JP5616548B1 - 二液混合型塗料組成物及び塗膜形成方法 - Google Patents

二液混合型塗料組成物及び塗膜形成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】施工が容易である上に、コンクリート構造物の垂直面にも、比較的厚くて耐候性の高い透明塗膜を形成することができる二液混合型塗料組成物及びその二液混合型塗料組成物を提供すること。【解決手段】コンクリート構造物の表面を被覆する透明塗膜を形成するために用いられる、主剤(A)及び硬化剤(B)からなる二液混合型塗料組成物であって、前記主剤(A)は、架橋性シリル基を少なくとも1個を有する(メタ)アクリルポリマー(a)と、水添ビスフェノール型エポキシ樹脂(b)と、紫外線吸収性化合物(c)と、ヒンダードアミン化合物(d)と、融点が100〜140℃である脂肪酸アミド化合物(e)と、を含み、前記硬化剤(B)は、変性脂肪族アミン化合物(f)と、シランカップリング剤(g)と、を含み、前記主剤(A)及び前記硬化剤(B)の全固形分における前記脂肪酸アミド化合物(e)の固形分濃度は、0.3〜3.0質量%である。【選択図】なし

Description

本発明は、二液混合型塗料組成物及び塗膜形成方法に関する。より詳しくは、本発明は、コンクリート構造物の表面を被覆する透明塗膜を形成するために用いられる二液混合型塗料組成物及びその二液混合型塗料組成物を用いた塗膜形成方法に関する。
従来、コンクリート構造物の表面に塗膜を形成する技術や、コンクリート表面に生じた亀裂に硬化性(塗料)組成物を注入してコンクリート構造物を補修する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。例えば、コンクリート構造物の表面に塗膜を形成すれば、風雨や塩害によるコンクリート構造物の経年劣化の進行を抑えることができる。
一般的に、前述した硬化性(塗料)組成物には、耐候性や美観性を付与することを目的として酸化チタン等の着色顔料や、垂直面に塗膜を厚く付けた際の塗料流れを防止するためにタルク等の体質顔料を配合する。これらの着色顔料や体質顔料の配合された硬化性(塗料)組成物を用いてコンクリート構造物の表面に、塗膜を形成した場合には、塗膜が不透明となり、基材であるコンクリート構造物の表面の状態の変化(亀裂の発生等)を目視で確認することが難しくなる。このような問題に対して、イソシアネート基末端ウレタンプレポリマーを含むA液とポリアミンを含むB液とからなる硬化剤によって、コンクリート構造物の表面に透明な塗膜を形成する方法が知られている(例えば、特許文献2及び3参照)。また、コンクリート構造物の表面に形成される塗膜には高い耐候性も求められる。
なお、コンクリート構造物の表面を被覆する透明な塗膜を形成するための硬化性組成物ではないが、架橋性シリル基を有するビニル系重合体と、エポキシ樹脂と、紫外線吸収剤と、を含有する硬化性組成物が知られている(例えば、特許文献4参照)。この硬化性組成物によれば、着色が少なく、耐候性の高い硬化物を得ることができる。
特開2005−23278号公報 特開2011−132052号公報 特開2012−92266号公報 特開2010−248408号公報
ところで、近年、時間の経過に伴ってコンクリート構造物の内部においてコンクリートの中性化が進行し、コンクリート構造物の強度が著しく低下することが問題となっている。このようなコンクリートの中性化の進行を阻止するために、コンクリート構造物の表面を塗膜で被覆することが考えられる。コンクリート構造物の表面を塗膜で被覆する際には、コンクリート構造物が設置された現場において、垂直面に硬化性(塗料)組成物を塗装する必要がある。具体的には、コンクリート構造物の垂直面に、コンクリートの中性化を十分に阻止するために乾燥膜厚300μm以上の厚い塗膜を均一に形成する必要がある。
特許文献2及び3に記載された技術は、二液衝突混合型のスプレー等の特殊なスプレー装置を用いてA液及びB液を混合して、コンクリート構造物の表面に速硬化性の塗膜を形成するものである。より具体的には、この技術はA液及びB液の混合後、急速な硬化反応により混合液の粘度が上昇することで垂直面に塗着した混合液が流れ落ちることなく比較的厚い塗膜が形成できるものである。しかし、当該技術は塗膜の形成において特殊なスプレー装置を使用する必要があることから、コンクリート構造物の設置された現場において作業するには不向きであり、汎用的でない。
また、特許文献4に記載された硬化性組成物は、コンクリート構造物の表面を被覆するための硬化性組成物ではない上に、垂直面に比較的厚い塗膜を形成することに関しては、一切記載されていない。
なお、特許文献1に記載された技術は、コンクリート表面に生じた亀裂に注入される硬化性組成物に関するものであり、そもそも硬化後の塗膜の透明性は求められていない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、塗装作業性(耐タレ性)が良好である上に、コンクリート構造物の垂直面にも、比較的厚く(例えば、乾燥膜厚300μm以上)て、中性化阻止性(中性化深さ)に優れ且つ透明性が良好な塗膜を均一に形成することができる二液混合型塗料組成物及びその混合塗料組成物を用いた塗膜形成方法を提供することを目的とする。
本発明は、コンクリート構造物の表面を被覆する透明塗膜を形成するために用いられる、主剤(A)及び硬化剤(B)からなる二液混合型塗料組成物であって、前記主剤(A)は、架橋性シリル基を少なくとも1個を有する(メタ)アクリルポリマー(a)と、水添ビスフェノール型エポキシ樹脂(b)と、紫外線吸収性化合物(c)と、ヒンダードアミン化合物(d)と、融点が100〜140℃である脂肪酸アミド化合物(e)と、を含み、
前記硬化剤(B)は、変性脂肪族アミン化合物(f)と、シランカップリング剤(g)と、を含み、前記主剤(A)及び前記硬化剤(B)の全固形分中における前記脂肪酸アミド化合物(e)の含有量は、0.3〜3.0質量%である二液混合型塗料組成物に関する。
また、本発明は、二液混合型塗料組成物の前記主剤(A)及び前記硬化剤(B)を混合して混合塗料組成物を得る混合工程と、前記混合塗料組成物を、コテ又はローラーを用いて、硬化後の膜厚が300μm〜1500μmとなるように、前記コンクリート構造物の表面に塗装する塗装工程と、前記コンクリート構造物の表面に塗装された前記混合塗料組成物を硬化させて透明塗膜を形成させる硬化工程と、を有する塗膜形成方法に関する。
本発明によれば、塗装作業性(耐タレ性)が良好である上に、コンクリート構造物の垂直面にも、比較的厚く(例えば、乾燥膜厚300μm以上)て、中性化阻止性(中性化深さ)に優れ且つ透明性が良好な塗膜を均一に形成することができる二液混合型塗料組成物及びその二液混合型塗料組成物を用いた塗膜形成方法を提供することができる。
<二液混合型塗料組成物>
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されない。
本実施形態に係る二液混合型塗料組成物は、コンクリート構造物の表面を被覆する透明塗膜を形成するために用いられ、主剤(A)及び硬化剤(B)からなる。
本実施形態におけるコンクリート構造物としては、橋梁、トンネル、高架道路、建築物等が挙げられる。
主剤(A)は、(メタ)アクリルポリマー(a)と、水添ビスフェノール型エポキシ樹脂(b)と、紫外線吸収性化合物(c)と、ヒンダードアミン化合物(d)と、脂肪酸アミド化合物(e)と、を含む。
(メタ)アクリルポリマー(a)は、架橋性シリル基を少なくとも1個有する、いわゆるアクリルシリコンである。
(メタ)アクリルポリマー(a)は、架橋性シリル基含有エチレン性不飽和モノマーと、エチレン性不飽和モノマーとを共重合させることにより得られるものであってもよく、すでに重合体として存在するアクリル樹脂を、架橋性シリル基を有するシリケートオリゴマーで変性して得られるものであってもよい。架橋性シリル基を有するシリケートオリゴマーとしては、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン等のテトラアルコキシシラン又はテトラフェノキシシランもしくはこれらを加水分解縮合物が用いられる。
架橋性シリル基含有エチレン性不飽和モノマーの具体例としては、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルメチルジメトキシシラン、アリルトリメトキシシラン、γ−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−アクリロキシプロピルトリブトキシシラン及びγ−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン等が挙げられる。
他のエチレン性不飽和モノマーとしては、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、イソブロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン、(メタ)アクリロニトリル、(メタ)アクリルアミド、酢酸ビニル等が挙げられる。
架橋性シリル基を有するシリケートオリゴマーでアクリル樹脂を変性する方法は特に限定されないが、通常のラジカル重合法を挙げることができる。そのときに使用される有機溶剤としては、上記シリケートオリゴマーと(メタ)アクリル樹脂を溶解するものであれば適宜選択できる。その具体例としては、メタノール、エタノール、エチレングリコールモノメチルエーテル、トルエン、キシレン等が挙げられる。
(メタ)アクリルポリマー(a)の有する架橋性シリル基としては、式(1)で表される官能基があげられる。
[化1]
−[Si(R2−b(Y)O]−Si(R3−a(Y) (1)

{式中、R、Rは、いずれも炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基、炭素数7〜20のアラルキル基、又は(R’)SiO−(R’は炭素数1〜20の1価の炭化水素基であって、3個のR’は同一であってもよく、異なっていてもよい)で示されるトリオルガノシロキシ基を示し、R又はRが2個以上存在するとき、それらは同一であってもよく、異なっていてもよい。Yは水酸基又は加水分解性基を示し、Yが2個以上存在するときそれらは同一であってもよく、異なっていてもよい。aは0,1,2,又は3を、また、bは0,1,又は2を示す。mは0〜19の整数である。ただし、a+mb≧1であることを満足するものとする。}
加水分解性基としては、例えば、水素原子、アルコキシ基、アシルオキシ基、ケトキシメート基、アミノ基、アミド基、アミノオキシ基、メルカプト基、アルケニルオキシ基等の官能基があげられる。これらのうちでも、アルコキシ基、アミド基、アミノオキシ基が好ましいが、温和な条件で加水分解されることから取り扱いやすいという点で、アルコキシ基がとくに好ましい。アルコキシ基の中では炭素数の少ないものほど反応性が高くなる。例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基の順に反応性が低くなるので、目的や用途に応じてこれらの官能基を選択できる。
加水分解性基や水酸基は、1個のケイ素原子に1〜3個の範囲で結合することができ、(a+Σb)は1〜5個の範囲が好ましい。加水分解性基や水酸基が架橋性シリル基中に2個以上結合する場合には、それらは同じであってもよいし、異なってもよい。架橋性シリル基を形成するケイ素原子は1個以上であるが、シロキサン結合等により連結されたケイ素原子の場合には、20個以下であることが好ましい。特に、一般式(2)で表される架橋性シリル基が、入手が容易である点で好ましい。
[化2]
−Si(R3−c(Y) (2)

(式中、R、Yは前記と同じ、cは1〜3の整数)
架橋性シリル基を少なくとも1個有する(メタ)アクリルポリマー(a)は、架橋性シリル基のケイ素同士がシロキサン結合を形成することで縮合する。本実施形態に係る二液混合型塗料組成物の主剤(A)が架橋性シリル基を少なくとも1個有する(メタ)アクリルポリマー(a)を含有することで、耐候性の高い硬化塗膜を形成することができる。
主剤(A)の固形分における(メタ)アクリルポリマー(a)の固形分含有量は、30〜70質量%であることが好ましく、50〜60質量%であることがより好ましい。主剤(A)の固形分における(メタ)アクリルポリマー(a)の固形分含有量が、30質量%未満の場合、形成される塗膜の耐候性が低下し、黄変しやすくなる傾向にある。主剤(A)の固形分における(メタ)アクリルポリマー(a)の固形分含有量が、70質量%よりも高い場合、相対的に架橋性シリル基の量比が大きくなるので、得られる塗料組成物の貯蔵安定性が低下しやすくなる傾向にある。(メタ)アクリルポリマー(a)として、具体的には、TAポリマーSA120S、TAポリマーSA110S、TAポリマーSA100S(以上、株式会社カネカ製)、ARUFON US−66170、ARUFON US−6170(以上、東亞合成株式会社製)等を挙げることができる。
水添ビスフェノール型エポキシ樹脂(b)は、後述する硬化剤(B)の含む変性脂肪族アミン化合物(f)と硬化反応する塗膜形成成分である。本実施形態に係る二液混合型塗料組成物の主剤(A)が水添ビスフェノール型エポキシ樹脂(b)を含有することで、耐候性の高い硬化塗膜を形成することができる。
水添ビスフェノール型エポキシ樹脂(b)としては、例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールB型エポキシ樹脂、ビスフェノールC型エポキシ樹脂、ビスフェノールE型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールAD型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂等のビスフェノールポリグリシジルエーテル型エポキシ樹脂を水添して得られる水添ビスフェノール型ジグリシジルエーテル(例えば水添ビスフェノールA型エポキシ樹脂)が挙げられる。
水添ビスフェノール型エポキシ樹脂(b)として、具体的には、エポライト4000(共栄社化学株式会社)、EPICLON EXA−7015(DIC株式会社製)、ST−3000(新日鉄住金化学株式会社製)等を挙げることができる。
水添ビスフェノール型エポキシ樹脂(b)としては、エポキシ基を一分子中に少なくとも2個有するものが、硬化に際し、反応性が高く硬化物が3次元的網目を作りやすいことから好ましい。また、本実施形態の(メタ)アクリルポリマー(a)と水添ビスフェノール型エポキシ樹脂(b)とを含む主剤(A)に硬化剤(B)を混ぜて硬化させた時の硬化物が透明であるためには、水添ビスフェノール型エポキシ樹脂(b)は(メタ)アクリルポリマー(a)と相溶することが好ましい。例えば、水添ビスフェノールA型エポキシ樹脂は、各種ビニル系重合体と相溶しやすく、透明な硬化物を得やすい上に、得られる硬化塗膜が耐候性に優れることから好ましい。
主剤(A)の固形分における水添ビスフェノール型エポキシ樹脂(b)の固形分含有量は、30〜70質量%であることが好ましく、35〜50質量%であることが好ましい。主剤(A)の固形分における水添ビスフェノール型エポキシ樹脂(b)の固形分含有量が、30質量%未満の場合、形成される塗膜の強度や、コンクリート構造物への接着性が低下する傾向にある。主剤(A)の固形分における水添ビスフェノール型エポキシ樹脂(b)の固形分含有量が、70質量%よりも高い場合、形成される塗膜の耐候性が低下し、黄変しやすくなる傾向にある。
紫外線吸収性化合物(c)は、本実施形態に係る二液混合型塗料組成物によって形成される塗膜の耐候性を向上させる。紫外線吸収性化合物(c)としては、トリアジン系化合物、マロン酸エステル系化合物、シュウ酸アニリド系化合物等を挙げることができる。
トリアジン系化合物としては、例えば、2−(4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン−2−イル)−5[(ヘキシル)オキシ]−フェノール、2−[4−[6(2−ヒドロキシ−3−ドデシルオキシプロピル)オキシ]−2−ヒドロキシフェニル]−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジンと2−[4−[6(2−ヒドロキシ−3−ドデシルオキシプロピル)オキシ]−2−ヒドロキシフェニル]−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジンの混合物、2,4−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−6−(2−ヒドロキシ−4−iso−オクチルオキシフェニル)−s−トリアジン、2,4−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−6−(2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシフェニル)−1,3,5−トリアジン等を挙げることができる。具体的には、例えば、市販の、チヌビン1577FF、チヌビン400、チヌビン411L(以上、チバ・ジャパン株式会社製)、CYAGARD UV1164L(三井化学株式会社製)等を挙げることができる。
マロン酸エステル系化合物としては、2−(p−メトキシベンジリデン)マロン酸ジメチル、テトラエチル−2,2−(1,4−フェニレンジメチリデン)ビスマロネート、2−(p−メトキシベンジリデン)−ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル4−ピペリジニル)マロネート等が挙げられる。具体的には、例えば、市販の、ホスタビンPR−25、ホスタビンB−CAP、ホスタビンPR−31(以上、クラリアントジャパン株式会社製)等を挙げることができる。
シュウ酸アニリド系化合物としては、2−メチル−2’−エトキシオキサルアニリド、2−エチル−2’−エトキシオキサルアニリド、4,4’−ジオクチルオキシオキサルアニリド、2,2’−ジエトキシオキサルアニリド、2,2’−ジオクチルオキシ−5,5’−ジ−第三ブトキサルアニリド、2,2’−ジドデシルオキシ−5,5’−ジ−第三ブトキサルアニリド、N,N’−ビス(3−ジメチルアミノプロピル)オキサルアミド、2−エトキシ−5−第三ブチル−2’−エトキサルアニリド及びその2−エトキシ−2’−エチル−5,4’−ジ−第三ブトキサルアニリドとの混合物、o−及びp−メトキシ−二置換オキサルアニリドの混合物及びo−及びp−エトキシ−二置換オキサルアニリドの混合物等を挙げることができる。具体的には、例えば、市販のホスタビンVSU、ホスタビン3206、ホスタビンJPV(以上、クラリアントジャパン株式会社製)、チヌビン312(チバ・ジャパン株式会社製)等を挙げることができる。
主剤(A)の固形分における紫外線吸収性化合物(c)の固形分含有量は、0.01〜10質量%であることが好ましく、0.1〜5質量%であることがより好ましい。主剤(A)の固形分における紫外線吸収性化合物(c)の固形分含有量が、0.01質量%未満の場合、形成される塗膜の耐候性が低下する傾向にある。主剤(A)の固形分における紫外線吸収性化合物(c)の固形分含有量が、10質量%よりも高い場合、形成される塗膜中で紫外線吸収性化合物(c)が凝集することで塗膜の強度が低下する傾向にある。
ヒンダードアミン化合物(d)は、本実施形態に係る二液混合型塗料組成物によって形成される塗膜の耐候性を向上させる。ヒンダードアミン化合物とは、N原子に隣接する炭素原子には水素原子がないピペリジン環を有する化合物である。このようなピペリジン環としては、N原子に隣接する炭素原子にメチル基が結合している2,2,6,6−テトラメチルピペリジン環を挙げることができる。ヒンダードアミン化合物は、塗膜に紫外線が照射されることにより発生したラジカルを捕捉することで、塗膜の着色を防止する。
ヒンダードアミン化合物(d)としては、具体的には例えば、CHIMASSORB119、CHIMASSORB2020、CHIMASSORB944、チヌビン622、チヌビンB75、チヌビン783、チヌビン111、チヌビン791、チヌビンC353、チヌビン494、チヌビン492、チヌビン123、チヌビン144、チヌビン152、チヌビン292、チヌビン5100、チヌビン765、チヌビン770、チヌビンXT850、チヌビンXT855、チヌビン440、チヌビンNOR371(以上、チバ・ジャパン株式会社製)、アデカスタブLA−52、アデカスタブLA−57、アデカスタブLA−62、アデカスタブLA−67、アデカスタブLA−63、アデカスタブLA−68LD、アデカスタブLA−82、アデカスタブLA−87、アデカスタブLA−501、アデカスタブLA−502XP、アデカスタブLA−503、アデカスタブLA−77、アデカスタブLX−335、アデカノールUC−605(以上、株式会社ADEKA製)、サノール(SANOL)LS770、サノールLS765、サノールLS292、サノールLS440、サノールLS744、サノールLS2626、サノールLS944(以上、三共ライフテック株式会社製)、ホスタビン(HOSTAVIN)N20、ホスタビンN24、ホスタビンN30、ホスタビンN321、ホスタビンPR31、ホスタビン3050、ホスタビン3051、ホスタビン3052、ホスタビン3053、ホスタビン3055、ホスタビン3058、ホスタビン3063、ホスタビン3206、ホスタビン3212、ホスタビンTB01、ホスタビンTB02、ナイロスタッブ(Nylostab)S−EED(以上、クラリアントジャパン株式会社製)、トミソーブ77(吉富ファインケミカル株式会社製)、サイアソーブ(CYASORB)UV3346、サイアソーブUV3529、サイアソーブUV3853(サンケミカル株式会社製)スミソーブ(SUMISORB)TM61(住友化学株式会社製)、グッドライト(GOODRITE)UV3159、グッドライトUV3034、グッドライトUV3150、グッドライト3110×128(以上BFGoodrich社製)、ユビヌル(UVINUL)4049、ユビヌル4050、ユビヌル5050(以上、BASF社製)等が挙げられる。
主剤(A)の固形分におけるヒンダードアミン化合物(d)の固形分含有量は、0.01〜10質量%であることが好ましく、0.1〜5質量%であることがより好ましい。主剤(A)の固形分におけるヒンダードアミン化合物(d)の固形分含有量が、0.01質量%未満の場合、形成される塗膜の耐候性が低下する傾向にある。主剤(A)の固形分におけるヒンダードアミン化合物(d)の固形分含有量が、10質量%よりも高い場合、形成される塗膜の強度が低下する傾向にある。
脂肪酸アミド化合物(e)は粘性調整剤として、主剤(A)及び硬化剤(B)を混合した混合塗料組成物に構造粘性を付与する役割を果たす。
脂肪酸アミド化合物(e)の融点は、100℃〜140℃であることが好ましい。脂肪酸アミド化合物(e)の融点が、100℃未満であると主剤(A)及び硬化剤(B)を混合した混合塗料組成物の粘度が低下することで、十分な耐タレ性が得難い。一方、脂肪酸アミド化合物(e)の融点が、140℃を超えると、低温環境下において脂肪酸アミド化合物(e)が結晶化しやすくなるので、形成される塗膜の透明性が低下する。
脂肪酸アミド化合物(e)は、第一級アミド及び/または第二級アミドであることが好ましい。アミドの窒素原子に複数の置換基が結合した化合物を使用せず、第一級アミド及び/または第二級アミドを使用することで、主剤(A)及び硬化剤(B)を混合した混合塗料組成物により優れた構造粘性を付与することが可能となる。
脂肪酸アミド化合物(e)としては、具体的には例えば、パルミチン酸アミド(融点100℃)、ステアリン酸アミド(融点100℃)、ベヘン酸アミド(融点100℃)、ヒドロキシステアリン酸アミド(融点110℃)等の飽和脂肪酸モノアミド、メチロールステアリン酸アミド(融点111℃)、メチロールベヘン酸アミド(融点110℃)等のメチロールアミド類、メチレンビスラウリン酸アミド(融点131℃)、メチレンビスヒドロキシステアリン酸アミド(融点140℃)、メチレンビスオレン酸アミド(融点131℃)、エチレンビスイソステアリン酸アミド(融点100℃)、ヘキサメチレンビスヒドロキシステアリン酸アミド(融点138℃)、ブチレンビスヒドロキシステアリン酸アミド(融点140℃)、エチレンビスオレイン酸アミド(融点118℃)、エチレンビスエルカ酸アミド(融点115℃)、ヘキサメチレンビスオレイン酸アミド(融点119℃)、m−キシリレンビスステアリン酸アミド(融点123℃)等のビスアミド類、エタノールアミンジステアレート(融点81℃)等の脂肪酸エステルアミドが例示される。
なお、本願で規定する脂肪酸アミド化合物(e)の融点の好ましい範囲100℃〜140℃に含まれない脂肪酸アミド化合物として、ラウリン酸アミド(融点86℃)、オレイン酸アミド(融点75℃)、エルカ酸アミド(融点82℃)、リシノール酸アミド(融点65℃)、メチレンビスステアリン酸アミド(融点143℃)、エチレンビスカプリル酸アミド(融点165℃)、エチレンビスラウリン酸アミド(融点157℃)、エチレンビスステアリン酸アミド(融点143℃)、エチレンビスヒドロキシステアリン酸アミド(融点144℃)、エチレンビスベヘン酸アミド(融点141℃)、ヘキサメチレンビスベヘン酸アミド(融点143℃)、ヘキサメチレンビスステアリン酸アミド(融点146℃)等が挙げられる。
脂肪酸アミド化合物(e)としては、上記化合物を溶剤でペースト化したものも市販されている。具体的には例えば、A670−20M(溶剤:ミネラルターペン、ベンジルアルコール、有効成分20%、融点134℃)、A650−20X(溶剤:キシレン、エチルアルコール、有効成分20%、融点100℃以上)、A603−20X(溶剤:キシレン、有効成分10%、融点100℃以上)、603−10X(溶剤:キシレン、有効成分10%、融点100℃以上)、6850−20X(溶剤:キシレン、エチルアルコール、有効成分20%、融点100℃以上)、6840−10X(溶剤:キシレン、エチルアルコール、有効成分10%、融点100℃以上)、6820−20M(溶剤:ミネラルターペン、ベンジルアルコール、有効成分20%、融点100℃以上)、6810−20X(溶剤:キシレン、エチルアルコール、有効成分20%、融点100℃以上)、6900−10X(溶剤:キシレン、エチルアルコール、有効成分10%、融点100℃以上)、6900−20XN(溶剤:キシレン、エチルアルコール、有効成分20%、融点134℃以上)、6900−20X(溶剤:キシレン、エチルアルコール、有効成分20%、融点100℃以上)(以上、楠本化成株式会社製)等がある。
主剤(A)及び前記硬化剤(B)の全固形分中における前記脂肪酸アミド化合物(e)の含有量は、は、0.3〜3.0質量%である。主剤(A)及び前記硬化剤(B)の全固形分中における前記脂肪酸アミド化合物(e)の含有量が、0.3質量%未満の場合、主剤(A)及び硬化剤(B)を混合した混合塗料組成物のチクソトロピー性が低下し、塗膜形成した塗料組成物が流れやすくなる(塗料がタレやすくなる)。主剤(A)及び前記硬化剤(B)の全固形分中における前記脂肪酸アミド化合物(e)の含有量が3.0質量%よりも高い場合、形成される塗膜の透明性が低下する。特に、塗膜を低温で形成する場合に透明性の低下が顕著である。
主剤(A)は、必要に応じて上記成分(a)〜(e)以外の添加剤を含有してもよい。主剤(A)の含有する添加剤としては、酸化防止剤、硬化性調整剤、金属不活性化剤、オゾン劣化防止剤、リン系過酸化物分解剤、滑剤、有色粒子、消泡剤、発泡剤、防蟻剤、防かび剤等があげられる。
硬化剤(B)は塗料組成物(A)に対する硬化剤であり、変性脂肪族アミン化合物(f)と、シランカップリング剤(g)と、を含む。
変性脂肪族アミン化合物(f)は、水添ビスフェノール型エポキシ樹脂(b)と反応して塗膜を形成する。変性脂肪族アミン化合物(f)は、水添ビスフェノール型エポキシ樹脂(b)との反応性が高く、(メタ)アクリルポリマー(a)との相溶性も高い。
変性脂肪族アミン化合物(f)としては、脂肪族ポリアミンのエポキシ付加物、等が挙げられる。
変性脂肪族アミン化合物(f)としては、例えば、フジキュアーFXU870やフジキュアー5420F(以上、株式会社ティーアンドケー東華製)が挙げられる。
硬化剤(B)の固形分における変性脂肪族アミン化合物(f)の固形分含有量は、60〜80質量%であることが好ましい。硬化剤(B)の固形分における変性脂肪族アミン化合物(f)の固形分含有量が、60質量%未満の場合、形成される塗膜の強度や、コンクリート構造物への接着性が低下する傾向にある。硬化剤(B)の固形分における変性脂肪族アミン化合物(f)の固形分含有量が、80質量%よりも高い場合、形成される塗膜の耐候性が低下し、黄変しやすくなる傾向にある。
シランカップリング剤(g)は、主剤(A)及び硬化剤(B)を混合した混合塗料組成物が塗膜を形成している際に、(メタ)アクリルポリマー(a)の重合体と、水添ビスフェノール型エポキシ樹脂(b)及び変性脂肪族アミン化合物(f)の反応物との相溶性を高める。
シランカップリング剤(g)としては、アミノ基や、メルカプト基、エポキシ基、カルボキシル基、ビニル基、イソシアネート基、イソシアヌレート、ハロゲン等の官能基をもったシランカップリング剤が例示でき、その具体例としては、γ−イソシアネートプロピルトリメトキシシラン、γ−イソシアネートプロピルトリエトキシシラン、γ−イソシアネートプロピルメチルジエトキシシラン、γ−イソシアネートプロピルメチルジメトキシシラン等のイソシアネート基含有シラン類;γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピルトリイソプロポキシシラン、γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルメチルジエトキシシラン、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリイソプロポキシシラン、γ−ウレイドプロピルトリメトキシシラン、N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−ベンジル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−ビニルベンジル−γ−アミノプロピルトリエトキシシラン等のアミノ基含有シラン類;γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、γ−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルメチルジエトキシシラン等のメルカプト基含有シラン類;γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリエトキシシラン等のエポキシ基含有シラン類;β−カルボキシエチルトリエトキシシラン、β−カルボキシエチルフェニルビス(2−メトキシエトキシ)シラン、N−β−(カルボキシメチル)アミノエチル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン等のカルボキシシラン類;ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、γ−メタクリロイルオキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アクロイルオキシプロピルメチルトリエトキシシラン等のビニル型不飽和基含有シラン類;γ−クロロプロピルトリメトキシシラン等のハロゲン含有シラン類;トリス(トリメトキシシリル)イソシアヌレート等のイソシアヌレートシラン類;ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルファン等のポリスルファン類等を挙げることができる。また、シランカップリング剤(g)としては、上記のアミノ基含有シラン類とエポキシ基含有シラン類との反応物、アミノ基含有シラン類とアクロイルオキシ基含有シラン類との反応物、アミノ基含有シラン類とイソシアネート基含有シラン類との反応物も使用できる。更に、シランカップリング剤(g)としては、これらを変性した誘導体である、アミノ変性シリルポリマー、シリル化アミノポリマー、不飽和アミノシラン錯体、フェニルアミノ長鎖アルキルシラン、アミノシリル化シリコーン、ブロックイソシアネートシラン、シリル化ポリエステル等が挙げられる。好適にはアミノ基もったシランカップリング剤が挙げられる。
硬化剤(B)の固形分におけるシランカップリング剤(g)の固形分含有量は、0.1〜20質量%であることが好ましい。硬化剤(B)の固形分におけるシランカップリング剤(g)の固形分含有量が、0.1質量%未満の場合、成される塗膜の透明性が低下する傾向にある。硬化剤(B)の固形分におけるシランカップリング剤(g)の固形分含有量が、20質量%よりも高い場合、塗膜の硬化性が低下する傾向にある。
更に、硬化剤(B)は縮合触媒(h)を含有することが好ましい。縮合触媒(h)は、(メタ)アクリルポリマー(a)の重合(シロキサン結合の形成)を促進するための物質である。
(メタ)アクリルポリマー(a)としては、ジブチル錫オキサイドやジオクチル錫オキサイド等のジアルキル錫オキサイドと、ジオクチルフタレート、ジイソデシルフタレート、メチルマレエート等のエステル化合物との反応物(例えば、MSCAT−01、MSCAT−02(以上、日本化学産業株式会社製)、No.918(三共有機合成株式会社製))や、ジブチル錫オキシラウレート(例えば、ネオスタンU−130(日東化成株式会社製))等があげられる。
硬化剤(B)の固形分における縮合触媒(h)の固形分含有量は、0.1〜20質量%であることが好ましい。硬化剤(B)の固形分における縮合触媒(h)の固形分含有量が、0.1質量%未満の場合、成される塗膜の硬化性が低下する傾向にある。硬化剤(B)の固形分における縮合触媒(h)の固形分含有量が、20質量%よりも高い場合、塗膜の透明性が低下する傾向にある。
硬化剤(B)も、必要に応じて上記成分(f)〜(h)以外の添加剤や有機溶媒を含有してもよい。硬化剤(B)の含有する添加剤としては、酸化防止剤、硬化性調整剤、金属不活性化剤、オゾン劣化防止剤、リン系過酸化物分解剤、滑剤、有色粒子、消泡剤、発泡剤、防蟻剤、防かび剤等があげられる。
上記主剤(A)及び硬化剤(B)の調製方法としては、特別の方法を必要とせず、当業者において通常用いられる方法を使用することができる。
上記調製方法としては特に限定されず、例えば主剤(A)の調製方法としては、樹脂ビヒクル成分、即ち、上記架橋性シリル基を少なくとも1個を有する(メタ)アクリルポリマー(a)と水添ビスフェノール型エポキシ樹脂(b)を予めワニスの形にしたものに、上記紫外線吸収性化合物(c)とヒンダードアミン化合物(d)と融点が100〜140℃である脂肪酸アミド化合物(e)、更に必要に応じて上記添加剤等のその他の成分を混入し、ディスパー、ボールミル、S.G.ミル、ロールミル等の分散機で分散することにより調製する方法を挙げることができる。
また、例えば硬化剤(B)の調製方法としては、変性脂肪族アミン化合物(f)と、シランカップリング剤(g)と、縮合触媒(h)、更に必要に応じて有機溶媒を混入し、ディスパー、ボールミル、S.G.ミル、ロールミル等の分散機で分散することにより調製する方法を挙げることができる。
<塗膜形成方法>
本実施形態に係る塗膜形成方法は、混合工程と、塗装工程と、硬化工程と、を有する。
混合工程では、上記実施形態に係る二液混合型塗料組成物の主剤(A)及び硬化剤(B)を混合して混合塗料組成物を得る。
混合工程における混合方法は特に限定されない。混合方法としては、主剤(A)及び硬化剤(B)を配合し、ハンドミキサーやスタティックミキサーで混合する方法が挙げられる。
主剤(A)及び硬化剤(B)の配合比は、全固形分換算で70/30〜90/10とすることが好ましい。このような配合比とすることで、塗膜の形成が円滑に進行する。
なお、主剤(A)及び硬化剤(B)以外の第三成分を必要に応じて添加してもよい。
混合塗料組成物の全固形分濃度は、80〜100質量%であることが好ましい。混合塗料組成物の全固形分濃度が、80質量%未満であると、混合塗料組成物の構造粘性が低下する傾向にある。
また、(メタ)アクリルポリマー(a)のシリル基と反応する官能基を有さない有機溶剤を、混合塗料組成物に添加して、適正な粘度に調整することも可能である。
塗装工程では、混合塗料組成物を、コテ又はローラーあるいはエアレススプレーなどのスプレーを用いて、硬化後の膜厚が目標乾燥膜厚である300μm〜1500μmとなるように、コンクリート構造物の表面に塗装する。
塗装工程では、コテ又はローラーを用いて手塗りによって塗装するので、コンクリート構造物の設置された現場においても簡便に作業を行うことができる。
塗装工程において、混合塗料組成物を、硬化後の膜厚が300μm未満となるように塗装した場合、コンクリート構造物の保護効果が低くなってしまう。一方、混合塗料組成物を、硬化後の膜厚が1500μmを超えるように塗装した場合、塗膜の形成のために使用する塗料組成物の量が多くなるのでコストが高くなる上に、塗膜の透明性が低下する。
なお、主剤(A)及び硬化剤(B)に、塗膜の透明性が失われない範囲で有色粒子を含有させ、塗装工程において、本発明の透明塗膜の有色粒子の密度が所定の密度となるように調整することにより、塗装作業者の技量や経験に依存することなく透明塗膜の膜厚を所望の厚みに調整することもできる。この際に、有色粒子としては、平均粒子径が80μm以上500μm未満の着色樹脂ビーズ、骨材及びカラーマイカ等が用いられる。
硬化工程では、コンクリート構造物の表面に塗装された混合塗料組成物を硬化させて透明塗膜を形成させる。
硬化工程における、混合塗料組成物の硬化方法は特に限定されないが、通常コンクリート構造物は屋外に設置されているので、自然条件で放置することにより塗膜を形成させる。
本実施形態に係る塗膜形成方法は、予防保全をする目的で、建造直後のコンクリート構造物に対して適用してもよいし、補修をする目的で、既に亀裂の入ってしまったコンクリート構造物に対して適用してもよい。また、工場などで予め製造されたいわゆるプレキャストコンクリート製品に適用してもよい。
以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。なお、特に断りのない限り「部」及び「%」は、質量基準である。
[実施例1]
<主剤(A)及び硬化剤(B)の調製>
架橋性シリル基を少なくとも1個を有する(メタ)アクリルポリマー(a)として「TAポリマーSA120S」(株式会社カネカ製、固形分濃度100質量%)を、水添ビスフェノール型エポキシ樹脂(b)として「水素添加ビスフェノールAグリシジルエーテル」(共栄社化学株式会社製、商品名;エポライト4000、固形分濃度100質量%)を、紫外線吸収性化合物(c)として「ホスタビン3206」(クラリアントジャパン株式会社製、固形分濃度100質量%)を、ヒンダードアミン化合物(d)として「CHIMASSORB119」(チバ・ジャパン株式会社製、固形分濃度100質量%)を、第一級アミドである脂肪酸アミド化合物(e)として「ステアリン酸アミド」(東京化成株式会社製の試薬、融点100℃、固形分濃度100質量%)を、それぞれ表1に示した固形分含有量(単位:質量部)となるように配合した。更に、キシレンを添加して全体の固形分濃度が90質量%となるように調整して、卓上ディスパーで十分に攪拌することで主剤(A)を得た。
次に、変性脂肪族アミン化合物(f)として「フジキュアー5420F」(株式会社ティーアンドケー東華製、固形分濃度100質量%)を、シランカップリング剤(g)としてγ−(2−アミノエチル)アミノプロピルメチルジエトキシシラン(固形分濃度100質量%)を、縮合触媒(h)としてジブチル錫オキサイド(固形分濃度100質量%)を、それぞれ表1に示した固形分含有量(単位:質量部)となるように配合した。更に、キシレンを添加して全体の固形分濃度が90質量%となるように調整して、卓上ディスパーで十分に攪拌することで硬化剤(B)を得た。
<混合塗料組成物の調製>
[実施例1及び、8から11]
上記主剤(A)及び硬化剤(B)を、各成分が表1に示した固形分含有量(単位:質量部)となるように混合し、十分に攪拌して得られた混合塗料組成物(固形分濃度90質量%)を得た。
[実施例2から5、比較例1から3]
主剤(A)の脂肪酸アミド化合物(e)を、表1に示した脂肪酸アミド系化合物に置き換えた以外は、実施例1と同様にして混合塗料組成物(固形分濃度90質量%)を得た。
[実施例6及び7、比較例6]
主剤(A)の脂肪酸アミド化合物(e)を表1に示した脂肪酸アミド系化合物と配合量に置き換えた以外は、実施例1と同様にして混合塗料組成物(固形分濃度90質量%)を得た。
[比較例4]
主剤(A)の脂肪酸アミド化合物(e)を、ベントン34(エレメンティスジャパン株式会社製)とメタノールを1:1で混合したベントンペースト(固形分濃度50質量)に置き換えた以外は、実施例1と同様にして混合塗料組成物(固形分濃度90質量%)を得た。
[比較例5]
主剤(A)の脂肪酸アミド化合物(e)を、フュームドシリカ(アエロジルRY300、日本アエロジル株式会社製)に置き換えた以外は、実施例1と同様にして混合塗料組成物(固形分濃度90質量%)を得た。
なお、表1に示した、実施例及び比較例で用いた脂肪酸アミド化合物(e)の種類は、下記の通りである。
A:ステアリン酸アミド(融点:104℃、固形分濃度100質量%)
B:パルミチン酸アミド(融点:100℃、固形分濃度100質量%)
D:メチロールステアリン酸アミド(融点:111℃、固形分濃度100質量%)
E:m−キシレンビスステアリン酸アミド(融点:123℃、固形分濃度100質量%)
F:メチレンビスラウリル酸アミド(融点:131℃、固形分濃度100質量%)
P:N−ラウリルラウリル酸アミド(融点:77℃、固形分濃度100質量%)
Q:エルカ酸アミド(融点:82℃、固形分濃度100質量%)
R:メチレンビスステアリン酸アミド(融点:143℃、固形分濃度100質量%)
続いて、実施例1から13及び比較例1から5で得られた混合塗料組成物(主剤(A)及び硬化剤(B)を混合した試験塗液)及び塗膜について下記の評価を行った。
<60rpm時粘度>
容量500mLの容器(材質:ブリキ、寸法:φ80mm、高さ:100mm)に実施例1から11及び比較例1から6で得られた混合塗料組成物を入れ、23℃温度下において、ブルックフィールドBU型回転粘度計(東機産業株式会社製、型番TVB−10U、スピンドル1号ロータ)を使用しスピンドル回転数60rpm/secで1分間経過した際の粘度を測定した。結果を表1に示す。
60rpm時粘度が30Pas・sec以上では塗装時にローラーやコテが重く感じられ好ましくない。10Pas・sec以下の値であることが特に好ましい。
<塗装作業性(耐タレ性)>
塗装試験板(材質:石綿スレート板、縦300mm×横200mm)の横方向の端部から5cmの領域(縦300mm×横50mm)を養生テープ(日東電工株式会社製、商品名:マスキングテープNo.720建築塗装用)で覆った。次に、当該塗装試験板を水平面に置き、実施例1から11及び比較例1から6で得られた混合塗料組成物(試験塗液)を、硬化後の膜厚が280μm、320μm、500μm、900μm、1400μm(目標乾燥膜厚)となる量で、コテにて塗装した。塗装後直ぐに塗装試験板から養生テープをはがし、次いで、養生テープにて覆われていた部分が下側になるように塗装試験板を垂直面に設置し10分間放置した後、タレの発生状態について目視にて確認をした。
それぞれの混合塗料組成物について、養生テープにて覆われていた部分と覆われていなかった部分の境界を基準として、生じたタレの長さをノギスにて測定した。結果を表1に示す。3cm以内が合格であり、1cm以内であることがより好ましい。
<塗膜の透明性(塗装時の隠蔽率)>
JIS K 5600−4−1 (b)に準拠した、塗料の一般的な試験方法に用いる隠蔽率試験紙(日本テストパネル株式会社製)に、実施例1から11及び比較例1から6で得られた混合塗料組成物(試験塗液)を、目標となる乾燥膜厚、混合塗料組成物の計算比重、塗装面積及び混合塗料組成物の固形分濃度から算出した量で、コテにて塗装し、試験体を作成した。なお、実施例1から7及び比較例1から6の混合塗料組成物(試験塗液)によって得られる塗膜の硬化後の膜厚(目標乾燥膜厚)は500μmである。実施例8から11及び比較例1から6の混合塗料組成物(試験塗液)によって得られる硬化後の膜厚は、表1に示したように280μm、320μm、900μm、1400μm(目標乾燥膜厚)である。
次いで、23℃で7日間室温放置したもの、及び、5℃で7日間室温放置したもの、それぞれの試験体について、分光光度計(コニカミノルタ社製、CR―400)で三刺激値Yを白色部(Y)と黒色部(Y)において測定し、隠蔽率Y/Yを百分率で算出した。当該隠蔽率の結果を塗膜の透明性として評価した。結果を表1に示す。
/Yの値が小さいほど塗膜の透明性が高い。Y/Yは、45以下が好ましく、35以下がより好ましい。一方、Y/Yが45を超える塗膜は透明性が不良で、コンクリート構造物の表面の状態の変化(亀裂の発生等)を目視で観察することが困難である。
<中性化阻止性(中性化の深さ)>
100×100×100mmのモルタル(水:セメント:砂=0.6:1:2(質量比)に調整されている)に、実施例1から11及び比較例1から6で得られた混合塗料組成物(試験塗液)を、目標となる乾燥膜厚となるように、コテにて塗装し、試験体を作成した。なお、実施例1から7及び比較例1から5の混合塗料組成物(試験塗液)によって得られる塗膜の硬化後の膜厚は500μm(目標乾燥膜厚)である。実施例8〜11の混合塗料組成物(試験塗液)によって得られる硬化後の膜厚は、表1に示したように280μm、320μm、900μm、1400μm(目標乾燥膜厚)である。
前述の試験体を、5℃の恒温室で28日間放置したものと、23℃の恒温室で28日間放置したものを、中性化阻止性試験用の塗膜が形成された試験体とした。
次いで上記試験体について、JHS417(東・中・西日本高速道路株式会社規格「コンクリート塗装材の品質規格試験方法」)に準拠し、温度20±2℃、相対湿度(60±5)%、二酸化炭素濃度(5±0.2)%にて28日間中性化促進試験をおこなった後、中性化の深さの測定を行った。結果を表1に示す。
中性化の深さは、0.8cm以下が好ましく、0.5cm以下がより好ましい。一方、中性化の深さが0.8cmを越えるものは塗膜の中性化阻止性が不良である。
Figure 0005616548
実施例1から7と、比較例4及び5との比較から、実施例1から7の塗膜の方が、比較例4及び5の塗膜よりも透明性が高いことが分かった。この結果から、塗装作業性(耐タレ性)を向上させるために、塗料組成物(A)に脂肪酸アミド化合物(e)を含有させた方が、脂肪酸アミド化合物(e)以外の粘性調整剤を含有させた場合よりも、形成される塗膜の透明性が高く、コンクリート構造物の表面に塗装したとしても、コンクリート構造物の表面状態の観察が容易であることが明らかである。
実施例1から5と、比較例1及び2との比較から、実施例1から5の混合塗料組成物の方が、比較例1及び2の混合塗料組成物よりもタレの長さが短く、塗装作業性(耐タレ性)に優れることが分かった。また、実施例1から5と、比較例3との比較から、実施例1から5の混合塗料組成物の方が、比較例3の混合塗料組成物よりも形成される塗膜の透明性が高いことが分かった。これらの結果から、融点が100〜140℃である脂肪酸アミド化合物(e)を含有する混合塗料組成物は、塗装作業性(耐タレ性)が優れている上に形成される塗膜の透明性が高いことが明らかである。
実施例5から7と、比較例6との比較から、実施例5から7の混合塗料組成物の方が、比較例6の混合塗料組成物よりも形成される塗膜の透明性が高いことが分かった。これらの結果から、主剤(A)及び硬化剤(B)の全固形分中における脂肪酸アミド化合物(e)の含有量が0.3〜3.0質量%である混合塗料組成物は、形成される塗膜の透明性が高いことが明らかである。
更に、厚さの異なる塗膜を得た実施例1及び8から11の結果から、実施例1及び9から11の塗膜は、膜厚の比較的薄い実施例8の塗膜よりも中性化阻止性(中性化の深さ)に優れていることが分かった。一方、実施例1及び8から10の塗膜は、膜厚が比較的厚い実施例11の塗膜よりも、透明性が高いことが分かった。これらの結果から、コンクリート構造物の表面に本実施形態に係る混合塗料組成物を塗布する場合には、硬化後の膜厚を目標の300μm〜1500μmにすることで、コンクリートの中性化を防ぐことができる上に、コンクリート構造物の表面状態の観察を容易に行えることが明らかである。

Claims (2)

  1. コンクリート構造物の表面を被覆する透明塗膜を形成するために用いられる、主剤(A)及び硬化剤(B)からなる二液混合型塗料組成物であって、
    前記主剤(A)は、架橋性シリル基を少なくとも1個を有する(メタ)アクリルポリマー(a)と、
    水添ビスフェノール型エポキシ樹脂(b)と、
    紫外線吸収性化合物(c)と、
    ヒンダードアミン化合物(d)と、
    融点が100〜140℃である脂肪酸アミド化合物(e)と、を含み、
    前記硬化剤(B)は、変性脂肪族アミン化合物(f)と、
    シランカップリング剤(g)と、を含み、
    前記主剤(A)及び前記硬化剤(B)の全固形分中における前記脂肪酸アミド化合物(e)の含有量は、0.3〜3.0質量%である二液混合型塗料組成物。
  2. 請求項1に記載の二液混合型塗料組成物の前記主剤(A)及び前記硬化剤(B)を混合して混合塗料組成物を得る混合工程と、
    前記混合塗料組成物を、コテ又はローラーを用いて、硬化後の膜厚が300μm〜1500μmとなるように、前記コンクリート構造物の表面に塗装する塗装工程と、
    前記コンクリート構造物の表面に塗装された前記混合塗料組成物を硬化させて透明塗膜を形成させる硬化工程と、を有する塗膜形成方法。
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