JP5612053B2 - エレベータのかご吊り構造 - Google Patents

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Description

この発明の実施形態は、複数本のメインロープを用いてエレベータのかごを昇降路内に吊り下げるエレベータのかご吊り構造に関する。
ロープ式のエレベータは、建屋の昇降路内に複数本のメインロープを用いてかご及びカウンターウエイトが吊り下げられている。メインロープは巻上機に巻き掛けられ、その一端側端部がかごに、他端側端部がカウンターウエイトにそれぞれ連結され、このメインロープが巻上機の駆動で走行することでかご及びカウンターウエイトが昇降路内で上下に昇降移動する。
かごは、乗客が乗るかご室と、このかご室の外側に配置されたかご枠とで構成され、かご枠の上部の上梁にメインロープが連結される。上梁は、かごの正面側から見て左右に長く、この上梁にその長手方向に沿って並ぶように複数本のメインロープがそれぞれシャックルロッド及びコイルばねを介して連結される(特許文献1参照)。
エレベータが新規に据え付けられるときには、複数本のメインロープによりかごの全体が傾きのないバランスのとれた状態に支持され、この状態でエレベータが運転される。
特開2007−210731号公報
エレベータの定期点検などの際には、メインロープのテンション調整やメインロープの劣化などによるロープ交換が行なわれる。
従来においては、複数本のメインロープが上梁に直接取り付けられており、このため複数本のメインロープに対してテンション調整やロープ交換が行なわれると、かごのバランスが崩れ、したがってその都度、かごのバランスを再調整することが必要となっている。
この発明の実施形態は、テンション調整やロープ交換が行なわれても、かごのバランスの崩れを防止し、バランスの再調整を不要とすることができるエレベータのかご吊り構造を提供することを目的としている。
このような課題を解決するために、請求項1の発明は、複数本のメインロープを用いてエレベータのかごを吊り下げるエレベータのかご吊り構造であって、前記かごにおけるかご枠の上梁の上方部には、間隔をあけて水平にヒッチプレートが配置され、このヒッチプレートはその長手方向の中間部において前記上梁に支持ロッド及びコイルばねを介して水平面に対して全方向に傾動が可能な傾動自在な状態に支持され、前記ヒッチプレートにその長手方向に沿って前記複数本のメインロープが互いに均等間隔をあけて連結され、これらメインロープで前記かごが吊り下げられ、前記ヒッチプレートを前記上梁に支持する支持ロッド及びコイルばねは、前記ヒッチプレートの長手方向に沿って並ぶ複数本のメインロープの配列区間の中間部の集中箇所に複数設けられていることを特徴としている。
請求項の発明は、前記ヒッチプレートの両端部には、制振用のダンパーウエイトを備えるダンパー機構が設けられていることを特徴としている。
この発明の一実施形態に係るエレベータの全体の構成を示す構成図。 そのエレベータのかご吊り構造を示す正面図。 そのかご吊り構造における第1のヒッチプレート、第2のヒッチプレート及び上梁を示す平面図。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1にはエレベータの全体の構成を示してある。建屋の昇降路1内には複数本のメインロープ2を介して1:1のローピング方式によりかご3とカウンターウエイト4とが吊り下げられている。すなわち、メインロープ2の途中は巻上機5に巻き掛けられ、メインロープ2の一端側端部にかご3が、他端側端部にカウンターウエイト4がそれぞれ連結されている。なお、6はそらせシーブである。
かご3は、かご室8と、このかご室8を囲むかご枠9とからなり、かご枠9は上部に上梁9aを有している。図2に示すように、上梁9aの下側には第1のヒッチプレート12が水平に配置され、上梁9aの上側には第2のヒッチプレート13が水平に配置されている。第1及び第2のヒッチプレート12,13はそれぞれ上梁9aの長手方向に沿って延び、第1のヒッチプレート12は上梁9aの下面に接触し、第2のヒッチプレート13は上梁9aの上面との間に間隔をあけて配置されている。
第1のヒッチプレート12、第2のヒッチプレート13及び上梁9aには複数本、例えば4本のねじ棒からなる支持ロッド15が垂直に遊挿されている。これら複数の支持ロッド15は、上梁9aの長手方向の中間部の集中箇所にまとめて配置されている。したがって、図3に示すように、上梁9aの長手方向中間部、第1のヒッチプレート12の長手方向中間部及び第2のヒッチプレート13の長手方向中間部に、それぞれ支持ロッド15を通すための4つの透孔16a,16b,16cが集中して形成されている。
第1のヒッチプレート12の下面側に突出した各支持ロッド15の端部にはダブルナット18が螺着されている。第2のヒッチプレート13の上面側に突出した各支持ロッド15の端部にはダブルナット19が螺着されているとともに、これらダブルナット19と上梁9aの上面との間における支持ロッド15の外周にコイルばね20が介装されている。
第2のヒッチプレート13には、図3に示すように、メインロープ2を連結するための複数、例えば10個の透孔22が形成されている。これら透孔22は、例えば隣り合うもの同士が互いに均等距離を保つようにヒッチプレート13の長手方向に沿ってジグザグに2列、千鳥状に配列形成されている。前記支持ロッド15の取付部は、透孔22の配列区間Lの中間部に位置している。
ヒッチプレート13に形成された各透孔22には、各メインロープ2の端末部に取り付けられたシャックルロッド24がヒッチプレート13の上面側から挿入されている。各シャックルロッド24の挿入先端側にはナット25が螺着され、これらナット25とヒッチプレート13との間において各シャックルロッド24の外周にコイルばね27が介装されている。
このようにしてヒッチプレート13には、10本のメインロープ2がヒッチプレート13の長手方向に沿って千鳥状に配列するように連結され、これらメインロープ2を介してヒッチプレート13が水平に支持されている。ヒッチプレート13はコイルばね27の弾性によりメインロープ2に対して上下変位可能に支持されている。
かご3の上梁9aは、ヒッチプレート13の中間部に設けられた複数本の支持ロッド15及びコイルばね20を介して水平に支持され、かご3の全体がヒッチプレート13に連結された10本のメインロープ2により吊り下げられている。ヒッチプレート13は、上梁9aに取り付けられた支持ロッド15にコイルばね20を介して支持されているため、そのコイルばね20の弾性変形でヒッチプレート13は水平面に対して全方向に弾性的に傾動することが可能となっている。なお、図2に示す29はそれぞれワッシャであり、30は抜止め用のピンである。
さらに本実施形態においては、第2のヒッチプレート13の両端部にダンパー機構34が設けられている。これらダンパー機構34は、ヒッチプレート13の両端側端部の上面側及び下面側に配置された制振用のダンパーウエイト35,36と、これらダンパーウエイト35,36及びヒッチプレート13に貫挿された取付ロッド37と、この取付ロッド37の両端部に螺着されたナット38,39からなり、ナット38,39の締め付けによりダンパーウエイト35,36がヒッチプレート13に締結されている。
このように、かご3は複数本(10本)のメインロープ2を介して昇降路1内に吊り下げられ、この状態で上下に昇降移動する。ここで、本実施形態においては、各メインロープ2は、かご3の上梁9aに直接連結されているのではなく、上梁9aの上に間隔をあけて配置されたヒッチプレート13に連結されている。ヒッチプレート13は、その長手方向の中間部の集中箇所において、支持ロッド15及びコイルばね20を介して上梁9aに傾動自在に、つまり水平面に対して全方向に傾斜が可能な状態に支持されている。そしてこのヒッチプレート13にその長手方向に沿って均等間隔をあけて複数本のメインロープ2がシャックルロッド24を介して連結されている。
このため、エレベータの定期点検時などにおいて、メインロープ2のテンションを調整したり、交換を行なった際に、その影響が傾動自在なヒッチプレート13により吸収されてかご3への波及が抑えられる。したがってかご3のバランスの崩れを抑制でき、メインロープ2のテンション調整や交換の後のかご3に対するバランスの再調整を不要とすることができる。
さらに、本実施形態では、ヒッチプレート13の両端部に制振用のダンパーウエイト35,36を有するダンパー機構34が設けられており、このため運転時におけるメインロープ2からかご3に伝わる振動が軽減され、かご3のバランスが良好に保たれ、乗り心地を高めることができる。
なお、前記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この発明の新規な実施形態は、その他の様々な形態とすることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。その実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…昇降路
2…メインロープ
3…かご
9…かご枠
9a…上梁
12,13…ヒッチプレート
15…支持ロッド
20…コイルばね
24…シャックルロッド
27…コイルばね
34…ダンパー機構
35.36…ダンパーウエイト

Claims (2)

  1. 複数本のメインロープを用いてエレベータのかごを吊り下げるエレベータのかご吊り構造であって、
    前記かごにおけるかご枠の上梁の上方部には、間隔をあけて水平にヒッチプレートが配置され、このヒッチプレートはその長手方向の中間部において前記上梁に支持ロッド及びコイルばねを介して水平面に対して全方向に傾動が可能な傾動自在な状態に支持され、前記ヒッチプレートにその長手方向に沿って前記複数本のメインロープが互いに均等間隔をあけて連結され、これらメインロープで前記かごが吊り下げられ、
    前記ヒッチプレートを前記上梁に支持する支持ロッド及びコイルばねは、前記ヒッチプレートの長手方向に沿って並ぶ複数本のメインロープの配列区間の中間部の集中箇所に複数設けられていることを特徴とするエレベータのかご吊り構造。
  2. 前記ヒッチプレートの両端部には、制振用のダンパーウエイトを備えるダンパー機構が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のエレベータのかご吊り構造。
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