記焦点調節部材を前記焦点位置が無限遠から所定の位置になるまで駆動し、前記焦点調節部材の駆動中に前記演算部が、第一サンプリング間隔毎に前記撮像素子から第一画像データをサンプリングし、前記演算部が、サンプリングされた複数の前記第一画像データに基づいて合焦位置を含んだ合焦位置周辺範囲を検出し、前記合焦位置周辺範囲の検出後の前記焦点調節部材の駆動開始時にその旨を報知し、前記駆動部が、前記焦点調節部材を前記合焦位置周辺範囲内で駆動し、前記焦点調節部材の駆動中に前記演算部が、前記第一サンプリング間隔よりも小さい第二サンプリング間隔毎に前記撮像素子から第二画像データをサンプリングし、前記演算部が、サンプリングされた複数の前記第二画像データに基づいて合焦位置を検出し、前記駆動部が、前記合焦位置に前記焦点調節部材を駆動することを特徴とする自動焦点調節装置に存する。
【0009】
請求項2記載の発明は、前記合焦位置への前記焦点調節部材の駆動後にその旨を報知することを特徴とする請求項1に記載の自動焦点調節装置に存する。
【0010】
請求項3記載の発明は、請求項1〜2に記載の自動焦点調節装置を備えることを特徴とする撮像装置に存する。
【0011】
請求項4記載の発明は、前記撮像装置がデジタルカメラであることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置に存する。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1及び図2は、本発明の自動焦点調節装置を組み込んだデジタルカメラの一実施の形態を示す図である。
同図に示すように、被写体光は、まず撮像光学系11を通してCCD12(=撮像手段)に入射される。撮像光学系11は、光軸方向の進退により被写体像の焦点調節を行うフォーカスレンズ11a(=焦点調節部材)と、光軸方向の進退により被写体像の拡大・縮小を行うズームレンズ11bと、このフォーカスレンズ11a及びズームレンズ11bと共に、CCD12の撮像面に被写体像を結像させる結像レンズ11cとを備えている。
【0022】
また、ズームレンズ11bと結像レンズ11cとの間は、絞りを有するシャッタ13が配置されており、このシャッタ13により、CCD12に入射される光量が制限される。なお、上述したフォーカスレンズ11aの光軸方向の進退は、フォーカスモータ14aを介してマイクロコンピュータ15(以下、「μCOM15」と略記する)により制御される。また、ズームレンズ11b及び結像レンズ11cの光軸方向の進退は、ズームモータ14bを介して、μCOM15により制御される。さらに、シャッタ13の絞りも、μCOM15により制御される。
【0023】
μCOM15には、フォーカスエンコーダ16aから出力されるフォーカスレンズ11aの位置情報、及び、ズームエンコーダ16bから出力されるズームレンズ11b及び結像レンズ11cの位置情報が供給されている。
【0024】
上述したCCD12は、光電変換を行う複数の画素を二次マトリクス状に配列した撮像面を有し、被写体光が入射されることにより、結像面に結像された光学像を電気信号に変換して、アナログの画像データとして出力する。CCD12から出力された画像データは、CDS回路17によりノイズ成分を除去され、AGC回路18により増幅され、A/D変換器19によりディジタル値に変換された後、信号処理回路20に対して出力される。
【0025】
信号処理回路20は、画像データを一時格納するSDRAM21を用いて、YUV変換処理などの各種信号処理を行うと共に、信号処理が施された画像データを液晶ディスプレイ22(以下、「LCD22」と略記する)に表示させる。
【0026】
また、上記信号処理が施された画像データは、画像圧縮伸張回路23を介して、メモリカード24に記録される。上記画像圧縮伸張回路23は、信号処理回路20から出力される画像データを、圧縮してメモリカード24に出力すると共に、メモリカード24から読み出した画像データを伸張して信号処理回路20に出力する回路である。
【0027】
また、A/D変換器19から出力されるディジタルの画像データは、信号処理回路20の他に、画像データの高周波成分を抽出するハイパスフィルタ25(以下、「HPF25」と略する)、HPF25によって抽出された高周波成分を積算する積算回路26を介して、評価値として、μCOM15に出力される。
【0028】
また、上述したCCD12及びA/D変換器19は、タイミングパルスを発生する図示しないパルス発生器を介してμCOM15によって、その動作タイミングが制御されている。さらに、信号処理回路20、画像圧縮伸張回路23、メモリカード24も、上記μCOM15によって、動作タイミングが制御されている。
【0029】
μCOM15は、カメラ全体の制御を行うためのものであり、プログラムに従って各種演算処理を行うCPU15a、CPU15aが行うプログラムなどを格納したメモリであるROM15b及びCPU15aでの各種の処理過程で利用するワークエリア、各種データを格納するデータ格納エリアなどを有する読出書込自在のメモリであるRAM15cなどを内蔵し、これらが図示しないバスラインによって相互接続されている。上述したμCOM15には、レリーズなどを有する操作部27と、各種設定値を記憶するEEPROM28とが接続されている。
【0030】
上述した構成のデジタルカメラの動作を、以下説明する。
デジタルカメラに電源が投入されると、デジタルカメラは、CCD12に入射する被写体像をLCD22に表示するスルー画像処理を行う。スルー画像処理において、上記CCD12により、その撮像面に結像された光学像を光電変換して得た画像データが、例えば、1/30秒毎に、CDS回路17、AGC回路18、A/D変換器19を介して信号処理回路20に送られる。信号処理回路20は、送られてきたRGB画像データを、SDRAM21に格納する。
【0031】
また、SDRAM21に格納されたRGB画像データは、再度、信号処理回路20に読み込まれ、信号処理回路20内に備えられたYUV変換部(図示せず)で、YUV変換されてSDRAM21に書き戻される。YUV変換されたYUV画像データは、信号処理回路20を介してLCD22に送られ表示される。この処理が、例えば1/30秒毎に繰り返される。
【0032】
次に、CPU15aは、撮影者によりズームレンズ11bの位置を決められ、操作部27内のレリーズの半押し操作が行われると、AF動作を、上記スルー画像処理と並列して開始する。AF動作において、CPU15aは、ズームエンコーダ16bから供給されるズームレンズ11bの位置情報に基づき、焦点距離を検出する(ステップS1)。
【0033】
ところで、本発明のデジタルカメラは、ピント状態の調整可能なフォーカスレンズ11aの駆動範囲を、無限位置から第1至近位置までの第1走査範囲と、第1至近位置から、この第1至近位置より近距離側にある第2至近位置までの第2走査範囲とに分けて、合焦位置の検出を行うものである。
【0034】
なお、フォーカスレンズ11aの駆動範囲は、焦点距離に応じて変化するものであり、このため、第1走査範囲及び第2走査範囲も焦点距離に応じて変化する。デジタルカメラ内のROM15bには、各焦点距離に対応する第1及び第2走査範囲のテーブルが予め格納されている。そこで、次に、CPU15aは、検出した焦点距離に基づき、第1走査範囲及び第2走査範囲を検出する(ステップS2)。
【0035】
その後、CPU15aは、絞り調整手段として働き、シャッタ13の絞りを開放に対して2段以上絞ると共に(ステップS3)、明るさ調整手段として働き、AGC回路18のゲインを、例えば、ステップS3で絞った分、大きくする(ステップS4)。次に、CPU15aは、このときのシャッタ13の絞り値F及び結像レンズ11cの錯乱円径δを下記式(1)に代入して、評価値のサンプリング周期Tを演算する(ステップS5)。
T=A・F・δ(Aは定数) …(1)
【0036】
そして、CPU15aは、フォーカスモータ14aに対して所定時間毎に駆動パルスを出力することにより、フォーカスレンズ11aを、無限位置から第1至近位置までの第1走査範囲内で駆動させる。その駆動中、ステップS5で演算したサンプリング周期T経過する毎に、積算回路26から出力される評価値を取り込む(ステップS6)。このステップS6の動作により、フォーカスレンズ11aを第1サンプリング間隔、駆動する毎に評価値をサンプリングすることができる。
【0037】
この評価値を取り込んだ結果は、図4(a)に示すようになり、鋭いピークは得られないものの、フォーカスレンズ11aの合焦位置周辺の範囲を検出できる程度のなだらかなピークが得られる。そして、CPU15aは、そのピーク周辺を、フォーカスレンズ11aの合焦位置を含んだ合焦位置周辺範囲Rとして検出する(ステップS7)。以上のステップS6及びS7の動作により、CPU15aが周辺範囲検出手段として働くことがわかる。
【0038】
次に、CPU15aは、絞り調整手段として働き、シャッタ13の絞りを開放すると共に(ステップS8)、明るさ調整手段として働き、AGC回路18のゲインを、例えば、ステップS8で開放した分、小さくする(ステップS9)。次に、CPU15aは、このときのシャッタ13の絞り値F及び結像レンズ11cの錯乱円径δを上記式(1)に代入して、評価値のサンプリング周期Tを演算する(ステップS10)。
【0039】
そして、CPU15aは、報知手段として働き、合焦位置周辺範囲R内でのフォーカスレンズ11aの駆動を開始する旨を報知する報知音を、一定時間、図示しない発音装置から発生させる(ステップS11)。その後、CPU15aは、フォーカスモータ14aに対して所定時間毎に駆動パルスを出力することにより、フォーカスレンズ11aを、合焦位置周辺範囲R内で駆動させる。
【0040】
その駆動中、ステップS10で演算したサンプリング周期T経過する毎に、積算回路26から出力される評価値を取り込む(ステップS12)。このステップS12の動作により、フォーカスレンズ11aを、第2サンプリング間隔、駆動する毎に、評価値をサンプリングすることができる。
【0041】
その後、CPU15aは、ステップS12で評価値を取り込んだ結果、図4(b)に示すようなピークを得られたか否か判断する(ステップS13)。ピークが得られれば(ステップS13でY)、その位置を、フォーカスレンズ11aの合焦位置とし、その合焦位置までフォーカスレンズ11aを駆動する(ステップS14)。
【0042】
その後、その旨を報知する報知音を図示しない発音装置から発生させて(ステップS15)、AF動作を終了する。以上のステップS12〜ステップS14までの動作から明らかなように、CPU15aは、第1合焦位置検出手段、合焦駆動手段として働く。
【0043】
一方、ピークが得られなければ(ステップS13でN)、CPU15aは、第1走査範囲内でピントが合う位置が検出できないとして、次に、フォーカスモータ14aに対して所定時間毎に駆動パルスを出力することにより、フォーカスレンズ11aを、第1至近位置から第2至近位置までの第2走査範囲内で駆動させる。その駆動中、ステップS10で演算したサンプリング周期T経過する毎に、積算回路26から出力される評価値を取り込む(ステップS16)。
【0044】
その後、CPU15aは、ステップS16で評価値を取り込んだ結果、ピークを得られたか否か判断する(ステップS17)。ピークが得られれば(ステップS17でN)、その位置を、フォーカスレンズ11aの合焦位置として検出し、その合焦位置までフォーカスレンズ11aを駆動して(ステップS18)、ステップS15に進む。以上のステップS16〜S18までの動作から明らかなように、CPU15aは、第2合焦位置検出手段として働く。
【0045】
一方、ピークが得られなければ(ステップS17でN)、ピントが合う状態が検出できなかったとして、予め定めた常焦点位置にフォーカスレンズ11aを駆動して(ステップS19)、ステップS15に進む。
【0046】
なお、上述した式(1)は、絞り値Fや錯乱円径δによって決まってくる被写界深度よりも細かい分解能で評価値が取り込めるような式に設定されている(そうしないと、ある評価値取込位置では後ピンで次の評価値取込位置まで駆動すると前ピンとなり、ピントが合わない状況が生じてしまい、ピークを検出できない)。式(1)によれば、絞り値Fが大きくなるに従って、サンプリング周期Tが粗くなる。従って、合焦位置周辺範囲でのサンプリング周期は、第1走査範囲でのサンプリング周期より細かくなり、これに伴って、第2サンプリング間隔が、第1サンプリング間隔より細かくなる。
【0047】
このため、無限位置から第1至近位置までの第1走査範囲内では、粗くサンプリングして、大ざっぱな合焦位置を検出し、次に、大ざっぱに検出した合焦位置周辺の範囲を、細かくサンプリングして、合焦位置を検出することができる。これにより、無限位置から第1至近位置まで、細かくサンプリングする必要がなく、合焦するまでの時間を短くすることができる。
【0048】
また、上記デジタルカメラによれば、第1走査範囲内での駆動中の絞り値Fを、合焦位置周辺範囲内での駆動中の絞り値Fより、大きくしている。これにより、第1走査範囲内での駆動中の被写界深度を、合焦位置周辺範囲内での駆動中の被写界深度に比べて、深くすることができる。このため、サンプリングが粗くても、深くした被写界深度より細かくすれば、全てのサンプリング地点において、ピントが合わないという状況が発生することがない。
【0049】
また、上記デジタルカメラによれば、合焦位置周辺範囲内での駆動中の絞りを開放としている。このため、最も浅い被写界深度となっている状態で、合焦位置を検出することができ、より一層正確な合焦位置を検出することができる。
【0050】
ところで、画像データをLCD22に表示する場合、上述したように、焦点調整動作の途中で絞り開放して、絞り値を小さくすると、表示画面が暗くなったり、明るくなったりする。このことに着目し、上述したように、無限位置から第1至近位置までの駆動中のゲインを、合焦位置周辺範囲内での駆動中のゲインより、大きくすれば、焦点調整動作中、表示画像が暗くなったり、明るくなったりすることがない。
【0051】
また、上記デジタルカメラは、合焦位置周辺範囲での評価値に基づき、ピークが得られなかったときのみ、第2走査範囲での評価値のサンプリングをおこなっている。このため、第1至近位置に対応する被写体距離より遠距離側に被写体がある場合は、ピント調整可能な全範囲内でフォーカスレンズ11aを駆動させず、全範囲より小さい第1走査範囲のみ駆動させるだけで合焦位置を検出することができ、より一層、合焦までの時間を短くすることができる。
【0052】
また、上記デジタルカメラは、合焦位置周辺範囲での評価値のサンプリングを行う前に、その旨を報知する報知音を発生している。このため、合焦動作が終了する前に、撮影者が、合焦動作がどの程度まで進んでいるかを知ることができる。
【0053】
なお、上述した実施形態では、合焦位置周辺範囲でのサンプリングを開始したとき、一定時間、その旨を報知する報知音を発生していた。しかしながら、開始したときから、合焦位置周辺範囲でのサンプリングを行った結果、検出した合焦位置に駆動するまで、警報音を継続して発生することも考えられる。また、報知方法として、報知音を発生することを例に挙げたが、ランプのようなもので視覚的に報知することも考えられる。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、無限位置から第1至近位置まで、粗くサンプリングして、大ざっぱな合焦位置を検出し、次に、大ざっぱに検出した合焦位置周辺の範囲を、細かくサンプリングして、合焦位置を検出することにより、無限位置から第1至近位置まで、細かくサンプリングする必要がなく、合焦するまでの時間を短くすることができるので、安価に、かつ、スペースが大きくなることなく、合焦までの時間の短縮を図った自動焦点調節装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動焦点調節装置を組み込んだデジタルカメラの一実施の形態を示す図である。
【図2】本発明の自動焦点調節装置を組み込んだデジタルカメラの一実施の形態を示す図である。
【図3】図2のデジタルカメラを構成するCPU15aの処理手順を示すフローチャートである。
【図4】評価値とレンズ位置との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
12 CCD(撮像手段)
11a フォーカスレンズ(焦点調節部材)
15a CPU(周辺範囲検出手段、第1合焦位置検出手段、合焦駆動手段、第2合焦位置検出手段、絞り調整手段、明るさ調整手段、報知手段)
Claims (4)
- 光軸を有し被写体像を結像する撮像光学系と、前記被写体像を画像データに変換する撮像素子と、光軸方向に沿って駆動され前記撮像光学系の焦点位置を調節する焦点調節部材と、前記焦点調節部材を駆動する駆動部と、サンプリング間隔を設定する演算部と、を有する自動焦点調節装置において、
前記駆動部が、前記焦点調節部材を前記焦点位置が無限遠から所定の位置になるまで駆動し、
前記焦点調節部材の駆動中に前記演算部が、第一サンプリング間隔毎に前記撮像素子から第一画像データをサンプリングし、
前記演算部が、サンプリングされた複数の前記第一画像データに基づいて合焦位置を含んだ合焦位置周辺範囲を検出し、
前記合焦位置周辺範囲の検出後の前記焦点調節部材の駆動開始時にその旨を報知し、
前記駆動部が、前記焦点調節部材を前記合焦位置周辺範囲内で駆動し、
前記焦点調節部材の駆動中に前記演算部が、前記第一サンプリング間隔よりも小さい第二サンプリング間隔毎に前記撮像素子から第二画像データをサンプリングし、
前記演算部が、サンプリングされた複数の前記第二画像データに基づいて合焦位置を検出し、
前記駆動部が、前記合焦位置に前記焦点調節部材を駆動する
ことを特徴とする自動焦点調節装置。 - 前記合焦位置への前記焦点調節部材の駆動後にその旨を報知することを特徴とする請求項1に記載の自動焦点調節装置。
- 請求項1〜2に記載の自動焦点調節装置を備えることを特徴とする撮像装置。
- 前記撮像装置がデジタルカメラであることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
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