JP2004234339A - 印刷システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】1つのプリントジョブを共通の通信回路Nに接続された複数のプリンタ1,2で分散処理するタンデムプリントが可能な印刷システムにおいて、各プリンタ1,2は、ジョブ処理の順位操作を行うための操作手段4と、ジョブ処理の順位操作の内容に関する信号の授受を行う通信部10、及び、受信したジョブ処理の順位操作の内容に従ってジョブ処理の順位を管理する管理部14、を有するジョブ処理制御手段7と、を備えている。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のプリンタが互いに通信可能な環境下に設置されている状態にて、1つのプリントジョブを複数のプリンタに分散させて印刷処理するタンデムプリントが可能な印刷システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
共通のネットワークに接続されている複数のプリンタを用いて、1つのプリントジョブを分散して印刷処理するタンデムプリントが可能な印刷システム(分散処理システム)は、以前から既に商品として市場に提供されており、大量のジョブを短時間で効率よく処理できるため、広く利用されている。
【0003】
例えば、複数のプリンタの中で、現在動作可能なもの(LED点灯)と動作中のもの(LED点滅)が操作パネル上に表示され、動作可能なプリンタに対して、リーダーで読取った画像信号を分散して処理させるようにした構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
しかし、このような従来のプリントシステムは、基本的に現在処理(利用)可能なプリンタの中だけでジョブを完成させるものであり、現在、ジョブを進行中のプリンタは分散処理用のプリンタとして確保することができず、例えば、前記共通のネットワークに接続されている残余のプリンタの総てがジョブを実行中であれば、結局ジョブを受付けたプリンタのみで処理することになり、分散処理の機能を上手く活用できていないのが現状である。
【0005】
そこで、ジョブが実行中であるか否かにかかわらず、割り当てられたジョブを受付けるようにすると、それぞれのプリンタが待機中の総てのジョブを完了してから、割り当てられたジョブを開始することになり、出力の結果(完了のタイミング)がずれてしまい、利用する者としては所望する記録物を一括して手に入れることができなくなることも考えられる。
【0006】
従って、結局、ジョブを行っていないプリンタを指定し、そのプリンタに総てのジョブを行わせた方が速いケースもある。しかし、このようにしても、分散処理の機能を上手く活用できないという問題がある。
【0007】
一方、最近では、プリントジョブを順次受付けて、基本的には受付けた順番、さらには優先順位に基づいてジョブの処理(順位)をコントロールして、的確に複数のプリントジョブを処理してゆくようにしたジョブプリンタが商品化されてきている(例えば、特許文献2,3参照)。
【0008】
【特許文献1】
特公平7−44624号公報(明細書6頁左欄上から33行〜10頁左欄28行、表1〜13、図14)
【特許文献2】
特開平7−219727号公報(段落「0054」〜「0070」、図1,図7)
【特許文献3】
特開平8−63308号公報(段落「0036」〜「0037」、図1,図6)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
前述したように、ジョブプリンタを複数台用いて分散処理を行い、前記のように完了のタイミングを一致させようとすると、処理を行うプリンタ毎に、現在のジョブの停滞状況などから、割り当てるべきジョブの量や、繰上げるべき順位を勘案して、それぞれに設定しなければならず、設定が非常に煩雑になるという問題がある。
【0010】
本発明は、このような実情に鑑みてなされ、タンデムプリントを行うに際して、簡単な設定操作で、親機と子機を連動動作させて、ジョブ完了のタイミングを略一致させるようにした印刷システムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述の課題を解決するための手段を以下のように構成している。
【0012】
(1)1つのプリントジョブを共通の通信回路に接続された複数のプリンタで分散処理するタンデムプリントが可能な印刷システムにおいて、
前記各プリンタは、ジョブ処理の順位操作を行うための操作手段と、
ジョブ処理の順位操作の内容に関する信号の授受を行う通信部、及び、受信したジョブ処理の順位操作の内容に従ってジョブ処理の順位を管理する管理部、を有するジョブ処理制御手段と、を備えていることを特徴とする。
【0013】
このシステムにおいては、プリントジョブを複数のプリンタで分散処理する際に、プリントジョブを受信した何れかのプリンタ(親機)でジョブ処理順位の設定操作、たとえば繰上げや割込みの指示がなされると、これと連動して、既にプリントジョブを保有している他のプリンタ(子機)においても同様のジョブ処理順位の操作がなされる。
【0014】
従って、一つのプリンタ(親機)でジョブ処理順位設定のための操作をするのみで、分散処理すべき1つの新たなプリントジョブを略同じタイミングで他のプリンタ(子機)においても処理させることができるため、ジョブ完了のタイミングが略一致し、利用者は、一括して所望の記録物を得ることができ、利便性が向上する。なお、このような印字システムでは、パソコンから行う一つのプリンタ(親機)に対する指示(プリントジョブとジョブ処理順位の設定)のみで、他のプリンタ(子機)を連動させることができるようにするのが好ましい。
【0015】
(2)前記ジョブ処理順位操作は、割込み指示であることを特徴とする。
【0016】
このシステムにおいては、1つのプリントジョブを複数のプリンタで分散処理する際に、あるプリンタで割込み処理が指示されると、既にジョブを保有している他のプリンタにおいても、待機中、動作中に関わらず、同様に割込み処理が行われることになる。
【0017】
従って、分散処理される1つのジョブが、複数のプリンタで最優先で略同時に処理が開始されるため、略同じタイミングで、そのジョブを完了することができるため、利用者は、一括して所望の記録物を得ることができ利便性が向上する。
【0018】
(3)前記ジョブ処理順位操作は、待機中のプリントジョブの先頭への割込み指示であることを特徴とする。
【0019】
この構成においては、1つのプリントジョブを複数のプリンタで分散処理を行う際に、あるプリンタで割込み処理が指示されると、他のプリンタでは、既に処理中のジョブがあれば、そのジョブが終了してから、残余の待機中のジョブに割込んで処理が行われることになる。
【0020】
従って、分散処理すべき1つのジョブを、複数のプリンタで、優先的に処理するため、多少の相違はあっても、略同じタイミングで完了することができるため、利用者は、一括して所望の記録物を得ることができ利便性が向上する。
【0021】
(4)前記ジョブ処理順位操作は、待機中のプリントジョブ内でのジョブ処理順位の繰上げ指示であることを特徴とする。
【0022】
この構成においては、1つのプリントジョブを複数のプリンタで分散処理を行うにあたって、一方のプリンタで順位の繰上げが指示されると、他方のプリンタでも、既に処理中のジョブを除く待機中のジョブ内での順位が繰上げられることになる。
【0023】
従って、分散処理すべき1つのジョブを、複数のプリンタで、優先的に処理するため、多少の相違はあっても、略同じタイミングで完了することができ、利用者は、一括して所望の記録物を得ることができ利便性が向上する。
【0024】
(5)何れかのプリンタにおいて既に指示されているジョブ処理を中止もしくは中断する操作に連動して、他のプリンタにおけるジョブ処理が中止もしくは中断されることを特徴とする。
【0025】
このシステムにおいては、複数のプリンタに対して分散処理を指示した後で、何れかのプリンタにおいて、プリントジョブの処理を中止もしくは中断するための操作を行えば、その操作に連動して、他のプリンタにおけるジョブ処理を同時に、中止もしくは中断することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態に係る印字システムについて図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、印刷システムの制御系統を示し、この印字システムは、複数のプリンタ(デジタル複合機)1,2が、共通の通信回路(例えば、LAN等のネットワーク)Nを介して、パソコンPC1〜PC4と接続されており、1つのプリントジョブを複数のプリンタ1,2で分散して印刷処理するタンデムプリントが可能に構成されている。
【0027】
各プリンタ1,2は、CCDラインセンサ2aを備えた画像読み取り部2、入力部4aと表示部4bを備えた操作手段としての操作部4、ハードディスク(HD)12に接続されたメモリ6aと印字部(LSU)6bを備えた画像形成部6、及び、タンデムプリント時におけるジョブ処理の順位操作を(相互に)制御管理するためのジョブ処理制御手段7、を具備している。なお、後述するジョブ処理順位の設定操作の説明では、7機程度のプリンタをネットワークNに接続した場合を例として、説明しているが、図1では、その図示を省略している。
【0028】
そのジョブ処理制御手段7は、機器制御部8、通信部10、管理部14からなり、機器制御部8は、操作部4及び画像形成部6と接続され、(操作部4又はパソコンPC1〜PC4からの)ジョブ処理の順位操作の内容に関する信号の授受を行う通信部10と、通信部10を介して受信した順位操作の内容に従って(当該プリンタ1又は2の)ジョブ処理の順位を設定する管理部14と、を制御統括する。
【0029】
このような構成により、パソコンPC1〜PC4又はプリンタ1,2の何れかによって設定されたプリントジョブを複数のプリンタ1,2で分散処理する際に、プリントジョブを受信した何れかのプリンタ1(又は2)に対して、ジョブ処理順位の設定操作、たとえば繰上げや割込みの指示がなされると、これと連動して、既にプリントジョブを保有している他のプリンタ2(又は1)においても同様のジョブ処理順位の操作がなされる。
【0030】
従って、親機となるプリンタ1(又は2)に対するジョブ処理順位設定のための操作を行うだけで、分散処理すべき1つの新たなプリントジョブを略同じタイミングで他のプリンタ2(又は1)においても処理させることができるため、ジョブ完了のタイミングが略一致し、利用者は、一括して所望の記録物を得ることができ、利便性が顕著に向上する。
【0031】
図2は、各プリンタ1,2の操作部4における表示部4bに設けられる操作パネルPの一例を示す正面図である。この操作パネルPは、ユーザーが操作しやすい箇所、例えば、画像読み取り部2の上面等に設けられ、各種のキーK1〜K10を備えると共に、液晶タッチパネルなどで構成されるディスプレイDを備えている。
【0032】
各キーの符号は、K1:テンキー、K2:割り込みキー、K3:クリアキー、K4:全クリアキー、K5:スタートキー、K6:送信モードキー、K7:プリンタモードキー、K8:コピーモードキー、K9:ジョブ状況一覧表示キー、K10:ユーザー設定モード切替キーである。
【0033】
図3は、ディスプレイDの初期(待機中の)画面を示し、この場合、コピーモードにおける各種の設定を入力するための画面が表示されていると共に、参照符P1〜P3で示されるように、プリンタ部における処理中、及び待機中のプリントジョブの存在を示すアイコンが表示されている。なお、P1は、現在出力中のプリントジョブ、P2とP3は、待機中のプリントジョブである。
【0034】
この状態で新たなコピーのジョブを入力すると、そのコピージョブは、4番目のプリントジョブとしてプリンタの順番待ちとなる。このとき(4番目のジョブとしてコピーのジョブを指示する際に)、「特別機能キー」を操作すると、図4に示すように、「特別機能」の選択画面となる。
【0035】
ここで、1つのプリントジョブを複数のプリンタ1,2…で分散処理する場合には、「タンデムプリントキー」を選択すればよい。「タンデムプリントキー」が操作されると、図5に示す「確認画面」となる。なお、図示の「P4」は、タンデムプリントモードにあることを表すモードアイコンである。
【0036】
図5の「確認画面」は、前記タンデムプリントを実行可能な他のプリンタ(子機)の有無を確認していることを表すものであり、前記タンデムプリントを実行可能な条件として、電源が投入されており、かつネットワークNに接続されていると共に、ジャムなどのトラブルが発生していないことが挙げられる。ただし、本発明では、現在、他のジョブを実行中であるか否かは前記条件には含まれない。
【0037】
確認が終了すると(プリンタが確認されると)、図6に示すように、利用者に対してメッセージによる案内を行う。図示のように、「準備ができた」ことを確認してから、ジョブにおけるプリント枚数(部数)をテンキーK1で入力する(この時点で、その他の希望するモードについても合わせて入力することができる)。図6の例では、ジョブの記録枚数として、参照符P5で示すように、50部が設定されている。
【0038】
このようにして設定が終了し、操作パネルPのスタートキーK5が操作されると、複写機の原稿読み取り部にセットされた原稿の画像を読み取り、画像データとして装置内の記憶装置に一旦蓄積され、プリンタ部におけるプリントジョブの順番を待つこととなる。
【0039】
図7は、原稿の読み取りが完了して、新たな4番目のプリントジョブをプリンタが受け付ける前の状態を表し、図8は、原稿の読み取りが完了し、4番目の新たなプリントジョブを受け付けた状態を示す。このとき、タンデムプリントモードの子機(2台目)として確保されたプリンタにおいても同様にプリンタ部におけるプリントジョブの最後に待機中としてホールドされる。なお、図7および図8の画面は、プリンタ部におけるジョブの進行状況をリスト表示して確認するためのものであり、操作パネルPのジョブ状況確認キーK9を操作することで表示される。
【0040】
注目すべきは、本発明では、上述のようにして設定されたプリントジョブの順位を、(パソコンPC1〜PC4からの指示又は)親機となるプリンタ(例えば、プリンタ1)で変更すると、子機となるプリンタ(例えば、プリンタ2)でも、連動して変化することである。すなわち、図8において、一旦待機中ジョブとしてホールドされた4番目のプリントジョブ部分を押圧すると、図9に示すように、白黒反転表示されると共に、その右側にプリントジョブの順位を変更するアップキーK11とダウンキーK12が表示される。
【0041】
そして、このアップキーK11を操作することによって、図10に示すように、プリントジョブの順位を入れ換えて出力することが可能となる。なお、図10の例では、一番上に移動されたことを表し、ここでは、先ほどまで出力中にあった1番目のジョブに対して4番目のプリントジョブの優先順位を上げて割り込ませたことを表している。ここでは、50部ということで、設定されているので親機(例えば、プリンタ1)25部、子機(例えば、プリンタ2)25部のタンデムプリントにおけるジョブの優先順位をそれぞれのプリンタ1,2において上げて割り込み処理されている。すなわち、親機のジョブ処理操作に連動して子機においてもジョブ処理順位(優先順位)が変更される。
【0042】
また、プリントジョブの割り込み指示方法としては、操作パネルP上に設けられた割り込みキーK2を操作することでも可能である。そして、現在進行中のプリントジョブを一時的に停止させ、図3のコピーモード基本画面から新たなコピージョブの開始を指示する。図11は、先ほどまで出力していた1番目のプリントジョブを一時的に停止させていることを表している(1番目のジョブの上に割り込みジョブを受け付けた段階で表示する領域を確保している)。
【0043】
そして、50部のコピージョブが、タンデムプリントとして親機(例えば、プリンタ1)と子機(例えば、プリンタ2)に対して25部ずつ分散されると、図12に示すように、1番上の部分に割り込みジョブとして取り込まれる。このとき、子機(プリンタ2)側においても親機(プリンタ1)側と同様にタンデムプリントのジョブが進行される(親機のジョブ割り込みに連動して子機のジョブ割り込みも指示される)。
【0044】
また、子機(プリンタ2)にプリントジョブが指示される際、基本的に親機(プリンタ1)のジョブと共に終了することが理想であるための、子機(プリンタ2)にプリントジョブがない場合、親機(プリンタ1)からのジョブ指示があってもすぐには開始せずに、プリントジョブをホールドしておき、その後の親機側でのジョブ(タンデムプリントの分)がプリント開始されると、それに合わせてプリントジョブを開始するようにする。
【0045】
図13は、本印刷システムによって行うタンデムプリントの処理手順を説明するためのフローチャートである。前記図3から図4に示すような画面からタンデムプリントが選択されると、まず、ステップs1に移り、他のプリンタが使用可能であるか否かの確認が行われ、前記図5に示すような画面表示となる。ステップs2でその結果が判断され、使用可能なプリンタが1台もないときにはステップs3に移って処理を終了し、使用可能なプリンタがあるときにはステップs4に移って前記図6に示すような画面表示となり、タンデムプリントが可能であることを利用者に報知する。
【0046】
そして、ステップs5では利用者による各種のプリント条件の設定が行われると、ステップs6ではプリント指示待ちとなり、スタートキーK5が操作されるとステップs7に移る。ステップs7ではプリントデータが生成され(スキャナ部による原稿画像の読み取りなど)、ステップs8ではプリント条件やプリントデータがプリントジョブとして親機分と子機分に分散され、ステップs9から、割り当てられた量のジョブの処理がプリンタに指示される(親機と子機のそれぞれにプリントジョブとしてホールドされる。基本的には先にも説明したように、現在ホールドされているジョブの一番最後にホールドされる。本発明はその間にホールドされたジョブの順位を変更すると、子機に分散されたジョブも合わせて処理の順位が変更されるものである。)
図14は、親機と子機にタンデムプリントとして分散ホールドされたジョブの順位を入れ換える処理を説明するためのフローチャートである。
【0047】
ステップs11では、操作パネルジョブ状況キーK9が操作されると、前記図8に示すように現在待機中にあるプリントジョブリストが一覧表示される。そしてその中から希望するプリントジョブを選択して(s12)、アップキーK11およびダウンキーK12を所定時間内に操作してジョブの処理順位を変更指示することとなる。
【0048】
図9のようにジョブが特定されると、特定されるとステップs13に移り、タイマがセットされ、カウント動作が開始される。ステップs14では、前記ステップs12で特定されたジョブが通常の単独ジョブであるか否かが判断され、単独のジョブであるときにはステップs21に移り、タンデムプリントのジョブであるときにはステップs31に移る。
【0049】
ステップs21では、ジョブ順位の上昇操作であるか否かが判断され、上昇操作であるときにはステップs22において、その特定されているジョブの順位が上昇されて前記ステップs21に戻る。前記ステップs21でジョブ順位の上昇操作でないときにはステップs23に移り、ジョブ順位の降下操作であるか否かが判断され、降下操作であるときにはステップs24において、その特定されているジョブの順位が降下されて前記ステップs21に戻る。前記ステップs21でジョブ順位の降下操作でないときにはステップs25に移る。
【0050】
ステップs25ではクリアキーK3の操作によるジョブ順位の入換え処理のクリア指示であるか否かが判断され、クリア指示であるときにはステップs26でクリア処理、すなわちジョブ順位の変更指示前の状態に復帰されて処理を終了し、クリア指示でないときにはステップs27でタイマがタイムアップしているか否かが判断され、タイムアップしているときにはジョブの順位を変更する処理を終了し、タイムアップしていないときには前記ステップs21に戻る(すなわち、親機単独で処理するジョブに対する順位の変更指示を行ってから、所定時間内にプリンタにおけるジョブの処理順位を変更指示することである)。
【0051】
一方、タンデムプリントでは、ステップs31からs32において、前記ステップs21からs22と同様に、ジョブ順位の上昇操作であるか否かが判断され、上昇操作であるときにはその特定されているジョブの順位が上昇される。その後、ステップs33において、子機側に対しても同様にジョブ順位の上昇指示が行われて前記ステップs31に戻る。
【0052】
前記ステップs31でジョブ順位の上昇操作でないときにはステップs34に移り、前記ステップs23からs24と同様に、ジョブ順位の降下操作であるか否かが判断され、降下操作であるときにはステップs35において、その特定されているジョブの順位が降下される。
【0053】
その後、ステップs36において、子機側に対しても同様にジョブ順位の降下指示が行われて前記ステップs31に戻る。前記ステップs24でジョブ順位の降下操作でないときにはステップs37に移る。
【0054】
ステップs37では前記ステップs25と同様に、クリアキーK3の操作によるクリア指示であるか否かが判断され、クリア指示であるときにはステップs38でクリア処理が行われた後、ステップs39において、子機側に対しても同様にクリア処理が行われて処理を終了し、クリア指示でないときにはステップs40で前記ステップs27と同様に、でタイマがタイムアップしているか否かが判断され、タイムアップしているときには処理を終了し、タイムアップしていないときには前記ステップs31に戻る。
【0055】
以上のように、1つのプリントジョブを複数のプリンタで分散処理を行うにあたって、一つのプリンタ(親機)でジョブの順位操作、たとえば繰上げや割込みの指示がなされると、他のプリンタ(子機)においても、既にジョブを保有していると、同様の順位操作がなされることになり、一つのプリンタを操作するだけで、容易に、分散処理すべき1つのジョブを略同じタイミングで完了させることができるため、利用者は、一括して所望の記録物を得ることができ利便性が向上する。
【0056】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明は、以下の効果を奏する。
【0057】
(1)何れかのプリンタにおけるジョブ処理順位の設定操作に連動して、他のプリンタにおけるジョブ処理順位が同様に操作されるので、分散処理すべき1つの新たなプリントジョブが略同じタイミングで他のプリンタにおいても処理されるため、ジョブ完了のタイミングが略一致し、利用者は、一括して所望の記録物を得ることができる。
【0058】
(2)1つのプリントジョブを複数のプリンタで分散処理する際に、あるプリンタで割込み処理が指示されると、既にジョブを保有している他のプリンタにおいても、待機中、動作中に関わらず、同様に割込み処理が行われるので、分散処理される1つのジョブが、複数のプリンタで最優先で略同時に処理が開始されるため、略同じタイミングで、そのジョブを完了することができ、利用者は、一括して所望の記録物を得ることができ利便性が向上する。
【0059】
(3)1つのプリントジョブを複数のプリンタで分散処理を行う際に、あるプリンタで割込み処理が指示されると、他のプリンタでは、既に処理中のジョブがあると、そのジョブが終了してから、残余の待機中のジョブに割込んで処理が行われので、多少の相違はあっても、略同じタイミングで完了することができるため、利用者は、一括して所望の記録物を得ることができる。
【0060】
(4)1つのプリントジョブを複数のプリンタで分散処理を行うにあたって、一方のプリンタで順位の繰上げが指示されると、他方のプリンタでも、既に処理中のジョブを除く待機中のジョブ内での順位が繰上げられるので、分散処理すべき1つのジョブが、複数のプリンタで、優先的に処理され、多少の相違はあっても、略同じタイミングで完了することができるため、利用者は、一括して所望の記録物を得ることができる。
【0061】
(5)複数のプリンタに対して分散処理を指示した後で、何れかのプリンタにおいて、プリントジョブの処理を中止もしくは中断するための操作を行えば、その操作に連動して、他のプリンタにおけるジョブ処理を同時に、中止もしくは中断することができるため、利便性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る印刷システムの制御系統ブロック図である。
【図2】同プリンタの操作パネルの一例を示す説明図である。
【図3】同ディスプレイの表示状態の一例を示す説明図である。
【図4】同他の例を示す説明図である。
【図5】同他の例を示す説明図である。
【図6】同他の例を示す説明図である。
【図7】同他の例を示す説明図である。
【図8】同他の例を示す説明図である。
【図9】同他の例を示す説明図である。
【図10】同他の例を示す説明図である。
【図11】同他の例を示す説明図である。
【図12】同他の例を示す説明図である。
【図13】同タンデムプリントの処理手順を説明するためのフローチャートである。
【図14】同ジョブ処理順位を入れ換える処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1,2−プリンタ
7−ジョブ処理接続手段
10−通信部
14−管理部
N−共通の通信回路
Claims (5)
- 1つのプリントジョブを共通の通信回路に接続された複数のプリンタで分散処理するタンデムプリントが可能な印刷システムにおいて、
前記各プリンタは、
ジョブ処理の順位操作を行うための操作手段と、
ジョブ処理の順位操作の内容に関する信号の授受を行う通信部、及び、受信したジョブ処理の順位操作の内容に従ってジョブ処理の順位を管理する管理部、を有するジョブ処理制御手段と、を備えていることを特徴とする印刷システム。 - 前記ジョブ処理の順位操作は、割込み指示であることを特徴とする請求項1記載の印刷システム。
- 前記ジョブ処理の順位操作は、待機中のプリントジョブの先頭への割込み指示であることを特徴とする請求項1記載の印刷システム。
- 前記ジョブ処理の順位操作は、待機中のプリントジョブ内でのジョブ処理順位の繰上げ指示であることを特徴とする請求項1記載の印刷システム。
- 何れかのプリンタにおいて既に指示されているジョブ処理を中止もしくは中断する操作に連動して、他のプリンタにおけるジョブ処理が中止もしくは中断されることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の印刷システム。
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