JP2006025311A - 撮像装置、及び画像取得方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】撮影前の煩雑な操作が不要でかつ、所望の画像を容易に得ることができる撮像技術を提供する。
【解決手段】撮影条件指定モードでは、ユーザーによる背面操作部17の押下操作により、「合焦」「露出」及び「ホワイトバランス」等の撮影条件項目のうち少なくとも一つの条件変動項目が選択される。そして、本撮影動作において、条件変動項目について段階的に異ならせた複数の撮影条件にそれぞれ対応する複数の画像が時間順次に取得され、メモリ23に複数の画像が一時的に記憶される。その後、ユーザーによる背面操作部17の押下操作に応じて評価エリアが指定される。そして、当該評価エリアにおいて、条件変動項目に係る適正条件を最も満足する画像を、メモリ23に一時的に記憶される複数の画像から抽出し、メモリカード9に記憶する。この時、残余の画像は、例えば消去される。
【選択図】図3
【解決手段】撮影条件指定モードでは、ユーザーによる背面操作部17の押下操作により、「合焦」「露出」及び「ホワイトバランス」等の撮影条件項目のうち少なくとも一つの条件変動項目が選択される。そして、本撮影動作において、条件変動項目について段階的に異ならせた複数の撮影条件にそれぞれ対応する複数の画像が時間順次に取得され、メモリ23に複数の画像が一時的に記憶される。その後、ユーザーによる背面操作部17の押下操作に応じて評価エリアが指定される。そして、当該評価エリアにおいて、条件変動項目に係る適正条件を最も満足する画像を、メモリ23に一時的に記憶される複数の画像から抽出し、メモリカード9に記憶する。この時、残余の画像は、例えば消去される。
【選択図】図3
Description
本発明は、画像を取得するための技術に関する。
一般的な撮像装置では、オートフォーカス(AF)制御、自動露出(AE)制御、及びオートホワイトバランス(AWB)制御等を適宜実行することで、撮影シーンに応じた画像を得ることができる。
そして、被写体の状態に拘わらず常に被写体を精度良く撮影するために、イメージセンサからの動画像に基づいて被写体の状態を検知して、イメージセンサから単位時間に出力されるフレーム数を変更するカメラが提案されている(例えば、特許文献1)。この特許文献1では、合焦に関する開示が全くなされていないが、一般的な撮像装置では、主要な被写体に対して合焦する位置までフォーカスレンズを駆動させるAF動作(ワンショットAF動作)を行ってから、撮影が行われる。
ここで、ワンショットAF動作について簡単に説明する。
まず、CCD撮像素子から出力される画像信号に基づいたライブビュー画像に対して、中央の位置、又はユーザーの操作で設定された任意の位置に、合焦状態を評価するためのコントラスト値(合焦評価値)を算出する対象エリア(評価エリア)が設定される。例えば、図15に示すように、本撮影前において、撮像装置に設けられたLCD画面上に、ライブビュー画像と、現在の評価エリアの位置を示す枠Aeとが重畳表示される。
図16はワンショットAF動作の動作フローを示すフローチャートであり、まず、ライブビュー画像が表示されている状態において、ユーザーによるシャッタボタンの押下操作に応答して、ワンショットAF動作が開始する。
ワンショットAF動作が開始すると、まず、フォーカスレンズを初期位置から微小駆動させて、評価エリアについて算出される合焦評価値が増大するフォーカスレンズの駆動方向を決定する(ステップS101)。次に、ステップS101で決定した駆動方向に向けて所定のピッチでフォーカスレンズを段階的に駆動させつつ、各フォーカスレンズの位置(レンズ位置)に対応する画像を取得し、評価エリア内の画像データに基づいて合焦評価値を算出して、合焦評価値が減少し始めるまでフォーカスレンズの駆動(レンズ駆動)を続ける(ステップS102)。そして、図17に示すように、合焦評価値が減少し始めたら、レンズ駆動を停止して、合焦評価値の最大値Ynとその前後の合焦評価値Yn−1,Yn+1、及び当該合焦評価値にそれぞれ対応するレンズ位置(Xn−1,Xn,Xn+1)を用いた2次補間近似計算(2次曲線近似による計算)により、合焦評価値が最大となるレンズ位置(合焦レンズ位置)を算出する(ステップS103)。更に、ステップS103で算出された合焦レンズ位置までフォーカスレンズが駆動され(ステップS104)、ワンショットAF動作が終了する。
このような技術に関する先行技術文献としては、以下のようなものがある。
しかしながら、上述したようなワンショットAF動作を行う際、画像の中央に固定された評価エリアを用いる場合には、画像の中央部付近で捉えられる被写体にしか合焦させることができず、所望の構図で被写体に合焦させた画像(合焦画像)を取得することは難しい。また、ユーザーの操作により評価エリアが移動可能である場合であっても、本撮影前に評価エリアを所望の位置まで移動させる煩雑な操作が必要となる。このような本撮影前の煩雑な操作は、撮影の阻害要因ともなり、撮影に集中することができず、シャッターチャンスを逸する等といった問題を招く。
そして、このような問題は、AF制御に限られず、露出制御、及びホワイトバランス制御等、各種撮影条件に係る制御一般に共通する問題となっている。具体的には、例えば、画像全体の平均的な輝度が一定のレベルになるような自動露出制御を採用する場合には、画像上の主要な被写体が暗くなり過ぎたり、明るくなり過ぎたりすることがある。逆に、ユーザーが種々の操作を行うことにより、主要な被写体の輝度を所望のレベルに設定する場合には、撮影前に煩雑な操作が必要となる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、撮影前の煩雑な操作が不要でかつ、所望の画像を容易に得ることができる撮像技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1の発明は、撮像装置であって、被写体に係る画像を取得する撮像手段と、前記撮像手段を用いて、所定の撮影条件項目について段階的に異ならせた複数の撮影条件を時間順次に採用しつつ、前記複数の撮影条件にそれぞれ対応する複数の画像を取得する撮影動作を実施させる撮影制御手段と、前記撮影動作後に、ユーザーの操作に応じて、前記複数の画像に対する評価エリアの位置を指定する指定手段と、前記評価エリアにおいて前記所定の撮影条件項目に係る所定条件を最も満足する一の画像を、前記複数の画像から抽出する抽出手段とを備えることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の撮像装置であって、前記所定の撮影条件項目が、合焦、露出、及びホワイトバランスのうち少なくとも一つの項目を含み、前記抽出手段が、前記複数の画像のうちの各画像を対象として、前記評価エリアに係る合焦評価値、露出評価値、及びホワイトバランス評価値のうち少なくとも一つの前記評価エリアに係る評価値を算出する評価値算出手段と、前記評価値算出手段によって算出された評価値に基づいて、前記一の画像を前記複数の画像から抽出する手段とを有することを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載の撮像装置であって、前記複数の画像のうち、前記抽出手段によって抽出されなかった画像を消去する消去手段を備えることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の撮像装置であって、前記撮影制御手段が、画像表示のフレームレートよりも相対的に高速のフレームレートで前記撮影手段を駆動させることで前記複数の画像を取得させることを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の撮像装置であって、前記撮影動作の開始指示を発する指示手段と、前記開始指示に応答して、前記撮像手段におけるフレームレートを、前記開始指示が発せられる前のフレームレートよりも相対的に高速のフレームレートに変更する変更手段とを備えることを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項1から請求項5のいずれかに記載の撮像装置であって、前記変更手段が、前記撮影動作の終了に応答して、前記撮像手段におけるフレームレートを、前記開始指示が発せられる前のフレームレートに変更することを特徴とする。
また、請求項7の発明は、画像取得方法であって、(a)所定の撮像手段を用いて、所定の撮影条件項目について段階的に異ならせた複数の撮影条件を時間順次に採用しつつ、前記複数の撮影条件にそれぞれ対応する複数の画像を取得する撮影動作を実施させるステップと、(b)前記撮影動作後に、ユーザーの操作に応じて、前記複数の画像に対する評価エリアの位置を指定するステップと、(c)前記評価エリアにおいて前記所定の撮影条件項目に係る所定条件を最も満足する一の画像を、前記複数の画像から抽出するステップとを備えることを特徴とする。
請求項1から請求項7のいずれかに記載の発明によれば、所定の撮影条件項目について段階的に異ならせた複数の撮影条件にそれぞれ対応する複数の画像を時間順次に取得した後に、ユーザーの操作に応じて指定される評価エリアにおいて、所定の撮影条件項目に係る所定条件を最も満足する一の画像を、複数の画像から抽出するような構成とすることで、撮影前の煩雑な操作が不要でかつ、所望の画像を容易に得ることができる。すなわち、撮影時には撮影条件の設定に気をとられることがなく、撮影後に撮影条件に係る指定を行うことができるため、撮影の失敗を減少させることができ、撮像装置の使い勝手が向上する。
また、請求項2に記載の発明によれば、所定の撮影条件項目が、合焦、露出、及びホワイトバランスのうち少なくとも一つの項目を含み、所定の撮影条件項目について段階的に異ならせた複数の撮影条件にそれぞれ対応する複数の画像のうちの各画像を対象として、評価エリアに係る合焦評価値、露出評価値、及びホワイトバランス評価値のうち少なくとも一つの評価値を算出し、当該算出された評価値に基づいて、複数の画像から一の画像を抽出するため、合焦や、露出や、ホワイトバランス等について所望の条件に係る画像を容易に取得することができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、複数の画像のうち抽出されなかった画像が消去されるため、記憶媒体の記憶容量を有効利用することができる。また、取得した所望の画像を容易に探し出すこともできる。
また、請求項4に記載の発明によれば、画像表示のフレームレートよりも相対的に高速のフレームレートで複数の画像を取得することで、略同一の構図について撮影条件を変更しつつ複数の画像を容易に取得することができるため、所望の画像を得ることができる確率が高くなる。なお、動画撮影については、画像表示のフレームレートよりも高速のフレームレートで撮影条件を適宜変化させつつ撮影を行い、動画表示に必要な画像の更新間隔に対応する期間内に得られた複数の画像から所望の画像を抽出する動作を繰り返すことで、滑らかに画像が変化していく動画を取得することができる。
また、請求項5に記載の発明によれば、撮影開始の指示に応答して撮像に係るフレームレートを高めることで、略同一の構図について撮影条件を変更させつつ複数の画像を取得したい時に高速のフレームレートを採用することができるため、不必要な電力の消費を抑制することができる。
また、請求項6に記載の発明によれば、撮影終了に応答して、撮像に係るフレームレートを、撮影開始の指示前のフレームレートに戻すことで、撮影時だけ高速のフレームレートが採用されるため、不必要な電力の消費を更に抑制することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<撮像装置の概要>
図1は本発明の実施形態に係る撮像装置1の外観を示す斜視図である。また、図2は撮像装置1の外観を示す背面図である。なお、図1及び図2には方位関係を明確にするためにお互いに直交するX,Y,Zの三軸を示している。
図1は本発明の実施形態に係る撮像装置1の外観を示す斜視図である。また、図2は撮像装置1の外観を示す背面図である。なお、図1及び図2には方位関係を明確にするためにお互いに直交するX,Y,Zの三軸を示している。
撮像装置1は、デジタルカメラとして構成されており、その前面側には撮影レンズ11が設けられている。撮影レンズ11の内側には、撮影レンズ11を介して入射する被写体像を光電変換して画像信号を生成する撮像素子21が設けられている。本実施例ではCMOSタイプの撮像素子を用いる。なお、撮像素子としては、CCDを用いても良い。
撮影レンズ11には光軸方向に沿って駆動可能なレンズ系が含まれており、当該レンズ系を光軸方向に駆動することにより、撮像素子21に結像される被写体像の合焦状態を実現することができるように構成されている。
撮像装置1の上面側には、シャッターボタン13が配設されている。シャッターボタン13は、被写体の撮影を行う際にユーザが押下操作を行って撮像装置1に対して本撮影動作を開始させるための指示(「撮影開始指示」とも称する)を与えるボタンである。
撮像装置1の側面部には、ユーザによるシャッターボタン13の押下操作に伴う本撮影動作で得られる画像データを記憶するための記憶媒体であるメモリカード9を装着する装着部15が形成されている。更に、装着部15からメモリカード9を取り出す際に押下するカード取り出しボタン15bが配置されており、装着部15からメモリカード9を取り出すことができる。
撮像装置1の背面には、本撮影前に被写体を動画的態様で表示するライブビュー表示や、撮影した画像等の表示を行う表示手段として機能する液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)16と、複数のボタン171〜173を備えた背面操作部17とが設けられている。なお、4連ボタン171の押下により、LCD16に表示される画面上で各種項目の選択状態等を変更することや、撮影倍率の増減を実現すること等ができ、実行ボタン172の押下により、各種動作や選択状態の決定を実行すること等ができる。更に、モード切替ボタン173の押下により、後述する撮影条件指定モードと一般的なデジタルカメラで行われる通常の撮影が実行されるモード(「通常撮影モード」とも称する)とを含む撮影モード、及び再生モード等の複数のモード間でモード切替えを行うことができる。
<撮像装置の機能構成>
図3は撮像装置1の機能構成を示すブロック図である。
図3は撮像装置1の機能構成を示すブロック図である。
撮影レンズ11は、撮影倍率を変更するためのレンズ系(「ズームレンズ」とも称する)111と、撮像素子21に結像される被写体像の合焦状態を実現するためのレンズ系(「フォーカスレンズ」とも称する)112とを備えて構成される。なお、フォーカスレンズ112は、撮影レンズ11の光軸方向に沿って前後に駆動することで、種々の距離に位置する被写体に対して合焦した画像の取得を可能とする。
撮像素子21は、ズームレンズ111及びフォーカスレンズ112を通して結像される被写体像に基づいた光電変換により画像信号(RGBの三色それぞれに対応する画素値の信号)を生成し、信号処理部22に対して当該画像信号を出力する。よって、撮像素子21の動作により、被写体に係る画像信号(以下、単に「画像」とも称する)を取得することができる。
撮像素子21の駆動方式(読出しモード)には、ドラフトモードと本撮影モードの2つのモードがある。ドラフトモードは、画像を取得してメモリカード9等に記憶する撮影(「本撮影」とも称する)の前に、プレビュー用となるライブビュー表示用の画像を生成するための読み出しモードであり、いわゆるライブビュー表示時に適用される。このドラフトモードにおいては、例えば、1フレーム分の画像信号を読出す際に、水平ラインについて8ライン中1ラインを読み出すように撮像素子21が駆動される。本撮影モードは、本撮影時に、撮像素子21の全画素を読み出し対象として画像信号を読み出すモードである。
そして、後述する撮影条件指定モードでは、本撮影モードにおける撮像素子21の画像信号の読出し速度(フレームレート)は、ドラフトモードにおけるフレームレートよりも相対的に高くなっている。例えば、ドラフトモードでは、フレームレートがLCDにおける表示が人間の目に充分動画として見える毎秒30フレーム(30fps)であるのに対して、本撮影モードでは、フレームレートが毎秒300フレーム(300fps)となり、フレームレートが10倍にもなる。換言すれば、ライブビュー表示用に画像信号を読出すドラフトモードでは、1/30秒毎に1フレーム分の画像信号が撮像素子21より読出されて出力され、本撮影モードでは、1/300秒毎に1フレーム分の画像信号が撮像素子21より読み出されて出力される。
信号処理部22は、CDS(相関2重サンプリング器)、アンプ部、およびA/D変換器を備えて構成され、撮像素子21からの画像信号は、CDSでサンプリングされ、アンプ部で所望の増幅が行われ、A/D変換器でデジタル信号に変換される。信号処理部22から出力される画像信号(画像)は、制御部20のDMAコマンドによりSDRAM(メモリ)23に一時的に記憶(バッファリング)される。メモリ23に一時的に記憶された画像は、画像処理部24に送られるとともに、合焦演算部25、AE演算部26、及びWB演算部27にも適宜送られる。
合焦演算部25は、メモリ23からの画像に対して設定された評価エリア内の部分画像について、例えば、隣接画素間の画素値の差分の絶対値の総和を合焦状態を評価するための値(「合焦評価値」とも称する)として算出し、制御部20に出力する。
AE演算部26は、ライブビュー表示時において、メモリ23からの画像の輝度値(被写体輝度)に応じて、露出制御値(シャッター速度、絞り値、及びゲイン値等)を算出し、制御部20に出力する。また、撮影条件指定モードでは、必要に応じて、AE演算部26が、本撮影動作によって取得されてメモリ23に一時的に記憶される画像に対して設定された評価エリア内の部分画像について、例えば、画素値の平均値を露出の状態を評価するための値(「露出評価値」とも称する)として算出し、制御部20に出力する。なお、撮影条件指定モードにおける本撮影時の露出制御値としては、本撮影時において露出制御値を段階的に変動させる場合には、後述するように制御部20で設定される値が採用される。一方、本撮影時において露出制御値を段階的に変動させない場合には、本撮影直前にAE演算部26で算出される露出制御値が採用される。
WB演算部27は、ライブビュー表示時において、メモリ23からの画像に係る画素値に基づいて、画像のホワイトバランス(WB)を適正化した後のホワイトバランスを示す値をWB設定値として算出し、制御部20に出力する。このとき、制御部20で、WB演算部27からのWB設定値に基づいて、画像のWBを適正化するためのゲイン値(「WBゲイン値」とも称する)が算出される。また、撮影条件指定モードでは、必要に応じて、WB演算部27が、本撮影動作によって取得されてメモリ23に一時的に記憶される画像に対して設定された評価エリア内の部分画像について、例えば、RGB各色の画素値の積算値(「測色評価値」とも称する)Rs、Gs、Bsを算出する。そして、下式(1)に基づいて、ホワイトバランスを評価するための値(「WB評価値」とも称する)である(gr,gb)を算出し、制御部20に出力する。なお、撮影条件指定モードにおける本撮影時のWBゲイン値としては、本撮影時においてホワイトバランスを段階的に変動させる場合には、後述するように制御部20で設定される値が採用される。一方、本撮影時においてホワイトバランスを段階的に変動させない場合には、本撮影直前にWB演算部27と制御部20とによって算出されるWBゲイン値が採用される。
(gr,gb)=(Rs/Gs,Bs/Gs)・・・(1)。
画像処理部24は、画像に対して、WBゲイン値に基づくホワイトバランスの調整、γ補正、アパチャーコントロール等の画像処理を施す。なお、本撮影時には、画像処理部24において、メモリカード9に記憶するための画像に対して、適宜圧縮処理が施され、当該圧縮処理後の画像がメモリカード9に記憶される。また、ライブビュー表示時には、画像処理部24から出力される画像は、LCD16の表示画素数に応じたサイズに変換されて、LCD16より可視的に出力される。
制御部20は、主にCPU、ROM201、及びRAM202等を備えて構成され、撮像装置1内の各部を統括制御するものである。この制御部20では、CPUがROM201等に格納される所定のプログラムを読み込んで実行することにより種々の演算や制御等を実現する。
なお、後述する撮影条件指定モードに係る動作も制御部20の各種機能によって実現される。また、ROM201では、撮影時に条件を変動させる撮影条件に係る各項目(「合焦」「露出」及び「ホワイトバランス」)について、段階的に異ならせた複数(例えば、10個)の撮影条件(パラメータ)を記憶している。具体的には、「合焦」については、フォーカスレンズ112の光軸方向に沿った繰り出し側の端(「遠端」とも称する)から繰り入れ側の端(「近端」とも称する)までの駆動範囲における、複数のフォーカスレンズ112の位置がROM201に記憶されている。また、「露出」については、比較的高い露出値から比較的低い露出値までの範囲に対応する複数の露出制御値がROM201に記憶されている。「ホワイトバランス」については、赤味を帯びた画像を生成するためのWBゲイン値から、青味を帯びた画像を生成するためのWBゲイン値までの範囲における、複数のWBゲイン値が記憶されている。なお、以下では、「合焦」「露出」及び「ホワイトバランス」等の撮影条件に係る項目を「撮影条件項目」とも称する。
背面操作部17は、複数のボタン171〜173の押下操作に応じて、制御部20に対して各種信号を送出する。
シャッターボタン13は、半押し状態(「S1状態」とも称する)と押し込んだ状態(「S2状態」とも称する)とが検出可能な2段階スイッチになっている。通常撮影モードでは、ライブビュー表示時にシャッターボタン13をS1状態にすると、一般的なオートフォーカス制御や自動露光制御やホワイトバランス制御が行われ、続いてS2状態にすると、本撮影動作を行う。また、撮影条件指定モードでは、S2状態とすると、本撮影動作の開始を指示する撮影開始指示がシャッターボタン13から制御部20に発せられ、後述する一連の本撮影動作を行う。
以下、撮影条件指定モードに設定されている場合における撮像装置1の動作について説明する。
<撮影条件指定モードにおける動作>
まず、撮影条件指定モードにおける撮像装置1の動作の概要について説明する。
まず、撮影条件指定モードにおける撮像装置1の動作の概要について説明する。
撮影条件指定モードでは、本撮影を行う前に、撮影時に条件を変動させる撮影条件項目(合焦、露出、及びホワイトバランスのうちの少なくとも一つの項目)をユーザーが選択することができる。そして、ユーザーの操作に基づいた撮影開始指示に応答して、撮影時に条件を変動させる撮影条件項目(「条件変動項目」とも称する)に係る撮影条件が段階的に変動されつつ、複数回の撮影が行われ、複数の撮影条件に対応する複数の画像を取得する(本撮影動作)。本撮影動作後に、ユーザーが複数の画像に対する一の評価エリアを指定すると、当該評価エリアに係る部分画像において、条件変動項目に係る所定条件を最も満足する一の画像を抽出してメモリカード9に記憶する。一方、上記複数の画像のうち抽出されなかった他の画像は、消去される。
以下、撮影条件指定モードにおける各動作について詳述する。
<条件変動項目の選択>
図4は条件変動項目を選択するための画面(以下、単に「選択画面」とも称する)を例示する図である。ユーザーが、モード切替ボタン173を押下操作することで、撮像装置1が撮影条件指定モードに設定されると、図4に示すような選択画面がLCD16に表示される。
図4は条件変動項目を選択するための画面(以下、単に「選択画面」とも称する)を例示する図である。ユーザーが、モード切替ボタン173を押下操作することで、撮像装置1が撮影条件指定モードに設定されると、図4に示すような選択画面がLCD16に表示される。
図4に示す選択画面では、選択候補にあたる3つの撮影条件項目(「合焦」「露出」及び「ホワイトバランス」)と、撮影条件項目の選択を完了させるための「完了」とからなる4項目が縦方向に空間順次に表示される。
図4に示す選択画面がLCD16に表示された状態で、ユーザーが4連ボタン171の上下ボタンを押下することで、「合焦」「露出」「ホワイトバランス」及び「完了」のうちのいずれか一つの項目に太枠カーソルCSを合わせることができる。ユーザーが、選択候補にあたる3項目のいずれかに太枠カーソルCSを合わせて、実行ボタン172を押下すると、太枠カーソルCSが合わされていた項目の左側に選択を示すマーク(「選択マーク」とも称する)SMを付加することができる。適宜選択マークSMが付加された状態で、「完了」の項目に太枠カーソルCSが合わされて、実行ボタン172が押下されると、選択マークSMが付加された項目が、条件変動項目として選択される。
そして、制御部20は、各条件変動項目の選択に応答して、各条件変動項目に対応する複数の撮影条件をROM201からRAM202に読み出し、撮影に用いる撮影条件として設定する。ここで設定される複数の撮影条件は、例えば、条件変動項目が「合焦」である場合には、フォーカスレンズ112の駆動範囲の遠端から近端まで被写界深度分ずつ段階的に異ならせた複数のフォーカスレンズ112の位置である。また、条件変動項目が「露出」である場合には、露出値が低い状態から高い状態まで、露出値を段階的に異ならせた場合に対応する複数の露出制御値である。更に、条件変動項目が「ホワイトバランス」である場合には、赤味を帯びた画像を生成するためのWBゲイン値から、青味を帯びた画像を生成するためのWBゲイン値までの範囲において段階的に異ならせた複数のWBゲイン値である。
このようにして、1以上の条件変動項目が選択されると、本撮影時の構図を決定するために、ライブビュー画像がLCD16に表示された状態となる。
<撮影条件指定モードにおける動作フローの一例>
図5は、撮影条件指定モードに設定された状態における撮像装置1の本撮影及び記憶処理の動作フローを例示するフローチャートである。なお、図5では、「合焦」のみが条件変動項目として選択されている場合についての動作フローを示している。本動作フローは、制御部20の制御下で実現される。
図5は、撮影条件指定モードに設定された状態における撮像装置1の本撮影及び記憶処理の動作フローを例示するフローチャートである。なお、図5では、「合焦」のみが条件変動項目として選択されている場合についての動作フローを示している。本動作フローは、制御部20の制御下で実現される。
上述したように、図4に示したような選択画面において条件変動項目が選択された後に、ライブビュー画像がLCD16上に表示された状態で、ユーザーがシャッターボタン13を押下してS1状態となると、ライブビュー画像に基づいて本撮影用の露出制御値及びWBゲイン値が設定される。引き続いて、S2状態となると、図5に示す動作フローが開始され、図5のステップS11に進む。
ステップS11では、撮像素子21における画像信号の読出し速度(フレームレート)が、毎秒30フレーム(30fps)から、毎秒300フレーム(300fps)に切り替えられ、ステップS12に進む。つまり、このステップS11では、ユーザーによるシャッターボタン13の押下操作、すなわち撮影開始指示に応答して、撮像素子21におけるフレームレートを、撮影開始指示が発せられる前におけるフレームレートよりも相対的に高速のフレームレートに変更する。
ステップS12では、フォーカスレンズ112を、撮影レンズ11の光軸方向に沿って最も繰り出した位置(遠端)まで駆動させて、ステップS13に進む。
ステップS13では、撮像素子21に被写体像を結像させる露光を行い、ステップS14に進む。
ステップS14では、撮像素子21から全画素に係る画像信号(例えば、約300万画素分の画像信号)を読出して、各種処理後に画像信号をメモリ23に一時的に記憶して、ステップS15に進む。
ステップS15では、図6で示すように、メモリ(バッファ)23において、次に取得されて一時的に記憶される画像信号(画像)のためのアドレスを、ステップS14で一時的に記憶した画像の終了アドレスの次のアドレスに更新設定し、ステップS16に進む。
ステップS16では、フォーカスレンズ112の位置が、撮影レンズ11の光軸方向に沿って最も繰り入れた位置(近端)にあるか否かを判定する。このステップS16では、フォーカスレンズ112の位置が近端にあれば、ステップS18に進み、近端になければ、ステップS17に進む。
ステップS17では、フォーカスレンズ112の位置を被写界深度(1Fδ)分に相当する距離だけ繰り入れ側(近側)へ駆動させて、ステップS13に戻る。つまり、フォーカスレンズ112が近端に到達するまで、ステップS13からステップS17までの処理を繰り返し行う。換言すれば、遠端から近端まで被写界深度分に相当するピッチで、フォーカスレンズ112の位置を徐々にずらしつつ、各フォーカスレンズ112の位置に対応する画像を取得する。その結果、合焦される被写体を段階的に異ならせたnフレーム分(例えば、n=10)の画像がメモリ23内に一時的に記憶された状態となる。
図7は、撮影条件指定モードにおける露光、画像信号の読出し、及びフォーカスレンズ112のレンズ駆動のタイミングを示すタイミングチャートである。なお、図7では、「合焦」のみが条件変動項目として選択されている場合におけるタイミングチャートが例示されており、本撮影前後におけるライブビューに係る露光タイミング及び読出しタイミングがLVの符合が付されて示されている。
図7に示すように、撮影条件指定モードにおける本撮影動作では、垂直同期信号(VD)の発生に応答して、1,2,3,・・・,n−3,n−2,n−1,n回目のフォーカスレンズ112の駆動、露光、画像信号の読出しが時間順次に行われる。なお、ここでは、「露出」及び「ホワイトバランス」は条件変動項目として選択されていないため、本撮影動作時における露出制御値及びWBゲイン値は、本撮影動作の直前(S1状態)で設定された一定の値となる。
この本撮影動作において取得され、メモリ23に一時的に記憶される複数の画像の一例を図8から図12に示している。図8から図12では、山M、船SP、人PS、樹木TRの順に空間順次に遠方から位置する被写体にそれぞれ合焦している5つの画像を例示している。具体的には、図8及び図9に示す画像では、山M等の遠景に合焦しており、図10に示す画像では、船SPに合焦しており、図11に示す画像では、人PSに合焦しており、図12に示す画像では、樹木TRに合焦している。
このようにして、「合焦」に係る複数の撮影条件のうちの各撮影条件を時間順次に採用しつつ、複数の撮影条件にそれぞれ対応する複数の画像を取得する撮影動作が実施され、撮像素子21における露光及び画像信号の読出等を含む本撮影動作が終了する。
図5に示すフローチャートに戻って説明を続ける。
ステップS16からステップS18に進む場合には、本撮影動作が終了し、記憶処理動作に移行する。そのため、ステップS18では、撮像素子21における画像信号の読出し速度(フレームレート)が、毎秒300フレーム(300fps)から、毎秒30フレーム(30fps)に切り替えられ、ステップS19に進む。このように、本撮影動作の終了に応答して、撮像素子21のフレームレートが、撮影開始指示が発せられる前、すなわち本撮影動作の開始前におけるフレームレート(30fps)と同一のフレームレートに戻される。
ステップS19では、ユーザーの操作に基づいて、評価エリアが指定されたか否かを判別する。
図13は、評価エリアを指定する画面(「評価エリア指定画面」とも称する)を例示する図である。ステップS19に進んできた時点で、LCD16には、評価エリア指定画面が表示される。この評価エリア指定画面では、本撮影動作でメモリ23に一時的に記憶された複数の画像のうち、フォーカスレンズ112の位置が遠端から近端のほぼ中央となった状態で取得された代表的な画像(「代表画像」とも称する)と、評価エリアの位置を示す枠300とが重畳表示される。このような評価エリア指定画面が表示された状態で、ユーザーは、4連ボタン171を適宜押下操作することで、代表画像上において合焦させたい被写体に枠300を合わせることができる。なお、図13では、船SPに枠300を合わせている状態が例示されている。そして、ユーザーは、所望の被写体の位置に枠300を合わせた状態で、実行ボタン172を押下することで、評価エリアの位置を指定することができる。このとき、ユーザーによって指定された評価エリアの位置は、RAM202に記憶される。このようにして、メモリ23内に一時的に記憶されたnフレーム分の画像に対して、共通の評価エリアの位置が決定される。
そして、ここでは、評価エリアが指定されるまでステップS19の判定が繰り返され、評価エリアが指定されると、ステップS20に進む。
ステップS20では、メモリ23内に一時的に記憶されたnフレーム分の画像すべてについて、指定された評価エリアを対象とした合焦評価値をそれぞれ算出し、ステップS21に進む。
ステップS21では、ステップS20で算出された合焦評価値に基づいて、合焦評価値が最大となる画像を、メモリ23内に一時的に記憶されたnフレーム分の画像から抽出し、ステップS22に進む。つまり、ここでは、評価エリアに含まれる被写体に対して最も合焦していることが「合焦」に係る適正条件として設定されており、合焦評価値が最大となる画像が、当該適正条件を最も満足する一の画像(「合焦画像」とも称する)であるものとして抽出される。
ステップS22では、ステップS21で抽出された合焦画像をメモリカード9に記憶して、ステップS23に進む。なお、このステップS22においてメモリカード9へ記憶される画像データの形式としては、RAW、TIFF、又はJPEG等の種々の形式を採用することができる。また、このステップS22では、ステップS21で抽出された合焦画像に対して所定の圧縮率の圧縮処理を施して、メモリカード9に記憶するようにしても良い。
ステップS23では、メモリ23内に一時的に記憶されたnフレーム分の画像のうち、ステップS21において抽出されなかった残余の画像を、不要な画像として、メモリ23から消去し、記憶処理動作が終了され、図5に示す動作フローが終了する。
上述したように、撮影条件指定モードに設定された撮像装置1では、例えば、複数のフォーカスレンズ112の位置に対応する複数の画像が時間順次に取得される本撮影動作が行われる。そして、本撮影動作の終了後に、ユーザーによって評価エリアが指定されると、本撮影動作で取得された複数の画像から、評価エリアに係る合焦評価値が最大となる合焦画像が自動的に抽出されてメモリカード9に記憶される。この時、残余の画像は消去される。このような動作により、撮影前の評価エリアの設定等といった煩雑な操作が不要となりかつ、所望の被写体に合焦させた所望の合焦画像を容易に得ることができる。すなわち、撮影に際して、合焦させたい被写体まで評価エリアを移動させる設定等に気をとられず、撮影に集中して複数の画像を取得した後に、合焦させたい被写体の位置を指定することができる。その結果、撮影の失敗を減少させることができ、撮像装置の使い勝手が向上する。
<露出、及びホワイトバランスが条件変動項目である場合における動作フロー>
以上では、説明を簡単にするために、「合焦」のみが条件変動項目として選択された場合について説明したが、他の撮影条件項目が条件変動項目として選択された場合について以下説明する。
以上では、説明を簡単にするために、「合焦」のみが条件変動項目として選択された場合について説明したが、他の撮影条件項目が条件変動項目として選択された場合について以下説明する。
図14は、「露出」及び「ホワイトバランス」のいずれか一方の撮影条件項目が条件変動項目として選択された場合における撮像装置1の本撮影及び記憶処理の動作フローを例示するフローチャートである。なお、本動作フローは、図5で示したフローチャートと同様となる処理が多いため、図5と同様となる処理については、同様なステップ番号を付している。また、図14で示す動作フローは、図5で示したフローチャートと同様に、制御部20の制御下で実現される。
上述したように、図4に示したような選択画面において、条件変動項目(「露出」及び「ホワイトバランス」のいずれか一方の項目)が選択された後に、ライブビュー画像がLCD16上に表示された状態で、ユーザーがシャッターボタン13を押下してS1状態となると、一般的なAF制御(例えば、ワンショットAF動作)が行われる。また、このとき、「露出」が条件変動項目として選択されていない場合には、ライブビュー画像に基づいて本撮影用の露出制御値が設定され、「ホワイトバランス」が条件変動項目として選択されていない場合には、ライブビュー画像に基づいて本撮影用のWBゲイン値が設定される。引き続いて、S2状態となると、図14に示す動作フローが開始され、図14のステップS11に進み、フレームレートが毎秒30フレームから、毎秒300フレームに切り替えられ、ステップS32に進む。
ステップS32では、条件変動項目の選択に応じて設定された複数の撮影条件のうちn番目(nは自然数)の撮影条件に設定され、ステップS13に進む。このステップS32の処理が1回目の場合には、複数の撮影条件のうち1番目の撮影条件に設定され、また、このステップS32の処理がn回目の場合には、複数の撮影条件のうちn番目の撮影条件に設定される。なお、ここでは、「合焦」は条件変動項目として選択されていないため、本撮影動作時におけるフォーカスレンズ112の位置は、本撮影動作の直前(S1状態)におけるAF動作によって設定される一定の位置に保持される。また、「露出」が条件変動項目として選択されていない場合には、本撮影動作における露出制御値は、本撮影動作の直前(S1状態)で設定された一定の値となる。更に、「ホワイトバランス」が条件変動項目として選択されていない場合には、本撮影動作におけるWBゲイン値は、本撮影動作の直前(S1状態)で設定された一定の値となる。
引き続いて、撮像素子21に被写体像を結像させる露光が行われ(ステップS13)、撮像素子21から全画素に係る画像信号が読出されてメモリ23に一時的に記憶され(ステップS14)、バッファのアドレスを更新設定し(ステップS15)、ステップS36に進む。
ステップS36では、条件変動項目に係る全撮影条件での撮影が終了したか否かを判定する。このステップS36では、全撮影条件での撮影が終了していなければ、ステップS32に戻り、全撮影条件での撮影が終了するまで、ステップS32からステップS36までの処理を繰り返す。一方、全撮影条件での撮影が終了していれば、ステップS18に進む。つまり、各条件変動項目に係る複数の撮影条件のうちの各撮影条件を時間順次に採用しつつ、複数の撮影条件にそれぞれ対応する複数の画像を取得する撮影動作が実施され、撮像素子21における露光及び画像信号の読出を含む本撮影動作が終了する。
そして、撮像素子21における画像信号の読出し速度(フレームレート)が、毎秒300フレームから、毎秒30フレームに切り替えられ(ステップS18)、ステップS19に進む。
ステップS19では、ユーザーの操作に基づいて、評価エリアが指定されたか否かを判別する。なお、ここでも、上述したように、ステップS19に進んできた時点で、LCD16には、図13で示したような評価エリア指定画面が表示される。なお、ここでは、評価エリア指定画面には、ステップS32〜S36の処理を繰り返すことで取得された複数の画像のうちの代表的な一つの画像が表示される。そして、評価エリア指定画面がLCD16に表示された状態で、ユーザーが背面操作部17の押下操作することで、評価エリアの位置を指定することができる。そして、ここでは、評価エリアが指定されるまでステップS19の判定が繰り返され、評価エリアが指定されると、ステップS40に進む。
ステップS40では、ステップS32からステップS36までの処理を繰り返すことでメモリ23内に一時的に記憶されたnフレーム分の画像すべてについて、指定された評価エリアを対象とした評価値(露出評価値、又はWB評価値)をそれぞれ算出し、ステップS41に進む。
ステップS41では、ステップS40で算出された評価値(露出評価値、又はWB評価値)に基づいて、各条件変動項目に対して設定されている基準となる評価値(「基準評価値」とも称する)に最も近い評価値を検出する。そして、当該検出された評価値に係る画像を、メモリ23内に一時的に記憶されたnフレーム分の画像から抽出し、ステップS22に進む。
なお、「露出」に係る基準評価値は、評価エリアに含まれる被写体に係る露出値が適度、すなわち評価エリアに含まれる被写体が暗すぎず、明るすぎない程度となるような露出評価値となっている。また、「ホワイトバランス」に係る基準評価値は、評価エリアに含まれる被写体に係るホワイトバランスが適度、すなわち評価エリアに含まれる被写体が赤味も青味も帯びない程度となるようなWB評価値となっている。なお、これらの基準評価値は、ROM201内等に予め格納されているものとする。
したがって、ステップS41では、メモリ23内に一時的に記憶されたnフレーム分の画像から、評価エリアに係る被写体の輝度やホワイトバランスが自然(適度)となる一の画像が抽出される。換言すれば、評価エリアに含まれる被写体の輝度やホワイトバランスが最も自然(適度)となることが「露出」や「ホワイトバランス」に係る適正条件として設定されており、当該適正条件に対応する基準評価値に最も近い露出評価値やWB評価値が算出された画像が、当該適正条件を最も満足する一の画像であるものとして抽出される。
その後、ステップS41で抽出された画像をメモリカード9に記憶し(ステップS22)、メモリ23内に一時的に記憶されたnフレーム分の画像のうち、ステップS41において抽出されなかった残余の画像を、不要な画像として、メモリ23から消去する(ステップS23)。このようにして、記憶処理動作が終了され、図14に示す動作フローが終了する。
なお、以上では、条件変動項目として1つの撮影条件項目が選択された場合について説明したが、撮像装置1では、2つ以上の撮影条件項目を条件変動項目として選択することもできる。例えば、2つの条件変動項目が選択された場合には、各条件変動項目に係る撮影条件をそれぞれ段階的に異ならせることで、2つの条件変動項目に係る条件をマトリックス状に異ならせた複数の撮影条件での撮影を行い、本撮影後においてユーザーによって指定された評価エリアにおいて2つの撮影条件項目に係る所定条件を最も満足する一の画像を抽出することもできる。つまり、ユーザーは、条件変動項目として、「合焦」「露出」及び「ホワイトバランス」のうち少なくとも一つの項目を選択することができる。
以上のように、本発明の実施形態に係る撮像装置1では、撮影条件指定モードでは、本撮影動作により、条件変動項目について段階的に異ならせた複数の撮影条件にそれぞれ対応する複数の画像を時間順次に取得する。そして、この本撮影動作後に、ユーザーの操作に応じて指定される評価エリアにおいて、条件変動項目に係る適正条件を最も満足する一の画像を、複数の画像から抽出する。このような構成とすることで、撮影前の煩雑な操作が不要でかつ、所望の画像を容易に得ることができる。換言すれば、撮影時には撮影条件の設定に気をとられることがなく、撮影後に撮影条件に係る指定を行うことができるため、撮影の失敗を減少させることができ、撮像装置の使い勝手が向上する。
また、条件を変動させることができる撮影条件項目(条件変動項目)が、合焦、露出、及びホワイトバランスのうち少なくとも一つの撮影条件項目を含んでいる。そして、条件変動項目について段階的に異ならせた複数の撮影条件にそれぞれ対応する複数の画像のうちの各画像を対象として、評価エリアに係る合焦評価値、露出評価値、及びホワイトバランス評価値のうち少なくとも一つの評価値を算出する。更に、この算出された評価値に基づいて、複数の画像から一の画像を抽出する。その結果、合焦や、露出や、ホワイトバランス等について所望の条件に係る高画質の画像を容易に取得することができる。
また、撮影条件指定モードでは、複数の画像のうち抽出されなかった画像がメモリ23から消去される。その結果、メモリカード9の記憶容量を有効利用することができる。更に、取得した所望の画像を容易に探し出すこともできる。
また、撮影条件指定モードにおける本撮影動作では、ライブビュー画像を表示するフレームレートよりも相対的に高速のフレームレートで複数の画像を取得する。そのため、略同一の構図について撮影条件を変更しつつ複数の画像を容易に取得することが可能であり、所望の高画質の画像を得ることができる確率が高くなる。
また、撮影条件指定モードでは、撮影開始指示に応答して撮像素子21における画像信号の読出し速度(フレームレート)を高める。このような構成により、略同一の構図について撮影条件を変更させつつ複数の画像を取得したい時に高速のフレームレートを採用することが可能となり、不必要な電力の消費を抑制することができる。更に、撮影条件指定モードにおいては、本撮影動作の終了に応答して、撮像素子21における画像信号の読出し速度(フレームレート)が、撮影開始指示が発せられる前のフレームレートに戻される。その結果、本撮影時だけ高速のフレームレートが採用されるため、不必要な電力の消費を更に抑制することができる。
<変形例>
以上、この発明の実施形態について説明したが、この発明は上記説明した内容のものに限定されるものではない。
以上、この発明の実施形態について説明したが、この発明は上記説明した内容のものに限定されるものではない。
◎例えば、上述した実施形態では、撮影条件指定モードにおいて、メモリ23に一時的に記憶された複数の画像から、条件変動項目に係る適正条件を最も満足する一の画像を抽出してメモリカード9に記憶する一方で、抽出されなかった残余の画像をメモリ23から消去したが、これに限られず、条件変動項目に係る適正条件を最も満足するものとして抽出された画像に対しては所定の圧縮率で圧縮処理を施す一方で、抽出されなかった残余の画像に対して前記所定の圧縮率よりも相対的に高い圧縮率で圧縮処理を施して、複数の画像をメモリカード9に記憶するようにしても良い。このような構成とすることで、ユーザーが合焦させたり、適正な輝度としたり、適正なホワイトバランスにしたいと思っていた被写体の位置が、記憶処理の終了後に不満となった場合でも、他の撮影条件に係る画像もメモリカード9に記憶されているため、その他の画像でカバーすることができる。
したがって、メモリカード9の記憶容量の有効利用と、所望の画像を確実に取得することとの両立を図るためには、抽出されなかった残余の画像については、消去されるか、又は抽出された画像に対する所定の圧縮率よりも相対的に高い圧縮率での圧縮処理等が施されるようにすれば良い。すなわち、抽出された画像と比較して、抽出されなかった画像の方がデータ容量が相対的に小さくなるように、メモリ23に一時的に記憶された複数の画像の一部または全部について圧縮処理や消去等の画像処理を行い、当該画像処理の結果物である画像データをメモリカード9に記憶する記憶処理が実行されるようにすれば良い。なお、ここで言う「データ容量が相対的に小さくなる」ことには、圧縮率の上昇等によってデータ容量が単に低減することだけではなく、データ消去によってデータ容量が零になることも含まれる。
但し、メモリカード9の記憶容量の有効利用をより重視する場合には、抽出されなかった残余の画像については、消去される方が好ましい。
◎また、上述した実施形態では、一つの静止画像を取得するような形態について説明したが、これに限られず、本発明は動画の撮影にも適用することができる。具体的には、条件変動項目について段階的に異ならせた複数の撮影条件にそれぞれ対応する複数の画像を時間順次に取得する動作を繰り返し行うことで、条件変動項目について段階的に異ならせた複数の撮影条件にそれぞれ対応する複数の動画を得ることができる。そして、当該複数の動画の取得後に、ユーザーの操作に応じて指定される評価エリアにおいて、条件変動項目に係る適正条件を最も満足する一の動画を、複数の動画から抽出することもできる。つまり、所望の被写体に対して合焦している画像や、所望の露出条件、及びホワイトバランス条件等で撮影された画像のみによって構成される動画を得ることができる。このとき、この動画再生時においてLCD16に表示される動画は、例えば、1/30秒毎に更新される静止画によって構成されるが、動画撮影時には、動画表示のフレームレートよりも相対的に高速のフレームレート(例えば、毎秒300フレーム)で撮像素子21が画像信号を出力することとなる。
このように、動画撮影については、画像表示のフレームレートよりも高速のフレームレートで撮影条件を適宜変化させつつ撮影を行い、動画表示に係る画像の更新間隔に対応する期間内に得られた複数の画像から所望の画像を抽出することで、滑らかに画像が変化していく動画を取得することができる。
◎また、上述した実施形態では、枠300によって評価エリアの位置を指定したが、これに限られず、例えば、画像上の一点をポインタで指定することで、指定された点を含む評価エリアを指定することができるようにしても良い。
1 撮像装置
9 メモリカード
11 撮影レンズ
13 シャッターボタン
16 LCD
17 背面操作部
20 制御部
21 撮像素子
24 画像処理部
25 合焦演算部
26 AE演算部
27 WB演算部
111 ズームレンズ
112 フォーカスレンズ
9 メモリカード
11 撮影レンズ
13 シャッターボタン
16 LCD
17 背面操作部
20 制御部
21 撮像素子
24 画像処理部
25 合焦演算部
26 AE演算部
27 WB演算部
111 ズームレンズ
112 フォーカスレンズ
Claims (7)
- 撮像装置であって、
被写体に係る画像を取得する撮像手段と、
前記撮像手段を用いて、所定の撮影条件項目について段階的に異ならせた複数の撮影条件を時間順次に採用しつつ、前記複数の撮影条件にそれぞれ対応する複数の画像を取得する撮影動作を実施させる撮影制御手段と、
前記撮影動作後に、ユーザーの操作に応じて、前記複数の画像に対する評価エリアの位置を指定する指定手段と、
前記評価エリアにおいて前記所定の撮影条件項目に係る所定条件を最も満足する一の画像を、前記複数の画像から抽出する抽出手段と、
を備えることを特徴とする撮像装置。 - 請求項1に記載の撮像装置であって、
前記所定の撮影条件項目が、
合焦、露出、及びホワイトバランスのうち少なくとも一つの項目を含み、
前記抽出手段が、
前記複数の画像のうちの各画像を対象として、前記評価エリアに係る合焦評価値、露出評価値、及びホワイトバランス評価値のうち少なくとも一つの前記評価エリアに係る評価値を算出する評価値算出手段と、
前記評価値算出手段によって算出された評価値に基づいて、前記一の画像を前記複数の画像から抽出する手段と、
を有することを特徴とする撮像装置。 - 請求項1または請求項2に記載の撮像装置であって、
前記複数の画像のうち、前記抽出手段によって抽出されなかった画像を消去する消去手段、
を備えることを特徴とする撮像装置。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載の撮像装置であって、
前記撮影制御手段が、
画像表示のフレームレートよりも相対的に高速のフレームレートで前記撮影手段を駆動させることで前記複数の画像を取得させることを特徴とする撮像装置。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載の撮像装置であって、
前記撮影動作の開始指示を発する指示手段と、
前記開始指示に応答して、前記撮像手段におけるフレームレートを、前記開始指示が発せられる前のフレームレートよりも相対的に高速のフレームレートに変更する変更手段と、
を備えることを特徴とする撮像装置。 - 請求項1から請求項5のいずれかに記載の撮像装置であって、
前記変更手段が、
前記撮影動作の終了に応答して、前記撮像手段におけるフレームレートを、前記開始指示が発せられる前のフレームレートに変更することを特徴とする撮像装置。 - 画像取得方法であって、
(a)所定の撮像手段を用いて、所定の撮影条件項目について段階的に異ならせた複数の撮影条件を時間順次に採用しつつ、前記複数の撮影条件にそれぞれ対応する複数の画像を取得する撮影動作を実施させるステップと、
(b)前記撮影動作後に、ユーザーの操作に応じて、前記複数の画像に対する評価エリアの位置を指定するステップと、
(c)前記評価エリアにおいて前記所定の撮影条件項目に係る所定条件を最も満足する一の画像を、前記複数の画像から抽出するステップと、
を備えることを特徴とする画像取得方法。
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