JP5606980B2 - スクリーン装置 - Google Patents
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Description
例えば、上記マグネットを用いる場合には、安定的な吸着のためにマグネットの吸着力を大きくすると、スクリーンの収納のためにマグネットを吸着状態から離脱させるのに比較的大きな操作力を必要とし、また、風等によりスクリーンが煽られたときや、スクリーンに不測の外力が作用したときに、そのラッチ機構が外れてスクリーンが不用意に収納されることがあるなど、ラッチ機能が不安定である。更に、上記スプリングの付勢力の違いによりマグネットの引離し荷重が変化してしまうという問題がある。
上記可動框により開閉可能なスクリーンは、巻取軸に内蔵したスプリングの付勢力で巻き取るロールスクリーンとすることができるが、一定幅で交互に逆方向に折り畳むことによりアコーディオン状に形成したスクリーンとすることもできる。
いずれの場合においても、上記ラッチ部材を可動框の框材に外嵌する一体成形の部材として構成しておくと、該ラッチ部材の取り付け、調整等を極めて簡単且つ容易に行うことができる。
このスクリーン装置は、建物開口部に設置して、防虫、断熱、遮光、あるいは目隠し等に供するもので、建物開口部に設置されるスクリーン枠1を、左右一対の縦枠の一方を、張設するスクリーン9の巻取軸7の収納ボックス2とし、その他方を、該スクリーン9の一端が連結されて該スクリーンの開閉操作を行う可動框6の受け枠3とし、それらの収納ボックス2及び受け枠3を、上記可動框6の上下端をガイドする上下の横枠4,5によって相互に連結することにより、スクリーン枠1を一つのユニットとして構成したものである。
上記ラッチ部材15は、上記可動框6の框材10の長手方向に摺動可能に外嵌して該框材10の所要位置にネジ17の止着等の簡易な手段で固定されるものである。上記固定はネジに限るものではなく、また、図示のような掛け鈎16aの側部に限らず、任意位置において簡易に着脱できる手段を用いて固定することができる。一方、上記ラッチ受け18は、上記受け枠3に取り付けられ、上記掛け鈎16aが挿入される凹部18aの開口下縁に上向きの係合縁18bを有するものである。
なお、上記ラッチ受け18は、受け枠3自体の開口に上記係合縁18bに相当するものを設けることによっても構成できるが、この場合には、スクリーン枠1の天地を逆にして用いる場合を考慮すると、上記係合縁18bは受け枠3の開口の上下縁を設けておく必要がある。
そのため、上記可動框6の上下端をガイドする上下横枠4,5間に、可動框6における上記掛け鈎16aがラッチ受け18の係合縁18bを越える位置まで上動するのを許容する寸法的余裕を持たせておく必要がある。
いずれの場合においても、上記ラッチ部材15を可動框6の框材10に外嵌する一体成形の部材として構成しておくと、該ラッチ部材15の取り付け、調整等を極めて簡単且つ容易に行うことができる。
2 収納ボックス
3 受け枠
4,5 上下横枠
6 可動框
9 スクリーン
10 框材
15 ラッチ部材
16 ラッチ部材の本体
16a 掛け鈎
16b ガイド斜面
16d 持上げ面
18 ラッチ受け
18a 凹部
18b 係合縁
Claims (5)
- 左右一対の縦枠の一方を、開閉可能に張設するスクリーンの収納ボックスとし、その他方を、該スクリーンの一端に連結された可動框のスクリーン展張時の受け枠とし、該可動框をスクリーン枠の上下横枠にガイドさせて、該可動框に作用する付勢力によりスクリーンを上記収納ボックスに収納可能にした横引きのスクリーン装置において、
上記可動框が、断面形状一定で長尺の框材における上下端に上記上下横枠にガイドされるガイド部材を備えたものとして構成され、
上記可動框と上記スクリーンの展張状態において該可動框が当接する受け枠との間に設けられるラッチ機構が、上記可動框に取り付けられるところの掛け鈎を有するラッチ部材と上記受け枠に設けられるラッチ受けとによって構成され、
上記ラッチ部材が、上記可動框の框材の長手方向に摺動可能に外嵌して該框材の所要位置に固定されるラッチ部材の本体に、上記受け枠におけるラッチ受けの係合縁に乗り上げるガイド斜面とその基端側に位置して上記係合縁に係合する掛け鈎とを設けると共に、ラッチ解除時に該ラッチ部材と共に可動框を上動させるための持上げ面を設けることにより構成され、
上記ラッチ受けが、上記掛け鈎が挿入される凹部の開口下縁に上向きの上記係合縁を有するものとして構成され、
上記可動框の上下端をガイドする上下横枠間に、可動框における上記掛け鈎がラッチ受けの係合縁に乗り上げるのを許容する寸法的余裕を持たせている、
ことを特徴とするスクリーン装置。 - 上記可動框における框材が、その表裏側に該框材の長手方向に沿って設けられている手掛け溝を備え、上記ラッチ部材本体が、上記手掛け溝にそれぞれ嵌入するブロック状部を有していて、上記持上げ面が該ブロック状部に形成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載のスクリーン装置。 - 上記スクリーン枠の外形を上下対称形状に形成し、上記ラッチ部材本体におけるガイド斜面、掛け鈎及び持上げ面を上下対称に形成すると共に、上記ラッチ受けを受け枠に上下反転して取り付け可能とし、
該スクリーン枠をその枠面内において180°回転させて天地を逆にすることにより吊り元を左右逆に変更した状態においても、ラッチ機構を機能可能にしている、
ことを特徴とする請求項1または2に記載のスクリーン装置。 - 上記ラッチ部材が、可動框の框材に摺動可能に外嵌するラッチ部材の本体と、該本体における上記受け枠側に設けられたガイド斜面と、それらの基端側に位置する掛け鈎と、上記ラッチ部材の本体の両端において設けられ、上記框材の手掛け溝に嵌入するように形成されたブロック状部とを、合成樹脂により一体成形することにより構成されている、
ことを特徴とする請求項2に従属する請求項3に記載のスクリーン装置。 - 可動框により開閉可能なスクリーンを、巻取軸に内蔵したスプリングの付勢力で巻き取るロールスクリーンとした、
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のスクリーン装置。
Priority Applications (1)
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JP2011076484A JP5606980B2 (ja) | 2011-03-30 | 2011-03-30 | スクリーン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011076484A JP5606980B2 (ja) | 2011-03-30 | 2011-03-30 | スクリーン装置 |
Publications (2)
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JP2012211437A JP2012211437A (ja) | 2012-11-01 |
JP5606980B2 true JP5606980B2 (ja) | 2014-10-15 |
Family
ID=47265606
Family Applications (1)
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JP2011076484A Active JP5606980B2 (ja) | 2011-03-30 | 2011-03-30 | スクリーン装置 |
Country Status (1)
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- 2011-03-30 JP JP2011076484A patent/JP5606980B2/ja active Active
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