JP5617360B2 - 画像形成装置、画像形成システムおよび画像形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置、画像形成システムおよび画像形成方法に関する。
近年においては、インターネット網を経由して印刷を行うインターネットプリントシステムが開発されている(例えば、特許文献1参照)。
また、近年においては、図27に示すように、複数の企業や事業所のイントラネット200,300を、インターネット網400を介して相互接続したエクストラネットも利用されつつある。図27に示すようなエクストラネットによれば、一方のイントラネット200上のサーバなどのホストコンピュータから他方のイントラネット300上のプリンタに対して印刷処理を実行することができる。
しかしながら、特許文献1に開示されているようなインターネットプリントシステムや図27に示すようなエクストラネットにおいては、インターネット品質が印刷の信頼性を左右することになる。より詳細には、エクストラネット環境においては、伝送路状態により、回線断が発生することがある。このように回線断が発生した場合には、再接続することになるが、上位ホストはプリンタへ一方通行でデータを送信しており、回線断発生時にプリンタがどこまでデータ受信を完了したかを上位ホストが知る方法が無いため、回線の再接続時に回線断時点からの印刷データの継続送信は不可能になっている。そのため、回線断発生時には印刷の継続が出来ないものとして、印刷ジョブがキャンセルされてしまい、基幹業務を行う利用者によって不便なものとなっている。
加えて、近年においては、一般的なオフィス印刷などの多用途目的な印刷環境を、基幹系用プリンタに集約する動きがある。このようにオフィス業務と基幹業務(例えば、病院や銀行などにおける請求書発行業務)との混在環境における印刷においては、断続的な基幹業務系データとオフィス業務に係る印刷データとの混在環境における優先順位や、電源断や回線断時の再接続が課題となっている。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、第1プロトコルと第2プロトコルとが混在する環境において、第1プロトコルによる印刷処理の信頼性および連続性を維持することができる画像形成装置、画像形成システムおよび画像形成方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる画像形成装置は、ネットワークに接続されたサーバ装置から、画像形成処理の中断後再開時に中断時点からの画像形成処理を可能とする一連の処理命令および画像形成データを含む第1プロトコルまたは前記第1プロトコル以外の第2プロトコルによる画像形成処理の実行単位である画像形成ジョブを受信する通信部と、前記画像形成ジョブを実行することにより、前記画像形成処理を実行する画像形成処理部と、前記第1プロトコルの画像形成ジョブによる画像形成処理が中断された後、画像形成ジョブを受信した場合に、受信した画像形成ジョブのプロトコルを判断し、前記プロトコルが前記中断された画像形成処理にかかる前記第1プロトコルの画像形成ジョブを優先して選択する優先処理部と、を備え、前記画像形成処理部は、優先して選択された前記第1プロトコルの画像形成ジョブを実行することにより、前記中断された画像形成処理を継続して実行することを特徴とする。
また、本発明にかかる画像形成システムは、サーバ装置と、前記サーバ装置とネットワークで接続された画像形成装置とを備えた画像形成システムであって、前記画像形成装置は、前記サーバ装置から、画像形成処理の中断後再開時に中断時点からの画像形成処理を可能とする一連の処理命令および画像形成データを含む第1プロトコルまたは前記第1プロトコル以外の第2プロトコルによる画像形成処理の実行単位である画像形成ジョブを受信する通信部と、前記画像形成ジョブを実行することにより、前記画像形成処理を実行する画像形成処理部と、前記第1プロトコルの画像形成ジョブによる画像形成処理が中断された後、画像形成ジョブを受信した場合に、受信した画像形成ジョブのプロトコルを判断し、前記プロトコルが前記中断された画像形成処理にかかる前記第1プロトコルの画像形成ジョブを優先して選択する優先処理部と、を備え、前記画像形成処理部は、優先して選択された前記第1プロトコルの画像形成ジョブを実行することにより、前記中断された画像形成処理を継続して実行し、前記サーバ装置は、前記画像形成処理の開始時と、前記中断されていた画像形成処理の再開時に、前記画像形成装置に前記第1プロトコルの画像形成ジョブを送信する第2通信部、を備えたことを特徴とする。
本発明にかかる画像形成方法は、画像形成装置で実行される画像形成方法であって、ネットワークに接続されたサーバ装置から、画像形成処理の中断後再開時に中断時点からの画像形成処理を可能とする一連の処理命令および画像形成データを含む第1プロトコルまたは前記第1プロトコル以外の第2プロトコルによる画像形成処理の実行単位である画像形成ジョブを受信する通信ステップと、前記画像形成ジョブを実行することにより、前記画像形成処理を実行する画像形成処理ステップと、前記第1プロトコルの画像形成ジョブによる画像形成処理が中断された後、画像形成ジョブを受信した場合に、受信した画像形成ジョブのプロトコルを判断し、前記プロトコルが前記中断された画像形成処理にかかる前記第1プロトコルの画像形成ジョブを優先して選択する優先処理ステップと、を含み、前記画像形成処理ステップは、優先して選択された前記第1プロトコルの画像形成ジョブを実行することにより、前記中断された画像形成処理を継続して実行することを特徴とする。
本発明によれば、第1プロトコルと第2プロトコルとが混在する環境において、第1プロトコルによる印刷処理の信頼性および連続性を維持することができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の一形態にかかるネットプリントシステムのシステム構築例を示す模式図である。 図2は、ネットプリントシステムのシステム構築例を示す模式図である。 図3は、サーバの構成の一例を示すブロック図である。 図4は、プリンタの構成の一例を示すブロック図である。 図5は、実施の形態1のプリンタのプリント処理にかかる機能構成を概略的に示す模式図である。 図6は、実施の形態1の印刷ジョブテーブルを示す模式図である。 図7は、順序テーブルを示す模式図である。 図8は、実施の形態1の帳票サーバのプリント処理にかかる機能構成を概略的に示す模式図である。 図9は、プリント処理の処理手順を示すシーケンス図である。 図10は、通常時の印刷処理の処理手順を示すシーケンス図である。 図11は、障害情報テーブルを示す模式図である。 図12は、実施の形態1の電源断発生時および電源再投入時におけるシステム動作を示す模式図である。 図13は、実施の形態1の電源断発生時および電源再投入時の処理手順を示すシーケンス図である。 図14は、実施の形態1の回線切断発生時および復帰時におけるシステム動作を示す模式図である。 図15は、実施の形態1の再接続タイムアウトした場合の処理手順を示すシーケンス図である。 図16は、実施の形態1の通常印刷時の処理手順を示すシーケンス図である。 図17は、優先処理の際のテーブルの内容を例示的に示す模式図である。 図18は、印刷ジョブテーブルを示す模式図である。 図19は、実施の形態2にかかるプリンタ1900の機能的構成を示すブロック図である。 図20は、実施の形態2の印刷ジョブテーブルT19の一例を示す説明図である。 図21は、実施の形態2の応答情報の一例を示す説明図である。 図22は、実施の形態2のネットプリントシステムによる印刷処理の流れを示すシーケンス図である。 図23は、実施の形態2のネットプリントシステムによる印刷処理の詳細な流れを示すシーケンス図である。 図24は、実施の形態3にかかるプリンタ2400の機能的構成を示すブロック図である。 図25は、実施の形態3のネットプリントシステムによる印刷処理の流れを示すシーケンス図である。 図26は、実施の形態3のネットプリントシステムによる印刷処理の詳細な流れを示すシーケンス図である。 図27は、従来のエクストラネットのシステム構築例を示す模式図である。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像形成装置、画像形成システムおよび画像形成方法の最良な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
実施の形態1を図1ないし図18に基づいて説明する。本実施の形態は印刷装置としてレーザプリンタやMFP(Multi Function Peripheral)を適用した例である。
図1は、本発明の実施の一形態にかかるネットプリントシステム100のシステム構築例を示す模式図である。図1に示すように、本実施の形態のネットプリントシステム100は、複数の企業や事業所のイントラネットA,B、すなわちインターネット技術をベースにした社内ネットワークであるイントラネットA,Bを、インターネット網150を介して相互接続したエクストラネットを想定する。
図1に示すように、例えば銀行本社内のイントラネットAは、各種のサーバコンピュータ(以下、サーバという)1にLAN(Local Area Network)等のネットワーク2を介してコンピュータやプリンタなどのクライアント3が複数台接続されたサーバクライアントシステムを想定する。このようなイントラネットAにおいては、インターネット網150と、WWW(World Wide Web)サーバなどの公開サーバ4を除く社内ネットワーク5との境界にファイアウォール6が設けられている。このファイアウォール6は、社内ネットワーク5とインターネット網150との間で出入りするパケットを監視し、決められたルールに従って、その通過を許可したり、阻止(廃棄)したりすることにより、社内ネットワーク5内のセキュリティを確保する。
一方、例えば銀行支店内のイントラネットBも、各種のサーバ1にLAN等のネットワーク2を介してコンピュータやプリンタなどのクライアント3が複数台接続されたサーバクライアントシステムを想定する。このようなイントラネットBにおいても、インターネット網150と、公開サーバ4を除く社内ネットワーク5との境界にファイアウォール6が設けられている。
なお、イントラネットA,Bのネットワーク接続としては、インターネット網150に限るものではなく、専用の通信回線を用いて各イントラネットA,Bを接続するようにしても良い。
また、ネットワーク2は有線通信に限るものではなく、無線通信(赤外線や電波等)であっても良い。また、光ファイバを用いたものであっても良い。
図2に示すように、上述したようなネットプリントシステム100は、例えば銀行本社のイントラネットAが備えるサーバ1の一つである帳票サーバ11は基幹系業務処理(例えば、銀行などにおける請求書発行業務処理)を主に受け持つものであり、銀行支店のイントラネットBが備えるクライアント3の一つであるプリンタ31に対しても請求書等の帳票の印刷処理をダイレクトに実行することができる。
まず、イントラネットAが備える帳票サーバ11やイントラネットBが備える印刷サーバ12であるサーバ1について説明する。図3は、サーバ1の構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、サーバ1は、このサーバ1の動作制御を行うCPU(Central Processing Unit:中央処理装置)41を備えている。このCPU41には、CPU41が起動時に実行するプログラムや必要なデータ等を記憶するためのROM(Read Only Memory)42と、CPU41のワークエリア等を構成するためのRAM(Random Access Memory)43とが内部バス56を介して接続されている。
さらに、CPU41には、キャラクタジェネレータ44、時計回路45、ネットワーク伝送制御部47、磁気ディスク装置48、CD−ROM装置49、表示制御部52および入力制御部55が、内部バス56を介して接続されており、これらの各要素間のデータのやりとりは、主としてこの内部バス56を介して行われる。
キャラクタジェネレータ44は、図形文字の表示データを発生するためのものである。時計回路45は、現在日時情報を出力するためのものである。
ネットワークインタフェース回路46は、このサーバ1をLANであるネットワーク2に接続するためのものであり、ネットワーク伝送制御部47は、ネットワーク2を介して、他のサーバ1やクライアント3との間で種々のデータをやりとりするための各種所定のプロトコルスイートの通信制御処理を実行するためのものである。例えば、ネットワークインタフェース回路46は、ネットワーク2およびインターネット網150を介して他のイントラネットが備えるクライアント3(プリンタ)を接続し、クライアント3(プリンタ)へ印刷データ等を送信したり、クライアント3(プリンタ)より印刷処理状態等を受信したりする等の動作を行う。
磁気ディスク装置48は、OS(Operating System)、OS上で走る種々のアプリケーションプログラム、ワークデータ、ファイルデータ、画情報データなどの種々のデータを記憶するためのものである。本実施の形態においては、アプリケーションプログラムとして、印刷データ送信プログラムなどが記憶されている。CD−ROM装置49は、交換可能な記録媒体であるCD−ROM50に記憶されているデータ(種々のアプリケーションプログラム、ワークデータ、ファイルデータ、画情報データなどの種々のデータ)を読み込むためのものである。なお、銀行本社のイントラネットAが備える帳票サーバ11と銀行支店のイントラネットBが備える印刷サーバ12とにおける機能の違いは、磁気ディスク装置48に記憶されているOSおよびOS上で走る種々のアプリケーションプログラムの違いによるものである。
このようなサーバ1では、ユーザが電源を投入するとCPU41がROM42内のローダーというプログラムを起動させ、磁気ディスク装置48よりOSをRAM43に読み込み、このOSを起動させる。このようなOSは、ユーザの操作に応じてアプリケーションプログラムを起動したり、情報を読み込んだり、保存を行ったりする。なお、記録媒体はCD−ROM50に限るものではなく、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、CD−RW、DVD、半導体メモリ等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体であれば良い。この場合、CD−ROM装置49を記憶媒体のデータを読み込み可能なものに変更することはいうまでもない。また、アプリケーションプログラムは、所定のOS上で動作するものに限らず、後述の各種処理の一部の実行をOSに肩代わりさせるものであってもよいし、所定のアプリケーションソフトやOSなどを構成する一群のプログラムファイルの一部として含まれているものであってもよい。
なお、一般的には、サーバ1の磁気ディスク装置48にインストールされるアプリケーションプログラムは、CD−ROM50などの記憶媒体に記録され、この記憶媒体に記録されたアプリケーションプログラムが磁気ディスク装置48にインストールされる。このため、CD−ROM50等の可搬性を有する記憶媒体も、アプリケーションプログラムを記憶する記憶媒体となり得る。さらには、アプリケーションプログラムは、例えばネットワークインタフェース回路46を介して外部から取り込まれ、磁気ディスク装置48にインストールされても良い。
CRTやLCDなどの表示装置51は、このサーバ1を操作するための画面を表示するためのものであり、表示制御部52は、表示装置51の表示内容を制御するためのものである。
キーボード装置53は、このサーバ1に対する各種の指示を種々のキー操作により行わせるためのものであり、画面指示装置54は、表示装置51の任意の点を指示する等の操作作業を行うためのもの(例えば、マウス等のポインティングデバイス)であり、入力制御部55は、キーボード装置53および画面指示装置54の入力情報を取り込む等するためのものである。
また、印刷文書情報は、このサーバ1で適宜なアプリケーションプログラムが起動され、当該アプリケーションプログラムにより作成されて磁気ディスク装置58に保存されたり、CD−ROM50に保存されているものがCD−ROM装置49により読み出されて、サーバ1に取り込まれたり、ネットワーク2およびインターネット網150を介して電子メール等で受信した情報から再構築されてサーバ1に取り込まれたりすることで、サーバ1に保存される。
ところで、本実施の形態においては、銀行本社のイントラネットAが備える帳票サーバ11と、銀行支店のイントラネットBが備える印刷サーバ12とでは、OSまたはOS上で動作する種々のアプリケーションプログラムに搭載されている印刷プロトコルが異なるものとなっている。帳票サーバ11の印刷プロトコルである第1印刷プロトコルは、上位ホストである帳票サーバ11とプリンタ31(クライアント3)との間のデータ授受を、コマンドとそれに対する応答で行う。第1印刷プロトコルとは、基幹業務系において使用され、印刷処理の中断後の再開時に中断時点からの印刷処理を可能とする一連のコマンド(処理命令)および印刷データを含むプロトコルである。このような第1印刷プロトコルの実装によって、詳細は後述するが、回線断等が発生した際にプリンタ31(クライアント3)が印刷データをどこまで受け付けたか把握できるようになっている。
一方、印刷サーバ12の印刷プロトコル(第2印刷プロトコル)は、例えばWindows(登録商標)に搭載されているような一般的な印刷プロトコルである。
次に、イントラネットBが備える印刷装置であるプリンタ31(クライアント3)について説明する。図4は、プリンタ31の構成の一例を示すブロック図である。図4に示すように、プリンタ31は、このプリンタ31の各部の制御処理および画像形成処理などの各種制御処理を行うプリンタコントローラ(マザーボード)61を備えている。このプリンタコントローラ61には、オペレーションパネル62、プリンタエンジン63および磁気ディスク装置64が接続されている。
プリンタコントローラ61は、その時設定されている制御モードおよび各イントラネットA,Bの各種サーバ1(例えば、イントラネットAの帳票サーバ11)からの制御コードに従って各イントラネットA,Bの各種サーバ1(例えば、イントラネットAの帳票サーバ11)からの印刷データを描画データに変換してプリンタエンジン63へ出力する制御機構の総称で次のようなモジュールで構成される。プリンタコントローラ61には、制御の主体となるCPU81、RAM82、このプリンタ31に固有な各種の情報を記憶するためのROM83、NV−RAM84、印刷の時に使用される数種の書体を保持しているメモリであるFont ROM85、エンジンI/F86、オペレーションパネル62を接続するパネルI/F87、磁気ディスク装置64を接続するディスクI/F88、ネットワークI/F89などで構成されている。
RAM82は、CPU81のワーク領域、各イントラネットA,Bの各種サーバ1からのデータ受信バッファ、また処理後のイメージ展開領域に使用される。
エンジンI/F86は、プリンタコントローラ61とプリンタエンジン63への制御信号とプリンタエンジン63からプリンタコントローラ61へのステータス信号を送受信するI/Fである。
ネットワークI/F89は、ネットワーク2を介して各イントラネットA,Bの各種サーバ1(例えば、イントラネットAの帳票サーバ11)からプリンタ31への制御信号およびデータとプリンタ31からのステータス信号を送受信するためのものである。
また、ネットワークI/F89は、前述した第1印刷プロトコル用の第1印刷プロトコルに対応付けられたポート番号で特定される第1印刷プロトコルポートと、例えばWindows(登録商標)に搭載されているような一般的な印刷プロトコル(第2印刷プロトコル)用の第2印刷プロトコルに対応付けられたポート番号で特定される第2印刷プロトコルポートと、を有している。
NV−RAM84は、電源のON/OFFに関わらずデータを保持できる不揮発性メモリである。この特性を活かして、本実施の形態においては、NV−RAM84は、後述する印刷ジョブテーブルT1および後述する順序テーブルT2を格納している。
オペレーションパネル62は、プリンタ31のステータス表示およびモード、印刷条件を変更することができるスイッチ部である。
プリンタエンジン63は、電子写真プロセス方式により画像を形成して記録用紙に記録出力するためのものである。より詳細には、プリンタコントローラ61からの描画データと制御情報に基づいて、感光体上に静電作像し給紙部より転写紙を給紙して画像を形成する。
磁気ディスク装置64は、種々の印刷文書情報を格納したり、それ以外の適宜な情報ファイル等を保存したりするためのものである。加えて、磁気ディスク装置64には、OS(Operating System)、OS上で走る種々のアプリケーションプログラムが記憶されている。本実施の形態においては、アプリケーションプログラムとして、印刷処理プログラムなどが記憶されている。
このような構成のプリンタ31は、サーバ1などと同様に、ユーザが電源を投入すると磁気ディスク装置64よりOSをRAM82に読み込み、このOSを起動させる。このようにして起動したOSは、ユーザの操作に応じてアプリケーションプログラムを起動したり、情報を読み込んだり、保存を行ったりする。また、アプリケーションプログラムは、所定のOS上で動作するものに限らず、後述の各種処理の一部の実行をOSに肩代わりさせるものであってもよいし、所定のアプリケーションプログラムやOSなどを構成する一群のプログラムファイルの一部として含まれているものであってもよい。
なお、一般的には、プリンタ31の磁気ディスク装置64にインストールされるアプリケーションプログラムは、CD−ROM(図示せず)などの記憶媒体に記録され、この記憶媒体に記録されたアプリケーションプログラムが磁気ディスク装置64にインストールされる。このため、CD−ROM等の可搬性を有する記憶媒体も、アプリケーションプログラムを記憶する記憶媒体となり得る。さらには、アプリケーションプログラムは、例えばネットワークI/F89を介して外部から取り込まれ、磁気ディスク装置64にインストールされても良い。
なお、本実施の形態のプリンタ31は、磁気ディスク装置64を備えるものとしたが、これに限るものではなく、半導体メモリ等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体にアプリケーションプログラムやOSなどを格納するようにしても良い。
次に、本実施の形態のプリンタ31の印刷処理にかかる機能的構成について説明する。図5は、実施の形態1にかかるプリンタ31の機能的構成を示すブロック図である。プリンタ31は、アプリケーションプログラムとして、印刷処理プログラムを磁気ディスク装置64に記憶している。すなわち、プリンタ31は、OS上で動作する印刷処理プログラムが起動すると、この印刷処理プログラムに従い、CPU81が各部を制御してプリント処理の一部となる印刷処理を実行する。
図5に示すように、プリンタ31は、印刷データ数保持部101と、印刷ジョブテーブルT1と、順序テーブルT2と、優先処理部102と、印刷処理部103と、通信部104と、タイマー105とを主に備えている。印刷データ数保持部101は、詳細は後述するが、帳票サーバ11から送信された印刷データの数を、受信完了時に受信印刷データ数として不揮発性の記憶装置であるNV−RAM84に記憶される。また、印刷ジョブテーブルT1、順序テーブルT2もNV−RAM84に記憶される。
通信部104は、帳票サーバ11、印刷サーバ12との間で各種データの送受信を制御する。本実施の形態では、通信部104は、帳票サーバ11から、第1印刷プロトコルまたは第2印刷プロトコルによる印刷処理の実行単位である印刷ジョブを受信する。
また、通信部104は、中断されていた第1印刷プロトコルの印刷ジョブにかかる印刷処理を再開する際に、受信印刷データ数を帳票サーバ11に送信し、帳票サーバ11から受信印刷データ数に基づく中断後の印刷データを含む第1印刷プロトコルの印刷ジョブを受信する。
本実施の形態では、第1印刷プロトコル、第2印刷プロトコルごとに異なるポート番号のポートを割り当てている。そして、通信部104は、受信した印刷ジョブが、第1印刷プロトコルの印刷ジョブか、第2印刷プロトコルの印刷ジョブかを、印刷ジョブを受信したポートのポート番号によって識別している。さらに、通信部104は、受信した印刷ジョブのジョブIDを生成し、ジョブIDを、印刷ジョブのプロトコルに応じて印刷ジョブテーブルT1に登録する。ここで、ジョブIDは、プリンタ31の通信部104が生成しているが、これに限定されるものではなく、印刷ジョブを送信するサーバ11,12側で生成して、印刷ジョブに含めてプリンタ31に送信するように構成してもよい。
印刷ジョブテーブルT1は、ポート番号(ポート種別)と、帳票サーバ11、印刷サーバ12から受信した印刷ジョブを一意に識別するためのジョブIDとを対応づけたテーブルである。図6は、印刷ジョブテーブルT1の一例を示す説明図である。図6に示すように、本実施の形態の例では、ポート番号「1100」を第1印刷プロトコルのポートとして割り当て、ポート番号「1010」を第2印刷プロトコルのポートとして割り当ている。そして、通信部104は、それぞれのポートから受信した印刷ジョブのジョブIDを各プロトコルに応じたポート番号と対応づけられて登録している。
順序テーブルT2は、印刷ジョブテーブルT1にエントリーされている各印刷ジョブの印刷順序が設定されたテーブルである。図7は、順序テーブルT2の一例を示す説明図である。
タイマー105は、第1印刷プロトコルの印刷ジョブによる印刷処理が中断された後、再開可能となった時点からの時間の経過を計時する。
優先処理部102は、印刷ジョブの送受信の中断後に当該送受信が再接続された場合に、帳票サーバ11からの要求に応じてNV−RAM84に保持されている受信印刷データ数を応答して、中断時点から連続する印刷データを帳票サーバ11から受信可能にする第1印刷プロトコルの印刷ジョブの処理を、第1印刷プロトコル以外のプロトコルの印刷ジョブの処理に優先して選択する。
より具体的には、優先処理部102は、第1印刷プロトコルの印刷ジョブによる印刷処理が中断され、その後の再開可能となった時点からタイマー105で計時された一定期間内に、中断された印刷処理にかかる第1印刷プロトコルの印刷ジョブと、第2印刷プロトコルの印刷ジョブとを通信部104が受信した場合に、第2印刷プロトコルの印刷ジョブの処理命令(コマンド)を受け付ける一方、第2印刷プロトコルの印刷ジョブの印刷データは受け付けない。すなわち、第2印刷プロトコルの印刷ジョブのジョブIDを通信部104により印刷ジョブテーブルT1に登録させるが、第2印刷プロトコルの印刷ジョブの印刷データの送信指示を送出しない。また、優先処理部102は、順序テーブルT2に第2印刷プロトコルの印刷ジョブのジョブIDの順序を、第1印刷プロトコルの印刷ジョブのジョブIDよりも高い値(優先順位の低い値)で登録する。
一方、優先処理部102は、中断されている第1印刷プロトコルの印刷ジョブについては、処理命令と印刷データの双方を受け付ける。すなわち、優先処理部102は、中断された第1印刷プロトコルの印刷ジョブのジョブIDを通信部104により印刷ジョブテーブルT1に登録させるとともに、上記第1印刷プロトコルの印刷ジョブの印刷データの送信指示を帳票サーバ11に送出して印刷データを受信し印刷処理部103による印刷処理を継続させる。また、優先処理部102は、順序テーブルT2に第1印刷プロトコルの印刷ジョブのジョブIDの順序を、第2印刷プロトコルの印刷ジョブのジョブIDよりも低い値(優先順位の高い値)で登録する。なお、優先処理部102は、このような処理を、第2印刷プロトコルの印刷ジョブが処理待ち状態の場合でも実行し、中断していた第1印刷プロトコルの印刷ジョブの方を優先して選択する。
なお、本実施の形態では、優先処理部102は、第1印刷プロトコルの印刷ジョブの処理命令と印刷データとをともに受付け、第2印刷プロトコルの印刷ジョブを受け付けるが印刷データを受け付けないことにより、第1印刷プロトコルの印刷ジョブを優先して選択しているが、優先の手法はこれに限定されるものではない。例えば、優先処理部102を、第2印刷プロトコルの印刷ジョブを受信した際に、第2印刷プロトコルの印刷ジョブのジョブIDを印刷ジョブテーブルT1へ登録しないことや、さらに受け付けない旨を印刷サーバ12に送信することにより、第1印刷プロトコルの印刷ジョブを優先して選択するように構成してもよい。
印刷処理部103は、第1印刷プロトコルの印刷ジョブおよび第2印刷プロトコルの印刷ジョブを実行することにより、すなわち印刷ジョブ中のコマンドを実行することにより、印刷ジョブに含まれる印刷データの印刷処理を実行する。本実施の形態では、印刷処理部103は、優先処理部102で優先して選択された第1印刷プロトコルの印刷ジョブを実行する。
次に、帳票サーバ11の詳細について説明する。帳票サーバ11は、アプリケーションプログラムとして、帳票データ送信プログラムを磁気ディスク装置48に記憶している。すなわち、帳票サーバ11は、OS上で動作する帳票データ送信プログラムが起動すると、この帳票データ送信プログラムに従い、CPU41が各部を制御してプリント処理の一部となる印刷データ送信処理を実行する。
図8は、帳票サーバ11の機能的構成を示すブロック図である。図8に示すように、帳票サーバ11は、通信部111と、印刷データ量算出部112とを主に備えている。
印刷データ量算出部112は、プリンタ31から、中断前の第1印刷プロトコルによる印刷処理で受信した印刷データの受信印刷データ数を受信し、受信した受信印刷データ数と第1印刷プロトコルで規定された1送信データサイズから継続して印刷する印刷データ量を算出する。
通信部111は、プリンタ31との間で各種データの送受信を制御する。本実施の形態では、通信部111は、印刷処理を開始する際に、プリンタ31に第1印刷プロトコルの印刷ジョブを送信する。また、通信部111は、プリンタ31で印刷処理が中断した場合で、印刷ジョブの送受信の中断後に当該送受信が再接続された場合に、プリンタ31のNV−RAM84に保持されている受信が完了した印刷データの数である受信印刷データ数をプリンタ31に要求する。そして、通信部111は、プリンタ31からの応答を待つ第1印刷プロトコルに従うことで、印刷対象の全データから印刷データ量算出部112で算出された印刷データ量に相当する量を差し引いた分の印刷データを含む前記第1プロトコルの印刷ジョブをプリンタ31に送信する。
次に、帳票サーバ11のCPU41およびプリンタ31のCPU81が実行する各種の演算処理のうち、本実施の形態のネットプリントシステム100が発揮する特徴的な処理であるプリント処理について以下に説明する。
ネットプリントシステム100においては、例えば銀行本社のイントラネットAが備えるサーバ1の一つである帳票サーバ11から銀行支店のイントラネットBが備えるクライアント3の一つであるプリンタ31に帳票データが入力されると、イントラネットAのプリンタ31側で、入力された帳票データについての描画データがプリンタコントローラ61の制御情報に基づいて生成され、生成された描画データがプリンタコントローラ61からプリンタエンジン63に渡され、プリンタスタート命令がかかり印刷が開始されることになる。
次いで、本実施の形態のプリント処理の主要な処理について、図9を参照してシーン毎に具体的に説明する。
まず、プリント処理においては、帳票サーバ11およびネットワーク接続されたプリンタ31との間でセッションを成立した後、装置獲得処理が実行される。
(1)プリンタ31は、帳票サーバ11から「装置獲得」コマンドを受信すると、プリンタの占有処理を行う。プリンタ31は、帳票サーバ11へ「装置獲得応答」コマンドを送信する。装置獲得応答には、プリンタのIPアドレスが含まれている。なお、プリンタ31から帳票サーバ11側への情報送信は、インターネット網150およびファイアウォール6を介して行うため、ルール付けによりその通過を許可するか、メールに添付するなどにより行うものとする。以下におけるプリンタ31から帳票サーバ11側への情報送信についても同様である。
帳票サーバ11側では、プリンタ31のプリンタ情報をログとして管理する。
(2)プリンタ31は、帳票サーバ11から「ジョブ開始」コマンドを受信すると、ジョブ開始処理を行うとともに、帳票サーバ11へ「ジョブ開始応答」コマンドを送信する。この時、プリンタ31は取得したジョブIDを印刷ジョブテーブルT1に追加する。
以上のようにネットプリント処理における装置獲得処理が終了すると、印刷処理が実行される。
次に、通常時の印刷処理の処理手順について、図10に示すシーケンス図を参照して説明する。
(11)プリンタ31は、帳票サーバ11から「データ送信」コマンドを受信するとともに、帳票サーバ11へ「データ送信応答」コマンドを送信した後、印刷データ処理を行う。
(12)プリンタ31は、帳票サーバ11から「状態監視」コマンドを受信すると、帳票サーバ11へ「状態監視応答」コマンドを送信する。
プリンタ31は、ジョブID毎の印刷完了ページ数を含むページ情報を、応答情報の一部として生成する。
加えて、本実施の形態においては、応答情報の一部として障害情報も生成する。ここで、障害とは、オペレータ操作が必要な印刷不可状態(紙なし、紙ジャム、トナーエンド、その他障害)がプリンタに発生した状態をいう。図11に示すように、プリンタ31は、エラーとなったジョブID毎に、障害内容にかかるエラーコードを含む障害情報を、応答情報の一部として生成する。
上述したように、プリンタ31は、帳票サーバ11に応答情報とともに「状態監視応答」コマンドを送信する。プリンタ31側において、オペレータ操作が必要な印刷不可状態(紙なし、紙ジャム、トナーエンド、その他障害)が発生しない場合は、ここで印刷処理が完了する。
一方、プリンタ31からの「状態監視応答」コマンドを受信した帳票サーバ11側では、プリンタ31における印刷結果の応答情報を受け取ることになる。状態監視応答には印刷状態が含まれ、それによって帳票サーバ11はプリンタ31における印刷完了ページ数と印刷完了を検知できる。帳票サーバ11側では、プリンタ31における印刷結果の応答情報をログとして管理する。
以上のようにネットプリント処理における印刷処理が終了すると、図9に示すような装置解放処理が実行される。
(3)プリンタ31は、帳票サーバ11から「ジョブ終了」コマンドを受信すると、ジョブ終了処理を行うとともに、帳票サーバ11に「ジョブ終了応答」コマンドを送信する。
(4)プリンタ31は、帳票サーバ11から「装置解放」コマンドを受信すると、プリンタの解放処理を行うとともに、帳票サーバ11に「装置解放応答」コマンドを送信する。
次に、回線断発生時の印刷処理について説明する。
従来、上位ホスト(帳票サーバ11)はプリンタ31へ一方通行でデータを送信しており、回線断が発生した時にプリンタ31がどこまでデータ受信を完了したかを上位ホスト(帳票サーバ11)が知る方法が無かった。そのため、回線の再接続時においては、通信断時点からの印刷データの継続送信は不可能であり、回線断発生時には印刷の継続が出来ないものとして、印刷ジョブがキャンセルされていた。
本実施の形態のネットプリントシステム100は、前述したように、上位ホスト(帳票サーバ11)とプリンタ31の間のやり取りを、コマンドとそれに対する応答で行うプロトコル(第1印刷プロトコル)を実装したことによって、回線断が発生した際にプリンタ31が印刷データをどこまで受け付けたか把握できるようになっている。概略的には、プリンタ31は上位ホスト(帳票サーバ11)から送信された受信印刷データ数を、受信完了時に受信印刷データ数として随時保存する。回線断後に再接続が行われた場合、上位ホスト(帳票サーバ11)の要求に応じて、プリンタ31が受信印刷データ数を応答することで、上位ホスト(帳票サーバ11)から印刷データの継続送信を可能とする。
ところで、本実施の形態のようなエクストラネット環境においては、インターネット品質が印刷の信頼性を左右することになる。より詳細には、エクストラネット環境においては、伝送路状態により、回線断が発生することがある。このような回線断や電源断による回線断が発生した場合には、上位ホスト(帳票サーバ11)が再接続することになる。ところが、電源断(回線断)後にサーバが再接続するが、その前に、帳票サーバ11のプロトコルにおける装置獲得でBusyになる処理があると、再装置獲得の間に他の通信(例えば、Windows(登録商標)の印刷処理)が割り込んでしまい、出力が混在してしまうことにより、帳票サーバ11からの印刷処理が遅延することがある。そこで、本実施の形態のネットプリントシステム100においては、複数のプロトコルが混在する場合において、プリンタ31と帳票サーバ11との間におけるプロトコル(第1印刷プロトコル)のジョブを優先させるようにしたものである。この点について以下に例を挙げて説明する。
(1)電源断発生後の復帰時における動作(第1印刷プロトコルの印刷ジョブ中断)
図12は電源断発生時および電源再投入時におけるシステム動作を示す模式図、図13は電源断発生時および電源再投入時の処理手順を示すシーケンス図である。図12に示すように、帳票サーバ11からの印刷処理中にプリンタ31において電源断が発生して、第1印刷プロトコルの印刷ジョブが中断された場合、プリンタ31は、プリンタ31の再起動から一定時間は第1印刷プロトコルの印刷ジョブを優先し、印刷サーバ12からのその他の印刷ジョブ(Windows(登録商標)からの印刷ジョブ)は受け付けを行うが、実行をブロックする。
より詳細には、このように電源断が発生した場合、プリンタ31は、図13に示すように、電源再投入時に再接続待ちタイマーを起動し、上位ホスト(帳票サーバ11)からの再接続待ちを行う。なお、再接続待ちをタイマーで限定するのは、複数のプロトコルが混在する場合において、プリンタ31と帳票サーバ11との間におけるプロトコル(第1印刷プロトコル)の印刷ジョブを優先させる為である。なお、プリンタ31の電源断発生時に第1印刷プロトコルの印刷ジョブが実行中で無い場合は、プリンタ31の再起動時の第1印刷プロトコルの印刷ジョブ待ちは行わない。
図13に示すように、再接続待ち時間内に回線が再接続されると、上位ホスト(帳票サーバ11)はプリンタ31に電源断時のジョブ状態確認の問い合わせを行う。プリンタ31は、ジョブ継続に必要な情報として、受信印刷データ数を応答する。上位ホスト(帳票サーバ11)は受信印刷データ数とプロトコルで規定された1送信データサイズから、プリンタ31が受信済みの印刷データ量を算出し、続きのデータから送信を再開する事で印刷を継続出来る。プリンタ31の印刷ジョブは電源断時にキャンセルされずにデータ受信待ちで保持されており、上位ホスト(帳票サーバ11)から送信された印刷データの処理が引き続き可能である。
なお、第1印刷プロトコルの印刷ジョブの中断中であって、再接続待ち時間中に、第1印刷プロトコル以外の印刷ジョブ(Windows(登録商標)からの印刷ジョブ)を受け付けた場合には、印刷ジョブテーブルT1に印刷ジョブ(処理命令)のみを受け付け、印刷ジョブ(印刷データ)は受け付けない。すなわち、プリンタ31は、印刷サーバ12に対してデータ送信の指示を出さない状態になっている。印刷サーバ12は、第1印刷プロトコルの印刷ジョブの終了後、プリンタ31からの指示に応じて、印刷ジョブ(印刷データ)を送信する。なお、第1印刷プロトコルの印刷ジョブの終了は、ジョブに付加されているジョブエンドマークを検出すれば良い。
(2)回線切断発生後の復帰時における動作(第1印刷プロトコルの印刷ジョブ中断)
図14は回線切断発生時および復帰時におけるシステム動作を示す模式図、図15は再接続タイムアウトした場合の処理手順を示すシーケンス図である。図14に示すように、帳票サーバ11からプリンタ31に対する印刷処理中に帳票サーバ11において回線断が発生して、第1印刷プロトコルの印刷ジョブが中断された場合、プリンタ31は、帳票サーバ11との回線切断後一定時間は第1印刷プロトコルの印刷ジョブを優先し、その他のジョブ(Windows(登録商標)からの印刷ジョブ)は受け付けを行うが、実行をブロックする。
より詳細には、このように回線断が発生した場合、プリンタ31は、図15に示すように、プリンタ31は、再接続待ちタイマーを起動し、上位ホスト(帳票サーバ11)からの再接続待ちを行う。なお、再接続待ちをタイマーで限定するのは、複数のプロトコルが混在する場合において、プリンタ31と帳票サーバ11との間における通信プロトコル(第1印刷プロトコル)を優先させる為である。
図15に示すように、再接続待ち時間内に回線が再接続されると、上位ホスト(帳票サーバ11)はプリンタ31に回線断時のジョブ状態確認の問い合わせを行う。プリンタ31は、ジョブ継続に必要な情報として、受信印刷データ数を応答する。上位ホスト(帳票サーバ11)は受信印刷データ数とプロトコルで規定された1送信データサイズから、プリンタ31が受信済みの印刷データ量を算出し、続きのデータから送信を再開する事で印刷を継続出来る。プリンタ31の印刷ジョブは回線断時にキャンセルされずにデータ受信待ちで保持されており、上位ホスト(帳票サーバ11)から送信された印刷データの処理が引き続き可能である。
なお、第1印刷プロトコルの印刷ジョブの中断中であって、再接続待ち時間中に、第1印刷プロトコル以外の印刷ジョブ(Windows(登録商標)からの印刷ジョブ)を受け付けた場合には、印刷ジョブテーブルT1に印刷ジョブ(処理命令)のみを受け付け、印刷ジョブ(印刷データ)は受け付けない。すなわち、プリンタ31は、印刷サーバ12に対してデータ送信の指示を出さない状態になっている。印刷サーバ12は、第1印刷プロトコルの印刷ジョブの終了後、プリンタ31からの指示に応じて、印刷ジョブ(印刷データ)を送信する。なお、第1印刷プロトコルの印刷ジョブの終了は、ジョブに付加されているジョブエンドマークを検出すれば良い。
(3)通常印刷時における動作(第1印刷プロトコルの印刷ジョブ優先)
図16に示すように、プリンタ31は、通常印刷時において、第1印刷プロトコルの印刷ジョブはその他の印刷ジョブ(Windows(登録商標)からの印刷ジョブ)より優先度が高いものとして処理をする。ただし、ジョブ中の割り込みを行うのではなく、実行中のジョブが完了した時にその他の印刷ジョブ(Windows(登録商標)からの印刷ジョブ)が有っても、第1印刷プロトコルの印刷ジョブを優先して実行する。図16に示す例は、印刷ジョブ2(Windows(登録商標)からの印刷ジョブ)まで受付済みで、印刷ジョブ1(Windows(登録商標)からの印刷ジョブ)を実行中に第1印刷プロトコルの印刷ジョブを受け付けた例である。この場合、印刷ジョブ1が終了してから第1印刷プロトコルの印刷ジョブを優先して実行し、その後、印刷ジョブ2が実行される。
すなわち、第1印刷プロトコルの印刷ジョブ以外の第2印刷プロトコルの印刷ジョブ(Windows(登録商標)からの印刷ジョブ)が連続して送られている最中に、第1印刷プロトコルポートからの第1印刷プロトコルの印刷ジョブの通信が有った場合、図17に示すように、第1印刷プロトコルの印刷ジョブを印刷中の第2印刷プロトコルの印刷ジョブ(Windows(登録商標)からの印刷ジョブ)の次に割り込ませる。
なお、印刷ジョブテーブルT1が連続して送られている第2印刷プロトコルの印刷ジョブ(Windows(登録商標)からの印刷ジョブ)により埋められてしまい、上述のように第1印刷プロトコルの印刷ジョブを優先して実行することができない場合も想定できる。そこで、図18に示すように、第1印刷プロトコルの印刷ジョブのみを受け付ける専用受付キューを印刷ジョブテーブルT1に用意するようにしても良い。これにより、第2印刷プロトコルの印刷ジョブ(Windows(登録商標)からの印刷ジョブ)が連続して送られている場合であっても、第1印刷プロトコルの印刷ジョブを受け付けることができるので、印刷ジョブテーブルT1のフルエントリに起因する第1印刷プロトコルの印刷ジョブを優先して実行することができない場合を回避することができる。
このように本実施の形態によれば、ホスト装置と印刷装置との間における第1印刷プロトコルの印刷ジョブの送受信の中断後に当該送受信が再接続された場合に、ホスト装置の要求に応じて印刷装置が不揮発性の記憶装置に保持されている受信印刷データ数を応答することで、ホスト装置から印刷データの継続送信を可能とするとともに、第1印刷プロトコルの印刷ジョブの処理を第1印刷プロトコル以外のプロトコルの印刷ジョブの処理に優先するようにしたことにより、基幹業務系の印刷環境用プロトコル(第1印刷プロトコル)と一般オフィス業務系の印刷環境用プロトコル(第1印刷プロトコル以外のプロトコル)の混在環境において、基幹業務系の印刷環境下における電源断や回線断時の第1印刷プロトコルの印刷ジョブの継続処理と、基幹業務系の第1印刷プロトコルの印刷ジョブの優先接続とを実現することで、第1印刷プロトコルの印刷データを一揃えで優先して出力することができる。このため、本実施の形態では、基幹業務系の第1印刷プロトコルによる印刷が中断して、中断後の再開の際に、他のプロトコルによる印刷処理を割り込まれずに、第1印刷プロトコルによる印刷を継続することができ、基幹業務系の印刷処理の信頼性および連続性を維持することができる。
(実施の形態2)
実施の形態1にかかるネットプリントシステムでは、プリンタ31において第1印刷プロトコルの印刷ジョブによる印刷処理が中断し、再開可能となった後、第2印刷プロトコルの印刷ジョブを受信した場合でも、中断されている第1印刷プロトコルの印刷ジョブを優先して印刷処理を継続するものであった。この実施の形態2にかかるネットプリントシステムでは、これに加えてさらに、中断後の再開可能となった場合において、第1印刷プロトコルの印刷ジョブを受信した場合に、この印刷ジョブが中断されている印刷処理にかかる印刷ジョブを送信した帳票サーバから送信されたものであるか否かを判断することにより、印刷ジョブの継続のなりすましを防止するものである。
図19は、実施の形態2にかかるプリンタ1900の機能的構成を示すブロック図である。実施の形態2のプリンタ1900のハードウェア構成、帳票サーバ11のハードウェア構成および機能的構成、印刷サーバ12の構成は実施の形態1と同様である。
実施の形態2にかかるプリンタ1900は、図19に示すように、印刷データ数保持部101と、印刷ジョブテーブルT19と、順序テーブルT2と、優先処理部1902と、ジョブ登録部1903と、ジョブ判断部1901と、印刷処理部103と、通信部104と、タイマー105とを主に備えている。ここで、印刷データ数保持部101、順序テーブルT2、印刷処理部103、通信部104、タイマー105の機能および構成は実施の形態1のプリンタ31と同様である。
印刷ジョブテーブルT19は、ポート番号と、帳票サーバ11、印刷サーバ12から受信した印刷ジョブのジョブIDと、帳票サーバ11または印刷サーバ12の各サーバを一意に識別するためのサーバIDとを対応づけたテーブルである。図20は、実施の形態2の印刷ジョブテーブルT19の一例を示す説明図である。図20に示すように、本実施の形態の例では、実施の形態1と同様に、ポート番号「1100」を第1印刷プロトコルのポートとして割り当て、ポート番号「1010」を第2印刷プロトコルのポートとして割り当て、受信した印刷ジョブを送信したサーバのサーバIDが登録されている。
図21は、応答情報の一例を示す説明図である。図21に示すように、応答情報には、実施の形態1で説明した内容に加えてサーバIDが登録される。
図19に戻り、ジョブ登録部1903は、通信部104が第1印刷プロトコル、第2印刷プロトコルの印刷ジョブを受信した場合に、印刷ジョブを送信したサーバ11,12のサーバIDと、受信した印刷ジョブのジョブIDと、受信したポートのポート番号とを対応づけて印刷ジョブテーブルT19に登録する。ここで、サーバIDは、サーバ11,12側で印刷ジョブに含めるように構成する他、ジョブ登録部1903でサーバ11,12のIPアドレスから生成したり、IPアドレスそのものを用いるように構成すればよい。
ジョブ判断部1901は、第1印刷プロトコルの印刷ジョブによる印刷処理が中断された後、中断された印刷処理を継続させるために、中断された印刷ジョブのジョブIDが指定された第1印刷プロトコルの印刷ジョブを受信した場合に、受信した印刷ジョブを送信した帳票サーバ11のサーバIDと、印刷ジョブテーブルT19において指定されたジョブIDに対応するサーバIDとが一致するか否かを判断する。これにより、ジョブ判断部1901は、受信した複数の印刷ジョブが、中断された印刷処理にかかる第1印刷プロトコルの印刷ジョブであるか否かを判断する。
優先処理部1902は、実施の形態1と同様に、第2印刷プロトコルの印刷ジョブよりも第1印刷プロトコルの印刷ジョブを優先して選択する。また、優先処理部102は、受信した印刷ジョブを送信した帳票サーバ11のサーバIDと、印刷ジョブで指定されたジョブIDに対応するサーバIDとが一致する場合に、受信した印刷ジョブを、中断された印刷処理にかかる第1印刷プロトコルの印刷ジョブとして優先して選択する。また、優先処理部1902は、受信した印刷ジョブを送信した帳票サーバ11のサーバIDと、指定されたジョブIDに対応するサーバIDとが一致しない場合に、受信した印刷ジョブを優先して選択しない。
次に、以上のように構成された本実施の形態のネットプリントシステムにおける印刷処理について説明する。図22は、実施の形態2のネットプリントシステムによる印刷処理の流れを示すシーケンス図である。図23は、実施の形態2のネットプリントシステムによる印刷処理の詳細な流れを示すシーケンス図である。図22、23では、印刷処理がプリンタ1900の電源断により中断し、その後、プリンタ1900の電源投入を行って印刷処理が再開される場合の例を示している。
帳票サーバ11aから第1印刷プロトコルの印刷ジョブがプリンタ1900に送信される(ステップS2201、S2301)。この場合には、プリンタ1900では、ジョブ登録部1903が第1印刷プロトコルの印刷ジョブのジョブID、サーバIDを、ポート番号と対応づけて印刷ジョブテーブルT19に登録する。
そして、プリンタ1900の印刷処理部103が印刷ジョブの実行を開始し(ステップS2302)、帳票サーバ11aから印刷データを受信して(ステップS2203)、印刷処理が実行される。
印刷処理の途中でプリンタ1900が電源断となり印刷処理が中断されたものとする。その後、プリンタ1900が電源投入されると、プリンタ1900はタイマー105を起動する(ステップS2304)。そしてタイムアウトとなるまでに、印刷サーバ12から第2印刷プロトコルの印刷ジョブが送信された場合には(ステップS2202)、実施の形態1と同様に、プリンタ1900の優先処理部1902は、この第2印刷プロトコルの印刷ジョブの処理命令のみ受け付けて、印刷データは受け付けない。
また、タイムアウトとなるまでに、中断された印刷ジョブを送信した帳票サーバ11aとは異なるサーバ11bから第1印刷プロトコルのジョブ継続を示す印刷ジョブがプリンタ1900に送信されたとする(ステップS2203、S2305)。この印刷ジョブの送信では、印刷ジョブの継続要求、すなわち中断された印刷処理を再開させるため、中断された印刷ジョブのジョブIDが指定されているものとする。この場合、プリンタ1900では、ジョブ判断部1901がジョブ判断を行う(ステップS2204、S2306)。
具体的には、ジョブ判断部1901は、印刷ジョブを送信したサーバ11bのサーバIDと、印刷ジョブで指定されたジョブIDに印刷ジョブテーブルT19において対応するサーバIDとを比較することにより、印刷ジョブを送信したサーバ11bが中断された印刷ジョブを送信した帳票サーバ11aと一致するか否かを判断する。この例では、両サーバIDは一致しないため、サーバ11bからの印刷ジョブは帳票サーバ11aになりすましによるものであると判断し、印刷ジョブの継続要求を拒否する。
その後、帳票サーバ11aから、第1印刷プロトコルの印刷ジョブがプリンタ1900に送信されたとする(ステップS2205、S2307)。この印刷ジョブの送信でも、中断された印刷ジョブのジョブIDが指定されている。この場合、プリンタ1900では、ジョブ判断部1901がステップS2204と同様のジョブ判断を行う(ステップS2206、S2308)。
この例では、両サーバIDは一致するため、帳票サーバ11aからの印刷ジョブは受け付けられる。この場合、プリンタ1900は、帳票サーバ11aとの間でジョブ状態の確認を行い(ステップS2309)、帳票サーバ11aに対して受信印刷データ数を送信することで(ステップS2310)、継続する印刷データの要求を行い、これに対する印刷データの受信する(ステップS2207)。そして、プリンタ1900の印刷処理部103が、中断されていた第1印刷プロトコルの印刷ジョブを実行して開始する(ステップS2311)。そして、プリンタ1900は、帳票サーバ11aから印刷データを受信して印刷処理が行われる(ステップS2312)。
かかる印刷処理が完了した後、ステップS2202で受け付けた第2印刷プロトコルの印刷ジョブの印刷データを印刷サーバ12から受信する(ステップS2208)。これにより、第2印刷プロトコルの印刷ジョブによる印刷処理が開始する。
なお、本実施の形態では、プリンタ1900の電源断と再投入による印刷処理の中断と再開を例にあげて説明したが、回線接続断と再接続による印刷処理の中断と再開の場合もジョブ判断は同様に行われる。
このように本実施の形態にかかるネットプリントシステムでは、プリンタ1900において、第1印刷プロトコルの印刷ジョブによる印刷処理が中断され、その後再開可能となった場合において、第1印刷プロトコルの印刷ジョブを受信した場合に、この印刷ジョブが中断されている印刷処理にかかる印刷ジョブを送信した帳票サーバから送信されたものであるか否かを判断しているので、第1印刷プロトコルの印刷ジョブの継続へのなりすましを防止し、セキュリティの向上を図ることができる。
(実施の形態3)
実施の形態2にかかるネットプリントシステムでは、プリンタ1900の印刷処理の中断後の再開可能となった場合において、印刷ジョブの継続のなりすましを防止するものであったが、この実施の形態3では、さらに、再開可能となった場合に、中断された印刷ジョブを送信した帳票サーバ以外の帳票サーバから印刷ジョブを受信した場合に、中断された印刷ジョブを送信した帳票サーバからの印刷ジョブの継続を優先するものである。
図24は、実施の形態3にかかるプリンタ2400の機能的構成を示すブロック図である。実施の形態3のプリンタ2400のハードウェア構成、帳票サーバ11のハードウェア構成および機能的構成、印刷サーバ12の構成は実施の形態1と同様である。
実施の形態3にかかるプリンタ2400は、図24に示すように、印刷ジョブテーブルT19と、順序テーブルT2と、処理状況テーブルT3と、優先処理部2402と、ジョブ登録部1903と、処理状況登録部2403と、ジョブ判断部2401と、印刷処理部103と、通信部104と、タイマー105とを主に備えている。ここで、印刷ジョブテーブルT19,順序テーブルT2、ジョブ登録部1903、印刷処理部103、通信部104、タイマー105の機能および構成は実施の形態2のプリンタ1900と同様である。
処理状況テーブルT3は、印刷ジョブのジョブIDと、印刷処理の処理状況、帳票サーバ11から受信した印刷データの受信印刷データ数とを対応づけたテーブルである。処理状況としては、印刷完了ページ数等が登録される。
処理状況登録部2403は、帳票サーバ11から第1印刷プロトコルの印刷ジョブを受信した場合に、帳票サーバ11から受信した印刷データの受信印刷データ数を、当該印刷ジョブのジョブIDと対応づけて処理状況テーブルに登録する。また、処理状況登録部2403は、印刷処理の過程において、印刷の処理状況を逐次、処理状況テーブルT3に登録する。例えば、処理状況登録部2403は、処理状況として、印刷完了ページ数を、1ページの印刷を完了するごとに、ジョブIDと対応づけて処理状況テーブルに登録する。
なお、処理状況としては、印刷完了ページ数に限定されるものではなく、受信印刷データ数を用いても良い。
また、本実施の形態では、印刷ジョブのジョブIDは、帳票サーバ11側で生成され、送信する印刷ジョブに付与するものとする。
ジョブ判断部2401は、印刷処理部103により実行された第1印刷プロトコルの印刷ジョブによる印刷処理が中断された後、印刷の継続のためにジョブIDが指定された第1印刷プロトコルの画像形成ジョブを受信した場合に、処理状況テーブルT3に、指定されたジョブIDに対応する処理状況が登録されているか否かを判断することにより、受信した複数の印刷ジョブが、中断された第1印刷プロトコルの印刷ジョブであるか否かを判断する。
優先処理部2402は、処理状況テーブルT3に、指定されたジョブIDに対応する処理状況が登録されている場合に、受信した印刷ジョブは中断された第1プロトコルの印刷ジョブであると判断して、受信した印刷ジョブを優先して選択する。また、優先処理部2402は、処理状況テーブルT3に、指定されたジョブIDに対応する処理状況が登録されていない場合には、受信した印刷ジョブは中断された第1プロトコルの印刷ジョブではないと判断して、受信した印刷ジョブを優先選択はおこなわない。
次に、以上のように構成された本実施の形態のネットプリントシステムにおける印刷処理について説明する。図25は、実施の形態3のネットプリントシステムによる印刷処理の流れを示すシーケンス図である。図26は、実施の形態3のネットプリントシステムによる印刷処理の詳細な流れを示すシーケンス図である。図25、26では、印刷処理がプリンタ2400の電源断により中断し、その後、プリンタ2400の電源投入を行って印刷処理が再開される場合の例を示している。
帳票サーバ11aから第1印刷プロトコルの印刷ジョブがプリンタ2400に送信される(ステップS2501、S2601)。そして、プリンタ2400の印刷処理部102が印刷ジョブの実行を開始し(ステップS2602)、帳票サーバ11aから印刷データを受信して(ステップS2603)、印刷処理が実行される。このとき、プリンタ2400の処理状況登録部2403は、帳票サーバ11aから印刷データを受信するたびに、処理状況テーブルT3に受信印刷データ数をジョブIDに対応づけて登録する。また、プリンタ2400の処理状況登録部2403は、印刷処理の過程において、逐次、印刷完了ページ数等の処理状況をジョブIDと対応づけて、処理状況テーブルT3に登録する。
印刷処理の途中でプリンタ2400が電源断となり印刷処理が中断されたものとする。その後、プリンタ2400の電源投入されると、プリンタ2400はタイマー105を起動する(ステップS2604)。そして、タイムアウトとなるまでに、印刷サーバ12から第2印刷プロトコルの印刷ジョブが送信された場合には(ステップS2502)、実施の形態1と同様に、プリンタ2400の優先処理部2402は、この第2印刷プロトコルの印刷ジョブの処理命令のみ受け付けて、印刷データは受け付けない。
また、タイムアウトとなるまでに、中断された印刷ジョブを送信した帳票サーバ11aとは異なる帳票サーバ11cから第1印刷プロトコルの印刷ジョブがプリンタ1900に送信されたとする(ステップS2503、S2605)。この印刷ジョブの送信では、印刷ジョブのジョブIDが指定されているものとする。この場合、プリンタ2400では、ジョブ判断部2401がジョブ判断を行う(ステップS2504、S2606)。
具体的には、ジョブ判断部2401は、帳票サーバ11cからの印刷ジョブのジョブIDに対応する処理状況が、処理状況テーブルT3に登録されているか否かを判断する。この例では、当該ジョブIDに対応する処理状況は処理状況テーブルT3に登録されていないため、この印刷ジョブは優先して選択はされず、ジョブ登録部1903により印刷ジョブのジョブID、サーバIDがポート番号に対応づけて印刷ジョブテーブルT19に登録され、印刷データの要求及び受信は行われない。
その後、帳票サーバ11aから、第1印刷プロトコルのジョブ継続を示す印刷ジョブがプリンタ1900に送信されたとする(ステップS2505、S2607)。この印刷ジョブの送信では、中断された印刷ジョブのジョブIDが指定されている。この場合、プリンタ2400では、ジョブ判断部2401がステップS2504と同様のジョブ判断を行う(ステップS2506、S2608)。
この例では、指定されたジョブIDに対応する処理状況が処理状況テーブルT3に登録されているため、この印刷ジョブは優先して選択される。この場合、プリンタ2400は、帳票サーバ11aとの間でジョブ状態の確認を行い(ステップS2609)、帳票サーバ11aに対して受信印刷データ数を送信することで(ステップS2610)、継続する印刷データの要求を行い、これに対する印刷データの受信する(ステップS2507)。そして、プリンタ2400の印刷処理部103が、中断されていた第1印刷プロトコルの印刷ジョブを実行して開始する(ステップS2611)。そして、プリンタ2400は、帳票サーバ11aから印刷データを受信して印刷処理が行われる(ステップS2612)。
かかる印刷処理が完了した後、ステップS2503で受け付けた帳票サーバ11cからの第1印刷プロトコルの新規な印刷ジョブの印刷データを帳票サーバ11cから受信する(ステップS2508)。これにより、帳票サーバ11cからの第2印刷プロトコルの印刷ジョブによる印刷処理が開始、実行される(ステップS2613,S2614)。
かかる印刷処理が完了した後、ステップS2502で受け付けた第2印刷プロトコルの印刷ジョブの印刷データを印刷サーバ12から受信する(ステップS2509)。これにより、第2印刷プロトコルの印刷ジョブによる印刷処理が開始する。
なお、本実施の形態では、プリンタ2400の電源断と再投入による印刷処理の中断と再開を例にあげて説明したが、回線接続断と再接続による印刷処理の中断と再開の場合もジョブ判断は同様に行われる。
このように本実施の形態にかかるネットプリントシステムでは、再開可能となった場合に、中断された印刷ジョブを送信した帳票サーバ以外の帳票サーバから印刷ジョブを受信した場合に、中断された印刷ジョブを送信した帳票サーバからの印刷ジョブの継続を優先するので、再開時に、第1印刷プロトコルの複数の印刷ジョブを受信した場合でも、中断された印刷処理にかかる印刷ジョブが後回しにならずに直ちに再開されるため、基幹業務系の印刷処理の連続性をより確実に維持することができる。
なお、本実施の形態では、受信した印刷ジョブのジョブIDに対応する処理状況が処理状況テーブルT3に登録されているか否かにより、受信した第1印刷プロトコルの印刷ジョブが中断されていた印刷処理にかかる印刷ジョブの継続であるか否かを判断していたが、印刷ジョブに含まれるサーバIDによって判断するように構成してもよい。
11,11a,11c 帳票サーバ
11b サーバ
31 プリンタ
100 ネットプリントシステム
101 印刷データ数保持部
102,1902,2402 優先処理部
103 印刷処理部
104 通信部
105 タイマー
T1,T19 印刷ジョブテーブル
T2 順序テーブル
T3 処理状況テーブル
111 通信部
112 印刷データ量算出部
1901,2401 ジョブ判断部
1903 ジョブ登録部
2403 処理状況登録部
特開2003−271347号公報

Claims (15)

  1. ネットワークに接続されたサーバ装置から、画像形成処理の中断後再開時に中断時点からの画像形成処理を可能とする一連の処理命令および画像形成データを含む第1プロトコルまたは前記第1プロトコル以外の第2プロトコルによる画像形成処理の実行単位である画像形成ジョブを受信する通信部と、
    前記画像形成ジョブを実行することにより、前記画像形成処理を実行する画像形成処理部と、
    前記第1プロトコルの画像形成ジョブによる画像形成処理が中断された後、画像形成ジョブを受信した場合に、受信した画像形成ジョブのプロトコルを判断し、前記プロトコルが前記中断された画像形成処理にかかる前記第1プロトコルの画像形成ジョブを優先して選択する優先処理部と、を備え、
    前記画像形成処理部は、優先して選択された前記第1プロトコルの画像形成ジョブを実行することにより、前記中断された画像形成処理を継続して実行することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記優先処理部は、前記第1プロトコルの画像形成ジョブによる画像形成処理が中断された後、中断された画像形成処理にかかる前記第1プロトコルの画像形成ジョブと、前記第2プロトコルの画像形成ジョブとを受信した場合に、前記第2プロトコルの画像形成ジョブの処理命令を受け付ける一方、前記第2プロトコルの画像形成ジョブの画像形成データを受け付けないことにより、前記中断された画像形成処理にかかる前記第1プロトコルの画像形成ジョブを優先して選択することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1プロトコルの画像形成ジョブによる画像形成処理が中断された後、再開可能となった時点からの時間の経過を計時する計時部をさらに備え、
    前記優先処理部は、前記再開可能となった時点から一定時間に、前記中断された画像形成処理にかかる前記第1プロトコルの画像形成ジョブと、前記第2プロトコルの画像形成ジョブとを受信した場合に、前記中断された画像形成処理にかかる前記第1プロトコルの画像形成ジョブを優先して選択することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記優先処理部は、前記第2プロトコルの画像形成ジョブが既に受信されていて処理待ち状態である場合であっても、前記中断された第1画像形成プロトコルの前記画像形成ジョブを優先して選択することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記通信部は、前記第2プロトコルの画像形成ジョブが既に受信されていて処理待ち状態である場合であっても、前記第1画像形成プロトコルの前記画像形成ジョブを受信とすることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記サーバ装置から受信した前記第1プロトコルの画像形成ジョブの画像形成データの受信データ数を記憶する第1記憶部をさらに備え、
    前記通信部は、前記中断されていた前記第1プロトコルの画像形成ジョブにかかる画像形成処理を再開する際に、前記受信データ数を前記サーバ装置に送信し、前記サーバ装置から前記受信データ数に基づいて中断後の画像形成データを含む第1プロトコルの画像形成ジョブを受信し、
    前記画像形成処理部は、受信した前記第1プロトコルの画像形成ジョブを実行することにより、前記中断後の画像形成データの画像形成を継続実行することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 前記画像形成処理部により実行された前記第1プロトコルの画像形成ジョブによる画像形成処理が中断された後、前記第1プロトコルの画像形成ジョブを複数受信した場合に、受信した複数の画像形成ジョブのそれぞれが、中断された画像形成処理にかかる前記第1プロトコルの画像形成ジョブであるか否かを判断するジョブ判断部と、を備え、
    前記優先処理部は、受信した画像形成ジョブが、中断された画像形成処理にかかる前記第1プロトコルの画像形成ジョブである場合に、前記受信した画像形成ジョブを、前記中断された画像形成処理にかかる前記第1プロトコルの画像形成ジョブとして優先して選択することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 前記画像形成ジョブを一意に識別するジョブ識別情報と、前記画像形成ジョブを送信したサーバ装置を一意に識別するサーバ識別情報とを対応づけたジョブテーブルを記憶する第2記憶部と、
    前記第1プロトコルの画像形成ジョブを受信した場合に、前記画像形成ジョブを送信したサーバ装置の前記サーバ識別情報と、受信した前記第1プロトコルの画像形成ジョブの前記ジョブ識別情報とを対応づけて前記ジョブテーブルに登録するジョブ登録部と、をさらに備え、
    前記ジョブ判断部は、前記画像形成処理部により実行された前記第1プロトコルの画像形成ジョブによる画像形成処理が中断された後、中断された画像形成処理にかかる画像形成ジョブの前記ジョブ識別情報が指定された前記第1プロトコルの画像形成ジョブを受信した場合に、受信した画像形成ジョブを送信したサーバ装置の前記サーバ識別情報と、前記ジョブテーブルにおいて前記指定されたジョブ識別情報に対応する前記サーバ識別情報とが一致するか否かを判断することにより、受信した複数の画像形成ジョブが、中断された画像形成処理にかかる前記第1プロトコルの画像形成ジョブであるか否かを判断し、
    前記優先処理部は、前記受信した画像形成ジョブを送信したサーバ装置の前記サーバ識別情報と、前記指定されたジョブ識別情報に対応する前記サーバ識別情報とが一致する場合に、前記受信した画像形成ジョブを、前記中断された画像形成処理にかかる前記第1プロトコルの画像形成ジョブとして優先して選択することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記優先処理部は、前記受信した画像形成ジョブを送信したサーバ装置の前記サーバ識別情報と、前記指定されたジョブ識別情報に対応する前記サーバ識別情報とが一致しない場合に、前記受信した画像形成ジョブを優先して選択しないことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記画像形成ジョブを一意に識別するジョブ識別情報と、前記画像形成ジョブによる画像形成処理の処理状況とを対応づけた処理状況テーブルを記憶する第3記憶部と、
    前記画像形成処理の進行に応じて前記処理状況を、前記画像形成処理にかかる画像形成ジョブの前記ジョブ識別情報に対応づけて前記処理状況テーブルに登録する処理状況登録部と、をさらに備え、
    前記ジョブ判断部は、前記画像形成処理部により実行された前記第1プロトコルの画像形成ジョブによる画像形成処理が中断された後、前記ジョブ識別情報が指定された前記第1プロトコルの画像形成ジョブを受信した場合に、前記処理状況テーブルに、前記指定されたジョブ識別情報に対応する処理状況が登録されているか否かを判断することにより、受信した複数の画像形成ジョブが、中断された画像形成処理にかかる前記第1プロトコルの画像形成ジョブであるか否かを判断し、
    前記優先処理部は、前記処理状況テーブルに、前記指定されたジョブ識別情報に対応する処理状況が登録されている場合に、前記受信した画像形成ジョブを、前記中断された画像形成処理にかかる前記第1プロトコルの画像形成ジョブとして優先して選択することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  11. 前記優先処理部は、前記処理状況テーブルに、前記指定されたジョブ識別情報に対応する処理状況が登録されていない場合に、前記受信した画像形成ジョブを優先して選択しないことを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記処理状況登録部は、前記画像形成処理部による画像形成処理の過程で、前記処理状況として印刷完了ページ数を、前記ジョブ識別情報に対応づけて前記処理状況テーブルに登録し、
    前記ジョブ判断部は、前記処理状況テーブルに、前記指定されたジョブ識別情報に対応する前記印刷完了ページ数が登録されているか否かを判断することにより、受信した複数の画像形成ジョブが、中断された画像形成処理にかかる前記第1プロトコルの画像形成ジョブであるか否かを判断することを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  13. サーバ装置と、前記サーバ装置とネットワークで接続された画像形成装置とを備えた画像形成システムであって、
    前記画像形成装置は、
    前記サーバ装置から、画像形成処理の中断後再開時に中断時点からの画像形成処理を可能とする一連の処理命令および画像形成データを含む第1プロトコルまたは前記第1プロトコル以外の第2プロトコルによる画像形成処理の実行単位である画像形成ジョブを受信する通信部と、
    前記画像形成ジョブを実行することにより、前記画像形成処理を実行する画像形成処理部と、
    前記第1プロトコルの画像形成ジョブによる画像形成処理が中断された後、画像形成ジョブを受信した場合に、受信した画像形成ジョブのプロトコルを判断し、前記プロトコルが前記中断された画像形成処理にかかる前記第1プロトコルの画像形成ジョブを優先して選択する優先処理部と、を備え、
    前記画像形成処理部は、優先して選択された前記第1プロトコルの画像形成ジョブを実行することにより、前記中断された画像形成処理を継続して実行し、
    前記サーバ装置は、
    前記画像形成処理の開始時と、前記中断されていた画像形成処理の再開時に、前記画像形成装置に前記第1プロトコルの画像形成ジョブを送信する第2通信部、
    を備えたことを特徴とする画像形成システム。
  14. 前記サーバ装置は、
    前記画像形成装置から、中断前の前記第1プロトコルによる画像形成処理で受信した画像形成データの画像形成データ数を受信し、受信した画像形成データ数に基づいて継続して画像形成する画像形成データ量を算出するデータ量算出部をさらに備え、
    前記第2通信部は、算出された前記画像形成データ量に基づいて、再開後に画像形成する画像形成データを含む前記第1プロトコルの印刷ジョブを前記画像形成装置に送信することを特徴とする請求項13に記載の画像形成システム。
  15. 画像形成装置で実行される画像形成方法であって、
    ネットワークに接続されたサーバ装置から、画像形成処理の中断後再開時に中断時点からの画像形成処理を可能とする一連の処理命令および画像形成データを含む第1プロトコルまたは前記第1プロトコル以外の第2プロトコルによる画像形成処理の実行単位である画像形成ジョブを受信する通信ステップと、
    前記画像形成ジョブを実行することにより、前記画像形成処理を実行する画像形成処理ステップと、
    前記第1プロトコルの画像形成ジョブによる画像形成処理が中断された後、画像形成ジョブを受信した場合に、受信した画像形成ジョブのプロトコルを判断し、前記プロトコルが前記中断された画像形成処理にかかる前記第1プロトコルの画像形成ジョブを優先して選択する優先処理ステップと、を含み、
    前記画像形成処理ステップは、優先して選択された前記第1プロトコルの画像形成ジョブを実行することにより、前記中断された画像形成処理を継続して実行することを特徴とする画像形成方法。
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