JP2011170429A - 印刷システム、印刷装置、プログラム、および記憶媒体 - Google Patents

印刷システム、印刷装置、プログラム、および記憶媒体 Download PDF

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雅明 五十嵐
Takehiro Hirakawa
剛広 平川
Soji Yoshizumi
壮司 吉住
Tomozumi Yonezawa
朋積 米澤
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Abstract

【課題】印刷処理をより効率よく実行することが可能な印刷システム、印刷装置、プログラム、および記憶媒体を得る。
【解決手段】プリンタ(メイン)12Mで、サーバA(11A)からの印刷ジョブの実行が中断中の状態で、他のサーバB(11B)から印刷ジョブの処理要求を受けた場合には、プリンタ(メイン)12Mとは別のプリンタ(サブ)12S1が、他のサーバB(11B)からの印刷ジョブを実行する。よって、通信断によって印刷ジョブの実行が中断しているために他の印刷ジョブが実行できないといった、プリンタ12の無駄な休止状態を減らして、印刷ジョブをより効率よく実行することができる。
【選択図】図15

Description

本発明は、印刷システム、印刷装置、プログラム、および記憶媒体に関する。
従来、ホスト装置に電気通信回線を介して複数の印刷装置が接続された印刷システムにおいて、印刷処理を実行していた印刷装置に印刷処理が不可能となる印刷エラーが生じた場合に、印刷処理の実行を他の印刷装置に切り替えるシステムが知られている(特許文献1)。そして、この種の印刷システムには、印刷装置が複数のホスト装置からの印刷ジョブを実行可能なものがある。
この種の印刷システムでは、従来、ホスト装置と印刷装置との間の通信に不具合が生じた場合、当該通信の不具合が回復するまで、印刷ジョブが中断されていた。
すなわち、その間に、他のホスト装置から印刷装置に対して、印刷ジョブの処理要求があった場合、当該他のホスト装置との間の通信状況および印刷装置の状態は良好で、印刷装置による印刷ジョブを本来は実行可能な状況であったとしても、上記通信の不具合が回復するまでは新しい印刷ジョブは受け付けられず、待機することになっていた。
そこで、本発明は、より効率よく印刷ジョブを処理可能な印刷システム、印刷装置、プログラム、および記憶媒体を得ることを目的とする。
本発明にあっては、複数のホスト装置と、複数の前記ホスト装置に電気通信回線を介して接続され、前記ホスト装置から送信された印刷ジョブの印刷処理を実行可能な複数の印刷装置と、前記ホスト装置からの印刷ジョブを実行する前記印刷装置を決定するジョブ割当部と、を備えた印刷システムにおいて、前記ジョブ割当部は、複数のうち一つの前記印刷装置としての第一の印刷装置で複数のうち一つの前記ホスト装置としての第一のホスト装置から送信された印刷ジョブの印刷処理が完了する前に、前記第一のホスト装置から前記第一の印刷装置への印刷ジョブのデータの通信が途絶したときには、前記データの通信が回復する前に前記第一のホスト装置以外の前記ホスト装置から送信された印刷ジョブの印刷処理を、前記第一の印刷装置以外の前記印刷装置に実行させることを特徴とする。
本発明によれば、通信断によって印刷ジョブの実行が中断しているために他の印刷ジョブが実行できないといった、印刷装置の無駄な休止状態を減らして、印刷ジョブをより効率よく実行することができる。
図1は、本発明の実施形態にかかる印刷システムの全体構成の一例を示す模式図である。 図2は、印刷システムの一部の構成の一例を示す模式図である。 図3は、印刷サーバの構成の一例を示すブロック図である。 図4は、印刷装置のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。 図5は、印刷装置の構成の一例を示すブロック図である。 図6は、印刷装置のCPUの一例を示すブロック図である。 図7は、印刷システムにおいて印刷処理を実行する手順の一例を示すシーケンス図である。 図8は、印刷システムにおける装置獲得処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図9は、印刷システムにおけるジョブ割当処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図10は、通信断が生じた際の印刷装置の処理手順の一例を示すフローチャートである。 図11は、印刷不能となる印刷エラーが生じた際の印刷装置の処理手順の一例を示すフローチャートである。 図12は、複数のプリンタの印刷ステータスの状態の一例を示す模式図であって、サーバAから装置獲得要求を受信した状態を示す図である。 図13は、複数のプリンタの印刷ステータスの状態の一例を示す模式図であって、サーバAからの印刷ジョブが処理される状態を示す図である。 図14は、複数のプリンタの印刷ステータスの状態の一例を示す模式図であって、サーバAとの間で通信断が発生した状態を示す図である。 図15は、複数のプリンタの印刷ステータスの状態の一例を示す模式図であって、サーバAとの間で通信断中にサーバBからの印刷ジョブが処理される状態を示す図である。 図16は、複数のプリンタの印刷ステータスの状態の一例を示す模式図であって、サーバA,Bとの間で通信断中にサーバCからの印刷ジョブが処理される状態を示す図である。 図17は、複数のプリンタの印刷ステータスの状態の一例を示す模式図であって、サーバCからの印刷ジョブ完了後にサーバBからの印刷ジョブが処理された状態を示す図である。 図18は、複数のプリンタの印刷ステータスの状態の一例を示す模式図であって、サーバBからの印刷ジョブ完了後にサーバAとの通信が復旧した状態を示す図である。 図19は、複数のプリンタの印刷ステータスの状態の一例を示す模式図であって、サーバBとの間で通信断中にサーバAからの印刷ジョブが処理された状態を示す図である。 図20は、複数のプリンタの印刷ステータスの状態の一例を示す模式図であって、印刷不能状態が発生した状態を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
<印刷システムの構成>
図1に示すように、本実施形態にかかる印刷システム1は、複数の企業や事業所のイントラネット2,3、すなわちインターネット技術をベースにした社内ネットワークであるイントラネット2,3を、電気通信回線としてのインターネット網10を介して相互接続したエクストラネットとして構成されている。
例えば、コンビニエンスストア本社のイントラネット2は、各種のサーバコンピュータ(以下、サーバと記す)4に電気通信回線としてのLAN(Local Area Network)等のネットワーク5を介してコンピュータやプリンタなどのクライアント6が複数台接続されたサーバクライアントシステムとして構成されている。このようなイントラネット2では、インターネット網10と、WWW(World Wide Web)サーバなどの公開サーバ7を除く社内のネットワーク5との境界にファイアウォール8が設けられている。このファイアウォール8は、社内のネットワーク5とインターネット網10との間で出入りするパケットを監視し、決められたルールに従って、その通過を許可したり、阻止(廃棄)したりすることによって、社内のネットワーク5におけるセキュリティを確保している。
一方、例えばフランチャイズ店舗のイントラネット3も、各種のサーバ4にLAN等のネットワーク5を介してコンピュータやプリンタなどのクライアント6が複数台接続されたサーバクライアントシステムとして構成されている。このようなイントラネット3においても、インターネット網10と、公開サーバ7を除く社内のネットワーク5との境界にファイアウォール8が設けられている。
なお、イントラネット2,3間は、インターネット網10ではなく、専用の通信回線を介して接続するようにしても良い。また、ネットワーク5の少なくとも一部を無線通信方式(赤外線や電波等)で構成しても良い。また、光ファイバを用いたものであっても良い。
そして、図2に示すように、上述した印刷システム1では、例えばコンビニエンスストア本社のイントラネット2に含まれるサーバ4の一つであるホスト装置としての印刷サーバ(以下、サーバとも記す)11から、フランチャイズ店舗のイントラネット3に含まれるクライアント6の一つである印刷装置としてのプリンタ12に対して、販促資料等の印刷処理をダイレクトに実行することができる。なお、図2に示すように、イントラネット3は、同等の機能を有する複数のプリンタ12と、パーソナルコンピュータ13とを備えている。図2に示すイントラネット3には3台のプリンタ12が接続されており、最上位に位置するメインプリンタ12と下位に位置するサブプリンタ12とがネットワーク5を介して接続されている。なお、プリンタ12の数は、3台より多くても少なくてもよい。
そして、本実施形態にかかる印刷システム1では、通常は、印刷ジョブは逐次処理され、並列処理されない。すなわち、通常は、一度には一つの印刷ジョブのみが処理対象となり、複数の印刷ジョブが並行して処理されることはない。また、複数のうちいずれか一つのプリンタ12で印刷ジョブが実行されるとともに、他のプリンタ12は予備のプリンタ12として動作する。さらに、印刷ジョブは、ページ単位で処理され、例えば、1ページ印刷出力される度に、プリンタ12で印刷ステータスが更新されたり、プリンタ12から印刷サーバ11へ通知がなされたりする。このようにして信頼性の向上が図られているため、本実施形態にかかる印刷システム1は、多量の帳票等を印刷する帳票印刷システムとして特に好適である。
ただし、本実施形態にかかる印刷システム1は、一つの印刷サーバ11からの印刷ジョブをプリンタ12で実行中に、何らかの原因で通信断が生じて印刷ジョブにかかるデータの通信が途絶した場合に、他の印刷サーバ11からの印刷ジョブを受け付けて処理する。これにより、印刷処理の効率向上が図られている。以下、上述した機能を実現する印刷システム1の各部の構成について説明する。
<印刷サーバの構成>
図3に示すように、印刷サーバ11は、この印刷サーバ11の動作制御を行うCPU(Central Processing Unit:中央処理装置)14を備えている。このCPU14には、CPU14が起動時に実行するプログラムや必要なデータ等を記憶するROM(Read Only Memory)11aと、CPU14のワークエリア等を構成するRAM(Random Access Memory)11bとが、内部バス11cを介して接続されている。
さらに、CPU14には、キャラクタジェネレータ11d、時計回路11e、ネットワーク伝送制御部11f、磁気ディスク装置11g、CD−ROM装置11h、表示制御部11i、および入力制御部11jが、内部バス11cを介して接続されており、これら各要素間のデータのやりとりは、主としてこの内部バス11cを介して行われる。
キャラクタジェネレータ11dは、図形文字の表示データを発生する。また、時計回路11eは、現在日時情報を出力する。
ネットワーク伝送制御部11fは、ネットワークインタフェース11kおよびネットワーク5を介して、他のサーバ4やクライアント6との間で種々のデータをやりとりするための各種所定のプロトコルスイートの通信制御処理を実行する。ネットワークインタフェース11kは、ネットワーク5やインターネット網10を介して他のイントラネット(ここでは、イントラネット3)のクライアント6の一つであるプリンタ12に接続され、そのプリンタ12へ印刷データ等を送信したり、プリンタ12から印刷処理状態等を受信したりする。
磁気ディスク装置11gは、OS(Operating System)や、OS上で走る種々のアプリケーションプログラム、ワークデータ、ファイルデータ、画像情報データなどの種々のデータ等を記憶する。本実施形態では、アプリケーションプログラムとして、印刷データ送信プログラム等が記憶されている。また、CD−ROM装置11hは、交換可能な記憶媒体であるCD−ROM11mに記憶されているデータ(種々のアプリケーションプログラム、ワークデータ、ファイルデータ、画像情報データ等の種々のデータ)を読み込む。
このような印刷サーバ11では、例えば、ユーザが電源を投入するとCPU14がROM11a内のローダ(プログラム)を起動させ、磁気ディスク装置11gからOSをRAM11bに読み込み、このOSを起動させる。起動したOSは、ユーザの操作に応じてアプリケーションプログラムを起動したり、情報を読み込んだり保存したりする。なお、記憶媒体はCD−ROM11mに限るものではなく、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、CD−RW、DVD、半導体メモリ等のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体であれば良い。この場合、CD−ROM装置11hを記憶媒体のデータを読み込み可能なものに変更することは言うまでもない。また、アプリケーションプログラムは、所定のOS上で動作するものに限らず、後述の各種処理の一部の実行をOSに肩代わりさせるものであってもよいし、所定のアプリケーションソフトやOSなどを構成する一群のプログラムファイルの一部として含まれているものであってもよい。
なお、一般的には、印刷サーバ11の磁気ディスク装置11gにインストールされるアプリケーションプログラムは、CD−ROM11mなどの記憶媒体に記録され、この記憶媒体に記録されたアプリケーションプログラムが磁気ディスク装置11gにインストールされる。このため、CD−ROM11m等の可搬性を有する記憶媒体も、アプリケーションプログラムを記憶する記憶媒体となり得る。さらには、アプリケーションプログラムは、例えばネットワークインタフェース11kを介して外部から取り込まれ、磁気ディスク装置11gにインストールされても良い。
表示制御部11iは、CRTなどの表示装置11nを制御してCPU14から受け取った表示データに対応した文字や画像等を当該表示装置11nに表示させる。また、入力制御部11jは、キーボード装置11pでのキー操作に応じた入力信号や、マウスやポインティングデバイス等の画面指示装置11qの操作に応じた入力信号を取り込んで、CPU14に通知する。
印刷文書情報は、この印刷サーバ11で適宜なアプリケーションプログラムが起動され、当該アプリケーションプログラムによって作成されて磁気ディスク装置11gに保存されたり、CD−ROM11mに保存されているものがCD−ROM装置11hによって読み出されて、印刷サーバ11に取り込まれたり、ネットワーク5およびインターネット網10を介して電子メール等で受信した情報から再構築されて印刷サーバ11に取り込まれたりすることで、印刷サーバ11に保存される。
<プリンタの構成>
図4に示すように、各プリンタ12は、このプリンタ12の各部の制御処理および画像形成処理などの各種制御処理を行うプリンタコントローラ(マザーボード)12aを備えている。このプリンタコントローラ12aには、オペレーションパネル12b、プリンタエンジン12c、および磁気ディスク装置12dが接続されている。
プリンタコントローラ12aは、その時設定されている制御モードおよび各イントラネット2,3の各種サーバ4(例えば、イントラネット2の印刷サーバ11)からの制御コードに従って、各イントラネット2,3の各種サーバ4(例えば、イントラネット2の印刷サーバ11)からの印刷データを描画データに変換してプリンタエンジン12cへ出力する制御機構の総称で、次のようなモジュールで構成される。すなわち、プリンタコントローラ12aは、制御の主体となるCPU15、RAM12e、このプリンタ12に固有な各種の情報を記憶するためのROM12f、電源のオン/オフに関わらずデータを保持できる不揮発性メモリであるNV−RAM12g、印刷の時に使用される数種の書体を保持しているメモリであるFont(フォント)ROM12h、エンジンインタフェース12i、オペレーションパネル12bを接続するパネルインタフェース12j、磁気ディスク装置12dを接続するディスクインタフェース12k、ネットワークインタフェース12mなどで構成されている。
オペレーションパネル12bは、例えば、プリンタ12のステータス等の各種表示を行ったり、モード、印刷条件等を設定したり変更したりすることができるスイッチ部である。
プリンタエンジン12cは、例えば、電子写真プロセス方式によって画像を形成して記録用紙に記録出力させる。具体的には、プリンタエンジン12cは、プリンタコントローラ12aからの描画データと制御情報とに基づいて、感光体(図示せず)上に静電作像し、給紙部(図示せず)より転写紙を給紙して画像を形成する。
磁気ディスク装置12dは、種々の印刷文書情報を格納したり、それ以外の適宜な情報ファイル等を保存したりする。また、磁気ディスク装置12dには、OS(Operating System)、OS上で走る種々のアプリケーションプログラムが記憶されている。本実施形態においては、アプリケーションプログラムとして、印刷処理プログラムなどが記憶されている。
RAM12eは、CPU15のワーク領域、各イントラネット2,3の各種サーバ4からのデータ受信バッファ、および処理後のイメージ展開領域として使用される。
エンジンインタフェース12iは、プリンタコントローラ12aからプリンタエンジン12cへの制御信号や、プリンタエンジン12cからプリンタコントローラ12aへのステータス信号等を送受信するインタフェースである。
ネットワークインタフェース12mは、ネットワーク5を介して各イントラネット2,3の各種サーバ4(例えば、印刷サーバ11)からプリンタ12への制御信号や、データ、プリンタ12からのステータス信号等を送受信するインタフェースである。
このような構成のプリンタ12は、サーバ4などと同様に、ユーザが電源を投入すると、磁気ディスク装置12dからOSをRAM12eに読み込み、このOSを起動させる。起動したOSは、ユーザの操作に応じてアプリケーションプログラムを起動したり、情報を読み込んだり保存したりする。また、アプリケーションプログラムは、所定のOS上で動作するものに限らず、後述の各種処理の一部の実行をOSに肩代わりさせるものであってもよいし、所定のアプリケーションプログラムやOSなどを構成する一群のプログラムファイルの一部として含まれているものであってもよい。
なお、一般的には、プリンタ12の磁気ディスク装置12dにインストールされるアプリケーションプログラムは、CD−ROM(図示せず)などの記憶媒体に記録され、この記憶媒体に記録されたアプリケーションプログラムが磁気ディスク装置12dにインストールされる。このため、CD−ROM等の可搬性を有する記憶媒体も、アプリケーションプログラムを記憶する記憶媒体となり得る。さらには、アプリケーションプログラムは、例えばネットワークインタフェース12mを介して外部から取り込まれ、磁気ディスク装置12dにインストールされても良い。
また、本実施形態では、アプリケーションプログラムやOS等を磁気ディスク装置12dに格納したが、これに替えて、半導体メモリ等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納しても良い。
そして、記憶部16としての磁気ディスク装置12dには、図5に示すように、連結情報テーブル17、ページ情報テーブル18、ステータス情報テーブル19等が形成されている。これら各テーブル17,18,19は、印刷処理、印刷処理を実行するプリンタ12を決定する処理等で、使用される。連結情報テーブル17には、上記各処理を実行するために必要なプリンタ12の情報、例えば、印刷処理を実行するグループを構成するプリンタ12の数や、当該プリンタ12(メインプリンタ、サブプリンタ)のIPアドレス等が記憶されている。また、ページ情報テーブル18には、例えば、ページ単位の処理に関する情報、具体的には、印刷出力後にデータを削除したページを示す情報等が記憶される。また、ステータス情報テーブル19には、印刷ジョブの処理状況に関する情報、例えば、印刷サーバ11を識別する情報としてのサーバIDや、印刷ジョブを識別する情報としてのジョブID、受信済みページ数、展開済みページ数、出力済みページ数等が記憶されている。ステータス情報テーブル19は、サーバ11ごと、あるいは印刷ジョブごとに準備される。
そして、本実施形態では、CPU15は、RAM12eに保持されたアプリケーションプログラムを実行することにより、図6に示すように、印刷処理部15a、通信処理部15b、通信監視部15c、印刷可否状態監視部15d、進捗監視部15e、ステータス情報管理部15f、通知処理部15g、計時部15h、システム機能処理部15iとして動作する。そして、システム機能処理部15iは、連携処理部15j、ジョブ割当部15k、印刷抑制指令部15m、印刷抑制解除指令部15n、およびページ同期処理部15oを含む。すなわち、プリンタコントローラ12a用のプログラムには、CPU15を、印刷処理部15a、通信処理部15b、通信監視部15c、印刷可否状態監視部15d、進捗監視部15e、ステータス情報管理部15f、通知処理部15g、計時部15h、システム機能処理部15i、連携処理部15j、ジョブ割当部15k、印刷抑制指令部15m、印刷抑制解除指令部15n、およびページ同期処理部15oとして動作させる各モジュールが含まれている。
印刷処理部15aは、印刷データおよび処理要求で構成される印刷ジョブにしたがって、プリンタエンジン12cを制御して、印刷処理を実行させる。
通信処理部15bは、CPU15の各部間およびCPU15内部と外部との間におけるデータ等の通信を司る。すなわち、この通信処理部15bは、エンジンI/F12i、パネルI/F12j、ディスクI/F12k、ネットワークI/F12m等を制御する。
通信監視部15cは、印刷サーバ11とプリンタ12との間の印刷ジョブにかかるデータの通信を監視する。具体的には、例えば、通知処理部15gの動作によってプリンタ12から印刷サーバ11へページを印刷出力した旨の通知が送出されてから、次のページのデータが受信されるまでの時間が、計時部15hによって計測され、通信監視部15cは、その計測された時間が、予め設定された閾値より長い場合に、通信断が生じたと判定する。また、通信監視部15cは、プリンタ12で印刷サーバ11から送信された印刷ジョブの印刷処理が完了する前に印刷サーバ11からプリンタ12への印刷ジョブのデータの通信が途絶した状態であることがわかる情報としての印刷ステータスを、記憶部としての磁気ディスク装置12dあるいはNV−RAM12g等に記憶させる(新規に記録する、あるいは書き換える)処理を行う。本実施形態では、印刷ジョブの印刷処理が完了する前に印刷サーバ11からプリンタ12への印刷ジョブのデータの通信が途絶した場合、印刷ステータスを、「印刷中」から「通信断停止中」に変更する。また、その後、通信が回復した場合、通信監視部15cは、印刷ステータスを、「通信断停止中」から「抑制中」に変更する。なお、「抑制中」とは、そのプリンタ12での印刷が抑制されている状態、すなわち、データは受信しているものの、印刷処理を行っていない状態(予備機として待機している状態)を示す。そして、この通信監視部15cは、印刷ステータスが「抑制中」である場合には、印刷ステータスを「通信断停止中」には変更しない。これにより、「通信断停止中」の印刷ステータスを、「通信断停止中」となる前に当該印刷ジョブの印刷処理を(途中まで)実行していたプリンタ12を特定する情報として利用することができる。本実施形態では、通信監視部15cが、第一の記憶処理部に相当する。
印刷可否状態監視部15dは、プリンタ12に設けられた公知のセンサ(図示せず)の検出結果等に基づいて、プリンタ12が印刷可能な状態にあるか否かを監視する。この監視は、予め設定されたタイミング(例えば一定の時間間隔で定期的に)行われてもよいし、プリンタ12の動作やモードが変化したタイミングや、上記公知のセンサによる検出値が変化したタイミング等で行われてもよい。印刷可否状態監視部15dは、紙無し(紙切れ)、紙詰まり(ジャム)、トナー切れ、トナー不足、その他の原因によって、プリンタ12が印刷ジョブの印刷処理を実行可能か否かを判定する。また、印刷可否状態監視部15dは、プリンタ12で印刷出力が可能な状態か不可能な状態かがわかる情報としての印刷ステータスを、記憶部としての磁気ディスク装置12dあるいはNV−RAM12g等に記憶させる(新規に記録する、あるいは書き換える)処理を行う。本実施形態では、プリンタ12が印刷ジョブの印刷処理を実行中に印刷不可能となった場合、印刷可否状態監視部15dは、印刷ステータスを、「印刷中」から「印刷不能」に変更する。また、その後、印刷可能な状態に復帰した場合にも、印刷可否状態監視部15dは、「印刷不能」となったときのサーバ(印刷ジョブ)に対しては、印刷ステータスを、「印刷不能」のまま維持する。この場合、印刷不能となった時点で処理していた印刷ジョブの印刷処理が完了した時点で、後述の進捗監視部15eまたはステータス情報管理部15fが、印刷ステータスを「印刷不能」から「印刷完了」へ変更する。なお、自機が最下位である場合(下位機器がない場合)には、印刷可能な状態に復帰した際に、印刷ステータスを「印刷不能」から「抑制中」に変更してもよい。このように、本実施形態では、印刷可否状態監視部15dおよびステータス情報管理部15fが、第二の記憶処理部に相当する。
進捗監視部15eは、プリンタ12に設けられた公知のセンサ(図示せず)の検出結果等に基づいて、プリンタエンジン12cによる印刷出力を監視し、印刷ジョブの終了したページ数等を取得する。また、進捗監視部15eは、プリンタ12での印刷ジョブの印刷処理の進捗状況がわかる情報としての印刷ステータスを、記憶部としての磁気ディスク装置12dあるいはNV−RAM12g等に記憶させる(新規に記録する、あるいは書き換える)処理を行う。本実施形態では、進捗監視部15eはプリンタエンジン12cからページが印刷出力される度に、出力済みページ数を書き換える。本実施形態では、進捗監視部15eが、第三の記憶処理部に相当する。
ステータス情報管理部15fは、ステータス情報テーブル19のメンテナンスを行う。すなわち、プリンタ12に新たな印刷ジョブの印刷処理が割り当てられたときには、記憶部としての磁気ディスク装置12dあるいはNV−RAM12g等に、その印刷ジョブに対するステータス情報テーブル19を新規作成、あるいは確保する。そして、ステータス情報テーブル19に、サーバ識別情報としてのサーバID(例えばIPアドレス等)、印刷ジョブの識別情報としてのジョブID、等をステータス情報テーブル19に書き込む。また、ステータス情報管理部15fは、通信処理部15bでの印刷ジョブのページの受信状況をもとに、受信済みページ数を取得して、これをステータス情報テーブル19に書き込む。また、ステータス情報管理部15fは、受信されたページのデータのイメージが展開されたページ数を示すデータを取得して、これをステータス情報テーブル19に書き込む。また、ステータス情報管理部15fは、通信監視部15c、印刷可否状態監視部15d、進捗監視部15e等からステータス情報テーブル19に含まれる情報を取得して、記憶部としての磁気ディスク装置12dあるいはNV−RAM12g等に、記憶させる(新規に記録する、あるいは書き換える)処理を行ってもよい。その場合、ステータス情報管理部15fが、第一、第二、および第三の記憶処理部となる。
通知処理部15gは、プリンタ12から印刷サーバ11へ向けた種々の通知を作成する。この通知としては、印刷ジョブの印刷処理の進捗状況(出力済みページ数など)等がある。
計時部15hは、プリンタ12内の各部であるイベントから次のイベントまでの所要時間の計測を行うことができる時計情報(パルス等)を生成することができる。あるいは、計時部15hは、現在時刻を示す情報を取得することができる。現在時刻は、時計合わせされた内蔵タイマから取得してもよいし、ネットワーク5やインターネット網10等を介して、外部の時刻サーバから取得してもよい。また、計時部15hが、あるイベントから次のイベントまでの所要時間を計測する処理を行ってもよい。
システム機能処理部15iは、複数のプリンタ12によって各種機能を実現させる処理を実行する。このうち、連携処理部15jは、複数のプリンタ12のうち一つのプリンタ12が印刷ジョブの印刷処理を実行する場合に、他のプリンタ12を、印刷処理を実行するプリンタ12の予備機として機能させる処理を実行する。具体的には、通信処理部15bやネットワークI/F12m等を制御して、上位機器(印刷サーバ11または上位に順位付けされたプリンタ12)から受信した各種データあるいはコマンドを下位機器(プリンタ12)へ送信する処理や、下位機器(プリンタ12)から受信した各種データあるいは応答を上位機器へ送信する処理等を行う。また、連携処理部15jは、上位機器からのコマンドに対する応答を、当該コマンドに対する下位機器からの応答が来た後に送信するとともに、下位機器からの情報には、自機(プリンタ12)の情報をマージして上位機器へ送信する。これにより、印刷サーバ11は、複数のプリンタ12の全てから情報を取得することができるとともに、複数のプリンタ12間で、印刷ジョブにかかるデータや、ステータスを共有することが可能となる。
ジョブ割当部15kは、所定のアルゴリズムに従って、印刷ジョブを実行するプリンタ12を決定する。すなわち、ジョブ割当部15kは、印刷システム1に含まれる複数のプリンタ12のうちの一つに印刷ジョブを割り当てる処理を行う。本実施形態では、印刷ジョブは、上位機器となるプリンタ12に優先的に割り当てられ、上位機器としてのプリンタ12で支障がある場合には、下位機器となるプリンタ12に割り当てられる。そして、複数の全てのプリンタ12が、同一のアルゴリズムで動作するジョブ割当部15kを備えている。したがって、各ジョブ割当部15kは、自機(プリンタ12)が、アルゴリズムに規定された条件に合致するか否かを判定し、条件に合致した場合には、印刷ジョブを実行する。すなわち、この場合、自機に印刷ジョブが割り当てられる。一方、自機が条件に合致しなかった場合には、後述する印刷抑制解除指令部15nから一段下位機器(プリンタ12)に、印刷抑制解除コマンドが送られ、印刷抑制解除コマンドを受けた当該下位機器(プリンタ12)のジョブ割当部15kが、条件に合致するか否かを判定する。当該下位機器(プリンタ12)でも同様の処理が行われて、複数のプリンタ12のうちの一つが選択される。なお、いずれのプリンタ12も条件に合致しなかった場合には、印刷ジョブが割り当てられず、当該印刷ジョブの処理要求元としての印刷サーバ11に対して、印刷ジョブを処理できない旨の通知が行われる。この通知は、上位機器が無いプリンタ12の通知処理部15gが行うことができる。
印刷抑制指令部15mは、通信処理部15bやネットワークインタフェース12m等を制御して、下位機器(プリンタ12)に対して、印刷の抑制を指令する。また、印刷抑制解除指令部15nは、通信処理部15bやネットワークインタフェース12m等を制御して、下位機器(プリンタ12)に対して、印刷の抑制の解除を指令する。本実施形態では、印刷抑制および印刷抑制の解除によって、印刷ジョブを実行するジョブ割当(印刷権)の切り替えが行われる。また、各プリンタ12の記憶部(RAM12e、NV−RAM12g、磁気ディスク装置12d等)16には、ジョブ割当(印刷権)を示す情報としてのステータス情報が記憶される。印刷抑制が解除されて、印刷処理を実行しているプリンタ12の印刷ステータスは「印刷中」となり、印刷処理を抑制しているプリンタ12の印刷ステータスは「印刷抑制中」となる。ステータス情報管理部15fが記憶部16に印刷ステータスを書き込む(すなわち、新規書き込みあるいは変更する)ことができる。
ページ同期処理部15oは、各プリンタ12が保持している印刷データ(印刷ジョブ)の同期処理を行う。
上述したように、本実施形態では、複数のプリンタ12のそれぞれに、上述した処理を行わせるプログラムがインストールされる。したがって、複数のプリンタ12とは別に、それら複数のプリンタ12を統括して印刷ジョブを実行するプリンタ12を決定するデバイス等は不要となる。
<印刷システムの動作例>
図7は、二つの印刷サーバ11(サーバA(11A)およびサーバB(11B))に二つのプリンタ12(プリンタ(メイン)12Mおよびプリンタ(サブ)12S1)が接続された印刷システム1の動作の一例を示すシーケンス図である。なお、「メイン」、「サブ」は、単に印刷ジョブを割り当てる優先順位を示しているに過ぎず、構成上の差異を示すものではない。
また、プリンタ(メイン)12Mはホスト装置としての印刷サーバ11から一意に決定されるが、プリンタ(サブ)12S1,12S2については固定的に決められるものであっても良いし、その順序が処理毎に変わるものであっても良い。これらプリンタ(サブ)12S1,12S2の設定(すなわち、順序の設定)は、プリンタ12の記憶部(RAM12e、NV−RAM12g、磁気ディスク装置12d等)16に、次にデータを送るプリンタ12のIPアドレスを記憶しておき、データ転送の際に記憶されたIPアドレスを参照することで実現可能である。
図7に示すように、まず、サーバA(11A)がプリンタ(メイン)12Mへ装置獲得要求を送信する。プリンタ(メイン)12Mのジョブ割当部15kが自機で印刷ジョブを実行することを決定したため、プリンタ(メイン)12Mは、下位のプリンタ(サブ)12S1へ、装置獲得要求とともに印刷抑制コマンドを送信する。
サーバA(11A)は、ジョブ開始コマンドをプリンタ(メイン)12Mに送信する。これにより、プリンタ(メイン)12MのサーバA(11A)からの印刷ジョブについてのステータス情報テーブル19の印刷ステータスは、「印刷中」となる。ジョブ開始コマンドは、プリンタ(メイン)12Mから下位機器としてのプリンタ(サブ)12S1へも送信される。
次いで、サーバA(11A)から、プリンタ(メイン)12Mへ向けて印刷するデータが送信される。データは、上述したようにページ単位で送信される。また、データは、プリンタ(メイン)12Mを経由してプリンタ(サブ)12S1へも送信される。これにより、上記のプリンタ12で印刷不能となった場合に、下位のプリンタ12で印刷出力を速やかに実行することができる。各プリンタ12で、ページのデータは、ページの印刷出力が完了するたびに削除されてもよいし、予め定められた期間あるいは量(ページ数)について保存され、それを超える分については古いデータから順に削除されてもよい。
ここで、図7に示す例では、2ページ目のデータが送信された後に、何らかの原因で通信断が発生し、サーバA(11A)からプリンタ(メイン)12Mへのデータの通信が途絶した。これにより、プリンタ(メイン)12MのサーバA(11A)からの印刷ジョブについてのステータス情報テーブル19の印刷ステータスは「通信断停止中」となる。しかし、プリンタ(メイン)12Mは、受け取ったデータについての印刷処理は完了させる。その後、プリンタ(メイン)12Mでは、出力済みのデータは削除され、サーバA(11A)とプリンタ12との間のセッション(通信確立状態)が破棄される。
図7に示す例では、この状態で、プリンタ(メイン)12Mが、サーバA(11A)とは別のサーバB(11B)から装置獲得要求を受信した。この場合、通信断で印刷ジョブにかかる印刷処理が中断している状態にあるため、後に詳しく述べるアルゴリズムにしたがって、プリンタ(メイン)12Mのジョブ割当部15kは、当該サーバB(11B)からの印刷ジョブを自機には割り当てず、プリンタ(メイン)12MのサーバA(11A)からの印刷ジョブについてのステータス情報テーブル19の印刷ステータスを「印刷抑制中」とする。また、印刷ジョブを自機に割り当てないため、プリンタ(メイン)12Mの印刷抑制解除指令部15nは、下位機器としてのプリンタ(サブ)12S1に向けて印刷抑制解除コマンドを送信する。プリンタ(サブ)12S1のジョブ割当部15kで、印刷ジョブを処理可能であると判定されると、プリンタ(サブ)12S1に対する印刷抑制が解除され、プリンタ(サブ)12S1が、サーバB(11B)からの印刷ジョブについての印刷処理を実行する。このとき、プリンタ(サブ)12S1のステータス情報管理部15fは、サーバB(11B)からの印刷ジョブについてのステータス情報テーブル19の印刷ステータスを、「印刷中」に変更する。
印刷ジョブの印刷処理が進行し、完了すると、プリンタ(メイン)12Mおよびプリンタ(サブ)12S1の双方で、サーバB(11B)からの印刷ジョブについてのステータス情報テーブル19の印刷ステータスは「印刷完了」となる。
本実施形態にかかる印刷システム1では、サーバB(11B)からの印刷ジョブの処理中に、サーバA(11A)とプリンタ12との間の回線が復旧し、通信断が解消された場合にあっても、プリンタ12でサーバB(11B)からの印刷ジョブの印刷処理が完了するまでは、サーバA(11A)からの印刷ジョブの処理要求は受け付けられない。サーバB(11B)からの印刷ジョブの印刷処理が完了した後に、サーバA(11A)から印刷ジョブの処理要求(装置獲得要求)を受信した場合には、当該処理要求は受け入れられる。この場合、後に詳しく述べるアルゴリズムにしたがって、通信断が生じる前に当該印刷ジョブの印刷処理を実行していたプリンタ12(図7の例ではプリンタ(メイン)12M)で、印刷ジョブが実行される。よって、プリンタ(メイン)12Mでは、印刷抑制状態が解除され、下位のプリンタ(サブ)12S1,12S2に対しては、印刷抑制コマンドが送信される。また、通信断が生じる前の状況を示す情報が、印刷ジョブを実行していたプリンタ12(すなわちプリンタ(メイン)12M)のステータス情報テーブル19に記憶されているため、プリンタ(メイン)12MからサーバA(11A)に向けて、出力済みページ数を示す通知が送信される。これにより、サーバA(11A)は、出力が済んだ次のページからデータを送信し、プリンタ(メイン)12Mは、当該次のページから印刷出力する。
<プリンタの動作>
ここで、図8〜12のフローチャートを参照して、プリンタ12の動作について説明する。
まず、図8を参照して、各プリンタ12が、印刷サーバ11(以下サーバX11)から印刷ジョブの処理要求としての装置獲得要求を受信した場合の動作例について説明する。
通信処理部15bで、サーバX(11)からの印刷ジョブの処理要求としての装置獲得要求が受信されると(ステップS10)、連携処理部15jは、ステータス情報テーブル19を参照して(ステップS11)、サーバX(11)についてのステータス情報があるか否かを調べる(ステップS12)。
記憶部16に、サーバX(11)のステータス情報テーブル19が記憶されていた場合(ステップS12でYes)、通知処理部15gは、ステータス情報として、出力済みページ数や印刷ステータス等を、サーバX(11)に通知する(ステップS13)。これにより、通信が途絶して復旧した後に印刷ジョブを再開する際に、既に印刷処理を行ったページが再度印刷されるのを抑制することができる。
一方、記憶部16にサーバX(11)のステータス情報テーブル19が記憶されていなかった場合(ステップS12でNo)、その印刷ジョブは新規の印刷ジョブであることになる。ステータス情報管理部15fは、記憶部16にサーバX(11)のステータス情報テーブル19を作成し(ステップS14)、その印刷ステータスを「印刷完了」に設定する(ステップS15)。その後、ステップS13が実行される。このように、本実施形態では、印刷が未だに実行されていない状態と、印刷が終了した状態とで、ステータスを共通にしている。これにより、記憶部16における記憶容量を削減でき、データ管理の手間を削減できるという利点がある。そして、サーバX(11)から装置獲得要求を受信した全てのプリンタ12に、印刷処理を実行するか否かによらずステータス情報テーブル19が作成されて割り当て変更に速やかに対応できるとともに、ステータス情報テーブル19の内容を参照することで、通信断の復旧後に受信した印刷ジョブが、新規の印刷ジョブか否かを判定できるようになる。
下位機器としてのプリンタ12が存在する場合(ステップS16でYes)、連携処理部15jは、下位機器に装置獲得コマンドを送信するとともに(ステップS17)、印刷抑制コマンドを送信する(ステップS18)。そして、装置獲得コマンドに対する装置獲得応答を下位機器から受信し(ステップS19)、受信した応答に自機のステータス情報をマージして(ステップS20)、サーバX(11)に向けて装置獲得応答を送信する(ステップS21)。これにより、サーバX(11)は、印刷ジョブの処理要求に対する応答を受信することができる。なお、ステップS18の段階では、各プリンタ12のステータス情報テーブル19中の印刷ステータスは「抑制中」には変更されない。また、ステップS21の時点では、印刷ジョブをどのプリンタ12で処理するか(ジョブ割当)については、決定されていない。
次に、図9のフローチャートを参照して、プリンタ12におけるジョブ割当について説明する。
プリンタ12の通信処理部15bで、サーバX(11)のジョブ割当についてのトリガ信号が受信されると(ステップS30)、図9のフローが開始される。ジョブ割当のトリガ信号は、例えば、プリンタ(メイン)12Mの場合には、サーバXからの印刷ジョブの処理要求、プリンタ(サブ)12S1,12S2の場合には、上位機器からの印刷抑制解除コマンドとすることができる。次に、ジョブ割当部15kは、サーバX(11)についてのステータス情報テーブル19を検索する(ステップS31)。そして、ステップS32で、ステータス情報テーブル19に含まれる印刷ステータスが「印刷不能」でなかった場合(ステップS32でNo)、さらに、サーバX(11)についての印刷ステータスが「通信断停止中」であるか否かを調べる(ステップS33)。
ステップS33で、サーバX(11)からの印刷ジョブについての印刷ステータスが「通信断停止中」でなかった場合には(ステップS33でNo)、対象となっている印刷ジョブは、サーバX(11)についての新規の印刷ジョブということになる。しかし、この場合に、サーバX(11)以外のサーバ11からの印刷ジョブについての印刷ステータスが「通信断停止中」であると、自機(プリンタ12)では、当該他のサーバ11からの印刷ジョブで途中まで印刷されていることになる。この状態で、サーバXからの印刷ジョブの印刷処理を実行すると、他のサーバ11からの印刷ジョブの途中ページの後に、サーバXからの印刷ジョブのページが続けて印刷出力されることになって、好ましくない。そこで、本実施形態では、ジョブ割当部15kは、サーバX以外のサーバ11についてのステータス情報テーブル19を検索し(ステップS34)、他のサーバ11についてのステータス情報テーブル19があった場合には(ステップS35でYes)、さらに、当該ステータス情報テーブル19の印刷ステータスが「通信断停止中」であるか否かを調べる(ステップS36)。これらステップS35およびステップS36によって、サーバX(11)以外の全サーバ11の印刷ステータスが「通信断停止中」であるか否かを調べる。
そして、ステップS35およびステップS36により、サーバX(11)以外に、印刷ステータスが「通信断停止中」となっているサーバ11が存在した場合には(ステップS36でYes)、上述した理由により、サーバX(11)の印刷ステータスを「抑制中」として、自機(プリンタ12)には印刷ジョブを割り当てないこととする(ステップS37)。ここで、下位機器が存在する場合には(ステップS38でYes)、下位機器に印刷抑制解除コマンドを送信する(ステップS39)。ステップS38で下位機器が存在しない場合には(ステップS38でNo)、いずれのプリンタ12でもサーバX(11)からの印刷ジョブは処理されないこととなって、終了する。
また、サーバXのステータス情報テーブル19の印刷ステータスが、「印刷不能」であった場合にも(ステップS32でYes)、自機(プリンタ12)には印刷ジョブを割り当てないこととし、下位機器が存在する場合には(ステップS38でYes)、下位機器に印刷抑制解除コマンドを送信する(ステップS39)。
一方、ステップS33でYesの場合は、サーバX(11)の印刷ジョブについての印刷ステータスが「通信断停止中」であった場合であり、これは、自機(プリンタ12)がサーバX(11)からの印刷ジョブの印刷処理を実行しているときに通信断が発生し、その後、サーバX(11)から、その印刷ジョブの再開要求を受信した場合に相当する。また、ステップS35でNoの場合は、印刷ジョブがサーバX(11)からの新規の印刷ジョブであり、かつ、自機(プリンタ12)が、他のサーバ11からの印刷ジョブについて、印刷ジョブを実行中に通信断が発生して印刷処理が中断している状態ではない場合に相当する。これらの場合には、サーバX(11)の印刷ジョブを自機で実行することについて支障が無い。よって、これらの場合には(すなわち、ステップS33でYesおよびステップS35でNo)、ジョブ割当部15kは、自機(プリンタ12)でサーバX(11)からの印刷ジョブの印刷処理を実行することとして、サーバX(11)の印刷ジョブについての印刷ステータスを「印刷中」に変更する(ステップS40)。さらに、下位機器が存在する場合には(ステップS41でYes)、当該下位機器に印刷抑制コマンドを送信する(ステップS42)。そして、自機(プリンタ12)が、サーバX(11)からの印刷ジョブの印刷処理を実行する(ステップS43)。
次に、図10のフローチャートを参照して、プリンタ12でサーバX(11)からの印刷ジョブの印刷処理を実行中に、通信断が生じた場合の動作について説明する。
プリンタ12で、サーバX(11)からの印刷ジョブの印刷処理を実行中に通信断が発生すると(ステップS50)、通信監視部15cは、当該印刷ジョブに対応するステータス情報テーブル19の印刷ステータスを、「印刷中」から「通信断停止中」に変更する(ステップS51)。下位機器がある場合には(ステップS52でYes)、印刷抑制解除指令部15nは、当該下位機器に向けて、印刷抑制解除コマンドを送信する(ステップS53)。なお、上述したように、通信監視部15cは、印刷ステータスが「抑制中」であった場合には、「通信断停止中」には変更せず、「抑制中」のまま維持する。
次に、図11のフローチャートを参照して、プリンタ12でサーバX(11)からの印刷ジョブの印刷処理を実行中に、印刷処理を続行できなくなるエラーが生じた場合の動作について説明する。
プリンタ12で、サーバX(11)からの印刷ジョブの印刷処理を実行中に印刷処理の続行が不能となるエラー(紙無し、紙詰まり、トナー不足、トナー切れ等)が発生すると(ステップS60)、印刷可否状態監視部15dは、当該印刷ジョブに対応するステータス情報テーブル19の印刷ステータスを、「印刷中」から「印刷不能」に変更する(ステップS61)。なお、下位機器がある場合には(ステップS62でYes)、印刷抑制解除指令部15nは、当該下位機器に向けて、印刷抑制解除コマンドを送信する(ステップS63)。
次に、図12〜図20を参照して、種々のケースでの各プリンタ12の印刷ステータスの変化について説明する。
図12は、プリンタ12でサーバA(11A)から装置獲得要求が受信された状態を示している。上位機器から下位機器に向けて装置獲得要求が送信され、下位機器から上位機器へ向けて装置獲得応答が送信される。装置獲得要求および応答の送受信に伴って、各プリンタ12には、ステータス情報テーブル19が作成される。ステータス情報テーブル19の印刷ステータスは、初期状態では「印刷完了」に設定される。
図13に示すように、印刷ジョブの印刷処理を実行するプリンタ12(図12ではプリンタ(メイン)12M)では、当該印刷ジョブ(サーバA(11A)からの印刷ジョブ)の印刷ステータスは「印刷中」となる。図9のフローチャートでは、プリンタ(メイン)12MにおいてステップS35でNoとなって、図13の状態となる。
図14に示すように、印刷ジョブの印刷処理が実行されている途中で、サーバA(11A)とプリンタ12との間の通信が途絶した場合、当該印刷処理を実行していたプリンタ12(本実施形態でプリンタ(メイン)12M)では、当該印刷ジョブの印刷ステータスが「通信断停止中」となる。印刷ジョブを実行していないプリンタ12では、印刷ステータスは「抑制中」のまま維持される。
図15に示すように、図14に示す通信途絶が生じたときに、サーバA(11A)以外のサーバB(11B)からの印刷要求をプリンタ12が受信した場合、サーバA(11A)の印刷ジョブの印刷処理を実行していたプリンタ12(図15ではプリンタ(メイン)12M)には、印刷ジョブは割り当てられない。これは、ジョブ割当部15kにて、サーバA(11A)からの印刷ジョブの印刷ステータスが「通信断停止中」であることによって判定される。印刷ジョブは、プリンタ(メイン)12M以外のプリンタ(図15ではプリンタ(サブ)12S1)に割り当てられる。図9のフローチャートでは、プリンタ(メイン)12MではステップS38でYesとなり、プリンタ(サブ)12S1ではステップS35でNoとなって、図15の状態となる。
図16に示すように、サーバA(11A)およびサーバB(11B)からの印刷ジョブのデータが通信断によって届かなくなった場合、それら以外のサーバC(11C)からの印刷ジョブの印刷処理は、サーバA(11A)およびサーバB(11B)の印刷ジョブの印刷処理を実行していたプリンタ12(プリンタ(メイン)12Mおよびプリンタ(サブ)12S1)以外のプリンタ12(プリンタ(サブ)12S2)が、実行する。図9のフローチャートでは、プリンタ(メイン)12Mおよびプリンタ(サブ)12S1ではステップS38でYesとなり、プリンタ(サブ)12S2ではステップS35でNoとなって、図16の状態となる。
図17に示すように、サーバC(11C)からの印刷ジョブの印刷処理が、通信が途絶したサーバA(11A)およびサーバB(11B)からの印刷ジョブの印刷処理より、先に完了する。通信が途絶したため、他のサーバ11からの印刷ジョブの印刷処理が実行された場合、通信が途絶したサーバ11からの印刷ジョブは、他のサーバ11からの印刷ジョブの印刷処理が完了するまでは、たとえ通信が復旧したとしても実行されず、後回しになる。
図18に示すように、サーバC(11C)からの印刷ジョブの印刷処理が完了した後、サーバA(11A)からの印刷ジョブのデータ送信が再開すると、途絶前に印刷処理を実行していたプリンタ12(プリンタ(メイン)12M)で印刷処理が再開される。各プリンタ12は、データ送信が再開されたサーバ11(11A)についての印刷ステータスが「通信断停止中」となっている場合に、自機(プリンタ12)で印刷処理を実行する。
図19に示すように、サーバB(11B)からプリンタ(サブ)12S1への印刷ジョブのデータの通信が途絶した状態で、他のサーバA(11A)からの印刷ジョブを、プリンタ(メイン)12Mで処理することができる。
図20に示すように、図19の状態で、サーバA(11A)からの印刷ジョブの印刷処理を実行しているプリンタ(メイン)12Mで、紙無し等の印刷不能となるエラーが生じた場合、当該プリンタ(メイン)12Mの当該サーバA(11A)からの印刷ジョブについての印刷ステータスが「印刷不能」となって、印刷代替処理が実行される。プリンタ(サブ)12S1では、サーバB(11B)からの印刷ジョブの印刷ステータスが「通信断停止中」であるため、印刷ジョブは割り当てられない。よって、さらに下位のプリンタ(サブ)12S2にサーバA(11A)からの印刷ジョブが割り当てられ、プリンタ(サブ)12S2で、サーバA(11A)からの印刷ジョブの未完了分の印刷処理が実行される。図9のフローチャートでは、プリンタ(メイン)12MではステップS32でYesとなり、プリンタ(サブ)12S1ではステップS36でYesとなり、プリンタ(サブ)12S2ではステップS35でNoとなって、図20の状態となる。
以上、説明したように、本実施形態では、複数のうち一つのプリンタ12(例えばプリンタ(メイン)12M)で複数のうち一つの印刷サーバ11(例えばサーバA(11A))から送信された印刷ジョブの印刷処理が完了する前に、そのサーバA(11A)からプリンタ(メイン)12Mへの印刷ジョブのデータの通信が途絶したときには、そのデータの通信が回復する前にサーバA(11A)以外のサーバ11(例えばサーバB(11B)から送信された印刷ジョブの印刷処理を、プリンタ(メイン)12M以外のプリンタ12(例えばプリンタ(サブ)12S1)が実行する。よって、通信断によって印刷ジョブの実行が中断しているために他の印刷ジョブが実行できないといった、プリンタ12の無駄な休止状態を減らして、印刷ジョブをより効率よく実行することができる。さらに、他のサーバ11からの印刷ジョブの印刷処理が、通信が途絶したプリンタ12で実行されると、そのプリンタ12では、一つのサーバ11からのページの後に他のサーバ11からのページが印刷出力されることとなり、分けるのに手間がかかる場合がある。この点、本実施形態によれば、印刷出力中に通信が途絶したことで印刷処理が中断したプリンタ12では、通信が回復する前に受け付けられた他のサーバ11からの印刷ジョブの印刷処理は実行されないため、そのような不都合を回避することができる。
また、本実施形態では、データの通信が回復した後に、通信の途絶によって印刷出力ができなくなったプリンタ12が、その通信元であったサーバ11からの印刷ジョブの少なくとも残りの印刷処理を実行する。よって、一つのサーバ11からの印刷ジョブのページがまとまって出力されるため、複数のプリンタ12に分けて出力されるのに比べて、取り扱いが容易になる。
また、本実施形態では、複数のうち一つのプリンタ12でサーバ11から送信された印刷ジョブの印刷処理が完了する前に、そのサーバ11から印刷ジョブのデータを受信しているのにも拘わらずプリンタ12では印刷出力が不可能な状態となったときには、そのプリンタ12とは別のプリンタ12で、その印刷ジョブの印刷処理を実行する。すなわち、データが送信されてきているときには、他のプリンタ12を利用して、印刷ジョブの印刷処理をより迅速に完了させることができる。
また、本実施形態では、印刷ジョブを実行するプリンタ12を決定するジョブ割当部15kを備える。このジョブ割当部15kの動作によって、プリンタ12に印刷ジョブを、種々の状況に応じて適切に割り当てることができる。また、本実施形態では、相互に接続されて代替処理を行うことが可能な複数のプリンタ12の全てが、同じ機能を有するジョブ割当部15kを備えている。このため、複数のプリンタ12を統括するデバイス等が不要となり、システムの構成をより簡素に構成することができる。
また、本実施形態では、プリンタ12でサーバ11から送信された印刷ジョブの印刷処理が完了する前にサーバ11からプリンタ12への印刷ジョブのデータの通信が途絶した状態であることがわかる情報としての印刷ステータスを記憶部16に記憶する処理を行う第一の記憶処理部として、通信監視部15cを備える。よって、ジョブ割当部15kは、印刷ステータスを参照して、プリンタ12への印刷ジョブの割当を、より円滑にかつより確実に実行することができる。
また、本実施形態では、プリンタ12で印刷出力が可能な状態か不可能な状態かがわかる情報としての印刷ステータスを記憶部16に記憶する処理を行う第二の記憶処理部として、印刷可否状態監視部15dを備える。よって、ジョブ割当部15kは、印刷ステータスを参照して、プリンタ12への印刷ジョブの割当を、より円滑にかつより確実に実行することができる。
また、本実施形態では、プリンタ12での印刷ジョブの印刷処理の進捗状況がわかる情報としての受信済みページ数や出力済みページ数を示す情報を記憶部16に記憶する処理を行う第三の記憶処理部として、進捗監視部15eを備える。よって、通信の途絶が回復したときに、受信済みページ数や出力済みページ数を示す情報に基づいて、未だ印刷出力されていない残りのページから効率良く印刷出力を再開することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず、種々の変形が可能である。例えば、ホスト装置の数、印刷装置の数等は上記実施形態には限定されない。また、上記実施形態では、印刷ステータスの値を変更する構成としたが、通信断停止や、印刷可否等の各項目について値を設定してもよい。また、印刷ステータスの名称は、あくまで一例であって、処理上は適宜な値が割り当てられる。それらの名称が実際の処理に用いられるわけではない。また、各部の構成や処理手順もあくまで一例である。
1 印刷システム
5 ネットワーク(電気通信回線)
10 インターネット網(電気通信回線)
11,11A,11B 印刷サーバ(ホスト装置)
12,12M,12S1,12S2 プリンタ(印刷装置)
15k ジョブ割当部
15c 通信監視部(第一の記憶処理部)
15d 印刷可否状態監視部(第二の記憶処理部)
15e 進捗監視部(第三の記憶処理部)
特開2002−189581号公報

Claims (9)

  1. 複数のホスト装置と、
    複数の前記ホスト装置に電気通信回線を介して接続され、前記ホスト装置から送信された印刷ジョブの印刷処理を実行可能な複数の印刷装置と、
    前記ホスト装置からの印刷ジョブを実行する前記印刷装置を決定するジョブ割当部と、
    を備えた印刷システムにおいて、
    前記ジョブ割当部は、複数のうち一つの前記印刷装置としての第一の印刷装置で複数のうち一つの前記ホスト装置としての第一のホスト装置から送信された印刷ジョブの印刷処理が完了する前に、前記第一のホスト装置から前記第一の印刷装置への印刷ジョブのデータの通信が途絶したときには、前記データの通信が回復する前に前記第一のホスト装置以外の前記ホスト装置から送信された印刷ジョブの印刷処理を、前記第一の印刷装置以外の前記印刷装置に実行させることを特徴とする印刷システム。
  2. 前記ジョブ割当部は、前記データの通信が回復した後に、前記第一の印刷装置に、前記第一のホスト装置からの印刷ジョブの少なくとも残りの印刷処理を実行させることを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
  3. 前記ジョブ割当部は、複数のうち一つの前記印刷装置で前記ホスト装置から送信された印刷ジョブの印刷処理が完了する前に、当該ホスト装置から印刷ジョブのデータを受信しているのにも拘わらず当該印刷装置では印刷出力が不可能な状態となったときには、当該印刷装置とは別の印刷装置に、当該印刷ジョブの印刷処理を実行させことを特徴とする請求項1または2に記載の印刷システム。
  4. 前記印刷装置で前記ホスト装置から送信された印刷ジョブの印刷処理が完了する前に前記ホスト装置から前記印刷装置への印刷ジョブのデータの通信が途絶した状態であることがわかる情報を記憶部に記憶する処理を行う第一の記憶処理部を備えることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一つに記載の印刷システム。
  5. 前記印刷装置で印刷出力が可能な状態か不可能な状態かがわかる情報を記憶部に記憶する処理を行う第二の記憶処理部を備えることを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか一つに記載の印刷システム。
  6. 前記印刷装置での印刷ジョブの印刷処理の進捗状況がわかる情報を記憶部に記憶する処理を行う第三の記憶処理部を備えることを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか一つに記載の印刷システム。
  7. 請求項1〜6のうちいずれか一つに記載の印刷システムで用いられる印刷装置であって、
    前記ジョブ割当部および前記第一の記憶処理部を備えることを特徴とする印刷装置。
  8. コンピュータを、請求項7に記載の前記印刷装置に含まれる前記ジョブ割当部および前記第一の記憶処理部として機能させることを特徴とするプログラム。
  9. 請求項8に記載のプログラムを記憶したコンピュータ読取可能な記憶媒体。
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