JP5214995B2 - 車両用電力変換装置及び車両用駆動制御装置 - Google Patents

車両用電力変換装置及び車両用駆動制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5214995B2
JP5214995B2 JP2008041678A JP2008041678A JP5214995B2 JP 5214995 B2 JP5214995 B2 JP 5214995B2 JP 2008041678 A JP2008041678 A JP 2008041678A JP 2008041678 A JP2008041678 A JP 2008041678A JP 5214995 B2 JP5214995 B2 JP 5214995B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
permanent magnet
command
capacitor
magnet motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008041678A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009201290A (ja
Inventor
聖 東
彰 佐竹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2008041678A priority Critical patent/JP5214995B2/ja
Publication of JP2009201290A publication Critical patent/JP2009201290A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5214995B2 publication Critical patent/JP5214995B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Description

この発明は、永久磁石電動機で駆動される車両を対象とし、特に高速運転時の電動機誘起電圧に対応可能な車両用電力変換装置及び車両用駆動制御装置に関する。
従来の車両用駆動制御装置においては、走行中に車両用駆動制御装置の運転を開始する場合に、永久磁石電動機から平滑コンデンサへの過渡電流が流れることを防止して、永久磁石電動機のトルクショックによって車両の乗り心地を害することを防止するために、永久磁石電動機とインバータ間に接続されている開閉器を投入する前に、インバータの直流側の回路の電圧が永久磁石電動機端子間の誘起電圧の尖頭値以上となるように昇圧してから、開閉器を投入している。(特許文献1参照)。
特開2007−28852号公報([0218]−[0232]、図58−図63)
従来の車両用駆動制御装置では、車両の加速運転又は減速運転から、惰行運転に移行すると、電動機とインバータ間に接続されている開閉器を遮断する。従って前記移行が頻繁に起こると開閉器の投入・遮断の動作回数が多くなり、開閉器の動作寿命が制限されるという問題点があった。また運転を開始する際に、インバータの直流側の回路電圧が充分に上昇させた後にインバータを動作する必要があるため、運転開始指令からインバータ動作までの時間遅れが発生するという問題点があった。
この発明は、上述のような問題点を解消するためになされたもので、車両の加速運転又は減速運転から、惰行運転に移行する場合に、コンデンサの電圧を上昇させた後に、インバータの運転を停止させ、電流の逆流を防止する車両用電力変換装置を得ることを目的とするものである。
また、車両の惰行運転から加速運転又は減速運転に移行するときは、弱め界磁運転により永久磁石電動機端子間の誘起電圧を低下し、インバータ運転時の直流電圧を低下する車両用電力変換装置を得ることを目的とするものである。
また、車両の加速運転又は減速運転から、惰行運転に移行する場合に、永久磁石電動機とインバータ間に接続されている開閉器を遮断させずに、開閉器の動作寿命を改善することができる車両用駆動制御装置を得ることを目的とするものである。
また、永久磁石電動機の誘起電圧定数を高く設定して、高速運転時に弱め界磁運転を行い、インバータの直流側に必要な電圧を抑制するものにおいて、惰行運転に移行するときに永久磁石電動機端子間の誘起電圧の尖頭値以上にインバータの直流電圧を上昇させ、惰行運転時は前記直流電圧を維持すると共に、惰行運転から加速運転又は減速運転に移行するときは弱め界磁運転により永久磁石電動機端子間の誘起電圧を低下し、前記直流電圧を元の値に戻すことにより、運転切替における永久磁石電動機の投入・遮断動作を不要とすると共に、インバータ運転時の直流電圧を低下することができる車両用駆動制御装置を得ることを目的とする。
この発明に係わる車両用電力変換装置は、電源系統から受電しリアクトルを介して直流電圧を得るチョッパ回路と、前記チョッパ回路の出力に接続されたコンデンサと、前記コンデンサの直流電圧を交流電圧に変換し、永久磁石電動機に電力を供給するインバータとを備え、車両運転指令が惰行運転を発令すると、前記チョッパ回路により前記コンデンサの電圧を上昇させ、前記コンデンサの電圧が、前記永久磁石電動機の回転角速度より演算される前記永久磁石電動機の端子間に発生する誘起電圧より大きな所定の電圧まで上昇した後に、前記インバータの運転を停止するものである
また、この発明に係わる車両用電力変換装置は、電源系統から受電しリアクトルを介して直流電圧を得るチョッパ回路と、前記チョッパ回路の出力に接続されたコンデンサと、前記コンデンサの直流電圧を交流電圧に変換し、永久磁石電動機に電力を供給するインバータとを備え、前記インバータの運転を停止する前に、前記チョッパ回路により前記コンデンサの電圧を、前記永久磁石電動機の回転角速度より演算される前記永久磁石電動機の端子間に発生する誘起電圧より大きな所定の電圧まで上昇させ、車両運転指令が惰行運転を解除すると、前記インバータが弱め界磁電流を出力して、前記永久磁石電動機の端子間に発生する誘起電圧を、前記電源系統の電圧より小さな電圧まで低下させた後に、前記チョッパ回路により前記コンデンサと前記電源系統との間で相互に電流が流れるようにするものである。
この発明の車両用電力変換装置によれば、電源系統から受電しリアクトルを介して直流電圧を得るチョッパ回路と、前記チョッパ回路の出力に接続されたコンデンサと、前記コンデンサの直流電圧を交流電圧に変換し、永久磁石電動機に電力を供給するインバータとを備え、車両運転指令が惰行運転を発令すると、前記チョッパ回路により前記コンデンサの電圧を上昇させ、前記コンデンサの電圧が、前記永久磁石電動機の回転角速度より演算される前記永久磁石電動機の端子間に発生する誘起電圧より大きな所定の電圧まで上昇した後に、前記インバータの運転を停止するので、車両の加速運転又は減速運転から、惰行運転に移行する場合に、永久磁石電動機からインバータへの電流の逆流を防止することができる。
また、この発明の車両用電力変換装置によれば、電源系統から受電しリアクトルを介して直流電圧を得るチョッパ回路と、前記チョッパ回路の出力に接続されたコンデンサと、前記コンデンサの直流電圧を交流電圧に変換し、永久磁石電動機に電力を供給するインバータとを備え、前記インバータの運転を停止する前に、前記チョッパ回路により前記コンデンサの電圧を、前記永久磁石電動機の回転角速度より演算される前記永久磁石電動機の端子間に発生する誘起電圧より大きな所定の電圧まで上昇させ、車両運転指令が惰行運転を解除すると、前記インバータが弱め界磁電流を出力して、前記永久磁石電動機の端子間に発生する誘起電圧を、前記電源系統の電圧より小さな電圧まで低下させた後に、前記チョッパ回路により前記コンデンサと前記電源系統との間で相互に電流が流れるようにするので、惰行運転から加速運転又は減速運転に移行するときは弱め界磁運転により永久磁石電動機端子間の誘起電圧を低下し、前記直流電圧を元の値に戻すことにより、インバータ運転時の直流電圧を低下できるという効果がある。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1である車両用駆動制御装置を示す構成図である。図1において、1は直流電力を供給する直流架線、2はパンタグラフ、3はレール、4はリアクトル、5は直流架線1(電源系統)から受電しリアクトル4を介して直流電圧を得るチョッパ回路、7はインバータ、9は永久磁石電動機(例えば、永久磁石同期電動機)、10〜12は開閉器である。チョッパ回路5は、スイッチS1及びスイッチS2より構成され、架線1の直流電圧を受電し、スイッチS2をオンすると直流架線1の電圧が、スイッチS2及びスイッチS2に逆並列接続されたダイオードを介してコンデンサ8に印加される。又はスイッチS2をオフしておきスイッチS1をオンオフすることにより、リアクトル4に電流エネルギーを蓄積・放出しながら、架線1の電圧よりも高い任意の直流電圧をインバータ7に供給する。リアクトル4,チョッパ回路5,コンデンサ8,及び、永久磁石電動機9に電力を供給するインバータ7で、車両用電力変換装置を構成する。なお、スイッチS1,S2は例えば、逆並列に接続されたダイオードを内蔵したIGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)モジュールで構成する。
図2は、実施の形態1である車両用駆動制御装置の動作を説明するタイミング図である。図2において、(a)は車両運転指令、(b)はインバータ運転指令、(c)はチョッパ回路5のスイッチS1の動作、(d)はチョッパ回路5のスイッチS2の動作、(e)はコンデンサ8の電圧及び永久磁石電動機9の電圧(永久磁石電動機9の端子間電圧)を模式的に示したものである。時刻t1までは加速運転指令が発令されており、周知の弱め界磁制御で永久磁石電動機9を運転し、永久磁石電動機9が発生する電圧をVm1に抑制する。このときコンデンサ8の電圧Vc1は、Vc1>Vm1の関係となり、スイッチS1はオフしスイッチS2はオンしているため、Vc1は直流架線1の電圧に概ね一致する。このため、Vm1がVc1を超えることが無く、永久磁石電動機に所望のトルクを発生させることができる。
次に時刻t1にて加速から惰行に車両運転指令が発令されると、まずチョッパ回路5によりスイッチS2をオフしスイッチS1をオンオフして、コンデンサ8の電圧をVc1からVc2に上昇させる(時刻t2)。なおVc2はインバータ7による弱め界磁制御が消失したときの惰行運転により発生する永久磁石電動機の電圧Vm2に対して、Vc2>Vm2の関係となるように設定する。更に時刻t2にて電圧Vc2にコンデンサ8が上昇した後、時刻t3にてインバータ7をオフする。インバータ7のオフに伴い弱め界磁制御が消失するため、永久磁石電動機9の電圧がVm2に上昇するが、コンデンサ8の電圧はチョッパ回路5の動作によりVc2(>Vm2)に保持されるため、永久磁石電動機9からコンデンサ8の向きにエネルギーが逆流しない。従ってインバータ7が破損した時などの保護用にインバータ7と永久磁石電動機9の間に設けられた開閉器10〜12は、加速・減速運転から惰行運転への移行において常に投入しておけばよい。なお、図2では、加速運転から惰行運転に移行する場合のタイミング図を示すが、減速運転でも弱め界磁運転を実施しているので、減速運転から惰行運転に移行する場合のタイミング図も図2と同様である。
このように惰行運転時において、コンデンサ8の電圧を永久磁石電動機9の電圧よりも高くなるように制御することで、永久磁石電動機9からコンデンサ8の向きにエネルギーが逆流しないため、惰行運転時も安定した運転が得られるという効果がある。また永久磁石電動機9の誘起電圧定数を高く設定できるため、より多くの励磁磁束が永久磁石により確立され、結果としてトルク発生に必要な電流が低減されるため、電力変換装置の損失が低減されるという効果がある。また加速・減速運転から惰行運転への移行において開閉器を常に投入しておけばよいため、不要な開閉器の投入・遮断の動作がなくなり、開閉器の寿命を長くできるという効果がある。またチョッパ回路5は既存のリアクトル4を利用してコンデンサ8の電圧制御を行うため、別途リアクトルを接続する必要が無く、小型・軽量な車両用駆動制御装置が得られるという効果がある。
実施の形態2.
図3は実施の形態2である車両用駆動制御装置の動作を説明するタイミング図である。図3において、(a)は車両運転指令、(b)はインバータ運転指令、(c)はチョッパ回路5のスイッチS1の動作、(d)はチョッパ回路5のスイッチS2の動作、(e)はコンデンサ8の電圧及び永久磁石電動機9の電圧を模式的に示したものである。時刻t4までは惰行運転指令が発令されており、永久磁石電動機9が発生する電圧Vm2に対してVm2<Vc2となるようにコンデンサ8の電圧がチョッパ回路5により制御される。このため安定した惰行運転が得られる。
次に時刻t4にて惰行から加速に車両運転指令が発令されると、まずインバータ7を起動し弱め界磁制御運転を行う。これに伴い永久磁石電動機9の電圧はVm1に低下する(時刻t5)。時刻t5にてチョッパ回路5のS1のスイッチングを停止し、スイッチS2をオンとする。このときVc2(>Vc1)を初期状態として、コンデンサ8がリアクトル4を介して直流架線1に接続されることにより、コンデンサ8の電圧はVc2からVc1に戻る(時刻t6)。従ってVm1がVc1を超えることが無く、永久磁石電動機9に所望のトルクを発生させることができる。従って、前記惰行から加速に移行する過程において、開閉器10〜11は常に投入しておけばよい。
このように惰行運転時においてコンデンサ8の電圧を永久磁石電動機9の電圧よりも高くなるように制御することで、永久磁石電動機9からコンデンサ8の向きにエネルギーが逆流しないため、惰行運転時も安定した運転が得られるという効果がある。また永久磁石電動機9の誘起電圧定数を高く設定できるため、より多くの励磁磁束が永久磁石により確立され、結果としてトルク発生に必要な電流が低減されるため、電力変換装置の損失が低減されるという効果がある。また惰行運転から加速・減速運転への移行において開閉器を常に投入しておけばよいため、不要な開閉器の投入・遮断の動作がなくなり、開閉器の寿命を長くできるという効果がある。またチョッパ回路5は既存のリアクトル4を利用してコンデンサ8の電圧制御を行うため、別途リアクトルを接続する必要が無く、小型・軽量な車両駆動制御装置が得られるという効果がある。また加速時のコンデンサ8の電圧をVc2よりも低い電圧に設定するため、チョッパ回路5やインバータ7で発生するスイッチング損失やEMI(electro-magnetic interference)ノイズを低くできるという効果がある。
実施の形態3.
図4は実施の形態3である車両用駆動制御装置の動作を説明するタイミング図である。図3と異なる部分は、時刻t5にてスイッチS1をオフすると同時に、スイッチS2をチョッパ動作させて、コンデンサ8の電圧を下げるように制御し、時刻t7にて直流架線1の電圧Vc1にほぼ等しくしてから、チョッパ動作を停止してスイッチS2をオンのままとする。スイッチS2のチョッパ動作により、図3でのVc2からVc1への電圧急変が抑制され、スムーズな電圧移行が得られる。
このように惰行運転時において、コンデンサ8の電圧を永久磁石電動機9の電圧よりも高くなるように制御することで、永久磁石電動機9からコンデンサ8の向きにエネルギーが逆流しないため、惰行運転時も安定した運転が得られるという効果がある。また永久磁石電動機9の誘起電圧定数を高く設定できるため、より多くの励磁磁束が永久磁石により確立され、結果としてトルク発生に必要な電流が低減されるため、電力変換装置の損失が低減されるという効果がある。また惰行運転から加速・減速運転への移行において開閉器を常に投入しておけばよいため、不要な開閉器の投入・遮断の動作がなくなり、開閉器の寿命を長くできるという効果がある。またチョッパ回路5は既存のリアクトル4を利用してコンデンサ8の電圧制御を行うため、別途リアクトルを接続する必要が無く、小型・軽量な車両用駆動制御装置が得られるという効果がある。また加速時のコンデンサ8の電圧をVc2よりも低い電圧に設定するため、チョッパ回路5やインバータ7で発生するスイッチング損失やEMIノイズを低くできるという効果がある。またコンデンサ8の電圧がスムーズにVc2からVc1へ移行するため、電圧急変により誘起される電圧・電流の振動が抑制できるという効果が得られる。
実施の形態4.
図5は実施の形態4である車両用駆動制御装置の動作を説明するタイミング図である。実施の形態1と異なる部分は、惰行運転中のコンデンサ8の電圧が放電と充電を繰り返している点(惰行運転時に間欠的にチョッパ回路を動作させる点)である。すなわち時刻t10,t12,t14でチョッパ回路5の動作を停止してコンデンサ8の放電を開始する。放電が進んだ時刻t11, t13において再度チョッパ回路5の動作を開始してコンデンサ8の充電を開始し、所望の値まで充電する(時刻t12,t14)。なおコンデンサ8の電圧Vc2は、Vc2>Vm2となるように制御されるため、永久磁石電動機9からコンデンサ8の向きにエネルギーが逆流しない。従ってインバータ7が破損した時などの保護用にインバータ7と永久磁石電動機9の間に設けられた開閉器10〜12は、加速・減速運転から惰行運転への移行において常に投入しておけばよい。
このように惰行運転時においてコンデンサ8の電圧を永久磁石電動機9の電圧よりも高くなるように制御することで、永久磁石電動機9からコンデンサ8の向きにエネルギーが逆流しないため、惰行運転時も安定した運転が得られるという効果がある。また永久磁石電動機9の誘起電圧定数を高く設定できるため、より多くの励磁磁束が永久磁石により確立され、結果としてトルク発生に必要な電流が低減されるため、電力変換装置の損失が低減されるという効果がある。
また加速・減速運転から惰行運転への移行において開閉器10〜12を常に投入しておけばよいため、不要な開閉器の投入・遮断の動作がなくなり、開閉器10〜12の寿命を長くできるという効果がある。またチョッパ回路5は既存のリアクトル4を利用してコンデンサ8の電圧制御を行うため、別途リアクトルを接続する必要が無く、小型・軽量な車両用駆動制御装置が得られるという効果がある。またチョッパ回路5の動作を間欠的に行うことにより、チョッパ回路5で発生する変換損失を低減できるという効果がある。
なお、実施の形態4において、惰行運転中のコンデンサ8の電圧が放電と充電を繰り返す制御(惰行運転時に間欠的にチョッパ回路を動作させる制御)については、実施の形態2,3の図3,図4の惰行運転中においても、同様な制御を実施できる。
実施の形態5.
図6は実施の形態5である車両用駆動制御装置を示す構成図で、特にその制御構成を示している。図6において、102は永久磁石電動機9の励磁電流指令id*を与える自動弱め制御器、103はトルク指令τ*に従って永久磁石電動機9がトルクを発生するようにトルク電流指令iq*を発生するトルク電流指令発生器、101は励磁電流指令id*とトルク電流指令iq*に従ってインバータの出力電圧指令vinv*を発生して、永久磁石電動機9の電流を制御する電流制御器、104,120は切替器、105はローパスフィルタ、106は永久磁石電動機9の回転数又は回転角速度から、惰行運転時のコンデンサ電圧指令Vc2*を発生させる電圧指令発生器である。108は永久磁石電動機9の回転数や回転角速度を検出する回転検出器である。図6では、直流架線1、パンタグラフ2、レール3、リアクトル4、及び開閉器10〜12を省略して示している。なお、各図において、同一符号は同一又は相当部分を示し、その説明を省略する。
惰行運転が発令されていない場合(加速時又は減速時)は、切替器104の出力として、惰行運転時以外のコンデンサ8の電圧指令Vc1(加速時又は減速時のコンデンサ電圧指令、この場合Vc1は架線電圧を採用している。)が選択される。ローパスフィルタ105の出力としてVcfil*を得る。ローパスフィルタ105を接続することにより、電圧指令を切り替えるときのショックを低減する。また切替器120はオフとなり、チョッパ動作はしない。一方トルク電流指令発生器103にはトルク指令τ*が入力され、トルク電流に相当するトルク電流指令iq*を得る。また自動弱め制御器102にはインバータ出力電圧指令vinv*と電圧指令Vcfil*が入力され、公知の方法によりvinv*とVcfil*の大きさを比較して、vinv*の大きさがVcfil*におさまるように永久磁石電動機9の磁束方向の電流指令id*を得る。なお電流制御器101はid*とiq*からインバータ出力電圧指令vinv*を得る。
惰行運転が発令されると、切替器104の出力として惰行運転時のコンデンサ電圧指令Vc2*が選択される。また電圧指令発生器106にて、永久磁石電動機9の回転角速度ωrより永久磁石電動機9が発生する誘起電圧Vm2を演算し、Vc2*>Vm2となる惰行運転時のコンデンサ電圧指令Vc2*を得る。切替器120はオンとなりチョッパ回路5はコンデンサ8の電圧がVc2となるように制御する。なおコンデンサ8の電圧をVc2に一致させると、自動弱め制御器102にてid*をゼロに設定する。このとき惰行運転発令によりτ*がゼロであるからiq*もゼロとなる。
また惰行運転から加速又は減速運転が発令されると、自動弱め制御器102により永久磁石電動機9の誘起電圧をVm1まで下降させた後、切替器104にてVc1を選択する。ここではVc1>Vm1となるように設定する。次にトルク電流指令発生器103によりトルク電流指令iq*を与え、永久磁石電動機9を運転する。
前述により、実施の形態5では、次のように2とおりに、動作させるものである。
惰行運転時以外は、惰行運転時以外のコンデンサ電圧指令を切替器で選択し、チョッパ回路によりリアクトルとコンデンサを接続すると共に、その惰行運転時以外のコンデンサ電圧指令とインバータの出力電圧指令より自動弱め制御器が励磁電流指令を発生して、永久磁石電動機が発生する電圧を低下し、かつ、惰行運転開始時には、電圧指令発生器により発生させた惰行運転時のコンデンサ電圧指令を切替器で選択し、その惰行運転時のコンデンサ電圧指令に従ってチョッパ回路によりコンデンサの電圧を制御すると共に、自動弱め制御器が励磁電流指令をゼロとする。
また、惰行運転時は、電圧指令発生器により発生させた惰行運転時のコンデンサ電圧指令を切替器で選択し、その惰行運転時のコンデンサ電圧指令に従ってチョッパ回路によりコンデンサの電圧を制御すると共に、惰行運転終了後は、惰行運転時以外のコンデンサ電圧指令を切替器で選択し、自動弱め制御器により永久磁石電動機の励磁電流指令を与える。
このように加速又は減速指令から惰行運転に移行する場合、及びその逆に移行する場合に、図6の制御構成により図2及び図3の電力変換装置の動作が達成される。また惰行運転時においてコンデンサ8の電圧を永久磁石電動機9の電圧よりも高くなるように制御することで、永久磁石電動機9からコンデンサ8の向きにエネルギーが逆流しないため、惰行運転時も安定した運転が得られるという効果がある。また永久磁石電動機9の誘起電圧定数を高く設定できるため、より多くの励磁磁束が永久磁石により確立され、結果としてトルク発生に必要な電流が低減されるため、電力変換装置の損失が低減されるという効果がある。
また加速・減速運転から惰行運転への移行、又はその逆の移行において開閉器を常に投入しておけばよいため、不要な開閉器の投入・遮断の動作がなくなり、開閉器の寿命を長くできるという効果がある。またチョッパ回路5は既存のリアクトル4を利用してコンデンサ8の電圧制御を行うため、別途リアクトルを接続する必要が無く、小型・軽量な車両用駆動制御装置が得られるという効果がある。また加速又は減速時のコンデンサ8の電圧をVc2よりも低い電圧に設定するため、チョッパ回路5やインバータ7で発生するスイッチング損失やEMIノイズを低くできるという効果がある。
実施の形態6.
図7は実施の形態6である車両用駆動制御装置を示す構成図で、特にその制御構成を示している。図7において、107は励磁電流制御器であり、電圧指令発生器が励磁電流制御器107に置き換わった以外の構成については図6と同様である。惰行運転が発令されていない場合(加速時又は減速時)は、切替器104の出力として、惰行運転時以外のコンデンサ8の電圧指令Vc1(加速時又は減速時のコンデンサ電圧指令)が選択され、ローパスフィルタ105の出力としてVcfil*を得る。また切替器120はオフとなり、チョッパ動作はしない。
一方トルク電流指令発生器103にはトルク指令τ*が入力され、トルク電流に相当するトルク電流指令iq*を得る。また自動弱め制御器102にはインバータ出力電圧指令vinv*と電圧指令Vcfil*が入力され、公知の方法によりvinv*とVcfil*の大きさを比較して、vinv*の大きさがVcfil*におさまるように永久磁石電動機9の磁束方向の電流指令id*を得る。なお電流制御器101はid*とiq*からインバータ出力電圧指令vinv*を得る。
惰行運転が発令されると、切替器104の出力として惰行運転時のコンデンサ電圧指令Vc2*が選択される。また励磁電流制御器107にて、励磁電流がゼロとなるようにコンデンサ8の電圧指令を上昇させVc2を得る。切替器120はオンとなりチョッパ回路5はコンデンサ8の電圧がVc2となるように制御する。このとき惰行運転発令によりτ*がゼロであるからiq*もゼロとなる。また惰行運転から加速又は減速運転が発令されると、自動弱め制御器102により永久磁石電動機9の誘起電圧をVm1まで下降させた後、切替器104にてVc1を選択する。ここではVc1>Vm1となるように設定する。次にトルク電流指令発生器103によりトルク電流指令iq*を与え、永久磁石電動機9を運転する。
前述により、まとめると、実施の形態6では、次のように2とおりに、動作させるものである。
惰行運転時以外は、惰行運転時以外のコンデンサ電圧指令を切替器で選択し、チョッパ回路によりリアクトルとコンデンサとの間で相互に電流が流れるようにすると共に、その惰行運転時以外のコンデンサ電圧指令とインバータの出力電圧指令より自動弱め制御器が励磁電流指令を発生して、永久磁石電動機が発生する電圧を低下すると共に、惰行運転開始時には、励磁電流制御器の出力であるコンデンサ電圧指令を切替器で選択し、励磁電流制御器の出力であるコンデンサ電圧指令に従ってチョッパ回路により前記コンデンサの電圧を制御する。
又、惰行運転時は、励磁電流制御器の出力であるコンデンサ電圧指令を切替器で選択し、励磁電流制御器の出力であるコンデンサ電圧指令に従ってチョッパ回路によりコンデンサの電圧を制御すると共に、惰行運転終了後は、惰行運転時以外のコンデンサ電圧指令を切替器で選択し、自動弱め制御器により永久磁石電動機の励磁電流指令を与える。
このように加速又は減速指令から惰行運転に移行する場合、及びその逆に移行する場合に、図7の制御構成により図2及び図3の電力変換装置の動作が達成される。また励磁電流制御器107によりコンデンサ8の電圧Vc2が必要最小限に確保され、コンデンサ8、チョッパ回路5及びインバータ7に印加される直流電圧を必要最小限に低下でき、信頼性を更に向上できるという効果がある。また惰行運転時においてコンデンサ8の電圧を永久磁石電動機9の電圧よりも高くなるように制御することで、永久磁石電動機9からコンデンサ8の向きにエネルギーが逆流しないため、惰行運転時も安定した運転が得られるという効果がある。また永久磁石電動機9の誘起電圧定数を高く設定できるため、より多くの励磁磁束が永久磁石により確立され、結果としてトルク発生に必要な電流が低減されるため、電力変換装置の損失が低減されるという効果がある。
また加速・減速運転から惰行運転への移行、又はその逆の移行において開閉器を常に投入しておけばよいため、不要な開閉器の投入・遮断の動作がなくなり、開閉器の寿命を長くできるという効果がある。またチョッパ回路5は既存のリアクトル4を利用してコンデンサ8の電圧制御を行うため、別途リアクトルを接続する必要が無く、小型・軽量な車両用駆動制御装置が得られるという効果がある。また加速又は減速時のコンデンサ8の電圧をVc2よりも低い電圧に設定するため、チョッパ回路5やインバータ7で発生するスイッチング損失やEMIノイズを低くできるという効果がある。
実施の形態7.
図8は実施の形態7である車両用駆動制御装置を示す構成図である。チョッパ回路5とコンデンサ8に対して、インバータ7,開閉器10〜12と永久磁石電動機9の群と、インバータ13,開閉器15〜17と永久磁石電動機14の群が並列接続されている。109は永久磁石電動機9の各相の電流をそれぞれ検出する電流計、110は永久磁石電動機14の各相の電流をそれぞれ検出する電流計である。図に示すように、チョッパ回路5に、例えば2台のインバータ7,13が並列接続されている場合、永久磁石電動機9に過電流が流れこれを電流計109で検出して、インバータ7がトリップ(過電流検出状態)でインバータ7がオフ(オンオフ動作を停止)しても、チョッパ回路5が運転継続するため、インバータ13に接続された永久磁石電動機14の駆動を継続してもよい。
つまり複数のインバータ7,13のうち、過電流異常が発生した永久磁石電動機に接続された異常側インバータ7を停止させ、チョッパ回路5によりコンデンサ8の電圧を、前記異常側インバータ7に接続された永久磁石電動機9が発生する電圧以上に上昇させ、前記異常側インバータに接続された永久磁石電動機9の電流がほぼゼロになることを検知して、前記異常側インバータ7に接続された前記開閉器10〜12を開放するようにしてもよい。
また図8において、インバータ13は健全に弱め運転が継続できるため、開閉器10〜12をオフして永久磁石電動機9を切り離した後に、コンデンサ8の電圧を元の値まで低下させて、永久磁石電動機14の運転を継続してもよい。このときコンデンサ8の電圧を低くすることができるため、チョッパ回路5やインバータ13におけるスイッチング損失やEMIノイズを低くできるという効果がある。
なお、実施の形態7では、永久磁石電動機9,14の過電流を異常として検知するが、
永久磁石電動機9,14又はインバータ7,13の温度をそれぞれ検出する複数の温度計を備え、検出した温度によって異常を検知してもよい。温度計を用いてインバータ7の過熱、又は永久磁石電動機9の過熱を検知したときも、インバータ7がトリップ(過熱検出状態)でインバータ7がオフ(オンオフ動作を停止)しても、チョッパ回路5が運転継続するため、インバータ13に接続された永久磁石電動機14の駆動を継続する。つまり複数のインバータ7,13のうち、インバータ7の過熱、又は永久磁石電動機9の過熱による異常側インバータ7を停止させ、チョッパ回路5によりコンデンサ8の電圧を、前記異常側インバータ7に接続された永久磁石電動機9が発生する電圧以上に上昇させ、前記異常側インバータに接続された永久磁石電動機9の電流がほぼゼロになることを検知して、前記異常側インバータ7に接続された前記開閉器10〜12を開放するようにしてもよい。
また同様に図8において、インバータ13は健全に弱め運転が継続できるため、開閉器10〜12をオフして永久磁石電動機9を切り離した後に、コンデンサ8の電圧を元の値まで低下させて、永久磁石電動機14の運転を継続してもよい。
この発明の実施の形態1である車両用駆動制御装置を示す構成図である。 実施の形態1の車両用駆動制御装置の動作を説明するタイミング図である。 実施の形態2の車両用駆動制御装置の動作を説明するタイミング図である。 実施の形態3の車両用駆動制御装置の動作を説明するタイミング図である。 実施の形態4の車両用駆動制御装置の動作を説明するタイミング図である。 実施の形態5である車両用駆動制御装置を示す構成図である。 実施の形態6である車両用駆動制御装置を示す構成図である。 実施の形態7である車両用駆動制御装置を示す構成図である。
符号の説明
1 直流架線 2 パンタグラフ
3 レール 4 リアクトル
5 チョッパ回路 7 インバータ
8 コンデンサ 9 永久磁石電動機
10〜12 開閉器 13 インバータ
14 永久磁石電動機 15〜17 開閉器
101 電流制御器 102 自動弱め制御
103 トルク電流指令発生器 104 切替器
105 フィルタ 106 電圧指令発生器
107 励磁電流制御器 108 回転検出器
109 電流計 110 電流計
120 切替器

Claims (12)

  1. 電源系統から受電しリアクトルを介して直流電圧を得るチョッパ回路と、
    前記チョッパ回路の出力に接続されたコンデンサと、
    前記コンデンサの直流電圧を交流電圧に変換し、永久磁石電動機に電力を供給するインバータとを備え、
    車両運転指令が惰行運転を発令すると、前記チョッパ回路により前記コンデンサの電圧を上昇させ、前記コンデンサの電圧が、前記永久磁石電動機の回転角速度より演算される前記永久磁石電動機の端子間に発生する誘起電圧より大きな所定の電圧まで上昇した後に、前記インバータの運転を停止することを特徴とする車両用電力変換装置。
  2. 電源系統から受電しリアクトルを介して直流電圧を得るチョッパ回路と、
    前記チョッパ回路の出力に接続されたコンデンサと、
    前記コンデンサの直流電圧を交流電圧に変換し、永久磁石電動機に電力を供給するインバータとを備え、
    前記インバータの運転を停止する前に、前記チョッパ回路により前記コンデンサの電圧を、前記永久磁石電動機の回転角速度より演算される前記永久磁石電動機の端子間に発生する誘起電圧より大きな所定の電圧まで上昇させ、
    車両運転指令が惰行運転を解除すると、前記インバータが弱め界磁電流を出力して、前記永久磁石電動機の端子間に発生する誘起電圧を、前記電源系統の電圧より小さな電圧まで低下させた後に、前記チョッパ回路により前記コンデンサと前記電源系統との間で相互に電流が流れるようにすることを特徴とする車両用電力変換装置。
  3. 惰行運転終了時に、前記インバータが弱め界磁電流を出力して、前記永久磁石電動機が発生する電圧を低下させた後に、
    前記チョッパ回路により前記コンデンサの電圧を前記電源系統の電圧に低下させてから、前記コンデンサと前記電源系統との間で相互に電流が流れるようにすることを特徴とする請求項2記載の車両用電力変換装置。
  4. 惰行運転時に、間欠的に前記チョッパ回路を動作させることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の車両用電力変換装置。
  5. 前記永久磁石電動機の励磁電流指令を与える自動弱め制御器と、
    トルク指令に従って前記永久磁石電動機がトルクを発生するようにトルク電流指令を発生するトルク電流指令発生器と、
    励磁電流指令とトルク電流指令に従って前記インバータの出力電圧指令を発生して、前記永久磁石電動機の電流を制御する電流制御器と、
    前記永久磁石電動機の回転数から、惰行運転時のコンデンサ電圧指令を発生させる電圧指令発生器と、
    コンデンサ電圧指令を切替える切替器とを備え、
    惰行運転時以外は、惰行運転時以外のコンデンサ電圧指令を前記切替器で選択し、前記チョッパ回路により前記リアクトルと前記コンデンサとの間で相互に電流が流れるようにすると共に、その惰行運転時以外のコンデンサ電圧指令と前記インバータの出力電圧指令より前記自動弱め制御器が励磁電流指令を発生して、前記永久磁石電動機が発生する電圧を低下し、かつ、
    車両運転指令が惰行運転を発令すると、前記電圧指令発生器により発生させた惰行運転時のコンデンサ電圧指令を前記切替器で選択し、その惰行運転時のコンデンサ電圧指令に従って前記チョッパ回路により前記コンデンサの電圧を上昇させるように制御すると共に、前記自動弱め制御器が励磁電流指令をゼロとすることを特徴とする請求項1記載の車両用電力変換装置。
  6. 前記永久磁石電動機の励磁電流指令を与える自動弱め制御器と、
    トルク指令に従って前記永久磁石電動機がトルクを発生するようにトルク電流指令を発生するトルク電流指令発生器と、
    励磁電流指令とトルク電流指令に従って前記インバータの出力電圧指令を発生して、前記永久磁石電動機の電流を制御する電流制御器と、
    前記永久磁石電動機の回転数から、惰行運転時のコンデンサ電圧指令を発生させる電圧指令発生器と、
    コンデンサ電圧指令を切替える切替器とを備え、
    惰行運転時は、前記電圧指令発生器により発生させた惰行運転時のコンデンサ電圧指令を前記切替器で選択し、その惰行運転時のコンデンサ電圧指令に従って前記チョッパ回路により前記コンデンサの電圧を制御すると共に、
    車両運転指令が惰行運転を解除すると、惰行運転時以外のコンデンサ電圧指令を前記切替器で選択し、前記自動弱め制御器により前記永久磁石電動機の励磁電流指令を与えることを特徴とする請求項2記載の車両用電力変換装置。
  7. 前記永久磁石電動機の励磁電流指令を与える自動弱め制御器と、
    トルク指令に従って前記永久磁石電動機がトルクを発生するようにトルク電流指令を発生するトルク電流指令発生器と、
    励磁電流指令とトルク電流指令に従って前記インバータの出力電圧指令を発生して、前記永久磁石電動機の電流を制御する電流制御器と、
    惰行運転時に、励磁電流をゼロに制御するためのコンデンサ電圧指令を与える励磁電流制御器と、
    コンデンサ電圧指令を切替える切替器とを備え、
    惰行運転時以外は、惰行運転時以外のコンデンサ電圧指令を前記切替器で選択し、前記チョッパ回路により前記リアクトルと前記コンデンサとの間で相互に電流が流れるようにすると共に、その惰行運転時以外のコンデンサ電圧指令と前記インバータの出力電圧指令より前記自動弱め制御器が励磁電流指令を発生して、前記永久磁石電動機が発生する電圧を低下すると共に、車両運転指令が惰行運転を発令すると、前記励磁電流制御器の出力であるコンデンサ電圧指令を前記切替器で選択し、前記励磁電流制御器の出力であるコンデンサ電圧指令に従って前記チョッパ回路により前記コンデンサの電圧を上昇させるように制御することを特徴とする請求項1記載の車両用電力変換装置。
  8. 前記永久磁石電動機の励磁電流指令を与える自動弱め制御器と、
    トルク指令に従って前記永久磁石電動機がトルクを発生するようにトルク電流指令を発生するトルク電流指令発生器と、
    励磁電流指令とトルク電流指令に従って前記インバータの出力電圧指令を発生して、前記永久磁石電動機の電流を制御する電流制御器と、
    惰行運転時に、励磁電流をゼロに制御するためのコンデンサ電圧指令を与える励磁電流制御器と、
    コンデンサ電圧指令を切替える切替器とを備え、
    惰行運転時は、前記励磁電流制御器の出力であるコンデンサ電圧指令を前記切替器で選択し、前記励磁電流制御器の出力であるコンデンサ電圧指令に従って前記チョッパ回路により前記コンデンサの電圧を制御すると共に、
    車両運転指令が惰行運転を解除すると、惰行運転時以外のコンデンサ電圧指令を前記切替器で選択し、前記自動弱め制御器により前記永久磁石電動機の励磁電流指令を与えることを特徴とする請求項2記載の車両用電力変換装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の車両用電力変換装置を備えた車両用駆動制御装置であって、
    前記インバータに開閉器を介して接続された永久磁石電動機を備えたことを特徴とする車両用駆動制御装置。
  10. 複数の前記インバータと、
    前記複数のインバータそれぞれに接続された複数の永久磁石電動機と、
    前記各インバータと前記各永久磁石電動機の間にそれぞれ接続された複数の前記開閉器と、前記各永久磁石電動機の電流を検出する複数の電流計とを備え、
    前記永久磁石電動機のいずれかに過電流異常が発生すると、これを前記電流計で検出し過電流異常が発生した前記永久磁石電動機に接続された異常側インバータを停止させ、
    前記チョッパ回路により前記コンデンサの電圧を、前記異常側インバータに接続された前記永久磁石電動機が発生する電圧以上に上昇させ、
    前記異常側インバータに接続された前記永久磁石電動機の電流がほぼゼロになることを検知して、前記異常側インバータに接続された前記開閉器を開放することを特徴とする請求項9記載の車両用駆動制御装置。
  11. 複数の前記インバータと、
    前記複数のインバータそれぞれに接続された複数の永久磁石電動機と、
    前記各インバータと前記各永久磁石電動機の間にそれぞれ接続された複数の前記開閉器と、前記各永久磁石電動機又は前記各インバータの温度をそれぞれ検出する複数の温度計とを備え、
    前記永久磁石電動機又は前記インバータのいずれかに過熱異常が発生すると、これを前記温度計で検出し過熱異常が発生した異常側インバータを停止させ、
    前記チョッパ回路により前記コンデンサの電圧を、前記異常側インバータに接続された前記永久磁石電動機が発生する電圧以上に上昇させ、
    前記異常側インバータに接続された前記永久磁石電動機の電流がほぼゼロになることを検知して、前記異常側インバータに接続された前記開閉器を開放することを特徴とする請求項9記載の車両用駆動制御装置。
  12. 前記異常側インバータに接続された前記開閉器を開放した後に、前記チョッパ回路により前記コンデンサの電圧を低下させることを特徴とする請求項10又は請求項11記載の車両用駆動制御装置。
JP2008041678A 2008-02-22 2008-02-22 車両用電力変換装置及び車両用駆動制御装置 Active JP5214995B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008041678A JP5214995B2 (ja) 2008-02-22 2008-02-22 車両用電力変換装置及び車両用駆動制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008041678A JP5214995B2 (ja) 2008-02-22 2008-02-22 車両用電力変換装置及び車両用駆動制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009201290A JP2009201290A (ja) 2009-09-03
JP5214995B2 true JP5214995B2 (ja) 2013-06-19

Family

ID=41144202

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008041678A Active JP5214995B2 (ja) 2008-02-22 2008-02-22 車両用電力変換装置及び車両用駆動制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5214995B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109664771A (zh) * 2017-10-17 2019-04-23 株洲中车时代电气股份有限公司 一种带无火回送功能的牵引变流装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010035373A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Toshiba Corp 鉄道車両駆動制御装置
GB201010443D0 (en) * 2010-06-22 2010-08-04 Aeristech Ltd Controller
JP5616413B2 (ja) * 2012-10-04 2014-10-29 ファナック株式会社 Pwm周波数を切り換えて使用するモータ制御装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4738080B2 (ja) * 2005-07-20 2011-08-03 株式会社東芝 鉄道車両駆動制御装置
JP4686373B2 (ja) * 2005-11-17 2011-05-25 株式会社東芝 電気車制御装置
JP4908327B2 (ja) * 2007-06-26 2012-04-04 株式会社日立製作所 電気車両の制御装置及び電気車両

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109664771A (zh) * 2017-10-17 2019-04-23 株洲中车时代电气股份有限公司 一种带无火回送功能的牵引变流装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009201290A (ja) 2009-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6296169B2 (ja) インバータ制御装置及び車両用制御装置
JP5138781B2 (ja) 電力変換装置
JP6169203B1 (ja) 電動機制御装置および電動機制御方法
JP5794301B2 (ja) 車両および車両の制御方法
US20090195199A1 (en) Motor drive device
JP6503636B2 (ja) モータ制御装置
JP5365586B2 (ja) 電力変換装置
JP2011010406A (ja) 車両用の電力変換装置およびそれを搭載する車両
JP2012019673A (ja) プラグインハイブリッド自動車の充電装置
JP5303030B2 (ja) 電圧変換装置の制御装置、それを搭載した車両および電圧変換装置の制御方法
JP2010195081A (ja) 電動車両のモータ制御方法及びその装置
JP2011182521A (ja) 電源システムおよびそれを搭載する車両
JP5036918B2 (ja) 電力変換装置
JP2011109851A (ja) 電源システムの制御装置およびそれを搭載する車両
JP5214995B2 (ja) 車両用電力変換装置及び車両用駆動制御装置
JP5191351B2 (ja) 電力変換装置
JP5248880B2 (ja) 車両用電力変換装置及び車両用駆動制御装置
JP5375051B2 (ja) インバータの放電装置
JP4908327B2 (ja) 電気車両の制御装置及び電気車両
JP5726369B2 (ja) 車両用発電電動機の電力変換装置および車両用発電電動機の制御方法
JP4969504B2 (ja) 車両用電力変換装置及び車両用駆動制御装置
JP5696589B2 (ja) 車両および車両の制御方法
JP2011109849A (ja) 電源システムの制御装置およびそれを搭載する車両
JP2005253264A (ja) 電気車制御装置
JP4969503B2 (ja) 車両用電力変換装置及び車両用駆動制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120229

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120306

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120424

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120911

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121031

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130228

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5214995

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160308

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250