JP2016058982A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】液晶表示パネルを用いた表示部を、二軸ヒンジ機構を介して回動可能に支持した撮像装置において、音声認識が必要となる場面で適切に音声認識制御を開始できる撮像装置を提供すること。【解決手段】撮像部を有する本体と、本体に対して少なくとも2つ以上の回転軸を有するヒンジ機構部と、表示面が本体に対し、ヒンジ機構部を介して回転可能に支持された表示部と、使用者の音声を電気信号に変換する音声入力手段と、音声入力手段に入力された音声の内容を認識する音声認識手段と、音声認識手段によって認識された音声の内容に合わせて撮像装置のパラメータを制御する制御部を有する撮像装置において、ヒンジ機構部は、撮像面に対する表示面の傾きを検知して傾き検知信号を制御部へ送信する角度検知手段を有し、制御部は、角度検知手段の傾き検知信号に基づいて音声認識手段の制御を行うことを特徴とする。【選択図】図1
Description
本発明は、装置本体に対し回動可能に設けられた表示部を有する撮像装置に関し、特に表示部の角度に応じて音声認識制御を行う撮像装置に関する。
従来、デジタルカメラ等の撮像装置において、液晶表示パネルを用いた表示部を、二軸ヒンジ機構を介して撮像装置本体に回動可能に支持する構成が種々知られている。特許文献1では、二軸ヒンジ機構内に設置された角度検知手段と、撮像装置本体の姿勢検知手段、撮像装置またはレンズの接触検知手段によって、表示手段の入力手段を制御する方法が開示されている。
このような構成によって、撮影者自身が被写体となる場合や、撮影者の目線より高い位置での撮影、目線より低い位置での撮影等の場合でも、表示部を任意の角度に調整することで、液晶表示パネルに表示された画像を確認しながらの撮影が可能となる。一方、特許文献2では、携帯電話装置を操作するための操作部が開かれた状態であることを検知すると音声認識を起動し、特定の電話番号へ発信するといった音声認識の制御方法が開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示された構成では、撮影装置をしっかりと保持した状態で操作しやすいよう、シャッタ秒時や絞り値などの撮影条件を変更する操作ボタンを撮影装置の背面側に設置される場合が多い。このため、撮影者自身が被写体となる場合や、撮影者の目線に対し高低差のある位置での撮影の場合は、撮影条件を変更する際に、一旦撮像装置本体を撮影者の目線に合わせた上で操作する必要があり、シャッタタイミングを逃してしまう可能性があった。
一方、特許文献2に開示された従来技術を撮像装置に応用した場合は、表示部が開いた状態では常に音声認識を行うことになる。そのため、表示部を開いて液晶表示パネルを撮影者側に向けている場合にも音声操作が開始される。この時、撮影者がファインダを覗いていても、周囲の音声によって撮影者自身が意図しない操作が実行されてしまうなど、音声認識を必要としない場合にも音声認識が開始されてしまう可能性があった。
本発明の目的は、液晶表示パネルを用いた表示部を、二軸ヒンジ機構を介して回動可能に支持した撮像装置において、音声認識が必要となる場面で適切に音声認識制御を開始することが可能となる撮像装置を提供することにある。
本発明の目的は、液晶表示パネルを用いた表示部を、二軸ヒンジ機構を介して回動可能に支持した撮像装置において、音声認識が必要となる場面で適切に音声認識制御を開始することが可能となる撮像装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の撮像装置は、
撮像部を有する本体と、
前記本体に対して少なくとも2つ以上の回転軸を有するヒンジ機構部と、
表示面が前記本体に対し、前記ヒンジ機構部を介して回転可能に支持された表示部と、
使用者の音声を電気信号に変換する音声入力手段と、
前記音声入力手段に入力された音声の内容を認識する音声認識手段と、
前記音声認識手段によって認識された音声の内容に合わせて撮像装置のパラメータを制御する制御部を有する撮像装置において、
前記ヒンジ機構部は、撮像面に対する表示面の傾きを検知して傾き検知信号を前記制御部へ送信する角度検知手段を有し、
前記制御部は、前記角度検知手段の傾き検知信号に基づいて前記音声認識手段の制御を行うことを特徴とする。
撮像部を有する本体と、
前記本体に対して少なくとも2つ以上の回転軸を有するヒンジ機構部と、
表示面が前記本体に対し、前記ヒンジ機構部を介して回転可能に支持された表示部と、
使用者の音声を電気信号に変換する音声入力手段と、
前記音声入力手段に入力された音声の内容を認識する音声認識手段と、
前記音声認識手段によって認識された音声の内容に合わせて撮像装置のパラメータを制御する制御部を有する撮像装置において、
前記ヒンジ機構部は、撮像面に対する表示面の傾きを検知して傾き検知信号を前記制御部へ送信する角度検知手段を有し、
前記制御部は、前記角度検知手段の傾き検知信号に基づいて前記音声認識手段の制御を行うことを特徴とする。
本発明によれば、液晶表示パネルを用いた表示部を、二軸ヒンジ機構を介して回動可能に支持した撮像装置において、音声認識が必要となる場面で適切に音声認識制御を開始することが可能となる。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
[実施例1]
以下、本発明の第1の実施例について図面を参照しながら説明する。図1(A)は本発明の実施形態の一例であるデジタル一眼レフカメラを被写体側から見た斜視図であり、図1(B)から図1(F)までは本発明の実施形態の一例であるデジタル一眼レフカメラを撮影者側から見た斜視図である。
以下、本発明の第1の実施例について図面を参照しながら説明する。図1(A)は本発明の実施形態の一例であるデジタル一眼レフカメラを被写体側から見た斜視図であり、図1(B)から図1(F)までは本発明の実施形態の一例であるデジタル一眼レフカメラを撮影者側から見た斜視図である。
図1に示すように、カメラ本体1は撮影者側の側面(以下、背面と称する)に、撮影した画像や撮影条件などを表示可能なカラー液晶モニタ部2や、カラー液晶モニタ部2をカメラ本体1に対してXおよびY軸に回動可能に支持する二軸ヒンジ機構3を備えている。
また、カメラ本体1の背面には、シャッタ秒時や絞り値などの撮影条件を変更するための操作ボタン505や、変更した撮影条件を確定するためのSETボタン506も配されている。ここで、カラー液晶モニタ部2は本発明の表示部、二軸ヒンジ機構3は本発明のヒンジ機構部、操作ボタン505は本発明の操作部にそれぞれ相当する。また、カメラ本体1は上面に、周囲の音を電気信号に変換するマイク10を備えている。ここでマイク10は本発明の音声入力手段に相当する。
図2は、本発明の実施形態の一例であるデジタル一眼レフカメラの主要な電気的構成を示すブロック図である。
カメラ本体1に内蔵されたマイクロコンピュータからなる中央処理装置(以下、「MPU」と称する)100は、カメラの動作制御を司るものであり、各要素に対して様々な処理や指示を実行する。MPU100に内蔵されたEEPROM100aは、後述する時刻計測回路109の計時情報やその他の情報を記憶することができる。ここで、MPU100は本発明の制御部、時刻計測回路109は本発明の計時手段に相当する。
MPU100には、音声認識回路11、ミラー駆動回路101、焦点検出回路102、シャッタ駆動回路103、映像信号処理回路104、スイッチセンス回路105、測光回路106、ストロボ駆動回路113が接続されている。音声認識回路11により、マイク10によって電気振動に変換された音声信号の解析制御および認識制御が実行される。ここで、音声認識回路11は本発明の音声認識手段に相当する。ストロボ駆動回路113は、ストロボユニット504の動作を制御する。さらにMPU100には、液晶表示駆動回路107、バッテリーチェック回路108、時刻計測回路109、電力供給回路110、圧電素子駆動回路111が接続されている。これらの回路は、MPU100の制御により動作するものである。
MPU100は、撮影レンズユニット200a内のレンズ制御回路201とマウント接点507を介して通信を行う。マウント接点507は、撮影レンズユニット200aが接続されるとMPU100へ信号を送信する機能も有する。これにより、レンズ制御回路201は、MPU100との間で通信を行い、AF駆動回路202及び絞り駆動回路203を介して撮影レンズユニット200a内の撮影レンズ200及び絞り204の駆動を行う。なお、図2では便宜上1枚の撮影レンズ200のみを図示しているが、実際は多数のレンズ群によって構成される。
AF駆動回路202は、例えばステッピングモータによって構成され、レンズ制御回路201の制御により撮影レンズ200内のフォーカスレンズ位置を変化させ、撮像素子33に撮影光束の焦点を合わせるように調整する。絞り駆動回路203は、例えばオートアイリス等によって構成され、レンズ制御回路201の制御により絞り204を変化させ、光学的な絞り値を得る。
メインミラー512は、図2に示す撮影光軸50に対して45°の角度に保持された状態で、撮影レンズ200を通過する撮影光束をペンタダハミラー22へ導くと共に、その一部を透過させてサブミラー30へ導く。サブミラー30は、メインミラー512を透過した撮影光束を焦点検出センサユニット31へ導く。
ミラー駆動回路101は、例えばDCモータとギヤトレイン等によって構成され、メインミラー512を、ファインダ18により被写体像を観察可能とする位置と、撮影光束から待避する位置とに駆動する。メインミラー512が駆動すると、同時にサブミラー30も、焦点検出センサユニット31へ撮影光束を導く位置と、撮影光束から待避する位置とに移動する。
焦点検出センサユニット31は、不図示の結像面近傍に配置されたフィールドレンズ、反射ミラー、2次結像レンズ、絞り、複数のCCDからなるラインセンサ等によって構成され、位相差方式の焦点検出を行う。焦点検出センサユニット31から出力される信号は、焦点検出回路102へ供給され、被写体像信号に換算された後、MPU100に送信される。MPU100は、被写体像信号に基づいて位相差検出法による焦点検出演算を行う。そして、デフォーカス量及びデフォーカス方向を求め、これに基づいて、レンズ制御回路201及びAF駆動回路202を介して撮影レンズ200内のフォーカスレンズを合焦位置まで駆動する。ここで、焦点検出センサユニット31は本発明の測距手段に相当する。
ペンタダハミラー22は、メインミラー512により反射された撮影光束を正立正像に変換反射する。撮影者はファインダ光学系を介してファインダ18から被写体像を観察することができる。ペンタダハミラー22は、撮影光束の一部を測光センサ46へも導く。測光回路106は、測光センサ46の出力を得て、観察面上の各エリアの輝度信号に変換し、MPU100に出力する。MPU100は、輝度信号に基づいて露出値を算出する。
シャッタユニット(機械フォーカルプレーンシャッタ)32は、撮影者がファインダ7により被写体像を観察している時には、シャッタ先幕が遮光位置にあると共に、シャッタ後幕が露光位置にある。次いで、撮影時には、シャッタ先幕が遮光位置から露光位置へ移動する露光走行を行って被写体からの光を通過させ、撮像素子33で撮像を行う。所望のシャッタ秒時の経過後、シャッタ後幕が露光位置から遮光位置へ移動する遮光走行を行って撮影を完了する。機械フォーカルプレーンシャッタ32は、MPU100の指令を受けたシャッタ駆動回路103により制御される。
撮像ユニット400は、主に光学ローパスフィルタ410、圧電部材である圧電素子430、撮像素子33がユニット化されたものである。撮像素子33は、被写体像を光電変換するものであり、本実施の形態ではCMOSセンサが用いられるが、その他にもCCD型、CMOS型及びCID型等様々な形態があり、いずれの形態の撮整像デバイスを採用してもよい。撮像素子33の前方に配置された光学ローパスフィルタ410は、水晶からなる1枚の複屈折板であり、その形状は矩形状である。圧電素子430は、単板の圧電素子(ピエゾ素子)であり、MPU100の指示を受けた圧電素子駆動回路111により加振され、その振動を光学ローパスフィルタ410に伝えるように構成されている。
クランプ/CDS(相関二重サンプリング)回路34は、A/D変換する前の基本的なアナログ処理を行うものであり、クランプレベルを変更することも可能である。AGC(自動利得調整装置)35は、A/D変換する前の基本的なアナログ処理を行うものであり、AGC基本レベルを変更することも可能である。A/D変換器36は、撮像素子33のアナログ出力信号をデジタル信号に変換する。
映像信号処理回路104は、デジタル化された画像データに対してガンマ/ニー処理、フィルタ処理、モニタ表示用の情報合成処理等、ハードウエアによる画像処理全般を実行する。この映像信号処理回路104からのモニタ表示用の画像データは、カラー液晶駆動回路112を介してカラー液晶モニタ部2に表示される。また、映像信号処理回路104は、MPU100の指示に従って、メモリコントローラ38を通じてバッファメモリ37に画像データを保存することもできる。
さらに、映像信号処理回路104は、JPEG等の画像データ圧縮処理を行うこともできる。連写撮影等、連続して撮影が行われる場合は、一旦バッファメモリ37に画像データを格納し、メモリコントローラ38を通して未処理の画像データを順次読み出すこともできる。これにより、映像信号処理回路104は、A/D変換器36から入力されてくる画像データの速度に関わらず、画像処理や圧縮処理を順次行うことができる。
メモリコントローラ38は、外部インタフェース40から入力される画像データを外部メモリ39に記憶し、外部メモリ39に記憶されている画像データを外部インタフェース40から出力する機能を有する。外部メモリ39としては、カメラ本体1に着脱可能なフラッシュメモリ等が用いられる。
スイッチセンス回路105は、各スイッチの操作状態に応じて入力信号をMPU100に送信する。スイッチSW1(510a)は、レリーズボタン510の第1ストローク(半押し)によりONする。スイッチSW2(510b)は、レリーズボタン510の第2ストローク(全押し)によりONする。スイッチSW2(510b)がONされると、撮影開始の指示がMPU100に送信される。さらに、スイッチセンス回路105には、開き検出回路3c、傾き検出回路3d、電源SW501、撮影モード設定ダイヤル502、メインダイヤル503、各種操作ボタン505、SETボタン506も接続されている。ここで、傾き検出回路3dは本発明の角度検知手段に相当する。液晶表示駆動回路107は、MPU100の指示に従って、ファインダ内液晶表示41を駆動する。
バッテリーチェック回路108は、MPU100の指示に従って、バッテリーチェックを行い、その検出結果をMPU100に送信する。電源42は、カメラの各要素に対して電源を供給する。
時刻計測回路109は、電源SW501がOFFされて次にONされるまでの時間や日付を計測し、MPU100からの指示に従って、計測結果をMPU100に送信する。
図3は、本発明の実施形態の一例であるデジタル一眼レフカメラの二軸ヒンジ機構の内部を示す斜視図である。なお、図3は矢印Q(図1(B))の方向から見た図を示している。
図3は、本発明の実施形態の一例であるデジタル一眼レフカメラの二軸ヒンジ機構の内部を示す斜視図である。なお、図3は矢印Q(図1(B))の方向から見た図を示している。
図3に示すように、二軸ヒンジ機構3はヒンジ筐体3aに覆われており、内部にはヒンジメカ機構3bと、開き検出回路3c、傾き検出回路3dを有している。開き検出回路3cは、Y軸(図1)に対するカラー液晶モニタ部2の角度を検出し、信号を制御部100へ送信する。傾き検出回路3dは、X軸(図1)に対するカラー液晶モニタ部2の角度を検出し、信号を制御部100へ送信する。
前述した図1に示すように、二軸ヒンジ機構3は、ヒンジメカ機構3bにより、Y軸を中心に回動することが可能である。回動範囲は、カラー液晶モニタ部2がカメラ本体1に収納されている開き角度0°の状態(図1(B))から、カラー液晶モニタ部2がカメラ本体1から開いている開き角度約180°の状態(図1(C))までである。以後、開き角度0°の状態を「閉じ状態」、開き角度約180°の状態を「開き状態」と称することとする。
また、二軸ヒンジ機構3は、ヒンジメカ機構3bにより、X軸を中心に回動することも可能である。回動範囲は、図1(C)のように、カラー液晶モニタ部2が被写体側に向いている回転角度0°の状態から、図1(F)のように、カラー液晶モニタ部2が真下を向いている回転角度270°の状態までである。この途中、図1(D)のように、真上を向いている回転角度90°の状態や、図1(E)のように、撮影者側を向いている回転角度180°の状態にすることも可能である。以後、回転角度0°の状態を「状態I」、回転角度90°の状態を「状態II」、回転角度180°の状態を「状態III」、回転角度270°の状態を「状態IV」とそれぞれ称することとする。
図4は、本発明の実施形態の一例であるデジタル一眼レフカメラの表示部が回動する範囲でのスイッチの信号状態を示した表である。
開き検出回路3cは、ONとOFFの2つの検知位置をもつ開き検出スイッチ3c−1を有している。カラー液晶モニタ部2が「開き状態」近傍まで回動すると、ヒンジメカ機構3bの開き検知凸部3b−1が、開き検出スイッチ3c−1に当たる。このとき、図4(A)に示すように、開き検出スイッチ3c−1がOFFからONになる。これにより開き検出回路3cは、カラー液晶モニタ部2が「開き状態」になったことを検知し、信号を制御部100へ送信する。なお、本実施例では、「開き状態」を開き角度約180°としたが、角度の数値はこの限りではなく、実施形態によって数値を変更してもよい。
傾き検出回路3dは、ON1とON2、ON3とOFFの4つの検知位置をもつ傾き検出スイッチ3d−1を有している。カラー液晶モニタ部2が被写体側に向いた「状態I」の場合は、ヒンジメカ機構3bの回転検知凸部3b−2が、傾き検出スイッチ3d−1に当たる。このとき、図4(B)に示すように、開き検出スイッチ3d−1がON1になる。これにより傾き検出回路3dは、カラー液晶モニタ部2が「状態I」の角度になったことを検知し、信号を制御部100へ送信する。なお、本実施例では、「状態I」を回転角度0°としたが、被写体からカラー液晶モニタ部2を視認しやすいと考えられる角度に合わせて角度の数値を変更してもよい。
カラー液晶モニタ部2が真上を向いた「状態II」まで回動した場合は、ヒンジメカ機構3bの回転検知凸部3b−2が、傾き検出スイッチ3d−1に当たる。このとき、前述の図4(B)に示すように、開き検出スイッチ3d−1がON2になる。これにより傾き検出回路3dは、カラー液晶モニタ部2が「状態II」の角度になったことを検知し、信号を制御部100へ送信する。なお、本実施例では、「状態II」を回転角度90°としたが、撮影者がカメラ本体1よりも上方からカラー液晶モニタ部2を視認する角度に合わせて角度の数値を変更してもよい。
図4(B)に示すように、カラー液晶モニタ部2が撮影者側に向いた「状態III」の場合は、開き検出スイッチ3d−1はOFFとなる。
カラー液晶モニタ部2が真下を向いた「状態IV」まで回動した場合は、ヒンジメカ機構3bの回転検知凸部3b−2が、傾き検出スイッチ3d−1に当たる。このとき、前述の図4(B)に示すように、開き検出スイッチ3d−1がON3となる。これにより傾き検出回路3dは、カラー液晶モニタ部2が「状態IV」の角度になったことを検知し、信号を制御部100へ送信する。なお、本実施例では、「状態IV」を回転角度270°としたが、撮影者がカメラ本体1よりも下方からカラー液晶モニタ部2を視認する角度に合わせて角度の数値を変更してもよい。
図5は、本発明の実施形態の一例であるデジタル一眼レフカメラのカラー液晶モニタ部2を回動させた時の信号処理の流れの概略を示したフローチャートである。
まずステップ701で、開き検出回路3cがONになっているかを判断する。開き検出回路3cがOFFの場合は、ステップ701を繰り返す。開き検出回路3cがONの場合は、ステップ702に進み、傾き検出回路3dがON1になっているかを判断する。傾き検出回路3dがON1の場合は、時刻計測回路109によって傾き検出回路3dがON1になってからの時間を計測する(ステップ705)。
まずステップ701で、開き検出回路3cがONになっているかを判断する。開き検出回路3cがOFFの場合は、ステップ701を繰り返す。開き検出回路3cがONの場合は、ステップ702に進み、傾き検出回路3dがON1になっているかを判断する。傾き検出回路3dがON1の場合は、時刻計測回路109によって傾き検出回路3dがON1になってからの時間を計測する(ステップ705)。
傾き検出回路3dがON1でない場合は、ステップ703に進み、傾き検出回路3dがON2になっているかを判断する。傾き検出回路3dがON2の場合は、傾き検出回路3dがON2になってからの時間を計測する(ステップ706)。傾き検出回路3dがON2でない場合は、ステップ704に進み、傾き検出回路3dがON3になっているかを判断する。傾き検出回路3dがON3の場合は、傾き検出回路3dがON3になってからの時間を計測する(ステップ707)。傾き検出回路3dがON3でない場合はステップ701に戻る。
ステップ708で傾き検出回路3dがON1になってから100ミリ秒以上の時間が経過した場合、ステップ711に進み、再度傾き検出回路3dがON1になっているかを判断する。ここで、一定以上の時間を経過させるのは、撮影者がカラー液晶モニタ部2を回動させている最中に、不用意に音声認識制御が開始してしまうことを回避するためである。
ステップ708と同様に、ステップ709で傾き検出回路3dがON2になってから100ミリ秒以上の時間が経過した場合、ステップ712に進み、再度傾き検出回路3dがON2になっているかを判断する。
ステップ708やステップ709と同様に、ステップ710で傾き検出回路3dがON3になってから100ミリ秒以上の時間が経過した場合、ステップ713に進み、再度傾き検出回路3dがON3になっているかを判断する。
ステップ711で傾き検出回路3dがON1であれば、ステップ714で焦点検出センサユニット31によるAF動作を開始し、主被写体までの距離を計測する。ここで、カラー液晶モニタ部2が被写体側に向いていることから、撮影者自身が主被写体である可能性が高いことが分かる。その後、ステップ715で主被写体までの距離が900mm未満か否かを判断する。主被写体までの距離が900mm未満の場合はステップ716に進む。主被写体までの距離が900mm以上の場合は、処理を終了する。
なお、距離の閾値である900mmは、おおよそ人間の肩から手までの長さに対応させた値を設定している。よって、主被写体までの距離が900mm未満の場合は、主被写体がカメラ本体1を手に持って撮影している可能性が高いことを示している。つまり、このステップ715によって、撮影者がカメラ本体1を保持しながら、自分自身を撮影している可能性が高いことが分かる。
ステップ716では、マイク10によって電気信号に変換された音声信号に対し、MPU100で音声内容の解析を行い、音声認識制御を開始する。これにより、操作ボタン505が撮影装置の背面側に設置されていても、シャッタ秒時や絞り値などの撮影条件を音声によって変更することが可能となる。
ステップ711からステップ716によって、撮影者自身が被写体となっている場合でも、カメラ本体1の背面側の操作ボタン505を見ながら操作する必要がなくなり、シャッタタイミングを逃しにくくなる。
ステップ712では、傾き検出回路3dがON2か否かを判断する。傾き検出回路3dがON2であれば、ステップ716に進み、音声認識制御を開始する。ステップ712で傾き検出回路3dがON2でない場合は、処理を終了する。ここで、傾き検出回路3dがON2であれば、カラー液晶モニタ部2が真上を向いているため、撮影者がカメラ本体1よりも上方から撮影していることが分かる。つまり、撮影者の目線より低い位置に主被写体がある場合でも、カメラ本体1の背面側の操作ボタン505を見ながら操作する必要がなくなり、シャッタタイミングを逃しにくくなる。
ステップ713では、傾き検出回路3dがON3か否かを判断する。傾き検出回路3dがON3であれば、ステップ716に進み、音声認識制御を開始する。ステップ713で傾き検出回路3dがON3でない場合は、処理を終了する。ここで、傾き検出回路3dがON3であれば、カラー液晶モニタ部2が真下を向いているため、撮影者がカメラ本体1よりも下方から撮影していることが分かる。つまり、撮影者の目線より高い位置に主被写体がある場合でも、カメラ本体1の背面側の操作ボタン505を見ながら操作する必要がなくなり、シャッタタイミングを逃しにくくなる。
ステップ716で音声認識制御を開始した場合は、SETボタン506以外の操作ボタン505の操作信号を無効化する(ステップ717)。ここでSETボタン506のみ操作を有効にしているのは、撮影者が音声認識制御を実行させたくない場合に、SETボタン506で音声認識制御の中止をさせるためである。また、操作ボタン505の操作信号を無効化するのは、撮影者が、カメラ本体1を保持している間に、意図せず操作ボタン505を押下した場合に撮影条件が変わってしまうことを回避するためである。
その後ステップ718で、SETボタン506がONになったかを判断する。SETボタン506がONの場合は、ステップ721で音声認識制御を終了する。SETボタン506がOFFの場合は、ステップ719で「中止」に関連する音声が入力されたかを判断する。「中止」に関連する音声とは、「キャンセル」「停止」などの意味を持つ音声である。「中止」に関連する音声が入力された場合は、ステップ721で音声認識制御を終了する。「中止」に関連する音声が入力されていない場合は、ステップ720で傾き検出回路3dがOFFになったかを判断する。
傾き検出回路3dがOFFの場合は、ステップ721で音声認識制御を終了する。傾き検出回路3dがOFFではない場合は、ステップ718に戻る。ステップ718からステップ720により、SETボタン506での操作以外に、撮影者が「中止」などの音声を発した場合や、カラー液晶モニタ部2が回動された場合にも音声認識制御を中止させることが可能となる。
ステップ721で音声認識制御を終了した場合は、ステップ722でSETボタン506以外の操作ボタン505の操作信号を有効化し、処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態では、液晶表示パネルを用いた表示部を、二軸ヒンジ機構を介して回動可能に支持した撮像装置において、音声認識が必要となる場面で適切に音声認識制御を開始することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態では、液晶表示パネルを用いた表示部を、二軸ヒンジ機構を介して回動可能に支持した撮像装置において、音声認識が必要となる場面で適切に音声認識制御を開始することが可能となる。
なお、本発明の構成は、上記実施形態に例示したものに限定されるものではなく、材質、形状、寸法、形態、数、配置箇所等は、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
1 カメラ本体、2 カラー液晶モニタ部、3 二軸ヒンジ機構、3c 開き検出回路、
3d 傾き検出回路、10 マイク、11 音声認識回路、
31 焦点検出センサユニット、100 MPU、109 時刻計測回路、
505 操作ボタン
3d 傾き検出回路、10 マイク、11 音声認識回路、
31 焦点検出センサユニット、100 MPU、109 時刻計測回路、
505 操作ボタン
Claims (6)
- 撮像部を有する本体(1)と、前記本体(1)に対して少なくとも2つ以上の回転軸を有するヒンジ機構部(3)と、表示面が前記本体(1)に対し、前記ヒンジ機構部(3)を介して回転可能に支持された表示部(2)と、使用者の音声を電気信号に変換する音声入力手段(10)と、前記音声入力手段(10)に入力された音声の内容を認識する音声認識手段(11)と、前記音声認識手段(11)によって認識された音声の内容に合わせて撮像装置のパラメータを制御する制御部(100)を有する撮像装置において、
前記ヒンジ機構部(3)は、撮像面に対する表示面の傾きを検知して傾き検知信号を前記制御部(100)へ送信する角度検知手段(3d)を有し、
前記制御部(100)は、前記角度検知手段(3d)の傾き検知信号に基づいて前記音声認識手段(11)の制御を行うことを特徴とする撮像装置。 - 前記角度検知手段(3d)の傾き検知信号が入力されている場合には、前記制御部(100)は前記音声認識手段(11)に対し、音声認識を実行させ、前記角度検知手段(3d)の傾き検知信号が入力されていない場合には、前記制御部(100)は前記音声認識手段(11)に対し、音声認識を停止させる制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記角度検知手段(3d)は少なくとも2つ以上の角度を検知することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
- 被写体までの距離を測距する測距手段(31)を有し、前記角度検知手段(3d)の傾き検知信号が入力されている場合に、前記制御部(100)は前記測距手段(31)の距離に応じて前記音声認識手段(11)を制御する請求項1乃至3の何れか1項に記載の撮像装置。
- 時間を計測する計時手段(109)を有し、前記計時手段(109)によって前記角度検知手段(3d)の傾き検知信号が入力された時刻からある一定の時間を計測した場合に、前記制御部(100)が前記音声認識手段(11)を制御する請求項1乃至4の何れか1項に記載の撮像装置。
- 前記本体(1)は少なくとも1つの操作部(505)を有し、前記音声認識手段(11)が音声認識を実行している間は、前記制御部(100)は、前記操作部(505)による制御を実行しないことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の撮像装置。
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