JP2007108217A - デジタルカメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】マニュアルフォーカスに対して行うピント補正がユーザの意図に大きく反することのないように、使い勝手を向上させたデジタルカメラを提供する。
【解決手段】デジタルカメラ10は、撮影レンズ20内のフォーカスレンズの位置を、レンズユニット12に設けられたマニュアルフォーカスリング(MFR)22の回動位置に応じて設定するマニュアルフォーカス機能と、MFR22に応じて設定された位置からフォーカスレンズを移動させ、最良のピントが得られる位置にフォーカスレンズを自動設定するピント補正機能とを備える。フォーカスモード切替スイッチ24は、ピント補正時のフォーカスレンズの移動範囲(AFサーチ範囲)を段階的に設定可能とする。“AF”では移動範囲は全範囲、“MF−1/3”では移動範囲は全範囲の1/3、“MF−2/3”では移動範囲は全範囲の2/3とされる。“MF”ではピント補正は行われない。
【選択図】図1

Description

本発明は、オートフォーカス機能およびマニュアルフォーカス機能を備えたデジタルカメラに関し、特に、マニュアルフォーカスに対するピント補正機能を備えたデジタルカメラに関する。
近年、CCDイメージセンサ(以下、CCDという)などの撮像素子で撮像した被写体像をデジタルの画像データに変換して記録メディアに記録するデジタルカメラが普及しており、大抵の機種には、初心者でも簡単にピント合わせが行えるように、オートフォーカス(AF)機能が備えられている。しかしながら、一般に、AFでは、カメラが画像のコントラストに基づいて自動的にピント調節を行うことから、ユーザの意図した被写体にピント合わせが行いづらい。このため、上級者向けの一眼レフタイプなどの機種では、このAF機能に加えて、ユーザが手動でピント調節を行えるようにしたマニュアルフォーカス(MF)機能が備えられている(例えば、特許文献1参照)。
また、AF機能およびMF機能を備えるデジタルカメラでは、温度などの環境変化により、MF操作による被写体距離の設定値と、実際にピントが合う被写体距離とにずれが生じることがある。このため、MF操作設定が行われた際に、その被写体距離の設定値に応じたレンズ位置からAF動作(AFサーチ)を行うことにより、上記ずれを補正することが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−140247号公報 特開2004−212459号公報
しかしながら、上記特許文献2記載のデジタルカメラでは、MF操作によって設定された被写体距離に被写体が実在しない場合などでは、補正のために行われるAF動作によってレンズ位置が大きく変化し、実際にピント合わせが行われた被写体距離が設定値に対して大きくずれ、ユーザの意図に反してしまうといったことが考えられる。また、この場合、AFサーチ範囲が広くなり、サーチ時間が長く補正動作が低速になるといった問題が生じる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、マニュアルフォーカスに対して行うピント補正がユーザの意図に大きく反することのないように、使い勝手を向上させたデジタルカメラを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のデジタルカメラは、フォーカスレンズの位置をフォーカス操作部材の手動操作に応じて設定するマニュアルフォーカス手段と、このマニュアルフォーカス手段によって設定された位置から前記フォーカスレンズを移動させ、最良のピントが得られる位置に前記フォーカスレンズを自動設定するピント補正手段とを備えたデジタルカメラにおいて、前記ピント補正手段による前記フォーカスレンズの移動範囲を手動操作によって設定可能とする移動範囲設定手段を設けたことを特徴とする。
なお、前記ピント補正手段は、撮像素子によって得られる画像のコントラストが最大となる位置に前記フォーカスレンズを設定することが好ましい。
また、前記フォーカス操作部材は、レンズ鏡筒の外周に回動自在に配置された、所定の距離目盛を有するマニュアルフォーカスリングであり、前記距離目盛は、レンズ鏡筒に記された指標に対して設定されることが好ましい。
また、前記距離目盛は、前記フォーカスレンズの位置のNear端およびFar端に対応する目盛を含み、前記ピント補正手段は、前記Near端に対応する目盛が前記指標に設定されたとき、前記フォーカスレンズをNear端側からFar端側へ移動させ、前記Far端に対応する目盛が前記指標に設定されたとき、前記フォーカスレンズをFar端側からNear端側へ移動させることが好ましい。
また、環境温度を手動操作により設定可能とする温度設定手段と、この温度設定手段の設定温度に応じて、前記マニュアルフォーカス手段によって設定される前記フォーカスレンズの位置を補正する温度補正手段とを設けたことが好ましい。
さらに、撮像素子を内蔵したレンズ鏡筒と、このレンズ鏡筒を着脱自在に装着するカメラ本体とからなることが好ましい。
本発明のデジタルカメラは、マニュアルフォーカスに対して行うピント補正手段によるフォーカスレンズの移動範囲を、手動操作によって設定可能とする移動範囲設定手段を備えるので、ユーザは、マニュアルフォーカス操作の自信度に応じてフォーカスレンズの移動範囲(AFサーチ範囲)を設定することができ、ピント補正がユーザの意図に大きく反することなく、使い勝手が向上する。また、AFサーチ範囲が適切に設定されるので、サーチ時間が長く補正動作が低速になるといった問題を解決することができる。
図1において、デジタルカメラ10は、カメラ本体11とレンズユニット12とからなる。レンズユニット12は、カメラ本体11に着脱自在に装着される交換式のレンズ鏡筒であり、CCD45(図2参照)が内蔵されている。レンズユニット12の前面には、撮像レンズ20が露呈されており、背面には、接続部21が設けられている。
カメラ本体11の前面には、レンズユニット12が接続される接続部30と、レンズユニット12を取り外すためのリリースボタン31と、ストロボ光を被写体に向けて発光するストロボ発光部32とが設けられている。また、上面には、電源ボタン33およびシャッタボタン34が設けられている。電源ボタン33は、カメラ本体11の電源をONまたはOFFにする際に、押圧操作される。シャッタボタン34は、撮影を行う際に押圧操作される。また、背面には、画像や設定画面等を表示するLCD61(図2参照)や、撮影モードと、再生モードとを切り替える際に操作される操作ダイヤル(図示せず)などが設けられている。
レンズユニット12は、接続部21をカメラ本体11側の接続部30に接続することによって、カメラ本体11と機械的および電気的に接続される。リリースボタン31は、カメラ本体11からレンズユニット12を取り外す時に押圧操作される。
また、レンズユニット12には、手動でピント調節を行うためのフォーカス操作部材として、マニュアルフォーカスリング(MFR)22が設けられている。MFR22は、円筒状のレンズユニット12の外周に回動可能に配置されており、その周囲には、被写体距離を表す距離目盛(N,0.5,1,2,3,10,∞)が記されている。これに対してレンズユニット12には、線状の指標23が記されており、指標23に対して設定された距離目盛に応じて、撮像レンズ20内のフォーカスレンズ42(図2参照)が移動する。なお、指標23を“N”に合わせるとフォーカスレンズ42はNear端に移動し、指標23を“∞”に合わせるとフォーカスレンズ42はFar端に移動する。
さらに、レンズユニット12には、スライド式のフォーカスモード切替スイッチ24が設けられており、その脇には、フォーカスモードの種類を示す指標(“MF”,“MF−1/3”,“MF−2/3”,“AF”)が記されている。“MF”は、MFR22の操作に応じてフォーカスレンズ42の位置を設定するモードである。“MF−1/3”および“MF−2/3”は、MFR22の操作に応じて設定されたフォーカスレンズ42の位置に対して、AF動作でピント補正を行うモードであり、“MF−1/3”では、全領域(Near端からFar端まで)の1/3をAFサーチ範囲としてAFサーチを行い、“MF−2/3”では、全領域の2/3をAFサーチ範囲としてAFサーチを行う。そして、“AF”は、全領域をAFサーチ範囲としてAFサーチを行うモードである。なお、フォーカスモード切替スイッチ24は、フォーカスレンズ42の移動範囲(AFサーチ範囲)を設定する移動範囲設定手段として機能する。
デジタルカメラ10の電気的構成を示す図2において、レンズユニット12には、ユニット内の各部を制御するユニット制御部40が設けられている。電源制御部41は、接続部21,30を介して、カメラ本体11側から給電され、レンズユニット12内の各部に給電を行う。また、ユニット制御部40は、接続部21,30を介して、カメラ本体11内の本体制御部51から制御信号を取得し、この制御信号に基づいてレンズユニット12内の各部を制御する。
前述の撮像レンズ20に含まれるフォーカスレンズ42には、レンズモータを含むレンズ駆動部43が接続されており、MFR22には、回動位置検出を行うエンコーダ44が接続されている。エンコーダ44は、ポテンショメータなどからなり、MFR22の回動位置に対応する信号を、ユニット制御部40に送る。レンズ駆動部43は、ユニット制御部40によって制御され、エンコーダ44からの信号に基づいて、フォーカスレンズ42を駆動する。なお、MFR22、エンコーダ44、ユニット制御部40、およびレンズ駆動部43は、マニュアルフォーカス手段として機能する。
フォーカスレンズ42の後方には、CCD45が配置されている。CCD45は、2次元的に配列されたフォトダイオードを備えている。撮影モードにおいて、CCD45は、フォーカスレンズ42を介して結像した被写体光を光電変換して、光量に応じた信号電荷を蓄積する。CCD45の各フォトダイオードに蓄積された信号電荷は、CCDドライバ46から供給される駆動パルスに基づいて、その電荷量に応じた電圧信号(撮像信号)として順次に読み出される。
CCD45から出力された撮像信号は、相関二重サンプリング回路やオートゲインコントロール・アンプなどからなるアナログ信号処理回路47に入力され、アナログ信号処理回路47は、撮像信号に対して、雑音の除去やゲイン調整などを行う。アナログ信号処理回路47から出力された撮像信号は、A/D変換器48に入力され、A/D変換器48は、撮像信号をデジタル信号に変換する。
ユニット制御部40は、各部を制御して、A/D変換器48から順次に一画面分の撮像信号(画像データ)を出力させ、各画像データを、バス49を介し、接続部21,30からカメラ本体11内に順次に入力させる。
また、ユニット制御部40は、AF動作時には、A/D変換器48から出力される画像データをAF検出部50に順次に入力する。AF検出部50は、入力された画像データの所定範囲(フォーカスエリア)内から高周波成分を抽出し、画素ごとに高周波成分を加算してAF評価値(積算値)を求め、これをユニット制御部40に送信する。ユニット制御部40は、レンズ駆動部43を制御し、AF評価値が増加する方向にフォーカスレンズ42を移動させてゆき、AF評価値が極大(ピーク)となる位置にフォーカスレンズ42を停止させる(いわゆる山登りAF)。
AF評価値は、画像のコントラストを表す。AF評価値が極大となる点でコントラストが最大となり、最良のピントが得られる。フォーカスモード切替スイッチ24を、“MF”以外、すなわち、“AF”、“MF−1/3”、または“MF−2/3”に設定した場合に、上記AF動作によりピント補正が行われる。各フォーカスモードの詳細は後述する。なお、AF検出部50、ユニット制御部40、およびレンズ駆動部43は、ピント補正手段として機能する。
カメラ本体11には、本体内の各部を制御する本体制御部51が設けられている。電源制御部52は、バッテリ53に接続されており、バッテリ53の出力電圧を所定電圧に変圧し、カメラ本体11内の各部に給電を行う。また、電源制御部52は、接続部21,30を介してレンズユニット12に対して給電を行う。
カメラ本体11から入力された画像データ(いわゆるRAWデータ)は、バス54を介してメモリ55に記憶される。デジタル信号処理部56は、メモリ55に記憶された画像データに対して、同時化、γ変換、YC変換、圧縮処理などの信号処理を施す。
操作部57には、前述の電源ボタン33やシャッタボタン34が含まれている。シャッタボタン34は、2段階押圧式のスイッチとなっている。撮影モードにおいて、シャッタボタン34が軽く押下(半押し)されて1段目のスイッチがオンすると、レンズユニット12によって上記AF動作などの撮影準備動作がなされる。シャッタボタン34がさらに深く押下(全押し)されて2段目のスイッチがオンすると、デジタル信号処理部56は、メモリ55に取り込まれた画像データに対して、上記信号処理を施して圧縮された画像データを生成し、メディアコントローラ58は、この画像データを記録メディア59に記録する(いわゆる撮影処理)。
撮影モードにおいてシャッタボタン34が押下されるまでの撮影待機状態では、デジタル信号処理部56は、メモリ55に記憶された画像データに対して簡易な画像処理と簡易なYC処理とを施し、LCDドライバ60は、この画像データをLCD61にスルー画として表示させる。
一方、再生モードでは、メディアコントローラ58は、記録メディア59から画像データを読み出し、メモリ55に取り込む。デジタル信号処理部56は、この画像データに対して伸張処理を施し、LCDドライバ60は、この画像データをLCD61に再生画像として表示させる。
また、本体制御部51には、ストロボ制御部62が接続されている。本体制御部51は、撮影モードにおいてシャッタボタン34が全押しされた際に、ストロボ制御部62に指示を与え、ストロボ発光部32を発光させる。
以下に、デジタルカメラ10の撮影モード時の動作について、図3および図4のフローチャートに沿って説明する。デジタルカメラ10が撮影モードに設定されると、まず、レンズユニット12では、ユーザによるMFR22の操作に基づいてフォーカスレンズ42が移動されるとともにCCD45によって撮像が行われる(ステップS1)。カメラ本体11では、レンズユニット12から送られた画像データがスルー画としてLCD61に表示される(ステップS2)。
シャッタボタン34が半押しされるまでの間(ステップS3のNo)、上記ステップS1,S2が継続して行われる。シャッタボタン34が半押しされると(ステップS3のYes)、次いで、フォーカスモード切替スイッチ24が、“MF”,“MF−1/3”,“MF−2/3”,“AF”のうちのどのフォーカスモードに設定されているかが判定される。
フォーカスモード切替スイッチ24が“MF”に設定されている場合には(ステップS4のYes)、MFR22の操作に基づいて設定されたフォーカスレンズ42の位置が維持され、シャッタボタン34の半押しが解除されず(ステップS5のNo)、かつ、シャッタボタン34が全押しされると(ステップS6のYes)、レンズユニット12およびカメラ本体11によって撮影処理が行われ(ステップS7)、記録メディア59に記録された画像データがLCD61に一時的に表示される(いわゆるポストビュー表示)(ステップS8)。そして再び、ステップS1に戻る。また、ステップS5においてシャッタボタン34の半押しが解除された場合にも、ステップS1に戻る。
ステップS4において、フォーカスモード切替スイッチ24の設定が“MF”でない場合には(ステップS4のNo)、図4のフローチャートへ移行する。フォーカスモード切替スイッチ24の設定が“AF”である場合には(ステップS9のYes)、図5(A)に示すように、フォーカスレンズ位置の全領域(Near端からFar端まで)がAFサーチ範囲(フォーカスレンズ42の移動可能範囲)とされる(ステップS10)。また、フォーカスモード切替スイッチ24の設定が“MF−2/3”である場合には(ステップS11のYes)、図5(B)に示すように、全領域の2/3がAFサーチ範囲される(ステップS12)。また、フォーカスモード切替スイッチ24の設定が“MF−1/3”である場合には(ステップS11のNo)、図5(C)に示すように、全領域の1/3がAFサーチ範囲とされる(ステップS13)。
なお、“MF−2/3”または“MF−1/3”において、AFサーチ範囲は、基本的に、MFR22の操作に基づいて設定されているフォーカスレンズ42の位置P0が中心となるように設定される。しかし、設定されるAFサーチ範囲がNear端またはFar端を越える場合には、位置P0をAFサーチ範囲の中心とせず、その分だけずらして設定を行う。
次いで、MFR22の操作に基づいて設定されているフォーカスレンズ42の位置P0を開始点とし、ステップS10、ステップS11、またはステップS13において設定されたAFサーチ範囲内でフォーカスレンズ42を移動させて、AFサーチ(山登りAF)を行い(ステップS14)、最良のピントが得られるAF評価値のピーク位置Pfにフォーカスレンズ42を設定する。この後、図3のステップS5に以降し、シャッタボタン34の半押しが解除されずに全押しされると、撮影処理およびポストビュー表示が行われる。
なお、ステップS14において、MFR22の距離目盛の“N”が指標23に設定されているとき(位置P0がNear端であるとき)は、強制的にNear側からFar側へ向かってAFサーチを行わせ、MFR22の距離目盛の“∞”が指標23に設定されているとき(位置P0がFar端であるとき)は、強制的にFar側からNear側へ向かってAFサーチを行わせる。
また、ステップS14,S15において、AFサーチ範囲でAF評価値がピークを与えない場合には、そのAFサーチ範囲内でAF評価値が最大となる位置にフォーカスレンズ42を設定する。
デジタルカメラ10は、以上のように構成されているので、ユーザは、技量や目的に応じてフォーカスモードを選択することができる。例えば、狙った被写体に手動でピント合わせを行いたい場合や、パンフォーカス的に使用したい場合には、“MF”モードを用いればよい。また、手動でピント合わせを行いたいが、正確にピントを合わせる自信があまりない場合には、その自信度に応じて、“MF−1/3”、“MF−2/3”の各モードを使い分ければよい。例えば、自信度がある程度高く、“MF−1/3”モードを用いた場合には、AFサーチ範囲が絞られるので、実際にピント合わせが行われた被写体距離がMFR22の設定値に対して大きくずれることはなく、ユーザの意図に反することはない。また、この場合には、AFサーチ範囲が適切に絞られているので、サーチ時間が長く補正動作が低速化するといったことはない。
次に、図6および図7は、第2実施形態のデジタルカメラ70を示す。デジタルカメラ70は、カメラ本体11とレンズユニット71とからなる。デジタルカメラ70は、レンズユニット71に、環境温度を設定するためのスライド式の温度設定スイッチ(温度設定手段)72を備え、この温度設定スイッチ72の設定値に基づいた制御をユニット制御部40が行うことの他は、上記第1実施形態のデジタルカメラ10の構成と同一である。このため、温度設定スイッチ72以外の部分については、上記第1実施形態と同一の符号を付しており、それらの詳しい説明は省略する。
フォーカスレンズ42の焦点距離は、温度変化による影響を受け、MFR22をある値に設定したとしても、温度によって実際にピントの合う被写体距離が異なる。温度設定スイッチ72は、この温度変化による影響を補正するために設けられている。温度設定スイッチ72の脇には、温度範囲を示す指標(〜10℃,10〜20℃,20〜30℃,30℃〜)が記されている。なお、この指標の温度区分は適宜変更して良い。
ユーザは、自身の感覚によって、デジタルカメラ70の環境温度を温度設定スイッチ72により設定する。ユニット制御部40は、温度補正手段として機能し、温度設定スイッチ72によって設定された温度に基づいて、MFR22の操作に応じて設定されるフォーカスレンズ42の位置を補正し、温度変化による影響をキャンセルする。
これにより、“MF”モードでは、温度変化が異なる場合でも正確にピント合わせを行うことができる。その他のフォーカスモードでは、ピント補正前のフォーカスレンズ42の初期位置P0が適正な位置に設定されるので、ピント補正動作が高速化される。
なお、上記実施形態において、AFサーチ範囲を変更するモードとして、全範囲の1/3に変更する“MF−1/3”、および、全範囲の2/3に変更する“MF−2/3”を例に挙げて説明しているが、本発明はこれに限定されず、これらのモードの数や、AFサーチ範囲の変更量は適宜変更して良い。
なお、上記実施形態において、撮像素子としてCCDを例に挙げて説明しているが、本発明はこれに限定されず、他の撮像素子(例えば、CMOSイメージセンサ)を用いても良い。
さらに、上記実施形態において、レンズユニットとカメラ本体とが分離可能なデジタルカメラを例に挙げて説明しているが、本発明はこれに限定されず、レンズユニットとカメラ本体とが一体に形成された通常のデジタルカメラに本発明を適用することも可能である。
デジタルカメラの外観斜視図である。 デジタルカメラの電気的構成を示すブロック図である。 動画モード時の動作を示すフローチャート(その1)である。 動画モード時の動作を示すフローチャート(その2)である。 AFサーチを説明する図であり、(A)は“AF”モード時、(B)は“MF−2/3”モード時、(C)は“MF−1/3”モード時の図である。 第2実施形態のデジタルカメラの外観斜視図である。 第2実施形態のデジタルカメラの電気的構成を示すブロック図である。
符号の説明
10,70 デジタルカメラ
11 カメラ本体
12,71 レンズユニット
23 指標
24 フォーカスモード切替スイッチ
40 ユニット制御部
42 フォーカスレンズ
43 レンズ駆動部
44 エンコーダ
45 CCD
46 CCDドライバ
50 AF検出部
51 本体制御部
72 温度設定スイッチ

Claims (6)

  1. フォーカスレンズの位置をフォーカス操作部材の手動操作に応じて設定するマニュアルフォーカス手段と、このマニュアルフォーカス手段によって設定された位置から前記フォーカスレンズを移動させ、最良のピントが得られる位置に前記フォーカスレンズを自動設定するピント補正手段とを備えたデジタルカメラにおいて、
    前記ピント補正手段による前記フォーカスレンズの移動範囲を手動操作によって設定可能とする移動範囲設定手段を設けたことを特徴とするデジタルカメラ。
  2. 前記ピント補正手段は、撮像素子によって得られる画像のコントラストが最大となる位置に前記フォーカスレンズを設定することを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ。
  3. 前記フォーカス操作部材は、レンズ鏡筒の外周に回動自在に配置された、所定の距離目盛を有するマニュアルフォーカスリングであり、前記距離目盛は、レンズ鏡筒に記された指標に対して設定されることを特徴とする請求項1または2記載のデジタルカメラ。
  4. 前記距離目盛は、前記フォーカスレンズの位置のNear端およびFar端に対応する目盛を含み、前記ピント補正手段は、前記Near端に対応する目盛が前記指標に設定されたとき、前記フォーカスレンズをNear端側からFar端側へ移動させ、前記Far端に対応する目盛が前記指標に設定されたとき、前記フォーカスレンズをFar端側からNear端側へ移動させることを特徴とする請求項3記載のデジタルカメラ。
  5. 環境温度を手動操作により設定可能とする温度設定手段と、この温度設定手段の設定温度に応じて、前記マニュアルフォーカス手段によって設定される前記フォーカスレンズの位置を補正する温度補正手段とを設けたことを特徴とする請求項1ないし4いずれか記載のデジタルカメラ。
  6. 撮像素子を内蔵したレンズ鏡筒と、このレンズ鏡筒を着脱自在に装着するカメラ本体とからなることを特徴とする請求項1ないし5いずれか記載のデジタルカメラ。
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