JP2000002834A - レンズ制御装置 - Google Patents

レンズ制御装置

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JP2000002834A
JP2000002834A JP16830898A JP16830898A JP2000002834A JP 2000002834 A JP2000002834 A JP 2000002834A JP 16830898 A JP16830898 A JP 16830898A JP 16830898 A JP16830898 A JP 16830898A JP 2000002834 A JP2000002834 A JP 2000002834A
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optical system
focusing optical
driving
lens
focus
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JP16830898A
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Kotaro Kawabe
浩太郎 川邊
Hiroshi Ueda
浩 上田
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成及び操作により、いわゆるローコン
スキャンに要する時間をできるだけ短くして、撮影者の
撮影機会損失等を極力少なくするレンズ制御装置を提供
する。 【解決手段】フォーカスレンズ(図示せず)の移動範囲
の終端を、近端(「近」で示す)と無限端(「∞」で示
す)で表し、また、フォーカスレンズの当初の停止位置
をAで表し、合焦位置をBで表すと、撮影者が焦点合わ
せをするために、マニュアルフォーカス制御によりAの
位置にフォーカスレンズを移動させ、その直後にオート
フォーカス動作が行われたときに、斜線で示すように、
Aを基準としてローコンスキャンの範囲を近端からCま
で或いはC1からC2までとなるように制限する。合焦位
置Bが検出されなかった場合は、C或いはC2のような
境界位置でフォーカスレンズが停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ等で使用さ
れるレンズ制御装置に関するものであり、更に詳しく
は、いわゆるローコンスキャンに要する時間をできるだ
け短くして、撮影者の撮影機会損失等を極力少なくする
レンズ制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、AF(オートフォーカス)カ
メラにおいては、フォーカスレンズを移動させながら測
距動作を繰り返し、被写体の合焦点を探すという事が行
われている。この場合、被写体が測距可能範囲よりも近
い位置にあったり、焦点検出をするのに十分な明るさと
コントラストが無いような場面では、フォーカスレンズ
は近端から無限端までを往復(スキャン)する事にな
る。このスキャンの動作をローコンスキャンと呼んでい
る。尚、無限端から近端までのフォーカスレンズが移動
できる範囲を繰り出し量と呼ぶ。
【0003】図6は、従来のオートフォーカス制御にお
けるフォーカスレンズの挙動を模式的に示す図である。
同図において、フォーカスレンズの移動範囲の終端は、
近端(「近」で示す)と無限端(「∞」で示す)で表さ
れる。また、Aはフォーカスレンズが当初停止している
位置を表し、Bは合焦位置を表している。ここで、同図
(a)は、通常のオートフォーカス動作を示している。
【0004】輝度が明るく、且つ被写体が十分なコント
ラストを持っているときは、容易に合焦とする事ができ
るため、例えば図の矢印1で示す経路でAから直接的に
移動し、Bで合焦となって停止する。一方、十分な輝度
がないときや、被写体のコントラストが低いときは、ロ
ーコンスキャンを行いながら例えば図の矢印2で示す経
路でAからまず近端側に移動し、近端に至った後、方向
を転換させて無限端側に移動し、Bで合焦となって停止
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
同図(b),(c)に示すように、ローコンスキャンを
行っても合焦とならない場合もある。この場合、フォー
カスレンズは図の矢印で示す経路でAからまず近端側に
移動し、近端に至った後、方向を転換させて無限端側に
移動するが、被写体のコントラストが低いなどの理由か
ら合焦となる事ができず、Bを飛び越えて無限端まで動
く事になる。特に、(c)の場合は、Aから近端までの
距離が長いので、フォーカスレンズの移動距離は更に長
くなる。ローコンスキャン動作は、被写体が見つかるま
でフォーカスレンズを低速で駆動させるため、無限端に
至るまでにかなりの時間を要する。従って、撮影者は焦
燥感を募らせたり、撮影機会を損失する事になる。
【0006】また、特にマクロレンズを使って撮影する
場合は、倍率の高い撮影が主体であるので、フォーカス
レンズの上記繰り出し量が多くなる。この場合、レンズ
系全体を前方へ移動させる方式の繰り出し量は、焦点距
離をf、倍率をMとすると、これらの積M・fで表され
る。このように繰り出し量が多いという事は、レンズ駆
動に時間を要し、ローコンスキャンに要する時間が長く
なるという事であり、合焦までの時間的ロスは大きいも
のとなる。この事は、通常の撮影の場合以上に撮影者の
焦燥感を募らせたり、撮影機会を失わせる等の支障を来
す可能性がある。
【0007】ところで、このような問題を解決するため
に、特開昭59−22013号公報に記載されている如
く、撮影レンズの駆動領域を撮影者が所望する領域に設
定する事ができる自動合焦装置が開示されているが、こ
の場合、必要と思われる駆動領域を撮影者が予想して設
定しなければならず、また、被写体が変わる毎にそれを
再設定する必要が生じ、不便であった。
【0008】本発明は、上記のような不具合点に鑑み、
簡単な構成及び操作により、いわゆるローコンスキャン
に要する時間をできるだけ短くして、通常の撮影の場合
は勿論、特に繰り出し量が多いレンズを使って撮影する
場合でも、撮影者の撮影機会損失等を極力少なくするレ
ンズ制御装置を提供する事を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、焦点合わせ光学系を所望焦点合わせ位
置へ駆動するための駆動方向及び駆動量を手動の操作に
て入力する駆動量入力手段と、前記焦点合わせ光学系が
合焦状態にあるか否かを検知する検知手段と、その検知
手段或いは前記駆動量入力手段からの出力に応じて前記
焦点合わせ光学系を駆動する駆動手段と、前記焦点合わ
せ光学系の位置を検出する位置検出手段とを備えたレン
ズ制御装置において、前記焦点合わせ光学系を前記駆動
量入力手段からの出力に応じて前記駆動手段により所望
位置へ駆動し、その所望位置を前記位置検出手段により
検出してから所定時間内に前記焦点合わせ光学系を前記
検知手段からの出力に応じて前記駆動手段により駆動す
る時、前記焦点合わせ光学系の駆動範囲を前記検出した
所望位置を基準として所定の駆動範囲に制限する構成と
する。
【0010】また、前記焦点合わせ光学系を前記検知手
段からの出力に応じて前記駆動手段により駆動してから
所定時間後に、前記焦点合わせ光学系の駆動範囲の制限
を解除する構成とする。或いは、前記焦点合わせ光学系
を前記検知手段からの出力に応じて前記駆動手段により
駆動する動作を開始させるスイッチ手段を設け、そのス
イッチ手段をONしている間は前記焦点合わせ光学系の
駆動範囲の制限を維持し、OFFした時にその制限を解
除する構成とする。
【0011】また、前記焦点合わせ光学系の前記制限さ
れた駆動範囲内で前記検知手段により合焦状態を検知で
きなかった場合、その制限された駆動範囲の境界位置で
前記焦点合わせ光学系を停止させる構成とする。或い
は、前記焦点合わせ光学系の前記制限された駆動範囲内
で前記検知手段により合焦状態を検知できなかった場
合、前記位置検出手段により検出した前記所望位置で前
記焦点合わせ光学系を停止させる構成とする。
【0012】さらに、前記焦点合わせ光学系の前記制限
された駆動範囲内で前記検知手段により合焦状態を検知
できなかった場合、警告を行う構成とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明のレ
ンズ制御装置における回路ブロック図である。同図にお
いて、3はオートフォーカスを動作させるためのスイッ
チの働きをするレリーズ釦、4は被写体10までの距離
を測定する測距回路、5はフォーカスレンズ11の駆動
を行うフォーカスレンズ駆動回路、6はフォーカスレン
ズ11が移動する区間におけるフォーカスレンズ11の
位置或いは移動量を検出する位置検出回路、7はマニュ
アルフォーカス制御の際に撮影者が焦点を合わせるため
に操作するマニュアルフォーカスリング、8はフォーカ
スレンズ11の駆動制御を行うレンズ制御CPU、9は
デフォーカス量を算出してオートフォーカス制御を行う
ボディ制御CPUである。
【0014】同図においては、被写体10からの点線で
示す撮影光12を、フォーカスレンズ11を通して測距
回路4の図示しないセンサーで受光し、測距するように
ように描かれているが、この構成に限定されるものでは
ない。また、マニュアルフォーカスリング7はリング形
状をしており、撮影者の操作によるその回転量及び回転
速度に応じて、それぞれフォーカスレンズ11の移動量
及び移動速度が決まる。フォーカスレンズ11は、矢印
Dで示すように、光軸方向に所定の繰り出し量の範囲で
駆動される。これらの回路ブロック図を用いて、オート
フォーカス制御とマニュアルフォーカス制御の手順を以
下に説明する。
【0015】オートフォーカス制御は、レリーズ釦3が
押される事により、動作を開始する。まず、被写体10
までの距離を測距回路4で測定し、その結果を用いてボ
ディ制御CPU9がデフォーカス量を算出する。そし
て、そのデフォーカス量に従って、フォーカスレンズ1
1の移動量を算出し、その移動量に対応するデータをレ
ンズ制御CPU8に送信する。さらに、レンズの移動量
に対応するデータを受けたレンズ制御CPU8は、フォ
ーカスレンズ11をそのデータに従ってフォーカスレン
ズ駆動回路5により駆動させる。最後に、その時のフォ
ーカスレンズ11の移動量や位置は、位置検出回路6で
検出する。
【0016】マニュアルフォーカス制御は、ボディ制御
CPU9を介さずに行われる。まず、撮影者は図示しな
いファインダーで被写体10を確認しながら、マニュア
ルフォーカスリング7を回転させて、焦点合わせ位置を
決定する。次に、レンズ制御CPU8は、マニュアルフ
ォーカスリング7の回転量,回転方向及び回転速度を検
出し、それに応じてフォーカスレンズ駆動回路5に出力
し、それによりフォーカスレンズ11を駆動する。撮影
者によるマニュアルフォーカスリング7の操作が終了し
たら、フォーカスレンズ11の駆動を停止し、その時点
のフォーカスレンズ11の位置を位置検出回路6により
検出する。
【0017】図2は、フォーカスレンズ11の位置検出
手段を模式的に示す斜視図である。同図において、21
はフォーカスレンズ駆動モータ、22はその回転軸、2
3は回転軸22に同軸で設けられた回転検知羽根、24
は同じく回転軸22に同軸で設けられた駆動伝達歯車、
25は回転検出用のフォトインタラプタである。フォー
カスレンズ駆動用モータ21が駆動すると、回転軸22
が回転し、回転検知羽根23が連動して回転する構成で
ある。また、駆動伝達歯車24も回転し、ここから図示
しない駆動機構を介してフォーカスレンズ11に駆動力
が伝達される。
【0018】同図に示すように、回転検知羽根23は、
フォトインタラプタ25のコの字部分の隙間に挿入され
ている構成であり、フォトインタラプタ25に設けられ
ている投光部aから出て受光部bに達する投受光光が、
回転する回転検知羽根23により断続的に遮光される事
で、フォトインタラプタ25の出力が変化する。この出
力をモニターする事で、2値化したパルスを得る事がで
きる。フォーカスレンズ駆動用モータ21の1回転での
フォーカスレンズ11の駆動量は決まっているので、出
力されるパルスの数でフォーカスレンズ11の移動量を
検出する事ができる。
【0019】ここで、例えば羽根の枚数を16枚とする
と、1回転につき16パルスが出力される。この場合、
(フォーカスレンズ駆動モータ21の1回転におけるフ
ォーカスレンズ11の移動量)/16で1パルス分の移
動量を検知する事ができる。例えば、モータ1回転で8
0μm進むとすると、80/16=5(μm/パルス)
となる。尚、フォーカスレンズ11の移動方向は、フォ
ーカスレンズ駆動用モータ21の通電方向によって把握
される。
【0020】図3は、位置検出回路6に使用されるフォ
トインタラプタ回路を示す図である。同図において、レ
ンズ制御CPU8のDRIVE端子をLOWにすると、
トランジスタ26がONし、図の破線で囲まれたフォト
インタラプタ25内の発光ダイオード25aに電流が流
れて発光する。この光を同じくフォトインタラプタ25
内のフォトトランジスタ25bが受光すると、これがO
Nしてここに電流が流れるので、この出力電圧が電圧比
較器部27の基準電圧より高くなり、レンズ制御CPU
8のMONITOR端子にLOW信号が入力される。発
光ダイオード25aの光が回転検知羽根23によって断
続的に遮光されると、上記のようにパルスが発生する。
【0021】図4は、本発明によるオートフォーカス制
御におけるフォーカスレンズ11の挙動を模式的に示す
図である。同図において、フォーカスレンズ11の移動
範囲の終端は、近端(「近」で示す)と無限端(「∞」
で示す)で表される。また、Aはフォーカスレンズ11
の当初の停止位置を表し、Bは合焦位置を表している。
ここでは、撮影者が焦点合わせをするために、マニュア
ルフォーカス制御によりAの位置にフォーカスレンズ1
1を移動させ、その直後にオートフォーカス動作が行わ
れたときに、図の斜線で示すようにローコンスキャンの
範囲を制限する。
【0022】具体的には、同図(a)において、フォー
カスレンズ11は図の矢印で示す経路でAからまず近端
側に移動し、近端に至った後、方向を転換させて無限端
側に移動するが、合焦位置Bを検出する事ができなくて
も、制限された範囲の無限端側の境界位置Cで停止す
る。或いは同図(b)において、フォーカスレンズ11
は図の矢印で示す経路でAからまず近端側に移動し、制
限された範囲の近端側の境界位置C1に至った後、方向
を転換させて無限端側に移動するが、合焦位置Bを検出
する事ができなくても、制限された範囲の無限端側の境
界位置C2で停止する。
【0023】従来ならフォーカスレンズ11が無限端ま
で移動していたものが、境界位置で停止する事で、合焦
位置B付近にフォーカスレンズ11が存在する事にな
る。従って、撮影者が再度マニュアルフォーカス制御を
行う際には、コントラストが低い等の条件でもデフォー
カス量が小さいために被写体10を確認する事ができ、
また、マニュアルフォーカスリング7の僅かな操作量で
被写体10に焦点を合わせる事ができる。
【0024】尚、同図(a)の場合とは逆に、当初の停
止位置Aが無限端側の付近であった場合は、フォーカス
レンズ11はAからまず無限端側に移動し、無限端に至
った後、方向を転換させて近端側に移動し、近端側の境
界位置で停止するようにしても良い。或いは同図(b)
とは逆に、フォーカスレンズ11がAからまず無限端側
に移動し、制限された範囲の無限端側の境界位置に至っ
た後、方向を転換させて近端側に移動し、制限された範
囲の近端側の境界位置で停止するようにしても良い。こ
のように、フォーカスレンズの挙動や範囲に関しては、
様々なバリエーションを設定する事ができる。
【0025】ローコンスキャンの範囲の制限は、上記位
置検出手段のパルス量を設定する事により行う。例え
ば、制限範囲を上記Aのような基準位置から近端側に2
0パルス、無限端側に20パルスというように設定す
る。パルス量以外にも例えばデフォーカス量で制限する
方法も考えられる。
【0026】図5は、本発明のレンズ制御装置における
オートフォーカス制御のフローチャートである。同図に
示すように、まず、ステップ#5において、例えばレリ
ーズ釦3が半押しになっていて、S1ボタンがONの状
態であるか否かを判定し、ONの状態であればステップ
#10に移行する。ステップ#10において、オートフ
ォーカス制御開始前の所定時間内にマニュアルフォーカ
ス制御が行われたか否かを判定し、行われていればステ
ップ#15に移行する。この所定時間は、撮影動作に支
障の無い範囲で設定される。ステップ#15において、
フォーカスレンズ11の現在位置(図4で例示するAの
位置)を検出する。
【0027】続いてステップ#20において、現在位置
を基準にローコンスキャンの範囲(図4において斜線で
示す範囲)を限定する。続いてステップ#25におい
て、オートフォーカス制御をスタートさせる。続いてス
テップ#30において、ローコンスキャンを行うべき撮
影条件か否かを判定し、その撮影条件であればステップ
#35に移行する。ステップ#35において、近端に向
かってローコンスキャンを開始する。続いてステップ#
40において、被写体10を発見したか否か、即ち合焦
位置(図4で例示するBの位置)を発見したか否かを判
定し、発見しなければステップ#45に移行する。
【0028】ステップ#45において、フォーカスレン
ズ11の位置を検出し、続いてステップ#50におい
て、近端側の境界位置(図4(a)で言う近端そのもの
の位置或いは図4(b)で例示するC1の位置)を越え
たか否かを判定し、越えていればステップ#55に移行
する。ステップ#55において、無限端に向かってロー
コンスキャンを開始する。続いてステップ#60におい
て、被写体10を発見したか否か、即ち合焦位置(図4
で例示するBの位置)を発見したか否かを判定し、発見
しなければステップ#65に移行する。
【0029】ステップ#65において、フォーカスレン
ズ11の位置を検出し、続いてステップ#70におい
て、無限端側の境界位置(図4(a)で例示するCの位
置或いは図4(b)で例示するC2の位置)を越えたか
否かを判定し、越えていればステップ#75に移行す
る。ステップ#75において、フォーカスレンズ11を
停止させ、制御を終了する。このとき、表示或いはブザ
ー等により、合焦位置が発見できなかった旨の警告を行
っても良い。また、フォーカスレンズ11を境界位置か
らマニュアルフォーカス制御による当初の停止位置(図
4で例示するAの位置)に戻した上で停止させ、制御を
終了しても良い。
【0030】上記ステップ#5において、S1ボタンが
OFFであればステップ#80に移行する。ステップ#
80において、ローコンスキャンの範囲限定を解除す
る。続いてステップ#85において、オートフォーカス
制御を停止し、終了する。この場合、ローコンスキャン
の範囲限定の解除は、S1ボタンのOFFによる代わり
に、タイマーによりS1ボタンON時から所定時間経過
後に行っても良い。或いは、別途ロックボタンを設け、
このロックボタンがONの間はローコンスキャンの範囲
限定を維持するようにしても良い。
【0031】上記ステップ#10において、所定時間内
にマニュアルフォーカス制御が行われていなければ、ス
テップ#25へ飛び越して移行する。また、上記ステッ
プ#30において、ローコンスキャンの条件でなければ
ステップ#90に移行し、被写体10に焦点を合わせて
制御を終了する。また、上記ステップ#40において、
被写体10を発見したならばステップ#90に移行す
る。また、上記ステップ#50において、近端側の境界
位置を越えていなければステップ#35に戻る。
【0032】また、上記ステップ#60において、被写
体10を発見したならばステップ#90に移行する。ま
た、上記ステップ#70において、無限端側の境界位置
を越えていなければステップ#55に戻る。尚、ローコ
ンスキャンを開始する順序は、無限端に向かう場合を近
端に向かう場合よりも先に持ってくるときもある。この
制御は、上述のように、図4で言う当初の停止位置Aが
無限端側の付近であった場合等に行われる。ここでは無
限端側の境界位置が無限端そのものとなる場合もある。
【0033】尚、特許請求の範囲で言う駆動量入力手段
は、実施の形態におけるマニュアルフォーカスリング7
に対応するものであり、焦点合わせ光学系はフォーカス
レンズ11に対応するものであり、検知手段は測距回路
4及びボディ制御CPU9に対応するものであり、駆動
手段はレンズ制御CPU8及びフォーカスレンズ駆動回
路5及び図示しない駆動機構に対応するものであり、ス
イッチ手段はレリーズ釦3の半押しによりONとなるS
1ボタンに対応するものであり、所望位置は撮影者が焦
点合わせをするためにマニュアルフォーカス制御により
にフォーカスレンズ11を移動させた図4で示すAの位
置に対応するものである。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
簡単な構成及び操作により、いわゆるローコンスキャン
に要する時間をできるだけ短くして、通常の撮影の場合
は勿論、特に繰り出し量が多いレンズを使って撮影する
場合でも、撮影者の撮影機会損失等を極力少なくするレ
ンズ制御装置を提供する事ができる。
【0035】特に、請求項1によるならば、焦点合わせ
光学系の駆動範囲を制限する事により、無駄な範囲をロ
ーコンスキャンする事を防止し、焦点合わせの時間の短
縮を図る事ができる。
【0036】また、請求項2及び請求項3によるなら
ば、今回の撮影における焦点合わせ光学系の駆動範囲の
制限が、次回の撮影を行う際に影響しないようにする事
ができる。
【0037】また、請求項4及び請求項5によるなら
ば、合焦状態を検知できなかった場合でも、焦点合わせ
光学系が合焦位置から大きく外れるのを防止する事がで
きる。
【0038】また、請求項6によるならば、合焦状態に
なっていない事を撮影者に報知し、注意を促す事ができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレンズ制御装置における回路ブロック
図。
【図2】フォーカスレンズの位置検出手段を模式的に示
す斜視図。
【図3】位置検出回路に使用されるフォトインタラプタ
回路を示す図。
【図4】本発明によるオートフォーカス制御におけるフ
ォーカスレンズの挙動を模式的に示す図。
【図5】本発明によるオートフォーカス制御のフローチ
ャート。
【図6】従来のオートフォーカス制御におけるフォーカ
スレンズの挙動を模式的に示す図。
【符号の説明】
3 レリーズ釦 4 測距回路 5 フォーカスレンズ駆動回路 6 位置検出回路 7 マニュアルフォーカスリング 8 レンズ制御CPU 9 ボディ制御CPU 10 被写体 11 フォーカスレンズ 12 撮影光 21 フォーカスレンズ駆動モータ 22 回転軸 23 回転検知羽根 24 駆動伝達歯車 25 フォトインタラプタ 26 トランジスタ 27 電圧比較器部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H011 AA01 CA18 CA19 CA29 DA05 2H044 DA01 DB01 DC02 DC09 DC11 DE06 2H051 AA01 DC07 DC15 FA30 FA40 FA42 FA76 GA19 GB20

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焦点合わせ光学系を所望焦点合わせ位置
    へ駆動するための駆動方向及び駆動量を手動の操作にて
    入力する駆動量入力手段と、前記焦点合わせ光学系が合
    焦状態にあるか否かを検知する検知手段と、該検知手段
    或いは前記駆動量入力手段からの出力に応じて前記焦点
    合わせ光学系を駆動する駆動手段と、前記焦点合わせ光
    学系の位置を検出する位置検出手段とを備えたレンズ制
    御装置において、 前記焦点合わせ光学系を前記駆動量入力手段からの出力
    に応じて前記駆動手段により所望位置へ駆動し、該所望
    位置を前記位置検出手段により検出してから所定時間内
    に前記焦点合わせ光学系を前記検知手段からの出力に応
    じて前記駆動手段により駆動する時、前記焦点合わせ光
    学系の駆動範囲を前記検出した所望位置を基準として所
    定の駆動範囲に制限する事を特徴とするレンズ制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記焦点合わせ光学系を前記検知手段か
    らの出力に応じて前記駆動手段により駆動してから所定
    時間後に、前記焦点合わせ光学系の駆動範囲の制限を解
    除する事を特徴とする請求項1に記載のレンズ制御装
    置。
  3. 【請求項3】 前記焦点合わせ光学系を前記検知手段か
    らの出力に応じて前記駆動手段により駆動する動作を開
    始させるスイッチ手段を設け、該スイッチ手段をONし
    ている間は前記焦点合わせ光学系の駆動範囲の制限を維
    持し、OFFした時に該制限を解除する事を特徴とする
    請求項1に記載のレンズ制御装置。
  4. 【請求項4】 前記焦点合わせ光学系の前記制限された
    駆動範囲内で前記検知手段により合焦状態を検知できな
    かった場合、該制限された駆動範囲の境界位置で前記焦
    点合わせ光学系を停止させる事を特徴とする請求項1乃
    至請求項3のいずれかに記載のレンズ制御装置。
  5. 【請求項5】 前記焦点合わせ光学系の前記制限された
    駆動範囲内で前記検知手段により合焦状態を検知できな
    かった場合、前記位置検出手段により検出した前記所望
    位置で前記焦点合わせ光学系を停止させる事を特徴とす
    る請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のレンズ制御
    装置。
  6. 【請求項6】 前記焦点合わせ光学系の前記制限された
    駆動範囲内で前記検知手段により合焦状態を検知できな
    かった場合、警告を行う事を特徴とする請求項1乃至請
    求項5のいずれかに記載のレンズ制御装置。
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