JP2009217467A - 印刷システム、印刷装置およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ジョブリセットのためにユーザが移動に要する不要な時間を削減し、ジョブリセットに際してユーザの作業負担を軽減する。
【解決手段】ネットワークに接続されたプリンタ同士がセッション及び同期を保つため、任意の1台のプリンタ31にジョブリセットをかけると、そのプリンタ31と他のプリンタ31、さらには、全プリンタでジョブリセットを実行することができる。これにより、最寄りのプリンタ31で対象プリンタに操作・指示が可能になることから、ジョブリセットのためにユーザが移動に要する不要な時間を削減し、ジョブリセットに際してユーザの作業負担を軽減することができる。
【選択図】 図18
【解決手段】ネットワークに接続されたプリンタ同士がセッション及び同期を保つため、任意の1台のプリンタ31にジョブリセットをかけると、そのプリンタ31と他のプリンタ31、さらには、全プリンタでジョブリセットを実行することができる。これにより、最寄りのプリンタ31で対象プリンタに操作・指示が可能になることから、ジョブリセットのためにユーザが移動に要する不要な時間を削減し、ジョブリセットに際してユーザの作業負担を軽減することができる。
【選択図】 図18
Description
本発明は、レーザプリンタやMFP(Multi Function Peripheral)などの印刷装置を備える印刷システム、印刷装置およびプログラムに関する。
近年においては、インターネット網を経由して印刷を行うインターネットプリントシステムが開発されている(例えば、特許文献1参照)。
また、近年においては、図22に示すように、複数の企業や事業所のイントラネット200,300を、インターネット網400を介して相互接続したエクストラネットも利用されつつある。図22に示すようなエクストラネットによれば、一方のイントラネット200上のサーバなどのホストコンピュータから他方のイントラネット300上のプリンタに対して印刷処理を実行することができる。
加えて、従来のプリントシステムにおいては、問題のある印刷ジョブを消去するために、ジョブリセット処理を行なうことができる。このようなジョブリセット処理は、通常、プリンタに備えられたオペレーショパネルの操作によって実行される。
しかしながら、特許文献1に開示されているようなインターネットプリントシステムや図22に示すようなエクストラネットにおいては、全てのプリンタがユーザの近傍に設置されているとは限らない。したがって、ユーザの近傍に設置されていないプリンタに対するジョブリセット処理については、離れた場所に設置されたプリンタまでユーザが出向いてジョブリセット処理を行なう必要があるため、ユーザに大きな負担を強いるという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ジョブリセットのためにユーザが移動に要する不要な時間を削減し、ジョブリセットに際してユーザの作業負担を軽減することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明の印刷システムは、ホスト装置から送信された1つまたは複数の印刷データおよび一連の処理命令で構成される印刷ジョブにかかる印刷処理を実行する印刷装置を少なくとも2台以上ネットワーク接続する印刷システムにおいて、前記ホスト装置と当該ホスト装置にネットワーク接続された全ての前記印刷装置との間でセッションを成立させるセッション成立手段と、一の前記印刷装置で前記印刷ジョブにかかる印刷処理を実行した場合、当該印刷装置とセッションが成立している他の前記印刷装置で保持する前記印刷ジョブの同期を保つジョブ同期手段と、前記各印刷装置に保持されている前記印刷ジョブについてのジョブリセットを行うためのジョブリセットコマンドを一の前記印刷装置で生成するコマンド生成手段と、一の前記印刷装置で生成された前記ジョブリセットコマンドを、当該印刷装置とセッションが成立している他の前記印刷装置に通知するコマンド通知手段と、備えることを特徴とする。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1記載の印刷システムにおいて、前記コマンド生成手段により生成される前記ジョブリセットコマンドは、前記各印刷装置に保持されている全ての前記印刷ジョブをリセットするコマンドである、ことを特徴とする。
また、請求項3にかかる発明は、請求項1記載の印刷システムにおいて、前記コマンド生成手段により生成される前記ジョブリセットコマンドは、前記各印刷装置で保持されていて現在実行中の前記印刷ジョブをリセットするコマンドである、ことを特徴とする。
また、請求項4にかかる発明の印刷装置は、ホスト装置から送信された1つまたは複数の印刷データおよび一連の処理命令で構成される印刷ジョブにかかる印刷処理を実行するものであって、他の印刷装置をネットワーク接続する印刷装置において、前記ホスト装置およびネットワーク接続された他の前記印刷装置との間でセッションを成立させるセッション成立手段と、前記印刷ジョブにかかる印刷処理を実行した場合、当該印刷装置とセッションが成立している他の前記印刷装置で保持する前記印刷ジョブの同期を保つジョブ同期手段と、前記各印刷装置に保持されている前記印刷ジョブについてのジョブリセットを行うためのジョブリセットコマンドを生成するコマンド生成手段と、生成された前記ジョブリセットコマンドを、セッションが成立している他の前記印刷装置に通知するコマンド通知手段と、備えることを特徴とする。
また、請求項5にかかる発明は、請求項4記載の印刷装置において、前記コマンド生成手段により生成される前記ジョブリセットコマンドは、前記各印刷装置に保持されている全ての前記印刷ジョブをリセットするコマンドである、ことを特徴とする。
また、請求項6にかかる発明は、請求項4記載の印刷装置において、前記コマンド生成手段により生成される前記ジョブリセットコマンドは、前記各印刷装置で保持されていて現在実行中の前記印刷ジョブをリセットするコマンドである、ことを特徴とする。
また、請求項7にかかる発明の印刷装置は、他の印刷装置を介してホスト装置から送信された1つまたは複数の印刷データおよび一連の処理命令で構成される印刷ジョブにかかる印刷処理を実行する印刷装置において、前記ホスト装置およびネットワーク接続された他の前記印刷装置との間でセッションを成立させるセッション成立手段と、前記印刷ジョブにかかる印刷処理を実行した場合、当該印刷装置とセッションが成立している他の前記印刷装置で保持する前記印刷ジョブの同期を保つジョブ同期手段と、前記各印刷装置に保持されている前記印刷ジョブについてのジョブリセットを行うためのジョブリセットコマンドを生成するコマンド生成手段と、生成された前記ジョブリセットコマンドを、セッションが成立している他の前記印刷装置に通知するコマンド通知手段と、備えることを特徴とする。
また、請求項8にかかる発明は、請求項7記載の印刷装置において、前記コマンド生成手段により生成される前記ジョブリセットコマンドは、前記各印刷装置に保持されている全ての前記印刷ジョブをリセットするコマンドである、ことを特徴とする。
また、請求項9にかかる発明は、請求項7記載の印刷装置において、前記コマンド生成手段により生成される前記ジョブリセットコマンドは、前記各印刷装置で保持されていて現在実行中の前記印刷ジョブをリセットするコマンドである、ことを特徴とする。
また、請求項10にかかる発明のプログラムは、ホスト装置から送信された1つまたは複数の印刷データおよび一連の処理命令で構成される印刷ジョブにかかる印刷処理を実行するものであって、他の印刷装置をネットワーク接続する印刷装置を制御するコンピュータを、前記ホスト装置およびネットワーク接続された他の前記印刷装置との間でセッションを成立させるセッション成立手段と、前記印刷ジョブにかかる印刷処理を実行した場合、当該印刷装置とセッションが成立している他の前記印刷装置で保持する前記印刷ジョブの同期を保つジョブ同期手段と、前記各印刷装置に保持されている前記印刷ジョブについてのジョブリセットを行うためのジョブリセットコマンドを生成するコマンド生成手段と、生成された前記ジョブリセットコマンドを、セッションが成立している他の前記印刷装置に通知するコマンド通知手段と、として機能させることを特徴とする。
また、請求項11にかかる発明のプログラムは、他の印刷装置を介してホスト装置から送信された1つまたは複数の印刷データおよび一連の処理命令で構成される印刷ジョブにかかる印刷処理を実行する印刷装置を制御するコンピュータを、前記ホスト装置およびネットワーク接続された他の前記印刷装置との間でセッションを成立させるセッション成立手段と、前記印刷ジョブにかかる印刷処理を実行した場合、当該印刷装置とセッションが成立している他の前記印刷装置で保持する前記印刷ジョブの同期を保つジョブ同期手段と、前記各印刷装置に保持されている前記印刷ジョブについてのジョブリセットを行うためのジョブリセットコマンドを生成するコマンド生成手段と、生成された前記ジョブリセットコマンドを、セッションが成立している他の前記印刷装置に通知するコマンド通知手段と、として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、ネットワークに接続されたプリンタ同士がセッション及び同期を保つため、任意の1台のプリンタにジョブリセットをかけると、そのプリンタと他のプリンタ、さらには、全プリンタでジョブリセットを実行することができるので、最寄りのプリンタで対象プリンタに操作・指示が可能になることから、ジョブリセットのためにユーザが移動に要する不要な時間を削減し、ジョブリセットに際してユーザの作業負担を軽減することができる、という効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる印刷システム、印刷装置およびプログラムの最良な実施の形態を詳細に説明する。
本発明の実施の一形態を図1ないし図21に基づいて説明する。本実施の形態は印刷装置としてレーザプリンタやMFP(Multi Function Peripheral)を適用した例である。
[1.システムの全体構成]
図1は、本発明の実施の一形態にかかるネットプリントシステム100のシステム構築例を示す模式図である。図1に示すように、本実施の形態のネットプリントシステム100は、複数の企業や事業所のイントラネットA,B、すなわちインターネット技術をベースにした社内ネットワークであるイントラネットA,Bを、インターネット網150を介して相互接続したエクストラネットを想定する。
図1は、本発明の実施の一形態にかかるネットプリントシステム100のシステム構築例を示す模式図である。図1に示すように、本実施の形態のネットプリントシステム100は、複数の企業や事業所のイントラネットA,B、すなわちインターネット技術をベースにした社内ネットワークであるイントラネットA,Bを、インターネット網150を介して相互接続したエクストラネットを想定する。
図1に示すように、例えばコンビニエンスストア本社内のイントラネットAは、各種のサーバコンピュータ(以下、サーバという)1にLAN(Local Area Network)等のネットワーク2を介してコンピュータやプリンタなどのクライアント3が複数台接続されたサーバクライアントシステムを想定する。このようなイントラネットAにおいては、インターネット網150と、WWW(World Wide Web)サーバなどの公開サーバ4を除く社内ネットワーク5との境界にファイアウォール6が設けられている。このファイアウォール6は、社内ネットワーク5とインターネット網150との間で出入りするパケットを監視し、決められたルールに従って、その通過を許可したり、阻止(廃棄)したりすることにより、社内ネットワーク5内のセキュリティを確保する。
一方、例えばフランチャイズ店舗内のイントラネットBも、各種のサーバ1にLAN等のネットワーク2を介してコンピュータやプリンタなどのクライアント3が複数台接続されたサーバクライアントシステムを想定する。このようなイントラネットBにおいても、インターネット網150と、公開サーバ4を除く社内ネットワーク5との境界にファイアウォール6が設けられている。
なお、イントラネットA,Bのネットワーク接続としては、インターネット網150に限るものではなく、専用の通信回線を用いて各イントラネットA,Bを接続するようにしても良い。
また、ネットワーク2は有線通信に限るものではなく、無線通信(赤外線や電波等)であっても良い。また、光ファイバを用いたものであっても良い。
図2に示すように、上述したようなネットプリントシステム100は、例えばコンビニエンスストア本社のイントラネットAが備えるサーバ1の一つである印刷サーバ11から、フランチャイズ店舗のイントラネットBが備えるクライアント3の一つであるプリンタ31に対して販促資料等の印刷処理をダイレクトに実行することができる。なお、図2に示すように、イントラネットBにおいては、同機能を有する複数のプリンタ31を備えている。
[2.印刷サーバの構成]
まず、イントラネットAが備える印刷サーバ11(サーバ1)について説明する。図3は、印刷サーバ11の構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、印刷サーバ11は、この印刷サーバ11の動作制御を行うCPU(Central Processing Unit:中央処理装置)41を備えている。このCPU41には、CPU41が起動時に実行するプログラムや必要なデータ等を記憶するためのROM(Read Only Memory)42と、CPU41のワークエリア等を構成するためのRAM(Random Access Memory)43とが内部バス56を介して接続されている。
まず、イントラネットAが備える印刷サーバ11(サーバ1)について説明する。図3は、印刷サーバ11の構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、印刷サーバ11は、この印刷サーバ11の動作制御を行うCPU(Central Processing Unit:中央処理装置)41を備えている。このCPU41には、CPU41が起動時に実行するプログラムや必要なデータ等を記憶するためのROM(Read Only Memory)42と、CPU41のワークエリア等を構成するためのRAM(Random Access Memory)43とが内部バス56を介して接続されている。
さらに、CPU41には、キャラクタジェネレータ44、時計回路45、ネットワーク伝送制御部47、磁気ディスク装置48、CD−ROM装置49、表示制御部42および入力制御部55が、内部バス56を介して接続されており、これらの各要素間のデータのやりとりは、主としてこの内部バス56を介して行われる。
キャラクタジェネレータ44は、図形文字の表示データを発生するためのものである。時計回路45は、現在日時情報を出力するためのものである。
ネットワークインタフェース回路46は、この印刷サーバ11をLANであるネットワーク2に接続するためのものであり、ネットワーク伝送制御部47は、ネットワーク2を介して、他のサーバ1やクライアント3との間で種々のデータをやりとりするための各種所定のプロトコルスイートの通信制御処理を実行するためのものである。例えば、ネットワークインタフェース回路46は、ネットワーク2およびインターネット網150を介して他のイントラネット(ここでは、イントラネットB)が備えるクライアント3の一つであるプリンタ31を接続し、プリンタ31へ印刷データ等を送信したり、プリンタ31より印刷処理状態等を受信したりする等の動作を行う。
磁気ディスク装置48は、OS(Operating System)、OS上で走る種々のアプリケーションプログラム、ワークデータ、ファイルデータ、画情報データなどの種々のデータを記憶するためのものである。本実施の形態においては、アプリケーションプログラムとして、印刷データ送信プログラムなどが記憶されている。CD−ROM装置49は、交換可能な記録媒体であるCD−ROM50に記憶されているデータ(種々のアプリケーションプログラム、ワークデータ、ファイルデータ、画情報データなどの種々のデータ)を読み込むためのものである。
このような印刷サーバ11では、ユーザが電源を投入するとCPU41がROM42内のローダーというプログラムを起動させ、磁気ディスク装置48よりOSをRAM43に読み込み、このOSを起動させる。このようなOSは、ユーザの操作に応じてアプリケーションプログラムを起動したり、情報を読み込んだり、保存を行ったりする。なお、記録媒体はCD−ROM50に限るものではなく、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、CD−RW、DVD、半導体メモリ等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体であれば良い。この場合、CD−ROM装置49を記憶媒体のデータを読み込み可能なものに変更することはいうまでもない。また、アプリケーションプログラムは、所定のOS上で動作するものに限らず、後述の各種処理の一部の実行をOSに肩代わりさせるものであってもよいし、所定のアプリケーションソフトやOSなどを構成する一群のプログラムファイルの一部として含まれているものであってもよい。
なお、一般的には、印刷サーバ11の磁気ディスク装置48にインストールされるアプリケーションプログラムは、CD−ROM50などの記憶媒体に記録され、この記憶媒体に記録されたアプリケーションプログラムが磁気ディスク装置48にインストールされる。このため、CD−ROM50等の可搬性を有する記憶媒体も、アプリケーションプログラムを記憶する記憶媒体となり得る。さらには、アプリケーションプログラムは、例えばネットワークインタフェース回路46を介して外部から取り込まれ、磁気ディスク装置48にインストールされても良い。
CRTなどの表示装置51は、この印刷サーバ11を操作するための画面を表示するためのものであり、表示制御部52は、表示装置51の表示内容を制御するためのものである。
キーボード装置53は、この印刷サーバ11に対する各種の指示を種々のキー操作により行わせるためのものであり、画面指示装置54は、表示装置51の任意の点を指示する等の操作作業を行うためのもの(例えば、マウス等のポインティングデバイス)であり、入力制御部55は、キーボード装置53および画面指示装置54の入力情報を取り込む等するためのものである。
また、印刷文書情報は、この印刷サーバ11で適宜なアプリケーションプログラムが起動され、当該アプリケーションプログラムにより作成されて磁気ディスク装置58に保存されたり、CD−ROM50に保存されているものがCD−ROM装置49により読み出されて、印刷サーバ11に取り込まれたり、ネットワーク2およびインターネット網150を介して電子メール等で受信した情報から再構築されて印刷サーバ11に取り込まれたりすることで、印刷サーバ11に保存される。
[3.プリンタの構成]
次に、イントラネットBが備える印刷装置であるプリンタ31(クライアント3)について説明する。図4は、プリンタ31の構成の一例を示すブロック図である。図4に示すように、プリンタ31は、このプリンタ31の各部の制御処理および画像形成処理などの各種制御処理を行うプリンタコントローラ(マザーボード)61を備えている。このプリンタコントローラ61には、オペレーションパネル62、プリンタエンジン63および磁気ディスク装置64が接続されている。
次に、イントラネットBが備える印刷装置であるプリンタ31(クライアント3)について説明する。図4は、プリンタ31の構成の一例を示すブロック図である。図4に示すように、プリンタ31は、このプリンタ31の各部の制御処理および画像形成処理などの各種制御処理を行うプリンタコントローラ(マザーボード)61を備えている。このプリンタコントローラ61には、オペレーションパネル62、プリンタエンジン63および磁気ディスク装置64が接続されている。
プリンタコントローラ61は、その時設定されている制御モードおよび各イントラネットA,Bの各種サーバ1(例えば、イントラネットAの印刷サーバ11)からの制御コードに従って各イントラネットA,Bの各種サーバ1(例えば、イントラネットAの印刷サーバ11)からの印刷データを描画データに変換してプリンタエンジン63へ出力する制御機構の総称で次のようなモジュールで構成される。プリンタコントローラ61には、制御の主体となるCPU81、RAM82、このプリンタ31に固有な各種の情報を記憶するためのROM83、電源のON/OFFに関わらずデータを保持できる不揮発性メモリであるNV−RAM84、印刷の時に使用される数種の書体を保持しているメモリであるFont ROM85、エンジンI/F86、オペレーションパネル62を接続するパネルI/F87、磁気ディスク装置64を接続するディスクI/F88、ネットワークI/F89などで構成されている。
RAM82は、CPU81のワーク領域、各イントラネットA,Bの各種サーバ1からのデータ受信バッファ、また処理後のイメージ展開領域に使用される。
エンジンI/F86は、プリンタコントローラ61とプリンタエンジン63への制御信号とプリンタエンジン63からプリンタコントローラ61へのステータス信号を送受信するI/Fである。
ネットワークI/F89は、ネットワーク2を介して各イントラネットA,Bの各種サーバ1(例えば、印刷サーバ11)からプリンタ31への制御信号およびデータとプリンタ31からのステータス信号を送受信するためのものである。
オペレーションパネル62は、プリンタ31のステータス表示およびモード、印刷条件を変更することができるスイッチ部である。
プリンタエンジン63は、電子写真プロセス方式により画像を形成して記録用紙に記録出力するためのものである。より詳細には、プリンタコントローラ61からの描画データと制御情報に基づいて、感光体上に静電作像し給紙部より転写紙を給紙して画像を形成する。
磁気ディスク装置64は、種々の印刷文書情報を格納したり、それ以外の適宜な情報ファイル等を保存したりするためのものである。加えて、磁気ディスク装置64には、OS(Operating System)、OS上で走る種々のアプリケーションプログラムが記憶されている。本実施の形態においては、アプリケーションプログラムとして、印刷処理プログラムなどが記憶されている。
このような構成のプリンタ31は、サーバ1などと同様に、ユーザが電源を投入すると磁気ディスク装置64よりOSをRAM82に読み込み、このOSを起動させる。このようにして起動したOSは、ユーザの操作に応じてアプリケーションプログラムを起動したり、情報を読み込んだり、保存を行ったりする。また、アプリケーションプログラムは、所定のOS上で動作するものに限らず、後述の各種処理の一部の実行をOSに肩代わりさせるものであってもよいし、所定のアプリケーションプログラムやOSなどを構成する一群のプログラムファイルの一部として含まれているものであってもよい。
なお、一般的には、プリンタ31の磁気ディスク装置64にインストールされるアプリケーションプログラムは、CD−ROM(図示せず)などの記憶媒体に記録され、この記憶媒体に記録されたアプリケーションプログラムが磁気ディスク装置64にインストールされる。このため、CD−ROM等の可搬性を有する記憶媒体も、アプリケーションプログラムを記憶する記憶媒体となり得る。さらには、アプリケーションプログラムは、例えばネットワークI/F89を介して外部から取り込まれ、磁気ディスク装置64にインストールされても良い。
なお、本実施の形態のプリンタ31は、磁気ディスク装置64を備えるものとしたが、これに限るものではなく、半導体メモリ等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体にアプリケーションプログラムやOSなどを格納するようにしても良い。
[4.プリンタ代替処理]
次に、印刷サーバ11のCPU41およびプリンタ31のCPU81が実行する各種の演算処理のうち、本実施の形態のネットプリントシステム100が発揮する特徴的な処理であるプリンタ代替処理について以下に説明する。
次に、印刷サーバ11のCPU41およびプリンタ31のCPU81が実行する各種の演算処理のうち、本実施の形態のネットプリントシステム100が発揮する特徴的な処理であるプリンタ代替処理について以下に説明する。
ネットプリントシステム100においては、インターネット網150を介してイントラネットAのホスト装置である印刷サーバ11からイントラネットBのプリンタ31に印刷データが入力されると、イントラネットBのプリンタ31側で、入力された印刷データについての描画データがプリンタコントローラ61の制御情報に基づいて生成され、生成された描画データがプリンタコントローラ61からプリンタエンジン63に渡され、プリンタスタート命令がかかり印刷が開始されることになる。ここで、イントラネットBのプリンタ31において、印刷の途中にもかかわらず、印刷処理が実行されているプリンタ31にオペレータ操作が必要な印刷不可状態(紙なし、紙ジャム、トナーエンド、その他障害)が発生することがある。そこで、本実施の形態のネットプリントシステム100においては、印刷処理が実行されているプリンタ31にオペレータ操作が必要な印刷不可状態が発生した場合には、印刷処理の対象を他のプリンタ31に切り替えることによって、印刷を継続することを可能にし、イントラネットBにおいて印刷停止状態にならないようにする、というプリンタ代替処理を実行するようにしたものである。
印刷サーバ11は、アプリケーションプログラムとして、印刷データ送信プログラムを磁気ディスク装置48に記憶している。すなわち、印刷サーバ11は、OS上で動作する印刷データ送信プログラムが起動すると、この印刷データ送信プログラムに従い、CPU41が各部を制御してプリンタ代替処理の一部となる印刷データ送信処理を実行する。
プリンタ31は、アプリケーションプログラムとして、印刷処理プログラムを磁気ディスク装置64に記憶している。すなわち、プリンタ31は、OS上で動作する印刷処理プログラムが起動すると、この印刷データ送信プログラムに従い、CPU81が各部を制御してプリンタ代替処理の一部となる印刷処理を実行する。
ここで、図5はプリンタ31のプリンタ代替処理にかかる機能構成を概略的に示す模式図である。図5に示すように、プリンタ31は、印刷サーバ11およびネットワーク接続された他のプリンタ31との間でセッションを成立させるセッション成立手段として機能するセッション成立部101と、印刷サーバ11から送信された1つまたは複数の印刷データおよび一連の処理命令で構成される印刷ジョブにかかる印刷処理を実行した場合、当該プリンタ31とセッションが成立している他のプリンタ31で保持する印刷ジョブの同期を保つジョブ同期手段として機能するジョブ同期部102と、各プリンタ31に保持されている印刷ジョブについてのジョブリセットを行うためのジョブリセットコマンドを生成するコマンド生成手段として機能するコマンド生成部103と、生成されたジョブリセットコマンドを、セッションが成立している他のプリンタ31に通知するコマンド通知手段として機能するコマンド通知部104と、を備えている。
次いで、セッション成立部101とジョブ同期部102とにより実現されるプリンタ代替処理の主要な処理について、シーン毎に具体的に説明する。
図6は、プリンタ代替処理を含むネットプリント処理の処理手順を示すシーケンス図である。なお、図6においては、「メインプリンタ」となるプリンタ31a、「サブプリンタ1」となるプリンタ31b、「サブプリンタ2」となるプリンタ31cの3台がネットワーク接続されているイントラネットBを想定している。
なお、「メインプリンタ」、「サブプリンタ1」、「サブプリンタ2」は便宜上設定されたものであって、プリンタ31aとプリンタ31bとプリンタ31cとは、同じ実装のプリンタである。
また、「メインプリンタ」はホスト装置から一意に決定されるが、「サブプリンタ1」、「サブプリンタ2」については固定的に決められるものであっても良いし、その順序が処理毎に変わるものであっても良い。例えば、「サブプリンタ1」、「サブプリンタ2」のような順序については、プリンタの記憶部(ROM83、NV−RAM84、磁気ディスク装置64など)に、次にデータを送るプリンタのIPアドレスを記憶しておき、データ転送の際に記憶されたIPアドレスを参照することで実現可能である。
まず、ネットプリント処理においては、セッション成立部101によって印刷サーバ11およびネットワーク接続された他のプリンタ31との間でセッションを成立した後、装置獲得処理が実行される。
(1)メインプリンタは、印刷サーバ11から「装置獲得」コマンドを受信すると、プリンタの占有処理を行い、サブプリンタ(図6のサブプリンタ1)へ「装置獲得」コマンドを送信する。ここの時、メインプリンタは排紙抑制を情報に指定する。この情報は、印刷処理を抑制する印刷抑制情報である。
(2)サブプリンタ(図6のサブプリンタ1)は、プリンタの占有処理を行う。また、情報には排紙抑制することが指定されているので、サブプリンタはプリンタの排紙抑制を行う。サブプリンタはさらに下位(データ送信方向下流)のサブプリンタ(図6のサブプリンタ2)がある場合、上位(データ送信方向上流)から受信した「装置獲得」コマンドを送信する。サブプリンタは下位のサブプリンタが無い場合、上位プリンタへ「装置獲得応答」コマンドを送信する。また、下位プリンタは上位プリンタへ「装置獲得応答」コマンドを送信する。装置獲得応答には、プリンタのIPアドレスが含まれており、図7に示すように、上位プリンタは下位プリンタの応答情報(プリンタのIPアドレス)を順にマージして送信する。そして、メインプリンタはサブプリンタからの応答を待ち合わせし、印刷サーバ11へ「装置獲得応答」のコマンドを送信する。
これにより、印刷サーバ11側では、全てのプリンタの情報がマージされた結果の情報を受け取ることになる。
なお、プリンタから印刷サーバ11側への情報送信は、インターネット網150およびファイアウォール6を介して行うため、ルール付けによりその通過を許可するか、メールに添付するなどにより行うものとする。以下におけるプリンタから印刷サーバ11側への情報送信についても同様である。
印刷サーバ11側では、各サブプリンタおよびメインプリンタの情報をマージしたプリンタ情報をログとして管理する。
(3)メインプリンタは、印刷サーバ11から「JOB開始」コマンドを受信すると、JOB開始処理を行い、サブプリンタ(図6のサブプリンタ1)へ「JOB開始」コマンドを送信する。この時、メインプリンタは取得したJOB IDを情報に追加する。
(4)サブプリンタ(図6のサブプリンタ1)は、JOB開始処理を行うが、JOB IDの作成は行わず、メインプリンタから通知されたJOB IDを使用することで、プリンタ間のジョブ管理の同期をとる。サブプリンタはさらに下位のサブプリンタ(図6のサブプリンタ2)がある場合、上位から受信した「JOB開始」コマンドを送信する。サブプリンタは下位のサブプリンタが無い場合、上位プリンタへ「JOB開始応答」コマンドを送信する。また、下位プリンタは上位プリンタへ「JOB開始応答」コマンドを送信する。メインプリンタはサブプリンタからの応答を待ち合わせし、印刷サーバ11へ「JOB開始応答」コマンドを送信する。
以上のようにネットプリント処理における装置獲得処理が終了すると、印刷処理が実行される。
ここで、図8はプリンタ31のプリンタ代替処理におけるジョブ同期処理にかかる機能構成を概略的に示す模式図である。図8に示すように、プリンタ31は、ジョブ同期処理にかかる機能構成として、排紙通知受信手段311と、NV−RAM84に形成されるジョブ管理テーブル312と、コマンド受信手段313とを備えている。
排紙通知受信手段311は、プリンタエンジン63から印刷完了通知を受け取る。そして、ジョブ管理テーブル312を読み込み、JOB ID毎に印刷完了ページ数をカウントアップして、ジョブ管理テーブル312へ保存する。加えて、排紙通知受信手段311は、プリンタエンジン63から障害通知を受け取った場合には、障害通知にかかるエラーコードをジョブ管理テーブル312へ保存する。
コマンド受信手段313は、印刷サーバ11(サーバ1)またはデータ送信方向上流に位置する上位プリンタ31から送信されるコマンド(データ送信/状態監視)を受信し、受信したコマンドをデータ送信方向下流に位置する下位プリンタ(サブプリンタ)31へ送信する。また、コマンド受信手段313は、下位プリンタ(サブプリンタ)31から状態監視コマンドに応じた応答情報を受け取ると、ジョブ管理テーブル312を読み込み、応答情報に含まれるページ情報(印刷完了ページ数を含んでいる)のマージ処理を行う。また、コマンド受信手段313は、下位プリンタ(サブプリンタ)31から受け取った状態監視コマンドに応じた応答情報中に、エラーコードがある場合または応答情報に障害情報がある場合には、障害情報のマージ処理を行う。そして、コマンド受信手段313は、ジョブ管理テーブル312内の応答情報を印刷サーバ11(サーバ1)または上位プリンタ31へ返す。
このような機能構成の下に、通常時の印刷処理の処理手順について、図9に示すシーケンス図を参照して説明する。
(11)メインプリンタは、印刷サーバ11から「データ送信」コマンドを受信すると、サブプリンタ(図6のサブプリンタ1)へ「データ送信」コマンドを送信する。
(12)サブプリンタ(図6のサブプリンタ1)は、さらに下位のサブプリンタ(図6のサブプリンタ2)がある場合、サブプリンタは上位から受信した「データ送信」コマンドを下位のサブプリンタに送信する。サブプリンタは下位のサブプリンタが無い場合、上位プリンタへ「データ送信応答」コマンドを送信する。また、下位プリンタは上位プリンタへ「データ送信応答」コマンドを送信する。下位プリンタはその後、印刷データ処理を行う。メインプリンタは、サブプリンタからの応答を待ち合わせし、印刷サーバ11へ「データ送信応答」コマンドを送信した後、印刷データ処理を行う。
(13)メインプリンタは、排紙毎にサブプリンタへ「ページ削除」コマンドを送信する。サブプリンタは「ページ削除」コマンドを受信し、さらに下位のサブプリンタがある場合、上位から受信した「ページ削除」コマンドを送信する。「ページ削除」コマンドを受信したサブプリンタは、印刷完了ページ数の同期を取り、印刷処理済みページの削除を行う。
(14)メインプリンタは、印刷サーバ11から「状態監視」コマンドを受信すると、サブプリンタ(図6のサブプリンタ1)へ「状態監視」コマンドを送信する。
(15)サブプリンタ(図6のサブプリンタ1)は、さらに下位のサブプリンタ(図6のサブプリンタ2)がある場合、上位のメインプリンタから受信した「状態監視」コマンドを下位のサブプリンタ(図6のサブプリンタ2)に送信する。サブプリンタは下位のサブプリンタが無い場合、上位プリンタへ「状態監視応答」コマンドを送信する。本実施の形態においては、図10に示すように、上位のプリンタは下位のプリンタからの応答情報をマージして、更に上位のプリンタ(最上位のプリンタであるメインプリンタは印刷サーバ)に対して送信する。
図10に示すように、上位プリンタは、JOB ID毎に、応答した全ての下位プリンタの印刷完了ページ数および当該上位プリンタの印刷完了ページを加算した印刷完了ページ数と、応答した全ての下位プリンタおよび当該上位プリンタを加算した総数であるプリンタ数と、プリンタ情報(応答した全ての下位プリンタおよび当該上位プリンタ毎のIPアドレス、JOB ID、印刷完了ページ数)とを含むページ情報を、応答情報の一部として生成する。
加えて、本実施の形態においては、応答情報の一部として障害情報も生成する。ここで、障害とは、オペレータ操作が必要な印刷不可状態(紙なし、紙ジャム、トナーエンド、その他障害)がプリンタに発生した状態をいう。図10に示すように、上位プリンタは、エラーとなったJOB ID毎に、障害内容にかかるエラーコードと、エラーとなったプリンタ数と、プリンタ情報(エラーを応答した全ての下位プリンタおよびエラーがある場合の当該上位プリンタ毎のIPアドレス、エラーコード、エラーとなったJOB ID)とを含む障害情報を、応答情報の一部として生成する。図10は、下位プリンタに障害情報が無い場合を示している。
上述したように、メインプリンタは、サブプリンタからの応答を待ち合わせて応答情報をマージし、印刷サーバ11に「状態監視応答」コマンドを送信する。メインプリンタ側において、オペレータ操作が必要な印刷不可状態(紙なし、紙ジャム、トナーエンド、その他障害)が発生しない場合は、ここで印刷処理が完了する。
一方、メインプリンタからの「状態監視応答」コマンドを受信した印刷サーバ11側では、全てのプリンタの情報がマージされた印刷結果の応答情報を受け取ることになる。状態監視応答には印刷状態が含まれ、それによって印刷サーバ11は印刷完了ページ数と印刷完了を検知できる。この場合はメインプリンタでのみ印刷されているので、メインプリンタの印刷完了ページ数のみが印刷サーバ11に対して応答される。印刷サーバ11側では、全てのプリンタの応答情報がマージされた印刷結果の応答情報をログとして管理する。
ここで、図11はページ情報テーブルT1を示す模式図である。図11に示すように、印刷サーバ11のRAM43に形成されるページ情報テーブルT1には、イントラネットBのメインプリンタから送信された応答情報の一部であるページ情報が格納されている。ページ情報テーブルT1は、基本部a、応答した全てのプリンタの総数であるプリンタ数b、詳細部cで構成されている。基本部aには、JOB ID及び全プリンタの印刷完了ページ数がログとして格納されている。また、詳細部cには、各プリンタのIPアドレス、各プリンタのJOB ID(全て一致する)、各プリンタの印刷完了ページ数が、ログとして格納されている。
また、図12は障害情報テーブルT2を示す模式図である。図12に示すように、印刷サーバ11のRAM43に形成される障害情報テーブルT2には、イントラネットBのメインプリンタから送信された応答情報の一部である障害情報が格納されている。障害情報テーブルT2は、基本部d、障害が発生した全てのプリンタの総数であるプリンタ数e、詳細部fで構成されている。基本部dには、障害内容にかかるエラーコード及び障害が発生したJOB IDがログとして格納されている。また、詳細部fには、障害が発生した各プリンタのIPアドレス、障害が発生した各プリンタのエラーコード、障害が発生した各プリンタのJOB ID(全て一致する)が、ログとして格納されている。
次に、印刷処理中のプリンタにおいて、オペレータ操作が必要な印刷不可状態(紙なし、紙ジャム、トナーエンド、その他障害)が発生した場合における代替印刷機能について説明する。代替印刷機能とは、複数台のプリンタをLAN経由でチェインして構成されるプリンタ群で印刷を行う機能である。なお、複数台のプリンタの接続方法はチェイン型に限るものではなく、スター型、バス型、リング型などの各種の接続方法を適用することが可能である。図13は、印刷処理中に印刷不可状態が発生した場合の印刷処理の処理手順を示すシーケンス図である。
(16)オペレータ操作が必要な印刷不可状態(例えば、紙なし)がメインプリンタで発生した場合には、メインプリンタはサブプリンタ(図6のサブプリンタ1)へ「排紙抑制解除」コマンドを送信する。また、メインプリンタは排紙機能を停止し、その後の排紙を行わない。
(17)「排紙抑制解除」コマンドを受信したサブプリンタ(図6のサブプリンタ1)は、排紙抑制解除処理を行い、継続印刷を開始する。
(18)サブプリンタ(図6のサブプリンタ1)は、排紙毎にメインプリンタへ「ページ削除」コマンドを送信する。また、サブプリンタは、さらに下位のサブプリンタ(図6のサブプリンタ2)がある場合、下位のサブプリンタへ「ページ削除」コマンドを送信する。「ページ削除」コマンドを受信したメインプリンタと下位プリンタは、印刷完了ページ数の同期を取り、印刷処理済みページの削除を行う。
(19)メインプリンタは、印刷サーバ11から「状態監視」コマンドを受信すると、サブプリンタ(図6のサブプリンタ1)へ「状態監視」コマンドを送信する。
(20)サブプリンタ(図6のサブプリンタ1)は、さらに下位のサブプリンタ(図6のサブプリンタ2)がある場合、上位のメインプリンタから受信した「状態監視」コマンドを下位のサブプリンタ(図6のサブプリンタ2)に送信する。サブプリンタは下位のサブプリンタが無い場合、上位プリンタへ「状態監視応答」コマンドを送信する。メインプリンタは、サブプリンタからの応答を待ち合わせし、印刷サーバ11に「状態監視応答」コマンドを送信する。これにより、印刷サーバ11側では、全てのプリンタの情報がマージされた印刷結果の情報を受け取ることになる。状態監視応答には印刷状態が含まれ、それによって印刷サーバ11は印刷完了ページ数と印刷完了を検知できる。状態監視応答には印刷状態が含まれ、それによって印刷サーバ11は印刷完了ページ数と印刷完了を検知できる。この場合はメインプリンタとサブプリンタ1とで印刷されているので、メインプリンタとサブプリンタ1の印刷完了ページ数がマージされて応答される。
本実施の形態においては、図14に示すように、オペレータ操作が必要な印刷不可状態(例えば、紙なし)の障害がメインプリンタで発生した場合には、印刷サーバ11へは障害を応答せずにサブプリンタ1で印刷を継続する。また、オペレータ操作が必要な印刷不可状態(例えば、紙なし)の障害がサブプリンタ1で発生した場合には、更にサブプリンタ2が用意されているので、印刷サーバ11へは障害を応答せずにサブプリンタ2で印刷を継続する。
また、メインプリンタで障害発生中のため、上述したように、応答情報の一部として障害情報が設定される。ただし、サブプリンタ1が稼働中のため、プリンタとしての障害情報は設定されず、内訳としてメインプリンタの障害情報を設定する。これは、代替印刷機能というものが、印刷先をプリンタ「群」として見ているためである。
ここで、図15は代替印刷の一例を示す模式図である。図15は、10枚の印刷データを使用したケースであって、メインプリンタで5枚を印刷後に用紙切れが発生した後、印刷処理がサブプリンタ1に移行し、サブプリンタ1で3枚を印刷後に紙ジャムが発生している。その後、印刷処理がサブプリンタ2に移行し、サブプリンタ2で2枚が印刷されている。図15に示すように、障害が発生した場合には、応答情報の一部として障害情報が付加されることになる。
一方、メインプリンタからの「状態監視応答」コマンドを受信した印刷サーバ11側では、全てのプリンタの情報がマージされた印刷結果の応答情報を受け取ることになる。状態監視応答には印刷状態が含まれ、それによって印刷サーバ11は印刷完了ページ数と印刷完了を検知できる。この場合はメインプリンタ、サブプリンタ1、サブプリンタ2で印刷されているので、メインプリンタ、サブプリンタ1、サブプリンタ2の印刷完了ページ数が印刷サーバ11に対して応答される。印刷サーバ11側では、図11および図12に示すように、全てのプリンタの応答情報がマージされた印刷結果の応答情報をログとして管理する。
以上のようにネットプリント処理における印刷処理が終了すると、図6に示すような装置解放処理が実行される。
(5)メインプリンタは、印刷サーバ11から「JOB終了」コマンドを受信すると、JOB終了処理を行い、サブプリンタ(図6のサブプリンタ1)へ「JOB終了」コマンドを送信する。
(6)メインプリンタから「JOB終了」コマンドを受信したサブプリンタ(図6のサブプリンタ1)は、JOB終了処理を行う。また、サブプリンタ(図6のサブプリンタ1)は、さらに下位のサブプリンタ(図6のサブプリンタ2)がある場合、上位のメインプリンタから受信した「JOB終了」コマンドを下位のサブプリンタ(図6のサブプリンタ2)に送信する。サブプリンタは下位のサブプリンタが無い場合、上位プリンタへ「JOB終了応答」コマンドを送信する。メインプリンタは、サブプリンタからの応答を待ち合わせし、印刷サーバ11に「JOB終了応答」コマンドを送信する。
(7)メインプリンタは、印刷サーバ11から「装置解放」コマンドを受信すると、プリンタの解放処理を行い、サブプリンタ(図6のサブプリンタ1)へ「装置解放」コマンドを送信する。
(8)メインプリンタから「装置解放」コマンドを受信したサブプリンタ(図6のサブプリンタ1)は、プリンタの解放処理を行う。また、サブプリンタ(図6のサブプリンタ1)は、さらに下位のサブプリンタ(図6のサブプリンタ2)がある場合、上位のメインプリンタから受信した「装置解放」コマンドを下位のサブプリンタ(図6のサブプリンタ2)に送信する。サブプリンタは下位のサブプリンタが無い場合、上位プリンタへ「装置解放」コマンドを送信する。メインプリンタは、サブプリンタからの応答を待ち合わせし、印刷サーバ11に「装置解放応答」コマンドを送信する。
以上のように、ジョブ同期部102は、プリンタ31が保持する印刷ジョブとセッションが成立している他のプリンタ31で保持する印刷ジョブとの同期を保つように制御することができる。
[5.印刷結果レポート印刷処理]
次に、印刷結果レポートの印刷処理について説明する。図16に示すように、印刷サーバ11は、印刷サーバ11がログとして管理するプリンタ情報および全てのプリンタの情報がマージされた印刷結果の情報(図11および図12参照)に基づき、印刷結果レポートの出力データを生成し、メインプリンタに送信する。ここに、レポート生成手段の機能およびレポート送信手段の機能が実行される。
次に、印刷結果レポートの印刷処理について説明する。図16に示すように、印刷サーバ11は、印刷サーバ11がログとして管理するプリンタ情報および全てのプリンタの情報がマージされた印刷結果の情報(図11および図12参照)に基づき、印刷結果レポートの出力データを生成し、メインプリンタに送信する。ここに、レポート生成手段の機能およびレポート送信手段の機能が実行される。
印刷結果レポートは、上述した印刷処理に従い、最後に印刷処理を実行したプリンタにおいて印刷される。
図17は、印刷結果レポートの一例を示す平面図である。図17に示す印刷結果レポートには、JOB ID、文書名、総印刷完了ページ数とともに、プリンタ毎のプリンタ情報(IPアドレス)、開始ページ、終了ページ、印刷ページ数が印字されている。また、障害が発生しているプリンタについては、その内容も印字されている。送信側、受信側の両方が、印刷結果レポートを確認することで、代替印刷されたことを確認することができるとともに、代替印刷されたプリンタの履歴により印刷された用紙の取り忘れや取り間違いを防止することができる。
[6.ジョブリセット処理]
次に、コマンド生成部103とコマンド通知部104とにより実現されるジョブリセット処理について説明する。
次に、コマンド生成部103とコマンド通知部104とにより実現されるジョブリセット処理について説明する。
(メインプリンタからの全ジョブリセット)
まず、メインプリンタからの全ジョブのリセット処理について図18に示すシーケンス図を参照して説明する。
まず、メインプリンタからの全ジョブのリセット処理について図18に示すシーケンス図を参照して説明する。
(21)メインプリンタは、オペレーションパネル62で全ジョブリセットボタンが押下されたと判断すると、全JOB IDおよび印刷データ(全ジョブ)のキャンセル処理を実行するとともに、「ジョブリセット」コマンドを生成して接続中の代替機へ送信する。ここでは、接続中の代替機はサブプリンタ1のみなので、サブプリンタ1へ「ジョブリセット」コマンドを送信する。
(22)サブプリンタ1は、メインプリンタから「ジョブリセット」コマンドを受信すると、さらに、下位のサブプリンタがある場合には、下位のサブプリンタ2へ「ジョブリセット」コマンドを送信する。また、サブプリンタ1は、「ジョブリセット」コマンドを受信すると、オペレーションパネル62で全ジョブリセットボタンが押下されるのと同様に、全JOB IDおよび印刷データ(全ジョブ)のキャンセル処理を実行する。
(23)サブプリンタ2は、サブプリンタ1から「ジョブリセット」コマンドを受信すると、オペレーションパネル62で全ジョブリセットボタンが押下されるのと同様に、全JOB IDおよび印刷データ(全ジョブ)のキャンセル処理を実行する。
(メインプリンタからのカレントジョブリセット)
次に、メインプリンタからのカレントジョブのリセット処理について図19に示すシーケンス図を参照して説明する。
次に、メインプリンタからのカレントジョブのリセット処理について図19に示すシーケンス図を参照して説明する。
(31)メインプリンタは、オペレーションパネル62でカレントジョブリセットボタンが押下されたと判断すると、現在実行中のJOB IDおよび印刷データ(カレントジョブ)のキャンセル処理を実行するとともに、「ジョブリセット」コマンドを生成して接続中の代替機へ送信する。ここでは、接続中の代替機はサブプリンタ1のみなので、サブプリンタ1へ「ジョブリセット」コマンドを送信する。
(32)サブプリンタ1は、メインプリンタから「ジョブリセット」コマンドを受信すると、さらに、下位のサブプリンタがある場合には、下位のサブプリンタ2へ「ジョブリセット」コマンドを送信する。また、サブプリンタ1は、「ジョブリセット」コマンドを受信すると、オペレーションパネル62でカレントジョブリセットボタンが押下されるのと同様に、現在実行中のJOB IDおよび印刷データ(カレントジョブ)のキャンセル処理を実行する。
(33)サブプリンタ2は、サブプリンタ1から「ジョブリセット」コマンドを受信すると、オペレーションパネル62でカレントジョブリセットボタンが押下されるのと同様に、現在実行中のJOB IDおよび印刷データ(カレントジョブ)のキャンセル処理を実行する。
(サブプリンタからの全ジョブリセット)
次に、サブプリンタからの全ジョブのリセット処理について図20に示すシーケンス図を参照して説明する。
次に、サブプリンタからの全ジョブのリセット処理について図20に示すシーケンス図を参照して説明する。
(41)サブプリンタ1は、オペレーションパネル62で全ジョブリセットボタンが押下されたと判断すると、全JOB IDおよび印刷データ(全ジョブ)のキャンセル処理を実行するとともに、「ジョブリセット」コマンドを生成して接続中の代替機へ送信する。ここでは、接続中の代替機はメインプリンタまたは他のサブプリンタ2なので、メインプリンタまたは他のサブプリンタ2へ「ジョブリセット」コマンドを送信する。
(42)メインプリンタは、サブプリンタ1から「ジョブリセット」コマンドを受信すると、さらに、上位または下位のプリンタがある場合には、上位または下位のサブプリンタへ「ジョブリセット」コマンドを送信する。また、メインプリンタは、「ジョブリセット」コマンドを受信すると、オペレーションパネル62で全ジョブリセットボタンが押下されるのと同様に、全JOB IDおよび印刷データ(全ジョブ)のキャンセル処理を実行する。
(43)サブプリンタ2は、サブプリンタ1から「ジョブリセット」コマンドを受信すると、さらに、上位または下位のプリンタがある場合には、上位または下位のサブプリンタへ「ジョブリセット」コマンドを送信する。また、サブプリンタ2は、「ジョブリセット」コマンドを受信すると、オペレーションパネル62で全ジョブリセットボタンが押下されるのと同様に、全JOB IDおよび印刷データ(全ジョブ)のキャンセル処理を実行する。
(サブプリンタからのカレントジョブリセット)
次に、サブプリンタからのカレントジョブのリセット処理について図21に示すシーケンス図を参照して説明する。
次に、サブプリンタからのカレントジョブのリセット処理について図21に示すシーケンス図を参照して説明する。
(51)サブプリンタ1は、オペレーションパネル62でカレントジョブリセットボタンが押下されたと判断すると、現在実行中のJOB IDおよび印刷データ(カレントジョブ)のキャンセル処理を実行するとともに、「ジョブリセット」コマンドを生成して接続中の代替機へ送信する。ここでは、接続中の代替機はメインプリンタまたは他のサブプリンタ2なので、メインプリンタまたは他のサブプリンタ2へ「ジョブリセット」コマンドを送信する。
(52)メインプリンタは、サブプリンタ1から「ジョブリセット」コマンドを受信すると、さらに、上位または下位のプリンタがある場合には、上位または下位のサブプリンタへ「ジョブリセット」コマンドを送信する。また、メインプリンタは、「ジョブリセット」コマンドを受信すると、オペレーションパネル62でカレントジョブリセットボタンが押下されるのと同様に、現在実行中のJOB IDおよび印刷データ(カレントジョブ)のキャンセル処理を実行する。
(53)サブプリンタ2は、サブプリンタ1から「ジョブリセット」コマンドを受信すると、さらに、上位または下位のプリンタがある場合には、上位または下位のサブプリンタへ「ジョブリセット」コマンドを送信する。また、サブプリンタ2は、「ジョブリセット」コマンドを受信すると、オペレーションパネル62でカレントジョブリセットボタンが押下されるのと同様に、現在実行中のJOB IDおよび印刷データ(カレントジョブ)のキャンセル処理を実行する。
このように本実施の形態によれば、印刷中のプリンタにオペレータ操作が必要な印刷不可状態(紙なし、紙ジャム、トナーエンド、その他障害)が発生した場合であっても、代替のプリンタが継続して印刷を引き継ぐことで、障害が発生しても印刷が止まることがなくなるので、確実に印刷することができるようになり、印刷の信頼性を上げることができる。また、ネットワークに接続されたプリンタ同士がセッション及び同期を保つため、任意の1台のプリンタにジョブリセットをかけると、そのプリンタと他のプリンタ、さらには、全プリンタでジョブリセットを実行することができるので、最寄りのプリンタで対象プリンタに操作・指示が可能になることから、ジョブリセットのためにユーザが移動に要する不要な時間を削減し、ジョブリセットに際してユーザの作業負担を軽減することができる。
また、下位のプリンタの情報と上位のプリンタの情報とをマージして、さらに上位のプリンタ(又はホスト装置)へ応答することにより、ホスト装置において確実に各種情報を把握することができるようになる。例えば、各印刷装置における印刷処理状態(出力先や出力ページ数など)を含む情報をマージして、さらに上位のプリンタ(又は印刷サーバ)へ応答することにより、送信側(印刷サーバ)は確実に各印刷装置における印刷結果を把握することができるようになる。
さらに、ホスト装置が得た各印刷装置における印刷処理状態(出力先や出力ページ数など)を含む情報に基づきレポート印刷を行なうため、一元管理されたデータを印刷結果レポートとして印刷することが出来るので、送信側、受信側の両方が、印刷結果レポートを確認することで、代替印刷されたことを確認することができるとともに、代替印刷されたプリンタの履歴により印刷された用紙の取り忘れや取り間違いを防止することができる。
さらにまた、ネットワーク接続されたプリンタ群が、同機能を有する複数のプリンタで構成されているため、プリンタが切り替わったとしても同様の印刷結果を得ることが出来る。
また、印刷サーバ側においては、プリンタ側に代替印刷機能を実装したことにより、障害の発生による印刷停止を無くすようにしたので、プリンタに障害が生じた際のリカバリ処理の開発工数を削減することができる。
さらに、プリンタ側においては、メインプリンタおよびサブプリンタを共通のアプリケーションで構成することで、プリンタを安価に提供することができる。
11 ホスト装置
31 印刷装置
100 印刷システム
101 セッション成立手段
102 ジョブ同期手段
103 コマンド生成手段
104 コマンド通知手段
31 印刷装置
100 印刷システム
101 セッション成立手段
102 ジョブ同期手段
103 コマンド生成手段
104 コマンド通知手段
Claims (11)
- ホスト装置から送信された1つまたは複数の印刷データおよび一連の処理命令で構成される印刷ジョブにかかる印刷処理を実行する印刷装置を少なくとも2台以上ネットワーク接続する印刷システムにおいて、
前記ホスト装置と当該ホスト装置にネットワーク接続された全ての前記印刷装置との間でセッションを成立させるセッション成立手段と、
一の前記印刷装置で前記印刷ジョブにかかる印刷処理を実行した場合、当該印刷装置とセッションが成立している他の前記印刷装置で保持する前記印刷ジョブの同期を保つジョブ同期手段と、
前記各印刷装置に保持されている前記印刷ジョブについてのジョブリセットを行うためのジョブリセットコマンドを一の前記印刷装置で生成するコマンド生成手段と、
一の前記印刷装置で生成された前記ジョブリセットコマンドを、当該印刷装置とセッションが成立している他の前記印刷装置に通知するコマンド通知手段と、
備えることを特徴とする印刷システム。 - 前記コマンド生成手段により生成される前記ジョブリセットコマンドは、前記各印刷装置に保持されている全ての前記印刷ジョブをリセットするコマンドである、
ことを特徴とする請求項1記載の印刷システム。 - 前記コマンド生成手段により生成される前記ジョブリセットコマンドは、前記各印刷装置で保持されていて現在実行中の前記印刷ジョブをリセットするコマンドである、
ことを特徴とする請求項1記載の印刷システム。 - ホスト装置から送信された1つまたは複数の印刷データおよび一連の処理命令で構成される印刷ジョブにかかる印刷処理を実行するものであって、他の印刷装置をネットワーク接続する印刷装置において、
前記ホスト装置およびネットワーク接続された他の前記印刷装置との間でセッションを成立させるセッション成立手段と、
前記印刷ジョブにかかる印刷処理を実行した場合、当該印刷装置とセッションが成立している他の前記印刷装置で保持する前記印刷ジョブの同期を保つジョブ同期手段と、
前記各印刷装置に保持されている前記印刷ジョブについてのジョブリセットを行うためのジョブリセットコマンドを生成するコマンド生成手段と、
生成された前記ジョブリセットコマンドを、セッションが成立している他の前記印刷装置に通知するコマンド通知手段と、
備えることを特徴とする印刷装置。 - 前記コマンド生成手段により生成される前記ジョブリセットコマンドは、前記各印刷装置に保持されている全ての前記印刷ジョブをリセットするコマンドである、
ことを特徴とする請求項4記載の印刷装置。 - 前記コマンド生成手段により生成される前記ジョブリセットコマンドは、前記各印刷装置で保持されていて現在実行中の前記印刷ジョブをリセットするコマンドである、
ことを特徴とする請求項4記載の印刷装置。 - 他の印刷装置を介してホスト装置から送信された1つまたは複数の印刷データおよび一連の処理命令で構成される印刷ジョブにかかる印刷処理を実行する印刷装置において、
前記ホスト装置およびネットワーク接続された他の前記印刷装置との間でセッションを成立させるセッション成立手段と、
前記印刷ジョブにかかる印刷処理を実行した場合、当該印刷装置とセッションが成立している他の前記印刷装置で保持する前記印刷ジョブの同期を保つジョブ同期手段と、
前記各印刷装置に保持されている前記印刷ジョブについてのジョブリセットを行うためのジョブリセットコマンドを生成するコマンド生成手段と、
生成された前記ジョブリセットコマンドを、セッションが成立している他の前記印刷装置に通知するコマンド通知手段と、
備えることを特徴とする印刷装置。 - 前記コマンド生成手段により生成される前記ジョブリセットコマンドは、前記各印刷装置に保持されている全ての前記印刷ジョブをリセットするコマンドである、
ことを特徴とする請求項7記載の印刷装置。 - 前記コマンド生成手段により生成される前記ジョブリセットコマンドは、前記各印刷装置で保持されていて現在実行中の前記印刷ジョブをリセットするコマンドである、
ことを特徴とする請求項7記載の印刷装置。 - ホスト装置から送信された1つまたは複数の印刷データおよび一連の処理命令で構成される印刷ジョブにかかる印刷処理を実行するものであって、他の印刷装置をネットワーク接続する印刷装置を制御するコンピュータを、
前記ホスト装置およびネットワーク接続された他の前記印刷装置との間でセッションを成立させるセッション成立手段と、
前記印刷ジョブにかかる印刷処理を実行した場合、当該印刷装置とセッションが成立している他の前記印刷装置で保持する前記印刷ジョブの同期を保つジョブ同期手段と、
前記各印刷装置に保持されている前記印刷ジョブについてのジョブリセットを行うためのジョブリセットコマンドを生成するコマンド生成手段と、
生成された前記ジョブリセットコマンドを、セッションが成立している他の前記印刷装置に通知するコマンド通知手段と、
として機能させることを特徴とするプログラム。 - 他の印刷装置を介してホスト装置から送信された1つまたは複数の印刷データおよび一連の処理命令で構成される印刷ジョブにかかる印刷処理を実行する印刷装置を制御するコンピュータを、
前記ホスト装置およびネットワーク接続された他の前記印刷装置との間でセッションを成立させるセッション成立手段と、
前記印刷ジョブにかかる印刷処理を実行した場合、当該印刷装置とセッションが成立している他の前記印刷装置で保持する前記印刷ジョブの同期を保つジョブ同期手段と、
前記各印刷装置に保持されている前記印刷ジョブについてのジョブリセットを行うためのジョブリセットコマンドを生成するコマンド生成手段と、
生成された前記ジョブリセットコマンドを、セッションが成立している他の前記印刷装置に通知するコマンド通知手段と、
として機能させることを特徴とするプログラム。
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