JP5609270B2 - 撮像装置、撮像システム、撮像装置の制御方法およびプログラム - Google Patents

撮像装置、撮像システム、撮像装置の制御方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5609270B2
JP5609270B2 JP2010122168A JP2010122168A JP5609270B2 JP 5609270 B2 JP5609270 B2 JP 5609270B2 JP 2010122168 A JP2010122168 A JP 2010122168A JP 2010122168 A JP2010122168 A JP 2010122168A JP 5609270 B2 JP5609270 B2 JP 5609270B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
subject
area
distance
mtf
ranging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010122168A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011248160A (ja
Inventor
義人 寺島
義人 寺島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2010122168A priority Critical patent/JP5609270B2/ja
Priority to US13/076,975 priority patent/US8610784B2/en
Priority to CN201110121054XA priority patent/CN102262333A/zh
Priority to BRPI1102178-0A priority patent/BRPI1102178A2/pt
Publication of JP2011248160A publication Critical patent/JP2011248160A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5609270B2 publication Critical patent/JP5609270B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/28Systems for automatic generation of focusing signals
    • G02B7/36Systems for automatic generation of focusing signals using image sharpness techniques, e.g. image processing techniques for generating autofocus signals
    • G02B7/365Systems for automatic generation of focusing signals using image sharpness techniques, e.g. image processing techniques for generating autofocus signals by analysis of the spatial frequency components of the image
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B13/00Viewfinders; Focusing aids for cameras; Means for focusing for cameras; Autofocus systems for cameras
    • G03B13/32Means for focusing
    • G03B13/34Power focusing
    • G03B13/36Autofocus systems
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B3/00Focusing arrangements of general interest for cameras, projectors or printers
    • G03B3/10Power-operated focusing
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/67Focus control based on electronic image sensor signals
    • H04N23/673Focus control based on electronic image sensor signals based on contrast or high frequency components of image signals, e.g. hill climbing method
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/67Focus control based on electronic image sensor signals
    • H04N23/675Focus control based on electronic image sensor signals comprising setting of focusing regions
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/60Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise
    • H04N25/61Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise the noise originating only from the lens unit, e.g. flare, shading, vignetting or "cos4"
    • H04N25/615Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise the noise originating only from the lens unit, e.g. flare, shading, vignetting or "cos4" involving a transfer function modelling the optical system, e.g. optical transfer function [OTF], phase transfer function [PhTF] or modulation transfer function [MTF]

Description

本発明は、撮像装置に関し、特に、オートフォーカス機能を備える撮像装置、撮像システムおよびこれらの制御方法ならびに当該方法をコンピュータに実行させるプログラムに関する。
近年、人物や動物等の被写体を撮像して画像データ(撮像画像)を生成し、この画像データを画像コンテンツとして記録するデジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ(例えば、カメラ一体型レコーダ)等の撮像装置が普及している。また、フォーカスを自動で合わせるオートフォーカス機能を備える撮像装置が広く普及している。
このオートフォーカス機能を備える撮像装置として、例えば、生成された撮像画像において複数の測距エリアを配置し、これらの各測距エリアのうちから最適な測距エリアを選択する撮像装置が存在する。このように最適な測距エリアを選択する機能(測距エリア選択機能)は、例えば、「マルチAF」、「多点測距AF」、「ワイドAF」と称される。
この測距エリア選択機能を備える撮像装置を用いて撮像動作を行うことにより、例えば、撮像画像における中央に主要被写体が存在しない場合でも、その主要被写体にフォーカスを合わせることができる。すなわち、撮影者が特別な操作をしなくても、その主要被写体にフォーカスを合わせることができるため、初心者であっても適切な撮像画像を記録することができる。
ここで、撮像装置により撮像画像を生成する場合には、その生成に用いられるレンズの個体差によって像高の変化に対するMTF劣化の程度が異なる。すなわち、撮像画像の生成に用いられるレンズの個体差によってMTF特性が異なる。このため、例えば、交換レンズを装着可能な撮像装置により撮像画像を生成する場合には、装着されている交換レンズのMTF特性を考慮して測距エリアを選択することが重要となる。
例えば、複数の測距エリアの焦点評価値に対して、MTFが高い測距エリアには小さい重み付けをし、MTFが低い測距エリアには高い重み付けをすることにより、MTFの差による焦点評価値の差を補正するカメラが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−107332号公報(図1)
上述の従来技術では、複数の測距エリアの焦点評価値を比較する場合に、BPF特性を補正することにより、MTF特性の影響を除去することができる。これにより、上述の従来技術では、MTFが低い測距エリアが選択されやすくなる。このため、MTFの減少率が比較的小さい場合には比較的適切な測距エリアを選択することができる。
しかしながら、上述の従来技術では、MTFの減少率が比較的大きい場合でも、MTFが低い測距エリアが選択されやすくなるため、MTFが極めて低い測距エリアが選択されるおそれがある。このように、MTFが極めて低い測距エリアが選択された場合には、解像感のある撮像画像を記録することができないおそれがある。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、MTF特性を考慮して適切な測距エリアを設定することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その第1の側面は、レンズを介して入射される被写体からの入射光を変換して撮像画像を生成する撮像部と、上記生成された撮像画像に配置される複数の測距エリアのそれぞれについて上記レンズから上記測距エリアに含まれる被写体までの距離である被写体距離と上記レンズに関する上記測距エリア毎のMTFとを取得して当該取得された被写体距離およびMTFに基づいて合焦対象とすべき被写体を含む測距エリアを合焦対象エリアとして選択する選択部と、上記選択された合焦対象エリアに含まれる被写体に合焦するようにフォーカス制御を行うフォーカス制御部とを具備し、上記選択部は、上記被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアとMTFが最大となる測距エリアとが同一であるか否かを判定し、それらが同一である場合には、当該測距エリアを上記合焦対象エリアとして選択し、それらが同一でない場合において、上記被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアのMTFが閾値を基準として小さい場合には、当該測距エリアを上記合焦対象エリアの選択対象から除外して当該除外後に上記合焦対象エリアの選択対象とされる各測距エリアについて上記判定を行う撮像装置およびその制御方法ならびに当該方法をコンピュータに実行させるプログラムである。これにより、複数の測距エリアのそれぞれについて被写体距離およびMTFを取得し、この取得された被写体距離およびMTFに基づいて合焦対象エリアを選択し、この選択された合焦対象エリアに含まれる被写体に合焦するようにフォーカス制御を行うという作用をもたらす。また、被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアと、MTFが最大となる測距エリアとが同一であるか否かを判定し、それらが同一である場合には、その測距エリアを合焦対象エリアとして選択し、それらが同一でない場合において、被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアのMTFが閾値を基準として小さい場合には、この測距エリアを合焦対象エリアの選択対象から除外し、この除外後に合焦対象エリアの選択対象とされる各測距エリアについて判定を行うという作用をもたらす。
また、本発明の第2の側面はレンズを介して入射される被写体からの入射光を変換して撮像画像を生成する撮像部と、上記生成された撮像画像に配置される複数の測距エリアのそれぞれについて上記レンズから上記測距エリアに含まれる被写体までの距離である被写体距離と上記レンズに関する上記測距エリア毎のMTFとを取得して当該取得された被写体距離およびMTFに基づいて合焦対象とすべき被写体を含む測距エリアを合焦対象エリアとして選択する選択部と、上記選択された合焦対象エリアに含まれる被写体に合焦するようにフォーカス制御を行うフォーカス制御部とを具備し、上記選択部は、上記被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアとMTFが最大となる測距エリアとが同一である場合には当該測距エリアを上記合焦対象エリアとして選択し、それらが同一でない場合において当該MTFが最大となる測距エリアに対する当該被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアのMTF減少率が閾値を基準として小さい場合には当該被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアを上記合焦対象エリアとして選択するようにしてもよい。これにより、被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアと、MTFが最大となる測距エリアとが同一でない場合において、そのMTFが最大となる測距エリアに対する、その被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアのMTF減少率が閾値を基準として小さい場合には、その被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアを合焦対象エリアとして選択するという作用をもたらす。
また、本発明の第3の側面はレンズを介して入射される被写体からの入射光を変換して撮像画像を生成する撮像部と、上記生成された撮像画像に配置される複数の測距エリアのそれぞれについて上記レンズから上記測距エリアに含まれる被写体までの距離である被写体距離と上記レンズに関する上記測距エリア毎のMTFとを取得して当該取得された被写体距離およびMTFに基づいて合焦対象とすべき被写体を含む測距エリアを合焦対象エリアとして選択する選択部と、上記選択された合焦対象エリアに含まれる被写体に合焦するようにフォーカス制御を行うフォーカス制御部とを具備し、上記選択部は、上記被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアとMTFが最大となる測距エリアとが同一である場合には、当該測距エリアを上記合焦対象エリアとして選択し、それらが同一ではなく当該被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアのMTFが閾値を基準として大きい場合において、当該MTFが最大となる測距エリアに対する当該被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアのMTF減少率が閾値を基準として小さい場合には、当該被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアを上記合焦対象エリアとして選択するようにしてもよい。これにより、被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアと、MTFが最大となる測距エリアとが同一ではなく、その被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアのMTFが閾値を基準として大きい場合において、そのMTFが最大となる測距エリアに対する、その被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアのMTF減少率が閾値を基準として小さい場合には、その被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアを合焦対象エリアとして選択するという作用をもたらす。
また、本発明の第4の側面はレンズを介して入射される被写体からの入射光を変換して撮像画像を生成する撮像部と、上記生成された撮像画像に配置される複数の測距エリアのそれぞれについて上記レンズから上記測距エリアに含まれる被写体までの距離である被写体距離と上記レンズに関する上記測距エリア毎のMTFとを取得して当該取得された被写体距離およびMTFに基づいて合焦対象とすべき被写体を含む測距エリアを合焦対象エリアとして選択する選択部と、上記選択された合焦対象エリアに含まれる被写体に合焦するようにフォーカス制御を行うフォーカス制御部とを具備し、上記選択部は、上記被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアとMTFが最大となる測距エリアとが同一である場合には、当該測距エリアを上記合焦対象エリアとして選択し、それらが同一ではなく当該被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアのMTFが閾値を基準として大きい場合において、当該MTFが最大となる測距エリアに対する当該被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアのMTF減少率が閾値を基準として大きい場合には、当該被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアを上記合焦対象エリアの選択対象から除外するようにしてもよい。これにより、被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアと、MTFが最大となる測距エリアとが同一ではなく、その被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアのMTFが閾値を基準として大きい場合において、そのMTFが最大となる測距エリアに対する、その被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアのMTF減少率が閾値を基準として大きい場合には、その被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアを合焦対象エリアの選択対象から除外するという作用をもたらす。
また、本発明の第5の側面はレンズを介して入射される被写体からの入射光を変換して撮像画像を生成する撮像部と、上記生成された撮像画像に配置される複数の測距エリアのそれぞれについて上記レンズから上記測距エリアに含まれる被写体までの距離である被写体距離と上記レンズに関する上記測距エリア毎のMTFとを取得して当該取得された被写体距離およびMTFに基づいて合焦対象とすべき被写体を含む測距エリアを合焦対象エリアとして選択する選択部と、上記選択された合焦対象エリアに含まれる被写体に合焦するようにフォーカス制御を行うフォーカス制御部とを具備し、上記選択部は、上記被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアとMTFが最大となる測距エリアとが同一である場合には、当該測距エリアを上記合焦対象エリアとして選択し、それらが同一ではなく当該MTFが最大となる測距エリアに対する当該被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアのMTF減少率が閾値を基準として大きい場合において、それらの各測距エリアに含まれる被写体に係る上記被写体距離の差分値が閾値を基準として小さい場合には、当該MTFが最大となる測距エリアを上記合焦対象エリアとして選択するようにしてもよい。これにより、被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアと、MTFが最大となる測距エリアとが同一ではなく、そのMTFが最大となる測距エリアに対する、その被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアのMTF減少率が閾値を基準として大きい場合において、それらの各測距エリアに含まれる被写体に係る被写体距離の差分値が閾値を基準として小さい場合には、そのMTFが最大となる測距エリアを合焦対象エリアとして選択するという作用をもたらす。
また、本発明の第6の側面はレンズを介して入射される被写体からの入射光を変換して撮像画像を生成する撮像部と、上記生成された撮像画像に配置される複数の測距エリアのそれぞれについて上記レンズから上記測距エリアに含まれる被写体までの距離である被写体距離と上記レンズに関する上記測距エリア毎のMTFとを取得して当該取得された被写体距離およびMTFに基づいて合焦対象とすべき被写体を含む測距エリアを合焦対象エリアとして選択する選択部と、上記選択された合焦対象エリアに含まれる被写体に合焦するようにフォーカス制御を行うフォーカス制御部とを具備し、上記選択部は、上記被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアとMTFが最大となる測距エリアとが同一である場合には、当該測距エリアを上記合焦対象エリアとして選択し、それらが同一ではなく当該MTFが最大となる測距エリアに対する当該被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアのMTF減少率が閾値を基準として大きい場合において、それらの各測距エリアに含まれる被写体に係る上記被写体距離の差分値が閾値を基準として大きい場合には、当該MTFが最大となる測距エリアを上記合焦対象エリアの選択対象から除外するようにしてもよい。これにより、被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアと、MTFが最大となる測距エリアとが同一ではなく、そのMTFが最大となる測距エリアに対する、その被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアのMTF減少率が閾値を基準として大きい場合において、それらの各測距エリアに含まれる被写体に係る被写体距離の差分値が閾値を基準として大きい場合には、そのMTFが最大となる測距エリアを合焦対象エリアの選択対象から除外するという作用をもたらす。
また、この第1乃至第6の側面において、上記生成された撮像画像に含まれる特定対象物を検出する検出部をさらに具備し、上記選択部は、上記生成された撮像画像における上記検出された特定対象物の位置を基準として上記測距エリアを配置するようにしてもよい。これにより、生成された撮像画像に含まれる特定対象物を検出し、その生成された撮像画像における特定対象物の位置を基準として測距エリアを配置するという作用をもたらす。
また、本発明の第の側面は、レンズを含む複数の光学部材と、上記撮像装置との間で通信を行う第一通信部と、上記複数の光学部材の各状態に応じたMTFを上記複数の光学部材の状態毎に保持する保持部とを備える交換レンズと、上記交換レンズとの間で通信を行う第二通信部と、上記レンズを介して入射される被写体からの入射光を変換して撮像画像を生成する撮像部と、上記生成された撮像画像に配置される複数の測距エリアのそれぞれについて上記レンズに関する上記測距エリア毎のMTFを上記保持部から取得して上記レンズから上記測距エリアに含まれる被写体までの距離である被写体距離を上記測距エリア毎に算出して当該算出された被写体距離および当該取得されたMTFに基づいて合焦対象とすべき被写体を含む測距エリアを合焦対象エリアとして選択する選択部と、上記選択された合焦対象エリアに含まれる被写体に合焦するようにフォーカス制御を行うフォーカス制御部とを備える撮像装置とを具備し、上記選択部は、上記被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアとMTFが最大となる測距エリアとが同一であるか否かを判定し、それらが同一である場合には、当該測距エリアを上記合焦対象エリアとして選択し、それらが同一でない場合において、上記被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアのMTFが閾値を基準として小さい場合には、当該測距エリアを上記合焦対象エリアの選択対象から除外して当該除外後に上記合焦対象エリアの選択対象とされる各測距エリアについて上記判定を行う撮像システムおよびその制御方法ならびに当該方法をコンピュータに実行させるプログラムである。これにより、複数の測距エリアのそれぞれについて被写体距離およびMTFを取得し、この取得された被写体距離およびMTFに基づいて合焦対象エリアを選択し、この選択された合焦対象エリアに含まれる被写体に合焦するようにフォーカス制御を行うという作用をもたらす。また、被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアと、MTFが最大となる測距エリアとが同一であるか否かを判定し、それらが同一である場合には、その測距エリアを合焦対象エリアとして選択し、それらが同一でない場合において、被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアのMTFが閾値を基準として小さい場合には、この測距エリアを合焦対象エリアの選択対象から除外し、この除外後に合焦対象エリアの選択対象とされる各測距エリアについて判定を行うという作用をもたらす。

本発明によれば、MTF特性を考慮して適切な測距エリアを設定することができるという優れた効果を奏し得る。
本発明の第1の実施の形態における撮像システム10の内部構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の第1の形態における撮像システム10の外観構成例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における撮像装置100の機能構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態における撮像システム10を用いた撮像動作状態およびこれにより生成された撮像画像の例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における測距エリア選択部340により設定される撮像画像における測距エリアの配置例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における交換レンズ200のMTF特性を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における撮像装置100によるオートフォーカス処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態における撮像装置100によるオートフォーカス処理の処理手順のうちのエリア選択第一処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態における撮像装置100によるオートフォーカス処理の処理手順のうちのエリア選択第二処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態における撮像システム10により生成された撮像画像の例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における撮像装置600の機能構成例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態における測距エリア選択部620により設定される撮像画像における測距エリアの配置例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態における撮像装置800の内部構成例を示すブロック図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施の形態と称する)について説明する。説明は以下の順序により行う。
1.第1の実施の形態(測距エリア選択制御:撮像システムにおいて、MTF特性および被写体距離に基づいて複数の測距エリアのうちから1つの測距エリアを選択する例)
2.第2の実施の形態(測距エリア選択制御:撮像画像に含まれる人物の顔に付される測距エリアのうちから1つの測距エリアを選択する例)
3.第3の実施の形態(測距エリア選択制御:撮像装置において、MTF特性および被写体距離に基づいて複数の測距エリアのうちから1つの測距エリアを選択する例)
<1.第1の実施の形態>
[撮像システムの内部構成例]
図1は、本発明の第1の実施の形態における撮像システム10の内部構成例を示すブロック図である。撮像システム10は、撮像装置100および交換レンズ200を備える。撮像システム10は、例えば、レンズを交換することが可能なデジタルスチルカメラ(例えば、デジタル一眼カメラ)により実現される。
撮像装置100は、被写体を撮像して画像データ(撮像画像)を生成し、生成された画像データを画像コンテンツ(静止画コンテンツまたは動画コンテンツ)として記録する撮像装置である。また、撮像装置100は、レンズマウント(図示せず)を介して交換レンズ200を取り付けることができる。
交換レンズ200は、レンズマウント(図示せず)を介して撮像装置100に取り付けられる交換レンズユニットである。交換レンズ200は、ズームレンズ211と、ズーム位置検出部212と、フォーカスレンズ221と、フォーカスレンズ駆動モータ222と、絞り231と、絞り駆動モータ232とを備える。また、交換レンズ200は、モータドライバ240と、レンズ情報保持部250と、レンズ制御部260とを備える。
ズームレンズ211は、電動または手動の何れかの駆動により光軸方向に移動して焦点距離を調整するレンズである。すなわち、ズームレンズ211は、撮像画像に含まれる被写体を拡大または縮小させるため、被写体に対して前後に駆動するレンズである。また、ズームレンズ211により、ズーム機能が実現される。なお、本発明の第1の実施の形態では、ユーザによる手動操作により、ズームレンズ211を駆動させる例を示す。
ズーム位置検出部212は、ユーザによるズーム操作により駆動されたズームレンズ211の位置を検出するものであり、検出結果をレンズ制御部260に出力する。
フォーカスレンズ221は、フォーカスレンズ駆動モータ222の駆動により光軸方向に移動してフォーカスを調整するレンズである。すなわち、フォーカスレンズ221は、被写体に含まれる所望の対象物にピントを合わせるために使用されるレンズである。また、フォーカスレンズ221により、オートフォーカス機能が実現される。
フォーカスレンズ駆動モータ222は、モータドライバ240の制御に基づいて、フォーカスレンズ221を移動させるものである。
絞り231は、ズームレンズ211およびフォーカスレンズ221を通過する入射光の光量を調整するものであり、その調整後の光が撮像素子111に供給される。絞り231は、絞り駆動モータ232により駆動され、絞りの開度が調節される。
絞り駆動モータ232は、モータドライバ240の制御に基づいて、絞り231を駆動するものである。
このように交換レンズ200を構成するズームレンズ211およびフォーカスレンズ221は、被写体からの入射光を集光するレンズ群であり、これらのレンズ群により集光された光が絞り231を介して撮像素子111に入射される。
モータドライバ240は、レンズ制御部260の制御に基づいて、フォーカスレンズ駆動モータ222および絞り駆動モータ232を駆動するドライバである。
レンズ情報保持部250は、交換レンズ200を構成する各光学部材(フォーカスレンズ221、絞り231等)に関する固有の情報(レンズ情報)を保持するメモリであり、保持されている情報をレンズ制御部260に供給する。この固有の情報は、例えば、フォーカスレンズ221の位置(フォーカスが合う被写体の位置)と、焦点距離と、絞り値(F値)と、MTFとを含む光学部材に関する光学部材情報(レンズ情報)である。ここで、MTF(Modulation Transfer Function)は、レンズの性能を示す指標の1つであり、コントラストの再現率を像高(画面中心からの距離)毎に示すものである。なお、MTFは、焦点距離f、絞り値、フォーカスレンズ221の位置等に応じて変化する。また、レンズの種類が異なると、MTFの特性も大きく変化することが多い。このため、各光学部材の状態(フォーカスレンズ221の位置等)に応じたMTFが各状態に関連付けて、固有の情報としてレンズ情報保持部250に保持されている。すなわち、レンズ情報保持部250は、複数の光学部材の各状態に応じたMTFを、複数の光学部材の状態毎に保持する。なお、レンズ情報保持部250は、特許請求の範囲に記載の保持部の一例である。
レンズ制御部260は、撮像装置100との間で各種情報の通信処理を行い、この通信結果に基づいて、交換レンズ200を構成する各部(フォーカスレンズ221、絞り231等)を制御するものである。すなわち、レンズ制御部260は、撮像装置100の制御部130からの制御信号に基づいて、交換レンズ200を構成する各部を制御する。また、レンズ制御部260は、撮像装置100の制御部130からの送信要求に応じて、レンズ情報保持部250に保持されているレンズ情報を制御部130に送信する。例えば、撮像装置100および交換レンズ200間の通信処理は、同期通信により行われる。なお、レンズ制御部260は、特許請求の範囲に記載の第一通信部の一例である。
撮像装置100は、システムバス101と、撮像素子111と、アナログ信号処理部112と、A/D(Analog/Digital)変換部113とを備える。また、撮像装置100は、デジタル信号処理部(以下では、「DSP(Digital Signal Processor)」と称する。)114と、表示部115と、記録デバイス116とを備える。また、撮像装置100は、垂直ドライバ117と、タイミングジェネレータ(以下では、「TG(Timing Generator)」と称する。)118と、操作部120と、制御部130とを備える。また、撮像装置100は、メモリ(ROM(Read Only Memory))140と、メモリ(RAM(Random Access Memory))150とを備える。また、撮像装置100は、メモリ(EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory))160を備える。なお、DSP114、垂直ドライバ117、TG118、操作部120、制御部130、メモリ(ROM)140、メモリ(RAM)150およびメモリ(EEPROM)160がシステムバス101を介して相互に通信可能となるように接続されている。
撮像素子111は、ズームレンズ211、フォーカスレンズ221および絞り231を介して供給される光(入射光)を受光し、この入射光を電気信号に変換させる光電変換素子である。そして、撮像素子111は、変換された電気信号(アナログ信号)をアナログ信号処理部112に供給する。また、撮像素子111は、垂直ドライバ117により駆動される。なお、撮像素子111として、例えば、CCD(Charge Coupled Device)センサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ等を用いることができる。
アナログ信号処理部112は、TG118により駆動され、撮像素子111から供給される電気信号(アナログ信号)についてノイズ除去処理等のアナログ処理を施すものであり、アナログ処理が施されたアナログ信号をA/D変換部113に供給する。
A/D変換部113は、TG118により駆動され、アナログ信号処理部112から供給されたアナログ信号をデジタル信号に変換するものであり、変換されたデジタル信号をDSP114に供給する。
DSP114は、制御部130の制御に基づいて、A/D変換部113から供給されるデジタル信号について、黒レベル補正、ホワイトバランス調節、γ補正等の画像処理を行うものである。そして、DSP114は、画像処理が施された画像データを、表示部115、記録デバイス116および制御部130に供給する。例えば、DSP114は、画像処理が施された画像データについて圧縮処理を施し、この圧縮処理が施された画像データ(圧縮画像データ)を記録デバイス116に供給する。また、DSP114は、記録デバイス116に記録されている圧縮画像データについて伸張処理を施し、この伸張処理が施された画像データを表示部115に供給する。なお、圧縮方式として、例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)方式を採用することができる。また、DSP114から供給された画像データを用いて制御部130が各制御を行う。
表示部115は、DSP114から供給される画像データを表示する表示装置である。表示部115は、例えば、静止画撮影モードの設定時における撮影待機状態では、DSP114により画像処理が施された画像データを撮像画像(いわゆる、スルー画像)として表示する。また、例えば、表示部115は、記録デバイス116に記録されている画像データを一覧画像として表示させ、その画像データを再生することができる。表示部115として、例えば、有機EL(Electro Luminescence)パネル、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示パネルを用いることができる。
記録デバイス116は、DSP114により画像処理が施された画像データを記録する記録デバイスである。また、記録デバイス116は、記録されている画像データをDSP114に供給する。なお、記録デバイス116は、撮像装置100に内蔵するようにしてもよく、撮像装置100から着脱可能とするようにしてもよい。また、記録デバイス116として、半導体メモリ、光記録媒体、磁気ディスク、HDD(Hard Disk Drive)等の種々の記録媒体を用いることができる。なお、光記録媒体として、例えば、記録可能なDVD(Digital Versatile Disk)、記録可能なCD(Compact Disc)、ブルーレイディスク(Blu-ray Disc(登録商標))等を用いることができる。
垂直ドライバ117は、制御部130の制御に基づいて、撮像素子111を駆動する垂直ドライバである。
TG118は、制御部130から供給される基準クロックに基づいて、垂直ドライバ117、アナログ信号処理部112およびA/D変換部113の駆動制御信号を生成するものである。
操作部120は、各種操作を行うためのボタン、スイッチ等の操作部材を備え、ユーザからの操作入力を受け付ける操作部であり、受け付けられた操作入力の内容をシステムバス101を介して制御部130に出力する。なお、撮像装置100の外面に配置されるボタン等の操作部材以外に、表示部115上にタッチパネルを設け、ユーザからの操作入力をタッチパネルにおいて受け付けるようにしてもよい。
制御部130は、メモリ(ROM)140等に記憶されている各情報に基づいて、撮像装置100の各部を制御する中央演算装置である。また、制御部130は、交換レンズ200との通信制御を行い、各種情報の送受信を行う。制御部130は、例えば、露出、ホワイトバランス、フォーカス、閃光発光(図2に示す閃光発光部102)等を制御する。また、例えば、制御部130は、撮像時には、操作部120からのユーザの操作入力、DSP114からの画像データに基づいて、制御信号を生成する。そして、生成された制御信号をモータドライバ240、垂直ドライバ117、TG118、交換レンズ200等に出力し、フォーカスレンズ221や絞り231等を動作させることにより、露出、ホワイトバランス、フォーカス、閃光等の制御を行う。また、制御部130は、各処理に用いられる情報の送信要求を交換レンズ200に行う。
また、制御部130は、DSP114により画像処理が施された画像データを記録する場合には、操作部120からのユーザの操作入力に基づいて、DSP114に制御信号を出力する。そして、DSP114により圧縮処理が施された画像データを静止画ファイルとして記録デバイス116に記録させる。また、制御部130は、記録デバイス116に記録されている静止画ファイルを表示する場合には、操作部120からのユーザの操作入力に基づいて、DSP114に制御信号を出力する。そして、記録デバイス116に記録されている静止画ファイルに対応する画像を表示部115に表示させる。
また、制御部130は、撮像素子111等により生成される画像信号から取得された被写体のコントラスト信号を用いてフォーカス制御(いわゆる、コントラストAF)を行う。この場合に、その生成される画像信号(撮像画像)において複数の測距エリアが配置され、これらの各測距エリアのうちから1つの測距エリアが合焦対象エリアとして選択される。これにより、主要被写体にフォーカスがあった適切な写真(撮像画像)を記録することができる。なお、制御部130は、例えば、CPU(Central Processing Unit)により実現される。また、制御部130の機能構成については、図3を参照して詳細に説明する。
メモリ(ROM)140は、制御部130が各処理を実行するための各種プログラムや各種データを記憶する不揮発性メモリである。
メモリ(RAM)150は、制御部130が動作する際に一時的に保持すべきデータや書き換え可能なデータを保持する揮発性メモリであり、例えば、制御部130が動作する際に作業用のメモリとして用いられる。
メモリ(EEPROM)160は、撮像装置100が電源オフの間もデータを保持するメモリであり、各種設定条件等が記録される。
[撮像システムの外観構成例]
図2は、本発明の実施の第1の形態における撮像システム10の外観構成例を示す図である。図2(a)は、撮像システム10の外観を示す正面図であり、図2(b)は、撮像システム10の外観を示す背面図であり、図2(c)は、撮像システム10の外観を示す上面図である。
撮像装置100は、閃光発光部102と、撮像素子111と、表示部115と、シャッターボタン121と、モードダイヤル122と、上下左右操作ボタン123と、決定ボタン124と、キャンセルボタン125と、電源スイッチ126とを備える。また、交換レンズ200は、ズームレンズ211と、フォーカスレンズ221と、絞り231とを備える。なお、シャッターボタン121、モードダイヤル122、上下左右操作ボタン123、決定ボタン124、キャンセルボタン125および電源スイッチ126は、図1に示す操作部120に対応する。また、撮像素子111、表示部115、ズームレンズ211、フォーカスレンズ221および絞り231は、図1に示す同一名称の各部に対応するため、ここでの詳細な説明を省略する。なお、ズームレンズ211、フォーカスレンズ221および絞り231は、交換レンズ200に内蔵されているものであり、撮像素子111は、撮像装置100に内蔵されているものであるため、これらを図2(c)では点線で示す。
図2では、撮像装置100の外側面に設けられている上下左右操作ボタン123、決定ボタン124等の操作部材を用いて、表示部115に表示される画像やボタン等の選択操作(例えば、ボタンの押下操作)を行う撮像システム10を例にして示す。
閃光発光部102は、制御部130(図1に示す)の制御に基づいて、被写体への光線を照射させ、被写体からの光(反射光)を増加させるものである。これにより、周囲の照度が低い状況においても撮像を可能とする。
シャッターボタン121は、シャッター操作を行うための操作部材であり、ユーザにより全押しまたは半押し操作が行われる。例えば、シャッターボタン121が半押しされた場合には、撮像に最適なフォーカス制御が行われる。また、シャッターボタン121が全押しされた場合には、撮像に最適なフォーカス制御が行われ、この全押しの際における画像データが記録デバイス116に記録される。
モードダイヤル122は、各モードを設定するためのダイヤルである。例えば、通常のAFモード、オート撮影モード(いわゆる、おまかせオート撮影モード)、記録デバイス116に記録されている画像を表示させるための画像表示モード等がモードダイヤル122の操作により設定される。
上下左右操作ボタン123は、表示部115に表示されるボタンや画像等の項目を選択する場合に用いられる操作ボタンであり、押下された部分に応じて現在選択されている項目が上下左右に移動する。
決定ボタン124は、表示部115に表示されている各項目の選択状態を確定する場合に用いられるボタンである。キャンセルボタン125は、表示部115に表示されている各項目の選択状態が確定されている場合に、この確定を解除するために用いられるボタンである。電源スイッチ126は、撮像装置100の電源のON/OFFを切り替えるスイッチである。
また、撮像システム10においては、ユーザの手動操作によりズーム操作が行われる。このズーム操作は、例えば、交換レンズ200の所定部分をユーザが手で握った状態で行われる。例えば、ユーザの手動操作によりズーム操作が行われると、この手動操作に応じてズーム機能が制御され、撮像画像に含まれる被写体を拡大または縮小させることができる。
ここで、撮像装置100が用いるコントラストAFの特性について説明する。コントラストAFは、撮像画像に含まれる特定領域(測距エリア)において、このAF領域内の画像の空間周波数の高周波成分を抽出し、この高周波成分の輝度差分(AF評価値)に基づいて合焦位置を検出する方法である。すなわち、その抽出された高周波成分の輝度差分が最も大きくなる位置にフォーカスレンズを移動させることにより、フォーカスが合った撮像画像を生成することができる。
また、コントラストAFを撮像システム10に用いることにより、構成部品を少なくすることができ、小型化および低コスト化を実現することができる。ここで、交換レンズ方式の撮像システムでは、交換レンズおよび撮像装置(カメラ本体)を組み合わせた際におけるフランジバックの長さの誤差を起因としてAF精度が劣化することが想定される。しかしながら、コントラストAFを用いることにより、フランジバックの長さの誤差を起因とするAF精度の劣化を抑えることができる。
また、撮像装置100は、AF処理の際に、撮像画像の画面内において複数の測距エリアを配置してこれらの各測距エリアの中から最適な測距エリアを選択する。すなわち、撮像範囲において設定される複数の測距エリアの中から最適な測距エリアを選択する。例えば、撮像装置100に最も近い被写体(例えば、主要被写体)を含む測距エリアを選択することにより、撮像装置100に最も近い被写体にフォーカスを合わせることができる。これにより、例えば、主要被写体以外の被写体(例えば、背景の山)にフォーカスが合うことを防止することができる(いわゆる、中抜けの失敗防止)。また、画像認識技術を用いて、主要被写体(例えば、人物の顔)が存在すると想定される測距エリア(または、その周辺のエリア)にフォーカスを合わせることができる。これにより、例えば、撮像画像における中央に主要被写体が存在しない場合でも、その主要被写体にフォーカスを合わせることができる。
ここで、撮像装置100により撮像画像を生成する場合には、その生成に用いられる交換レンズの個体差によって像高の変化に対するMTF劣化の程度が異なる。すなわち、撮像画像の生成に用いられる交換レンズの個体差によってMTF特性が異なる。例えば、MTF劣化が比較的大きい交換レンズを用いて、至近優先のAF処理を実行する場合において、MTFが悪い周辺の測距エリアに至近側被写体が存在する場合には、その測距エリアが選択される。このように、MTFが比較的良い中央付近よりも、MTFが比較的悪い周辺の測距エリアに至近側被写体が存在する場合には、撮像装置100は至近側の被写体にフォーカスを合わせることになる。この場合には、周辺の被写体はMTFの悪さのため、解像感がなく、中央付近もフォーカスが合っていないため、全体として解像感のない撮像画像となるおそれがある。このため、例えば、交換レンズを装着可能な撮像装置により撮像画像を生成する場合には、装着されている交換レンズのMTF特性を考慮して測距エリアを選択することが重要となる。そこで、本発明の第1の実施の形態では、複数の測距エリア(例えば、3×5のマトリクス状に配置)のうちから、被写体距離およびMTFに基づいて、適切な合焦対象エリアを選択する例を示す。
[撮像装置の機能構成例]
図3は、本発明の第1の実施の形態における撮像装置100の機能構成例を示すブロック図である。図3では、説明の容易のため、撮像装置100の機能構成とともに、図1に示す交換レンズ200の内部構成を示す。
撮像装置100は、撮像部310と、画像信号処理部320と、評価値生成部330と、測距エリア選択部340と、フォーカス制御部350とを備える。また、撮像装置100は、通信部360と、表示制御部370と、表示部380と、シャッター操作受付部390とを備える。なお、撮像部310は、例えば、図1に示す撮像素子111、アナログ信号処理部112およびA/D変換部113に対応する。また、画像信号処理部320は、例えば、図1に示すDSP114に対応する。また、評価値生成部330、測距エリア選択部340、フォーカス制御部350および通信部360は、例えば、図1に示す制御部130に対応する。また、表示制御部370は、例えば、図1に示すDSP114に対応する。また、表示部380は、例えば、図1に示す表示部115に対応する。また、シャッター操作受付部390は、例えば、図1に示す操作部120に対応する。
撮像部310は、交換レンズ200を構成する各レンズを介して入射される被写体からの入射光を変換して撮像画像(画像信号)を生成するものであり、生成された画像信号(電気信号)を画像信号処理部320に供給する。なお、図3では、撮像部310により生成された撮像画像(画像データ)を記録する記録処理に関する機能構成については、図示およびその説明を省略する。
画像信号処理部320は、撮像部310から出力された画像信号に対して各種の信号処理を施すものであり、信号処理が施された画像信号を評価値生成部330および表示制御部370に出力する。
評価値生成部330は、画像信号処理部320から出力された画像信号からAF評価値(コントラスト信号)を生成するものであり、生成されたAF評価値を測距エリア選択部340およびフォーカス制御部350に出力する。すなわち、評価値生成部330は、画像信号処理部320から出力された画像信号に対応する撮像画像に配置される複数の測距エリアにおいて、各測距エリア内の画像の空間周波数の高周波成分を抽出する。そして、評価値生成部330は、その抽出された高周波成分の輝度差分(AF評価値)を生成する。このように生成されたAF評価値に基づいて合焦位置が検出される。
測距エリア選択部340は、フォーカス制御部350がフォーカス制御を行うための測距エリア(合焦対象エリア)を選択するものであり、選択された測距エリアに関する情報をフォーカス制御部350に出力する。具体的には、測距エリア選択部340は、測距エリアを選択する際に用いられる情報(MTF等のレンズ情報)を通信部360を介して交換レンズ200から取得する。そして、測距エリア選択部340は、その取得された各情報と、評価値生成部330から出力されたAF評価値と、フォーカス制御部350からのフォーカス制御に関する情報とに基づいて測距エリアを選択する。すなわち、測距エリア選択部340は、撮像部310により生成された撮像画像に配置される複数の測距エリアのそれぞれについて、被写体距離を算出し、測距エリア毎のMTFを取得する。そして、測距エリア選択部340は、その取得された被写体距離およびMTFに基づいて、測距エリア(合焦対象エリア)を選択する。
例えば、測距エリア選択部340は、被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリア(最至近エリア)と、MTFが最大となる測距エリア(MTF最大エリア)とを特定する。そして、これらの各エリアが同一であるか否かを判定し、それらが同一である場合には、その測距エリアを合焦対象エリアとして選択する。
また、エリア選択第一処理では、最至近エリアおよびMTF最大エリアが同一でない場合において、最至近エリアのMTFが閾値thMを基準として小さい場合には、その最至近エリアを合焦対象エリアの選択対象から除外する。また、その最至近エリアのMTFが閾値thMを基準として大きい場合において、そのMTF最大エリアに対するその最至近エリアのMTF減少率が閾値th1を基準として小さい場合には、最至近エリアを合焦対象エリア(または候補)として選択する。一方、そのMTF最大エリアに対するその最至近エリアのMTF減少率が閾値th1を基準として大きい場合には、その最至近エリアを合焦対象エリアの選択対象から除外する。
また、エリア選択第二処理では、最至近エリアおよびMTF最大エリアが同一でない場合において、そのMTF最大エリアに対するその最至近エリアのMTF減少率が閾値th2を基準として小さい場合には、その最至近エリアを合焦対象エリアとして選択する。また、そのMTF減少率が閾値th2を基準として大きい場合において、それらの各エリアに含まれる被写体に係る被写体距離の差分値が閾値thdを基準として小さい場合には、そのMTF最大エリアを合焦対象エリアとして選択する。一方、それらの各エリアに含まれる被写体に係る被写体距離の差分値が閾値thdを基準として大きい場合には、そのMTF最大エリアを合焦対象エリアの選択対象から除外する。なお、閾値th1は、閾値th2よりも大きい値とすることが好ましい。また、測距エリア選択部340は、特許請求の範囲に記載の選択部の一例である。
フォーカス制御部350は、交換レンズ200との通信制御を行い、この通信により通信部360を介して取得された各情報と、評価値生成部330から出力されたAF評価値とに基づいて、フォーカス制御を行うものである。すなわち、フォーカス制御部350は、測距エリア選択部340により選択された測距エリア(合焦対象エリア)に含まれる被写体に合焦するようにフォーカス制御を行う。なお、フォーカス制御部350は、例えば、シャッターボタン121の半押し操作または全押し操作が行われた際に、フォーカス制御を行う。
通信部360は、フォーカス制御部350の制御に基づいて、レンズ制御部260との間で通信を行うものである。例えば、通信部360は、フォーカス制御部350の制御に基づいて、レンズ制御部260との間で同期通信を行う。なお、通信部360は、特許請求の範囲に記載の第二通信部の一例である。
表示制御部370は、画像信号処理部320により画像信号処理が施された撮像画像をスルー画像として表示部380に順次表示させるものである。例えば、表示制御部370は、静止画撮影モードの設定時における撮影待機状態において、スルー画像を表示部380に順次表示させる。
表示部380は、表示制御部370から供給された撮像画像をスルー画像として表示する表示部である。
シャッター操作受付部390は、ユーザにより行われるシャッターボタン121の押下操作を受け付ける操作受付部であり、受け付けられた操作内容をフォーカス制御部350に出力する。具体的には、シャッターボタン121の半押し操作または全押し操作が行われた場合には、フォーカス制御部350により最適なフォーカス制御が行われる。また、シャッターボタン121の全押し操作が行われた場合には、そのフォーカス制御が行われ、この全押し操作の際に撮像部310により生成された撮像画像が記録デバイス116(図1に示す)に記録される。
[撮像システムを用いた撮像動作およびこれにより生成された撮像画像例]
図4は、本発明の第1の実施の形態における撮像システム10を用いた撮像動作状態およびこれにより生成された撮像画像の例を示す図である。図4に示す例では、人401および402と、地面に立設されている塀403と、木404と、山405とを被写体として、撮像画像400を生成する場合を例にして示す。
図4(a)には、撮像システム10(撮像装置100および交換レンズ200)を用いた撮像動作が行われている状態において、撮像システム10および被写体の関係をその側面から見た場合を概略的に示す。また、撮像システム10から各被写体までの距離を被写体距離d1乃至d5で示す。
ここで、被写体距離d1乃至d5の算出方法について説明する。シャッターボタン121の半押し操作または全押し操作が行われた場合にはAF処理が行われる。このAF処理において、例えば、フォーカスレンズ移動範囲(AF範囲)内においてフォーカスレンズ221が移動して、この移動によりAF評価値(コントラスト)が算出される。具体的には、AF範囲内においてコントラスト情報の取得を開始する位置へのフォーカスレンズ221の移動と、コントラスト情報を取得するためのフォーカスレンズ221の移動とを組み合わせた1つの動作(1回のAF処理)が繰り返し行われる。この場合に、縦軸をAF評価値(コントラスト)を示す軸とし、横軸をフォーカスレンズ221の位置を示す軸とするグラフを想定する。このグラフ上においては、合焦となった被写体が存在する場合には、フォーカスレンズ221の位置に対するAF評価値は曲線(山型曲線)を描く。また、この曲線におけるピーク位置(山頂)が合焦位置(ジャスピン)となる。
また、1回のAF処理を実行する毎に、レンズから被写体までの距離(被写体距離)を捕えることが可能である。すなわち、被写体距離をaとし、レンズから撮像素子111に結像される像までの距離をbとし、レンズの焦点距離をfとする場合には、次の式1が成り立つ。
(1/a)+(1/b)=1/f … 式1
この式1により、被写体距離a=1/((1/f)−(1/b))を求めることができる。また、図5に示すように、1つの撮像画像において、複数の測距エリアが配置されている場合には、1回のAF処理を実行する毎に、各測距エリアの被写体距離を求めることができる。
図4(b)には、図4(a)に示す撮像動作状態で生成された撮像画像の例を示す。なお、図4(b)および図5(a)に示す撮像画像400に含まれる被写体については、説明の容易のため、簡略化して示す。
[撮像画像における測距エリアの配置例]
図5は、本発明の第1の実施の形態における測距エリア選択部340により設定される撮像画像における測距エリアの配置例を示す図である。図5(a)には、撮像画像400における測距エリアの配置構成例を示す。図5(a)では、15個の測距エリアを撮像画像400に配置する例を示す。なお、図5(a)に示す撮像画像400は、図4(b)に示す撮像画像400と同様である。また、撮像画像400に配置される測距エリアを太い点線の矩形で示す。
図5(b)には、撮像画像における測距エリアの配置構成例を示す。図5(b)では、図5(a)に示す撮像画像400における被写体(人401、402等)を省略し、撮像画像400に対応する矩形410内に、測距エリア(#1乃至#15)を配置した例を示す。
[交換レンズの像高とMTF特性の関係例]
図6は、本発明の第1の実施の形態における交換レンズ200のMTF特性を示す図である。図6では、MTF特性をMTF曲線により示す。図6に示すMTF曲線451および452は、被写体が有するコントラストを撮像画像上でどの程度忠実に再現することができるかを空間周波数特性として表す曲線である。
図6では、横軸を像高(%)を示す軸とし、縦軸をコントラスト値(%)を示す軸とする。ここで、像高は、画面中心からの距離(mm)を示す値である。また、上述したように、MTFは、焦点距離f、絞り値、フォーカスレンズ221の位置等に応じて変化する。また、レンズの種類が異なると、MTFの特性も大きく変化することが多い。例えば、交換レンズ200の絞り231の位置(絞りの位置i、絞りの位置j)の変化に応じて、MTF曲線が変化する(MTF曲線451および452)。
図6に示すように、交換レンズ200のMTF特性は、像高が高くなるに応じて小さくなる。また、このMTF特性に関する情報(MTF情報)を交換レンズ200のレンズ情報保持部250が保持する。そして、撮像装置100からの送信要求に応じて、レンズ情報保持部250に保持されているMTF情報が、交換レンズ200から撮像装置100に送信される。
[撮像装置の動作例]
次に、本発明の第1の実施の形態における撮像装置100の動作について図面を参照して説明する。
図7は、本発明の第1の実施の形態における撮像装置100によるオートフォーカス処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
最初に、シャッターボタン121の半押し操作が行われたか否かが判断され(ステップS901)、半押し操作が行われていない場合には、監視を継続して行う。一方、シャッターボタン121の半押し操作が行われた場合には(ステップS901)、フォーカス制御部350が、設定されているAF範囲のAF開始点にフォーカスレンズ221を移動させる(ステップS902)。
ここで、シャッターボタン121の半押し操作が行われた場合には、フォーカス制御部350が、交換レンズ200のレンズ制御部260との間で通信部360を介して通信処理を行う。この通信により、レンズ情報保持部250に保持されているレンズ情報を、測距エリア選択部340およびフォーカス制御部350が取得する。なお、レンズ情報保持部250に保持されているレンズ情報は、フォーカスレンズ221の位置(フォーカスが合う被写体の位置)と、焦点距離と、絞り値(F値)と、MTFとを含む。
また、レンズ制御部260は、モータドライバ240から取得される焦点距離f、フォーカスレンズ221の位置等のレンズ情報に基づいて、これらの各レンズ情報に対応するMTFをレンズ情報保持部250から取得する。そして、レンズ制御部260は、取得されたレンズ情報(MTFを含む)を、測距エリア選択部340およびフォーカス制御部350に通信部360を介して送信する。
続いて、フォーカス制御部350が、設定されているAF範囲においてフォーカスレンズ221を移動させる。この移動時には、評価値生成部330がAF評価値(コントラスト信号)を測距エリア毎に生成し、この生成されたAF評価値(測距情報)を測距エリア選択部340が取得する(ステップS903)。また、測距エリア選択部340が、そのAF評価値が生成された測距エリアに対応するレンズ情報(MTF情報)をレンズ制御部260から取得する(ステップS904)。また、このように取得された各情報を用いて、測距エリア選択部340が各測距エリアについて被写体距離を算出する。そして、AF評価値、レンズ情報(MTF情報)および被写体距離を、測距エリア選択部340が測距エリア毎に保持する。
続いて、フォーカスレンズ221の位置がAF範囲の終了点に達したか否かが判断され(ステップS905)、フォーカスレンズ221の位置がAF範囲の終了点に達していない場合には、ステップS903に戻り、AF処理を繰り返し行う。一方、フォーカスレンズ221の位置がAF範囲の終了点に達した場合には(ステップS905)、測距エリア選択部340が選択候補エリアを選択する(ステップS906)。すなわち、複数の測距エリアのうち、最も至近側に存在する被写体を含む測距エリア(最至近エリア)が選択候補エリアとして選択される(ステップS906)。この選択候補エリアは、最終的にフォーカス合わせを行う合焦対象エリア(最終選択エリア)を選択するための候補となるエリアである。
例えば、図4(a)に示すように、最も至近側に存在する被写体は人401であるため、人401に相当する位置に配置されている測距エリア(図5(b)に示す#2、#7、#12)の何れか1つ(例えば、測距エリア#12)が選択される。
続いて、測距エリア選択部340は、選択候補エリアが、像高方向においてMTFが最大となるエリアであるか否かを判断する(ステップS907)。像高方向においてMTFが最大となるエリアは、例えば、図6に示すグラフにおける像高(横軸)が0となる位置に、測距エリアの中心が存在する測距エリアである。例えば、図5に示す例では、測距エリア#8が、像高方向においてMTFが最大となるエリアである。このため、例えば、測距エリア#12が選択候補エリアとなっている場合には、選択候補エリアが、像高方向においてMTFが最大となるエリアでないと判断される(ステップS907)。一方、例えば、測距エリア#8が選択候補エリアとなっている場合には、選択候補エリアが、像高方向においてMTFが最大となるエリアであると判断される(ステップS907)。
そして、選択候補エリアが、像高方向においてMTFが最大となるエリアでない場合には(ステップS907)、エリア選択第一処理(ステップS920)およびエリア選択第二処理(ステップS940)が行われる。なお、エリア選択第一処理については、図8を参照して詳細に説明する。また、エリア選択第二処理については、図9を参照して詳細に説明する。
また、選択候補エリアが、像高方向においてMTFが最大となるエリアである場合には(ステップS907)、測距エリア選択部340が選択候補エリアを最終選択エリアとする(ステップS908)。ここで、最終選択エリアは、最終的にAF処理によりフォーカス合わせが行われるエリア(合焦対象エリア)である。なお、ステップS906乃至S908、S920、S940は、特許請求の範囲に記載の選択手順の一例である。
このように、測距エリア選択部340が、最終選択エリアを選択した場合には、選択された最終選択エリアに関する選択情報をフォーカス制御部350に出力する。そして、フォーカス制御部350が、その最終選択エリアにフォーカスが合うようにフォーカスレンズ221を移動させ(ステップS909)、オートフォーカス処理の動作を終了する。なお、ステップS909は、特許請求の範囲に記載のフォーカス制御手順の一例である。
図8は、本発明の第1の実施の形態における撮像装置100によるオートフォーカス処理の処理手順のうちのエリア選択第一処理(図7に示すステップS920の処理手順)の一例を示すフローチャートである。このエリア選択第一処理は、複数の測距エリアの中から、選択対象となる測距エリアを絞るための処理である。
ここで、例えば、測距エリアに含まれる被写体がローコントラストである場合、または、その被写体が撮影可能となる距離を外れている場合等には、AF処理が不可能になる。このため、複数の測距エリアのうち、AF処理が不可能となる測距エリアが存在することが想定される。
そこで、AF処理が可能な測距エリア(除外されていない測距エリア)が1つであるか否かが判断され(ステップS921)、AF処理が可能な測距エリアが1つである場合には、これ以降の選択処理が不要であるため、エリア選択第一処理の動作を終了する。
一方、AF処理が可能な測距エリアが1つでない場合(AF処理が可能な測距エリアが複数存在する場合)には(ステップS921)、これらの各測距エリアのうち、MTFが最大となる測距エリアをエリアA1とする(ステップS922)。このエリアA1は、AF処理が可能である測距エリアであるものとする。
続いて、測距エリア選択部340が、選択候補エリアおよびエリアA1が同一であるか否かを判断する(ステップS923)。そして、選択候補エリアおよびエリアA1が同一でない場合には(ステップS923)、測距エリア選択部340は、選択候補エリアのMTFが、MTF最低閾値thMよりも大きいか否かを判断する(ステップS924)。ここで、MTF最低閾値thMは、例えば、50%とすることができる。
選択候補エリアおよびエリアA1が同一でなく、選択候補エリアのMTFがMTF最低閾値thM以下である場合には(ステップS923、S924)、測距エリア選択部340が、選択候補エリアを合焦対象エリアの選択対象から除外する(ステップS925)。そして、測距エリア選択部340が、他の測距エリア(除外されていない測距エリア)から、最も至近側に存在する被写体を含む測距エリアを、選択候補エリアとして新たに選択し(ステップS926)、ステップS921に戻る。
この結果、MTF最低閾値thM以下となる測距エリアが存在しない状態でも、最終選択エリアが選択される。すなわち、AF処理が可能な測距エリア(除外されていない測距エリア)が1つとなった場合には、この1つの測距エリア(AF処理が可能な測距エリア)が最終選択エリアとなる(図9に示すステップS941、S945)。
また、選択候補エリアおよびエリアA1が同一である場合には(ステップS923)、エリア選択第一処理の動作を終了する。また、選択候補エリアのMTFが、MTF最低閾値thMよりも大きい場合には(ステップS924)、測距エリア選択部340が、エリアA1に対する選択候補エリアのMTF減少率が、閾値th1よりも小さいか否かを判断する(ステップS927)。ここで、エリアA1に対する選択候補エリアのMTF減少率RD1は、次の式2により求めることができる。
RD1=(MTFA1−MTFCC1)/MTFA1 … 式2
ここで、MTFA1は、エリアA1のMTFを示し、MTFCC1は、選択候補エリアのMTFを示す。また、閾値th1は、例えば、10乃至20%の値とすることができる。
そして、エリアA1に対する選択候補エリアのMTF減少率RD1が、閾値th1以上である場合には(ステップS927)、ステップS925に戻る。一方、エリアA1に対する選択候補エリアのMTF減少率RD1が、閾値th1未満である場合には(ステップS927)、エリア選択第一処理の動作を終了する。
このようにエリア選択第一処理により除外された測距エリアについては、測距エリア選択部340がその旨を保持して、エリア選択第二処理では選択処理の対象外(AF処理が不可として対象外)とする。
また、エリア選択第一処理の動作が終了した後において、至近側の被写体のMTFが十分である場合には、その至近側の被写体を含む測距エリアが選択されることになる。ただし、至近側の被写体のMTFが不十分である場合には、比較的遠い側の測距エリアが選択されることになる。
図9は、本発明の第1の実施の形態における撮像装置100によるオートフォーカス処理の処理手順のうちのエリア選択第二処理(図7に示すステップS940の処理手順)の一例を示すフローチャートである。このエリア選択第二処理は、エリア選択第一処理により一定基準で絞り込まれた測距エリア(除外されていない測距エリア)をさらに絞るための微調整を行う処理である。ここで、上述したように、エリア選択第一処理において除外された測距エリアについては、エリア選択第二処理においても選択処理の対象外(AF処理が不可として対象外)とする。
最初に、エリア選択第一処理において、AF処理が可能な測距エリアが1つにまで絞られている場合には(ステップS941)、測距エリア選択部340が、その測距エリアを最終選択エリアとして選択し(ステップS945)、エリア選択第二処理の動作を終了する。
一方、AF処理が可能な測距エリアが複数存在する場合には(ステップS941)、測距エリア選択部340が、AF処理が可能な測距エリアから、MTFが最大になるようなエリアを選択し、この測距エリアをエリアA2とする(ステップS942)。
続いて、測距エリア選択部340が、選択候補エリアおよびエリアA2が同一であるか否かを判断する(ステップS943)。そして、選択候補エリアおよびエリアA2が同一である場合には(ステップS943)、測距エリア選択部340が、選択候補エリアを最終選択エリアとして選択し(ステップS945)、エリア選択第二処理の動作を終了する。一方、測距エリア選択部340は、エリアA2に対する選択候補エリアのMTF減少率が、閾値th2よりも小さいか否かを判断する(ステップS944)。ここで、エリアA2に対する選択候補エリアのMTF減少率RD2は、次の式3により求めることができる。
RD2=(MTFA2−MTFCC1)/MTFA2 … 式3
ここで、MTFA2は、エリアA2のMTFを示し、MTFCC1は、選択候補エリアのMTFを示す。また、閾値th2は、閾値th1よりも小さい値とすることが好ましく、例えば、閾値th2を5乃至10%の値とすることができる。
そして、エリアA2に対する選択候補エリアのMTF減少率RD2が、閾値th2よりも小さい場合には(ステップS944)、測距エリア選択部340が、選択候補エリアを最終選択エリアとして選択し(ステップS945)、エリア選択第二処理の動作を終了する。
一方、そのMTF減少率RD2が、閾値th2以上である場合には(ステップS944)、測距エリア選択部340が、エリアA2および選択候補エリアのそれぞれに対応する被写体距離の差が、閾値thdよりも小さいか否かを判断する(ステップS946)。ここで、被写体距離の差を焦点深度換算により求める場合には、閾値thdは、例えば、1深度程度の値とすることができる。なお、被写体距離の差を焦点深度換算により求める場合には、上述した式1((1/a)+(1/b)=1/f)のbを用いて計算することにより求めることができる。
なお、エリアA2および選択候補エリアのそれぞれに対応する被写体距離の差を焦点深度換算により求める場合には、その際に用いられる各値を交換レンズ200から順次取得するようにしてもよい。例えば、選択候補エリアに対応する被写体距離を、撮像装置100が交換レンズ200に送信し、これに対応する像面位置の送信要求を行う。この送信要求に対して、選択候補エリアに対応する像面位置P1を、交換レンズ200が撮像装置100に送信する。同様に、エリアA2に対応する被写体距離を、撮像装置100が交換レンズ200に送信し、これに対応する像面位置の送信要求を行う。この送信要求に対して、エリアA2に対応する像面位置P2を、交換レンズ200が撮像装置100に送信する。そして、受信した各像面位置の差分値(P1−P2)を算出することにより、焦点深度換算による被写体距離の差分値を求めることができる。なお、他の演算に用いられる各値についても、撮像装置100が交換レンズ200に送信要求して取得することができる。
そして、エリアA2および選択候補エリアのそれぞれに対応する被写体距離の差が、閾値thdよりも小さい場合には(ステップS946)、測距エリア選択部340が、エリアA2を最終選択エリアとして選択する(ステップS947)。そして、エリア選択第二処理の動作を終了する。このように、エリアA2および選択候補エリアのそれぞれに対応する被写体距離の差が、閾値thdよりも小さい場合には、MTFが高いエリアA2がジャスピンとなるように合焦させても、最至近側に存在する被写体のフォーカスの劣化が少ないと想定される。このため、エリアA2を最終選択エリアとして選択する。
一方、エリアA2および選択候補エリアのそれぞれに対応する被写体距離の差が、閾値thd以上である場合には(ステップS946)、測距エリア選択部340が、エリアA2を合焦対象エリアの選択対象から除外し(ステップS948)、ステップS941に戻る。このように、エリアA2および選択候補エリアのそれぞれに対応する被写体距離の差が、閾値thd以上である場合には、このエリアA2にフォーカスを合わせると、大きく中抜けする等の弊害が発生することが想定される。このため、エリアA2を合焦対象エリアの選択対象から除外する。これ以降は、AF処理が可能な測距エリアが1つに絞られるまでの間(ステップS941)、新たなエリアA2を設定して(ステップS942)、各処理手順を繰り返し行う(ステップS943乃至S947)。これにより、最適な測距エリアを選択することが可能となる。
このように、被写体距離およびMTFを考慮して、フォーカス合わせを行う測距エリアを選択することにより、不用意にMTFが低い測距エリアに対してフォーカス合わせを行うことを減少させることができる。これにより、例えば、撮像画像の比較的広範囲に測距エリアを配置する場合でも、MTFの程度によって測距エリアを限定することができ、フォーカス合わせを行う測距エリアを適切に選択することができる。また、例えば、被写体が奥行き方向に連続して存在する場合でも、フォーカス合わせを行う測距エリアを適切に選択することができるため、良好な撮像画像(写真)を記録することができる。なお、被写体が奥行き方向に連続して存在する状態として、例えば、花壇、橋、道路等をその進行方向(長手方向)に対して斜めから撮影する場合が想定される。図10では、花壇を撮影する場合を例にして示す。
[撮像システムを用いた撮像動作により生成された撮像画像例]
図10は、本発明の第1の実施の形態における撮像システム10により生成された撮像画像の例を示す図である。
図10(a)には、道路の片側に設置されている花壇に植えられている複数の花を主要被写体とする撮像動作により生成された撮像画像500を示す。図10(b)には、撮像画像500における測距エリアの配置構成例を示す。撮像画像500には、図5と同様に、15個の測距エリアが配置されるものとする。なお、図10(b)に示す撮像画像500に配置される測距エリアを太い点線の矩形(白抜き)で示し、各矩形内に測距エリアの符号(#1乃至#15)を付して示す。
このように生成された撮像画像500において配置される15個の測距エリアから合焦対象エリアを選択する場合を想定する。例えば、被写体距離に基づいて合焦対象エリアを選択する場合には、手前の花壇の塀付近に配置される測距エリア#11、#12が選択されることが想定される。しかしながら、例えば、測距エリア#11、#12のMTFが比較的低い場合には、主要被写体を花(測距エリア#7乃至#9付近)とする撮像画像として、適切な撮像画像が記録されないおそれがある。すなわち、至近被写体が存在する像高付近(測距エリア#11、#12)はMTFの悪さのために解像感がなく、中央付近(測距エリア#8)はフォーカスが合っていないために解像感がない撮像画像(すなわち、全体的に解像感のない撮像画像)となるおそれがある。
これに対して、本発明の第1の実施の形態では、被写体距離およびMTFに基づいて合焦対象エリアを選択する。このため、例えば、測距エリア#11、#12のMTFが比較的低い場合には、主要被写体である花を含む測距エリア(例えば、測距エリア#8)を選択することができる。これにより、主要被写体を花とする撮像画像として、全体的に解像感のある適切な撮像画像を記録することができる。
このように、本発明の第1の実施の形態によれば、複数の測距エリアのうちから、適切な測距エリア(合焦対象エリア)を選択することができる。すなわち、MTF特性を考慮して適切な測距エリアを設定することができる。例えば、最至近側の測距エリアのMTFが、中央付近よりも劣化している場合等において、中央付近に被写体が存在し、かつ、AF処理が可能である場合には、MTFが高いその中央付近の測距エリアを優先的に選択することができる。これにより、撮像画像における画面全体の解像感が劣化することを防止することができる。なお、本発明の第1の実施の形態では、説明の容易のため、比較的少ない数(3×5)の測距エリアを配置する例を示したが、例えば、他の数(例えば、5×5)の測距エリアを配置する場合についても、本発明の第1の実施の形態を適用することができる。
<2.第2の実施の形態>
本発明の第1の実施の形態では、一定の規則に基づいて配置される複数の測距エリア(例えば、3×5のマトリクス状に配置)のうちから、被写体距離およびMTFに基づいて合焦対象エリア(最終選択エリア)を選択する例を示した。ここで、例えば、撮像画像に顔が含まれる場合には、この顔について測距エリアを設定することができる。また、撮像画像に複数の顔が含まれる場合には、これらの各顔を検出し、この検出された各顔について測距エリアを設定することができる。そこで、これらの各顔に付される測距エリアのうちから1つの測距エリアを選択する場合に、本発明の第1の実施の形態を適用することができる。そこで、第2の実施の形態では、撮像画像に含まれる複数の顔について設定された測距エリアのうちから1つの測距エリアを選択する例について説明する。なお、本発明の第2の実施の形態における撮像装置の構成については、図1乃至図3に示す例と略同様である。このため、本発明の第1の実施の形態と共通する部分については、同一の符号を付して、これらの説明の一部(内部構成、外観構成等)を省略する。
[撮像装置の機能構成例]
図11は、本発明の第2の実施の形態における撮像装置600の機能構成例を示すブロック図である。図11では、説明の容易のため、撮像装置600の機能構成とともに、図1に示す交換レンズ200の内部構成を示す。
撮像装置600は、顔検出部610および測距エリア選択部620を備える。なお、顔検出部610は、例えば、図1に示すDSP114または制御部130に対応する。また、画像信号処理部320は、撮像部310から出力された画像信号に対して各種の信号処理を施し、信号処理が施された画像信号(撮像画像)を顔検出部610に出力する。
顔検出部610は、画像信号処理部320から出力された撮像画像に含まれる人物の顔を検出するものであり、検出された顔に関する情報(顔情報)を測距エリア選択部620に出力する。この顔情報は、例えば、検出された人物の顔の撮像画像における位置および大きさを含む情報である。なお、撮像画像に含まれる顔の検出方法として、例えば、顔の輝度分布情報が記録されているテンプレートとコンテンツ画像とのマッチングによる顔検出方法(例えば、特開2004−133637参照。)を用いることができる。また、撮像画像に含まれる肌色の部分や人間の顔の特徴量に基づいた顔検出方法を用いることができる。これらの顔検出方法により、顔情報(人物の顔の撮像画像における位置、大きさ等)を求めることができる。なお、顔検出部610は、特許請求の範囲に記載の検出部の一例である。
測距エリア選択部620は、顔検出部610により検出された顔に測距エリアを配置してこれらの各測距エリアのうちから、合焦対象エリア(最終選択エリア)を選択するものである。なお、合焦対象エリアの選択方法については、本発明の第1の実施の形態と同様であるため、ここでの説明を省略する。また、測距エリアの配置例については、図12に示す。なお、測距エリア選択部620は、特許請求の範囲に記載の選択部の一例である。
[撮像画像における測距エリアの配置例]
図12は、本発明の第2の実施の形態における測距エリア選択部620により設定される撮像画像における測距エリアの配置例を示す図である。図12に示す撮像画像700は、複数の人物を被写体として生成された撮像画像であり、複数の人物の顔が顔検出部610により検出されているものとする。また、このように検出された顔について、測距エリア選択部620により測距エリア701乃至706が配置される。このように配置される複数の測距エリア701乃至706のうちから、被写体距離およびMTFに基づいて合焦対象エリア(最終選択エリア)が選択される。
例えば、検出された顔のサイズに基づいて合焦対象エリアを選択する場合には、顔のサイズが比較的大きい大人の顔に配置される測距エリア701乃至703が選択されることが想定される。しかしながら、手前に存在する子供達の顔に配置される測距エリア704乃至706が選択されることが好ましいことも多い。そこで、本発明の第2の実施の形態では、被写体距離およびMTFに基づいて合焦対象エリアを選択するため、例えば、手前に存在し、中央寄りの子供に配置された測距エリア705を選択することができる。これにより、主要被写体を子供達とする撮像画像として、解像感のある適切な撮像画像を記録することができる。
なお、本発明の第2の実施の形態では、検出対象となる特定対象物として、人物の顔を例にして説明したが、人物の顔以外の物体についても本発明の第2の実施の形態を適用することができる。例えば、哺乳類、爬虫類、魚類等の動物(例えば、ペット)、自動車、飛行機等の1つまたは複数を特定対象物とする場合について本発明の第2の実施の形態を適用することができる。
<3.第3の実施の形態>
本発明の第1の実施の形態では、着脱式の交換レンズ200を撮像装置100に装着する撮像システム10において測距エリアを選択する例を示した。ただし、レンズ一体型のデジタルスチルカメラ等の撮像装置についても本発明の第1の実施の形態を適用することができる。そこで、本発明の第3の実施の形態では、レンズ一体型の撮像装置において測距エリアを選択する例について説明する。なお、本発明の第3の実施の形態における撮像装置の構成については、図1乃至図3に示す例と略同様である。このため、本発明の第1の実施の形態と共通する部分については、同一の符号を付して、これらの説明の一部(外観構成、機能構成等)を省略する。
[撮像装置の内部構成例]
図13は、本発明の第3の実施の形態における撮像装置800の内部構成例を示すブロック図である。撮像装置800は、ズーム位置検出部810と、モータドライバ820と、レンズ情報保持部830と、制御部840とを備える。なお、ズーム位置検出部810、モータドライバ820、レンズ情報保持部830および制御部840がシステムバス101を介して相互に通信可能となるように接続されている。
ズーム位置検出部810は、ユーザによるズーム操作により駆動されたズームレンズ211の位置を検出するものであり、検出結果を制御部840に出力する。なお、ズーム位置検出部810は、図1に示すズーム位置検出部212に対応する。
フォーカスレンズ駆動モータ222は、モータドライバ820の制御に基づいて、フォーカスレンズ221を移動させるものである。絞り駆動モータ232は、モータドライバ820の制御に基づいて、絞り231を駆動するものである。
モータドライバ820は、制御部840の制御に基づいて、フォーカスレンズ駆動モータ222および絞り駆動モータ232を駆動するドライバである。なお、モータドライバ820は、図1に示すモータドライバ240に対応する。
レンズ情報保持部830は、光学系を構成する各光学部材(フォーカスレンズ221、絞り231等)に関する固有の情報を保持するメモリであり、保持されている情報を制御部840に供給する。なお、レンズ情報保持部830は、図1に示すレンズ情報保持部250に対応する。また、固有の情報を他のメモリ(メモリ(ROM)140等)に保持させるようにしてもよい。
制御部840は、撮像装置100の各部(光学系を構成する各光学部材を含む)を制御するものである。なお、制御部840は、図1に示す制御部130およびレンズ制御部260に対応する。
このように、レンズ交換式の撮像装置以外に、レンズ一体型の撮像装置にも、本発明の第1の実施の形態を適用することができるため、各種の撮像装置においてマルチAFの性能改善にMTF情報を幅広く適用することができる。また、本発明の実施の形態では、コントラストAFを用いる例を示したが、例えば、位相差AF(位相差検出方式によるAF)を用いる場合についても、本発明の実施の形態を適用することができる。
なお、本発明の実施の形態は本発明を具現化するための一例を示したものであり、本発明の実施の形態において明示したように、本発明の実施の形態における事項と、特許請求の範囲における発明特定事項とはそれぞれ対応関係を有する。同様に、特許請求の範囲における発明特定事項と、これと同一名称を付した本発明の実施の形態における事項とはそれぞれ対応関係を有する。ただし、本発明は実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において実施の形態に種々の変形を施すことにより具現化することができる。
また、本発明の実施の形態において説明した処理手順は、これら一連の手順を有する方法として捉えてもよく、また、これら一連の手順をコンピュータに実行させるためのプログラム乃至そのプログラムを記憶する記録媒体として捉えてもよい。この記録媒体として、例えば、CD(Compact Disc)、MD(MiniDisc)、DVD(Digital Versatile Disk)、メモリカード、ブルーレイディスク(Blu-ray Disc(登録商標))等を用いることができる。
10 撮像システム
100、600、800 撮像装置
101 システムバス
102 閃光発光部
111 撮像素子
112 アナログ信号処理部
113 A/D変換部
114 DSP
115 表示部
116 記録デバイス
117 垂直ドライバ
118 TG
120 操作部
121 シャッターボタン
122 モードダイヤル
123 上下左右操作ボタン
124 決定ボタン
125 キャンセルボタン
126 電源スイッチ
130、840 制御部
200 交換レンズ
211 ズームレンズ
212、810 ズーム位置検出部
221 フォーカスレンズ
222 フォーカスレンズ駆動モータ
231 絞り
232 絞り駆動モータ
240、820 モータドライバ
250、830 レンズ情報保持部
260 レンズ制御部
310 撮像部
320 画像信号処理部
330 評価値生成部
340、620 測距エリア選択部
350 フォーカス制御部
360 通信部
370 表示制御部
380 表示部
390 シャッター操作受付部
610 顔検出部

Claims (10)

  1. レンズを介して入射される被写体からの入射光を変換して撮像画像を生成する撮像部と、
    前記生成された撮像画像に配置される複数の測距エリアのそれぞれについて前記レンズから前記測距エリアに含まれる被写体までの距離である被写体距離と前記レンズに関する前記測距エリア毎のMTFとを取得して当該取得された被写体距離およびMTFに基づいて合焦対象とすべき被写体を含む測距エリアを合焦対象エリアとして選択する選択部と、
    前記選択された合焦対象エリアに含まれる被写体に合焦するようにフォーカス制御を行うフォーカス制御部とを具備し、
    前記選択部は、前記被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアとMTFが最大となる測距エリアとが同一であるか否かを判定し、それらが同一である場合には、当該測距エリアを前記合焦対象エリアとして選択し、それらが同一でない場合において、前記被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアのMTFが閾値を基準として小さい場合には、当該測距エリアを前記合焦対象エリアの選択対象から除外して当該除外後に前記合焦対象エリアの選択対象とされる各測距エリアについて前記判定を行う
    撮像装置。
  2. レンズを介して入射される被写体からの入射光を変換して撮像画像を生成する撮像部と、
    前記生成された撮像画像に配置される複数の測距エリアのそれぞれについて前記レンズから前記測距エリアに含まれる被写体までの距離である被写体距離と前記レンズに関する前記測距エリア毎のMTFとを取得して当該取得された被写体距離およびMTFに基づいて合焦対象とすべき被写体を含む測距エリアを合焦対象エリアとして選択する選択部と、
    前記選択された合焦対象エリアに含まれる被写体に合焦するようにフォーカス制御を行うフォーカス制御部とを具備し、
    前記選択部は、前記被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアとMTFが最大となる測距エリアとが同一である場合には、当該測距エリアを前記合焦対象エリアとして選択し、それらが同一でない場合において当該MTFが最大となる測距エリアに対する当該被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアのMTF減少率が閾値を基準として小さい場合には当該被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアを前記合焦対象エリアとして選択す
    像装置。
  3. レンズを介して入射される被写体からの入射光を変換して撮像画像を生成する撮像部と、
    前記生成された撮像画像に配置される複数の測距エリアのそれぞれについて前記レンズから前記測距エリアに含まれる被写体までの距離である被写体距離と前記レンズに関する前記測距エリア毎のMTFとを取得して当該取得された被写体距離およびMTFに基づいて合焦対象とすべき被写体を含む測距エリアを合焦対象エリアとして選択する選択部と、
    前記選択された合焦対象エリアに含まれる被写体に合焦するようにフォーカス制御を行うフォーカス制御部とを具備し、
    前記選択部は、前記被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアとMTFが最大となる測距エリアとが同一である場合には、当該測距エリアを前記合焦対象エリアとして選択し、それらが同一ではなく当該被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアのMTFが閾値を基準として大きい場合において当該MTFが最大となる測距エリアに対する当該被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアのMTF減少率が閾値を基準として小さい場合には当該被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアを前記合焦対象エリアとして選択す
    像装置。
  4. レンズを介して入射される被写体からの入射光を変換して撮像画像を生成する撮像部と、
    前記生成された撮像画像に配置される複数の測距エリアのそれぞれについて前記レンズから前記測距エリアに含まれる被写体までの距離である被写体距離と前記レンズに関する前記測距エリア毎のMTFとを取得して当該取得された被写体距離およびMTFに基づいて合焦対象とすべき被写体を含む測距エリアを合焦対象エリアとして選択する選択部と、
    前記選択された合焦対象エリアに含まれる被写体に合焦するようにフォーカス制御を行うフォーカス制御部とを具備し、
    前記選択部は、前記被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアとMTFが最大となる測距エリアとが同一である場合には、当該測距エリアを前記合焦対象エリアとして選択し、それらが同一ではなく当該被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアのMTFが閾値を基準として大きい場合において当該MTFが最大となる測距エリアに対する当該被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアのMTF減少率が閾値を基準として大きい場合には当該被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアを前記合焦対象エリアの選択対象から除外す
    像装置。
  5. レンズを介して入射される被写体からの入射光を変換して撮像画像を生成する撮像部と、
    前記生成された撮像画像に配置される複数の測距エリアのそれぞれについて前記レンズから前記測距エリアに含まれる被写体までの距離である被写体距離と前記レンズに関する前記測距エリア毎のMTFとを取得して当該取得された被写体距離およびMTFに基づいて合焦対象とすべき被写体を含む測距エリアを合焦対象エリアとして選択する選択部と、
    前記選択された合焦対象エリアに含まれる被写体に合焦するようにフォーカス制御を行うフォーカス制御部とを具備し、
    前記選択部は、前記被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアとMTFが最大となる測距エリアとが同一である場合には、当該測距エリアを前記合焦対象エリアとして選択し、それらが同一ではなく当該MTFが最大となる測距エリアに対する当該被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアのMTF減少率が閾値を基準として大きい場合においてそれらの各測距エリアに含まれる被写体に係る前記被写体距離の差分値が閾値を基準として小さい場合には当該MTFが最大となる測距エリアを前記合焦対象エリアとして選択す
    像装置。
  6. レンズを介して入射される被写体からの入射光を変換して撮像画像を生成する撮像部と、
    前記生成された撮像画像に配置される複数の測距エリアのそれぞれについて前記レンズから前記測距エリアに含まれる被写体までの距離である被写体距離と前記レンズに関する前記測距エリア毎のMTFとを取得して当該取得された被写体距離およびMTFに基づいて合焦対象とすべき被写体を含む測距エリアを合焦対象エリアとして選択する選択部と、
    前記選択された合焦対象エリアに含まれる被写体に合焦するようにフォーカス制御を行うフォーカス制御部とを具備し、
    前記選択部は、前記被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアとMTFが最大となる測距エリアとが同一である場合には、当該測距エリアを前記合焦対象エリアとして選択し、それらが同一ではなく当該MTFが最大となる測距エリアに対する当該被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアのMTF減少率が閾値を基準として大きい場合においてそれらの各測距エリアに含まれる被写体に係る前記被写体距離の差分値が閾値を基準として大きい場合には当該MTFが最大となる測距エリアを前記合焦対象エリアの選択対象から除外す
    像装置。
  7. 前記生成された撮像画像に含まれる特定対象物を検出する検出部をさらに具備し、
    前記選択部は、前記生成された撮像画像における前記検出された特定対象物の位置を基準として前記測距エリアを配置する
    請求項1乃至6の何れかに記載の撮像装置。
  8. レンズを含む複数の光学部材と、
    前記撮像装置との間で通信を行う第一通信部と、
    前記複数の光学部材の各状態に応じたMTFを前記複数の光学部材の状態毎に保持する保持部とを備える交換レンズと、
    前記交換レンズとの間で通信を行う第二通信部と、
    前記レンズを介して入射される被写体からの入射光を変換して撮像画像を生成する撮像部と、
    前記生成された撮像画像に配置される複数の測距エリアのそれぞれについて前記レンズに関する前記測距エリア毎のMTFを前記保持部から取得して前記レンズから前記測距エリアに含まれる被写体までの距離である被写体距離を前記測距エリア毎に算出して当該算出された被写体距離および当該取得されたMTFに基づいて合焦対象とすべき被写体を含む測距エリアを合焦対象エリアとして選択する選択部と、
    前記選択された合焦対象エリアに含まれる被写体に合焦するようにフォーカス制御を行うフォーカス制御部とを備える撮像装置とを具備し、
    前記選択部は、前記被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアとMTFが最大となる測距エリアとが同一であるか否かを判定し、それらが同一である場合には、当該測距エリアを前記合焦対象エリアとして選択し、それらが同一でない場合において、前記被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアのMTFが閾値を基準として小さい場合には、当該測距エリアを前記合焦対象エリアの選択対象から除外して当該除外後に前記合焦対象エリアの選択対象とされる各測距エリアについて前記判定を行う
    撮像システム。
  9. 撮像部により生成された撮像画像に配置される複数の測距エリアのそれぞれについて前記撮像部に被写体からの入射光を供給するレンズから前記測距エリアに含まれる被写体までの距離である被写体距離と前記レンズに関する前記測距エリア毎のMTFとを取得して当該取得された被写体距離およびMTFに基づいて合焦対象とすべき被写体を含む測距エリアを合焦対象エリアとして選択する選択手順と、
    前記選択された合焦対象エリアに含まれる被写体に合焦するようにフォーカス制御を行うフォーカス制御手順とを具備し、
    前記選択手順は、前記被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアとMTFが最大となる測距エリアとが同一であるか否かを判定し、それらが同一である場合には、当該測距エリアを前記合焦対象エリアとして選択し、それらが同一でない場合において、前記被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアのMTFが閾値を基準として小さい場合には、当該測距エリアを前記合焦対象エリアの選択対象から除外して当該除外後に前記合焦対象エリアの選択対象とされる各測距エリアについて前記判定を行う
    撮像装置の制御方法。
  10. 撮像部により生成された撮像画像に配置される複数の測距エリアのそれぞれについて前記撮像部に被写体からの入射光を供給するレンズから前記測距エリアに含まれる被写体までの距離である被写体距離と前記レンズに関する前記測距エリア毎のMTFとを取得して当該取得された被写体距離およびMTFに基づいて合焦対象とすべき被写体を含む測距エリアを合焦対象エリアとして選択する選択手順と、
    前記選択された合焦対象エリアに含まれる被写体に合焦するようにフォーカス制御を行うフォーカス制御手順とをコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記選択手順は、前記被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアとMTFが最大となる測距エリアとが同一であるか否かを判定し、それらが同一である場合には、当該測距エリアを前記合焦対象エリアとして選択し、それらが同一でない場合において、前記被写体距離が最短となる被写体を含む測距エリアのMTFが閾値を基準として小さい場合には、当該測距エリアを前記合焦対象エリアの選択対象から除外して当該除外後に前記合焦対象エリアの選択対象とされる各測距エリアについて前記判定を行う
    プログラム。
JP2010122168A 2010-05-28 2010-05-28 撮像装置、撮像システム、撮像装置の制御方法およびプログラム Expired - Fee Related JP5609270B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010122168A JP5609270B2 (ja) 2010-05-28 2010-05-28 撮像装置、撮像システム、撮像装置の制御方法およびプログラム
US13/076,975 US8610784B2 (en) 2010-05-28 2011-03-31 Imaging apparatus, imaging system, control method of imaging apparatus, and program
CN201110121054XA CN102262333A (zh) 2010-05-28 2011-05-11 成像装置、成像系统、成像装置的控制方法和程序
BRPI1102178-0A BRPI1102178A2 (pt) 2010-05-28 2011-05-20 aparelho de formação de imagem, sistema de formação de imagem, método de controle de um aparelho de formação de imagem, e , programa

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010122168A JP5609270B2 (ja) 2010-05-28 2010-05-28 撮像装置、撮像システム、撮像装置の制御方法およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011248160A JP2011248160A (ja) 2011-12-08
JP5609270B2 true JP5609270B2 (ja) 2014-10-22

Family

ID=45009017

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010122168A Expired - Fee Related JP5609270B2 (ja) 2010-05-28 2010-05-28 撮像装置、撮像システム、撮像装置の制御方法およびプログラム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8610784B2 (ja)
JP (1) JP5609270B2 (ja)
CN (1) CN102262333A (ja)
BR (1) BRPI1102178A2 (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102109753A (zh) * 2009-12-25 2011-06-29 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 自动检测镜头方法
JP5979967B2 (ja) * 2011-06-30 2016-08-31 キヤノン株式会社 被写体検出機能を備えた撮像装置、撮像装置の制御方法、及び、プログラム
JP2013130761A (ja) * 2011-12-22 2013-07-04 Sony Corp 撮像装置、その制御方法およびプログラム
TWI510056B (zh) * 2011-12-27 2015-11-21 Hon Hai Prec Ind Co Ltd 3d成像模組及3d成像方法
TWI551113B (zh) * 2011-12-27 2016-09-21 鴻海精密工業股份有限公司 3d成像模組及3d成像方法
CN104641275B (zh) * 2012-09-11 2017-12-12 索尼公司 成像控制装置、成像设备和成像控制装置执行的控制方法
TWI461812B (zh) * 2012-10-19 2014-11-21 應用於相機模組之自動調焦方法
JP6338347B2 (ja) * 2012-10-29 2018-06-06 キヤノン株式会社 撮像装置、及びその制御方法
JP5929774B2 (ja) * 2013-02-08 2016-06-08 カシオ計算機株式会社 画像取得方法、装置、およびプログラム
US9742980B2 (en) * 2013-11-01 2017-08-22 Canon Kabushiki Kaisha Focus control apparatus and control method therefor
JP6489320B2 (ja) * 2013-11-20 2019-03-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 測距撮像システム
JP6313685B2 (ja) * 2014-05-01 2018-04-18 キヤノン株式会社 撮像装置およびその制御方法
US20170099427A1 (en) * 2015-10-05 2017-04-06 Google Inc. Methods and apparatuses for providing improved autofocus using curve-fitting
JP6593496B2 (ja) * 2018-06-28 2019-10-23 株式会社ニコン 交換レンズおよびカメラボディ
JP6768997B1 (ja) * 2019-04-23 2020-10-14 エスゼット ディージェイアイ テクノロジー カンパニー リミテッドSz Dji Technology Co.,Ltd 制御装置、撮像装置、移動体、制御方法、及びプログラム
CN114079726B (zh) * 2020-08-13 2023-05-02 华为技术有限公司 一种拍摄方法及设备
US11546502B2 (en) * 2020-09-14 2023-01-03 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and method of controlling the same
WO2023279242A1 (zh) * 2021-07-05 2023-01-12 深圳市大疆创新科技有限公司 一种图像采集设备的镜头组件以及图像采集设备

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03182710A (ja) * 1989-12-12 1991-08-08 Olympus Optical Co Ltd 焦点検出装置
JP2003107332A (ja) 2001-09-28 2003-04-09 Nikon Corp カメラ
US7158182B2 (en) * 2001-09-28 2007-01-02 Nikon Corporation Camera that engages in a focusing operation through a contrast method
JP2003107331A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Nikon Corp カメラ
JP2006301036A (ja) * 2005-04-15 2006-11-02 Sony Corp オートフォーカス装置とオートフォーカス方法およびプログラム
JP2007011140A (ja) * 2005-07-01 2007-01-18 Olympus Imaging Corp 手振れ補正機能付きカメラシステム
EP2035879A4 (en) * 2006-06-06 2010-03-17 Xceed Imaging Ltd OPTICAL SYSTEM AND METHOD FOR MULTIBAND IMAGING AND DUAL BAND IMAGING
JP4429328B2 (ja) * 2007-02-09 2010-03-10 キヤノン株式会社 自動合焦装置とその制御方法並びに撮像装置
JP4561919B2 (ja) * 2008-04-21 2010-10-13 ソニー株式会社 撮像装置、画像処理装置及び画像処理方法
JP5030308B2 (ja) * 2009-08-18 2012-09-19 キヤノン株式会社 自動合焦装置とその制御方法並びに撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN102262333A (zh) 2011-11-30
US8610784B2 (en) 2013-12-17
JP2011248160A (ja) 2011-12-08
US20110292276A1 (en) 2011-12-01
BRPI1102178A2 (pt) 2012-12-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5609270B2 (ja) 撮像装置、撮像システム、撮像装置の制御方法およびプログラム
US8947579B2 (en) Imaging apparatus, imaging system, and imaging apparatus control method and program for setting a range of lens positions
JP5005570B2 (ja) 画像処理装置およびプログラム
KR101643321B1 (ko) 디지털 촬영 장치, 그 제어 방법, 및 컴퓨터 판독가능 매체
WO2013088917A1 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及び記録媒体
US20130016245A1 (en) Imaging apparatus
JP6474693B2 (ja) 焦点検出装置、焦点検出方法、および記録媒体
JP4657960B2 (ja) 撮像方法および装置
JP6116277B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP2007215091A (ja) 撮像装置及びそのプログラム
JP2007263926A (ja) 測距装置及び方法
JP5855454B2 (ja) 撮像装置
JP2011124712A (ja) 画像処理装置、方法およびプログラム
JP2013008004A (ja) 撮像装置
JP2006025311A (ja) 撮像装置、及び画像取得方法
KR101630304B1 (ko) 디지털 촬영 장치, 그 제어 방법, 및 컴퓨터 판독가능 매체
JP5045538B2 (ja) 撮像装置、及び、プログラム
JP5418553B2 (ja) 撮像装置及びこれを用いた撮影方法
JP5030883B2 (ja) ディジタル・スチル・カメラおよびその制御方法
JP2007108217A (ja) デジタルカメラ
JP2014064214A (ja) 画像処理装置、制御方法、及びプログラム
JP6346398B2 (ja) 撮像装置および撮像方法
JP5069076B2 (ja) 撮像装置および連続撮像方法
JP2005242271A (ja) オートフォーカスカメラ
KR101635100B1 (ko) 디지털 촬영 장치 및 그 제어 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130402

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140311

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140507

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140805

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140818

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5609270

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees