JP7365793B2 - 撮像装置およびその制御方法、プログラム - Google Patents

撮像装置およびその制御方法、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、ユーザの音声により撮像装置を制御する技術に関する。
特許文献1には、カメラに音声認識機能を搭載し、ユーザの発する音声によりカメラの制御を行うことが記載されている。これにより、ユーザは、煩雑な操作を行うことなくハンズフリーでカメラを操作することができる。
特開2000-231142号公報
特許文献1のようにカメラに音声認識機能を搭載した場合、入力された音声データと膨大な音声データベースの音声情報を比較し、音声認識するため、音声の認識・理解に時間がかかることが考えられる。また、最近では、音声認識に関して、AIスピーカに代表されるように、ネットワーク経由で音声データを送信し、クラウド上で音声データを解析する方法がある。外部機器であるクラウドは、複雑な音声命令であっても認識精度の高い音声認識システムを用意することができるので、精度よく音声認識を行いユーザの意図する操作をすることができる。このような方法でカメラが音声データの解析を行った場合、ネットワークの通信状態によってはデータの送受信にも時間がかかることが考えられる。また、例えば、クラウド上での音声認識処理中にユーザが撮影開始の指示を行った場合、変更される前の設定で撮影処理が行われることになり、ユーザの意図する撮影ができないことが考えられる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされ、その目的は、音声認識中であることを容易に判別でき、ユーザの意図通りの撮影が可能になる技術を実現することである。
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明の撮像装置は、撮像手段と、音声入力手段と、ユーザの撮影開始の指示に応じて撮影処理を行う制御手段と、前記音声入力手段により入力されたユーザの音声に応じて撮影時の設定を変更する設定手段と、を有し、前記制御手段は、前記音声入力手段により入力された音声について音声認識処理を行っている間はユーザの撮影開始の指示を受け付けないように制御する。
本発明によれば、音声認識中であることを容易に判別でき、ユーザの意図通りの撮影が可能になる。
実施形態1の装置構成を示すブロック図。 実施形態1の撮像装置の処理を示すフローチャート。 実施形態1の音声認識サーバの処理を示すフローチャート。 実施形態2の撮像装置の処理を示すフローチャート。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
[実施形態1]以下、実施形態1について説明する。
以下では、本実施形態の撮像装置として外部機器とネットワークを介して通信可能なデジタルカメラに適用した例について説明する。なお、本実施形態の撮像装置はデジタルカメラに限らず、携帯電話やその一種であるスマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータ(PC)、PDA(Personal Digital Assistant)などのカメラ機能を有する他の装置にも適用可能である。
<装置構成>まず、図1を参照して、本実施形態の撮像装置1の構成および機能について説明する。
本実施形態の撮像装置1は、例えばレンズ部100とカメラ本体200とを有し、レンズ部100がカメラ本体200に着脱可能に構成されている一眼レフデジタルカメラ、あるいは、レンズ部100とカメラ本体200が一体的に構成されたコンパクトデジタルカメラである。カメラ本体200は、ネットワーク上のサーバ装置300と無線通信または有線通信により接続可能である。サーバ装置300は、例えば、音声認識機能を有する音声認識サーバである。
レンズ部100は撮像装置1の撮影光学系を構成する。レンズ部100は、絞り11、手振れ補正レンズなどのレンズ群12、フォーカスレンズやズームレンズなどのレンズ群13、などを備え、被写体の光学像をカメラ本体200へ導くことができる。
カメラ本体200は、レンズ部100により結像された光学像を光電変換して画像信号を生成する撮像素子21と、撮像素子21を露光する露出時間を調整するメカニカルシャッター22を備える。カメラ本体200は、複数の設定項目の設定値(撮影設定)に基づいて、レンズ部100の絞り11とレンズ群12、13を制御すると共に、撮像素子21の駆動タイミングとメカニカルシャッター22のシャッタースピードを制御して適正な露出で画像の撮像を行う。
カメラ本体200は、撮像素子21で撮像された画像やカメラの撮影時の各種の設定値などを表示可能な背面表示部23を備える。背面表示部23は、液晶パネルや有機ELなどの表示デバイスで構成され、カメラ本体200におけるレンズ部100とは反対側の背面部に設けられている。
なお、撮像素子21が、撮像素子21の信号蓄積時間および信号読出時間を制御することで露出時間を調整可能な電子シャッター機能を備えている場合にはメカニカルシャッター22は不要である。また、メカニカルシャッター22と電子シャッター機能を備える場合に、電子シャッターで露出時間を調整する場合はメカニカルシャッター22は全開状態とする。
カメラ本体200は、電気回路20を備える。電気回路20は、演算処理回路20a、メモリ回路20b、画像処理回路20c、画像圧縮回路20d、状態検出回路20e、音声再生回路20f、駆動制御回路20g、などを含む。
演算処理回路20aは、レンズ部100やカメラ本体200の動作を制御するための各種の演算処理を行うCPUやMPUなどのハードウェアプロセッサを含む。演算処理回路20aは、記憶部29に格納されたプログラムを実行することにより、レンズ部100やカメラ本体200の各部を制御する。ここでいうプログラムは、本実施形態の制御処理を行うプログラムを含む。
メモリ回路20bは、記憶部29から読み出したプログラムを展開するワークメモリ、撮像素子21で撮像された画像データを一時的に保持するバッファメモリ、背面表示部23の画像表示用メモリとして使用される。
画像処理回路20cは、撮像素子21で生成された画像信号をデジタルデータに変換し、各種の画像処理を行う。画像処理回路20cから出力される画像データは、背面表示部23に出力されたり、画像圧縮回路20dで所定のデータ形式に圧縮されて記憶部29に出力され記録される。
画像圧縮回路20dは、画像処理回路20cから出力される画像データを所定のデータ形式に圧縮符号化して画像ファイルを生成する。
状態検出回路20eは、音声認識サーバ300による音声認識状態を検出することが可能であり、音声認識状態の検出結果を演算処理回路20aに出力する。
音声再生回路20fは、記憶部29から読み出した音声ファイルから音声データを再生する。
駆動制御回路20gは、演算処理回路20aの演算処理結果に基づいて、不図示の駆動回路やアクチュエータなどを制御して、レンズ部100の絞り11、レンズ群12、13、カメラ本体200のメカニカルシャッター22を制御する。
カメラ本体200は、ユーザ操作を受け付けるスイッチ、ボタン、タッチパネルなどの操作部24を備える。本実施形態では、操作部24は、撮影準備または撮影開始を指示するシャッタースイッチ(SW)24aを含み、シャッタースイッチ24aを一段目まで浅く押す、いわゆる「半押し(撮影準備)」することで、AF(オートフォーカス)処理やAE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作を開始する。さらに、シャッタースイッチ24aを半押しから二段目まで深く押す、いわゆる「全押し(撮影開始)」することで、メカニカルシャッター22または撮像素子21の電子シャッター機能を作動させ、撮像素子21からの信号読み出しから記憶部29に画像データを書き込むまでの一連の撮影処理の動作を開始する。
シャッタースイッチ24aを「全押し」することで発生する撮影開始指示信号は状態検出回路20eに出力される。状態検出回路20eは、音声認識サーバ300による音声認識状態の検出結果を演算処理回路20aに出力する。演算処理回路20aは、音声認識状態の検出結果に基づいて、記憶部29に格納されたプログラムを実行し、後述する制御処理を実行する。なお、操作部24として、後述する音声認識サーバ300による音声認識機能をユーザがオンまたはオフできるスイッチを設けてもよい。
カメラ本体200は、通信部25を備える。通信部25は、カメラ本体200をインターネットなどのネットワークを介して外部機器と通信可能に接続するためのインターフェース回路を備える。カメラ本体200は、通信部25により、有線または無線のネットワークに接続された外部機器とデータの送受信を行うことができる。例えば、カメラ本体200は、通信部25を制御して、音声入力部27から入力された音声データをネットワーク上の音声認識サーバ300に出力可能である。また、カメラ本体200は、通信部25を制御して、音声認識サーバ300からカメラ本体200の撮影設定に関するコマンドを受信することもできる。
カメラ本体200は、音声入力部27を備える。音声入力部27は、マイクロフォンなどを備え、入力された音声を電気信号に変換し、音声データとして電気回路20に出力する。電気回路20に出力された音声データは、音声出力部28に出力されたり、画像データに付加されて記憶部29に出力され記録されたりする。本実施形態においては、例えば、音声入力部27はユーザが発した音声を入力し、音声データを電気回路20に出力する。電気回路20は、後述する音声認識サーバ300によりユーザの音声を認識し、認識結果に基づいてカメラ本体200の撮影設定を行うことができる。音声入力部27は、カメラ本体200に内蔵されていてもよいし、不図示の外部端子に接続されていてもよい。
カメラ本体200は、音声出力部28を備える。音声出力部28は、スピーカなどを備え、音声再生回路20fで再生された音声データを出力する。音声出力部28がカメラ本体200に内蔵されたスピーカの場合には音声を直接再生可能であり、イヤホンなどを有線または無線により接続可能な音声出力端子の場合には音声を音声出力端子を介して再生できる。
カメラ本体200は、メモリカードやハードディスクなどの記憶部29を備える。記憶部29には、演算処理回路20aが実行するプログラムが格納されている。また、記憶部29は、画像圧縮回路20dで所定のフォーマットに圧縮された画像ファイルが記録されたり、既に記録されている画像ファイルが読み出される。記憶部29は、カメラ本体200に対して着脱可能な形態であってもよいし、カメラ本体200に内蔵された形態であってもよい。
次に、図1を参照して、本実施形態の音声認識サーバ300の構成および機能について説明する。
音声認識サーバ300は、制御部30、通信部31、音声認識部32、コマンド生成部33を備える。
制御部30は、音声認識サーバ300の動作を制御するための各種の演算処理を行うCPUやMPUなどのハードウェアプロセッサを含む。制御部30は、所定のプログラムを実行することにより、音声認識サーバ300の各部を制御する。ここでいうプログラムは、本実施形態の音声認識処理を行うプログラムを含む。
通信部31は、ネットワークを介してカメラ本体200の通信部25と接続し、カメラ本体200とデータの送受信が可能である。通信部31は、カメラ本体200の通信部25から送信された音声データを音声認識部32に出力する。音声認識部32は、音声データを解析し、テキストデータとしてコマンド生成部33に出力する。音声認識部は例えばGPU(Graphics Processing Unit)を含む。GPUはデータをより多く並列処理することで効率的な演算を行うことができるので、ディープラーニングのような学習モデルを用いて複数回に渡り学習を行う場合にはGPUで処理を行うことが有効である。そこで本実施形態では、学習モデルを含む推論プログラムを実行する場合に、制御部30とGPUが協働して演算を行うことで音声認識のための推論処理を行う。なお、この推論処理は制御部30またはGPUのみにより演算が行われてもよい。また、この音声認識のために学習モデルを用いる場合には、あらかじめ、音声データを入力データ、その音声データの内容をテキストにしたテキストデータを教師データとして学習させておく。そして、推論処理の際には、カメラ本体200の通信部25から送信された音声データを入力データとして、推論した結果のテキストデータを出力する。コマンド生成部33は、テキストデータをカメラ本体200の撮影設定に関するコマンドに変換し、通信部31を介してカメラ本体200の通信部25に送信する。カメラ本体200は、音声認識サーバ300の通信部31から送信されたコマンドに基づいて、カメラ本体200の撮影設定を行う。このように、音声認識サーバ300は、ユーザが入力した音声データを撮像装置1で撮影設定を行うためのコマンドに変換することができる。
なお、図1において制御信号は省略されており、各構成要素の間のデータの流れのみを矢印で示している。
<撮像装置1の処理>次に、図2を参照して、実施形態1の撮像装置1による撮影時の設定処理と制御処理について説明する。なお、図2の処理は、カメラ本体200の電気回路20が備える演算処理回路(以下、制御部)20aが記憶部29に格納されたプログラムを実行することにより実現される。また、図2の処理は、撮像装置1の電源がオンされたり、動作モードが表示モードから撮影モードに切り替えられるなどして、撮像装置1が撮影可能な状態に遷移することで開始される。また、以下では、音声入力部27は、ユーザが発した音声を全て集音し、集音した音声データを音声認識サーバ300に送信して音声認識を行うものとする。後述する図4でも同様である。
S201では、制御部20aは、操作部24または自動で撮影に関する設定がされた後、処理をS202に進める。ここでは、例えば、シャッタースピードが1/30秒に設定される。
S202では、制御部20aは、操作部24に含まれるシャッタースイッチ24aが半押しされたか否かを判定する。制御部20aはシャッタースイッチ24aが半押しされたと判定した場合は、処理をS203に進め、半押しされないと判定した場合はS202の判定を継続する。
S203では、制御部20aは、音声入力部27がユーザの音声を入力したか否かを判定する。制御部20aは、音声入力部27がユーザの音声を入力したと判定した場合は、処理をS204に進め、ユーザの音声を入力していないと判定した場合は、処理をS209に進める。ここでは、例えば、音声入力部27が「シャッタースピードを1/60秒に変更」といった音声を入力する。
S204では、制御部20aは、状態検出回路20eにより、音声入力部27が音声を集音中であるか否かを判定する。制御部20aは、音声入力部27が音声を集音中であると判定した場合は、S204でのユーザの音声入力を継続し、集音が終了したと判定した場合は、処理をS205に進める。音声入力部27が音声を集音中にシャッタースイッチ24の全押しによる撮影開始の指示を受け付けた場合、制御部20aは、後述する音声入力により変更される前の設定で撮影処理を開始する。
S205では、制御部20aは、音声入力部27による集音が終了し、音声認識サーバ300による音声認識処理が開始されるので、シャッタースイッチ24aの全押しによる撮影開始の指示を無効化し、処理をS206に進める。この場合、機械的にシャッタースイッチの全押しが不可になるように構成してもよい。
S206では、制御部20aは、S203およびS204において音声入力部27から入力された音声データを、通信部25を介して音声認識サーバ300に送信し、処理をS207に進める。音声データは、例えば、wavファイルやmp3ファイルなどである。
S207では、制御部20aは、音声認識サーバ300から送信されたコマンドを通信部25を介して受信し、処理をS208に進める。コマンドは、例えば、シャッタースピードを1/60秒に変更するコマンドである。
S208では、制御部20aは、S207で受信したコマンドに含まれる、音声入力部27が入力したユーザの音声に応じた撮影設定の設定値を適用し、処理をS209に進める。ここでは、例えば、S201で設定されたシャッタースピードが1/30秒から1/60秒に変更される。
S209では、制御部20aは、状態検出回路20eによる音声認識状態の検出結果に基づいて音声認識処理が完了したと判定し、S205で無効化したシャッタースイッチ24aの全押しによる撮像開始の指示を有効化し、処理をS210に進める。
S210では、制御部20aは、シャッタースイッチ24aの全押しによる撮影開始の指示を受け付けたか否かを判定し、指示を受け付けた場合は、処理をS211に進め、指示がない場合は、処理をS202に戻す。
S211では、制御部20aは、S208で変更された設定に基づいて撮影処理を実行し、処理をS212に進める。
S212では、制御部20aは、S211で生成された画像データを記憶部29に記憶し、処理をS213に進める。
S213では、制御部20aは、撮影モードを終了するか否かを判定し、終了すると判定した場合は処理を終了し、終了しないと判定した場合は処理をS201に戻す。
なお、S211やS212では、撮影画像を表示すると共に、撮影画像が音声入力により変更された設定を反映したものであることを通知するように、背面表示部23にメッセージなどを表示してもよい。
<音声認識サーバ300の処理>次に、図3を参照して、本実施形態の音声認識サーバ300による音声認識処理について説明する。なお、図3の処理は、音声認識サーバ300の制御部30が不図示のメモリに格納されたプログラムを実行することにより実現される。
S301では、制御部30は、図2のS205においてカメラ本体200から音声データを受信する。
S302では、制御部30は、音声認識部32を制御して、S301で受信した音声データに対して音声認識処理を行う。音声認識部32は、音声データのテキスト化、言語理解などを行い、音声認識処理の結果をコマンド生成部33に出力する。
S303では、制御部30は、コマンド生成部33を制御して、音声認識処理の結果に基づいて、カメラの撮影設定に関するコマンドを生成し、通信部31に出力する。コマンド生成部33は、例えば、S302で音声データをテキスト化した内容が「シャッタースピードを1/60に設定」ならば、テキスト化した内容をカメラ本体200のシャッタースピードの設定を変更するコマンドに変換し、生成したコマンドを通信部31に出力した後、処理を終了する。音声入力により設定可能な項目は、シャッタースピードに限らず、ISO感度、絞り、連写/単写、動画/静止画、長時間露光/短時間露光など、記録フォーマット、現像色、記録先などでもよく、音声入力によりこれらの項目を変更する場合、ユーザが音声入力を用いて設定を変更する場合、ユーザの音声が言語理解され、設定変更を行うコマンドが生成される
S304では、制御部30は、通信部31を制御して、S303で生成したコマンドをカメラ本体200に送信する。
以上説明したように、実施形態1によれば、ユーザが音声入力を用いてカメラの撮影設定を変更する場合、音声認識処理中に受け付けたシャッタースイッチ24aの全押しによる撮影開始の指示を無効化する。これにより、ユーザは、音声認識処理中であること、音声入力した設定が反映されたことを容易に判別することができる。そして、ユーザは、音声入力した設定が反映され、シャッタースイッチ24aの全押しによる撮影開始の指示が受け付け可能な状態に戻った後、音声入力による設定が反映された状態で、ユーザの意図通りの撮影を行うことができる。
[実施形態2]次に、実施形態2について説明する。
実施形態1では、音声認識処理中のシャッタースイッチ24aの全押しによる撮影開始の指示を無効化していた。これに対して。実施形態2では、音声認識処理中にシャッタースイッチ24aの全押しによる撮影開始の指示を受け付けた場合、変更される前の撮影設定で撮影処理を開始する。その他に関しては実施形態1と同様であるため、以下では、異なるところを中心に説明する。また、実施形態2の撮像装置1および音声認識サーバ300の構成は実施形態1の図1と同様であり、実施形態2の音声認識サーバ300の処理は実施形態1の図3と同様であるため、説明を省略する。
<撮像装置1の処理>以下に、図4を参照して、実施形態2の撮像装置1による撮影時の設定処理と制御処理について説明する。
図4のS401~S404、S406~S408、S410~S413の処理は、図2のS201~S204、S206~S208、S210~S213と同様である。
図4は、S404において音声入力部27による集音が終了した後の処理が実施形態1の図2と異なっている。すなわち、実施形態1では集音が終了した後にS204においてシャッタースイッチ24aの全押しによる撮影開始の指示を無効にしたが、実施形態2では無効にせず、S406において音声データを音声認識サーバ300に送信する。なお、S404の後は、状態検出回路20eが音声認識サーバ300による音声認識処理中であることを検出している。
音声認識サーバ300による音声認識処理中において、S420では、制御部20aは、シャッタースイッチ24aの全押しによる撮影開始の指示を受け付けたか否かを判定し、指示を受け付けた場合は、処理をS421に進め、指示がない場合は、処理をS407に進める。
S407では、制御部20aは、音声認識サーバ300から送信されたコマンドを通信部25を介して受信し、処理をS408に進める。
S408では、制御部20aは、S407で受信したコマンドに含まれる、音声入力部27が入力したユーザの音声に応じた撮影設定の設定値を適用し、処理をS410に進める。
S421では、制御部20aは、音声入力部27による変更前の撮影設定で撮影処理を開始し、処理をS422に進める。
S422では、制御部20aは、音声認識サーバ300から送信されたコマンドを通信部25を介して受信し、処理をS423に進める。
S423では、制御部20aは、S422で受信したコマンドに含まれる、音声入力部27が入力したユーザの音声に応じた撮影設定の設定値を適用し、処理をS424に進める。
S424では、制御部20aは、S423で受信したコマンドに基づいて再撮影が必要か否かを判定する。制御部20aは、再撮影が必要であると判定した場合は、処理をS411に進め、必要ではないと判定した場合は、処理をS412に進める。再撮影が必要な場合とは、例えば、音声入力による撮影設定が撮影処理後に反映できない場合であり、シャッタースピード、ISO感度、絞り、連写/単写、動画/静止画などの設定変更が挙げられる。また、再撮影が必要な場合とは、撮影を中止する必要がある場合であり、例えば、長時間露光/短時間露光、動画/静止画などの設定変更が挙げられる。また、再撮影が不要な場合とは、撮影後の現像処理や記録処理において設定の反映が可能な場合であり、例えば、記録フォーマット、現像色、記録先などの変更が挙げられる。
S424で再撮影が必要な場合は、S411で、制御部20aは、設定変更後に再度撮影処理を行い、再撮影が不要な場合は、S412で、制御部20aは、S423の音声入力による撮影設定をS421で撮影した結果に反映させて記録する。
以上説明したように、実施形態2によれば、音声認識サーバ300における音声認識処理中にシャッタースイッチ24aの全押しによる撮影開始の指示を受け付けた場合、変更前の撮影設定で撮影処理を開始する。これにより、ユーザは、音声認識中のシャッターチャンスを逃すことなく、意図通りの撮影を行うことができる。
なお、S422でコマンドを受信したが、受信したコマンドに応じた設定が反映できない場合も考えられる。例えば、音声認識に失敗した場合、設定値がカメラのスペックをオーバーする場合などである。このような場合は、S411やS412において、撮影画像を表示すると共に、撮影画像が音声入力による変更前の設定を反映したものであるのか、音声入力による設定を反映したものであるのかを通知するように、背面表示部23にメッセージなどを表示してもよい。
上述した実施形態では、音声認識を外部の音声認識サーバ300で行う構成を説明したが、カメラ本体200で音声認識を行う構成でもよい。また、音声入力を受け付けるトリガをシャッタースイッチ24aを半押した場合としたが、これに限らず、例えば特定の音声を検知した場合でもよい。さらに、撮影を開始するトリガをシャッタースイッチ24aの全押した場合としたが、これに限らず、例えば背面表示部23をタッチした場合でもよい。
[他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
100…レンズ部、200…カメラ本体、300…音声認識サーバ、20…電気回路、21…撮像素子、24…操作部、25…通信部、27…音声入力部、30…制御部、31…通信部、32…音声認識部、33…コマンド生成部

Claims (6)

  1. 撮像手段と、
    音声入力手段と、
    ユーザの撮影開始の指示に応じて撮影処理を行う制御手段と、
    前記音声入力手段により入力されたユーザの音声に応じて撮影時の設定を変更する設定手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記音声入力手段により入力された音声について音声認識処理を行っている間はユーザの撮影開始の指示を受け付けないように制御することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御手段は、前記音声入力手段が音声を集音している間または前記音声認識処理が終了した後は前記撮影開始の指示を受け付けるように制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 音声認識機能を有する外部機器と通信可能な通信手段をさらに有し、
    前記制御手段は、前記音声入力手段により入力したユーザの音声を前記通信手段により外部機器に送信し、
    前記設定手段は、前記外部機器から受信したコマンドに基づいて、前記撮影時の設定を変更することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記撮影処理の結果が前記設定手段により変更される前の設定を反映したものであるのか、前記設定手段により変更された設定を反映したものであるのかを通知する通知手段をさらに有することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 撮像手段と、音声入力手段と、ユーザの撮影開始の指示に応じて撮影処理を行う制御手段と、を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記音声入力手段により入力された音声について音声認識処理を行っている間はユーザの撮影開始の指示を受け付けないようにし、
    前記音声認識処理が終了し前記音声入力手段により入力されたユーザの音声に応じて撮影時の設定が変更された後に前記撮影開始の指示を受け付けることを特徴とする制御方法。
  6. コンピュータを請求項1からのいずれか1項に記載の撮像装置の各手段として機能させるための、コンピュータが読み取り可能なプログラム。
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