JP2007210731A - エレベータのロープヒッチ構造、およびエレベータ - Google Patents

エレベータのロープヒッチ構造、およびエレベータ Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、メインロープが振動することに起因する騒音を防止するロープヒッチ構造を提供する。
【解決手段】ロープヒッチ構造10は、エレベータの昇降路内に乗籠および釣合い錘を吊り下げる複数本のメインロープを固定する。ロープヒッチ構造10は、シャックルロッド11とヒッチ板12とコイルバネ13と座巻保持部16とを有する。シャックルロッド11は、複数本のメインロープ6の端部にそれぞれ取り付けられる。ヒッチ板12は、シャックルロッド11の先端112が通される挿通孔121を有する。コイルバネ13は、挿通孔121に通されたシャックルロッド11の先端112に外挿される。座巻保持部16は、ヒッチ板12に当接するコイルバネ13の座巻131を挿通孔121の中心軸を横切る方向に保持する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、エレベータの乗籠および釣合い錘を昇降路内に吊り下げる複数本のメインロープのロープヒッチ構造、およびエレベータに関する。
複数のメインロープによって乗籠および釣合い錘を昇降路に吊り下げるエレベータがある。各々のメインロープの端部は、シャックルロッドが取り付けられる。シャックルロッドの先端は、ヒッチ板に設けられた貫通孔に通される。貫通孔に通されたシャックルロッドの先端には、コイルバネが外挿され、バネ受を介してナットで抜け止め固定される。ヒッチ板は、乗籠の上梁および釣合い錘の上部に取り付けられる場合と、昇降路の上部に固定される場合とがある。
前者の場合も後者の場合も、昇降路の上部に設置される巻上機のメインシーブにメインロープが掛けられる。後者の場合、さらに乗籠の上部または下部に籠シーブが取り付けられ、釣合い錘の上部に錘シーブが取り付けられる。巻上機に掛けられたメインロープの一方は、籠シーブに掛けられ、他方は、錘シーブに掛けられそれぞれヒッチ板に固定される。巻上機がメインロープを移動させることによって、乗籠と釣合い錘とは、つるべ式に昇降路内を移動する。
乗籠と釣合い錘とが移動する間にメインロープが振動することがある。メインロープが振動すると、端部に取り付けられたシャックルロッドが揺すられる。シャックルロッドに振動が加わると、隣合うシャックルロッドの先端に取り付けられたバネ受どうしが当たったり、シャックルロッドとヒッチ板の貫通孔とが接触したりして衝突音を発生することがある。
また、メインシーブ、籠シーブ、錘シーブに対して、複数本のメインロープは、帯状に一列に、間をなるべく詰めて、並べて掛けられる。これに対して、ヒッチ板に固定されるシャックルロッドの中心間距離は、コイルバネが装着されることから、各シーブに巻き掛けられたメインロープの中心間距離よりも大きい。各シーブとヒッチ板とが接近すると、メインロープが合金締結固定されたシャックルロッドの基端部が寄せ合わされる。そして、各々のシャックルロッドがヒッチ板の貫通孔に対して傾くので、わずかな振動でもシャックルロッドが貫通孔の内面に当たりやすい。
これらの対策として、ヒッチ板の貫通孔を大きくしたり、コイルバネの倒れの製造寸法公差を厳しくしたり、あるいは、シャックルロッドに近いメインロープ中心間距離がシャックルロッドの中心間距離と同じ状態に保たれるように固定板を装着したりして、接触を防止しようとした。しかし、十分な効果が得られていない。原因として考えられるのは、コイルバネの座巻を形成するために座巻の端面がヒッチ板から捲回方向に沿って4分の1周分ほどどうしても浮いてしまうことである。このため、コイルバネの座巻の荷重分布に偏りが生じる。
したがって、メインロープから加わる荷重が変動すると、これに伴い、コイルバネの座巻とヒッチ板との間に生じる荷重分布の中心位置が変動するため、メインロープに振動が生じると考えられる。また、コイルバネの座巻の接触面を安定させ、座巻の中心位置がシャックルロッドの中心軸から極端にずれてしまわないようにするために、座巻が当接する範囲に平ザグリが設けられている。しかし、コイルバネの素線の断面は、円形である。そのためコイルバネが収縮した場合にこの平ザグリの段差に座巻の一部が乗り上げてしまい、座巻の荷重分布の中心がずれてしまっている可能性もある。
そこで、本発明は、メインロープが振動することに起因する騒音を防止するロープヒッチ構造、およびこのロープヒッチ構造を備えるエレベータを提供する。
本発明に係るロープヒッチ構造は、エレベータの昇降路内に乗籠および釣合い錘を吊り下げる複数本のメインロープを固定するものである。このロープヒッチ構造は、シャックルロッドとヒッチ板とコイルバネと座巻保持部とを有する。シャックルロッドは、複数本のメインロープの端部にそれぞれ取り付けられる。ヒッチ板は、シャックルロッドの先端が通される挿通孔を有する。コイルバネは、挿通孔に通されたシャックルロッドの先端に外挿される。座巻保持部は、ヒッチ板に当接するコイルバネの座巻に対して挿通孔を中心とする半径方向へ当接する。
この場合、座巻保持部は、座巻と嵌合する長さを挿通孔の中心軸に沿う方向にコイルバネの1巻分以上有する。この座巻保持部は、挿通孔を中心とする平ザグリ状にヒッチ板に凹設するか、コイルバネに外嵌する孔が設けられたプレートをヒッチ板に重ね合わせるか、ヒッチ板から立ち上がりコイルバネに外嵌するスリーブで構成するか、ヒッチ板から立ち上がりコイルバネに内嵌するスリーブで構成するか、ヒッチ板に固定されて挿通孔を中心とする同心円上の少なくとも3か所でコイルバネの座巻と半径方向に当接するピースで構成する。各々のピースの配置は、挿通孔を中心とする回転対象に等配に配置することが好ましい。
また、ヒッチ板は、乗籠の上梁、釣合い錘の上部、あるいは、昇降路の上部に取り付ける。座巻が密着巻きされてコイルバネの捲回軸に沿う方向へ素線の巻端が素線の直径の1/2の厚みに研削されている場合、座巻保持部は、コイルバネの捲回軸に沿う方向へ素線の直径以上の長さを設ける。
本発明に係る他の形態のロープヒッチ構造は、シャックルロッドと、ヒッチ板と、コイルバネと、緩衝部材とを備える。シャックルロッドは、複数本のメインロープの端部にそれぞれ取り付ける。ヒッチ板は、シャックルロッドの先端が通される挿通孔を有する。コイルバネは、ヒッチ板に通されたシャックルロッドの先端に外挿され、バネ受を挟んでシャックルロッドの先端に螺挿されるナットで掛止される。緩衝部材は、コイルバネが変位する範囲で挿通孔に対峙するシャックルロッドの外周面、および挿通孔の内周面の少なくとも一方に取り付ける。
本発明に係るさらに他の形態のロープヒッチ構造は、シャックルロッドと、ヒッチ板と、コイルバネと、バネ受と、緩衝部材とを備える。シャックルロッドは、複数本のメインロープの端部にそれぞれ取り付ける。ヒッチ板は、シャックルロッドの先端が通される挿通孔を有する。コイルバネは、ヒッチ板に通されたシャックルロッドの先端に外挿する。バネ受は、シャックルロッドの先端に螺挿されるナットに掛止されてコイルバネを保持する。緩衝部材は、バネ受の外周に取り付ける。
本発明に係るさらに他の形態のロープヒッチ構造は、シャックルロッドと、ヒッチ板と、固定板とを備える。固定板は、シャックルロッド寄りのメインロープに一定の間隔を空けて一対装着し、シャックルロッドの軸心に沿う方向へメインロープを平行に保持する。
本発明に係るエレベータは、昇降路内に乗籠および釣合い錘を吊り下げる複数本のメインロープの端部を固定するロープヒッチ構造を備える。このロープヒッチ構造は、シャックルロッドと、ヒッチ板と、コイルバネと、座巻保持部とを備える。座巻保持部は、ヒッチ板に支持されるコイルバネの座巻の少なくとも一巻以上と挿通孔を中心とする半径方向に当接する。
本発明に係るロープヒッチ構造によれば、ヒッチ板の挿通孔に通されたシャックルロッドの先端に外挿されるコイルバネの座巻がシャックルロッドを中心とする半径方向に保持されている。したがって、乗籠が昇降路内で移動する際にメインロープが振動しても、コイルバネの座巻が移動したり、コイルバネが傾いたりしない。この結果、シャックルロッドとヒッチ板の挿通孔とが接触したり、隣合うシャックルロッドの先端のバネ受どうしが接触したりすることが無くなるので、ロープヒッチから騒音が発生することを防止できる。このとき、シャックルロッドの中心軸に沿って座巻を少なくとも1巻以上保持することで、コイルバネが伸縮した場合にも、確実に座巻の位置を保持することができる。
また、緩衝部材をシャックルロッドとヒッチ板の挿通孔と少なくとも一方に設けるロープヒッチ構造によれば、シャックルロッドとヒッチ板との衝突音を防止できる。さらに、緩衝部材をシャックルロッドの先端のバネ受の外周に取り付けるロープヒッチ構造によれば、シャックルロッドが傾いても、バネ受どうしの衝突音を防止することができる。
そして、シャックルロッド寄りのメインロープに一定の間隔を空けて一対に固定板を取り付けたロープヒッチ構造によれば、巻上機や乗籠および釣合い錘に取り付けられるシーブとロープヒッチが接近した場合にも、シャックルロッドが平行に保持される。したがって、シャックルロッドがヒッチ板の挿通孔に接触したり、隣合うバネ受どうしが衝突したりすることが無いので、メインロープが振動してもロープヒッチから騒音が発生することを防止できる。
このように、上記いずれの構成のロープヒッチ構造においても、メインロープが振動することに起因してシャックルロッドが傾いたり振動したりすることを防止することで、ロープヒッチから騒音が発生することを防止できる。
本発明に係る第1の実施形態のロープヒッチ構造10を備えるエレベータ1について、図1から図6を参照して説明する。図1に示すエレベータ1は、昇降路2の中に籠側レール3a、釣合い錘側レール3b、乗籠4、釣合い錘5を有している。籠側レール3aと釣合い錘側レール3bは、それぞれ平行に鉛直方向へ敷設されている。乗籠4は、籠側レール3aに案内され、釣合い錘5は、釣合い錘側レール3bに案内される。乗籠4および釣合い錘5は、複数本、本実施形態では8本のメインロープ6によって連結されている。
メインロープ6は、巻上機7のメインシーブ71および逸らせシーブ72に並列に掛けられている。巻上機7、メインシーブ71および逸らせシーブ72は、昇降路2の上に設けられる機械室70に設置されている。図1に示すエレベータ1のメインロープ6の掛け方は、いわゆる半掛けの1:1形式である。
また、乗籠4が移動することによって、巻上機7から乗籠4までのメインロープ6と、巻上機7から釣合い錘5までのメインロープ6との重量の差に変化が生じる。そのため、メインロープ6の重量差を相殺するために、乗籠4および釣合い錘5の下側にコンペンセイタロープ8aが取り付けられている。コンペンセイタロープ8aは、昇降路2の下部に配置されるコンペンセイタシーブ8bに掛けられている。
メインロープ6の端部は、乗籠4の上梁41および釣合い錘5の上部に対してロープヒッチ構造10によって固定される。ロープヒッチ構造10は、乗籠4側と釣合い錘5側とで同じ構成であるので、ここでは乗籠4側のロープヒッチ構造10について説明する。
このロープヒッチ構造10は、図2、図3および図4に示すようにシャックルロッド11と、ヒッチ板12と、コイルバネ13と、バネ受14と、ナット15と、座巻保持部16と、固定板17とを有する。シャックルロッド11は、ソケット部111を有し、このソケット部111にメインロープ6の端部がにそれぞれ合金締結固定される。また、シャックルロッド11の先端112は、図3および図4に示すようにヒッチ板12に設けられた挿通孔121に通される。
ヒッチ板12は、乗籠4の上梁41に下方から当てられ、ずれ防止を目的に上梁41にボルトで四角が固定される。挿通孔121は、隣合うものどうしの距離が均等になるように、上梁41に沿ってジグザグに2列、いわゆる千鳥配置に設けられている。図3では、上梁41を横切る方向に見て、奥側に整列されるシャックルロッド11およびメインロープ6を省略して図示している。8本のメインロープ6は、図1に示すように上梁41を横切る方向へ1列に寄せ合された場合にも、図5に示すように、互いに交差しない配置である。
コイルバネ13は、挿通孔121に通されたシャックルロッド11の先端112から外挿されている。コイルバネ13の座巻131は、図6に示すように両方ともにそれぞれ第1巻目が密着巻きとなるように設けられ、巻端132がコイルバネ13の捲回軸に沿って素線の直径の1/2の厚みに研削されている。
シャックルロッド11の先端112側の座巻131は、バネ受14を介して、シャックルロッド11の先端112に螺挿されるナット15で掛止されている。ナット15は、抜け止めのために、1つのシャックルロッド11に2つ取り付けられ、ダブルナットを構成する。ヒッチ板12側の座巻131は、ヒッチ板12に凹設された座巻保持部16に嵌合している。
座巻保持部16は、ヒッチ板12に一体に平ザグリされて形成され、挿通孔121の中心軸に沿ってコイルバネ13の1巻分の深さを有する。コイルバネ13が圧縮される場合、その外径がやや大きくなることを考慮すると、平ザグリ状に設けられる座巻保持部16の内径は、コイルバネ13の外径よりやや大きく設けることが好ましい。
また、座巻131が上述のように形成されている場合、具体的な座巻保持部16の深さは、コイルバネ13の素線の直径以上に設ける。このようにすることで、座巻保持部16の内周面は、全周に亘ってコイルバネ13の外周に当接する。したがって、座巻保持部16は、ヒッチ板12に設けられた挿通孔121を中心とする半径方向にコイルバネ13の座巻131を保持する。
固定板17は、シャックルロッド11のソケット部111寄りのメインロープ6に装着されている。固定板17は、ヒッチ板12の挿通孔121と同じ配列にメインロープ6を保持するガイド孔171,172を有している。固定板17は、図2および図5に示すように、上梁41に沿う列ごとに各々のガイド孔171,172を結ぶ線に沿って分解できる3つの部材で構成されている。各部材は、ボルトで一体に固定される。
ガイド孔171,172のうち一つのガイド孔171は、メインロープ6の外径よりも小さい内径に形成され、挿入されたメインロープ6を把持する。これ以外のガイド孔172は、各メインロープ6が相対的にずれることを妨げないように、メインロープ6に対して遊嵌している。したがって、コイルバネ13が圧縮され、いずれかのメインロープ6が引っ張られた場合に、回りのメインロープ6に負荷がかかることを防止できる。
なお、メインロープ6に遊嵌するガイド孔172は、メインロープ6の外径に対して大きすぎるとメインロープ6どうしの相対的な位置決をする上でその役目を果たさないので、メインロープ6との隙間が小さい方が良い。この場合、メインロープ6に固定板17が接触してメインロープ6を傷つけないように、固定板17の材質は、メインロープ6よりも軟らかい材質のもの、例えば、合成樹脂や木材を使用する。
以上のように構成されたロープヒッチ構造10を有するエレベータ1は、乗籠4が昇降路2に沿って移動すると、乗籠4と反対方向に釣合い錘5が移動する。巻上機7に取り付けられたメインシーブ71および逸らせシーブ72は、占有容積を小さくするためにメインロープ6が掛けられる溝がシャックルロッド11の配置よりも接近させて配置されている。
このため、8本のメインロープ6は、図1および図5に示すように大なり小なり斜めに引っ張られる。そして、乗籠4もしくは釣合い錘5が巻上機7に接近した状態で、外側に位置するメインロープ6の傾き具合が最大になる。このとき、メインロープ6には、シャックルロッド11から近い位置に固定板17が取り付けられている。したがって、シャックルロッド11は、ヒッチ板12と固定板17との間で平行に保たれる。
また、メインロープ6が斜めに張られるということは、真直ぐな状態に比べて余分な長さが必要になるので、その分だけシャックルロッド11がたぐり寄せられてコイルバネ13が縮む。さらに、乗籠4が移動するときに、メインシーブ71と乗籠4との間のメインロープ6が振動する場合がある。メインロープ6が振動すると、振幅の大きさに応じてメインロープ6に吊り下げ荷重以外に張力が加わり、シャックルロッド11が引っ張られ、コイルバネ13が縮む。
これらの場合、コイルバネ13の座巻131の外周が1巻以上、座巻保持部16によって挿通孔121を横切る方向へ保持されている。したがって、コイルバネ13が縮んでも、座巻131が座巻保持部16の外側に乗り上げない。この結果、コイルバネ13の座巻131が安定するため、シャックルロッド11がヒッチ板12の挿通孔121の内周面と接触したり、シャックルロッド11が倒れてバネ受14が衝突したりすることを防止できる。
以下に、第2〜9の実施形態のロープヒッチ構造について各々図面を参照して説明する。このとき、第1の実施形態のロープヒッチ構造10と比較して、同じ機能を有数る構成は、同一の符号を付してその説明を省略する。また、エレベータ1に適用した状態は、図1を参照するものとし、ロープヒッチ構造の全体の外観は、図2〜図5を参照するものとする。
本発明に係る第2の実施形態のロープヒッチ構造10Aについて図7を参照して説明する。本実施形態のロープヒッチ構造10Aは、第1の実施形態のロープヒッチ構造10と比較した場合、座巻保持部16が異なっている。
図6に示すロープヒッチ構造10Aにおいて、座巻保持部16は、コイルバネ13に外嵌する孔が設けられてヒッチ板12に別途重ね合わされるプレート18によって形成される。このプレート18は、コイルバネ13よりも軟質の材料であり、ヒッチ板12にボルトで固定される。プレート18は、上梁41に対してヒッチ板12とともにボルトで共締めされていても良い。
プレート18の厚みは、コイルバネ13の座巻131の1巻き分に相当する大きさである。コイルバネ13の座巻131が密着巻きされ、巻端132が捲回軸に沿って素線の直径の1/2の厚みに研削されている場合、プレート18の厚みは、コイルバネ13の素線の直径よりも大きければよい。
以上のように構成することで、本実施形態のロープヒッチ構造10は、コイルバネ13が圧縮される際に座巻保持部16の上にコイルバネ13が乗り上げることを防止することができる。したがって、コイルバネ13の座巻131がヒッチ板12の挿通孔121に対してずれたり、コイルバネ13が傾いたりすることを防止できる。また、座巻保持部16がヒッチ板12に別途重ね合わされるプレート18によって構成されるので、コイルバネ13の座巻131の寸法に合わせて座巻保持部16を容易に作りやすい。
本発明に係る第3の実施形態のロープヒッチ構造10Bについて図8を参照して説明する。本実施形態のロープヒッチ構造10Bは、第1の実施形態のロープヒッチ構造10と比較した場合、座巻保持部16が異なっている。
図8に示すロープヒッチ構造10Bにおいて、座巻保持部16は、ヒッチ板12の挿通孔121と同軸に取り付けられ、コイルバネ13の外径よりやや大きめの内径を有したスリーブ19Bによって構成されている。このスリーブ19Bは、ヒッチ板12に直接溶接されるか、互いにねじ部を設けて螺合しても良い。スリーブ19Bは、挿通孔121の中心軸に沿ってコイルバネ13の1巻分以上の長さを有している。コイルバネ13の座巻131が密着巻きされ、巻端132が捲回軸に沿って素線の直径の1/2の厚みに研削されている場合、スリーブ19Bの長さ(丈)は、コイルバネ13の素線の直径よりも大きければよい。
以上のように構成されたロープヒッチ構造10Bは、第1および第2の実施形態同様に、コイルバネ13が圧縮された場合にスリーブ19Bに乗り上げることが防止され、挿通孔121に対して座巻131がずれたり、コイルバネ13が傾いたりすることを防止できる。また、座巻保持部16をスリーブ19Bで構成しているので、コイルバネ13に合わせて寸法の微調整が容易であるとともに、ロープヒッチ構造10Bとしての総重量を軽量に抑えることができる。
本発明に係る第4の実施形態のロープヒッチ構造10Cについて図9を参照して説明する。本実施形態のロープヒッチ構造10Cは、第1の実施形態のロープヒッチ構造10と比較した場合、座巻保持部16が異なっている。
図9に示すロープヒッチ構造10Cにおいて、座巻保持部16は、ヒッチ板12の挿通孔121と同軸に取り付けられて、コイルバネ13の内径よりやや小さめの外径を有したスリーブ19Cによって構成されている。このスリーブ19Cは、挿通孔121の中心軸に沿ってコイルバネ13の1巻分以上の長さを有し、ヒッチ板12に溶接固定されている。また、スリーブ19Cの内径は、挿通孔121の内径と同じ大きさに設けると良い。
コイルバネ13の座巻131が密着巻きされ、巻端132が捲回軸に沿って素線の直径の1/2の厚みに研削されている場合、スリーブ19Cの長さ(丈)は、コイルバネ13の直径よりも大きければよい。
以上のように構成されたロープヒッチ構造10Cは、コイルバネ13が圧縮された場合にスリーブ19Cに乗り上げることを防止でき、かつ、挿通孔121に対してコイルバネ13の座巻131がずれたり、コイルバネ13が傾いたりすることを防止できる。そして、座巻保持部16をスリーブ19Cで構成しているので、コイルバネ13に合わせた寸法に微調整することが容易である。
本発明に係る第5の実施形態のロープヒッチ構造10Dを図10から図12を参照して説明する。本実施形態のロープヒッチ構造10Dは、第1の実施形態のロープヒッチ構造10と比較した場合、座巻保持部16が異なっている。
図10に示すロープヒッチ構造10Dにおいて、座巻保持部16は、図12に示すようにヒッチ板12の挿通孔121を中心とする同心円上の3か所に配置され、コイルバネ13の座巻131と半径方向に、本実施形態では外径側から当接するピース20で構成されている。座巻131の位置を挿通孔121に対して位置決めできれば良いので、ピース20の個数は、図12のように少なくとも3個あればよい。また、ピース20の数を増やす場合は、直径方向に迫合わないように、奇数個にするとよい。
各々のピース20は、ヒッチ板12に溶接固定され、図11に示すように挿通孔121の中心軸に沿ってコイルバネ13の1巻分以上の長さを有している。コイルバネ13の座巻131が密着巻され、巻端132が捲回軸に沿って素線の直径の1/2の厚みに研削されている場合、ピース20の長さ(丈)は、コイルバネ13の素線の直径よりも大きければよい。なお、各々のピース20は、ヒッチ板12に溶接して取り付ける代わりに、ヒッチ板12ごと鋳造しても良い。ピース20の形状は、直方体に限らず、円柱形状のピンをヒッチ板12に打ち込んでも良い。
以上のように構成されたロープヒッチ構造10Dは、ピース20がコイルバネ13の1巻分以上の丈を有しているので、コイルバネ13の巻端132がどの回転位置にあっても、ピース20とコイルバネ13の最外周とが接触する。したがって、コイルバネ13が圧縮された場合にコイルバネ13がピース20に乗り上げることを防止できる。
特に、本実施形態では、ピース20の当接面が平坦であるため、ピース20とコイルバネ13との接触部に対してその両側は、互いに離間する。つまり、ピース20とコイルバネ13との接触部の位置が変化しないので、コイルバネ13の位置が安定する。つまり、挿通孔121に対してコイルバネ13の座巻131がずれたり、コイルバネ13が傾いたりすることを防止できる。また、ピース20は、ここに独立しているので、コイルバネ13の座巻131が、真円ではない場合にも、全てのピース20が当接するように配置することが容易である。
本発明に係る第6の実施形態のロープヒッチ構造10Eについて図13を参照して説明する。本実施形態のロープヒッチ構造10Eは、第1の実施形態のロープヒッチ構造10と比較した場合に、シャックルロッド11とヒッチ板12との挿嵌部に緩衝部材21を備え、座巻保持部16を有していないことが異なる。
図13に示すロープヒッチ構造10Eにおいて、緩衝部材21は、シャックルロッド11およびヒッチ板12よりも軟らかい部材で形成され、シャックルロッド11の外周に装着されている。装着される範囲は、乗籠4が昇降路2を移動する間にシャックルロッド11がヒッチ板12に対して相対的に移動して、挿通孔121の内面と対峙し得る範囲である。具体的に緩衝部材21は、加硫接着されるゴム材や、耐摩耗性を考慮してウレタンゴムで成形するほか、軸受に利用される摩擦係数の低い合成樹脂で成形すると良い。
ところで、メインロープ6は、ワイヤロープとして高い剛性を有している。したがって、図5に示したように固定板17から上の部分がメインシーブ71に向かって斜めに引っ張られる場合、固定板17から下の部分が多少その影響を受けることで、シャックルロッド11が挿通孔121の内面に接触している可能性がある。
また、メインロープ6がメインシーブ71や逸らせシーブ72と転接すると、ストランドの凹凸に起因して振動が発生する。シャックルロッド11とヒッチ板12とが接触していると、発生した振動は、メインロープ6からシャックルロッド11を介してヒッチ板12へ伝播する。そのため、振動の周波数によっては、ヒッチ板12や上梁41を共鳴させてしまう。
これに対して、本実施形態のロープヒッチ構造10Eであれば、シャックルロッド11の外面に緩衝部材21を備えているので、ヒッチ板12に振動が伝播することを防止できる。また、乗籠4が昇降路2を移動する際にメインロープ6が弦のように振動しても、緩衝部材21を備えているので、シャックルロッド11がヒッチ板12に当たって衝突音を発生させることもない。また、本実施形態でも、第1の実施形態から第5の実施形態で示したような座巻保持部16を設けることは、効果的である。
本発明に係る第7の実施形態のロープヒッチ構造10Fについて図14を参照して説明する。本実施形態のロープヒッチ構造10Fは、第1の実施形態のロープヒッチ構造10と比較した場合に、シャックルロッド11とヒッチ板12との挿嵌部に緩衝部材22を備え、座巻保持部16を有していないことが異なる。
図14に示すロープヒッチ構造10Fにおいて、緩衝部材22は、ヒッチ板12の挿通孔121の内周面およびその孔口周辺を覆うように装着されている。材質は、第6の実施形態の緩衝部材21と同じようなものがよい。
第6の実施形態のロープヒッチ構造10Eと同様に、本実施形態のロープヒッチ構造10Fは、シャックルロッド11とヒッチ板12とが直に接触することを防止する。したがって、ロープヒッチ構造10Fから騒音が発生することを防止することができる。
本発明に係る第8の実施形態のロープヒッチ構造10Gについて図15を参照して説明する。本実施形態のロープヒッチ構造10Gは、第1の実施形態のロープヒッチ構造10と比較した場合、シャックルロッド11の先端に装着されるバネ受14の外周に緩衝部材23を設け、座巻保持部16を備えていない点が異なる。
図15に示すロープヒッチ構造10Gにおいて、緩衝部材23が各々のバネ受14の外周に装着されているので、メインロープ6が振動することに伴って、シャックルロッド11が振動しても、先端に取り付けられたバネ受14が当たって衝突音を発生することが無い。緩衝部材23の材質として、第6の実施形態の緩衝部材21と同様の部材を適用することができる。
なお、本実施形態のロープヒッチ構造10Gにおいて、第1の実施形態から第5の実施形態で示した座巻保持部16や、第6の実施形態で示した緩衝部材21および第7の実施形態で示した緩衝部材22をさらに設けることも好ましい。また、バネ受14そのものを緩衝部材21として例挙した材質と同じもので置き換えても良い。
本発明に係る第9の実施形態のロープヒッチ構造10Hについて、図16を参照して説明する。本実施形態のロープヒッチ構造10Hは、第1の実施形態のロープヒッチ構造10と比較した場合に、2つの固定板17がメインロープ6に沿って装着されている点が異なる。
図16に示すロープヒッチ構造10Hにおいて、一対の固定板17は、8本あるメインロープ6のうち1本のメインロープ6に対して両方ともに把持固定されている。したがって、メインロープ6どうしの間でずれが生じた場合にも、固定板17どうしの距離は、一定に保たれる。
ロープヒッチ構造10Hがメインシーブ71に接近した場合、メインシーブ71から一枚目の固定板17までのメインロープ6が、第1の実施形態の場合と同様にシャックルロッド11の中心軸線に対して傾く。このとき、第6の実施形態において説明したように、メインシーブ71から一枚目の固定板17までのメインロープ6が傾くことに伴って、一枚目の固定板17より下のメインロープ6もわずかに湾曲し、メインロープ6が平行な状態ではなくなってしまう可能性がある。
これに対して本実施形態では、二枚目の固定板17を備えているので、シャックルロッド11が平行に配置されるようにメインロープ6を再度矯正することができる。乗籠4が昇降路2を移動する間、シャックルロッド11どうしが平行に保たれるので、メインロープ6が振動しても、シャックルロッド11がヒッチ板12の挿通孔121に当たって衝突音を発生したり、隣合うバネ受14どうしが当たって衝突音を発生したりすることを防止できる。
本実施形態において、一枚目と二枚目の固定板17のガイド孔171,172は、同じ配置に設けている。一枚目の固定板17から二枚目の固定板17までの間でメインロープ6がずれることを考慮して、一枚目の固定板17のガイド孔171,172の配置と、二枚目の固定板17のガイド孔171,172の配置を変えても良い。この場合、一枚目の固定板17のガイド孔171,172の配置を二枚目のガイド孔171,172に対してやや狭く配置すると良い。具体的には、乗籠4が中間層に停止している状態で、メインシーブ71から二枚目の固定板17のガイド孔171,172を結ぶ線分上に一枚目の固定板17のガイド孔171,172が位置するように設ける。
なお、第1の実施形態では、メインロープ6をいわゆる1:1形式に掛けたエレベータ1のメインロープ6のロープヒッチ構造10について、乗籠4の上梁41に取り付ける場合を例に説明したが、釣合い錘5の上部にも同じロープヒッチ構造10が適用される。また、第2から第9の実施形態のロープヒッチ構造10A〜10Gを図1に示した乗籠4の上梁41や釣合い錘5の上部51に設けることも好ましい。さらにメインロープ6の掛け方が、いわゆる2:1形式のエレベータに対しても、第1の実施形態のロープヒッチ構造10〜10Gのいずれかを適用することができる。ただし、この場合は、図2〜図16に示したロープヒッチ構造は、上下が逆さまな状態に設けられる。
本発明に係る第1の実施形態のロープヒッチ構造を備えるエレベータを示す概略図。 図1に示したエレベータのロープヒッチ構造の斜視図。 図2中のF3−F3線に沿って示すロープヒッチ構造の断面図。 図3中のF4−F4線に沿って示すロープヒッチ構造の断面図。 図1に示したロープヒッチ構造の固定板をメインシーブ側から見た平面図。 図3に示したロープヒッチ構造におけるコイルバネの周辺の断面図。 本発明に係る第2の実施形態のロープヒッチ構造におけるコイルバネの周辺を示す断面図。 本発明に係る第3の実施形態のロープヒッチ構造におけるコイルバネの周辺を示す断面図。 本発明に係る第4の実施形態のロープヒッチ構造におけるコイルバネの周辺を示す断面図。 本発明に係る第5の実施形態のロープヒッチ構造におけるコイルバネの周辺を下方から見た斜視図。 図10に示したロープヒッチ構造における座巻保持部の周辺の断面図。 図11に示したコイルバネの座巻と座巻保持部との関係を示す平面図。 本発明に係る第6の実施形態のロープヒッチ構造におけるコイルバネの周辺を示す断面図。 本発明に係る第7の実施形態のロープヒッチ構造におけるコイルバネの周辺を示す断面図。 本発明に係る第8の実施形態のロープヒッチ構造におけるコイルバネの周辺を示す断面図。 本発明に係る第9の実施形態のロープヒッチ構造における固定板の周辺を示す斜視図。
符号の説明
1…エレベータ、2…昇降路、4…乗籠、5…釣合い錘、6…メインロープ、10,10A,10B,10C,10D,10E,10F,10G,10H…ロープヒッチ構造、11…シャックルロッド、12…ヒッチ板、13…コイルバネ、14…バネ受、15…ナット、16…座巻保持部、17…固定板、18…プレート、19B…スリーブ、19C…スリーブ、20…ピース、21,22,23…緩衝部材、41…上梁、121…挿通孔、131…座巻、132…巻端。

Claims (13)

  1. エレベータの昇降路内に乗籠および釣合い錘を吊り下げる複数本のメインロープのロープヒッチ構造において、
    複数本の前記メインロープの端部にそれぞれ取り付けられるシャックルロッドと、
    前記シャックルロッドの先端が通される挿通孔を有するヒッチ板と、
    前記挿通孔に通された前記シャックルロッドの先端に外挿されるコイルバネと、
    前記ヒッチ板側の前記コイルバネの座巻に対して前記挿通孔を中心とする半径方向へ当接する座巻保持部と
    を有することを特徴とするロープヒッチ構造。
  2. 前記座巻保持部は、前記座巻と嵌合する長さを前記挿通孔の中心軸に沿う方向に前記コイルバネの1巻分以上有することを特徴とする請求項1に記載のロープヒッチ構造。
  3. 前記座巻保持部は、前記挿通孔を中心とする平ザグリ状に前記ヒッチ板に凹設されることを特徴とする請求項2に記載のロープヒッチ構造。
  4. 前記座巻保持部は、前記コイルバネに外嵌する孔が設けられて前記ヒッチ板に重ね合わされるプレートで構成されることを特徴とする請求項2に記載のロープヒッチ構造。
  5. 前記座巻保持部は、前記ヒッチ板から立ち上がり前記コイルバネに外嵌するスリーブで構成されることを特徴とする請求項2に記載のロープヒッチ構造。
  6. 前記座巻保持部は、前記ヒッチ板から立ち上がり前記コイルバネに内嵌するスリーブで構成されることを特徴とする請求項2に記載のロープヒッチ構造。
  7. 前記座巻保持部は、前記ヒッチ板に固定されて前記挿通孔を中心とする同心円上の少なくとも3か所で前記コイルバネの座巻と半径方向に当接するピースで構成されることを特徴とする請求項2に記載のロープヒッチ構造。
  8. 前記ヒッチ板は、前記乗籠の上梁に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載のロープヒッチ構造。
  9. 前記座巻が密着巻きされて前記コイルバネの捲回軸に沿う方向へ前記座巻の巻端が素線の1/2の厚みに研削されている場合、
    前記座巻保持部は、前記コイルバネの捲回軸に沿う方向へ前記素線の直径以上の長さを有することを特徴とする請求項1に記載のロープヒッチ構造。
  10. エレベータの昇降路内に乗籠および釣合い錘を吊り下げる複数本のメインロープの端部を固定するロープヒッチ構造において、
    複数本の前記メインロープの端部にそれぞれ取り付けられるシャックルロッドと、
    前記シャックルロッドの先端が通される挿通孔を有するヒッチ板と、
    前記ヒッチ板に通された前記シャックルロッドの先端に外挿され、前記シャックルロッドの先端に螺挿されるナットでバネ受を挟んで掛止されるコイルバネと、
    前記コイルバネが変位する範囲で前記挿通孔に対峙する前記シャックルロッドの外周面、および前記挿通孔の内周面の少なくとも一方に取り付けられる緩衝部材と
    を備えることを特徴とするロープヒッチ構造。
  11. エレベータの昇降路内に乗籠および釣合い錘を吊り下げる複数本のメインロープの端部を固定するロープヒッチ構造において、
    複数本の前記メインロープの端部にそれぞれ取り付けられるシャックルロッドと、
    前記シャックルロッドの先端が通される挿通孔を有するヒッチ板と、
    前記ヒッチ板に通された前記シャックルロッドの先端に外挿されるコイルバネと、
    前記シャックルロッドの先端に螺挿されるナットに掛止されて前記コイルバネを保持するバネ受と、
    前記バネ受の外周に取り付けられる緩衝部材と
    を備えることを特徴とするロープヒッチ構造。
  12. エレベータの昇降路内に乗籠および釣合い錘を吊り下げる複数本のメインロープの端部を固定するロープヒッチ構造において、
    複数本の前記メインロープの端部にそれぞれ取り付けられるシャックルロッドと、
    前記シャックルロッドの先端が通される挿通孔を有するヒッチ板と、
    前記シャックルロッド寄りの前記メインロープに一定の間隔を空けて装着されて前記シャックルロッドの軸心に沿う方向へ前記メインロープを平行に保持する一対の固定板と
    を備えることを特徴とするロープヒッチ構造。
  13. 昇降路内に乗籠および釣合い錘を吊り下げる複数本のメインロープの端部を固定するロープヒッチ構造を備えるエレベータにおいて、
    前記ロープヒッチ構造は、
    前記メインロープの端部にそれぞれ取り付けられるシャックルロッドと、
    前記シャックルロッドの端部が通される挿通孔を有したヒッチ板と、
    前記シャックルロッドの端部に外挿されるコイルバネと、
    前記ヒッチ板に支持されるコイルバネの座巻の少なくとも一巻以上と前記挿通孔を中心とする半径方向に当接する座巻保持部と
    を備えることを特徴とするエレベータ。
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