JP5616413B2 - Pwm周波数を切り換えて使用するモータ制御装置 - Google Patents

Pwm周波数を切り換えて使用するモータ制御装置 Download PDF

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Description

本発明はモータ制御装置に関し、特にPWM周波数を切り換えて使用するモータ制御装置に関する。
モータ制御装置においては、高精度化、高出力化、及び縮小化が進むと共に、それに伴うパワー素子やモータの発熱の問題が発生しており、その解決のためハード面での新しい冷却技術が開発されている。
しかし動作環境や動作条件によっては、ハード面での冷却技術では発熱を抑制しきれない場合がある。殆どのモータ制御装置には発熱による破損防止のため、パワー素子およびモータにはオーバーヒートレベルを設け、パワー素子およびモータの温度がオーバーヒートレベルを超えるとモータ制御装置を停止させる制御が適用されている(例えば、特許文献1)。
しかしながら、例えば工作機械の場合は生産ラインの停止につながるため、オーバーヒートレベルを超えない温度で長時間動作できるよう、制御の面からも発熱を抑制させる技術が必要とされる。
そこで、インバータのスイッチング素子の温度状態からPWM周波数を選択する交流電動機の駆動装置が提案されている(例えば、特許文献2)。ここで、「PWM周波数」とは、PWM制御方式のパルス信号の周波数を指す。従来の制御装置は、電力用半導体スイッチング素子を含むインバータにより印加電圧を制御する交流電動機の制御装置であって、温度検出部と、PWM変調部と、PWMモード選択部と、搬送波制御部と、を有している。温度検出部は、電力用半導体スイッチング素子の素子温度を検出する。PWM変調部は、相電圧指令と搬送波とに基づいてインバータから交流電動機に印加されるパルス幅変調電圧を制御する。PWMモード選択部は、素子温度が所定温度以下の場合に非同期PWMを選択し、素子温度が所定温度より高いときに同期PWMを選択する。
次に、従来の制御装置の動作について図1のフローチャートを用いて説明する。ステップS2000において、インバータの素子温度Tswを取得する。次に、ステップS2100において、素子温度Tswと所定温度T0とを比較する。素子温度Tswが所定温度T0より高い場合には、ステップS2500にて、制御装置は同期PWMを選択する。一方、素子温度Tswが所定温度T0以下の場合には、ステップS2600にて、制御装置は非同期PWMを選択する。このようにして、素子温度Tswに基づいて、同期PWM制御と非同期PWM制御とを選択することによって、素子温度を低下させたい場合に同期PWM制御を行って素子温度の上昇を抑制しつつ、素子温度の上昇を抑制する必要がない場合には非同期PWM制御を行って、同期PWMによって生じる電磁騒音の発生を抑制するというものである。
特開2004−82757号公報 特開2010−246207号公報
従来の制御装置においてはインバータ(逆変換器)に用いられる電力用スイッチング素子(パワー素子)の温度に着目して、PWM周波数を制御している。しかしながら、モータの温度に関しては制御の対象とはなっていなかった。モータの温度はPWM周波数を低下させると逆に上昇するという特性がある。したがって従来の制御装置によれば、PWM周波数を低下させることによってパワー素子の温度の上昇を抑制することはできるものの、モータの温度は逆に上昇してしまうという問題が生じていた。
本発明の実施例に係るモータ制御装置は、パワー素子を用いたPWM制御によって直流電圧を規定のPWM周波数の交流電圧に変換してモータに印加する逆変換器と、逆変換器のパワー素子の温度を取得するパワー素子温度取得部と、モータの温度を取得するモータ温度取得部と、パワー素子温度判定レベルを記憶したパワー素子温度判定レベル記憶部と、モータ温度判定レベルを記憶したモータ温度判定レベル記憶部と、規定のPWM周波数よりも周波数が高い高PWM周波数及び規定のPWM周波数よりも周波数が低い低PWM周波数を含む少なくとも2種類のPWM周波数を記憶したPWM周波数記憶部と、パワー素子の温度がパワー素子温度判定レベル以上であるか否かを判断するパワー素子温度判断部と、モータの温度がモータ温度判定レベル以上であるか否かを判断するモータ温度判断部と、パワー素子温度判断部及びモータ温度判断部の判断結果に基づいて、逆変換器に指令するPWM周波数を規定のPWM周波数及び少なくとも2種類のPWM周波数の中から選択するPWM周波数選択部と、を有することを特徴とする。
本発明の実施例に係るモータ制御装置は、パワー素子の温度がパワー素子温度判定レベル未満であり、かつ、モータの温度がモータ温度判定レベル未満である場合には、PWM周波数選択部は、逆変換器に指令するPWM周波数として規定のPWM周波数を選択するように構成される。
本発明の実施例に係るモータ制御装置は、パワー素子の温度がパワー素子温度判定レベル未満であり、かつ、モータの温度がモータ温度判定レベル以上である場合には、PWM周波数選択部は、逆変換器に指令するPWM周波数として高PWM周波数を選択するように構成される。
本発明の実施例に係るモータ制御装置は、パワー素子の温度がパワー素子温度判定レベル以上であり、かつ、モータの温度がモータ温度判定レベル未満である場合には、PWM周波数選択部は、逆変換器に指令するPWM周波数として低PWM周波数を選択するように構成される。
本発明の実施例に係るモータ制御装置は、パワー素子の温度がパワー素子温度判定レベル以上であり、かつ、モータの温度がモータ温度判定レベル以上である場合には、PWM周波数選択部は、逆変換器に指令するPWM周波数として規定のPWM周波数を選択し、かつ、警告を発生させるための信号を生成するように構成される。
本発明の他の実施例に係るモータ制御装置は、パワー素子温度オーバーヒート判定レベルを記憶したパワー素子温度オーバーヒート判定レベル記憶部と、モータ温度オーバーヒート判定レベルを記憶したモータ温度オーバーヒート判定レベル記憶部と、パワー素子の温度がパワー素子温度オーバーヒート判定レベル以上であるか否かを判断するパワー素子温度オーバーヒート判断部と、モータの温度がモータ温度オーバーヒート判定レベル以上であるか否かを判断するモータ温度オーバーヒート判断部と、をさらに備え、PWM周波数選択部は、パワー素子温度オーバーヒート判断部及びモータ温度オーバーヒート判断部の判断結果に基づいて、パワー素子温度がパワー素子温度オーバーヒートレベル以上である場合、または、モータ温度がモータ温度オーバーヒートレベル以上である場合には、逆変換器へのPWM周波数設定のための指令を停止することを特徴とする。
本発明のさらに他の実施例に係るモータ制御装置は、パワー素子温度とパワー素子温度判定レベルとの差分であるパワー素子温度差を算出する第1差分算出部と、モータ温度とモータ温度判定レベルとの差分であるモータ温度差を算出する第2差分算出部と、をさらに備え、PWM周波数選択部は、パワー素子温度差がモータ温度差以上である場合には高PWM周波数を選択し、パワー素子温度差がモータ温度差未満である場合には低PWM周波数を選択することを特徴とする。
本発明では、パワー素子の温度及びモータの温度に基づいてPWM周波数を制御することによりモータ制御装置全体の発熱を抑制できるので、オーバーヒートを回避しつつモータ制御装置の持つ能力を最大限に活用しながら長時間の運転が可能となる。
従来の交流電動機の制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施例1に係るモータ制御装置の構成図である。 本発明の実施例1に係るモータ制御装置におけるパワー素子温度及びモータ温度とPWM周波数との関係を示す図である。 本発明の実施例1に係るモータ制御装置における動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施例2に係るモータ制御装置の構成図である。 本発明の実施例2に係るモータ制御装置における動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施例3に係るモータ制御装置の構成図である。 本発明の実施例3に係るモータ制御装置における動作を説明するためのフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明に係るモータ制御装置について説明する。ただし、本発明の技術的範囲はそれらの実施の形態には限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。
[実施例1]
まず、本発明の実施例1に係るモータ制御装置について説明する。図2に本発明の実施例1に係るモータ制御装置の構成図を示す。本発明の実施例1にかかるモータ制御装置101は、制御部1と、記憶部2とを有する。制御部1は、逆変換器3と、PWM周波数選択部4と、PWM周波数生成部5と、パワー素子温度取得部6と、モータ温度取得部7と、パワー素子温度判断部8と、モータ温度判断部9と、警告通知部13と、を有する。
記憶部2は、PWM周波数記憶部21と、パワー素子温度判定レベル記憶部22と、モータ温度判定レベル記憶部23と、を有する。
逆変換器3は、パワー素子を用いたPWM制御によって直流電圧を規定のPWM周波数の交流電圧に変換してモータ30に印加する。
パワー素子温度取得部6は、逆変換器3のパワー素子の温度を取得する。具体的には、パワー素子温度取得部6はパワー素子の温度を直接的に検出したり、パワー素子を流れる電流から推定したりすることによって、パワー素子の温度を取得する。例えば、アンプの放熱器とパワー素子の結合部付近の温度を、サーミスタを使用して取得したり、あるいは、電流値とスイッチング回数に比例する損失による発熱とアンプの放熱器部の熱時定数から推定した値に、電流値とスイッチング回数に比例する損失による発熱とパワー素子部の熱時定数から推定した上昇分を加算して求めたりすることができる。
モータ温度取得部7は、モータの温度を取得する。具体的には、モータ温度取得部7はモータ30の温度を直接的に検出したり、モータ30に流れる電流から推定したりすることによって、モータ30の温度を取得する。例えば、巻線の近傍に設置されたサーミスタを使用してモータの温度を取得する方法や、モータの電流値(フィードバックデータ)に基づいて推定する方法がある。電流値に基づいて推定する場合には、モータの銅損(電流値の2乗に比例する損失)による発熱及び熱時定数に基づいて推定することができる。さらに正確に推定するため、鉄損による発熱を考慮する場合もある。
パワー素子温度判定レベル記憶部22は、パワー素子温度判定レベルを記憶し、モータ温度判定レベル記憶部23は、モータ温度判定レベルを記憶する。
PWM周波数記憶部21は、規定のPWM周波数よりも周波数が高い高PWM周波数及び規定のPWM周波数よりも周波数が低い低PWM周波数を含む少なくとも2種類のPWM周波数を記憶する。
パワー素子温度判断部8は、パワー素子の温度がパワー素子温度判定レベル以上であるか否かを判断する。一方、モータ温度判断部9は、モータの温度がモータ温度判定レベル以上であるか否かを判断する。
PWM周波数選択部4は、パワー素子温度判断部8及びモータ温度判断部9の判断結果に基づいて、逆変換器3に指令するPWM周波数を規定のPWM周波数及び少なくとも2種類のPWM周波数の中から選択する。PWM周波数選択部4は、適切なPWM周波数を選択することによりパワー素子温度及びモータ温度を制御する。パワー素子温度及びモータ温度とPWM周波数との間には以下のような関係がある。まず、パワー素子の損失は電流値とスイッチング回数に比例する。PWM周波数を高くすると単位時間当たりのスイッチング回数が増加するため、同じ電流値での損失は大きくなる。そのため、PWM周波数を低くすると損失が小さくなり、パワー素子の温度を低下させることができる。一方、モータがある出力を出すために必要な電流は、PWM周波数には依存せず一定である。PWM制御では、平均的にある電流が流れるように制御するが、実電流には、スイッチングによる高調波成分(リプル分)が含まれ、このリプル分は、PWM周波数が低いほど大きくなる。モータの損失には銅損、鉄損及び機械損があるが、リプル分が大きいと、銅損および鉄損が大きくなる。そのため、PWM周波数を高くすると、モータ温度を低下させることができる。
パワー素子温度判断部8及びモータ温度判断部9の判断結果に応じて、PWM周波数選択部4は以下のように逆変換器3に指令するPWM周波数を選択する。
第1に、パワー素子の温度がパワー素子温度判定レベル未満であり、かつ、モータの温度がモータ温度判定レベル未満である場合には、PWM周波数選択部4は、逆変換器3に指令するPWM周波数として規定のPWM周波数を選択する。具体的には、図3に示すようにパワー素子温度tpがPWM周波数切換パワー素子温度判定レベル(以下、単に「パワー素子温度判定レベル」という。)Tp未満(tp<Tp)であり、モータ温度tmがPWM周波数切換モータ温度判定レベル(以下、単に「モータ温度判定レベル」という。)Tm未満(tm<Tm)である場合、PWM周波数としてパワー素子温度及びモータ温度の取得前の値である規定の周波数ωc1を選択する。この場合、パワー素子温度tp及びモータ温度tmはそれぞれパワー素子温度判定レベルtp及びモータ温度判定レベルtmより低い温度に保たれているため、モータを駆動するためのPWM周波数を変更しなくてもパワー素子やモータの過熱の問題は生じないと考えられるため、PWM周波数をそのまま維持することができる。
第2に、パワー素子の温度がパワー素子温度判定レベル未満であり、かつ、モータの温度がモータ温度判定レベル以上である場合には、PWM周波数選択部4は、逆変換器3に指令するPWM周波数として高PWM周波数を選択する。具体的には、図3に示すようにパワー素子温度tpがパワー素子温度判定レベルTp未満(tp<Tp)であり、モータ温度tmがモータ温度判定レベルTm以上(tm≧Tm)である場合、PWM周波数としてパワー素子温度及びモータ温度の取得前の値よりも高いPWM周波数である高PWM周波数ωc3を選択する。この場合、パワー素子温度tpはパワー素子温度判定レベルTpより低いためPWM周波数を維持することもできるが、モータ温度tmがモータ温度判定レベルTm以上となっているために、PWM周波数をモータ温度測定前のPWM周波数より高く設定する。このようにモータを高い周波数で駆動することによってモータの損失が低下し、モータからの発熱量が減少することとなり、モータの温度を低下させることができる。
第3に、パワー素子の温度がパワー素子温度判定レベル以上であり、かつ、モータの温度がモータ温度判定レベル未満である場合には、PWM周波数選択部4は、逆変換器3に指令するPWM周波数として低PWM周波数を選択する。具体的には、図3に示すようにパワー素子温度tpがパワー素子温度判定レベルTp以上(tp≧Tp)であり、モータ温度tmがモータ温度判定レベルTm未満(tm<Tm)である場合、PWM周波数としてパワー素子温度及びモータ温度の取得前の値よりも低いPWM周波数である低PWM周波数ωc0を選択する。この場合、モータ温度tmはモータ温度判定レベルTmより低いためPWM周波数を維持することもできるが、パワー素子tpがパワー素子温度判定レベルTp以上となっているために、PWM周波数をモータ温度測定前のPWM周波数より低く設定する。このようにパワー素子を低い周波数で駆動することによってパワー素子からの発熱量が減少することとなり、パワー素子の温度を低下させることができる。
第4に、パワー素子の温度がパワー素子温度判定レベル以上であり、かつ、モータの温度がモータ温度判定レベル以上である場合には、PWM周波数選択部4は、逆変換器3に指令するPWM周波数として規定のPWM周波数を選択し、かつ、警告通知部13が警告を発生させるための信号を生成する。具体的には、図3に示すようにパワー素子温度tpがパワー素子温度判定レベルTp以上(tp≧Tp)であり、モータ温度tmがモータ温度判定レベルTm以上(tm≧Tm)である場合、PWM周波数として規定の周波数ωc2を選択する。ここで、周波数ωc2は周波数ωc1と同一であってもよいし、異なっていてもよい。例えばA[Hz]、B[Hz]2つのPWM周波数が用意されていたとして、上記のPWM切換が適用されたモータは、規定PWM周波数の領域においては温度以外の条件で「ωc1=AまたはB」、「ωc2=AまたはB」のように、PWMが切換るため、「ωc1≠ωc2」もしくは「ωc1=ωc2」となる。この場合、パワー素子温度tp及びモータ温度tmはそれぞれパワー素子温度判定レベルtp及びモータ温度判定レベルtm以上となっているが、PWM周波数を低下させるとモータ温度が上昇し、PWM周波数を増加させるとパワー素子温度が上昇する。この場合、パワー素子温度とモータ温度の一方が動作に影響を与えるようなオーバーヒートの状態に達することも懸念されるため、PWM周波数選択部4は警告通知部13に警告を発生させるための信号を生成する。
PWM周波数生成部5は、PWM周波数選択部4によって選択された周波数となるようにPWM周波数を生成し、逆変換器3に指令を与える。
警告通知部13は、上述したようにPWM周波数選択部4からの信号に従って警告を通知する。
次に、本発明の実施例1に係るモータ制御装置の動作について説明する。図4に、本発明の実施例1に係るモータ制御装置における動作を説明するためのフローチャートを示す。まず、モータ制御装置101がモータ30を規定のPWM周波数で駆動し、ステップS101において、パワー素子温度取得部6がパワー素子温度tpを取得する。次に、ステップS102において、モータ温度取得部7がモータtmを取得する。
次に、ステップS103において、パワー素子温度判断部8が、パワー素子温度取得部6からパワー素子温度tpを取得し、パワー素子温度判定レベル記憶部22からパワー素子温度判断レベルTpを取得した後、これらの大小関係を比較する。
パワー素子温度tpがパワー素子温度判定レベルTp未満(tp<Tp)である場合は、ステップS104において、モータ温度判断部9が、モータ温度取得部7からモータ温度tmを取得し、モータ温度判定レベル記憶部23からモータ温度判断レベルTmを取得した後、これらの大小関係を比較する。
モータ温度tmがモータ温度判定レベルTm未満(tm<Tm)である場合には、ステップS105において、パワー素子温度tpがパワー素子温度判定レベルTp未満(tp<Tp)であるため、PWM周波数選択部4は、逆変換器3に指令するPWM周波数として規定のPWM周波数を選択する。具体的には、図3に示すように、PWM周波数としてパワー素子温度及びモータ温度の取得前の値である規定の周波数ωc1を選択する。
モータ温度tmがモータ温度判定レベルTm以上(tm≧Tm)である場合には、ステップS106において、パワー素子温度tpがパワー素子温度判定レベルTp未満(tp<Tp)であるため、PWM周波数選択部4は、逆変換器3に指令するPWM周波数として高PWM周波数を選択する。具体的には、図3に示すように、パワー素子温度及びモータ温度の取得前の値よりも高いPWM周波数である高PWM周波数ωc3を選択する。
ステップS103において、パワー素子温度tpがパワー素子温度判定レベルTp以上(tp≧Tp)である場合は、ステップS108において、モータ温度判断部9が、モータ温度取得部7からモータ温度tmを取得し、モータ温度判定レベル記憶部23からモータ温度判断レベルTmを取得した後、これらの大小関係を比較する。
モータ温度tmがモータ温度判定レベルTm未満(tm<Tm)である場合には、ステップS109において、パワー素子温度tpがパワー素子温度判定レベルTp以上(tp≧Tp)であるため、PWM周波数選択部4は、逆変換器3に指令するPWM周波数として低PWM周波数を選択する。具体的には、図3に示すように、パワー素子温度及びモータ温度の取得前の値よりも低いPWM周波数である高PWM周波数ωc0を選択する。
モータ温度tmがモータ温度判定レベルTm以上(tm≧Tm)である場合には、ステップS110において、パワー素子温度tpがパワー素子温度判定レベルTp以上(tp≧Tp)であるため、PWM周波数選択部4は、逆変換器3に指令するPWM周波数として規定のPWM周波数を選択し、かつ、ステップS111において、警告通知部13が警告を発生させるための信号を生成する。具体的には、図3に示すように、PWM周波数として規定の周波数ωc2を選択する。
その後、ステップS107において、PWM周波数選択部4は選択したPWM周波数をPWM周波数生成部5に通知し、PWM周波数生成部5は逆変換器3を駆動するためのPWM周波数を生成し、モータ30が駆動される。その後、ステップS101に戻ってモータの駆動を継続する。
以上説明したように、本発明の実施例1に係るモータ制御装置によれば、パワー素子温度及びモータ温度に従って逆変換器及びモータを駆動するためのPWM周波数を決定しているため、パワー素子の温度及びモータの温度を同時に調整しながらモータを駆動することができ、パワー素子におけるスイッチング損失及びモータにおける損失を制御しながらモータを駆動することができる。
[実施例2]
次に、本発明の実施例2に係るモータ制御装置について説明する。実施例2に係るモータ制御装置の構成図を図5に示す。実施例2に係るモータ制御装置102が、実施例1に係るモータ制御装置101と異なっている点は、パワー素子温度オーバーヒート判定レベルを記憶したパワー素子温度オーバーヒート判定レベル記憶部24と、モータ温度オーバーヒート判定レベルを記憶したモータ温度オーバーヒート判定レベル記憶部25と、パワー素子の温度がパワー素子温度オーバーヒート判定レベル以上であるか否かを判断するパワー素子温度オーバーヒート判断部10と、モータの温度がモータ温度オーバーヒート判定レベル以上であるか否かを判断するモータ温度オーバーヒート判断部11と、をさらに備え、PWM周波数選択部4は、パワー素子温度オーバーヒート判断部10及びモータ温度オーバーヒート判断部11の判断結果に基づいて、パワー素子温度がパワー素子温度オーバーヒートレベル以上である場合、または、モータ温度がモータ温度オーバーヒートレベル以上である場合には、逆変換器3へのPWM周波数設定のための指令を停止するという点である。他の構成は、実施例1に係るモータ制御装置101の構成と同様であるので詳細な説明は省略する。
次に、実施例2に係るモータ制御装置102の動作について説明する。図6に、本発明の実施例2に係るモータ制御装置における動作を説明するためのフローチャートを示す。ステップS201〜S211は、図4に示した実施例1に係るモータ制御装置のフローチャートにおけるステップS101〜S111と同様であるので、詳細な説明は省略する。
ステップS212において、パワー素子温度オーバーヒート判断部10が、パワー素子温度取得部6から取得したパワー素子温度tpと、パワー素子温度オーバーヒート判定レベル記憶部24から取得したパワー素子温度オーバーヒート判定レベルTp.ALMとの大小関係を比較する。
パワー素子温度tpが、パワー素子温度オーバーヒート判定レベルTp.ALM以上となっている場合には、ステップS215において、モータ制御装置102は、逆変換器3へのPWM周波数設定のための指令を停止することによってモータ30の運転を停止する。
ステップS212において、パワー素子温度tpが、パワー素子温度オーバーヒート判定レベルTp.ALM未満である場合には、ステップS213において、モータ温度オーバーヒート判断部11が、モータ温度取得部7から取得したモータ温度tmと、モータ温度オーバーヒート判定レベル記憶部25から取得したモータ温度オーバーヒート判定レベルTm.ALMとの大小関係を比較する。
モータ温度tmが、モータ温度オーバーヒート判定レベルTm.ALM以上となっている場合には、ステップS215において、モータ制御装置102は、逆変換器3へのPWM周波数設定のための指令を停止することによってモータ30の運転を停止する。
一方、モータ温度tmが、モータ温度オーバーヒート判定レベルTm.ALM未満である場合には、ステップS214において、モータ制御装置102は、モータの運転を継続する。
以上のように、実施例2に係るモータ制御装置によれば、パワー素子及びモータの少なくともいずれか一方がオーバーヒート状態であると判断された場合に、モータの運転を停止することができるため、オーバーヒートを適切に回避することができる。
[実施例3]
次に、本発明の実施例3に係るモータ制御装置について説明する。実施例3に係るモータ制御装置の構成図を図7に示す。実施例3に係るモータ制御装置103が、実施例1に係るモータ制御装置101と異なっている点は、パワー素子温度とパワー素子温度判定レベルとの差分であるパワー素子温度差を算出する第1差分算出部14と、モータ温度とモータ温度判定部との差分であるモータ温度差を算出する第2差分算出部15と、をさらに備え、PWM周波数選択部4は、パワー素子温度差がモータ温度差以上である場合には高PWM周波数を選択し、パワー素子温度差がモータ温度差未満である場合には低PWM周波数を選択するという点である。他の構成は、実施例1に係るモータ制御装置101の構成と同様であるので詳細な説明は省略する。
次に、実施例3に係るモータ制御装置103の動作について説明する。図8に、本発明の実施例3に係るモータ制御装置における動作を説明するためのフローチャートを示す。ステップS301〜S309は、図4に示した実施例1に係るモータ制御装置のフローチャートにおけるステップS101〜S109と同様であるので、詳細な説明は省略する。
ステップS303において、パワー素子温度tpがパワー素子温度判定レベルTp以上であり、ステップS308において、モータ温度tmがモータ温度判定レベルTm以上である場合には、ステップS310において、第1差分算出部14が、パワー素子温度取得部6から取得したパワー素子温度tpと、パワー素子温度判定レベル記憶部22から取得したパワー素子温度判定レベルTpとの差分であるパワー素子温度差Δtp=tp−Tpを算出する。
次に、ステップS311において、第2差分算出部15が、モータ温度取得部7から取得したモータ温度tmと、モータ温度判定レベル記憶部23から取得したモータ温度判定レベルTmとの差分であるモータ温度差Δtm=tm−Tmを算出する。
次に、ステップS312において、PWM周波数選択部4が、第1差分算出部14から取得したパワー素子温度差Δtpと、第2差分算出部15から取得したモータ温度差Δtmとの大小関係を比較し、パワー素子温度差Δtpがモータ温度差Δtm以上である場合には、ステップS314において、PWM周波数選択部4は、PWM周波数記憶部21に記憶されたPWM周波数から低PWM周波数ωc0を選択する。これにより、モータ温度tmは上昇するものの、パワー素子温度tpは低下することとなる。ここでは、パワー素子温度差Δtpがモータ温度差Δtm以上となっているため、低PWM周波数ωc0を選択することによって、Δtpが小さくなり、パワー素子温度tpがオーバーヒートレベルに達するまでのマージンを稼ぐことができ、オーバーヒート状態に達することを回避できるか、オーバーヒートに達するまでの時間を確保することができる。
一方、ステップS312において、第1差分算出部14から取得したパワー素子温度差Δtpが、第2差分算出部15から取得したモータ温度差Δtm未満である場合には、ステップS313において、PWM周波数選択部4は、高PWM周波数ωc3を選択する。これにより、パワー素子温度tpは上昇するものの、モータ温度tmは低下することとなる。ここでは、モータ温度差Δtmがパワー素子温度差Δtp以上となっているため、高PWM周波数ωc3を選択することによって、Δtmが小さくなり、モータ温度tmがオーバーヒートレベルに達するまでのマージンを稼ぐことができ、オーバーヒート状態に達することを回避できるか、オーバーヒートに達するまでの時間を確保することができる。
以上のように、実施例3に係るモータ制御装置によれば、モータ制御装置全体の発熱を抑制できるので、オーバーヒートを回避しつつモータ制御装置の持つ能力を最大限に活用しつつ長時間の運転が可能となる。
以上の実施例においては、PWM周波数記憶部には規定のPWM周波数よりも高いPWM周波数と低いPWM周波数の2つが記憶され、PWM周波数選択部が規定の周波数とPWM周波数記憶部に記憶された2つのPWM周波数の中から1つのPWM周波数を選択する例を示した。しかしながら、PWM周波数記憶部に記憶されるPWM周波数は2つには限られず3つ以上でもよい。
1 制御部
2 記憶部
3 逆変換器
4 PWM周波数選択部
5 PWM周波数生成部
6 パワー素子温度取得部
7 モータ温度取得部
8 パワー素子温度判断部
9 モータ温度判断部
10 パワー素子温度オーバーヒート判断部
11 モータ温度オーバーヒート判断部
13 警告通知部
14 第1差分算出部
15 第2差分算出部
21 PWM周波数記憶部
22 パワー素子温度判定レベル記憶部
23 モータ温度判定レベル記憶部
101、102、103 モータ制御装置

Claims (7)

  1. パワー素子を用いたPWM制御によって直流電圧を規定のPWM周波数の交流電圧に変換してモータに印加する逆変換器と、
    前記逆変換器のパワー素子の温度を取得するパワー素子温度取得部と、
    モータの温度を取得するモータ温度取得部と、
    パワー素子温度判定レベルを記憶したパワー素子温度判定レベル記憶部と、
    モータ温度判定レベルを記憶したモータ温度判定レベル記憶部と、
    前記規定のPWM周波数よりも周波数が高い高PWM周波数及び前記規定のPWM周波数よりも周波数が低い低PWM周波数を含む少なくとも2種類のPWM周波数を記憶したPWM周波数記憶部と、
    前記パワー素子の温度が前記パワー素子温度判定レベル以上であるか否かを判断するパワー素子温度判断部と、
    前記モータの温度が前記モータ温度判定レベル以上であるか否かを判断するモータ温度判断部と、
    前記パワー素子温度判断部及び前記モータ温度判断部の判断結果に基づいて、前記逆変換器に指令するPWM周波数を前記規定のPWM周波数及び前記少なくとも2種類のPWM周波数の中から選択するPWM周波数選択部と、
    を有し、
    前記パワー素子の温度が前記パワー素子温度判定レベル未満であり、かつ、前記モータの温度が前記モータ温度判定レベル未満である場合には、前記PWM周波数選択部は、前記逆変換器に指令するPWM周波数として前記規定のPWM周波数を選択する、
    ことを特徴とするモータ制御装置。
  2. パワー素子を用いたPWM制御によって直流電圧を規定のPWM周波数の交流電圧に変換してモータに印加する逆変換器と、
    前記逆変換器のパワー素子の温度を取得するパワー素子温度取得部と、
    モータの温度を取得するモータ温度取得部と、
    パワー素子温度判定レベルを記憶したパワー素子温度判定レベル記憶部と、
    モータ温度判定レベルを記憶したモータ温度判定レベル記憶部と、
    前記規定のPWM周波数よりも周波数が高い高PWM周波数及び前記規定のPWM周波数よりも周波数が低い低PWM周波数を含む少なくとも2種類のPWM周波数を記憶したPWM周波数記憶部と、
    前記パワー素子の温度が前記パワー素子温度判定レベル以上であるか否かを判断するパワー素子温度判断部と、
    前記モータの温度が前記モータ温度判定レベル以上であるか否かを判断するモータ温度判断部と、
    前記パワー素子温度判断部及び前記モータ温度判断部の判断結果に基づいて、前記逆変換器に指令するPWM周波数を前記規定のPWM周波数及び前記少なくとも2種類のPWM周波数の中から選択するPWM周波数選択部と、
    を有し、
    前記パワー素子の温度が前記パワー素子温度判定レベル未満であり、かつ、前記モータの温度が前記モータ温度判定レベル以上である場合には、前記PWM周波数選択部は、前記逆変換器に指令するPWM周波数として前記高PWM周波数を選択する、
    ことを特徴とするモータ制御装置。
  3. パワー素子を用いたPWM制御によって直流電圧を規定のPWM周波数の交流電圧に変換してモータに印加する逆変換器と、
    前記逆変換器のパワー素子の温度を取得するパワー素子温度取得部と、
    モータの温度を取得するモータ温度取得部と、
    パワー素子温度判定レベルを記憶したパワー素子温度判定レベル記憶部と、
    モータ温度判定レベルを記憶したモータ温度判定レベル記憶部と、
    前記規定のPWM周波数よりも周波数が高い高PWM周波数及び前記規定のPWM周波数よりも周波数が低い低PWM周波数を含む少なくとも2種類のPWM周波数を記憶したPWM周波数記憶部と、
    前記パワー素子の温度が前記パワー素子温度判定レベル以上であるか否かを判断するパワー素子温度判断部と、
    前記モータの温度が前記モータ温度判定レベル以上であるか否かを判断するモータ温度判断部と、
    前記パワー素子温度判断部及び前記モータ温度判断部の判断結果に基づいて、前記逆変換器に指令するPWM周波数を前記規定のPWM周波数及び前記少なくとも2種類のPWM周波数の中から選択するPWM周波数選択部と、
    を有し、
    前記パワー素子の温度が前記パワー素子温度判定レベル以上であり、かつ、前記モータの温度が前記モータ温度判定レベル未満である場合には、前記PWM周波数選択部は、前記逆変換器に指令するPWM周波数として前記低PWM周波数を選択する、
    ことを特徴とするモータ制御装置。
  4. パワー素子を用いたPWM制御によって直流電圧を規定のPWM周波数の交流電圧に変換してモータに印加する逆変換器と、
    前記逆変換器のパワー素子の温度を取得するパワー素子温度取得部と、
    モータの温度を取得するモータ温度取得部と、
    パワー素子温度判定レベルを記憶したパワー素子温度判定レベル記憶部と、
    モータ温度判定レベルを記憶したモータ温度判定レベル記憶部と、
    前記規定のPWM周波数よりも周波数が高い高PWM周波数及び前記規定のPWM周波数よりも周波数が低い低PWM周波数を含む少なくとも2種類のPWM周波数を記憶したPWM周波数記憶部と、
    前記パワー素子の温度が前記パワー素子温度判定レベル以上であるか否かを判断するパワー素子温度判断部と、
    前記モータの温度が前記モータ温度判定レベル以上であるか否かを判断するモータ温度判断部と、
    前記パワー素子温度判断部及び前記モータ温度判断部の判断結果に基づいて、前記逆変換器に指令するPWM周波数を前記規定のPWM周波数及び前記少なくとも2種類のPWM周波数の中から選択するPWM周波数選択部と、
    を有し、
    前記パワー素子の温度が前記パワー素子温度判定レベル以上であり、かつ、前記モータの温度が前記モータ温度判定レベル以上である場合には、前記PWM周波数選択部は、前記逆変換器に指令するPWM周波数として前記規定のPWM周波数を選択し、かつ、警告を発生させるための信号を生成する、
    ことを特徴とするモータ制御装置。
  5. パワー素子を用いたPWM制御によって直流電圧を規定のPWM周波数の交流電圧に変換してモータに印加する逆変換器と、
    前記逆変換器のパワー素子の温度を取得するパワー素子温度取得部と、
    モータの温度を取得するモータ温度取得部と、
    パワー素子温度判定レベルを記憶したパワー素子温度判定レベル記憶部と、
    モータ温度判定レベルを記憶したモータ温度判定レベル記憶部と、
    前記規定のPWM周波数よりも周波数が高い高PWM周波数及び前記規定のPWM周波数よりも周波数が低い低PWM周波数を含む少なくとも2種類のPWM周波数を記憶したPWM周波数記憶部と、
    前記パワー素子の温度が前記パワー素子温度判定レベル以上であるか否かを判断するパワー素子温度判断部と、
    前記モータの温度が前記モータ温度判定レベル以上であるか否かを判断するモータ温度判断部と、
    前記パワー素子温度判断部及び前記モータ温度判断部の判断結果に基づいて、前記逆変換器に指令するPWM周波数を前記規定のPWM周波数及び前記少なくとも2種類のPWM周波数の中から選択するPWM周波数選択部と、
    を有し、
    パワー素子温度オーバーヒート判定レベルを記憶したパワー素子温度オーバーヒート判定レベル記憶部と、
    モータ温度オーバーヒート判定レベルを記憶したモータ温度オーバーヒート判定レベル記憶部と、
    前記パワー素子の温度が前記パワー素子温度オーバーヒート判定レベル以上であるか否かを判断するパワー素子温度オーバーヒート判断部と、
    前記モータの温度が前記モータ温度オーバーヒート判定レベル以上であるか否かを判断するモータ温度オーバーヒート判断部と、をさらに備え、
    前記PWM周波数選択部は、前記パワー素子温度オーバーヒート判断部及び前記モータ温度オーバーヒート判断部の判断結果に基づいて、前記パワー素子温度が前記パワー素子温度オーバーヒートレベル以上である場合、または、前記モータ温度が前記モータ温度オーバーヒートレベル以上である場合には、前記逆変換器へのPWM周波数設定のための指令を停止する、
    ことを特徴とするモータ制御装置。
  6. パワー素子温度オーバーヒート判定レベルを記憶したパワー素子温度オーバーヒート判定レベル記憶部と、
    モータ温度オーバーヒート判定レベルを記憶したモータ温度オーバーヒート判定レベル記憶部と、
    前記パワー素子の温度が前記パワー素子温度オーバーヒート判定レベル以上であるか否かを判断するパワー素子温度オーバーヒート判断部と、
    前記モータの温度が前記モータ温度オーバーヒート判定レベル以上であるか否かを判断するモータ温度オーバーヒート判断部と、をさらに備え、
    前記PWM周波数選択部は、前記パワー素子温度オーバーヒート判断部及び前記モータ温度オーバーヒート判断部の判断結果に基づいて、前記パワー素子温度が前記パワー素子温度オーバーヒートレベル以上である場合、または、前記モータ温度が前記モータ温度オーバーヒートレベル以上である場合には、前記逆変換器へのPWM周波数設定のための指令を停止する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のモータ制御装置。
  7. 前記パワー素子温度と前記パワー素子温度判定レベルとの差分であるパワー素子温度差を算出する第1差分算出部と、
    前記モータ温度と前記モータ温度判定レベルとの差分であるモータ温度差を算出する第2差分算出部と、をさらに備え、
    前記PWM周波数選択部は、前記パワー素子温度差が前記モータ温度差以上である場合には前記高PWM周波数を選択し、前記パワー素子温度差が前記モータ温度差未満である場合には前記低PWM周波数を選択する、請求項に記載のモータ制御装置。
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