JP2010195081A - 電動車両のモータ制御方法及びその装置 - Google Patents

電動車両のモータ制御方法及びその装置 Download PDF

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Abstract

【課題】第1のモータの発電電力のうち、バッテリの過充電防止のためにバッテリに充電させたくない余剰電力でもって第2のモータにエンジンを駆動させる際、第1又は第2のモータの発熱による信頼性の低下を防止しつつ、上記余剰電力を十分に消費できるようにする。
【解決手段】上記余剰電力が、第2のモータの電流位相角を該第2のモータの効率が最大となる最大効率角度に設定したときの該第2のモータによるエンジン駆動電力よりも大きい場合において、第2のモータのコイル温度が所定温度よりも低いときには、上記第2のモータの電流位相角を、上記最大効率角度よりも銅損が大きくなる角度に設定する(ステップS7)一方、上記第2のモータのコイル温度が上記所定温度以上であるときには、上記最大効率角度よりも鉄損が大きくなる角度に設定する(ステップS8)。
【選択図】図7

Description

本発明は、電動車両のモータ制御方法及びその装置に関する技術分野に属し、特にモータの回生制動時の制御に関する。
従来より、ハイブリッド自動車や電気自動車等の電動車両においては、バッテリや発電機から電力の供給を受けて車両(車輪)を駆動するモータが設けられており、車両減速時には、このモータを発電作動(回生制動)させて、その発電電力をバッテリに充電させるようにすることが知られている。しかし、バッテリの充電状態(SOC)が満充電状態、及び、それに近い状態の場合には、過充電によるバッテリの劣化や、端子電圧の過剰な上昇を防止するために、発電した電力をバッテリ充電以外の方法で消費させたいニーズが存在する。このバッテリ充電以外の方法で消費させたい電力のことを、以下では余剰電力という。この場合、例えば特許文献1では、エンジンにより駆動される発電機であってエンジン始動用モータを兼用する発電機を、上記余剰電力でもってモータとして作動させてエンジンを強制回転させるようにすることが提案されている。
一方、例えば特許文献2では、余剰電力が生じる場合に、モータの電流位相角を、モータの効率が最大となる最大効率角度から、モータ効率が低下するような角度、つまり銅損が増大するような角度(最大効率角度よりも大きい角度)に変更して余剰電力を消費するようにしている。そして、このように銅損を大きくすると、モータのコイルの発熱量が多くなることによりコイル温度が上昇し過ぎてモータの信頼性が低下する可能性があるため、特許文献2では、モータ温度が所定温度以上であるときには、電流位相角を最大効率角度に設定するようにしている。
特開平7−131905号公報 特開2007−151336号公報
ところで、上記特許文献1のように、エンジンにより駆動される発電機を備えた車両において、車両駆動用モータ(第1のモータ)に電力を発電させたときに、余剰電力が生じる場合に、該余剰電力でもって上記発電機を第2のモータとして作動させてエンジンを駆動させるようにすれば、簡単な構成で、余剰電力を消費する(廃電する)ことが可能になる。
そして、上記余剰電力が上記第2のモータによるエンジン駆動電力よりも大きい場合には、上記特許文献2の如く、第1又は第2のモータの銅損を大きくしてモータ効率を低下させ、その銅損を大きくするモータのコイル温度が所定温度以上であるときには、そのモータの電流位相角を最大効率角度に設定するようにすることが考えられる。
しかし、モータのコイル温度が所定温度以上であるときに、モータの電流位相角を最大効率角度に設定したのでは、モータのコイルの発熱による信頼性の低下は防止できても、余剰電力を十分に消費することができなくなってしまう。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、第1のモータの発電電力のうち、バッテリの過充電防止のためにバッテリに充電させたくない余剰電力でもって、第2のモータにエンジンを駆動させる際、第1又は第2のモータの発熱による信頼性の低下を防止しつつ、上記余剰電力を十分に消費できるようにすることにある。
上記の目的を達成するために、第1の発明では、電動車両のモータ制御方法を対象として、電力の供給を受けて車両を駆動する第1のモータに、車両減速時に電力を発電させる発電ステップと、上記第1のモータの発電電力をバッテリに充電させる充電ステップと、上記第1のモータの発電電力において余剰電力が生じる場合に、該余剰電力でもって第2のモータにエンジンを駆動させるエンジン駆動ステップと、上記第2のモータのコイル温度を入力する第2のモータ・コイル温度入力ステップとを備え、上記エンジン駆動ステップは、上記余剰電力が、上記第2のモータの電流位相角を該第2のモータの効率が最大となる最大効率角度に設定したときの該第2のモータによるエンジン駆動電力よりも大きい場合において、上記第2のモータ・コイル温度入力ステップで入力した上記第2のモータのコイル温度が所定温度よりも低いときには、上記第2のモータの電流位相角を、上記最大効率角度よりも銅損が大きくなる角度に設定する一方、上記第2のモータのコイル温度が上記所定温度以上であるときには、上記最大効率角度よりも鉄損が大きくなる角度に設定する第2のモータ・電流位相角設定ステップを有するものとする。
このことにより、車両減速時(乗員がフットブレーキ操作したときの制動時や、フットブレーキ操作しないものの、走行中にアクセルペダルをオフすることによる減速時を含む)には、車両を駆動する第1のモータが回生制動により電力を発電し、この発電電力がバッテリに充電される。このとき、バッテリの充電状態(SOC)によっては、余剰電力が生じる。また、上記発電電力の電流として瞬間的に大きい電流(バッテリに充電可能な最大電流値よりも大きい電流)が生じる場合も、余剰電力が生じることになる。このような余剰電力は、第2のモータ(エンジンにより駆動される発電機を兼用することが好ましい)がエンジンを駆動することにより消費(廃電)される。
そして、上記余剰電力が最大効率時の第2のモータによるエンジン駆動電力よりも大きい場合には、第2のモータの効率を低下させる。すなわち、第2のモータのコイル温度が所定温度よりも低いときには、第2のモータの電流位相角を、該第2のモータの効率が最大となる最大効率角度よりも銅損が大きくなる角度(最大効率角度よりも大きい角度)に設定する一方、上記第2のモータのコイル温度が上記所定温度以上であるときには、上記最大効率角度よりも鉄損が大きくなる角度(最大効率角度よりも小さい角度)に設定する。これにより、コイル温度が所定温度よりも低いときには、銅損を大きくして、モータ効率を大きく低下させることができ、よって、第2のモータにより余剰電力を十分に消費することができるようになる。
ここで、銅損を大きくすると、コイルの発熱量が多くなるためにコイル温度が上昇し過ぎてモータの信頼性が低下する可能性がある。しかし、本発明では、第2のモータのコイル温度が上記所定温度以上であるときには、鉄損を大きくする。このように鉄損を大きくすれば、銅損を大きくする場合に比べてモータ効率を大きく低下させることはできないが、第2のモータにより余剰電力を出来る限り消費することができるようになる。また、鉄損を大きくすれば、銅損を大きくする場合に比べて発熱量は低くなり、第2のモータの信頼性が低下するのを防止することができる。
よって、第2のモータの発熱による信頼性の低下を防止しつつ、第2のモータにより余剰電力を十分に消費することができるようになる。
第2の発明では、第1の発明において、上記発電ステップは、上記第1のモータの電流位相角を該第1のモータの効率が最大となる最大効率角度に設定したときの上記余剰電力が、上記第2のモータの電流位相角を該第2のモータの効率が最大となる最大効率角度に設定したときの該第2のモータによるエンジン駆動電力よりも大きい場合において、上記第1のモータの電流位相角を、上記最大効率角度よりも銅損が大きくなる角度に設定する第1のモータ・電流位相角設定ステップを有するものとする。
このことで、第2のモータの効率の低下に加えて、第1のモータの効率(回生効率)も低下させることができる。これにより、第1のモータの発電電力自体が減少して、余剰電力が少なくなり、この結果、第2のモータにより余剰電力を十分に消費することができるようになる。
第3の発明では、第2の発明において、上記第1のモータのコイル温度を入力する第1のモータ・コイル温度入力ステップを備え、上記第1のモータ・電流位相角設定ステップは、上記第1のモータの電流位相角を該第1のモータの効率が最大となる最大効率角度に設定したときの上記余剰電力が、上記第2のモータの電流位相角を該第2のモータの効率が最大となる最大効率角度に設定したときの該第2のモータによるエンジン駆動電力よりも大きい場合において、上記第1のモータ・コイル温度入力ステップで入力した上記第1のモータのコイル温度が基準温度よりも低いときには、上記第1のモータの電流位相角を、上記最大効率角度よりも銅損が大きくなる角度に設定する一方、上記第1のモータのコイル温度が上記基準温度以上であるときには、上記最大効率角度よりも鉄損が大きくなる角度に設定するステップであるものとする。
このことにより、第2のモータと同様に、第1のモータの発熱による信頼性の低下を防止しつつ、第1のモータの発電電力を減少させることができる。
第4の発明では、電動車両のモータ制御方法を対象として、電力の供給を受けて車両を駆動する第1のモータに、車両減速時に電力を発電させる発電ステップと、上記第1のモータの発電電力をバッテリに充電させる充電ステップと、上記第1のモータの発電電力において余剰電力が生じる場合に、該余剰電力でもって第2のモータにエンジンを駆動させるエンジン駆動ステップと、上記第1のモータのコイル温度を入力する第1のモータ・コイル温度入力ステップとを備え、上記発電ステップは、上記第1のモータの電流位相角を該第1のモータの効率が最大となる最大効率角度に設定したときの上記余剰電力が、上記第2のモータによるエンジン駆動電力よりも大きい場合において、上記第1のモータ・コイル温度入力ステップで入力した上記第1のモータのコイル温度が基準温度よりも低いときには、上記第1のモータの電流位相角を、上記最大効率角度よりも銅損が大きくなる角度に設定する一方、上記第1のモータのコイル温度が上記基準温度以上であるときには、上記最大効率角度よりも鉄損が大きくなる角度に設定する第1のモータ・電流位相角設定ステップを有するものとする。
この発明により、第1の発明と同様に、第1のモータの発電電力がバッテリに充電されるとともに、余剰電力は、第2のモータがエンジンを駆動することにより消費される。そして、第1のモータの回生効率が最大であるときの上記余剰電力が第2のモータによるエンジン駆動電力よりも大きい場合には、第1のモータの効率を低下させる。すなわち、第1の発明の第2のモータと同様に、第1のモータのコイル温度が基準温度よりも低いときには、第1のモータの電流位相角を、該第1のモータの効率が最大となる最大効率角度よりも銅損が大きくなる角度(最大効率角度よりも大きい角度)に設定する一方、上記第1のモータのコイル温度が上記基準温度以上であるときには、上記最大効率角度よりも鉄損が大きくなる角度(最大効率角度よりも小さい角度)に設定する。これにより、第1のモータの発熱による信頼性の低下を防止しつつ、第1のモータの発電電力を減少させることができて、第2のモータにより余剰電力を十分に消費することができるようになる。
第5の発明では、第1〜第4のいずれか1つの発明において、上記エンジン駆動ステップは、上記余剰電力が上記第2のモータによるエンジン駆動電力よりも大きい場合において、該第2のモータのエンジン駆動電流に高調波成分を重畳させる高調波重畳ステップを有するものとする。
このように、第2のモータのエンジン駆動電流に高調波成分を重畳させることによって、第2のモータの鉄損を大きくすることができ、第2のモータの発熱を抑えつつ、第2のモータによる消費電力を大きくすることができる。
第6の発明では、第1〜第5のいずれか1つの発明において、上記第1のモータは、低速用巻線と高速用巻線との巻線切替が可能なものであり、上記発電ステップは、上記余剰電力が上記第2のモータによるエンジン駆動電力よりも大きい場合において、上記第1のモータの低速用巻線と高速用巻線とを連続的に切り替える巻線切替ステップを有するものとする。
このように第1のモータの低速用巻線と高速用巻線とを連続的に切り替えると、電流ループが急激に変化して、その変化が高調波成分となって、鉄損が増大する。これにより、第1のモータの発熱を抑えつつ、第1のモータの発電電力を減少させることができる。
第7の発明では、第6の発明において、上記巻線切替ステップにおいて上記低速用巻線と高速用巻線との巻線切替を行うためのスイッチの温度を入力するスイッチ温度入力ステップを備え、上記発電ステップは、上記スイッチ温度入力ステップで入力したスイッチ温度が、予め設定された設定温度以上になったときに、上記連続的な巻線切替を禁止する巻線切替禁止ステップを有するものとする。
このことにより、スイッチの発熱による信頼性の低下を防止することができる。
第8の発明は、電動車両のモータ制御装置の発明であり、この発明では、電力の供給を受けて車両を駆動する第1のモータに、車両減速時に電力を発電させる発電制御部と、上記第1のモータの発電電力をバッテリに充電させる充電制御部と、上記第1のモータの発電電力において余剰電力が生じる場合に、該余剰電力でもって第2のモータにエンジンを駆動させるエンジン駆動制御部と、上記第2のモータのコイル温度を検出する第2のモータ・コイル温度検出手段より該コイル温度を入力する第2のモータ・コイル温度入力部とを備え、上記エンジン駆動制御部は、上記余剰電力が、上記第2のモータの電流位相角を該第2のモータの効率が最大となる最大効率角度に設定したときの該第2のモータによるエンジン駆動電力よりも大きい場合において、上記第2のモータ・コイル温度入力部により入力した上記第2のモータのコイル温度が所定温度よりも低いときには、上記第2のモータの電流位相角を、上記最大効率角度よりも銅損が大きくなる角度に設定する一方、上記第2のモータのコイル温度が上記所定温度以上であるときには、上記最大効率角度よりも鉄損が大きくなる角度に設定する第2のモータ・電流位相角設定部を有するものとする。
この発明により、第1の発明に係る制御方法を容易に実行可能であり、その発明の作用効果が容易に得られる。
第9の発明では、電動車両のモータ制御装置を対象として、電力の供給を受けて車両を駆動する第1のモータに、車両減速時に電力を発電させる発電制御部と、上記第1のモータの発電電力をバッテリに充電させる充電制御部と、上記第1のモータの発電電力において余剰電力が生じる場合に、該余剰電力でもって第2のモータにエンジンを駆動させるエンジン駆動制御部と、上記第1のモータのコイル温度を検出する第1のモータ・コイル温度検出手段より該コイル温度を入力する第1のモータ・コイル温度入力部とを備え、上記発電制御部は、上記第1のモータの電流位相角を該第1のモータの効率が最大となる最大効率角度に設定したときの上記余剰電力が、上記第2のモータによるエンジン駆動電力よりも大きい場合において、上記第1のモータ・コイル温度入力部により入力した上記第1のモータのコイル温度が基準温度よりも低いときには、上記第1のモータの電流位相角を、上記最大効率角度よりも銅損が大きくなる角度に設定する一方、上記第1のモータのコイル温度が上記基準温度以上であるときには、上記最大効率角度よりも鉄損が大きくなる角度に設定する第1のモータ・電流位相角設定部を有するものとする。
この発明により、第4の発明に係る制御方法を容易に実行可能であり、その発明の作用効果が容易に得られる。
以上説明したように、本発明の電動車両のモータ制御方法及びその装置によると、第1のモータの発電電力における余剰電力が第2のモータによるエンジン駆動電力よりも大きい場合において、第2のモータ(又は第1のモータ)のコイル温度が所定温度(又は基準温度)よりも低いときには、上記第2のモータ(又は第1のモータ)の電流位相角を、該第2のモータ(又は第1のモータ)の効率が最大となる最大効率角度よりも銅損が大きくなる角度に設定する一方、上記第2のモータ(又は第1のモータ)のコイル温度が上記所定温度(又は上記基準温度)以上であるときには、上記最大効率角度よりも鉄損が大きくなる角度に設定するようにしたことにより、第2のモータ(又は第1のモータ)の発熱による信頼性の低下を防止しつつ、第2のモータにより余剰電力を十分に消費することができるようになる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るモータ制御装置を搭載した電動車両としてのハイブリッド自動車1(以下、単に自動車1という)の概略構成を示す。この自動車1は、所謂シリーズ方式のものであって、当該自動車1の左右の車輪2とディファレンシャルギヤ3を介して連結されて該車輪2を駆動する(つまり自動車1を駆動する)電動モータ5(第1のモータに相当)と、エンジン6と、エンジン6に駆動連結されて電力を発生する発電機7(第2のモータに相当)と、第1及び第2インバータ8,9と、該第1及び第2インバータ8,9間に接続された高圧バッテリ10とを備えている。
上記電動モータ5は、第1インバータ8を介してバッテリ10に接続されているとともに、第1及び第2インバータ8,9を介して発電機7に接続されていて、バッテリ10が蓄える電力ないし発電機7が発電した電力の供給を受けて作動する。また、電動モータ5は発電作動も可能で、自動車1の減速時(乗員がフットブレーキ操作したときの制動時や、フットブレーキ操作しないものの、走行中にアクセルペダルをオフすることによる減速時を含む)に車輪2に駆動されて電力を発生するように作動する。この発電電力は第1インバータ8を介してバッテリ10に充電される。
上記電動モータ5は、本実施形態では、IPM(Interior Permanent Magnet)型の3相交流モータであり、第1インバータ8は、電源ライン14及び接地ライン15間に並列に設けられる3つの相アームを有している。これら各相アームは、直列接続された2つのIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等のスイッチング素子16で構成されている。上記電動モータ5のU相、V相及びW相の3つのコイル21が中性点Nに共通接続されるとともに、後述の巻線切替スイッチ17を介して上記各相アームの2つのスイッチング素子16の中間点にそれぞれ接続されている。そして、上記各スイッチング素子16のオン/オフが、モータ制御装置としてのコントローラ30(図3参照)によって制御されて、電動モータ5の出力(モータ回転数及びトルク)が制御される。
上記発電機7は、第2インバータ9を介してバッテリ10に接続されているとともに、第1及び第2インバータ8,9を介して電動モータ5に接続されていて、エンジン6に駆動されて発電した電力を電動モータ5やバッテリ10に供給する。また、発電機7は、上記電動モータ5の発電電力において余剰電力が生じる場合には、その余剰電力でもって3相交流モータとして作動してエンジン6を強制的に駆動する。さらに、発電機7は、エンジン6の始動時等のように、バッテリ10から第2インバータ9を介して電力の供給を受ける場合があり、この場合も3相交流モータとして作動してエンジン6を強制的に駆動する。
上記第2インバータ9も、上記第1インバータ8と同様の構成を有していて、第1インバータ8と共通の電源ライン14及び接地ライン15間に並列に設けられる3つの相アームを有し、これら各相アームは、直列接続された2つのスイッチング素子16で構成されている。そして、各スイッチング素子16のオン/オフが、コントローラ30によって制御される。
上記第1及び第2インバータ8,9は、バッテリ10からの直流電力を交流電力に変換して電動モータ5や発電機7に送出したり、反対に、電動モータ5や発電機7からの交流電力を直流電力に変換してバッテリ10に送出する。そして、コントローラ30により制御されて、電動モータ5、バッテリ10及び発電機7間を伝達する電力の調整を行う。尚、第1及び第2インバータ8,9間における電源ライン14と接地ライン15との間には、平滑コンデンサ13が接続されている。
本実施形態では、上記電動モータ5の各相のコイル21は、第1及び第2巻線21a,21bが直列に接続されてなり、各相において上記中性点Nと反対側の第1巻線21aの両端が、各相毎に設けた巻線切替スイッチ17の第1及び第2端子17a,17bにそれぞれ接続されており、巻線切替スイッチ17の第3端子17cが上記各相アームの2つのスイッチング素子16の中間点に接続されている。そして、巻線切替スイッチ17(合計3つ)は、コントローラ30により制御されて、第3端子17cを第1端子17aに接続する第1状態と、第3端子17cを第2端子17bに接続する第2状態とを切り替えるように構成されており、第1状態では、第1及び第2巻線21a,21bに電流が流れ、第2状態では、第1巻線21aをバイパスして第2巻線21bのみに電流が流れる。第1及び第2巻線21a,21bは巻線数が多い低速用巻線に相当し、第2巻線21bは巻線数が少なくて高速で回転させることが可能な高速用巻線に相当する。ここで、例えば或る相が第1状態になれば、他の相も第1状態となり、全ての相で同じ状態になる。尚、巻線切替スイッチ17は、第1インバータ8と共にユニット化されている(図3では、巻線切替スイッチ17は、第1インバータ8(ユニット)内にあるように図示している)。
上記巻線切替スイッチ17により低速用巻線と高速用巻線との巻線切替が可能となる。これにより、電動モータ5の巻線切替を行うための制御マップとして、例えば図4に示すように、低速低トルク領域及び低速高トルク領域を含む低速レンジ運転域Lと、高速低トルク領域を含む高速レンジ運転域H(図4の例では、低速レンジ運転域Lと高速レンジ運転域Hとの境界である切替ラインは、回転数が一定のラインである)とを設定しておき、このマップに基づいて電動モータ5の巻線切替を行う。すなわち、後述のモータ回転速度センサ37及びアクセル開度センサ38からの入力情報に基づいて決定される電動モータ5の回転数及びトルクが低速レンジ運転域Lにある場合には低速用巻線とし、高速レンジ運転域Hにある場合には高速用巻線とする。尚、低速低トルク領域を低速レンジ運転域Lではなくて高速レンジ運転域Hに含めて高速用巻線とすることも可能である。この場合、低速レンジ運転域Lと高速レンジ運転域Hとの境界である切替ラインは、図4に破線で示すラインとなる。
図2に示すように、上記エンジン6は、エンジン用ラジエータ41と共に、冷却水が流れる冷却回路42を構成して、その冷却水によって冷却される。また、電動モータ5、発電機7並びに第1及び第2インバータ8,9は、エンジン用ラジエータ41の車両後方に配置されたモータ用ラジエータ45と共に、エンジン6とは別の冷却回路46を構成して、その冷却回路46を流れる冷却水によって冷却されるようになっている。
また、電動モータ5には第1温度センサ31が、発電機7には第2温度センサ32が、第1インバータ8と巻線切替スイッチ17とのユニットには第3温度センサ33がそれぞれ配設されている。第1温度センサ31は、電動モータ5(第1のモータ)のコイル温度を検出する第1のモータ・コイル温度検出手段を構成し、第2温度センサ32は、発電機7(第2のモータ)のコイル温度を検出する第2のモータ・コイル温度検出手段を構成する。これら第1及び第2温度センサ31,32は、コイル温度を直接検出するものである必要はなくて、検出温度がコイル温度と見なせる箇所に配置することができる。第3温度センサ33は、巻線切替スイッチ17の温度を検出するものであり、スイッチ温度を直接検出するものである必要はなくて、検出温度がスイッチ温度と見なせる箇所に配置することができる。
上記コントローラ30は、一般的なCPUやROM、RAM等を有するものであって、上記エンジン6の運転制御(燃料噴射弁や点火プラグの作動制御)を行うとともに、第1及び第2インバータ8,9並びに巻線切替スイッチ17を制御し、また、バッテリ10の電圧を検出するバッテリ電圧センサ34(図3参照)や、バッテリ10に対して流出入する電流値を検出するバッテリ電流センサ35(図3参照)からの入力情報に基づいてバッテリ10の残容量(SOC)を演算しかつバッテリ10の充放電を制御する。
具体的には、コントローラ30は、図3に示すように、上記第1〜第3温度センサ31〜33、上記バッテリ電圧センサ34、電動モータ5の回転速度(車速と対応している)を検出するモータ回転速度センサ37、及び、自動車1のアクセル開度を検出するアクセル開度センサ38からの情報を入力するようになっていて、これら入力情報に基づいて、第1及び第2インバータ8,9(スイッチング素子16)並びに巻線切替スイッチ17を制御し、これにより電動モータ5及び発電機7の作動を制御する。
すなわち、コントローラ30は、電動モータ5の駆動に必要な電力とバッテリ10のSOCとに基づいてエンジン6をON−OFF制御し、運転中のエンジン6を停止させたり、停止中のエンジン6を再始動させたりする。上記電動モータ5の駆動に必要な電力は、電動モータ5の出力トルクから決まり、この電動モータ5の出力トルクは、上記モータ回転速度センサ37からの入力情報と、アクセル開度センサ38からの入力情報とに基づいて演算する。
車両負荷が大きい場合、例えば高速状態で自動車1を走行させるために電動モータ5が高出力状態である場合や、走行中に電気負荷が大量の電力を消費して作動する場合には、バッテリ10に電力供給不足が生じる虞れがあるので、コントローラ30は、エンジン6を作動させて発電機7に電力を発生させ、その発生電力を第1及び第2インバータ8,9を介して電動モータ5やバッテリ10に供給する。
また、コントローラ30は、バッテリ10のSOCが低い場合でも、バッテリ10を充電するためにエンジン6を運転させる。すなわち、バッテリ10の電力のみで十分に走行できる(長時間安定して走行できる)状態であるとき以外はエンジン6が運転される。
そして、コントローラ30は、自動車1の減速時にはエンジン6の運転を停止させるとともに、車輪2からの駆動力によって電動モータ5に電力を発電(回生制動)させ、この電動モータ5の発電電力(回生電力)をバッテリ10に充電させる。このとき、コントローラ30は、電動モータ5の効率(回生効率)が最大になるように第1インバータ8の各スイッチング素子16を制御する。
尚、電動モータ5の効率は、電動モータ5の電流位相角によって決まり、コントローラは、第1インバータ8の各スイッチング素子16を制御して、電動モータ5の電流位相角を、電動モータ5の効率が最大となる最大効率角度β1mに設定する。電動モータ5の電流位相角は、電動モータ5の制御に用いるId電流及びIq電流によって決まり、図5に示す角度βが電流位相角となる。Id及びIqは、電動モータ5の各相の電流値Iu、Iv及びIwから、以下の式(1)及び式(2)を用いて導くことができる。式(2)中のθは、電気角である。
Figure 2010195081
また、コントローラ30は、上記発電電力において余剰電力が生じる場合には、該余剰電力でもって発電機7にエンジン6を駆動させる。本実施形態では、バッテリ10のSOCが所定値より大きい場合に発生した上記発電電力を余剰電力とみなす。また、上記SOCは、バッテリ電流センサ35からのバッテリ流出入電流値の積算値、及び、バッテリ10の最大容量から演算したSOC値と、バッテリ電圧センサ34からの電圧情報から推定されるSOC値とを、それぞれ相互補完することで、導出することができる。本実施形態では、このような相互補完の手法によりバッテリSOCを常時演算し、この演算結果をコントローラ10内のRAM領域に随時更新、保存している。また、発電電力の電流として瞬間的に大きい電流(バッテリ10に充電可能な最大電流値よりも大きい電流)が生じる場合も、発電電力の一部が余剰電力となる。尚、後述のフローチャートでは、瞬間的な大きい電流に起因して余剰電力が生じる場合は省略している。
そして、コントローラ30は、エンジン6を駆動するときの発電機7の効率(モータ効率)が最大になるように第2インバータ9の各スイッチング素子16を制御する。この発電機7の効率(モータ効率)も、上記電動モータ5の効率と同様に、電流位相角によって決まり、その電流位相角をモータ効率が最大となる最大効率角度β2mに設定する。
コントローラ30は、電動モータ5の電流位相角を最大効率角度β1mに設定したときの上記余剰電力(つまり電動モータ5の効率最大時の発電電力)が、上記発電機7の電流位相角を上記最大効率角度β2mに設定したときの該発電機7によるエンジン駆動電力よりも大きい場合には、発電機7の効率を低下させる。本実施形態では、第2温度センサ32により検出される発電機7のコイル温度に応じて効率の低下のさせ方が異なる。すなわち、上記発電機7のコイル温度が所定温度よりも低いときには、発電機7の電流位相角を、上記最大効率角度β2mよりも銅損が大きくなる角度に設定する一方、上記発電機7のコイル温度が上記所定温度以上であるときには、上記最大効率角度β2mよりも鉄損が大きくなる角度に設定する。
ここで、3相交流モータの電流位相角と銅損及び鉄損との関係は、通常、図6の如くなり、最大効率角度よりも大きい電流位相角での銅損は、最大効率角度での銅損よりも大きくて、電流位相角が大きいほど銅損が大きくなる一方、最大効率角度よりも小さい電流位相角での鉄損は、最大効率角度での鉄損よりも大きくて、電流位相角が小さいほど鉄損が大きくなる。最大効率角度β2mよりも銅損が大きくなる角度は、最大効率角度β2mよりも大きい角度となり、最大効率角度β2mよりも鉄損が大きくなる角度は、最大効率角度β2mよりも小さい角度となる。本実施形態では、上記設定される電流位相角は、モータが確実に作動する範囲で発電機7の効率を出来る限り低くできるような値(β2c、β2f)に予め決められている。
発電機7の銅損を大きくすると、発電機7の効率を大きく低下させることは可能であるものの、発電機7のコイルの発熱量が多くなり、コイル温度が上昇し過ぎて発電機7の信頼性が低下する。そこで、上記所定温度を、これ以上銅損によるコイルの温度上昇があると信頼性が低下するような温度に設定しておき、コイル温度が上記所定温度以上であるときには、銅損を大きくするのではなくて、鉄損を大きくすることで上記余剰電力を消費するようにする。この場合、銅損を大きくする場合に比べて効率を大きく低下させることはできないが、発電機7により余剰電力を出来る限り消費することができるようになる。また、鉄損を大きくすれば、銅損を大きくする場合に比べて発熱量は低くなり、発電機7の信頼性の低下を防止することができる。
また、本実施形態では、電動モータ5の電流位相角を最大効率角度β1mに設定したときの上記余剰電力が、上記発電機7の電流位相角を最大効率角度β2mに設定したときの該発電機7によるエンジン駆動電力よりも大きい場合には、発電機7の効率の低下に加えて、発電している上記電動モータ5の効率(回生効率)も低下させる。この電動モータ5の効率の低下のさせ方も、上記発電機7と同様であり、第1温度センサ31により検出される電動モータ5のコイル温度が基準温度よりも低いときには、電動モータ5の電流位相角を、上記最大効率角度β1mよりも銅損が大きくなる角度(予め決められた角度β1c)に設定する一方、上記電動モータ5のコイル温度が上記基準温度以上であるときには、上記最大効率角度β1mよりも鉄損が大きくなる角度(予め決められた角度β1f)に設定する。上記基準温度は、上記所定温度と同様の観点で設定すればよい。尚、電動モータ5のコイル温度が基準温度よりも低いときには、電動モータ5の電流位相角を、上記最大効率角度よりも銅損が大きくなる角度β1cに設定する一方、上記電動モータ5のコイル温度が上記基準温度以上であるときには、上記最大効率角度β1mに設定するようにしてもよい。
このように本実施形態では、電動モータ5の電流位相角を最大効率角度β1mに設定したときの上記余剰電力が、発電機7の電流位相角を最大効率角度β2mに設定したときの該発電機7によるエンジン駆動電力よりも大きい場合に、発電機7及び電動モータ5の両方の効率を低下させるようにしているが、発電機7のみの効率を低下させるだけであってもよく、電動モータ5のみの効率を低下させるだけであってもよい。この場合も、発電機7又は電動モータ5のコイル温度に応じて銅損を大きくしたり鉄損を大きくしたりすればよい。
上記の如く上記電動モータ5及び発電機7の効率を低下させても、発電機7によるエンジン6の駆動により上記余剰電力を消費し切れない場合には、本実施形態では、コントローラ30は、第2インバータ9を制御して、発電機7のエンジン駆動電流に高調波成分を重畳させる。すなわち、第2インバータ9のキャリア周波数(波形生成のためのサンプリング周波数)を一定にしないで乱すことで、制御電流波形に高調波成分が重畳するようにする。これにより、発電機7の鉄損が増大して、発電機7による消費電力を大きくすることができる。尚、第2インバータ9のキャリア周波数を乱す代わりに、第1インバータ8のキャリア周波数を乱すようにしてもよく、両方のキャリア周波数を乱すようにしてもよい。
それでも、発電機7によるエンジン6の駆動により上記余剰電力を消費し切れない場合には、巻線切替スイッチ17による電動モータ5の低速用巻線と高速用巻線との巻線切替を連続的に行う。すなわち、コントローラ30は、巻線切替スイッチ17を、電動モータ5の鉄損が増大するような高速の周期で、第1状態と第2状態とを交互に繰り返すように動作させる。これにより、電動モータ5の鉄損が増大して、電動モータ5の発電電力を減少させることができる。
上記のように巻線切替を連続的に行う場合、巻線切替スイッチ17が発熱するために信頼性が低下する可能性がある。そこで、本実施形態では、コントローラ30は、上記第3温度センサ33により検出される巻線切替スイッチ17の温度が、予め設定された設定温度以上になったときに、上記連続的な巻線切替を禁止する。これにより、巻線切替スイッチ17の信頼性の低下を防止することができる。
尚、本実施形態では、電動モータ5及び発電機7の効率を低下させても、発電機7によるエンジン6の駆動により上記余剰電力を消費し切れない場合において、上記高調波成分の重畳を上記巻線切替に対して優先的に行うようにしているが、先に上記巻線切替を行って、それでも上記余剰電力を消費し切れない場合に上記高調波成分の重畳を行うようにしてもよく、両方を同時に行うようにしてもよい。また、電動モータ5及び発電機7の効率を低下させても、発電機7によるエンジン6の駆動により上記余剰電力を消費し切れない場合に、上記高調波成分の重畳及び上記巻線切替のいずれか一方のみを行うだけであってもよく、両方共に行わないようにしてもよい。
ここで、上記コントローラ30による、自動車1の減速時(電動モータ5の回生制動時)の制御について、図7のフローチャートに基づいて説明する。
最初のステップS1では、コントローラ30のRAMより最新のバッテリ10のSOCの値であるBS1を入手するとともに、第1温度センサ33より電動モータ5のコイル温度T1を、第2温度センサ32より発電機7のコイル温度T2を、第3温度センサ33より巻線切替スイッチ17の温度T3をそれぞれ入力する。
次のステップS2では、上記SOCの値BS1が所定値BS0よりも大きいか否かを判定する。このステップS2の判定がNOであるときには、ステップS3に進んで、電動モータ5の電流位相角を最大効率角度β1mに設定した状態で、該電動モータ5の回生電力をバッテリ10に充電させ、しかる後にリターンする。
上記ステップS2の判定がYESであるときには、ステップS4に進んで、電動モータ5の電流位相角を最大効率角度β1mに設定した状態で、該電動モータ5の回生電力を全て余剰電力として発電機7に供給してエンジン6を駆動する。
そして、次のステップS5で、電流位相角が最大効率角度β1mに設定された上記電動モータ5の回生電力が、発電機7の電流位相角を最大効率角度β2mに設定したときの該発電機7によるエンジン駆動電力よりも大きいか否かを判定する。このステップS5の判定がNOであるときには、そのままリターンする一方、ステップS5の判定がYESであるときには、ステップS6に進む。
上記ステップS6では、上記発電機7のコイル温度T2が所定温度Ta以上であるか否かを判定する。このステップS6の判定がNOであるときには、ステップS7に進んで、発電機7の電流位相角を、最大効率角度β2mよりも銅損が大きくなる角度β2cに設定し、しかる後にステップS9に進む。
一方、上記ステップS6の判定がYESであるときには、ステップS8に進んで、発電機7の電流位相角を、最大効率角度β2mよりも鉄損が大きくなる角度β2fに設定し、しかる後にステップS9に進む。
上記ステップS9では、電動モータ5のコイル温度T1が基準温度Tb以上であるか否かを判定する。このステップS9の判定がNOであるときには、ステップS10に進んで、電動モータ5の電流位相角を、最大効率角度β1mよりも銅損が大きくなる角度β1cに設定し、しかる後にステップS12に進む。
一方、上記ステップS9の判定がYESであるときには、ステップS11に進んで、電動モータ5の電流位相角を、最大効率角度β1mよりも鉄損が大きくなる角度β1fに設定し、しかる後にステップS12に進む。
上記ステップS12では、電流位相角がβ1f又はβ1cに設定された電動モータ5の回生電力が、電流位相角がβ2f又はβ2cに設定された発電機7によるエンジン駆動電力よりも大きいか否かを判定する。このステップS12の判定がNOであるときには、そのままリターンする一方、ステップS12の判定がYESであるときには、ステップS13に進んで、第2インバータ9のキャリア周波数に高調波成分を重畳させる。
次のステップS14では、電流位相角がβ1f又はβ1cに設定された電動モータ5の回生電力が、電流位相角がβ2f又はβ2cに設定された発電機7(エンジン駆動電流に高調波成分を重畳されている)によるエンジン駆動電力よりも大きいか否かを判定する。このステップS14の判定がNOであるときには、そのままリターンする一方、ステップS14の判定がYESであるときには、ステップS15に進んで、巻線切替スイッチ17の温度T3が設定温度Tc以上であるか否かを判定する。このステップS15の判定がYESであるときには、そのままリターンする一方、ステップS15の判定がNOであるときには、ステップS16に進む。尚、上記ステップS15の判定がYESであるときにおいて、廃電しきれなかった余剰電力がある場合には、その余剰電力はバッテリ10に充電されることなる。このため、上記ステップS2における判定の閾値である所定値BS0は、このような廃電しきれなかった多少の余剰電力の充電を許容できる値に設定しておく必要がある。
上記ステップS16では、巻線切替スイッチ17による電動モータ5の巻線切替を連続的に行い、しかる後にリターンする。尚、巻線切替を連続的に行っても、廃電しきれなかった余剰電力がある場合には、その余剰電力はバッテリ10に充電されることになる。
上記のようにコントローラ30(モータ制御装置)は、本発明の発電制御部(第1のモータ・電流位相角設定部)、充電制御部、エンジン駆動制御部(第2のモータ・電流位相角設定部)並びに第1及び第2のモータ・コイル温度入力部を備えていることになる。
上記コントローラ30による自動車1の減速時の制御により、電動モータ5の発電電力が余剰電力となった場合には、その発電電力が発電機7に供給されて、この発電機7がモータとしてエンジン6を駆動する。このとき、電動モータ5及び発電機7の電流位相角が最大効率角度β1m,β2mに設定される。但し、その最大効率角度β1mに設定された電動モータ5の回生電力が、最大効率角度β2mに設定された発電機7によるエンジン駆動電力よりも大きい場合には、電動モータ5及び発電機7の電流位相角を変更して効率を低下させる。この発電機7の電流位相角は、発電機7のコイル温度が所定温度よりも低ければ、最大効率角度β2mよりも銅損が大きくなる角度β2cに設定される一方、所定温度以上であれば、最大効率角度β2mよりも鉄損が大きくなる角度β2fに設定される。発電機7における電流位相角の変更直前では、通常、発電機7のコイル温度が所定温度よりも低いので、最初は電流位相角がβ2cに設定される。そして、発電機7のコイルの発熱量の上昇によりコイル温度が上昇し、やがてコイル温度が所定温度以上となる。このとき、電流位相角がβ2fに設定される。これにより、発電機7のコイル温度の上昇が抑えられ、発電機7の信頼性が低下するようなことはない。また、電流位相角がβ2fに設定されると、β2cに設定される場合よりもモータ効率を大きく低下させることはできないが、最大効率角度β2mに設定する場合よりも余剰電力を消費することが可能になる。また、電動モータ5の電流位相角も、発電機7の電流位相角と同様に変更され、電動モータ5の発熱による信頼性の低下を防止しつつ、電動モータ5の発電電力を減少させることができて、発電機7により余剰電力を十分に消費することができるようになる。
このようにして電動モータ5及び発電機7の効率を低下させても、上記余剰電力を消費し切れない場合には、第2インバータ9のキャリア周波数に高調波成分が重畳され、これにより、発電機7の鉄損が増大して、発電機7による消費電力が増大する。
それでも、上記余剰電力を消費し切れない場合には、巻線切替スイッチ17による電動モータ5の巻線切替が連続的に行われ、これにより、電動モータ5の鉄損が増大して、電動モータ5の発電電力が減少する。但し、巻線切替を連続的に行っていると、巻線切替スイッチ17の温度が上昇して、やがて設定温度以上になる。このときには、巻線切替の連続動作が禁止されるので、巻線切替スイッチ17の発熱による信頼性の低下を防止することができる。
本発明は、ハイブリッド自動車や電気自動車等の電動車両のモータ制御方法及びモータ制御に有用であり、特にモータの回生制動時に、その発電電力において余剰電力が生じる場合に有用である。
本発明の実施形態に係るモータ制御装置を搭載した電動車両としてのハイブリッド自動車の構成を示す概略図である。 エンジンの冷却系と、電動モータ、発電機並びに第1及び第2インバータの冷却系との構成を示す概略図である。 モータ制御装置の制御系を示すブロック図である。 電動モータの巻線切替を行うための制御マップの例を示す図である。 電流位相角を説明するための図である。 3相交流モータの電流位相角と銅損及び鉄損との関係を示すグラフである。 コントローラによる、自動車減速時の制御を示すフローチャートである。
1 ハイブリッド自動車(電動車両)
5 電動モータ(第1のモータ)
6 エンジン
7 発電機(第2のモータ)
10 バッテリ
17 巻線切替スイッチ
30 コントローラ(モータ制御装置)
31 第1温度センサ(第1のモータ・コイル温度検出手段)
32 第2温度センサ(第2のモータ・コイル温度検出手段)
33 第3温度センサ
34 バッテリ電圧センサ

Claims (9)

  1. 電力の供給を受けて車両を駆動する第1のモータに、車両減速時に電力を発電させる発電ステップと、
    上記第1のモータの発電電力をバッテリに充電させる充電ステップと、
    上記第1のモータの発電電力において余剰電力が生じる場合に、該余剰電力でもって第2のモータにエンジンを駆動させるエンジン駆動ステップと、
    上記第2のモータのコイル温度を入力する第2のモータ・コイル温度入力ステップとを備え、
    上記エンジン駆動ステップは、上記余剰電力が、上記第2のモータの電流位相角を該第2のモータの効率が最大となる最大効率角度に設定したときの該第2のモータによるエンジン駆動電力よりも大きい場合において、上記第2のモータ・コイル温度入力ステップで入力した上記第2のモータのコイル温度が所定温度よりも低いときには、上記第2のモータの電流位相角を、上記最大効率角度よりも銅損が大きくなる角度に設定する一方、上記第2のモータのコイル温度が上記所定温度以上であるときには、上記最大効率角度よりも鉄損が大きくなる角度に設定する第2のモータ・電流位相角設定ステップを有することを特徴とする電動車両のモータ制御方法。
  2. 請求項1記載の電動車両のモータ制御方法において、
    上記発電ステップは、上記第1のモータの電流位相角を該第1のモータの効率が最大となる最大効率角度に設定したときの上記余剰電力が、上記第2のモータの電流位相角を該第2のモータの効率が最大となる最大効率角度に設定したときの該第2のモータによるエンジン駆動電力よりも大きい場合において、上記第1のモータの電流位相角を、上記最大効率角度よりも銅損が大きくなる角度に設定する第1のモータ・電流位相角設定ステップを有することを特徴とする電動車両のモータ制御方法。
  3. 請求項2記載の電動車両のモータ制御方法において、
    上記第1のモータのコイル温度を入力する第1のモータ・コイル温度入力ステップを備え、
    上記第1のモータ・電流位相角設定ステップは、上記第1のモータの電流位相角を該第1のモータの効率が最大となる最大効率角度に設定したときの上記余剰電力が、上記第2のモータの電流位相角を該第2のモータの効率が最大となる最大効率角度に設定したときの該第2のモータによるエンジン駆動電力よりも大きい場合において、上記第1のモータ・コイル温度入力ステップで入力した上記第1のモータのコイル温度が基準温度よりも低いときには、上記第1のモータの電流位相角を、上記最大効率角度よりも銅損が大きくなる角度に設定する一方、上記第1のモータのコイル温度が上記基準温度以上であるときには、上記最大効率角度よりも鉄損が大きくなる角度に設定するステップであることを特徴とする電動車両のモータ制御方法。
  4. 電力の供給を受けて車両を駆動する第1のモータに、車両減速時に電力を発電させる発電ステップと、
    上記第1のモータの発電電力をバッテリに充電させる充電ステップと、
    上記第1のモータの発電電力において余剰電力が生じる場合に、該余剰電力でもって第2のモータにエンジンを駆動させるエンジン駆動ステップと、
    上記第1のモータのコイル温度を入力する第1のモータ・コイル温度入力ステップとを備え、
    上記発電ステップは、上記第1のモータの電流位相角を該第1のモータの効率が最大となる最大効率角度に設定したときの上記余剰電力が、上記第2のモータによるエンジン駆動電力よりも大きい場合において、上記第1のモータ・コイル温度入力ステップで入力した上記第1のモータのコイル温度が基準温度よりも低いときには、上記第1のモータの電流位相角を、上記最大効率角度よりも銅損が大きくなる角度に設定する一方、上記第1のモータのコイル温度が上記基準温度以上であるときには、上記最大効率角度よりも鉄損が大きくなる角度に設定する第1のモータ・電流位相角設定ステップを有することを特徴とする電動車両のモータ制御方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の電動車両のモータ制御方法において、
    上記エンジン駆動ステップは、上記余剰電力が上記第2のモータによるエンジン駆動電力よりも大きい場合において、該第2のモータのエンジン駆動電流に高調波成分を重畳させる高調波重畳ステップを有することを特徴とする電動車両のモータ制御方法。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載の電動車両のモータ制御方法において、
    上記第1のモータは、低速用巻線と高速用巻線との巻線切替が可能なものであり、
    上記発電ステップは、上記余剰電力が上記第2のモータによるエンジン駆動電力よりも大きい場合において、上記第1のモータの低速用巻線と高速用巻線とを連続的に切り替える巻線切替ステップを有することを特徴とする電動車両のモータ制御方法。
  7. 請求項6記載の電動車両のモータ制御方法において、
    上記巻線切替ステップにおいて上記低速用巻線と高速用巻線との巻線切替を行うためのスイッチの温度を入力するスイッチ温度入力ステップを備え、
    上記発電ステップは、上記スイッチ温度入力ステップで入力したスイッチ温度が、予め設定された設定温度以上になったときに、上記連続的な巻線切替を禁止する巻線切替禁止ステップを有することを特徴とする電動車両のモータ制御方法。
  8. 電力の供給を受けて車両を駆動する第1のモータに、車両減速時に電力を発電させる発電制御部と、
    上記第1のモータの発電電力をバッテリに充電させる充電制御部と、
    上記第1のモータの発電電力において余剰電力が生じる場合に、該余剰電力でもって第2のモータにエンジンを駆動させるエンジン駆動制御部と、
    上記第2のモータのコイル温度を検出する第2のモータ・コイル温度検出手段より該コイル温度を入力する第2のモータ・コイル温度入力部とを備え、
    上記エンジン駆動制御部は、上記余剰電力が、上記第2のモータの電流位相角を該第2のモータの効率が最大となる最大効率角度に設定したときの該第2のモータによるエンジン駆動電力よりも大きい場合において、上記第2のモータ・コイル温度入力部により入力した上記第2のモータのコイル温度が所定温度よりも低いときには、上記第2のモータの電流位相角を、上記最大効率角度よりも銅損が大きくなる角度に設定する一方、上記第2のモータのコイル温度が上記所定温度以上であるときには、上記最大効率角度よりも鉄損が大きくなる角度に設定する第2のモータ・電流位相角設定部を有することを特徴とする電動車両のモータ制御装置。
  9. 電力の供給を受けて車両を駆動する第1のモータに、車両減速時に電力を発電させる発電制御部と、
    上記第1のモータの発電電力をバッテリに充電させる充電制御部と、
    上記第1のモータの発電電力において余剰電力が生じる場合に、該余剰電力でもって第2のモータにエンジンを駆動させるエンジン駆動制御部と、
    上記第1のモータのコイル温度を検出する第1のモータ・コイル温度検出手段より該コイル温度を入力する第1のモータ・コイル温度入力部とを備え、
    上記発電制御部は、上記第1のモータの電流位相角を該第1のモータの効率が最大となる最大効率角度に設定したときの上記余剰電力が、上記第2のモータによるエンジン駆動電力よりも大きい場合において、上記第1のモータ・コイル温度入力部により入力した上記第1のモータのコイル温度が基準温度よりも低いときには、上記第1のモータの電流位相角を、上記最大効率角度よりも銅損が大きくなる角度に設定する一方、上記第1のモータのコイル温度が上記基準温度以上であるときには、上記最大効率角度よりも鉄損が大きくなる角度に設定する第1のモータ・電流位相角設定部を有することを特徴とする電動車両のモータ制御装置。
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