JP5546692B2 - 撮影装置、撮影方法およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は撮影装置、撮影方法、記録媒体およびプログラムに係り、撮影光学系とは別にファインダ光学系を有する撮影装置、撮影方法、記録媒体およびプログラムに関する。
特許文献1には、被写体像から抽出されたエッジ情報に基づいてエッジ成分画像を生成し、液晶モニタ等に表示された元の被写体像にエッジ成分画像を合成するマニュアルフォーカス機能を備えたハイビジョンデジタルビデオカメラが開示されている。
特許文献2には、マニュアルフォーカス時に、光学ファインダに重畳表示される液晶モニタに被写体までの距離に関する情報(例えば、フォーカスモータの駆動パルス値、所定の演算処理により算出される距離表示等を数値化したもの、合焦評価値等)を示すインジケータが表示されることが開示されている。
特許文献3には、光学ファインダー(OVF)と電子ビューファインダー(EVF)とを重畳表示が可能なレンズ交換式のデジタルカメラが開示されている。特許文献3に記載の発明においては、顔認識した部分に対して測距を行い、EVFの顔認識した部分に対応する位置にフォーカスポイントの表示を行う。
特開2011−135351号公報 特開2001−42207号公報 特開2010−135894号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明は、電子ビューファインダを用いて表示を行うものであり、光学ファインダを用いるものではない。電子ビューファインダでは、撮影から表示までにタイムラグがある上、電子像より光学像の方がクリアである。このため、電子ビューファインダよりも光学ファインダを使用したいというニーズがある。
特許文献2に記載の発明において、フォーカスモータの駆動パルス値が表示された場合には、被写体までの距離が分からず、ピントを上手く合わせることができないという問題がある。また、距離表示が表示されたとしても、被写界深度が浅い場合にはピントを合わせることが難しいという問題がある。また、インジケータが表示されたとしても、表示された合焦評価値が撮影画像のどの位置の評価値なのか判断することができず、どの位置にピントが合っているのか判断できないという問題がある。
特許文献3に記載の発明は、一眼タイプのカメラであるため、光学ファインダを覗きながらマニュアルフォーカス(MF)でピントを合わせる操作が可能である。しかしながら、一眼タイプでない(撮影光学系とファインダ光学系が別に配設された)カメラでは、光学ファインダのみでMFでピントを合わせることができない。また、特許文献3に記載の発明はレンズ交換が可能なデジタルカメラであり、装着されたレンズとカメラボディとの組み合わせによっては自動合焦制御(AF制御)ができないことがある。このような場合には、MFでピントを合わせるしかない。
電子ビューファインダや液晶モニタで被写体像を確認しながらMFでピントを合わせる場合には、光学ファインダから電子ビューファインダへの切り替え操作や、光学ファインダから目を離して液晶モニタを見ることが必要となり、操作が煩わしいという問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、撮影光学系とファインダ光学系が別に配設されたカメラにおいて、光学ファインダならではの見やすさを確保しつつ、光学ファインダから目を離すことなくマニュアルフォーカスでの合焦動作を行うことができる撮影装置、撮影方法、記録媒体およびプログラムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の一の態様に係る撮影装置は、フォーカスレンズを含む撮影光学系を通過した被写体光が結像された撮影画像を取得する撮影手段と、被写体の光学像を観察可能な光学ファインダと、操作部の操作に基づいてフォーカスレンズを移動させるマニュアルフォーカスモードに設定する設定手段と、撮影画像のエッジを強調または抽出した画像であるコントラスト画像を生成する画像生成手段と、マニュアルフォーカスモードに設定された場合に、コントラスト画像を表示する表示手段と、表示手段に表示された画像を、光学ファインダにおける被写体の光学像に重畳する画像重畳手段とを備える。
本発明の一の態様に係る撮影装置によれば、操作部の操作に基づいてフォーカスレンズを移動させるマニュアルフォーカスモードに設定されると、撮影画像のエッジを強調または抽出した画像であるコントラスト画像が生成されて光学像に重ねて表示される。これにより、光学ファインダから目を離すことなく、ピントの合っている位置を確認することができる。
本発明の他の態様に係る撮影装置は、撮影画像内の複数のエリアの各々について撮影画像の高周波成分の積算値を示すコントラスト評価値を算出するコントラスト評価値算出手段を更に備え、画像生成手段は、算出されたコントラスト評価値に応じてコントラスト画像のエッジ部の色および太さの少なくとも1つを変更してもよい。これにより、ピントの合っている位置をよりわかりやすくすることができる。
本発明の一の態様に係る撮影装置は、フォーカスレンズを含む撮影光学系を通過した被写体光が結像された撮影画像を取得する撮影手段と、被写体の光学像を観察可能な光学ファインダと、操作部の操作に基づいてフォーカスレンズを移動させるマニュアルフォーカスモードに設定する設定手段と、撮影画像内の複数のエリアの各々について撮影画像の高周波成分の積算値を示すコントラスト評価値を算出するコントラスト評価値算出手段と、複数のエリアの各々において、コントラスト評価値の大きさを表した画像であるコントラスト画像を生成する画像生成手段と、マニュアルフォーカスモードに設定された場合に、コントラスト画像を表示する表示手段と、表示手段に表示された画像を、光学ファインダにおける被写体の光学像に重畳する画像重畳手段とを備える。
本発明の一の態様に係る撮影装置によれば、操作部の操作に基づいてフォーカスレンズを移動させるマニュアルフォーカスモードに設定されると、コントラスト評価値の大きさを表した画像であるコントラスト画像が生成されて光学像に重ねて表示される。これにより、ピントがあっているか否かを数値で定量的に把握することができる。
本発明の他の態様に係る撮影装置において、光学ファインダは、マニュアルフォーカスモードに設定された場合に、光学像の透過率を低下させる透過率変更手段を更に備えていてもよい。これにより、光学像に重畳表示されたコントラスト画像を見やすくすることができる。
本発明の他の態様に係る撮影装置は、マニュアルフォーカスモードに設定された場合に、フォーカスレンズが移動されているか否かを判断する判断手段を更に備え、表示手段は、フォーカスレンズが移動されている間のみ、またはフォーカスレンズが移動されている間およびフォーカスレンズ停止後一定時間が経過するまでの間、コントラスト画像を表示してもよい。これにより、必要ない場合にはコントラスト画像を消去し、光学像を見やすくすることができる。
本発明の他の態様に係る撮影装置は、撮影光学系と光学ファインダの光学系とが異なるものであり、フォーカスレンズの位置に基づいて光学像とコントラスト画像とのズレ量を取得する位置ズレ量取得手段を更に備え、電子ビューファインダは、取得された位置ズレ量に基づきコントラスト画像の位置を補正してコントラスト画像を表示してもよい。これにより、パララックスがある場合にもコントラスト画像と光学像とを一致させることができる。
本発明の他の態様に係る撮影装置は、撮影画像内に領域を設定する領域設定手段を更に備え、画像生成手段は、領域設定手段により設定された領域内の画像を対象にしてコントラスト画像を生成してもよい。これにより、コントラスト画像を必要最小限にとどめ、光学像を見やすくすることができる。
本発明の他の態様に係る撮影装置は、領域の位置および大きさの少なくとも1つを変更する領域変更手段を更に備えていてもよい。これにより、ユーザの要求に合った装置を提供できる。
本発明の他の態様に係る撮影装置は、フォーカスレンズの位置に基づいて領域の大きさの変更量を決定する大きさ決定手段を更に備え、領域変更手段は、変更量に基づいて領域の大きさを変更してもよい。これにより、被写体距離により領域(コントラスト画像)の大きさが変わっても、光学像とコントラスト画像とを一致させることができる。
本発明の他の態様に係る撮影方法は、フォーカスレンズを含む撮影光学系を通過した被写体光が結像された撮影画像を取得するステップと、操作部の操作に基づいてフォーカスレンズを移動させるマニュアルフォーカスモードに設定するステップと、撮影画像のエッジを強調または抽出した画像であるコントラスト画像を生成するステップと、マニュアルフォーカスモードに設定された場合に、コントラスト画像を光学ファインダにおける被写体の光学像に表示内容が重畳される表示手段に表示するステップとを備える。
本発明の他の態様に係る撮影方法は、フォーカスレンズを含む撮影光学系を通過した被写体光が結像された撮影画像を取得するステップと、操作部の操作に基づいてフォーカスレンズを移動させるマニュアルフォーカスモードに設定するステップと、撮影画像内の複数のエリアの各々について撮影画像の高周波成分の積算値を示すコントラスト評価値を算出するステップと、撮影画像の複数のエリアの各々において、コントラスト評価値の大きさを表した画像であるコントラスト画像を生成するステップと、マニュアルフォーカスモードに設定された場合に、コントラスト画像を光学ファインダにおける被写体の光学像に表示内容が重畳される表示手段に表示するステップとを備える。
本発明の他の態様に係るプログラムは、フォーカスレンズを含む撮影光学系を通過した被写体光が結像された撮影画像を取得するステップと、操作部の操作に基づいてフォーカスレンズを移動させるマニュアルフォーカスモードに設定するステップと、撮影画像のエッジを強調または抽出した画像であるコントラスト画像を生成するステップと、マニュアルフォーカスモードに設定された場合に、コントラスト画像を光学ファインダにおける被写体の光学像に表示内容が重畳される表示手段に表示するステップとを演算装置に実行させる。
本発明の他の態様に係るプログラムは、フォーカスレンズを含む撮影光学系を通過した被写体光が結像された撮影画像を取得するステップと、操作部の操作に基づいてフォーカスレンズを移動させるマニュアルフォーカスモードに設定するステップと、撮影画像内の複数のエリアの各々について撮影画像の高周波成分の積算値を示すコントラスト評価値を算出するステップと、撮影画像の複数のエリアの各々において、コントラスト評価値の大きさを表した画像であるコントラスト画像を生成するステップと、マニュアルフォーカスモードに設定された場合に、コントラスト画像を光学ファインダにおける被写体の光学像に表示内容が重畳される表示手段に表示するステップとを演算装置に実行させる。
本発明によれば、撮影光学系とファインダ光学系が別に配設されたカメラにおいて、光学ファインダならではの見やすさを確保しつつ、光学ファインダから目を離すことなくマニュアルフォーカスでの合焦動作を行うことができる。
第1の実施形態に係るデジタルカメラのブロック図 第1の実施の形態におけるマニュアルフォーカスモードに設定されたときのファインダ表示処理の流れを示すフローチャート ファインダの表示のイメージを示す図 第2の実施の形態におけるマニュアルフォーカスモードに設定されたときのファインダ表示処理の流れを示すフローチャート ファインダの表示のイメージを示す図 第3の実施の形態におけるマニュアルフォーカスモードに設定されたときのファインダ表示処理の流れを示すフローチャート 第4の実施の形態におけるマニュアルフォーカスモードに設定されたときのファインダ表示処理の流れを示すフローチャート 第5の実施形態に係るデジタルカメラのブロック図 第5の実施の形態におけるマニュアルフォーカスモードに設定されたときのファインダ表示処理の流れを示すフローチャート 第6の実施の形態におけるマニュアルフォーカスモードに設定されたときのファインダ表示処理の流れを示すフローチャート ファインダの表示のイメージを示す図
以下、添付図面に従って本発明に係る撮影装置、撮影方法、記録媒体およびプログラムを実施するための形態について詳細に説明する。
<第1の実施の形態>
[撮像装置の構成の説明]
図1は、第1の実施形態に係るデジタルカメラの内部構成を示すブロック図である。このデジタルカメラ1は、レンズを通った光を撮像素子で受け、デジタル信号に変換して記憶メディア16に記録する。デジタルカメラ1の全体の動作は中央処理装置(CPU)41によって統括制御される。
図1に示すように、デジタルカメラ1は、電源11、撮影光学系12、撮像素子13、AFE(Analog Front End)14、DSP(Digital Signal Processor)15、記録メディア16、操作部17、表示ドライバ18、システムバス19、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)20、フラッシュROM(Read-Only Memory)21、フラッシュ27、表示部(例えば、LCD(Liquid Crystal Display))22、ファインダ50を備えている。デジタルカメラ1は、撮影光学系12を駆動するためのレンズドライバ25と、光学ファインダ51および電子ビューファインダ52を駆動するためのドライバ(それぞれ23、24)を備えている。レンズドライバ25、ドライバ23および24は、DSP15のシリアル入出力(I/O)端子と接続されている。
電源11は、図示しないバッテリーおよび電源制御部を含み、デジタルカメラ1の各ブロックに電源供給を行う。電源供給された各ブロックはDSP15に備えられたCPU41に制御されて動作する。CPU41は、操作部17からの入力に基づき所定の制御プログラムを実行し、デジタルカメラ1の各部を制御する。
操作部17は、レリーズスイッチ、モードダイヤル、十字キー、再生ボタン、MENU/OKキー、BACKキー等を含んでいる。この操作部17からの信号はCPU41に入力され、CPU41は入力信号に基づいてデジタルカメラ1の各回路を制御し、例えば、レンズ駆動制御、絞り駆動制御、撮影動作制御、画像処理制御、画像データの記録/再生制御、立体表示が可能なLCD22の表示制御などを行う。
レリーズスイッチは、撮影開始の指示を入力する操作ボタンであり、半押し時にONするS1スイッチと、全押し時にONするS2スイッチとを有する2段ストローク式のスイッチで構成されている。モードダイヤルは、2D撮影モード、3D撮影モード、オート撮影モード、マニュアル撮影モード、人物、風景、夜景等のシーンポジション、マクロモード、動画モード、視差優先撮影モードを選択する選択手段である。
再生ボタンは、撮影記録した立体視画像(3D画像)、平面画像(2D画像)の静止画または動画をLCD22に表示させる再生モードに切り替えるためのボタンである。MENU/OKキーは、LCD22の画面上にメニューを表示させる指令を行うためのメニューボタンとしての機能と、選択内容の確定および実行などを指令するOKボタンとしての機能とを兼備した操作キーである。十字キーは、上下左右の4方向の指示を入力する操作部であり、メニュー画面から項目を選択したり、各メニューから各種設定項目の選択を指示したりするボタン(カーソル移動操作手段)として機能する。また、十字キーの上/下キーは撮影時のズームスイッチあるいは再生モード時の再生ズームスイッチとして機能する。左/右キーは再生モード時のコマ送り(順方向/逆方向送り)ボタンとして機能する。BACKキーは、選択項目など所望の対象の消去や指示内容の取消し、あるいは1つ前の操作状態に戻らせるときなどに使用される。
フラッシュROM21にはCPU41が実行する制御プログラムと、制御に必要な各種パラメータや撮像素子(CCD(Charge Coupled Device))13の画素欠陥データ等が記録されている。CPU41は、このフラッシュROM21に記録された制御プログラムをSDRAM20に読み出し、逐次実行することにより、デジタルカメラ1の各部を制御する。なお、このSDRAM20は、プログラムの実行処理領域として利用される。また、SDRAM20は、画像データ等の一時記憶領域、各種作業領域として利用される。
撮影光学系12は、ズームレンズ31、フォーカスレンズ32、アイリス33、およびシャッタ34を含んでいる。ズームレンズ31、フォーカスレンズ32、アイリス33、およびシャッタ34は、それぞれCPU41の命令に基づいてレンズドライバ25により駆動される。
ズームレンズ31およびフォーカスレンズ32は、同じ光軸上を前後移動し、ズームおよびフォーカスを行う。
アイリス33は、CCD13へ入射する光量を制御し、シャッタスピードおよび露出の制御を行う。アイリス33は、例えば、5枚の絞り羽根からなり、絞り値F1.4〜F11まで1AV刻みで6段階に絞り制御される。
シャッタ34は、ズームレンズ31、フォーカスレンズ32およびアイリス33を介した被写体光を、所定の時間だけCCD13へ入射させるように動作する。
CCD13は、シャッタ34の後段に配置されており、撮影光学系12を介して被写体光を受光する。CCD13は、周知のように多数の受光素子がマトリクス状に配列された受光面を備えている。撮影光学系12を介した被写体光は、このCCD13の受光面上に結像され、各受光素子によって電気信号に変換される。なお、撮像素子の種類は、CCDに限定されるものではない。撮像素子としては、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の他のイメージセンサも適用可能である。
AFE14は、アナログ信号処理部35、A/D変換器36およびタイミングジェネレータ(TG)37を含んでいる。CCD13は、タイミングジェネレータ37から供給される垂直転送クロックおよび水平転送クロックに同期して、各画素に蓄積された電荷を1ラインずつシリアルな画像信号として出力する。CPU41は、タイミングジェネレータ37を制御して、CCD13の駆動を制御する。
なお、各画素の電荷蓄積時間(露出時間)は、タイミングジェネレータ37から与えられる電子シャッタ駆動信号によって決められる。CPU41は、タイミングジェネレータ37に対して電荷蓄積時間を指示する。
また、画像信号の出力は、デジタルカメラ1が撮影モードにセットされると開始される。すなわち、デジタルカメラ1が撮影モードにセットされると、LCD22にライブビュー画像(スルー画像)を表示するため、画像信号の出力が開始される。このスルー画像用の画像信号の出力は、本撮影の指示が行われると、一旦停止され、本撮影が終了すると、再度開始される。
CCD13から出力される画像信号は、アナログ信号であり、このアナログの画像信号は、アナログ信号処理部35に取り込まれる。
アナログ信号処理部35は、相関2重サンプリング回路(CDS)、および自動ゲインコントロール回路(AGC)を含んでいる。CDSは、画像信号に含まれるノイズの除去を行う。AGCは、ノイズ除去された画像信号を所定のゲインで増幅する。このアナログ信号処理部35で所要の信号処理が施されたアナログの画像信号は、A/D変換器36に取り込まれる。
A/D変換器36は、取り込んだアナログの画像信号を所定ビットの階調幅を持ったデジタルの画像信号に変換する。この画像信号は、いわゆるRAWデータであり、画素毎R(赤)、G(緑)、B(青)の濃度を示す階調値を有している。このデジタルの画像信号は、DSP15に取り込まれる。
DSP15は、前述したCPU41、画像バッファ42、YC処理部43、AE・AWB検出回路44、AF検出回路45、タイマー46、圧縮伸張部47、記録メディアインターフェース(I/F)48、ビデオエンコーダ49を備えている。これらはシステムバス19と接続されており、システムバス19を介して互いに情報を送受信することが可能である。
画像バッファ42は、A/D変換器36から取り込んだ1コマ分の画像信号を格納する。
AF検出回路45は、CPU41の指令に従い、画像バッファ42に格納されたR、G、Bの画像信号を取り込み、AF(Automatic Focus)制御に必要な焦点評価値を算出する。このAF検出回路45は、G信号の高周波成分のみを通過させるハイパスフィルタ、絶対値化処理部、画面に設定された所定のフォーカス領域(以下、AFエリアという)内の信号を切り出すAFエリア抽出部、および、AFエリア内の絶対値データを積算する積算部を含んでいる。AF検出回路45は、この積算部で積算されたAFエリア内の絶対値データを焦点評価値としてCPU41に出力する。焦点評価値に基づくフォーカスレンズ群の制御方式としては、焦点評価値が極大となる位置をサーチし、その位置にフォーカスレンズ32を移動させる方式や、フォーカスレンズ群を焦点評価値が増加する方向に移動させて、焦点評価値が減少し始める点を検出するとその位置にフォーカスレンズ群を設定する山登り方式を用いることができる。
AE・AWB検出回路44は、画像バッファ42に格納されたR、G、Bの画像信号を取り込み、画面全体のG信号を積算し、または画面中央部と周辺部とで異なる重みづけをしたG信号を積算し、そのAE制御に必要な積算値をCPU41に出力する。CPU41は、積算値から輝度値を算出し、輝度値から露出値を求める。また露出値から所定のプログラム線図に従って、絞り値およびシャッタ速度を決定する。
また、AE・AWB検出回路44は、AWB制御に必要な物理量として、1画面を複数のエリア(例えば、16×16)に分割し、分割したエリア毎にR、G、Bの画像信号の色別の平均積算値を算出する。CPU41は、得られたRの積算値、Bの積算値、Gの積算値から分割エリア毎にR/GおよびB/Gの比を求め、求めたR/G、B/Gの値のR/G、B/Gの色空間における分布等に基づいて光源種判別を行う。そして、判別された光源種に適したホワイトバランス調整値に従って、例えば各比の値がおよそ1(つまり、1画面においてRGBの積算比率がR:G:B=1:1:1)になるように、ホワイトバランス調整回路のR、G、B信号に対するゲイン値(ホワイトバランス補正値)を決定する。AE・AWB検出回路44は、画像バッファ42に格納された1コマ分の画像信号に光源種に応じたデジタルゲインをかけることでホワイトバランス調整を行うとともに、ガンマ(階調特性)処理およびシャープネス処理を行う。
YC処理部43は、点順次に取り込んだR、G、Bの各色の画像信号に対して所定の信号処理を施し、輝度信号Yと色差信号Cr、Cbとからなる画像信号(Y/C信号)を生成する。このY/C信号は、SDRAM20に格納される。
圧縮伸張部47は、CPU41からの圧縮指令に従い、入力されたY/C信号に所定形式(例えば、JPEG(Joint Photographic Experts Group))の圧縮処理を施し、圧縮画像データを生成する。また、CPU41からの伸張指令に従い、入力された圧縮画像データに所定形式の伸張処理を施して、非圧縮の画像データを生成する。
ビデオエンコーダ49は、CPU41からの指令に従い、表示ドライバ18を介してLCD22への表示を制御する。
LCD22は、動画(スルー画像)を表示して電子ビューファインダとして使用できるとともに、撮影した記録前の画像(プレビュー画像)やデジタルカメラ1に装填された記録メディア16から読み出した再生画像等を表示することができる。また、LCD22は、デジタルカメラ1の動作モードやホワイトバランス、画像のピクセル数、感度等をマニュアル設定する際の各種のメニュー画面をモードダイヤルやメニューボタンの操作に応じて表示させ、操作部17の操作に応じてマニュアル設定項目の設定が可能なグラフィカル・ユーザ・インターフェース(GUI)用の画面を表示する。
記録メディアインターフェース48は、CPU41からの指令に従い、記録メディア16に対してデータの読み/書きを制御する。なお、記録メディア16は、メモリカードのようにカメラ本体に対して着脱自在なものでもよいし、また、カメラ本体に内蔵されたものでもよい。着脱自在とする場合は、デジタルカメラ1の本体にカードスロットを設け、このカードスロットに装填して使用する。
タイマー46は、セルフタイマーモードにおけるタイマー時間の計測を行ったり、ファインダ表示処理(後に詳述)の繰り返し時間の計測を行ったりする。
ファインダ50(HVF)は、光学ファインダ51と、電子ビューファインダ(EVF)52と、プリズム53とを含んでいる。ユーザーは、1つの接眼部を介して光学ファインダ51の光学像と電子ビューファインダ52の電子像とを視認可能である。
光学ファインダ51は、撮影光学系12の変倍に伴って倍率が段階的に変更可能な変倍光学ファインダである。光学ファインダ51は、対物レンズと、接眼レンズと、これらの間に設けられ、光学ファインダ51の光路内に進退自在に配設された2枚の挿入レンズとを含むファインダ光学系を有する。CPU41の指示により挿入レンズが1枚光路内に挿入されると、光学ファインダ51の倍率(以下、ファインダ倍率という)が1倍から2倍に変更される。さらに、挿入レンズがもう1枚光路内に挿入されると、ファインダ倍率が2倍から3倍に変更される。なお、光学ファインダ51に含まれるレンズの構成および倍率制御の態様は上記に限定されるものではない。
電子ビューファインダ52は、表示部(例えば、液晶パネル)を含んでいる。電子ビューファインダ52の表示は、光学ファインダ51の光路内に配設されたプリズム53により光学ファインダ51の接眼部に導かれる。
[撮像装置の動作の説明]
次に、デジタルカメラ1の動作について説明する。この撮像処理はCPU41によって制御される。この撮像処理をCPU41に実行させるためのプログラムは、例えば、CPU41内のプログラム格納部に記憶されている。
撮影光学系12の各レンズ31および32を通過した被写体光は、アイリス33を介してCCD13の受光面に結像される。CCD13の各画素に蓄えられた信号電荷は、タイミングジェネレータ37からの水平および垂直転送クロックに従って、信号電荷に応じた電圧信号(画像信号)として所定のフレームレートで順次読み出され、画像データが順次生成される。生成された画像データは順次SDRAM20に入力される。
CPU41は、画像データに基づいて、アイリス33の開口量(F値)を変更する。また、CPU41は、操作部17からの入力に応じて、レンズドライバ25を介してズームレンズ31を光軸に沿って移動させてズーミングを行う。
レリーズスイッチが半押しされると、S1ON信号がCPU41に入力され、CPU41はAF検出回路45およびAE・AWB検出回路44を介してAE/AF/AWB動作を実施する。
デジタルカメラ1は、操作部17からの入力に基づき、AF動作を行わないマニュアルフォーカスモードに設定されることも可能である。マニュアルフォーカスモードにおいては、ユーザが操作部17(フォーカスレンズ駆動キー等)を介してフォーカスレンズ32の移動を指示することにより、フォーカスレンズ32が移動される。したがって、マニュアルフォーカスモードにおいては、ユーザが合焦状態を確認することが望まれる。
図2は、マニュアルフォーカスモード(MFモード)に設定されたときのファインダ表示処理の流れを示すフローチャートである。この処理は、主としてCPU41によって行われる。
CPU41は、デジタルカメラ1がMFモードに設定されているか否かを判断する(ステップS10)。MFモードでない場合(ステップS10でNO)はこの処理を終了する。
MFモードである場合(ステップS10でYES)には、周期的にファインダ表示を更新するために、CPU41は、タイマー46を初期化および起動する(ステップS12)。
また、CPU41は、画像データ内に設定されたMF枠(図3の(a−1)部、(b−1)部参照)を複数のエリアに分割し、AF検出回路45に入力する。AF検出回路45は、各エリア毎にコントラスト評価値を算出してCPU41へ入力する(ステップS14)。コントラスト評価値は、コントラストAFで使用する焦点評価値を求める方法と同様に、分割したエリアそれぞれに対してハイパスフィルタを通して、コントラストの強度を数値化することで算出することができる。MF枠は、所定の大きさに初期設定されているが、ユーザが操作部17を介して大きさや位置を変更することができる。
CPU41は、画像データ内に設定されたMF枠内の画像データに対して、どこが合焦しているかを示す画像(コントラスト画像)を生成する(ステップS16)。具体的には、まず、CPU41は、画像データ内に設定されたMF枠内の画像データにハイパスフィルタを適用して高周波成分のみを残すことで、コントラストの強い領域、すなわちエッジを強調した画像(エッジ画像)を生成する。そして、CPU41は、ステップS14で各エリア毎に算出されたコントラスト評価値に基づいてエッジ画像の線の色や太さ、多さを変更する。
ピントがあっている場合には、コントラスト評価値が高くなる。したがって、CPU41は、エッジ画像のコントラスト評価値の高いエリアの線を太くし、コントラスト評価値が低くなるにつれて線を細くする。また、CPU41は、エッジ画像のコントラスト評価値の高いエリアの線を赤くし、エッジ画像のコントラスト評価値の低いエリアの線を青くする。なお、コントラスト評価値が中間の場合には、赤や青の色を薄くしても良いし、中間色を使用しても良い。
図3の(a−1)部に示すように奥の被写体にピントが合っている場合には、図3の(a−2)部に示すように、コントラスト画像では、奥の被写体の線が太く、青く表現され、手前の被写体の線が細く、赤く表現される。また、図3の(b−1)部に示すように手前の被写体にピントが合っている場合には、図3の(b−2)部に示すように、コントラスト画像は、手前の被写体の線が太く、青く表現され、奥の被写体の線が細く、赤く表現される。
CPU41は、ステップS16で生成されたコントラスト画像を電子ビューファインダ52に表示する。これにより、ファインダ50の表示が、光学ファインダ51の光学像にコントラスト画像が重畳表示された表示となる(ステップS18)。図3の(a−3)部、(b―3)部は、光学像にコントラスト画像が重畳表示されたときのファインダ50の表示例である。コントラスト画像が重畳表示されることで、光学像のピントがあっている被写体は、線が太く青く見えるため、光学像を見ながらもピントの合っている位置を確認することができる。なお、図3の(a−3)部、(b―3)部においては、電子ビューファインダ52に、撮影画像を示す枠と、ピントが合っている被写体の距離を示す距離指標と、フォーカスの最適点およびフォーカスの状態を示すフォーカスインジケータとを表示しているが、距離指標およびフォーカスインジケータの表示は必須ではない。また、距離指標およびフォーカスインジケータは、撮影画像を示す枠の下に表示されているが、表示する位置はこれに限られない。
CPU41は、ステップS12でタイマー46が初期化および起動されてから所定時間(一定時間)が経過したか否かを判断する(ステップS20)。所定時間が経過していない場合(ステップS20でNO)は再度ステップS20を行い、所定時間が経過した場合(ステップS20でYES)には、ステップS10へ戻る。MFモードに設定されたときのファインダ表示処理(ステップS10〜S20)を繰り返し行う。
MFモードに設定されたときのファインダ表示処理は、操作部17によりAF動作を行うオートフォーカスモードに設定された場合、レリーズスイッチが全押しされた場合には、終了される。
レリーズスイッチが全押しされると、CPU41にS2ON信号が入力され、CPU41は、撮影、記録処理を開始する。すなわち、測光結果に基づき決定されたシャッタ速度、絞り値でCCD13を露光する。
CCD13から出力された画像データは、AFE14を介してYC処理部43に取り込まれて輝度/色差信号(Y/C信号)が生成され、圧縮伸張部47で所定の圧縮フォーマット(例えば、JPEG形式)に従って圧縮された後、SDRAM20に格納される。
SDRAM20に記憶された圧縮データからJPEGファイルが生成される。そのJPEGファイルは記録メディアインターフェース48を介して記録メディア16に記録される。これにより、画像が撮影、記録される。
以上のようにして記録メディア16に記録された画像は、再生ボタンによりデジタルカメラ1の動作モードを再生モードに設定することにより、LCD22で再生表示させることができる。
再生モードに設定されると、CPU41は、記録メディアインターフェース48にコマンドを出力し、記録メディア16に最後に記録された画像ファイルを読み出させる。
読み出された画像ファイルの圧縮画像データは、圧縮伸張部47に加えられ、非圧縮の輝度/色差信号に伸張されたのち、ビデオエンコーダ49を介してLCD22に出力される。
画像のコマ送りは、十字キーの左右のキー操作によって行われる。十字キーの右キーが押されると、次の画像ファイルが記録メディア16から読み出され、LCD22に再生表示される。また、十字キーの左キーが押されると、1つ前の画像ファイルが記録メディア16から読み出され、LCD22に再生表示される。
本実施の形態によれば、光学ファインダ表示上でピントの合っている位置を確認することが可能となる。したがって、光学ファインダから電子ビューファインダへの切り替え操作や、光学ファインダから目を離して液晶モニタを見るという煩わしさを低減することができる。また、光学ファインダの視野率を落とすことがなく、見やすさを確保することができる。
なお、本実施の形態では、撮影光学系12が交換可能なデジタルカメラを例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。本実施形態は、例えば、レンズ一体型のデジタルカメラにも適用可能である。
また、本実施の形態では、MF枠内の画像データに対してコントラスト画像を生成して光学像に重畳表示させたが、画像データの全画面に対してコントラスト画像を生成して光学像に重畳表示させてもよい。
また、本実施の形態では、ステップS12でタイマー46を初期化および起動し、ステップS20でステップS12から所定時間を経過したかを判断することで、周期的にファインダ表示を更新したが、周期的にファインダ表示を更新する方法はこれに限られない。例えば、タイマー46を使用せずに、CCD16からの出カ画像を取得するタイミング(例えば、30フレーム)でステップS10、S14〜S18の処理を繰り返し行うようにしてもよい。
また、本実施の形態では、ステップS16で高周波成分のみを残したエッジ画像を生成し、それに対してエッジ強調処理を行ってコントラスト画像を生成したが、エッジ強調処理は必須ではない。例えば、ピントの合っている領域のみのエッジを抽出したエッジ画像を生成してこれをコントラスト画像としてもよい。
<第2の実施の形態>
本発明の第1の実施の形態では、コントラスト画像を生成して光学像に重畳表示させる形態であるが、光学ファインダ表示上でピントの合っている位置を確認可能とする方法はこれに限られない。
本発明の第2の実施の形態は、コントラスト評価値を光学像に重畳表示させる形態である。以下、第2の実施の形態に係るデジタルカメラ1−1について説明する。なお、第1の実施の形態と同一の部分については説明を省略する。
図4は、マニュアルフォーカスモードに設定されたときのファインダ表示処理の流れを示すフローチャートである。この処理は、主としてCPU41によって行われる。
CPU41は、デジタルカメラ1−1がMFモードに設定されているか否かを判断する(ステップS10)。MFモードでない場合(ステップS10でNO)はこの処理を終了する。
MFモードである場合(ステップS10でYES)には、周期的にファインダ表示を更新するために、CPU41は、タイマー46を初期化および起動する(ステップS12)。
CPU41は、画像データ内に設定されたMF枠を複数のエリアに分割し、AF検出回路45に入力する。AF検出回路45は、各エリア毎にコントラスト評価値を算出してCPU41へ入力する(ステップS14)。図5に示すように、本実施の形態ではMF枠を16個に分割する。
CPU41は、各エリア毎に算出されたコントラスト評価値が、そのコントラスト評価値が算出されたエリアに対応する位置に配置された画像をコントラスト画像として生成する(ステップS22)。
図5の(a−1)部に示すように奥の被写体(MF枠の両端に位置する被写体)にピントが合っている場合には、図5の(a−2)部に示すように、MF枠の両端のエリアに相当する位置に表示される数値が大きい値となり、かつ青い字で表示される。また、MF枠の中央のエリア(ピントが合っていない被写体)に相当する位置に表示される数値が小さい値となり、かつ赤い字で表示される。また、図5の(b−1)部に示すように手前の被写体(MF枠の中央に位置する被写体)にピントが合っている場合には、図5の(b−2)部に示すように、MF枠の中央のエリアに相当する位置に表示される数値が大きい値となり、かつ青い字で表示される。また、MF枠の両端のエリア(ピントが合っていない被写体)に相当する位置に表示される数値が小さい値となり、かつ赤い字で表示される。
CPU41は、ステップS22で生成されたコントラスト画像を電子ビューファインダ52に表示する。これにより、ファインダ50の表示が、光学ファインダ51の光学像にコントラスト画像が重畳表示された表示となる(ステップS22)。図5の(a−3)部、(b―3)部は、光学像にコントラスト画像が重畳表示されたときのファインダ50の表示例である。コントラスト画像が重畳表示されることで、光学像のピントがあっている被写体には大きい数字かつ青い数字が重ねて表示される。このため、ユーザーは、光学像を見ながらピントの合っている位置を確認することができる。
CPU41は、ステップS12でタイマー46が初期化および起動されてから所定時間が経過したか否かを判断する(ステップS20)。所定時間が経過していない場合(ステップS20でNO)は再度ステップS20を行う。所定時間が経過した場合(ステップS20でYES)には、ステップS10へ戻り、MFモードに設定されたときのファインダ表示処理(ステップS10〜S20)を繰り返し行う。
本実施の形態によれば、光学ファインダ表示上でピントの合っている位置を確認することが可能となる。したがって、光学ファインダから電子ビューファインダへの切り替え操作や、光学ファインダから目を離して液晶モニタを見るという煩わしさを低減することができる。また、光学ファインダの視野率を落とすことがなく、見やすさを確保することができる。
<第3の実施の形態>
本発明の第1の実施の形態では、マニュアルフォーカスモードのときには常に光学像にコントラスト画像を重畳表示したが、コントラスト画像を常に重畳表示する必要はない。
本発明の第3の実施の形態は、フォーカスレンズ32が移動されている場合のみ光学像にコントラスト画像を重畳表示する形態である。以下、第3の実施の形態に係るデジタルカメラ1−2について説明する。なお、第1、第2の実施の形態と同一の部分については説明を省略する。
図6は、マニュアルフォーカスモードに設定されたときのファインダ表示処理の流れを示すフローチャートである。この処理は、主としてCPU41によって行われる。
CPU41は、デジタルカメラ1−2がMFモードに設定されているか否かを判断する(ステップS10)。MFモードでない場合(ステップS10でNO)はこの処理を終了する。
MFモードである場合(ステップS10でYES)には、周期的にファインダ表示を更新するために、CPU41は、操作部17を介してフォーカスレンズ32の移動が指示されたか否か、すなわちフォーカスレンズ32が移動しているか否かを判断する(ステップS30)。
フォーカスレンズ32が移動していない場合(ステップS30でNO)には、再度ステップS30を行う。
フォーカスレンズ32が移動している場合(ステップS30でYES)には、CPU41は、画像データ内に設定されたMF枠を複数のエリアに分割し、AF検出回路45に入力する。AF検出回路45は、各エリア毎にコントラスト評価値を算出してCPU41へ入力する(ステップS14)。
CPU41は、画像データ内に設定されたMF枠内の画像データに対してハイパスフィルタを適用してエッジ画像を生成し、ステップS14で各エリア毎に算出されたコントラスト評価値に基づいてエッジ画像の線の色や太さを変更してコントラスト画像を生成する(ステップS16)。
CPU41は、ステップS16で生成されたコントラスト画像を電子ビューファインダ52に表示する。これにより、ファインダ50の表示が、光学ファインダ51の光学像にコントラスト画像が重畳表示された表示となる(ステップS18)。
CPU41は、フォーカスレンズ32が駆動中であるか否か、すなわちステップS30でYESだった場合のフォーカスレンズ32の移動が継続しているか否かを判断する(ステップS32)。フォーカスレンズ32が駆動中である場合(ステップS32でYES)には、再度ステップS32を繰り返す。すなわち、フォーカスレンズ32が駆動中である場合には、ステップS18で行われたファインダ50の重畳表示が継続される。
フォーカスレンズ32が駆動中でない場合、すなわちフォーカスレンズ32の駆動が終了した場合(ステップS32でNO)には、電子ビューファインダ52のコントラスト画像の表示を削除する(ステップS34)。その結果、ファインダ50の表示は光学ファインダ51の光学像のみとなる。したがって、マニュアルフォーカスモードにおいて、ピントを調整している場合のみコントラスト画像が光学像に重畳表示される。
本実施の形態によれば、実際にピントを調整していない場合には不要な合焦情報を削除することで、光学ファインダの視認性を向上させることができる。
<第4の実施の形態>
本発明の第3の実施の形態では、フォーカスレンズが駆動されている間だけコントラスト画像を光学像に重畳表示させる。本実施形態は、フォーカスレンズ駆動後にピントの合っている位置を確認したいという要求に対応するためのものである。
本発明の第4の実施の形態は、フォーカスレンズ駆動後一定時間が経過するまでコントラスト画像を光学像に重畳表示させる形態である。以下、第4の実施の形態に係るデジタルカメラ1−3について説明する。なお、第1〜第3の実施の形態と同一の部分については説明を省略する。
図7は、マニュアルフォーカスモードに設定されたときのファインダ表示処理の流れを示すフローチャートである。この処理は、主としてCPU41によって行われる。
CPU41は、デジタルカメラ1−3がMFモードに設定されているか否かを判断する(ステップS10)。MFモードでない場合(ステップS10でNO)はこの処理を終了する。
MFモードである場合(ステップS10でYES)には、周期的にファインダ表示を更新するために、CPU41は、操作部17を介してフォーカスレンズ32の移動が指示されたか否かを判断する(ステップS30)。
フォーカスレンズ32が移動されていない場合(ステップS30でNO)には、再度ステップS30を行う。
フォーカスレンズ32が移動された場合(ステップS30でYES)には、CPU41は、画像データ内に設定されたMF枠を複数のエリアに分割し、AF検出回路45に入力する。AF検出回路45は、各エリア毎にコントラスト評価値を算出してCPU41へ入力する(ステップS14)。
CPU41は、画像データ内に設定されたMF枠内の画像データに対してハイパスフィルタを適用してエッジ画像を生成し、ステップS14で各エリア毎に算出されたコントラスト評価値に基づいてエッジ画像の線の色や太さを変更してコントラスト画像を生成する(ステップS16)。
CPU41は、ステップS16で生成されたコントラスト画像を電子ビューファインダ52に表示する。これにより、ファインダ50の表示が、光学ファインダ51の光学像にコントラスト画像が重畳表示された表示となる(ステップS18)。
CPU41は、フォーカスレンズ32が駆動中であるか否かを判断する(ステップS32)。フォーカスレンズ32が駆動中である場合(ステップS32でYES)には、再度ステップS32を繰り返す。すなわち、フォーカスレンズ32が駆動中である場合には、ステップS18で行われたファインダ50の重畳表示が継続される。
フォーカスレンズ32が駆動中でない場合、すなわちフォーカスレンズ32の駆動が終了した場合(ステップS32でNO)には、CPU41は、タイマー46を起動して時間計測を開始する(ステップS40)。CPU41は、ステップS40でタイマー46起動後、一定時間が経過したか否かを判断する(ステップS42)。一定時間経過していない場合(ステップS42でNO)は、一定時間が経過するまでステップS42を繰り返す。
一定時間経過した場合(ステップS42でYES)には、CPU41は、電子ビューファインダ52のコントラスト画像の表示を削除する(ステップS34)。その結果、ファインダ50の表示は光学ファインダ51の光学像のみとなる。すなわち、フォーカスレンズ32が移動されている間と、フォーカスレンズ32が停止後一定時間が経過するまでの間、コントラスト画像が光学ファインダ51の光学像に重ねて表示される。
本実施の形態によれば、マニュアルフォーカスモードにおいてピントを調整しているときのみ合焦情報を光学像に重ねて表示し、合焦情報が不要な場合には削除する。このため、光学ファインダの視認性を向上させることができる。また、ピント調整後も一定時間合焦情報を表示するため、目的の被写体にピントが合っているかどうかをユーザーが確認することができる。
<第5の実施の形態>
本発明の第1の実施の形態は、光学ファインダの光学像にコントラスト画像を重畳表示する形態であるが、光学像の明るさによってはコントラスト画像が見づらい場合も考えられる。
本発明の第5の実施の形態は、光学像の明るさに応じて光学像の透過率を変える形態である。以下、第5の実施の形態に係るデジタルカメラ1−4について説明する。なお、第1〜第4の実施の形態と同一の部分については説明を省略する。
図8は、第5の実施形態に係るデジタルカメラの内部構成を示すブロック図である。このデジタルカメラ1−4は、レンズを通った光を撮像素子で受け、デジタル信号に変換して記憶メディア16に記録する。デジタルカメラ1−4全体の動作は中央処理装置(CPU)41によって統括制御される。
図8に示すように、デジタルカメラ1−4は、電源11、撮影光学系12、撮像素子13、AFE14、DSP15、記録メディア16、操作部17、表示ドライバ18、システムバス19、SDRAM20、フラッシュROM21、フラッシュ27、LCD22、ファインダ50−1を備えている。デジタルカメラ1−4は、撮影光学系12、光学ファインダ51、電子ビューファインダ52、NDフィルタ54を駆動するためのレンズドライバ25、ドライバ23、24、26を備えている。レンズドライバ25、ドライバ23、24、26は、DSP15のシリアルI/O端子と接続される。
ファインダ50−1は、光学ファインダ51と、電子ビューファインダ52と、プリズム53と、減光フィルタ(NDフィルタ)54とを含んでいる。ユーザーは、1つの接眼部を介して光学ファインダ51の光学像と電子ビューファインダ52の電子像とを視認可能である。
NDフィルタ54は、光学ファインダ51の接眼レンズに入射される光の量を減少させるフィルタであり、光学ファインダ51の光路内のプリズム53より対物レンズ側に進退自在に配設される。NDフィルタ54は、CPU41の指示によりドライバ26を介して駆動されることで光路内に出し入れされる。NDフィルタ54が光路内に入れられると、電子ビューファインダ52の光量は変わらず、光学像の光量だけが減る。その結果、ファインダ50−1における光学ファインダ51の透過率が減少する。
図9は、マニュアルフォーカスモードに設定されたときのファインダ表示処理の流れを示すフローチャートである。この処理は、主としてCPU41によって行われる。
CPU41は、デジタルカメラ1−4がMFモードに設定されているか否かを判断する(ステップS10)。MFモードでない場合(ステップS10でNO)はこの処理を終了する。
MFモードである場合(ステップS10でYES)には、周期的にファインダ表示を更新するために、CPU41は、操作部17を介してフォーカスレンズ32の移動が指示されたか否かを判断する(ステップS30)。
フォーカスレンズ32が移動されていない場合(ステップS30でNO)には、再度ステップS30を行う。
フォーカスレンズ32が移動された場合(ステップS30でYES)には、CPU41は、画像データ内に設定されたMF枠を複数のエリアに分割し、AF検出回路45に入力する。AF検出回路45は、各エリア毎にコントラスト評価値を算出してCPU41へ入力する(ステップS14)。
CPU41は、画像データ内に設定されたMF枠内の画像データに対してハイパスフィルタを適用してエッジ画像を生成し、ステップS14で各エリア毎に算出されたコントラスト評価値に基づいてエッジ画像の線の色や太さを変更してコントラスト画像を生成する(ステップS16)。
CPU41は、被写体の明るさが一定以上であるか否かを判断する(ステップS50)。被写体の明るさの検出には、AE・AWB検出回路44で算出される積算値を用いることができる。
被写体の明るさが一定以上である場合(ステップS50でYES)には、CPU41は、ドライバ26を介してNDフィルタ54を光学ファインダ51の光路内に挿入して、光学ファインダ51の透過率を下げる(ステップS52)。
被写体の明るさが一定以上でない場合(ステップS50でNO)、および光学ファインダ51の透過率を下げられた場合(ステップS52)は、CPU41は、ステップS16で生成されたコントラスト画像を電子ビューファインダ52に表示する。これにより、ファインダ50−1の表示が、光学ファインダ51の光学像にコントラスト画像が重畳表示された表示となる(ステップS18)。
CPU41は、フォーカスレンズ32が駆動中であるか否かを判断する(ステップS32)。フォーカスレンズ32が駆動中である場合には、再度ステップS32を繰り返す。すなわち、フォーカスレンズ32が駆動中である場合には、ステップS18で行われたファインダ50−1の重畳表示が継続される。
フォーカスレンズ32が駆動中でない場合、すなわちフォーカスレンズ32の駆動が終了した場合(ステップS32でNO)には、CPU41は、ステップS52で光学ファインダ51の透過率が下げられたかを判断する(ステップS54)。光学ファインダ51の透過率が下げられた場合(ステップS54でYES)は、CPU41は、ドライバ26を介してNDフィルタ54を光学ファインダ51光路から外に出して、光学ファインダ51の透過率を元に戻す(ステップS56)。
光学ファインダ51の透過率が下げられていない場合(ステップS54でNO)、および光学ファインダ51の透過率が元に戻された場合(ステップS56)は、CPU41は、電子ビューファインダ52のコントラスト画像の表示を削除する(ステップS34)。その結果、ファインダ50−1の表示は光学ファインダ51の光学像のみとなる。
本実施の形態によれば、光学ファインダの光学像が明るいために、電子ビューファインダに表示された合焦表示が見づらくなることを防止することができる。したがって、合焦情報の視認性を向上させ、マニュアルフォーカスにおけるピント合わせを行いやすくすることができる。
なお、本実施の形態では、NDフィルタ54を光学ファインダ51の光路内に入れることでファインダ50−1における光学ファインダ51の透過率を変更したが、透過率を変更する方法はこの方法に限定されるものではない。
また、本実施の形態では、被写体が明るいときにNDフィルタ54を光学ファインダ51の光路内に入れることでファインダ50−1における光学ファインダ51の透過率を変更したが、コントラスト画像を表示するときには常に光学ファインダ51の透過率を変更するようにしても良い。
<第6の実施の形態>
本発明の第1の実施の形態は、光学ファインダの光学像にコントラスト画像を重畳表示させたが、フォーカス位置によってはパララックスが発生し、光学像とコントラスト画像がずれてしまう可能性がある。
本発明の第6の実施の形態は、フォーカス位置に応じてパララックスを補正する形態である。以下、第6の実施の形態に係るデジタルカメラ1−5について説明する。なお、第1〜第5の実施の形態と同一の部分については説明を省略する。
図10は、マニュアルフォーカスモードに設定されたときのファインダ表示処理の流れを示すフローチャートである。この処理は、主としてCPU41によって行われる。
CPU41は、デジタルカメラ1−5がMFモードに設定されているか否かを判断する(ステップS10)。MFモードでない場合(ステップS10でNO)はこの処理を終了する。
MFモードである場合(ステップS10でYES)には、周期的にファインダ表示を更新するために、CPU41は、タイマー46を初期化および起動する(ステップS12)。
また、CPU41は、画像データ内に設定されたMF枠を複数のエリアに分割し、AF検出回路45に入力する。AF検出回路45は、各エリア毎にコントラスト評価値を算出してCPU41へ入力する(ステップS14)。また、CPU41は、画像データ内に設定されたMF枠内の画像データに対して、どこが合焦しているかを示す画像(コントラスト画像)を生成する(ステップS16)。
CPU41は、ステップS14で各エリア毎にコントラスト評価値を算出した結果に基づいてフォーカス位置を求め、フォーカス位置に基づいてパララックスが発生するか否かを判断する(ステップS60)。フォーカス位置、すなわち合焦している被写体までの距離が所定の距離(例えば、2m)以上の場合にはパララックスはほとんど発生しない。一方、フォーカス位置が所定の距離(例えば、2m)より近い場合にはパララックスが発生し、同じ被写体であっても光学ファインダ51の光学像における位置と電子ビューファインダ52における位置とでずれが発生する。フォーカス位置とパララックスの大きさ(MF枠の移動量)との関係およびフォーカス位置とMF枠の大きさとの関係がフラッシュROM21に記憶されている。CPU41は、フォーカス位置とパララックスの大きさとの関係およびフォーカス位置とMF枠の大きさとの関係を参照し、求められたフォーカス位置でパララックスが発生するか否かおよびMF枠の大きさを変更する必要があるか否かを判断する。
パララックスが発生していない場合(ステップS60でNO)には、CPU41は、ステップS16で生成されたコントラスト画像を電子ビューファインダ52に表示する。これにより、ファインダ50の表示が、光学ファインダ51の光学像にコントラスト画像が重畳表示された表示となる(ステップS18)。図11の(a−1)部は、フォーカス位置が遠くパララックスが発生しない場合である。したがって、図11の(a−3)部に示すように、図11の(a−2)部に示すようにして生成されたコントラスト画像を電子ビューファインダ52に表示することで、同一被写体に対する光学ファインダ51の光学像の被写体の位置とコントラスト画像の位置が一致するように、コントラスト画像が光学像に重畳表示される。
パララックスが発生している場合(ステップS60でYES)には、CPU41は、フォーカス位置とパララックスの大きさとの関係に基づいてパララックス補正量を算出する(ステップS62)。なお、パララックス補正量は、大きさと方向を含む概念である。また、CPU41は、フォーカス位置とMF枠の大きさとの関係に基づいてMF枠の大きさ、すなわちコントラスト画像の大きさの変更量を算出する(ステップS62)。
CPU41は、ステップS16で生成されたコントラスト画像を、ステップS62で変更された大きさで、かつステップS62で算出されたパララックス補正量だけ移動して電子ビューファインダ52に表示する(ステップS64)。
図11の(b−1)部は、フォーカス位置が近い場合であり、この場合にはパララックスが発生し、MF枠の大きさも通常とは異なる。したがって、図11の(b−3)部に示すように、図11の(b−2)部に示すようにして生成されたコントラスト画像の大きさを変更し、かつ右下に算出された量だけずらして電子ビューファインダ52に表示することで、光学ファインダ51の光学像の位置とコントラスト画像の位置が一致する。なお、図11の(b−3)部においてはコントラスト画像を右下に移動させたが、補正量や補正方向はこれに限られない。光学ファインダ51の位置や撮影光学系12の焦点距離によってパララックス補正量および補正方向が変更される。
CPU41は、ステップS12でタイマー46が初期化および起動されてから所定時間が経過したか否かを判断する(ステップS20)。所定時間が経過していない場合(ステップS20でNO)は再度ステップS20を行う。一方、所定時間が経過した場合(ステップS20でYES)には、ステップS10へ戻り、MFモードに設定されたときのファインダ表示処理(ステップS10〜S20)を繰り返し行う。
本実施の形態によれば、パララックスが存在する場合にも、合焦情報の重畳表示の視認性を向上させることができる。
なお、本実施の形態では、フォーカス位置に基づいてパララックスの有無を判断したが、ズームレンズ31の位置、すなわち撮影光学系12焦点距離によってはパララックスが発生する場合がある。したがって、焦点距離とパララックス補正量との関係および焦点距離とMF枠の大きさとの関係をさらに保持し、ズームレンズ31の位置を取得し、これらに基づいてパララックス補正量やMF枠の大きさを算出するようにしてもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
本発明は、デバイス(例えば、電子カメラ)に上記の処理を行わせるためのコンピューター読取可能なプログラムコード、該プログラムコードが格納される非一次的(non-transitory)かつコンピューター読取可能な記録媒体(例えば、光ディスク(例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu-ray Disc))、磁気ディスク(例えば、ハードディスク、光磁気ディスク))、および該方法のための実行可能なコードを格納するコンピューター・プログラム・プロダクトとして提供することができる。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
1、1−1、1−2、1−3、1−4…デジタルカメラ、12…撮影光学系、13…CCD、14…AFE、15…DSP、31…ズームレンズ、32…フォーカスレンズ、33…アイリス、34…シャッタ、41…CPU、44…AE・AWB検出回路、45…AF検出回路、50、50−1…ファインダ、51…光学ファインダ、52…電子ビューファインダ

Claims (13)

  1. フォーカスレンズを含む撮影光学系を通過した被写体からの光を結像して撮影画像を取得する撮影手段と、
    前記被写体の光学像を観察可能な光学ファインダと、
    操作部の操作に基づいて前記フォーカスレンズを移動させるマニュアルフォーカスモードに設定する設定手段と、
    前記撮影画像のエッジを強調又は抽出した画像であるコントラスト画像を生成する画像生成手段と、
    前記マニュアルフォーカスモードに設定された場合に、前記コントラスト画像を表示する表示手段と、
    前記表示手段に表示された画像を、前記光学ファインダにおける被写体の光学像に重畳する画像重畳手段と、
    を備える撮影装置。
  2. 前記撮影画像内の複数のエリアの各々について前記撮影画像の高周波成分の積算値を示すコントラスト評価値を算出するコントラスト評価値算出手段を更に備え、
    前記画像生成手段は、前記算出されたコントラスト評価値に応じて前記コントラスト画像のエッジ部の色及びエッジ部における線の太さの少なくとも1つを変更する、請求項1に記載の撮影装置。
  3. フォーカスレンズを含む撮影光学系を通過した被写体からの光を結像して撮影画像を取得する撮影手段と、
    前記被写体の光学像を観察可能な光学ファインダと、
    操作部の操作に基づいて前記フォーカスレンズを移動させるマニュアルフォーカスモードに設定する設定手段と、
    前記撮影画像内の複数のエリアの各々について前記撮影画像の高周波成分の積算値を示すコントラスト評価値を算出するコントラスト評価値算出手段と、
    前記複数のエリアの各々において、前記コントラスト評価値の大きさを表した画像であるコントラスト画像を生成する画像生成手段と、
    前記マニュアルフォーカスモードに設定された場合に、前記コントラスト画像を表示する表示手段と、
    前記表示手段に表示された画像を、前記光学ファインダにおける被写体の光学像に重畳する画像重畳手段と、
    を備える撮影装置。
  4. 前記光学ファインダは、前記マニュアルフォーカスモードに設定された場合に、前記光学像の透過率を低下させる透過率変更手段を更に備える請求項1から3のいずれかに記載の撮影装置。
  5. 前記マニュアルフォーカスモードに設定された場合に、前記フォーカスレンズが移動されているか否かを判断する判断手段を更に備え、
    前記表示手段は、前記フォーカスレンズが移動されている間のみ、又は前記フォーカスレンズが移動されている間及び前記フォーカスレンズ停止後一定時間が経過するまでの間、前記コントラスト画像を表示する、請求項1から3のいずれかに記載の撮影装置。
  6. 前記撮影光学系と前記光学ファインダの光学系とが別々に設けられた撮影装置であって、
    前記フォーカスレンズの位置に基づいて前記光学像と前記コントラスト画像とのズレ量を取得する位置ズレ量取得手段
    前記取得された位置ズレ量に基づき前記コントラスト画像の位置を補正して前記コントラスト画像を表示する電子ビューファインダと
    を更に備える請求項1から5のいずれかに記載の撮影装置。
  7. 前記撮影画像内に領域を設定する領域設定手段を更に備え、
    前記画像生成手段は、前記領域設定手段により設定された領域内の画像を対象にして前記コントラスト画像を生成する、請求項1から6のいずれかに記載の撮影装置。
  8. 前記領域の位置及び大きさの少なくとも1つを変更する領域変更手段を更に備える請求項7に記載の撮影装置。
  9. 前記フォーカスレンズの位置に基づいて前記領域の大きさの変更量を決定する大きさ決定手段を更に備え、
    前記領域変更手段は、前記変更量に基づいて前記領域の大きさを変更する、請求項8に記載の撮影装置。
  10. フォーカスレンズを含む撮影光学系を通過した被写体からの光を結像して撮影画像を取得するステップと、
    操作部の操作に基づいて前記フォーカスレンズを移動させるマニュアルフォーカスモードに設定するステップと、
    前記撮影画像のエッジを強調又は抽出した画像であるコントラスト画像を生成するステップと、
    前記マニュアルフォーカスモードに設定された場合に、前記コントラスト画像を光学ファインダにおける前記被写体の光学像に表示内容が重畳される表示手段に表示するステップと、
    を備える撮影方法。
  11. フォーカスレンズを含む撮影光学系を通過した被写体からの光を結像して撮影画像を取得するステップと、
    操作部の操作に基づいて前記フォーカスレンズを移動させるマニュアルフォーカスモードに設定するステップと、
    前記撮影画像内の複数のエリアの各々について前記撮影画像の高周波成分の積算値を示すコントラスト評価値を算出するステップと、
    前記撮影画像の複数のエリアの各々において、前記コントラスト評価値の大きさを表した画像であるコントラスト画像を生成するステップと、
    前記マニュアルフォーカスモードに設定された場合に、前記コントラスト画像を光学ファインダにおける前記被写体の光学像に表示内容が重畳される表示手段に表示するステップと、
    を備える撮影方法。
  12. フォーカスレンズを含む撮影光学系を通過した被写体からの光を結像して撮影画像を取得するステップと、
    操作部の操作に基づいて前記フォーカスレンズを移動させるマニュアルフォーカスモードに設定するステップと、
    前記撮影画像のエッジを強調又は抽出した画像であるコントラスト画像を生成するステップと、
    前記マニュアルフォーカスモードに設定された場合に、前記コントラスト画像を光学ファインダにおける前記被写体の光学像に表示内容が重畳される表示手段に表示するステップと、
    を演算装置に実行させるプログラム。
  13. フォーカスレンズを含む撮影光学系を通過した被写体からの光を結像して撮影画像を取得するステップと、
    操作部の操作に基づいて前記フォーカスレンズを移動させるマニュアルフォーカスモードに設定するステップと、
    前記撮影画像内の複数のエリアの各々について前記撮影画像の高周波成分の積算値を示すコントラスト評価値を算出するステップと、
    前記撮影画像の複数のエリアの各々において、前記コントラスト評価値の大きさを表した画像であるコントラスト画像を生成するステップと、
    前記マニュアルフォーカスモードに設定された場合に、前記コントラスト画像を光学ファインダにおける前記被写体の光学像に表示内容が重畳される表示手段に表示するステップと、
    を演算装置に実行させるプログラム。
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