JP2007043292A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007043292A
JP2007043292A JP2005222827A JP2005222827A JP2007043292A JP 2007043292 A JP2007043292 A JP 2007043292A JP 2005222827 A JP2005222827 A JP 2005222827A JP 2005222827 A JP2005222827 A JP 2005222827A JP 2007043292 A JP2007043292 A JP 2007043292A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
angle
view
distance
photographer
imaging apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005222827A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Aoki
裕 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fujifilm Holdings Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Holdings Corp filed Critical Fujifilm Holdings Corp
Priority to JP2005222827A priority Critical patent/JP2007043292A/ja
Publication of JP2007043292A publication Critical patent/JP2007043292A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 撮影者の意図を即座に反映させることができ、使い勝手を飛躍的に向上させることができる撮像装置を提供する。
【解決手段】 デジタルカメラ2は、デジタルカメラ2本体と撮影者との距離D1を測定する第1測距センサ31、デジタルカメラ2本体と被写体との距離D2を測定する第2測距センサ32、第1、第2測距センサ31、32の各測距結果、およびLCD17の表示画面17aの幅Wから、撮影者が被写体を見た実際の大きさと、LCD17に表示されるスルー画像の表示の大きさとが一致する画角θを算出する画角算出回路33を備える。第1レンズモータ34は、CPU30を介した第1モータドライバ38の制御の下に、画角算出回路33で算出された画角θとなる位置に、撮像光学系10の光軸Lに沿ってズームレンズ10bを移動させる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ズーム機能を備えた撮像装置に関する。
撮像装置として、CCDなどの固体撮像素子で撮像した被写体像をデジタルの画像データに変換し、内蔵メモリやメモリカードなどの記憶媒体に記憶するデジタルカメラやカメラ付き携帯電話が普及している。このような撮像装置の多くは、ズームレンズを利用した光学ズーム機能や、画像データを電子的に変倍処理する電子ズーム機能を備えている。
上記のようなズーム機能を備えた撮像装置として、電子ズームを用いた変倍を簡単且つ的確に行うために、複数の操作部材で異なる操作をすることで、光学ズームと電子ズームとを使い分けるようにしたものが提案されている(特許文献1参照)。
特開2002−94866号公報
しかしながら、特許文献1に記載の装置では、用途に応じて操作する部材を選択する必要があるため、操作が返って面倒であり、撮影者の意図を即座に反映させることができないという問題があった。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、撮影者の意図を即座に反映させることができ、使い勝手を飛躍的に向上させることができる撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、撮像光学系を透過した被写体光を撮像して得られた撮像信号をデジタルの画像データに変換し、この画像データで表される画像を画像表示手段にスルー画像として表示する撮像装置において、撮影者との距離を測定する第1測距手段と、前記第1測距手段の測距結果に応じて、画角を変更する画角変更手段とを備えたことを特徴とする。
前記画角変更手段は、前記撮像光学系に含まれるズームレンズを移動させることで、前記画角を変更することが好ましい。
前記画角変更手段は、前記画像データに電子的な変倍処理を施すことで、前記画角を変更することが好ましい。
被写体との距離を測定する第2測距手段と、前記第1測距手段、および前記第2測距手段の各測距結果に基づいて、前記撮影者が前記被写体を見た実際の大きさと、前記スルー画像の表示の大きさとが一致する画角を算出する画角算出手段とを備え、前記画角変更手段は、前記画角算出手段で算出された画角となるように、前記画角を変更することが好ましい。
前記撮像光学系に含まれるフォーカスレンズを合焦位置に移動させる焦点調整を行う焦点調整手段を備え、前記焦点調整手段は、前記第2測距手段の測距結果が一定値以上変化したときに、その都度前記焦点調整を行うことが好ましい。
前記第1測距手段の測距結果が、前記画角変更手段で画角を変更することが可能な、前記撮影者との距離の範囲の上下限を超えた場合、前記画角変更手段は、前記上下限における画角に止め、画角を変更しないことが好ましい。
前記画角変更手段には、前記第1測距手段の測距結果が、前記画角変更手段で画角を変更することが可能な、前記撮影者との距離の範囲の下限における画角が初期設定されており、前記画角変更手段は、前記画像データに電子的な変倍を施すことで、前記画角を変更することが好ましい。
前記第1測距手段の測距結果が、前記画角変更手段で画角を変更することが可能な、前記撮影者との距離の範囲の上下限を超えた旨を警告する警告手段を備え警告手段を備えることが好ましい。
前記撮影者が離れた場所から遠隔操作を行うための遠隔操作装置を備え、前記遠隔操作装置は、撮像装置本体との距離を測定する第3測距手段を有し、前記画角変更手段は、前記遠隔操作装置から前記第3測距手段の測距結果が送信されたときに、この送信された測距結果に応じて、前記画角を変更することが好ましい。
前記画像表示手段は、その表示画面の中心が前記撮像光学系の光軸と略一致するように設けられていることが好ましい。
本発明の撮像装置によれば、撮影者との距離を測定する第1測距手段と、第1測距手段の測距結果に応じて、画角を変更する画角変更手段とを備えたので、撮影者が撮像装置本体を移動させるだけで、画角を変更することができる。したがって、撮影者の意図を即座に反映させることができ、使い勝手を飛躍的に向上させることができる。
図1および図2において、デジタルカメラ2の前面には、撮像光学系10を保持するレンズ鏡胴11が組み込まれている。また、被写体にストロボ光を照射するストロボ発光窓12、および後述する第2測距センサ32(図3参照)が内部に組み込まれた測距窓13が配されている。
デジタルカメラ2の上面には、レリーズボタン14、およびモードダイヤル15が設けられており、側面には、メモリカード55(図3参照)が着脱自在に装填されるメモリカードスロットを覆う蓋16が設けられている。
デジタルカメラ2の背面には、液晶表示器(LCD)17、操作部18、および後述する第1測距センサ31(図3参照)が内部に組み込まれた測距窓19が設けられている。LCD17は、撮影した画像やいわゆるスルー画像、各種メニュー画面を表示する。操作部18は、デジタルカメラ2の電源をオン・オフするための電源ボタン、LCD17にメニュー画面を表示させる際や、選択内容を決定する際に操作されるメニューボタン、およびメニュー画面内でカーソルを移動させる十字キーなどから構成される。
デジタルカメラ2では、静止画撮影を行う静止画撮影モード、動画撮影を行う動画撮影モード、撮影した画像をLCD17に表示する再生モード、および各種設定を行う設定モードが選択可能となっている。これらのモードの切り替えは、モードダイヤル15を回動操作させることで行われる。動画撮影モードでは、動画の撮影とともに、図示しないマイクロホンを介して周囲の音声が収録される。
レリーズボタン14は、2段階押しのスイッチとなっている。LCD17による被写体のフレーミングの後に、レリーズボタン14を軽く押圧(半押し)すると、自動露出調整(AE)、自動焦点調整(AF)などの各種撮影準備処理が施される。この状態でレリーズボタン14をもう1度強く押圧(全押し)すると、撮影準備処理が施された1画面分の撮像信号が画像データに変換された後、後述する画像処理および圧縮処理が施され、メモリカード55に記憶される。
デジタルカメラ2の電気的構成を示す図3において、CPU30は、デジタルカメラ2各部の動作を統括的に制御する。CPU30には、前述の第1、第2測距センサ31、32が接続されている。第1測距センサ31は、デジタルカメラ2本体と撮影者との距離D1を、第2測距センサ32は、デジタルカメラ2本体と被写体との距離D2をそれぞれ測定し、測距結果をCPU30内の画角算出回路33に送信する。これらの測距センサ31、32は、例えば、測距光として近赤外光を撮影者または被写体に投光し、撮影者または被写体からの反射光を受光するフォトセンサからなる。
画角算出回路33は、第1、第2測距センサ31、32の各測距結果(距離D1、D2)、およびLCD17の表示画面17aの幅W(図2参照)から、撮影者が被写体を見た実際の大きさと、LCD17に表示されるスルー画像の表示の大きさとが一致する画角θを算出する。
画角θは、撮影者が被写体を見た実際の大きさと、LCD17に表示されるスルー画像の表示の大きさとが一致する条件下における、撮影者、デジタルカメラ2、および被写体の、図4に模式的に示す位置関係から導き出される次式、
θ=2×tan-1{W・(D1+D2)/2D1・D2
で表される。画角算出回路33は、第1、第2測距センサ31、32から送信される距離D1、D2、および既知の値である表示画面17aの幅Wを上式に代入して計算することで、画角θを求める。
図3に戻って、撮像光学系10は、主レンズ10a、ズームレンズ10b、およびフォーカスレンズ10cからなる。ズームレンズ10bとフォーカスレンズ10cには、それぞれ第1、第2レンズモータ34、35が接続されている。また、絞り36には、絞り36を動作させて露出調整を行うアイリスモータ37が接続されている。これらのモータ34、35、37はステッピングモータからなり、CPU30に接続された第1〜第3モータドライバ38〜40から送信される駆動パルスにより動作制御され、レリーズボタン14の半押しに伴う撮影準備処理を行う。
第1レンズモータ34は、CPU30を介した第1モータドライバ38の制御の下に、画角算出回路33で算出された画角θとなる位置に、撮像光学系10の光軸Lに沿ってズームレンズ10bを移動させる。図5に示すように、撮影者が腕を伸ばしてデジタルカメラ2を被写体側に構えたときには、ズームレンズ10bはテレ端側に移動され、望遠撮影が可能となる。一方、図6に示すように、撮影者がデジタルカメラ2を手前に引いて構えたときには、ズームレンズ10bはワイド端側に移動され、広角撮影が可能となる。
第2レンズモータ35は、CPU30を介した第2モータドライバ39の制御の下に、第2測距センサ32の測距結果(距離D2)が一定値以上変化したときに、その都度、フォーカスレンズ10cを合焦位置に移動させる焦点調整を行う。具体的には、初期状態のときの距離D2をCPU内のRAMなどに基準データとしてストックしておき、この基準データと第2測距センサ32からの測距結果との差分をとる。そして、差分が一定値以上となったときに焦点調整を行わせ、且つストックされていた基準データを、得られた距離D2に書き換えて新たな基準データとし、これらの処理を繰り返す。
撮像光学系10の背後には、撮像光学系10を透過した被写体光が撮像されるCCD41が配置されている。CCD41には、CPU30によって制御されるタイミングジェネレータ(TG)42が接続され、このTG42から入力されるタイミング信号(クロックパルス)により、電子シャッタのシャッタ速度が決定される。
CCD41から出力された撮像信号は、相関二重サンプリング回路(CDS)43に入力される。CDS43は、CCD41の各セルの蓄積電荷量に正確に対応したR、G、Bの画像データを出力する。増幅器(AMP)44は、CDS43から出力された画像データを、所定のゲインで増幅する。A/D変換器(A/D)45は、AMP44で増幅されたアナログの画像データを、デジタルの画像データに変換する。
画像入力コントローラ46は、バス47を介してCPU30に接続され、CPU30の制御命令に応じて、CCD41、CDS43、AMP44、およびA/D45を制御する。A/D45から出力された画像データは、SDRAM48に一時記録される。
画像信号処理回路49は、SDRAM48から画像データを読み出して、階調変換、ホワイトバランス補正、γ補正処理などの各種画像処理を施し、この画像データを再度SDRAM48に記録する。YC変換処理回路50は、画像信号処理回路49で各種処理を施された画像データをSDRAM48から読み出し、輝度信号Yと色差信号Cr、Cbとに変換する。
VRAM51は、LCD17にスルー画像を出力するためのメモリであり、画像信号処理回路49、YC変換処理回路50を経た画像データを格納する。VRAM51には、画像データの書き込みと読み出しを並行して行えるように、2フレーム分のメモリ51a、51bが確保されている。VRAM51に格納された画像データは、LCDドライバ52でアナログのコンポジット信号に変換され、LCD17にスルー画像として表示される。
電子変倍処理回路52は、ズームレンズ10bがテレ端に位置していて、光学ズームが限界であるときに、撮影者がデジタルカメラ2を被写体側にさらに近付けた場合に、ズームレンズ10bがテレ端に位置している状態で取り込まれた画像から、画角算出回路33で算出された画角θに応じた大きさの画像を切り出すことで、画像データに電子的な変倍処理を施す。
圧縮伸長処理回路53は、YC変換処理回路50でYC変換された画像データに対して、所定の圧縮形式(例えばJPEG形式)で画像圧縮を施す。圧縮された画像データは、メディアコントローラ54を経由してメモリカード55に記憶される。
CPU30には、前述のレリーズボタン14、操作部18、第1、第2測距センサ31、32の他に、EEPROM56が接続されている。EEPROM56には、各種制御用のプログラムや設定情報などが記録されている。CPU30は、これらの情報をEEPROM56から作業用メモリであるSDRAM48に読み出して、各種処理を実行する。
バス47には、露出量、すなわち電子シャッタのシャッタ速度、および絞り36の絞り値が撮影に適切か否かを検出するとともに、ホワイトバランスが撮影に適切か否かを検出するAE/AWB検出回路57、フォーカスレンズ10cの焦点調整が撮影に適切か否かを検出するAF検出回路58、およびストロボ装置59の動作を制御するストロボ制御回路60が接続されている。
AE/AWB検出回路57は、YC変換処理回路50でYC変換された画像データの輝度信号Yと色差信号Cr、Cbとの積算値を元に、露出量、およびホワイトバランスの適否を検出し、この検出結果をCPU30に送信する。AF検出回路58は、第2測距センサ32の測距結果から、演算式などを用いてフォーカスレンズ10cの合焦位置を検出し、この検出結果をCPU30に送信する。CPU30は、AE/AWB検出回路57、AF検出回路58から送信された検出結果に基づいて、撮像光学系10、絞り36、およびCCD41の動作を制御する。
次に、上記構成を有するデジタルカメラ2の動作について、図7のフローチャートを参照して説明する。まず、デジタルカメラ2で被写体の撮影を行う際には、電源スイッチを操作してデジタルカメラ2の電源を投入し、モードダイヤル15を操作して静止画撮影モード、あるいは動画撮影モードを選択する。
撮影モード下において、撮像レンズ10、絞り36を介して入射した被写体光は、CCD41により光電変換され、CDS43でサンプリングされる。CDS43から出力された画像データは、AMP44で増幅され、A/D45でデジタルの画像データに変換される。
デジタル変換された画像データは、画像信号処理回路49で各種画像処理が施された後、画像入力コントローラ46を介してSDRAM48に順次記録される。SDRAM48に記録された画像データは、YC変換処理回路50に読み出され、輝度信号Yと色差信号Cr、Cbとに変換された後、VRAM51に格納され、LCDドライバ52を介してLCD17にスルー画像として表示される。この状態でレリーズボタン14が半押しされると、AE/AWB検出回路57、AF検出回路58の検出結果に基づいて、CPU30により各部の動作が制御され、撮影準備処理が施される。
撮影準備処理後、レリーズボタン14の全押しにより撮影が実行されると、静止画撮影モード下では、そのときSDRAM48に記録されている画像データが圧縮伸長処理回路53で圧縮処理され、メディアコントローラ54を経由してメモリカード55に記憶される。
一方、動画撮影モード下では、レリーズボタン14が再度全押しされるまで、一定のフレームレート(例えば30フレーム/秒)で画像データが記憶される。また、これと同時にマイクロホンを介して周囲の音声が収録される。マイクロホンで収録された音声は、画像データと関連付けられてメモリカード55に記憶される。
図7において、撮影モード下では、デジタルカメラ2本体と撮影者との距離D1、デジタルカメラ2本体と被写体との距離D2が第1、第2測距センサ31、32により測定され、これらの測距結果が画角算出回路33に順次送信されている。
画角算出回路33では、第1、第2測距センサ31、32からの測距結果、およびLCD17の表示画面の幅Wから、撮影者が被写体を見た実際の大きさと、LCD17に表示されるスルー画像の表示の大きさとが一致する画角θが算出される。
画角算出回路33で算出された画角θが、ズームレンズ10bによる光学ズームの限界に達している場合は、電子変倍処理回路52により、ズームレンズ10bがテレ端に位置している状態で取り込まれた画像から、画角算出回路33で算出された画角θに応じた大きさの画像が切り出され、画像データに電子変倍処理が施される。
一方、画角算出回路33で算出された画角θが、ズームレンズ10bによる光学ズームの限界に達していない場合は、CPU30を介した第1モータドライバ38の制御の下に、第1レンズモータ34により、画角算出回路33で算出された画角θとなる位置にズームレンズ10bが移動される。
ここで、第2測距センサ32の測距結果(距離D2)が一定値以上変化した場合は、CPU30を介した第2モータドライバ39の制御の下に、第2レンズモータ35により、フォーカスレンズ10cが合焦位置に移動される。距離D2が一定値以上変化していない場合は、第2レンズモータ35は作動されない。レリーズボタン14が半押しされて撮影準備処理が施されるまで、LCD17の表示画面17aには、撮影者が被写体を見た実際の大きさでスルー画像が表示される。
以上説明したように、デジタルカメラ2は、第1測距センサ31で測定される撮影者との距離D1に応じて、画角θを変更するようにしたので、ズーム操作部材を操作しなければならない従来のデジタルカメラと比べて、ズーム操作が簡便になる。
また、撮影者が被写体を見た実際の大きさと、LCD17によるスルー画像の表示の大きさとを一致させるようにしたので、撮影者が被写体を見た実際の大きさとスルー画像の大きさが違うことによるフレーミングの際の不便や違和感を解消することができる。特に、スルー画像に写らない被写体の周囲を確認したいときや、撮影環境が極端に明るい、または暗い場合に有効である。
なお、撮影者との距離の範囲の上下限を距離D1が超えた場合は、上下限の値における画角に止め、画角の変更を行わないようにすることが好ましい。このようにすれば、撮影者が第1測距センサの測定範囲から外れるなどして、距離D1が無限大になった場合や、デジタルカメラ本体と撮影者との距離が近過ぎた場合に、画角の変更に伴う余計な動作を行わせずに済み、省電力化を実現することができる。なお、距離D1の上限の値は、例えば、撮影者が腕をいっぱいに伸ばした状態の距離、下限の値は、例えば、LCD17の表示画面17aに撮影者の眼のピントが合う距離がそれぞれ予め設定される。
また、下限の値における画角、つまりズームレンズ10bがワイド端に位置する状態で最初に画像データを取り込み、その後の画角の変更を電子ズーム処理で行うようにしてもよい。これにより、光学ズーム処理に掛かる電力を省くことができる。
また、撮影者との距離の範囲の上下限を距離D1が超えた場合に、例えば図8に示すように、LCD17にその旨を示す警告メッセージ70を表示して、撮影者に警告するようにしてもよい。なお、警告の方法としては、上記警告メッセージ70の他に、警告灯や、音、振動による警告手段を用いてもよい。これにより、撮影者が意図に合わない撮影をしてしまうことを未然に防ぐことができる。
また、図9に示すように、撮影者が離れた場所から遠隔操作を行うためのリモートコントローラ80を備えていた場合、リモートコントローラ80に、デジタルカメラ2本体との距離を測定する第3測距センサ81を設け、リモートコントローラ80から第3測距センサ81の測距結果が送信されたときに、この送信された測距結果に応じて画角を変更してもよい。なお、符号82は、リモートコントローラ80からの信号を受信する受信器が内部に組み込まれた受信窓である。
さらに、図10に示すように、表示画面17aの中心Oが撮像光学系10の光軸Lと略一致するように、LCD17を設けることが好ましい。このようにすると、撮影者が実際に見た被写体とスルー画像との間の視差が無くなるので、より撮影者の意図に合った撮影を行うことができる。
上記実施形態では、第2測距センサ32でデジタルカメラ2本体と被写体との距離D2を測定し、この測距結果を元に焦点調整を行っているが、画像データから画像の鮮鋭度を表すフォーカス評価値を算出し、この算出結果を元に焦点調整を行って、フォーカスレンズ10cの合焦位置から距離D2を求めてもよい。この場合、第2測距センサ32が不要となるので、部品コストを削減することができる。
上記実施形態では、撮影者が被写体を見た実際の大きさと、LCD17によるスルー画像の表示の大きさとを一致させるようにしたが、本発明の撮像装置は、少なくとも撮影者との距離D1に応じて画角を変更すればよく、上記の手法を用いない場合は、上記実施形態の場合とは逆に、撮像装置を被写体側に移動させたときに広角撮影を行えるようにし、撮影者側に移動させたときに望遠撮影を行わせるようにしてもよい。
上記実施形態では、撮像装置として、デジタルカメラ2を例示して説明したが、本発明はこれに限定されず、他の撮像装置、例えば、カメラ付き携帯電話などにも適用することができる。
本発明のデジタルカメラの正面外観斜視図である。 デジタルカメラの背面外観斜視図である。 デジタルカメラの電気的構成を示すブロック図である。 撮影者が被写体を見た実際の大きさと、LCDに表示されるスルー画像の表示の大きさとが一致する条件下における、撮影者、デジタルカメラ、および被写体の位置関係を示す模式図である。 望遠撮影時の様子を示す説明図である。 広角撮影時の様子を示す説明図である。 撮影モード下における処理手順を示すフローチャートである。 撮影者との距離の範囲の上下限を距離D1が超えたことを示す警告メッセージを、LCDに表示した状態を示す説明図である。 リモートコントローラを備えた場合の実施形態を示す図である。 LCDの表示画面の中心を撮像光学系の光軸と略一致させた場合の実施形態示す図である。
符号の説明
2 デジタルカメラ
10 撮像光学系
10b ズームレンズ
10c フォーカスレンズ
14 レリーズボタン
17 液晶表示器(LCD)
17a 表示画面
30 CPU
31 第1測距センサ
32 第2測距センサ
33 画角算出回路
34 第1レンズモータ
35 第2レンズモータ
38 第1モータドライバ
39 第2モータドライバ
41 CCD
52 電子変倍処理回路
55 メモリカード
70 警告メッセージ
80 リモートコントローラ
81 第3測距センサ

Claims (10)

  1. 撮像光学系を透過した被写体光を撮像して得られた撮像信号をデジタルの画像データに変換し、この画像データで表される画像を画像表示手段にスルー画像として表示する撮像装置において、
    撮影者との距離を測定する第1測距手段と、
    前記第1測距手段の測距結果に応じて、画角を変更する画角変更手段とを備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記画角変更手段は、前記撮像光学系に含まれるズームレンズを移動させることで、前記画角を変更することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記画角変更手段は、前記画像データに電子的な変倍処理を施すことで、前記画角を変更することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 被写体との距離を測定する第2測距手段と、
    前記第1測距手段、および前記第2測距手段の各測距結果に基づいて、前記撮影者が前記被写体を見た実際の大きさと、前記スルー画像の表示の大きさとが一致する画角を算出する画角算出手段とを備え、
    前記画角変更手段は、前記画角算出手段で算出された画角となるように、前記画角を変更することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の撮像装置。
  5. 前記撮像光学系に含まれるフォーカスレンズを合焦位置に移動させる焦点調整を行う焦点調整手段を備え、
    前記焦点調整手段は、前記第2測距手段の測距結果が一定値以上変化したときに、その都度前記焦点調整を行うことを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記第1測距手段の測距結果が、前記画角変更手段で画角を変更することが可能な、前記撮影者との距離の範囲の上下限を超えた場合、前記画角変更手段は、前記上下限における画角に止め、画角を変更しないことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の撮像装置。
  7. 前記画角変更手段には、前記第1測距手段の測距結果が、前記画角変更手段で画角を変更することが可能な、前記撮影者との距離の範囲の下限における画角が初期設定されており、
    前記画角変更手段は、前記画像データに電子的な変倍を施すことで、前記画角を変更することを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の撮像装置。
  8. 前記第1測距手段の測距結果が、前記画角変更手段で画角を変更することが可能な、前記撮影者との距離の範囲の上下限を超えた旨を警告する警告手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の撮像装置。
  9. 前記撮影者が離れた場所から遠隔操作を行うための遠隔操作装置を備え、
    前記遠隔操作装置は、撮像装置本体との距離を測定する第3測距手段を有し、
    前記画角変更手段は、前記遠隔操作装置から前記第3測距手段の測距結果が送信されたときに、この送信された測距結果に応じて、前記画角を変更することを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の撮像装置。
  10. 前記画像表示手段は、その表示画面の中心が前記撮像光学系の光軸と略一致するように設けられていることを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の撮像装置。
JP2005222827A 2005-08-01 2005-08-01 撮像装置 Pending JP2007043292A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005222827A JP2007043292A (ja) 2005-08-01 2005-08-01 撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005222827A JP2007043292A (ja) 2005-08-01 2005-08-01 撮像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007043292A true JP2007043292A (ja) 2007-02-15

Family

ID=37800890

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005222827A Pending JP2007043292A (ja) 2005-08-01 2005-08-01 撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007043292A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010131724A1 (ja) * 2009-05-12 2010-11-18 オリンパス株式会社 デジタルカメラ
WO2010131727A1 (ja) * 2009-05-12 2010-11-18 オリンパス株式会社 デジタルカメラ
JP2014086977A (ja) * 2012-10-25 2014-05-12 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 画像撮影装置及びその制御方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010131724A1 (ja) * 2009-05-12 2010-11-18 オリンパス株式会社 デジタルカメラ
WO2010131727A1 (ja) * 2009-05-12 2010-11-18 オリンパス株式会社 デジタルカメラ
JP2014086977A (ja) * 2012-10-25 2014-05-12 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 画像撮影装置及びその制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5919543B2 (ja) デジタルカメラ
EP2003883A2 (en) Imaging apparatus, continuous shooting control method, and program therefor
JP2006025238A (ja) 撮像装置
JP2008020710A (ja) 撮影装置、および焦点調整方法
JP2007311861A (ja) 撮影装置及び方法
JP2004077517A (ja) オートフォーカス機能付きカメラ
JP5923759B2 (ja) 撮像装置
JP2006174412A (ja) 撮像装置
JP2011175281A (ja) 撮像装置及びそのプログラム
JP5432664B2 (ja) 撮像装置
JP2006145629A (ja) 撮像装置
JP2008178062A (ja) カメラおよびカメラシステム
JP2007057974A (ja) 撮影装置
JP2005236883A (ja) 撮影装置
JP2009033237A (ja) 電子カメラ
JP2007043292A (ja) 撮像装置
JP2005084632A (ja) 電子カメラおよび電子カメラの制御方法
JP2007028546A (ja) 撮像装置
JP2008158028A (ja) 電子スチルカメラ
JP2007094023A (ja) フォーカスレンズの焦点調整方法、及び撮像装置
JP2009086036A (ja) 撮影装置および撮影装置の制御方法
JP2006217354A (ja) デジタルカメラ、アクセサリ装置、及びデジタルカメラシステム
JP2016058982A (ja) 撮像装置
JP2006166006A (ja) 撮像装置及びそのプログラム
JP5938269B2 (ja) 撮像装置およびその制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20070116