JP5855454B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被写体を撮像して該被写体の画像データを生成する撮像装置に関する。
従来、一つの撮影画像から2個の異なる画像を生成し、両画像を1画面分の画像に合成して表示することができるカメラが知られている(例えば、特許文献1を参照)。この技術では、撮影画面内の一部領域である第1の領域の画像信号と、第1の領域に含まれる第2の領域の画像信号とを抽出し、第2の領域の画像信号を第1の領域をのぞいた領域のサイズに拡大して第1の領域の画像信号と合成することにより、1画面分の表示用の画像信号を生成する。
特開平5−252440号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載の従来技術では、焦点距離や絞り等の撮影条件によっては画面周辺部で光学性能が劣化する場所が生じる可能性があり、画質のよい画像を常に得ることができるとは限らなかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、撮影条件によらずに一つの画像から画質に優れた複数の画像を生成することができる撮像装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る撮像装置は、被写体からの光を集光して結像する光学系と、該光学系が結像した光を光電変換することによって画像データを生成する撮像素子と、前記画像データに対応する画像を表示可能な表示部とを備え、前記表示部が表示する画像および該画像中で指定された切出し領域を並行して撮影可能な撮像装置であって、前記表示部の表示画面に重ねて設けられ、外部からの接触位置に応じた信号の入力を受け付ける入力部と、撮影条件に応じた前記光学系の特性情報に基づいて、前記入力部からの信号の入力によって前記切出し領域の設定を行うことが可能な有効領域を判定する有効領域判定部と、前記有効領域判定部の判定結果にしたがって前記有効領域の境界を示す情報を前記表示部に表示させる表示制御部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る撮像装置は、上記発明において、前記撮影条件は、焦点距離および絞りに関する条件を含み、前記特性情報は、撮影像高に応じた値を有することを特徴とする。
また、本発明に係る撮像装置は、上記発明において、前記特性情報は、変調伝達関数、波長に基づく誤差、および解像力のいずれかであることを特徴とする。
また、本発明に係る撮像装置は、上記発明において、前記撮像素子、前記表示部、前記入力部、前記有効領域判定部および前記表示制御部を含む本体部と、前記光学系、および撮影条件に応じた前記光学系の特性情報を記録する特性情報記録部を含み、前記本体部との間で通信可能であるとともに前記本体部に対して着脱自在であるレンズ部と、を有し、前記有効領域判定部は、前記レンズ部から受信した前記特性情報をもとに前記有効領域を判定するための参照情報を生成することを特徴とする。
また、本発明に係る撮像装置は、上記発明において、前記特性情報のうち前記参照情報の生成に使用可能な情報は、記録画素数に応じて異なることを特徴とする。
また、本発明に係る撮像装置は、上記発明において、前記有効領域の境界は、前記参照情報によって定められることを特徴とする。
また、本発明に係る撮像装置は、上記発明において、前記表示制御部は、前記入力部からの信号の入力によって設定された前記切出し領域の一部が前記有効領域に含まれない場合、該切出し領域の全域が前記有効領域内に含まれるように該切出し領域を画面上でシフトして前記表示部に表示させることを特徴とする。
また、本発明に係る撮像装置は、上記発明において、前記表示制御部は、前記入力部からの信号の入力位置が前記有効領域の外部である場合、前記表示部に警告を表示させることを特徴とする。
本発明によれば、撮影条件に応じた光学系の特性情報に基づいて、入力部からの信号の入力によって切出し領域の設定を行うことが可能な有効領域を判定する有効領域判定部と、この有効領域判定部の判定結果にしたがって有効領域の境界を示す情報を前記表示部に表示させる表示制御部と、を備えるため、ユーザは光学系の特性情報に基づいた切出し領域の設定を行うことができる。したがって、撮影条件によらずに一つの画像から画質に優れた複数の画像を生成することが可能となる。
図1は、本発明の一実施の形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の一実施の形態に係る撮像装置の本体部が記録するマルチレコーディング有効領域判定用のテーブルの概要を示す図である。 図3は、本発明の一実施の形態に係る撮像装置のレンズ部が記録する情報(第1例)の概要を示す図である。 図4は、本発明の一実施の形態に係る撮像装置のレンズ部が記録する情報(第2例)の概要を示す図である。 図5は、本発明の一実施の形態に係る撮像装置が備える制御部とレンズ制御部との同期通信の一例を示すタイミングチャートである。 図6は、本発明の一実施の形態に係る撮像装置が行うマルチレコーディング処理の特徴を説明する図である。 図7は、本発明の一実施の形態に係る撮像装置が行う処理の概要を示すフローチャートである。 図8は、本発明の一実施の形態に係る撮像装置が行うマルチレコーディング有効領域判定処理の概要を示すフローチャートである。 図9は、表示部における切取り枠の設定例を示す図である。 図10は、本発明の一実施の形態に係る撮像装置が行うマルチレコーディング領域設定処理の概要を示すフローチャートである。 図11は、本発明の一実施の形態に係る撮像装置が行う候補域の有効領域内へのシフト処理の概要を模式的に示す図である。 図12は、本発明の一実施の形態に係る撮像装置が行う顔を含む所定領域の切出し処理の概要を示す図である。 図13は、表示部における切取り枠の別な設定例を示す図である。 図14は、本発明の一実施の形態に係る撮像装置が動作撮影を行なう場合の処理の概要を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、「実施の形態」という)を説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。同図に示す撮像装置1は、本体部2と、本体部2に着脱自在なレンズ部3と、を備える。また、撮像装置1の本体部2には、アクセサリ部4を着脱自在に取付可能である。
本体部2は、シャッタ10と、シャッタ駆動部11と、撮像素子12と、撮像素子駆動部13と、信号処理部14と、A/D変換部15と、画像処理部16と、AE処理部17と、AF処理部18と、画像圧縮展開部19と、入力部20と、表示部21と、表示駆動部22と、記録媒体23と、メモリI/F24と、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)25と、Flashメモリ26と、本体通信部27と、第2通信部28と、制御部29と、を備える。本体部2内部のデータの転送は、バス2Bを介して行われる。
シャッタ10は、撮像素子12の状態を露光状態または遮光状態に設定する。シャッタ駆動部11は、ステッピングモータ等を用いて構成され、制御部29から入力される指示信号に応じてシャッタ10を駆動する。
撮像素子12は、レンズ部3が集光した光を受光して電気信号に変換するCCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等を用いて構成される。撮像素子駆動部13は、所定のタイミングで撮像素子12から画像データ(アナログ信号)を信号処理部14に出力させる。この意味で、撮像素子駆動部13は、電子シャッタとして機能する。
信号処理部14は、撮像素子12から入力されるアナログ信号に対して、アナログ処理を施してA/D変換部15に出力する。具体的には、信号処理部14は、アナログ信号に対して、ノイズ低減処理およびゲインアップ処理等を行う。例えば、信号処理部14は、アナログ信号に対して、リセットノイズ等を低減した上で波形整形を行い、さらに目的の明るさとなるようにゲインアップを行う。
A/D変換部15は、信号処理部14から入力されるアナログ信号に対してA/D変換を行うことによってデジタルの画像データを生成し、SDRAM25に出力する。
画像処理部16は、SDRAM25から画像データを取得し、取得した画像データ(RAWデータ)に対して各種の画像処理を行って処理画像データを生成する。この処理画像データは、SDRAM25に出力される。
画像処理部16は、入力部20から入力された信号に基づいて表示画像内の切出し領域を決定する切出し処理部161を有する。また、画像処理部16は、画像データに対して、少なくとも、オプティカルブラック減算処理、ホワイトバランス(WB)調整処理、撮像素子がベイヤー配列の場合には画像データの同時化処理、カラーマトリクス演算処理、ガンマ補正処理、色再現処理およびエッジ強調処理等を含む基本の画像処理を行う。
AE処理部17は、SDRAM25に記録された画像データを取得し、取得した画像データに基づいて、静止画撮影または動画撮影を行う際の露出条件を設定する。具体的には、AE処理部17は、画像データから輝度を算出し、算出した輝度に基づいて、例えば絞り値(F値)の設定値、シャッタ速度等を決定することで撮像装置1の自動露出を行う。
AF処理部18は、SDRAM25に記録された画像データを取得し、取得した画像データに基づいて、撮像装置1の自動焦点の調整を行う。例えば、AF処理部18は、画像データから高周波成分の信号を取り出し、高周波成分の信号に対してAF(Auto Focus)演算処理(コントラストAF処理と呼ばれることもある)を行うことによって、撮像装置1の合焦評価を決定することで撮像装置1の自動焦点の調整を行う。
画像圧縮展開部19は、SDRAM25から画像データを取得し、取得した画像データに対して所定の形式に従って圧縮し、この圧縮した画像データをSDRAM25に出力する。ここで、所定の形式としては、JPEG(Joint Photographic Experts Group)方式、MotionJPEG方式およびMP4(H.264)方式等である。また、画像圧縮展開部19は、バス2BおよびメモリI/F24を介して記録媒体23に記録された画像データ(圧縮画像データ)を取得し、取得した画像データを展開(伸長)してSDRAM25に出力する。なお、記録媒体23の代わりに撮像装置1の内部に記憶部を設けてもよい。
入力部20は、表示部21の表示画面上に重ねて設けられ、外部からの接触位置に応じた信号の入力を受け付けるタッチパネル201を有する。入力部20は、タッチパネル201を含む操作信号入力用のユーザインターフェースを用いて実現される。このような入力部20には、静止画撮影時の撮影信号の入力を受け付けるレリーズボタン、各種設定を切り替える操作ボタン、撮像装置1の各種設定を表示部21に表示させるメニューボタン、動画撮影の指示を与える動画ボタンなどが含まれる。
表示部21は、液晶または有機EL(Electro Luminescence)等からなる表示パネルを用いて構成される。表示駆動部22は、SDRAM25が記憶する画像データまたは記録媒体23が記憶する画像データを取得し、取得した画像データに対応する画像を表示部21に表示させる。ここで、画像の表示には、撮影直後の画像データを所定時間(例えば3秒間)だけ表示するレックビュー表示、記録媒体23に記録された画像データを再生する再生表示、および撮像素子12が連続的に生成する画像データに対応するライブビュー画像を時系列に沿って順次表示するライブビュー表示等が含まれる。また、表示部21は、撮像装置1の操作情報および撮影に関する情報を適宜表示する。
記録媒体23は、撮像装置1の外部から装着されるメモリカード等を用いて構成される。記録媒体23は、メモリI/F24を介して撮像装置1に着脱自在に装着される。記録媒体23には、その種類に応じた図示しない読み書き装置によって画像処理部16や画像圧縮展開部19が処理を施した画像データが書き込まれ、または読み書き装置によって記録媒体23に記録された画像データが読み出される。また、記録媒体23は、制御部29の制御のもと、メモリI/F24およびバス2Bを介して撮像プログラムおよび各種情報それぞれをFlashメモリ26に出力してもよい。
SDRAM25は、揮発性メモリを用いて構成される。SDRAM25は、バス2Bを介してA/D変換部15から入力される画像データ、画像処理部16から入力される処理画像データおよび撮像装置1の処理中の情報を一時的に記憶する一次記憶部としての機能を有する。例えば、SDRAM25は、信号処理部14、A/D変換部15およびバス2Bを介して、撮像素子12が1フレーム毎に順次出力する画像データを一時的に記憶する。
Flashメモリ26は、不揮発性メモリを用いて構成される。Flashメモリ26は、プログラム記録部261と、テーブル記録部262と、特徴情報記録部263とを有する。プログラム記録部261は、撮像装置1を動作させるための各種プログラム、撮像プログラムおよびプログラムの実行中に使用される各種データおよび画像処理部16による画像処理の動作に必要な各種パラメータ等を記録する。
テーブル記録部262は、レンズ部3から受信した情報を用いて作成される焦点距離と絞りに応じて、マルチレコーディング(MR)を実行可能な有効領域を判定するための参照情報を与えるテーブルを記録する。図2は、テーブル記録部262が記録するテーブルの概要を示す図である。同図に示すテーブルTbは、絞り値と焦点距離に応じた有効領域の像高を与える。例えば、絞りがF2.8で焦点距離が2.0mmの場合の有効領域は、像高が0.8(画面の中心からの距離が対角端までの距離の80%)である。また、絞りがF2.8で焦点距離が58mmの場合の有効領域は、像高が1.0すなわち全画面である。
一般に、レンズの特性は、焦点距離や絞り等の撮影条件によって、レンズの特性は、必ずしも画面の周辺部まで良好であるとは限らない。すなわち、周辺の光学的な性能が劣化する状況では、そのような劣化領域をマルチレコーディングの選択候補域(以下、単に候補域という)として使用することがないように、ユーザに対してマルチレコーディングが有効な領域を表示するようにする。テーブルTbは、撮像装置1(より具体的には後述する有効領域判定部292)が、画像から切出す切出し領域の設定を行うことが可能な有効領域であるMR有効領域を判定するために参照するものである。なお、図2では焦点距離と絞りに応じた有効領域の判定を行うためのテーブルを与えているが、さらに被写体までの距離も条件に含めてテーブルを作成するようにしてもよい。
特徴情報記録部263は、選択された候補域における特徴情報を記録する。この特徴情報は、例えば候補域に人物の顔が含まれる場合には、その顔の特徴情報(目、口、鼻、眉毛の位置、大きさ等)である。また、候補域に人物の顔が含まれない場合には、その候補域に含まれる特徴的な色の情報などである。
本体通信部27は、本体部2に装着されたレンズ部3との通信を行うための通信インターフェースである。本体通信部27には、レンズ部3との電気的な接点も含まれる。
第2通信部28は、本体部2に装着されたアクセサリ部4との通信を行うためのインターフェースである。第2通信部28には、アクセサリ部4との電気的な接点も含まれる。図1に示す場合、アクセサリ部4として電子ビューファインダを装着した場合を示している。このため、アクセサリ部4は、本体部2との通信インターフェースである通信部41と、通信部41を介して受信した画像情報を表示する接眼表示部42とを有する。なお、本体部2には、電子ビューファインダ以外のアクセサリ部も装着可能である。このようなアクセサリ部として、補助光を投射するエレクトロニックフラッシュを挙げることができる。
制御部29は、CPU(Central Processing Unit)等を用いて構成される。制御部29は、撮像した画像に含まれる人物の顔を検出する顔検出部291と、テーブル記録部262が記録するテーブルを参照して画面内のMR有効領域を判定する有効領域判定部292と、タッチパネル201から受信した信号に応じたタッチ位置を検出するタッチ検出部293と、表示部293の表示態様を制御する表示制御部294と、を有する。制御部29は、バス2Bを介して撮像装置1を構成する各部に対して制御信号や各種データの送信を行うことにより、撮像装置1の動作を統括的に制御する。
有効領域判定部292は、レンズ部3から受信したレンズ特性情報(光学系の特性情報)に基づいて、MR有効領域を判定するための参照情報を生成し、テーブルとしてテーブル記録部262に書き込んで記録させる。
制御部29は、入力部20から撮影動作の開始信号が入力された場合、撮影動作を開始する制御を行う。ここで、撮影動作とは、シャッタ駆動部11および撮像素子駆動部13の駆動によって撮像素子12が出力した画像データに対し、信号処理部14、A/D変換部15および画像処理部16が所定の処理を施す動作をいう。このように処理が施された画像データは、制御部29の制御のもと、画像圧縮展開部19で所定の形式にしたがって圧縮され、バス2BおよびメモリI/F24を介して記録媒体23に記録される。なお、記録媒体23とは別に撮像装置1の内部に所定の記録領域を確保し、この記録領域に圧縮した画像データを記憶するようにしてもよい。
以上の構成を有する本体部2に対して、音声入出力部、被写体に対して補助光(フラッシュ)を発光する補助光発光部、インターネットを介して外部の装置と双方向に通信を行う機能を有する通信部などをさらに設けてもよい。
次に、レンズ部3の構成を説明する。レンズ部3は、光学系31と、レンズ駆動部32と、絞り33と、絞り駆動部34と、レンズ操作部35と、レンズFlashメモリ36と、レンズ通信部37と、レンズ制御部38と、を備える。
光学系31は、一または複数のレンズを用いて構成される。光学系31は、所定の視野領域から光を集光する。光学系31は、画角を変化させる光学ズーム機能および焦点を変化させるフォーカス機能を有する。
レンズ駆動部32は、DCモータまたはステッピングモータ等を用いて構成され、光学系31のレンズを光軸L上で移動させることにより、光学系31のピント位置や画角等の変更を行う。
絞り33は、光学系31が集光した光の入射量を制限することにより露出の調整を行う。
絞り駆動部34は、ステッピングモータ等を用いて構成され、絞り33を駆動する。
レンズ操作部35は、例えばレンズ部3のレンズ鏡筒の周囲に設けられるリングであり、レンズ部3における光学ズームの操作を開始する操作信号の入力、またはレンズ部3におけるピント位置の調整を指示する指示信号の入力を受け付ける。なお、レンズ操作部35は、プッシュ式のスイッチ等であってもよい。
レンズFlashメモリ36は、光学系31の光学特性に関する情報を記録するレンズ特性情報記録部361を有する。また、レンズFlashメモリ36は、光学系31の位置および動きを決定するための制御用プログラムおよび各種パラメータを記録する。
図3および図4は、レンズ特性情報記録部36が記録する情報の概要を模式的に示す図である。レンズ特性情報記録部36は、光学特性として変調伝達関数(以下、「MTF」という)に関する情報を記録する。具体的には、レンズ特性情報記録部36は、焦点距離および絞りに応じた像高とMTFとの関係を記録している。 なお、図3および図4に示す関係はあくまでも一例に過ぎない。
図3は、絞りがF2.8の場合であり、図4は、絞りがF5.6の場合の関係を示している。図3において、曲線C1、C2、C3は、それぞれ焦点距離が14mm、25mm、42mmの場合の像高とMTFとの関係を与える曲線である。また、図4において、曲線C4、C5、C6は、それぞれ焦点距離が14mm、25mm、42mmの場合の像高とMTFとの関係を与える曲線である。
まず、絞りがF2.8の場合を具体的に説明する。
焦点距離14mm(曲線C1)・・・像高0の場合のMTFが90%、像高0.1dの場合のMTFが80%、像高0.2dの場合のMTFが65%、像高0.3dの場合のMTFが50%、像高0.4dの場合のMTFが30%、像高0.5d(対角端)の場合のMTFが15%である。
焦点距離25mm(曲線C2)・・・像高0の場合のMTFが90%、像高0.1dの場合のMTFが80%、像高0.2dの場合のMTFが70%、像高0.3dの場合のMTFが60%、像高0.4dの場合のMTFが50%、像高0.5d(対角端)の場合のMTFが35%である。
焦点距離42mm(曲線C3)・・・像高0の場合のMTFが90%、像高0.1dの場合のMTFが85%、像高0.2dの場合のMTFが80%、像高0.3dの場合のMTFが75%、像高0.4dの場合のMTFが70%、像高0.5d(対角端)の場合のMTFが65%である。
次に、絞りがF5.6の場合を具体的に説明する。
焦点距離14mm(曲線C4)・・・像高0の場合のMTFが95%、像高0.1dの場合のMTFが85%、像高0.2dの場合のMTFが75%、像高0.3dの場合のMTFが60%、像高0.4dの場合のMTFが45%、像高0.5d(対角端)の場合のMTFが30%である。
焦点距離25mm(曲線C5)・・・像高0の場合のMTFが95%、像高0.1dの場合のMTFが85%、像高0.2dの場合のMTFが75%、像高0.3dの場合のMTFが65%、像高0.4dの場合のMTFが55%、像高0.5d(対角端)の場合のMTFが45%である。
焦点距離42mm(曲線C6)・・・像高0の場合のMTFが95%、像高0.1dの場合のMTFが90%、像高0.2dの場合のMTFが85%、像高0.3dの場合のMTFが80%、像高0.4dの場合のMTFが75%、像高0.5d(対角端)の場合のMTFが70%である。
図3および図4において、閾値Th1、Th2は、記録画素数が16メガピクセル、9メガピクセルの場合にそれぞれ有効領域を判定するための閾値である。この閾値より大きい領域が、有効領域と判定される。一般に、記録画素数が大きいほど、MTFの閾値は大きくなる。これは、MTFの閾値が、記録画素数に応じて定まるナイキスト周波数と相関を有しているためである。
なお、本実施の形態では、レンズ特性情報記録部361が、光学系31を介して結像したスポットのサジタル方向とメリジオナル方向のうち性能変化が大きい方だけを記録することを想定しているが、その両方向の特性を記録しておくことも可能である。
レンズ通信部37は、レンズ部3が本体部2に装着されたときに、本体部2の本体通信部27と通信を行うための通信インターフェースである。レンズ通信部37には、本体部2との電気的な接点も含まれる。
レンズ制御部38は、CPU(Central Processing Unit)等を用いて構成される。レンズ制御部38は、レンズ操作部35の操作信号または本体部2からの指示信号に応じてレンズ部3の動作を制御する。レンズ制御部38は、本体部2の制御部29との間で所定の周期でレンズ通信信号を送受信することによって、本体部2との動作の連携を図っている。具体的には、レンズ制御部38は、レンズ通信信号に含まれるレンズ操作部35の操作信号に応じて、レンズ駆動部32を駆動させてレンズ部3のピント合わせやズーム変更を行うとともに、絞り駆動部34を駆動させて絞り値の変更を行う。レンズ制御部38は、レンズ部3が本体部2に装着された際に、レンズ特性情報、ピント位置情報、焦点距離およびレンズ部3を識別する固有情報等を本体部2に送信する。
図5は、制御部29とレンズ制御部38との同期通信の一例を示すタイミングチャートである。図5(a)は本体部2内の処理を示している。図5(b)は垂直同期信号を示している。図5(c)は撮像、読み出しのタイミングを示している。図5(d)はレンズ通信を示している。図5(e)はレンズ通信同期信号を示している。図5(f)はレンズ位置取得信号を示している。図5(g)はレンズ部3内の処理を示している。
まず、制御部29は、前フレームで取得した画像データによりライブビュー画像の画像処理およびAF評価値の算出等を画像処理部16に実行させるとともに、レンズ制御部38にレンズ状態データを取得するためのレンズ状態データ要求コマンドを送信する(B1、BL)。この際、制御部29は、同期通信モード中に、垂直同期信号と同じ周期でレンズ通信用の同期信号および光学系31の位置情報を取得するタイミングを指示するレンズ位置取得信号を送信する。このレンズ位置取得信号は、図5(c)に示すように撮像素子12の中央部の蓄積時間の1/2が経過した時点で状態が変化する信号である。
レンズ制御部38は、レンズ位置取得信号の状態が変化したタイミングで光学系31の位置情報を取得するとともに、レンズ通信同期信号の受信タイミングでレンズ操作部35の操作状態を検出する(L1)。
続いて、レンズ制御部38は、制御部29から受信したレンズ状態データ要求コマンドへの応答として、工程L1で取得した光学系31の位置情報およびレンズ操作部35の操作状態を含むレンズ状態データを制御部29へ送信する(L2)。
この後、制御部29は、レンズ制御部38から送られてきたレンズ状態データに基づいて、AF評価値の算出や、露出値の変更等の各種設定変更を行う(B2)。
図6は、以上の構成を有する撮像装置1が行うマルチレコーディング処理の特徴を説明する図である。図6において、表示部21には、スルー画像100が表示されている。この状態で、表示部21には、MR有効領域の境界を示す切取り枠101が表示される。この切取り枠101は、本体部2がレンズ部3から受信したレンズ特性情報に基づいて作成した有効領域判定用のテーブルTbを参照することによって設定される。
図6において、矩形領域102、103が表示されている。この矩形領域102、103は、ユーザが候補域(切出し領域)として表示部21上のタッチパネル201をタッチすることによって設定される領域である。このように、撮像装置1においては、全体の画像のなかから複数の候補域を選択し、この選択した候補域を切り出すことによって全体の画像とともにマルチレコーディングを行うことが可能である。
図7は、撮像装置1が行う処理の概要を示す図である。まず、制御部29は、本体部2の電源がオンになっているか否かを判定する(ステップS101)。電源がオンになっている場合(ステップS101:Yes)、撮像装置1はステップS102へ移行する。一方、電源がオンになっていない場合(ステップS101:No)、撮像装置1はステップS101を繰り返す。
続いて、撮像装置1は、本体部2とレンズ部3との間で起動時のレンズ通信を行う(ステップS102)。このレンズ通信の際、レンズ部3は、レンズ特性情報を本体部2へ送信する。
この後、有効領域判定部292は、レンズ部3から受信したレンズ特性情報をもとに有効領域判定用のテーブル(参照情報)を作成する(ステップS103)。
続いて、制御部29は、撮像装置1が撮影モードに設定されているかを判定する(ステップS104)。判定の結果、撮影モードに設定されている場合(ステップS104:Yes)、本体部2とレンズ部3との間でレンズ通信を行い(ステップS105)、その通信結果に基づいてAE処理部17によるAE処理およびAF処理部18によるAF処理を行う(ステップS106)。ステップS105におけるレンズ通信は、例えば図5を参照して説明したように行われる。
続いて、撮像装置1は、MR有効領域判定を行う(ステップS107)。図8は、撮像装置1が行うMR有効領域判定処理の概要を示すフローチャートである。まず、有効領域判定部292は、ズーム判定を行い(ステップS201)、静止画撮影時の絞り判定を行う(ステップS202)。
続いて、有効領域判定部292は、テーブル記録部262が記録するテーブルを参照し(ステップS203)、有効領域として切出す切出し枠の情報を生成する。
この後、切出し処理部161は、有効領域判定部292が生成した切出し枠の情報に基づいて画像中に表示する切出し枠を生成する(ステップS204)。これにより、MR有効領域判定処理が終了する。
ステップS107のMR有効領域判定処理の後、表示制御部294は、表示部21のスルー画およびMR有効領域を表示させる制御を行う(ステップS108)。図9は、切取り枠の表示例を示す図である。切取り枠Fは、表示部21において、像高Dの円を画面上で切り取った形状をなす。この像高Dは、例えば図2に示すテーブルTbで与えられ、絞り値と焦点距離に応じて定められる。なお、テーブルTbにない絞り値と焦点距離の組み合わせの場合には、近い値を用いた直線補間によって像高を定めてもよいし、テーブルの中で最も近い値を用いて像高を定めてもよい。
続いて、入力部20を介して撮像パラメータが変更された場合(ステップS109:Yes)、制御部29はパラメータを変更し(ステップS110)、ステップS111へ移行する。ステップS109において撮像パラメータが変更されない場合(ステップS109:No)、撮像装置1はステップS111へ直接移行する。
ステップS111において、MR操作が行われていない場合(ステップS111:No)、撮像装置1はMR領域設定処理を行う(ステップS112)。
図10は、MR領域設定処理の概要を示すフローチャートである。まず、タッチ検出部293がタッチパネル201のタッチ入力操作を検出した場合(ステップS301:Yes)、表示制御部293は、表示部21に候補域を表示させる(ステップS302)。
その後、タッチ位置が有効領域外でない場合(ステップS303:No)、有効領域の近傍が候補域に含まれていれば(ステップS304:Yes)、表示制御部294は、候補域を有効領域内へシフトして表示させる(ステップS305)。図11は、ステップS305のシフト処理の概要を模式的に示す図である。図11において、当初の候補域301は、タッチ位置は有効領域内(切取り枠Fの内部)に含まれるものの、右上方の一部が切取り枠Fの外部近傍領域にはみ出している。このため、候補域が全体的に左側へシフトして全域が有効領域内に含まれるような新たな候補域302として表示される。
ステップS305の後、顔検出部291が候補域内に顔を検出した場合(ステップS306:Yes)、検出した顔の特徴をFlashメモリ26に記録する。ここでの顔の特徴量は、例えば顔の高さ、幅、目、口、鼻、眉毛の位置などに関する情報などである。
続いて、切出し処理部161は、顔を含む所定領域の切出しを行う(ステップS308)。図12は、顔を含む所定領域の切出し例を示す図である。図12では、被写体401の顔402の高さHを基準として所定のアスペクト比で切出しを行う場合を示している。具体的には、切出し処理部161は、顔402の高さHを基準として、その高さと同じ分だけ顔402の下方を含み、かつ顔402の高さに基づいて定められる値Kだけ上下に広げた画像を切出す。
この後、撮像装置1は、MR操作によって指定された候補域における特徴部の追尾を開始する(ステップS309)。具体的には、候補域に顔が含まれる場合には、顔の追尾を行う。
その後、タッチ検出部293がタッチパネル201におけるスライド動作を検出した場合(ステップS310:Yes)、表示制御部294は、そのスライドの終了位置に応じた候補域を表示部21に再表示させる(ステップS311)。一方、タッチ検出部293がタッチパネル201におけるスライド動作を検出しない場合(ステップS310:No)、撮像装置1はMR領域設定処理を終了する。
ステップS303でタッチ位置が有効領域外である場合(ステップS303:Yes)。この場合、表示制御部294は、表示部21に警告を表示させる(ステップS312)。ここでの警告は、例えば「有効領域外です。再指定してください。」というようなメッセージである。
ステップS312に続いて、制御部29は、タッチされた領域の特徴色を記録する(ステップS313)。ここでの特徴色は、例えばタッチ領域の中で最も面積が大きい色とすればよい。この後、撮像装置1は、ステップS309へ移行する。この場合、ステップS309において、撮像装置1は、特徴色を有している部分を特徴部として追尾を開始する。
ステップS304で有効領域の近傍が候補域に含まれていない場合(ステップS304:No)、撮像装置1はステップS306へ移行する。
ステップS306で候補領域内に顔がない場合(ステップS306:No)、制御部20は、タッチされた領域の特徴色を記録する(ステップS314)。ここでの処理は、上述したステップS313と同様である。
ステップS314に続いて、切出し処理部161は、特徴色を含む所定領域の切出し処理を行う(ステップS315)。具体的には、切出し処理部161は、特徴色部分が画面の中心に位置するように所定のアスペクト比で切出しを行う。この後、撮像装置1は、ステップS309へ移行する。この場合の特徴部は、特徴色を有している部分である。
以上説明したステップS112のMR領域設定処理の後、制御部29は特徴部を追尾する(ステップS113)。ここでの特徴部は、MR領域設定処理で説明したように、顔または特徴色部分である。ステップS111において、MR操作が行われていた場合(ステップS111:Yes)、撮像装置1は直接ステップS113へ移行する。
続いて、撮影操作が行われた場合(ステップS114:Yes)、制御部29は、ステップS106〜S112の処理に基づいて定められた絞り値とする制御を行う(ステップS115)。続いて、撮像装置1は、画像を撮影して記録媒体23へ記録する(ステップS116)。
ステップS116の後、電源をオフする操作が行われた場合(ステップS117:Yes)、撮像装置1は、一連の処理を終了する。一方、電源をオフする操作が行われない場合(ステップS117:No)、撮像装置1はステップS104へ戻る。
次に、ステップS104において、制御部29が、撮影モードに設定されていないと判定した場合を説明する(ステップS104:No)。この場合において、再生モードが設定されているとき(ステップS118:Yes)、表示制御部294は所定の画像を再生する(ステップS119)。
その後、入力部20によって再生画像の変更指示が入力された場合(ステップS120:Yes)、表示制御部294は変更指示にしたがって画像を変更して再生を行う(ステップS121)。これに対して、入力部20によって再生画像の変更指示が入力されない場合(ステップS120:No)、撮像装置1はステップS117へ移行する。
ステップS118で再生モードが設定されていない場合(ステップS118:No)、撮像装置1は、ステップS117へ移行する。
なお、図7に示すフローチャートでは、電源がオンされた後の起動時レンズ通信の際、レンズ部3がレンズ特性情報を本体部2へ送信していたが、レンズ部3がレンズ特性情報を本体部2へ送信する送信タイミングはこれに限られるわけではない。例えば、撮影モードに入った直後のレンズ通信時を送信タイミングとしてもよい。また、MR有効領域を選択するタッチ操作が行われた直後に本体部2がレンズ部3へレンズ特性情報の送信要求を送信し、その応答としてレンズ部3がレンズ特性情報を送信するようにしてもよい。
以上説明した本発明の一実施の形態によれば、撮影条件に応じた光学系の特性情報に基づいて、入力部からの信号の入力によって切出し領域の設定を行うことが可能な有効領域を判定する有効領域判定部と、この有効領域判定部の判定結果にしたがって有効領域の境界を示す情報を前記表示部に表示させる表示制御部と、を備えるため、ユーザは光学系の特性情報に基づいた切出し領域の設定を行うことができる。したがって、撮影条件によらずに一つの画像から画質に優れた複数の画像を生成することが可能となる。
ここまで、本発明を実施するための形態を説明してきたが、本発明は上述した一実施の形態によってのみ限定されるべきものではない。例えば、本発明において、レンズ特性情報としてMTF性能多項式を与えてもよい。MTF性能多項式は、焦点距離をx、絞り(F値)をyとして、以下の式で与えられる。
MTF=F1x+F22+・・・+B1y+B22+・・・+C
ここで、F22に続く「・・・」はxの3次以上の項を意味し、B22に続く「・・・」はyの3次以上の項を意味する。この場合、レンズ部3は、MTF多項式の係数を本体部2へ送信する。本体部2は、レンズ部3から受信したMTF多項式の係数をもとにMR有効領域設定用のテーブルを作成する。
また、本発明において、有効領域判定用のテーブル(図2に示すテーブルTb)をレンズ部3が記録しておき、そのレンズ部3が本体部2に装着されたときに本体部2へテーブルを送信するようにしてもよい。
また、本発明において、レンズ特性情報としてMTF以外の量を適用することも可能である。具体的には、基準波長とその他の波長を考慮した誤差(収差量、スポットサイズ)でもよいし、画素数およびレンズ性能に応じた解像力(空間周波数)でもよい。
また、本発明において、MR有効領域の境界を示す切取り枠の形状は、図9に示すものに限られるわけではない。図13は、切取り枠の別な設定例を示す図である。図13に示す場合、表示部21では、テーブル記録部262が記録するテーブルによって定められる像高を半径とする円Cirに内接する長方形状の切取り枠F2が表示される。
また、本発明は、静止画撮影時のみならず動画撮影時にも適用することが可能である。図14は、動画撮影時の場合の撮像装置の処理の概要を示すフローチャートである。図14において、ステップS401〜S413の処理は、図7に示すステップS101〜S113の処理に順次対応している。以下、ステップS413に続く処理を説明する。
ステップS414において、動画撮影中であれば(ステップS414:Yes)、撮像装置1は後述するステップS417へ移行する。一方、動画撮影中でなければ(ステップS41:No)、ステップS415へ移行する。
ステップS415において、動画撮影操作が入力された場合(ステップS415:Yes)、撮像装置1は動画撮影を開始する(ステップS416)。一方、動画撮影操作が入力されない場合(ステップS415:No)、撮像装置1はステップS404へ戻る。
ステップS416の後、動画終了操作が入力された場合(ステップS417:Yes)、撮像装置1は撮影した動画を記録する(ステップS418)。一方、動画終了操作が入力されない場合(ステップS417:No)、撮像装置1はステップS404へ戻る。
ステップS419〜S423は、図7を参照して説明したステップS117〜S121の処理に順次対応している。
なお、本発明においては、本体部とレンズ部とが一体的に形成されていてもよい。
また、本発明に係る撮像装置は、デジタル一眼レフカメラ以外にも、例えばアクセサリ等を装着可能なデジタルカメラ、デジタルビデオカメラおよび撮影機能を有する携帯電話やタブレット型携帯機器等の電子機器にも適用することができる。
本明細書におけるフローチャートの説明では、「まず」、「その後」、「続いて」等の表現を用いてステップ間の処理の前後関係を明示していたが、本発明を実施するために必要な処理の順序は、それらの表現によって一意的に定められるわけではない。すなわち、本明細書で記載したフローチャートにおける処理の順序は、矛盾のない範囲で変更することができる。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態を含みうるものであり、特許請求の範囲によって特定される技術的思想の範囲内で種々の設計変更等を行うことが可能である。
1 撮像装置
2 本体部
2B バス
3 レンズ部
4 アクセサリ部
12 撮像素子
16 画像処理部
19 画像圧縮展開部
20 入力部
21 表示部
22 表示駆動部
23 記録媒体
26 Flashメモリ
27 本体通信部
28 第2通信部
29 制御部
31 光学系
35 レンズ操作部
36 レンズflashメモリ
37 レンズ通信部
38 レンズ制御部
41 通信部
42 接眼表示部
100 スルー画像
101、F、F2 切取り枠
102、103 矩形領域
161 切出し処理部
261 プログラム記録部
262 テーブル記録部
263 特徴情報記録部
291 顔検出部
292 有効領域判定部
293 タッチ検出部
294 表示制御部
361 レンズ特性情報記録部
401 被写体
402 顔
Tb テーブル

Claims (6)

  1. 被写体からの光を集光して結像する光学系と、該光学系が結像した光を光電変換することによって画像データを生成する撮像素子と、前記画像データに対応する画像を表示可能な表示部とを備え、前記表示部が表示する画像および該画像中で指定された切出し領域を並行して撮影可能な撮像装置であって、
    前記表示部の表示画面に重ねて設けられ、外部からの接触位置に応じた信号の入力を受け付ける入力部と、
    撮影条件に応じた前記光学系の特性情報に基づいて、前記入力部からの信号の入力によって前記切出し領域の設定を行うことが可能な有効領域を判定する有効領域判定部と、
    前記有効領域判定部の判定結果にしたがって前記有効領域の境界を示す情報を前記表示部に表示させる表示制御部と、
    を備え
    前記撮像素子、前記表示部、前記入力部、前記有効領域判定部および前記表示制御部を含む本体部と、
    前記光学系、および撮影条件に応じた前記光学系の特性情報を記録する特性情報記録部を含み、前記本体部との間で通信可能であるとともに前記本体部に対して着脱自在であるレンズ部と、
    を有し、
    前記有効領域判定部は、
    前記レンズ部から受信した前記特性情報をもとに前記有効領域を判定するための参照情報を生成し、
    前記特性情報のうち前記参照情報の生成に使用可能な情報は、記録画素数に応じて異なることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記撮影条件は、焦点距離および絞りに関する条件を含み、
    前記特性情報は、撮影像高に応じた値を有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記特性情報は、
    変調伝達関数、波長に基づく誤差、および解像力のいずれかであることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記有効領域の境界は、前記参照情報によって定められることを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  5. 前記表示制御部は、
    前記入力部からの信号の入力によって設定された前記切出し領域の一部が前記有効領域に含まれない場合、該切出し領域の全域が前記有効領域内に含まれるように該切出し領域を画面上でシフトして前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の撮像装置。
  6. 前記表示制御部は、
    前記入力部からの信号の入力位置が前記有効領域の外部である場合、前記表示部に警告を表示させることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の撮像装置。
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