JP5620797B2 - ガラスシート製造時の加熱を制御する方法および装置 - Google Patents

ガラスシート製造時の加熱を制御する方法および装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5620797B2
JP5620797B2 JP2010266494A JP2010266494A JP5620797B2 JP 5620797 B2 JP5620797 B2 JP 5620797B2 JP 2010266494 A JP2010266494 A JP 2010266494A JP 2010266494 A JP2010266494 A JP 2010266494A JP 5620797 B2 JP5620797 B2 JP 5620797B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating
molded body
heating elements
certain embodiments
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010266494A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011116639A (ja
Inventor
シー バーキー アダム
シー バーキー アダム
エイ パニン ニコライ
エイ パニン ニコライ
パーク ユンヤング
パーク ユンヤング
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Corning Inc
Original Assignee
Corning Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Corning Inc filed Critical Corning Inc
Publication of JP2011116639A publication Critical patent/JP2011116639A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5620797B2 publication Critical patent/JP5620797B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B17/00Forming molten glass by flowing-out, pushing-out, extruding or drawing downwardly or laterally from forming slits or by overflowing over lips
    • C03B17/06Forming glass sheets
    • C03B17/064Forming glass sheets by the overflow downdraw fusion process; Isopipes therefor
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B17/00Forming molten glass by flowing-out, pushing-out, extruding or drawing downwardly or laterally from forming slits or by overflowing over lips
    • C03B17/06Forming glass sheets
    • C03B17/067Forming glass sheets combined with thermal conditioning of the sheets
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B17/00Forming molten glass by flowing-out, pushing-out, extruding or drawing downwardly or laterally from forming slits or by overflowing over lips
    • C03B17/06Forming glass sheets
    • C03B17/068Means for providing the drawing force, e.g. traction or draw rollers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B33/00Severing cooled glass
    • C03B33/02Cutting or splitting sheet glass or ribbons; Apparatus or machines therefor
    • C03B33/0215Cutting or splitting sheet glass or ribbons; Apparatus or machines therefor the ribbon being in a substantially vertical plane
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B5/00Melting in furnaces; Furnaces so far as specially adapted for glass manufacture
    • C03B5/16Special features of the melting process; Auxiliary means specially adapted for glass-melting furnaces
    • C03B5/24Automatically regulating the melting process
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B9/00Blowing glass; Production of hollow glass articles
    • C03B9/02Blowing glass; Production of hollow glass articles with the mouth; Auxiliary means therefor
    • C03B9/03Blow pipes
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B21/00Systems involving sampling of the variable controlled
    • G05B21/02Systems involving sampling of the variable controlled electric

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Resistance Heating (AREA)
  • Surface Heating Bodies (AREA)

Description

本発明は、ガラスシートを製造する装置および方法に関する。特に、本発明は、ガラスシートを製造するためのフュージョンダウンドロー装置および方法に関する。本発明は、例えば、LCD基板用ガラスシートの製造に有用である。
清浄な表面品質を有するLCDディスプレイ用の高品質ガラス基板を製造する主要プロセスにフュージョンダウンドロープロセスがある。フュージョンダウンドロープロセスの成形装置(以後「成形本体」とする)が、典型的にはアイソパイプと呼ばれるが、図1に示されている。図示の成形本体100は、トラフ状部分103と楔状部分107とを含む。溶融ガラスが入口チューブ101からトラフ状部分に導入される。溶融ガラス流は、トラフ状部分の両側から溢れ出て、トラフ状部分および楔状部分の両側面上を下降し、成形本体の各側面表面上でガラスリボンを成形する。2つのガラスリボンは、典型的には成形本体の底部と呼ばれる楔状部分の下部109で合流し、その位置で融合して、成形本体の表面に触れたことのない2つの清浄な表面を有する単一のガラスリボン111が成形される。ガラスリボン111は、その後典型的には底部から下方に延伸されて所望の厚さとなり、さらに冷却されて硬いガラスシートが形成される。ガラスシート製品を、所望の厚さ、厚さ均一性、および他の所望の物理的特性で繰返し製造するために、成形本体の上部から底部のすぐ下までのガラスリボンの温度は、非常に注意深く制御される。
成形本体は、典型的には、ジルコンセラミックなどの材料で作られた1以上の耐火性ブロックを含む。成形本体の寸法上および幾何学的安定性、および側面表面の品質は、製造されるガラスシート製品の品質に著しい影響を与える。
成形本体材料の温度勾配は、成形本体のバルク内および/または表面付近に応力を生じさせる可能性がある。応力があまりにも高いと、成形本体の表面亀裂や寸法上および幾何学的歪み、さらには破壊にさえ繋がる可能性がある。そのため、成形本体がその耐用期間中に受ける温度勾配は、慎重に制御する必要がある。
このため、フュージョンドロープロセス中に成形本体の熱環境を効果的に制御する方法および装置が必要とされている。
本発明は、こういった要求や他の要求を満足するものである。
本発明のいくつかの態様がここで開示される。これらの態様は、互いに重複しているかもしれないし、重複していないかもしれないことを理解されたい。すなわち、ある態様の1部は別の態様の範囲内であるかもしれないし、逆も同様である。文脈の中で反対の指示をしていなければ、異なる態様は範囲が互いに重複していると考えられるものとする。
各態様はいくつかの実施形態によって図示され、この実施形態は1以上の具体的実施形態を含み得る。この実施形態は、互いに重複しているかもしれないし、重複していないかもしれないことを理解されたい。すなわち、ある実施形態の1部またはその具体的実施形態は、別の実施形態またはその具体的実施形態の範囲内であるかもしれないし、範囲内ではないかもしれないし、逆も同様である。文脈の中で反対の指示をしていなければ、異なる実施形態は範囲が互いに重複していると考えられるものとする。
本開示の第1の態様によれば、上部、第1側面表面、およびこの第1側面表面に底部で結合している第2側面表面、を備えた成形本体を用いて、オーバーフロープロセスによりガラスシートを製造する方法が提供され、この方法は、溶融ガラスを第1側面表面上に少なくとも部分的に溢れ出させて第1ガラスリボンを成形する工程、溶融ガラスを第2側面表面上に少なくとも部分的に溢れ出させて第2ガラスリボンを成形する工程、さらに第1ガラスリボンと第2ガラスリボンとを底部で融合させて第3ガラスリボンを成形する工程、を含み、
(A)第1側面表面が、第1側面加熱プレートによって放射加熱され、この第1側面加熱プレートが、第1側面加熱プレートの背後に位置付けられた、個別に監視および制御される加熱素子から成る第1アレイによって加熱されるものであり、
(B)第2側面表面が、第2側面加熱プレートによって放射加熱され、この第2側面加熱プレートが、第2側面加熱プレートの背後に位置付けられた、個別に監視および制御される加熱素子から成る第2アレイによって加熱されるものであり、さらに、
(C)第1および第2アレイ内の不具合のある加熱素子の加熱電力が閾値まで減少した場合に、この不具合のある加熱素子に隣接する機能している加熱素子の加熱電力を増加させるように第1および第2アレイの加熱素子の加熱電力を制御して、側面表面のある部分と、側面表面のこの部分の下のバルクとの間に望ましくない温度勾配が生じないようにする。
本発明の第1の態様の特定の実施形態においては、第1および第2アレイ内の不具合のある加熱素子の加熱電力が閾値まで減少した場合、全ての隣接する機能している加熱素子の加熱電力を増加させる。
本発明の第1の態様の特定の実施形態においては、任意の所与の時点で、第1および第2側面表面の厚さ5cmの最上層での温度勾配が、最大で100℃の水準で維持され、特定の実施形態においては最大で80℃、特定の実施形態においては最大で60℃、特定の実施形態においては最大で50℃、特定の実施形態においては最大で40℃、特定の実施形態においては最大で30℃、特定の実施形態においては最大で20℃、特定の実施形態においては最大で10℃の水準で維持される。
本発明の第1の態様の特定の実施形態において、成形本体は、第1側面加熱プレートと、第2側面加熱プレートと、第1および第2側面加熱プレートを接続している、成形本体上部の上方の上部プレートとによって画成される、エンクロージャの内部にある。
本発明の第1の態様の特定の実施形態において、第1および第2側面加熱プレートは、白金、白金含有合金、SiC、Si34、SiO2、MgO、およびBeOから選択された材料で作られる。
本発明の第1の態様の特定の実施形態においては、重力ベクトルに平行で底部を通る平面に対して、成形本体は対称である。
本発明の第1の態様の特定の実施形態においては、重力ベクトルに平行で底部を通る平面に対して、第1および第2側面加熱プレートは対称である。
本発明の第1の態様の特定の実施形態においては、重力ベクトルに平行で底部を通る平面に対して、加熱素子の第1および第2アレイは対称である。
本発明の第1の態様の特定の実施形態において、上部プレートは、白金、白金含有合金、SiC、Si34、SiO2、MgO、およびBeOから選択された材料で作られる。
本発明の第1の態様の特定の実施形態において、上部プレートと、第1および第2側面加熱プレートは、同じ材料で作られる。
本発明の第1の態様の特定の実施形態において、上部プレートは、上部プレートの上方に位置付けられた加熱素子の第3アレイによってさらに加熱される。
本発明の第1の態様の特定の実施形態においては、重力ベクトルに平行で底部を通る平面に対して、加熱素子の第3アレイは対称である。
本発明の第1の態様の特定の実施形態において、第1および第2側面加熱プレートは、SiCまたはSi34で作製され、かつ、最大で50mmの厚さを有し、特定の実施形態においては最大で40mm、特定の実施形態においては最大で30mm、特定の実施形態においては最大で20mm、特定の実施形態においては最大で10mm、特定の実施形態においては最大で5mmの厚さを有する。
本発明の第1の態様の特定の実施形態において、第1および第2アレイ内の加熱素子は直線状である。
本発明の第1の態様の特定の実施形態において、第3アレイ内の加熱素子は直線状である。
本発明の第1の態様の特定の実施形態において、加熱素子は、底部に本質的に平行である。
本発明の第1の態様の特定の実施形態において、DTTBを成形本体の上部と底部との間の温度差の平均値としたとき、成形本体の上部と底部との間の温度差は、DTTB−25℃からDTTB+25℃で維持され、特定の実施形態においてはDTTB−20℃からDTTB+20℃、特定の実施形態においてはDTTB−15℃からDTTB+15℃、特定の実施形態においてはDTTB−10℃からDTTB+10℃、特定の実施形態においてはDTTB−5℃からDTTB+5℃、特定の実施形態においてはDTTB−2℃からDTTB+2℃で維持される。
本発明の第1の態様の特定の実施形態において、成形本体の亀裂は温度勾配によって回避される。
本発明の第1の態様の特定の実施形態において、第1および第2アレイの加熱素子内の加熱素子は、隣接する加熱素子と分離板によって分離されている。特定のさらなる具体的実施形態において、全ての加熱素子は、その隣接する加熱素子と分離板によって分離されている。
本発明の第2の態様によれば、フュージョンドロープロセスによってガラスシートを製造する装置であって、この装置は、
(i)上部と、第1側面表面と、この第1側面表面に底部で結合している第2側面表面とを備えた成形本体、
(ii)第1側面表面を放射加熱するのに適応した、第1側面表面に近接している第1側面加熱プレート、
(iii)第1側面加熱プレートの背後に位置付けられた加熱素子から成る第1アレイ、
(iv)第2側面表面を放射加熱するのに適応した、第2側面表面に近接している第2側面加熱プレート、
(v)第2側面加熱プレートの背後に位置付けられた加熱素子から成る第2アレイ、および、
(vi)第1および第2アレイの加熱素子内の加熱素子の加熱電力を監視、制御、および調節するのに適応した電力供給ユニットであって、機能している加熱素子に隣接している不具合のある加熱素子の加熱電力が閾値まで減少した場合に、この機能している加熱素子の加熱電力を増加させる制御モジュールを備えている、電力供給ユニット、
を備えている。
本発明の第2の態様の特定の実施形態において、電力供給ユニットは、隣接している不具合のある加熱素子の加熱電力が閾値まで減少した場合に、全ての機能している加熱素子の加熱電力を増加させる制御モジュールを備えている。
本発明の第2の態様の特定の実施形態において、この装置は、第1および第2側面加熱プレートを接続している、成形本体上部の上方の上部プレートを備え、さらに第1および第2側面加熱プレートと上部プレートとによって、成形本体を収容するエンクロージャが画成される。
本発明の第2の態様の特定の実施形態において、第1および第2側面加熱プレートは、白金、白金含有合金、SiC、Si34、SiO2、MgO、およびBeOから選択された材料で作られる。
本発明の第2の態様の特定の実施形態においては、重力ベクトルに平行で底部を通る平面に対して、成形本体は対称である。
本発明の第2の態様の特定の実施形態においては、重力ベクトルに平行で底部を通る平面に対して、第1および第2側面加熱プレートは対称である。
本発明の第2の態様の特定の実施形態においては、重力ベクトルに平行で底部を通る平面に対して、加熱素子の第1および第2アレイは対称である。
本発明の第2の態様の特定の実施形態において、上部プレートは、白金、白金含有合金、SiC、Si34、SiO2、MgO、およびBeOから選択された材料で作られる。
本発明の第2の態様の特定の実施形態において、上部プレートと、第1および第2側面加熱プレートは、同じ材料で作られる。
本発明の第2の態様の特定の実施形態において、この装置は、上部プレート上方の上部プレートに近接した位置に、加熱素子の第3アレイをさらに備えている。
本発明の第2の態様の特定の実施形態においては、重力ベクトルに平行で底部を通る平面に対して、加熱素子の第3アレイは対称である。
本発明の第2の態様の特定の実施形態において、第1および第2側面加熱プレートは、SiCまたはSi34で作製され、かつ、最大で50mmの厚さを有し、特定の実施形態においては最大で40mm、特定の実施形態においては最大で30mm、特定の実施形態においては最大で20mm、特定の実施形態においては最大で10mm、特定の実施形態においては最大で5mmの厚さを有する。
本発明の第2の態様の特定の実施形態において、第1および第2アレイ内の加熱素子は直線状である。
本発明の第2の態様の特定の実施形態において、第3アレイ内の加熱素子は直線状である。
本発明の第2の態様の特定の実施形態において、加熱素子は、底部に本質的に平行である。
本発明の第2の態様の特定の実施形態において、第1および第2アレイの加熱素子内の加熱素子は、隣接する加熱素子と分離板によって分離されている。特定のさらなる具体的実施形態において、全ての加熱素子は、その隣接する加熱素子と分離板によって分離されている。
本発明の1以上の実施形態は、以下の利点の1つ以上を有している。加熱素子が故障した直後に、隣接する加熱素子の加熱電力を増加させることによって、本発明は、故障した加熱素子が調整している成形本体の表面領域で温度勾配が高くなる蓋然性を著しく減少させ、それにより、成形本体のその領域における表面亀裂の蓋然性を減少させて、プロセスの安定性とシステムの寿命を著しく向上させる。
本発明のさらなる特徴および利点は以下の詳細な説明の中で明らかにされ、ある程度は、その説明から当業者には容易に明らかになるであろうし、あるいは書かれた説明、請求項や添付の図面において説明されたように本発明を実施することにより認識されるであろう。
前述の一般的な説明および以下の詳細な説明は、単に本発明を例示したものであり、請求される本発明の本質および特性を理解するための概要または構想を提供することを意図したものであることを理解されたい。
添付の図面は、本発明をさらに理解することができるように含まれているものであり、本明細書に組み込まれ、その一部を構成する。
フュージョンダウンドロープロセスによってガラスリボンを製造するよう動作している成形本体を示す概略図 本発明の一実施の形態による、エンクロージャの内部に収容された、ガラスリボンを製造するよう動作している成形本体を示す概略図 本発明の別の実施の形態による、エンクロージャの内部に収容された、ガラスリボンを製造するよう動作している成形本体を示す概略図 本発明のさらに別の実施の形態による、エンクロージャの内部に収容された、ガラスリボンを製造するよう動作している成形本体を示す概略図 本発明のさらに別の実施の形態による、エンクロージャの内部に収容された、ガラスリボンを製造するよう動作している成形本体を示す概略図 本発明による実施形態と本発明に準じていない実施形態とにおいて、成形本体が受け得る最大応力を比較したグラフ
他に指示されていなければ、本明細書および請求項において用いられている、含有物の重量パーセント、寸法、および特定の物理的特性の値、を表している全ての数値は、全ての事例において「約」という用語により修飾されると理解されたい。また、本明細書および請求項において用いられている正確な数値は、本発明のさらなる実施形態を形成することも理解されたい。実施例において開示される数値の確度を確保する努力は行ってきた。しかしながら、任意の測定された数値は、その夫々の測定技術に見られる標準偏差によって生じる一定の誤差を本質的に含む可能性がある。本発明の説明および請求において、本書では、単数形の使用は「少なくとも1つ」を意味し、明確に反対の指示がなければ「唯一」に限定するべきではない。
フュージョン成形プロセスは、成形本体を室温からその動作温度まで加熱することから始まる。成形本体の故障の潜在的要因である成形本体上の温度プロファイルとその対応する熱応力は、本質的に複雑であるため、成形本体の下部と上部との間の温度差はできるだけ低く保つことが望ましい。さらに、成形本体材料の高温クリープによる応力緩和速度よりも応力増加速度を低くするのに十分な程度に、成形本体をゆっくりと加熱することが望ましい。すなわち、成形本体の温度の空間的および時間的制御は、成形本体の故障を防ぐために重要である。
これまで、成形本体の熱応力の主な要因は、成形本体の下部と上部の間の温度差であると考えられていた。そのため、ある加熱素子が故障した場合、この理論によれば、成形本体の両側の全ての加熱素子の加熱電力を減少させるのが望ましいはずである。
しかしながら、急速な温度変化中の応力発生体(stress riser)としての主な駆動力は、成形本体の表面とコアとの間の温度差であることが見出された。すなわち、成形本体の表面上の高引張応力を緩和するためには、この温度差を最小にすることが必要である。
本発明は、不具合のある加熱素子によって温度の乱れが生じている間、成形本体の熱応力を減少させる熱補償プロセスに関する。この考えは、故障位置以外の残りの全加熱素子の加熱電力を減少させるのに代えて、故障位置の表面を加熱するために、この故障位置に熱補償を局所的に適用するものである。こういった類の事象中の応力増加の主な駆動力は、上部から下部までの温度勾配ではなく表面からコアへの勾配であるため、これまでの理論による補償方法は効果が低く、そして時には状況を悪化させて成形本体に悪影響を与えることになる可能性もある。本発明の熱補償は、熱損失の存在する局所位置に集中してその領域に熱を加え、故障しやすい成形本体表面上の高引張応力を防ぐ。本発明は、成形本体の応力を迅速かつ効果的に減少させるのを助け、成形本体の初期加熱および/または通常操作のプロセス中に成形本体が故障するリスクを最小限に抑える。
図2は、第1側面加熱プレート203と、上部プレート205と、第2側面加熱プレート207とによって画成されたエンクロージャの内部に収容された成形本体201、第1側面加熱プレート203背後の、加熱素子209、211、213、215および217を含む加熱素子からなる第1アレイ、第2側面加熱プレート207背後の、加熱素子219、221、223、225および227を含む加熱素子からなる第2アレイ、を含むマッフルの断面を示す概略図であり、これらはさらにエンクロージャに収容されている。成形本体201は、上部202と、第1側面表面202と、この成形本体のアイソパイプの底部212で第1側面表面202と結合している第2側面表面204とを備えている。溶融ガラスが成形本体のトラフ状部分に導入され、その上部202から溢れ出し、側面表面202および204を流れ落ちて第1ガラスリボン206および第2ガラスリボン208を成形し、その夫々が成形本体の底部212で結合して単一の第3リボン210を成形する。第3リボン210を底部212の下方にさらに延伸して薄ガラスシートを成形する。
各加熱素子は使用中に、成形本体の故障を誘発し得る故障をする可能性がある。例えば、209および219の両方が故障する仮想の事例において、3つの異なる手法について分析が行われ本発明の優位性が証明された。
上述したこれまでの応力理論による第1の手法においては、209および219の故障によって成形本体の下部部分で急速な温度降下が生じ、211、213、215、217、221、223、225および227の加熱電力を減少させて成形本体の下部および上部部分間の温度差を緩和する。しかしながら上述したように、この急速な温度変化中の応力増加の主な駆動力は、加熱素子、特に209および219からの加熱電力の損失により生じる冷表面と、その表面の下にある、熱いままの成形本体のバルクとの間の温度勾配である。すなわち、この第1の手法は、成形本体の上部と底部との間の温度差変動を最小に維持しているが、成形本体の側面表面とバルクとの間の熱応力を増加させるため、成形本体の亀裂形成および故障の蓋然性を悪化させる。
第2の手法は、209および219が故障した場合に補償動作を開始しないものであり、残りの機能している全加熱素子の加熱電力は実質的に不変のまま維持される。本書における教示を考慮すると理解できるように、成形本体の楔状部分における下部部分の熱応力は、209および219からの加熱電力が突然失われることによって極めて高くなる可能性がある。
第3の手法は、本発明の一実施の形態によるものであるが、不具合のある209および219により生じる局所的な熱損失を補償するために、この不具合のある加熱素子209および219に隣接する加熱素子211および221が夫々電力を増加させるよう提案するものである。残りの加熱素子213、215、217、223、225および227の加熱電力は、場合によって、わずかに減少させてもよいし、変化させずに維持してもよいし、あるいはわずかに増加させてもよい。この手法は、成形本体の表面からコアへの熱応力を、特に楔状部分の下部において最小限に抑えるであろうものであり、従って、成形本体の亀裂形成および壊滅的故障の蓋然性を減少させる。
図6は、上述の3つの手法にしたがって処理された成形本体の、表面領域における最大応力レベルを比較したものである。この図において、601は本発明の一実施形態による第3の手法を表し、603は補償動作を開始しない第2の手法を表し、そして605は209および219の故障に応じて全ての加熱素子の加熱電力を減少させる第1の手法を表している。このグラフから、本発明が比較の手法に比べて、成形本体が受ける応力を著しく減少させることは明らかである。
加熱素子209、211、213、215、217、219、221、223、225および227は、白金製の巻線、SiCグロー・バー(glow-bars)などの材料から作られた抵抗加熱素子とすることができる。これらの加熱素子の加熱電力は、比較的大きな範囲、例えば、夫々0.5kWから500kW、特定の実施形態においては1kWから400kW、他の特定の実施形態においては1kWから300kW、特定の実施形態においては1kWから100kW、特定の実施形態においては1kWから80kW、特定の実施形態においては1kWから50kW、特定の実施形態においては1kWから40kW、特定の実施形態においては1kWから30kW、などの範囲で調節可能であることが望ましい。図2から5に示されているように、本発明のこれらの特定の実施形態において、加熱素子は成形本体の両面側に設置され、そして2つのアレイを形成する。成形本体の2つの側面が曝される熱環境は同一であることが非常に望ましいため、加熱素子の2つのアレイは、成形本体の底部を通る中心平面に対して本質的に対称的に配置されることが非常に望ましい。図2〜5では、成形本体の各側面側に5個の加熱素子が示されている。実際には、加熱素子の第1および第2アレイ夫々は、より多くの加熱素子を含んでもよいし、より少ない加熱素子を含むものでもよい。
加熱素子209、211、213、215、217、219、221、223、225および227の加熱電力は、個々に、監視され、制御され、そして調節できるものであることが望ましい。すなわち、特定の実施形態においては、電力供給ユニットが各加熱素子を通っている電流を監視し、加熱素子が機能しているかまたは不具合があるか、加熱素子の加熱電力が閾値以下であるかどうかを判定し、そして全ての加熱素子の電流および/または加熱電力を個々に制御および調節することができる。
特定の実施形態においては、加熱素子が本質的に直線状であり、かつ成形本体の底部に平行であると有利である。直線状の加熱素子をこのように水平に配置することは、側面加熱プレートの上部から下部の間で望ましい温度勾配を正確に制御し維持するために望ましい。特定の実施形態において、209、211、213、215、217、219、221、223、225および227の夫々は、単一の連続的な抵抗加熱素子を含む。他の実施形態において、209、211、213、215、217、219、221、223、225および227の夫々は、直列および/または並列に接続された1以上の抵抗部品を含んでもよい。
加熱素子は、図2〜5の実施形態に示されているように、側面加熱プレートに近接して保持される。すなわち、各加熱素子は主に、隣接する側面加熱プレートの特定領域を加熱する働きをする。例えば、加熱素子209および219は、夫々、主に第1側面加熱プレート203および第2側面加熱プレート207の下部領域を調整し、213および223は、主に側面加熱プレートの中心領域を加熱する働きをし、そして217および227は、主に側面加熱プレートの上部領域を加熱するためのものである。この区分された加熱配置によって、側面加熱プレートの上部から下部までの望ましい温度勾配を確立することが可能となる。
加熱素子は、断熱壁231、233および235により画成されるエンクロージャ内に収容することが望ましい。加熱素子の故障時には、製造中の装置全てを停止させなくても加熱素子をアセンブリ内で容易に交換できるよう、加熱素子は有利に設計される。不具合のある加熱素子が機能しているものと交換されると、全ての加熱素子の加熱体制が通常の動作モードを再開することが望ましい。
図2および4に概略的に示された実施形態において、各隣接する加熱素子の間には断熱材料が存在していない。すなわち、隣接する2つの加熱素子によって直接調整される側面加熱プレートの領域(すなわち、加熱素子の視野の範囲内の領域)は重複する。この重複は、特定の実施形態において、望ましいこともあるし、望ましくないこともある。一般的に、隣接する加熱素子を隔離すると、側面加熱プレートにおける温度勾配の制御性向上に繋がり、他の全ての条件は等しいまま保たれる。そのため、特定の実施形態においては、図3および5に示されているように、第1および第2アレイの隣接する2加熱素子間に分離壁301、303、305、307、309、311、313および315が据え付けられる。
特定の実施形態においては、成形本体の上部を望ましい温度で維持するために、成形本体を収容しているエンクロージャの上部プレートの上方に加熱素子を据え付けることが望ましい。図4および5は、加熱素子の第3アレイ401および403を備えている実施形態を示している。成形本体の上部に亘る温度は均一であることが非常に望ましいため、上部プレート205の温度は均一であることが非常に望ましい。そのため、図4および5に示されているように、上部の加熱素子401および403の間には分離壁を据え付けないと有利である。
成形本体の上部および側面表面は、加熱素子の視野に直接的には入らないことが非常に望ましい。これは、加熱素子で成形本体を直接放射加熱すると、上部の加熱素子から下部の加熱素子までの不連続な空間加熱電力分布によって、成形本体の上部および側面表面に送出される加熱電力プロファイルが望ましくないものとなり得るためである。
すなわち、側面加熱プレート203および207は、成形本体が加熱素子から直接見えるのを防ぐために据え付けられる。本質的に側面加熱プレートは、所望の加熱電力プロファイルを提供するヒートシンクとして機能する。側面加熱プレートは、例えばSiC、Si34、SiO2、MgOおよびBeO、Ptおよびその合金のような、耐火性材料で作られていることが望ましく、例えばSiC、Si34、白金およびその合金などの、高熱伝導性を有する材料がより望ましい。プレートの熱伝導性が高いほど、所望の温度勾配を達成するためにより薄いプレートが必要となる。熱伝導性が高いと、成形本体の側面表面が曝されているプレートの上部から下部までの間で、連続的な空間的温度勾配を形成することができる。最大で50mm、特定の実施形態においては最大で40mm、特定の実施形態においては最大で30mm、特定の実施形態においては最大で20mm、特定の実施形態においては最大で10mm、特定の実施形態においては最大で5mm、の厚さを有するSiCまたはSi34のプレートを側面加熱プレートとして使用すると有利であろう。
成形本体の2つの側面表面202および204が曝される熱環境は同一のものであることが非常に望ましいため、2つの側面加熱プレート203および207は、例えば成形本体の底部212を通る平面のような中心平面に対して対称的であることが非常に望ましい。すなわち、2つの側面加熱プレート203および207は、同じ材料で作ると有利であり、同じ寸法、形状、および、寸法上および幾何学的安定性を有している。
特定の実施形態において、上部プレート205は、それが加熱素子の第3アレイによって加熱されるか否かに拘らず、側面加熱プレート203および207と同じ材料で作ることが望ましい。
本発明の方法および装置を用いると、特定の実施形態において、任意の所与の時点で、成形本体の第1および第2側面表面の厚さ5cmの最上層での温度勾配を、最大で100℃、特定の実施形態においては最大で80℃、特定の実施形態においては最大で60℃、特定の実施形態においては最大で50℃、特定の実施形態においては最大で40℃、特定の実施形態においては最大で30℃、特定の実施形態においては最大で20℃、特定の実施形態においては最大で10℃の水準で維持することができる。「第1および第2側面表面の厚さ5cmの最上層での温度勾配」とは、側面表面のある領域から始まり、成形本体の側面表面に直角の方向に延在している、高さが最大5cmかつ直径1cmの、ある仮想の円筒状サンプルにおける最大温度差を意味する。加熱素子が故障した場合、この温度勾配は、最も低い表面温度(すなわち、成形本体の側面表面上に位置している、仮想の円筒状サンプルの上部円形表面の温度)と、最も高いコア温度(すなわち、成形本体のバルク内に位置している、円筒状サンプルの下部円形表面の温度)とによって表され得る。
第1および第2側面加熱プレート、および加熱素子の第1および第2アレイを使用することによって、成形本体の上部と底部との間の温度差は、DTTBを成形本体の上部と底部との間の温度差の平均値とすると、DTTB−25℃からDTTB+25℃、特定の実施形態においてはDTTB−20℃からDTTB+20℃、特定の実施形態においてはDTTB−15℃からDTTB+15℃、特定の実施形態においてはDTTB−10℃からDTTB+10℃、特定の実施形態においてはDTTB−5℃からDTTB+5℃、特定の実施形態においてはDTTB−2℃からDTTB+2℃で維持することができる。すなわち、成形本体の上部および底部の間の温度差の変動を最小限に抑えることができる。
本発明の範囲および精神から逸脱することなく、本発明の種々の改変および変形が作製可能であることは当業者には明らかであろう。すなわち、本発明の改変および変形が添付の請求項およびその同等物の範囲内であるならば、本発明はこのような改変および変形を含むと意図されている。
201 成形本体
202 第1側面表面
203 第1側面加熱プレート
204 第2側面表面
207 第2側面加熱プレート
209、211、213、215、217 加熱素子の第1アレイ
210 第3ガラスリボン
212 底部
219、221、223、225、227 加熱素子の第2アレイ

Claims (7)

  1. 上部、第1側面表面、および該第1側面表面に底部で結合している第2側面表面、を備えた成形本体を用いて、オーバーフロープロセスによりガラスシートを製造する方法であって、溶融ガラスを前記第1側面表面上に少なくとも部分的に溢れ出させて第1ガラスリボンを成形する工程、溶融ガラスを前記第2側面表面上に少なくとも部分的に溢れ出させて第2ガラスリボンを成形する工程、さらに前記第1ガラスリボンと前記第2ガラスリボンとを前記底部で融合させて第3ガラスリボンを成形する工程、を含み、
    (A)前記第1側面表面が、第1側面加熱プレートによって放射加熱され、該第1側面加熱プレートが、該第1側面加熱プレートの背後に位置付けられた、個別に監視および制御される加熱素子から成る第1アレイによって加熱されるものであり、
    (B)前記第2側面表面が、第2側面加熱プレートによって放射加熱され、該第2側面加熱プレートが、該第2側面加熱プレートの背後に位置付けられた、個別に監視および制御される加熱素子から成る第2アレイによって加熱されるものであり、さらに、
    (C)前記第1および第2アレイ内の不具合のある加熱素子の加熱電力が閾値まで減少した場合に、該不具合のある加熱素子に隣接する機能している加熱素子の加熱電力を増加させるように前記第1および第2アレイの前記加熱素子の加熱電力を制御して、前記側面表面のある部分と、前記側面表面の該部分の下のバルクとの間に望ましくない温度勾配が生じないようにすることを特徴とする方法。
  2. 任意の所与の時点で、前記第1および第2側面表面の厚さ5cmの最上層での温度勾配が、最大で100℃の水準で維持されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 前記第1および第2側面加熱プレートが、SiCまたはSi34で作製され、かつ最大で50mmの厚さを有することを特徴とする請求項1または2記載の方法。
  4. 前記加熱素子が、本質的に直線状であり、かつ前記底部に平行であることを特徴とする請求項3記載の方法。
  5. DTTBを前記成形本体の前記上部と前記底部との間の温度差の平均値としたとき、前記成形本体の前記上部と前記底部との間の温度差が、DTTB−25℃からDTTB+25℃で維持されることを特徴とする請求項1または2記載の方法。
  6. 前記第1および第2アレイの加熱素子内の加熱素子が、隣接する加熱素子と分離板によって分離されていることを特徴とする請求項1または2記載の方法。
  7. フュージョンドロープロセスによってガラスシートを製造する装置であって、
    (i)上部と、第1側面表面と、該第1側面表面に底部で結合している第2側面表面とを備えた成形本体、
    (ii)前記第1側面表面を放射加熱するのに適応した、該第1側面表面に近接している第1側面加熱プレート、
    (iii)前記第1側面加熱プレートの背後に位置付けられた加熱素子から成る第1アレイ、
    (iv)前記第2側面表面を放射加熱するのに適応した、該第2側面表面に近接している第2側面加熱プレート、
    (v)前記第2側面加熱プレートの背後に位置付けられた加熱素子から成る第2アレイ、および、
    (vi)前記第1および第2アレイの加熱素子内の加熱素子の加熱電力を監視、制御、および調節するのに適応した電力供給ユニットであって、機能している加熱素子に隣接している不具合のある加熱素子の加熱電力が閾値まで減少した場合に、該機能している加熱素子の加熱電力を増加させる制御モジュールを備えている、電力供給ユニット、
    を備えていることを特徴とする装置。
JP2010266494A 2009-11-30 2010-11-30 ガラスシート製造時の加熱を制御する方法および装置 Active JP5620797B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US26500309P 2009-11-30 2009-11-30
US61/265,003 2009-11-30

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014191005A Division JP5839630B2 (ja) 2009-11-30 2014-09-19 ガラスシート製造時の加熱を制御する方法および装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011116639A JP2011116639A (ja) 2011-06-16
JP5620797B2 true JP5620797B2 (ja) 2014-11-05

Family

ID=44067828

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010266494A Active JP5620797B2 (ja) 2009-11-30 2010-11-30 ガラスシート製造時の加熱を制御する方法および装置
JP2014191005A Active JP5839630B2 (ja) 2009-11-30 2014-09-19 ガラスシート製造時の加熱を制御する方法および装置

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014191005A Active JP5839630B2 (ja) 2009-11-30 2014-09-19 ガラスシート製造時の加熱を制御する方法および装置

Country Status (5)

Country Link
US (2) US8490432B2 (ja)
JP (2) JP5620797B2 (ja)
KR (3) KR20110060827A (ja)
CN (2) CN104986943B (ja)
TW (2) TWI525051B (ja)

Families Citing this family (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101679094A (zh) * 2007-05-18 2010-03-24 康宁股份有限公司 最大程度减少玻璃制造工艺中的夹杂物的方法和设备
JP2011195419A (ja) * 2010-03-23 2011-10-06 Nippon Electric Glass Co Ltd 薄板ガラス製造装置及びその製造方法
TWI535672B (zh) 2010-05-28 2016-06-01 康寧公司 複合隔離管
US10421681B2 (en) 2010-07-12 2019-09-24 Corning Incorporated Alumina isopipes for use with tin-containing glasses
TWI537231B (zh) 2010-07-12 2016-06-11 康寧公司 高靜態疲勞的氧化鋁隔離管
JP5976290B2 (ja) * 2011-09-30 2016-08-23 AvanStrate株式会社 ガラス板の製造方法
US8931309B2 (en) * 2012-03-27 2015-01-13 Corning Incorporated Apparatus for thermal decoupling of a forming body in a glass making process
CN102674661A (zh) * 2012-03-31 2012-09-19 彩虹显示器件股份有限公司 溢流下拉装置中玻璃板成形区域温度控制方法
US9315408B2 (en) 2012-11-16 2016-04-19 Corning Incorporated Methods and apparatuses for fabricating continuous glass ribbons
US9193617B2 (en) 2012-05-24 2015-11-24 Corning Incorporated Refractory liner structure and use in glass fusion draw
US10011512B2 (en) 2012-05-24 2018-07-03 Corning Incorporated Suspension and control system for glass laminate fusion
TW201410620A (zh) * 2012-07-26 2014-03-16 Corning Inc 耐火襯墊結構及於玻璃熔融抽拉中的使用
CN102765869B (zh) * 2012-07-30 2015-07-29 彩虹显示器件股份有限公司 一种平板玻璃制造用铂金加热装置
CN108409110A (zh) * 2013-01-31 2018-08-17 安瀚视特控股株式会社 玻璃基板的制造方法
DE102013202256B3 (de) * 2013-02-12 2014-07-17 Heraeus Quarzglas Gmbh & Co. Kg Verfahren zur Herstellung von Titan-dotiertem synthetischen Quarzglas und dessen Verwendung
US9914657B2 (en) * 2013-04-30 2018-03-13 Corning Incorporated Apparatus and method for thermal profile control in an isopipe
KR20160090324A (ko) * 2013-11-26 2016-07-29 코닝 인코포레이티드 유리 제조 장치 및 유리 리본 제조 방법
JP6457520B2 (ja) * 2013-11-30 2019-01-23 コーニング インコーポレイテッド ガラス積層体溶融のための懸架および制御システム
JP6489783B2 (ja) * 2014-09-30 2019-03-27 AvanStrate株式会社 ガラス基板の製造方法、および、ガラス基板の製造装置
JP6445141B2 (ja) * 2015-03-30 2018-12-26 AvanStrate株式会社 ガラス基板の製造方法
JP6597953B2 (ja) * 2015-04-30 2019-10-30 日本電気硝子株式会社 板ガラス製造装置及び板ガラス製造方法
CN106477858A (zh) * 2015-08-31 2017-03-08 安瀚视特控股株式会社 玻璃基板的制造方法及玻璃基板的制造装置
JP6912472B2 (ja) * 2015-11-18 2021-08-04 コーニング インコーポレイテッド ガラスリボン形成方法および装置
CN111032586A (zh) * 2017-07-21 2020-04-17 康宁公司 用于可调节的玻璃带热传送的方法与设备
EP3588221A1 (en) * 2018-06-29 2020-01-01 Saint-Gobain Glass France Method for real-time monitoring of thermal time evolution of a furnace adapted to the thermal softening of flat glass articles
DE102019120064A1 (de) * 2019-07-24 2021-01-28 Schott Ag Vorrichtung und Verfahren zur Herstellung von Glasbändern
JP2022544409A (ja) * 2019-08-12 2022-10-18 コーニング インコーポレイテッド ガラス製造装置及び方法
JP7495662B2 (ja) * 2020-07-16 2024-06-05 日本電気硝子株式会社 ガラス物品の製造方法

Family Cites Families (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1565319A (en) * 1924-02-11 1925-12-15 Libbey Owens Sheet Glass Co Forming sheet glass
US1731260A (en) * 1928-02-15 1929-10-15 Libbey Owens Glass Co Method for producing sheet glass
US3338696A (en) * 1964-05-06 1967-08-29 Corning Glass Works Sheet forming apparatus
US3506429A (en) * 1967-01-03 1970-04-14 Corning Glass Works Apparatus for improving thickness uniformity in down drawn glass sheet
BE757057A (fr) * 1969-10-06 1971-04-05 Corning Glass Works Procede et appareil de controle d'epaisseur d'une feuille de verre nouvellement etiree
US5291514A (en) * 1991-07-15 1994-03-01 International Business Machines Corporation Heater autotone control apparatus and method
JP2530060Y2 (ja) * 1991-11-27 1997-03-26 ホーヤ株式会社 ガラス板の製造装置
WO1993016343A1 (en) 1992-02-12 1993-08-19 Metallamics, Inc. Intermetallic alloys for use in the processing of steel
JP2001031434A (ja) 1999-07-19 2001-02-06 Nippon Electric Glass Co Ltd 板ガラスの成形方法および成形装置
AU2002230542A1 (en) 2000-12-01 2002-06-11 Corning Incorporated Sag control of isopipes used in making sheet glass by the fusion process
US7681414B2 (en) * 2001-08-08 2010-03-23 Corning Incorporated Overflow downdraw glass forming method and apparatus
WO2003055813A1 (en) * 2001-12-21 2003-07-10 Corning Incorporated Process for producing sheet glass by the overflow downdraw fusion process
US6804619B1 (en) * 2002-08-30 2004-10-12 Advanced Micro Devices, Inc. Process control based on tool health data
US20050145614A1 (en) * 2004-01-05 2005-07-07 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Rapid temperature compensation module for semiconductor tool
DE102004023726B4 (de) 2004-05-11 2012-06-28 Diether Böttger Verfahren und Vorrichtung zur Temperaturkontrolle bei der Glasherstellung
US20050268659A1 (en) * 2004-06-02 2005-12-08 Rhoads Randy L Defect reduction in manufacture glass sheets by fusion process
US8042361B2 (en) * 2004-07-20 2011-10-25 Corning Incorporated Overflow downdraw glass forming method and apparatus
EP1746076A1 (en) 2005-07-21 2007-01-24 Corning Incorporated Method of making a glass sheet using rapid cooling
JP2009518785A (ja) * 2005-12-11 2009-05-07 ヴィー・エー・テー・オートモーティヴ・システムス・アクチェンゲゼルシャフト 平型ヒータ
CN101012098B (zh) 2007-01-24 2010-06-16 河南安彩高科股份有限公司 玻璃成型中的温度均匀装置以及温度均匀方法
US8033137B2 (en) * 2007-02-22 2011-10-11 Corning Incorporated Process to preserve isopipe during coupling
DE102007010145A1 (de) * 2007-02-28 2008-09-11 W.E.T Automotive Systems Aktiengesellschaft Elektrischer Leiter
CN101679094A (zh) * 2007-05-18 2010-03-24 康宁股份有限公司 最大程度减少玻璃制造工艺中的夹杂物的方法和设备
CN101311412A (zh) * 2007-05-22 2008-11-26 上海奇谋能源技术开发有限公司 一种快速融化铁路道叉冰雪的方法及装置
CN100572311C (zh) 2008-05-30 2009-12-23 陕西彩虹电子玻璃有限公司 用于平板显示器玻璃基板成型的均温装置及均温方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN102180587B (zh) 2015-07-29
KR102014030B1 (ko) 2019-08-23
KR20170096612A (ko) 2017-08-24
JP5839630B2 (ja) 2016-01-06
KR20180103799A (ko) 2018-09-19
JP2015027947A (ja) 2015-02-12
TWI525051B (zh) 2016-03-11
TWI585050B (zh) 2017-06-01
CN104986943B (zh) 2018-02-06
TW201630828A (zh) 2016-09-01
TW201132602A (en) 2011-10-01
CN102180587A (zh) 2011-09-14
US20130269393A1 (en) 2013-10-17
CN104986943A (zh) 2015-10-21
JP2011116639A (ja) 2011-06-16
US8490432B2 (en) 2013-07-23
KR20110060827A (ko) 2011-06-08
US20110126587A1 (en) 2011-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5839630B2 (ja) ガラスシート製造時の加熱を制御する方法および装置
US9556053B2 (en) Method and apparatus for minimizing inclusions in a glass making process
KR101616584B1 (ko) 용융 글래스를 열적으로 조절하기 위한 방법
JP6034950B2 (ja) ガラス製造プロセスにおける成形本体の熱分離装置
CN110234610B (zh) 补偿成形体尺寸变化的方法和装置
JP5824433B2 (ja) ガラス板の製造方法、および、ガラス板の製造装置
JP5768082B2 (ja) ガラス板製造方法、および、ガラス板製造装置
KR20170003405A (ko) 유리 기판의 제조 방법
JP2017014055A (ja) ガラス板の製造方法、および、熔解槽
KR20170026250A (ko) 유리 기판의 제조 방법 및 유리 기판의 제조 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140724

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140826

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140919

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5620797

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250